JP5396236B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗員が着座するシートクッションを上下動させることができるリフター機構付き車両用シートに関する。
従来より、車両用シートには、乗員が着座するシートクッションを上下動させるリフター機構を備えたものが知られている。例えば、特許文献1の車両用シートでは、車体のフロアに対して所定の高さに位置するロアフレームと、該ロアフレームの上方において、シートクッションが取り付けられたアッパーフレームとを有している。該アッパーフレームの前後には、幅方向に延びるとともに上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられた前側シャフト及び後側シャフトが設けられている。また、上記ロアフレーム及びアッパーフレームの前後には、前側リンク及び後側リンクが左右一対ずつ形成され、各々の一端がロアフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が前側シャフト及び後側シャフトに回転一体化されて、これによりリフター機構が構成されている。そして、ロアフレームに対して前側リンク及び後側リンクが回動動作を行い、これに伴って前側シャフト及び後側シャフトがアッパーフレームに対して回転し、上記アッパーフレームがロアフレームに対し円弧軌跡に沿って移動することにより、シートクッションが上下動するようになっている。
上記アッパーフレームには、シートクッションを弾性支持する複数のバネ部材が張設されている。上記バネ部材の一端は、後側シャフトにリテーナを介して取り付けられ、上記バネ部材の他端は、アッパーフレームの前方に設けられた幅方向に延びる略板状の架設部材に取り付けられている。上記リテーナは、シャフトの外周に回転可能に取り付けられて、シートクッションを上下動させるときに、シャフトが後側リンクと同期して回転すると、シャフトに対して回転するようになっており、これにより、バネ部材自体の張設状態は変化せず、リフター機構によって乗員の座り心地が変化しないようになっている。
特開2002−142908号公報(段落0029欄、図3)
ところで、近年の車両用シートは、多様なシートアレンジ等が可能であるといったように、さまざまな付加機能が設けられて構造が複雑となっている。したがって、車両用シートのフレーム部分には、他部品等との干渉を避けるためにコンパクトな構造が求められる。
また、近年、燃費向上のために車体の重量を軽減させたいという要望がある。これに対し、特許文献1では、バネ部材の張設状態を変化させないようにするためにシャフトの外周を取り囲む比較的大きなリテーナを設けているので、重量が増加する。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リフター機構によりシートクッションの高さを変更してもバネの張設状態を変化させないようにして乗り心地を変化させないようにするとともに、軽量、且つ、コンパクトな車両用シートとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明は車両用シートのシートクッションを弾性支持するバネ部材の一端の取付位置を、リフター機構の一部を構成するシャフトの回転軸心上としたことを特徴とする。
具体的には、第1の発明では、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの骨格となるアッパーフレームと、上記シートクッションを裏側から弾性支持するバネ部材と、上記アッパーフレームの下方に対応するように床面に設けられたロアフレームと、上記アッパーフレームをロアフレームに対して上下動させるリフター機構とを備え、上記リフター機構は、上記アッパーフレームの前後において幅方向に延びる前側シャフト及び後側シャフトと、上記アッパーフレーム及びロアフレームの前後に配置され、一端が上記ロアフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が上記アッパーフレームに回動可能に取り付けられ、且つ、上記前側シャフト及び後側シャフトに回転一体に取り付けられた左右一対の前側リンク及び後側リンクとを有し、該前側リンク及び後側リンクの回動動作に伴って上記前側シャフト及び後側シャフトが回転するように構成された車両用シートであって、上記前側シャフト及び後側シャフトの少なくとも一方には、上記バネ部材の一端を取り付けるバネ取付部が上記バネ部材の一端をシャフト回転軸心と一致させるように外側面を変形させて形成されている構成とした。
