JP2021017309A - 搬送車 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送対象の荷物の位置ずれを検出することができる搬送車を提供すること。【解決手段】搬送車10であって、台車本体30と、荷物90が載せられる載置台60と、載置台60を上下方向の軸を中心に回転させる回転装置70と、カメラ80と、コントローラ50とを備える。台車本体30は、駆動輪35を有し、上下方向の軸を中心にその場で回転するスピン動作が可能である。カメラ80は、台車本体30に上向きに取り付けられている。コントローラ50は、台車本体30によるスピン動作、及び、回転装置70による載置台60の回転の少なくとも一方を行わせることで、カメラ80を荷物90に対して相対的に回転させる相対回転制御を実行する。コントローラ50は、さらに、相対回転制御の前から後までの期間にカメラ80により撮影された2以上の画像を用いて、載置台60に対する荷物90の位置ずれを検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、荷物を搬送する搬送車に関する。
例えば特許文献1には、無人で荷物を搬送する無人搬送車が開示されている。この無人搬送車は、例えば、ステーションに置かれた荷物の下方で載置台を上昇させ、これにより、当該ステーションに置かれた荷物を持ち上げ、その状態で走行する。これにより、載置台に載せた荷物を、例えば他のステーションに搬送することができる。
特開平11−91908号公報
上記の無人搬送車のように、ステーション等の間で荷物の受け渡しを行う搬送車は、例えば光電センサを用いて、搬送車の載置台における荷物の有無を検出することができる。しかし、この場合、荷物の形状または載置台における姿勢等に起因して、載置台に載せられている荷物を検出できない場合がある。また、載置台に載せられた荷物を検出できた場合であっても、荷物が正規の位置からずれている場合、例えば荷物の搬送中に、荷物と走行路の側方の物体とが干渉する、または、搬送先のステーションへの荷物の移載を正常に行えない、などのトラブルの発生の可能性がある。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、搬送対象の荷物の位置ずれを検出することができる搬送車を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するため、本発明の一態様に係る搬送車は、荷物を搬送する搬送車であって、駆動輪を有し、上下方向の軸を中心にその場で回転するスピン動作が可能な台車本体と、前記荷物が載せられる載置台と、前記載置台を、上下方向の軸を中心に回転させる回転装置と、前記台車本体に上向きに取り付けられたカメラと、前記台車本体、前記回転装置、及び前記カメラを制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記台車本体によるスピン動作、及び、前記回転装置による前記載置台の回転の少なくとも一方を行わせることで、前記カメラを前記荷物に対して相対的に回転させる相対回転制御を実行し、かつ、前記相対回転制御の前から後までの期間に前記カメラにより撮影された2以上の画像を用いて、前記載置台に対する前記荷物の位置ずれを検出する。
この構成によれば、移載対象の荷物に対してカメラを相対的に回転させることができる。これにより、例えば1つのカメラが撮影することで得られる少なくとも2つの画像から、少なくとも2つの位置で荷物のずれを検出することができる。すなわち、載置台への載置後または載置前の荷物の2次元的なずれ量を求めることが可能である。これにより、検出結果を用いて、例えば、搬送先において正規の位置に荷物を置くこと、または、荷物の搬送中に、他の物体と干渉しないように搬送車の移動を制御することなどが可能となる。
このように、本態様に係る搬送車によれば、搬送対象の荷物の位置ずれを検出することができる搬送車を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記カメラは、上面視において、間隔をあけて複数配置されており、前記コントローラは、複数の前記カメラのそれぞれから得られる2以上の画像を用いて、前記荷物の位置ずれを検出する、としてもよい。
この構成によれば、複数のカメラのそれぞれが、荷物の互いに異なる位置を撮影することができ、かつ、荷物は、これら複数のカメラに対して相対的に回転する。その結果、荷物の2次元的な位置ずれを求めるための複数の画像が効率よく取得できる。つまり、より効率よく荷物の位置ずれを検出することができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記コントローラは、前記相対回転制御において、前記荷物が載せられた状態の前記載置台を前記回転装置に回転させ、かつ、前記台車本体に、前記載置台の回転方向とは逆方向に回転する前記スピン動作を行わせる、としてもよい。
この構成によれば、載置台に載せた荷物を、路面に対して実質的に静止させた状態で、カメラを荷物に対して相対的に回転させることができる。つまり、搬送車の置かれた空間内において、荷物を回転させずに、荷物の位置ずれを検出するための複数の画像が取得できる。そのため、例えば、荷物を回転させる余裕がない空間においても、荷物の位置ずれを検出することができる。また、例えば、平面視において荷物の重心が載置台の回転中心からずれている場合に、荷物が回転することで生じる遠心力によって荷物がさらにずれるようなことがない。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記コントローラは、前記載置台に前記荷物が載せられた状態で前記台車本体を移動させ、前記台車本体の移動中に前記台車本体の向きを変更する際に、前記相対回転制御を実行することで、前記荷物の位置ずれを検出する、としてもよい。
この構成によれば、例えば、搬送車が荷物を載せて走行している期間において台車本体が進行方向を変更する際に、台車本体の回転方向と逆方向に載置台を回転させることで、荷物の位置ずれを検出することができる。つまり、搬送車が、荷物の移載のための動作を行っている期間に、台車本体の進行方向の変更を利用して荷物の位置ずれを検出することができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記コントローラは、前記荷物の下方に前記搬送車が位置し、かつ、前記載置台に前記荷物が載せられる前の期間において、前記台車本体に前記スピン動作を行わせる前記相対回転制御を実行することで、前記荷物の位置ずれを検出する、としてもよい。
この構成によれば、搬送車が、例えばステーションに置かれた荷物の下方に位置し、かつ、載置台に荷物を載せる前の期間に、荷物の位置ずれを検出することができる。つまり、載置台への載置前の時点で、ステーションにおける荷物の位置ずれを検出することで、載置台に荷物の載せた場合の、載置台に対する荷物の位置ずれを検出することができる。この場合、例えば、載置台に荷物を載せる前に、検出結果に応じて搬送車の位置をずらすことで、載置台における正規の位置に荷物を載せることができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、カメラは、撮影方向が上方かつ前記載置台から離れる方向に向くように配置されている、としてもよい。
