JP2021129803A - 飲食物提供用のサービスユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】第1に、アームの横幅寸法が小さく、第2に、もって多数台等複数台のステーションそして連結されるカートを、効率良く隣接配置可能となる、飲食物提供用のサービスユニットを提供する。【解決手段】ステーション11は、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアーム25が、設けられている。そしてアーム25は、横幅Vが、カート10のドア7の肉厚幅Rの半分強の設定よりなる。すなわちアーム25は、横幅Vの外側が、連結対象の270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rの中心R’より、若干外側に位置する設定よりなる。そして、ステーション11とカート10は、同程度の左右横幅よりなる。アーム25は、連結されるカート10に対して、干渉しない左右外側に位置すると共に、270度開放されるカート10のドア7に対して、僅かに下位に位置する。【選択図】図1
Description
本発明は、飲食物提供用のサービスユニットに関する。すなわち、飲食物の提供サービスに使用される、サービスユニットに関する。
《技術的背景》
例えば、社員食堂,病院,療養施設,福祉施設,航空機機内等の喫食施設では、飲食物の提供サービス用にサービスカートが使用されている。この種のカートは、筐状をなし、飲食物が収納され、手で押して移動されて、飲食物の提供サービスに供される。
そして最近は、冷却器やヒーターを搭載して、飲食物を冷却,保冷すると共に、加熱,保温する再加熱タイプも増加している。
例えば、社員食堂,病院,療養施設,福祉施設,航空機機内等の喫食施設では、飲食物の提供サービス用にサービスカートが使用されている。この種のカートは、筐状をなし、飲食物が収納され、手で押して移動されて、飲食物の提供サービスに供される。
そして最近は、冷却器やヒーターを搭載して、飲食物を冷却,保冷すると共に、加熱,保温する再加熱タイプも増加している。
《従来技術1》
図3は、従来この種サービスに使用されていた、従来技術1のカート1を示す。このカート1は、ヒーター等の通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に収納保持されており、トレイB上の食器C内の飲食物Dが、加熱,保温されてから喫食者へ提供される。
これと共に冷却器2が、加熱,保温前に、カート1内のトレイB,食器C,飲食物Dを、冷却,保冷すべく搭載されている。図中3は、通電発熱体Aや冷却器2の操作パネル4付の制御部であり、5は、トレイBを保持するガイドレール、6は車輪、7はドア、8は、通電発熱体A給電用のパンタグラフである。
そしてカート1は、例えば次のように運用されている。調理施設で、飲食物Dが調理されて、→食器Cに盛り付けられ、→トレイBにてカート1内に収納された後、→トラック等で輸送,運搬され、→喫食施設にて、飲食物DがトレイBごと喫食者に提供される。
そして喫食施設では、上述した冷却や保冷と加熱や保温とが、順次実施される。
図3は、従来この種サービスに使用されていた、従来技術1のカート1を示す。このカート1は、ヒーター等の通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に収納保持されており、トレイB上の食器C内の飲食物Dが、加熱,保温されてから喫食者へ提供される。
これと共に冷却器2が、加熱,保温前に、カート1内のトレイB,食器C,飲食物Dを、冷却,保冷すべく搭載されている。図中3は、通電発熱体Aや冷却器2の操作パネル4付の制御部であり、5は、トレイBを保持するガイドレール、6は車輪、7はドア、8は、通電発熱体A給電用のパンタグラフである。
そしてカート1は、例えば次のように運用されている。調理施設で、飲食物Dが調理されて、→食器Cに盛り付けられ、→トレイBにてカート1内に収納された後、→トラック等で輸送,運搬され、→喫食施設にて、飲食物DがトレイBごと喫食者に提供される。
そして喫食施設では、上述した冷却や保冷と加熱や保温とが、順次実施される。
このような従来技術1のカート1としては、例えば、次の特許文献1,2に示されたものが挙げられる。
特開2005−296338号公報
特開2006−218088号公報
《従来技術1の課題》
ところで、この従来技術1のカート1については、次の問題が課題として指摘されていた。まず冷却器2が、トラック等にて輸送,運搬される際、振動や衝撃により故障し易かった。
又、カート1には、トレイB,食器C,飲食物D,ガイドレール5,パンタグラフ8や、通電発熱体A,冷却器2,制御部3等々が搭載されており、重量が重く、押して移動させるのに労力を要すると共に、製造コスト高でもあり、交換需要への対応も容易でなかった。
又、冷却器2の設置に場所的,構造的制約があり、その本体,吐出口,吸込口等の大きさや仕様が制限され、内部を均一に冷却,保冷しにくかった。
ところで、この従来技術1のカート1については、次の問題が課題として指摘されていた。まず冷却器2が、トラック等にて輸送,運搬される際、振動や衝撃により故障し易かった。
又、カート1には、トレイB,食器C,飲食物D,ガイドレール5,パンタグラフ8や、通電発熱体A,冷却器2,制御部3等々が搭載されており、重量が重く、押して移動させるのに労力を要すると共に、製造コスト高でもあり、交換需要への対応も容易でなかった。
又、冷却器2の設置に場所的,構造的制約があり、その本体,吐出口,吸込口等の大きさや仕様が制限され、内部を均一に冷却,保冷しにくかった。
《従来技術2》
そこで、このような従来技術1の課題を解決すべく、図2に示したサービスユニット9が、従来技術2として最近開発されている。
この従来技術2のサービスユニット9は、カート10とステーション11とに分離されると共に、両者が連結可能となっている。そのカート10には、トレイB,食器C,飲食物D,通電発熱体A等は搭載されるが、従来技術1のカート1のように、冷却器2や制御部3は搭載されず、これらはステーション11側に搭載されている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、→喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11とドア7を開放して連結され、→もって、ステーション11側の冷却器2により、カート10内部が冷却,保冷可能となっている。
