JP6658339B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。
着座乗員の臀部又は大腿部の側部を支持するワイヤ部材がクッションフレームに取付けられた乗物用シートがある。特許文献1に記載される自動車用シートにおいては、クッションフレームの左右側部において前後方向に延びて配設されるサイドフレームと、サイドフレームの前端部側を連結するフロントパネルと、に対してワイヤ部材の端部が溶接により固定されている。
特開2014−61128号公報
特許文献1に開示される自動車用シートにおいては、サイドフレーム、フロントパネル及びワイヤ部材のいずれもが鉄製である。そして、サイドフレームに対してフロントパネルが溶接により固定された後で、ワイヤ部材の端部がそれぞれサイドフレームとフロントパネルに対して溶接により固定されている。これによって、ワイヤ部材がクッションフレームに対して強固に連結され、着座乗員から印加される左右方向の力をワイヤ部材がしっかり受け止められるようになっている。
ところで、軽量化の観点から、サイドフレームとフロントパネルとを異種の材料で形成する場合がある。例えば、サイドフレームを鉄製としてフロントパネルをアルミニウム製とするような場合である。この場合には、サイドフレームとフロントパネルとの間を溶接により連結することができない。したがって、これに対応する一つの方法は、サイドフレームとフロントパネルをボルト等で連結した後、サイドフレーム及び/又はフロントパネルに対してワイヤ部材を連結するやり方である。また、もう一つの方法は、サイドフレーム又はフロントパネルに対して同材質のワイヤ部材を溶接により連結しておいた後、サイドフレームとフロントパネルをボルト等で連結するやり方である。後者の方法は、サイドフレーム又はフロントパネルに対して予め連結されたワイヤ部材がサイドフレームとフロントパネルをボルト等で連結する部位の直上に位置するのでボルト等の締結作業が困難であるという問題がある。そこで、簡潔な構造で前者の方法を成り立たせることが望まれていた。
このような要請に鑑み本発明の課題は、サイドフレームとフロントフレームとが異種材料で構成されるシートフレームにおいて、簡潔な構造で着座乗員の身体側部の左右方向への移動を抑制できる乗物用シートを提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、シートフレームはシート幅方向両側部において前後方向又は上下方向に延びるサイドフレームと、該サイドフレームの前端部側同士又は上端部側同士を連結する連結フレームと、を有し、前記サイドフレームと前記連結フレームとは、異種の材料によって形成されるとともに機械的な締結手段によって連結されており、前記連結フレームには前記サイドフレームから上方又は前方に離隔した位置に前記サイドフレームに沿って前後方向又は上下方向に延びる支持部を有しその両端部がブラケットに連結されたワイヤ部材が、前記ブラケットが前記連結フレームに機械的な締結手段によって連結されることにより前記連結フレームに取付けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、サイドフレームと連結フレームとが、異種の材料によって形成されていても機械的な締結手段によって連結されているので問題なく連結できる。また、連結フレームにはサイドフレームから上方又は前方に離隔した位置にサイドフレームに沿って前後方向又は上下方向に延びる支持部を有するワイヤ部材の両端部がブラケットを介して連結されている。ワイヤ部材のブラケットを介した連結は、ワイヤ部材の両端部が連結されたブラケットが連結フレームに対して機械的な締結手段によって連結されることにより行われている。これによって、サイドフレームと連結フレームとの締結手段による連結にワイヤ部材が障害とならずに、ワイヤ部材を連結フレームに対して取付けることができ、着座乗員の新体側部の左右方向への移動を抑制できる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ワイヤ部材はその両端部が左右方向にずれた位置で前記ブラケットに対して連結されていることを特徴とする。
第2発明によれば、ワイヤ部材はその両端部が左右方向にずれた位置でブラケットに対して連結されているので、支持部が着座乗員から左右方向の力を受けたとき、左右方向へ倒れにくく着座乗員の身体側部をしっかり支持することができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記ワイヤ部材の一端部は前後方向に延びて前記ブラケットに対して連結され、前記ワイヤ部材の他端部は左右方向に延びて前記ブラケットに対して連結されていることを特徴とする。
