JP5203838B2 - 車両におけるシート構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを備えるキャビンを荷台の前方に配置した車両におけるシート構造に関する。
車両の後席シートのシートバックを後方の荷室の床面上に倒して後方にスライドさせるとともに、前記シートのシートクッションを前記シートバックの前端に連なるように後方にスライドさせることで、荷室の床面をシートクッションおよびシートバックで覆ってくつろぎ空間として利用可能にしたものが、下記特許文献1により公知である。
特開2000−71830号公報
ところで、車両の前部が衝突により変形すると、シートに着座した乗員の脚がダッシュボードとシートクッションの前端との間に挟まれてしまい、乗員の救出が困難になる場合がある。このような場合に、シートをキャビンのフロアから分離して乗員を救出することがあるが、シートをフロアから分離するには時間が掛かる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車両の前部が衝突により変形したとき、キャビンの後方の荷台を利用して乗員を速やかに救出できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シートを備えるキャビンを荷台の前方に配置し前記キャビンのバックパネルの下端を支点を介して前記荷台側に回転可能に支持し、前記キャビンに前後スライド可能に支持した前記シートと前記バックパネルとを連結部材で連結することで、前記バックパネルの回転に伴って前記シートを後方にスライドさせるようにした車両におけるシート構造であって、前記シートに設けたブラケットに、キャビンフロアに締結されるシート固定用ボルトが貫通するボルト孔と、前記ボルトの直径よりも広い幅を有して前記ボルト孔から前方に延びて前記ブラケットの周縁に開口するスリットとを形成したことを特徴とする、車両におけるシート構造が提案される。
本発明によれば、車両の前部の衝突時に車体とシートとの間に脚を挟まれた乗員をキャビンの側方や前方から救出することが困難な場合、キャビンのバックパネルをその下端の支点を中心にして後方の荷台側に回転すると、バックパネルに連結部材を介して連結されたシートが荷台側にスライドする。その結果、車体とシートとの間に空間が形成され、かつキャビンの後方が開放されるので、乗員を荷台側に引き出して救出することができる。
また特にシートに設けたブラケットに、キャビンフロアに締結されるシート固定用ボルトが貫通するボルト孔と、そのボルトの直径よりも広い幅を有してボルト孔から前方に延びて前記ブラケットの周縁に開口するスリットとを形成したので、通常時はブラケットをボルトでキャビンフロアに締結することでシートを固定することができ、また乗員を救出するときにはボルトを完全に抜き取ることなく僅かに弛めるだけで、ボルトがブラケットのスリットを通過することで、シートが荷台側にスライドさせることができ、乗員の救出に要する時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の実施の形態を示すもので、図1はトラックの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5はバックパネルを後方に回転させた状態を示す図、図6は乗員救出時の作用説明図である。
図1に示すように、トラック型の車両Vは、車体前方に位置するキャビン11と、キャビン11の後方の荷台12とを備える。キャビン11は、側面にドア13,13が設けられ、上面にルーフ14が設けられ、後面にバックパネル15が設けられ、内部に左右のシート16,16が設けられる。荷台12は、平坦な荷台床面の左右側縁および後縁に揺動自在な3枚の煽り戸17…が設けられる。各シート16は、シートクッション16aと、シートクッション16aの後端に設けたヒンジブラケット16bに支軸16cを介してリクライニング可能に支持されたシートバック16dとを備える。
図2および図3に示すように、キャビン11の下部には左右のサイドフレーム18,18が車体前後方向に延びており、両サイドフレーム18,18は車幅方向に延びる前部クロスメンバ19および後部クロスメンバ20によって接続される。前部クロスメンバ20および後部クロスメンバ20の上面にキャビンフロア21が設けられ、また後部クロスメンバ20にキャビン11の後端に位置する門型フレーム22が立設される。
シート16を前後スライド可能に支持するシートレール23は、キャビンフロア21の上面に固定されるロアレール24と、シートクッション16aの下面に固定されるアッパーレール25とで構成される。ロアレール24に対してアッパーレール25は前後にスライド可能かつ所定位置でロック可能である。