この構成によれば、荷物の載置台からはみ出した部分だけでなく、例えば搬送車の前方または後方の物体をカメラによって撮影することができる。従って、搬送車の進行方向または荷物の移載先に障害物または他の荷物等が存在するか否かを、カメラから得られる画像から検出することができる。
また、本発明は、上記いずれかの態様に係る搬送車が実行する特徴的な処理を含む搬送車の制御方法として実現することもできる。また、当該制御方法が含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現すること、および、そのプログラムが記録された記録媒体として実現することもできる。そして、そのプログラムをインターネット等の伝送媒体又はDVD等の記録媒体を介して配信することもできる。
本発明によれば、搬送対象の荷物の位置ずれを検出することができる搬送車を提供することができる。
実施の形態に係る搬送車の構成概要を示す第1の斜視図である。 実施の形態に係る搬送車の構成概要を示す第2の斜視図である。 実施の形態に係る搬送車の構成概要を示す平面図である。 実施の形態に係る搬送車の構成概要を示す側面図である。 実施の形態に係るステーションの構成概要を示す斜視図である。 実施の形態に係るステーションに荷物が置かれた状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る搬送車が空荷状態でステーションに向かう状態を示す平面図である。 実施の形態に係る搬送車がステーションに置かれた荷物を下方からすくい上げた状態を示す平面図である。 図8に対応するステーション及び搬送車の平面図である。 実施の形態に係る搬送車の、荷物の位置ずれ検出時の動作を示す第1の図である。 実施の形態に係る搬送車の、荷物の位置ずれ検出時の動作を示す第2の図である。 実施の形態に係る搬送車の、荷物の位置ずれ検出時の動作を示す第3の図である。 実施の形態に係るカメラによって撮影された第1の画像例を示す図である。 実施の形態に係るカメラによって撮影された第2の画像例を示す図である。 実施の形態に係るカメラによって撮影された第3の画像例を示す図である。 実施の形態に係るカメラによって撮影された第4の画像例を示す図である。 実施の形態に係る検出結果に基づく荷物の位置ずれの例を説明するための図である。 実施の形態に係るカメラによって撮影された第5の画像例を示す図である。 実施の形態に係る搬送車の荷物の受け取り前における荷物の位置ずれ検出時の動作を示す図である。 実施の形態に係る搬送車の荷物の搬送中における荷物の位置ずれ検出時の動作を示す図である。
以下、実施の形態に係る搬送車について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、情報処理の内容及び順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態に係る構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、本発明を示すために適宜強調、省略、または比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、及び比率とは異なる場合がある。つまり、各図は、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。さらに、以下の記載において、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行である、とは、当該2つの方向が完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行であること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
(実施の形態)
[1.搬送車の構成概要]
まず、図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態における搬送車10の構成概要を説明する。図1は、実施の形態に係る搬送車10の構成概要を示す第1の斜視図である。図2は、実施の形態に係る搬送車10の構成概要を示す第2の斜視図である。図3は、実施の形態に係る搬送車10の構成概要を示す平面図である。図4は、実施の形態に係る搬送車10の構成概要を示す側面図である。なお、図1及び図2では、視認できない位置にある構成要素の一部または全部の外形が点線で模式的に示されている。また、点線で表された各構成要素の位置、形状、大きさは一例であり、これらの図によって限定されるものではない。これら補足事項は他の図においても適用される。また、図3では、荷物90及び載置台60の大きさの関係を示すために、荷物90は平面視における外形(太線の点線)で図示されている。このことは、後述する平面図(図9〜図12、図16、及び図17)にも適用される。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る搬送車10は、走行駆動部31を有する台車本体30と、荷物90が載せられる載置台60と、載置台60を、上下方向の軸(仮想軸である回転軸A)を中心に回転させる回転装置70と、搬送車10を制御するコントローラ50とを備える。
載置台60は、図3に示すように、平面視(Z軸プラス側から見た場合)で四角形状である。より具体的には、本実施の形態では、載置台60は平面視において正方形の外形を有しており、2組の対角を有している。これら角部は、平面視において直角を形成している必要はなく、丸みを帯びた形状、または、面取りされた形状であってもよい。
走行駆動部31は、例えば電気モータを用いて、左右(Y軸方向)に並べられた2つの駆動輪35のそれぞれを回転駆動することで、搬送車10の前後方向への移動、及び、左右方向への進行方向の変更を行うことができる装置である。本実施の形態では、図4に示すように、台車本体30の中央部に左右(図4における奥行方向)に並ぶ2つの駆動輪35が配置され、その前後に従動輪36(キャスター車輪)が配置される。前後の従動輪36のそれぞれは、例えば左右に一つずつ配置される。これら車輪の配置は一例であり、例えば前または後ろの従動輪36が左右方向の中央に1つのみ配置されてもよい。
なお、本実施の形態では、搬送車10における前後方向は、搬送車10の車体(台車本体30)の前後を結ぶ方向であり、平面視で角丸の長方形状である台車本体30の長手方向と一致する。また、搬送車10を基準とする左右方向は前後方向に直交する方向である。例えば、図3における左側が搬送車10の前方であり、右側が搬送車10の後方である。この場合、図3における上側が搬送車10の右方であり、下側が搬送車10の左方である。つまり、図1等の図においては、前後方向がX軸方向と一致し、上下方向はZ軸方向と一致し、左右方向はY軸方向と一致する。
