JP2021154492A - プリンタ、プリンタの印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各ラベルに対応してマークが設けられたテープが用いられる場合に、使用するテープの種類によらずに高精度にマークの位置検出を行うことができるプリンタ及びテープを提供する。【解決手段】ラベル作成装置1であって、制御部210は、ラベルシート3Aの搬送中において検出信号の出力値Vを取得する出力値取得処理と、出力値Vが第1の閾値TH1に達したか否かを判断する閾値判断処理と、出力値Vから差分値dv1又は差分値和Sdvを算出する差分算出処理と、出力値Vが第1の閾値TH1に達したと判断されたときに、当該第1の閾値TH1に達した時の基準位置RPからシート長さ方向に沿った所定範囲の領域を検出領域Aと定める領域設定処理と、検出領域A内における差分値dv1又は差分値和Sdvに基づき、マークMの位置を判断するマーク判断処理と、判断したマークMの位置に基づき印字を行う印字処理と、を実行する。【選択図】図7

Description

本発明は、テープに設けられたマークを検出する光センサを備えたプリンタ及びプリンタの印刷方法に関する。
テープに設けられたマークを光センサで検出し、光センサの検出値が閾値に達したか否かでマークの位置を検出するプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−238606号公報
上記従来技術のプリンタでは、使用するテープの種類によってはマークの位置の誤検出を生じる可能性があった。
本発明の目的は、各ラベルに対応してマークが設けられたテープが用いられる場合に、使用するテープの種類によらずに高精度にマークの位置検出を行うことができるプリンタ及びテープを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、複数のラベルが貼られ、各ラベルに対応したマークを備えたテープを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記テープの前記マークを検出し、対応する検出信号を出力する光センサと、前記搬送部によって搬送される前記テープの前記ラベルに印字する印字部と、制御部と、を有するプリンタであって、前記制御部は、前記テープの搬送中において前記検出信号の出力値を取得する出力値取得処理と、取得された前記出力値が第1の所定閾値に達したか否かを判断する閾値判断処理と、取得された前記出力値から、当該出力値に係わる差分値又は差分値和を算出する差分算出処理と、前記閾値判断処理で前記出力値が前記第1の所定閾値に達したと判断されたときに、前記テープにおける、当該第1の所定閾値に達した時の基準位置からテープ長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域と定める領域設定処理と、前記検出領域内における前記差分値又は前記差分値和に基づき、前記マークの位置を判断するマーク判断処理と、判断した前記マークの位置に基づき、前記印字部により前記ラベルに印字を行う印字処理と、を実行する。
本願発明のプリンタにおいては、複数のラベルが貼られたテープを搬送部で搬送しつつ、各ラベルに対応してテープに設けられたマークを光センサで検出することで、印字部がラベルに印字を行う。すなわち、テープのうちマーク又はラベルのある部位とそれ以外の部位とでは、光の反射度又は透過度に差が生じるため、光センサの検出信号の出力値にも差が生じる。この性質を利用して、本願発明では、上記出力値に関する所定の閾値を予め設定しておき、制御部が実行する閾値判断処理において、光センサの出力値がその第1の所定閾値に達したか否かが判断される。
但し、光センサの出力値が増減するときの挙動は、マーク又はラベルのある部位とそれ以外の部位とでは大きな傾向として出力値の差が生じるものの、それら2つの部位の境界でくっきりとした増減変化が出現するわけではない。そのため、テープのうち上記出力値が第1の所定閾値となったタイミングに相当する位置は、マーク又はラベルの端部を正確に反映していない場合がある。
そこで本願発明では、制御部により差分算出処理が実行され、取得された光センサの出力値に基づき、その出力値に係わる差分値又は差分値和が算出される。上述のようにマーク又はラベルのある部位とそれ以外の部位とで光センサの出力値の差が生じるとき、その出力値の差分値又は差分値和の増減挙動は、マーク又はラベルの端部を正確に反映する。したがって、出力値が第1の所定閾値となったタイミングによる上記手法の難点を解消し、マーク又はラベルの端部を正確に検知可能となる。
しかしながら、この差分値又は差分値和を用いた手法では、その検知されたテープ上の位置が、マークの端部なのかラベルの端部なのか、を区別することができない。
そこで、本願発明では、上記を補うために、制御部により、前述の第1の所定閾値を用いた、領域設定処理が実行される。この領域設定処理では、前述のように光センサの出力値が第1の所定閾値に達したとき、テープにおけるその位置を基準位置として、テープ長さ方向にその前後所定範囲の領域を、検出領域と定める。そして、その後のマーク判断処理において、上記検出領域内に限定した差分値又は差分値和の増減挙動に基づき、マークの位置が判断される。このように、第1の所定閾値を適宜に定め検出領域を絞り込んで設定することで、差分値又は差分値和の増減挙動により検出したものを、ラベルの端部ではなくマークの端部であると判断し正しく検出することができる。これにより、印字処理において、その判断されたマークの位置に基づいて、正確な位置決めにより高精度・高品質な印字をラベルに行うことができる。
以上のようにすることで、本願発明によれば、各ラベルに対応してマークが設けられたテープが用いられる場合に、使用するテープの種類によらずに、ラベルとマークを区別しつつマークの位置を正しく検出し、ラベルに印字を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、複数のラベルが貼られたテープを搬送しつつ、各ラベルに対応して前記テープに設けられたマークを光センサで検出して、前記ラベルに印字を行うプリンタの印刷方法であって、前記テープの搬送中において前記光センサの出力値を取得する出力値取得ステップと、取得された前記出力値から、当該出力値に係わる差分値又は差分値和を算出する差分算出ステップと、取得された前記出力値が第1の所定閾値に達したか否かを判断する閾値判断ステップと、前記閾値判断ステップで前記出力値が前記第1の所定閾値に達したと判断されたときに、前記テープにおける、当該第1の所定閾値に達した時の基準位置からテープ長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域と定める領域設定ステップと、前記検出領域内における前記差分値又は前記差分値和に基づき、前記マークの位置を判断するマーク判断ステップと、判断した前記マークの位置に基づき、前記ラベルに印字を行う印字ステップと、を有する。
