JP3881948B2 - ヤードクレーン、その運転方法、その運転装置、及びその運転システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、貨物の荷役を行うヤードクレーンおよびその運転方法、そのヤードクレーンを操作する運転装置、およびそのヤードクレーンを操作するための運転システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、貨物の荷役を行うヤードクレーンの運転方法においては、遠隔からヤードクレーンを操作する方法が採用されており、この種の方法として、ヤードクレーンの上部に設置されたトロリに取付けられた複数のカメラによって撮影された映像を、ヤードクレーンを操作するヤードクレーン運転装置に伝送して、そのヤードクレーン運転装置に設けられたモニタに映し出し、その映像を見ながらオペレータがヤードクレーンを操作する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−246683号公報(第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のヤードクレーンの運転方法においては、オペレータがヤードクレーンを操作する際、複数のカメラによって撮影された映像を切り替えながらモニタに映し出して、映像を切り替える作業とヤードクレーンを操作する作業とを行うため、オペレータの作業量が増大するとともに、荷役効率が低下するという問題があった。また、一人のオペレータにより複数のクレーンを扱えず少人化への貢献は必ずしも果たしていなかった。
【0005】
また、オペレータの作業量を軽減し、かつ荷役効率を向上させるために、ヤードクレーンの作業を自動化することが望まれるが、ヤード内を走行するシャシによって運搬される貨物の荷役を行う場合、またはヤード内に蔵置される特定の形状を有する貨物の荷役を行う場合、その貨物が設置される位置またはその貨物の高さが不確定であり、その貨物を運転システム上において認識することができないため、ヤードクレーンの作業の全てを自動化して荷役効率を向上させることが困難であるという問題があった。
【0006】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、オペレータの作業量を軽減し、かつ自動化された作業を適宜オペレータが操作する作業に切り替えることによって荷役効率を向上させ、一人のオペレータにより複数台数の運転を可能とするヤードクレーンおよびその運転方法、そのヤードクレーンを操作する運転装置、およびそのヤードクレーンを操作するための運転システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
請求項1に係る発明は、ヤード内に配置され貨物の荷役を行う複数のヤードクレーンを操作するヤードクレーン運転方法であって、複数の前記ヤードクレーンを自動運転するステップと、作業要求が生じた前記ヤードクレーンの自動運転を停止して、オペレータからの指示待ち状態とするステップと、前記作業要求が生じた際に、オペレータに操作要求を通知するステップとを有することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、あるヤードクレーンが自動運転しているときには、他のヤードクレーンを操作するため、複数のヤードクレーンを一人のオペレータで操作することが可能となる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のヤードクレーン運転方法において、前記作業要求が生じたヤードクレーンの作業指示に関するデータおよび映像を前記オペレータが確認するモニタに表示するステップと、前記ヤードクレーンの作業状況によって、前記モニタに映し出す映像を自動的に切り替えるステップとを具備することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のヤードクレーン運転方法において、前記作業要求は、前記ヤード内に外来するシャシに対する貨物の荷役をする場合、特定の形状を有する前記貨物を荷役する場合、段積みされた前記貨物と別の段積みされた前記貨物との間に蔵置されている前記貨物を荷役する場合、あるいは前記ヤードクレーンに異常が発生した場合の少なくとも一つの場合に生じることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、作業要求が生じた際に、ヤードクレーンの運転が自動運転からオペレータによる運転に切り替えられるため、オペレータがヤードクレーンを操作することによって確実に作業を行うこととなる。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載のヤードクレーン運転方法に用いられるヤードクレーンであって、走行車輪を介して基礎上に支持された複数の脚部と、該脚部間に架設された梁部とを備えて門型に構成され、前記梁部に該梁部の軸方向に移動するように設けられたトロリと、該トロリから吊設された吊り具とを備え、前記貨物の荷役状況を撮影するカメラが、前記トロリ、前記吊り具、および前記脚部に設置されていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、トロリ、吊り具、および脚部に設置された各カメラからの映像によって、貨物を荷役する際のヤードクレーン全体の状況を把握することができる。