第2の発明では、第1の発明において、上記バネ部材の一端は、シャフト回転軸心に沿うように形成され、且つ、シャフト回転軸心を中心として回転可能となるように上記バネ取付部に取り付けられている構成とした。
第3の発明では、第2の発明において、上記バネ取付部には、径方向内側に窪むとともにシャフト回転軸心方向に延びる溝部が設けられ、上記バネ部材の一端は、上記溝部に取り付けられている構成とした。
第1の発明によれば、乗員がシートクッションの高さを変更する際、前側シャフト及び後側シャフトが回転してもバネ部材の一端がシャフト回転軸心上にあるので、シートクッション高さの変更前後でバネ部材の張設状態が変化しない。したがって、シートクッションの高さを変更しても乗員の座り心地が変化しない。また、シャフトの外側面を変形させてバネ部材の一端がシャフトの軸心上に位置するようにしているので、シャフトの外径は大きくならず、コンパクトな構造とすることができる。さらに、特許文献1のようにシャフトの外周を取り囲む大きなリテーナを設ける必要がなくなるので、車両用シートの重量が軽くなる。
第2の発明によれば、バネ部材の一端がシャフト回転軸心に沿うように形成され、シャフト回転軸心を中心として回転可能となるように構成しているので、バネ部材とシャフトとが線接触となり、特許文献1の如きリテーナがシャフトの外周を摺動してリテーナとシャフトとが面接触する場合に比べて摺動時に接触抵抗が小さくなる。したがって、乗員がシートクッションに着座した際にバネ部材の一端がシャフトに対して回転しても、摺動抵抗は特許文献1に比べて小さくなり、異音の発生を抑制することができる。
第3の発明によれば、シャフトの外側面を溝状に変形させてバネ部材の一端を当該箇所に取り付けるようにしているので、シャフトの閉断面を比較的広い形状としながらもバネ部材の一端をシャフト回転軸心上に位置付けることができる。したがって、シャフトの剛性を維持しつつバネ部材の張設状態を変化させないようにできる。
実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 実施形態に係る車両用シートのフレーム構造を示す斜視図である。 図2における矢視B図である。 実施形態において後側シャフトに対するバネ部材の取り付け状態を示す拡大斜視図である。 図4におけるA−A線断面図である。 変形例1の図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用シート1を示すものである。上記車両用シート1は、車両内部に配設されて乗員が着座するものであり、フロアパネル(図示せず)に設置されている。上記車両用シート1は、乗員の背もたれとなるシートバック2と、座面を構成するシートクッション3とを備えている。また、車両用シート1は、図2に示すように、シートバック2の骨格となるシートバックフレーム4と、シートクッション3の骨格となるアッパーフレーム5と、該アッパーフレーム5の下方に対応するように床面に設けられたロアフレーム7とで骨格が形成されている。上記アッパーフレーム5には、該シートクッション3を裏側から弾性支持するバネ部材6が張設されている。さらに、車両用シート1は、アッパーフレーム5をロアフレーム7に対して上下動させるリフター機構Lfを備えている。該リフター機構Lfは、上記アッパーフレーム5の前後において幅方向に延びる前側シャフト8a及び後側シャフト8bと、アッパーフレーム5及びロアフレーム7の間に位置し、一端がロアフレーム7に回動可能に取り付けられるとともに他端がアッパーフレーム5に回動可能に取り付けられ、且つ、前側シャフト8a及び後側シャフト8bに回転一体に取り付けられた左右一対の前側リンク9a及び後側リンク9bとを有している。上記リフター機構Lfは、上記アッパーフレーム5と、ロアフレーム7と、前側シャフト8a及び後側シャフト8bと、前側リンク9a及び後側リンク9bとで平行リンクを構成しており、上記アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動することでシートクッション3が上下動するようになっている。このとき、前側リンク9a及び後側リンク9bの回動動作に伴って上記前側シャフト8a及び後側シャフト8bが回転するように構成されている。
図1に示すように、シートバック2は、略直方体のクッション材であり、シートバックフレーム4(図2に示す)を覆うように設けられている。該シートバック2の上端部には、ヘッドレスト21が設けられている。
