JP2021151909A - 遠隔操作システム及び遠隔操作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターゲットマークがない場合、又はターゲットマークを認識できない場合であっても荷役を支障なく実現できる遠隔操作システム及び遠隔操作方法を提供する。【解決手段】一実施形態に係る遠隔操作システムは、コンテナの搬送を遠隔操作によって行う遠隔操作システムであって、搬送台車10に載置されるコンテナを吊り上げるスプレッダに取り付けられており、スプレッダの下方に位置する搬送台車10を撮影するカメラと、カメラによって撮影された搬送台車10の画像24,25を表示する表示部111と、表示部111に表示された搬送台車10の画像24,25において、搬送台車10へのスプレッダの目標位置Xを指定可能な位置指定部と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、コンテナ取り扱いクレーンを遠隔操作する遠隔操作システム及び遠隔操作方法に関する。
従来から、コンテナ取り扱いクレーンを自動操作する方法としては種々のものが知られいている。特許文献1には、荷役クレーンにおけるコンテナ位置検知方法が記載されている。荷役クレーンは、タイヤ式走行装置によって無軌道面上を走行する門形のクレーン走行機体を備える。問形のクレーン走行機体の上部梁には、水平方向に移動する横行トロリーと、巻上装置及び吊ワイヤを介して横行トロリー上に接続された吊具とが設けられる。
吊具は、コンテナを係脱可能に保持することが可能とされているスプレッダである。吊具は、吊具の下方を撮影する2台のCCDカメラを備える。CCDカメラによって撮影された画像は画像処理装置によって処理される。画像処理装置は、吊具に吊られた吊コンテナが載せられる対象コンテナのエッジと、吊コンテナのエッジとの相対位置を検知する。
特許第3785061号公報
ところで、搬送台車に載せられるコンテナを自動操作によって搬送する場合には、搬送台車に目印となるターゲットマークが取り付けられ、スプレッダに設けられたカメラがターゲットマークを撮影してターゲットマークの位置が認識されることにより、コンテナの自動荷役が実現される。
しかしながら、位置認識のためのターゲットマークは、搬送台車からはみ出した態様で取り付けられる場合があり、この場合、ターゲットマークが他のものに当接することが懸念される。このような理由から搬送台車にターゲットマークが取り付けられない場合がある。また、ターゲットマークが取り付けられている場合であっても、例えば汚れの付着等によってターゲットマークを認識できないことがある。搬送台車にターゲットマークが取り付けられない、又はターゲットマークを認識できない場合には、コンテナの自動荷役を実現できなくなる。よって、ターゲットマークがない場合、又はターゲットマークを認識できない場合であっても荷役を支障なく実現できることが望まれる。
本開示は、ターゲットマークがない場合、又はターゲットマークを認識できない場合であっても荷役を支障なく実現できる遠隔操作システム及び遠隔操作方法を提供することを目的とする。
本開示に係る遠隔操作システムは、コンテナの搬送を遠隔操作によって行う遠隔操作システムであって、搬送台車に載置されるコンテナを吊り上げるスプレッダに取り付けられており、スプレッダの下方に位置する搬送台車を撮影するカメラと、カメラによって撮影された搬送台車の画像を表示する表示部と、表示部に表示された搬送台車の画像において、搬送台車へのスプレッダの目標位置を指定可能な位置指定部と、を備える。
この遠隔操作システムでは、コンテナを吊り上げるスプレッダがスプレッダの下方に位置する搬送台車を撮影するカメラを備える。遠隔操作システムでは、表示部がカメラによって撮影された画像を表示すると共に、搬送台車に対するスプレッダの目標位置を位置指定部によって指定可能とされている。従って、搬送台車にターゲットマークがない場合、又は搬送台車のターゲットマークが機能しない場合であっても、位置指定部によって表示部に表示された搬送台車における目標位置を指定できる。このように、位置指定部によって搬送台車における目標位置を指定することにより、搬送台車における目標位置を認識させることができるので、ターゲットマークがない場合、又はターゲットマークを認識できない場合でもコンテナの荷役を実現させることができる。従って、荷役を支障なく実現させることができる。