第3発明によれば、ワイヤ部材の他端部が左右方向に延びてブラケットに対して連結されているのでワイヤ部材がさらに左右方向に倒れにくく、着座乗員の身体側部をしっかり支持することができる。
本発明の第4発明は、上記第1発明から上記第3発明のいずれかにおいて、前記シートフレームはクッションフレームであって、前記連結フレームは前記サイドフレームを前端部側で連結するフロントフレームであることを特徴とする。
第4発明によれば、シートクッションにおいて着座乗員の大腿部側部の左右方向への移動を抑止できる。
本発明の第5発明は、上記第4発明において、前記フロントフレームは、パネル状の部材であり、前記ブラケットは前記フロントフレームに対して面状に当接するよう形成されていることを特徴とする。
第5発明によれば、フロントフレームに対してブラケットが面状に当接した状態で取付けられるので、ワイヤ部材が左右方向に倒れにくく、着座乗員の大腿部側部をしっかり支持することができる。
本発明の一実施形態の自動車用シートを斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態の自動車用シートのシートクッションを斜め前方から見た分解斜視図である。 上記実施形態の自動車用シートのクッションフレームを斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態の自動車用シートのクッションフレームを上方から見た平面図である。 図4のV部分の拡大図である。 図5のVI−VI矢視線断面図である。
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示す図である。この実施形態は、自動車用シート1に本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車用シート1を自動車のフロアFに取付けたときの自動車及び自動車用シート1の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る自動車用シート1は、乗員の着座部となるシートクッション2と、乗員の背凭れ部となるシートバック3と、を有している。シートクッション2は、骨格をなすクッションフレーム2Fと、クッションフレーム2Fの上に載置されるクッション材としてのクッションパッド2Pと、クッションパッド2Pの表面に被せつけられる表皮材としてのクッションカバー2Cと、を有する。クッションパッド2Pに被せつけられたクッションカバー2Cの外形線がシートクッション2の外形線を構成し、図1においてシートクッション2の外形線が実線で示されている。シートクッション2の後側には、リクライナ(図示せず)を介してシートバック3の下側が取付けられ、シートクッション2に対するシートバック3の傾き角度を調整できるようになっている。シートバック3については、公知の構成のものであるので説明を省略し、シートクッション2について説明していく。ここで、自動車用シート1が、特許請求の範囲の「乗物用シート」に相当する。
図3に示すように、シートクッション2のクッションフレーム2Fは、上面視で略矩形状に形成された枠体部10と、フロアFに連結され前後方向に延びるスライドレール20と、スライドレール20に対して枠体部10を上下動可能に取付けるリフタ部30と、を有している。ここで、クッションフレーム2Fが、特許請求の範囲の「シートフレーム」に相当する。
図3に示すように、枠体部10の基本的枠組みは、シート左右側部において前後方向に延びる右サイドフレーム11と左サイドフレーム12とを、前側において円筒状のフロントパイプ13で、後側において円筒状のリアパイプ14で、連結することで形成されている。右サイドフレーム11と左サイドフレーム12は、前後方向に延びる長尺の鉄製のプレス部品で、その上端部と下端部には、それぞれシート外側方向に延びるフランジが設けられている。フロントパイプ13とリアパイプ14は、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に対して回転可能に取付けられている鉄製の部品である。右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の前端部側にはアルミニウム製のプレス部品であるフロントパネル15が、上下動可能に取付けられている。具体的には、フロントパネル15が左右一対の鉄製の支持アーム16の前端部側に2つのボルト15aの締結で取付けられるとともに、支持アーム16の後端部が軸16aによって右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の前後方向略中央部に回動可能に取付けられている。