JP2010125777A - 印刷装置 - Google Patents

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晃志郎 山口
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Abstract

【課題】テープカセットを印刷装置に装着してもなお発生するラベルテープの幅方向のずれを容易に検出し、そのずれを補正して適切な位置へ印刷することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】テープ印刷装置は、カセット装着部に装着されたテープカセットが備えているラベルテープの幅を検出する(S2)。次いで、テープ印刷装置は、ラベルテープに付されたマークの幅方向の位置と、マークの基準となる位置との差分を、テープカセットの開口部から光学センサによって検出する(S3)。そして、検出されたラベルテープの幅に応じて基準使用ドットを決定し、実際に使用するサーマルヘッドのドットを、検出した値を補正値として基準使用ドットからずらすことで決定する(S8)。
【選択図】図12

Description

本発明は、印刷媒体となるラベルテープを備えたテープカセットを装着する印刷装置に関する。
従来、印刷媒体となるラベルテープを備えたテープカセットを着脱可能に装着し、ラベルテープに印刷を行う印刷装置が知られている。この印刷装置に装着されるテープカセットは、一例として、インクリボンを巻回したリボンスプールと、一方の面が印刷面、他方の面が貼付面となるラベルテープを巻回したラベルテープスプールとを備えている。そして、印刷装置は、インクリボン及びラベルテープを重合した状態で搬送しつつ、インクリボンを介してサーマルヘッドによってラベルテープの印刷面へ印刷を行う。このような印刷装置は、ラベルテープの幅に応じた適切な位置へ印刷を行うために、装着されたテープカセットのラベルテープの幅を検出している。そして、検出した幅に応じて印刷位置を制御している。
一方で、ロール状に巻回されたラベル用紙への印刷を行う際に、ラベル用紙のエッジ位置に基づいてラベル用紙の変位量を導出し、この変位量に基づいて印刷位置を補正する印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この印刷装置によると、ロール状のラベル用紙が印刷装置に対してずれている場合でも、適切な位置へ印刷を行うことができる。
特開2006−76032号公報
しかしながら、テープカセットを装着する従来の印刷装置では、テープカセットの筐体の個々の寸法誤差によるテープカセットの位置ずれ、筐体内でのラベルテープの幅方向の位置ずれ、印刷装置に対するテープカセットの装着不良等によって、サーマルヘッドに対するラベルテープの位置が幅方向にずれることがあった。これにより、ラベルテープの印刷面に対して正確な位置に印刷することができないという問題点があった。また、ラベルテープの強度、構造、幅等に関わらずラベルテープのずれを検出することは困難であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、テープカセットを印刷装置に装着してもなお発生するラベルテープの幅方向のずれを容易に検出し、そのずれを補正して適切な位置へ印刷することができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の印刷装置は、一定幅の長尺状に形成され、且つ自身の幅方向の一定の位置にマークを有するラベルテープを備えたテープカセットを装着する印刷装置であって、前記テープカセットを装着するカセット装着部と、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットの前記ラベルテープを搬送する搬送手段と、前記ラベルテープに文字、図形、記号等を印刷する印刷手段と、前記幅方向における前記マークの位置を検出する光学センサと、前記マークの位置の基準となる基準位置と、前記光学センサによって検出された実際の前記マークの位置との差分を補正量として、前記幅方向における前記印刷手段の印刷位置を補正する補正手段とを備えている。
また、本発明の請求項2に記載の印刷装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記基準位置が、前記テープカセットの前記ラベルテープの幅に関わらない所定の位置であり、前記光学センサが前記基準位置に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の印刷装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記基準位置と、実際の前記マークの位置との前記差分が所定値以下であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記差分が所定値以下でないと判断された場合にエラー判定を行うエラー判定手段とを備えている。
また、本発明の請求項4に記載の印刷装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記カセット装着部は、前記ラベルテープの前記マークに対向する位置に光を透過する透過部を備えたテープカセットを装着し、前記光学センサは、前記カセット装着部に前記テープカセットが装着された際に前記透過部に対向する位置に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の印刷装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記光学センサは、前記印刷手段よりも前記ラベルテープの搬送方向上流側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の印刷装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ラベルテープは、前記印刷手段による印刷が行われる透明テープと、前記透明テープの印刷面に接着される両面粘着テープとを備え、且つ、前記マークが前記両面粘着テープに設けられており、前記光学センサが、前記透明テープの前記印刷面と前記両面粘着テープとが接着される位置よりも、前記両面粘着テープの搬送方向上流側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の印刷装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ラベルテープに設けられた前記マークが、前記ラベルテープの長手方向に連続していることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の印刷装置は、ラベルテープに設けられたマークのテープ幅方向の位置を、光学センサによって検出する。そして、マークの位置の基準となる基準位置と、光学センサによって検出された実際のマークの位置との差分を算出し、算出した差分を補正量として印刷位置を補正することができる。従って、基準位置近傍でマークを検出するだけで、その検出結果に応じて印刷位置を容易に補正し、ずれに応じた適切な位置に印刷を行うことができる。
また、本発明の請求項2に記載の印刷装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、マークの基準位置が、ラベルテープの幅に関わらない所定の位置であり、光学センサが基準位置に設けられるため、検出範囲の広い光学センサを用いたり、ラベルテープの種類に応じて複数の光学センサを用いたりする必要がない。よって、安価且つ容易にマークの位置を検出することができる。