本発明によれば、各ラベルに対応してマークが設けられたテープが用いられる場合に、使用するテープの種類によらずに高精度にマークの位置検出を行うことができる。
本実施形態のラベル作成装置の概略構成を表す斜視図である。 ラベル作成装置の上カバーを取り外した状態を表す斜視図である。 ラベル作成装置の上カバーを取り外した状態を表す側面図である。 ラベル作成装置にホルダが装着された状態を上カバーを取り外して示す側断面図である。 ラベルシートの外観の一例を表す図であり、(A)はマークが印刷された裏側の表面の平面図、(B)はラベルが配置された表側の表面の平面図、(C)はラベル印字後の表側の表面の平面図である。 ラベル作成装置の制御系の構成を表す概念図である。 第1の閾値が、出力値の最大値と最小値の略平均値に設定されている場合のラベルシートにおけるマークが印刷された部位を拡大して示す図と、当該マークが印刷された部位の近傍を検出する際の光センサの検出信号の出力値の変化と、当該出力値から算出される差分値又は差分値和の波形である差分波形を表すグラフである。 マークが通常よりも薄い印刷濃度で印刷された場合のラベルシートにおけるマークが印刷された部位を拡大して示す図と、当該マークが印刷された部位の近傍を検出する際の光センサの検出信号の出力値の変化と、当該出力値から算出される差分値又は差分値和の波形である差分波形を表すグラフである。 第1の閾値が、ラベルがなく且つマークが印刷されていない部位における光センサの出力値よりも大きな値に設定されている場合のラベルシートにおけるマークが印刷された部位を拡大して示す図と、当該マークが印刷された部位の近傍を検出する際の光センサの検出信号の出力値の変化と、当該出力値から算出される差分値又は差分値和の波形である差分波形を表すグラフである。 差分算出処理における差分値及び差分値和の算出手法を説明するための、光センサの検出信号の出力値の変化を表すグラフである。 差分算出処理における差分値及び差分値和の算出手法を説明するための、光センサの検出信号の出力値の変化を表すグラフである。 差分算出処理における差分値及び差分値和の算出手法を説明するための、光センサの検出信号の出力値の変化を表すグラフである。 光センサの検出信号の出力値から算出した差分値及び差分値和の変化を表すグラフである。 差分値又は差分値和からラベルの端部の位置を判断する手法を説明するためのグラフである。 差分値又は差分値和からラベルの端部の位置を判断する手法を説明するためのグラフである。 印字ラベルの印刷時に制御部によって実行される制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、プリンタとして、ラベル作成装置に本発明を適用した場合の実施形態である。
図1に示すように、ラベル作成装置1は、本体筐体2と、上カバー5と、上カバー5の前側略中央部に対向するように立設されるトレー6と、トレー6の前側に配置される電源ボタン7と、カッタレバー9と、LED表示部34等を有している。
図2に、ラベル作成装置1の上カバー5を取り外した状態を示す。図2に示すように、ホルダ収納部4に、ホルダ3が収納配置されている。ホルダ3は、位置決め保持部材12とガイド部材20とを備えており、テープとして、所定幅のラベルシート3Aが回転可能にロール状に巻回されている。ラベルシート3Aの表側(ロール内周側)には、印字が行われる複数のラベル3Bが所定間隔で設けられている。この例では、ラベル3Bを角部に丸みを有する略矩形状としているが、他の形状でもよい。ラベルシート3Aの裏側(ロール外周側)には、各ラベル3Bにそれぞれ対応した複数のマークMが印刷されている。ラベルシート3Aの軸方向両側には、上記ガイド部材20と上記位置決め保持部材12とが設けられている。また、ホルダ収納部4の上側を覆うように、前述の上カバー5が後側上端縁部に開閉自在に取り付けられている。
ホルダ収納部4の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部に、ホルダ支持部材15が設けられている。ホルダ支持部材15には、上方に開口する第1位置決め溝部16が形成されている。上記位置決め保持部材12の外側方向に突設された取付部材13は、上記第1位置決め溝部16内に密着することで、上記ホルダ支持部材15に嵌め込まれる。ホルダ収納部4の他方の側端縁部の搬送方向前端部には、レバー27が設けられている。
図3に示すように、ラベルシート3Aは、この例では4層構造となっており、ロールの外周側から内周側へ向けて、剥離材層3a(剥離材)、粘着材層3b、基材層3c、感熱層3caの順序で積層されている。感熱層3caは、熱により発色する自己発色性を備えている。ラベルシート3Aのうち、感熱層3ca側表面から粘着材層3bまでには、ラベル3Bを形成するための略矩形状のハーフカットラインHCが形成されている。ハーフカットラインHCの外側、すなわちラベル3B以外の部分は除去されており、いわゆるカス取りが行われたラベルシートとなっている。これにより、ラベルシート3Aは、長尺状の剥離材層3aの表側(図3中右下側)に、長手方向に沿って所定間隔で複数のラベル3Bが貼られた構成となっている。ラベル3Bは、印字が行われた後、印字ラベルTとして、剥離材層3aから剥がされて粘着材層3bにより所定の商品等に貼り付けられる。
剥離材層3aの裏側(図3中左上側)には、隣接する2つのラベル3Bの間に位置する部位に、黒色のマークMが印刷されている。マークMは、光センサ11によって検出され(後述する図6参照)、検出結果を利用してラベル3Bに対する印字位置の位置決めが行われる。なお、マークMの色は、反射度の低い色であれば黒色以外(例えば紺等)としてもよい。
図4に示すように、上記レバー27が下方に回動されることにより、挿入口18から挿入されたラベルシート3Aは、サーマルヘッド31(印字部)によってプラテンローラ26(搬送部)に向かって押圧される。プラテンローラ26が回転駆動しつつサーマルヘッド31が印字を行うことによって、ラベルシート3Aが搬送されながら各ラベル3Bの感熱層3caの印字面に順次所望の印字が形成される。また、トレー6上に排出されたラベルシート3Aは、カッタレバー9が移動操作されることによって、カッタユニット8により切断される。
挿入口18とプラテンローラ26との間には光センサ11が配置されている。光センサ11は、発光部(図示省略)及び受光部(図示省略)を備えた反射型の光センサである。光センサ11は、プラテンローラ26により搬送されるラベルシート3AのマークMを検出し、対応する検出信号を出力する。
