JP2021127140A - 容器内面の過酸化水素量測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器を殺菌するために容器に吹き付けられる過酸化水素のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の過酸化水素量を正確に測定する。
【解決手段】過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器に無菌雰囲気で無菌水を充填し、無菌水が充填された容器を無菌雰囲気で殺菌された蓋材により密封し、密封された前記容器を一定時間保管し、無菌水中の過酸化水素量を測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PETボトル等の容器に内容物を充填する無菌充填機において、容器内面を殺菌するために吹き付けられる容器内面の過酸化水素量測定方法に関する。
ボトル等の容器に飲料のような内容物を充填する無菌充填機において、容器内面を殺菌する方法は、容器内面に過酢酸を含む液状の殺菌剤を容器に接触させる、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付ける、容器に電子線又は紫外線を照射する、等の方法がある。様々な方法のなかで最も確実に殺菌できることから、容器に過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付ける方法が多用されている。
容器に過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付ける方法は、過酸化水素水をガス化し、ガス化された過酸化水素のガスを容器に吹き付けるが、ガスが冷却され凝縮したミストを含むこともある。この方法において殺菌能力は容器に吹き付けられる過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の量により変動する。容器内面の過酸化水素量が少なければ殺菌が不十分となり、過剰の場合は過酸化水素水が無駄であり経済的に不合理となる。容器内面の過酸化水素量は適正な量でなければならない。
容器内面の過酸化水素量を適正に維持するためには、容器内面の過酸化水素量を測定しなければならない。従来、容器内面の過酸化水素量の測定は、容器内に水を入れて24時間放置した後、水に溶け込んだ過酸化水素の量を過酸化水素濃度測定装置により測定している(特許文献1参照)。
特開2015−116816号公報
特許文献1に記載の容器内面の過酸化水素量測定方法では、容器内面の過酸化水素量を測定して得られたデータにバラツキがあり、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の容器への吹き付け量を一定にしても同様のデータが得られなかった。そのため、容器に吹き付けられる過酸化水素量を正確に測定する方法がもとめられている。
本発明は、殺菌された容器に無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填し、殺菌された蓋材で容器を密封する無菌充填機において、容器を殺菌するために容器内面に吹き付けられる過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物中の過酸化水素量を正確に測定する容器内面の過酸化水素量測定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る容器内面の過酸化水素量測定方法は、容器を過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けることにより殺菌する無菌充填機において、前記過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた前記容器に無菌雰囲気で無菌水を充填し、前記無菌水が充填された前記容器を無菌雰囲気で殺菌された蓋材により密封し、密封された前記容器を一定時間保管し、前記無菌水中の過酸化水素量を測定することを特徴とする。
また、本発明に係る容器内面の過酸化水素量測定方法において、前記無菌水中の前記過酸化水素をカタラーゼにより分解し生成する酸素を電極法により測定すると好適である。
また、本発明に係る容器内面の過酸化水素量測定方法において、前記無菌水の充填及び前記殺菌された蓋材による密封を前記無菌充填機で行うと好適である。
また、本発明に係る容器内面の過酸化水素量測定方法において、前記過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた前記容器に無菌エアを吹き付けると好適である。
本発明によれば、容器を過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けることにより殺菌する無菌充填機において、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器内面の過酸化水素量を正確に測定することができる。
