JP2003118457A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2003118457A
JP2003118457A JP2001320384A JP2001320384A JP2003118457A JP 2003118457 A JP2003118457 A JP 2003118457A JP 2001320384 A JP2001320384 A JP 2001320384A JP 2001320384 A JP2001320384 A JP 2001320384A JP 2003118457 A JP2003118457 A JP 2003118457A
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seat
vehicle
shaft
seat back
seat cushion
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Mitsutaka Tanase
光隆 棚瀬
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】側面衝突に伴い車体に入力される荷重に対して
適切に乗員の保護を行う。 【解決手段】シートクッション101と、前記シートク
ッション101に対して角度が調節可能なシートバック
103とを備えた車両用シートであって、車幅方向に延
設され、前記シートクッション101に対して前記シー
トバック103を揺動可能に軸支するリクライニングシ
ャフト131を有し、前記リクライニングシャフト13
1の両端部が車両の側部を構成するサイドボディ部材と
しての後輪ホイールハウス部173、175に固定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
と、同シートクッションに対して角度が調節可能なシー
トバックとで構成される車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に車両の後部座席に用いられる従来
の車両用シートの全体構成図を示す。従来から車両用シ
ート1は、車体フロア3に固定されたシートクッション
5と、リクライニングシャフト13を中心として車両前
後方向に揺動可能とされたシートバック7とにより構成
されている。上記リクライニングシャフト13端部に
は、シートバック7を任意のリクライニング(傾斜)位
置で保持可能とするロック装置15と、同ロック装置1
5のロック/アンロックを切り換えるリクライニングレ
バー17とからなるリクライニング機構11が設けられ
ている。
【0003】そして、乗員がリクライニングレバー17
を通常位置から上方に引くことによりロック装置15の
ロックが解除され、シートバック7の回転動作が可能に
なると共に、シートバック7を任意のリクライニング位
置まで傾斜させた後にリクライニングレバー17を通常
位置に戻すことによりロック装置15が再びロック状態
とされ、シートバック7を乗員の好みに応じたリクライ
ニング位置に保持することができる。
【0004】他方、車両衝突時におけるシート1に着座
する乗員の保護を適切に行うため、車体フロア3に設け
られたクロスメンバの板厚を上げたり、補強部材を追加
する等して車体フロア3自体の強度向上が必要となる場
合があり、車両重量が増加したり部品点数が増加すると
いった問題があった。しかし、上述したような従来の車
両用シート1は、シートクッション5下方が車体フロア
3に固定されているだけで、車体自体の剛性や強度の向
上には何ら貢献するものではなかった。
【0005】そこで、シートの構成部品を利用すること
により上記問題点を解決し、車両の衝突安全性を向上さ
せることが考えられるが、その一つに特開平6−255
414号公報に記載の技術がある。該公報の図7には、
フロアパネル10に取り付けられた取付部材14、14
間に第1補強部材30が架設されると共に、該第1補強
部材30の車幅方向端部31、32をフロアパネル10
のトンネル部33及びサイドシルパネル部28に夫々固
設することにより、側面衝突に伴って入力された荷重を
他の車体部材に分散させ、着座している乗員の生存空間
を確保する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の技術では、第1補強部材30が車体の比較的低い部
位であるフロアパネル10のトンネル部33及びサイド
シルパネル部28に固定されるが、側面衝突に伴う荷重
は該サイドシルパネル部28等よりも高い位置から入力
されることが多く、上記従来構造ではかかる荷重に対し
ての乗員保護が適切に行われない惧れがあるといった問
題があった。また、上記公報に記載の技術でも第1補強
部材30が必要となるため、コスト上昇及び重量増加は
避けられない。本発明はかかる課題を解決するもので、
側面衝突に伴い車体に入力される荷重に対して適切に乗
員の保護を行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の技術では、シートクッショ