この従来技術2によると、前述した従来技術1の問題が解決される。すなわち、ステーション11に搭載された冷却器2は、屋外を輸送,運搬されず、故障が抑制され、カート10は、軽量化されコスト面にも優れている。更に、冷却器2の本体,吹出口,吸気口等が大型化,多様化され、冷却,保冷性能も向上する。
そこで、このような従来技術1の課題を解決すべく、図2に示したサービスユニット9が、従来技術2として最近開発されている。
この従来技術2のサービスユニット9は、カート10とステーション11とに分離されると共に、両者が連結可能となっている。そのカート10には、トレイB,食器C,飲食物D,通電発熱体A等は搭載されるが、従来技術1のカート1のように、冷却器2や制御部3は搭載されず、これらはステーション11側に搭載されている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、→喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11とドア7を開放して連結され、→もって、ステーション11側の冷却器2により、カート10内部が冷却,保冷可能となっている。
この従来技術2によると、前述した従来技術1の問題が解決される。すなわち、ステーション11に搭載された冷却器2は、屋外を輸送,運搬されず、故障が抑制され、カート10は、軽量化されコスト面にも優れている。更に、冷却器2の本体,吹出口,吸気口等が大型化,多様化され、冷却,保冷性能も向上する。
そしてステーション11は、図2の(2)図,(3)図に示したように、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなる。本体部17が高さに比し奥行や幅が小さい縦長形状をなすと共に、本体部17上部から突状部18が、前方へ突出形成されている。
そしてカート10との連結後は、突状部18の下が、カート10前部の連結スペースとなっている。又、突状部18の前面に、制御部3の操作パネル4が配設されており、連結後は、カート10越しに前方から操作される。
そしてステーション11には、上述したその形状等に鑑み、前方への転倒防止用のアーム16が、設けられている。
そしてカート10との連結後は、突状部18の下が、カート10前部の連結スペースとなっている。又、突状部18の前面に、制御部3の操作パネル4が配設されており、連結後は、カート10越しに前方から操作される。
そしてステーション11には、上述したその形状等に鑑み、前方への転倒防止用のアーム16が、設けられている。
《従来技術2の課題》
ところで、このような従来技術2のサービスユニット9については、次の課題が指摘されていた。
ステーション11の転倒防止用に設けられた従来のアーム16について、図1の(4)図は、連結直前の状態を示し、(5)図は、隣接配置で連結直前の状態を示す。(6)図は、その要部拡大図である。
これらの図面にも示したように、従来のアーム16は、転倒防止の安定性やカート10連結の邪魔にならないこと等を考慮し、その横幅Wが、連結対象の270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rより、寸法が大きく設定されていた。
アーム16は、このように横幅寸法が大であり、その横幅Wの外側位置が、270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rの外側位置より、若干外側に位置していた。
ところで、このような従来技術2のサービスユニット9については、次の課題が指摘されていた。
ステーション11の転倒防止用に設けられた従来のアーム16について、図1の(4)図は、連結直前の状態を示し、(5)図は、隣接配置で連結直前の状態を示す。(6)図は、その要部拡大図である。
これらの図面にも示したように、従来のアーム16は、転倒防止の安定性やカート10連結の邪魔にならないこと等を考慮し、その横幅Wが、連結対象の270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rより、寸法が大きく設定されていた。
アーム16は、このように横幅寸法が大であり、その横幅Wの外側位置が、270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rの外側位置より、若干外側に位置していた。
さて喫食施設Eでは、ステーション11そして連結されるカート10は、多数台等複数台が、横に隣り合い隣接して配置される場合が多い。
この場合において、隣接配置される隣のステーション11やカート10との間の隙間が大きく、スペースを取り配置効率が悪い、という問題が指摘されていた。
すなわち、隣接相互間の隙間空間Sが、相互の2つのアーム16の横幅W上に、つまり横幅寸法が大の2つの横幅W上に、形成される。もって、過大とも言える広い隙間空間Sが、余裕をもって形成され、そこに、カート10の270度開放されたドア7が収められると共に、カート10やステーション11相互間のクリアランスが賄われていた。
このようにサービスユニット9は、喫食施設Eにおいて、広い隙間空間Sの分だけ、横にスペースを広く取ることを要し、スペース増となり、配置効率が悪いという指摘があった。多数台等複数台が、狭いスペースでは収まり切らない事態も生じ、喫食施設Eの設置条件や建設コストにも影響が出ていた。
この場合において、隣接配置される隣のステーション11やカート10との間の隙間が大きく、スペースを取り配置効率が悪い、という問題が指摘されていた。
すなわち、隣接相互間の隙間空間Sが、相互の2つのアーム16の横幅W上に、つまり横幅寸法が大の2つの横幅W上に、形成される。もって、過大とも言える広い隙間空間Sが、余裕をもって形成され、そこに、カート10の270度開放されたドア7が収められると共に、カート10やステーション11相互間のクリアランスが賄われていた。
このようにサービスユニット9は、喫食施設Eにおいて、広い隙間空間Sの分だけ、横にスペースを広く取ることを要し、スペース増となり、配置効率が悪いという指摘があった。多数台等複数台が、狭いスペースでは収まり切らない事態も生じ、喫食施設Eの設置条件や建設コストにも影響が出ていた。
