JP2021150296A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021150296A JP2021150296A JP2020044896A JP2020044896A JP2021150296A JP 2021150296 A JP2021150296 A JP 2021150296A JP 2020044896 A JP2020044896 A JP 2020044896A JP 2020044896 A JP2020044896 A JP 2020044896A JP 2021150296 A JP2021150296 A JP 2021150296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- storage device
- semiconductor storage
- memory
- pillars
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/30—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
- H10B41/35—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/10—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the top-view layout
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/20—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/20—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
- H10B41/23—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
- H10B41/27—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/50—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the boundary region between the core region and the peripheral circuit region
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B43/00—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
- H10B43/10—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the top-view layout
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B43/00—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
- H10B43/20—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
- H10B43/23—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
- H10B43/27—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B43/00—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
- H10B43/50—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the boundary region between the core and peripheral circuit regions
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
【課題】半導体記憶装置の歩留まりを向上させる。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、基板と複数の第1部材と複数の第1導電体層と複数の第1及び第2ピラーとを含む。基板は、第1領域MA及び第2領域CAと、複数のブロック領域BLKと、を含む。複数の第1部材SLTは、複数のブロック領域の境界部分にそれぞれ配置される。複数の第1導電体層は、複数の第1部材SLTによって分断されている。複数の第1ピラーMPは、第1領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を貫通して設けられる。複数の第2ピラーHRは、第2領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を貫通して設けられる。第2領域は、複数の第2ピラーが周期的に配置された第1サブ領域を有する。第1サブ領域では、周期的に配置された複数の第2ピラーのうち少なくとも1つの第2ピラーが省略される。【選択図】図9
Description
実施形態は、半導体記憶装置に関する。
データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリが知られている。
半導体記憶装置の歩留まりを向上させる。
実施形態の半導体記憶装置は、基板と、複数の第1部材と、複数の第1導電体層と、複数の第1ピラーと、複数の第2ピラーと、を含む。基板は、第1方向に並んで配置された第1領域及び第2領域と、各々が第1方向に延伸し且つ第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のブロック領域と、を含む。複数の第1部材は、各々が第1方向に延伸して設けられ、複数のブロック領域の境界部分にそれぞれ配置される。複数の第1導電体層は、第1方向及び第2方向のそれぞれと交差する第3方向に並び且つ互いに離れて設けられ、複数の第1部材によって分断されている。複数の第1ピラーは、第1領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を第3方向に貫通して設けられる。複数の第2ピラーは、第2領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を第3方向に貫通して設けられる。第2領域は、複数のブロック領域のうち少なくとも1つのブロック領域と重なる領域で複数の第2ピラーが周期的に配置された第1サブ領域を有する。第1サブ領域では、周期的に配置された複数の第2ピラーのうち少なくとも1つの第2ピラーが省略される。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は模式的又は概念的なものであり、各図面の寸法及び比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。本発明の技術思想は、構成要素の形状、構造、配置等によって特定されるものではない。
尚、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付す。参照符号を構成する文字の後の数字は、同じ文字を含んだ参照符号によって参照され、且つ同様の構成を有する要素同士を区別するために使用される。同じ文字を含んだ参照符号で示される要素を相互に区別する必要がない場合、これらの要素はそれぞれ文字のみを含んだ参照符号により参照される。
[実施形態]
以下に、実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。
以下に、実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。
[1]半導体記憶装置1の構成
[1−1]半導体記憶装置1の全体構成
図1は、実施形態に係る半導体記憶装置1の構成例を示している。半導体記憶装置1は、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ2によって制御可能である。
[1−1]半導体記憶装置1の全体構成
図1は、実施形態に係る半導体記憶装置1の構成例を示している。半導体記憶装置1は、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ2によって制御可能である。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、例えばメモリセルアレイ10、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、ドライバモジュール14、ロウデコーダモジュール15、並びにセンスアンプモジュール16を備えている。
メモリセルアレイ10は、複数のブロックBLK0〜BLKn(nは1以上の整数)を含んでいる。ブロックBLKは、データを不揮発に記憶することが可能な複数のメモリセルの集合であり、例えばデータの消去単位として使用される。また、メモリセルアレイ10には、複数のビット線及び複数のワード線が設けられる。各メモリセルは、例えば1本のビット線と1本のワード線とに関連付けられている。メモリセルアレイ10の詳細な構成については後述する。
コマンドレジスタ11は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信したコマンドCMDを保持する。コマンドCMDは、例えばシーケンサ13に読み出し動作、書き込み動作、消去動作等を実行させる命令を含んでいる。
アドレスレジスタ12は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信したアドレス情報ADDを保持する。アドレス情報ADDは、例えばブロックアドレスBAd、ページアドレスPAd、及びカラムアドレスCAdを含んでいる。例えば、ブロックアドレスBAd、ページアドレスPAd、及びカラムアドレスCAdは、それぞれブロックBLK、ワード線、及びビット線の選択に使用される。
シーケンサ13は、半導体記憶装置1全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ13は、コマンドレジスタ11に保持されたコマンドCMDに基づいてドライバモジュール14、ロウデコーダモジュール15、及びセンスアンプモジュール16等を制御して、読み出し動作、書き込み動作、消去動作等を実行する。
ドライバモジュール14は、読み出し動作、書き込み動作、消去動作等で使用される電圧を生成する。そして、ドライバモジュール14は、例えばアドレスレジスタ12に保持されたページアドレスPAdに基づいて、選択されたワード線に対応する信号線に生成した電圧を印加する。
ロウデコーダモジュール15は、アドレスレジスタ12に保持されたブロックアドレスBAdに基づいて、対応するメモリセルアレイ10内の1つのブロックBLKを選択する。そして、ロウデコーダモジュール15は、例えば選択されたワード線に対応する信号線に印加された電圧を、選択されたブロックBLK内の選択されたワード線に転送する。
センスアンプモジュール16は、書き込み動作において、メモリコントローラ2から受信した書き込みデータDATに応じて、各ビット線に所望の電圧を印加する。また、センスアンプモジュール16は、読み出し動作において、ビット線の電圧に基づいてメモリセルに記憶されたデータを判定し、判定結果を読み出しデータDATとしてメモリコントローラ2に転送する。
以上で説明された半導体記憶装置1及びメモリコントローラ2は、それらの組み合わせにより1つの半導体装置を構成しても良い。このような半導体装置としては、例えばSDTMカードのようなメモリカードや、SSD(solid state drive)等が挙げられる。
[1−2]メモリセルアレイ10の回路構成
