JP4488850B2 - コーヒー生豆加工物,飲料抽出用加工物及びその加工物を用いた飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、コーヒー生豆加工物等に関し、特に、高濃度のクロロゲン酸を含有するコーヒー生豆加工物に関する。
近年、コーヒー生豆を極浅く焙煎した加工物を利用した嗜好飲料や、クロロゲン酸類の抽出を行うための加工物等、コーヒー生豆に関する新たな利用方法が考えられている。
嗜好飲料としては、従来、いわゆる「浅煎り」又は「ライト・ロースト」と呼ばれる程度よりも浅く焙煎したコーヒー豆を用いて、新飲料を製造する方法が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、嗜好飲料としてではなく、クロロゲン酸類等の天然抗酸化物質を抽出する方法として、従来、コーヒー生豆の粉砕物又はコーヒー抽出粕を用いて抽出処理を行う方法が公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−050801号公報 特開平08−157816号公報
前記特許文献1に記載の方法は、通常の飲用に用いるコーヒー豆の焙煎度(L値で20〜28程度)よりも、浅い焙煎(L値で30〜40程度)を行うことにより、従来のコーヒーやお茶等とは異なる新しい嗜好飲料を提供することとしている。
一方、前記特許文献2は、天然抗酸化物質としてのクロロゲン酸をコーヒー生豆から抽出する方法として、コーヒー生豆をロールクラッシャ,ハンマクラッシャ等の粉砕機を利用して30メッシュパスの粒度まで粉砕している。また、コーヒー生豆の粉砕物の代わりにコーヒー抽出粕を用いることとしている。
しかし、前記特許文献1では、クロロゲン酸類の減少の抑制を考慮すること無く、飲用として利用可能な程度の焙煎を行うことのみを考慮していたため、必ずしも十分なクロロゲン酸類の抽出を可能とするものでは無かった。特に、飲用可能な程度まで焙煎を行った場合には、クロロゲン酸類の含有量が極端に減少することとなるため、クロロゲン酸類の抽出には不適当なものとなっていた。
一方、前記特許文献2では、コーヒー生豆からクロロゲン酸類を抽出しているが、コーヒー生豆は含水量が高いため、特殊な粉砕機を用いて粉砕しなければならず、加工が困難という問題があった。また、コーヒー抽出粕では、クロロゲン酸類の含有量が減少しており、前記特許文献1と同様、クロロゲン酸類の抽出には不適当なものであった。
本発明は、前記課題を解決するためのものであり、新しい嗜好飲料を抽出するための原料としての利用の他、高濃度のクロロゲン酸抽出を可能とするコーヒー生豆加工物を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明のコーヒー生豆加工物は、コーヒー生豆を、含水量7%未満3%以上の状態まで乾燥し、これをコーヒーミル等の粉砕機で粉砕して成ることを特徴とし、これを飲料抽出用等に用いようとするものである。
また、本発明の飲料抽出用加工物は、前記コーヒー生豆加工物と、茶葉又はL値30以下の状態まで焙煎したコーヒー豆とを混合して成ることを特徴とし、この場合、前記茶葉又は前記焙煎したコーヒー豆に対するコーヒー生豆加工物の混合比は、重量比1対1以下であることが好ましい。
さらに、本発明の飲料は、前記コーヒー生豆加工物から抽出して得られたものであること、あるいは、前記飲料抽出用加工物から抽出して得られたものであること、あるいは、前記コーヒー生豆加工物から抽出した抽出液と茶葉から抽出した抽出液とを混合して得られたものであることを特徴とする。そして、この場合、各々の飲用適正濃度で抽出した前記茶葉からの抽出液に対する前記コーヒー生豆加工物の抽出液の混合比は、重量比1対1以下であることが好ましい。
