JP2021089456A - 情報処理装置、システム、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体が含まれる撮像画像に出力画像を合成する場合に、ユーザがプレビュー画像を介して合成対象の出力画像を編集し、編集結果を確認できるようにすること。【解決手段】本発明の一実施形態は、記録媒体の撮像画像を表す第1画像データを取得する第1取得手段と、前記記録媒体に記録する予定の出力画像を表す第2画像データを取得する第2取得手段と、前記撮像画像から切り出された記録媒体画像に前記出力画像を重ねた第1合成画像を、第1プレビュー画像として、表示手段に表示するよう制御する第1表示制御手段と、ユーザ操作に応じて編集された前記出力画像を前記記録媒体画像に重ねた第2合成画像を、第2プレビュー画像として、前記表示手段に表示するよう制御する第2表示制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置である。【選択図】図7
Description
本発明は、撮像装置によって取得された撮像画像に対し、これから印刷する予定の画像を合成し、該合成によって生成された画像を、表示装置に表示させる印刷プレビューに関する。
従来、画像記録装置等の印刷装置によって記録媒体に印刷する予定の画像(印刷予定画像とする)が記録媒体に実際に印刷される前に、印刷予定画像が記録媒体に印刷された状態を擬似的に表示する技術として、印刷プレビューが知られている。
特許文献1には、撮像装置および表示装置を有する電子機器によって実行される印刷プレビュープログラムが開示されている。この印刷プレビュープログラムは、印刷予定画像を取得する画像取得手段として、電子機器を機能させる。また、この印刷プレビュープログラムは、撮像装置によって取得された撮像画像に記録媒体が含まれる場合に、印刷予定画像を、この撮像画像における記録媒体上に合成する合成手段として、電子機器を機能させる。さらに、この印刷プレビュープログラムは、合成の結果取得された画像(合成画像とする)を表示装置に表示させる表示制御手段として、電子機器を機能させる。このような構成により、特許文献1の印刷プレビュープログラムは、撮像装置によって取得された撮像画像における記録媒体上に印刷予定画像を合成した画像をプレビュー画像として表示装置に表示させる。
このように特許文献1によれば、実際の記録媒体の外観をプレビュー画像に反映することができ、実際の印刷物に近いプレビュー画像を生成することができる。
しかしながら、特許文献1に開示された印刷プレビュープログラムでは、実際の印刷物に近いプレビューを確認することはできるが、プレビュー結果が所望の結果と異なる場合に、該所望の結果となるように、合成対象の出力画像を調整することはできない。プレビュー結果が所望の結果と異なる場合とは、例えば、記入用の罫線が予め印刷された帳票に、あて名や数値を印刷する際に、これらの出力が罫線に重なってしまう場合である。また、例えば、絵柄が印刷された絵葉書に文面を印刷する際に、出力が絵柄に重なって読みにくくなる場合である。
そこで本発明の一実施形態は、上記の課題に鑑み、記録媒体が含まれる撮像画像に出力画像を合成する場合に、ユーザがプレビュー画像を介して合成対象の出力画像を編集し、編集結果を確認できるようにすることを目的とする。
本発明の一実施形態は、記録媒体の撮像画像を表す第1画像データを取得する第1取得手段と、前記記録媒体に記録する予定の出力画像を表す第2画像データを取得する第2取得手段と、前記撮像画像から切り出された記録媒体画像に前記出力画像を重ねた第1合成画像を、第1プレビュー画像として、表示手段に表示するよう制御する第1表示制御手段と、ユーザ操作に応じて編集された前記出力画像を前記記録媒体画像に重ねた第2合成画像を、第2プレビュー画像として、前記表示手段に表示するよう制御する第2表示制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置である。
本発明の一実施形態によれば、記録媒体が含まれる撮像画像に出力画像を合成する場合に、ユーザがプレビュー画像を介して合成対象の出力画像を編集し、編集結果を確認できるようにすることを目的とする。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<印刷システムの構成について>
以下、本実施形態における印刷システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、印刷システム全体の構成を示す図である。
<印刷システムの構成について>
以下、本実施形態における印刷システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、印刷システム全体の構成を示す図である。
図1に示すように、印刷システムは、情報処理装置101と、印刷装置102と、無線LANルータ103とを有する。情報処理装置101は、表示部215と撮像部216(図2参照)とを有する電子機器であり、例えば、スマートフォンやタブレット端末等を想定している。情報処理装置101と印刷装置102とはそれぞれ、無線LANルータ103に接続され、情報処理装置101および印刷装置102は、無線LANを介する通信を行う。情報処理装置101は、出力する画像を表す画像データを含む印刷ジョブを印刷装置102に送信する。印刷装置102は、情報処理装置101から送信された印刷ジョブに基づく印刷を行う。尚、印刷装置102として、記録媒体に画像を記録する任意の装置を採用でき、インクジェットプリンタやレーザープリンタ等の画像記録装置、複合機等を採用してよい。
