JP2021112940A - シートフレーム - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、3人掛けのシートとされており、例えばミニバン等の車両(図示省略)の2列目又は3列目のシートとされている。この車両用シート10は、その前後左右上下の方向が車両の前後左右上下の方向と一致する姿勢で車両フロア12に取り付けられている。この車両用シート10は、1人掛けシート30と2人掛けシート70とがシート幅方向(車両幅方向)に並設された構成になっている。なお、本実施形態では、2人掛けシート70が1人掛けシート30に対して車両左方側に配置されているが、2人掛けシート70が1人掛けシート30に対して車両右方側に配置された構成にしてもよい。その場合、本実施形態とは左右対称の構成になる。
図3に示されるように、1人掛けシート30は、シートバック32の骨格を構成するシートバックフレーム36と、シートクッション34の骨格を構成するシートクッションフレーム38とを備えている。シートバックフレーム36及びシートクッションフレーム38は、例えば板金製の部材や金属パイプ製の部材などが結合されて構成されている。シートバックフレーム36は、シート前後方向視で略矩形状の枠状をなしており、シート幅方向の両側が、シート幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のバックサイドフレーム36Aで構成されている。バックサイドフレーム36Aは、略シート上下方向を長手方向として長尺に形成されており、後述するライザ48及びBブラケット52を介して第1スライド機構42に連結されている。
図2、図4、図5に示されるように、2人掛けシート70は、シートバック72の骨格を構成するシートバックフレーム78と、シートクッション74の骨格を構成するシートクッションフレーム110とを備えている。シートバックフレーム78及びシートクッションフレーム110は、例えば板金製の部材や金属パイプ製の部材などが結合されて構成されている。
シートバックフレーム78は、シート前後方向視で略矩形状の枠状をなすバック本体部80と、バック本体部80の1人掛けシート30側(シート幅方向の一方側)に設けられたバックオーバーハング部82とを含んでいる。
一方、図4及び図5に示されるように、シートクッションフレーム110は、シート上下方向視で略矩形の枠状をなすクッション本体部112と、クッション本体部112の1人掛けシート30側に設けられたクッションオーバーハング部114と、クッション本体部112の1人掛けシート30側と反対側に設けられた張出部116と、を含んでいる。
クッション本体部112は、基本的に1人掛けシート30のシートクッションフレーム38と同様の構成とされており、シート上下方向視で略矩形の枠状をなしている。このクッション本体部112は、シート幅方向の両側に配置された一対のクッションサイドフレーム112Aと、一対のクッションサイドフレーム112Aの前端部に架け渡されたパネル部材112B及びフロントフレーム112Cと、一対のクッションサイドフレーム112Aの後端部に架け渡されたリアフレーム112Dと、を備えている。
図4及び図5に示されるように、クッションオーバーハング部114は、クッション本体部112における1人掛けシート30側(シート幅方向の一方側)の端部から1人掛けシート30側かつシート後方側へ一体的に延びている。このクッションオーバーハング部114は、板金製とされ、周縁部を除いて略シート上下方向を板厚方向としている。また、クッションオーバーハング部114は、シート上下方向視でシート前後方向に延びる第1平面部114Aと第1平面部114Aのシート前方部分からクッション本体部112側に延びる第2平面部114Bによって略L字形状をなす板体とされている。これにより、クッション本体部112とクッションオーバーハング部114との間に空間が形成され、シートクッションフレーム110がシート下方側かつ後方側へチルトダウンした場合に、クッションオーバーハング部114と、バックサイドフレーム80Aの下端部80A1及びBブラケット98との干渉が回避されるように構成されている。
一方、張出部116は、クッション本体部112におけるクッションオーバーハング部114と反対側(シート幅方向の他方側)の端部からクッションオーバーハング部114の反対側に延在している。この張出部116は、板金製とされ、周縁部を除いて略シート上下方向を板厚方向としている。また、張出部116は、シート上下方向視でシート前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。なお、この張出部116のシート幅方向及びシート前後方向の寸法は、クッションオーバーハング部114のシート幅方向及びシート前後方向の寸法よりも充分小さく設定されている。
以下、本発明の要部である支持ブラケット122を用いたクッションオーバーハング部114とバックオーバーハング部82の連結構造について説明する。なお、支持ブラケット122が、本発明の「連結部」に含まれる「ブラケット」に相当する。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
[補足説明]
12 車両フロア
30 1人掛けシート
35 第1シートフレーム
70 2人掛けシート
72 シートバック
74 シートクッション
75 第2シートフレーム
78 シートバックフレーム
80 バック本体部
82 バックオーバーハング部
110 シートクッションフレーム
112 クッション本体部
112C フロントフレーム(フレーム部材)
114 クッションオーバーハング部
122 支持ブラケット(ブラケット、連結部)
122A 支持ブラケットの一端
122B 支持ブラケットの他端
132 ボルト
136 逃がし孔
Claims (5)
- 車両フロアに傾動可能に支持されると共に略矩形の枠状に形成されたバック本体部と、前記バック本体部のシート幅方向の一方側に設けられたバックオーバーハング部と、を含み、シートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、
略矩形の枠状に形成され、前記バック本体部又は前記車両フロアに支持されたクッション本体部と、前記クッション本体部からシート幅方向の一方側に延在されて前記バックオーバーハング部のシート下方側に配置されると共に前記バックオーバーハング部に連結部を介して回動可能に支持されたクッションオーバーハング部と、を含み、シートクッションの骨格を構成するシートクッションフレームと、
を備えるシートフレーム。 - 前記連結部は、一端が前記クッションオーバーハング部に回動可能に連結され、他端が前記バックオーバーハング部に固定されたブラケットにより構成されている、
請求項1に記載のシートフレーム。 - 前記ブラケットの前記他端は、ボルトとナットを用いて前記バックオーバーハング部に固定されており、
前記他端又は前記バックオーバーハング部に形成された前記ボルト用の貫通孔は、内径寸法が前記ボルトの軸部の外径寸法よりも大きく設定された逃がし孔とされている、
請求項2に記載のシートフレーム。 - 前記シートクッションは、前記シートバックの前倒しに連動して前記シートバックフレームに対して回動すると共にシート下方側へ変位するように構成されている、
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシートフレーム。 - 前記車両フロアに連結された1人掛けシートの骨格を構成する第1シートフレームと、
前記1人掛けシートに対してシート幅方向に並んで配置され、前記シートバックと前記シートクッションを備えると共に前記車両フロアに連結された二人掛けシートの骨格を構成する第2シートフレームと、
を備える請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシートフレーム。
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