JP2021106569A - 呈味が増強された緑茶飲料 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、クロロゲン酸を添加することで、深みがある濃厚な味わいが増強された緑茶飲料を提供することを目的とする。【解決手段】緑茶飲料に0.07〜5mg/100mLのクロロゲン酸を含有させる。【選択図】なし
Description
本発明は、緑茶飲料の呈味を増強する技術に関する。特に本発明は、緑茶飲料において、玉露茶が有しているような深みのある濃厚な味わいを増強する技術に関する。
消費者の嗜好の多様化に伴い、茶飲料の香味の差別化や高付加価値化が望まれている。特に、緑茶飲料は、水分補給(いわゆる止渇)目的としてすっきりとした味わいで一気に多量に飲むことができる飲みやすさだけではなく、苦渋味の強い緑茶飲料や濃厚な旨味を有する緑茶飲料など、嗜好飲料として、飲用したことによる充実感(飲みごたえともいう)を有する緑茶飲料が求められている。そこで、甘味や旨味等に特徴を有する嗜好性の高い緑茶葉が多数流通、市販されている。
近年、手軽に飲用できる容器詰めの緑茶飲料が主流となっている。緑茶原料の中には高級玉露のように、旨味の強い茶もあるが、生産量や価格の面でも容器詰め緑茶飲料の原料として工業的に使用することが困難であること、またこれら茶葉を用いても容器詰茶飲料特有の処理、例えば加熱殺菌による加熱劣化臭の発生や、保存安定性を向上させる目的でのアルカリ成分(重曹など)の添加による香味への影響等に伴う呈味低下が避けられないことから、容器詰め緑茶飲料の呈味を増強する方法が多数報告されている。例えば、微量の(Z)−3−ヘキセン−1−オール又はインドールを添加して緑茶飲料に飲みごたえ感を付与する方法(特許文献1)、乾燥固形量、総脂質量、リン脂質量、及びエタノール濃度が特定の割合になるように調整した茶類抽出物を茶抽出液に添加することによりボディ感及び香りを増強する方法(特許文献2)、茶の水/及び又は水溶性有機溶媒で抽出した抽出物の特定画分を用いて旨味、こく味を付与・増強する方法(特許文献3)、茶抽出液の高温加熱処理物を用いて茶飲料が有する茶葉感をアップし、味の厚みやボディ感などの呈味を増強する方法(特許文献4)が報告されている。また、特許文献5には、2−メルカプト−3−メチル−1−ブタノールを有効成分とする飲食品の濃厚感付与増強剤が報告されており、これを有糖の紅茶飲料に添加することにより、ふくよかなふくらみ、ボディ、茶葉感、発酵感といった風味が強く、濃厚感が強く感じられた紅茶飲料が得られたことが開示されている。
一方、特許文献6には、クロロゲン酸類を用いて、高甘味度甘味料を含有する飲料の苦味や嫌な後味等のオフテイストを改善する方法が記載されている。
近年、手軽に飲用できる容器詰めの緑茶飲料が主流となっている。緑茶原料の中には高級玉露のように、旨味の強い茶もあるが、生産量や価格の面でも容器詰め緑茶飲料の原料として工業的に使用することが困難であること、またこれら茶葉を用いても容器詰茶飲料特有の処理、例えば加熱殺菌による加熱劣化臭の発生や、保存安定性を向上させる目的でのアルカリ成分(重曹など)の添加による香味への影響等に伴う呈味低下が避けられないことから、容器詰め緑茶飲料の呈味を増強する方法が多数報告されている。例えば、微量の(Z)−3−ヘキセン−1−オール又はインドールを添加して緑茶飲料に飲みごたえ感を付与する方法(特許文献1)、乾燥固形量、総脂質量、リン脂質量、及びエタノール濃度が特定の割合になるように調整した茶類抽出物を茶抽出液に添加することによりボディ感及び香りを増強する方法(特許文献2)、茶の水/及び又は水溶性有機溶媒で抽出した抽出物の特定画分を用いて旨味、こく味を付与・増強する方法(特許文献3)、茶抽出液の高温加熱処理物を用いて茶飲料が有する茶葉感をアップし、味の厚みやボディ感などの呈味を増強する方法(特許文献4)が報告されている。また、特許文献5には、2−メルカプト−3−メチル−1−ブタノールを有効成分とする飲食品の濃厚感付与増強剤が報告されており、これを有糖の紅茶飲料に添加することにより、ふくよかなふくらみ、ボディ、茶葉感、発酵感といった風味が強く、濃厚感が強く感じられた紅茶飲料が得られたことが開示されている。
一方、特許文献6には、クロロゲン酸類を用いて、高甘味度甘味料を含有する飲料の苦味や嫌な後味等のオフテイストを改善する方法が記載されている。
本発明は、特殊な原料を使用せず、緑茶飲料(特に、容器詰め緑茶飲料)の呈味を増強することができる呈味増強剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、極微量のクロロゲン酸を