《本発明について》
本発明の飲食物提供用のサービスユニットは、このような実情に鑑み、上記従来技術2の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、アームの横幅寸法が小さく、第2に、もって多数台等複数台のステーションそして連結されるカートを、効率良く隣接配置可能となる、飲食物提供用のサービスユニットを提案することを、目的とする。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットは、このような実情に鑑み、上記従来技術2の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、アームの横幅寸法が小さく、第2に、もって多数台等複数台のステーションそして連結されるカートを、効率良く隣接配置可能となる、飲食物提供用のサービスユニットを提案することを、目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の飲食物提供用のサービスユニットは、飲食物の提供サービスに使用され、カートとステーションとを有している。
該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供される。
該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に、該ドアが開放された該カートと連結されると共に、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器と、該発熱体および該冷却器への給電をコントロールする制御部と、を備えている。
かつ該ステーションは、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアームが、それぞれ設けられている。そして該アームは、横幅が該ドアの肉厚幅の半分強の設定よりなること、を特徴とする。
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の飲食物提供用のサービスユニットは、飲食物の提供サービスに使用され、カートとステーションとを有している。
該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供される。
該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に、該ドアが開放された該カートと連結されると共に、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器と、該発熱体および該冷却器への給電をコントロールする制御部と、を備えている。
かつ該ステーションは、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアームが、それぞれ設けられている。そして該アームは、横幅が該ドアの肉厚幅の半分強の設定よりなること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項1において、該ステーションは、該カートと同程度の横幅よりなる。
そして、該ステーションのアームは、該ステーションに連結される該カートに対して、干渉しない左右外側に隣接位置すると共に、該カートのドアに対して、干渉しない低位に位置する。
かつ該アームは、横幅の外側が、270度開放された該ドアの肉厚幅の中心より、若干外側に位置する設定よりなること、を特徴とする。
請求項2の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項1において、該ステーションは、該カートと同程度の横幅よりなる。
そして、該ステーションのアームは、該ステーションに連結される該カートに対して、干渉しない左右外側に隣接位置すると共に、該カートのドアに対して、干渉しない低位に位置する。
かつ該アームは、横幅の外側が、270度開放された該ドアの肉厚幅の中心より、若干外側に位置する設定よりなること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、喫食施設において、該ステーションそして連結される該カートは、複数台が横に隣りあって隣接配置される。
そして隣接相互間の隙間空間が、相互の2つの該アームの横幅上に形成される。もって、該隙間空間に、一方の該カートの開放された該ドアが収まると共に、隣接する該ステーション相互間や該カート相互間のクリアランスも賄われること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、該ステーションは、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部が、高さに比し奥行が小さい縦長形状をなす。
そして、該本体部上部から突状部が前方へ突出形成されており、該突状部の下が、該カート前部の連結スペースとなっていること、を特徴とする。
請求項3の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、喫食施設において、該ステーションそして連結される該カートは、複数台が横に隣りあって隣接配置される。
そして隣接相互間の隙間空間が、相互の2つの該アームの横幅上に形成される。もって、該隙間空間に、一方の該カートの開放された該ドアが収まると共に、隣接する該ステーション相互間や該カート相互間のクリアランスも賄われること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の飲食物提供用のサービスユニットでは、請求項2において、該ステーションは、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部が、高さに比し奥行が小さい縦長形状をなす。
そして、該本体部上部から突状部が前方へ突出形成されており、該突状部の下が、該カート前部の連結スペースとなっていること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)このサービスユニットは、カートとステーションの分離,連結構造よりなる。