(1)本発明のコーヒー生豆加工物によれば、クロロゲン酸を高濃度で含有するとともに、コーヒーミルで粉砕可能な状態となるため、効率良くクロロゲン酸を抽出することが可能となる。また、焙煎又は乾燥処理を行うことにより、コーヒー生豆が殺菌され、衛生的な抽出液を得ることが可能となる。
(2)本発明の飲料抽出用加工物又は飲料によれば、クロロゲン酸を高濃度で含有するとともに、従来とは異なる風味の茶系,コーヒー系飲料を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づき説明する。
本実施の形態に係るコーヒー生豆の加工物は、コーヒー生豆を飲用に利用する場合よりも浅く焙煎又は乾燥したものである。具体的には、コーヒー生豆を通常のコーヒーミルで粉砕可能とするとともに、コーヒー生豆加工物中に高濃度のクロロゲン酸類を含有した状態とする。ここで、「浅く」とは、コーヒー生豆加工物中に含まれる水分量又はコーヒー生豆加工物のL値で判定する。また、本明細書中において、「焙煎」とは200℃以上の温度で処理する場合を示し、「乾燥」とは200℃未満の温度で処理する場合を示すものとする。
以下、本発明の実施例の説明に先立ち、その裏づけとなる実験例について説明する。
以下の実験例では、コーヒー生豆中に含有されているクロロゲン酸類のうち、5カフェイルキナ酸(5CQA)を計測対象としている。ここで、5CQAとは、クロロゲン酸類の主成分の一つである。コーヒー生豆中のクロロゲン酸類には、モノカフェイルキナ酸(CQA),ジカフェイルキナ酸(diCQA),フェリルキナ酸(FCQA)などがあるが、モノカフェイルキナ酸がその80%程度を占めており、さらにモノカフェイルキナ酸の中で5カフェイルキナ酸(5CQA)が70〜80%を占めている。また、クロロゲン酸類の成分は、5カフェイルキナ酸とほぼ同様の性質を示すと考えられている。
[A]実験方法
ここで、各実験に先立ち、一般的なコーヒー生豆のL値を調べるために、アラビカ種及びロブスタ種のそれぞれについて、複数産地の生豆についてのL値を計測した結果を表1に示す。
Figure 0004488850
表1に示すように、生豆状態においてもL値にはバラツキがあるが、略65〜76程度の範囲にあるものと考えられ、アラビカ種については略67〜71程度の範囲にあるものと考えられる。
1.試料
本実験では、コーヒー生豆として、インドネシア産のアラビカ種の生豆を使用した。
2.生豆水分量の測定
シャーレに生豆約10gを正確に秤量し、105℃の恒温槽にて4時間放置、室温まで冷却した後、減少した質量を水分とした。
3.焙煎条件
実験用熱風式焙煎機にて、焙煎温度100℃,150℃,200℃,250℃、焙煎時間を50〜7200秒のそれぞれで焙煎又は乾燥処理を行った。具体的には、焙煎温度100℃では1800秒及び7200秒、150℃では200秒、200℃では100秒,150秒及び200秒、250℃では50秒,100秒,150秒,160秒,190秒,200秒及び260秒で焙煎又は乾燥処理を行った。
4.粉砕方法
コーヒー生豆はスクリーン式微粉砕機にて粗粉砕した。焙煎及び乾燥処理したコーヒー生豆は、通常のコーヒーミルを用いて、一般に「中挽き」と呼ばれる程度に粉砕した。これらを分析及び抽出用試料として用いた。
5.生豆,生豆加工物抽出液の調製
コーヒー生豆粉35gをロトに採り、注水量540gに設定した株式会社カリタ製「HG−115」にて抽出した。抽出後、氷水浴中で20℃になるまで冷却したものを測定用抽出液とした。
6.物性測定
(1)抽出効率
生豆粉35g、給湯量540gにて抽出した際の液量、及びBrixより算出した。ここで、Brix(%)とは、試料液(水溶液)中に含まれる、水に溶けている物質のパーセント濃度を示す。