また、本発明の請求項3に記載の印刷装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、例えば、テープカセットの装着不良を原因として大幅なずれが生じている場合等、検出されたマークの位置と基準位置との差分が所定値よりも大きくなった場合には、エラー判定を行うことができる。従って、光学センサを用いて、印刷位置の補正と、ラベルテープの大幅なずれの検出とを共に行うことができ、大幅なずれが生じている場合には適切な処理を実行することができる。
また、本発明の請求項4に記載の印刷装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、光学センサは、テープカセットに設けられた透過部を介してマークの位置を検出することができる。よって、テープカセットの筐体外よりもずれが少ない筐体内でマークの検出を行うことができるため、より正確にラベルテープの幅方向のずれを検出することができる。
また、本発明の請求項5に記載の印刷装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、印刷手段よりもラベルテープの搬送方向上流側に光学センサが設けられているため、印刷時に印刷手段から受ける熱やインクによってラベルテープが変形する前に、マークの位置検出を行うことができる。よって、ラベルテープの幅方向のずれをより正確に検出することができる。また、印刷手段よりも下流側ではラベルテープの幅方向の移動を規制する必要がないため、印刷済みのラベルテープの折れ曲がりや破損が生じる虞を低下させることができる。
また、本発明の請求項6に記載の印刷装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、ラベルテープが、印刷が行われる透明テープと、透明テープの印刷面に接着される両面粘着テープとを備えており、2つのテープが接着される位置よりも両面粘着テープの搬送方向上流側に光学センサが設けられている。よって、両面粘着テープに設けられたマークの位置を検出してラベルテープの幅方向のずれを検出することができる。これにより、透明テープと両面粘着テープとの接着に幅方向のずれが生じた場合でも、基材となる両面粘着テープの位置を基準として印刷位置を補正することができる。そして、基材に対してずれているテープは透明テープであるため、2つのテープのずれが見栄えの低下に与える影響は小さい。従って、印刷面が露出せずに印刷品質が劣化しないラベルを、見栄えを損なうことなく作成することができる。
また、本発明の請求項7に記載の印刷装置が装着するテープカセットのラベルテープが、自身の長手方向に連続するマークを備えている。従って、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、カセット装着部がテープカセットを装着すると、テープの搬送の程度に関わらず、光学センサはマークの位置を検出することができる。よって、光学センサがマークの位置を検出するタイミングは限定されず、印刷装置はあらゆるタイミングでマークの位置を検出して印刷位置を補正することができる。
以下、本発明の第一の実施形態に係るテープ印刷装置1について、図面を参照して説明する。尚、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、特に特徴的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1乃至図3を参照して、テープ印刷装置1の概略構成について説明する。図1は、第一の実施形態におけるテープ印刷装置1の斜視図である。図2は、テープカセット51を装着してカバーを取り外した状態のテープ印刷装置1の底面側の斜視図である。図3は、カバー及びテープカセット51を取り外した状態のテープ印刷装置1の底面側の斜視図である。尚、以下の説明において、図1の右斜め上側を、テープ印刷装置1の前端側とし、左斜め下側を、テープ印刷装置1の後端側とし、右斜め下側を、テープ印刷装置1の右側とし、左斜め上側を、テープ印刷装置1の左側とする。
図1に示すように、テープ印刷装置1は略直方体状に形成されている。その上面の前端側には、印刷データや、設定画面等を表示するための液晶表示部4が設けられている。その後端側には、テープ印刷装置1を操作するためのキーボード部3が設けられている。キーボード部3には、文字等やコマンド等を入力するための複数のキー31、数字を入力するためのテンキー32、液晶表示部4に表示されるカーソル(図示外)を上下左右に移動させるためのカーソルキー8等が各々設けられている。さらに、液晶表示部4とカーソルキー8との間には、電源ボタン7が設けられている。液晶表示部4とテンキー32との間には、印刷指示を行う印刷ボタン9が設けられている。また、テープ印刷装置1の前端側の側面には、印刷済みのラベルテープが排出されるテープ送出口19(図3参照)が設けられている。テープ印刷装置1の左側面の前端側には、印刷済みのラベルテープを幅方向に切断するためのカットボタン5が設けられている。
一方、図2に示すように、テープ印刷装置1の底面の前端側には、本実施形態であるテープカセット51を着脱するために凹状に形成された平面視矩形状のカセット装着部12が設けられている。カセット装着部12は、ラベルテープ67(図5及び図7参照)の幅がそれぞれ異なる複数種類のテープカセット51(図4参照)を装着することができる。このカセット装着部12の後方には、乾電池を収納するための電池収納部13が隣接して設けられている。これら各部位が設けられたテープ印刷装置1の底面側には、図示外のカバーが着脱可能に取り付けられる。
次に、カセット装着部12について説明する。尚、カセット装着部12の説明については、図3の左斜め上側を、カセット装着部12の前側とし、右斜め下側を、カセット装着部12の後側とし、右斜め上側を、カセット装着部12の右側とし、左斜め下側を、カセット装着部12の左側とする。図3に示すように、カセット装着部12の底板14の中央よりもやや前側(図3の左上側)には、矩形状の放熱板であるヒートシンク16が立設されている。そして、ヒートシンク16の前側の面に、発熱体を有するサーマルヘッド11(図10参照)が設けられている。また、ヒートシンク16の前方には、プラテンローラ22が、ラベルテープ67(図5及び図7参照)を挟むようにサーマルヘッド11に対向配置されている。印刷媒体となるラベルテープ67は、プラテンローラ22によってサーマルヘッド11に圧接されながら、サーマルヘッド11によって文字、図形、記号等が印刷されて、ヒートシンク16の右方に設けられたテープ送出口19へ送出される。
底板14の略中央には、インクリボン69(図5参照)を巻き取るためのリボン巻き取り軸15が回動可能に立設されている。また、ヒートシンク16とテープ送出口19との間には、ラベルテープ67を搬送するための搬送駆動軸20が回動可能に立設されている。搬送駆動軸20の後側(図3の右下側)には、位置決め突起21が立設されている。この位置決め突起21が、後述するテープカセット51の凹部91(図8及び図9参照)へ挿入されることで、カセット装着部12の上下方向、すなわち、ラベルテープ67の幅方向でのテープカセット51の位置決めが行われる。詳細は後述するが、本実施形態では、いずれの種類のテープカセット51が装着された場合でも、ラベルテープ67の幅方向の中心が、サーマルヘッド11の上下方向(高さ方向)の中心に位置するように、位置決め突起21がテープカセット51を位置決めする。尚、図示しないが、位置決め突起21は底板14の四隅に配設されており、テープカセット51を4箇所で位置決めすることで装着安定性を向上させている。