なお、上記ガイド部材20は、前側においてホルダ収納部4の載置部21や位置決め溝部22Aに当接しながら、ホルダ収納部4に収納されている。また、ホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御部210が形成された制御基板32が設けられている。また、本体筐体2の背面部には一方の側端部に電源コード10が接続されている。
図5(A)に示すように、ラベルシート3Aの剥離材層3aの裏側の表面には、前述のように、隣接する2つのラベル3Bの間に位置する部位に、マークMが印刷されている。マークMは、ラベル3Bと略同一のピッチpで印刷されている。マークMと隣接する2つのラベル3Bのそれぞれとの間には、長手方向に所定の間隔があいている。
図5(B)及び図5(C)に示すように、ラベルシート3Aの剥離材層3aの表側の表面には、前述のように、略矩形状のハーフカットラインHCにより形成された複数のラベル3Bが貼られている。ラベル3B以外の部分は除去されており、剥離材層3aが露出している。ラベル3Bの印字領域には、ラベルシート3Aの搬送方向下流側から、印字データに基づく所望の印字が印刷される。印刷された印字ラベルTは剥離材層3aから剥離され、粘着材層3bにより商品等に接着される。図5に示す例では、「brother AAA」の文字が印字された印字ラベルT、「brother BBB」の文字が印字された印字ラベルT、「brother CCC」の文字が印字された印字ラベルT、・・の順に並んで搬送される。
図6において、ホルダ3から繰り出された上記ラベルシート3Aの各ラベル3Bには、サーマルヘッド31により印字が行われ、印字ラベルTが生成される。そして、印字済みの印字ラベルTが配置されたラベルシート3Aは、前述のようにカッタレバー9が操作されることで、カッタユニット8にて切断される。
ラベル作成装置1には、ラベルシート3Aを搬出口Eへと搬送し送出する上記プラテンローラ26と、プラテンローラ26を駆動するプラテンローラ用モータ208と、プラテンローラ用モータ208を制御するプラテンローラ駆動回路209と、サーマルヘッド31への通電制御を行う印刷駆動回路205とが設けられている。また、ラベル作成装置1には、上記印刷駆動回路205、プラテンローラ駆動回路209等を介し、ラベル作成装置1全体の動作を制御するための制御部210と、この制御部210からの制御信号により点灯する前述のLED表示部34等が設けられている。なお、図6に示す光センサ11、プラテンローラ26、サーマルヘッド31、カッタユニット8等の配置は概念的なものであり、これらの機器の実際の位置関係を示すものではない。
制御部210は、いわゆるマイクロコンピュータであり、図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。また、制御部210は、電源回路211Aにより給電されるとともに、通信回路211Bを介し例えば通信回線に接続されている。制御部210は、通信回線に接続された図示しないルートサーバ、他の端末、汎用コンピュータ、及び情報サーバ等との間で情報のやりとりが可能となっている。
また、制御部210は、光センサ11から送信された検出信号を受信し、当該検出信号に基づいて、出力値取得処理、閾値判断処理、差分算出処理、領域設定処理、マーク判断処理、印字処理、極性値取得処理、及び閾値変更処理等を実行する。出力値取得処理は、ラベルシート3Aの搬送中において光センサ11の検出信号の出力値を取得する処理である。閾値判断処理は、上記出力値取得処理により取得された出力値が第1の閾値TH1に達したか否かを判断する処理である。差分算出処理は、上記出力値取得処理により取得された出力値から、当該出力値に係わる差分値又は差分値和を算出する処理である。
領域設定処理は、上記閾値判断処理で出力値が上記第1の閾値TH1に達したと判断されたときに、ラベルシート3Aにおける、当該第1の閾値TH1に達した時の基準位置からシート長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域と定める処理である。マーク判断処理は、上記領域設定処理により設定された検出領域内における差分値又は差分値和に基づき、マークMの位置を判断する処理である。印字処理は、上記マーク判断処理により判断したマークMの位置に基づき、サーマルヘッド31によりラベル3Bに印字を行う処理である。
極性値取得処理は、上記出力値取得処理により取得された出力値のうち最も小さい(第1極性)値である最小値(第1値)を取得する処理である。閾値変更処理は、上記極性値取得処理により取得された最小値に基づき、第1の閾値TH1を変更する処理である。以下、これらの処理等の具体的な内容について図7〜図15に基づき説明する。
図7〜図9に、ラベルシート3Aにおける隣接する2つのラベル3Bの間のマークMが印刷された部位を拡大して示すと共に、当該マークMが印刷された部位の近傍を検出する際の光センサ11の検出信号の出力値V(電圧)の変化と、当該出力値から算出される差分値又は差分値和の波形である差分波形Dを示す。なお、図7〜図9ではラベル3Bの層構造を省略して示している。
図7は、マークMが通常の印刷濃度で印刷され、第1の閾値TH1(第1の所定閾値)が、例えば出力値Vの最大値Vmaxと最小値Vminの略平均値に設定されている場合である。
図7に示すように、光センサ11の出力値Vは、ラベルシート3Aのうちラベル3Bのある部位では、ラベルシート3Aが厚く反射度が最も大きくなることから、最も高い値となる。また出力値Vは、ラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位では、ラベルシート3Aが薄くなり反射度がやや小さくなることから、やや低い値となる。また出力値Vは、マークMが印刷された部位では、反射度が最も小さくなることから、最も低い値となる。
仮に、上記のように変化する出力値Vが第1の閾値TH1に達したときのラベルシート3Aの位置を、マークMのシート長さ方向における一方側端部(図7中左側の端部)の位置と判断する場合、図7に示すようにマークMの実際の端部の位置との間でΔPの位置ずれが生じてしまう。マークMの他方側端部(図7中右側の端部)の位置を判断する場合も同様である。
そこで本実施形態では、制御部210が、出力値取得処理において、ラベルシート3Aの搬送中に光センサ11の出力値Vを取得し、差分算出処理において、取得した出力値から差分値又は差分値和を算出する。図7に示すように、差分値又は差分値和の特性線である差分波形Dは、出力値Vが変化する範囲の略中央位置でピークとなる性質を有する。そして、出力値が変化する範囲の略中央位置は、マークMのシート長さ方向における端部に相当する。したがって、制御部210が、マーク判断処理において、上記算出した差分値又は差分値和に基づき、差分波形Dのピーク値を与えるラベルシート3A上の位置を、マークMの端部の位置であると判断することにより、マークMの端部を正確に検出することができる。