門型フレーム22の下端の後部クロスメンバ20の上面に、キャビン11と荷台12とを仕切るバックパネル15がヒンジ26を介して枢支されており、バックパネル15の周囲は門型フレーム22の後面に複数本のボルト27…で固定される。各シート16に対応して、バックパネル15の下部前面にコ字状に形成された一対のブラケット28,28が溶接されており、両ブラケット28,28間に車幅方向に架設された支軸29に枢支された一対のリンク30,30の前端が、シートレール23,23のロアレール24,24の後端に溶接される。
図2および図4に示すように、シートレール23のロアレール24の前部下面に溶接したブラケット31にはボルト孔31aと、そのボルト孔31aから前方に延びてブラケット31の周縁に開口するスリット31bとが形成される。シート16を固定するボルト32は、ブラケット31のボルト孔31aと、キャビンフロア21と、前部クロスメンバ19とを貫通し、前部クロスメンバ19の下面のウエルドナット33に締結される。ブラケット31のスリット31bの幅は、ボルト32の軸部の直径よりも若干大きくなっている。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用について説明する。
通常時にはシート16に着座した乗員の脚とダッシュボード34との間には隙間が存在するが、図6(A)に示すように、車両の前面部が衝突してダッシュボード34が後退すると、乗員の脚がダッシュボード34とシートクッション16aの前端との間に挟まれてしまい、車両の側方あるいは前方から乗員を救出することが困難になる場合がある。
このような場合に、本実施の形態では、シートレール23の前端のブラケット31を前部クロスメンバ19に固定するボルト32を弛めるとともに、バックパネル15を門型フレーム22に固定するボルト27…を分離し、下端のヒンジ26…を支点にしてバックパネル15を荷台12上に重なる位置へと倒すように回転させる(図5参照)。
バックパネル15が後方に回転すると、バックパネル15の前面に設けたブラケット28…が後方に移動し、ブラケット28…に設けた支軸29…に枢支されたリンク30…がシートレール23のロアレール24…を後方に牽引する。その結果、図5および図6(B)に示すように、ボルト32がブラケット31のスリット31bを通過することで、シートレール23がシート16を支持した状態で後方にスライドし、ダッシュボード34とシートクッション16aの前端との距離が増加するため、そこに挟まれた乗員の脚を容易に抜き取ることができる。従って、シートバック16dを後方にリクライニングすることで、乗員を荷台12側に引き出して救出することができる。
このように、本実施の形態によれば、シート11をキャビンフロア21から完全に分離する必要がなく、かつバックプレート15を後方に回転させると自動的にシート16が後方にスライドするので、ダッシュボード34とシートクッション16aの前端との間に脚を挟まれた乗員を短時間で確実に救出することができる。特に、ボルト32を完全に抜き取ることなく、弛めるだけで良いため、乗員の救出に要する時間を一層短縮することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではキャビン11の門型フレーム22にバックパネル15をボルト27…で固定しているが、より容易にバックパネル15を分離できるようにボルト27…に代えて任意の固定手段を採用することができる。
トラックの斜視図 図1の2−2線拡大断面図 図2の3−3線断面図 図2の4−4線拡大断面図 バックパネルを後方に回転させた状態を示す図 乗員救出時の作用説明図
11 キャビン
12 荷台
15 バックパネル
16 シート
21 キャビンフロア
26 ヒンジ(支点)
30 リンク(連結部材)
31 ブラケット
31a ボルト孔
31b スリット
32 ボルト

Claims (1)

  1. シート(16)を備えるキャビン(11)を荷台(12)の前方に配置し前記キャビン(11)のバックパネル(15)の下端を支点(26)を介して前記荷台(12)側に回転可能に支持し、前記キャビン(11)に前後スライド可能に支持した前記シート(16)と前記バックパネル(15)とを連結部材(30)で連結することで、前記バックパネル(15)の回転に伴って前記シート(16)を後方にスライドさせるようにした車両におけるシート構造であって、
    前記シート(16)に設けたブラケット(31)に、キャビンフロア(21)に締結されるシート固定用ボルト(32)が貫通するボルト孔(31a)と、前記ボルト(32)の直径よりも広い幅を有して前記ボルト孔(31a)から前方に延びて前記ブラケット(31)の周縁に開口するスリット(31b)とを形成したことを特徴とする、車両におけるシート構造
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