サーマルヘッド11及びプラテンローラ22よりもテープ搬送方向上流側には、テープ搬送経路に隣接して側壁17が設けられている。そして、側壁17には光学センサ18が配設されている。この光学センサ18は、発光素子28及び受光素子29(図10参照)からなる反射型のフォトセンサであり、カセット装着部12の上下方向(高さ方向)の中心位置、すなわち、サーマルヘッド11の高さ方向の中心と同じ高さに配設されている。従って、光学センサ18は、ラベルテープ67の幅方向の略中心に対向することとなる。そして、ラベルテープ67の幅方向の中心近傍に発光素子28から光を照射し、ラベルテープ67から反射された反射光を受光素子29が検出することで、後述するラベルテープ67のマーク79(図7参照)の位置を検出することができる。
また、カセット装着部12の底板14における左後方の角部には、カセット検出部10(図9参照)が設けられている。カセット検出部10は、後述するように、テープカセット51の種類に応じて異なる形状に形成されたテープカセット51の識別部66(図9参照)を、検出スイッチ6(図9参照)によって検出することで、テープカセット51の種類を検出する。
次に、図4乃至図6を参照して、テープ印刷装置1のカセット装着部12に装着されるテープカセット51の構成について説明する。図4は、第一の実施形態におけるテープカセット51の斜視図である。図5は、上ケース52を取り外した状態の下ケース53の平面図である。図6は、移動規制ユニット93の斜視図である。尚、以下の説明において、図4の右斜め下側及び図5の下側を、テープカセット51の前端側とする。図4の左斜め上側及び図5の上側を、テープカセット51の後端側とする。図4の右斜め上側及び図5の右側を、テープカセット51の右側とする。図4の左斜め下側及び図5の左側を、テープカセット51の左側とする。
図4に示すように、テープカセット51は、上ケース52と下ケース53とから構成されている。テープカセット51には、後述するテープスプール68(図5参照)を回動可能に支持する支持孔57、及びリボン巻き取りスプール71(図5参照)を回動可能に支持する支持孔55が設けられている。尚、図4には、上ケース52に形成された各支持孔55,57のみしか図示されていないが、下ケース53についても同様に、上ケース52の各支持孔55,57に対向する各支持孔55,57が形成されている。
また、図4に示すように、テープカセット51の前側(図中右下側)にはアーム部58が設けられている。アーム部58は、テープスプール68から引き出されたラベルテープ67、及びリボンスプール70(図5参照)から引き出されたインクリボン69を案内し、開口58Aから送出する。尚、ラベルテープ67、テープスプール68、インクリボン69、及びリボンスプール70については、図5を参照して後述する。
アーム部58の後方には、サーマルヘッド11(図10参照)を備えたヒートシンク16が装着されるヘッド装着部59が設けられている。そして、ラベルテープ67及びインクリボン69の搬送方向におけるヘッド装着部59の下流側には、後述するテープ送りローラ62を回動可能に支持する支持孔63が設けられている。テープ送りローラ62は、それに対向する圧接ローラ(図示外)との協働により、テープスプール68からラベルテープ67を引き出すものである。また、テープ送りローラ62の近傍位置には、上下一対の規制部材64,65が設けられている。規制部材64,65は、文字が印刷されたラベルテープ67を、サーマルヘッド11の下流側で幅方向に規制する。
そして、アーム部58の前側の根元部分には、厚み方向(図中上下方向)の中心位置に矩形状の開口部54が設けられている。テープカセット51がカセット装着部12に正常に装着されると(図2参照)、この開口部54は、テープ印刷装置1の光学センサ18に対向する。これにより、ラベルテープ67の幅方向の移動が規制されていない間隔が広い、開口58Aよりもテープ搬送方向下流側のラベルテープ67の露出部よりもずれが少ない位置で、ラベルテープ67に付された後述のマーク79の位置を検出することができる。よって、ラベルテープ67の幅方向の実際のずれを正確に検出することができる。また、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド11による印刷が行われる直前のラベルテープ67のずれを検出し、検出したずれに応じて印刷位置を補正することが可能となる。よって、より適切な位置に印刷を行うことができる。
次に、図5を参照して、テープカセット51の内部構成について説明する。図5に示すように、下ケース53の後部(図中上部)には、剥離テープ78(図7参照)を外側に向けてラベルテープ67を巻回したテープスプール68が、先述した支持孔57を介して回動可能に配置されている。また、下ケース53の前部(図中下部)には、インクリボン69を巻回したリボンスプール70が回動可能に配置されている。さらに、テープスプール68とリボンスプール70との間には、リボン巻き取りスプール71が、先述した支持孔55を介して回動可能に配置されている。リボン巻き取りスプール71は、リボンスプール70からインクリボン69を引き出すとともに、文字等の印刷で消費されたインクリボン69を巻き取る。
ラベルテープ67は、先述したように、ヘッド装着部59の下流側に設けられたテープ送りローラ62と、テープ印刷装置1に設けられた圧接ローラ(図示外)との協働により、テープスプール68から引き出される。そして、アーム部58の開口58Aからヘッド装着部59の前側(図中下側)を通過した後、テープカセット51の左前部(図中左下部)に設けられたテープ排出部74から外方へ排出される。また、インクリボン69は、リボン巻き取りスプール71によってリボンスプール70から引き出される。そして、アーム部58の開口58Aからヘッド装着部59の前側を通過した後、規制部材64,65(図4参照)の内方に形成された案内部75に案内されて、リボン巻き取りスプール71に巻き取られる。尚、リボン巻き取りスプール71の下部にはクラッチバネ76が取り付けられている。このクラッチバネ76は、リボン巻き取りスプール71が逆転することを防ぎ、巻き取ったインクリボン69が緩んでしまうことを防止する。
また、下ケース53の右後縁には、テープカセット51をテープ印刷装置1のカセット装着部12に装着したときにカセット検出部10に当接する位置に、識別部66が形成されている。識別部66には、カセット装着部12に装着されたテープカセット51の種類を検出するための識別孔66Aが複数穿設されている。カセット検出部10及び識別部66によって検出されるテープカセット51の種類には、テープカセット51が備えるラベルテープ67の幅、ラベルテープ67の種別(レセプター型又はラミネート型)等がある。そして、下ケース53の前縁に設けられた開口部54の右方及び左方には、開口部54に隣接する位置でのラベルテープ67の移動を規制する移動規制ユニット93,93(図6参照)が設けられている。