図2は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の回路構成の一例を示し、メモリセルアレイ10に含まれた複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKを表示している。図2に示すように、ブロックBLKは、例えば5つのストリングユニットSU0〜SU4を含んでいる。
図2は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の回路構成の一例を示し、メモリセルアレイ10に含まれた複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKを表示している。図2に示すように、ブロックBLKは、例えば5つのストリングユニットSU0〜SU4を含んでいる。
各ストリングユニットSUは、ビット線BL0〜BLm(mは1以上の整数)にそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含んでいる。各NANDストリングNSは、例えばメモリセルトランジスタMT0〜MT7、並びに選択トランジスタST1及びST2を含んでいる。各メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート及び電荷蓄積層を含み、データを不揮発に保持する。選択トランジスタST1及びST2のそれぞれは、各種動作時におけるストリングユニットSUの選択に使用される。
各NANDストリングNSにおいて、メモリセルトランジスタMT0〜MT7は、直列に接続される。選択トランジスタST1のドレインは、関連付けられたビット線BLに接続される。選択トランジスタST1のソースは、直列に接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT7の一端に接続される。選択トランジスタST2のドレインは、直列に接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT7の他端に接続される。選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに接続される。
同一のブロックBLKにおいて、メモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートは、それぞれワード線WL0〜WL7に接続される。ストリングユニットSU0内の複数の選択トランジスタST1のゲートは、選択ゲート線SGD0に接続される。ストリングユニットSU1内の複数の選択トランジスタST1のゲートは、選択ゲート線SGD1に接続される。ストリングユニットSU2内の複数の選択トランジスタST1のゲートは、選択ゲート線SGD2に接続される。ストリングユニットSU3内の複数の選択トランジスタST1のゲートは、選択ゲート線SGD3に接続される。ストリングユニットSU4内の複数の選択トランジスタST1のゲートは、選択ゲート線SGD4に接続される。複数の選択トランジスタST2のゲートは、選択ゲート線SGSに接続される。
ビット線BL0〜BLmには、それぞれ異なるカラムアドレスが割り当てられる。各ビット線BLは、複数のブロックBLK間で同一のカラムアドレスが割り当てられたNANDストリングNSによって共有される。ワード線WL0〜WL7のそれぞれは、ブロックBLK毎に設けられる。ソース線SLは、例えば複数のブロックBLK間で共有される。
1つのストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと呼ばれる。例えば、それぞれが1ビットデータを記憶するメモリセルトランジスタMTを含むセルユニットCUの記憶容量が、「1ページデータ」として定義される。セルユニットCUは、メモリセルトランジスタMTが記憶するデータのビット数に応じて、2ページデータ以上の記憶容量を有し得る。
尚、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の回路構成は、以上で説明された構成に限定されない。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数や、各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2の個数は、それぞれ任意の個数でも良い。
[1−3]メモリセルアレイ10の構造
以下に、実施形態に係る半導体記憶装置1の構造の一例について説明する。尚、以下で参照される図面において、X方向はワード線WLの延伸方向に対応し、Y方向はビット線BLの延伸方向に対応し、Z方向は半導体記憶装置1の形成に使用される半導体基板20の表面に対する鉛直方向に対応している。平面図には、図を見易くするためにハッチングが適宜付加されている。平面図に付加されたハッチングは、ハッチングが付加された構成要素の素材や特性とは必ずしも関連していない。断面図には、図を見易くするために、構成の図示が適宜省略されている。
以下に、実施形態に係る半導体記憶装置1の構造の一例について説明する。尚、以下で参照される図面において、X方向はワード線WLの延伸方向に対応し、Y方向はビット線BLの延伸方向に対応し、Z方向は半導体記憶装置1の形成に使用される半導体基板20の表面に対する鉛直方向に対応している。平面図には、図を見易くするためにハッチングが適宜付加されている。平面図に付加されたハッチングは、ハッチングが付加された構成要素の素材や特性とは必ずしも関連していない。断面図には、図を見易くするために、構成の図示が適宜省略されている。
(メモリセルアレイ10の平面レイアウトについて)
図3は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、4つのブロックBLK0〜BLK3に対応する領域を表示している。図3に示すように、メモリセルアレイ10の平面レイアウトは、例えば、X方向において、メモリ領域MA1及びMA2、引出領域HA1及びHA2、並びにコンタクト領域CAに分割される。また、メモリセルアレイ10は、複数のスリットSLT、SHE、及びOSTを含んでいる。
図3は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、4つのブロックBLK0〜BLK3に対応する領域を表示している。図3に示すように、メモリセルアレイ10の平面レイアウトは、例えば、X方向において、メモリ領域MA1及びMA2、引出領域HA1及びHA2、並びにコンタクト領域CAに分割される。また、メモリセルアレイ10は、複数のスリットSLT、SHE、及びOSTを含んでいる。
メモリ領域MA1及びMA2は、引出領域HA1及びHA2の間に配置される。コンタクト領域CAは、メモリ領域MA1及びMA2の間に配置される。メモリ領域MA1及びMA2のそれぞれは、複数のNANDストリングNSを含んでいる。引出領域HA1及びHA2のそれぞれは、積層配線(例えば、ワード線WL並びに選択ゲート線SGD及びSGS)の階段構造を含んでいる。当該階段構造には、NANDストリングNSに接続された積層配線とロウデコーダモジュール15との間を電気的に接続するための複数のコンタクトが接続される。コンタクト領域CAは、メモリセルアレイ10の積層構造を貫通する貫通コンタクトを含んでいる。
複数のスリットSLTは、それぞれがX方向に沿って延伸して設けられた部分を有し、Y方向に並んでいる。複数のスリットSLTのそれぞれは、X方向においてメモリ領域MA1及びMA2、引出領域HA1及びHA2、並びにコンタクト領域CAを横切っている。また、スリットSLTは、例えば、内部に絶縁体や板状のコンタクトが埋め込まれた構造を有し、当該スリットSLTを介して隣り合う配線(例えば、ワード線WL0〜WL7、並びに選択ゲート線SGD及びSGS)を分断している。
複数のスリットSHEは、メモリ領域MA1及びMA2のそれぞれに配置される。メモリ領域MA1に対応する複数のスリットSHEは、それぞれがメモリ領域MA1を横切って設けられ、Y方向に並んでいる。メモリ領域MA2に対応する複数のスリットSHEは、それぞれがメモリ領域MA2を横切って設けられ、Y方向に並んでいる。本例では、4つのスリットSHEが、隣り合うスリットSLTの間のそれぞれに配置されている。スリットSHEは、内部に絶縁体が埋め込まれた構造を有する。スリットSHEは、当該スリットSHEを介して隣り合う配線(少なくとも、選択ゲート線SGD)を分断している。
複数のスリットOSTは、コンタクト領域CAに配置される。スリットOSTは、X方向に延伸して設けられた部分を有する。本例では、2つのスリットOSTが、隣り合うスリットSLTの間のそれぞれに配置される。隣り合うスリットSLTの間において、2つのスリットOSTは、互いに離れて配置され、Y方向に並んでいる。スリットOSTは、内部に絶縁体が埋め込まれた構造を有する。隣り合うスリットSLTの間の2つのスリットOSTの間には、貫通コンタクトが配置される貫通領域OAが設けられる。
以上で説明したメモリセルアレイ10の平面レイアウトでは、スリットSLTによって区切られた領域のそれぞれが、1つのブロックBLKに対応している。また、スリットSLT及びSHEによって区切られた領域のそれぞれが、1つのストリングユニットSUに対応している。メモリセルアレイ10には、例えば図3に示されたレイアウトが、Y方向に繰り返し配置される。
尚、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトは、以上で説明されたレイアウトに限定されない。例えば、隣り合うスリットSLTの間に配置されるスリットSHEの本数は、任意の本数に設計され得る。隣り合うスリットSLTの間に形成されるストリングユニットSUの個数は、隣り合うスリットSLTの間に配置されたスリットSHEの本数に基づいて変更され得る。
(メモリ領域MAにおけるメモリセルアレイ10の構造について)
図4は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10のメモリ領域MAにおける詳細な平面レイアウトの一例を示し、1つのブロックBLK(すなわち、ストリングユニットSU0〜SU4)を含む領域を表示している。図4に示すように、メモリ領域MAにおいてメモリセルアレイ10は、複数のメモリピラーMP、複数のコンタクトCV、及び複数のビット線BLを含んでいる。また、各スリットSLTは、コンタクトLI及びスペーサSPを含んでいる。
図4は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10のメモリ領域MAにおける詳細な平面レイアウトの一例を示し、1つのブロックBLK(すなわち、ストリングユニットSU0〜SU4)を含む領域を表示している。図4に示すように、メモリ領域MAにおいてメモリセルアレイ10は、複数のメモリピラーMP、複数のコンタクトCV、及び複数のビット線BLを含んでいる。また、各スリットSLTは、コンタクトLI及びスペーサSPを含んでいる。
メモリピラーMPの各々は、例えば1つのNANDストリングNSとして機能する。複数のメモリピラーMPは、隣り合う2つのスリットSLTの間の領域において、例えば24列の千鳥状に配置される。そして、例えば、紙面の上側から数えて、5列目のメモリピラーMPと、10列目のメモリピラーMPと、15列目のメモリピラーMPと、20列目のメモリピラーMPとのそれぞれに、1つのスリットSHEが重なっている。
複数のビット線BLは、それぞれがY方向に延伸し、X方向に並んでいる。各ビット線BLは、ストリングユニットSU毎に少なくとも1つのメモリピラーMPと重なるように配置される。本例において、各メモリピラーMPには、2本のビット線BLが重なって配置されている。メモリピラーMPに重なっている複数のビット線BLのうち1本のビット線BLと、当該メモリピラーMPとの間には、コンタクトCVが設けられる。各メモリピラーMPは、コンタクトCVを介して対応するビット線BLと電気的に接続される。
尚、スリットSHEと重なったメモリピラーMPと、ビット線BLとの間のコンタクトCVは、省略される。言い換えると、異なる2本の選択ゲート線SGDに接したメモリピラーMPとビット線BLとの間のコンタクトCVは、省略される。隣り合うスリットSLT間におけるメモリピラーMPやスリットSHE等の個数及び配置は、図4を用いて説明された構成に限定されず、適宜変更され得る。各メモリピラーMPと重なるビット線BLの本数は、任意の本数に設計され得る。
