JP2021153740A - 飲食物提供用のサービスユニット - Google Patents

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雅之 川北
Masayuki Kawakita
雅之 川北
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Abstract

【課題】第1に、結露の床面流下,流出が防止され、第2に、もって安全性や衛生面が向上すると共に、コスト面にも優れた、飲食物提供用のサービスユニットを提案する【解決手段】このサービスユニットのステーションは、連結によりカートの内部を冷却,保冷可能な冷却器2と、ドレンパン28と、を備えている。そしてドレンパン28は、少なくとも冷却器2下に配されており、冷却器2内の結露Wを収集,貯蔵すると共に、カートとの連結箇所となる冷却器2の表面板25外側の結露Wも、収集,貯蔵可能となっている。なお、カートとステーションの連結は、双方の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。カート側は、開放されたドアの開放面が、連結箇所となり、ステーション側は、連結箇所となる冷却器2の表面板25に、冷却器2の吹出口20,吸気口21が配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、飲食物提供用のサービスユニットに関する。すなわち、飲食物の提供サービスに使用される、サービスユニットに関する。
《技術的背景》
例えば、社員食堂,病院,療養施設,福祉施設,航空機機内等の喫食施設では、飲食物の提供サービス用にサービスカートが使用されている。
この種のサービスカートは、筐状をなし、飲食物が収納され、手で押して移動されて、飲食物の提供サービスに供される。
そして最近は、冷却器やヒーターを搭載して、飲食物を冷却,保冷すると共に、加熱,保温する再加熱タイプも増加している。
《従来技術1》
図4は、従来この種サービスに使用されていた、従来技術1のサービスカート1を示す。このサービスカート1は、ヒーター等の通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に収納保持されており、トレイB上の食器C内の飲食物Dが、加熱,保温されてから喫食者へ提供されていた。
これと共に冷却器2が、加熱,保温前に、サービスカート1内のトレイB,食器C,飲食物D等を、冷却,保冷すべく搭載されている。図中3は、通電発熱体Aや冷却器2の操作パネル4付の制御部であり、5は、トレイBを保持するガイドレール、6は車輪、7はドア、8は、通電発熱体A給電用のパンタグラフである。
そしてサービスカート1は、例えば次のように運用されていた。調理施設で、飲食物Dが調理されて、→食器Cに盛り付けられ、→トレイBにてサービスカート1内に収納された後、→トラック等で輸送,運搬され、→喫食施設にて、飲食物DがトレイBごと喫食者に提供されていた。
そして喫食施設では、上述した冷却,保冷と加熱,保温とが、順次実施されていた。
このような従来技術1のサービスカート1としては、例えば、次の特許文献1,2に示されたものが挙げられる。
特開2005−296338号公報 特開2006−218088号公報
《従来技術1の課題》
ところで、この従来技術1のサービスカート1については、次の問題が課題として指摘されていた。まず冷却器2が、トラック等にて輸送,運搬される際、振動や衝撃により故障し易かった。
又、サービスカート1は、金属筐製よりなると共に、トレイB,食器C,飲食物D,ガイドレール5,パンタグラフ8や、通電発熱体A,冷却器2,制御部3等々が搭載されており、重量が重く、押して移動させるのに労力を要すると共に、製造コスト高でもあり、交換需要への対応も容易でなかった。
又、冷却器2の設置に場所的,構造的制約があり、その本体,吐出口,吸込口等の大きさや仕様が制限され、内部を均一に冷却,保冷しにくかった。
《従来技術2》
そこで、このような従来技術1の課題を解決すべく、図3に示したサービスユニット9が、従来技術2として最近開発されている。
この従来技術2のサービスユニット9は、カート10とステーション11とに分離されると共に、両者が連結可能となっている。
そのカート10には、トレイB,食器C,飲食物D,通電発熱体A等は搭載されるが、従来技術1のサービスカート1のように、冷却器2や制御部3は搭載されず、これらはステーション11側に搭載されている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、→喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11とドア7を開放して連結され、→もって、ステーション11側の冷却器2により、カート10内部が冷却,保冷可能となっている。そして事後、カート10内部は、通電発熱体Aにて加熱,保温される。