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項4記載のヤードクレーンにおいて、前記トロリに設置された前記カメラが、該カメラの下方に位置する前記貨物の頭部を撮影するように設けられていることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、トロリに設けられたカメラによって撮影された映像から、貨物の番号を確認するとともに、着床動作に入るまでの荷役状況の確認及び異常時の状況についての確認を行うこととなる。
【0015】
請求項6に係る発明は、請求項4または5記載のヤードクレーンにおいて、前記吊り具に設置された前記カメラが、該カメラの下方に位置する貨物の隅角部を撮影するように設けられていることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、吊り具に設けられたカメラによって撮影された映像が貨物の隅角部を撮影することによって、荷役されている貨物あるいは、シャシへ荷役する貨物の着床直前までの横行走行方向の段積みコンテナとの相対位置を把握することとなる。
【0017】
請求項7に係る発明は、請求項4から6のいずれかに記載のヤードクレーンにおいて、前記脚部に設置された前記カメラが、該カメラの側方に外来して停止するシャシの全体あるいは前記貨物の着床部分を撮影するように設けられていることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、脚部に設けられたカメラによって撮影された映像がシャシの全体を撮影することによって、シャシに荷役されている貨物の着床直前までの全体位置を把握することとなる。
【0019】
請求項8に係る発明は、ヤード内に配置され貨物の荷役を行う複数のヤードクレーンを操作するヤードクレーン運転装置であって、オペレータがヤードクレーンを操作するための操作卓と、複数のモニタと、自動運転していた前記ヤードクレーンにおいて作業要求が生じた際に、オペレータに操作要求を通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8記載のヤードクレーン運転装置において、作業要求が生じた該ヤードクレーンの作業指示に関するデータおよび映像を前記モニタに表示することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項8または9記載のヤードクレーン運転装置において、前記ヤードクレーンの作業状況によって、前記モニタに映し出す映像を自動的に切り替えることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項8から10のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、ヤードで稼動する複数の前記ヤードクレーンの操作状況に基づいて、前記モニタに映し出される映像を自動的に切り替えることを特徴とする。
【0020】
請求項12に係る発明は、請求項8から11のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、前記ヤードクレーンおよび該ヤードクレーンが配置されているヤードの模擬図形を前記モニタに表示することを特徴とする。
この発明によれば、ヤードクレーンおよびそのヤードクレーンが配置されているヤードの模擬図形がモニタに表示されることによって、ヤードクレーン作業の全体を把握することとなり、次の作業の予測が容易となる。
【0021】
請求項13に係る発明は、請求項8から12のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、前記ヤードクレーンが行う操作を逐次反映した動画を前記モニタに表示することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、現在行っているヤードクレーンの操作状況に合わせて動画がモニタに表示されるため、オペレータが逐次その操作状況を把握することとなる。
【0023】
請求項14に係る発明は、請求項8から13のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、前記ヤードクレーンの作業を指示するデータを前記モニタに表示することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、現在行っているヤードクレーンの作業指示がモニタに表示されるため、オペレータが次に行う作業を迅速に把握することとなる。
【0025】
請求項15に係る発明は、請求項8から14のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、前記ヤードクレーンの操作を制御するプログラムを前記モニタに表示することを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、メンテナンス対応者或いはオペレータがヤードクレーンの操作を制御するプログラムの稼動状況をモニタによって確認しながらヤードクレーンを操作することとなる。
