JP2021101679A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードチェーンを速やかに停止させて穀稈詰りの解消作業を能率よく行える手段を提供すること。【解決手段】コンバインは、刈取穀稈を搬送するフィードチェーン8と、フィードチェーン8を駆動する駆動スプロケット8bと、フィードチェーン8によって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、人為操作される操作具と、操作具が操作されたことに応じてフィードチェーン8と駆動スプロケット8bとを噛み合いが外れる方向へ離間させる離間機構Gと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、コンバインに関する。
特許文献1に記載されたコンバインは、扱胴を支持すると共に上下揺動可能な扱胴フレームと、扱胴フレームを上方に揺動させるシリンダと、シリンダを操作する操作スイッチと、を備える。操作スイッチが操作されると、シリンダが作動して扱胴フレームが上方に揺動する。扱胴フレームを所定の位置まで上昇させた状態で、扱胴の周囲に詰まった穀稈を除去することができる。
特開2019−97558号公報
詰まった穀稈を取り除く作業を行うためには、フィードチェーンの停止を待つ必要がある。作業能率の観点から、フィードチェーンが速やかに停止すると好ましい。特許文献1には、フィードチェーンの速やかな停止については何ら記載されていない。
本発明の目的は、フィードチェーンを速やかに停止させて穀稈詰りの解消作業を能率よく行える手段を提供することにある。
本発明に係るコンバインの特徴は、刈取穀稈を搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンを駆動する駆動スプロケットと、前記フィードチェーンによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、人為操作される操作具と、前記操作具が操作されたことに応じて前記フィードチェーンと前記駆動スプロケットとを噛み合いが外れる方向へ離間させる離間機構と、を備える点にある。
本発明によれば、操作具が操作されると離間機構によりフィードチェーンと駆動スプロケットとが離間して噛み合いが外れるので、フィードチェーンが速やかに停止する。従って、穀稈詰りの解消作業を能率よく行うことができる。
本発明においては、前記離間機構は、機体左右方向視で前記フィードチェーンの走行経路の内側に位置すると好適である。
フィードチェーンの周辺は、脱穀装置の駆動機構等が密集しており、新たな機構を配置するスペースに乏しい。本発明によれば、離間機構がフィードチェーンの走行経路の内側に位置するので、フィードチェーン周辺のスペース活用効率を高めることができる。
本発明においては、前記離間機構は、前記フィードチェーンに接触しない状態で前記フィードチェーンと前記駆動スプロケットとの間に位置する非接触状態と、前記非接触状態での位置よりも前記駆動スプロケットの径方向外側へ移動して前記フィードチェーンに接触して前記フィードチェーンを押し出す接触状態とに状態変化可能な押出部材を備え、前記離間機構の非作動時には前記押出部材が前記非接触状態であり、前記離間機構の作動時には前記押出部材が前記接触状態であると好適である。
本発明によれば、押出部材がフィードチェーンに接触してフィードチェーンと駆動スプロケットとを離間させるので、より確実にフィードチェーンを速やかに停止させることができる。また、非接触状態において押出部材がフィードチェーンと駆動スプロケットとの間に位置するので、離間機構をコンパクトに構成することが可能となる。
本発明においては、前記押出部材は、前記駆動スプロケットの外周形状に沿う弧状であると好適である。
本発明によれば、弧状である押出部材がフィードチェーンを押し出すので、フィードチェーンを確実に移動させて駆動スプロケットと離間させることができ、更に確実にフィードチェーンを速やかに停止させることができる。
本発明においては、前記駆動スプロケットは、その外周部に形成されると共に周方向に沿って延び径方向に凹んだ溝を備え、前記押出部材は、前記非接触状態にあるとき前記溝の内部に位置すると共に前記接触状態にあるとき前記溝から突出すると好適である。
本発明によれば、非接触状態において押出部材が駆動スプロケットの溝の内部に位置するので、離間機構を更にコンパクトに構成することが可能となる。
本発明においては、前記フィードチェーンにテンションをかけるテンション機構と、前記操作具が操作されたことに応じて前記テンション機構に作用して前記フィードチェーンにかかるテンションを緩めるように前記テンション機構を動作させる緩め機構と、を備えると好適である。
