JP2021115807A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 fθレンズを使わない系の倍率補正量は大きく、像高ごとにチップ面光量が異なるためパルス幅と積算光量との関係が異なり画像濃度の階調性がずれてしまう問題がある。【解決手段】 画像データの像高に応じた倍率を指定する倍率指定手段、倍率に応じて画素のサイズを決定する画素サイズ決定手段、画素サイズと光量に応じた階調特性を決定する階調特性決定手段を有し、画像データを倍率補正する。【選択図】 図10

Description

本発明は、ディジタル複写機など画像形成装置において、光学系などを補正する倍率補正方法に関する。
(電子写真の原理とレーザ走査)
ディジタル複写機等の電子写真方式の画像形成装置では、画像信号に従いレーザを点灯制御して、感光体ドラムに静電潜像を形成し現像、転写、定着の工程を経て画像を形成する。
感光体ドラムへのレーザ照射は、ポリゴンミラーの回転により感光体ドラムの長手方向(以下、主走査方向)に偏向走査する。また、感光体ドラムの回転により主走査方向と垂直な方向の走査(以下、副走査方向)をして2次元の潜像を形成する。また、ポリゴンミラーの回転による偏向において、fθレンズを介して感光体ドラムにレーザ照射することで長手方向に光路長、入射角度を均一にする。
(fθ特性の残差補正)
fθレンズによる光学補正の残差は、さらに画像データを主走査方向に倍率補正して微調整する。 例えば、特許文献1に記載されている通り、画素データを主走査方向に分割した単位(以下、画素片)で扱う。画素片を2値制御して、各画素の階調をPWM(Pulse Width Modulation)で表現する。画素片の単位の高い周波数で、0次補間で変倍して画質劣化を抑える方式である。
0次補間により画素片を挿入、抜き出しする箇所(以下、挿抜箇所)は一定の倍率補正量ならば略一定周期で発生する。特許文献1は挿抜箇所の周期とPWM周期との干渉によるモアレを防止するため、挿抜位置を制御して局所的な濃淡の発生を低減する方法を提案するものである。
(光学系の簡易化)
一方、特許文献2に記載のように、ロー・コストを追及してfθレンズを使わない光学構成として、倍率補正を全て電気的な補正による方式が提案されている。特許文献2では主走査方向を所定のエリアに分割して、エリアごとの倍率補正量に従い、クロック周波数を変調して倍率補正する方法を提案するものである。
特開2013−22913号公報 特開2004−338280号公報
特許文献2では主走査方向を所定のエリアに分割して、エリアごとの倍率補正量に従い、クロック周波数を変調して倍率補正する方法を提案するものである。しかし以下に説明するように、PWMによる倍率の補正量と光学補正量が多くなると画像濃度の階調性が崩れてくる問題がある。
(fθレンズを使わない系の走査速度のムラ)
図3を例にfθレンズを使わない構成の倍率の補正量を説明する。ポリゴンミラーの回転の角速度ω、感光ドラムへの入射角度θ、感光ドラムに垂直な入射角度を0度としてこの時のポリゴンミラーから感光ドラムまでの距離をR、感光ドラム面上の距離L、時間tと表した時、角度θの時の走査速度v(θ)の概算の導出を式1〜4に示す。
Figure 2021115807
倍率はv(θ)に比例する。所定のRについて、θを感光ドラム長手方向中心からの距離である像高に直してプロットしたグラフを図4に示す。横軸に像高、縦軸に倍率を示す。中央部に比べてドラム端部は倍率が1.3倍近くとなっている。そのため倍率を補正するために以下に説明するように画素サイズを変更する必要がある。
(画素サイズ制御)
図4において、1画素を発光する時間が画像中央と感光体ドラム端とで同じにした場合、中央像高では倍率を1とすると、感光体ドラム端の±150mm像高では倍率が1よりも大きい。そのためドラム中央に比べてドラムの端の像高では伸びた画像となってしまう。そこで、上記走査速度v(θ)に応じて1画素のサイズを補正する必要がある。例えば図5のように、中央像高では1画素を32分割とした場合では、±150mm像高では24分割となる。
(光量制御)
図4にて、fθレンズを使用しない場合走査速度が感光体ドラム長手方向中心位置からの距離(像高と呼ぶ)によって変わることで倍率が変化することを上記で述べたが、倍率と共に感光体に照射されるドラムの単位面積当たりのレーザ光量も変化する。図6において横軸に像高、縦軸にドラム面光量の関係を示すように、感光体ドラム長手方向中心位置の光量を1としたときに、両端では0.8を下回り20%以上の光量低下となる。そこで、従来技術ではレーザから出力される光量(レーザチップ面光量)を像高毎に変える手段により、感光体ドラム中央像高と端の像高で感光体ドラム面上の光量が一定となるようにレーザチップ面光量を変化させる。そのために、図7のように、レーザチップ面光量を中央像高では最も低くし、感光体ドラムの端では中央像高と比較し約1.3倍に増加させる。