緑茶飲料に添加するだけで、緑茶飲料の呈味を増強できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、これに限定されるものではないが、以下の態様を包含する。
[1] クロロゲン酸を有効成分として含む、緑茶飲料の呈味増強剤。
[2] 飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を含有する、緑茶飲料。[3] 飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を添加する工程を含む、緑茶飲料の製造方法。
[4] 飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を含有させる工程を含む、緑茶飲料の呈味増強方法。
緑茶飲料に添加するだけで、緑茶飲料の呈味を増強できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、これに限定されるものではないが、以下の態様を包含する。
[1] クロロゲン酸を有効成分として含む、緑茶飲料の呈味増強剤。
[2] 飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を含有する、緑茶飲料。[3] 飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を添加する工程を含む、緑茶飲料の製造方法。
[4] 飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を含有させる工程を含む、緑茶飲料の呈味増強方法。
本発明によれば、クロロゲン酸類を極微量添加するという簡便な方法で呈味が増強された緑茶飲料を提供することが可能となる。
緑茶飲料
本発明は緑茶飲料に関する。本発明における緑茶飲料とは、緑茶葉の抽出物を配合して調製した飲料を意味し、具体的には、Camellia属(例えば、C. sinensis var. sinensis
(やぶきた種を含む)、C. sinensis var. assamica等のCamellia sinensis等)及びそれらの雑種から選択される茶葉で、不発酵茶に分類される茶葉(例えば、煎茶、番茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等)から水や熱水、抽出助剤を添加した水溶液で抽出した緑茶葉抽出物を配合した飲料の総称をいう。なお、抽出方法としては、例えば、ニーダー抽出、攪拌抽出(バッチ抽出)、向流抽出(ドリップ抽出)、カラム抽出等の公知の方法を採用することができる。また、抽出条件は特に限定されず、抽出方法により適宜選択することができる。
本発明の緑茶飲料の好適な一つの態様として、緑茶抽出物を主成分とする飲料が挙げられる。ここで、緑茶抽出物を主成分とする飲料とは、食品表示法(平成27年4月施行)で表記される原材料表示において、「緑茶」「緑茶抽出物」などの緑茶に関する表記が上位に記載される飲料をいう。好ましくは、原材料表示で緑茶に関する表記が1番目または2番目に表記される飲料であり、より好ましくは1番目に表記される飲料である。
上述の不醗酵茶に分類される茶葉を、強い火で焙じた焙じ茶葉で調製される焙じ茶飲料は、焙じることで独特の香ばしさを有しており、カテキン類、アミノ酸も少ないため、口当たりのさっぱりとした味わいである。本発明に係る緑茶飲料は、玉露様の深みのある濃厚な味わいを付与した緑茶飲料であるが、焙じ茶飲料は、さっぱりとした味わいを特徴するものであるため、深みのある濃厚な味わいを付与する必要性が低い。好ましい態様において、本発明に係る茶飲料は焙じ茶飲料ではない。焙じ茶飲料としては、例えば、焙じ茶葉の抽出物のみからなる液体、焙じ茶葉の抽出物を主体として焙煎していない緑茶葉の抽出物を混合した液体、又はこれらの液体に添加物を加えた液体などを挙げることができる。なお、「焙じ茶葉の抽出物を主体」とは、抽出物全体の固形分濃度に対して、焙じ茶抽出物由来の固形分濃度が80質量%以上、好ましくは90質量%以上であることをいう。
本発明に係る緑茶飲料は、玉露のような濃厚な味わい(厚み)が増強された緑茶飲料である。一般に、味は、大きくは甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の五味からなり、緑茶飲料の味覚は、旨味と苦味の影響を大きく受けることが知られている。本発明によれば、緑茶飲料の旨味や苦味で構成される総体としての厚み(ボディとも言う)を良好に増強させることができる。本明細書でいう、良好な厚みを有する緑茶飲料とは、玉露茶が有しているような特有の旨味や苦味、すなわち「深みのある濃厚な味わい」を有する緑茶飲料いう。本発明の呈味増強剤を用いると、厚みが強化され、玉露茶のような深みのある濃厚な味わいに近づけることができる。