カメラは、位置指定部によって目標位置が指定される前に所定位置に対してずれた位置で搬送台車を撮影し、ずれた位置で撮影された搬送台車の画像において、目標位置が指定されてもよい。この場合、スプレッダが所定位置からずれた位置に位置するときにカメラが搬送台車を撮影することにより、表示部に当該所定位置を表示させて当該所定位置を目標位置として指定させやすくすることができる。従って、目標位置の指定を容易に行うことができる。
位置指定部は、目標位置を複数箇所指定可能とされていてもよい。この場合、目標位置を複数箇所指定可能であるため、目標位置の指定を容易に行うことができる。
位置指定部は、目標位置の指定を自動で行ってもよい。この場合、目標位置の指定を手動で行わずに済むので、目標位置の指定を更に容易に行うことができる。
搬送台車は、ロックピンを有し、位置指定部は、カメラによって撮影されたロックピンの位置を目標位置として指定可能とされていてもよい。この場合、搬送台車のロックピンはカメラ画像として表示部に鮮明に表示可能であるため、目標位置の指定を容易に行うことができる。また、搬送台車のロックピンを目標位置の指定のために有効利用することができる。
本開示に係る遠隔操作方法は、搬送台車に載置されるコンテナの搬送をスプレッダを用いて遠隔操作によって行う遠隔操作方法であって、スプレッダの下方に位置する搬送台車をカメラが撮影する工程と、カメラによって撮影された搬送台車の画像を表示部に表示する工程と、表示部に表示された搬送台車の画像において、搬送台車へのスプレッダの目標位置を指定する工程と、を備える。
この遠隔操作方法では、カメラがスプレッダの下方に位置する搬送台車を撮影し、カメラによって撮影された画像は表示部に表示される。表示部に表示されている搬送台車の画像において、スプレッダの搬送台車への目標位置が指定される。よって、前述した遠隔操作システムと同様、搬送台車にターゲットマークがない場合、又は搬送台車のターゲットマークが機能しない場合であっても、表示部に表示された搬送台車の画像からスプレッダの目標位置を指定することができる。このようにスプレッダの搬送台車への目標位置を指定することにより、搬送台車における目標位置を認識させることができるので、ターゲットマークがない場合、又はターゲットマークを認識できない場合でもコンテナの荷役を実現させることができる。従って、荷役を支障なく実現させることができる。
本開示によれば、ターゲットマークがない場合、又はターゲットマークを認識できない場合であっても荷役を支障なく実現できる。
実施形態に係る遠隔操作システムが適用される例示的なクレーンを走行方向から見た側面図である。 クレーンによって搬送されるコンテナが載せられる搬送台車を模式的に示す斜視図である。 搬送台車に取り付けられるターゲットマークについて説明するためのクレーンの側面図である。 実施形態に係る遠隔操作システムの機能を示すブロック図である。 搬送台車のロックピンの位置を示す搬送台車の側面図である。 (a)及び(b)は、搬送台車のロックピンを示す平面図である。 (a)は、搬送台車のガイドを示す平面図である。(b)は、搬送台車のガイドを示す側面図である。 実施形態に係る遠隔操作方法の各工程の例を示すフローチャートである。 実施形態に係る遠隔操作方法の一工程の例を示すクレーンの側面図である。 図9の工程の後工程の例を示すクレーンの側面図である。 図10の工程の後工程の例を示すクレーンの側面図である。
以下では、図面を参照しながら本開示に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
図1は、本実施形態に係る遠隔操作システムが適用される例示的なクレーン装置1を走行方向から見た側面図である。図1に示されるように、クレーン装置1は、コンテナ取扱クレーンである。クレーン装置1は、タイヤ式ガントリークレーン(RTG:Rubber Tired Gantry crane)である。クレーン装置1は、例えば、接岸したコンテナ船に対してコンテナPの移載等が行われるコンテナターミナルにおいて、コンテナヤードYに配置されたコンテナPの荷役を自動で行う。