【0027】
請求項16に係る発明は、請求項8から15のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、前記ヤードクレーンの操作箇所についての映像が、前記ヤードクレーンに備えられた複数のカメラによって自動的に撮影されて前記モニタに表示されることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、ヤードクレーンに備えられた複数のカメラによって自動的にモニタに映し出された映像を確認しながら、ヤードクレーンを操作することとなる。
【0029】
請求項17に係る発明は、請求項8から16のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置を具備することを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、複数のカメラ映像を自動的に切り替えることによって、複数のヤードクレーンの作業効率が上がり、結果として複数のヤードクレーンを一人のオペレータが操作する事が出来、作業の生産性を向上させることができる。
【0031】
請求項18に係る発明は、請求項17記載のヤードクレーン運転システムにおいて、前記ヤードクレーンに備えられた複数のカメラによって撮影された映像と、前記ヤードクレーンの状態を示す制御信号とを前記ヤードクレーン運転装置に伝送して、複数の前記ヤードクレーンを集中管理することを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、データ画面とカメラ映像の併用により、オペレータが次に操作するヤードクレーンのデータと映像が切り替えられた際に、迅速にそのヤードクレーンの状況が把握されることとなる。
【0033】
請求項19に係る発明は、請求項17または18記載のヤードクレーン運転システムにおいて、通信回線を利用して、前記ヤードクレーンの操作を制御するプログラムを遠隔で監視または修正する機能を有することを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、プログラムを遠隔で監視または修正することにより、故障発生時におけるヤードクレーンの状態の確認、またはプログラム変更後のヤードクレーンの動作確認をヤードクレーン運転装置から行うこととなる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明における一実施形態を示す図であって、この発明を適用したヤードクレーン運転システムを示す図である。
図1において、ヤードクレーン運転システム1は、ヤードクレーン10と、管理棟30と、ヤードクレーン運転装置40とを備えて構成されている。
【0036】
ヤードクレーン10は、図2に示すように、ヤード71に設けられた複数のレーン72上に、同方向に走行するように複数配置されている。
また、ヤードクレーン10は、図3に示すように、複数の走行車輪11を介してヤード71上に支持された複数の脚部12と、その脚部12間に架設された梁部13とを備えて門型に構成され、梁部13に梁部13の軸方向に移動するように設けられたトロリ14と、そのトロリ14から吊設された吊り具15とを備えて構成されている。
【0037】
図4に示すように、トロリ14には、下方に位置する貨物90或いは91の頭部を撮影するようにカメラ21が設けられている。このカメラ21は、貨物90或いは91を荷役する前に、貨物90或いは91の上部に記された番号が目視確認できるように配置されている。また、このカメラ21は、異常時におけるレーン72内の様子を確認できるように、首振り機構、ズーム機構を有している。
【0038】
吊り具15には、下方に位置する貨物90の隅角部90bを撮影するようにカメラ22が2台設けられている。このカメラ22は、吊り具15が巻き下げられる際、蔵置されている貨物90の山積み状態が確認できるように配置されているとともに、貨物90を荷役する際、貨物90が着床する直前までの貨物90と貨物の横行走行方向の相対位置が確認できるように配置されている。
【0039】
脚部12には、その側方に外来して停止するシャシ80の全体を撮影するようにカメラ23が2台設けられている。このカメラ23は、貨物91がシャシ80に荷役される際、貨物91がシャシ80に着床する直前までの貨物91の全体位置が確認できるように配置されている。
また、ヤードクレーン10の走行方向を撮影するようにカメラ24が4台設けられている。このカメラ24は、ヤードクレーン10の走行時に、各走行路の前後の安全監視ができるように配置されている。
【0040】
また、ヤードクレーン10には、図1に示すように、映像送信切替装置25、クレーン制御コントローラ26、ジョブ管理計算機27、および通信手段25a、27aが設けられている。
映像送信切替装置25は、ヤードクレーン10を制御するデータあるいは信号およびカメラ21〜24によって撮影された映像が相互に送受信可能となるように、カメラ21〜24、クレーン制御コントローラ26、および通信手段25aに接続されている。