(2)カートは、飲食物の食器が載せられたトレイが多段に収納され、通電発熱体が組み込まれている。ステーションは、冷却器,制御部を有している。
(3)ステーションは、本体部上部から前方へ突状部が突出形成されており、このような形状等に鑑み、前方への転倒防止用のアームが、下部の左右両側から前方にかけて設けられている。
(4)アームは、ステーションに連結されるカートに対し、干渉しない左右外側に隣接して位置すると共に、カートの連結のため開放されるドアに対し、干渉しない低位に位置する。
(5)そしてアームは、その横幅が、カートのドアの肉厚幅の半分強の寸法よりなる。もって横幅の外側が、開放されたドアの肉厚幅の中心線より、若干外側に位置する。
(6)従ってアームは、横幅寸法が小となる。
(7)喫食施設では、ステーションそして連結されたカートが、多数台等複数台、横に隣り合って隣接配置されることが多い。
その際、隣接相互間の隙間空間が、隣り合う2つのアームの2つの横幅上に形成され、そこに、一方のカートの開放されたドアが収まると共に、隣接相互間のクリアランスも賄われる。
(8)そして、この隙間空間は、上述したように横幅寸法が小の2つのアーム上に、必要最小限の小さなスペースで形成される。
(9)もって本発明では、各隙間空間が小さい分、スペース面の配置効率が向上し、より多数台等複数台のステーションそしてカートを、喫食施設等に隣接配置可能となる。
(10)そこで本発明は、次の効果を発揮する。
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)このサービスユニットは、カートとステーションの分離,連結構造よりなる。
(2)カートは、飲食物の食器が載せられたトレイが多段に収納され、通電発熱体が組み込まれている。ステーションは、冷却器,制御部を有している。
(3)ステーションは、本体部上部から前方へ突状部が突出形成されており、このような形状等に鑑み、前方への転倒防止用のアームが、下部の左右両側から前方にかけて設けられている。
(4)アームは、ステーションに連結されるカートに対し、干渉しない左右外側に隣接して位置すると共に、カートの連結のため開放されるドアに対し、干渉しない低位に位置する。
(5)そしてアームは、その横幅が、カートのドアの肉厚幅の半分強の寸法よりなる。もって横幅の外側が、開放されたドアの肉厚幅の中心線より、若干外側に位置する。
(6)従ってアームは、横幅寸法が小となる。
(7)喫食施設では、ステーションそして連結されたカートが、多数台等複数台、横に隣り合って隣接配置されることが多い。
その際、隣接相互間の隙間空間が、隣り合う2つのアームの2つの横幅上に形成され、そこに、一方のカートの開放されたドアが収まると共に、隣接相互間のクリアランスも賄われる。
(8)そして、この隙間空間は、上述したように横幅寸法が小の2つのアーム上に、必要最小限の小さなスペースで形成される。
(9)もって本発明では、各隙間空間が小さい分、スペース面の配置効率が向上し、より多数台等複数台のステーションそしてカートを、喫食施設等に隣接配置可能となる。
(10)そこで本発明は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、アームの横幅寸法が小さくなる。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットにおいて、ステーションのアームは、横幅が、270度開放されたカートのドアの肉厚幅に対し、半分強の寸法設定よりなる。
前述した従来技術のアームの横幅が、ドアの肉厚幅より寸法大に設定されていたのに比し、本発明のアームは、横幅寸法が小さくなる。
第1に、アームの横幅寸法が小さくなる。
本発明の飲食物提供用のサービスユニットにおいて、ステーションのアームは、横幅が、270度開放されたカートのドアの肉厚幅に対し、半分強の寸法設定よりなる。
前述した従来技術のアームの横幅が、ドアの肉厚幅より寸法大に設定されていたのに比し、本発明のアームは、横幅寸法が小さくなる。
《第2の効果》
第2に、もって多数台等複数台のステーションそして連結されるカートを、効率良く隣接配置可能となる。
すなわち、本発明の飲食物提供用のサービスユニットでは、上述したようにアームの横幅寸法が小さく、もって隙間空間が、必要最小限は確保されつつ小さなスペースが形成される。そこで、ステーションそして連結されるカートを、多数台等複数台、隣接配置する場合、隣のステーションやカートとの間の隙間空間が小となり、スペースを取らず配置効率が向上する。
隣接相互間の各隙間空間が、前述した従来技術に比し、より小さなスペースで形成される。そこで、隣接配置される各ステーションそして連結されるカートを、より狭いスペースでも、より多数台等複数台収めることができ、喫食施設の設置スペースが削減される等、その設置条件面,建設コスト面にも優れている。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
第2に、もって多数台等複数台のステーションそして連結されるカートを、効率良く隣接配置可能となる。
すなわち、本発明の飲食物提供用のサービスユニットでは、上述したようにアームの横幅寸法が小さく、もって隙間空間が、必要最小限は確保されつつ小さなスペースが形成される。そこで、ステーションそして連結されるカートを、多数台等複数台、隣接配置する場合、隣のステーションやカートとの間の隙間空間が小となり、スペースを取らず配置効率が向上する。
隣接相互間の各隙間空間が、前述した従来技術に比し、より小さなスペースで形成される。そこで、隣接配置される各ステーションそして連結されるカートを、より狭いスペースでも、より多数台等複数台収めることができ、喫食施設の設置スペースが削減される等、その設置条件面,建設コスト面にも優れている。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
以下、本発明について、図面を参照して詳細に説明する。
《サービスユニット9の概要》
まず、本発明の前提となるサービスユニット9について、図2,図4を参照して説明する。その概要については、次のとおり。
この飲食物提供用のサービスユニット9は、飲食物Dの提供サービスに使用され、カート10とステーション11とを、有している。カート10とステーション11とに、2つに分けられ分離されると共に、両者が連結可能である。