本発明は緑茶飲料に関する。本発明における緑茶飲料とは、緑茶葉の抽出物を配合して調製した飲料を意味し、具体的には、Camellia属(例えば、C. sinensis var. sinensis
(やぶきた種を含む)、C. sinensis var. assamica等のCamellia sinensis等)及びそれらの雑種から選択される茶葉で、不発酵茶に分類される茶葉(例えば、煎茶、番茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等)から水や熱水、抽出助剤を添加した水溶液で抽出した緑茶葉抽出物を配合した飲料の総称をいう。なお、抽出方法としては、例えば、ニーダー抽出、攪拌抽出(バッチ抽出)、向流抽出(ドリップ抽出)、カラム抽出等の公知の方法を採用することができる。また、抽出条件は特に限定されず、抽出方法により適宜選択することができる。
本発明の緑茶飲料の好適な一つの態様として、緑茶抽出物を主成分とする飲料が挙げられる。ここで、緑茶抽出物を主成分とする飲料とは、食品表示法(平成27年4月施行)で表記される原材料表示において、「緑茶」「緑茶抽出物」などの緑茶に関する表記が上位に記載される飲料をいう。好ましくは、原材料表示で緑茶に関する表記が1番目または2番目に表記される飲料であり、より好ましくは1番目に表記される飲料である。
上述の不醗酵茶に分類される茶葉を、強い火で焙じた焙じ茶葉で調製される焙じ茶飲料は、焙じることで独特の香ばしさを有しており、カテキン類、アミノ酸も少ないため、口当たりのさっぱりとした味わいである。本発明に係る緑茶飲料は、玉露様の深みのある濃厚な味わいを付与した緑茶飲料であるが、焙じ茶飲料は、さっぱりとした味わいを特徴するものであるため、深みのある濃厚な味わいを付与する必要性が低い。好ましい態様において、本発明に係る茶飲料は焙じ茶飲料ではない。焙じ茶飲料としては、例えば、焙じ茶葉の抽出物のみからなる液体、焙じ茶葉の抽出物を主体として焙煎していない緑茶葉の抽出物を混合した液体、又はこれらの液体に添加物を加えた液体などを挙げることができる。なお、「焙じ茶葉の抽出物を主体」とは、抽出物全体の固形分濃度に対して、焙じ茶抽出物由来の固形分濃度が80質量%以上、好ましくは90質量%以上であることをいう。
本発明に係る緑茶飲料は、玉露のような濃厚な味わい(厚み)が増強された緑茶飲料である。一般に、味は、大きくは甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の五味からなり、緑茶飲料の味覚は、旨味と苦味の影響を大きく受けることが知られている。本発明によれば、緑茶飲料の旨味や苦味で構成される総体としての厚み(ボディとも言う)を良好に増強させることができる。本明細書でいう、良好な厚みを有する緑茶飲料とは、玉露茶が有しているような特有の旨味や苦味、すなわち「深みのある濃厚な味わい」を有する緑茶飲料いう。本発明の呈味増強剤を用いると、厚みが強化され、玉露茶のような深みのある濃厚な味わいに近づけることができる。
クロロゲン酸
本発明の呈味増強剤に含まれる必須有効成分は、クロロゲン酸(chlorogenic acid)である。クロロゲン酸は、3−カフェオイルキナ酸 (3- caffeoylquinic acid) とも呼ばれ、コーヒー酸のカルボキシル基がキナ酸3位のヒドロキシ基と脱水縮合した構造を持つ化合物(CAS登録番号:327−97−9)である。コーヒー豆から単離されたポリフェノールの一種であり、クロロゲン酸自体、酸味と渋味を呈することが知られており、茶飲料に高濃度にクロロゲン酸類を含有させた場合には、苦味や生臭さを生じることが知られている(特開2009−11202号公報参照)が、飲食品に添加することでその呈味を増強する効果については、全く知られていなかった。
本発明の呈味増強剤に含まれる必須有効成分は、クロロゲン酸(chlorogenic acid)である。クロロゲン酸は、3−カフェオイルキナ酸 (3- caffeoylquinic acid) とも呼ばれ、コーヒー酸のカルボキシル基がキナ酸3位のヒドロキシ基と脱水縮合した構造を持つ化合物(CAS登録番号:327−97−9)である。コーヒー豆から単離されたポリフェノールの一種であり、クロロゲン酸自体、酸味と渋味を呈することが知られており、茶飲料に高濃度にクロロゲン酸類を含有させた場合には、苦味や生臭さを生じることが知られている(特開2009−11202号公報参照)が、飲食品に添加することでその呈味を増強する効果については、全く知られていなかった。