本発明によれば、操作具が操作された際にフィードチェーンのテンションが緩むので、フィードチェーンを確実に移動させて駆動スプロケットと離間させることができ、更に確実にフィードチェーンを速やかに停止させることができる。
本発明においては、前記離間機構と前記緩め機構とを連係作動させる連携機構と、前記操作具が操作されたことに応じて前記連携機構を作動させるアクチュエータと、を備えると好適である。
本発明によれば、離間機構と緩め機構とが連係作動するので、フィードチェーンの駆動スプロケットからの離間及びテンションの緩めを同じタイミングで発生させて、より確実にフィードチェーンを速やかに停止させることができる。また、フィードチェーンを確実に速やかに停止させる機構を単純な構造で実現することができる。
コンバインの左側面図である。 フィードチェーンを示す左側面図である。 非作動状態にある離間機構、緩め機構、連携機構、及び作動状態にあるテンション機構を示す左側面図である。 作動状態にある離間機構、緩め機構、連携機構、及び非作動状態にあるテンション機構を示す左側面図である。 駆動プーリの溝及び押出部材を示す背面図である。 制御部を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態では、各図に符号(F)で示す方向が機体前側、符号(B)で示す方向が機体後側、符号(L)で示す方向が機体左側、符号(R)で示す方向が機体右側、符号(U)で示す方向が上側、符号(D)で示す方向が下側である。
図1に、自脱型のコンバインが示されている。このコンバインは、機体フレーム1と、機体フレーム1を支持する走行装置2と、を備えている。機体の前部における右側には、運転者が搭乗する運転部3が設けられている。運転部3の下方には、エンジンEG(図6参照)が設けられている。
運転部3の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。運転部3の後方には、穀粒を貯留する貯留タンク5が設けられている。貯留タンク5内の穀粒を排出する穀粒排出装置6が設けられている。
機体の左側部には、刈取部4で刈り取られた植立穀稈を後方へ搬送する搬送部7と、搬送部7により搬送された刈取穀稈を受け取って後方へ搬送するフィードチェーン8と、が設けられている。フィードチェーン8を案内支持するガイドフレーム8aが設けられている。ガイドフレーム8aは、フィードチェーン8の走行経路のうち上側経路に対応する部分を案内支持している。ガイドフレーム8aは、フィードチェーン8の走行経路のうち上側経路に対応する部分における搬送始端部と搬送終端部とに亘って延びている。フィードチェーン8を駆動する駆動スプロケット8bが設けられている。
貯留タンク5の左隣には、脱穀装置9が設けられている。脱穀装置9は、フィードチェーン8に搬送される刈取穀稈を脱穀処理する。脱穀装置9の後側には、排藁搬送装置10が設けられている。排藁搬送装置10は、フィードチェーン8から脱穀処理後の排藁を受け取って後方へ挟持搬送する。排藁搬送装置10の搬送終端側部の下方には、排藁搬送装置10によって搬送された排藁を切断処理する排藁切断装置11が設けられている。
人為操作される押しボタン式のスイッチ12(「操作具」の一例)が設けられている。スイッチ12は、脱穀装置9の左側部における前端部に配置されている。すなわち、スイッチ12は、脱穀装置9の穀稈入口付近に配置されている。スイッチ12は、コンバインの制御部16(図6参照)に接続されている。スイッチ12が操作されたことに応じて、停止制御部17(後述)は、アクチュエータW(後述)を作動させる。
図2、図3、図4に示されるように、脱穀装置9の左側部には、フィードチェーン8と駆動スプロケット8bとを噛み合いが外れる方向(機体前後方向)へ離間させる離間機構Gと、フィードチェーン8にテンションをかけるテンション機構Hと、テンション機構Hに作用してフィードチェーン8にかかるテンションを緩めるようにテンション機構Hを動作させる緩め機構Jと、離間機構Gと緩め機構Jとを連係作動させる連携機構Vと、連携機構Vを作動させるアクチュエータWと、が設けられている。
本実施形態では、アクチュエータWは、スイッチ12が操作されたことに応じて作動する。従って、スイッチ12が操作されたことに応じて、アクチュエータWが作動し、連携機構Vが作動し、離間機構G及び緩め機構Jが作動する。図3には、非作動状態(非作動時)の離間機構G、緩め機構J、連携機構V、及び作動状態(作動時)のテンション機構Hが示されている。図4には、作動状態(作動時)の離間機構G、緩め機構J、連携機構V、及び非作動状態(非作動時)のテンション機構Hが示されている。
〔離間機構〕
