JP2011063142A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】リフター機構によりシートクッションの高さを変更してもバネの張設状態を変化させないようにして座り心地を変化させず、軽量、且つ、必要な剛性を確保できる車両用シートとする。
【解決手段】車両用シート1は、リフター機構Lfを有している。リフター機構Lfの一部を構成するアッパーフレーム5の後方には後側シャフト8bが回転可能に取り付けられている。後側シャフト8bは、リフター機構Lfの動作によりアッパーフレーム5に対して回転する。後側シャフト8bは、回転軸部81と同じ断面積の形状で、中心軸a2がシャフト回転軸心Spから径方向外側に偏心したクランク部82を有している。そして、クランク部82には、バネ部材6の一端をシャフト回転軸心Spと一致させるように取り付けられる後側バネ取付部83が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、乗員が着座するシートクッションを上下動させることができるリフター機構付き車両用シートに関する。
従来より、車両用シートには、乗員が着座するシートクッションを上下動させるリフター機構を備えたものが知られている。例えば、特許文献1の車両用シートでは、車体のフロアに対して所定の高さに位置するロアフレームと、該ロアフレームの上方において、シートクッションが取り付けられたアッパーフレームとを有している。該アッパーフレームの前後には、幅方向に延びるとともに上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられた前側シャフト及び後側シャフトが設けられている。また、上記ロアフレーム及びアッパーフレームの前後には、前側リンク及び後側リンクが左右一対ずつ形成され、各々の一端がロアフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が前側シャフト及び後側シャフトに回転一体化されて、これによりリフター機構が構成されている。そして、ロアフレームに対して前側リンク及び後側リンクが回動動作を行い、これに伴って前側シャフト及び後側シャフトがアッパーフレームに対して回転し、上記アッパーフレームがロアフレームに対し円弧軌跡に沿って移動することにより、シートクッションが上下動するようになっている。
上記アッパーフレームには、シートクッションを弾性支持する複数のバネ部材が張設されている。上記バネ部材の一端は、後側シャフトにリテーナを介して取り付けられ、上記バネ部材の他端は、アッパーフレームの前方に設けられた幅方向に延びる略板状の架設部材に取り付けられている。上記リテーナは、シャフトの外周に回転可能に取り付けられて、シートクッションを上下動させるときに、シャフトが後側リンクと同期して回転すると、シャフトに対して回転するようになっており、これにより、バネ部材自体の張設状態は変化せず、リフター機構によって乗員の座り心地が変化しないようになっている。
特開2002−142908号公報(段落0029欄、図3)
ところで、近年の自動車業界では、車体の衝突安全性の向上と車体の軽量化による燃費向上とを両立させる車体構造が求められている。したがって、車両用シートには、乗員の座り心地を満足させるだけでなく、軽量、且つ、必要な剛性を確保できるフレーム構造が要求される。これに対し、特許文献1では、バネ部材の張設状態を変化させないようにするためにシャフトの外周を取り囲む比較的大きなリテーナを設けているので、リフター機構の動作によって乗員の座り心地に変化が生じないようにできるものの、車両用シートの重量を増加してしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リフター機構によりシートクッションの高さを変更してもバネの張設状態を変化させないようにして座り心地を変化させないようにするとともに、軽量、且つ、必要な剛性を確保できる車両用シートとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明は車両用シートのシートクッションを弾性支持するバネ部材の一端の取付位置を、リフター機構の一部を構成するシャフトの軸心上としたことを特徴とする。
具体的には、第1の発明では、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの骨格となるアッパーフレームと、上記シートクッションを裏側から弾性支持するバネ部材と、上記アッパーフレームの下方に対応するように床面に設けられたロアフレームと、上記アッパーフレームをロアフレームに対して上下動させるリフター機構とを備え、上記リフター機構は、上記アッパーフレームの前後において幅方向に延びる前側シャフト及び後側シャフトと、上記アッパーフレーム及びロアフレームの前後に配置され、一端が上記ロアフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が上記アッパーフレームに回動可能に取り付けられ、且つ、上記前側シャフト及び後側シャフトに回転一体に取り付けられた左右一対の前側リンク及び後側リンクとを有し、該前側リンク及び後側リンクの回動動作に伴って上記前側シャフト及び後側シャフトが回転するように構成された車両用シートであって、上記前側シャフト及び後側シャフトの少なくとも一方は、長手方向両端部分に位置し、中心軸がシャフト回転軸心と一致して上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられた回転軸部と、これら回転軸部間に位置しシャフト断面積の形状が該回転軸部と同じで且つ中心軸がシャフト回転軸心から径方向外側に偏心したクランク部とからなり、上記クランク部には、上記バネ部材の一端をシャフト回転軸心と一致させるように取り付けられるバネ取付部が設けられている構成とした。