本発明の実施の形態に係る無菌充填機の概略を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機の加熱部及び成形部の工程を示し、(A)はプリフォーム供給工程を、(B)はプリフォーム加熱工程を、(C)はブロー成形工程を、(D)は容器取り出し工程を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機の殺菌部及び充填部の工程を示し、(E−1)は容器をトンネルにより遮蔽して行う過酸化水素水ガス吹き付け工程を、(E−2)は過酸化水素水ガス吹き付けノズルを容器に挿入して行う過酸化水素水ガス吹き付け工程を、(F−1)は容器が正立状態でのエアリンス工程を、(F−2)は容器が倒立状態でのエアリンス工程を、(G)は充填工程を、(H)は密封工程を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機に組み込まれる過酸化水素水ガス生成器を示す。
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明の実施の形態に係る無菌充填機を示す。容器を殺菌する無菌充填機であり、プリフォームの供給からプリフォームの加熱部、プリフォームから容器への成形部、成形された容器の検査部、容器を殺菌する容器殺菌部、殺菌された容器のエアリンス部、殺菌された容器に内容物殺菌装置により殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填部、内容物が充填された容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封する密封部及び密封された容器を排出する排出部からなる無菌充填機の概要を図1により説明する。本発明は、無菌充填機の容器殺菌部において、殺菌のために過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けられた容器内面の過酸化水素量を測定する測定方法に関するものである。
図1に示すように、実施の形態に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置4、プリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部6、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部16、成形された容器を検査する検査ホイール23、成形された容器2を殺菌する容器殺菌部30、殺菌された容器2をエアリンスするエアリンス部34、エアリンスされた容器2に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填部39、密封部材である蓋材3を殺菌する蓋材殺菌部52、内容物が充填された容器2を殺菌された蓋材3により無菌雰囲気で密封する密封部44、密封された容器2を排出コンベヤ50に載置する排出部47及び排出コンベヤ50により容器2を非無菌ゾーンに排出する出口部51を備える。ここで、検査ホイール23とエアリンス部34は備えなくても構わない。
加熱部6は加熱部チャンバー12、成形部16及び検査ホイール23は成形部チャンバー17、容器殺菌部30は容器殺菌部チャンバー33、エアリンス部34はエアリンス部チャンバー36、充填部39は充填部チャンバー41、密封部44は密封部チャンバー46、排出部47は排出部チャンバー49及び出口部51は出口部チャンバー53により各々遮蔽されている。容器殺菌部30で発生する過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が成形部16に流入しないように、成形部チャンバー17と容器殺菌部チャンバー33の間には雰囲気遮断チャンバー27が設けられている。容器殺菌部チャンバー33で発生する過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、雰囲気遮断チャンバー27が排気されることで、成形部チャンバー17内に流入することはない。ここで、加熱部6と成形部16は単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。また、蓋材殺菌部52と密封部44も単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。さらに、密封部44と排出部47も単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。
無菌充填機の稼働中には、容器殺菌部チャンバー33、エアリンス部チャンバー36、充填部チャンバー41、密封部チャンバー46、排出部チャンバー49及び出口部チャンバー53は、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバー内の圧力を陽圧にすることで、無菌充填機の無菌性が維持される。陽圧に保持する圧力は、充填部チャンバー41内が最も高く、エアリンス部チャンバー36、容器殺菌部チャンバー33と上流に行くほど低く設定される。また、密封部チャンバー46、排出部チャンバー49、出口部チャンバー53と下流に行くにほど低く設定される。雰囲気遮断チャンバー27が排気されることで、雰囲気遮断チャンバー27内の圧力は、大気圧とほぼ同一に保持される。例えば、充填部チャンバー41内の圧力を20Pa〜40Paとすると、他のチャンバー内の圧力は充填部チャンバー41内の圧力よりも低い。