コンタクトLIは、X方向に延伸した部分を有する導電体である。スペーサSPは、コンタクトLIの側面に設けられた絶縁体である。コンタクトLIと、当該コンタクトLIとY方向に隣り合う導電体との間は、スペーサSPによって離隔及び絶縁されている。コンタクトLIは、例えばソース線SLの一部として使用される。
図5は、図4のV−V線に沿った断面図であり、実施形態に係る半導体記憶装置1の備えるメモリセルアレイ10のメモリ領域MAにおける断面構造の一例を示している。図5に示すように、メモリセルアレイ10は、導電体層21〜25を含んでいる。導電体層21〜25は、半導体基板20の上方に設けられる。
具体的には、半導体基板20の上方に、絶縁体層を介して導電体層21が設けられる。図示が省略されているが、半導体基板20と導電体層21との間の絶縁体層には、例えばロウデコーダモジュール15やセンスアンプモジュール16等に対応する回路が設けられる。導電体層21は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成され、ソース線SLとして使用される。導電体層21は、例えばリンがドープされたシリコンを含んでいる。
導電体層21の上方に、絶縁体層を介して導電体層22が設けられる。導電体層22は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成され、選択ゲート線SGSとして使用される。導電体層22は、例えばタングステンを含んでいる。
導電体層22の上方に、絶縁体層と導電体層23とが交互に積層される。導電体層23は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。積層された複数の導電体層23は、半導体基板20側から順に、それぞれワード線WL0〜WL7として使用される。導電体層23は、例えばタングステンを含んでいる。
最上層の導電体層23の上方に、絶縁体層を介して導電体層24が設けられる。導電体層24は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層24は、選択ゲート線SGDとして使用される。導電体層24は、例えばタングステンを含んでいる。
導電体層24の上方に、絶縁体層を介して導電体層25が設けられる。導電体層25は、例えばY方向に沿って延伸したライン状に形成され、ビット線BLとして使用される。つまり、図示せぬ領域において複数の導電体層25は、X方向に沿って並んでいる。導電体層25は、例えば銅を含んでいる。
メモリピラーMPの各々は、Z方向に沿って延伸して設けられ、導電体層22〜24を貫通している。また、メモリピラーMPの各々は、例えばコア部材30、半導体層31、積層膜32を含んでいる。コア部材30は、Z方向に沿って延伸して設けられる。例えば、コア部材30の上端は、最上層の導電体層24よりも上層に含まれ、コア部材30の下端は、導電体層21が設けられた層内に含まれる。半導体層31は、例えばコア部材30の周囲を覆っている。メモリピラーMPの下部において、半導体層31の一部は、導電体層21に接触している。積層膜32は、半導体層31と導電体層21とが接触した部分を除いて、半導体層31の側面及び底面を覆っている。コア部材30は、例えば酸化シリコン等の絶縁体を含んでいる。半導体層31は、例えばシリコンを含んでいる。
以上で説明されたメモリピラーMPの構造では、メモリピラーMPと導電体層22とが交差した部分が、選択トランジスタST2として機能する。メモリピラーMPと導電体層23とが交差した部分が、メモリセルトランジスタMTとして機能する。メモリピラーMPと導電体層24とが交差した部分が、選択トランジスタST1として機能する。
メモリピラーMP内の半導体層31の上面には、柱状のコンタクトCVが設けられる。図示された領域には、6本のメモリピラーMPのうち、2本のメモリピラーMPにそれぞれ対応する2本のコンタクトCVが表示されている。当該領域においてスリットSHEと重ならない且つコンタクトCVが接続されていないメモリピラーMPには、図示されない領域においてコンタクトCVが接続される。
コンタクトCVの上面には、1個の導電体層25、すなわち1本のビット線BLが接触している。1個の導電体層25には、スリットSLT及びSHEによって区切られた空間のそれぞれにおいて、1本のコンタクトCVが接続される。つまり、導電体層25の各々には、例えば隣り合うスリットSLT及びSHEの間における1本のメモリピラーMPと、隣り合う2本のスリットSHEの間における1本のメモリピラーMPとが電気的に接続される。
スリットSLTは、例えばXZ平面に沿って広がった形状に形成され、導電体層22〜24を分断している。スリットSLT内で、コンタクトLIはスリットSLTに沿って設けられ、スペーサSPはコンタクトLIと導電体層22〜24との間に少なくとも設けられる。コンタクトLIの上端は、導電体層24と導電体層25との間の層に含まれている。コンタクトLIの下端は、例えば導電体層21に接触している。尚、スリットSLT内のコンタクトLIは、メモリセルアレイ10の構造に応じて省略されても良い。
スリットSHEは、例えばXZ平面に沿って広がった板状に形成され、導電体層24を分断している。スリットSHEの上端は、導電体層24と導電体層25との間の層に含まれている。スリットSHEの下端は、例えば最上層の導電体層23と導電体層24との間の層に含まれている。スリットSHEは、例えば酸化シリコン等の絶縁体を含んでいる。尚、スリットSHEの上端とスリットSLTの上端とは、揃っていても良いし、揃っていなくても良い。また、スリットSHEの上端とメモリピラーMPの上端とは、揃っていても良いし、揃っていなくても良い。
図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図であり、実施形態に係る半導体記憶装置1におけるメモリピラーMPの断面構造の一例を示している。より具体的には、図6は、半導体基板20の表面に平行且つ導電体層23を含む層におけるメモリピラーMPの断面構造を表示している。
図6に示すように、積層膜32は、例えばトンネル絶縁膜33、絶縁膜34、及びブロック絶縁膜35を含んでいる。導電体層23を含む層において、コア部材30は、例えばメモリピラーMPの中央部に設けられる。半導体層31は、コア部材30の側面を囲っている。トンネル絶縁膜33は、半導体層31の側面を囲っている。絶縁膜34は、トンネル絶縁膜33の側面を囲っている。ブロック絶縁膜35は、絶縁膜34の側面を囲っている。導電体層23は、ブロック絶縁膜35の側面を囲っている。
半導体層31は、メモリセルトランジスタMT0〜MT7並びに選択トランジスタST1及びST2のチャネル(電流経路)として使用される。トンネル絶縁膜33及びブロック絶縁膜35のそれぞれは、例えば酸化シリコンを含んでいる。絶縁膜34は、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層として使用され、例えば窒化シリコンを含んでいる。これにより、メモリピラーMPの各々は、1つのNANDストリングNSとして機能する。
(引出領域HAにおけるメモリセルアレイ10の構造について)
実施形態に係る半導体記憶装置1では、引出領域HA1における偶数番号のブロックBLKの構造が、引出領域HA2における奇数番号のブロックBLKの構造と類似している。また、引出領域HA2における偶数番号のブロックBLKの構造が、引出領域HA1における奇数番号のブロックBLKの構造と類似している。
実施形態に係る半導体記憶装置1では、引出領域HA1における偶数番号のブロックBLKの構造が、引出領域HA2における奇数番号のブロックBLKの構造と類似している。また、引出領域HA2における偶数番号のブロックBLKの構造が、引出領域HA1における奇数番号のブロックBLKの構造と類似している。
具体的には、例えば、引出領域HA2におけるブロックBLK0の平面レイアウトは、引出領域HA1におけるブロックBLK1の構造をX方向及びY方向のそれぞれに反転させたレイアウトと同様である。引出領域HA2におけるブロックBLK1の平面レイアウトは、引出領域HA1におけるブロックBLK0の構造をX方向及びY方向のそれぞれに反転させたレイアウトと同様である。以下では、偶数番号のブロックBLKのことを“BLKe”と呼び、奇数番号のブロックBLKのことを“BLKo”と呼ぶ。
図7は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の引出領域HA1における詳細な平面レイアウトの一例を示し、隣り合うブロックBLKe及びBLKoに対応する領域を表示している。また、図7には、引出領域HA1の近傍におけるメモリ領域MA1の一部も示されている。以下に、図7に示された引出領域HA1におけるブロックBLKe及びBLKoの平面レイアウトに基づいて、引出領域HA1及びHA2におけるブロックBLKの平面レイアウトについて説明する。
図7に示すように、引出領域HA1において、選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、及び選択ゲート線SGDのそれぞれは、上層の配線層(導電体層)と重ならない部分(テラス部分)を有している。また、引出領域HA1においてメモリセルアレイ10は、複数のコンタクトCC、及び複数の支持柱HRを含んでいる。
引出領域HA1において上層の配線層と重ならない部分の形状は、階段(step)、段丘(terrace)、畦石(rimstone)等と類似している。具体的には、選択ゲート線SGSとワード線WL0との間、ワード線WL0とワード線WL1との間、・・・、ワード線WL6とワード線WL7との間、ワード線WL7と選択ゲート線SGDとの間に、それぞれ段差が設けられる。本例では、ワード線WL0〜WL7の端部が、X方向に段差が形成された階段状に設けられる。
引出領域HA1とブロックBLKeとが重なる領域では、複数のコンタクトCCが、選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、及び選択ゲート線SGD0〜SGD4のそれぞれのテラス部分の上にそれぞれ設けられる。また、引出領域HA1とブロックBLKoとが重なる領域では、複数のコンタクトCCが、選択ゲート線SGD0〜SGD4のそれぞれのテラス部分の上にそれぞれ設けられる。
一方で、図示が省略されているが、引出領域HA2とブロックBLKoとが重なる領域では、複数のコンタクトCCが、選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、及び選択ゲート線SGD0〜SGD4のそれぞれのテラス部分の上にそれぞれ設けられる。また、引出領域HA2とブロックBLKeとが重なる領域では、複数のコンタクトCCが、選択ゲート線SGD0〜SGD4のそれぞれのテラス部分の上にそれぞれ設けられる。
選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、及び選択ゲート線SGD0〜SGD4のそれぞれは、対応するコンタクトCCを介してロウデコーダモジュール15に電気的に接続される。つまり、選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、及び選択ゲート線SGD0〜SGD4のそれぞれには、例えば引出領域HA1及びHA2の少なくともいずれか一方に配置されたコンタクトCCから電圧が印加される。尚、各配線層には、引出領域HA1と、引出領域HA2とのそれぞれにコンタクトCCが接続されても良い。この場合、例えばワード線WLは、引出領域HA1内のコンタクトCCと引出領域HA2内のコンタクトCCとの両側から電圧が印加される。
複数の支持柱HRは、引出領域HA1及びHA2と各ブロックBLKが重なる領域で、スリットSLTが形成される部分と、コンタクトCCが形成される部分とを除いた領域に適宜配置される。支持柱HRは、コンタクトCC及びスリットSLTのそれぞれと重ならないことが好ましい。例えば、支持柱HRは、Z方向に延伸したホール内に絶縁体が埋め込まれた構造を有し、積層された配線層(例えば、ワード線WL並びに選択ゲート線SGS及びSGD)を貫通している。