尚、本実施形態では、情報処理装置101と印刷装置102との間の接続として、無線LAN接続を採用したケースを示すが、情報処理装置101と印刷装置102との間の接続は、無線LAN接続に限られず、有線LAN接続等の任意の接続を採用してよい。
<情報処理装置について>
以下、本実施形態における情報処理装置101の構成について、図2を用いて説明する。図2は、情報処理装置101の構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置101は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、電源部214と、表示部215と、撮像部216と、入力部217と、通信部218と、を有する。これらの構成要素はシステムバス219を介して接続されており、構成要素間でデータを送信または受信することが可能である。
以下、本実施形態における情報処理装置101の構成について、図2を用いて説明する。図2は、情報処理装置101の構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置101は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、電源部214と、表示部215と、撮像部216と、入力部217と、通信部218と、を有する。これらの構成要素はシステムバス219を介して接続されており、構成要素間でデータを送信または受信することが可能である。
CPU211は、ROM212に記憶されたプログラムに従って、RAM213を作業領域として、情報処理装置101の制御を行う。電源部214は、システムバス219を介して、各構成要素に必要な電力を供給する。CPU211による制御に基づいて、表示部215には、情報処理装置101の状態や印刷状況等に関する情報が表示され、ユーザは表示された情報を視認する。撮像部216は、CPU211の制御に従って、撮像を行う。CPU211は、撮像部216の撮像によって取得した画像を、表示部215に表示する。入力部217は、ユーザ操作の入力を行うためのものであり、ボタン等を含む。通信部218は、無線LANによる通信を行う。
尚、前述したように、情報処理装置101としてスマートフォンが想定される。情報処理装置101がスマートフォンの場合、表示部215は液晶パネルであり、撮像部216はカメラであり、入力部217はタッチパネル、ボタン等を含むものとなる。
<撮像画像からの所定画像の切り出しについて>
以下、本実施形態における撮像画像からの所定画像の切り出しについて、図3及び図4を用いて説明する。
以下、本実施形態における撮像画像からの所定画像の切り出しについて、図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)は、撮像画像の一例として、所定書式の領収書の画像が印刷済みの記録媒体を、情報処理装置101の撮像部216で撮像することで取得される画像を示す。図3(a)に示すように、撮像画像は、記録媒体を平面に射影した結果の画像であり、情報処理装置101と記録媒体との撮像時の位置関係が原因で、所定書式の領収書が傾いた画像となっている。
図3(b)は、図3(a)の撮像画像から一部の画像(具体的には、領収書を印刷済みの記録媒体の画像)を切り出し、該切り出した画像を矩形に変換した画像を示す。このような撮像画像から部分画像の切り出しは、エッジ検出等の画像処理を用いることで行うことが可能である。
図4は、撮像画像に基づき、記録媒体画像を生成する処理のフローチャートである。尚、図4における各ステップの処理は、情報処理装置101のCPU211が、ROM212に記憶されたプログラムをRAM213に展開し、該展開したプログラムを実行することによって、実行される。
まずステップS400において、CPU211は、カラーの撮像画像を表す画像データを、グレースケール画像を表す画像データに変換する。尚、以降では、簡単のため「ステップS〜」を「S〜」と略記する。
S401において、CPU211は、S400で取得されるグレースケール画像にメディアンフィルタを適用することで、画像のノイズを除去する。
S402において、CPU211は、S401で取得される各画素が多値(例えば0−255)で表現される画像の画像データを、各画素が2値(例えば0と1)で表現されるバイナリ画像(2値画像とも呼ばれる)の画像データに変換する。
S403において、CPU211は、S402で取得される画像データが表すバイナリ画像内でエッジを検出する処理(エッジ検出処理)を行う。なお、S403では、エッジ検出の結果から、画像に含まれるオブジェクトの認識も行う。オブジェクトを認識する方法としては、種々の方法を採用することができる。例えば、検出されたエッジにより囲まれている領域をオブジェクトとして検出する方法が用いられる。
S404において、CPU211は、S403において検出された1または複数のオブジェクトのうちの1オブジェクトに注目し、そのオブジェクトを「注目オブジェクト」として設定する。