一例として、コンテナPは、ISO規格のコンテナである。コンテナPは、長尺の直方体状を呈し、例えば、コンテナPの長手方向の長さは20フィート〜40フィートである。また、コンテナPの高さは、例えば8.5フィート〜9.5フィートである。コンテナPは、コンテナヤードYに一段又は複数段積み上げられる。
コンテナヤードYには、貨車、トレーラ又はAGV(Automated Guide Vehicle:自動搬送台車)等の搬送台車10の走行路が敷設されている。クレーン装置1は、搬送台車10によって搬送されるコンテナPを取得してコンテナPをコンテナヤードYの所定の番地で示される位置に載置する。また、クレーン装置1は、コンテナヤードYに載置されているコンテナPを取得して、当該コンテナPを搬送台車10に移載し、搬送台車10によってコンテナPを外部に搬出させる。
クレーン装置1は、例えば、クレーンガーダ上を横行可能なトロリー2と、コンテナPを荷役する荷役部として機能するスプレッダ3と、車輪を有する一対の走行装置4とを備える。クレーン装置1は、一対の走行装置4に立設された一対の脚部と、一対の脚部の上端同士を繋ぐクレーンガーダとを備える門形を呈する。トロリー2は、例えば、横行モータの駆動によって横行する。一例として、トロリー2は、ドラム駆動モータにより正逆回転するドラムを備え、ワイヤ5を介してスプレッダ3を吊り下げている。
スプレッダ3は、コンテナPを吊り上げる吊具である。スプレッダ3は、コンテナPを上方から係止可能であり、コンテナPを係止して吊り上げることによってコンテナPの荷役を行う。スプレッダ3は、前述したドラムからのワイヤ5が掛け回されるシーブ6を介して吊り下げられ、当該ドラムの正逆回転によって昇降可能である。スプレッダ3の動作及び位置は、例えば、本実施形態に係る遠隔操作システム100(図4参照)又は遠隔操作方法によって制御される。
図2は、コンテナPが載せられる搬送台車10を模式的に示す斜視図である。図1及び図2に示されるように、搬送台車10は、複数の車輪11と、複数の車輪11の上部に位置するシャーシ12とを備える。搬送台車10は、長辺10bと短辺10cとを有する上面10dを備えた直方体状を呈し、上面10dに載置されるコンテナPを搬送する。クレーン装置1が搬送台車10との間で荷役を行うとき、搬送台車10は、例えば、長辺10bがクレーン装置1の走行方向D1(図1の紙面に直交する方向)に延び、短辺10cが走行方向D1に交差する横行方向D2に延びるように停車する。そのため、横行方向D2は、停止している搬送台車10の幅方向と一致する。
図3は、搬送台車10とスプレッダ3とを模式的に示す図である。図2及び図3に示されるように、搬送台車10には、搬送台車10の幅方向D2の一端及び他端の少なくともいずれかにターゲットマークTが設けられることがある。ターゲットマークTは、例えば、搬送台車10におけるコンテナPの積載位置をスプレッダ3が把握するために搬送台車10に目印として設けられる。ターゲットマークTは、一例として、LEDターゲットである。一方、スプレッダ3は、下方の搬送台車10のターゲットマークTを撮影するカメラ7を備え、カメラ7によって撮影されたターゲットマークTを遠隔操作システム100が認識することによって、搬送台車10へのコンテナPの自動荷役が可能となる。
しかしながら、例えば搬送台車10からターゲットマークTが突出する場合には、当該突出する部分が他のものに当たる可能性がある等の理由で、搬送台車10にターゲットマークTを取り付けられないことがある。この場合、搬送台車10にターゲットマークTを取り付けられなくなるので、クレーン装置1によるコンテナPの自動荷役ができなくなる可能性がある。例えば、クレーン装置1の荷役を遠隔手動に切り替えて遠隔操作者がカメラ7の画像を見ながら手動で荷役を行わなければならないということも起こりうる。
これに対し、本実施形態に係る遠隔操作システム100では、遠隔操作者の手動による操作を可能な限り低減しつつ、クレーン装置1による自動荷役を継続可能である。図4は、本実施形態に係る遠隔操作システム100の機能を示すブロック図である。図4に示されるように、遠隔操作システム100は、クレーン装置1のスプレッダ3に取り付けられたカメラ7と、クレーン装置1の位置及び動作を制御する制御装置110とを備える。