ジョブ管理計算機27は、ヤードクレーン10を制御するデータあるいは信号が相互に送受信可能となるように、制御コントローラ26および通信手段27aに接続されている。
【0041】
管理棟30は、図2に示すように、ヤード71上に設置されている。また、管理棟30は、図1に示すように、運行管理装置31と、メモリ32とを備えて構成されている。
運行管理装置31は、ヤードクレーン10を制御するデータあるいは信号が相互に送受信可能となるように、メモリ32および通信手段31aに接続されている。
【0042】
ヤードクレーン運転装置40は、図5に示すように、オペレータがヤードクレーン10を操作する操作卓41と、映像またはデータが表示されるモニタ42と、操作要求が発生した際に点灯してオペレータに操作要求を知らせる図示しない操作要求発生表示灯とを備えて構成されている。
【0043】
操作卓41には、ヤードクレーン10、そのヤードクレーン10に備えられたトロリ14および吊り具15を操作する機能を有するレバー41aが設けられている。このレバー41aは、オペレータが運転席41bに着席した状態で操作可能となるように、運転席41bの左右に配置されている。
モニタ42は、6台のモニタ42a〜42fを備えて構成され、オペレータが操作卓41からその画面を容易に確認できるように配置されている。
【0044】
モニタ42a、42bには、ヤードクレーン10の操作箇所についてカメラ21〜24によって撮影された映像が表示されている。
モニタ42cには、ヤードクレーン10の模擬図形、あるいはそのヤードクレーン10が行う操作を逐次反映した動画が表示されている。
モニタ42dには、ヤードクレーン10が配置されているヤード71の模擬図形、あるいはそのヤードクレーン10の移動を逐次反映した動画が表示されている。
モニタ42eには、ヤードクレーン10の次の作業を指示するデータが表示されている。
モニタ42fには、ヤードクレーン10の操作を制御するプログラムが表示されている。
操作要求発生表示灯は、オペレータがその操作要求発生表示灯の点灯を認識できる位置に配置されている。
【0045】
また、ヤードクレーン運転装置40には、映像受信切替装置44、データ処理端末装置45、および通信手段44a、45aが設けられている。
映像受信切替装置44は、カメラ21〜24によって撮影された映像が受信可能となるように、通信手段44aに接続されているとともに、受信した映像が表示可能となるように、モニタ42a、42bに接続されている。
データ処理端末装置45は、ヤードクレーン10を制御するデータあるいは信号が相互に送受信可能となるように、操作卓41および通信手段45aに接続されているとともに、そのデータが表示可能となるように、モニタ42c、42d、42e、42fに接続されている。
また、映像受信切替装置44とデータ処理端末装置45とは、複数クレーンの映像を作業要求の発生しているクレーンの映像を任意のクレーン運転装置40に切替て映し出せるよう接続されている。
【0046】
通信手段27a、31a、45aは、制御するデータあるいは信号を相互に送受信することが可能となるように設定されている。
また、通信手段25a、44aは、カメラ21〜24によって撮影された映像を相互に送受信することが可能となるように設定されている。
【0047】
上記の構成において、通信手段27a、31a、45aは、例えば、無線通信による送受信を可能とする無線モデムである。また、通信手段25a、44aは、例えば、漏洩同軸ケーブルを張り巡らし、そのケーブルから漏洩させた電波を用いて送受信を可能とする送受信装置である。
【0048】
次に、上記の構成からなるヤードクレーン運転システム1の作用について説明する。
このヤードクレーン運転システム1を用いてヤードクレーン10による貨物90の荷役を行う場合には、運行管理装置31において複数のヤードクレーン10の運転を集中管理して、制御データあるいは信号を相互に送受信しながら複数のヤードクレーン10を自動運転する。
【0049】
すなわち、メモリ32によって演算処理された制御データあるいは信号が、荷役作業指示、ヤード積付け情報として、メモリ32に接続された運行管理装置31からジョブ管理計算機27へ通信手段31a、27aを介して送信され、ジョブ管理計算機27によって演算処理された制御データあるいは信号が、遠隔操作信号、運転自動コマンドとして、ジョブ管理計算機27からクレーン制御コントローラ26へ送信されて、ヤードクレーン10がその運転自動コマンドに従って自動運転される。
【0050】
そして、ヤードクレーン10の運転状況を示す制御データあるいは信号が、コマンド実績、センサ信号として、クレーン制御コントローラ26からジョブ管理計算機27へ送信され、通信手段27a、31aを介して運行管理装置31へ送信された後、運行管理装置31に接続されたメモリ32によって演算処理を行って、次の作業指示を行う制御データあるいは信号を作成する。
【0051】
また、クレーン制御コントローラ26からジョブ管理計算機27へ送信された制御データあるいは信号が、クレーン状態信号として、通信手段27a、45aを介してデータ処理端末装置45へ送信される。