次に、図6を参照して、移動規制ユニット93,93について説明する。移動規制ユニット93は、上規制部材94と、下規制部材95と、2つの面方向規制部材96,96とから構成されている。上規制部材94は、上ケース52からテープカセット51の内側(図中右下側)に延びる角柱状の突起であり、下規制部材95は、下ケース53から内側に延びる角柱状の突起である。上規制部材94と下規制部材95との間の距離は、テープカセット51に収納されるラベルテープ67の幅と同じになっており、これらの間にラベルテープ67を配置することで、ラベルテープ67の幅方向の移動を規制している。
面方向規制部材96は、テープカセット51の幅方向(図中上下方向)に延びる柱状の部材であり、ラベルテープ67を保護するために円柱状に形成されている。そして、ラベルテープ67が挿入される僅かな間隙を形成するように、2つの面方向規制部材96,96が並んで配設されている。これらの面方向規制部材96,96の間隙にラベルテープ67が配置されることで、テープ面に直交する方向(面方向)のラベルテープ67の移動を規制している。
そして、この移動規制ユニット93が、開口部54の左右に1つずつ配設されている。従って、光学センサ18が位置する開口部54の近傍では、テープカセット51に対するラベルテープ67の幅方向及びテープ面に直行する方向のずれを防止することができる。そして、テープ面に直交する方向にラベルテープ67がずれている場合には、光学センサ18によるずれ幅の検出に誤差が生じる場合がある。また、ラベルテープ67の幅方向のずれが他の位置よりも大きい位置でずれ幅を検出しても、ずれ幅に応じた適切な印刷位置の補正を行うことはできない。よって、移動規制ユニット93を開口部54の近傍に設けることにより、光学センサ18は、実際に生じているずれ幅をより正確に検出することができる。
次に、図7を参照して、テープカセット51が内部に備えているラベルテープ67について説明する。図7は、第一の実施形態のテープカセット51が備えているラベルテープ67の斜視図である。第一の実施形態のテープカセット51が備えているラベルテープ67は、所謂レセプター型のテープである。
図7に示すように、ラベルテープ67は一定幅に形成された長尺状のテープであり、基材テープ77及び剥離テープ78によって構成されている。基材テープ77の一方の面は、サーマルヘッド11による印刷が行われる印刷面となり、他方の面は、粘着剤が塗布された接着面となっている。そして、基材テープ77の接着面に剥離テープ78が剥離可能に貼り付けられている。このラベルテープ67は、剥離テープ78が外側となるようにテープスプール68(図5参照)に巻回されている。
そして、剥離テープ78の外側の面(基材テープ77に接着している面と反対の面)には、光学センサ18(図3参照)によって位置を検出されることが可能な直線状のマーク79が付されている。このマーク79は、剥離テープ78の幅方向の一端部との間の距離を一定にして、長手方向に連続している。本実施形態では、剥離テープ78の幅方向の中心にマーク79が付されている。そして、マーク79がテープカセット51の厚み方向の中心に位置するように、ラベルテープ67がテープカセット51に配置されている。
次に、図8及び図9を参照して、位置決め突起21及び凹部91によるテープカセット51の厚み方向(ラベルテープ67の幅方向)の位置決め、及びテープカセット51の種類の検出について説明する。図8は、テープカセット51の識別部66、及び凹部91の部分断面図である。図9は、識別部66及び凹部91に対するカセット検出部10及び位置決め突起21の関係を示す部分断面図である。
図8に示すように、テープカセット51の識別部66には識別孔66Aが穿設されている。この識別孔66Aの形成パターンは、各テープカセット51の種類に応じて異なるパターンとされている。そして、識別部66の隣には、カセット装着部12に対するテープカセット51の位置決めを行うための凹状の凹部91が形成されている。そして、ラベルテープ67の幅方向において、凹部91の底面92の位置wと、テープカセット51の中心位置hとの間の距離dが、テープカセット51の厚み(収納されたラベルテープ67の幅)に関わらず同一の距離となるように凹部91が形成されている。
そして、テープカセット51が、テープ印刷装置1のカセット装着部12に装着される。すると、図9に示すように、カセット検出部10の検出センサ基板80に配設された検出スイッチ6のスイッチ端子軸6Aが、各識別孔66Aに挿入される。図中、左から2番目の検出スイッチ6のように、識別孔66Aが設けられている箇所に対向した検出スイッチ6はオフとなる。一方、図中、一番左の検出スイッチ6のように、識別孔66Aが設けられていない箇所に対向した検出スイッチ6は、識別部66の基板によってスイッチ端子軸6Aが押し込まれることになるため、オンとなる。これら複数の検出スイッチ6のオン・オフの組み合わせに基づいて、テープカセット51の種類が検出される。
また、図9に示すように、テープカセット51がカセット装着部12に装着されると、位置決め突起21が凹部91に挿入される。そして、位置決め突起21の先端が、凹部91の底面92に接触し、テープカセット51が位置決めされる。先述したように、ラベルテープ67の幅方向、すなわち、テープカセット51の厚み方向(図中上下方向)においては、凹部91の底面92の位置wと、テープカセット51の中心位置hとの間の距離dが、テープカセット51の厚みに関わらず同一の距離となっている。従って、テープカセット51の厚み方向の中心位置hは、テープカセット51に収納されたラベルテープ67の幅に関わらず、所定位置に位置する。
本実施形態では、テープカセット51の中心位置hが、サーマルヘッド11の高さ方向の中心に位置するように、位置決め突起21の高さ、及び凹部91の形状が決められている。そして、ラベルテープ67に付されたマーク79は、テープカセット51に対するラベルテープ67のずれが生じていなければ、テープカセット51の厚み方向の中心に位置している。従って、ラベルテープ67のずれ、テープカセット51の歪み、カセット装着部12に対するテープカセット51の装着不良等が生じていなければ、マーク79はサーマルヘッド11の高さ方向の中心に位置する。そこで、本実施の形態では、サーマルヘッド11の高さ方向の中心位置をマーク79の基準位置とし、基準位置と実際のマーク79の位置との差分を算出して、算出した差分に応じて印刷位置を補正している。この詳細は後述する。
次に、図10及び図11を参照して、上記構成からなるテープ印刷装置1の電気的構成について説明する。図10は、テープ印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。図11は、RAM104の記憶エリアを示す模式図である。
図10に示すように、テープ印刷装置1の制御構成では、制御基板上に形成される制御回路部100が核となっている。制御回路部100は、CPU101、ROM102、CGROM103、RAM104、及び入出力インターフェース105を備え、これらはバス106によって相互に接続されている。
CPU101は、テープ印刷装置1全体の制御を司る。ROM102はテープ印刷装置1の基本的な動作に必要なプログラムやそのための設定値を記憶している。CGROM103は、多数の文字、図形、記号等の各々に関して、印刷のためのドットパターンデータをコードデータに対応させて格納するものである。