無菌充填機稼働時に無菌雰囲気を保持しなければならない容器殺菌部チャンバー33、エアリンス部チャンバー36、充填部チャンバー41、密封部チャンバー46、排出部チャンバー49及び出口部チャンバー53内は無菌充填機の稼働前に殺菌される。すなわち、SOP処理が行われる。その後、無菌エアが供給されることにより各チャンバー内は無菌雰囲気に保持される。容器殺菌部チャンバー33は無菌充填機稼働中に過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が噴霧されるため、無菌充填機の稼働前に殺菌されなくても構わない。
実施の形態はプリフォーム1を無菌充填機に供給し、無菌充填機内で容器2に成形しているが、成形された容器2を、エア搬送コンベアを介して容器殺菌部30に供給する無菌充填機でも構わない。
まず、図2(A)に示すプリフォーム1が、図1に示すプリフォーム供給装置4から、プリフォーム供給コンベヤ5により所望の速度で連続的に加熱部6に搬送される。
本実施形態におけるプリフォーム1は試験管状の有底筒状体であり、図2(D)に示した容器2と同様な口部1aがその成形当初に付与される。この口部1aにはプリフォーム1の成形と同時に雄ネジが形成される。また、プリフォーム1には口部1aの下部に搬送のためのサポートリング1bが形成される。プリフォーム1又は容器2はこのサポートリング1bを介してグリッパ22により把持され、無菌充填機内を走行する。プリフォーム1は射出成形、圧縮成形等によって成形される。プリフォーム1の材質はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなり、これらの樹脂単体又は混合物であっても構わないし、リサイクルされた熱可塑性樹脂を含んでも構わない。また、バリア性を付与するために、エチレン−ビニルアルコール共重合体、メタキシリレンジアミンのような芳香族アミンをモノマーとするポリアミド等の熱可塑性樹脂を層として、又は混合物として含んでも構わない。
加熱部6に供給されたプリフォーム1は、一定ピッチで多数のグリッパ22が設けられたホイール7、8により搬送され、加熱部搬送ホイール9に達する。ここで、図2(B)のようにグリッパ22から解放され、プリフォーム1の口部1aにスピンドル19が挿入されて搬送される。
プリフォーム1は、図2(B)に示すように、赤外線ヒータ14又はその他の加熱手段によって、後のブロー成形に適した温度まで加熱される。この温度は90℃から130℃であると好適である。
なお、プリフォーム1の口部1aの温度は、変形等を防止するため70℃以下の温度に抑えられる。
プリフォーム1は図2(B)に示すように、口部1aにスピンドル19が挿入され、赤外線ヒータ14により加熱され、回転しながら無端チェーン13により搬送される。スピンドル19は無端チェーン13に一定間隔で設けられている。無端チェーン13はプーリ10及び11により回転する。スピンドル19に代えてマンドレルをプリフォーム1に挿入することにより、プリフォーム1を倒立状態で回転させつつ搬送することも可能である。
加熱されたプリフォーム1は、スピンドル19から解放され、グリッパ22に把持されて、ホイール15を経て、成形部16の成形ホイール18に搬送される。成形ホイール18に備えられた金型20により、図2(C)に示すように、プリフォーム1は容器2にブロー成形される。金型20及びブローノズル21は、成形ホイール18の回りに複数個配置され、成形ホイール18の回転とともに成形ホイール18の周りを一定速度で旋回する。加熱されたプリフォーム1が到来すると、金型20はプリフォーム1を挟み込む。続いてブローノズル21がプリフォーム1に接合され、図示しない延伸ロッドがブローノズル21に設けられた孔に導かれ、プリフォーム1内に挿入される。挿入される延伸ロッドがプリフォーム1の底部を伸ばすことによりプリフォーム1は縦延伸され、同時にブローノズル21からプリフォーム1内に空気等の気体が吹きこまれ横延伸される。プリフォーム1は金型20内で縦延伸及び横延伸され、容器2が成形される。成形された容器2は、図2(D)に示すように、金型20から取り出され、検査ホイール23に設けられたグリッパ22によりサポートリング1bを把持され、検査ホイール23に受け渡される。
成形された容器2は、検査ホイール23の周辺に備えられた検査機材24により、容器温度、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部等が検査され、異常と判断された場合は、図示しない排出装置により、無菌充填機の外部に排出される。容器の検査は成形部チャンバー17内で行われるが、検査部として別個のチャンバーにより遮蔽されても構わない。