カート10は、ドア7付の筐状をなし、通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に出し入れ自在に収納保持される。そして、通電発熱体A上に置かれた食器C内の飲食物Dが、予め加熱,保温されてから、トレイBごと喫食者へ提供される。
ステーション11は、筐状をなし、通電発熱体Aによる加熱,保温前に、ドア7が開放されたカート10と連結される。そして、連結によりカート10の内部を冷却,保冷可能な冷却器2と、通電発熱体Aや冷却器2への給電をコントロールする操作パネル4付の制御部3と、を備えている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11と連結される。
サービスユニット9の概要については、以上のとおり。
《サービスユニット9の概要》
まず、本発明の前提となるサービスユニット9について、図2,図4を参照して説明する。その概要については、次のとおり。
この飲食物提供用のサービスユニット9は、飲食物Dの提供サービスに使用され、カート10とステーション11とを、有している。カート10とステーション11とに、2つに分けられ分離されると共に、両者が連結可能である。
カート10は、ドア7付の筐状をなし、通電発熱体Aが組み込まれたトレイBが、上下多段に出し入れ自在に収納保持される。そして、通電発熱体A上に置かれた食器C内の飲食物Dが、予め加熱,保温されてから、トレイBごと喫食者へ提供される。
ステーション11は、筐状をなし、通電発熱体Aによる加熱,保温前に、ドア7が開放されたカート10と連結される。そして、連結によりカート10の内部を冷却,保冷可能な冷却器2と、通電発熱体Aや冷却器2への給電をコントロールする操作パネル4付の制御部3と、を備えている。
ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。カート10は、調理施設で食器Cに飲食物Dが盛り付けられた後、喫食施設Eに移動,運搬されて、ステーション11と連結される。
サービスユニット9の概要については、以上のとおり。
《サービスユニット9の詳細》
サービスユニット9について、更に詳述する。
カート10は、天板,側板,床板,ドア7等を備え、高さに比し横幅が短く奥行が長い縦長形状をなす。床板の四隅下に車輪6が付設されている。ドア7は、片開き式よりなり、図示例のように前後両面に設けられた両開きタイプや、前面のみに設けられ背面がリア板で閉鎖された片開きタイプがある。
カート10の両側面内側には、ガイドレール5が、左右で対向して上下多段に固設されており、左右のガイドレール5間にトレイBが収納保持される。トレイBは、面状ヒーターその他の通電発熱体Aが組み込まれ、食器C内の飲食物Dが加熱,保温された後、喫食者に提供される。
カート10は、通電発熱体Aへの給電部を備えている。給電部は、ステーション11からの給電ケーブル12に接続されるコネクタ13と、コネクタ13に接続されたパンタグラフ8の接点端子14と、接点端子14に接触する通電発熱体Aの接点端子15(図3の(2)図を参照)とを、備えている。
ステーション11は、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部17が、高さに比し奥行や幅が短い縦長形状をなすと共に、本体部17上部から前方へ突状部18が突出形成されている。突状部18の下が、カート10前部の連結スペースとなっている。
そして本体部17には、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアーム25(従来技術2のアーム16)が設けられている。本体部17の奥側左右下と、左右のアーム25(16)の前側下とには、それぞれ、車輪19及び/又はアジャスタ脚が付設されている。
そしてステーション11は、冷却器2と制御部3とが内蔵されていると共に、給電部を備えている。給電部は、外部電源からの電源ケーブル23に接続されるコネクタ24と、冷却器2への配線と、カート10への給電ケーブル12とを、備えている。
サービスユニット9について、更に詳述する。
カート10は、天板,側板,床板,ドア7等を備え、高さに比し横幅が短く奥行が長い縦長形状をなす。床板の四隅下に車輪6が付設されている。ドア7は、片開き式よりなり、図示例のように前後両面に設けられた両開きタイプや、前面のみに設けられ背面がリア板で閉鎖された片開きタイプがある。
カート10の両側面内側には、ガイドレール5が、左右で対向して上下多段に固設されており、左右のガイドレール5間にトレイBが収納保持される。トレイBは、面状ヒーターその他の通電発熱体Aが組み込まれ、食器C内の飲食物Dが加熱,保温された後、喫食者に提供される。
カート10は、通電発熱体Aへの給電部を備えている。給電部は、ステーション11からの給電ケーブル12に接続されるコネクタ13と、コネクタ13に接続されたパンタグラフ8の接点端子14と、接点端子14に接触する通電発熱体Aの接点端子15(図3の(2)図を参照)とを、備えている。
ステーション11は、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部17が、高さに比し奥行や幅が短い縦長形状をなすと共に、本体部17上部から前方へ突状部18が突出形成されている。突状部18の下が、カート10前部の連結スペースとなっている。
そして本体部17には、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアーム25(従来技術2のアーム16)が設けられている。本体部17の奥側左右下と、左右のアーム25(16)の前側下とには、それぞれ、車輪19及び/又はアジャスタ脚が付設されている。
そしてステーション11は、冷却器2と制御部3とが内蔵されていると共に、給電部を備えている。給電部は、外部電源からの電源ケーブル23に接続されるコネクタ24と、冷却器2への配線と、カート10への給電ケーブル12とを、備えている。
サービスユニット9による飲食物Dの提供サービスについて、代表的運用例は、次の(イ)〜(ル)のとおり。
(イ)ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。
(ロ)調理施設では、飲食物Dが盛り付けられた食器Cが、トレイBにセットされて、カート10に収納される。
(ハ)そしてカート10は、まず、調理施設のチルド庫等に保管される。