このような従来技術2によると、前述した従来技術1の問題が解決される。すなわち、ステーション11に搭載された冷却器2は、屋外を輸送,運搬されず、故障が抑制され、カート10は、軽量化されコスト面にも優れている。更に、冷却器2の本体,吹出口,吸気口等が大型化,多様化され、冷却,保冷性能も向上する。
《従来技術2の課題》
ところで、このような従来技術2のサービスユニット9については、次の問題が課題として指摘されていた。図2に示したように、冷却器2の表面板25外側に付着した結露Wが、床面に流下して溜まる、という問題が指摘されていた。
すなわち、上述したように喫食施設Eにおいて、カート10はステーション11と連結され、もって内部が冷却,保冷される。
そして両者の連結は、双方の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。カート10側は、開放されたドア7の開放面が、連結箇所となり、ステーション11側は、連結箇所となる冷却器2の表面板25に、冷却器2の吹出口20,吸気口21が配されている(図3を参照)。
このような連結時における冷却,保冷運転に際し、冷却器2の表面板25外側に、結露Wが発生,付着し易かった。
結露Wの発生については、次のとおり。ステーション11側の冷却器2は、表面板25内側の低温化に伴い、表面板25外側も低温化される。これに対し、このようなステーション11に連結されたカート10の内部側は、食器Cに温まった飲食物Dが盛られており、温度や湿度が高い。
そこで、表面板25外側については、元々の空気中の水蒸気に加え、カート10側からもたらされる水蒸気が加わると共に、低温化されるので、このような水蒸気が結露Wして、水漏となって付着する。
そして、このように発生,付着した結露Wが、図2中に示されたように、表面板25と面一をなすドレンパン26前面を伝って、床面に流下,流出して水溜まりとなり、問題が生じていた。
まず、サービスユニット9の操作者が、その水溜まりに足を滑らせ、転倒する危険があり、安全性に問題があった。又、水溜まりに雑菌が繁殖する虞があり、食事関連分野であることにも鑑み、衛生面にも問題があった。
ところで、従来のドレンパン26は、冷却器2内の結露Wの流下,収集,貯蔵用であり、冷却器2下に配されている。図2中、27はドレンパン26の取手である。
《本発明について》
本発明の飲食物提供用のサービスユニットは、このような実情に鑑み、上記従来技術2の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、結露の床面流下,流出が防止され、第2に、もって安全性や衛生面が向上すると共に、コスト面にも優れた、飲食物提供用のサービスユニットを提案することを、目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の飲食物提供用のサービスユニットは、飲食物の提供サービスに使用され、カートとステーションとを、有している。
該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供される。
該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に該ドアが開放された該カートと連結され、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器と、ドレンパンとを備えている。
そして該ドレンパンは、少なくとも該冷却器下に配されており、該冷却器内の結露を収集,貯蔵すると共に、該カートとの連結箇所となる該冷却器の表面板外側の結露も、収集,貯蔵可能となっていること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項1において、該カートと該ステーションとの連結は、双方の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。
該カート側は、開放された該ドアの開放面が、連結箇所となる。該ステーション側は、連結箇所となる該冷却器の表面板に、該冷却器の吹出口,吸気口が配されていること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、該ドレンパンは、上面が開放された筐状をなす本体部分と、該本体部分に付設された結露受けと、を有している。
該本体部分は、該冷却器下に配され、該冷却器内の結露を流下,収集,貯蔵する。該結露受けは、該冷却器の表面板下に配され、該表面板外側の結露を流下,収集して該本体部分へと導いて貯蔵させること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項3において、該ドレンパンの結露受けは、該本体部分前面の上端縁から前方外側に向け突出されると共に、該本体部分に向け下降傾斜しており、もって、該本体部分への導入口に臨んでいること、を特徴とする。