離間機構Gは、ベース部材21と、押出部材22と、スライド部材23と、付勢部材24と、保持部材25と、を備えている。離間機構Gは、機体左右方向視でフィードチェーン8の走行経路の内側に位置する。離間機構Gは、ガイドフレーム8aの下方に配置されている。
ベース部材21は、脱穀装置9の左の側面に支持された板状の部材である。ベース部材21には、押出部材22及びスライド部材23を支持する支持部21aが設けられている。
押出部材22は、棒状の部材であって、前後方向にスライド移動可能な状態で、ベース部材21の支持部21aに支持されている。押出部材22の前部は、直棒状であり、前端部がスライド部材23に接続されている。押出部材22の後部は、駆動スプロケット8bの外周形状に沿う弧状である。
押出部材22は、フィードチェーン8に接触しない状態でフィードチェーン8と駆動スプロケット8bとの間に位置する非接触状態(図3)と、非接触状態での位置よりも駆動スプロケット8bの径方向外側へ移動してフィードチェーン8に接触してフィードチェーン8を押し出す接触状態(図4)と、に状態変化可能である。押出部材22は、離間機構Gの非作動時に非接触状態となり、離間機構Gの作動時に接触状態となる。
押出部材22は、図3に示されるように、非接触状態において、駆動スプロケット8bの前方から回転軸8cの上を通って後方へ延び、駆動スプロケット8bの外周形状に沿って下方へ弧状に曲がり、回転軸8cよりも下側まで延びている。
図5に示されるように、駆動スプロケット8bは、その外周部に形成されると共に周方向に沿って延び径方向に凹んだ溝8dを備えている。押出部材22は、非接触状態(図3)にあるとき駆動スプロケット8bが備える溝8dの内部に位置し、接触状態(図4)にあるとき溝8dから突出する。
スライド部材23は、その後部の棒状の部分が、前後方向にスライド移動可能な状態でベース部材21の支持部21aに支持されている。スライド部材23の上部に、押出部材22の前部が固定されている。スライド部材23及び押出部材22は、一体となって前後方向にスライド移動する。
スライド部材23は、操作部位23aと、フック部位23bと、を備えている。操作部位23aは、棒状の部位であって、スライド部材23の後部に配置され、前方に延び、直角に折れ曲がって上方に延びている。フック部位23bは、フック形状の棒状の部位であって、スライド部材23の右側面に配置されている。フック部位23bは、離間機構Gが非作動状態にあるとき、保持部材25の先端部と係合する(図3)。
付勢部材24は、押出部材22を後方へ付勢する部材である。具体的には、付勢部材24はコイルバネであり、押出部材22に設けられたストッパ部22aとベース部材21の支持部21aとの間に配置される。
保持部材25は、アーム状の部材であって、機体左右方向に延びる軸心C1周りに揺動可能な状態で、ベース部材21の上部の前端部に支持されている。保持部材25は、その先端部がスライド部材23のフック部位23bと係合可能に構成されている。保持部材25における軸心C1と先端部との間には、連携機構Vのリンク部材41(後述)が接続されている。
離間機構Gの作動について説明する。スイッチ12が操作されたことに応じてアクチュエータW及び連携機構Vが作動すると、連携機構Vのリンク部材41が後方へ移動する。保持部材25が、リンク部材41に押されて後方へ揺動し、保持部材25の先端部とフック部位23bとの係合が解除される。保持部材25及び押出部材22が、付勢部材24の付勢力によって後方へスライド移動する。押出部材22が、フィードチェーン8に接触して、フィードチェーン8を後方へ押し出し、フィードチェーン8と駆動スプロケット8bとを噛み合いが外れる方向(機体前後方向)へ離間させる。フィードチェーン8が押出部材22に押されて後方へ移動し、駆動スプロケット8bとの噛み合いが外れると、フィードチェーン8に駆動力が伝達されず、フィードチェーン8は速やかに停止する。
〔テンション機構、緩め機構〕
テンション機構Hは、揺動アーム31と、テンションローラ32と、保持部材33と、揺動アーム34と、テンションローラ35と、付勢部材36と、を備えている。
揺動アーム31は、アーム状の部材であって、機体左右方向に延びる軸心C2周りに揺動可能な状態で、脱穀装置9の左側面に支持されている。
テンションローラ32は、機体左右方向に延びる軸心C3周りに回転可能な状態で、揺動アーム31の先端部に設けられた軸部材31aに軸支されている。テンションローラ32は、非作動状態(図3)において、フィードチェーン8に接触し、フィードチェーン8にテンションをかける。
保持部材33は、アーム状の部材であって、機体左右方向に延びる軸心C4周りに揺動可能な状態で、脱穀装置9の左側面に支持されている。保持部材33は、その先端部がテンションローラ32を軸支する軸部材31aと係合可能に構成されている。保持部材33における軸心C4と先端部との間には、連携機構Vのリンク部材41(後述)が接続されている。