ここで、クレーン状態信号は、そのヤードクレーン10の速度、位置等のヤードクレーン10自体に関する情報と、そのヤードクレーン10が指示を受ける制御状態の情報と、そのヤードクレーン10が取扱う貨物90の情報とを有する信号である。
【0052】
データ処理端末装置45へ送信された制御データあるいは信号がデータ処理端末装置45によってデータ処理されると、ヤードクレーン10の現在の運転状況を示す模擬図形あるいは動画がモニタ42cに表示され、そのヤードクレーン10のヤード71内における位置を示す模擬図形あるいは動画がモニタ42dに表示され、ヤードクレーン10の作業指示を示すデータがモニタ42eに表示され、これらのデータの演算を行うプログラムがモニタ42fに表示される。
【0053】
さらに、ヤードクレーン10の運転状況を示す制御データあるいは信号がクレーン制御コントローラ26から映像送信切替装置25へ送信され、カメラ21〜24によって撮影された映像が、映像送信切替装置25によってそのヤードクレーン10の運転状況に適した映像が選択されて、その映像が映像通信手段25a、44aを介して、映像送信切替装置25から映像受信切替装置44へ送信され、モニタ42a、42bに映し出される。
【0054】
上記のようにヤードクレーン運転システム1が自動運転されている場合、ヤードクレーン10は、例えば、以下のように貨物90の荷役作業を行う。
すなわち、ヤードクレーン10に具備されたトロリ14が、ヤード71内に蔵置された貨物90の上方まで移動して停止し、トロリ14に吊設された吊り具15がその貨物90の上部90aまで下げられ、その吊り具15が貨物90を掴んだ後、その貨物90を持ち上げ、積み下ろす場所まで貨物90を移動して、その場所に貨物90を積み下ろす。ヤード71内に蔵置された貨物90の荷役において、この一連の荷役作業は、オペレータによる操作を必要としない。
【0055】
ここで、ヤードクレーン運転システム1において、ヤード71内に外来するシャシ80によって貨物91が運搬され、ヤードクレーン10によってその貨物91を荷役する作業が発生した場合、その操作卓41に作業要求が出されるとともに、作業指示に関するデータおよび映像が、運行管理装置31から操作卓41へ送信される。このとき、操作卓41を操作するオペレータが作業する際に必要なデータおよび映像がモニタ42に表示されるとともに、操作要求発生表示灯が点灯する。
【0056】
この作業要求は、シャシ80の停止位置が不確定であり、その貨物91を自動運転によって取扱うことは困難であることから、オペレータの操作を必要とするために出されるものである。したがって、図6に示すように、蔵置された貨物90を荷役するエリアを自動運転エリアAとするとともに、シャシ80によって運搬された貨物91が荷役されるエリアをオペレータ操作エリアBとして、ヤードクレーン10に具備されたトロリ14がオペレータ操作エリアBに進入した際、オペレータに対して作業要求が出される。これによって、作業要求を受けたオペレータは、作業指示に従ってそのヤードクレーン10を操作卓41で操作することとなる。
【0057】
また、トロリ14が自動運転エリアA内で蔵置された貨物90を荷役する場合であって、図7に示すように、底板93aとその外縁部に垂直に立設された壁部93bとを備えて箱状に形成された所謂オープントップ93、あるいは底板94aとその隅角部に垂直に立設された柱部94bとからなる所謂フラットラック94等の特定の形状を有する貨物を荷役する場合、図8に示すように、段積みされた貨物95と別の段積みされた貨物96との間に蔵置されている貨物97を荷役する場合、あるいはヤードクレーン10に異常が発生した場合においても、ヤードクレーン10の自動運転による荷役作業が困難であるため、オペレータの操作を必要とする。したがって、ヤードクレーン10の作業要求は、これらの場合のいずれかにおいても発生することとなる。
【0058】
ヤードクレーン運転システム1において、ヤードクレーン10の作業要求が発生した場合、ヤードクレーン10は、例えば、蔵置された貨物90を外来したシャシ80に積み下ろす作業について、オペレータによって以下のように操作される。
操作するヤードクレーン10の次の作業を示す模擬図形あるいは動画がモニタ42cに表示され、そのヤードクレーン10のヤード71における位置を示す模擬図形あるいは動画がモニタ42dに表示され、ヤードクレーン10の作業指示を示すデータがモニタ42eに表示され、これらのデータの演算を行うプログラムがモニタ42fに表示されている。
また、次の作業に必要とされる映像が、モニタ42a、42bに映し出されている。
また、ヤードクレーン10の自動運転によって、自動運転エリアAに蔵置されていた貨物90がオペレータ操作エリアBに運搬されて、操作卓41に作業要求が出されている。
【0059】
その操作卓41を操作するオペレータは、自動的に表示されて次の作業に必要となる、トロリ14に備えられたカメラ21からの映像をモニタ42aで、脚部12に備えられたカメラ23からの映像をモニタ42bで、ヤードクレーン10の現在の作業状況を示す模擬図形をモニタ42cで、操作するヤードクレーン10の現在位置を示す模擬図形をモニタ42dで、作業指示を示すデータをモニタ42eで、これらのデータの演算を行うプログラムをモニタ42fで確認する。
【0060】