制御装置110は、例えば、プロセッサ、メモリ、ストレージ、通信インタフェース及びユーザインタフェースを備え、一般的なコンピュータとして構成されていてもよい。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)等の演算器である。メモリは、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等の記憶部である。ストレージは、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶部(記憶媒体)である。通信インタフェースは、データ通信を実現する通信機器である。ユーザインタフェースは、表示出力を行うディスプレイ、及び音声出力を行うスピーカ等の出力器、並びに、操縦レバー、ボタン、キーボード、タッチパネル及びマイク等の入力器を含む。プロセッサは、メモリ、ストレージ、通信インタフェース及びユーザインタフェースを制御し、後述する制御装置110としての機能を実現する。制御装置110では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種機能を実現する。制御装置110を構成するコンピュータの数は、単数であってもよいし、複数であってもよい。
制御装置110は、機能的構成要素として、カメラ7によって撮影された搬送台車10の画像を表示する表示部111と、搬送台車10におけるスプレッダ3の目標位置を指定可能な位置指定部112と、スプレッダ3の移動を自動制御する移動制御部113とを備える。但し、スプレッダ3を制御する制御装置の構成は、表示部111、位置指定部112及び移動制御部113を備えたものに限定されない。
表示部111は、カメラ7によって撮影された画像を表示する。例えば、スプレッダ3に取り付けられたカメラ7は、当該スプレッダ3の鉛直下方を撮影し、スプレッダ3の鉛直下方の画像を表示部111が表示する。表示部111は、例えば、クレーン装置1から離れた位置に設けられる遠隔操作室の操作卓のディスプレイに相当する。しかしながら、表示部111は、操作卓のディスプレイに限られず、タブレット等、携帯端末のディスプレイであってもよい。
図5、図6(a)及び図6(b)に例示的に示されるように、カメラ7は、例えば、搬送台車10の走行方向D1の端部に設けられたロックピン22,23を撮影する。図5は、搬送台車10の模式的な側面図を示している。図6(a)はカメラ7によって撮影されて表示部111に表示されたシャーシ12の前側の画像24を示しており、図6(b)はカメラ7によって撮影されて表示部111に表示されたシャーシ12の後側の画像25を示している。例えば、画像24にはロックピン22が表示されており、画像25にはロックピン23が表示されている。
位置指定部112は、搬送台車10におけるスプレッダ3の目標位置を指定可能な位置指定手段である。位置指定部112は、例えば、表示部111に表示された搬送台車10の画像24,25におけるスプレッダ3の目標位置を指定可能とする。図6(a)及び図6(b)の例では、表示部111に表示されたロックピン22の位置、及びロックピン23の位置を遠隔操作者が指定することによってスプレッダ3の目標位置Xが指定される。目標位置Xは、スプレッダ3が移動する特定の位置を示しており、例えば、コンテナPの積み付け位置を示している。目標位置Xは、例えば、後述するマーク26のように、複数箇所指定される。なお、図7(a)及び図7(b)に示されるように、ロックピン22,23の位置に代えて、コンテナPを案内するガイド27の位置が目標位置Xとして指定されてもよい。具体的には、ガイド27の付け根27bの位置が目標位置Xとして指定されてもよい。このように、目標位置Xとして指定される搬送台車10の場所は適宜変更可能である。
位置指定部112による目標位置Xの指定は、例えば、表示部111を接触することによって行われる。目標位置Xの指定を誤った場合には、目標位置Xを変更することが可能である。表示部111への接触は、指又はタッチペン等の棒状物の接触によって行われてもよい。
例えば、表示部111への接触を行うと、位置指定部112は指定された目標位置Xとしてマーク26を表示してもよい。マーク26は、一例として、十字部26bと、十字部26bを囲む円形部26cとを含む形状として表示される。しかしながら、目標位置Xの表示態様はマーク26の態様に限られず適宜変更可能である。