容器温度検査は、容器2の表面温度を検査して、容器2の良否を判断する。温度センサは、例えば赤外線放射温度計(赤外線放射カメラ)であるが、他の温度計を使用することも可能である。容器成形時の余熱が容器2に残存することが、容器2を適正に殺菌するために必要である。温度センサにより検出される温度は40℃以上であることが好ましい。
また、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部はカメラにより撮像され、各箇所の状態が検査される。撮像された画像は画像処理装置により処理され、傷、異物、変形、変色等の異常の存否について判断される。許容範囲を超えた容器2は異常と判断される。
検査機材24による検査により異常と判断されなかった容器2は、容器殺菌部30で発生する過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が成形部16に流入しないように、成形部16と容器殺菌部30の間に設けられた雰囲気遮断チャンバー27内のホイール25、26を経て、容器殺菌部30に搬送される。
容器殺菌部30に搬送された容器2は、ホイール28において殺菌される。容器2を殺菌するための容器2への過酸化水素水のガス吹き付け工程を図3(E−1)に示す。容器2に過酸化水素水のガスを吹き付けるため、過酸化水素水ガス吹き付けノズル31が設けられる。過酸化水素水ガス吹き付けノズル31は、その先端のノズル孔が直下を走行する容器2の口部1aの開口に正対し得るように固定される。また、必要に応じて過酸化水素水ガス吹き付けノズル31の下方に容器2の走行路に沿って、図3(E−1)に示すように過酸化水素水ガス吹き付けトンネル32が設けられる。過酸化水素水ガス吹き付けノズル31は一本であっても複数本であっても構わない。容器2に吹き付けられた過酸化水素水のガスが容器2の内部に流入し、容器2の内面を殺菌する。このとき、容器2が過酸化水素水ガス吹き付けトンネル32内を走行することで、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が、容器2の外面にも流れて、容器2の外面が殺菌される。
また、図3(E−2)に示すように、過酸化水素水ガス吹き付けノズル31を容器2の搬送に追従させ、過酸化水素水ガス吹き付けノズル31を容器2の内部に挿入して、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を容器2の内面に直接吹き付けても構わない。容器2から溢れた出た過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、過酸化水素水ガス吹き付けノズル31を囲繞して設けた案内部材31aに衝突し、容器2の外面に流れ容器2の外面に接触する。案内部材31aには過酸化水素水ガス吹き付けノズル31と同軸のフランジ部とフランジ部から外周に突出する環状壁部が設けられている。
過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、図4に示す過酸化水素水ガ
ス生成器55によりガス化される過酸化水素水又はガス化された過酸化水素水が凝結したミスト又はこれらの混合物である。過酸化水素水ガス生成器55は、過酸化水素水を滴状にして供給する二流体スプレーノズルである過酸化水素水供給部56と、この過酸化水素水供給部56から供給された過酸化水素水を分解温度以下に加熱して気化させる気化部57とを備える。過酸化水素水供給部56は、過酸化水素水供給路56a及び圧縮空気供給路56bからそれぞれ過酸化水素水と圧縮空気を導入して過酸化水素水を気化部57内に噴霧するようになっている。気化部57は、内外壁間にヒータ57aを挟み込んだパイプであり、このパイプ内に吹き込まれた過酸化水素水を加熱し気化させる。気化した過酸化水素水のガスは過酸化水素水ガス吹き付けノズル31から気化部57外に噴出する。ヒータ57aに換えて誘電加熱により気化部57を加熱しても構わない。
過酸化水素水供給部56の運転条件としては、例えば圧縮空気の圧力は0.05MPa〜0.6MPaの範囲で調整される。また、過酸化水素水は重力落下であっても圧力を加えられても構わないし、供給量は自由に設定することができ、例えば過酸化水素水は過酸化水素水供給路56aに、1g/min.〜100g/min.の範囲で供給される。また、気化部57の内表面は140℃から450℃に加熱されることで噴霧された過酸化水素水が気化する。
過酸化水素水のガスは、図3(E)に示すように過酸化水素水ガス吹き付けノズル31から容器2に吹き付けられる。過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の吹き付け量は任意であるが、吹き付け量は、過酸化水素水ガス生成器55に供給される過酸化水素水の量と吹き付け時間により決まる。過酸化水素水ガス生成器55は複数備えても構わない。吹き付け量は容器2の大きさによっても変動する。
過酸化水素水は過酸化水素を含有し、その含有量は0.5質量%〜65質量%の範囲が適当である。0.5質量%未満では殺菌力が不足する場合があり、65質量%を超えると安全上、扱いが困難となる。また、さらに好適なのは0.5質量%〜40質量%であり、40質量%以下では扱いがより容易であり、低濃度となるために殺菌後の容器2への過酸化水素の残留量を低減できる。