軸16aを中心に支持アーム16が上下方向に回動することによってフロントパネル15が右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に対して上下動する。支持アーム16は、最下端に下げたとき右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に重なる位置関係にある。ここで、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12が、特許請求の範囲の「サイドフレーム」に相当する。また、フロントパネル15が、特許請求の範囲の「連結フレーム、フロントフレーム」に相当する。
図3〜図6に示すように、フロントパネル15の左右両端部側には支持部材40が取付けられている。左右の支持部材40は、フロアFに対して垂直でクッションフレーム2Fの左右方向中心を通る面に関して面対称の関係にあるので、代表として右側の支持部材40について説明する。支持部材40は、鉄製のワイヤを折り曲げ加工したワイヤ部材41と、ワイヤ部材41をフロントパネル15に取付けるための鉄製のプレス部品である支持ブラケット42と、を有する。ワイヤ部材41は、支持部材40がフロントパネル15に取付けられたとき、支持アーム16の上方において支持アーム16に沿って前後方向に延びる支持部41aを有する。さらに、ワイヤ部材41は、支持部41aの前端部から下方に延びるとともに途中から左方(シート内側)に向って折れ曲がって延びる前固定部41bと、支持部41aの後端部から下方に延びるとともに途中から前方に向って折れ曲がって延びる後固定部41cと、を有する。支持ブラケット42は、上面視で略二等辺三角形の形状をしており、頂点が右方で底辺が支持アーム16と平行に前後方向に延びて配置されている。支持ブラケット42は、フロントパネル15の形状に沿って面状に当接するように形成されており、三角形の頂点部を含む平面部42aと三角形の底辺部を含む斜面部42bとを有する。平面部42aの三角形の頂点部付近にボルト42a1を通す孔が1つと、斜面部42bの左右方向中央部付近にボルト42b1を通す孔が前後方向に並んで2つと、が設けられている。支持ブラケット42は、ボルト42a1とボルト42b1によりフロントパネル15に対して締結固定されている。ここで、支持ブラケット42が、特許請求の範囲の「ブラケット」に相当する。また、前固定部41bと後固定部41cが、それぞれ、特許請求の範囲の「他端部」と「一端部」に相当する。
図3に示すように、フロントパイプ13とリアパイプ14との間には、クッションパッド2Pを下から支えるSばね19が掛け渡し状に取付けられている。Sばね19は、ワイヤを屈曲形成したばねを部分的に樹脂で一体化成形した部材である。Sばね19は、樹脂部材を介してフロントパイプ13とリアパイプ14に引掛けた状態で相対回転可能に保持されている。これによって、枠体部10のスライドレール20に対する高さ調整時にフロントパイプ13とリアパイプ14が回動しても係止状態を保持してクッションパッド2Pを安定して支持できるようになっている。右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の後端上部には、それぞれロアアーム(不図示)が取付けられて、各ロアアームにはリクライナ(不図示)を介してバックフレーム(不図示)の下端部が取付けられている。
図3に示すように、スライドレール20は、フロアFに連結されたロアレール21に対してアッパレール22が摺動可能に組み付けられた部品である。右側のアッパレール22の上面部には、その前端部側から後端部側にかけて延びるブラケット31が連結されている。ブラケット31は、前後方向に延びる底壁部31aと、底壁部31aの右側端部から一体として上方向に立設された側壁部31bと、を有するプレス成形部材である。左側のアッパレール22の上面部には、その前端部側にフロントブラケット32が、その後端部側にリアブラケット33が連結されている。フロントブラケット32は、前後方向に延びる底壁部32aと、底壁部32aの右側端部から一体として上方向に立設された側壁部32bと、を有するプレス成形部材である。リアブラケット33は、前後方向に延びる底壁部33aと、底壁部33aの右側端部から一体として上方向に立設された側壁部33bと、を有するプレス成形部材である。