(PWM発光に対する積算光量のリニアリティ)
図8はレーザをPWM変調したときのPWMのDutyと積算光量の関係を、CW発光(連続発光)した時のチップ面光量ごとに示したグラフである。縦軸に連続発光したときの光量を100%として積算光量を正規化した値を示している。一方、横軸はPWM変調信号のDutyである。このグラフからPWM変調信号が50%であっても、積算光量は50%を下回っていることがわかる。これはレーザの発光遅延によるところが大きい。また、連続発光時のチップ面光量によって、同じPWMのDutyであっても積算光量は異なり、チップ面光量が低光量になるにつれて積算光量は下がる傾向にある。
前述の(画素サイズ制御)で述べたように、像高に応じて1画素の画素片数を変化させて倍率を補正する際に、各画素片数に対応するPWMを生成する。このとき、図7で説明したように、像高ごとにチップ面光量が異なるためパルス幅と積算光量との関係が異なり画像濃度の階調性がずれてしまう問題がある。
本発明の目的は、画素ごとの良好な階調表現が可能な高画質ロー・コスト・システムを提供することにある。
像高毎のチップ面光量変化を考慮し、像高毎のチップ面光量ごとの画像データとPWMパルス幅のLUTに応じてPWMパルス幅を決める。
すなわち、上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、光走査装置であって、光ビームを出射する光源と、前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡は、前記光源から出射された前記光ビームが感光体の表面上を主走査方向に走査し、主走査の位置に応じた補正倍率を格納しておく倍率テーブルと、倍率テーブルから画像データの像高に応じた画素のサイズを決定する画素サイズ演算部と、画像データに対応する出力を決める階調特性について、画素サイズに応じた階調特性を決定する階調特性決定手段と、光量を演算決定する手段を有し、各画素の画素値を光量と画素ごとに選択された階調特性で階調変換すると共に、画素ごとに決定された画素サイズで出力することを特徴とする。
本発明によれば、簡略的なfθレンズ、またはfθレンズが無い構成でも、画素ごとの良好な階調表現が可能な高画質ロー・コスト・システムを提供するものである。
本実施例における画像形成装置全体を示す図である。 本実施例における感光体ドラム102と光走査装置104周辺の構成を示す図である。 θレンズがない光走査装置を説明する図である。 fθレンズがない光走査装置の倍率特性を示す図である。 光走査装置の走査位置による分割数の変化を示す図である。 fθレンズがない光走査装置の光量特性を示す図である。 fθレンズがない光走査装置のチップ面光量補正量を示す図である。 PWMのDutyと積算光量の関係を示す図である。 ランレングスによる階調特性を設定する図である。 画像制御フローをを示す図である。 ビットパターンによる階調特性を示す図である。 光走査装置の走査位置による分割巣の変化を示す図である。 入力階調と出力分割数の関係を示す図である。 32分割・24分割の階調特性を設定するグラフである。 PWMのDutyの変化を示す図である。 黒のみのランレングスによる階調特性を設定する図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
(画像形成装置全体の構成)
図1は、複数色のトナーを用いて画像形成するデジタルフルカラープリンター(カラー画像形成装置)の概略断面図である。図1を用いて本実施例の画像形成装置100について説明する。画像形成装置(100)には色別に画像を形成する4つの画像形成部(画像形成手段)(101Y)、(101M)、(101C)、(101Bk)が備えられている。
ここでのY、M、C、Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表している。画像形成部(101Y)、(101M)、(101C)、(101Bk)はそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて画像形成を行う。画像形成部(101Y)、(101M)、(101C)、(101Bk)には感光体であるところの感光ドラム(102Y)、(102M)、(102C)、(102Bk)が備えられている。感光ドラム(102Y)、(102M)、(102C)、Bk(102)の周りには、帯電装置(103Y)、(103M)、(103C)、(103Bk)、光走査装置(104Y)、(104M)、(104C)、(104Bk)、現像装置(105Y)、(105M)、(105C)、(105Bk)がそれぞれ設けられている。