S405において、CPU211は、上記のようにオブジェクトの領域を囲むエッジを注目オブジェクトのアウトラインとして導出し、該導出したアウトラインに基づき、注目オブジェクトのサイズを導出する。
S406において、全てのオブジェクトがS404において注目オブジェクトとして設定されたか判定する。
S406においてNoと判定されると、CPU211はS404において、別のオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、S405においてアウトラインとサイズの導出を再び実行する。
S406においてYesと判定されると、S407に処理が進む。S407おいてCPU211は、S403で認識された1または複数のオブジェクトのうち、S405で導出されたサイズが最大のオブジェクトについて、記録媒体の画像領域に対応する4隅の座標として、当該オブジェクトの4隅の座標を抽出する。
その後、S408においてCPU211は、S407において抽出された4つの座標により、撮影画像(カラー画像)から記録媒体の画像領域を切り出す。またS408においてCPU211は、切り出された記録媒体の画像領域に射影変換を適用する。つまり、S407で抽出した4隅の座標を、最終的に描画される矩形画像領域の4隅に移す射影変換を行う。これにより、傾きを有する記録媒体の画像領域(図3(a)参照)が、矩形の画像領域(図3(b)参照)に変換される。
<プレビュープログラムに従って実行される処理について>
以下、本実施形態におけるプレビュープログラムに従って実行される処理について、図5〜図8を用いて説明する。
以下、本実施形態におけるプレビュープログラムに従って実行される処理について、図5〜図8を用いて説明する。
図5は、出力画像の一例として、図3に示す書式の領収書の画像に合成する画像を示している。つまり、図5に示す画像は、印刷済みの領収書の空欄になっている部分にテキストを印刷するための画像(テキスト画像とする)である。なお、図5の画像においてテキスト以外の領域は、印刷装置に送信される際は白色の領域として処理されるが、後述のプレビューの際には透過領域として処理される。
図6は、プレビュー画像の一例として、図3(b)に示す所定書式の領収書画像が記録された記録媒体の画像に、図5に示す出力画像を重ねた画像を示している。図6に示すように、この例では、領収書に印刷されている罫線に出力画像のテキストが重なっている。従って、このような出力結果は、ユーザにとって望ましいものではない。本実施形態におけるプレビュープログラムは、このような課題を解消するためのものである。本実施形態におけるプレビュープログラムによれば、記録媒体画像と出力画像とを個別に管理するレイヤー管理を行うことで、記録媒体の画像上で出力画像を編集することが可能になる。
図7は、本実施形態におけるプレビュープログラムに従って実行される処理のフローチャートである。尚、図7における各ステップの処理は、情報処理装置101のCPU211が、ROM212に記憶されたプログラムをRAM213に展開し、該展開したプログラムを実行することによって、実行される。
S700において、CPU211は、所定書式の領収書を印刷済みの記録媒体を撮像することで取得される撮像画像の画像データを取得する。
S701において、CPU211は、図4に示した処理を実行することで記録媒体画像データを生成する。本実施形態では、CPU211は、図4のS400〜S408の処理を実行することで、S700で取得した画像データが表す撮像画像から、領収書を印刷済みの記録媒体の画像を切り出し、該切り出した画像が矩形画像でない場合には、該切り出した画像が矩形画像になるように補正する。前述した通り、画像の切り出しには、エッジ検出等の画像処理技術を用いる。また、切り出し画像に対して、射影変換等の画像処理技術を用いることで、傾き補正が行われる。
S702において、CPU211は、印刷対象とする記録媒体のサイズ情報を確定する。本実施形態では、ユーザが、印刷対象とする記録媒体のサイズ情報を、入力部217を介して入力し、CPU211は、このユーザ入力に基づいて、該サイズ情報を確定するものとする。但し、記録媒体のサイズ情報を確定する方法はこれに限られず、任意の方法を採用してよい。例えば、ユーザがサイズの基準となるものを記録媒体と一緒に撮像し、CPU211は、ユーザの撮像により取得された撮像画像内で該基準となるものを検出し、該検出結果に基づいて記録媒体のサイズ情報を導出し確定してもよい。
S703において、CPU211は、S701における補正後の記録媒体の画像に基づくプレビュー画像を生成し、該生成したプレビュー画像を表示部215に表示する。本ステップでは、S701で取得される記録媒体の画像に、印刷出力のための出力画像を合成、つまり重ねることで、プレビュー画像を生成する。本ステップにおいて、CPU211は、合成画像データを生成する合成画像データ生成手段として機能し、本ステップで生成される合成画像データを、「第1合成画像データ」と定義する。尚、プレビュー画像を生成する際に必要とする合成対象の画像、つまり印刷出力のための出力画像は、ユーザがアプリ上で入力したテキストの画像をS702で確定された記録媒体のサイズ情報に基づいて拡大ないし縮小することで、生成される。