本発明におけるクロロゲン酸としては、飲食品の分野において通常使用されているものを特に制限なく使用することができる。したがって、クロロゲン酸の由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、天然由来品であってもよく、天然由来品の形態としては、精製品、粗精製品、抽出エキスなど、いずれの形態でもよい。クロロゲン酸類を多く含む植物の抽出エキスとしては、例えば、苦丁茶、マテ茶、桑葉、シモン葉、バジル、ヨモギ、ヒマワリ種子、リンゴ未熟果、コーヒー豆、マツ科植物の球果、マツ科植物の種子殻、サトウキビ、南天の葉、ゴボウ、ナスの皮、ウメの果実、フキタンポポ、ブドウ科植物から抽出されたエキスが挙げられる。中でも、緑茶飲料の香味への影響を最小化できる点から、桑葉エキスが好適に用いられる。
本発明の呈味増強剤を緑茶飲料に添加する場合、その添加量は、必須有効成分であるクロロゲン酸の飲料中での含有量に基づき決定することができる。クロロゲン酸の含有量は、緑茶飲料100mLあたり、0.07〜5mgである。緑茶飲料中のクロロゲン酸含有
量が0.07mg/100mL未満の場合は、呈味を増強する効果に乏しく、一方、5mg/100mLより多いと、クロロゲン酸自体の酸味や渋味が緑茶飲料の異質な香味として知覚されやすくなる。
量が0.07mg/100mL未満の場合は、呈味を増強する効果に乏しく、一方、5mg/100mLより多いと、クロロゲン酸自体の酸味や渋味が緑茶飲料の異質な香味として知覚されやすくなる。
本発明の効果をより顕著に享受する観点から、クロロゲン酸含有量の下限値は、緑茶飲料100mLあたり0.1mg以上が好ましく、0.15mg以上がより好ましい。また、クロロゲン酸含有量の上限値は緑茶飲料100mLあたり4mg以下が好ましく、3mg以下がより好ましい。なお、緑茶飲料中のクロロゲン酸の含有量は、高速液体クロマトグラム法(HPLC法)を用いて測定することができる。
本発明においては、緑茶飲料にクロロゲン酸を添加することにより、効果的に緑茶飲料の旨味、苦味の総体としての厚みを増強することができる。本発明の呈味増強効果の顕著さから、緑茶飲料中には、所定量の旨味成分や苦味成分が含まれることが好ましい。特に、緑茶葉由来の旨味成分や苦味成分が含まれると、緑茶らしい複雑な呈味が増強される。
緑茶葉由来の旨味成分としては、アミノ酸成分であるテアニンが挙げられる。また、緑茶葉由来の苦味成分としては、カフェイン及びカテキン類が挙げられる。ここで、カテキン類は渋味成分として知られている成分であるが、本明細書中では、緑茶飲料の厚みを構成する苦味成分の一つとして分類する。テアニン、カフェイン及びカテキン類は、通常、緑茶葉の抽出物に含まれる成分であるが、所望する効果に応じて、これら成分を添加してもよい。
テアニンを添加する場合、L−テアニン、D−テアニン、DL−テアニンのいずれも使用可能である。ただし、これらのうち、L−テアニンは、食品添加物として食品等に使用することが認められていると共に、コストの点からも利用しやすいため、L−テアニンを使用することが好ましい。また、テアニンの形態としては、精製品、粗精製品、抽出エキスなどいずれの形態でもよく、例えば、緑茶エキスを用いることができる。テアニンの市販品として、例えば、太陽化学のサンテアニン(商標)を例示できる。テアニンを添加す
る場合、その添加量は、飲料中のテアニン含有量に基づき決定することができる。
る場合、その添加量は、飲料中のテアニン含有量に基づき決定することができる。
テアニンの含有量は、緑茶飲料100mLあたり、0.2〜15mgであることが好ましい。効果の顕著さから、テアニンの下限値は緑茶飲料100mLあたり0.5mg以上がより好ましく、1mg以上がさらに好ましい。また、緑茶飲料が加熱殺菌をするような容器詰緑茶飲料の場合には、テアニン含有量が緑茶飲料100mLあたり15mgより多いと、加熱劣化臭が発生しやすくなり、本発明の効果を阻害することがある。テアニン含有量は、緑茶飲料100mLあたり13mg以下であることがより好ましく、10mg以下であることがさらに好ましい。飲料中のテアニン含有量は、アミノ酸自動分析法用いて測定することが出来る。
カフェインは、飲料に用いることができる品質のものであれば特に限定されず、例えば、食品添加物として使用できる精製品、粗精製品の他、抽出エキス(緑茶エキス)などのいずれの形態でもよい。カフェインの添加量は、飲料中のカフェイン含有量に基づき決定することができる。効果の顕著さから、カフェインの含有量の下限値は、緑茶飲料100mLあたり0.1mg以上が好ましく、0.5mg以上がより好ましく、1mg以上がさらに好ましい。上限値は緑茶飲料100mLあたり30mg以下が好ましく、25mg以下がより好ましく、20mg以下がさらに好ましい。飲料中のカフェイン含有量は、HPLC法を用いて測定することが出来る。