また、感光ドラム(102Y)、(102M)、(102C)、(102Bk)の周りには、ドラムクリーニング装置(106Y)、(106M)、(106C)、(106Bk)が配置されている。感光ドラム(102Y)、(102M)、(102C)、(102Bk)の下方には無端ベルト状の中間転写ベルト(107)が配置されている。中間転写ベルト(107)は、駆動ローラ(108)と従動ローラ(109)及び(110)とに張架され、画像形成中は図中の矢印B方向に回転する。
また、中間転写ベルト(107)(中間転写体)を介して、感光ドラム(102Y)、(102M)、(102C)、(102Bk)に対向する位置には一次転写装置(111Y)、(111M)、(111C)、(111Bk)が設けられている。また、本実施形態の画像形成装置(100)は、中間転写ベルト(107)上のトナー像を記録媒体Sに転写するための2次転写装置(112)、記録媒体S上のトナー像を定着するための定着装置(113)を備える。
ここでかかる構成を有する画像形成装置(100)の帯電工程から現像工程までの画像形成プロセスを説明する。各画像形成部における当該画像形成プロセスは同一であるため、画像形成プロセスを画像形成部(101Y)を例にして説明し、画像形成部(101M)、(101C)、(101Bk)における画像形成プロセスについては説明を省略する。まず画像形成部(101Y)の帯電装置により回転駆動される感光ドラム(102Y)を帯電する。帯電された感光ドラム(102Y)(像担持体上)は、光走査装置(104Y)から出射されるレーザ光によって露光される。これによって、回転する感光体上に静電潜像が形成される。
その後、該静電潜像は現像装置(105Y)によってイエローのトナー像として現像される。以下、転写工程以降の画像形成プロセスについて画像形成部を例にして説明をする。一次転写装置(111Y)、(111M)、(111C)、(111Bk)が転写ベルトに転写バイアスを印加することによって各画像形成部の感光ドラム(102Y)、(102M)、(102C)、(102Bk)上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はそれぞれ中間転写ベルト(107)に転写される。これによって中間転写ベルト(107)上で各色のトナー像が重ね合わされる。
中間転写ベルト(107)に4色のトナー像が転写されると、中間転写ベルト(107)上に転写された4色トナー像は2次転写装置(112)にて、手差し給送カセット(114)または給紙カセット(115)から2次転写部に搬送されてきた記録媒体S上に再び転写(2次転写)される。そして、記録媒体S上のトナー像は定着装置(113)で加熱定着され、排紙部(116)に排紙され、記録媒体S上にフルカラー画像が得られる。
(感光体ドラム102と光走査装置104)
図2に、感光体ドラム(102)、光走査装置(104)、および、光走査装置(104)の制御部の構成を示す。なお、各色の感光体ドラムと光走査装置の構成は同一であるので、以下の説明では色を示す添え字Y、M、C、Bkを省略する。
光走査装置(104)は、複数のレーザ光(光ビーム)を発生するマルチビームレーザ光源(201)と、レーザ光を平行光に整形するコリメータレンズ(202)と、コリメータレンズ(202)を通過したレーザ光を副走査方向(感光体の回転方向に対応する方向)へ集光するシリンドリカルレンズ(203)と、ポリゴンミラー(回転多面鏡)(204)を備える。
なお、本実施例ではレーザ光源(201)は複数のビームを配列したマルチビーム光源を例にして記載するが、単一の光源を用いた場合も同様に動作させるものとする。ポリゴンミラー(204)は、回転動作するモータ部とモータ軸に取り付けられた反射ミラーからなる。本実施例では5面のミラーだが、他の面数でも良い。