(2)5CQA含有量
コーヒー生豆粉1gを遠沈管に採取し、80%エタノール及び水を20ml添加し、75℃で30分間超音波処理した。これを遠心分離機(3500rpm×5min)で遠心分離し、上澄みをろ過した。この処理を3回繰返した後、ろ液を100mlに定容した。この液を所定の方法に従い、高速液体クロマトグラフにて分析した。
7.官能評価
焙煎又は乾燥したコーヒー生豆加工物の抽出液(粉末35g、540ml注水)に対し、緑茶(茶葉20g、1200ml注水)を重量比0〜75%まで25%間隔で混合したものを官能試験用混合茶とし、官能評価に用いた。この場合、コーヒー生豆加工物の抽出液及び緑茶の抽出濃度は、各々の飲用適正濃度としている。ここで、コーヒー生豆加工物の抽出液についての飲用適正濃度とは、通常程度焙煎したコーヒー豆(以下、「焙煎豆」とする。)の飲用適正濃度を示すものであり、コーヒー生豆加工物を同濃度で抽出した場合に飲用が可能となるという趣旨では無い。
また、コーヒー生豆加工物と、焙煎豆としてL値24.5,22.5の2種類とを重量比1対1の割合で混合して抽出した抽出液を官能試験用混合コーヒーとして、官能評価に用いた。
[B]実験結果
1.粉砕
含水量7%未満となるまで焙煎又は乾燥したコーヒー生豆加工物は、通常のコーヒーミルでの粉砕が可能であった。L値の場合、焙煎条件又は乾燥条件によりばらつきが出るが、L値60以下の状態であれば確実に通常のコーヒーミルでの粉砕が可能となった。
2.物性
コーヒー生豆及び焙煎(乾燥)温度及び焙煎(乾燥)時間の異なるコーヒー生豆加工物の物性を表2〜表5に示す。
表2,3は、L値,含水量及びクロロゲン酸(5CQA)の含有量の各測定結果を示すものであり、表2はL値順、表3は焙煎(乾燥)温度順に並べたものである。以下、各表及び各図において、「D.B(w/w)%」はコーヒー生豆加工物中のクロロゲン酸(5CQA)含有量を示し、「(w/v)%」はコーヒー生豆加工物の抽出液中のクロロゲン酸(5CQA)含有量を示している。
Figure 0004488850
Figure 0004488850
また、表4,5は、抽出効率に関する測定結果を示すものとして、L値,液量及びBrixの各測定結果と、液量及びBrixに基づく抽出効率とを示すものであり、表4はL値順、表5は焙煎(乾燥)温度順に並べたものである。
Figure 0004488850
Figure 0004488850
図1は、表2〜5に示す測定結果に基づき、L値と含水量との関係を示したグラフである。
図1の破線に示すように、L値が小さくなるほど含水量が低くなる傾向にあり、さらに、L値と含水量との間には、相関係数r=0.85の相関関係が認められた。
また、表2〜5に示すように、L値が小さくなるほどコーヒー生豆及びコーヒー生豆加工物中の5CQAの含有量が低くなる傾向にあり、また、L値と5CQAの含有量との間には、相関関数r=0.98の高い相関関係が認められた。
図2は、L値と抽出液中の5CQA含有量との関係を示したグラフである。
表2,3に示すように、焙煎又は乾燥処理により、L値とともに5CQAの含有量が減少する。特に、図3のグラフに示すように、L値が60〜40の範囲では、5CQAの含有量は緩やかに減少するが、その一方、L値が40未満の範囲では5CQAの含有量が急激に減少している。
なお、L値と抽出液中の5CQA含有量との間には相関関数r=0.95以上の相関関係が認められた。
この場合、L値60〜40に対応する含水量は、略7%〜3%の間となる。
さらに、表2〜5に示すように、焙煎又は乾燥する前の生豆の状態の方が5CQAの含有量は高いが、抽出効率は、生豆の状態よりも焙煎又は乾燥したコーヒー生豆加工物の方が高いものとなっている。これは、生豆の状態の場合、コーヒーミルでの粉砕が困難であり粉砕物の粒形が均一でないのに対し、一定程度焙煎又は乾燥することによりコーヒーミルでの粉砕が可能となり粒形を略均一にすることが可能になるためと考えられる。