オペレータは、モニタ42eに示された作業指示に従って、モニタ42aの映像で確認しながら、操作卓41に備えられたレバー41aを操作して、貨物90を保持しているトロリ14をシャシ80の上方に移動させた後、モニタ42aの映像およびモニタ42bの映像を確認しながらレバー41aを操作して、シャシ80上の正確な位置に貨物90を積み下ろす。積み下ろしが完了した後、レバー41aを操作して貨物90を吊り具15から開放し、吊り具15を巻き上げる。その後、次の作業指示を示すデータがモニタ42eに表示されるとともに、モニタ42a、42bに映し出された映像が自動的に切り替えられて表示される。
【0061】
オペレータが作業指示に従って作業を行う際、操作卓41の操作を示す制御データあるいは信号が、操作卓41からデータ処理端末装置45へ送信され、データ処理端末装置45によってデータ処理されて、通信手段45a、27aを介してジョブ管理計算機27に送信される。その後、ジョブ管理計算機27で演算処理された制御データあるいは信号が、ジョブ管理計算機27からクレーン制御コントローラ26へ送信されるとともに、通信手段27a、31aを介して運行管理装置31へ送信される。
【0062】
クレーン制御コントローラ26に送信された制御データあるいは信号に基づいて、ヤードクレーン10がオペレータの操作に従って稼動する。
また、運行管理装置31に送信された制御データあるいは信号がメモリ32に送信され、メモリ32が、その制御データあるいは信号に基づいて演算処理を行って、ヤードクレーン10が次に行う作業を判断する。
【0063】
さらに、ヤードクレーン10の運転状況を示す制御データあるいは信号がクレーン制御コントローラ26から映像送信切替装置25へ送信され、カメラ21〜24によって撮影された映像が、映像送信切替装置25によってそのヤードクレーン10の運転状況に適した映像が選択されて、その映像通信手段25a、44aを介して、映像送信切替装置25から映像受信切替装置44へ送信され、モニタ42a、42bに映し出される。
【0064】
上記の構成によれば、複数のヤードクレーン10が自動運転されている間に、オペレータが作業要求を受けたヤードクレーン10を操作するので、一人のオペレータで複数のヤードクレーン10を操作することが可能となり、また、自動運転することが困難な荷役作業について、オペレータの操作によって確実に行うことができる。
また、ヤードクレーン10に備えられたカメラ21〜24によって撮影された映像が、ヤードクレーン運転装置40のモニタ42a、42bに映し出されることによって、オペレータの操作状況を把握することができるとともに、映像が作業状況によって自動的に切り替わるので、オペレータが迅速に作業を行うことができる。
【0065】
また、ヤードクレーン10の操作状況を表示する模擬図形または動画、および作業指示を行うデータが、ヤードクレーン運転装置40のモニタ42c、42d、42eに映し出されるので、オペレータが次に行う作業を迅速に把握して、作業を行うことができる。
また、ヤードクレーン10の操作を制御するプログラムが、ヤードクレーン運転装置40のモニタ42fに映し出されるので、オペレータがプログラムを遠隔から監視し、あるいはその修正を行うことができる。
【0066】
なお、ヤードクレーン10は、本実施形態では2台設けられているが、実際には、ヤード71の規模に応じて、1台あるいは複数台設けられてもよい。
また、ヤードクレーン運転装置40は、本実施形態では2台設けられているが、実際には、ヤード71の規模に応じて、1台あるいは複数台設けられてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したこの発明のヤードクレーンにおいては、以下の効果を奏する。
あるヤードクレーンが自動運転しているときには、他のヤードクレーンを操作するため、複数のヤードクレーンを一人のオペレータで操作することが可能となるので、オペレータの作業量が軽減され、かつ荷役効率を向上することができる。
【0068】
作業要求が生じた際に、ヤードクレーンの運転が自動運転からオペレータによる運転に切り替えられるので、オペレータがヤードクレーンを操作することによって確実に作業を行うこととなり、荷役効率を向上することができる。
【0069】
トロリ、吊り具、および脚部に設置された各カメラからの映像によって、貨物を荷役する際のヤードクレーン全体の状況を把握することができるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0070】
トロリに設けられたカメラによって撮影された映像から、貨物の番号を確認するとともに、異常時の状況についての確認を行うこととなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0071】
吊り具に設けられたカメラによって撮影された映像が貨物の隅角部を撮影することによって、荷役されている貨物の着床直前までの横行位置を把握することとなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0072】
脚部に設けられたカメラによって撮影された映像がシャシの全体を撮影することによって、シャシに荷役されている貨物の着床直前までの全体位置を把握することとなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0073】