図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、実施形態に係る半導体記憶装置1の備えるメモリセルアレイ10の引出領域HA1における断面構造の一例を示している。また、図8には、引出領域HA1の近傍におけるメモリ領域MA1の一部も示されている。図8に示すように、引出領域HA1では、ワード線WL並びに選択ゲート線SGD及びSGSに対応する複数の導電体層22、23及び24の端部が階段状に設けられる。また、引出領域HA1においてメモリセルアレイ10は、複数の導電体層26を含んでいる。
複数のコンタクトCCは、選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、及び選択ゲート線SGDのそれぞれのテラス部分の上に、それぞれ設けられる。各コンタクトCCの上には、1個の導電体層26が設けられる。これにより、導電体層22、23及び24のそれぞれと、関連付けられた導電体層26との間が、コンタクトCCを介して電気的に接続される。導電体層26は、例えば導電体層25と同じ層に含まれている。
支持柱HRは、Z方向に延伸して設けられ、例えば導電体層22〜24を貫通している。支持柱HRの上端は、例えば導電体層25とメモリピラーMPの上端との間の層に含まれている。支持柱HRの下端は、例えば導電体層21が設けられた層に含まれている。
尚、導電体層21と導電体層22との間に、エッチングストッパ且つ選択ゲート線SGSの一部として使用される半導体層が設けられる場合には、支持柱HRの下端は、少なくとも当該半導体層まで到達していれば良い。また、支持柱HRは、複数種類の絶縁体層によって構成されても良い。支持柱HR内には、導電体層22〜24と絶縁されていれば、導電体や半導体が含まれていても良い。
(コンタクト領域CAにおけるメモリセルアレイ10の構造について)
図9は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10のコンタクト領域CAにおける詳細な平面レイアウトの一例を示している。また、図9には、コンタクト領域CAの近傍におけるメモリ領域MA1及びMA2の一部も示されている。図9に示すように、メモリ領域MA1に設けられた選択ゲート線SGDと、メモリ領域MA2に設けられた選択ゲート線SGDとは、例えばコンタクト領域CA内の絶縁体層INSを介して分断されている。また、コンタクト領域CAにおいてメモリセルアレイ10は、コンタクトC4、及び複数の支持柱HRを含んでいる。
図9は、実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10のコンタクト領域CAにおける詳細な平面レイアウトの一例を示している。また、図9には、コンタクト領域CAの近傍におけるメモリ領域MA1及びMA2の一部も示されている。図9に示すように、メモリ領域MA1に設けられた選択ゲート線SGDと、メモリ領域MA2に設けられた選択ゲート線SGDとは、例えばコンタクト領域CA内の絶縁体層INSを介して分断されている。また、コンタクト領域CAにおいてメモリセルアレイ10は、コンタクトC4、及び複数の支持柱HRを含んでいる。
ストリングユニットSU0に対応する選択ゲート線SGD0は、メモリ領域MA1内の選択ゲート線SGD0aとメモリ領域MA2内の選択ゲート線SGD0bとに分かれている。ストリングユニットSU1に対応する選択ゲート線SGD1は、メモリ領域MA1内の選択ゲート線SGD1aとメモリ領域MA2内の選択ゲート線SGD1bとに分かれている。以降も同様に、ストリングユニットSU2〜SU4に対応して、選択ゲート線SGD2a及びSGD2bの組と、選択ゲート線SGD3a及びSGD3bの組と、選択ゲート線SGD4a及びSGD4bの組とがそれぞれ形成される。
選択ゲート線SGD0a〜SGD4aのそれぞれは、メモリ領域MA1においてX方向に延伸した部分を有している。選択ゲート線SGD0b〜SGD4bのそれぞれは、メモリ領域MA2においてX方向に延伸した部分を有している。尚、ストリングユニットSU毎に設けられた選択ゲート線SGDの組は、図示が省略された配線を介して互いに電気的に接続されても良いし、絶縁体層INSを迂回するパターンの形成が可能であれば連続的に形成されても良い。
コンタクトC4は、貫通領域OAに設けられる。具体的には、コンタクトC4は、隣り合うスリットSLT間に配置された2つのスリットOSTの間に設けられる。コンタクトC4は、メモリセルアレイ10の積層構造を貫通している。そして、コンタクトC4は、メモリセルアレイ10上方の配線と、メモリセルアレイ10の下方の配線との間を電気的に接続する。尚、貫通領域OAには、1つ又は2つ以上の複数のコンタクトC4が設けられても良い。
複数の支持柱HRは、コンタクト領域CA内で貫通領域OAを除いた領域に周期的に配置される。コンタクト領域CA内の複数の支持柱HRの配置は、千鳥状であっても良いし、格子状であっても良い。支持柱HRとスリットSLT及びOSTとは、重なっていないことが好ましい。コンタクト領域CA内の支持柱HRの構造は、例えば引出領域HA内の支持柱HRの構造と同様である。
また、コンタクト領域CA内では、例えばメモリ領域MA1とコンタクト領域CAとの境界の近傍において、周期的に配置された複数の支持柱HRから1つの支持柱HRが間引かれている。具体的には、当該コンタクト領域CAでは、例えば、複数の支持柱HRが、六角形状の頂点部分に配置された6つの支持柱HRを含み、当該6つの支持柱HRに囲まれた領域内の支持柱HRが省略されている。
以下では、このように複数の支持柱HRが周期的に配置された領域で、支持柱HRが間引かれた部分のことを、“ユニークパターンUP”と呼ぶ。ユニークパターンUPは、例えば、隣り合うスリットSLTの間のそれぞれに少なくとも1つ配置される。また、ユニークパターンUPは、メモリ領域MA1とコンタクト領域CAとの境界の近傍と、メモリ領域MA2とコンタクト領域CAとの境界の近傍とのそれぞれに設けられても良い。
図10は、実施形態に係る半導体記憶装置1の備えるメモリセルアレイ10のコンタクト領域CAにおける断面構造の一例であり、ワード線WL0に対応する導電体層23を含み且つ半導体基板20の表面と平行な断面を示している。また、図10には、コンタクト領域CAの近傍におけるメモリ領域MA1及びMA2の一部も示されている。図10に示すように、ワード線WL0(導電体層23)は、メモリ領域MA1及びMA2間で、コンタクト領域CAを介して連続的に設けられている。また、コンタクト領域CAにおいてメモリセルアレイ10は、犠牲部材SMをさらに含んでいる。
犠牲部材SMは、積層配線の置換処理に使用される部材である。この犠牲部材SMは、当該置換処理において、導電体に置換されずに残存した絶縁体の部分に対応し、置換処理後に導電体層23と同じ層内に配けられる。犠牲部材SMは、貫通領域OAに設けられ、Y方向に隣り合うスリットOSTのそれぞれと接触している。言い換えると、スリットOSTは、導電体層23と絶縁体層である犠牲部材SMとの間をX方向に延伸している。また、犠牲部材SMは、貫通領域OA内で、メモリ領域MA1側で接した導電体層23と、メモリ領域MA2側で接した導電体層23との間をX方向に分離している。犠牲部材SMと接触した導電体層23の部分は、Y方向に隣り合うスリットOSTの間に位置している。犠牲部材SMには、コンタクトC4が貫通している。犠牲部材SMは、例えば窒化シリコンを含んでいる。
図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図であり、実施形態に係る半導体記憶装置1の備えるメモリセルアレイ10のコンタクト領域CAにおける断面構造の一例を示している。図11に示すように、コンタクト領域CAにおいてメモリセルアレイ10は、導電体層27及び28をさらに含んでいる。
スリットOSTは、Z方向に延伸した部分を有している。スリットOSTの上端は、図示されない導電体層24と図示されない導電体層25との間の層に含まれている。スリットOSTの下端は、例えば導電体層21が設けられた層に含まれている。導電体層22と同じ層且つ2つのスリットOSTによって挟まれた部分には、犠牲部材SMが設けられる。同様に、導電体層23と同じ層且つ2つのスリットOSTによって挟まれた部分には、犠牲部材SMが設けられる。コンタクト領域CAにおいて、導電体層24と同じ層には、例えば絶縁体が設けられる。
導電体層27は、半導体基板20と導電体層21との間の層に設けられ、メモリセルアレイ10の下方の回路と接続される。導電体層27上には、コンタクトC4が設けられる。コンタクトC4は、Z方向に延伸して設けられ、コンタクト領域CA内の絶縁体層及び複数の犠牲部材SMを貫通している。尚、コンタクトC4と導電体層21との間には、絶縁体層(図示せず)が配置され、コンタクトC4と導電体層21とは離隔及び絶縁されている。コンタクトC4の上方には、導電体層28が設けられる。導電体層28は、例えば導電体層26と同じ層に設けられ、メモリセルアレイ10の上方の回路と接続される。コンタクトC4と導電体層28との間は、その他のコンタクトを介して接続されても良い。
尚、以上の説明では、メモリセルアレイ10が1つのコンタクト領域CAを含む場合について例示したが、メモリセルアレイ10は複数のコンタクト領域CAを含んでいても良い。この場合、引出領域HA1及びHA2間のメモリ領域MAは、3つ以上に分割される。また、コンタクト領域CAは、引出領域HA内に設けられても良い。引出領域HA内にコンタクト領域CAが形成される場合、上述した選択ゲート線SGDに関する構造については適宜省略され得る。
[2]半導体記憶装置1の製造方法
図12は、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造方法のフローチャートの一例を示している。図13〜図26のそれぞれは、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造途中の平面レイアウト若しくは断面構造の一例を示している。図示された平面レイアウトは、図9に対応する領域を示している。図示された断面構造は、図11に対応する領域と、メモリ領域MAの一部とを併せて示している。図12に示すように、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程では、ステップS10〜S18の処理が順に実行される。以下に、図12を適宜参照して、実施形態に係る半導体記憶装置1における、メモリセルアレイ10内の積層配線構造に関する製造工程の一例について説明する。
図12は、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造方法のフローチャートの一例を示している。図13〜図26のそれぞれは、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造途中の平面レイアウト若しくは断面構造の一例を示している。図示された平面レイアウトは、図9に対応する領域を示している。図示された断面構造は、図11に対応する領域と、メモリ領域MAの一部とを併せて示している。図12に示すように、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程では、ステップS10〜S18の処理が順に実行される。以下に、図12を適宜参照して、実施形態に係る半導体記憶装置1における、メモリセルアレイ10内の積層配線構造に関する製造工程の一例について説明する。
まず、ステップS10〜S12の処理が順に実行され、図13及び図14に示すように、積層配線の犠牲部材50、51及び52が形成され、積層配線の階段構造が形成され、複数のホールMH及びHRHが形成される。
簡潔に述べると、まず半導体基板20上に、センスアンプモジュール16等に対応する回路(図示せず)や導電体層28等を含む絶縁体層40が形成される。絶縁体層40上に、導電体層21、絶縁体層41、及び犠牲部材50が順に形成される。犠牲部材50上に、絶縁体層42及び犠牲部材51が交互に積層される。最上層の犠牲部材51上に、絶縁体層43及び犠牲部材52が順に形成される(ステップS10)。