但し、図7に示すように、差分波形Dのピークは、マークMの端部だけではなく、ラベル3Bの端部においても生じる。上記差分値又は差分値和を用いた手法では、その検知されたラベルシート3A上の位置が、マークMの端部なのかラベル3Bの端部なのかを区別することができない。
そこで、本実施形態では、制御部210が、閾値判断処理において、出力値Vが第1の閾値TH1に達したか否かを判断する。そして、出力値Vが第1の閾値TH1に達したと判断されたときに、領域設定処理において、ラベルシート3Aにおける、当該第1の閾値TH1に達した時の基準位置RPからシート長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域Aと定める。検出領域Aの大きさは、特に限定されるものではないが、例えば基準位置RPに対し前後に数mm程度の領域に設定される。そして、制御部210は、マーク判断処理において、上記検出領域A内に限定した差分値又は差分値和の増減挙動に基づき、マークMの位置を判断する。すなわち、上記検出領域A内で差分波形Dのピーク値を与えるラベルシート3A上の位置を、マークMの端部の位置であると判断する。これにより、ラベル3Bの端部ではなくマークMの端部を正しく正確に検出することができる。これにより、制御部210は、印字処理において、上記マーク判断処理により判断したマークMの位置に基づき、サーマルヘッド31によりラベル3Bに対して正確な位置決めにより高精度・高品質な印字を行うことができる。
図8は、マークMが通常よりも薄い印刷濃度で印刷され、第1の閾値TH1が、上記図7と同様に、マークMが通常の印刷濃度で印刷されている場合における出力値Vの最大値Vmaxと最小値Vminの略平均値に設定されている場合である。
図8に示すように、光センサ11の出力値Vは、ラベルシート3Aのうちラベル3Bのある部位で、最も高い値となり、ラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位で、やや低い値となり、マークMが印刷された部位で、最も低い値となる。このとき、マークMが通常よりも薄い印刷濃度で印刷されており、通常の印刷濃度の場合に比べて反射度が大きくなることから、マークMが印刷された部位における出力値Vも通常の印刷濃度の場合に比べて高くなる。図8に示す例では、マークMが印刷された部位における出力値V(=最小値Vmin)が第1の閾値TH1よりも高くなっている。
この場合、出力値Vが第1の閾値TH1に達しないため、マークMが検出されない。このため、制御部210は、例えば前述のLED表示部34により印刷エラー表示を行う。また、制御部210は、極性値取得処理において、光センサ11の出力値Vのうち最も小さい(第1極性)値である最小値Vmin(第1値)を取得し、閾値変更処理において、取得した上記最小値Vminに基づき第1の閾値TH1を変更する。具体的には、第1の閾値TH1を、最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値である第1の閾値TH1’に変更する。所定偏差トV1の値は、特に限定されるものではないが、例えば0コンマ数ボルト程度に設定される。
その後は、制御部210は、上記図7の場合と同様の処理を行う。すなわち、制御部210は、閾値判断処理において、出力値Vが変更された第1の閾値TH1’に達したか否かを判断する。そして、出力値Vが第1の閾値TH1’に達したと判断されたときに、領域設定処理において、ラベルシート3Aにおける、当該第1の閾値TH1’に達した時の基準位置RPからシート長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域Aと定める。そして、制御部210は、マーク判断処理において、上記検出領域A内で差分波形Dのピーク値を与えるラベルシート3A上の位置を、マークMの端部の位置であると判断する。これにより、マークMの端部を正しく正確に検出することができる。
なお、上記光センサ11の出力値Vの最小値Vminは、例えば光センサ11の出力が反転された場合には、最大値Vmaxとなる。この場合、上記極性値取得処理では、光センサ11の出力値Vのうち最も大きい(第1極性)値である最大値Vmax(第1値)を取得する。また、上記閾値変更処理では、第1の閾値TH1を、最大値Vmaxから所定偏差ΔV1を減じた値である第1の閾値TH1’に変更する。
図9は、マークMが通常の印刷濃度で印刷され、第1の閾値TH1(第1の所定閾値)が、ラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位における光センサ11の出力値Vよりも大きな値に設定されている場合である。例えば、第1の閾値TH1の初期値が、剥離材層3aだけの構成が無いラベルシート(いわゆるカス取りが行われていないラベルシート)に合わせて調整されている場合や、ユーザによって第1の閾値TH1がカスタマイズされているような場合に、このように第1の閾値TH1が比較的高いレベルに設定される可能性がある。図9は、第1の閾値TH1を変更した上で、マークMの位置を正確に検出できるようにする場合の他の例である。
図9に示すように、光センサ11の出力値Vは、ラベルシート3Aのうちラベル3Bのある部位で、最も高い値となり、ラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位で、やや低い値となり、マークMが印刷された部位で、最も低い値となる。
仮に、上記のように変化する出力値Vが第1の閾値TH1に達したときのラベルシート3Aの位置を、マークMのシート長さ方向における一方側端部(図9中左側の端部)の位置と判断する場合、図9に示すようにマークMの実際の端部の位置との間でΔPの大きな位置ずれが生じてしまう。マークMの他方側端部(図9中右側の端部)の位置を判断する場合も同様である。
そこで本実施形態では、制御部210は、極性値取得処理において、光センサ11の出力値Vのうち最も小さい値である最小値Vminを取得(更新)し、閾値変更処理において、取得した上記最小値Vminに基づき第1の閾値TH1を変更する。具体的には、第1の閾値TH1と最小値Vminとの差ΔV2が所定値以上の場合に、第1の閾値TH1を、最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値である第1の閾値TH1’に変更する。上記所定値は、例えばラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位における出力値Vと、マークMが通常の印刷濃度で印刷されている場合における出力の最小値Vminとの偏差に設定される。また、上記所定偏差トV1の値は、特に限定されるものではないが、例えば0コンマ数ボルト程度に設定される。