ンに対して角度が調節可能なシートバックを備えた車両
用シートであって、車両の車幅方向に延設され、前記シ
ートクッションに対して揺動可能に前記シートバックを
軸支するシャフトとを有し、前記シャフトの両端部が前
記車両の側部を構成するサイドボディ部材に固定された
ため、車体の比較的高い位置から側面衝突に伴う荷重が
入力されたとしても該荷重は上記シャフトを介して車体
部材に分散されて車体の変形は抑制される。
【0008】本発明の請求項2に記載の技術では、シー
トクッションに対して角度が調節可能なシートバックを
備えた車両用シートであって、車両の車幅方向に延設さ
れ、前記シートクッションに対して揺動可能に前記シー
トバックを軸支するシャフトとを有し、前記シャフトの
一端が前記車両の側部を構成するサイドボディ部材に固
定されると共に、前記シャフトの他端が連結部材を介し
て前記車両の底部を構成するフロアボディ部材に固定さ
れたため、車体の比較的高い位置から側面衝突に伴う荷
重が入力されたとしても、該荷重は上記シャフトを介し
て車体部材に分散されて車体の変形は抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態例を
図1から図4を用いて詳細に説明する。図1に示すよう
に、本発明の第1実施形態例は、車両の後部座席に取り
付けられるシート100であり、シートクッション10
1、シートバック103、該シートバック103上部に
取り付けられたヘッドレスト105、シートバック10
3側部に取り付けられたアームレスト107、リクライ
ニング機構109等により構成される。上記シートクッ
ション101は、シートクッションフレーム115、同
シートクッションフレーム115に装着されたパッド部
材117、同パッド部材117全体を覆う表皮材119
等により構成される。
【0010】そして、シートクッションフレーム115
は、図2に示すように前端部に前部フランジ121が連
結され、該前部フランジ121がボルトで車体フロア1
23に固定されると共に、後端部には後述するリクライ
ニングシャフト(シャフト)131が挿入される軸支孔
133が形成された車幅方向一対の第1シートクッショ
ン側ブラケット135及び第2シートクッション側ブラ
ケット137が連結されている。尚、シートクッション
フレーム115の後端部も図示しない後端フランジを介
してボルトで車体フロア123に固定されている。
【0011】また、上記パッド部材117は発泡ウレタ
ン等の合成樹脂の発砲体により構成され、上記表皮材1
19は人工皮革、織布または本皮等により構成される。
そして、該表皮材は公知の接着方法や縫製方法などによ
ってパッド部材に固定される。シートバック103は、
図1に示すようにシートバックフレーム141、同シー
トバックフレーム141に装着されたパッド部材11
7、同パッド部材117全体を覆う表皮材119等によ
り構成される。
【0012】上記シートバックフレーム141下端部に
は、車幅方向一対の第1シートバック側ブラケット14
7及び第2シートバック側ブラケット149が連結され
る。そして、該第1シートバック側ブラケット147及
び該第2シートバック側ブラケット149には、後述す
るリクライニングシャフト131が挿入される軸支孔1
33が形成される。ヘッドレスト105は、該ヘッドレ
スト105から延出されたヘッドレストシャフト151
がシートバック103上面に形成された孔部に挿入され
ることによりシートバック103に取り付けられてい
る。
【0013】アームレスト107は、同アームレスト1
07から車幅方向に延出されたアームレストシャフト1
53がシートバック103側面に形成された孔部に回動
自在に軸支されることにより、シートバック103と略
平行な収納位置と、同シートバック103と略垂直な使
用位置との間で位置変更が可能とされている。
【0014】リクライニング機構109は、リクライニ
ングシャフト131、ロック装置155、操作レバー1
57、スパイラルスプリング159により構成される。
上記リクライニングシャフト131は、両端部が両シー
トバック側ブラケット147、149に形成された軸支
孔133に挿入されることにより、第1シートバック側
ブラケット147と、第2シートバック側ブラケット1
49との間に架橋されている。そして、両シートクッシ
ョン側ブラケット135、137が、ロック装置155
を挟んで両シートバック側ブラケット147、149よ
りも車幅方向外側からリクライニングシャフト131に
挿入されることにより、両シートバック側ブラケット1
47、149と両シートクッション側ブラケット13
5、137とがリクライニングシャフト131を介して
連結され、これによりシートバック103がシートクッ
ション101に対して相対運動可能に支持されている。
【0015】また、リクライニングシャフト131がシ
ート100本体よりもさらに車幅方向に延設されると共
に、延設された両端部が車両の側部を構成するサイドボ
ディ部材としてのホイールハウス部173、175に固
定されている。即ち、図1及び図3に示すように、左右