台車本体30が備える一対の駆動輪35のそれぞれは、独立して回転駆動され、これにより、直進すること及び進行方向を変更することができる。例えば、一対の駆動輪35が同じ回転速度で互いに逆向きに回転するよう制御されることで、台車本体30は、上下方向の軸を中心にその場で回転するスピン動作(スピンターンともいう)を行うことができる。
回転装置70は、例えば電気モータまたは油圧装置等の駆動力によって載置台60を回転させる装置である。つまり、回転装置70は、図2に示すように、平面視における、載置台60の台車本体30に対する相対的な回転位置を変更することができる。本実施の形態では、回転装置70は、載置台60の平面視における中心を通る回転軸A(仮想軸)を中心に載置台60を回転させる。
回転装置70は、図3及び図4に示すように、載置台60を、図1及び図3に示す初期の姿勢からコントローラ50に指示された角度だけ回転させる。なお、図2では、回転装置70は、載置台60を初期の姿勢から45°回転させた状態が示されている。
本実施の形態において、台車本体30のスピン動作における回転軸は、回転軸Aと略一致する。そのため、載置台60と台車本体30とを、同じ回転速度で互いに逆向きに回転させた場合、見かけ上、載置台60はほぼ静止した状態となる。
これら走行駆動部31及び回転装置70は、コントローラ50によって制御される。コントローラ50は、例えば、指揮系統において搬送車10の上位に位置するコンピュータ(上位コンピュータ)からの指示に応じて、走行駆動部31及び回転装置70等を制御することで荷物90の搬送を行う。コントローラ50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等の記憶装置、および情報の入出力のためのインタフェース等を備えたコンピュータを有する。コントローラ50は、例えば、記憶装置に格納された所定のプログラムをCPUが実行することにより、走行駆動部31等の、荷物90の搬送のための装置の動作を制御する。コントローラ50による具体的な制御の例は、図7〜図12を用いて後述する。
また、搬送車10はさらに、コントローラ50に制御される、荷物90の搬送のための装置として、昇降装置40を備えている。本実施の形態では、昇降装置40は、載置台60を回転装置70による回転が可能な状態で支持する昇降台45と、昇降台45を昇降させる昇降駆動部41とを備える。
昇降台45は、図1〜図3に示すように、平面視において、載置台60の範囲以内の大きさの四角形状である。本実施の形態では、昇降台45は載置台60と同じく、平面視において正方形の外形を有している。また、昇降台45には回転装置70が固定されており、昇降台45は、回転装置70とともに載置台60を昇降させることができる。つまり、昇降台45は回転装置70を介して載置台60を支持している。
昇降駆動部41は、本実施の形態では、昇降台45を下方から支持するシャフト43と、シャフト43を上下方向に移動させる出退機構42とを有する。出退機構42は台車本体30に内蔵されており、台車本体30の上面から露出したシャフト43が出退機構42によって上下方向に移動する。これにより、昇降台45が昇降する。なお、出退機構42がシャフト43を上下させるための方式に特に限定はないが、例えば電動シリンダ方式など、比較的に大きな力で昇降台45を押し上げることができる方式が採用される。
また、本実施の形態では、四角形状の昇降台45の4つの角部に対応して配置された4つの昇降駆動部41が、台車本体30に備えられている。これら4つの昇降駆動部41は同期して動作するため、以下で1つの昇降駆動部41の動作等について説明する場合、その説明内容は、他の昇降駆動部41にも適用される。
このように構成された搬送車10は、図3及び図4に示すように、平面視において載置台60よりも大きな荷物90が載置台60に載せられる。例えば、平面視において、荷物90が一辺の長さがWaの正方形であり、載置台60の一辺の長さをWbとした場合、Wa>Wbである。また、載置台60に対して荷物90が載せられるべき正規の位置は、例えば、平面視における荷物90の中心と、載置台60の中心(回転軸Aが通過する位置)とが一致し、かつ、荷物90の4辺と載置台60の4辺とが平行となる位置である。従って、平面視における荷物90の4辺に相当する下部端縁を、図3及び図4に示すように、荷物端縁90A〜90Dとした場合、荷物端縁90A〜90Dは、載置台60よりも外方に位置する。
つまり、これら荷物端縁90A〜90Dの位置は、載置台60の下方から観察可能であり、荷物端縁90A〜90Dの位置を検出することで、荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出することができる。そこで、本実施の形態に係る搬送車10は、荷物端縁90A〜90Dの位置の検出に用いる装置としてカメラ80を備えている。具体的には、台車本体30の前部及び後部のそれぞれにカメラ80が配置されている。以下の説明および図3以降の図では、これら2台のカメラ80を区別する場合、前部のカメラ80を第一カメラ80Aと称し、後部のカメラ80を第二カメラ80Bと称する。本実施の形態では、これら2台のカメラ80(第一カメラ80A及び第二カメラ80B、以下同じ。)により、荷物90の位置ずれ(荷物90の位置の正規の位置からのずれ量)が検出される。
具体的には、2台のカメラ80のそれぞれは、撮影方向が、上方かつ載置台60から離れる方向に向くように配置されている。また、図3及び図4に示すように、第一カメラ80Aの撮影範囲Saは、前方の空間における荷物90の下部を含む所定の範囲であり、第二カメラ80Bの撮影範囲Sbは、後方の空間における荷物90の下部を含む所定の範囲である。
なお、本実施の形態において、荷物90は、図4に示すように、例えばパレット91及びパレット91に積まれた複数の箱体95によって構成される。つまり、本実施の形態では、平面視における荷物90の外形は、パレット91の外形であり、荷物端縁90A〜90Dは、パレット91の下部の端縁である。
このように構成された搬送車10において、コントローラ50は、台車本体30、回転装置70、及びカメラ80を制御することで、荷物90の2次元的な位置ずれを検出することができる。以下、搬送車10が、ステーションに置かれた荷物90を受け取る際の位置ずれの検出について説明する。
[2.ステーションの構成例]
まず、ステーションの構成例について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、実施の形態に係るステーション100の構成概要を示す斜視図である。図6は、実施の形態に係るステーション100に荷物90が置かれた状態を示す斜視図である。
本実施の形態に係るステーション100は、4つの支持体101を有する。支持体101は、例えば床面に固定された脚部102と、脚部102の上端に固定された支持面部103とを有する。これら4つの支持体101は、図6に示すように、平面視で四角形状の荷物90を下方から支持する。荷物90の種類に特に限定はないが、上述のように、パレット91及びパレット91に積載された複数の箱体95が、1つの荷物90として扱われる。
