JP2016145002A - 車両用シート - Google Patents

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高 横山
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Abstract

【課題】シェル形状のシートバック骨格の周壁部分の形状をブラケットの存在によって拘束されることなく自由に設定できるようにし、車両の追突及び正面衝突時にシートバック骨格にねじれが発生することを低減し、シートバック骨格にブラケットを固着した場合でもシートバック骨格の強度を低下させないようにする。【解決手段】シートクッション骨格8とシートバック骨格9は連結手段19a,19bによって連結されており、シートバック骨格9は、着座者の背中に対面する主体部14と、主体部14の周縁に設けられた周壁部15とを有しており、主体部14と周壁部15は合成樹脂によって一体形状であるシェル形状に形成されており、連結手段19a,19bはシートバック骨格9に接合される第1のブラケット21a,21bを有しており、第1のブラケット21a,21bはシートバック骨格9の主体部14に接着によって固着されている。【選択図】図3

Description

本発明は、シェル形状のシートバック骨格を有した車両用シートに関する。
上記のシェル形状とは、1枚の板状部材によって形成された形状であって、人体等といった対象物の輪郭(例えば、人の背中の輪郭)に対応するように形成された立体的な形状のことである。
従来、シートバック骨格(すなわちシートバックフレーム)と別体であるシェル部材を有した車両用シートが特許文献1及び特許文献2に開示されている。これらの従来の車両用シートにおいては、シートバック骨格はシェル形状ではなく、骨組み構造である枠形状に形成されている。そして、そのシートバック骨格にシェル部材が組みつけられている。
また、従来、シートバックシェルとシートクッションシェルとを一体成形によって一体に形成して成る車両用シートが特許文献3に開示されている。この従来の車両用シートにおいては、シートバックシェルがシートクッションシェルに対して傾斜移動不能に固定されている。
また、従来、特許文献4によれば、シートフレームと別体であるシェルをそのシートフレームに接続させるフレーム構造が開示されている。シートフレームは、シートクッション骨格とシートバック骨格とを連結することによって形成されている。また、シェルは、シートクッション部分とシートバック部分とが一体になっている。この従来の構造においても、フレームとシェルは別体である。
さらに、従来、特許文献5によれば、シートバックの骨格となるシートバック骨格それ自体を合成樹脂によってシェル形状に形成することが開示されている。このシェル形状のシートバック骨格を用いれば所望の形状のシートバック、例えばバケットシートを作製できる。バケットシートとは、一般的な座席に比べて左右のヘリの高さを高め、人の尻や肩を深く包むことで身体の固定機能を高めたシートである。
シートバック骨格は、通常、シートクッション骨格に接続される。多くの場合、シートバック骨格はシートクッション骨格に対して傾斜移動可能に接続される。特許文献5に開示されたシェル型のシートバック骨格を用いた骨格構造においては、シェル形状のシートバック骨格の周壁部分にボルト及びナットを用いてブラケットを固着し、このブラケットを介してシートバック骨格をシートクッション骨格に接続していた。
特開2013−075558号公報 特開2014−201266号公報 特開昭63−232046号公報 特開2012−192758号公報 特開2009−142341号公報
上記の特許文献5においてはシェル形状のシートバック骨格の周壁部分にブラケットを固着していたので、シェル形状のシートバック骨格の周壁部分の形状がブラケットを固着させるための形状に拘束されてしまい、その周壁部分の形状を自由に設計することができないという問題があった。例えば、シェル形状のシートバック骨格の周壁部分には、衝突時における着座者の安全を確保するためのエアバッグ装置が設置されることがあるが、その周壁部分の形状をブラケットを固着するための条件に適合させるために、エアバッグ装置の機能を十分に発揮させることができないという問題がった。