図2に示すように、シートバックフレーム4は、正面視で略矩形に配置されている。該シートバックフレーム4の上下方向略中央及び下端縁寄りには、該シートバックフレーム4の左右のフレーム部分に繋がるとともに幅方向に沿って延びるバネ部材41、41が張設されている。上記バネ部材41、41は、鋼製のワイヤをS字状に蛇行させた部材であり、乗員がシートバック2にもたれ掛かったときに、上記バネ部材41、41がシートバック2を弾性支持するようになっている。
図1に示すように、シートクッション3は、乗員が着座する略直方体のクッション材であり、アッパーフレーム5(図2に示す)を覆うように設けられている。
図2に示すように、アッパーフレーム5は、平面視で略コ字状に配置されており、左右一対で車両前後方向に延びる略板状をなすとともに車両左側と車両右側とにそれぞれ位置する左側アッパーフレーム5a及び右側アッパーフレーム5bと、上記左側アッパーフレーム5a及び右側アッパーフレーム5bの前方上側を繋ぐように幅方向に延びる略板状の架橋フレーム5cとを備えている。該架橋フレーム5cは、図3に示すように、上方から見て後側に行くにつれて下傾している。そして、該架橋フレーム5cの後端縁寄りには、板面が上方に膨出して左右方向に貫通する前側バネ取付部5dが形成されている。該前側バネ取付部5dは、該架橋フレーム5cの左右方向に4つ等間隔に形成され、各々に後述するバネ部材6の他端が取り付けられるようになっている。
図2に示すように、バネ部材6は、鋼製のワイヤをS字状に蛇行させた部材である。該バネ部材6は、前後方向に沿うように配設され、該バネ部材6の一端は、後述する後側シャフト8bの後側バネ取付部81に取り付けられ、他端は、架橋フレーム5cの前側バネ取付部5dに取り付けられるようになっている。
図2に示すように、ロアフレーム7は、上記アッパーフレーム5と対応するように平面視で略コ字状に配置されており、左右一対で車両前後方向に延びる略角棒状をなすとともに車両左側と車両右側とにそれぞれ位置する左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bと、該左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bの前方上側を繋ぐように幅方向に延びる連結棒7cとを備えている。上記左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bは、各々がフロアパネル(図示せず)に固定された前後方向に延びる左右一対のスライドレールSlに係合して、該スライドレールSl上を前後方向に移動できるようになっている。これにより、車両用シート1を車体に対して前後方向にスライド移動させることができるようになっている。
図3に示すように、前側シャフト8aは、アッパーフレーム5の架橋フレーム5cの後端周縁の位置において、幅方向に延びるとともに長手方向両端が前側リンク9aの他端寄りに固定されている。
図2に示すように、後側シャフト8bは、アッパーフレーム5の後方において、幅方向に延びるとともに上記アッパーフレーム5の左側アッパーフレーム5aと右側アッパーフレーム5bとに回転可能に取り付けられている。図4及び図5に示すように、後側シャフト8bには、右端周辺及び左端周辺を除いて前方の外側面に変形面82が形成されている。該変形面82は、後側シャフト8bのシャフト回転軸心の位置まで後方に変形した略平滑な形状をなしている。そして、当該箇所の後側シャフト8bの断面形状は略ハット形状となっている。上記変形面82には、後側バネ取付部81が左右方向に4つ等間隔に形成されており、各々に上記バネ部材6の一端が取り付けられるようになっている。
後側バネ取付部81は、径方向内側に窪むとともに後側シャフト8bの回転軸心方向に延びる溝部81aと、該溝部81aとの間でバネ部材6の一端を挟み込む取付板部81bとで構成されている。上記溝部81aの内側面は、図5に示すように、バネ部材6の一端の外側面に沿う形状となっている。取付板部81bは、図4に示すように、後側シャフト8bの変形面82に沿って上下に延びる板材である。該取付板部81bは、上下方向略中央部分が前方に向かって緩やかに湾曲しており、その形状はバネ部材6の一端の外側面に沿う形状となっている。また、取付板部81bの上部は、上端縁に向かうにつれて変形面82から次第に離れていくように湾曲している。さらに、取付板部81bの下部は、変形面82に接合されている。