そして、積層された犠牲部材50〜52の端部が、引出領域HA1及びHA2内で階段状に加工され、例えばコンタクト領域CA内の犠牲部材52が除去される。その後、引出領域HA1及びHA2内の階段部分と、コンタクト領域CA内の段差部分とが、絶縁体層44によって埋め込まれ、絶縁体層44の上面が、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)によって平坦化される(ステップS11)。
それから、フォトリソグラフィ等によって、メモリピラーMP及び支持柱HRに対応する領域が開口したマスクが形成される。そして、当該マスクを用いた異方性エッチングによって、例えば絶縁体層41〜44及び犠牲部材50〜52のそれぞれを貫通するホールMH及びHRHが形成され、当該ホールの底部において導電体層21の一部が露出する(ステップS12)。ホールMH及びHRHは、それぞれメモリピラーMP及び支持柱HRに対応している。
次に、ステップS13の処理によって、各ホールHRH内に絶縁体53が形成される。具体的には、図15に示すように、まず複数のホールHRHが設けられた部分が開口され、且つ複数のホールMHが設けられた部分を覆ったマスクREG1が形成される。マスクREG1は、少なくともメモリ領域MAと各ブロックBLKとが重なる領域の全体を覆っていれば良い。マスクREG1は、例えばフォトリソグラフィ等によって形成される。これに限定されず、マスクREG1は、フォトリソグラフィ及びエッチングの処理によって加工されたハードマスクであっても良い。そして、図16に示すように、各ホールHRHが埋まるように、絶縁体53が形成される。本工程の後に、図17に示すように、各ホールHRHの外に形成された絶縁体53と、マスクREG1が除去される。これにより、各ホールHRH内に絶縁体53が残存し、支持柱HRに対応する構造が形成される。
次に、ステップS14の処理によって、図18に示すように、各ホールMH内にメモリピラーMPが形成される。簡潔に述べると、各ホールMHの側面及び底面に、ブロック絶縁膜35、絶縁膜34及びトンネル絶縁膜33が順に形成される。そして、当該ホールMHの底部に設けられたブロック絶縁膜35、絶縁膜34及びトンネル絶縁膜33の一部が除去され、当該ホールMH内に、半導体層31及びコア部材30が形成される。それから、ホールMHの上部に設けられたコア部材30の一部が除去され、当該部分に半導体層31が形成される。これにより、各ホールMH内に、メモリピラーMPに対応する構造が形成される。
次に、ステップS15の処理によって、図19及び図20に示すように、複数のスリットSLT及びOSTが一括で形成される。具体的には、まず絶縁体層44上に、例えば絶縁体層45が形成される。そして、フォトリソグラフィ等によって、スリットSLT及びOSTに対応する領域が開口されたマスクが形成される。それから、当該マスクを用いた異方性エッチングによって、例えば絶縁体層41〜45及び犠牲部材50〜52のそれぞれを貫通するスリットSLTと、絶縁体層41、42、44及び45並びに犠牲部材50及び51のそれぞれを貫通するスリットOSTとが形成される。
次に、ステップS16の処理によって、各スリットOST内に絶縁体54が形成される。具体的には、まず図21に示すように、複数のスリットOSTが設けられた部分が開口され、且つ複数のスリットSLTを覆ったマスクREG2が形成される。マスクREG2は、例えばフォトリソグラフィ等によって形成される。これに限定されず、マスクREG2は、フォトリソグラフィ及びエッチングの処理によって加工されたハードマスクであっても良い。そして、図22に示すように、各スリットOSTが埋まるように、絶縁体54が形成される。本工程の後に、図23に示すように、各スリットOSTの外に形成された絶縁体54と、マスクREG2が除去される。これにより、各スリットOST内に絶縁体54が残存した構造が形成される。
次に、ステップS17の処理によって積層配線の置換処理が実行され、図24及び図25に示すように、積層配線構造が形成される。具体的には、まず熱リン酸等によるウェットエッチングによって、スリットSLTを介して犠牲部材50〜52が選択的に除去される。尚、このウェットエッチングは、貫通領域OA内の犠牲部材50及び51が残存するように設定される。そして、犠牲部材50〜52が除去された構造体の立体構造が、複数のメモリピラーMP、複数の支持柱HR、及びスリットOSTによって維持される。それから、導電体が、スリットSLTを介して、犠牲部材50〜52が除去された空間に埋め込まれる。本工程における導電体の形成には、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)が使用される。
その後、スリットSLT内部に形成された導電体がエッチバック処理によって除去され、隣り合う配線層に形成された導電体が分離される。これにより、選択ゲート線SGSとして機能する導電体層22と、ワード線WL0〜WL7としてそれぞれ機能する複数の導電体層23と、選択ゲート線SGDとして機能する複数の導電体層24とがそれぞれ形成される。尚、本工程において形成される導電体層22〜24は、バリアメタルを含んでいても良い。この場合、犠牲部材50〜52の除去後の導電体の形成では、例えばバリアメタルとして窒化チタンが成膜された後に、タングステンが形成される。
最後に、ステップS18の処理によって、図26に示すように、各スリットSLT内にコンタクトLIが形成される。具体的には、まずスリットSLTの側面及び底面を覆うように絶縁膜(スペーサSP)が形成される。そして、スリットSLTの底部に設けられたスペーサSPの一部が除去され、スリットSLTの底部において導電体層21の一部が露出する。それから、スリットSLT内に導電体(コンタクトLI)が形成され、スリットSLT外に形成された導電体が例えばCMPによって除去される。
以上で説明した実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程によって、メモリセルアレイ10内の積層配線構造が形成される。尚、以上で説明した製造工程はあくまで一例であり、これに限定されない。例えば、各製造工程の間にはその他の処理が挿入されても良いし、一部の工程が省略又は統合されても良い。また、各製造工程は、可能な範囲で入れ替えられても良い。例えば、メモリピラーMPが形成される工程と、ホールHRH内に絶縁体53が形成される工程とは、入れ替えられても良い。
[3]実施形態の効果
以上で説明された実施形態に係る半導体記憶装置1に依れば、半導体記憶装置の歩留まりを向上させることが出来る。以下に、実施形態に係る半導体記憶装置1における効果の詳細について説明する。
以上で説明された実施形態に係る半導体記憶装置1に依れば、半導体記憶装置の歩留まりを向上させることが出来る。以下に、実施形態に係る半導体記憶装置1における効果の詳細について説明する。
3次元に積層されたメモリセルを備える半導体記憶装置では、例えば、積層配線の置換処理によってワード線WL等の積層配線が形成される。簡潔に述べると、積層配線の置換処理では、絶縁体層と犠牲部材とが交互に形成される。そして、犠牲部材が選択的に除去され、犠牲部材が除去された空間に導電体が形成されることによって、ワード線WL等の積層配線が形成される。このような置換処理を実行するためには、メモリセルアレイに、犠牲部材が除去された際の立体構造を維持するための支持柱HRが設けられる。
また、半導体記憶装置の記憶密度を向上させるためには、ワード線WLの積層数を増加させる等の施策が考えられる。ワード線WLの積層数の増加は、メモリピラーMPを形成するためのホールMHの深穴加工を要求する。支持柱HRを形成するためのホールHRHは、絶縁体層と犠牲部材との積層構造を貫通するために、ホールMHと同様の深さで加工される。これらのホールMH及びHRHの深穴加工は、製造コスト及びプロセス難易度が高い。このため、ホールMHの加工とホールHRHの加工とは、一括で行われることが好ましい。
さらに、ホールMHとホールHRHとを一括で加工し、且つホールMH内に形成される構造とホールHRH内に形成される構造とが異なる場合、ホールMHが設けられた領域(例えばメモリ領域MA)とホールHRHが設けられた領域(例えばコンタクト領域CA)との一方を覆うマスクを形成したうえで、ホールMH及びHRH内をそれぞれ埋め込む各構造物を作り分ける。マスクの形成にはプロセスばらつきが発生し得るため、量産時に当該領域の境界部分の位置を管理することが好ましい。
図27は、実施形態の比較例に係る半導体記憶装置1の製造工程における測長方法の一例を示す概略図であり、ステップS13の処理によってマスクREG1が形成された際の、メモリ領域MAとコンタクト領域CAの境界部分BPを含む領域を表示している。図27に示すように、実施形態の比較例に係る半導体記憶装置1は、実施形態に対して、ユニークパターンUPが省略された構成を有する。
寸法の測長装置としては、例えばCD−SEMが使用される。このような測長装置は、例えば測定対象のウエハ上のアンカーパターンを認識し、当該アンカーパターンを基準としてフォーカス処理及びアドレッシング処理や測長処理を実行する。フォーカス処理は、測長箇所を含む領域の近傍の領域を用いて実行される。アドレッシング処理は、例えば測長箇所にジャンプするための基準を探す処理であり、走査領域内のパターンと、予め取得されたリファレンスパターンとの画像比較を実行する。測長装置は、例えばアドレッシング処理において画像比較の結果から画像の一致係数が所定の閾値を超えた場合に、当該走査領域内のアンカーパターンを基準として測長箇所への走査領域のジャンプを実行する。マスクREG1としてレジストが使用される場合、フォーカス処理によってレジストがシュリンクし得るため、フォーカス箇所と測長箇所とは異なる領域に設定されることが好ましい。
このため、測長装置は、例えばブロックBLK0の境界部分BPを含む領域を用いて、フォーカス処理及びアドレッシング処理を実行する。そして、測長装置は、ブロックBLK0内のアンカーパターンを基準として、ブロックBLK3の境界部分BPを含む領域を走査する。それから、測定装置は、例えばブロックBLK3の境界部分BPと、予め設定された特定のホールHRHとの間の距離を測定する。
しかしながら、境界部分BPの位置は、上述したようなプロセスばらつきによって変動し得る。境界部分BPの位置が変動すると、測定装置は、アドレッシング処理において、正しくアンカーパターンを認識することが困難になる。そして、測定装置は、アンカーパターンを誤認識した場合に、測長箇所にずれが発生し、誤測長するおそれがある。このような誤測の発生は、続く製造工程によって、支持柱HRが所望の構造に形成されない原因となり、支持柱HRが起因の不良の発生に繋がり得る。
これに対して、実施形態に係る半導体記憶装置1は、境界部分BPの近傍に、周期的に配置された複数のホールHRHの一部が省略されたユニークパターンUPを有している。図28は、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程における測長方法の一例を示す概略図であり、図27と同様の領域を表示している。
図28に示すように、実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程は、ステップS13の処理によって複数のホールMHを覆うマスクREG1が形成された際に、ユニークパターンUPを測長時のフォーカス処理及びアドレッシング処理のアンカーパターンとして使用する。ユニークパターンUPは、周期的に配置されたホールHRHと、境界部分BPとの位置関係を明確にすることが出来る。つまり、測定装置は、プロセスばらつきの影響を受けないユニークパターンUPを用いて、アンカーパターンを精確に認識することが出来る。
これにより、実施形態に係る半導体記憶装置1は、境界部分BPの計測精度を向上させることが出来る。その結果、実施形態に係る半導体記憶装置1は、マスクREG1の誤測長による不良の発生を抑制することが出来、半導体記憶装置1の歩留まりを改善することが出来る。
