JP2021153750A - 飲食物提供用のサービスユニット - Google Patents

飲食物提供用のサービスユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2021153750A
JP2021153750A JP2020055458A JP2020055458A JP2021153750A JP 2021153750 A JP2021153750 A JP 2021153750A JP 2020055458 A JP2020055458 A JP 2020055458A JP 2020055458 A JP2020055458 A JP 2020055458A JP 2021153750 A JP2021153750 A JP 2021153750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cart
station
door
clean cover
drink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020055458A
Other languages
English (en)
Inventor
雅之 川北
Masayuki Kawakita
雅之 川北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP2020055458A priority Critical patent/JP2021153750A/ja
Publication of JP2021153750A publication Critical patent/JP2021153750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

【課題】第1に、クリーンカバーの採用により、カートやステーションの汚れが防止されると共に、第2に、このクリーンカバーは、取扱い性等に優れている、飲食物提供用のサービスユニットを提案する。【解決手段】このサービスユニット9は、カート10,ステーション11,クリーンカバー25を有している。クリーンカバー25は、カート10の連結時に、カート10の開放されたドア内面71に被せられると共に、非連結時に、ステーション11の連結箇所に被せられる。すなわちクリーンカバー25は、連結時のカート10のドア7について、開放されてカート10側面に添わされるドア外面72を除き、開放されたドア内面71やドアパッキン73を含み被覆可能である。かつクリーンカバー25は、非連結時のステーション11について、連結箇所の表面板21表面をパッキン22を含み被覆可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、飲食物提供用のサービスユニットに関する。すなわち、飲食物の提供サービスに使用される、サービスユニットに関する。
《技術的背景》
例えば、社員食堂,病院,療養施設,福祉施設,航空機機内等の喫食施設では、飲食物の提供サービス用にサービスカートが使用されている。
この種のサービスカートは、筐状をなし、飲食物が収納され、手で押して移動され、もって飲食物の提供サービスに供される。
そして最近は、冷却器やヒーターを搭載して、飲食物を冷却,保冷すると共に、加熱,保温する再加熱タイプも増加している。
《従来技術1》
図3は、従来この種サービスに使用されていた、従来技術1のサービスカート1を示す。このサービスカート1は、ヒーター等の通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に収納保持されており、トレイB上の食器C内の飲食物Dが、加熱,保温されてから喫食者へ提供されていた。
これと共に冷却器2が、加熱,保温前に、サービスカート1内のトレイB,食器C,飲食物D等を、冷却,保冷すべく搭載されている。図中3は、通電発熱体Aや冷却器2の操作パネル4付の制御部であり、5は、トレイBを保持するガイドレール、6は車輪、7はドア、8は、通電発熱体A給電用のパンタグラフである。
そしてサービスカート1は、例えば次のように運用されていた。調理施設で、飲食物Dが調理されて、→食器Cに盛り付けられ、→トレイBにてサービスカート1内に収納された後、→トラック等で輸送,運搬され、→喫食施設にて、飲食物DがトレイBごと喫食者に提供される。
そして喫食施設では、上述した冷却,保冷と加熱,保温とが、順次実施されていた。
このような従来技術1のサービスカート1としては、例えば、次の特許文献1,2に示されたものが挙げられる。
特開2005−296338号公報 特開2006−218088号公報
《従来技術1の課題》
ところで、この従来技術1のサービスカート1については、次の問題が課題として指摘されていた。まず冷却器2が、トラック等にて輸送,運搬される際、振動や衝撃により故障し易かった。
又、サービスカート1は、金属筐製よりなると共に、トレイB,食器C,飲食物D,ガイドレール5,パンタグラフ8や、通電発熱体A,冷却器2,制御部3等々が搭載されており、重量が重く、押して移動させるのに労力を要すると共に、製造コスト高でもあり、交換需要への対応も容易でなかった。