さらに、ポリゴンミラー(204)によって偏向されたレーザ光を検知し、レーザ光を検知したことに応じて水平同期信号(以下、BD信号)を出力する信号生成手段であるところのBeam Detector(207)(以下、BD207)を備える。光走査装置104から出射したレーザ光は、感光体ドラム102上を走査露光する。レーザ光の走査方向は、感光体ドラム(102)の回転軸に対して平行に走査するように、光走査装置(104)と感光体ドラム(102)の位置決めがなされている。ポリゴンミラー(204)のミラー面が感光体ドラム上を一回走査する度に、前記マルチビームレーザのレーザ素子数分の走査ラインを同時に形成する。
次に、光走査装置(104)の制御部(CPU303)について説明する。CPU(303)には、不図示の画像データを生成する画像コントローラから画像データを入力し、BDセンサ(207)、メモリ(302)、レーザ駆動部(304)、ポリゴンミラー駆動部(305)と接続している。
(ポリゴン制御)
CPU(303)は、BDセンサ(207)から出力されるBD信号をもとに走査ラインの書き出し位置の検知と、BD信号の時間間隔をカウントすることでポリゴンミラー(204)の回転速度を検知し、ポリゴンミラーが所定の速度となるようにポリゴンミラー駆動部(305)に加速減速を指示する。ポリゴンミラー駆動部(305)は、入力した加速減速信号に対応して、ポリゴンミラーのモータ部に駆動電流を供給し、モータを駆動する。
(画像制御)
また、CPU(303)は、画像コントローラから画像データを図10のブロック図に示すフローでPWM信号に変換する。
図10に図示する、BD信号ごとにリセットされる主走査カウンター(703)は画素ごとにカウントしてカウント値を出力する。 倍率テーブル(707)はあらかじめ像高毎に補正する倍率を用意したテーブルを持ち、倍率テーブル(707)から出力される倍率により画素サイズ演算部(708)で画素サイズを計算する。そして主走査カウンター(703)のカウント値を受けて、予め用意した階調特性テーブル(705)から対応する画素サイズを階調特性セレクタ(706)により読み出して出力する。
本実施例では画素サイズは24〜32の範囲を取り、それぞれ階調特性1〜N(N=9)を対応付ける。 例えば、画素サイズ24ならば階調特性1、画素サイズ25ならば階調特性2、以降 画素サイズを+1するごとに階調特性の番号を+1した対応付けをしている。
階調特性テーブル(705)は光量に応じたテーブルも用意する。詳細に関しては、光量演算部(709)とともにこの後に述べる。
図12に示すように、横軸の主走査方向の両側の端部では24分割、中央は32分割で 横軸の上に画素を示している。その間の画素は光学系の特性に合わせて、分割数を変化させて設定する。なお、図中見やすさのため分割数を簡略化している。
階調特性は入力の画素値と出力の濃度を対応付けるプロファイルであって、テーブル、または関数などで実現できる。本実施例においてPWM出力なので、階調特性をビットパターンのテーブルで表現している。階調特性9と階調特性1の例をそれぞれ図11(a)、(b)に示す。
図11において、左の1列が入力の階調を示し、各入力の階調に対応する各行でPWMのON/OFFのパターンを1/0によって示している。図11(b)は、レジスタは各階調32パターン用意しているため、24行〜31行は不使用であるので0を入れておく。図13(a)、(b)は 図11の各階調特性(a)、(b)を入力階調とパルス幅で表したもので、本実施例では異なる分割数でも階調特性が近似されるように設定している。
図10の階調特性セレクタ(706)は、入力した画素サイズ24〜32に応じて、それぞれ階調特性1〜Nを選択して出力する。 PWM変換(701)は画素ごとの階調に応じて階調特性セレクタ(706)によって画素ごとに選択されたテーブルに従い、PWMビットパターンを出力する。
パラレル/シリアル変換(702)はPWM変換(701)が出力するPWMビットパターンを一定のビット数(本実施例では24ビット)ずつ切出してシリアル信号に変換してレーザ駆動部(304)へ出力する。
例えば、連続する画素が 画素サイズ=32、24、24、階調=10、1、5の時、階調特性セレクタ(706)は 階調特性9(図11(a))、階調特性1(図11(b))、階調特性1を順に選択する。
PWM変換(701)は 対応する階調のPWMデータを出力して、パラレル/シリアル変換(702)は図16に示すようにシリアル列に変換して1をHigh、0をLowのPWM信号として出力する。
階調特性の示し方としてはランレングスを用いてもよく、例えば図9(a)、(b)に示す方法でもよい。図9において、左の列が入力の階調を示し、Wの列はPWMの白→黒→白の先頭の白の長さを示し、Bは黒の長さを示す。
