JP3047670U - 料理等の保冷保温ケース - Google Patents
料理等の保冷保温ケースInfo
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- JP3047670U JP3047670U JP1997004546U JP454697U JP3047670U JP 3047670 U JP3047670 U JP 3047670U JP 1997004546 U JP1997004546 U JP 1997004546U JP 454697 U JP454697 U JP 454697U JP 3047670 U JP3047670 U JP 3047670U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 料理や飲食物を運搬したり保存しておくとき
に、保冷、保温が行えるケースを提供する。 【解決手段】 下ケース2と上ケース3で開閉自在とな
るケース1の内部に保冷室4と保温室5を仕切って設
け、保冷室4に冷熱源と保温室5に加熱源を設け、保冷
を必要とする飲食品を保冷室4に、保温を必要とする飲
食品を保温室5に各々収納して冷熱源及び加熱源に通電
すれば、運搬時における飲食物の保冷、保温が行える。
に、保冷、保温が行えるケースを提供する。 【解決手段】 下ケース2と上ケース3で開閉自在とな
るケース1の内部に保冷室4と保温室5を仕切って設
け、保冷室4に冷熱源と保温室5に加熱源を設け、保冷
を必要とする飲食品を保冷室4に、保温を必要とする飲
食品を保温室5に各々収納して冷熱源及び加熱源に通電
すれば、運搬時における飲食物の保冷、保温が行える。
Description
【0001】
この考案は、料理等の保冷保温ケース、更に詳しくは、調理済の病人用料理や 飲食品を、在宅の病人に配達する場合等に、料理を保冷及び保温の状態にしてお くためのケースに関する。
【0002】
近年、人口の高齢化に伴う老人医療が社会問題になっており、在宅による養生 を行う人も増加している。
【0003】 このような在宅の病人に対し、食事の世話は家族にとって大きな負担となるた め、病人に応じた内容の食事を給食センターから各家庭にとどけることが行なわ れている。
【0004】 従来、在宅の病人に対して食事をとどけるには、食器に入れた調理済の料理を トレーに載せ、これを車で配達するようにしていた。
【0005】
ところで、車で単に運搬する方法は、調理済の料理が配達時間の経過と共に冷 え、また、冷たい状態で飲食する食品は温度が上昇し、このため、病人が食する ときに本来の味を十分に味わうことができず、食欲を低下させるという問題があ り、食事による療養を十分に生かすことができない。
【0006】 そこで、この考案の課題は、料理や飲食品に対し、運搬中や保在中においても 保冷や保温が行えるようにし、最適の条件で飲食を可能にする料理等の保冷保温 ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、開閉可能となるケース の内部空間を保冷室と保温室に仕切り、保冷室に冷熱源と保温室に加熱源を各々 設けた構成を採用したものである。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1の考案において、ケースが、断熱性を有する下ケ ースと、同じく断熱性を有し、下ケースの上面開口に対して着脱自在に取り付け る上ケースとからなり、保冷室の冷熱源がベルチェ素子によって形成され、保温 室の加熱源が面状ヒータで形成されている構成を採用したものである。
【0009】 請求項3の考案は、請求項1又は2の考案において、下ケースと上ケースの内 部に、下ケース上に上ケースを重ねたとき互に重なり合って保冷室と保温室を遮 断する仕切り壁を設け、面状ヒータは下ケースの保温室における底部に設置され 、ベルチェ素子は下ケースの保冷室における底部に位置し、下ケースの底部に該 ベルチェ素子の熱交換器とその冷却ファンが設けられ、下ケースの外部適所に面 状ヒータとベルチェ素子及び冷却ファンを電源と接続するためのプラグが設けら れている構成を採用したものである。
【0010】 請求項4の考案は、請求項1乃至3の何れかの考案において、下ケース及び上 ケースの各々が、合成樹脂製の外層とステンレス製の内層及び外層と内層の間に 組み込んだ断熱材層とによって形成されている構成を採用したものである。
【0011】
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0012】 図示のように保冷保温用のケース1は、下ケース2と、この下ケース2上にか ぶせる上ケース3の組み合せからなり、その内部が保冷室4と保温室5に区切ら れ保冷室4は牛乳B等の冷たい飲食品を収納できる大きさを有し、また、保温室 5は茶碗Aや汁物椀、皿等を収納することのできる大きさになっている。
【0013】 前記下ケース2は、合成樹脂を用いた外層6と、ステンレスを用いた内層7及 び、外層6と内層7の間に設けた断熱材層8とからなり、上面で開口するよう内 層7で形成された枠状凹部内に仕切り壁9を設け、一方を保冷室4用の凹部とし 、他方を保温室5用の凹部に仕切っている。
【0014】 また、上ケース3も、合成樹脂の外装10と、ステンレス製の内装11及び外 装10と内装11の間に設けた断熱材層12とからなり、下面で開口するよう内 層11で形成された枠状凹部内に仕切り壁13を設け、一方を保冷用の凹部、他 方を保温用の凹部とし、この上ケース3と前記下ケース2は、上下に重ね合わせ たとき、周囲が互に嵌り合うと同時にパッキン14を介して密着すると共に、仕 切り壁9と13もパッキン15を介して重なり合い、保冷室4と保温室5をそれ ぞれ密閉状に保持することになる。
【0015】 前記下ケース2における保温室5の底面に、加熱源となる面状ヒータ16が設 けられ、また、保冷室4の底面に冷熱源となるベルチェ素子17が設けられてい る。