4つの支持体101の支持面部103の高さ方向の位置は、載置台60が下限位置にある状態(図1参照)の搬送車10の車高(載置台60の上面の位置)よりも高い。また、4つの支持体101のうちの前後方向(X軸方向)及び左右方向(Y軸方向)で隣り合う2つの支持体101の脚部102の間の距離はWdであり、搬送車10の車幅(つまり、台車本体30の車幅)はWdよりも小さい。つまり、搬送車10は、ステーション100に置かれた荷物90の下方に位置することができる。
このように、ステーション100では、複数の支持体101で荷物90を支持することができ、かつ、荷物90の下方と、当該下方の外部とを搬送車10が行き来できるように、複数の支持体101がレイアウトされている。本実施の形態では、搬送車10は、ステーション100に対し、4方向(前後方向及び左右方向)からステーション100の下方に進入し、下方から退出することができ、かつステーション100の下方でスピン動作を行うことができる。例えば、X軸方向に沿ってステーション100の下方に進入した搬送車10が、その場でスピン動作することで進行方向を90°変更し、Y軸方向に沿ってステーション100の下方から退出することができる。
[3.搬送車の動作例1]
次に、図7〜図17を用いて、実施の形態に係る搬送車10の動作例(コントローラ50の制御例)について説明する。図7は、実施の形態に係る搬送車10が荷物90を載せていない状態(空荷状態)でステーション100に向かう状態を示す平面図である。図8は、実施の形態に係る搬送車10がステーション100に置かれた荷物90を下方からすくい上げた状態を示す平面図である。図9は、図8に対応するステーション100及び搬送車10の平面図である。なお、図9において、ステーション100の支持体101については、搬送車10との干渉が問題となる脚部102のみを点線の矩形で表している。このことは、後述する平面図(図10〜図12、図16、及び図17)にも適用される。
搬送車10は、例えば上位コンピュータからの指示により荷物90の搬送を行う場合、図7に示すように、コントローラ50が、走行駆動部31を制御することで、空荷状態の搬送車10を、荷物90が置かれたステーション100に向かわせる。このとき、平面視における載置台60の姿勢は、対向する2つの辺が左右方向に並ぶ姿勢である。載置台60がこの姿勢である場合、載置台60の左右方向の幅は台車本体30の車幅内に収まる。そのため、搬送車10は、比較的に狭い走行路を通過することができ、かつ、ステーション100の2つの脚部102の間を通過することができる。
その後、搬送車10は、コントローラ50による走行駆動部31の制御により、2つの脚部102の間を通過して、図8及び図9に示すように、ステーション100に置かれた荷物90の下方で停車する。なお、搬送車10は、例えば磁気誘導またはレーザー誘導等によって目的地に移動することができる。つまり、コントローラ50は、例えば、走行路に敷設された磁気誘導用の部材または発射したレーザー光の反射光等の検出結果に基づいて走行駆動部31を制御する。これにより、コントローラ50は、搬送車10を荷物90の下方まで移動させて停車させることができる。このとき、平面視において載置台60の回転軸A(図2参照)は、4つの支持体101で形成される四角形の領域の中心に略一致する。4つの支持体101は、搬送車10がこの位置でスピン動作を行った場合に、4つの脚部102が搬送車10に干渉しない位置に配置されている。言い換えると、搬送車10は、平面視におけるステーション100の中心位置においてスピン動作を行う場合に、4つの脚部102に干渉しないサイズに形成されている。
コントローラ50は、搬送車10が荷物90の下方で停止した後に、昇降装置40を制御することで、載置台60を上昇させる。その結果、図8に示すように、荷物90は載置台60に載せられ、ステーション100から持ち上げられる。搬送車10は荷物90を持ち上げた状態でもスピン動作を行うことが可能である。従って、搬送車10は、荷物90をステーション100から持ち上げる前または後に、スピン動作によって180°向き変えることで、ステーション100から後方(図9におけるX軸マイナス方向)に、荷物90を持ち出すことができる。さらに、搬送車10は、荷物90をステーション100から持ち上げる前または後に、スピン動作によって90°向き変えることで、ステーション100から左方向または右方向(図9におけるY軸方向)に、荷物90を持ち出すことができる。また、搬送車10は、荷物90をステーション100から持ち上げる前または後に、スピン動作によって360°向き変えることで、ステーション100に進入する際の進行方向と同じ方向に荷物90を持ち出すこともできる。
搬送車10は、上記一連の動作によって荷物90をステーション100から持ち出す場合、例えば載置台60に荷物90を載せた後に、荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出することができる。この時の具体的な動作を、さらに図10〜図14を参照しながら説明する。
図10〜図12は、実施の形態に係る搬送車10の、荷物90の位置ずれ検出時の動作を示す第1〜第3の図である。図13A〜図13Dは、実施の形態に係るカメラ80によって撮影された第1〜第4の画像例を示す図である。図14は、実施の形態に係る検出結果に基づく荷物90の位置ずれの例を説明するための図である。
例えば、上述の図9に示すように、載置台60に荷物90が載せられた状態において、コントローラ50は、第一カメラ80Aを制御することで、荷物端縁90Aを含む画像を撮影させ、かつ、第二カメラ80Bを制御することで、荷物端縁90Bを含む画像を撮影させる。その後、コントローラ50は、台車本体30を制御することで、図10に示すように、台車本体30に、スピン動作を開始させる。この時、コントローラ50は、回転装置70を制御することで、台車本体30と逆向きかつ同一の回転速度で載置台60を回転させる。これにより、載置台60及び荷物90は、見かけ上、ほぼ静止した状態となる。従って、台車本体30が図11に示すように90°回転した場合、2台のカメラ80の撮影範囲に、図9に示す時点では撮影できなかった荷物端縁90C及び90Dが含まれる状態となる。
そこで、コントローラ50は、台車本体30のスピン動作の開始後において台車本体30が図11に示すように90°回転した時点で、2台のカメラ80を制御することで、荷物端縁90Cを含む画像と、荷物端縁90Dを含む画像とを撮影させる。つまり、第一カメラ80Aは荷物端縁90Dを含む画像を撮影し、第二カメラ80Bは荷物端縁90Cを含む画像を撮影する。この撮影の際、スピン動作は停止していてもよく、スピン動作の継続中に撮影されてもよい。
その後、コントローラ50は、台車本体30が、図12に示すように、180°回転した時点でスピン動作を停止させ、かつ、回転装置70による載置台60の回転も停止させる。その後、台車本体30は前方(図12におけるX軸マイナス方向)に向けて走行する。これにより、ステーション100に置かれていた荷物90は、搬送車10によって持ち出される。