位置指定部112では、手動によって目標位置Xが指定されてもよいし、自動で目標位置Xが指定されてもよい。例えば、搬送台車10の上面10dの画像が予め制御装置110の記憶部に記憶されており、表示部111に所定位置(例えばロックピン22,23の位置)が表示されたときに自動で当該所定位置(ロックピン22,23の位置)が目標位置Xとして指定されてもよい。
本開示において、「所定位置」とは、予め定められた位置であって目標位置Xとして指定される可能性がある位置を示している。「所定位置」は、例えば、概略的(おおまか)な目標位置であってもよく、予め認識されている位置であって指定される可能性が高い位置であってもよい。目標位置Xの指定は、上記のロックピン22,23の場合のように、例えば、搬送台車10の上面10dを複数箇所(一例として2箇所)指定することによって行われる。位置指定部112は、目標位置Xが指定されると、例えば、指定された目標位置Xに対して座標変換を行う。具体的には、位置指定部112は、目標位置Xの座標をスプレッダ3が移動する搬送台車10の位置の座標に変換し、スプレッダ3が移動する搬送台車10の位置を定める。
移動制御部113は、位置指定部112によって定められた搬送台車10の位置に、スプレッダ3を移動させる移動制御手段である。例えば、移動制御部113は、スプレッダ3が保持するコンテナPを搬送台車10に載置するためにスプレッダ3を搬送台車10に移動させる。また、移動制御部113は、例えば、搬送台車10に載置されたコンテナPを取りにスプレッダ3を搬送台車10に移動させる。
次に、本実施形態に係る遠隔操作方法の制御内容の例について説明する。図8は、本実施形態に係る遠隔操作方法の例示的な各工程を示すフローチャートである。一例として、本実施形態に係る遠隔操作方法は、遠隔操作システム100を用いて行われる。例えば、クレーン装置1が自動荷役指示を制御装置110から受信すると、図9及び図10に示されるように、クレーン装置1がコンテナPの自動荷役を開始する(ステップS1)。
例えば、クレーン装置1は、コンテナヤードYに載置されたコンテナPについて、自動運転によって積み付けを行う旨の指示信号を受信する。そして、スプレッダ3がコンテナPを係止してコンテナPを吊り上げて、スプレッダ3によるコンテナPの自動搬送が行われる。
図9及び図10に示されるように、コンテナPを吊り上げているスプレッダ3は、搬送台車10の鉛直上方に向かって移動する。このとき、スプレッダ3は、所定位置(例えば、ロックピン22,23の位置)に対してずれた位置まで移動する(ステップS2)。このとき、スプレッダ3の下方に位置する搬送台車10をカメラ7が撮影する(撮影する工程)。すなわち、カメラ7は、ロックピン22,23に対してずれた位置で搬送台車10を撮影する。前述した例では、ロックピン22,23に対してずれた位置にスプレッダ3が移動することにより、カメラ7によってロックピン22,23を撮影しやすくすることができる。
そして、例えば、遠隔操作室に設けられた操作卓へのクレーン装置1の割り付けを行う(ステップS3)。これにより、操作卓に対してクレーン装置1が割り付けられる。その後、表示部111にカメラ7の撮影画像を表示する(表示する工程)。このとき、表示部111に搬送台車10の目標位置指定画面を表示する(ステップS4)。例えば、ロックピン22が映された画像24、及びロックピン23が映された画像25が表示部111に表示される。
表示部111に表示された搬送台車10の画像24,25において、搬送台車10へのスプレッダ3の目標位置Xを指定する(目標位置を指定する工程)。図6(a)及び図6(b)に示される例では、表示部111に指又はタッチペン等の棒状物を接触させて目標位置Xを指定すると、マーク26として目標位置Xが表示される。例えば、画像24に表示されたロックピン22の位置、及び画像25に表示されたロックピン23の位置、が目標位置Xとして指定される。
図10及び図11に示されるように、目標位置Xが指定されると、制御装置110が指定された目標位置Xを認識し、移動制御部113がコンテナPの自動荷役を継続する。具体的には、例えば、割り付けられた操作卓からクレーン装置1が解放され(ステップS6)、その後、移動制御部113によるスプレッダ3の目標位置Xへの移動、及び、目標位置XへのコンテナPの積みつけを行う。これにより、一連の工程が完了する。
次に、本実施形態に係る遠隔操作システム100及び遠隔操作方法の作用効果について説明する。