請求項5については、次のとおり。
請求項5の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、該ドレンパンは、上面が開放された筐状をなす本体部分と前部分と、を有している。
該本体部分は、該冷却器下に配され、該冷却器内の結露を流下,収集をする。該前部分は、該本体部分から前方外側に向け突出されると共に、該冷却器の表面板下に配され、該表面板外側の結露を流下,収集する。
もって、該ドレンパンの本体部分と前部分は一体形成され、収集した結露を共通に貯蔵すること、を特徴とする。
請求項6については、次のとおり。
請求項6の飲食物提供用のサービスユニットでは、該ドレンパンは、該前部分に結露受け片が付設されている。
そして該結露受け片は、該前部分前面の上端縁から後方内側に向け突出されて、該冷却器の表面板下に配されて、該冷却器の表面板下に配されると共に、該前部分に下降傾斜しつつ臨んでいる。
もって該結露受け片は、該冷却器の表面板外側の結露を流下,収集して該前部分や本体部分へと導くこと、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)このサービスユニットは、カートとステーションの分離,連結構造よりなる。
(2)カートは、飲食物の食器が載せられたトレイが多段に収納され、通電発熱体が組み込まれている。ステーションは、冷却器やドレンパンを備えている。
(3)このドレンパンは、冷却器内の結露と共に、その表面板外側の結露も、収集,貯蔵する。
(4)すなわち、まずドレンパンの本体部分が、冷却器内の結露を流下,収集,貯蔵する。
(5)これと共に、冷却器の表面板外側の結露を、第1例では、本体部分前面から外側に傾斜突出された結露受けが、導入口から本体部分へ導いて貯蔵させる。
(6)冷却器の表面板外側の結露を、第2例では、本体部分から外側に突出一体形成された前部分が、流下,収集,貯蔵する。
(7)冷却器の表面板外側の結露を、第3例では、第2例の前部分前面から内側に傾斜突出された結露受け片が、流下,収集した後、前部分や本体部分へと導く。
(8)この各例のように、このドレンパンは、冷却器の表面板外側に付着した結露も、流下,収集,貯蔵する。
(9)サービスユニットでは、カートの内部が、連結されたステーション側の冷却器にて冷却,保冷されるが、その際、結露の外部流下,流出は回避される。冷却器の表面板外側の結露は、ドレンパンに流下,収集,貯蔵され、外部流下,流出は回避される。
(10)もって、冷却器の表面板外側の結露が、床面に流出して水溜まりを形成することは、防止される。
(11)そこで本発明は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、結露の床面流下,流出が防止される。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットでは、ステーションのドレンパンが、冷却器内の結露のみならず、冷却器の表面板外側の結露も収集,貯蔵する。
このドレンパンは、結露受け,前部分,結露受け片等を、本体部分に付設したことにより、冷却器の表面板外側に付着した結露も、収集,貯蔵する。
このように、このサービスユニットでは、カートがステーションに連結されて、ステーションの冷却器により冷却,保冷される際、連結箇所となる冷却器の表面板外側の結露も、ドレンパンに収集,貯蔵され、外部に流下,流出するようなことは回避される。
前述した従来技術のように、表面板外側の結露が床面に流下,流出して、水溜まりとなるようなことは、確実に防止される。
《第2の効果》
第2に、もって安全性や衛生面が向上すると共に、コスト面にも優れている。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットでは、上述したように、冷却器の表面板外側に付着した結露が、床面に流下して水溜まりとなることは防止される。
そこで前述した従来技術のように、サービスユニットの操作者が、このような水溜まりに足を滑らせ、転倒する危険は回避され、安全性が向上する。
又、このような水溜まりに雑菌が繁殖する危険も回避され、衛生面も向上する。この点は、食事関連分野であることにも鑑み、その意義は大きい。
更に本発明は、従来より使用されているドレンパンを、一部改良して得られる等、コスト面にも優れている。部品流用により、コストが嵩むことなく、実施可能である。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