のシート111、113に配設されたリクライニングシ
ャフト131は両シートの分割面130において軸受部
材162及び中空部132を有する中空ブラケット15
1を介して接続されると共に、左側シート111の左側
面及び右側シート113の右側面からそれぞれ車幅方向
外側に延設される。そして、図4に示すように、両延設
部には軸受部材162を介して中空部164を有する円
筒ブラケット163が連結されると共に、該円筒ブラケ
ット163がボルトで車体側の後輪ホイールハウス部1
73、175に固定されている。
【0016】ここで、リクライニングシャフト131が
左右シート111、113の分割面付近において軸受部
材162及び中空ブラケット151を介して接続されて
いると共に、両シートの側面において軸受部材162を
介して円筒ブラケット163に連結されているのは、リ
クライニングシャフト131の自由な回転を可能とする
と共に、左側シート111のリクライニングシャフト1
31と右側シート113のリクライニングシャフト13
1とが独立して回転することを可能にするためである。
尚、円筒ブラケット163はボルトで後輪ホイールハウ
ス部173、175に固定されるが、後輪ホイールハウ
ス部173、175に直接溶接される構成としても良
い。さらに、リクライニングシャフト131の両端が固
定される部位は、後輪ホイールハウス部173、175
に限定されるものではなく、該後輪ホイールハウス部1
73、175より車体外側に配設されるリアクオータパ
ネル(図示せず)のインナー側やリアクオータパネルの
アウター側で固定されても良いし、サイドフレーム(図
示せず)に固定されていても良い。
【0017】ロック装置155は、中央部に上記リクラ
イニングシャフト131が挿入される軸支孔133が形
成され、前述したように第1シートクッション側ブラケ
ット135と、それに対応して配置される第1シートバ
ック側ブラケット147との間、及び第2シートクッシ
ョン側ブラケット137とそれに対応して配置される第
2シートバック側ブラケット149との間にそれぞれ介
装される。そして、ロック装置155内に収容される図
示しないロック機構の作用により、両シートクッション
側ブラケット135、137と、シートバック側ブラケ
ット147、149とを固定するロック状態と、シート
クッション側ブラケット135、137に対してシート
バック側ブラケット147、149を回転自在とするア
ンロック状態とを、リクライニングシャフト131の回
転に応じて切り換えることができる。尚、ロック装置1
55内部に収容されたロック機構は、従来から周知の構
造と同様のためその説明を省略する。
【0018】操作レバー157は、第1シートクッショ
ン側ブラケット135よりも車幅方向外側に配設される
と共に、一端側にリクライニングシャフト131が固定
され、他端側に樹脂で形成された操作ブラケット158
が取り付けられる。そして、上記操作レバー157はコ
イルバネ163により常時下方に付勢され、非操作時に
は略水平の通常位置に保持される。一方、操作レバー1
57が上方に引き上げられると、一端側に固定されたリ
クライニングシャフト131が連動して回転するように
なっている。
【0019】スパイラルスプリング159は、上記操作
レバー161よりもさらに車幅方向外側に配設されると
共に、内径端140が第1シートクッション側ブラケッ
ト135に形成された突起部142に係止され、外径端
144が第1シートバック側ブラケット147に設けら
れた突起部146に係止されることにより、シートバッ
ク側ブラケット147をシートバック立ち上がり位置方
向(図2においてX方向)に常時付勢している。
【0020】上記構成のリクライニング機構109にお
いて、操作者が操作レバー157を上方に引き上げる
と、リクライニングシャフト131が連動回転し、ロッ
ク装置155がロック状態からアンロック状態に切り換
わる。その結果、シートバック側ブラケット147、1
49とシートクッション側ブラケット135、137と
の連結が解除され、シートバック103をリクライニン
グシャフト131を中心に回動させることが可能とな
る。また、操作者が操作レバー157を通常位置に戻す
と、ロック装置155が再びロック状態とされて、シー
トバック側ブラケット147、149がシートクッショ
ン側ブラケット133、137に対して固定される。
【0021】従って、操作レバー157を上方に引いた
状態のままシートバック103を車両後方側に所定量傾
斜させ、再び操作レバー157を通常位置に戻すという
一連の動作を行うことにより、乗員の着座姿勢等に応じ
て任意の傾斜位置にシートバック103を移動させるこ
とが可能となる。また、シートバック103傾斜状態か
ら操作レバー157を上方に引き上げると、再びシート
バック側ブラケット147、149とシートクッション
側ブラケット135、137との連結が解除され、スパ
イラルスプリング159の作用によりシートバック10
3が略垂直の立ち上がり位置まで自動的に移動するよう
になっている。
【0022】かかる構成とした本発明の車両用シート1