本実施形態に係る遠隔操作システム100及び遠隔操作方法では、コンテナPを吊り上げるスプレッダ3がスプレッダ3の下方に位置する搬送台車10を撮影するカメラ7を備える。図6(a)及び図6(b)に例示されるように、遠隔操作システム100では、表示部111がカメラ7によって撮影された画像24,25を表示すると共に、搬送台車10に対するスプレッダ3の目標位置Xを位置指定部112によって指定可能とされている。従って、搬送台車10にターゲットマークTがない場合、又は搬送台車10のターゲットマークTが機能しない場合であっても、位置指定部112によって表示部111に表示された搬送台車10における目標位置Xを指定できる。このように、位置指定部112によって搬送台車10における目標位置Xを指定することにより、搬送台車10における目標位置Xを認識させることができるので、ターゲットマークTがない場合、又はターゲットマークTを認識できない場合でもコンテナPの荷役を実現させることができる。従って、荷役を支障なく実現させることができる。
カメラ7は、位置指定部112によって目標位置が指定される前に所定位置(例えば、ロックピン22,23の位置)に対してずれた位置で搬送台車10を撮影し、ずれた位置で撮影された搬送台車10の画像において、目標位置Xが指定されてもよい。この場合、スプレッダ3が所定位置からずれた位置に位置するときにカメラ7が搬送台車10を撮影することにより、表示部111に当該所定位置(例えばロックピン22,23の位置)を表示させて当該所定位置を目標位置Xとして指定させやすくすることができる。従って、目標位置Xの指定を容易に行うことができる。
位置指定部112は、目標位置Xを複数箇所(例えば複数のマーク26として)指定可能とされていてもよい。この場合、目標位置Xを複数箇所指定可能であるため、目標位置Xの指定を容易に行うことができる。
位置指定部112は、目標位置Xの指定を自動で行ってもよい。具体例として、表示部111にカメラ7の撮影画像が表示されたときに、当該撮影画像を認識して目標位置Xを自動指定してもよい。例えば、表示されたカメラ7の撮影画像において指定された目標位置Xが自動的に表示されてもよい。この場合、表示部111に指等を接触させる必要がなく、目標位置Xの指定を手動で行わずに済むので、目標位置Xの指定を更に容易に行うことができ、スプレッダ3の移動の全自動化に寄与する。
搬送台車10は、ロックピン22,23を有し、位置指定部112は、カメラ7によって撮影されたロックピン22,23の位置を目標位置Xとして指定可能とされていてもよい。この場合、搬送台車10のロックピン22,23はカメラ画像である画像24,25として表示部111に鮮明に表示可能であるため、目標位置Xの指定を容易に行うことができる。また、搬送台車10のロックピン22,23を目標位置Xの指定のために有効利用することができる。
以上、本開示に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法の実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述した実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形してもよい。すなわち、本開示に係る遠隔操作システムの各部の構成及び機能、並びに、遠隔操作方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。クレーン装置の種類、並びに、クレーン装置の各部の形状、大きさ及び配置態様についても適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、ターゲットマークTが取り付けられない例について説明した。しかしながら、ターゲットマークTが取り付けられている場合であっても、本開示に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法を適用可能である。例えば、本開示に係る位置指定部は、汚れでターゲットマークTが認識されない等の理由でターゲットマークTが機能しない場合に、ターゲットマークTの機能を補完する役割として設けられていてもよい。