第2の発明では、第1の発明において、上記前側シャフト及び後側シャフトの少なくとも一方は、パイプ形状をなしている構成とした。
第1の発明によれば、乗員がシートクッションの高さを変更する際、前側シャフト及び後側シャフトが回転してもバネ部材の一端がシャフト回転軸心上にあるので、シートクッション高さの変更前後でバネ部材の張設状態が変化しない。また、シャフトの一部にシャフト回転軸心から径方向外側に偏心したクランク部を設けているが、シャフト断面積の形状が回転軸部と同じ形状となるようにしているので、後側シャフトに求められる必要な剛性を確保している。さらに、特許文献1のようにシャフトの外周を取り囲む大きなリテーナを設ける必要が無くなるので、車両用シートの重量が軽くなる。
第2の発明によれば、シャフトが中空形状となるので、車両用シートを軽量化することができる。また、加工が容易であり、シャフトの一部を偏心させ易い。
実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 実施形態に係る車両用シートのフレーム構造を示す斜視図である。 図2における矢視B図である。 実施形態において後側シャフトに対するバネ部材の取り付け状態を示す拡大斜視図である。 図4におけるA−A線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用シート1を示すものである。上記車両用シート1は、車両内部に配設されて乗員が着座するものであり、フロアパネル(図示せず)に設置されている。上記車両用シート1は、乗員の背もたれとなるシートバック2と、座面を構成するシートクッション3とを備えている。また、車両用シート1は、図2に示すように、シートバック2の骨格となるシートバックフレーム4と、シートクッション3の骨格となるアッパーフレーム5と、該アッパーフレーム5の下方に対応するように床面に設けられたロアフレーム7とで骨格が形成されている。上記アッパーフレーム5には、該シートクッション3を裏側から弾性支持するバネ部材6が張設されている。さらに、車両用シート1は、アッパーフレーム5をロアフレーム7に対して上下動させるリフター機構Lfを備えている。該リフター機構Lfは、上記アッパーフレーム5の前後において幅方向に延びる前側シャフト8a及び後側シャフト8bと、アッパーフレーム5及びロアフレーム7の間に位置し、一端がロアフレーム7に回動可能に取り付けられるとともに他端がアッパーフレーム5に回動可能に取り付けられ、且つ、前側シャフト8a及び後側シャフト8bに回転一体に取り付けられた左右一対の前側リンク9a及び後側リンク9bとを有している。上記リフター機構Lfは、上記アッパーフレーム5と、ロアフレーム7と、前側シャフト8a及び後側シャフト8bと、前側リンク9a及び後側リンク9bとで平行リンクを構成しており、上記アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動することでシートクッション3が上下動するようになっている。このとき、前側リンク9a及び後側リンク9bの回動動作に伴って上記前側シャフト8a及び後側シャフト8bが回転するように構成されている。
図1に示すように、シートバック2は、略直方体のクッション材であり、シートバックフレーム4(図2に示す)を覆うように設けられている。該シートバック2の上端部には、ヘッドレスト21が設けられている。
図2に示すように、シートバックフレーム4は、正面視で略矩形に配置されている。該シートバックフレーム4の上下方向略中央及び下端縁寄りには、該シートバックフレーム4の左右のフレーム部分に繋がるとともに幅方向に沿って延びるバネ部材41、41が張設されている。上記バネ部材41、41は、鋼製のワイヤをS字状に蛇行させた部材であり、乗員がシートバック2にもたれ掛かったときに、上記バネ部材41、41がシートバック2を弾性支持するようになっている。
図1に示すように、シートクッション3は、乗員が着座する略直方体のクッション材であり、アッパーフレーム5(図2に示す)を覆うように設けられている。
図2に示すように、アッパーフレーム5は、平面視で略コ字状に配置されており、左右一対で車両前後方向に延びる略板状をなすとともに車両左側と車両右側とにそれぞれ位置する左側アッパーフレーム5a及び右側アッパーフレーム5bと、上記左側アッパーフレーム5a及び右側アッパーフレーム5bの前方上側を繋ぐように幅方向に延びる略板状の架橋フレーム5cとを備えている。該架橋フレーム5cは、図3に示すように、上方から見て後側に行くにつれて下傾している。そして、該架橋フレーム5cの後端縁寄りには、板面が上方に膨出して左右方向に貫通する前側バネ取付部5dが形成されている。該前側バネ取付部5dは、該架橋フレーム5cの左右方向に4つ等間隔に形成され、各々に後述するバネ部材6の他端が取り付けられるようになっている。