以上の動作において、2台のカメラ80により、少なくとも図13A〜図13Dに示す4枚の画像が取得される。例えば図13Aは、図9に示す初期状態における第一カメラ80Aにより撮影された画像である。第一カメラ80Aは台車本体30に固定されており、載置台60の回転軸Aも固定されている。従って、第一カメラ80Aにより撮影された画像における、荷物90の端縁の正規の位置は、荷物90のサイズに応じて事前に決定可能である。例えば図13Aにおける、荷物端縁90Aの正規の位置は、一点鎖線で表された基準線Laの位置として事前に決定される。これにより、当該画像から、荷物端縁90AとLaとの距離d1(画像上の距離)が算出される。さらに、第一カメラ80Aの台車本体30に対する仰角等を考慮することで、X軸方向における荷物端縁90Aの正規の位置からのずれ量D1が求められる。同様に、図13Bに示す画像から得られる荷物端縁90Bと基準線Lbとの距離d2を用いて、X軸方向における荷物端縁90Bの正規の位置からのずれ量D2が求められる。図13Cに示す画像から得られる荷物端縁90Dと基準線Ldとの距離d3を用いて、Y軸方向における荷物端縁90Dの正規の位置からのずれ量D3が求められる。図13Dに示す画像から得られる荷物端縁90Cと基準線Lcとの距離d4を用いて、Y軸方向における荷物端縁90Cの正規の位置からのずれ量D4が求められる。
なお、荷物端縁90A〜90Dの画像上のずれ量と、そのずれ量から求められる平面視におけるずれ量との算出は、カメラ80が行ってもよく、コントローラ50が、カメラ80から画像を受け取って行ってもよい。また、荷物端縁と基準線とが平行でない場合は、例えば、荷物端縁と基準線との間の最大距離と最小距離との平均によって画像上の荷物端縁のずれ量が求められてもよく、または、最大距離が当該ずれ量として扱われてもよい。
上記のような算出の結果、荷物90の全体としては図14に示すように正規の位置Psから荷物90がずれていると推定される。コントローラ50は、このような荷物90のずれ量を、カメラ80を用いた検出結果として得た場合、この検出結果を用いてその後の動作を行う。コントローラ50は、例えば、搬送車10が荷物90を載せて走行する際に、荷物90が、走行路の側方に存在する物体と干渉しないように、図14に示す左右のずれ量(D3及びD4)を用いて台車本体30の移動を制御することができる。また、コントローラ50は、例えば、載置台60に載せた荷物90をステーション100に降ろす際に、平面視における荷物90の中心が、ステーション100の4つの支持体101で形成される四角形の領域の中心と一致するように台車本体30の位置を調整することができる。このとき、図14に示す前後左右のずれ量(D1〜D4)が用いられる。
また、コントローラ50は、例えば、図14に示す前後左右のずれ量(D1〜D4)の少なくとも1つが、閾値を越える値である場合、搬送車10による搬送作業を制御する上位コンピュータに異常を報知することができる。また、コントローラ50は、例えば対向する位置のずれ量の差異が閾値以上である場合も、上位コンピュータに異常を報知することができる。例えば図14におけるずれ量D1と、ずれ量D2とは、理論上は一致するはずであるが、画像上のずれ量の算出誤差、平面視における荷物90の傾き、またはパレット91(図4参照)の個体差等に起因して、厳密には一致しない場合もある。しかしながら、この場合であっても、例えば、ずれ量D1とずれ量D2とが大きく異なる場合(例えば差異がいずれか一方の10%以上である場合)、載置台60に載せた荷物90が、予定された荷物90と異なっていることが考えられる。従って、コントローラ50は、載置台60に載せた荷物90が予定と異なることを示す情報を含む異常情報を、上位コンピュータに送信することができる。つまり、コントローラ50は、カメラ80を用いた検出結果に応じて上記コンピュータに異常を報知してもよく、さらに、検出結果から推定される異常の種類を上記コンピュータに報知してもよい。なお、コントローラ50は、検出結果により何等かの異常を検出した場合は、例えば、搬送車10をその場で停止させる。
なお、荷物90の2次元的な位置ずれを求める場合、2つのカメラ80を備えること、及び、台車本体30と載置台60とを互いに逆向きに回転させることは必須ではない。荷物90の2次元的な位置ずれを求める場合、少なくとも1つのカメラ80を荷物90に対して相対的に回転させればよい。例えば、台車本体30が、2つのカメラ80のうちの第一カメラ80Aのみを備える場合、台車本体30が停止した状態で、載置台60を90°回転させることで、第一カメラ80Aは、荷物端縁90Aを含む画像、及び荷物端縁90Dを含む画像を撮影できる。その結果、図14に示すずれ量D1及びずれ量D3が求められる。つまり、荷物90の2次元的な位置ずれが求められる。
また、カメラ80による撮影タイミングは、上記説明には限定されない。例えば、カメラ80は動画を撮影し、カメラ80またはコントローラ50が、動画を構成する複数のフレームから必要な位置のフレームを必要な数だけ抜き取ってもよい。これにより、荷物90の位置ずれの算出に用いる2以上の画像を取得することができる。また、例えば、カメラ80は、2つの荷物端縁が接続される位置、つまり、荷物90の下端部の角の位置を撮影し、コントローラ50は、当該角の位置を、荷物90の位置ずれの検出に用いてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る搬送車10は、台車本体30と、荷物90が載せられる載置台60と、載置台60を上下方向の軸を中心に回転させる回転装置70と、カメラ80と、コントローラ50とを備える。台車本体30は、駆動輪35を有し、上下方向の軸を中心にその場で回転するスピン動作が可能である。カメラ80は、台車本体30に上向きに取り付けられている。コントローラ50は、台車本体30によるスピン動作、及び、回転装置70による載置台60の回転の少なくとも一方を行わせることで、カメラ80を荷物90に対して相対的に回転させる相対回転制御を実行する。コントローラ50は、さらに、相対回転制御の前から後までの期間にカメラ80により撮影された2以上の画像を用いて、載置台60に対する荷物90の位置ずれを検出する。
この構成によれば、移載対象の荷物90に対してカメラ80を相対的に回転させることができる。これにより、例えば1つのカメラ80が撮影することで得られる少なくとも2つの画像から、少なくとも2つの位置で荷物90のずれ量を検出することができる。すなわち、載置台60への載置後または載置前の荷物90の2次元的なずれ量を求めることが可能である。これにより、検出結果を用いて、例えば、搬送先において正規の位置に荷物90を置くこと、または、荷物90の搬送中に、他の物体と干渉しないように搬送車10の移動を制御するなどが可能となる。
このように、本実施の形態に係る搬送車10によれば、搬送対象の荷物90の位置ずれを検出することができる。