(ニ)カート10は搬出時間になると、冷却バン等のトラックへ移動され、車載の冷却装置で冷却,保冷しながら、喫食施設Eまで輸送,運搬される。
(ホ)カート10は、喫食施設Eに到着すると、ステーション11に連結される。カート10のコネクタ13に、ステーション11からの給電ケーブル12が接続される。
(ヘ)カート10側は、270度開放したドア7の開放面が、連結箇所となる。これに対しステーション11側は、連結箇所に冷却器2の吹出口20,吸気口21が配され、密封用のパッキン22が周設されている。
(ト)連結後、ステーション11の制御部3の操作パネル4を操作することにより、運転が開始され、冷却器2にてカート10内部が冷却,保冷される。
(チ)喫食時間の30分程前になると、制御部3により冷却器2の運転が停止され、トレイBの通電発熱体Aにて、食器C内の飲食物Dが加熱,保温される。
(リ)所定時間経過すると、カート10は、コネクタ13と給電ケーブル12との接続が解除され、ステーション11との連結が解除される。
(ヌ)それからカート10は、喫食施設E内の食事場所まで押して移動され、食器Cの飲食物Dが、トレイBごと取り出されて喫食者に提供される。
(ル)カート10は、食事が終了すると、下膳された食器CやトレイBが回収され、喫食施設Eからトラックで輸送,運搬されて、調理施設にて待機する。
サービスユニット9の詳細については、以上のとおり。
(イ)ステーション11は、喫食施設Eに常設されている。
(ロ)調理施設では、飲食物Dが盛り付けられた食器Cが、トレイBにセットされて、カート10に収納される。
(ハ)そしてカート10は、まず、調理施設のチルド庫等に保管される。
(ニ)カート10は搬出時間になると、冷却バン等のトラックへ移動され、車載の冷却装置で冷却,保冷しながら、喫食施設Eまで輸送,運搬される。
(ホ)カート10は、喫食施設Eに到着すると、ステーション11に連結される。カート10のコネクタ13に、ステーション11からの給電ケーブル12が接続される。
(ヘ)カート10側は、270度開放したドア7の開放面が、連結箇所となる。これに対しステーション11側は、連結箇所に冷却器2の吹出口20,吸気口21が配され、密封用のパッキン22が周設されている。
(ト)連結後、ステーション11の制御部3の操作パネル4を操作することにより、運転が開始され、冷却器2にてカート10内部が冷却,保冷される。
(チ)喫食時間の30分程前になると、制御部3により冷却器2の運転が停止され、トレイBの通電発熱体Aにて、食器C内の飲食物Dが加熱,保温される。
(リ)所定時間経過すると、カート10は、コネクタ13と給電ケーブル12との接続が解除され、ステーション11との連結が解除される。
(ヌ)それからカート10は、喫食施設E内の食事場所まで押して移動され、食器Cの飲食物Dが、トレイBごと取り出されて喫食者に提供される。
(ル)カート10は、食事が終了すると、下膳された食器CやトレイBが回収され、喫食施設Eからトラックで輸送,運搬されて、調理施設にて待機する。
サービスユニット9の詳細については、以上のとおり。
《本発明の概要》
以下、本発明について、図1,図4を参照して説明する。まず、本発明の概要については、次のとおり。
このサービスユニット9は、ステーション11について、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアーム25が、それぞれ設けられている。そしてアーム25は、横幅Vが、カート10のドア7の肉厚幅Rの半分強の設定よりなる。
すなわち、ステーション11のアーム25は、横幅Vの外側が、連結対象の270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rの中心R’より、若干外側に位置する設定よりなる。
本発明の概要については、以上のとおり。
以下、本発明について、図1,図4を参照して説明する。まず、本発明の概要については、次のとおり。
このサービスユニット9は、ステーション11について、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアーム25が、それぞれ設けられている。そしてアーム25は、横幅Vが、カート10のドア7の肉厚幅Rの半分強の設定よりなる。
すなわち、ステーション11のアーム25は、横幅Vの外側が、連結対象の270度開放されたカート10のドア7の肉厚幅Rの中心R’より、若干外側に位置する設定よりなる。
本発明の概要については、以上のとおり。
《本発明の詳細》
本発明について、更に詳述する。まず前提として、サービスユニット9のステーション11は、カート10と同程度の左右横幅よりなる(図1の(1)図を参照)。
ステーション11のアーム25は、ステーション11に連結されるカート10に対して、干渉しない左右外側に位置する。すなわち、左右のアーム25の前部は、中央のカート10本体に対し、僅かに外側に位置し、もって左右で干渉しない設定よりなる(図1の(1)図,図2の(3)図を参照)。
そして、ステーション11のアーム25は、270度開放されるカート10のドア7に対して、僅かに下位に位置し、もって上下で干渉しない設定よりなる(図2の(3)図を参照)。
本発明について、更に詳述する。まず前提として、サービスユニット9のステーション11は、カート10と同程度の左右横幅よりなる(図1の(1)図を参照)。
ステーション11のアーム25は、ステーション11に連結されるカート10に対して、干渉しない左右外側に位置する。すなわち、左右のアーム25の前部は、中央のカート10本体に対し、僅かに外側に位置し、もって左右で干渉しない設定よりなる(図1の(1)図,図2の(3)図を参照)。
そして、ステーション11のアーム25は、270度開放されるカート10のドア7に対して、僅かに下位に位置し、もって上下で干渉しない設定よりなる(図2の(3)図を参照)。
そしてアーム25は、横幅Vが、カート10のドア7の肉厚幅Rの半分強の設定よりなる(図1の(1)図等を参照)。
すなわちドア7は、連結時において270度開放されて、カート10の外側面に添装されるが、このようなドア7の肉厚幅Rの中心線R’より若干外側に、アーム25の横幅Vの外側が位置する設定よりなる(図1の(1)図,(2)図,(3)図等を参照)。