揺動アーム34は、アーム状の部材であって、機体左右方向に延びる軸心C5周りに揺動可能な状態で、脱穀装置9の左側面に支持されている。
テンションローラ35は、機体左右方向に延びる軸心C6周りに回転可能な状態で、揺動アーム34の先端部に支持されている。テンションローラ35は、テンション機構Hの非作動時(図3)において、フィードチェーン8に接触し、フィードチェーン8にテンションをかける。
付勢部材36は、揺動アーム34を後方へ付勢する部材である。具体的には、付勢部材36はコイルバネであり、揺動アーム34における軸心C5と先端部との間に接続されている。
テンション機構Hは、作動状態(図3)にあるとき、フィードチェーン8にテンションをかける。具体的には、テンションローラ32、35が図3に示される位置にあり、フィードチェーン8の走行経路を曲げて、フィードチェーン8にテンションをかける。特に、揺動アーム34が付勢部材36により後方に付勢されて、テンションローラ35を後方に押し、フィードチェーン8にテンションをかける。
スイッチ12が操作されると、連携機構Vのリンク部材41が後方へ移動する。保持部材33が、リンク部材41に引かれて後方へ揺動し、保持部材33の先端部と軸部材31aとの係合が解除される。揺動アーム31が自重により下方へ揺動し、テンションローラ32がフィードチェーン8から離間する。フィードチェーン8がテンションローラ32、35から離間し、フィードチェーン8にかかるテンションが緩められる(図4)。
換言すれば、連携機構Vのリンク部材41がテンション機構Hの保持部材33を後方に押して移動させることにより、テンション機構Hが作動状態(図3)から非作動状態(図4)へ動作し、フィードチェーン8にかかるテンションが緩められる。すなわち、連携機構Vのリンク部材41(リンク部材41の前端部)が、テンション機構Hに作用してフィードチェーン8にかかるテンションを緩めるようにテンション機構Hを動作させる緩め機構Jとして機能する。
〔連携機構〕
連携機構Vは、リンク部材41と、作動アーム42と、回転アーム43と、ギヤボックス44と、を備えている。本実施形態では、アクチュエータWは電動モータであり、ギヤボックス44に接続されている。
リンク部材41は、機体前後方向に沿って延びる板状の部材であって、前端部(緩め機構J)がテンション機構Hの保持部材33に接続され、後端部が離間機構Gの保持部材25に接続されている。
作動アーム42は、その上端部がリンク部材41の中央付近に接続され、下端部が回転アーム43の近傍まで延びている。
回転アーム43は、機体左右方向に延びる軸心C7周りに回動可能な状態でギヤボックス44に支持されている。
ギヤボックス44は、アクチュエータWにより駆動されて、回転アーム43を回転させる。
スイッチ12が操作されると、アクチュエータWが動作し、ギヤボックス44が回転アーム43を機体左側から視て時計回りに回転させる。回転アーム43が作動アーム42を後ろへ押し、リンク部材41及び作動アーム42が後方へ移動する。作動アーム42が離間機構Gの保持部材25を後方へ押し、離間機構Gが作動する(図4)。同時に、作動アーム42(緩め機構J)がテンション機構Hの保持部材33を後方へ押し、フィードチェーン8にかかるテンションを緩めるようにテンション機構Hを動作させる。以上のようにして、連携機構Vは離間機構Gと緩め機構Jとを連係作動させる。
〔制御部〕
図6に示されるように、コンバインの制御部16は、停止制御部17を備えており、スイッチ12と接続され、エンジンEG、及びアクチュエータWを制御可能に構成されている。詳しくは、制御部16は、機能部に対応するプログラムを記憶するメモリ(HDDや不揮発性RAMなど。図示省略)と、当該プログラムを実行するCPU(図示省略)と、を備えている。プログラムがCPUにより実行されることにより、停止制御部17の機能が実現される。
手扱ぎ作業を行っている間に、穀稈詰り等が発生した場合には、作業者がスイッチ12を操作する。停止制御部17は、人為操作されたことを示す信号をスイッチ12から受信したことに応じて、エンジンEGを停止させ、アクチュエータWを作動させる。アクチュエータWが作動したことにより、連携機構Vが作動し、離間機構Gと緩め機構Jとが連係作動し、テンション機構Hがフィードチェーン8にかかるテンションを緩めるように動作する。これにより、フィードチェーン8が速やかに停止する。フィードチェーン8の停止後、詰まった穀稈を取り除く作業が行われる。