その後は、制御部210は、上記図7の場合と同様の処理を行う。すなわち、制御部210は、閾値判断処理において、出力値Vが変更された第1の閾値TH1’に達したか否かを判断する。そして、出力値Vが第1の閾値TH1’に達したと判断されたときに、領域設定処理において、ラベルシート3Aにおける、当該第1の閾値TH1’に達した時の基準位置RPからシート長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域Aと定める。そして、制御部210は、マーク判断処理において、上記検出領域A内で差分波形Dのピーク値を与えるラベルシート3A上の位置を、マークMの端部の位置であると判断する。これにより、マークMの端部を正しく正確に検出することができる。
なお、第1の閾値TH1は、ラベル作成装置1の工場出荷時に予め初期値が設定されている。初期値は、例えば使用が想定される印字媒体(ラベルシート)のうち、純正媒体や使用頻度が高いと思われる互換媒体に合わせた設定値となっている。このため、上述した図7〜図9のように、使用する印字媒体の種類によっては最適値でない場合が生じうる。この場合に、ユーザが第1の閾値TH1を手動で変更して最適値に調整しようとすると、実際に印字ラベルTを作成して印刷結果を見ながら調整することとなり、ラベルシート3Aを無駄に消費してしまう。本実施形態では、上述のように、第1の閾値TH1が最適値でない場合でもマークMの位置を正確に検出できるので、ユーザによる第1の閾値TH1の変更が不要となる。このため、ラベルシート3Aの無駄な消費を防止できる。
また、図示は省略するが、ラベルシートの種類が、例えば、剥離材層3aだけの構成が無いラベルシート(いわゆるカス取りが行われていないラベルシート)や、マークMがシート厚み方向においてラベル3Bと重なる位置に印刷されたラベルシートにおいても、上述の図7〜図9で説明した処理を実行することにより、マークMの位置を正確に検出できる。
また、上述の図7〜図9では、マークMのシート長さ方向における一方側端部(図7〜図9中左側の端部)の位置を検出する場合について説明したが、一方側端部に加えて又は代えて、マークMの他方側端部(図7〜図9中右側の端部)の位置を検出してもよい。
図10〜図15に、上記差分算出処理における差分値又は差分値和の算出手法及び差分値又は差分値和からラベルの端部の位置を判断する手法を示す。なお、図10〜図12において、縦軸は光センサ11の検出信号の出力値(電圧[V])、横軸はラベルシート3Aの移動距離(距離[mm])である。また、図13〜図15において、縦軸は出力値から算出した差分値及び差分値和、横軸はラベルシート3Aの移動距離である。
まず、出力波形の各検出ポイントごとに、単位距離dxあたりの出力値の変化量dvが算出される。図10において、例えば検出ポイントP1は、出力値Vが変化する範囲の略中央位置であり、検出したいポイントである。一方、例えば検出ポイントP2は、出力値Vがノイズにより変化した部分であり、検出したくないポイントである。算出された変化量dvがピークとなる位置がマークMの端部の位置として検出されるが、ノイズの変化の仕方によっては、検出ポイントP2がマークMの端部として誤検出される可能性がある。このため、S/N比を大きくすることが好ましい。
そこで、図11に示すように、各検出ポイントに対し、その前後の距離dxにおける変化量dvの差分をとることで、各検出ポイントの差分値dv1が算出される。図11に示すように、信号領域である検出ポイントP1ではその前後においても出力値は一定の方向(この場合は増える方向)に変化しているのに対し、ノイズ領域である検出ポイントP2ではその前後において出力値は不規則な方向(増減方向)に変動している。このため、上記のように差分をとることで、検出ポイントP1では変化量dvが積み重なるのに対し、検出ポイントP2では変化量dvの一部が相殺され、差分値dv1の違いが大きくなる。したがって、S/N比を大きくすることができる。
さらに、図12に示すように、各検出ポイントに対し、上記のようにして算出した差分値dv1に対し、その前後の差分値dv1とは異なる間隔(図12に示す例では距離2dx。但しこれ以外としてもよい。)における変化量dvの差分をとることで算出した差分値dv2を加算することで、各検出ポイントの差分値和Sdvが算出される。これにより、検出ポイントP1,P2における差分値和の違いがさらに大きくなり、S/N比をさらに大きくすることができる。
図13に、上記差分値dv1の特性線と上記差分値和Sdvの特性線とを比較して示す。図13に示すように、差分値和Sdvは差分値dv1よりも、信号領域である検出ポイントP1とノイズ領域である検出ポイントP2との違いが大きくなっており、S/N比が改善されていることが分かる。
そして、図14に示すように、上記マーク判断処理において、差分値和Sdv又は差分値dv1の特性線におけるピーク値を与える検出ポイントP1のラベルシート3A上の位置が、マークMの端部の位置MEであると判断される。なお、差分値和Sdv又は差分値dv1の特性線において、ノイズ等によりピークが綺麗に形成されなかったり、複数のピークが形成される場合も考えられる。このような場合、ピーク値で判断するとマークMの端部を正確に検出できない可能性がある。そこで、図15に示すように、第2の閾値TH2(第2の所定閾値)を設定し、差分値和Sdv又は差分値dv1の特性線上で第2の閾値TH2に該当する2点の中点に対応する位置を、マークMの端部の位置MEであると判断してもよい。第2の閾値TH2を適宜の値(例えば差分値和Sdv又は差分値dv1の最大値の1/2程度)に設定することにより、上記のような場合でもマークMの端部を正確に検出することが可能となる。
なお、上記差分算出処理において、例えば差分値dv1の特性線において良好なS/N比が得られる場合には、必ずしも差分値和Sdvが算出されなくともよい。この場合には、上記マーク判断処理において、差分値dv1の特性線におけるピーク値を与える検出ポイントP1のラベルシート3A上の位置が、マークMの端部の位置MEであると判断される。
図16に、印字ラベルTの印刷時に、制御部210によって実行される制御手順を示す。
図16に示すように、ステップS5では、制御部210は、サーマルヘッド31によりラベルシート3Aのラベル3Bに印字する印字情報を、例えば操作端末から上記通信回路211Bを介して読み込む。
ステップS10では、制御部210は、プラテンローラ駆動回路209を介してプラテンローラ用モータ208を駆動し、プラテンローラ26を駆動してラベルシート3Aの搬送を開始する。
ステップS15では、制御部210は、光センサ11の検出信号の出力値Vを取得する出力値取得処理を開始する。また、制御部210は、取得した出力値Vのうち最も小さい値である最小値Vminを取得(更新)する極性値取得処理を開始する。上記出力値取得処理及び極性値取得処理は、ラベルシート3Aの搬送が停止されるまで継続される。なお、本ステップS15が、出力値取得ステップに相当する。