(1)図,(2)図は、本発明に係る飲食物提供用のサービスユニットのドレンパンについて、発明を実施するための形態の説明に供する。 そして、(1)図,(2)図は、第1例を示し、(3)図,(4)図は、第2例を示し、(5)図,(6)図は、第3例を示す。(1)図,(3)図,(5)図は、側断面説明図であり、(2)図,(4)図,(6)図は、正面説明図である。 従来技術に係るサービスユニットのドレンパンの説明に供し、(1)図は、側断面説明図であり、(2)図は、正面説明図である。 飲食物提供用のサービスユニットの説明に供する。そして(1)図は、カートの斜視図、(2)図は、ステーションの斜視図、(3)図は、連結された両者の側面図である。 サービスカートの説明に供する、斜視図である。そして(1)図は、カートを示し、(2)図は、トレイ,食器,飲食物等を示す。 (1)図,(2)図は、飲食物提供用のサービスユニットの説明に供する、写真である。そして(1)図は、連結前のカートとステーションを示し、(2)図は、連結されたカートとステーションを示す。 (3)図,(4)図は、本発明に係る飲食物提供用サービスユニットについて、発明を実施するための説明に供する、写真である。そして(3)図は、第1例の斜視図、(4)図は、その要部拡大図である。
以下、本発明について、図面を参照して詳細に説明する。
《サービスユニット9の概要》
まず、本発明の前提となるサービスユニット9について、図3の各図、図5の(1)図,(2)図等を、参照して説明する。
その概要については、次のとおり。
この飲食物提供用のサービスユニット9は、飲食物Dの提供サービスに使用され、カート10とステーション11とを、有している。カート10とステーション11とに、2つに分けられ分離されると共に、両者が連結可能である。
カート10は、ドア7付の筐状をなし、内部に通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に出し入れ自在に収納保持される。そして、通電発熱体A上に置かれた食器C内の飲食物Dが、予め加熱,保温されてから、トレイBごと喫食者へ提供される。
ステーション11は、筐状をなし、通電発熱体Aによる加熱,保温前に、ドア7が開放されたカート10と連結される。そして、連結によりカート10の内部を冷却,保冷可能な冷却器2と、ドレンパン28と、通電発熱体Aや冷却器2への給電をコントロールする操作パネル4付の制御部3と、を備えている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11と連結される。
サービスユニット9の概要については、以上のとおり。
《サービスユニット9の詳細》
サービスユニット9について、更に詳述する。
カート10は、天板,側板,床板,ドア7等を備え、高さに比し横幅が短く奥行が長い縦長形状をなす。床板の四隅下に車輪6が付設されている。ドア7は、片開き式よりなり、図示例のように前後両面に設けられた両開きタイプや、前面のみに設けられ背面がリア板で閉鎖された片開きタイプがある。
カート10の両側面内側には、ガイドレール5が、左右で対向して上下多段に固設されており、左右のガイドレール5間にトレイBが収納保持される。トレイBは、面状ヒーターその他の通電発熱体Aが組み込まれ、食器C内の飲食物Dが加熱,保温された後、喫食者に提供される。
カート10は、通電発熱体Aへの給電部を備えている。給電部は、ステーション11の給電ケーブル12に接続されるコネクタ13と、コネクタ13に接続されたパンタグラフ8の接点端子14と、接点端子14に接触する通電発熱体Aの接点端子15(図4の(2)図を参照)とを、備えている。
ステーション11は、カート10と同程度の左右横幅よりなり、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部17が、高さに比し奥行や幅が短い縦長形状をなすと共に、本体部17上部から前方へ突状部18が突出形成されている。突状部18の下が、カート10前部の連結スペースとなっている。
そして本体部17には、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアーム16が、設けられている。本体部17の奥側左右下と、左右のアーム16の前側下とには、それぞれ、図示例では車輪19とアジャスタ脚Fが付設されている。図示例によらず、車輪19は設けられず、アジャスタ脚Fのみが設けられる場合もある。
そしてステーション11は、冷却器2,ドレンパン28,制御部3等が内蔵されると共に、給電部を備えている。給電部は、外部電源からの電源ケーブル23に接続されるコネクタ24と、冷却器2への配線と、カート10への給電ケーブル12とを、備えている。冷却器2,ドレンパン28は、本体部17に内蔵されている。
サービスユニット9による飲食物Dの提供サービスについて、代表的運用例は、次の(イ)〜(ル)のとおり。
(イ)ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。