W’は末尾の白の長さを示すが、レジスタとしては存在せず、W’=画素サイズ−W−Bで求められる。ちなみに、PWMの白→黒→白のそれぞれの白の幅は2等分されるとあらかじめ決めておけば、図16のように黒の幅と入力画素値との関係だけでもよい。PWM変換(701)は白、黒のラン・レングスの組み合わせをビットパターンに変換してパラレル/シリアル変換(702)に出力する。
なお、本実施例において、画素サイズ・テーブル(704)や、階調特性(705)は図示せぬハードディスクに格納され、CPU303は 起動時にメモリ(302)にコピーして、画像処理時はメモリ(302)にアクセスして高速処理できるよう制御している。
(光量に応じた階調特性)
前述の(PWM発光に対する積算光量のリニアリティ)で述べたようにレーザチップ面光量によってPWMのパルスデューティに対する積算光量が異なる問題がある。そこで例えば中央像高で使用する1画素32分割のPWMの階調特性を考えると、図13(a)のように、横軸入力階調数、縦軸をパルス幅としたときに、図8のPWMのデューティと積算光量の関係からリニアになるよう光量50%〜100%の時の階調特性を用意する。同様に1画素24分割のPWMの階調特性は図13(b)のように用意する。
例えばレーザチップ面光量が±150mm像高では光量100%であり、中央像高では光量80%であると想定すると、±150mm像高の階調特性は、図14に示す24分割の入力階調とパルス幅の関係において光量100%の特性を使用する。また、中央像高では32分割の入力階調とパルス幅の関係において、光量80%の特性を使用する。
実際の1画素中の分割数は、−150mm〜+150mmの像高では図5のように24〜32分割で連続的に存在し、それぞれの光量も図6のように中央像高に対して約1.3倍まで連続的に光量が変化している。さらに中央像高の光量もプロセス条件に応じて調整される。したがって階調特性のテーブルは像高毎の分割数と光量の分だけ必要になる。そこで、各光量ごとの階調特性は、光量に応じた数式による演算でもよい。
(光量に応じた画像制御)
図10で前述の光量演算部(709)と階調特性テーブル(705)について説明する。光量演算部は(光量制御)の項目で述べたように、像高毎にチップ面光量を変化させ、ドラム面での単位面積あたりの光量は一定となるようにする機能がある。さらにプロセス条件によって感光体ドラムに必要な光量を変化させる機能もある。例えば感光体ドラム中央像高で光量が60%が必要となった場合、±150mm像高では、中央像高に対して1.3倍の光量が必要であるとすると、必要光量は78%となる。必要光量値は階調特性セレクタ(706)に送られる。階調特性セレクタ(706)では像高による階調特性テーブル(705)を、光量を考慮して選択する。例えば階調特性テーブル(705)を光量1%刻みで用意し、各像高における光量に応じた階調特性テーブル(705)を選択する。もしくは、テーブルの量を削減するために100%の階調特性の値と50%の階調特性の値から線形補完などの近似式により算出してもよい。
なお、以上の実施例では 最大の分割数を32としたが、DLL(DelayLockedLoop)によるディジタル制御などの技術によりさらに分割数が多い場合でも同様に実施できる。
102 感光体
201 光源
204 回転多面鏡
706 階調特性決定手段
707 倍率テーブル
708 演算部

Claims (4)

  1. 光走査装置であって、
    光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡は、前記光源から出射された前記光ビームが感光体の表面上を主走査方向に走査し、
    主走査の位置に応じた補正倍率を格納しておく倍率テーブルと、倍率テーブルから画像データの像高に応じた画素のサイズを決定する画素サイズ演算部と、
    画像データに対応する出力を決める階調特性について、画素サイズに応じた階調特性を決定する階調特性決定手段と、
    光量を演算決定する手段を有し、
    各画素の画素値を光量と画素ごとに選択された階調特性で階調変換すると共に、画素ごとに決定された画素サイズで出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、レーザの積算光量とPWMのDutyとの関係を各倍率の階調特性の補正に用いることを特徴とする。
  3. 請求項1において、階調特性は画素サイズと光量との関係から導いたテーブルであることを特徴とする。
  4. 請求項1において、階調特性は画素サイズと光量との関係から導いた関係式であることを特徴とする。
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