図3に示すように、リフタ部30は、フロントパイプ13及びリアパイプ14と、一対のフロントリンク34と、一対のリアリンク35と、ブラケット31及びフロントブラケット32及びリアブラケット33と、から構成される。すなわち、ブラケット31及びフロントブラケット32及びリアブラケット33は、スライドレール20と枠体部10とを連結する部材であると同時にリフタ部30の構成部材の1つでもある。右側のフロントリンク34は、上端部がフロントパイプ13の右端部側に固定されるとともに、下端部がブラケット31の側壁部31bの前端部側に回動可能に取付けられている。左側のフロントリンク34は、上端部がフロントパイプ13の左端部側に固定されるとともに、下端部がフロントブラケット32の側壁部32bの前端部側に回動可能に取付けられている。右側のリアリンク35は、上端部がリアパイプ14の右端部側に固定されるとともに、下端部がブラケット31の側壁部31bの後端部側に回動可能に取付けられている。左側のリアリンク35は、上端部がリアパイプ14の左端部側に固定されるとともに、下端部がリアブラケット33の側壁部33bの前端部側に回動可能に取付けられている。リアパイプ14の左側端部近傍にはセクタギア(不図示)が固定されている。セクタギアは左サイドフレーム12に取付けられたモータ17に対して減速機構18を介して取付けられたピニオンギア(不図示)と噛み合う様に配置されている。ピニオンギアがモータ17の駆動によって回動させられることによりセクタギアが回動し同時にリアパイプ14が回動する。リアパイプ14が回動するとリアリンク35がブラケット31の軸31b1とリアブラケット33の軸33b1とを中心に上下方向に回動する。このとき、右サイドフレーム11、フロントリンク34、ブラケット31、リアリンク35で4節リンクが構成される。また、左サイドフレーム12、フロントリンク34、フロントブラケット32及びリアブラケット33、リアリンク35で構成される4節リンクが構成される。これによって、左右のフロントリンク34は、左右のリアリンク35の動きに従動して上下方向に回動する。これによって、フロアFに対して枠体部10が上下動する。
クッションフレーム2Fの組付け手順について説明する。まず右サイドフレーム11と左サイドフレーム12を、前側において円筒状のフロントパイプ13で、後側において円筒状のリアパイプ14で、相対回転可能に連結して枠体部10を得る。このとき、事前に、右側のフロントリンク34の下端部にブラケット31の前端部側を相対回転可能にリベットで連結し、右側のリアリンク35の下端部にブラケット31の後端部側を相対回転可能にリベットで連結しておく。また、左側のフロントリンク34の下端部にフロントブラケット32を相対回転可能にリベットで連結し、左側のリアリンク35の下端部にリアブラケット33を相対回転可能にリベットで連結しておく。そして、右側のフロントリンク34の上端部側をフロントパイプ13の右端部側に溶接で連結し、右側のリアリンク35の上端部側をリアパイプ14の右端部側に溶接で連結した後、フロントパイプ13の右端部側とリアパイプ14の右端部側を右サイドフレーム11に取付ける。また、フロントパイプ13の左端部側とリアパイプ14の左端部側を左サイドフレーム12に取付けた後、左側のフロントリンク34の上端部側をフロントパイプ13の左端部側に溶接で連結し、左側のリアリンク35の上端部側をリアパイプ14の左端部側に溶接で連結する。なお、リアパイプ14の左端部側を左サイドフレーム12に取付ける前に、リアパイプ14の左端部側のシート内側にセクタギアを取付けておく。こののち、セクタギアを左サイドフレーム12に対して回転させるピニオンギア、モータ17及び減速機構18を左サイドフレーム12に取付ける。次に、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に対して支持アーム16を相対回転可能にリベットで連結した後、支持アーム16に対してフロントパネル15をボルト15aによって締結固定する。次に、フロントパネル15に対して左右の支持部材40をボルト42a1とボルト42b1によって締結固定する。最後に、右側のスライドレール20のアッパレール22の上面部にブラケット31をボルトで締結固定するとともに、左側のスライドレール20のアッパレール22の上面部にフロントブラケット32とリアブラケット33を締結固定する。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12と、フロントパネル15と、が鉄とアルミニウムという異種の材料によって形成されていても機械的な締結手段であるボルト15aによって連結されているので問題なく連結できる。また、フロントパネル15には支持アーム16との連結部の上方の離隔した位置に支持アーム16に沿って前後方向に延びる支持部41aを有するワイヤ部材41の前固定部41bと後固定部41cとが支持ブラケット42を介して連結されている。具体的には、ワイヤ部材41の前固定部41bと後固定部41cとが支持ブラケット42に対して溶接固定され、支持ブラケット42がフロントパネル15に対して機械的な締結手段であるボルト42a1とボルト42b1によって連結されている。これによって、支持アーム16とフロントパネル15とのボルト15aによる締結固定にワイヤ部材41の支持部41aが障害とならならずに、ワイヤ部材41をフロントパネル15に対して円滑に取付けることができる。