(ロ)調理施設では、飲食物Dが盛り付けられた食器Cが、トレイBにセットされて、カート10に収納される。
(ハ)そしてカート10は、まず、調理施設のチルド庫等に保管される。
(ニ)カート10は搬出時間になると、冷却バン等のトラックへ移動され、車載の冷却装置で冷却,保冷しながら、喫食施設Eまで輸送,運搬される。
(ホ)カート10は、喫食施設Eに到着すると、ステーション11に連結される。カート10のコネクタ13に、ステーション11からの給電ケーブル12が接続される。
(ヘ)カート10側は、270度開放したドア7の開放面が、連結箇所となる。これに対しステーション11側は、連結箇所の冷却器2の表面板25に、吹出口20,吸気口21が配されると共に、密閉用のパッキン22が周設されている。
もってカート10とステーション11の連結は、双方の連結箇所間を、連結させると共に外気から密閉して行われる。
(ト)連結後、ステーション11の制御部3の操作パネル4を操作することにより、運転が開始され、冷却器2にてカート10内部が冷却,保冷される。
(チ)喫食時間の30分程前になると、制御部3により冷却器2の運転が停止され、トレイBの通電発熱体Aにて、食器C内の飲食物Dが加熱,保温される。
(リ)所定時間経過すると、カート10は、コネクタ13と給電ケーブル12との接続が解除され、ステーション11との連結が解除される。
(ヌ)それからカート10は、喫食施設E内の食事場所まで押して移動され、食器Cの飲食物Dが、トレイBごと取り出されて喫食者に提供される。
(ル)カート10は、食事が終了すると、下膳された食器CやトレイBが回収され、喫食施設Eからトラックで輸送,運搬されて、調理施設にて待機する。
サービスユニット9の詳細については、以上のとおり。
《本発明の概要》
以下、本発明について、図1の各図,図3の(2)図,図5の(3)図,(4)図等を、参照して説明する。まず、本発明の概要については、次のとおり。
このサービスユニット9のステーション11は、連結によりカート10の内部を冷却,保冷可能な冷却器2と、ドレンパン28と、を備えている。
そしてドレンパン28は、少なくとも冷却器2下に配されており、冷却器2内の結露Wを収集,貯蔵すると共に、カート10との連結箇所となる冷却器2の表面板25外側の結露Wも、収集,貯蔵可能となっている。
なお、カート10とステーション11の連結は、双方の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われる。カート10側は、開放されたドア7の開放面が、連結箇所となり、ステーション11側は、連結箇所となる冷却器2の表面板25に、冷却器2の吹出口20,吸気口21が配されている。
本発明の概要については、以上のとおり。以下、本発明について更に詳述する。
《第1例について》
まず、本発明の第1例について、図1の(1)図,(2)図,図5の(3)図,(4)図等を参照して説明する。
第1例のドレンパン28は、上面が開放された筐状をなす本体部分29と、本体部分29に付設された結露受け30と、を有している。
本体部分29は、冷却器2下に配され、冷却器2内の結露Wを流下,収集,貯蔵する。結露受け30は、冷却器2の表面板25下に配され、表面板25外側の結露Wを流下,収集して、本体部分29へと導いて貯蔵させる。
このような第1例について、更に詳述する。ステーション11の本体部17の下部に、ドレンパン28の本体部分29が搭載されており、前方外側へと水平出し入れ可能となっている。
そして本体部分29は、冷却器2の機械装置の下位に配設されており、冷却,保冷運転に際し、表面板25の内部側に発生,付着した結露W流下,収集,貯蔵する。
ドレンパン28の結露受け30は、本体部分29前面の上端縁から前方外側に向け突出され、もって本体部分29に向け下降傾斜した姿勢で、本体部分29への導入口31に臨んでいる。
すなわち結露受け30は、冷却器2の表面板25より下位に配され、ドレンパン28の筐状をなす本体部分29前面の上端縁から、前方外側に向け突出,添設されている。そして、下位の本体部分29内に向け、勾配α(図5の(4)図を参照)にて下降傾斜し、もって、表面板25下端に切欠形成された細横長穴状の導入口31に、臨んでいる。
そこで、冷却器2の冷却,保冷運転に際し、冷却器2の表面板25外側に発生,付着した結露Wは、このようなドレンパン28の結露受け30に添って流下,収集されて、導入口31から本体部分29へと導かれて貯蔵される。図中、32は取手である。
第1例については、以上のとおり。
《第2例について》
次に、本発明の第2例について、図1の(3)図,(4)図を参照して、説明する。
第2例のドレンパン28は、上面が開放された筐状をなす本体部分29と前部分33とを、有している。