ステップS20では、制御部210は、上記出力値取得処理により取得された出力値Vから、当該出力値Vに係わる差分値dv1又は差分値和Sdvを算出する差分算出処理を開始する。当該差分算出処理は、ラベルシート3Aの搬送が停止されるまで継続される。なお、本ステップS20が、差分算出ステップに相当する。
ステップS25では、制御部210は、上記出力値取得処理により取得された出力値Vが第1の閾値TH1に達したか否かを判断する閾値判断処理を実行する。出力値Vが第1の閾値TH1に達した場合には(ステップS25:YES)、ステップS30に移行する。なお、本ステップS25が、閾値判断ステップに相当する。
ステップS30では、制御部210は、ラベルシート3Aが第2の所定距離L2だけ搬送されたか否かを判定する。第2の所定距離L2は、前述の検出領域Aのシート長さ方向の長さの半分以上の値に設定される。第2の所定距離L2だけ搬送される間はステップS30で待機し(S30:NO)、第2の所定距離L2だけ搬送された場合には(ステップS30:YES)、ステップS35に移行する。
ステップS35では、制御部210は、ラベルシート3Aにおける、第1の閾値TH1に達した時の基準位置RPを中心とするシート長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域Aと定める領域設定処理を実行する。前述のように、検出領域Aは例えば基準位置RPに対し前後に数mm程度の領域に設定される。なお、本ステップS35が、領域設定ステップに相当する。
ステップS40では、制御部210は、上記ステップS35の領域設定処理により設定された検出領域A内における差分値dv1又は差分値和Sdvに基づき、マークMの端部の位置MEを検出するマーク判断処理を実行する。なお、本ステップS40がマーク判断ステップに相当する。
ステップS45では、制御部210は、ラベルシート3Aが所定の印字開始位置まで搬送されたか否かを判定する。具体的には、制御部210は、上記ステップS40において検出したマークMの端部の位置MEからの搬送量が所定の搬送距離に達したか否かを判定する。印字開始位置まで搬送される間はステップS45で待機し(S45:NO)、印字開始位置まで搬送された場合には(S45:YES)、ステップS50に移行する。
ステップS50では、制御部210は、印刷駆動回路205を介してサーマルヘッド31に制御信号を出力し、ラベル3Bに上記ステップS5で読み込んだ印字情報に対応する印字を実行する。なお、本ステップ50が、印字ステップに相当する。
ステップS55では、制御部210は、ラベルシート3Aが所定の印字情報の長さ分だけ搬送されたか否かを判定する。具体的には、制御部210は、上記ステップS40において検出したマークMの端部の位置MEからの搬送量に基づき、印字情報の長さ分の搬送が完了したか否かを判定する。印字情報の長さ分の搬送が終了するまでの間はステップS55で待機し(S55:NO)、印字情報の長さ分の搬送が終了した場合には(S55:YES)、ステップS60に移行する。
ステップS60では、制御部210は、印刷駆動回路205を介してサーマルヘッド31への通電を停止する。これによりラベルシート3Aへの印字を停止する。
ステップS65では、制御部210は、第1の閾値TH1と出力値Vの最小値Vminとの差ΔV2が所定値以上であるか否かを判定する。前述のように、所定値は、例えばラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位における出力値Vと、マークMが通常の印刷濃度で印刷されている場合における出力の最小値Vminとの偏差に設定される。第1の閾値TH1と出力の最小値Vminとの差ΔV2が所定値より小さい場合には(ステップS65:NO)、ステップS70に移行する。
ステップS70では、制御部210は、プラテンローラ駆動回路209を介してプラテンローラ用モータ208の駆動を停止し、プラテンローラ26の回転を停止する。これにより、ラベルシート3Aの搬送が停止する。
ステップS75では、制御部210は、LED表示部34に点灯制御信号を出力する。これによりLED表示部34は、カッタレバー9を手動操作することでラベルシート3Aを切断可能な状態であることを、表示する。
ステップS80では、制御部210は、カッタレバー9による切断操作が終了したかどうかを判定する。切断操作が終了するまでの間はステップS80で待機し(S80:NO)、切断操作が終了した場合には(S80:YES)、本フローを終了する。
なお、前述のステップS25において、出力値Vが第1の閾値TH1に達していない場合には(ステップS25:NO)、ステップS85に移行する。
ステップS85では、制御部210は、ラベルシート3Aが第1の所定距離L1だけ搬送されたか否かを判定する。第1の所定距離L1は、例えばラベル3Bのシート長さ方向の長さ、ラベル3B間の余白、及び所定のマージンを合計した値に設定される。第1の所定距離L1だけ搬送されていない場合には(S85:NO)、前述のステップS10に戻る。一方、第1の所定距離L1だけ搬送された場合には(ステップS85:YES)、ステップS90に移行する。
ステップS90では、制御部210は、LED表示部34に点灯制御信号を出力する。これによりLED表示部34は、マークMが検出されない印刷エラー状態であることを、表示する。なお、ラベル作成装置1がLED表示部34以外に例えば液晶表示部等を有する場合には、当該液晶表示部において印刷エラー状態であることを表示してもよい。
ステップS95では、制御部210は、第1の閾値TH1を、出力の最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値である第1の閾値TH1’に変更する閾値変更処理を実行する。前述のように、所定偏差トV1の値は、例えば0コンマ数ボルト程度に設定される。その後、ステップS10に戻る。
また、前述のステップS65において、第1の閾値TH1と出力の最小値Vminとの差ΔV2が所定値以上である場合にも(ステップS65:YES)、上記ステップS95に移行し、閾値変更処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態のラベル作成装置1においては、複数のラベル3Bが貼られたラベルシート3Aをプラテンローラ26で搬送しつつ、各ラベル3Bに対応してラベルシート3Aに設けられたマークMを光センサ11で検出することで、サーマルヘッド31がラベル3Bに印字を行う。
すなわち、ラベルシート3AのうちマークM又はラベル3Bのある部位とそれ以外の部位とでは、光の反射度又は透過度に差が生じるため、光センサ11の検出信号の出力値Vにも差が生じる。この性質を利用して、本実施形態では、上記出力値Vに関する所定の閾値を予め設定しておき、制御部210が実行する閾値判断処理において、光センサ11の出力値Vがその第1の閾値TH1に達したか否かが判断される。