また、ワイヤ部材41は前固定部41bの先端部の方が後固定部41cの先端部より左側方向(シート内側方向)にずれた位置で支持ブラケット42に対して連結されている。これによって、支持部41aが着座乗員から左右方向の力を受けたとき、ワイヤ部材41が左右方向へ倒れにくく着座乗員の身体側部をしっかり支持することができる。また、ワイヤ部材41の前固定部41bは左右方向に延びて支持ブラケット42に対して連結されているのでワイヤ部材41がさらに左右方向に倒れにくく、着座乗員の身体側部をしっかり支持することができる。さらに、クッションフレーム2Fのフロントパネル15の左右端部側に支持部材40が取付けられているので、着座乗員の大腿部側部の左右方向への移動を抑止できる。加えて、支持部材40の支持ブラケット42はフロントパネル15に対して面状に当接するよう形成されているので、ワイヤ部材41が左右方向に倒れにくく、着座乗員の大腿部側部をしっかり支持することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、フロントパネル15は支持アーム16を介して右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12に取付けられているが、これに限らず、直接右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12に取付けられていてもよい。
2.上記実施形態においては、支持部材40のワイヤ部材41と支持ブラケット42とを鉄製としたが、これに限らず、アルミニウム等の軽合金製としてもよい。また、支持部材40のワイヤ部材41と支持ブラケット42とは異種材料として機械的な手段により取付けるようにしてもよい。
3.上記実施形態においては、シートクッション2に本発明を適用したが、これに限らず、シートバックに適用して支持部材40で着座乗員の肩部側部を支持するようにしてもよい。
4.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
2 シートクッション
2F クッションフレーム(シートフレーム)
11 右サイドフレーム(サイドフレーム)
12 左サイドフレーム(サイドフレーム)
15 フロントパネル(連結フレーム、フロントフレーム)
40 支持部材
41 ワイヤ部材
41a 支持部
41b 前固定部(他端部)
41c 後固定部(一端部)
42 支持ブラケット(ブラケット)
F フロア


Claims (3)

  1. 乗物用シートであって、
    シートフレームはシート幅方向両側部において前後方向又は上下方向に延びるサイドフレームと、該サイドフレームの前端部側同士又は上端部側同士を連結する連結フレームと、を有し、
    前記サイドフレームと前記連結フレームとは、異種の材料によって形成されるとともに機械的な締結手段によって連結されており、
    前記連結フレームには前記サイドフレームから上方又は前方に離隔した位置に前記サイドフレームに沿って前後方向又は上下方向に延びる支持部を有しその両端部がブラケットに連結されたワイヤ部材が、前記ブラケットが前記連結フレームに機械的な締結手段によって連結されることにより前記連結フレームに取付けられており、
    前記シートフレームはクッションフレームであって、前記連結フレームは前記サイドフレームを前端部側で連結するフロントフレームであり、
    前記フロントフレームは、パネル状の部材であり、前記ブラケットは前記フロントフレームに対して面状に当接するよう形成されている乗物用シート。
  2. 請求項1において、前記ワイヤ部材はその両端部が左右方向にずれた位置で前記ブラケットに対して連結されている乗物用シート。
  3. 請求項2において、前記ワイヤ部材の一端部は前後方向に延びて前記ブラケットに対して連結され、前記ワイヤ部材の他端部は左右方向に延びて前記ブラケットに対して連結されている乗物用シート。
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