好ましい態様において本発明に係る緑茶飲料はカテキン類を含有し、ガレート型カテキンや非ガレート型カテキンを含有する。本発明の緑茶飲料には、上記8種のうちの少なくとも1種を含有すればよい。ここで、カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。緑茶飲料にカテキン類を添加する場合、カテキン類としては、飲料に用いることができる品質のものであれば特に限定されず、例えば、食品添加物として使用できる精製品、粗精製品の他、抽出エキス(緑茶エキス)などのいずれの形態でもよい。カテキン類を添加する場合、その添加量は、飲料中のカテキン類含有量に基づき決定することができる。
本発明において、カテキン類の含有量の下限値は緑茶飲料100mLあたり5mg以上が好ましく、7mg以上がより好ましく、10mg以上がさらに好ましい。上限値は緑茶飲料100mLあたり、60mg以下が好ましく、55mg以下がより好ましく、49mg以下がさらに好ましい。ここで、本発明におけるカテキン類の含有量は、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの合計含有量を意味する。飲料中のカテキン類含有量は、HPLC法を用いて測定することが出来る。
本発明において、カテキン類の含有量の下限値は緑茶飲料100mLあたり5mg以上が好ましく、7mg以上がより好ましく、10mg以上がさらに好ましい。上限値は緑茶飲料100mLあたり、60mg以下が好ましく、55mg以下がより好ましく、49mg以下がさらに好ましい。ここで、本発明におけるカテキン類の含有量は、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの合計含有量を意味する。飲料中のカテキン類含有量は、HPLC法を用いて測定することが出来る。
上述のとおり、所定量のクロロゲン酸と、旨味成分としてのテアニンと、苦味成分としてのカフェイン及びカテキン類とを含む緑茶飲料は、本発明の呈味が増強された緑茶飲料として好適な態様の一つである。具体的には、飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸と、0.2〜15mgのテアニンと、0.1〜30mgのカフェインと、5〜60mgのカテキン類とを含有する緑茶飲料である。
本発明の緑茶飲料には、上記成分に加え、本発明の所期の目的を逸脱しない範囲であれば、必要に応じて各種添加剤が配合されていてもよい。各種添加剤としては、例えば、酸化防止剤、色素類、乳化剤、保存料、ビタミン、エキス類、香料等を単独で又は併用することができる。
本発明の緑茶飲料には、上記成分に加え、本発明の所期の目的を逸脱しない範囲であれば、必要に応じて各種添加剤が配合されていてもよい。各種添加剤としては、例えば、酸化防止剤、色素類、乳化剤、保存料、ビタミン、エキス類、香料等を単独で又は併用することができる。
さらに、本発明の緑茶飲料は、pHが5.0〜7.0であることが好ましく、5.5〜6.5であることがより好ましい。飲料が酸性、特にpHが5未満である場合、酸味によ
り緑茶らしい呈味が相対的に弱く感じられるので、本発明の呈味増強効果が知覚されにくくなる。飲料のpH調整は、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム等のpH調整剤を用いて適宜行うことができる。飲料のpHは、市販のpHメーターを使用して20℃において測定することができる。
り緑茶らしい呈味が相対的に弱く感じられるので、本発明の呈味増強効果が知覚されにくくなる。飲料のpH調整は、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム等のpH調整剤を用いて適宜行うことができる。飲料のpHは、市販のpHメーターを使用して20℃において測定することができる。
本発明の緑茶飲料は、容器詰緑茶飲料の形態であってもよい。通常、温水で飲用する場合と比較して、常温以下で飲用する場合には、緑茶飲料の呈味が知覚されにくいが、本発明の呈味増強剤が添加された緑茶飲料では、呈味が増強されているので、容器詰緑茶飲料として常温以下の温度帯で飲用しても緑茶飲料の呈味をしっかりと感じることができる。また、容器詰緑茶飲料は、製造時の特有の処理(加熱殺菌処理やアルカリ塩によるpH調整処理)による呈味低下を引き起こすが、本発明の呈味増強剤が添加された緑茶飲料では、呈味が増強されているので、容器詰緑茶飲料として製造された場合にも緑茶飲料の呈味をしっかりと感じることができるという利点もある。このように、効果の顕著さから容器詰緑茶飲料は、本発明の好適な態様の一つである。