RAM104には、図11に示すように、テープ幅記憶エリア1041、テープ種類記憶エリア1042、検出マーク位置記憶エリア1043、基準使用ドット記憶エリア1044、補正済み使用ドット記憶エリア1045、印刷データ記憶エリア1046、及び印刷枚数記憶エリア1047が少なくとも設けられている。テープ幅記憶エリア1041には、検出スイッチ6によって検出されたラベルテープ67の幅が記憶される。テープ種類記憶エリア1042には、検出スイッチ6によって検出されたテープ種類が記憶される。検出マーク位置記憶エリア1043には、光学センサ18によって検出されたマーク79の位置が記憶される。基準使用ドット記憶エリア1044には、ラベルテープ67の幅に応じてサーマルヘッド11が使用する、ずれに応じた補正が行われる前の使用ドットである基準使用ドットが記憶される。補正済み使用ドット記憶エリア1045には、ずれに応じた補正が基準使用ドットに対して行われた結果の使用ドットである補正済み使用ドットが記憶される。印刷データ記憶エリア1046には、入力された印刷データが記憶される。印刷枚数記憶エリア1047には、印刷の残り枚数を計数するカウンタNの値が記憶される。
入出力インターフェース105には、光学センサ18、検出スイッチ6、キーボード部3が接続されている。光学センサ18は、先述したように、光を発光する発光素子28と、反射光を受光する受光素子29とを備え、受光素子29が受光する反射光の受光量によってマーク79の位置を検出する。また、入出力インターフェース105には、ディスプレイコントローラ(以下、LCDCという)109、及び駆動回路107,108が接続されている。LCDC109は、ビデオRAM(図示外)を有し、液晶表示部4に表示データを出力する。駆動回路107はサーマルヘッド11を駆動し、駆動回路108は、テープを搬送するためのテープ送りモータ37を駆動する。
次に、図12及び図13を参照して、テープ印刷装置1で行われる処理について説明する。図12は、テープ印刷装置1で行われるメイン処理のフローチャートであり、図13は、メイン処理中に実行される印刷位置補正処理のフローチャートである。テープ印刷装置1の電源がオンとされると、CPU101が、ROM102に記憶されたメインプログラムに従ってメイン処理を実行する。
図12に示すメイン処理が開始されると、まず、テープカセット51がカセット装着部12に装着されているか否かが判断される(S1)。装着されていないと判断された場合には(S1:NO)、この判断が繰り返し行われる。テープカセット51が装着されていると判断された場合には(S1:YES)、カセット装着部12に装着されているテープカセット51が備えているラベルテープ67の幅H、及びテープの種類(レセプター型又はラミネート型)が、カセット検出部10によって検出される(S2)。検出されたテープ幅Hは、RAM104のテープ幅記憶エリア1041に記憶される。また、検出されたテープの種類は、テープ種類記憶エリア1042に記憶される。
次いで、ラベルテープ67に付されているマーク79の、テープ幅方向(図3における上下方向)の位置が、光学センサ18によって検出される(S3)。先述したように、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、サーマルヘッド11の高さ方向(図3における上下方向)の中心位置をマーク79の基準位置としている。そして、マーク79が基準位置と同じ高さにある場合に位置が「0」として検出され、マーク79が基準位置よりも上方にある場合にプラス、下方にある場合にマイナスの値が検出される。検出されたマーク位置は、RAM104の検出マーク位置記憶エリア1043に記憶される。
次いで、検出されたマーク位置が設定範囲内であるか否かが判断される(S4)。マーク79の位置が検出されない場合、及び検出された値があらかじめ定められた設定範囲内にない場合には(S4:NO)、「テープカセットが正しく装着されていません」等のエラーメッセージが液晶表示部4に表示され(S5)、S2の処理へ戻る。これにより、ユーザは、テープカセット51の装着をやり直すことができるため、テープカセット51が正しく装着されないまま印刷が行われることを防止することができる。
検出されたマーク位置が設定範囲内である場合には(S4:YES)、カセット装着部12に装着されているテープカセット51のテープ幅Hが、液晶表示部4に表示される(S6)。そして、マーク79の位置の検出値がそのまま印刷位置の補正値とされて(S7)、補正値に応じて印刷位置を補正する印刷位置補正処理が行われる(S8)。
図13に示すように、印刷位置補正処理が開始されると、検出されたテープ幅Hに応じて、サーマルヘッド11の基準使用ドットが決定される(S21)。先述したように、基準使用ドットとは、ラベルテープ67の幅に応じてサーマルヘッド11が使用する、ずれに応じた補正が行われる前の使用ドットである。すなわち、ラベルテープ67の幅方向のずれが生じていない場合には、基準使用ドットが使用されて印刷が行われることとなる。この基準使用ドットとテープ幅Hとはあらかじめ対応付けられており、S21の処理では、検出されたテープ幅Hに対応する基準使用ドットが決定されて、RAM104の基準使用ドット記憶エリア1044に記憶される。
次いで、実際のマーク79の位置と基準位置との間の距離である補正値の単位が、サーマルヘッド11のドット数に変換される(S22)。具体的には、サーマルヘッド11のドットの中心の間隔が0.2mmである場合、補正値が+2mmであれば、2mmの幅に収まるドット数は10個であるため、補正値が+2mmから+10個に変換される。
次いで、補正済み使用ドットを算出する処理が行われる(S23)。先述したように、補正済み使用ドットとは、ずれに応じた補正が基準使用ドットに対して行われた結果の使用ドットである。この処理では、ドット数に変換された補正値だけ基準使用ドットをずらすことで、補正済み使用ドットが算出される。具体的には、テープ幅方向に直線状に並んだ0番〜127番のドットのうち、基準使用ドットが43番〜83番であり、ドット数に変換された補正値が+10個である場合を考える。この場合、基準使用ドットを+10だけずらした範囲である53番〜93番が補正済み使用ドットとして算出される。算出された補正済み使用ドットは、RAM104の補正済み使用ドット記憶エリア1045に記憶され、記憶された補正済み使用ドットによって実際に印刷が行われることとなる。そして、印刷処理(図12参照)へ戻る。
図12に戻り、印刷位置補正処理(S8)が終了すると、テープカセット51がカセット装着部12から外されたか否かが判断される(S11)。カセット装着部12のカバーが外されたことが検出され、テープカセット51が外されたと判断された場合には(S11:YES)、S1の判断へ戻り、印刷位置を補正するための一連の処理が再び行われる(S2〜S8)。テープカセット51が外されていない場合には(S11:NO)、印刷データ及び印刷枚数がユーザによって入力されたか否かが判断される(S12)。入力されていない場合には(S12:NO)、S11の判断へ戻る。印刷データ及び印刷枚数が入力された場合には(S12:YES)、入力された印刷データが、RAM104の印刷データ記憶エリア1046に記憶される(S13)。そして、印刷の残り枚数を計数するカウンタNに、入力された印刷枚数がセットされて(S14)、印刷指示が入力されたか否かの判断へ移行する(S15)。
ユーザによる印刷指示の入力が行われていない場合には(S15:NO)、この判断が繰り返し行われる。印刷指示が入力された場合には(S15:YES)、補正値に応じて算出された補正済み使用ドットによって印刷が行われる(S16)。そして、Nの値が1減算され(S17)、Nの値が「0」であるか否かが判断される(S18)。「0」でない場合には(S18:NO)、印刷がまだ終了していないため、S16の処理へ戻る。「0」である場合には(S18:YES)、S11の判断へ戻る。