S704において、CPU211は、出力画像の位置、大きさ等を変更するためのユーザによる操作入力の情報を受け取り、該受け取った情報に基づいて、表示部215に表示されているプレビュー画像を更新する。
詳しくは、CPU211は、ユーザによる操作入力の情報に基づき、印刷出力のための出力画像が調整されたプレビュー画像を新たに生成する。ここでいう「調整」には、記録媒体画像とこの記録媒体画像に重ねる出力画像との間の相対的な位置関係を、ユーザによる操作入力に応じて変化させることが含まれる。或いは、「調整」には、出力画像内の有色の部分(図5ではテキスト部分)について、当該出力画像内の位置を変更することが含まれる。そして、CPU211は、新たに生成したプレビュー画像を表示する。S704において、CPU211は、合成画像データを生成する合成画像データ生成手段として機能し、本ステップで生成される合成画像データを、「第2合成画像データ」と定義する。尚、S704でCPU211が受け取るユーザによる操作入力の情報は、入力部217を介して入力される。例えば、情報処理装置101がスマートフォンの場合、本ステップで受け付け可能なユーザによる操作には、タッチパネルのドラッグ、ピンチイン、ピンチアウト等が含まれる。
S705において、CPU211は、ユーザによるプレビュー画像の編集が完了したか判定する。本実施形態では、プレビュープログラムに従って表示部215に表示されるGUI、具体的には「編集完了ボタン」が押下された場合に、CPU211は、ユーザによるプレビュー画像の編集が完了したと判定するものとする。本ステップの判定結果が真の場合、S706に進む。一方、本ステップの判定結果が偽の場合、S703に戻る。
S706において、CPU211は、通信部218を用いて、S705での編集が完了したプレビュー画像の画像データを含む印刷ジョブを印刷装置102に対して送信する。なお、プレビュー画像においては、出力画像の有色部分(図5ではテキスト部分)以外の領域が透過領域として処理されていたが、S706においては、その透過領域を白色領域として含む画像が、印刷対象の画像として送信される。
尚、ここでは、プレビュー画像の編集として、出力画像の位置や大きさを変更するケースを説明したが、その他の編集を行ってもよい。例えば、文字の校正、フォント変更、色変更、文字追加などが挙げられる。
図8は、本実施形態に係る編集後のプレビュー画像の一例として、図3(b)に示す記録媒体の画像に、図5に示す出力画像を編集した画像を重ねた結果の画像を示している。図8に示すように、この例では、領収書に印刷されている罫線に出力画像のテキストが重なっていない。従って、このような編集後の出力結果は、図6と比較して、ユーザにとってより望ましいものになっている。
尚、前述のプレビュープログラムでは、ユーザの操作によって、S704における出力画像の編集を行っている。しかし、編集方法は、このような方法に特に限定されず、任意の方法を採用してよい。例えば、オブジェクト検出技術を用いて、記録媒体に含まれるオブジェクトと出力画像に含まれるオブジェクトとが重ならないように、出力画像の位置、大きさを自動的に調整する方法を採用してもよい。
図9は、検出されたオブジェクトの例を示す図である。詳しくは、図9(a)は、図3(b)に示す記録媒体画像(具体的には、矩形の領収書画像)から検出されたオブジェクトを示す図であり、図9(b)は、図5に示す出力画像(具体的には、テキスト画像)から検出されたオブジェクトを示す図である。図9(a)または図9(b)において、破線で囲まれた各部は、検出されたオブジェクトを示している。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、記録媒体の撮像画像から一部の画像(具体的には領収書画像)を切り出し、該切り出した画像を矩形画像に変換して、変換によって得た矩形画像に出力画像を重ねることで、プレビュー画像を生成する方法について説明した。しかし、プレビュー画像を生成する方法は、この方法に限定されず、任意の方法を採用してよい。例えば、記録媒体の撮像画像から一部画像を切り出し、該切り出した一部画像を矩形画像に変換することなく、該切り出した一部画像に合わせこむように出力画像を射影変換して、該切り出した一部画像に該射影変換によって得た画像を重ねる方法を採用してもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、記録媒体の撮像画像から一部の画像(具体的には領収書画像)を切り出し、該切り出した画像を矩形画像に変換して、変換によって得た矩形画像に出力画像を重ねることで、プレビュー画像を生成する方法について説明した。しかし、プレビュー画像を生成する方法は、この方法に限定されず、任意の方法を採用してよい。例えば、記録媒体の撮像画像から一部画像を切り出し、該切り出した一部画像を矩形画像に変換することなく、該切り出した一部画像に合わせこむように出力画像を射影変換して、該切り出した一部画像に該射影変換によって得た画像を重ねる方法を採用してもよい。