詰まり穀稈が除去された後、手扱ぎ作業を再開する場合には、離間機構G及び連携機構V(緩め機構J)を非作動状態に戻し、テンション機構Hを作動状態に戻す復帰作業が行われる。具体的には、作業者はスライド部材23の操作部位23aを前方へ引いて押出部材22を非接触状態へ戻し、揺動アーム31を前方へ揺動させテンションローラ32をフィードチェーン8へ接触させ、揺動アーム34を前方へ揺動させる。次に作業者は、リンク部材41の取っ手41aを前方へ引いて、保持部材25、33を前方へ揺動させ、保持部材25の先端部をスライド部材23のフック部位23bと係合させ、保持部材33の先端部を揺動アーム31の軸部材31aと係合させる。
〔他の実施形態〕
(1)離間機構G、テンション機構H、緩め機構J、及び連携機構Vの形態は、上述の例に限られない。例えば離間機構Gが、押出部材22に替えて、フィードチェーン8を後方へ引く部材を備えてもよい。また、押出部材22の形状も上述の例に限られない。
(2)上記実施形態では、連携機構Vがリンク部材41により離間機構Gと緩め機構Jとを連係作動させる例が説明された。離間機構G及び緩め機構Jが、それぞれアクチュエータを備え、連携機構Vが当該アクチュエータを制御する制御部であってもよい。当該制御部は、スイッチ12が人為操作されたことに応じて、離間機構Gのアクチュエータと緩め機構Jのアクチュエータとを連係作動させるよう構成される。
(3)上記実施形態では、コンバインが離間機構Gと緩め機構Jの両方を備える例が説明されたが、離間機構Gのみ、又は緩め機構Jのみを備える形態も可能である。
(4)上記実施形態では、連携機構Vのリンク部材41が緩め機構Jを兼ねる例が説明された。緩め機構Jが連携機構Vと独立した機構として、コンバインに備えられてもよい。
(5)コンバインが、離間機構G、テンション機構H、緩め機構J、及び連携機構Vを作動させるアクチュエータ等を備えない形態も可能である。例えば、スイッチ12が連携機構Vの構成部材(例えば作動アーム42)に物理的に接続され、スイッチ12が押されたことにより作動アーム42が後方に移動する形態も可能である。
本発明は、植立する作物を走行しながら収穫する自脱型コンバインに適用可能である。
8 :フィードチェーン
8b :駆動スプロケット
8d :溝
9 :脱穀装置
12 :スイッチ(操作具)
22 :押出部材
G :離間機構
H :テンション機構
J :緩め機構
V :連携機構
W :アクチュエータ

Claims (7)

  1. 刈取穀稈を搬送するフィードチェーンと、
    前記フィードチェーンを駆動する駆動スプロケットと、
    前記フィードチェーンによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    人為操作される操作具と、
    前記操作具が操作されたことに応じて前記フィードチェーンと前記駆動スプロケットとを噛み合いが外れる方向へ離間させる離間機構と、を備えるコンバイン。
  2. 前記離間機構は、機体左右方向視で前記フィードチェーンの走行経路の内側に位置する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記離間機構は、前記フィードチェーンに接触しない状態で前記フィードチェーンと前記駆動スプロケットとの間に位置する非接触状態と、前記非接触状態での位置よりも前記駆動スプロケットの径方向外側へ移動して前記フィードチェーンに接触して前記フィードチェーンを押し出す接触状態とに状態変化可能な押出部材を備え、
    前記離間機構の非作動時には前記押出部材が前記非接触状態であり、前記離間機構の作動時には前記押出部材が前記接触状態である請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記押出部材は、前記駆動スプロケットの外周形状に沿う弧状である請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記駆動スプロケットは、その外周部に形成されると共に周方向に沿って延び径方向に凹んだ溝を備え、
    前記押出部材は、前記非接触状態にあるとき前記溝の内部に位置すると共に前記接触状態にあるとき前記溝から突出する請求項3又は4に記載のコンバイン。
  6. 前記フィードチェーンにテンションをかけるテンション機構と、
    前記操作具が操作されたことに応じて前記テンション機構に作用して前記フィードチェーンにかかるテンションを緩めるように前記テンション機構を動作させる緩め機構と、を備える請求項1から5のいずれか1項に記載のコンバイン。
  7. 前記離間機構と前記緩め機構とを連係作動させる連携機構と、
    前記操作具が操作されたことに応じて前記連携機構を作動させるアクチュエータと、を備える請求項6に記載のコンバイン。
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