又、冷却器2の設置に場所的,構造的制約があり、その本体,吐出口,吸込口等の大きさや仕様が制限され、内部を均一に冷却,保冷しにくかった。
《従来技術2》
そこで、このような従来技術1の課題を解決すべく、図2に示したサービスユニット9が、従来技術2として最近開発されている。
この従来技術2のサービスユニット9は、カート10とステーション11とに分離されると共に、両者が連結可能となっている。
そのカート10には、トレイB,食器C,飲食物D,通電発熱体A等は搭載されるが、従来技術1のカート1のように、冷却器2や制御部3は搭載されず、これらはステーション11側に搭載されている。ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。
そしてカート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、→喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11とドア7を開放して連結され、→もって、ステーション11側の冷却器2により、カート10内部が冷却,保冷可能となっている。
→そして事後、カート10は、ステーション11との連結が解除されると共に、内部が通電発熱体Aにて加熱,保温された後、→食器Cの飲食物Dが、喫食者に配膳,提供される。
この従来技術2のサービスユニット9によると、前述した従来技術1の問題が解決される。すなわち、ステーション11に搭載された冷却器2は、屋外を輸送,運搬されず、故障が抑制され、カート10は、軽量化されコスト面にも優れている。更に、冷却器2の本体,吹出口20,吸気口21等が大型化,多様化され、冷却,保冷性能も向上する。
なお、カート10とステーション11の連結は、両者の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。そしてカート10側は、開放したドア7の開放面が、連結箇所となり、ステーション11側は、連結箇所の冷却器2の表面板2に、吹出口20,吸気口21が配されると共に、密閉用のパッキン22が周設されている。
《従来技術2の課題》
ところで、従来技術2サービスユニット9については、次のような衛生面の問題が、課題として指摘されていた。
まず、カート10に関しては、次のとおり。
連結時において、カート10は、連結側のドア7が開放され、→開放面を連結箇所として、ステーション11の連結箇所に、連結される。
→そのため連結時において、カート10は、開放されたドア7の内面7が、長時間にわたり外部露出し、外気にさらされた状態となる。→そして事後、カート10は、配膳のためドア7が閉じられるが、その際、上述により長時間外気に触れていた、汚れたドア7の内面7が、カート10内部側となる。
→すなわち、汚れたドア7の内面7が、トレイB,食器C,飲食物D等が搭載されたカート10内部側となり、→これらについて雑菌繁殖の危険が生じる等、食事関連分野であることに鑑み、より一層の衛生環境向上が望まれていた。
次に、ステーション11に関しては、次のとおり。ステーション11に関しても、同様の問題が指摘されていた。
連結解除時等の非連結時において、ステーション11は、カート10とは分離されており、カート10との連結箇所が、常に外部露出し、外気にさらされた状態となっている。→すなわち、ステーション11の連結箇所の冷却器2の表面板21,吹出口20,吸気口21等が、外気にさらされた状態となっている。
→そして事後、長時間外気に触れて汚れたステーション11の連結箇所に対し、運用上、次のカート10が連結されることになるが、→そのカート10内部のトレイB,食器C,飲食物D等について、雑菌繁殖の危険が生じる等、食事関連分野であることに鑑み、より一層の衛生環境向上が望まれていた。
《本発明について》
本発明の飲食物提供用のサービスユニットは、このような実情に鑑み、上記従来技術2の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、クリーンカバーの採用により、カートやステーションの汚れが防止されると共に、第2に、このクリーンカバーは、取扱い性等に優れている、飲食物提供用のサービスユニットを提案することを、目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の飲食物提供用のサービスユニットは、飲食物の提供サービスに使用され、カートとステーションとクリーンカバーとを、有している。
該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供される。
該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に、該ドアが開放された該カートと連結され、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器を、備えている。
該クリーンカバーは、該カートの連結時において、該カートの開放された該ドア内面に被せられると共に、該カートの非連結時において、該ステーションの連結箇所に被せられること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項1において、該クリーンカバーは、一面が開放された浅い筐状をなし、該カートのドアおよび該ステーションの連結箇所と、ほぼ同じ広さや深さよりなる。