図10は、本実施形態におけるプレビュー画像の生成方法を説明するための図である。詳しくは、図10(a)は、図3(a)に示す画像(撮像画像から切り出したが、傾き補正を施していない領収書画像)に合わせこむように、図5に示す出力画像を射影変換した画像を示す図である。図10(b)は、プレビュー画像の一例として、図3(a)に示す領収書画像に、図10(a)に示す出力画像を重ねた画像を示している。図10(b)に示すように、この例では、領収書に印刷されている罫線に出力画像のテキストが重なっている。従って、このような出力結果は、ユーザにとって望ましいものではない。本実施形態におけるプレビュープログラムは、このような課題を解消するためのものである。
図10(c)は、本実施形態に係る編集後のプレビュー画像の一例として、図3(a)に示す領収書画像に、図10(a)に示す出力画像を編集した画像を重ねた結果の画像を示している。図10(c)に示すように、この例では、領収書に印刷されている罫線に出力画像のテキストが重なっていない。従って、このようなプレビュー画像編集後の出力結果は、図10(b)と比較して、ユーザにとってより望ましいものになっている。
具体的には、図7のS701において図4に示した処理が実行され、切り出された記録媒体の画像領域について射影変換が行われない、もしくは、S703においては、射影変換された記録媒体の画像領域は表示されない。そして、S703でCPU211は、S407において抽出された最大オブジェクトの4隅の座標から、撮影画像における記録媒体の傾きを求める。そしてCPU211は、その傾きに応じて、図5に示す出力画像に射影変換を施すことで、記録媒体の傾きに応じた出力画像を作成する。作成された出力画像が、撮影画像から切り出された記録媒体の画像領域(射影変換は実行されていない)に合成されることで、図10(b)、図10(c)に示した表示結果を得ることができる。なお、図7のS701〜S703の処理は、ユーザによる操作が入力されるまで繰り返されてもよい。これにより、例えばプレビュー表示中にユーザが情報処理装置101を動かし、情報処理装置101と記録媒体の相対角度が変更された場合でも、変更後の相対角度に応じたプレビューを実現することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101・・・情報処理装置
215・・・表示部
215・・・表示部
Claims (10)
- 記録媒体の撮像画像を表す第1画像データを取得する第1取得手段と、
前記記録媒体に記録する予定の出力画像を表す第2画像データを取得する第2取得手段と、
前記撮像画像から切り出された記録媒体画像に前記出力画像を重ねた第1合成画像を、第1プレビュー画像として、表示手段に表示するよう制御する第1表示制御手段と、
ユーザ操作に応じて編集された前記出力画像を前記記録媒体画像に重ねた第2合成画像を、第2プレビュー画像として、前記表示手段に表示するよう制御する第2表示制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1画像データに基づき、前記記録媒体画像を表す記録媒体画像データを生成する第1生成手段と、
前記第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1合成画像データ生成手段と、
前記第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2合成画像データ生成手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2合成画像データ生成手段は、前記記録媒体画像と、該記録媒体画像に重ねる前記出力画像との間の相対的な位置関係を変更することで、前記第2合成画像データを生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記第1生成手段は、前記撮像画像から切り出された前記記録媒体画像が矩形画像になるように傾き補正を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
- 矩形画像ではない前記記録媒体画像に合わせるように、前記出力画像を変換する変換手段を更に有することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
- 前記記録媒体画像と前記出力画像とは、個別にレイヤー管理されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 画像データに基づき画像を表示する前記表示手段と、
前記ユーザ操作を受け付ける受け付け手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置と、
画像記録装置と、
を有することを特徴とするシステム。 - 記録媒体の撮像画像を表す第1画像データを取得するステップと、
前記記録媒体に記録する予定の出力画像を表す第2画像データを取得するステップと、
前記撮像画像から切り出された記録媒体画像に前記出力画像を重ねた第1合成画像を、第1プレビュー画像として、表示手段に表示するよう制御するステップと、
ユーザ操作に応じて編集された前記出力画像を前記記録媒体画像に重ねた第2合成画像を、第2プレビュー画像として、前記表示手段に表示するよう制御するステップと、
を有することを特徴とする方法。 - コンピュータに請求項9に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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