容器詰緑茶飲料に使用される容器は、一般の飲料と同様に公知の容器を使用することができ、例えば、樹脂製容器、金属製容器、紙製容器、ガラス製容器などを好適に使用できる。一つの態様において、容器詰緑茶飲料は、例えば、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などに充填して密閉した形態で提供することができる。本発明の緑茶飲料の容量は、特に限定されないが、例えば100mL〜3000mLであり、好ましくは350mL〜2000mLであり、500〜1000mLとしてもよい。
以下、実験例を示して本発明の詳細を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、本明細書において、特に記載しない限り、数値範囲はその端点を含むものとして記載される。
各成分の定量
(1)クロロゲン酸
試料液を高速液体クロマトグラフ用蒸留水(富士フイルム和光純薬製)で適宜希釈し、等量の高速液体クロマトグラフ用エタノール(富士フイルム和光純薬製)を加えてよく混和した。混和液2mlを遠心式濾過フィルター(Ultrafree−CL GV、ポアサイズ0.22μm、メルク製)で遠心濾過して、濾液を分析試料とした。定量は、LC/MSの分析結果からMS Rangeを設定してクロマトグラムを描画し、検出されたピークの面積を用いて、絶対検量線法または内部標準法にて行った。使用した機器及び条件を以下に示す。
・高速液体クロマトグラフ:1290 Infinity II(アジレントテクノロジーズ製)
・カラム:CORTECS UPLC T3 1.6μm, 2.1×150mm(ウォーターズ製)
・カラム温度:40℃
・移動相:(A)0.1%ギ酸水溶液(LC/MS用、サーモフィッシャーサイエンティフィック製)、(B)アセトニトリル(LC/MS用、富士フイルム和光純薬製)
・移動相グラジエント条件:5%B(0−1分)→100%B(29.5−31.5分)、平衡化待ち時間4.0分
・流速:0.4mL/分
・インジェクションボリューム:2μL
・質量分析装置:Q Exactive Focus LC−MS/MS system(サーモフィッシャーサイエンティフィック製)
・イオン化方式:HESI(加熱エレクトロスプレーイオン化)
・イオン化部条件:Sheath gas flow rate 50、Aux gas
flow rate 10、Sweep gas flow rate 0、Spray
voltage pos 3.50/neg 2.50|kV|、Capillary temp 350℃、S−Lens RF level 50.0、Aux gas heater temp 300℃
・質量分析部条件:Orbitrapによるスキャン測定、Duration time
32.0分、Polatiry swithcing、Resolution 70000、AGC target:3e6、スキャンレンジ m/z100〜1500
・ダイバートバルブ:廃液ライン(0−1.8分)、MSライン(1.8−31.99分)
・定量イオンは以下に示すイオンを用いた:クロロゲン酸 m/z353.08780(negative)。保持時間は標準物質を分析し確認した。MS Rangeは5〜10ppmとし、質量のずれがある場合は、上記定量イオンのm/zを適宜シフトさせることができる。
なお、上記イオンのいずれを用いてもピーク形状又は感度が良好でない場合は、AGCtargetの変更や、SIMモードを用いることができる。
(2)テアニン
テアニンは、アミノ酸自動分析法を用いて測定をした。
・機種:JCL−500/V2(日本電子)
・カラム:LCR−6,φ4mm×120mm(日本電子)
・移動相:クエン酸リチウム緩衝液(P−12〜P−15、P−21)(日本電子)
・反応液:日本電子用ニンヒドリン発色溶液キットーII(富士フイルム和光純薬)
・流量:移動相 0.50ml/min、反応液 0.30ml/min
・測定波長:570nm
(3)カテキン類
緑茶飲料をフィルター(0.45μm)でろ過し、HPLC(高速液体クロマトグラフ)により標準物質(標品)を用いて定量した。カテキン類の定量には、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレートおよびエピガロカテキンガレート(クリタ高純度試薬)を使用した。
(HPLC測定条件)
・HPLC装置:TOSOH HPLCシステム LC8020 model II
・カラム:TSKgel ODS80T sQA(4.6mm×150mm)
・カラム温度:40℃
・移動相A:水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(90/10/0.05)
・移動相B:水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(20/80/0.05)
・検出:UV275nm
・注入量:20μL
・流速:1mL/min.