そして、両者の広さや深さが若干相違する場合は、より広い方の広さや、より深い方の深さに設定されること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、該カートと該ステーションとの連結は、両者の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。
該カート側は、270度開放した該ドアの開放面が、連結箇所となる。該ステーション側は、連結箇所の該冷却器の表面板に、吹出口,吸気口が配されると共に、密閉用のパッキンが周設されている。
そして、該クリーンカバーは、連結時の該カートのドアについて、開放されて該カート側面に添わされるドア外面を除き、開放された該ドア内面やそのドアパッキンを含み、ドア全体を被覆可能である。
かつ該クリーンカバーは、非連結時の該ステーションについて、連結箇所の該表面板表面を、その該パッキンを含み被覆可能であること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)このサービスユニットは、カートとステーションの分離,連結構造よりなる。
(2)カートは、飲食物の食器が載せられたトレイが多段に収納され、通電発熱体が組み込まれている。ステーションは、冷却器,制御部を有している。
(3)そしてサービスユニットは、カートとステーションに共通使用されるクリーンカバーを、備えている。
(4)クリーンカバーは、まず、カートのステーションへの連結時において、カートの開放されたドアの内面に被せられる。
(5)そこで、カートのドア内面は、クリーンカバーにて外気から遮蔽,防御されており、長時間にわたり外気に触れ,さらされて汚れる虞はなく、雑菌繁殖等の危険は防止される。
(6)従って事後、連結後の非連結時において、クリーンカバーが外されると共に、ドアが閉じられて、ドア内面が、カート内部の飲食物等に向けられるが、衛生的に安全である。
(7)次にクリーンカバーは、カートがステーションから分離された非連結時において、ステーションの連結箇所である冷却器の表面板,吹出口,吸気口等に被せられる。
(8)そこで、ステーションの連結箇所は、クリーンカバーにて外気が遮蔽,防御されており、長時間にわたり外気に触れ,さらされて汚れる虞はなく、雑菌繁殖等の危険は防止される。
(9)従って事後、非連結後の連結時において、クリーンカバーが外されると共に、新たなカートがドアを開放して連結され、もってステーションの連結箇所が、カート内部の飲食物等に向けられるが、衛生的に安全である。
(10)ところで、このクリーンカバーは、このように、カートとステーションに共通使用されると共に、常時いずれかで使用に供され、不使用時がない。
(11)又、このクリーンカバーは、一面が開放された浅く薄い筐状をなす。もって、カートやステーションについて付加使用しても、スペース的に邪魔となることはない。
(12)そこで本発明は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、クリーンカバーの採用により、カートやステーションの汚れが防止される。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットは、クリーンカバーを備えており、カート連結時に、開放されたドア内面に被せられ、非連結時に、ステーションの連結箇所に被せられる。そこで、該ドア内面や該連結箇所が、外気にさらされる虞はなく、汚れ、防止される。
もって、前述したこの種従来技術のように、このような汚れに基づき、カート内部のトレイ,食器,飲食物等について、雑菌繁殖の危険は解消される。従って、食事関連分野としての衛生環境が、一段と向上するようになる。
《第2の効果》
第2に、しかもクリーンカバーは、取扱い性等に優れている。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットでは、上述したように、カートとステーションの汚れが防止されるが、これは、クリーンカバーの採用により実現される。
そしてクリーンカバーは、カートとステーションに共通使用されると共に、常時、カートとステーションのいずれかで使用され、不使用時がない。もって、不使用時用の収納場所は不要である。
又、このクリーンカバーは、その用途に鑑み、一面が開放された浅く薄い筐状をなすので、ステーションやカートに使用しても、特に邪魔となることもない。例えば、ステーションそしてカートの隣接配置について、スペース的に悪影響を及ぼすようなこともない。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係る飲食物提供用のサービスユニットについて、発明を実施するための形態の説明に供する。 そして(1)図は、クリーンカバーの斜視図、(2)図は、クリーンカバーのステーションへの使用状態の斜視説明図、(3)図は、クリーンカバーのカートへの使用状態の側面説明図である。 サービスユニットの説明に供する。そして(1)図は、カートの斜視図、(2)図は、ステーションの斜視図、(3)図は、連結された両者の側面図である。 従来技術のサービスカートの説明に供する、斜視図である。そして(1)図は、サービスカートを示し、(2)図は、トレイ,食器,飲食物等を示す。 (1)図,(2)図は、サービスユニットの説明に供する写真である。そして(1)図は、連結前のカートとステーションを示し、(2)図は、連結されたカートとステーションを示す。 (3)図,(4)図は、本発明に係る飲食物提供用のサービスユニットについて、発明を実施するための形態の説明に供する、写真である。そして (3)図は、クリーンカバーのカートへの使用状態を示し、(4)図は、クリーンカバーのステーションへの使用状態を示す。 サービスユニットの説明に供する写真である。そして(1)図は、隣接配置されたステーションを示し、(2)図は、隣接配置されたカートとステーションを示す。