本体部分29は、冷却器2下に配され、冷却器2内の結露Wを流下,収集する。前部分33は、本体部分29から前方外側に向け突出されると共に、冷却器2の表面板25下に配され、表面板25外側の結露Wを流下,収集する。
このドレンパン28の本体部分29と前部分33とは、一体形成されており、収集した結露Wを共通に貯蔵する。
このような第2例について、更に詳述する。まず、ドレンパン28の本体部分29については、第1例において前述した所に準じる。
そして、ドレンパン28の前部分33は、本体部分29に連設され、前方外側に向かって飛び出すように伸びて、突出一体形成されている。もって前部分33は、冷却器2の表面板25よりも前方外側に突出しており、表面板25下が、本体部分29との仮想された境目となっている。
そこで、冷却器2の冷却,保冷運転に際し、冷却器2の表面板25外側に発生,付着した結露Wは、このようなドレンパン28の前部分33に、流下,収集される。
このように流下,収集された結露Wは、本体部分29に流下,収集された結露Wと共に、貯蔵される。
第2例については、以上のとおり。
《第3例について》
次に、本発明の第3例について、図1の(5)図,(6)図を参照して、説明する。
第3例のドレンパン28では、上述した第2例に、結露受け片34が追加付設されている。第2例の前部分33に、結露受け片34が付設されている。
この結露受け片34は、前部分33前面の上端縁から後方内側に向け突出されて、冷却器2の表面板25下に配されると共に、前部分33に対し下降傾斜しつつ臨んでいる。
もって結露受け片34は、冷却器2の表面板25外側の結露Wを流下,収集して前部分33や本体部分29へと導く。
このような第3例について、更に詳述する。まず、本体部分29や前部分33については、第1例や第2例において前述した所に準じるが、表面板25外側の結露Wは、図示例では大部分が、前部分33に直接流下,収集されることなく、結露受け片34に流下,収集された後、前部分33や本体部分29へと導かれる。
結露受け片34は、冷却器2の表面板25より下位に配設され、筐状をなすドレンパン28の前部分33前面の上端縁から、後方内側に向け、突出,添設され、もって下位の前部分33や本体部分29に、上から臨んでいる。
そこで、冷却器2の冷却,保冷運転に際し、冷却器2の表面板25外側に発生,付着した結露Wは、このようなドレンパン28の結露受け片34へ流下,収集された後、前部分33や本体部分29へと導かれて流れ込む。
なお、前部分33に流れ込むか、本体部分29に流れ込むかは、結露受け片34の長さ次第である。結露受け片34が短い場合は、主に前部分33へ流れ込み、図示例のように結露受け片34が長い場合は、主に本体部分29へ流れ込む。
第3例については、以上のとおり。
《作用等》
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のように作用等する。
(1)このサービスユニット9は、カート10とステーション11に分離すると共に、両者を連結可能とした、分離型,連結型よりなる(図3の各図,図5の(1)図,(2)図等を参照)。
(2)カート10には、飲食物Dの食器Cが載せられたトレイBが、上下多段に収納され、トレイBには、通電発熱体Aが組み込まれる。
ステーション11は、冷却器2,ドレンパン28,制御部3等を、備えている(図3の(1)図,(2)図を参照)。
(3)ドレンパン28は、冷却器2内で発生した結露Wを、収集,貯蔵すると共に、冷却器2の表面板25外側に付着した結露Wも、収集,貯蔵する(図1の各図を参照)。
なお、冷却器2の表面板25外側の結露W発生,付着については、前述した、発明が解決しようとする課題欄中の段落番号0008欄(前半部)の記載を参照。
(4)そしてドレンパン28は、まず本体部分29が、冷却器2下に配されており、もって冷却器2内の結露Wを、流下,収集,貯蔵する(図1の(1)図,(3)図,(5)図等を参照)。
(5)これと共に、第1例のドレンパン28では、本体部分29前面から外側に向け傾斜突出された結露受け30が、冷却器2の表面板25下に配されている。
もって、冷却器2の表面板25外側の結露Wを、流下,収集して、導入口31を介し、本体部分29へと導いて貯蔵させる(図1の(1)図,(2)図を参照)。
(6)第2例のドレンパン28では、本体部分29から外側に突出一体形成された前部分33が、冷却器2の表面板25下に配されている。
もって、冷却器2の表面板25外側の結露Wを、流下,収集,貯蔵する(図1の(3)図,(4)図を参照)。
(7)第3例のドレンパン28では、上記第2例に、結露受け片34が追加付設されている。結露受け片34は、前部分33前面から内側に向け傾斜突出され、冷却器2の表面板25下に配されている。
もって、冷却器2の表面板25外側の結露Wを、流下,収集して前部分33や本体部分29へと導く(図1の(5)図,(6)図を参照)。
(8)本発明のドレンパン28は、例えば上記第1例,第2例,第3例のように、冷却器2の表面板25外側の結露Wも、流下,収集,貯蔵する。