また、本実施の形態において、カメラ80は、上面視において、間隔をあけて複数配置されており、コントローラ50は、複数のカメラ80のそれぞれから得られる2以上の画像を用いて、荷物90の位置ずれを検出する。
本実施の形態では、載置台60の中心軸(回転軸A)を挟んで反対側に位置する2台のカメラ80のそれぞれが、荷物90の互いに異なる位置を撮影することができ、かつ、荷物90は、これら2台のカメラ80に対して相対的に回転する。その結果、荷物90の2次元的な位置ずれを求めるための複数の画像が効率よく取得できる。つまり、より効率よく荷物90の位置ずれを検出することができる。
また、本実施の形態に係る搬送車10において、コントローラ50は、相対回転制御において、荷物90が載せられた状態の載置台60を回転装置70に回転させることができる。
つまり、搬送車10は、例えば、台車本体30を停止させることでカメラ80を路面に対して静止させた状態で、載置台60のみを回転させることで荷物90をカメラ80に対して回転させ、これにより荷物90の位置ずれを検出することができる。この場合、例えば、載置台60の回転と台車本体30のスピン動作とを同期させる制御が不要であるため、コントローラ50による荷物90の位置ずれ検出のための制御が簡易化される。
また、本実施の形態に係る搬送車10において、コントローラ50は、相対回転制御においてさらに、台車本体30に、載置台60の回転方向とは逆方向に回転するスピン動作を行わせることができる。
つまり、搬送車10は、図9〜図12を用いて説明したように、載置台60に載せた荷物90を、路面に対してほぼ静止させた状態で、カメラ80を荷物90に対して相対的に回転させることができる。従って、搬送車10の置かれた空間内において、荷物90を回転させずに、荷物90の位置ずれを検出するための複数の画像が取得できる。そのため、例えば、荷物90を回転させる余裕がない空間においても、荷物90の位置ずれを検出することができる。また、例えば、平面視において荷物90の重心が載置台60の回転中心からずれている場合に、荷物90が回転することで生じる遠心力によって荷物90がさらにずれるようなことがない。
また、本実施の形態に係る搬送車10において、コントローラ50は、相対回転制御を実行することで台車本体30の向きを変更させ、かつ、荷物90の位置ずれを検出した後に、台車本体30を、相対回転制御による変更後の向きに移動させることができる。
つまり、搬送車10は、例えばステーション100に置かれた荷物90を載置台60に載せた後に、進行方向を変更するためのスピン動作を行う際に、荷物90の位置ずれを検出することができる。すなわち、搬送車10は、荷物90の搬送先に向かうためスピン動作を行う際に、そのスピン動作を利用して荷物90の位置ずれを検出することができる。従って、搬送車10は、荷物90の位置ずれを検出するためのタイムロスを実質的に生じさせずに、荷物90の搬送作業を行うことができる。
また、本実施の形態に係る搬送車10において、カメラ80は、撮影方向が上方かつ載置台60から離れる方向に向くように配置されている。
従って、カメラ80は、荷物90の載置台60からはみ出した部分だけでなく、例えば搬送車10の前方または後方の物体を撮影することができる。すなわち、搬送車10の進行方向または荷物90の移載先に障害物または他の荷物90等が存在するか否かを、カメラ80から得られる画像から検出することができる。搬送車10は、例えば、ステーション100に荷物90を置く前に、ステーション100を撮影することで、ステーション100に他の荷物90が置かれているか否かを検出することができる。また、例えば、搬送車10が後方に移動する(バックする)場合に、第二カメラ80Bが、後方の空間を撮影することで、搬送車10の後方に、障害物または作業員がいるか否かを検出することができる。
以上説明した搬送車10の動作は一例であり、搬送車10は、他の動作または情報処理を実行することができる。そこで、搬送車10の他の動作例を、動作例2〜4として説明する。
[4.搬送車の動作例2]
搬送車10において、コントローラ50は、荷物90の水平方向(XY平面に平行な方向)の位置ずれだけでなく、例えば、荷物90の回転方向(Z軸周りの回転方向)の位置ずれも検出することができる。
図15は、実施の形態に係るカメラ80によって撮影された第5の画像例を示す図である。図15は、具体的には、台車本体30の前部に備えられた第一カメラ80Aが撮影した画像の一例であり、荷物端縁90Aが、基準線Laに対して傾いた状態が示されている。この場合、コントローラ50は、例えば、この画像から基準線Laに対する荷物端縁90Aの角度θを算出し、さらに第一カメラ80Aの台車本体30に対する仰角等を考慮することで、荷物端縁90Aの回転方向(Z軸周りの回転方向)の位置ずれ(ずれ角度)が求められる。また、コントローラ50は同様に、第一カメラ80A及び第二カメラ80Bにより撮影された荷物端縁90B、90C、及び90Dの画像のそれぞれから、荷物90の回転方向の位置ずれを求める。コントローラ50はさらに、例えばこれら4つの荷物端縁の回転方向の位置ずれの平均を求めることで、荷物90の回転方向の位置ずれ(ずれ角度)の推定値を得ることができる。コントローラ50は、このような荷物90の回転方向のずれ量を、カメラ80を用いた検出結果として得た場合、この検出結果を用いてその後の動作を行う。例えば、搬送車10が載置台60に載せた荷物90をステーション100に降ろす際に、例えば、平面視における荷物90の4辺が、ステーション100の4つの支持体101で形成される四角形の4辺と平行になるように、載置台60を降下させる際の載置台60の回転角を調整することができる。
なお、搬送車10は、荷物90の回転方向の位置ずれを検出する場合、さらに荷物90の水平方向の位置ずれも検出し(図9〜図14参照)、これら2種類の検出結果に応じて荷物90の搬送及び移載に関する動作を行ってもよい。
[5.搬送車の動作例3]
動作例1では、搬送車10が、ステーション100から荷物を受け取った後に、荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出している。しかし、搬送車10は、ステーション100から荷物90を受け取る前に、荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出することもできる。
図16は、実施の形態に係る搬送車10の荷物90の受け取り前における荷物90の位置ずれ検出時の動作を示す図である。
図16に示すように、搬送車10が、ステーション100において、荷物90の下方で停車した後に、コントローラ50は、荷物90を受け取るための昇降装置40の制御を行う前に、台車本体30にスピン動作を行わせる。これにより、台車本体30は、例えば180°回転する。このとき、回転装置70は駆動されず、載置台60は、台車本体30に追随して回転する。また、コントローラ50は、第一カメラ80A及び第二カメラ80Bを制御することで、例えば、図13A〜図13Dに示すような、荷物端縁90A〜90Dの画像を撮影させる。コントローラ50は、これら画像から、画像上における荷物端縁90A〜90Dの基準位置に対するずれ量を算出する。コントローラ50はさらに、第一カメラ80Aの仰角及びステーション100の高さ等を考慮し、ステーション100に置かれている荷物90の正規の位置からのずれ量(位置ずれ)を求める。つまり、コントローラ50は、この状態で載置台60に荷物90を載せたとした場合における、荷物90の載置台60に対する正規の位置からのずれ量の推定値を求めることができる。コントローラ50は、このような荷物90のずれ量を、カメラ80を用いた検出結果として得た場合、この検出結果を用いて、その後の荷物90の搬送及び移載に関する動作を行う。