以下、本発明について、図面を参照して詳細に説明する。
《サービスユニット9の概要》
まず、本発明の前提となるサービスユニット9について、図2の各図、図4の(1)図,(2)図等を、参照して説明する。その概要については、次のとおり。
この飲食物提供用のサービスユニット9は、飲食物Dの提供サービスに使用され、カート10とステーション11とを、有している。カート10とステーション11とに、2つに分けられ分離されると共に、両者が連結可能である。
カート10は、ドア7付の筐状をなし、内部に通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に出し入れ自在に収納保持される。そして、通電発熱体A上に置かれた食器C内の飲食物Dが、予め加熱,保温されてから、トレイBごと喫食者へ提供される。
ステーション11は、筐状をなし、通電発熱体Aによる加熱,保温前に、ドア7が開放されたカート10と連結される。そして、連結によりカート10の内部を冷却,保冷可能な冷却器2と、通電発熱体Aや冷却器2への給電をコントロールする操作パネル4付の制御部3と、を備えている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設される。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11と連結される。
サービスユニット9の概要については、以上のとおり。
《サービスユニット9の詳細》
サービスユニット9について、更に詳述する。
カート10は、天板,側板,床板,ドア7等を備え、高さに比し横幅が短く奥行が長い縦長形状をなす。床板の四隅下に車輪6が付設されている。ドア7は、片開き式よりなり、図示例のように前後両面に設けられた両開きタイプや、前面のみに設けられ背面がリア板で閉鎖された片開きタイプがある。
カート10の両側面内側には、ガイドレール5が、左右で対向して上下多段に固設されており、左右のガイドレール5間にトレイBが収納保持される。トレイBは、面状ヒーターその他の通電発熱体Aが組み込まれ、食器C内の飲食物Dが加熱,保温された後、喫食者に提供される。
カート10は、通電発熱体Aへの給電部を備えている。給電部は、ステーション11からの給電ケーブル12に接続されるコネクタ13と、コネクタ13に接続されたパンタグラフ8の接点端子14と、接点端子14に接触する通電発熱体Aの接点端子15(図3の(2)図を参照)とを、備えている。
ステーション11は、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部17が、高さに比し奥行や幅が短い縦長形状をなすと共に、本体部17上部から前方へ突状部18が突出形成されている。突状部18の下が、カート10前部の連結スペースとなっている。
本体部17には、下部の左右両側から前方にかけて、転倒防止用のアーム16が設けられている。本体部17の奥側左右下と、左右のアーム16の前側下とには、図示例では車輪19とアジャスタ脚Fが付設されている。図示例によらず、車輪19は設けられず、アジャスタ脚Fのみが設けられる場合もある。
そしてステーション11は、冷却器2と制御部3が内蔵されると共に、給電部を備えている。給電部は、外部電源からの電源ケーブル23に接続されるコネクタ24と、冷却器2への配線と、カート10への給電ケーブル12とを、備えている。
サービスユニット9による飲食物Dの提供サービスについて、代表的運用例は、次の(イ)〜(ル)のとおり。
(イ)ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。
(ロ)調理施設では、飲食物Dが盛り付けられた食器Cが、トレイBにセットされて、カート10に収納される。
(ハ)そしてカート10は、まず、調理施設のチルド庫等に保管される。
(ニ)カート10は搬出時間になると、冷却バン等のトラックへ移動され、車載の冷却装置で冷却,保冷しながら、喫食施設Eまで輸送,運搬される。
(ホ)カート10は、喫食施設Eに到着すると、ステーション11に連結される。カート10のコネクタ13に、ステーション11からの給電ケーブル12が接続される。
(ヘ)カート10側は、270度開放したドア7の開放面が、連結箇所となる。これに対しステーション11側は、連結箇所の冷却器2の表面板2に、吹出口20,吸気口21が配されると共に、密閉用のパッキン22が周設されている。