以上説明したように、第一の実施形態のテープ印刷装置1は、ラベルテープ67に設けられたマーク79の位置を、光学センサ18によって検出する。そして、ラベルテープ67の幅方向のずれが生じていない場合のマーク79の位置である基準位置と、光学センサ18によって検出された実際のマーク79の位置との差分を算出し、算出した差分を補正量として印刷位置を補正することができる。従って、ラベルテープ67の筐体の個々の寸法誤差によるテープカセット51の位置ずれ、筐体内でのラベルテープ67の幅方向の位置ずれ、テープ印刷装置1に対するテープカセット51の装着不良等によって、サーマルヘッド11に対するラベルテープ67の位置が幅方向にずれている場合でも、ずれに応じて印刷位置を容易に補正して、適切な位置に印刷を行うことができる。
そして、マーク79の基準位置がラベルテープ67の幅に関わらない所定の位置であり、光学センサ18が基準位置に設けられている。そして、カセット装着部12は、ラベルテープ67の幅に関わらず、マーク79が基準位置に位置するようにテープカセット51を装着する。従って、検出範囲の広い光学センサを用いたり、ラベルテープ67の種類に応じて複数の光学センサを用いたりする必要がない。よって、安価且つ容易にマーク79の位置を検出することができる。また、ラベルテープ67のずれが大きく、検出されたマーク79の位置と基準位置との差分が所定値よりも大きくなった場合には、エラー判定を行うことができる。従って、光学センサ18を用いて、印刷位置の補正と、ラベルテープ67の大幅のずれの検出とを共に行うことができ、大幅なずれが生じている場合には適切な処理をユーザに実行させることができる。
また、光学センサ18は、テープカセット51に設けられた開口部54を介してマーク79の位置を検出することができる。よって、テープカセット51の筐体外よりもずれが少ない筐体内でマーク79の位置を検出することができるため、より正確にラベルテープ67の幅方向のずれを検出することができる。また、光学センサ18は、サーマルヘッド11よりも、ラベルテープ67の搬送方向上流側に設けられているため、印刷時にサーマルヘッド11から受ける熱やインクによってラベルテープ67が変形する前に、マーク79の位置を検出することができる。よって、ラベルテープ67の幅方向のずれをより正確に検出することができる。また、サーマルヘッド11よりも搬送方向下流側ではラベルテープ67の幅方向の移動を強く規制する必要がないため、印刷済みのラベルテープ67の折れ曲がりや破損が生じる虞を低下させることができる。また、マーク79はラベルテープ67の長手方向に連続しているため、テープ印刷装置1は、ラベルテープ67の搬送の程度に関わらずマーク79の位置を検出することができる。
尚、上記第一の実施形態のテープ送りモータ37、及び駆動回路108が本発明の「搬送手段」に相当する。サーマルヘッド11、及び図12のS16でサーマルヘッド11による印刷の動作を制御するCPU101が「印刷手段」として機能する。図12のS3でマーク79の位置と基準位置との差分を検出し、検出した差分に基づいて図13に示す印刷位置補正処理を行うCPU101が、本発明の「補正手段」として機能する。図12のS4でマーク79の位置が設定範囲内であるか否かを判断するCPU101が「判断手段」として機能する。図12のS5でエラー判定を行うCPU101が「エラー判定手段」として機能する。
次に、本発明の第二の実施形態について、図14乃至図16を参照して説明する。図14は、第二の実施形態におけるテープ印刷装置111のカバー及びテープカセット151を取り外した状態の底面側の斜視図である。図15は、第二の実施形態のテープカセット151の斜視図である。図16は、上ケース152を取り外した状態の下ケース153の平面図である。
尚、第二の実施形態に係るテープカセット151は、所謂ラミネート型のテープカセットである。そして、印刷が行われる透明テープ167でなく、透明テープ167に接着される両面粘着テープ183にマーク179が付されている点に特徴を有する。これにより、テープ印刷装置111は、両面粘着テープ183の幅方向のずれに応じて印刷位置を補正し、透明テープ167に印刷を行うことができる。そして、印刷が行われるテープは透明であるため、透明テープ167と両面粘着テープ183とがずれて接着された場合でも、接着のずれが見栄えに及ぼす影響は少なく、両面粘着テープ183を基準として適切な位置に印刷が行われていれば見栄えは良い。よって、品質の良いラベルテープを作成することができる。尚、第二の実施形態に係るテープ印刷装置111、及びテープ印刷装置111が装着するテープカセット151は、一部の構成以外は第一の実施形態に係るテープ印刷装置1及びテープカセット51と同じである。よって、同一の構成や処理については同一の番号を付し、説明を省略又は簡略化する。
まず、図14を参照して、第二の実施形態に係るテープ印刷装置111の構成について説明する。図14に示すように、テープ印刷装置111の側壁17には光学センサは配設されておらず、底板14における位置決め突起21の後側(図14における右下側)に、柱状のセンサ部117が立設されている。そして、カセット装着部12の内側に向かうセンサ部117の面には、発光素子及び受光素子(図示外)を備えた反射型の光学センサ118が、カセット装着部12の高さ方向(図14における上下方向)の中心位置、すなわち、サーマルヘッド11(図10参照)の上下方向の中心と同じ高さに配設されている。この光学センサ118は、後述するテープカセット151の開口部154(図15及び図16参照)に対向し、両面粘着テープ183の剥離テープ184に付されたマーク179(図15参照)の位置を検出する。
次に、図15及び図16を参照して、第二の実施形態に係るテープカセット151の構成について説明する。図15に示すように、テープカセット151は上ケース152と下ケース153とから構成されており、その内部には、インクリボン69と、透明テープ167と、両面粘着テープ183とがそれぞれ巻回されて収納されている(図16参照)。テープカセット151の前側(図15における右下側)に設けられているアーム部58の開口58Aからは、インクリボン69と共に、後述する透明テープ167が送出される。透明テープ167には、ヘッド装着部59に装着されたサーマルヘッド11によって印刷が行われ、印刷が行われた印刷面に対し、規制部材64,65の近傍で両面粘着テープ183の一方の面が接着される。
両面粘着テープ183は、剥離テープ184及び基材テープ185によって構成されている。基材テープ185には、その両面に粘着剤が塗布されており、一方の面にはあらかじめ剥離テープ184が剥離可能に貼り付けられている。そして、他方の面は、透明テープ167の印刷面に接着されて、印刷面に印刷された文字、図形、記号等の背景となる。また、剥離テープ184には、基材テープ185に貼り付けられている面とは反対の面に、光学センサ118によって位置を検出されることが可能な長手方向に延びる直線状のマーク179が付されている。このマーク179は、剥離テープ184の幅方向の中心に付されており、マーク179がテープカセット151の厚み方向の中心に位置するように、両面粘着テープ183がテープカセット151に配置されている。
また、下ケース153の左側面(図15における左下側の面)の中央には、厚み方向の中心位置に、矩形の開口部154が設けられている。テープカセット151がカセット装着部12(図14参照)に正常に装着されると、この開口部154は、テープ印刷装置111の光学センサ118に対向する。これにより、ケース152,153の外よりも両面粘着テープ183のずれが少ない位置で、両面粘着テープ183に付された後述のマーク179の位置を検出することができる。