また、シェル形状のシートバック骨格の周壁部分にブラケットを固着した場合には、当該シートバック骨格を備えた車両に他の車両が追突又は正面衝突したとき、その衝突時にその固着部分に作用する力によってシートバック骨格にねじれが発生するという問題があった。
また、上記の特許文献5においてはブラケットがシェル形状のシートバック骨格にボルト及びナットで結合されていたので、シートバック骨格にボルトを通すための穴を設ける必要があった。このようにシェル形状のシートバック骨格に穴を設けると、その穴の部分においてシートバック骨格の強度が極端に低下するという問題があった。
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、シェル形状のシートバック骨格の周壁部分の形状をブラケットの存在によって拘束されることなく自由に設定できるようにすること、車両の追突及び正面衝突時にシートバック骨格にねじれが発生することを低減すること、及びシートバック骨格にブラケットを固着した場合でもシートバック骨格の強度を低下させないようにすること、を目的とする。
本発明に係る車両用シートは、着座者の臀部が乗るシートクッションと、着座者の背中を受けるシートバックとを有しており、前記シートクッションは、シートクッション骨格と、当該シートクッション骨格に装着されたパッドと、当該パッドを覆っている表皮とを有しており、前記シートバックは、シートバック骨格と、当該シートバック骨格に装着されたパッドと、当該パッドを覆っている表皮とを有しており、前記シートクッション骨格と前記シートバック骨格は連結手段によって連結されており、前記シートバック骨格は、着座者の背中に対面する主体部と、当該主体部の周縁に設けられた周壁部とを有しており、前記主体部と前記周壁部は合成樹脂によって一体形状であるシェル形状に形成されており、前記連結手段は前記シートバック骨格に接合される第1のブラケットを有しており、当該第1のブラケットは前記シートバック骨格の主体部に接着によって固着されていることを特徴とする。
本発明の車両用シートによれば、第1のブラケットがシートバック骨格の周壁部ではなく主体部に固着されるので、シートバック骨格の周壁部分の形状を第1のブラケットの存在によって拘束されることなく自由に設定できるようになった。
また、本発明の車両用シートによれば、第1のブラケットがシートバック骨格の周壁部ではなく主体部に固着されるので、車両の追突及び正面衝突時にシートバック骨格にねじれが発生することを低減できた。
さらに、本発明の車両用シートによれば、第1のブラケットがシートバック骨格に接着によって固定されるので、ボルトとナットとによって締結する場合のようにシートバック骨格にボルト用の穴を設ける必要が無い。シートバック骨格に穴を開けるとシートバック骨格の強度が著しく低下するが、本発明ではシートバック骨格に穴のような異形部分が存在しないので、シートバック骨格の強度を高く維持できる。
本発明に係る車両用シートの1つの発明態様において、前記連結手段は、前記シートバック骨格を前記シートクッション骨格に対して傾斜移動可能に支持する傾斜移動機構と、前記第1のブラケットと協働して前記傾斜移動機構を挟持する第2のブラケットとを有しており、前記第2のブラケットが前記シートクッション骨格に接続されることにより、前記シートクッション骨格と前記シートバック骨格とが連結されている。
この発明態様において、傾斜移動機構は、例えばリクライニング機構によって構成できる。この発明態様によれば、傾斜移動機構の働きにより、シートクッションに対するシートバックの傾斜角度を調整できる。
本発明に係る車両用シートの他の発明態様において、前記第1のブラケットは前記シートバック骨格の周壁部に対して間隔を形成する部分を有しており、当該間隔にエアバッグ装置が収納されている。
この発明態様によれば、エアバッグ装置の働きにより、車両の衝突時における着座者の安全を確保できる。また、本発明では第1のブラケットがシートバック骨格の周壁部ではなく主体部に固着されるので、周壁部の高さを低く設定してもシートバック骨格に対する第1のブラケットの接着強度に変わりが無い。シートバック骨格の周壁部の高さを低くすれば、エアバッグ装置から飛出するエアバッグの進行経路が広くなるので、エアバッグを必要なときに正確に展開させることが可能になる。つまり、エアバッグの動作を安定化できる。