もってカート10とステーション11の連結は、双方の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。
(ト)連結後、ステーション11の制御部3の操作パネル4を操作することにより、運転が開始され、冷却器2にてカート10内部が冷却,保冷される。
(チ)喫食時間の30分程前になると、制御部3により冷却器2の運転が停止され、トレイBの通電発熱体Aにて、食器C内の飲食物Dが加熱,保温される。
(リ)所定時間経過すると、カート10は、コネクタ13と給電ケーブル12との接続が解除され、ステーション11との連結が解除される。
(ヌ)それからカート10は、喫食施設E内の食事場所まで押して移動され、食器Cの飲食物Dが、トレイBごと取り出されて、喫食者に配膳,提供される。
(ル)カート10は、食事が終了すると、下膳された食器CやトレイBが回収され、喫食施設Eからトラックで輸送,運搬されて、調理施設にて待機する。
サービスユニット9の詳細については、以上のとおり。
《クリーンカバー25について》
以下、本発明のクリーンカバー25について、図1の各図,図2の各図,図4の(3)図,(4)図,図5の各図等を、参照して説明する。
まず、本発明の概要については、次のとおり。
このサービスユニット9、カート10やステーション11と共に、クリーンカバー25を有している。
そしてクリーンカバー25は、カート10の連結時において、カート10の開放されたドア内面7に被せられると共に、カート10の非連結時において、ステーション11の連結箇所に被せられる。
すなわちクリーンカバー25は、連結時のカート10のドア7について、開放されてカート10側面に添わされるドア外面7を除き、開放されたドア内面7やそのドアパッキン7を含み、ドア7全体を被覆可能である。
かつクリーンカバー25は、非連結時のステーション11について、連結箇所の表面板2表面を、そのパッキン22を含み全体的に被覆可能である。
クリーンカバー25の概要は、以上のとおり。
《クリーンカバー25等の詳細》
クリーンカバー25等について、更に詳述する。カート10のドア7は、縦長板状をなし、ドア内面7やドア外面7を備えており、ドア内面7には、密閉用のドアパッキン7が周設されている。
ステーション11の連結箇所は、冷却器2の表面板2表面が連結面となり、表面板2には、吹出口20,吸気口21が配され、密閉用のパッキン22が周設されている。
カート10とステーション11の連結は、両者の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。カート10は、270度開放したドア7の開放面が、連結箇所となる。つまり、ドア7が開放された後の開放された面が、連結用の箇所となり、ドア7内部への連通面となる。
そしてクリーンカバー25は、一面が開放された浅く薄い筐状をなし、カート10のドア7およびステーション11の連結箇所と、ほぼ同じ広さや深さよりなる。そして、両者の広さや深さが若干相違する場合は、より広い方の広さや、より深い方の深さに設定される。
これらについて詳述すると、クリーンカバー25は、カート10のドア7に被せることが可能であると共に、ステーション11の連結箇所にも被せることが可能である。
すなわち、カート10のステーション11への連結時は、カート10の開放されたドア7のドア内面7に、被せられる(図1の(3)図,図4の(3)図等を参照)。カート10のドア7が閉じられた非連結時は、ステーション11の連結箇所である冷却器2の表面板2表面に、被せられる(図1の(2)図,図4の(4)図等を参照))。
このようにクリーンカバー25は、カート10およびステーション11に共通に被せ使用されるので、両者共通の所定形状つまり広さや深さを備えていることが必要である。
そこで前提として、カート10のドア7とステーション11の連結箇所とは、ほぼ同等の形状よりなる。ドア7のドアパッキン7を含めたドア内面7と、ステーション11の連結箇所の冷却器2のパッキン22を含めた表面板2表面とは、ほぼ同じ形状つまり広さや深さに設定されている。
しかしながら、両者に若干の形状相違が存する場合もあり、その場合は比較上、広い方の広さや深い方の深さ寸法が、採用される。なお、クリーンカバー25の深さは、主にドアパッキン7やパッキン22の高さ寸法を指す。
クリーンカバー25は、このような筐状をなす。すなわち、底面25と周側面25を備えると共に、一面が開放された蓋のない浅く薄い筐状をなし、汚れ防止の用途に鑑み、樹脂製,金属製,その他の複合材製よりなる。
図1の(1)図中、25は、取手である。取手25は、クリーンカバー25をカート10やステーション11に被せたり外したりする際、その取付けや取外しのアシスト用に使用される。図示例で外部突出タイプよりなるが、内部埋込みタイプもある。
25は滑り止めである。この滑り止め25は、必要に応じ貼り付け使用され、クリーンカバー25をカート10やステーション11に被せる際、その取付けサポート用に使用される。
クリーンカバー25については、以上のとおり。
《作用等》
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のように作用等する。
(1)このサービスユニット9は、カート10とステーション11に分離すると共に、両者を連結可能とした、分離型,連結型よりなる(図2の各図,図4の(1)図,(2)図等を参照)。