・グラジエントプログラム:
時間(分) %A %B
0 100 0
5 92 8
11 90 10
21 90 10
22 0 100
29 0 100
30 100 0
各成分の定量
(1)クロロゲン酸
試料液を高速液体クロマトグラフ用蒸留水(富士フイルム和光純薬製)で適宜希釈し、等量の高速液体クロマトグラフ用エタノール(富士フイルム和光純薬製)を加えてよく混和した。混和液2mlを遠心式濾過フィルター(Ultrafree−CL GV、ポアサイズ0.22μm、メルク製)で遠心濾過して、濾液を分析試料とした。定量は、LC/MSの分析結果からMS Rangeを設定してクロマトグラムを描画し、検出されたピークの面積を用いて、絶対検量線法または内部標準法にて行った。使用した機器及び条件を以下に示す。
・高速液体クロマトグラフ:1290 Infinity II(アジレントテクノロジーズ製)
・カラム:CORTECS UPLC T3 1.6μm, 2.1×150mm(ウォーターズ製)
・カラム温度:40℃
・移動相:(A)0.1%ギ酸水溶液(LC/MS用、サーモフィッシャーサイエンティフィック製)、(B)アセトニトリル(LC/MS用、富士フイルム和光純薬製)
・移動相グラジエント条件:5%B(0−1分)→100%B(29.5−31.5分)、平衡化待ち時間4.0分
・流速:0.4mL/分
・インジェクションボリューム:2μL
・質量分析装置:Q Exactive Focus LC−MS/MS system(サーモフィッシャーサイエンティフィック製)
・イオン化方式:HESI(加熱エレクトロスプレーイオン化)
・イオン化部条件:Sheath gas flow rate 50、Aux gas
flow rate 10、Sweep gas flow rate 0、Spray
voltage pos 3.50/neg 2.50|kV|、Capillary temp 350℃、S−Lens RF level 50.0、Aux gas heater temp 300℃
・質量分析部条件:Orbitrapによるスキャン測定、Duration time
32.0分、Polatiry swithcing、Resolution 70000、AGC target:3e6、スキャンレンジ m/z100〜1500
・ダイバートバルブ:廃液ライン(0−1.8分)、MSライン(1.8−31.99分)
・定量イオンは以下に示すイオンを用いた:クロロゲン酸 m/z353.08780(negative)。保持時間は標準物質を分析し確認した。MS Rangeは5〜10ppmとし、質量のずれがある場合は、上記定量イオンのm/zを適宜シフトさせることができる。
なお、上記イオンのいずれを用いてもピーク形状又は感度が良好でない場合は、AGCtargetの変更や、SIMモードを用いることができる。
(2)テアニン
テアニンは、アミノ酸自動分析法を用いて測定をした。
・機種:JCL−500/V2(日本電子)
・カラム:LCR−6,φ4mm×120mm(日本電子)
・移動相:クエン酸リチウム緩衝液(P−12〜P−15、P−21)(日本電子)
・反応液:日本電子用ニンヒドリン発色溶液キットーII(富士フイルム和光純薬)
・流量:移動相 0.50ml/min、反応液 0.30ml/min
・測定波長:570nm
(3)カテキン類
緑茶飲料をフィルター(0.45μm)でろ過し、HPLC(高速液体クロマトグラフ)により標準物質(標品)を用いて定量した。カテキン類の定量には、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレートおよびエピガロカテキンガレート(クリタ高純度試薬)を使用した。
(HPLC測定条件)
・HPLC装置:TOSOH HPLCシステム LC8020 model II
・カラム:TSKgel ODS80T sQA(4.6mm×150mm)
・カラム温度:40℃
・移動相A:水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(90/10/0.05)
・移動相B:水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(20/80/0.05)
・検出:UV275nm
・注入量:20μL
・流速:1mL/min.