容器2の内面に付着する過酸化水素の量は、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器〜150μL/容器が好ましく、より好ましくは50μL/容器〜100μL/容器である。また、容器2に吹き付けられる過酸化水素水のガスの過酸化水素濃度は、2mg/L〜20mg/Lが好ましく、より好ましくは5mg/L〜10mg/Lである。
過酸化水素水は過酸化水素と水を含んでなるが、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、ブチルアルコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、アセチルアセトンなどのケトン類、グリコールエーテル類等の1種又は2種以上を含んでも構わない。
容器殺菌部30で殺菌された容器2は図1に示すように、ホイール29を経て、エアリンス部34に搬送される。容器2は、図1に示すエアリンスホイール35において、図3(F−1)に示すようにエアリンスノズル38により正立状態の容器2に無菌エアが吹き付けられる。無菌エアは常温でも構わないが、加熱されることが好ましい。無菌エアは、容器2の内部に残存する過酸化水素を排出し、残存する過酸化水素を分解してさらに殺菌効果を高め、容器2の内部に異物が存在する場合は排除する効果もある。また、図3(F−2)に示すように容器2を倒立状態にして無菌エアを容器2内に吹き付けても構わない。この場合、異物の排除には正立状態よりも効果的である。さらに、図3(E−2)の過酸化水素水吹き付けノズル31と同様に、エアリンスノズル38を囲繞して案内部材を設けることで、容器2の内部に導入され、口部1aから溢れ出る無菌エアが案内部材に衝突し、口部1aの外周部もリンスすることとなり、口部1aの外周部の温度が上昇し、口部1aの外周部の殺菌効果が高まる。エアリンスノズル38は上下動可能として、無菌エアを容器2内に吹き込んでも構わない。
エアリンス部34でエアリンスされた容器2は図1に示すように、ホイール37を経て、充填部39に搬送される。充填部39では、図1に示す充填ホイール40にて、図3(G)に示す充填工程のように、充填ノズル42により容器2に内容物が充填される。内容物はあらかじめ殺菌されており、容器2と同期的に走行する充填ノズル42により、容器2内に一定量の飲料等の内容物が充填される。
無菌充填機は、内容物の調合装置と内容物を殺菌する内容物殺菌装置を備え、内容物殺菌装置と充填部39の充填ノズル42とは内容物供給系配管で結ばれている。
調合装置は、例えば茶飲料、果実飲料等の飲料を各々所望の配合割合で調合するためのものであるが、公知の装置であるからその詳細な説明は省略する。
充填部39は、多数の充填ノズル42を水平面内で高速回転する充填ホイール43の回りに配置してなるもので、充填ホイール43の回転と共に充填ノズル42を旋回運動させつつ、充填ノズル42の下を充填ホイール43の周速度に同期して走行する容器2に、充填ノズル42から飲料を定量充填する。
内容物が充填された容器2は、図1に示す充填ホイール43を経て密封部44に搬送される。密封部44に設けられた密封ホイール45では、図3(H)に示す密封工程のように、蓋材殺菌部52により殺菌された密封部材である蓋材3が、殺菌蓋材搬送路54により蓋材供給ホイール54a及び蓋材受け取りホイール54bを経て、密封ホイール45に供給され、図示しないキャッパーにより、容器2の口部1aに巻き締められ、容器2は密封される。
密封された容器2は排出ホイール48により排出コンベヤ50に載置され出口部51から無菌充填機の外部に排出される。
上述のような無菌充填機において、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2を、無菌充填機に設けられた殺菌容器リジェクター58により無菌充填機の外部に排出させる。排出された容器2に菌等が混入しないように、排出後直ちに容器2を殺菌された蓋材3により密封する。密封された容器2をクリーンベンチ又はクリーンルームのような無菌雰囲気が保持される空間で、蓋材3を脱離し無菌水を必要量充填し、殺菌された蓋材3により密封する。
容器2に充填される無菌水の量は容器容量の1/100〜1である。1/100未満ではボトル表面への水の接触不良により過酸化水素の抽出が不十分となる。また、容量を超える量の無菌水を充填しても構わない。例えば容器2の口部1aの満中まで充填しても構わない。満中でない充填量の場合、無菌水が充填された容器2の保管時に容器2を定期的に振盪することが好ましい。
無菌水とは、イオン交換された水、蒸留水、限外ろ過膜によりろ過された水等を120.1℃以上の温度で4分以上加熱した水、又は逆浸透膜によりろ過された水であって、有機物、金属イオン及び菌等を含まない水である。容器2に充填する無菌水は常温であるが、加温しても構わない。無菌水を加温することで、容器2を構成する樹脂中に吸着された過酸化水素の無菌水中への抽出が促進される。加温される温度は、40℃〜70℃である。ポリエチレンテレフタレートからなる容器2のガラス転移点に近い70℃を超える温度の無菌水を充填すると容器2が収縮し、正確な過酸化水素量の測定が困難になる。