(2)カート10には、飲食物Dの食器Cが載せられたトレイBが、上下多段に収納され、トレイBには、通電発熱体Aが組み込まれている。ステーション11は、冷却器2や制御部3等を有している(図2の(1)図,(2)図等を参照)。
(3)そしてサービスユニット9は、クリーンカバー25を、備えている。カート10とステーション11に共通使用される、クリーンカバー25を備えている(図1の(1)図を参照)。
(4)まず、クリーンカバー25のカート10への使用については、次のとおり。カート10のステーション11への連結時において、カート10の連結のため開放されたドア7の内面7に対し、クリーンカバー25が、被せられて被覆する(図1の(3)図,図4の(3)図等を参照)。
(5)そこで連結時において、カート10のドア内面7は、クリーンカバー25にて、外気から遮蔽,防御されている。もって、長時間にわたり外気に触れ,さらされて汚れる虞はなく、雑菌繁殖等の危険は防止される。
(6)従って事後、このような連結後の非連結時において、→ドア内面7からクリーンカバー25が外されると共に、→ドア7が閉じられて、→ドア内面7が、カート10内部のトレイB,食器C,飲食物D等に向けられた際も、→衛生的に安全である。
(7)次に、クリーンカバー25のステーション11への使用については、次のとおり。カート10がステーション11から分離された連結解除時,非連結時において、ステーション11の連結箇所であった冷却器2の表面板2表面,吹出口20,吸気口21等に対し、クリーンカバー25が、被せられて被覆する(図1の(2)図,図4の(4)図等を参照)。
(8)そこで非連結時において、ステーション11の連結箇所である冷却器2の表面板2表面等は、クリーンカバー25にて、外気から遮蔽,防御されている。もって、長時間にわたり外気に触れ,さらされて汚れる虞はなく、雑菌繁殖等の危険は防止される。
(9)従って事後、非連結後の連結時において、→ステーション11の連結箇所からクリーンカバー25が外されると共に、→新たなカート10が、ドア7を開放して連結され、→もって、ステーション11の連結箇所が、カート10内部のトレイB,食器C,飲食物D等に向けられた際も、→衛生的に安全である。
(10)さて、このように汚れを防止するクリーンカバー25は、一つで、カート10とステーション11の両方に、共通に被せ使用される。
更に、このクリーンカバー25は、カート10とステーション11の一方での使用時は、他方での不使用時となると共に。他方での使用時は、一方での不使用時となる。つまりクリーンカバー25は、常時いずれかで使用に供され、不使用時がなく使用される。
(11)又、このクリーンカバー25は、カート10のドア内面7への被せ使用や、ステーション11の連結箇所への被せ使用の用途に鑑み、一面が開放された浅く薄い筐状をなす。
もってクリーンカバー25を、ステーション11正面やカート10側面に付加使用しても、特に邪魔となることはない。例えば、ステーション11そしてカート10の隣接,密着配置の障害となることもない。
図5の例では、2台が隣接,密着配置された例が示されているが、更に複数台,多数台を隣接,密着配置した場合でも、クリーンカバー25の大きさ,形状が、隣接,密着配置に対しスペース的に悪影響を及ぼすこともない。
本発明の作用等については、以上のとおり。
A 通電発熱体(ヒーター)
B トレイ
C 食器
D 飲食物
E 喫食施設
F アジャスタ脚
1 サービスカート
2 冷却器
表面板
3 制御部
4 操作パネル
5 ガイドレール
6 車輪
7 ドア
(ドア)内面
(ドア)外面
ドアパッキン
8 パンタグラフ
9 サービスユニット
10 カート
11 ステーション
12 給電ケーブル
13 コネクタ
14 接点端子
15 接点端子
16 アーム
17 本体部
18 突状部
19 車輪
20 吹出口
21 吸気口
22 パッキン
23 電源ケーブル
24 コネクタ
25 クリーンカバー
25 底面
25 周側面
25 取手
25 滑り止め

Claims (3)

  1. 飲食物の提供サービスに使用されるサービスユニットであって、カートとステーションとクリーンカバーとを、有しており、
    該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供され、
    該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に、該ドアが開放された該カートと連結され、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器を、備えており、
    該クリーンカバーは、該カートの連結時において、該カートの開放された該ドア内面に被せられると共に、該カートの非連結時において、該ステーションの連結箇所に被せられること、を特徴とする、飲食物提供用のサービスユニット。
  2. 請求項1において、該クリーンカバーは、一面が開放された浅い筐状をなし、該カートのドアおよび該ステーションの連結箇所と、ほぼ同じ広さや深さよりなり、
    両者の広さや深さが若干相違する場合は、より広い方の広さや、より深い方の深さに設定されること、を特徴とする、飲食物提供用のサービスユニット。