・グラジエントプログラム:
時間(分) %A %B
0 100 0
5 92 8
11 90 10
21 90 10
22 0 100
29 0 100
30 100 0
実験1:緑茶飲料の製造と評価
火入れ浅めの煎茶を主体とする原料茶葉から得られた緑茶飲料(サンプル1−1)に、クロロゲン酸(ナカライテスク製、純度98%)を添加し、表1の含有量でクロロゲン酸を含有する緑茶飲料を得た(pH:約6)。本実験における緑茶飲料は、100mLあたりテアニンを5mg、カフェインを10mg、カテキン類を33mg含有する。
火入れ浅めの煎茶を主体とする原料茶葉から得られた緑茶飲料(サンプル1−1)に、クロロゲン酸(ナカライテスク製、純度98%)を添加し、表1の含有量でクロロゲン酸を含有する緑茶飲料を得た(pH:約6)。本実験における緑茶飲料は、100mLあたりテアニンを5mg、カフェインを10mg、カテキン類を33mg含有する。
得られた緑茶飲料について、厚み(深みのある濃厚な味わい)を専門パネル5名にて官能評価をした。サンプル1−1をコントロールとして、下記の基準に基づいて各専門パネルが評価した結果を再度全員で自由討議し、全員の合意のもとに整数値で評価した。緑茶飲料の厚みについては、旨味や苦味などから総体として知覚されるものであり、玉露茶が有しているような「深みのある濃厚な味わい」を主な観点として評価した。
・4点:厚みの増強効果がよく感じられる
・3点:厚みの増強効果が感じられる
・2点:厚みの増強効果がやや感じられる
・1点:厚みの増強効果が感じられない(サンプル1−1と同程度の厚み)
・4点:厚みの増強効果がよく感じられる
・3点:厚みの増強効果が感じられる
・2点:厚みの増強効果がやや感じられる
・1点:厚みの増強効果が感じられない(サンプル1−1と同程度の厚み)
官能評価結果を表1に示す。緑茶飲料にクロロゲン酸を添加することにより、良好な厚みが増え、深みのある濃厚な味わいになり呈味が増強されることが確認された。なお、クロロゲン酸含有量が6mg/100mlであるサンプル1−15は、呈味増強の効果はあるが、クロロゲン酸自体の酸味が強く感じられ、緑茶飲料としての嗜好性が損なわれた。また、サンプル1−13、1−14は後味の評価は同じ4点ではあるが、1−14の方にクロロゲン酸の酸味がわずかに感じたパネルもいた。
火入れ強めの煎茶を主体として得られた緑茶飲料(サンプル2−1)に、クロロゲン酸(ナカライテスク製、純度98%)を添加し、表2の含有量でクロロゲン酸を含有する緑茶飲料を得た(pH:約6)。本実験における緑茶飲料は、100mLあたりテアニンを1.1mg、カフェインを18mg、カテキン類を46mg含有する。
得られた緑茶飲料について、サンプル2−1をコントロールとして、実験1と同様に官能評価を行った。
官能評価結果を表2に示す。実験1と同様に、緑茶飲料にクロロゲン酸を添加することにより、良好な厚みが増え、深みのある濃厚な味わいになり、呈味が増強された。また、クロロゲン酸含有量が6mg/100mlであるサンプル2−9は、呈味増強の効果はあ
るが、クロロゲン酸自体の酸味が感じられ、緑茶飲料としての嗜好性が損なわれた。
るが、クロロゲン酸自体の酸味が感じられ、緑茶飲料としての嗜好性が損なわれた。
玉露を原料茶葉として用いた緑茶飲料(サンプル3−1)に、クロロゲン酸(ナカライテスク製、純度98%)を添加し、表3の含有量でクロロゲン酸を含有する緑茶飲料を得た(pH:約6)。本実験における緑茶飲料は、100mLあたりテアニンを13.2mg、カフェインを18mg、カテキン類を34mg含有する。
得られた緑茶飲料の呈味について、サンプル3−1をコントロールとして、実験1と同様に官能評価を行った。
Claims (5)
- クロロゲン酸を添加する工程を含む、緑茶飲料の呈味を増強する方法であって、緑茶飲料が、飲料100mLあたり0.07〜5mgのクロロゲン酸を含有する、上記方法。
- 飲料100mLあたり0.4〜5mgのクロロゲン酸を含有する、緑茶飲料。
- カテキン類の含有量が飲料100mLあたり60mg以下である、請求項2に記載の緑茶飲料。
- テアニンの含有量が飲料100mLあたり0.2〜15mgである、請求項2または3に記載の緑茶飲料。
- クロロゲン酸の含有量が飲料100mLあたり0.6〜1mgである、請求項2〜4のいずれかに記載の緑茶飲料。
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