ヤードクレーンおよびそのヤードクレーンが配置されているヤードの模擬図形がモニタに表示されることによって、ヤードクレーン作業の全体を把握することとなり、次の作業の予測が容易となるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0074】
現在行っているヤードクレーンの操作状況に合わせて動画がモニタに表示されるので、オペレータが逐次その操作状況を把握することとなり、荷役効率を向上することができる。
【0075】
現在行っているヤードクレーンの作業指示がモニタに表示されるので、オペレータが次に行う作業を迅速に把握することとなり、荷役効率を向上することができる。
【0076】
オペレータがヤードクレーンの操作を制御するプログラムの稼動状況をモニタによって確認しながらヤードクレーンを操作することとなるので、オペレータが逐次その操作状況を把握することとなり、荷役効率を向上することができる。
【0077】
ヤードクレーンに備えられた複数のカメラによって自動的にモニタに映し出された映像を確認しながら、ヤードクレーンを操作することとなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0078】
複数のカメラ映像を自動的に切り替えることによって、複数のヤードクレーンの作業効率が上がり、オペレータの負担が軽減することとなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0079】
データ画面とカメラ映像の併用により、オペレータが次に操作するヤードクレーンのデータと映像が切り替えられた際に、迅速にそのヤードクレーンの状況が把握されることとなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【0080】
プログラムを遠隔で監視または修正することにより、故障発生時におけるヤードクレーンの状態の確認、またはプログラム変更後のヤードクレーンの動作確認をヤードクレーン運転装置から行うこととなるので、オペレータの作業が迅速となり、荷役効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーン運転システムを示すブロック図である。
【図2】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンが配置されたヤードの部分斜視図である。
【図3】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンの斜視図である。
【図4】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンを示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその平面図である。
【図5】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーン運転装置を示す平面図である。
【図6】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンのエリアを示す正面図である。
【図7】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンによって荷役される貨物の一例を示す斜視図である。
【図8】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンによって荷役される貨物の一例を示す斜視図である。
【図9】 この発明における一実施形態に係るヤードクレーンによって荷役される貨物の状態の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ヤードクレーン運転システム
10 ヤードクレーン
21〜24 カメラ
30 管理棟
40 ヤードクレーン運転装置
41 操作卓
42 モニタ
Claims (19)
- ヤード内に配置され貨物の荷役を行う複数のヤードクレーンを操作するヤードクレーン運転方法であって、
複数の前記ヤードクレーンを自動運転するステップと、
作業要求が生じた前記ヤードクレーンの自動運転を停止して、オペレータからの指示待ち状態とするステップと、
前記作業要求が生じた際に、前記オペレータに操作要求を通知するステップと
を有するヤードクレーン運転方法。 - 請求項1記載のヤードクレーン運転方法において、
前記作業要求が生じたヤードクレーンの作業指示に関するデータおよび映像を前記オペレータが確認するモニタに表示するステップと、
前記ヤードクレーンの作業状況によって、前記モニタに映し出す映像を自動的に切り替えるステップと
を具備することを特徴とするヤードクレーン運転方法。 - 請求項1または請求項2記載のヤードクレーン運転方法において、
前記作業要求は、前記ヤード内に外来するシャシに関する貨物の荷役をする場合、特定の形状を有する前記貨物を荷役する場合、段積みされた前記貨物と別の段積みされた前記貨物との間に蔵置されている前記貨物を荷役する場合、あるいは前記ヤードクレーンに異常が発生した場合の少なくとも一つの場合に生じることを特徴とするヤードクレーン運転方法。 - 請求項1から3のいずれかに記載のヤードクレーン運転方法に用いられるヤードクレーンであって、