したがって、取付板部81bは、該取付板部81bの下部を支点として上部が変形面から離れるように弾性変形可能に構成されており、バネ部材6の一端を取付板部81bの上部と変形面82との間から溝部81aに取り付けることができるようになっている。上記バネ部材6の一端は、後側シャフト8bの回転軸心に沿うように取り付けられ、且つ、後側シャフト8bの回転軸心を中心として回転可能となるように後側バネ取付部81に取り付けられるようになっている。したがって、図5の仮想線で示すように、後側シャフト8bがアッパーフレーム5に対して回転しても、バネ部材6の一端が後側シャフト8bの回転軸心上にあるので、バネ部材6の張設状態が変化しないようになっている。また、バネ部材6の一端と後側シャフト8bとの接触部分が線接触となるので、摺動時に接触抵抗が小さくなり、乗員がシートクッション3に着座したとき等において、異音の発生を抑制することができる。
図2及び図3に示すように、前側リンク9aは略長方形の板状をなしており、左右一対設けられている。該前側リンク9aの長手方向一端は、ロアフレーム7における左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bの前縁寄りに回動可能に取り付けられている。また、前側リンク9aの長手方向他端は、長手方向一端より後方に位置しており、アッパーフレーム5に回動可能に取り付けられている。
図2に示すように、後側リンク9bは略長方形の板状をなしており、左右一対設けられている。該後側リンク9bの長手方向一端は、ロアフレーム7における左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bの後縁寄りに回動可能に取り付けられている。また、後側リンク9bの長手方向他端は、長手方向一端より後方に位置しており、上記後側シャフト8bの右端縁及び左端縁に回転一体に取り付けられている。
図示しないが、右側ロアフレーム7bの後方には、シートクッション3の高さを調節可能とするリフター機構Lfを操作するための従来周知のリフター操作部(図示せず)が備えられている。乗員がリフター操作部を操作すると、上記前側リンク9a及び後側リンク9bがロアフレーム7に対して回動する。この回動動作に伴って、図3の矢印Xに示すように、前側シャフト8aが該後側シャフト8bの回転軸心を中心として回転するとともに、図4の矢印Yに示すように、後側シャフト8bが該後側シャフト8bの回転軸心を中心として回転するようになっている。そして、アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動することでシートクッション3が上下動するようになっている。
次に、上記のように構成された車両用シート1について乗員がシートクッション3の高さを調整する場合について説明する。まず、シートクッション3の位置を高くする場合、乗員がリフター操作部(図示せず)の操作を実施すると、車両用シート1の左側から見た側面視において、前側リンク9a及び後側リンク9bがロアフレーム7に対して反時計回りに回動する。該前側リンク9a及び後側リンク9bの回動動作に伴って、前側シャフト8a及び後側シャフト8bが各々の回転軸心を中心として回転する。そして、アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動し、これにより、シートクッション3が上方に移動する。このとき、図5に示すように、バネ部材6の一端が後側シャフト8bの回転軸心上にあるので、上記操作において後側シャフト8bが回転しても、バネ部材6の張設状態が変化しない。したがって、シートクッション3の高さを変更しても乗員の座り心地は変化しない。
一方、シートクッション3の位置を低くする場合、リフター操作部(図示せず)を操作すると、車両用シート1の左側から見た側面視において、前側リンク9a及び後側リンク9bがロアフレーム7に対して時計回りに回動する。これに伴って、前側シャフト8a及び後側シャフト8bが各々の回転軸心を中心として回転する。そして、アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動し、シートクッション3が下方に移動する。