図2に示すように、バネ部材6は、鋼製のワイヤをS字状に蛇行させた部材である。該バネ部材6は、前後方向に沿うように配設され、該バネ部材6の一端は、後述する後側シャフト8bの後側バネ取付部83に取り付けられ、他端は、架橋フレーム5cの前側バネ取付部5dに取り付けられるようになっている。
図2に示すように、ロアフレーム7は、上記アッパーフレーム5と対応するように平面視で略コ字状に配置されており、左右一対で車両前後方向に延びる略角棒状をなすとともに車両左側と車両右側とにそれぞれ位置する左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bと、該左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bの前方上側を繋ぐように幅方向に延びる連結棒7cとを備えている。上記左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bは、各々がフロアパネル(図示せず)に固定された前後方向に延びる左右一対のスライドレールSlに係合して、該スライドレールSl上を前後方向に移動できるようになっている。これにより、車両用シート1を車体に対して前後方向にスライド移動させることができるようになっている。
図3に示すように、前側シャフト8aは、アッパーフレーム5の架橋フレーム5cの後端周縁の位置において、幅方向に延びるとともに長手方向両端が前側リンク9aの他端寄りに固定されている。
図2に示すように、後側シャフト8bは、アッパーフレーム5の後方において、幅方向に延びるとともに上記アッパーフレーム5の左側アッパーフレーム5aと右側アッパーフレーム5bとに回転可能に取り付けられている。図4及び図5に示すように、後側シャフト8bは、該後側シャフト8bの長手方向両端部分に位置し、中心軸a1がシャフト回転軸心Spと一致してアッパーフレーム5に回転可能に取り付けられた回転軸部81と、これら回転軸部81間に位置しシャフト断面積の形状が回転軸部81と同じで且つ中心軸a2がシャフト回転軸心Spから径方向外側に偏心するクランク部82とからなっている。上記クランク部82の長さは、左側アッパーフレーム5a及び右側アッパーフレーム5bの間の長さより若干短く形成されている。このように、後側シャフト8bの一部にシャフト回転軸心Spから径方向外側に偏心するクランク部82を設けているが、クランク部82の断面積の形状が回転軸部81と同じ形状となるようにしているので、後側シャフト8bに求められる必要な剛性は確保できている。また、後側シャフト8bはパイプ形状をなしており、内部が中空なので車両用シート1を軽量にするとともに加工が容易で後側シャフト8bの一部を偏心させ易くなっている。
図5に示すように、クランク部82には、バネ部材6の一端を取り付ける後側バネ取付部83が、上記クランク部82の前側面において左右方向に4つ等間隔に形成されており、各々に上記バネ部材6の一端が取り付けられるようになっている。
後側バネ取付部83は、板状の部材を変形させて形成したものであり、バネ部材6の一端を支持するバネ支持部83aと、後側シャフト8bの前側面との接合部分となる接合部83bとを備えている。
上記バネ支持部83aは、板状の部材の一側を断面C状に変形させた部位であり、開放部分が車両後側を向くようになっている。該バネ支持部83aの内側面は、バネ部材6の一側の外側面に沿うようになっており、該バネ部材6は、バネ支持部83a内を摺動可能となっている。上記接合部83bは、板状の部材の他側を断面略への字状に変形させた部位であり、バネ支持部83aの下側部分から後側シャフト8bに真っ直ぐ延びるとともに後端から上方に向かって後側シャフト8bの外側面に沿って延びている。そして、上記接合部83bの後側シャフト8bの外周面に沿う部分が該後側シャフト8bに接合されており、この状態において、バネ支持部83aに取り付けられているバネ部材6の一端がシャフト回転軸心Sp上に位置するようになる。したがって、図5の仮想線で示すように、後側シャフト8bがアッパーフレーム5に対して回転しても、バネ部材6の一端がシャフト回転軸心Sp上にあるので、バネ部材6の張設状態が変化しないようになっている。
図2及び図3に示すように、前側リンク9aは略長方形の板状をなしており、左右一対設けられている。該前側リンク9aの長手方向一端は、ロアフレーム7における左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bの前縁寄りに回動可能に取り付けられている。また、前側リンク9aの長手方向他端は、長手方向一端より後方に位置しており、アッパーフレーム5に回動可能に取り付けられている。
図2に示すように、後側リンク9bは略長方形の板状をなしており、左右一対設けられている。該後側リンク9bの長手方向一端は、ロアフレーム7における左側ロアフレーム7a及び右側ロアフレーム7bの後縁寄りに回動可能に取り付けられている。また、後側リンク9bの長手方向他端は、長手方向一端より後方に位置しており、上記後側シャフト8bの右端縁及び左端縁に回転一体に取り付けられている。