3.官能評価
表6は、コーヒー生豆加工物と緑茶との混合物から抽出した抽出液の官能評価を示す。
Figure 0004488850
表6に示すように、緑茶に対しコーヒー生豆加工物を所定の割合で混合すると、緑茶の風味を残すとともに、渋みを弱くすることができた。
この場合のコーヒー生豆加工物の混合比としては、緑茶に対して1対1を越えない程度とすることが好ましい。
なお、L値は40から60の範囲のものを用いることが可能であった。
また、表7は、コーヒー生豆加工物と焙煎豆(L値24.5,22.5の2種類)との混合物から抽出した抽出液の官能評価を示す。
Figure 0004488850
表7に示すように、コーヒー生豆加工物と、焙煎豆とを1対1の割合で混合した場合、L値40〜50の範囲のコーヒー生豆加工物を用いることが好ましい。
以上より、含水量7〜3%の状態、または、L値60〜40の状態とすることにより、クロロゲン酸類を高濃度で含有した状態に保つとともに、通常のコーヒーミルでの粉砕が可能となるため、コーヒー生豆の状態と比較して、効率の良い抽出が可能となる。
この場合、焙煎(乾燥)温度、焙煎(乾燥)時間による相違はあまり無く、水分含有量又はL値が一定の範囲であれば、その方法は問題とならない。
より具体的には、以上の実験結果より以下の点が確認された。
(1)L値約60のコーヒー生豆加工物には5CQAが4.59%含有している。これは焙煎豆(L値22)の含有量約1.55%と比較して約3倍程度となる。
(2)L値約40のコーヒー生豆加工物には、5CQAが3.16%含有している。これは焙煎豆(L値22)の含有量1.55%と比較して約2倍程度となる。
(3)L値約60のコーヒー生豆加工物の抽出液には5CQAが0.25%含まれ、焙煎豆(L値22)の抽出液の含有量0.08%と比較して約3倍程度となる。
(4)L値約40のコーヒー生豆加工物の抽出液には5CQAが0.19含まれ、焙煎豆(L値22)の抽出液の含有量0.084%と比較して約2倍の量となる。
(5)L値50〜60の状態となるまで、焙煎又は乾燥したコーヒー生豆加工物の抽出液を緑茶飲料に混合すると緑茶の渋みを軽減させ、まろやかな風味を呈することとなる。
(6)L値40〜50の状態となるまで、焙煎又は乾燥したコーヒー生豆加工物の抽出液を緑茶飲料に混合すると穀物の香ばしさと緑茶の香りが適度に調和した風味を呈する。
(7)L値40〜50の状態となるまで、焙煎又は乾燥したコーヒー生豆加工物と、焙煎豆(L値22等)とを混合して、通常のコーヒーミル等で粉砕し、熱湯でドリップした抽出液は、酸味を抑えたまろやかな風味を呈する。
(8)なお、コーヒー生豆,コーヒー生豆加工物のそれぞれに含まれる細菌を分析したところ、未処理のコーヒー生豆の一般細菌数は5.5×10、カビ3.9×10、酵母9.0×10であったのに対し、コーヒー生豆加工物は、一般細菌数300以下/g、カビ及び酵母は陰性となった。
以上の実験結果を踏まえて、好ましい実施例を以下に述べる。
実施例1.
アラビカ種コーヒー生豆を、水分率が重量比7%〜3%又はL値60〜40の状態となるまで焙煎又は乾燥する。このような状態のコーヒー生豆加工物により、クロロゲン酸類を高濃度で含有する加工物を提供することができる。この場合、焙煎豆と同様にコーヒーミル等で容易に粉砕可能な状態となり、粒形を略均一とした粉砕物を生成することができるため、効率よくクロロゲン酸類を抽出することが可能となる。
また、焙煎又は乾燥処理により殺菌されるため、衛生的な抽出液を得ることが可能となる。
実施例2.