尚、実施形態に係る半導体記憶装置1では、上述したユニークパターンUPが、例えばブロックBLK毎に配置される。このため、マスクREG1の境界部分BPの測定において、計測装置は、Y方向に沿って複数点の測長を実行することが出来る。その結果、ユーザは、マスクREG1の境界部分BPの計測結果を複数得ることが出来、複数の計測結果の平均化等を実行することによって、より信頼性の高い計測結果を得ることが出来る。
[4]実施形態の変形例
以上で説明された実施形態に係る半導体記憶装置1は、種々の変形が可能である。以下に、実施形態の第1変形例、第2変形例、第3変形例、及び第4変形例の順番に、実施形態に係る半導体記憶装置1と異なる点を説明する。
以上で説明された実施形態に係る半導体記憶装置1は、種々の変形が可能である。以下に、実施形態の第1変形例、第2変形例、第3変形例、及び第4変形例の順番に、実施形態に係る半導体記憶装置1と異なる点を説明する。
[4−1]第1変形例
実施形態の第1変形例は、ユニークパターンUPの配置に関する。実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1では、メモリセルアレイ10が、ブロックBLKとY方向に隣り合うダミーブロックDBLKをさらに備えている。そして、例えばダミーブロックDBLKでは、メモリピラーMPの代わりに、周期的に配置された支持柱HRが設けられる。
実施形態の第1変形例は、ユニークパターンUPの配置に関する。実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1では、メモリセルアレイ10が、ブロックBLKとY方向に隣り合うダミーブロックDBLKをさらに備えている。そして、例えばダミーブロックDBLKでは、メモリピラーMPの代わりに、周期的に配置された支持柱HRが設けられる。
図29は、実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、隣り合うブロックBLK及びダミーブロックDBLKの領域を表示している。また、図29は、実施形態のステップS13の処理によって、マスクREGが形成された状態に対応している。図29に示すように、ダミーブロックDBLKには、例えばホールMHではなく、ホールHRHが配置され得る。
そして、実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1では、ダミーブロックDBLK内の複数のホールHRHの配置が、実施形態と同様のユニークパターンUPを含んでいる。言い換えると、ダミーブロックDBLKでは、複数のホールHRHが周期的に配置され、一部のホールHRHが省略されている。第1実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1のその他の構成は、実施形態と同様である。
実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1の製造工程では、例えばブロックBLK内のホールMHと、ダミーブロックDBLK内のホールHRHとの間で、互いに異なる材料を埋め込む。つまり、実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1では、ステップS13の処理において、ブロックBLKとダミーブロックDBLKとの境界部分におけるマスクREGの境界位置も管理されることが好ましい。
そこで、実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1の製造方法は、ステップS13の処理によってブロックBLKとダミーブロックDBLKとの一方を覆うマスクREG1を形成した際に、ダミーブロックDBLK内における実施形態と同様のユニークパターンUPを測長時のアンカーパターンとして使用する。
これにより、実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1は、実施形態と同様に、ブロックBLKとダミーブロックDBLKとの境界位置の計測精度を向上させることが出来る。その結果、実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置1は、実施形態と同様に、マスクREG1の誤測長による不良の発生を抑制することが出来、半導体記憶装置1の歩留まりを改善することが出来る。
尚、ユニークパターンUPの配置は、ダミーブロックDBLKやコンタクト領域CAに限定されない。ユニークパターンUPは、複数の第1ホールが設けられた領域と、第1のホールとは異なる部材を埋める複数の第2ホールが設けられた領域との境界位置を管理する場合に、実施形態と同様に使用され得る。
[4−2]第2変形例
実施形態の第2変形例は、ユニークパターンUPの構成に関する。図30は、実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、図29と同様の領域及び状態を表示している。図30に示すように、実施形態の第2変形例では、ユニークパターンUPの構成が、実施形態と異なっている。
実施形態の第2変形例は、ユニークパターンUPの構成に関する。図30は、実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、図29と同様の領域及び状態を表示している。図30に示すように、実施形態の第2変形例では、ユニークパターンUPの構成が、実施形態と異なっている。
具体的には、実施形態の第2変形例におけるユニークパターンUPは、一方向に延びた六角形状に配置された8つのホールHRHと、当該8つのホールHRHに囲まれた部分の2つの支持柱HRが省略された構成を有している。言い換えると、実施形態の第2変形例では、周期的に並んだホールHRH(すなわち支持柱HR)のうち、連続した2つのホールHRHが省略された部分が、ユニークパターンUPとして使用される。実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置1のその他の構成は、実施形態と同様である。
以上で説明された実施形態の第2変形例におけるユニークパターンUPは、実施形態と同様に、測長時のアンカーパターンとして使用され得る。従って、実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置1は、実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
尚、ユニークパターンUPの構成は、実施形態や実施形態の第2変形例で説明された構成に限定されない。ユニークパターンUPは、周期的に並んだ支持柱HRのうち少なくとも1つの支持柱HRが省略されることによって構成されていれば良い。また、複数の支持柱HRが格子状に配置されるような場合、当該支持柱HRの周期的な配置は四角形状の頂点部分に配置された4つの支持柱HRを含み、当該4つの支持柱HRに囲まれた領域内の少なくとも1つの支持柱HRを省略することが出来る。言い換えると、多角形状の頂点にそれぞれ配置された複数の支持柱HRに対して、これら複数の支持柱HRの内側の領域で少なくとも1つの支持柱HRが省略されるようにユニークパターンUPを構成すれば良い。ユニークパターンUPを構成するために省略される支持柱HRの個数及び配置は、積層配線の置換処理において当該箇所の立体構造を維持することが可能であれば、任意に設計され得る。
[4−3]第3変形例
実施形態の第3変形例は、ユニークパターンUPの配置に関する。図31は、実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、図21と同様の領域及び状態を表示している。図31に示すように、実施形態の第3変形例では、ユニークパターンUPの配置とマスクREG2の形状が、実施形態と異なっている。
実施形態の第3変形例は、ユニークパターンUPの配置に関する。図31は、実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示し、図21と同様の領域及び状態を表示している。図31に示すように、実施形態の第3変形例では、ユニークパターンUPの配置とマスクREG2の形状が、実施形態と異なっている。
具体的には、実施形態の第3変形例におけるユニークパターンUPは、スリットOSTの近傍に適宜配置される。例えば、ユニークパターンUPは、Y方向に隣り合うスリットOSTの一方にX方向で隣り合うように配置される。そして、当該ユニークパターンUPが、例えばステップS16の処理によってマスクREG2が形成された際に、マスクREG2の開口部分に配置される。
尚、本例では、一方のスリットOSTのX方向両側にユニークパターンUPが配置されているが、マスクREG2の開口部分には、少なくとも1つのユニークパターンUPが配置されていれば良い。マスクREG2の開口部分に配置されるユニークパターンUPの個数及び配置は、図31に示された一例に限定されず、任意に変更され得る。実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置1のその他の構成は、実施形態と同様である。
以上で説明された実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置1では、例えばステップS16の処理によって形成されるマスクREG2とスリットOSTとの間の位置関係が管理される。そして、測定装置が、この測長において、マスクREG2の開口部分に配置されたユニークパターンUPをアンカーパターンとして使用する。
その結果、実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置1は、スリットSLT及びOSTとを一括で形成し且つ異なる工程で部材を埋め込む処理(ステップS16)におけるマスク位置の計測精度を向上させることが出来る。従って、実施形態の第3変形例に係る半導体記憶装置1は、誤測長によって生じ得るスリットOSTに関連した不良の発生を抑制することが出来、半導体記憶装置1の歩留まりを改善することが出来る。
[4−4]第4変形例
実施形態の第4変形例は、メモリピラーMPの構造に関する。図32は、実施形態の第4変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の断面構造の一例を示し、図5と同様の領域を表示している。図32に示すように、実施形態の第4変形例におけるメモリピラーMPは、複数のピラーLMP及びUMPがZ方向に連結された構造を有する。
実施形態の第4変形例は、メモリピラーMPの構造に関する。図32は、実施形態の第4変形例に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の断面構造の一例を示し、図5と同様の領域を表示している。図32に示すように、実施形態の第4変形例におけるメモリピラーMPは、複数のピラーLMP及びUMPがZ方向に連結された構造を有する。
具体的には、実施形態の第4変形例におけるメモリセルアレイ10は、複数のワード線LWLと複数のワード線UWLとを含んでいる。実施形態の第4変形例におけるメモリピラーMPは、下部ピラーLMP及び上部ピラーUMPを含んでいる。下部ピラーLMP及び上部ピラーUMPのそれぞれは、例えば実施形態のメモリピラーMPと同様の構造を有する。
下部ピラーLMPは、複数のワード線LWLと、選択ゲート線SGSとを貫通している。上部ピラーUMPは、下部ピラーLMPの上方に設けられ、複数のワード線UWLと、選択ゲート線SGDとを貫通している。下部ピラーLMPの半導体層31は、ソース線SLに接続される。上部ピラーUMPの半導体層31の底部は、下部ピラーLMPの半導体層31の上部に接続される。上部ピラーUMPの半導体層31の上部は、コンタクトCVを介してビット線BLに接続される。
最上層のワード線LWLと最下層のワード線UWLとの間のZ方向の間隔は、隣り合うワード線LWLのZ方向の間隔よりも広く、隣り合うワード線UWLのZ方向の間隔よりも広い。スリットSLTは、例えば、選択ゲート線SGD及びSGS並びにワード線LWL及びUWLのそれぞれを分断している。
下部ピラーLMPとワード線LWLとの交差部分と、上部ピラーUMPとワード線UWLとの交差部分とのそれぞれが、メモリセルトランジスタMTとして機能する。尚、下部ピラーLMPと上部ピラーUMPとは、直接接続されていなくても良く、下部ピラーLMPと上部ピラーUMPを接続するための中間構造が設けられても良い。実施形態の第4変形例に係る半導体記憶装置1のその他の構成は、実施形態と同様である。