右側ロアフレーム7bの後方には、図示しないがシートクッション3の高さを調節可能とするリフター機構Lfを操作するための従来周知のリフター操作部(図示せず)が備えられている。そして、乗員がリフター操作部を操作すると、上記前側リンク9a及び後側リンク9bがロアフレーム7に対して回動する。この回動動作に伴って、図3の矢印Xに示すように、前側シャフト8aがシャフト回転軸心を中心として回転するとともに、図4の矢印Xに示すように、後側シャフト8bがシャフト回転軸心Spを中心として回転するようになっている。そして、アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動することでシートクッション3が上下動するようになっている。
次に、上記のように構成された車両用シート1について乗員がシートクッション3の高さを調整する場合について説明する。まず、シートクッション3の位置を高くする場合、乗員がリフター操作部(図示せず)の操作を実施すると、車両用シート1の左側から見た側面視において、前側リンク9a及び後側リンク9bがロアフレーム7に対して反時計回りに回動する。該前側リンク9a及び後側リンク9bの回動動作に伴って、前側シャフト8a及び後側シャフト8bが各々のシャフト回転軸心を中心として回転する。そして、アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動し、これにより、シートクッション3が上方に移動する。このとき、図5に示すように、バネ部材6の一端がシャフト回転軸心Sp上にあるので、上記操作において後側シャフト8bが回転しても、バネ部材6の張設状態が変化しない。したがって、シートクッション3の高さを変更しても乗員の座り心地は変化しない。
一方、シートクッション3の位置を低くする場合、リフター操作部(図示せず)を操作すると、車両用シート1の左側から見た側面視において、前側リンク9a及び後側リンク9bがロアフレーム7に対して時計回りに回動する。これに伴って、前側シャフト8a及び後側シャフト8bが各々のシャフト回転軸心Spを中心として回転する。そして、アッパーフレーム5がロアフレーム7に対し円弧軌跡に沿って移動し、シートクッション3が下方に移動する。
以上より、この実施形態によれば、乗員がシートクッション3の高さを変更する際、後側シャフト8bが回転してもバネ部材6の一端がシャフト回転軸心Sp上にあるので、シートクッション3の高さの変更前後でバネ部材6の張設状態が変化しない。また、後側シャフト8bの一部にシャフト回転軸心Spから径方向外側に偏心するクランク部82を設けているが、シャフト断面積の形状が回転軸部81と同じ形状となるようにしているので、後側シャフト8bに求められる必要な剛性を確保している。さらに、特許文献1のように後側シャフト8bの外周を取り囲む大きなリテーナを設ける必要がなくなるので、車両用シート1の重量が軽くなる。
また、後側シャフト8bが中空形状となるので、車両用シート1を軽量化することができる。さらに、後側シャフト8bを加工し易くなり、後側シャフト8bの一部を偏心させ易い。
尚、本実施形態では、後側シャフト8bにバネ部材6の一端を取り付けたが、前側シャフト8aのシャフト回転軸心上にバネ部材6の他端を取り付けるようにしてもよい。
本発明は、乗員が着座するシートクッションを上下動させることができるリフター機構付き車両用シートに適している。
1 車両用シート
3 シートクッション
5 アッパーフレーム
6 バネ部材
7 ロアフレーム
8a 前側シャフト
8b 後側シャフト
9a 前側リンク
9b 後側リンク
81 回転軸部
82 クランク部
83 後側バネ取付部
a1 中心軸
a2 中心軸
Sp シャフト回転軸心
Lf リフター機構

Claims (2)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの骨格となるアッパーフレームと、上記シートクッションを裏側から弾性支持するバネ部材と、上記アッパーフレームの下方に対応するように床面に設けられたロアフレームと、上記アッパーフレームをロアフレームに対して上下動させるリフター機構とを備え、
    上記リフター機構は、上記アッパーフレームの前後において幅方向に延びる前側シャフト及び後側シャフトと、上記アッパーフレーム及びロアフレームの前後に配置され、一端が上記ロアフレームに回動可能に取り付けられるとともに他端が上記アッパーフレームに回動可能に取り付けられ、且つ、上記前側シャフト及び後側シャフトに回転一体に取り付けられた左右一対の前側リンク及び後側リンクとを有し、該前側リンク及び後側リンクの回動動作に伴って上記前側シャフト及び後側シャフトが回転するように構成された車両用シートであって、
    上記前側シャフト及び後側シャフトの少なくとも一方は、長手方向両端部分に位置し、中心軸がシャフト回転軸心と一致して上記アッパーフレームに回転可能に取り付けられた回転軸部と、これら回転軸部間に位置しシャフト断面積の形状が該回転軸部と同じで且つ中心軸がシャフト回転軸心から径方向外側に偏心したクランク部とからなり、
    上記クランク部には、上記バネ部材の一端をシャフト回転軸心と一致させるように取り付けられるバネ取付部が設けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    上記前側シャフト及び後側シャフトの少なくとも一方は、パイプ形状をなしていることを特徴とする車両用シート。
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