殺菌された蓋材3とは、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の吹き付け、過酢酸、次亜塩素酸ナトリウム、オゾン等の殺菌効果を有する化合物を含有する液体との接触、電子線、紫外線等の殺菌能力のある電磁波の照射、エチレンオキサイドガスの曝露等により殺菌された蓋材3である。
無菌水が充填され、密封された容器2は定められた温度で一定時間保管される。定められた温度とは、常温又は加温される温度である。加温することで保管時間を短縮できる。例えば40℃〜70℃とすることで、常温で保管する場合に比べ1/10〜1/50に保管時間を短縮することができる。加温することで容器2を構成する樹脂中に吸着された過酸化水素の無菌水への抽出が促進されるためである。一定時間とは、例えば、常温の場合24時間〜72時間である。24時間未満では容器を構成する樹脂中に吸着された過酸化水素の無菌水中への抽出が不十分である。また、72時間を超えることは無菌水に抽出される過酸化水素が増えることはなく、時間の無駄である。
無菌水が充填され、一定時間保管された容器2の無菌水は、無菌水に含まれる過酸化水素をカタラーゼにより分解し生成する酸素を電極法で測定する測定器により過酸化水素量が測定される。カタラーゼは酵素の1種である、高速で過酸化水素を酸素と水に分解する。ここで発生する酸素を電極法により測定し、分解された過酸化水素の量を測定する。電極法により過酸化水素量を測定する際、無菌水は40℃以下でなければならず、無菌水の保管を加温して行った場合、無菌水が40℃以下となるまで冷却する必要がある。
カタラーゼは、ほぼすべての好気性微生物が有しており、いくつかの嫌気性微生物にも存在する。したがって、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2に微生物を含む水を充填すると、微生物に含まれるカタラーゼにより過酸化水素量を測定する前に過酸化水素が分解するおそれがあり、正確な過酸化水素量を測定することができない。そのため、菌等の微生物を殺菌した無菌水を過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2に充填しなければならない。
酵素は高温に晒されると活性点の立体構造が変化し機能しなくなる。水を無菌化するために高温にすることで、水に含まれていた菌等の微生物が含んでいたカタラーゼの機能が失われて過酸化水素を分解することはないと考えられる。また、微生物が死滅することで、新たに酵素を生成することもない。逆浸透膜によるろ過水は加熱されないが、水中の菌等の微生物が除去されることにより、無菌水にカタラーゼが含まれることはない。
過酸化水素は熱及び光により分解が促進される。分解を防止するためには無菌水が充填された容器2は加温して保管しないことが好ましい。しかし、保管時間を短縮するためには適度な加温を行うことは効果的である。また、無菌水が充填された容器2の保管は遮光された場所で行うことが好ましい。
過酸化水素水は酸性を呈するが、pH4程度が最も安定であり、pHが高くなっても、低くなっても分解する。したがって、無菌水はpHに影響を与える無機及び有機の酸性物質及び塩基性物質を含まないことが好ましい。また、過酸化水素は様々な有機物と反応して分解することから、無菌水は有機物を含まないことが好ましい。さらに、過酸化水素は鉄、銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウム等の金属イオンにより分解することが報告されている。したがって、無菌水は金属イオンを含まないことが好ましい。
過酸化水素をカタラーゼにより分解し、生成する酸素を測定する酸素電極法以外に、過マンガン酸カリウム滴定による過酸化水素量の測定方法、過酸化水素含有水溶液に硫酸チタンを加えることにより、過酸化水素とチタンイオンとの錯化合物を形成し、該錯化合物のUV吸収スペクトルを吸光度として測定する方法、過酸化水素を含む試料溶液を、白金を担持した過酸化水素分解触媒と接触させた後の処理液中の溶存酸素濃度を光酸素センサで測定し、その溶存酸素濃度から前記試料溶液中の過酸化水素量を測定する方法等でも構わない。過酸化水素の定量が可能であればどのような方法を用いても構わない。
無菌充填機において、過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2を、無菌充填機に設けられた殺菌容器リジェクター58により無菌充填機の外部に排出させて、容器2の内面の過酸化水素量を測定する方法について述べたが、以下のような容器2について過酸化水素量を測定しても構わない。容器2に充填された無菌水中の過酸化水素量の測定方法は前述の方法と同一である。
無菌充填機の容器殺菌部30で過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2に対して、エアリンス部34でエアリンスせずに、充填部39でなにも充填せずに、密封部44で殺菌された蓋材3により容器2を密封し、出口部51から排出される密封された容器2に無菌雰囲気で無菌水を充填し、無菌水が充填された容器2を一定時間保管後、無菌水中の過酸化水素量を測定する。