(9)サービスユニット9では、カート10がステーション11に連結され、もってカート10の内部が、ステーション11側の冷却器2によって冷却,保冷されるが、その際、結露Wの外部流下,流出は、回避される。
すなわち、冷却器2の表面板25外側に付着した結露Wは、ドレンパン28に流下,収集,貯蔵され、外部流下,流出は回避される。
(10)従って、冷却器2の表面板25外側の結露Wが、床面に流下,流出して、水溜まりを形成するようなことは、確実に防止される(図2の従来技術を参照)。
A 通電発熱体(ヒーター)
B トレイ
C 食器
D 飲食物
E 喫食施設
F アジャスタ脚
W 結露
α 勾配
1 サービスカート
2 冷却器
3 制御部
4 操作パネル
5 ガイドレール
6 車輪
7 ドア
8 パンタグラフ
9 サービスユニット(本発明)(従来技術2)
10 カート(本発明)(従来技術2)
11 ステーション
12 給電ケーブル
13 コネクタ
14 接点端子
15 接点端子
16 アーム
17 本体部
18 突状部
19 車輪
20 吹出口
21 吸気口
22 パッキン
23 電源ケーブル
24 コネクタ
25 表面板
26 ドレンパン(従来技術)
27 取手
28 ドレンパン(本発明)
29 本体部分
30 結露受け
31 導入口
32 取手
33 前部分
34 結露受け片

Claims (6)

  1. 飲食物の提供サービスに使用されるサービスユニットであって、カートとステーションとを、有しており、
    該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供され、
    該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に該ドアが開放された該カートと連結され、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器と、ドレンパンとを備えており、
    該ドレンパンは、少なくとも該冷却器下に配されており、該冷却器内の結露を収集,貯蔵すると共に、該カートとの連結箇所となる該冷却器の表面板外側の結露も、収集,貯蔵可能となっていること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。
  2. 請求項1において、該カートと該ステーションの連結は、双方の連結箇所間を連通させると共に、外気から密閉して行われ、
    該カート側は、開放された該ドアの開放面が、連結箇所となり、該ステーション側は、連結箇所となる該冷却器の表面板に、該冷却器の吹出口,吸気口が配されていること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。
  3. 請求項2において、該ドレンパンは、上面が開放された筐状をなす本体部分と、該本体部分に付設された結露受けと、を有しており、
    該本体部分は、該冷却器下に配され、該冷却器内の結露を流下,収集,貯蔵し、該結露受けは、該冷却器の表面板下に配され、該表面板外側の結露を流下,収集して該本体部分へと導いて貯蔵させること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。
  4. 請求項3において、該ドレンパンの結露受けは、該本体部分前面の上端縁から前方外側に向け突出されると共に、該本体部分に向け下降傾斜しており、もって該本体部分への導入口に臨んでいること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。
  5. 請求項2において、該ドレンパンは、上面が開放された筐状をなす本体部分と前部分と、を有しており、
    該本体部分は、該冷却器下に配され、該冷却器内の結露を流下,収集し、該前部分は、該本体部分から前方外側に向け突出されると共に、該冷却器の表面板下に配され、該表面板外側の結露を流下,収集し、
    該ドレンパンの本体部分と前部分は一体形成され、収集した結露を共通に貯蔵すること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。
  6. 請求項5において、該ドレンパンは、該前部分に結露受け片が付設されており、該結露受け片は、該前部分前面の上端縁から後方内側に向け突出されて、該冷却器の表面板下に配されると共に、該前部分に下降傾斜しつつ臨んでおり、
    該結露受け片は、該冷却器の表面板外側の結露を流下,収集して該前部分や本体部分へと導くこと、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。





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