走行車輪を介して基礎上に支持された複数の脚部と、該脚部間に架設された梁部とを備えて門型に構成され、前記梁部に該梁部の軸方向に移動するように設けられたトロリと、該トロリから吊設された吊り具とを備え、
前記貨物の荷役状況を撮影するカメラが、前記トロリ、前記吊り具、および前記脚部に設置されていることを特徴とするヤードクレーン。 - 請求項4記載のヤードクレーンにおいて、
前記トロリに設置された前記カメラが、該カメラの下方に位置する前記貨物の頭部を撮影するように設けられていることを特徴とするヤードクレーン。 - 請求項4または5記載のヤードクレーンにおいて、
前記吊り具に設置された前記カメラが、該カメラの下方に位置する貨物の隅角部を撮影するように設けられていることを特徴とするヤードクレーン。 - 請求項4から6のいずれかに記載のヤードクレーンにおいて、
前記脚部に設置された前記カメラが、該カメラの側方に外来して停止するシャシの全体あるいは前記貨物の着床部分を撮影するように設けられていることを特徴とするヤードクレーン。 - ヤード内に配置され貨物の荷役を行う複数のヤードクレーンを操作するヤードクレーン運転装置であって、
オペレータがヤードクレーンを操作するための操作卓と、
複数のモニタと、
自動運転していた前記ヤードクレーンにおいて作業要求が生じた際に、オペレータに操 作要求を通知する通知手段と
を具備することを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8記載のヤードクレーン運転装置において、
作業要求が生じた該ヤードクレーンの作業指示に関するデータおよび映像を前記モニタに表示することを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8または9記載のヤードクレーン運転装置において、
前記ヤードクレーンの作業状況によって、前記モニタに映し出す映像を自動的に切り替えることを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から10のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、
ヤードで稼動する複数の前記ヤードクレーンの操作状況に基づいて、前記モニタに映し出される映像を自動的に切り替えることを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から11のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、
前記ヤードクレーンおよび該ヤードクレーンが配置されているヤードの模擬図形を前記モニタに表示することを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から12のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、
前記ヤードクレーンが行う操作を逐次反映した動画を前記モニタに表示することを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から13のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、
前記ヤードクレーンの作業を指示するデータを前記モニタに表示することを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から14のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、
前記ヤードクレーンの操作を制御するプログラムを前記モニタに表示することを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から15のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置において、
前記ヤードクレーンの操作箇所についての映像が、前記ヤードクレーンに備えられた複数のカメラによって自動的に撮影されて前記モニタに表示されることを特徴とするヤードクレーン運転装置。 - 請求項8から16のいずれかに記載のヤードクレーン運転装置を具備することを特徴とするヤードクレーン運転システム。
- 請求項17記載のヤードクレーン運転システムにおいて、
前記ヤードクレーンに備えられた複数のカメラによって撮影された映像と、前記ヤードクレーンの状態を示す制御信号とを前記ヤードクレーン運転装置に伝送して、複数の前記ヤードクレーンを集中管理することを特徴とするヤードクレーン運転システム。 - 請求項17または18記載のヤードクレーン運転システムにおいて、
通信回線を利用して、前記ヤードクレーンの操作を制御するプログラムを遠隔で監視または修正する機能を有することを特徴とするヤードクレーン運転システム。
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