また、図16に示すように、下ケース53の右後部(図中右上部)には、透明テープ167を巻回した透明テープスプール164が回動可能に配置されている。また、下ケース53の左後部(図中左上部)には、両面粘着テープ183を巻回した粘着テープスプール168が、支持孔57(図15参照)を介して回動可能に配置されている。この粘着テープスプール168には、基材テープ185が内側、剥離テープ184が外側となるように両面粘着テープが巻回されている。よって、両面粘着テープ183は、マーク179が付された剥離テープ184を外側に向けながら、粘着テープスプール168からテープ排出部74へ搬送される。そして、先述した開口部154は、粘着テープスプール168からテープ排出部74へ至る両面粘着テープの搬送経路に向かうように配設されている。開口部154の上方及び下方には、両面粘着テープ183の幅方向及びテープ面に垂直な方向の移動を規制する移動規制ユニット193,193が設けられている。この移動規制ユニット193,193は、先述した第一の実施形態の移動規制ユニット93,93(図6参照)と構造が同じであり、配設位置が異なるのみであるため、この説明は省略する。
そして、第二の実施形態に係るテープ印刷装置111の電気的構成は、第一の実施形態に係るテープ印刷装置1と同じである(図10及び図11参照)。また、テープ印刷装置111が行うメイン処理についても、先述した第一の実施形態のメイン処理と同じである(図12及び図13参照)。よって、これらの説明は省略する。尚、第二の実施形態における透明テープ167及び両面粘着テープ183が、本発明の「ラベルテープ」に相当する。
以上説明したように、第二の実施形態に係るテープ印刷装置111が装着可能なテープカセット151は、文字、図形、記号等が印刷される透明テープ167と、印刷が行われた透明テープ167の印刷面に接着される両面粘着テープ183とを備えた、ラミネート型のテープカセットである。そして、テープ印刷装置111は、両面粘着テープ183と透明テープ167とが接着される位置よりも、両面粘着テープ183の搬送方向上流側に光学センサ118を備えている。よって、テープ印刷装置111は、マーク179の位置を検出し、両面粘着テープ183の幅方向のずれを検出することができる。これにより、透明テープ167と両面粘着テープ183との接着に幅方向のずれが生じた場合でも、基材となる両面粘着テープ183の位置を基準としてテープ印刷装置111に印刷を実行させることができる。そして、両面粘着テープ183に対してずれているテープは透明テープ167であるため、2つのテープのずれが見栄えの低下に与える影響は小さい。従って、印刷面が露出せずに印刷品質が劣化しないラベルを、見栄えを損なうことなく作成することができる。
尚、上記実施形態に示される構成や処理は例示であり、各種の変更が可能であることは言うまでもない。以下、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、図17を参照して、印刷を1回行う毎に印刷位置を補正する変形例について説明する。図17は、変形例のメイン処理のフローチャートである。上記第一、第二の実施形態のメイン処理(図12参照)では、テープ印刷装置1,111の電源がオンとされた場合、及びテープカセット51,151が一旦取り外されて再び装着された場合に(S1:YES)、マーク79,179の位置を検出し(S3)、検出値に応じて印刷位置を補正している(S8)。しかし、印刷位置の補正を行うタイミングは適宜変更が可能であり、以下に示す変形例のように、印刷を1回行う毎に印刷位置を補正してもよい。
図17に示すように、テープ印刷装置1,111の電源がオンとされて、CPU101によってメイン処理が開始されると、印刷データ及び印刷枚数がユーザによって入力されたか否かが判断される(S31)。入力されていなければ(S31:NO)、この判断が繰り返し行われる。入力された場合には(S31:YES)、入力された印刷データが記憶され(S32)、入力された印刷枚数がカウンタNにセットされて(S33)、印刷指示が入力されたか否かが判断される(S34)。ユーザによる印刷指示の入力が行われていなければ(S34:NO)、この判断が繰り返し行われる。
印刷指示が入力された場合には(S34:YES)、カセット装着部12に装着されているテープカセット51,151が備えているテープの幅H、及びテープの種類がカセット検出部10によって検出されて、RAM104に記憶される(S36)。次いで、テープ(ラベルテープ67又は両面粘着テープ183)に付されているマークのテープ幅方向の位置が検出されて(S37)、検出されたマーク位置が設定範囲内であるか否かが判断される(S38)。マーク位置が検出されない場合、及び検出された値があらかじめ定められた設定範囲内にない場合には(S38:NO)、エラーメッセージが液晶表示部4に表示されて(S39)、S36の処理へ戻る。マーク位置が設定範囲内であれば(S38:YES)、マーク位置の検出値が印刷位置の補正値とされて(S41)、印刷位置補正処理が行われる(S42)。この印刷位置補正処理は、第一、第二の実施形態の印刷位置補正処理(図13参照)と同じであるため、説明を省略する。
次いで、補正値に従って1枚分の印刷が行われ(S43)、Nの値が1減算されて(S44)、Nの値が「0」であるか否かが判断される(S45)。「0」でない場合には(S45:NO)、S37の処理へ戻り、印刷位置の補正、及び補正値に従った印刷処理が繰り返し行われる(S37〜S44)。Nの値が「0」であれば(S45:YES)、S31の判断へ戻る。
以上説明したように、印刷を1回行う毎に印刷位置を補正することも可能である。これにより、繰り返し印刷を行っている間にテープの幅方向のずれが生じた場合でも、ずれに応じて印刷位置を補正することができる。尚、印刷位置を補正するタイミングはさらに変更が可能であり、例えば、所定枚数の印刷が行われる毎に印刷位置を補正してもよいし、所定時間が経過する毎に印刷位置を補正してもよい。また、テープカセット51,151が装着された場合に印刷位置を補正する処理と、印刷が1回行われる毎に印刷位置を補正する処理とを共に実行可能とし、いずれの処理を実行させるのかをキーボード部3等によってユーザに選択させてもよい。また、図12において、印刷指示の入力待ちをしている間(S15:NO)、及び印刷の途中(S16〜S18)でもテープカセット51が外されたか否かを判断し、テープカセット51が外されて再び装着された場合にS1〜S8と同様の処理を行ってもよいことは言うまでもない。また、印刷位置を補正する方法は、基準使用ドットをずらす方法に限られない。
また、上記実施形態はその他の変更も可能である。上記第一の実施形態に係るテープカセット51は所謂レセプター型のテープカセットであったが、第一の実施形態に係るテープカセットの種類はレセプター型に限られない。例えば、透明テープに直線状のマークが付されているラミネート型のテープカセットであれば、第一の実施形態のテープカセット51と同様の位置に開口部54を設けることで、テープの幅方向のずれを容易に検出できる。また、上記実施形態のマーク79,179は実線であるが、破線のマークであってもよい。また、上記実施の形態のマーク79,179はテープの長手方向に連続しているが、マークは断続的に設けられていてもよい。例えば、被印刷媒体となる複数の粘着テープが、長尺状の基材テープに、長手方向に断続的に設けられている場合を考える。このテープは通称「ダイカットテープ」と言われ、ダイカットテープに印刷を行うテープ印刷装置では、印刷後にテープを停止させる位置は決まっている。このようなテープ印刷装置を用いる場合、テープを停止させた際に光学センサに対向するテープの所定位置にマークが付されていれば、マークが連続していなくても、テープを停止させる毎にマークの位置を検出することができる。すなわち、テープの幅方向の一定の位置にマークが付されていれば、本発明は実現できる。