喫食施設Eにおいて、ステーション11そして連結されるカート10は、複数台が、横に隣りあって隣接配置されることが多い(図1の(2)図,(3)図,図4の(4)図等を参照)。図示例では、2台が隣接配置されているが、多数台が隣接配置されることも多い。
そしてその際、隣接相互間の隙間空間Sが、相互の2つのアーム25の2つの横幅V上に形成されるが、この隙間空間Sに、一方のカート10の270度開放されたドア7が収まると共に、隣接するステーション11相互間やカート10相互間のクリアランスも賄われる。
本発明の詳細については、以上のとおり。
すなわちドア7は、連結時において270度開放されて、カート10の外側面に添装されるが、このようなドア7の肉厚幅Rの中心線R’より若干外側に、アーム25の横幅Vの外側が位置する設定よりなる(図1の(1)図,(2)図,(3)図等を参照)。
喫食施設Eにおいて、ステーション11そして連結されるカート10は、複数台が、横に隣りあって隣接配置されることが多い(図1の(2)図,(3)図,図4の(4)図等を参照)。図示例では、2台が隣接配置されているが、多数台が隣接配置されることも多い。
そしてその際、隣接相互間の隙間空間Sが、相互の2つのアーム25の2つの横幅V上に形成されるが、この隙間空間Sに、一方のカート10の270度開放されたドア7が収まると共に、隣接するステーション11相互間やカート10相互間のクリアランスも賄われる。
本発明の詳細については、以上のとおり。
《作用等》
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のように作用等する。
(1)このサービスユニット9は、カート10とステーション11に分離すると共に、両者を連結可能とした、分離型,連結型よりなる(図2,図4の(1)図,(2)図を参照)。
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のように作用等する。
(1)このサービスユニット9は、カート10とステーション11に分離すると共に、両者を連結可能とした、分離型,連結型よりなる(図2,図4の(1)図,(2)図を参照)。
(2)カート10には、飲食物Dの食器Cが載せられたトレイBが、上下多段に収納され、トレイBには、通電発熱体Aが組み込まれる。ステーション11は、冷却器2や制御部3等を有している(図2を参照)。
(3)そしてステーション11は、本体部17上部から突状部18が、前方に突出形成されている。もって、このような形状等に鑑み、ステーション11には、前方への転倒防止用のアーム25が設けられている。
特に、カート10との非連結時における前方への転倒防止用に、ステーション11の下部の左右両側から前方にかけて、アーム25がそれぞれ設けられている(図2の(2)図を参照)。
特に、カート10との非連結時における前方への転倒防止用に、ステーション11の下部の左右両側から前方にかけて、アーム25がそれぞれ設けられている(図2の(2)図を参照)。
(4)このアーム25は、次の左右位置および上下高さよりなる。すなわち、ステーション11のアーム25は、連結されるカート10に対し、これを避け干渉しない左右外側に隣接位置している。これと共に、カート10の連結のため開放されるドア7に対し、これを避け干渉しない下位に位置している。
なお、ステーション11の本体部17と、カート10のドア7を除く本体部とは、同程度の横幅よりなる(図1の(1)図,(2)図を参照)。
なお、ステーション11の本体部17と、カート10のドア7を除く本体部とは、同程度の横幅よりなる(図1の(1)図,(2)図を参照)。
(5)そしてアーム25は、横幅Vが、カート10のドア7の肉厚幅Rの半分強の寸法よりなる。もって、横幅Vの外側が、270度開放されたドア7の肉厚幅Rの中心線R’より、若干外側に位置している(図1の(1)図,(2)図,(3)図を参照)。
(6)そこで、アーム25の横幅Vの寸法(図1の(1)図,(2)図,(3)図を参照)が、前述した従来技術2のアーム16の横幅W(図1の(4)図,(5)図,(6)図を参照)より、大幅に小となる。
(7)ところで喫食施設Eでは、ステーション11そして連結されるカート10は、複数台が横に隣り合い隣接して配置されることが多い。多くの場合、多数台が隣接配置される。
その際、隣接相互間の隙間空間Sが、相互の隣り合う2つのアーム25の2つの横幅V上に、形成される。
そして、この隙間空間Sに、一方のカート10の開放されたドア7が収まると共に、隣接するステーション11相互間やカート10相互間のクリアランスも賄われる(図1の(2)図,(3)図を参照)。この隙間空間Sは、最小限必要なニーズのみに対応したものとなっている。
その際、隣接相互間の隙間空間Sが、相互の隣り合う2つのアーム25の2つの横幅V上に、形成される。
そして、この隙間空間Sに、一方のカート10の開放されたドア7が収まると共に、隣接するステーション11相互間やカート10相互間のクリアランスも賄われる(図1の(2)図,(3)図を参照)。この隙間空間Sは、最小限必要なニーズのみに対応したものとなっている。
(8)このように、ステーション11そしてカート10を横に隣り合って隣接配置する際、隣接相互間の隙間空間Sが、2つのアーム25上に必要最小限の小さなスペースで、形成される。上記(6)に記載したように、横幅Vの寸法が小の2つのアーム25上に、形成される。
隙間空間S(図1の(2)図,(3)図を参照)は、前述した従来技術2の隙間空間S(図1の(5)図,(6)図を参照)に比し、より小さな横スペースで形成される。
隙間空間S(図1の(2)図,(3)図を参照)は、前述した従来技術2の隙間空間S(図1の(5)図,(6)図を参照)に比し、より小さな横スペースで形成される。
(9)もって、本発明によると、スペース面での配置効率が向上し、ステーション11相互間そして連結されるカート10相互間について、各隙間空間Sが小さい分、より多数台等複数台を、喫食施設Eに隣接配置可能となる。
A 通電発熱体(ヒーター)
B トレイ
C 食器
D 飲食物
E 喫食施設
V アームの横幅(本発明)
W アームの横幅(従来技術2)
R ドアの肉厚幅
R’ ドアの肉厚幅の中心線
S 隙間空間
1 カート(従来技術1)
2 冷却器
3 制御部
4 操作パネル
5 ガイドレール
6 車輪
7 ドア
8 パンタグラフ
9 サービスユニット(本発明)(従来技術2)
10 カート(本発明)(従来技術2)
11 ステーション