飲料として、粉砕した状態の前記コーヒー生豆加工物を用いた抽出液と緑茶とを混合する。これにより、クロロゲン酸類を多量に含む飲料を提供することが可能となる。また、コーヒー生豆加工物の抽出液と茶系飲料とは官能的に相性が良く、茶の渋みを減少させるとともに旨みを増すことができる。
この場合の混合比としては、各々の飲用適正濃度で抽出した緑茶に対するコーヒー生豆加工物抽出液の割合を重量比1対1又はそれ以下とするのが好ましい。
また、混合するコーヒー生豆加工物は、L値60〜40の範囲で、より適切な範囲としてはL値50以下、さらにはL値40程度とすることが好ましい。
なお、コーヒー生豆加工物の粉砕物と茶葉とを、前述した混合比と同程度の割合で混合することにより、飲料抽出用加工物として用いても良い。
実施例3.
前記コーヒー生豆加工物を焙煎豆と混合した加工物を用いて飲料を抽出する。これにより、クロロゲン酸類を多量に含むコーヒー系飲料を抽出することが可能となる。
この場合、コーヒー生豆の加工物と焙煎豆とを混合してからコーヒーミルで粉砕してもよく、また、それぞれを粉砕した後に混合してもよい。
この場合の混合比としては、焙煎豆に対するコーヒー生豆加工物の割合を、重量比1対1又はそれ以下とすることが好ましい。また、混合するコーヒー生豆加工物は、L値50〜40の範囲、より適切にはL値40程度とすることが好ましい。
なお、前記実施例では、コーヒー生豆としてアラビカ種を用いることとして説明しているがこれに限るものではなく、ロブスタ種を用いることとしてもよい。
また、コーヒー生豆加工物と混合する茶葉としては、紅茶,烏龍茶等を用いることとしてもよい。
また、コーヒー生豆加工物と混合する焙煎豆のL値は前記実施例に示すものに限らず、L値30以下の状態のものを用いればよい。
コーヒー生豆及びコーヒー生豆加工物についてのL値と含水量との関係を示すグラフである。 コーヒー生豆及びコーヒー生豆加工物についてのL値とクロロゲン酸含有量との関係を示すグラフである。

Claims (10)

  1. コーヒー生豆を、含水量7%未満3%以上の状態まで乾燥し、これをコーヒーミル等の粉砕機で粉砕して成る飲料抽出用のコーヒー生豆加工物。
  2. 請求項1記載のコーヒー生豆加工物から抽出した飲料。
  3. 請求項1記載のコーヒー生豆加工物と茶葉とを混合して成る飲料抽出用加工物。
  4. 前記茶葉に対するコーヒー生豆加工物の混合比は、重量比1対1以下であることを特徴とする請求項3記載の飲料抽出用加工物。
  5. 請求項3又は4記載の飲料抽出用加工物から抽出した飲料。
  6. 請求項1記載のコーヒー生豆加工物から抽出した抽出液と、茶葉から抽出した抽出液とを混合して成る飲料。
  7. 各々の飲用適正濃度で抽出した前記茶葉の抽出液に対する前記コーヒー生豆加工物の抽出液の混合比は、重量比1対1以下であることを特徴とする請求項6記載の飲料。
  8. 請求項1記載のコーヒー生豆加工物とL値30以下の状態まで焙煎したコーヒー豆とを混合して成る飲料抽出用加工物。
  9. 前記コーヒー豆に対するコーヒー生豆加工物の混合比は、重量比1対1以下であることを特徴とする請求項8記載の飲料抽出用加工物。
  10. 請求項8又は9記載の飲料抽出用加工物から抽出した飲料。
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