このように、コントローラ50は、荷物90の下方に搬送車10が位置し、かつ、載置台60に荷物90が載せられる前の期間において、台車本体30にスピン動作を行わせる相対回転制御を実行することで、荷物90の位置ずれを検出することができる。
これにより、コントローラ50は、例えば、荷物90、載置台60に載せる前に、ステーション100に置かれた荷物90が載置台60における正規の位置に載せられるように、台車本体30の位置を調整することができる。また、コントローラ50は、例えば、そのまま荷物90を載置台60に載せて台車本体30を走行させてもよい。この場合、コントローラ50は、例えば、搬送先のステーション100で荷物90を降ろす際に、荷物90を積む際の検出結果を用いて、搬送先のステーション100の正規の位置に荷物90が置かれるように、台車本体30の位置を調整することができる。
なお、コントローラ50は、動作例1で説明したように、カメラ80が撮影した画像から、ステーション100に置かれた荷物90の回転方向の位置ずれを検出し、その検出結果を用いてその後の動作を行ってもよい。
[6.搬送車の動作例4]
動作例1では、搬送車10は、ステーション100で荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出したが、搬送車10は、荷物90の搬送中、つまり、ステーション100から受け取ったステーション100を搬送先まで届ける途中で、荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出することもできる。
図17は、実施の形態に係る搬送車10の荷物90の搬送中における荷物90の位置ずれ検出時の動作を示す図である。図17では、荷物90を搬送中の搬送車10が、走行途中で進行方向を90°変更する様子が表されている。
図17に示すように、搬送車10が、載置台60に荷物90を載せた状態で目的地へ走行中に、進行方向を90°変える場合、コントローラ50は、その進行方向の変更のためのスピン動作を利用して荷物90の載置台60に対する位置ずれを検出することができる。
具体的には、図9〜図11を用いて説明したように、コントローラ50は、台車本体30にスピンターン動作を行わせることで台車本体30の向きを90°変更させ、かつ、回転装置70を制御することで、載置台60を台車本体30とは逆向きに90°回転させる。これにより、2台のカメラ80は荷物90に対して相対的に回転する。つまり、コントローラ50は、搬送車10の進行方向の変更の際に相対回転制御を実行する。このとき、台車本体30の回転と載置台60の回転とが同期して行われることで、載置台60上の荷物90は、見かけ上ほぼ静止した状態に維持される。そのため、搬送車10が進行方向を変更する位置(走行路の曲がり角)の周辺に、柱または壁等の物体が存在する場合であっても、これら物体に荷物90を干渉させずに、搬送車10の進行方向を変更することができる。
さらに、搬送車10が進行方向を変更する際に、荷物90は、台車本体30に配置された第一カメラ80A及び第二カメラ80Bに対して相対的に回転される。そのため、第一カメラ80Aは、荷物端縁90A及び90Dの画像(図13A及び図13C参照)を取得することができ、第二カメラ80Bは、荷物端縁90B及び90Cの画像(図13B及び図13D参照)を取得することができる。コントローラ50は、これら画像を用いて、荷物90の載置台60に対する位置ずれを求めることができる。
なお、図17では、搬送車10は、曲がるべき地点で一旦停止してスピン動作を行うことで進行方向を変更しているが、コントローラ50は、搬送車10が湾曲したカーブを曲がる際にも、相対回転制御を実行することで、荷物90の位置ずれを求めることができる。具体的には、搬送車10が湾曲したカーブを曲がる前と後とで、台車本体30の向きが少なくとも90°変更される場合、台車本体30が当該カーブを通過する間に、コントローラ50は、載置台60を台車本体30とは逆向きに少なくとも90°回転させる。これにより、2台のカメラ80は、荷物90に対して少なくとも90°、相対的に回転する。従って、コントローラ50は、台車本体30が当該カーブを通過する前から後までの期間に得られた少なくとも2枚の画像から、荷物90の載置台60に対する位置ずれを求めることができる。この場合、搬送車10のコントローラ50または上位コントローラは、搬送車10が目的地に至るまでの経路の決定において、進行方向の変更が早期に生じる経路を優先的に決定する制御を行ってもよい。これにより、搬送車10が目的地に向けて走行を開始してから荷物90の位置ずれを検出するまでの期間が短くなる。その結果、例えば検出結果を用いることでより安全に走行する搬送車10の走行期間または走行距離が長くなる。また、コントローラ50または上位コントローラは、当該経路の決定において、荷物90の位置ずれ検出のための進行方向の変更を余分に追加する制御を行ってもよい。これにより、例えば搬送車10が荷物90を搬送する場合に、荷物90の位置ずれ検出を行う機会が必ず確保される、または、荷物90の位置ずれ検出を行う機会が増加する。
コントローラ50は、その後、搬送先のステーション100で荷物90を降ろす際に、荷物90の搬途中に得た検出結果を用いて、搬送先のステーション100の正規の位置に荷物90が置かれるように、台車本体30の位置を調整することができる。
このように、コントローラ50は、載置台60に荷物90が載せられた状態で台車本体30を移動させ、台車本体30の移動中に台車本体30の向きを変更する際に、相対回転制御を実行することで、荷物90の位置ずれを検出することができる。
すなわち、搬送車10が荷物90を載せて走行している期間において台車本体30が進行方向を変更する際に、台車本体30の回転方向と逆方向に載置台60を回転させることで、荷物90の位置ずれを検出することができる。つまり、搬送車10が、荷物90の移載のための動作を行っている期間に、台車本体30の進行方向の変更を利用して荷物90の位置ずれを検出することができる。従って、搬送車10は、荷物90の位置ずれを検出するためのタイムロスを実質的に生じさせずに、荷物90の搬送作業を行うことができる。