12 給電ケーブル
13 コネクタ
14 接点端子
15 接点端子
16 アーム(従来技術2)
17 本体部
18 突状部
19 車輪
20 吹出口
21 吸気口
22 パッキン
23 電源ケーブル
24 コネクタ
25 アーム(本発明)
B トレイ
C 食器
D 飲食物
E 喫食施設
V アームの横幅(本発明)
W アームの横幅(従来技術2)
R ドアの肉厚幅
R’ ドアの肉厚幅の中心線
S 隙間空間
1 カート(従来技術1)
2 冷却器
3 制御部
4 操作パネル
5 ガイドレール
6 車輪
7 ドア
8 パンタグラフ
9 サービスユニット(本発明)(従来技術2)
10 カート(本発明)(従来技術2)
11 ステーション
12 給電ケーブル
13 コネクタ
14 接点端子
15 接点端子
16 アーム(従来技術2)
17 本体部
18 突状部
19 車輪
20 吹出口
21 吸気口
22 パッキン
23 電源ケーブル
24 コネクタ
25 アーム(本発明)
Claims (4)
- 飲食物の提供サービスに使用されるサービスユニットであって、カートとステーションとを、有しており、
該カートは、ドア付の筐状をなし、内部にトレイが上下多段に収納保持され、該トレイ上の食器内の飲食物が、付設された通電発熱体にて予め加熱,保温されてから、該トレイごと喫食者へ提供され、
該ステーションは、筐状をなし、該発熱体による加熱,保温前に、該ドアが開放された該カートと連結されると共に、連結により該カートの内部を冷却,保冷可能な冷却器と、該発熱体および該冷却器への給電をコントロールする制御部と、を備えており、
かつ該ステーションは、下部の左右両側から前方にかけて、前方への転倒防止用のアームが、それぞれ設けられており、該アームは、横幅が該ドアの肉厚幅の半分強の設定よりなること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。 - 請求項1において、該ステーションは、該カートと同程度の横幅よりなり、
該ステーションのアームは、該ステーションに連結される該カートに対して、干渉しない左右外側に隣接して位置すると共に、該カートのドアに対して、干渉しない低位に位置し、
かつ該アームは、横幅の外側が、270度開放された該ドアの肉厚幅の中心より、若干外側に位置する設定よりなること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。 - 請求項2において、喫食施設において、該ステーションそして連結される該カートは、複数台が横に隣りあって隣接配置され、
隣接相互間の隙間空間が、相互の2つの該アームの横幅上に形成され、該隙間空間に、一方の該カートの開放された該ドアが収まると共に、隣接する該ステーション相互間や該カート相互間のクリアランスも賄われること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。 - 請求項2において、該ステーションは、側面が略逆L字状をなす屈曲形状よりなり、本体部が、高さに比し奥行が小さい縦長形状をなすと共に、
該本体部上部から突状部が前方へ突出形成され、該突状部の下が、該カート前部の連結スペースとなっていること、を特徴とする飲食物提供用のサービスユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020026966A JP2021129803A (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 飲食物提供用のサービスユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020026966A JP2021129803A (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 飲食物提供用のサービスユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021129803A true JP2021129803A (ja) | 2021-09-09 |
Family
ID=77551553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020026966A Pending JP2021129803A (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 飲食物提供用のサービスユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021129803A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021169045A (ja) * | 2017-04-28 | 2021-10-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021169047A (ja) * | 2019-01-24 | 2021-10-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021169044A (ja) * | 2017-04-28 | 2021-10-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2020
- 2020-02-20 JP JP2020026966A patent/JP2021129803A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021169045A (ja) * | 2017-04-28 | 2021-10-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021169044A (ja) * | 2017-04-28 | 2021-10-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021169047A (ja) * | 2019-01-24 | 2021-10-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20200306 |