  3. 請求項2において、該カートと該ステーションの連結は、両者の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われ、
    該カート側は、270度開放した該ドアの開放面が、連結箇所となり、該ステーション側は、連結箇所の該冷却器の表面板に、吹出口,吸気口が配されると共に、密閉用のパッキンが周設されており、
    該クリーンカバーは、連結時の該カートのドアについて、開放されて該カート側面に添わされるドア外面を除き、開放された該ドア内面やそのドアパッキンを含み、ドア全体を被覆可能であり、
    かつ該クリーンカバーは、非連結時の該ステーションについて、連結箇所の該表面板表面をそのパッキンを含み、被覆可能であること、を特徴とする、飲食物提供用のサービスユニット。
JP2020055458A 2020-03-26 2020-03-26 飲食物提供用のサービスユニット Pending JP2021153750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020055458A JP2021153750A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 飲食物提供用のサービスユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020055458A JP2021153750A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 飲食物提供用のサービスユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021153750A true JP2021153750A (ja) 2021-10-07

Family

ID=77916178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020055458A Pending JP2021153750A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 飲食物提供用のサービスユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021153750A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4601509A (en) Mobile kitchen and cafeteria unit
US10897991B2 (en) Room service table
JPH1118846A (ja) 食事を施設内で配膳する方法及び装置
US7394042B2 (en) Banquet cart including heat retention material
JP2021129804A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
JP2021129803A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
JP2021153750A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
JP2014054487A (ja) 食品提供システム
US3408481A (en) Portable serving equipment utilizing the peltier phenomenon
US1170712A (en) Serving-wagon.
JP4463668B2 (ja) 給食配膳カート
JP2021153740A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
JP2021126347A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
US20120043322A1 (en) Temperature maintenance system
JP2021126350A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
CN109463906A (zh) 一种自动加热、取餐一体的智能取餐服务柜
JP2021153669A (ja) 飲食物提供用のサービスユニット
JP3825699B2 (ja) 配膳カート
CN218085858U (zh) 一种地摊小吃车
JP3913551B2 (ja) 誘導加熱用トレー
US20220381435A1 (en) Portable Food Warmer and Cooker
JP2009082168A (ja) 誘導加熱機構を備えた配膳装置および配膳車
JP7261421B2 (ja) 過熱蒸気等配膳車
JP3047670U (ja) 料理等の保冷保温ケース
JP2006218088A (ja) サービスカート用の食器

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20200326