また、先述したように、本発明を実施する場合、テープの幅に関わらず、マーク79,179の位置が所定位置となるようにテープカセット51,151が位置決めされることが望ましい。これにより、検出範囲が狭い安価な光学センサ18,118を用いてマーク位置を検出することができる。しかし、テープ幅に応じてマーク79,179の位置が異なる場合でも本発明は適用できる。この場合、マーク79,179の基準となる位置をテープ幅に応じてそれぞれ記憶しておき、カセット検出部10によって検出されたテープ幅に対応する基準位置からの、マーク79,179のずれを算出することで、印刷位置の補正を行えばよい。
また、上記実施形態では、テープの幅方向の中心にマーク79,179が付されているが、マーク79,179が付される位置はテープの幅方向の中心に限られない。例えば、テープ幅に関わらず、テープの一方の端部が必ずテープ印刷装置の所定の位置に配設される場合、所定の位置に配設される側の端部とマーク79,179との距離をテープ幅に関わらず一定とする。これにより、光学センサ18,118は、テープの幅に関わらず同じ位置でマーク79,179の位置を検出することができる。
また、上記実施の形態では、光学センサ18,118によるマーク79,179の位置検出を可能とするために、テープカセット51,151に開口部54,154が設けられている。しかし、透明な合成樹脂等によって形成され、且つ光を透過する透過部を、開口部54,154の代わりに設けてもよい。また、テープの幅方向の移動を規制する上規制部材94及び下規制部材95の形状、配設数、及び配設位置は変更が可能である。例えば、開口部54,154の中心をまたがるように、1組の上規制部材94及び下規制部材95を配設してもよい。同様に、面方向規制部材96の形状、配設数、及び配設位置も変更が可能である。
また、テープカセット51,151の形状を小型化するために、開口部54,154はテープカセット51,151の外周壁に設けることが望ましい。しかし、テープカセット51,151に貫通孔を設けて、貫通孔の内部に開口部又は透過部を設けても本発明は実現できる。例えば、テープの終了位置を検出するセンサを挿入するための貫通孔を利用して、テープの終了位置の検出とマーク79,179の位置の検出とを同じ位置で行うことも可能である。
第一の実施形態におけるテープ印刷装置1の斜視図である。 テープカセット51を装着してカバーを取り外した状態のテープ印刷装置1の底面側の斜視図である。 カバー及びテープカセット51を取り外した状態のテープ印刷装置1の底面側の斜視図である。 第一の実施形態におけるテープカセット51の斜視図である。 上ケース52を取り外した状態の下ケース53の平面図である。 移動規制ユニット93の斜視図である。 第一の実施形態のテープカセット51が備えているラベルテープ67の斜視図である。 テープカセット51の識別部66、及び凹部91の部分断面図である。 識別部66及び凹部91に対するカセット検出部10及び位置決め突起21の関係を示す部分断面図である。 テープ印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 RAM104の記憶エリアを示す模式図である。 テープ印刷装置1で行われるメイン処理のフローチャートである。 メイン処理中に実行される印刷位置補正処理のフローチャートである。 第二の実施形態におけるテープ印刷装置111のカバー及びテープカセット151を取り外した状態の底面側の斜視図である。 第二の実施形態のテープカセット151の斜視図である。 上ケース152を取り外した状態の下ケース153の平面図である。 変形例のメイン処理のフローチャートである。
符号の説明
1,111 テープ印刷装置
11 サーマルヘッド
12 カセット装着部
18,118 光学センサ
21 位置決め突起
37 テープ送りモータ
51,151 テープカセット
54,154 開口部
67 ラベルテープ
77 基材テープ
78 剥離テープ
79,179 マーク
91 凹部
101 CPU
108 駆動回路
167 透明テープ
183 両面粘着テープ
184 剥離テープ
185 基材テープ

Claims (7)

  1. 一定幅の長尺状に形成され、且つ自身の幅方向の一定の位置にマークを有するラベルテープを備えたテープカセットを装着する印刷装置であって、
    前記テープカセットを装着するカセット装着部と、
    前記カセット装着部に装着された前記テープカセットの前記ラベルテープを搬送する搬送手段と、
    前記ラベルテープに文字、図形、記号等を印刷する印刷手段と、
    前記幅方向における前記マークの位置を検出する光学センサと、
    前記マークの位置の基準となる基準位置と、前記光学センサによって検出された実際の前記マークの位置との差分を補正量として、前記幅方向における前記印刷手段の印刷位置を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記基準位置が、前記テープカセットの前記ラベルテープの幅に関わらない所定の位置であり、
    前記光学センサが前記基準位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記基準位置と、実際の前記マークの位置との前記差分が所定値以下であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記差分が所定値以下でないと判断された場合にエラー判定を行うエラー判定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記カセット装着部は、前記ラベルテープの前記マークに対向する位置に光を透過する透過部を備えたテープカセットを装着し、
    前記光学センサは、前記カセット装着部に前記テープカセットが装着された際に前記透過部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記光学センサは、前記印刷手段よりも前記ラベルテープの搬送方向上流側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記ラベルテープは、前記印刷手段による印刷が行われる透明テープと、前記透明テープの印刷面に接着される両面粘着テープとを備え、且つ、前記マークが前記両面粘着テープに設けられており、
    前記光学センサが、前記透明テープの前記印刷面と前記両面粘着テープとが接着される位置よりも、前記両面粘着テープの搬送方向上流側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記ラベルテープに設けられた前記マークが、前記ラベルテープの長手方向に連続していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷装置。
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