00において、車両側方(例えば、図1においてY方
向)から側面衝突に伴う荷重が入力されると、該荷重に
より車体は内側に向かって除々に変形していく。このと
き、上述したようにリクライニングシャフト131は、
車幅方向に延設されると共に両端部が車体側の後輪ホイ
ールハウス部173、175にそれぞれ固定されている
ため、車体に入力された荷重は一方の後輪ホイールハウ
ス部175からリクライニングシャフト131を介して
他方の後輪ホイールハウス部173に伝達される。これ
により、車両の一側面に入力された荷重は、車両の他側
面にも分散されるため側面の変形は抑制されて乗員の保
護が適切に行われる。
【0023】尚、リクライニングシャフト131は、前
述の従来技術のように車体フロア123の図示しないト
ンネル部とサイドシルパネル部との間に補強部材を架設
したものよりも少なくともシートクッション101の厚
みh分だけ車両上方に配設されることになるため、一方
の側面に入力された衝撃はリクライニングシャフト13
1を介して適切に他方の側面に伝達される。また、リク
ライニングシャフト131の両端部が延設されて車体側
に固定されることにより車体のねじり剛性は向上するた
め、補強部材が不要となり重量のさらなる軽減が図られ
る。さらに、後述する第2実施形態例のように、車体フ
ロア123を段付きに形成し、シートクッション101
を上段側に設置すれば、リクライニングシャフト131
はより上方へ配設されることとなり、より適切に衝撃を
吸収することができる。
【0024】次に本発明の第2実施形態例について図5
及び図6を参照して説明する。尚、上記第1実施形態例
と同様な構成はその詳細な説明を省略する。本発明の第
2実施形態例の車両用シート177は図5に示すよう
に、車両の後部後席に取り付けられる片側シートであ
り、シートクッション179、シートバック181、シ
ートバック181上面に取り付けられたヘッドレスト1
85、リクライニング機構187により構成され、該リ
クライニング機構187により上記シートバック181
を任意の傾斜位置に保持することが可能とされている。
【0025】また、図6に示すように、上記リクライニ
ングシャフト195の一端側がリクライニング機構18
7よりも車幅方向外側に延設されて軸受を介して中空ブ
ラケット201に連結されると共に、該中空ブラケット
201がボルトで車両側部を構成するサイドボディ部材
としての後輪ホイールハウス部203に固定される。さ
らに、上記リクライニングシャフト195の他端側は、
中空ブラケット202を介して連結部材としての連結ブ
ラケット189に固定されており、該連結ブラケット1
89は車両の底部を構成するフロアボディ部材としての
段付きの車体フロア205上段側に連結されている。
尚、本実施形態例においては、上記連結ブラケット18
9がボルトで車体フロア205上に固定された構成とさ
れているが、車体フロア205に直接溶接されることに
より固定されていても良いし、また連結ブラケット18
9が車体フロア205ではなく、クロスメンバ(図示せ
ず)上に固定されていても良い。
【0026】尚、中空ブラケット201は、ボルトで後
輪ホイールハウス部203に固定されるが、後輪ホイー
ルハウス部203に直接溶接される構成としても良い。
さらに、リクライニングシャフト195の一端側が固定
される部位は、後輪ホイールハウス部203に限定され
るものではなく、該後輪ホイールハウス部173、17
5より車体外側に配設されるリアクオータパネル(図示
せず)のインナー側やリアクオータパネルのアウター側
で固定されても良いし、サイドフレーム(図示せず)に
固定されていても良い。
【0027】かかる構成とした本発明の第2実施形態例
では、車体側方(例えば、図6におけるZ方向)から側
突に伴う荷重が入力されると、該荷重により車体は内側
に向かって除々に変形していく。このとき、上述したよ
うに、リクライニングシャフト195の一端側が車幅方
向外側に向かって延設されて中空ブラケット201を介
して後輪ホイールハウス部203に固定されていると共
に、該リクライニングシャフト195の他端側は連結ブ
ラケット189を介して車体フロア205に動力伝達可
能に連結されているため、車体に入力された荷重は後輪
ホイールハウス部203、リクライニングシャフト19
5、連結ブラケット189を介して車体フロア205に
伝達される。この結果、一側面に入力された荷重は、同
一側面だけでなく車体フロア205にも分散されるた
め、車体の変形は抑制されて乗員の保護が適切に行われ
る。
【0028】また、上述のようにリクライニングシャフ
ト195の一端側が延設されて後輪ホイールハウス部2
03に固定されると共に、連結ブラケット189により
リクライニングシャフト195と車体フロア205とが
連結されているため、車体のねじり剛性は向上する。さ
らに、上述した第1、第2実施形態例において、車両用
シートの構成部品であるリクライニングシャフト13
1、195を車幅方向に延設させて車体側の後輪ホイー
ルハウス部173、175、203に固定したため、部
品の共有化が図られ部品点数の増加や重量増加を抑制す