本発明に係る車両用シートのさらに他の発明態様において、前記シートバック骨格はCFRP(carbon fiber reinforced plastic/炭素繊維強化プラスチック)によって形成される。CFRPをもちいれば、シートバック骨格を薄くて、軽くて、高い強度に形成できる。本発明においては、シートバック骨格にボルト用の穴が開けられることが無いので、CFRPの強度を低下させることが無い。
本発明の車両用シートによれば、第1のブラケットがシートバック骨格の周壁部ではなく主体部に固着されるので、シートバック骨格の周壁部分の形状を第1のブラケットの存在によって拘束されることなく自由に設定できるようになった。
また、本発明の車両用シートによれば、第1のブラケットがシートバック骨格の周壁部ではなく主体部に固着されるので、車両の追突及び正面衝突時にシートバック骨格にねじれが発生することを低減できた。
さらに、本発明の車両用シートによれば、第1のブラケットがシートバック骨格に接着によって固定されるので、ボルトとナットとによって締結する場合のようにシートバック骨格にボルト用の穴を設ける必要が無い。シートバック骨格に穴を開けるとシートバック骨格の強度が著しく低下するが、本発明ではシートバック骨格に穴のような異形部分が存在しないので、シートバック骨格の強度を高く維持できる。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を前方から見た状態を示す斜視図である。 図1の車両用シートを後方から見た状態を示す斜視図である。 図1の車両用シートに内蔵される骨格構造を示す斜視図である。 図1のA−A線に従ったシートバック骨格の平面断面図である。 図1のB−B線に従ったシートバック骨格の平面断面図である。 本発明の車両用シートに関する比較例の1つである骨格構造を示す斜視図である。 図6の主要部の平面断面図である。
以下、本発明に係る車両用シートを実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
(車両用シート)
図1は、本発明に係る車両用シートの一実施形態を前方から見た状態を示している。図2はその車両用シートを後方から見た状態を示している。この車両用シート1は、着座者の臀部が乗るシートクッション2と、着座者の背中を受けるシートバック3とを有している。シートクッション2の表面は表皮4aで覆われている。シートバック3の表面は表皮4bで覆われている。
(骨格構造)
図3は、図1及び図2の車両用シート1の内部に設けられている骨格構造を示している。この骨格構造7は、シートクッション骨格8とシートバック骨格9とを有している。シートクッション骨格8は図1及び図2のシートクッション2の骨格構造である。図3のシートバック骨格9は図1及び図2のシートバック3の骨格構造となるフレームである。
シートクッション骨格8は、着座者にとって右側に位置するサイドフレーム10aと、着座者にとって左側に位置するサイドフレーム10bと、サイドフレーム10a、10bの間に設けられたセンターフレーム11とを有している。シートクッション骨格8には、サイドフレーム10a,10b及びセンターフレーム11以外に必要に応じて種々の機能部品が含まれるが図3ではそれらの機能部品の図示を省略している。サイドフレーム10a,10b及びセンターフレーム11は、鋼材や、硬質の合成樹脂によって形成されている。
シートバック骨格9は、着座者の背中及び着座者の頭部に対応する部分である主体部14と、その主体部14の周縁部に設けられた起立部である周壁部15とを有している。主体部14は、厚さが一様で湾曲していない平らな1枚の板状部材であったり、又は、厚さが一様で人の背中に沿うように緩やかに湾曲する1枚の板状部材である。周壁部15は主体部14の周縁の全域に設けられている。以上の構成により、本実施形態のシートバック骨格9は、枠状のフレームではなく、着座者の背中に対応する部分が板状部材となっているシェル型のシートバック骨格となっている。
主体部14及び周壁部15を有しているシートバック骨格9は繊維を含んだ合成樹脂であるCFRP(carbon fiber reinforced plastic/炭素繊維強化プラスチック)を用いて樹脂成形加工よって形成されている。CFRPには炭素繊維が1つの方向に揃って並んでいるものや、延在方向が異なっている炭素繊維を含む複数の層を積層することにより結果的に炭素繊維がランダムにばらついて延在しているものや、炭素繊維が連続的につながった状態でランダムな方向へ延びているもの、等があるが、本実施形態では任意の構成のCFRPを用いることができる。なお、シートバック骨格9は、CFRP以外の合成樹脂によって形成することも可能である。