無菌充填機の容器殺菌部30で過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2に対して、エアリンス部34でエアリンスせずに、充填部39で充填ノズル42から無菌水を充填し、密封部44で殺菌された蓋材3により容器2を密封し、排出部47から排出される密封された容器2を一定時間保管後、無菌水中の過酸化水素量を測定する。充填部39で充填する無菌水は、無菌充填機の内容物を殺菌する加熱殺菌装置により得られる無菌水を使用する。また、内容物を殺菌する加熱殺菌装置以外に、無菌充填機の備えられる無菌水を製造する加熱殺菌装置により得られる無菌水を使用しても構わない。無菌水の充填部39での充填は、内容物供給系配管のCIP処理及びSIP処理が完了した後、内容物の充填を行う前に実施すると、菌及び有機物がサンプル中に混入せずに採取できるため好適である。
無菌充填機の容器殺菌部30で過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2に対して、エアリンス部34で無菌エアを吹き付け、充填部39でなにも充填せずに、密封部44で殺菌された蓋材3により容器2を密封し、排出部47から排出される密封された容器2に無菌雰囲気で無菌水を充填し、無菌水が充填された容器2を一定時間保管後、無菌水中の過酸化水素量を測定する。無菌エアは加熱しても構わない。容器2に無菌エアを吹き付けることにより、容器2に吹き付けられた過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の一部は気散し除去されるが、容器2に吸着される過酸化水素は残存し、残存する過酸化水素量を測定することとなる。
無菌充填機の容器殺菌部30で過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた容器2に対して、エアリンス部34で無菌エアを吹き付け、充填部39で充填ノズル42から無菌水を充填し、密封部44で殺菌された蓋材3により容器2を密封し、排出部47から排出される密封された容器2を一定時間保管後、無菌水中の過酸化水素量を測定する。
図1は、成形された容器2に過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けることにより、容器2を殺菌しているが、プリフォーム1に過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付け、プリフォーム1を殺菌し、殺菌されたプリフォーム内面の過酸化水素量の測定にも本発明は適用される。また、殺菌されたプリフォーム1を成形して得られる容器2についても本発明は適用される。さらに、プリフォーム1を殺菌し、殺菌されたプリフォーム1を容器2にブロー成形し、成形された容器2に過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付ける場合にも適用される。
2…容器
3…蓋材
30…容器殺菌部
31…過酸化水素ガス吹き付けノズル
34…エアリンス部
39…充填部
44…密封部
47…排出部
52…蓋材殺菌部
55…過酸化水素水ガス生成器
58…殺菌容器リジェクター

Claims (4)

  1. 容器を過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けることにより殺菌する無菌充填機において、
    前記過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた前記容器に無菌雰囲気で無菌水を充填し、
    前記無菌水が充填された前記容器を無菌雰囲気で殺菌された蓋材により密封し、
    密封された前記容器を一定時間保管し、
    前記無菌水中の過酸化水素量を測定することを特徴とする容器内面の過酸化水素量測定方法。
  2. 請求項1に記載の容器の過酸化水素量測定方法において、
    前記無菌水中の前記過酸化水素をカタラーゼにより分解し生成する酸素を電極法により測定することを特徴とする容器内面の過酸化水素量測定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の容器の過酸化水素量測定方法において、
    前記無菌水の充填及び前記殺菌された蓋材による密封を前記無菌充填機で行うことを特徴とする容器内面の過酸化水素量測定方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の容器の過酸化水素量測定方法において、
    前記過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が吹き付けられた前記容器に無菌エアを吹き付けることを特徴とする容器内面の過酸化水素量測定方法。
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