但し、光センサ11の出力値Vが増減するときの挙動は、マークM又はラベル3Bのある部位とそれ以外の部位とでは大きな傾向として出力値Vの差が生じるものの、それら2つの部位の境界でくっきりとした増減変化が出現するわけではない。そのため、ラベルシート3Aのうち上記出力値Vが第1の閾値TH1となったタイミングに相当する位置は、マークM又はラベル3Bの端部を正確に反映していない場合がある。
そこで本実施形態では、制御部210により差分算出処理が実行され、取得された光センサ11の出力値Vに基づき、その出力値Vに係わる差分値dv1又は差分値和Sdvが算出される。上述のようにマークM又はラベル3Bのある部位とそれ以外の部位とで光センサ11の出力値Vの差が生じるとき、その出力値Vの差分値dv1又は差分値和Sdvの増減挙動は、マークM又はラベル3Bの端部を正確に反映する。したがって、出力値Vが第1の閾値TH1となったタイミングによる上記手法の難点を解消し、マークM又はラベル3Bの端部を正確に検知可能となる。
しかしながら、この差分値dv1又は差分値和Sdvを用いた手法では、その検知されたラベルシート3A上の位置が、マークMの端部なのかラベル3Bの端部なのか、を区別することができない。
そこで、本実施形態では、上記を補うために、制御部210により、前述の第1の閾値TH1を用いた、領域設定処理が実行される。この領域設定処理では、前述のように光センサ11の出力値Vが第1の閾値TH1に達したとき、ラベルシート3Aにおけるその位置を基準位置RPとして、シート長さ方向にその前後所定範囲の領域を、検出領域Aと定める。そして、その後のマーク判断処理において、上記検出領域A内に限定した差分値dv1又は差分値和Sdvの増減挙動に基づき、マークMの位置が判断される。このように、第1の閾値TH1を適宜に定め検出領域Aを絞り込んで設定することで、差分値dv1又は差分値和Sdvの増減挙動により検出したものを、ラベル3Bの端部ではなくマークMの端部であると判断し正しく検出することができる。これにより、印字処理において、その判断されたマークMの位置に基づいて、正確な位置決めにより高精度・高品質な印字をラベル3Bに行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、各ラベル3Bに対応してマークMが設けられたラベルシート3Aが用いられる場合に、使用するラベルシート3Aの種類によらずに、ラベル3BとマークMを区別しつつマークMの位置を正しく検出し、ラベル3Bに印字を行うことができる。
また、本実施形態では特に、制御部210は、さらに、出力値Vのうち最も最小である最小値Vminを取得する極性値取得処理と、取得された最小値Vminに基づき、第1の閾値TH1を変更する閾値変更処理と、を実行する。これにより、次の効果を得ることができる。
すなわち、ラベルシート3Aのうち、マークMが設けられる部位では、光の反射度が最も低くなることから、光センサ11の出力値Vが最も小さい最小値Vminとなる。この性質を利用して、本実施形態においては、上述のように光センサ11の出力値Vの最小値Vminを極性値取得処理で取得した後、閾値変更処理にてその最小値Vminに基づいて第1の閾値TH1を変更する。これにより、第1の閾値TH1を最小値Vminの近傍に設定することができ、それによって、差分値dv1又は差分値和Sdvの増減挙動により検出したものを、ラベル3Bの端部ではなくマークMの端部であると確実に判断することができる。
また、本実施形態では特に、閾値変更処理では、出力値Vが第1の閾値TH1に達しない場合に、第1の閾値TH1を、最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値に変更する。これにより、次の効果を得ることができる。
すなわち、例えばマークMの印刷濃度が薄い場合には、光センサ11の出力値Vが、印刷濃度が通常である場合に比べて高くなる。その結果、印刷濃度が通常である場合の第1の閾値TH1をそのまま使用すると、出力値Vが第1の閾値TH1に達することなく、マークMが検出されない可能性がある。
そこで本実施形態では、出力値Vが第1の閾値TH1に達しない場合に、第1の閾値TH1を、光センサ11の出力値Vの最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値に変更する。これにより、次のラベル印刷時において、出力値Vを第1の閾値TH1に達するようにすることができ、マークMの非検出を防止できる。その結果、検出領域Aを確実に設定することが可能となるので、検出領域A内の差分値dv1又は差分値和Sdvの増減挙動により、マークMの印刷濃度が薄い場合でも、マークMの位置を確実に判断することができる。
また、本実施形態では特に、閾値変更処理では、光センサ11の出力値Vの最小値Vminと第1の閾値TH1との差ΔV2が所定値以上の場合に、第1の閾値TH1を、最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値に変更する。これにより、次の効果を得ることができる。
例えば、第1の閾値TH1が、剥離材層3aだけの構成が無いラベルシート(いわゆるカス取りが行われていないラベルシート)に合わせて調整されている場合や、ユーザによって第1の閾値TH1がカスタマイズされているような場合には、第1の閾値TH1が比較的高いレベルに設定される可能性がある。この第1の閾値TH1を、本実施形態のように剥離材層3aだけの構成があるラベルシート(いわゆるカス取りが行われたラベルシート)を用いる場合にそのまま使用すると、第1の閾値TH1がラベル3Bがなく且つマークMが印刷されていない部位における光センサ11の出力値Vよりも大きい場合には、マークMの端部でなくラベル3Bの端部が検出されることとなり、誤検出が生じる。
そこで本実施形態では、上述のように光センサ11の出力値Vの最小値Vminと第1の閾値TH1との差ΔV2が所定値以上の場合に、第1の閾値TH1を、最小値Vminに所定偏差ΔV1を加えた値に変更する。これにより、第1の閾値TH1を上記最小値Vminの近傍に設定することができ、ラベル3Bの端部ではなくマークMの端部を確実に検出できる。その結果、第1の閾値TH1が比較的高いレベルに設定されている場合でも、マークMの端部を正しく検出することができる。
また、本実施形態では特に、マーク判断処理では、検出領域A内における、差分値dv1又は差分値和Sdvの特性線のピーク値を与える位置を、マークMの一方側端部又は他方側端部の位置であると判断する。これにより、次の効果を得ることができる。