図4は、図1のA−A線に従ってシートバック3の平面断面部の断面構造を示している。図1のA−A線の断面部分は図2及び図3のA−A線の断面部分に相当している。図4に示すように、シートバック3は、シートバック骨格9の前方側(すなわち、着座者に対面する側、図4の下側)に弾性部材であるパッド17を装着し、さらにパッド17の表面を表皮4b(図1参照)で覆うことによって形成されている。パッド17は、例えば、弾性部材であるウレタンの発泡材によって形成されている。また、表皮4bは、例えば、織物、編物等といったファブリックや、革や、合成皮革、等によって形成されている。
シートバック骨格9の周壁部15の先端には折返し部15aが設けられている。表皮4bの端末部にはフック部材18が、例えば縫付け、接着によって固着されている。フック部材18は、合成樹脂、金属等といった硬質材料によって形成されている。表皮4bは、フック部材18をシートバック骨格9の周壁部15の端末部15aの先端に引っ掛けることによって、シートバック骨格9に取付けられて、パッド17を覆っている。
図1のシートクッション2もシートバック3と同様に、図3のシートクッション骨格8の周囲にパッドを装着し、そのパッドを図1の表皮4aで覆うことによって形成されている。
(シートバックの傾斜移動構造)
図3において、シートバック骨格9の主体部14の左右の下部の内面に第1のブラケット21a,21bが固着されている。ブラケット21a,21bには固定部21a1、21b1が設けられている。図5は図1のB−B線に従った断面図である。図1のB−B線の断面は、図2及び図3のB−B線の断面に相当している。図5に示すように、ブラケット21aの固定部21a1は接着剤20によってシートバック骨格9の主体部14の内面に固着されている。接着剤20は、例えば、合成ゴム系接着剤、熱硬化性接着剤を用いている。図3において、ブラケット21bの固定部21b1も同様に接着剤によって主体部14の内面に固着されている。
図3において、ブラケット21a,21bの下部に傾斜移動機構22a,22bの一方の側面が取付けられている。また、傾斜移動機構22a,22bの他方の側面に第2のブラケット23a,23bが取付けられている。つまり、傾斜移動機構22a,22bは第1のブラケット21a,21bと第2のブラケット23a,23bとによって挟持されている。そして、第2のブラケット23a,23bがシートクッション骨格8のサイドフレーム10a,10bの後ろ側の端部に接合されている。こうして、シートバック骨格9がシートクッション骨格8に連結されている。このように、本実施形態では、シートクッション骨格8とシートバック骨格9とを連結するための連結手段19a,19bが、第1のブラケット21a,12b、傾斜移動機構22a,22b及び第2のブラケット23a,23bによって構成されている。
傾斜移動機構22a,22bは、弾性部材であるバネ(例えば、渦巻きバネ)によってシートバック骨格9を矢印Cに示すように前方へ向けて回動(すなわち、傾斜移動)するように付勢する機能を有している。また、傾斜移動機構22a,22bは、シートバック骨格9がシートクッション骨格8に対して傾斜移動できるようにするロック解除状態をとることができる。この傾斜移動機構22a,22bの具体的な構造は、例えば従来からリクライニング機構として知られている構造によって構築できる。
傾斜移動機構22a,22bがロック解除状態にセットされると、シートバック骨格9は傾斜移動機構22a,22bが持っている弾性付勢機能の働きによって矢印Cに示すように前方向へ傾斜移動する。これにより、図1においてシートバック3をシートクッション2へ向かう方向(すなわち前方向)へ傾斜移動させることができる。傾斜移動範囲は傾斜移動機構22a,22bにより範囲が規制されている。ロック位置は傾斜移動範囲内であれば、傾斜移動機構22a,22bをロック状態に切り替えることにより、着座者に適した位置にシートバックの位置を固定(すなわちロック)できる。
その後、傾斜移動機構22a,22bを再びロック解除状態にセットし、さらに図1のシートバック3を図示のように上方向へ持ち上げ、さらに図3の傾斜移動機構22a,22bを再びロック状態にセットすれば、シートバック3を図1に示すような持ち上げた状態に固定できる。