ることができる。尚、上記リクライニングシャフト径及
び材質等は、車体の要求強度に応じて適当に定めれば良
いものである。
【0029】
【発明の効果】以上、実施形態と共に詳細に説明したよ
うに、本発明の請求項1に記載の車両用シートによれ
ば、シートクッションに対して揺動可能にシートバック
を軸支するシャフトの両端部が車幅方向に延設されると
共に車両の側部を構成するサイドボディ部材に固定され
たため、車体の比較的高い位置から側面衝突に伴う荷重
が入力されたとしても、該荷重は他端側の車体部材に分
散されて車体の変形は抑制され、乗員保護が適切に行わ
れる。また、シートの構成部品をそのまま補強部材とし
て流用できるため、コストの増加及び重量の増加を抑制
することができる。
【0030】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートによれば、車幅方向に延設されシートクッションに
対して揺動可能にシートバックを軸支するシャフトを有
し、前記シャフトの一端が車両の側部を構成するサイド
ボディ部材に固定されると共に、前記シャフトの他端が
連結部材を介して車両の底部を構成するフロアボディ部
材に固定されたため、車体の比較的高い位置から側面衝
突に伴う荷重が入力されたとしても、該荷重は連結部材
を介して車体側に分散されて車体の変形が抑制され、乗
員保護が適切に行われる。また、シートの構成部品をそ
のまま使用するため、コストの増加及び重量の増加を抑
制することができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例を示す車両用シートの
全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態例を示す要部拡大図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態例を示す要部拡大図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態例を示す要部拡大図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態例を示す車両用シートで
あり、図6におけるa−a断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態例を示す車両用シートの
全体構成図である。
【図7】従来の車両用シートを示す全体構成図である。
【符号の説明】
100 シート 101 シートクッション 103 シートバック 109 リクライニング機構 131 リクライニングシャフト(シャフト) 135 第1シートクッション側ブラケット 137 第2シートクッション側ブラケット 147 第1シートバック側ブラケット 149 第2シートバック側ブラケット 155 ロック装置 157 操作レバー 163 中空シャフト 189 連結ブラケット(連結部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションと、前記シートクッショ
    ンに対して角度が調節可能なシートバックとを備えた車
    両用シートであって、車両の車幅方向に延設され、前記
    シートクッションに対して揺動可能に前記シートバック
    を軸支するシャフトとを有し、前記シャフトの両端部が
    前記車両の側部を構成するサイドボディ部材に固定され
    ることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】シートクッションと、前記シートクッショ
    ンに対して角度が調節可能なシートバックとを備えた車
    両用シートであって、車両の車幅方向に延設され、前記
    シートクッションに対して揺動可能に前記シートバック
    を軸支するシャフトとを有し、前記シャフトの一端が前
    記車両の側部を構成するサイドボディ部材に固定される
    と共に、前記シャフトの他端が連結部材を介して前記車
    両の底部を構成するフロアボディ部材に固定されること
    を特徴とする車両用シート。
  3. 【請求項3】前記フロアボディ部材は車両後側が前側に
    比べて高い段付形状に形成され、前記シートクッション
    は前記フロアボディ部材の上段に設けられていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シー
    ト。
  4. 【請求項4】前記シートは、車両の後部座席に使用され
    るリアシートであり、前記シャフトは前記シートバック
    の分割部にて左右に分割されると共に、該左右のシャフ
    トはブラケットを介して接続されることを特徴とする請
    求項1又は請求項3に記載の車両用シート。
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Cited By (9)

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