実施形態の第4変形例に係る半導体記憶装置1は、メモリピラーMPが複数のピラーLMP及びUMPにより構成されることによって、ワード線WLの積層数を増加させることが出来、記憶容量を増やすことが出来る。この場合、支持柱HRは、例えば、メモリピラーMPと類似した外形を有し、内部が絶縁体で埋め込まれた構造を有する。このような場合においても、支持柱HRを用いてユニークパターンUPが構成され得る。
これにより、実施形態の第4変形例に係る半導体記憶装置1は、実施形態と同様に、支持柱HRを用いたユニークパターンUPを測長時のアンカーパターンとして使用することが出来る。その結果、実施形態の第4変形例に係る半導体記憶装置1は、マスクREG1の形成時の誤測長に基づく不良の発生を抑制することが出来、半導体記憶装置1の歩留まりを改善することが出来る。
[5]その他
実施形態の半導体記憶装置は、基板と、複数の第1部材と、複数の第1導電体層と、複数の第1ピラーと、複数の第2ピラーと、を含む。基板は、第1方向に並んで配置された第1領域及び第2領域と、各々が第1方向に延伸し且つ第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のブロック領域と、を含む。複数の第1部材は、各々が第1方向に延伸して設けられ、複数のブロック領域の境界部分にそれぞれ配置される。複数の第1導電体層は、第1方向及び第2方向のそれぞれと交差する第3方向に並び且つ互いに離れて設けられ、複数の第1部材によって分断されている。複数の第1ピラーは、第1領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を第3方向に貫通して設けられる。複数の第2ピラーは、第2領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を第3方向に貫通して設けられる。第2領域は、複数のブロック領域のうち少なくとも1つのブロック領域と重なる領域で複数の第2ピラーが周期的に配置された第1サブ領域を有する。第1サブ領域では、周期的に配置された複数の第2ピラーのうち少なくとも1つの第2ピラーが省略される。これにより、半導体記憶装置の歩留まりを向上させることが出来る。
実施形態の半導体記憶装置は、基板と、複数の第1部材と、複数の第1導電体層と、複数の第1ピラーと、複数の第2ピラーと、を含む。基板は、第1方向に並んで配置された第1領域及び第2領域と、各々が第1方向に延伸し且つ第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のブロック領域と、を含む。複数の第1部材は、各々が第1方向に延伸して設けられ、複数のブロック領域の境界部分にそれぞれ配置される。複数の第1導電体層は、第1方向及び第2方向のそれぞれと交差する第3方向に並び且つ互いに離れて設けられ、複数の第1部材によって分断されている。複数の第1ピラーは、第1領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を第3方向に貫通して設けられる。複数の第2ピラーは、第2領域と複数のブロック領域とが重なる領域に、複数の第1導電体層を第3方向に貫通して設けられる。第2領域は、複数のブロック領域のうち少なくとも1つのブロック領域と重なる領域で複数の第2ピラーが周期的に配置された第1サブ領域を有する。第1サブ領域では、周期的に配置された複数の第2ピラーのうち少なくとも1つの第2ピラーが省略される。これにより、半導体記憶装置の歩留まりを向上させることが出来る。
実施形態で説明に使用した図面では、メモリピラーMPや支持柱HRがZ方向において同一径を有している場合を例示したが、これに限定されない。例えば、メモリピラーMPや支持柱HRは、テーパー形状又は逆テーパー形状を有していても良いし、中間部分が膨らんだ形状(ボーイング形状)を有していても良い。同様に、スリットSLTやスリットSHEがテーパー形状又は逆テーパー形状を有していても良いし、ボーイング形状を有していても良い。また、実施形態では、メモリピラーMP、支持柱HR、及びコンタクトCCのそれぞれの断面構造が円形である場合について例示したが、これらの断面構造は楕円形であっても良く、任意の形状に設計され得る。
実施形態において、スリットSLT内は、複数種類の絶縁体により構成されても良い。この場合、ソース線SL(導電体層21)に対するコンタクトが、引出領域HA又はコンタクト領域CAに設けられる。本明細書において、スリットSLTの位置は、例えばコンタクトLIの位置に基づいて特定される。また、スリットSLTが絶縁体で構成される場合には、スリットSLTの位置は、スリットSLT内のシームや、置換処理時にスリットSLTに残存した材料によって特定されても良い。
実施形態では、メモリセルアレイ10が2つの引出領域HA1及びHA2を有する場合について例示したが、これに限定されない。メモリセルアレイ10には、少なくとも1つの引出領域HAが設けられていれば良い。この場合、引出領域HAは、メモリ領域MAと隣接して設けられても良いし、メモリ領域MAの中間部分に設けられても良い。
実施形態では、引出領域HAにおいてワード線WL0〜WL7の端部がX方向の段差のみを有する階段状に設けられる場合について例示したが、これに限定されない。例えば、テラス部分を設けるために、さらにY方向の段差が形成されても良い。積層されたワード線WLの端部においてX方向及びY方向に形成される段差の数は、任意の数に設計され得る。言い換えると、半導体記憶装置1において、引出領域HAにおけるワード線WLの端部は、任意の列数の階段状に設計され得る。
本明細書において“接続”は、電気的に接続されている事を示し、例えば間に別の素子を介することを除外しない。“電気的に接続される”は、電気的に接続されたものと同様に動作することが可能であれば、絶縁体を介していても良い。“柱状”は、半導体記憶装置1の製造工程において形成されたホール内に設けられた構造体であることを示している。“同じ層構造”は、少なくとも層が形成された順番が同じであれば良い。
本明細書において“領域”は、半導体基板20によって含まれる構成と見なされても良い。例えば、半導体基板20がメモリ領域MA1及びMA2、引出領域HA1及びHA2、並びにコンタクト領域CAを含むと規定された場合、メモリ領域MA1及びMA2、引出領域HA1及びHA2、並びにコンタクト領域CAは、半導体基板20の上方の異なる領域にそれぞれ関連付けられる。“高さ”は、例えば計測対象の構成と半導体基板20とのZ方向の間隔に対応している。尚、“高さ”の基準としては、半導体基板20以外の構成が使用されても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、2…メモリコントローラ、10…メモリセルアレイ、11…コマンドレジスタ、12…アドレスレジスタ、13…シーケンサ、14…ドライバモジュール、15…ロウデコーダモジュール、16…センスアンプモジュール、20…半導体基板、21〜28…導電体層、30…コア部材、31…半導体層、32…積層膜、33…トンネル絶縁膜、34…絶縁膜、35…ブロック絶縁膜、SLT,SHE,OST…スリット、CA…コンタクト領域、HA…引出領域、BLK…ブロック、SU…ストリングユニット、BL…ビット線、WL…ワード線、SL…ソース線、SGS,SGD…選択ゲート線、MT…メモリセルトランジスタ、ST1,ST2…選択トランジスタ、UP…ユニークパターン
Claims (5)
- 第1方向に並んで配置された第1領域及び第2領域と、
各々が前記第1方向に延伸し且つ前記第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のブロック領域と、を含む基板と、
各々が前記第1方向に延伸して設けられ、前記複数のブロック領域の境界部分にそれぞれ配置された複数の第1部材と、
前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれと交差する第3方向に並び且つ互いに離れて設けられ、前記複数の第1部材によって分断された複数の第1導電体層と、
前記第1領域と前記複数のブロック領域とが重なる領域に、前記複数の第1導電体層を前記第3方向に貫通して設けられた複数の第1ピラーと、
前記第2領域と前記複数のブロック領域とが重なる領域に、前記複数の第1導電体層を前記第3方向に貫通して設けられた複数の第2ピラーと、
を備え、
前記第2領域は、前記複数のブロック領域のうち少なくとも1つのブロック領域と重なる領域で前記複数の第2ピラーが周期的に配置された第1サブ領域を有し、
前記第1サブ領域では、周期的に配置された複数の第2ピラーのうち少なくとも1つの第2ピラーが省略される、
半導体記憶装置。 - 前記第1サブ領域は、多角形状の頂点にそれぞれ配置された複数の第2ピラーを含み、前記複数の第2ピラーの内側の領域で、第2ピラーが省略される、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記第2領域と前記少なくとも1つのブロック領域とが重なる領域は、前記第1サブ領域と異なる第2サブ領域を有し、
前記第2サブ領域は、前記複数の第1部材から離れて前記第2方向に並んで配置され、各々が前記第1方向に延伸した部分を有する第2部材及び第3部材と、前記第2方向における前記第2部材及び前記第3部材の間に配置され、各々が前記複数の第1導電体層と同じ高さに設けられる複数の絶縁体層と、前記複数の絶縁体層を前記第3方向に貫通して設けられたコンタクトとを含み、
前記第2部材及び前記第3部材は、それぞれ前記複数の第1導電体層と前記複数の絶縁体層との間を前記第3方向に延在する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 各々が第1方向に延伸し且つ前記第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のブロック領域と、前記複数のブロック領域と前記第2方向に隣り合うダミーブロック領域とを含む基板と、
各々が前記第1方向に延伸して設けられ、前記複数のブロック領域と前記ダミーブロック領域とのそれぞれの境界部分に配置された複数の第1部材と、
前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれと交差する第3方向に並び且つ互いに離れて設けられ、前記複数の第1部材によって分断された複数の第1導電体層と、
前記複数のブロック領域に、前記複数の第1導電体層を前記第3方向に貫通して設けられた複数の第1ピラーと、
前記ダミーブロック領域に、前記複数の第1導電体層を前記第3方向に貫通して設けられた複数の第2ピラーと、
を備え、
前記ダミーブロック領域は、前記複数の第2ピラーが周期的に配置されたサブ領域を有し、
前記サブ領域では、周期的に配置された複数の第2ピラーのうち少なくとも1つの第2ピラーが省略される、
半導体記憶装置。 - 前記第1ピラーと前記第1導電体層とが交差する部分は、メモリセルとして機能し、
前記第2ピラーは、絶縁体により構成される、
請求項1又は請求項4に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020044896A JP2021150296A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 半導体記憶装置 |
TW110101551A TWI774193B (zh) | 2020-03-16 | 2021-01-15 | 半導體記憶體裝置 |
US17/152,902 US20210288058A1 (en) | 2020-03-16 | 2021-01-20 | Semiconductor memory device |