本実施形態では、以上のように、図3のシートバック骨格9をCFRPを用いて樹脂成形によって形成したので、シートバック骨格9を、周壁部が高くて薄い板形状であるシェル形状(すなわちパネル形状)であって、軽くてしかも高強度の形状に形成できた。このようなシェル型のシートバック骨格はバケット型のシート(すなわち、左右のへり部を高くして着座者の尻や肩を深く包むことで着座者の固定機能を高めたシート)に好適に使用できる。
(エアバッグ装置)
図1及び図2において、シートバック3の内部の所定位置にエアバッグ装置26が設けられている。エアバッグ装置26は、図3及び図5に示すように、シートバック骨格9の周壁部15と第1のブラケット21aとの間に形成された空間内に設けられている。そして、エアバッグ装置26から延びるネジロッド27をナット28で締め付けることにより、エアバッグ装置26が第1のブラケット21aに固定されている。これにより、エアバッグ装置26が第1のブラケット21aによって支持されている。
図5において、エアバッグ装置26は、爆発装置29、エアバッグ30、及びそれらを格納したケーシング31を有している。車両が他の物体に衝突して衝撃を受けると、その衝撃力に応じて爆発装置29が爆発してエアバッグ30がケーシング31の扉を押し広げて外部へ飛出する。飛出したエアバッグ30は、パッド17内に形成された通路32を通って、表皮4bの縫い目33を突き破って外部へ飛出して展開して、着座者を保護する。
本実施形態では第1のブラケット21aが接着剤20によってシートバック骨格9の主体部14(すなわち、人の背中に対応した面積の広い部分)に固着されているので、シートバック骨格9の周壁部15と第1のブラケット21aとの間に空間を形成でき、その空間内にエアバッグ装置26を設置できる。エアバッグ装置26は第1のブラケット21aに固定されていて、シートバック骨格9の周壁部15には接合されないので、その周壁部15の形状は自由に設定できる。
例えば、周壁部15の高さH1は低く設定することができる。この結果、エアバッグ装置26の先端から周壁部15の先端までの間隔Kを大きく設定できる。こうすれば、エアバッグ30の展開時に周壁部15がケーシング31の扉が開くことを妨げることがなくなり、エアバッグ装置26の展開性が向上する。
また、本実施形態では、図3において、第1のブラケット21a,21bを、シートバック骨格9の周壁部15ではなく、面積が広くて車両の前後方向(図5の矢印D−D’方向)に対して直角方向に延在している主体部14に固着したので、車両が追突又は正面衝突したときに第1ブラケット21a,21bの主体部14への固着面に対して図5の矢印E−E’で示すように面を押すような力が作用する。この結果、車両の追突又は正面衝突時にシートバック骨格9がねじれることを防止できる。
また、本実施形態では、図3において第1のブラケット21a,21bを接着によってシートバック骨格9の主体部14に固着したので、ボルトによって固着させる場合のように主体部14に穴を開ける必要がない。仮にシートバック骨格9に穴、あるいは、その他の形状が異なる部分を設けると、その異形部分に応力が集中してシートバック骨格9がその異形部分から破損するおそれがある。これに対し、本実施形態のように第1のブラケット21a,21bを接着によってシートバック骨格9の主体部14に固着した場合には、シートバック骨格9にはボルト穴のような異形部分を形成する必要が無いので、シートバック骨格9の損傷を防止できる。
特に、シートバック骨格9を繊維強化材料であるCFRPによって形成した場合には、シートバック骨格9に異形部分を形成すると損傷の可能性が高くなる。従って、本実施形態のような接着による固着処理は、シートバック骨格9をCFRPによって形成した場合に特に有利である。
(比較例)
図6及び図7は本発明の車両用シートに対する比較例を示している。図6は本実施形態の図3に対応する図であり、図7は本実施形態の図5に対応する図である。図5に示した実施形態では、図5に示したように、第1のブラケット21aを接着によってシートバック骨格9の主体部14に固着した。これに対し、本比較例においては、図7に示すように、第1のブラケット121aの固定部121a1がシートバック骨格9の側面である周壁部15に接着剤120によって固着されている。図3において、反対側の第1のブラケット121bの固定部121b1も同様にして周壁部15に固着されている。