以上より、この実施形態によれば、乗員がシートクッション3の高さを変更する際、後側シャフト8bが回転してもバネ部材6の一端が該後側シャフト8bの回転軸心上にあるので、シートクッション3の高さの変更前後でバネ部材6の張設状態が変化しない。したがって、シートクッション3の高さを変更しても乗員の座り心地が変化しない。また、後側シャフト8bの外側面を変形させてバネ部材6の一端が後側シャフト8bの軸心上に位置するようにしているので、後側シャフト8bの外径は大きくならず、コンパクトな構造とすることができる。さらに、特許文献1のように後側シャフト8bの外周を取り囲む大きなリテーナを設ける必要がなくなるので、車両用シート1の重量が軽くなる。
また、バネ部材6の一端が後側シャフト8bの回転軸心に沿うように形成され、該後側シャフト8bの回転軸心を中心として回転可能となるように構成しているので、バネ部材6と後側シャフト8bとが線接触となり、特許文献1の如きリテーナが後側シャフト8bの外周を摺動してリテーナと後側シャフト8bとが面接触する場合に比べて摺動時に接触抵抗が小さくなる。したがって、乗員がシートクッション3に着座した際にバネ部材6の一端が後側シャフト8bに対して回転しても、摺動抵抗は特許文献1に比べて小さくなり、異音の発生を抑制することができる。
また、後側シャフト8bの外側面を溝状に変形させてバネ部材6の一端を当該箇所に取り付けるようにしているので、後側シャフト8bの閉断面を比較的広い形状としながらもバネ部材6の一端を後側シャフト8bの回転軸心上に位置付けることができる。したがって、後側シャフト8bの剛性を維持しつつバネ部材6の張設状態を変化させないようにできる。
図6は本発明の実施形態の変形例1を示す。この変形例1では、以下に述べる点が本発明の実施形態と異なっている。すなわち、この変形例1では、後側シャフト8bの変形部分の外側面に囲まれる閉断面空間が実施形態のよりも大きくなっている。すなわち、後側シャフト8bの後方の外側面が実施形態のよりもさらに後方に膨出する形状となっている。したがって、後側シャフト8bの閉断面空間が実施形態のよりも大きくなって、後側シャフト8bの剛性を高めることができる。
尚、本実施形態では、後側シャフト8bにバネ部材6の一端を取り付けたが、前側シャフト8aのシャフト回転軸心上にバネ部材6の他端を取り付けるようにしてもよい。
本発明は、乗員が着座するシートクッションを上下動させることができるリフター機構付き車両用シートに適している。
1 車両用シート
3 シートクッション
5 アッパーフレーム
6 バネ部材
7 ロアフレーム
8a 前側シャフト
8b 後側シャフト
9a 前側リンク
9b 後側リンク
81 後側バネ取付部
81a 溝部
Lf リフター機構

Claims (3)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの骨格となるアッパーフレームと、上記シートクッションを裏側から弾性支持するバネ部材と、上記アッパーフレームの下方に対応するように床面に設けられたロアフレームと、上記アッパーフレームをロアフレームに対して上下動させるリフター機構とを備え、
    上記リフター機構は、上記アッパーフレームの前後において幅方向に延びる前側シャフト及び後側シャフトと、上記アッパーフレーム及びロアフレームの前後に配置され、一端が上記ロアフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が上記アッパーフレームに回動可能に取り付けられ、且つ、上記前側シャフト及び後側シャフトに回転一体に取り付けられた左右一対の前側リンク及び後側リンクとを有し、該前側リンク及び後側リンクの回動動作に伴って上記前側シャフト及び後側シャフトが回転するように構成された車両用シートであって、
    上記前側シャフト及び後側シャフトの少なくとも一方には、上記バネ部材の一端を取り付けるバネ取付部が上記バネ部材の一端をシャフト回転軸心と一致させるように外側面を変形させて形成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    上記バネ部材の一端は、シャフト回転軸心に沿うように形成され、且つ、シャフト回転軸心を中心として回転可能となるように上記バネ取付部に取り付けられていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    上記バネ取付部には、径方向内側に窪むとともにシャフト回転軸心方向に延びる溝部が設けられ、
    上記バネ部材の一端は、上記溝部に取り付けられていることを特徴する車両用シート。
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