CN202110191543.6A CN113410241B (zh) | 2020-03-16 | 2021-02-19 | 半导体存储器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020044896A JP2021150296A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021150296A true JP2021150296A (ja) | 2021-09-27 |
Family
ID=77665261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020044896A Pending JP2021150296A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 半導体記憶装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20210288058A1 (ja) |
JP (1) | JP2021150296A (ja) |
CN (1) | CN113410241B (ja) |
TW (1) | TWI774193B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024057540A1 (ja) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置、および半導体記憶装置の製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11374018B2 (en) * | 2020-07-17 | 2022-06-28 | Macronix International Co., Ltd. | Semiconductor structure |
KR20220018776A (ko) * | 2020-08-07 | 2022-02-15 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 장치 |
US11742025B2 (en) | 2021-05-17 | 2023-08-29 | Macronix International Co., Ltd. | Memory device and operation method thereof |
TWI813348B (zh) * | 2022-06-21 | 2023-08-21 | 旺宏電子股份有限公司 | 三維快閃記憶體元件 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6180700B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2017-08-16 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 |
KR102154093B1 (ko) * | 2014-02-14 | 2020-09-10 | 삼성전자주식회사 | 3차원 반도체 소자 |
TWI611560B (zh) * | 2015-07-06 | 2018-01-11 | Toshiba Memory Corp | 半導體記憶裝置及其製造方法 |
US9899399B2 (en) * | 2015-10-30 | 2018-02-20 | Sandisk Technologies Llc | 3D NAND device with five-folded memory stack structure configuration |
JP6495838B2 (ja) * | 2016-01-27 | 2019-04-03 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
US10249641B2 (en) * | 2016-02-17 | 2019-04-02 | Toshiba Memory Corporation | Semiconductor memory device and method for manufacturing same |
JP6515046B2 (ja) * | 2016-03-10 | 2019-05-15 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体記憶装置 |
US10403636B2 (en) * | 2016-03-11 | 2019-09-03 | Toshiba Memory Corporation | Semiconductor memory device and method for manufacturing the same |
US9947721B2 (en) * | 2016-04-01 | 2018-04-17 | Micron Technology, Inc. | Thermal insulation for three-dimensional memory arrays |
US10249640B2 (en) * | 2016-06-08 | 2019-04-02 | Sandisk Technologies Llc | Within-array through-memory-level via structures and method of making thereof |
TWI669806B (zh) * | 2017-02-07 | 2019-08-21 | 東芝記憶體股份有限公司 | Semiconductor memory device and method of manufacturing same |
KR102346409B1 (ko) * | 2017-03-08 | 2021-12-31 | 양쯔 메모리 테크놀로지스 씨오., 엘티디. | 3차원 메모리 장치의 쓰루 어레이 컨택 구조 |
US10453798B2 (en) * | 2017-09-27 | 2019-10-22 | Sandisk Technologies Llc | Three-dimensional memory device with gated contact via structures and method of making thereof |
US10622369B2 (en) * | 2018-01-22 | 2020-04-14 | Sandisk Technologies Llc | Three-dimensional memory device including contact via structures that extend through word lines and method of making the same |
KR102630926B1 (ko) * | 2018-01-26 | 2024-01-30 | 삼성전자주식회사 | 3차원 반도체 메모리 소자 |
JP2019212687A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体メモリ |
KR102619626B1 (ko) * | 2018-06-12 | 2023-12-29 | 삼성전자주식회사 | 3차원 반도체 메모리 소자 |
US10971432B2 (en) * | 2018-08-06 | 2021-04-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor device including a through wiring area |
US10937801B2 (en) * | 2019-03-22 | 2021-03-02 | Sandisk Technologies Llc | Three-dimensional memory device containing a polygonal lattice of support pillar structures and contact via structures and methods of manufacturing the same |
-
2020
- 2020-03-16 JP JP2020044896A patent/JP2021150296A/ja active Pending
-
2021
- 2021-01-15 TW TW110101551A patent/TWI774193B/zh active
- 2021-01-20 US US17/152,902 patent/US20210288058A1/en not_active Abandoned
- 2021-02-19 CN CN202110191543.6A patent/CN113410241B/zh active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024057540A1 (ja) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置、および半導体記憶装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN113410241A (zh) | 2021-09-17 |
TW202137505A (zh) | 2021-10-01 |
TWI774193B (zh) | 2022-08-11 |
US20210288058A1 (en) | 2021-09-16 |
CN113410241B (zh) | 2024-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI707458B (zh) | 半導體記憶體裝置 | |
JP2021150296A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2021044397A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2020155543A (ja) | 半導体記憶装置 | |
TW201937708A (zh) | 半導體記憶體 | |
JP2020107673A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2021150295A (ja) | 半導体記憶装置 | |
US11929292B2 (en) | Semiconductor memory and method of manufacturing the semiconductor memory | |
JP2020145218A (ja) | 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 | |
JP2020155624A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2021040028A (ja) | 半導体記憶装置、及び半導体記憶装置の製造方法 | |
TWI717794B (zh) | 半導體記憶體 | |
JP2021019083A (ja) | 半導体記憶装置 | |
TW202205631A (zh) | 半導體記憶體裝置 | |
JP2021141102A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2021034651A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2021048189A (ja) | 半導体記憶装置 | |
TWI778483B (zh) | 半導體記憶裝置 | |
JP2020198387A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2020092168A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2020126888A (ja) | 半導体記憶装置 | |
US11973024B2 (en) | Semiconductor memory device | |
TW202315080A (zh) | 半導體記憶體裝置及製造該半導體記憶體裝置之方法 | |
JP2022032210A (ja) | 半導体記憶装置 | |
TW202407983A (zh) | 記憶裝置 |