このように第1のブラケット121a,121bを周壁部15に固着する場合には、十分な接着力を確保するために周壁部15の高さを十分に高くしなければならない。しかしながら、こうすると、エアバッグ装置126の展開経路が狭められてしまい、その結果、エアバッグ装置126の展開性能が低下するおそれがある。
また、車両の追突又は正面衝突の際には接着面に関して矢印F−F’で示す方向に力が作用し、その結果、シートバック骨格9にねじれが発生するおそれがある。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
上記の実施形態では、シートクッション骨格8とシートバック骨格9とを連結する連結手段19a,19bを、図3に示すように、第1のブラケット21a,21b、傾斜移動機構22a,22b及び第2のブラケット23a,23bの組合せによって構成した。しかしながら、連結手段19a,19bはこれ以外の構造とすることができる。例えば、傾斜移動機構22a,22bはリクライニング機構以外の任意の機構とすることができる。
また、シートバック骨格9の材質は、CFRP以外の適宜の合成樹脂とすることができる。
1.車両用シート、 2.シートクッション、 3.シートバック、 4a,4b.表皮、 7.骨格構造、 8.シートクッション骨格、 9.シートバック骨格、 10a,10b.サイドフレーム、 14.主体部、 15.周壁部、 15a.折返し部、 17.パッド、 18.フック部材、 19a,19b.連結手段、 20.接着剤、 21a,21b.第1のブラケット、 21a1,21b1:固定部、 22a,22b.傾斜移動機構、 23a,23b.第2のブラケット、 26.エアバッグ装置、 27.ネジロッド、 28.ナット、 29.爆発装置、 30.エアバッグ、 31.ケーシング、 32.通路、 33.縫い目、 120.接着剤、 121a、121b.第1のブラケット、 121a1,121b1.固定部、 126.エアバッグ装置

Claims (4)

  1. 着座者の臀部が乗るシートクッションと、着座者の背中を受けるシートバックとを有しており、
    前記シートクッションは、シートクッション骨格と、当該シートクッション骨格に装着されたパッドと、当該パッドを覆っている表皮とを有しており、
    前記シートバックは、シートバック骨格と、当該シートバック骨格に装着されたパッドと、当該パッドを覆っている表皮とを有しており、
    前記シートクッション骨格と前記シートバック骨格は連結手段によって連結されており、
    前記シートバック骨格は、着座者の背中に対面する主体部と、当該主体部の周縁に設けられた周壁部とを有しており、前記主体部と前記周壁部は合成樹脂によって一体形状であるシェル形状に形成されており、
    前記連結手段は前記シートバック骨格に接合される第1のブラケットを有しており、
    当該第1のブラケットは前記シートバック骨格の主体部に接着によって固着されている
    ことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記連結手段は、前記シートバック骨格を前記シートクッション骨格に対して傾斜移動可能に支持する傾斜移動機構と、前記第1のブラケットと協働して前記傾斜移動機構を挟持する第2のブラケットとを有しており、
    前記第2のブラケットが前記シートクッション骨格に接続されることにより、前記シートクッション骨格と前記シートバック骨格とが連結されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記第1のブラケットは前記シートバック骨格の周壁部に対して間隔を形成する部分を有しており、当該間隔にエアバッグ装置が収納されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用シート。
  4. 前記シートバック骨格は炭素繊維強化プラスチックによって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両用シート。
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