前述の実施形態では、目標位置Xを複数の点として指定する位置指定部112について説明した。しかしながら、位置指定部による目標位置の指定は、複数の点以外の態様によって行われてもよい。例えば、位置指定部による目標位置の指定は、線分(一例としてロックピン22からロックピン23まで延びる線分)によって行われてもよい。このように、位置指定部による目標位置の指定の態様は適宜変更可能である。
前述の実施形態では、コンテナPを搬送台車10に載せる遠隔操作システム及び遠隔操作方法について説明した。しかしながら、本開示に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法は、搬送台車に載せられたコンテナを受け取りにスプレッダ3が移動する場合であっても適用可能である。
前述の実施形態では、接岸したコンテナ船に対してコンテナPの移載等が行われるコンテナターミナルにおいて、コンテナヤードYに配置されたコンテナPの荷役を自動で行うタイヤ式ガントリークレーン(RTG)であるクレーン装置1について説明した。しかしながら、本開示に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法の対象となるクレーン装置は、接岸したコンテナ船に対してコンテナPの移載を行わないクレーン装置であってもよいし、RTG以外のクレーン装置であってもよい。このように、本開示に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法は、種々のクレーン装置に対して適用させることが可能である。
1…クレーン装置、2…トロリー、3…スプレッダ、4…走行装置、5…ワイヤ、6…シーブ、7…カメラ、10…搬送台車、10b…長辺、10c…短辺、10d…上面、11…車輪、12…シャーシ、22,23…ロックピン、24,25…画像、26…マーク(点)、26b…十字部、26c…円形部、100…遠隔操作システム、110…制御装置、111…表示部、112…位置指定部、113…移動制御部、D1…走行方向、D2…横行方向、P…コンテナ、T…ターゲットマーク、X…目標位置、Y…コンテナヤード。

Claims (6)

  1. コンテナの搬送を遠隔操作によって行う遠隔操作システムであって、
    搬送台車に載置される前記コンテナを吊り上げるスプレッダに取り付けられており、前記スプレッダの下方に位置する前記搬送台車を撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された前記搬送台車の画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記搬送台車の画像において、前記搬送台車への前記スプレッダの目標位置を指定可能な位置指定部と、
    を備える遠隔操作システム。
  2. 前記カメラは、前記位置指定部によって前記目標位置が指定される前に所定位置に対してずれた位置で前記搬送台車を撮影し、
    前記ずれた位置で撮影された前記搬送台車の画像において、前記目標位置が指定される、
    請求項1に記載の遠隔操作システム。
  3. 前記位置指定部は、前記目標位置を複数箇所指定可能とされている、
    請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。
  4. 前記位置指定部は、前記目標位置の指定を自動で行う、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。
  5. 前記搬送台車は、ロックピンを有し、
    前記位置指定部は、前記カメラによって撮影された前記ロックピンの位置を前記目標位置として指定可能とされている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。
  6. 搬送台車に載置されるコンテナの搬送をスプレッダを用いて遠隔操作によって行う遠隔操作方法であって、
    前記スプレッダの下方に位置する前記搬送台車をカメラが撮影する工程と、
    前記カメラによって撮影された前記搬送台車の画像を表示部に表示する工程と、
    前記表示部に表示された前記搬送台車の画像において、前記搬送台車への前記スプレッダの目標位置を指定する工程と、
    を備える遠隔操作方法。
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