すなわち、光センサ11の出力値Vの差分値dv1又は差分値和Sdvの特性線は、出力値Vが変化する範囲の略中央位置でピークとなる性質を有する。そして、出力値Vが変化する範囲の略中央位置は、マークMのシート長さ方向における端部に相当する。そこで、本実施形態では、上記性質を利用して、検出領域A内における差分値dv1又は差分値和Sdvの特性線のピーク値を与える位置を、マークMの端部の位置であると判断することにより、マークMの端部を正確に検出することができる。
また、本実施形態では特に、マーク判断処理では、検出領域A内における、差分値dv1又は差分値和Sdvの特性線上で第2の閾値TH2に該当する2点の中点に対応する位置を、マークMの一方側端部又は他方側端部の位置であると判断する。これにより、次の効果を得ることができる。
すなわち、光センサ11の出力値Vの差分値dv1又は差分値和Sdvの特性線では、ノイズ等によりピークが綺麗に形成されなかったり、複数のピークが形成される場合がある。このような場合、ピーク値からマークMの端部を判断すると、マークMの端部を正確に検出できない可能性がある。そこで本実施形態では、上記特性線上で第2の閾値TH2に該当する2点の中点に対応する位置をマークMの端部の位置であると判断する。これにより、上記のような場合においてもマークMの端部を正確に検出することができる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値(図16のフローチャート参照)や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
なお、以上において、図6中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図16に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ラベル作成装置(プリンタ)
3A ラベルシート(テープ)
3a 剥離材層(剥離材)
3B ラベル
11 光センサ
26 プラテンローラ(搬送部)
31 サーマルヘッド(印字部)
210 制御部
A 検出領域
dv1 差分値
dv2 差分値
M マーク
RP 基準位置
Sdv 差分値和
TH1 第1の閾値(第1の所定閾値)
TH2 第2の閾値(第2の所定閾値)
V 出力値
Vmin 最小値(第1値)

Claims (10)

  1. 複数のラベルが貼られ、各ラベルに対応したマークを備えたテープを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記テープの前記マークを検出し、対応する検出信号を出力する光センサと、
    前記搬送部によって搬送される前記テープの前記ラベルに印字する印字部と、
    制御部と、
    を有するプリンタであって、
    前記制御部は、
    前記テープの搬送中において前記検出信号の出力値を取得する出力値取得処理と、
    取得された前記出力値が第1の所定閾値に達したか否かを判断する閾値判断処理と、
    取得された前記出力値から、当該出力値に係わる差分値又は差分値和を算出する差分算出処理と、
    前記閾値判断処理で前記出力値が前記第1の所定閾値に達したと判断されたときに、前記テープにおける、当該第1の所定閾値に達した時の基準位置からテープ長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域と定める領域設定処理と、
    前記検出領域内における前記差分値又は前記差分値和に基づき、前記マークの位置を判断するマーク判断処理と、
    判断した前記マークの位置に基づき、前記印字部により前記ラベルに印字を行う印字処理と、
    を実行する、プリンタ。
  2. 請求項1記載のプリンタにおいて、
    前記制御部は、さらに、
    前記出力値の最も第1極性である第1値を取得する極性値取得処理と、
    取得された前記第1値に基づき、前記第1の所定閾値を変更する閾値変更処理と、
    を実行する、プリンタ。
  3. 請求項2記載のプリンタにおいて、
    前記閾値変更処理では、
    前記出力値が第1の所定閾値に達しない場合に、前記第1の所定閾値を、前記第1値に所定偏差を加えた又は減じた値に変更する、プリンタ。
  4. 請求項2記載のプリンタにおいて、
    前記閾値変更処理では、
    前記第1値と前記第1の所定閾値との差が所定値以上の場合に、前記第1の所定閾値を、前記第1値に所定偏差を加えた又は減じた値に変更する、プリンタ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のプリンタにおいて、
    前記テープは、
    剥離材と、
    前記剥離材に貼られ、前記テープの長さ方向に沿って所定間隔で配置される前記複数のラベルと、
    を有する、プリンタ。
  6. 請求項5記載のプリンタにおいて、
    前記マークは、
    前記剥離材のうち、隣接する2つの前記ラベルの間に位置する部位に設けられている、プリンタ。
  7. 請求項5又は請求項6記載のプリンタにおいて、
    前記マーク判断処理では、
    前記マークの、前記テープの長さ方向における一方側端部及び他方側端部の少なくとも一方の位置を判断する、プリンタ。
  8. 請求項7記載のプリンタにおいて、
    前記マーク判断処理では、
    前記検出領域内における、前記差分値又は前記差分値和の特性線のピーク値を与える位置を、前記マークの前記一方側端部又は前記他方側端部の位置であると判断する、プリンタ。
  9. 請求項7記載のプリンタにおいて、
    前記マーク判断処理では、
    前記検出領域内における、前記差分値又は前記差分値和の特性線上で第2の所定閾値に該当する2点の中点に対応する位置を、前記マークの前記一方側端部又は前記他方側端部の位置であると判断する、プリンタ。
  10. 複数のラベルが貼られたテープを搬送しつつ、各ラベルに対応して前記テープに設けられたマークを光センサで検出して、前記ラベルに印字を行うプリンタの印刷方法であって、
    前記テープの搬送中において前記光センサの出力値を取得する出力値取得ステップと、
    取得された前記出力値から、当該出力値に係わる差分値又は差分値和を算出する差分算出ステップと、
    取得された前記出力値が第1の所定閾値に達したか否かを判断する閾値判断ステップと、
    前記閾値判断ステップで前記出力値が前記第1の所定閾値に達したと判断されたときに、前記テープにおける、当該第1の所定閾値に達した時の基準位置からテープ長さ方向に沿った所定範囲の領域を、検出領域と定める領域設定ステップと、
    前記検出領域内における前記差分値又は前記差分値和に基づき、前記マークの位置を判断するマーク判断ステップと、
    判断した前記マークの位置に基づき、前記ラベルに印字を行う印字ステップと、
    を有する、プリンタの印刷方法。
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