【0016】 このベルチェ素子17は、2種の金属の組み合せからなる回路に電流を流すと 、接続点に熱の吸収あるいは発生を生じる現象を利用したもので、熱を吸収する コールドジャンクションを保冷室4に臨ませ、熱を放出するホットジャンクショ ンを保冷室4の外部側に位置させ、下ケース2の底部にホットジャンクションを 冷却するための熱交換器20が設けられている。
【0017】 上記熱交換器20は、下ケース2の底部に設けた通気路21内に位置し、この 通気路21の上流側にモータで回転するファン22が設けられ、ファン22の回 転で、通気路21の先端下部の吸気口23から吸引した空気を下ケース2の外周 に位置する排気口24に向けて流し、この空気流で熱交換器20を冷却するよう にしている。
【0018】 下ケース2の外周で適当な位置に、面状ヒータ16とベルチェ素子17及びフ ァン22のモータに対して通電するための電源プラグ25が設けられ、これらの 通電はDC12Vで作動することにより、自動車の電源を利用できると共に、変 換器26を介して商用電源も使用できる。
【0019】 この考案のケースは上記のような構成であり、食器に入れた料理や飲食品のう ち、保温を必要とするものは保温室5に、また、保冷を必要とするものは保冷室 4内に納まるように、下ケース2の凹部内に入れ、この後、上ケース3を下ケー ス2上に重ね合わせ、保冷室4と保温室5を密閉した状態でプラグ25を電源と 接続する。
【0020】 これにより、保温室5内は面状ヒータ16で加温され、温度の上昇により、収 納してある料理や飲食品を予め設定された温度で保温する。
【0021】 また、保冷室4においては、ベルチェ素子17の作用で冷却され、収納してあ る料理や飲食品が保冷される。
【0022】 従って、調理済の料理や飲食品を在宅の病人に対して配達するとき、その運搬 中における料理や飲食品の温度の低下や上昇の発生がなく、最適の条件を維持し たままとどけることができる。
【0023】 なお、下ケース2は上ケース3を取り外すことにより、そのままトレーとして 利用できると共に、ケース1は料理や飲食品の運搬だけでなく、料理や飲食品を 保存しておく場合の保冷保温設備としても使用できる。
【0024】
以上のように、この考案によると、保温を必要とする料理や飲食品を保温室に 、また、保冷を必要とする料理や飲食品を保冷室に収納することにより、これら を運搬する場合に保温又は保冷状態を以上することができ、在宅病人に対する食 事の宅配において、最適な状態を保つことができ、美味しい食事の提供が可能に なる。
【0025】 また、料理や飲食品を保存しておくときの保冷保温も支障なく行え、下ケース をトレーとしてそのまま使用できる。
【図1】保冷保温ケースの縦断正面図
【図2】同上の下ケースの平面図
【図3】同縦断側面図
1 ケース 2 下ケース 3 上ケース 4 保冷室 5 保温室 6、10 外層 7、11 内層 8、12 断熱材層 9、13 仕切り壁 14、15 パッキン 16 面状ヒータ 17 ベルチェ素子
Claims (4)
- 【請求項1】 開閉可能となるケースの内部空間を保冷
室と保温室に仕切り、保冷室に冷熱源と保温室に加熱源
を各々設けた料理等の保冷保温ケース。 - 【請求項2】 ケースが、断熱性を有する下ケースと、
同じく断熱性を有し、下ケースの上面開口に対して着脱
自在に取り付ける上ケースとからなり、保冷室の冷熱源
がベルチェ素子によって形成され、保温室の加熱源が面
状ヒータで形成されている請求項1記載の料理等の保冷
保温ケース。 - 【請求項3】 下ケースと上ケースの内部に、下ケース
上に上ケースを重ねたとき互に重なり合って保冷室と保
温室を遮断する仕切り壁を設け、面状ヒータは下ケース
の保温室における底部に設置され、ベルチェ素子は下ケ
ースの保冷室における底部に位置し、下ケースの底部に
該ベルチェ素子の熱交換器とその冷却ファンが設けら
れ、下ケースの外部適所に面状ヒータとベルチェ素子及
び冷却ファンを電源と接続するためのプラグが設けられ
ている請求項1又は2記載の料理等の保冷保温ケース。 - 【請求項4】 下ケース及び上ケースの各々が、合成樹
脂製の外層とステンレス製の内層及び外層と内層の間に
組み込んだ断熱材層とによって形成されている請求項1
乃至3の何れかに記載の料理等の保冷保温ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004546U JP3047670U (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 料理等の保冷保温ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004546U JP3047670U (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 料理等の保冷保温ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3047670U true JP3047670U (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=43181974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997004546U Expired - Lifetime JP3047670U (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 料理等の保冷保温ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047670U (ja) |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP1997004546U patent/JP3047670U/ja not_active Expired - Lifetime
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