なお、走行路の幅が比較的に広い場合などにおいて、搬送車10は、例えば直進中に、コントローラ50が載置台60を少なくとも90°回転させることで相対回転制御を実行し、これにより、荷物90の位置ずれを検出してもよい。つまり、搬送車10が、荷物90の搬送中に荷物90の位置ずれを検出する場合に、搬送車10(台車本体30)の進行方向の変更を利用することは必須ではない。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係る搬送車について、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、載置台60は、平面視において正方形(角丸である場合、または、角が面取りされている場合も含む)としたが、載置台60の平面視形状は他の形状であってもよい。つまり、台車本体30に配置された少なくとも1台のカメラが、載置台60における正規の位置に載せられた荷物90の、載置台60からはみ出した部分の端縁を含む所定の範囲を撮影できるサイズ及び大きさで載置台60が形成されていればよい。この場合、コントローラ50は、相対回転制御を実行することで、荷物90の位置ずれを検出することができる。
また、回転装置70は、昇降台45に固定されるとしたが、載置台60を回転させる回転装置は、例えば、台車本体30に固定されてもよい。回転装置が台車本体30に固定される場合、例えば、昇降台45の中央に設けられた貫通孔に軸体を貫通させて軸体の先端に載置台60を固定する。また、当該軸体を、回転装置による回転駆動力によって回転軸A回りに回転し、かつ、昇降台45に支持される載置台60の昇降に伴って上下または伸縮するように構成する。これにより、台車本体30に固定された回転装置によって載置台60を回転させることが可能である。
また、台車本体30に固定された昇降装置が回転装置としての機能を備えてもよい。例えば、昇降装置が、上下方向に移動または伸縮する軸体であって、回転軸A回りに回転する軸体を備えている場合、軸体の先端に載置台60を固定する。これにより、載置台60の回転、及び、荷物90の受け渡しの際の載置台60の昇降が、1つの装置で実行される。また、この場合、昇降台45は不要である。
また、搬送車10が昇降装置40を備えることは必須ではない。例えば、ステーション100が、荷物90の移載を行う移載装置を備える場合、その移載装置によって、ステーション100と搬送車10の載置台60との間の荷物90の受け渡しが行われてもよい。
また、ステーション100が4つの支持体101を備えることは必須ではない。例えば、荷物90の底面に載置台60が当接可能な空間を開けた状態で荷物90を支持する、片持ち式の一対の腕部を有する1つの支持体のみがステーション100に備えられてもよい。
また、コントローラ50において、台車本体30、回転装置70、及びカメラ80を制御する機能と、カメラ80から得られた画像を用いて荷物90の位置ずれを検出する機能とが、互いに別体のコンピュータで実現されてもよい。この場合、コントローラ50は、台車本体30、回転装置70、及びカメラ80を制御する機器制御部と、荷物90の位置ずれを検出する検出部とを有する、と表現してもよい。
また、搬送車10の動作を制御するコントローラ50は、搬送車10とともに移動する必要はない。例えば、無線信号により走行駆動部31等を制御する機能を有するコントローラ50が、搬送車10が走行する領域内に固定されたコンピュータによって実現されてもよい。すなわち、搬送車10において、台車本体30及び台車本体30とともに移動する載置台60等の移動部と、移動部を遠隔で制御する制御部(コントローラ50)とが、分離されていてもよい。
また、台車本体30におけるカメラ80の配置位置は、台車本体30の前部または後部には限られない。カメラ80は、荷物90の、載置台60からはみ出した部分の端縁を撮影できる位置に配置されていればよい。例えば、カメラ80は、平面視における台車本体30の左部分または右部分に配置されてもよい。また、平面視における台車本体30の、左前部、左後部、右前部または右後部など、平面視において略矩形状の台車本体30における角部に、カメラ80が配置されてもよい。さらに、これら複数の位置のうちの2以上の位置のそれぞれにカメラ80が配置されてもよい。
本発明に係る搬送車は、搬送対象の荷物の位置ずれを検出することができる搬送車である。従って、工場および物流倉庫等で荷物の搬送を行う搬送車として有用である。
10 搬送車
30 台車本体
31 走行駆動部
35 駆動輪
36 従動輪
40 昇降装置
41 昇降駆動部
42 出退機構
43 シャフト
45 昇降台
50 コントローラ
60 載置台
70 回転装置
80 カメラ
80A 第一カメラ
80B 第二カメラ
90 荷物
90A、90B、90C、90D 荷物端縁
91 パレット
95 箱体
100 ステーション
101 支持体
102 脚部
103 支持面部

Claims (6)

  1. 荷物を搬送する搬送車であって、
    駆動輪を有し、上下方向の軸を中心にその場で回転するスピン動作が可能な台車本体と、
    前記荷物が載せられる載置台であって、平面視において前記載置台よりも大きな前記荷物を載置可能な載置台と、
    前記載置台を、前記上下方向の軸を中心に回転させる回転装置と、
    前記台車本体に上向きに取り付けられたカメラと、
    前記台車本体、前記回転装置、及び前記カメラを制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、
    前記台車本体によるスピン動作、及び、前記回転装置による前記載置台の回転の少なくとも一方を行わせることで、前記カメラを前記荷物に対して相対的に回転させる相対回転制御を実行し、かつ、前記相対回転制御の前から後までの期間に前記カメラにより撮影された2以上の画像を用いて、前記載置台に対する前記荷物の位置ずれを検出する、
    搬送車。
  2. 前記カメラは、上面視において、間隔をあけて複数配置されており、
    前記コントローラは、複数の前記カメラのそれぞれから得られる2以上の画像を用いて、前記荷物の位置ずれを検出する、
    請求項1記載の搬送車。
  3. 前記コントローラは、前記相対回転制御において、前記荷物が載せられた状態の前記載置台を前記回転装置に回転させ、かつ、前記台車本体に、前記載置台の回転方向とは逆方向に回転する前記スピン動作を行わせる、
    請求項1または2記載の搬送車。
  4. 前記コントローラは、前記載置台に前記荷物が載せられた状態で前記台車本体を移動させ、前記台車本体の移動中に前記台車本体の向きを変更する際に、前記相対回転制御を実行することで、前記荷物の位置ずれを検出する、
    請求項3記載の搬送車。
  5. 前記コントローラは、前記荷物の下方に前記搬送車が位置し、かつ、前記載置台に前記荷物が載せられる前の期間において、前記台車本体に前記スピン動作を行わせる前記相対回転制御を実行することで、前記荷物の位置ずれを検出する、
    請求項1または2記載の搬送車。
  6. 前記カメラは、撮影方向が上方かつ前記載置台から離れる方向に向くように配置されている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の搬送車。
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