JP2021082224A - 操作部構造および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部が集中して配置されている場合でも点字の誤読を抑制できる操作部構造および装置を提供するものである。【解決手段】利用者が操作する第一操作部としての取消ボタン31aと、前記第一操作部の近くに設けられ、当該第一操作部に関連する情報を点字で表示した点字表示部40aと、点字表示部40aの読み取り方向の延長線上であって、点字表示部40aの近くに設けられた点字誤読防止部42と、を備える。点字誤読防止部42は、点字表示部40aの読取りを開始する読取開始位置および読取りを完了する読取完了位置の少なくとも何れか一方の近くに設けられている。【選択図】図3B

Description

本発明は、操作部構造および装置に関する。
銀行等の金融機関や流通機関には、現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)や券売機などの自動取引装置が設置されている。
従来、視覚障害を持つ利用者による自動取引装置の操作を容易にするために、自動取引装置の操作に関する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1には、操作部(例えば、取扱口)と点字との間に、この二つを繋ぐガイドを設けることが記載されている。ガイドは、突起状に形成されており、当該ガイドを指先で辿ることによって、触感で目的の操作部に到達できる。
特許文献2には、誘導ラインを備えるカバーパネルが記載されている。誘導ラインは、左右端近傍からテンキーの位置に向かって水平よりわずかに下方に傾斜させ、テンキー近傍で傾斜角を下方に曲折したものである。利用者は、誘導ラインを指先で辿ることによって、触感でテンキーに到達できる。ガイドの近傍には点字が設けられている。
特開2001−148046号公報(段落0017〜0018、図2) 特開2003−178339号公報(段落0037〜0040、図1,図2)
しかしながら、特許文献1,2に記載される技術は、狭いスペースに操作部が集中して配置されている場合への適用が難しかった。つまり、特許文献1,2に記載される技術を狭いスペースに集中して配置される操作部に適用した場合、ガイドや誘導ラインが錯綜してしまうことによって点字との対応関係が曖昧となり、点字を誤読してしまうおそれがあった。そのため、操作性が優れているとは必ずしもいえなかった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、操作部が集中して配置されている場合でも点字の誤読を抑制できる操作部構造および装置を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の一態様に係る操作部構造は、利用者が操作する第一操作部と、前記第一操作部の近くに設けられ、当該第一操作部に関連する情報を点字で表示した点字表示部と、前記点字表示部の読み取り方向の延長線上であって、前記点字表示部の近くに設けられた点字誤読防止部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る装置は、上記した操作部構造を備える装置である。
本発明によれば、操作部が集中して配置されている場合でも点字の誤読を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る自動取引装置の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る自動取引装置の右側面図である。 本発明の第1実施形態に係る自動取引装置の平面図である。 点字の表示方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る操作パネルの拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る操作パネルの拡大平面図である。 本発明の第2実施形態に係る操作パネルの拡大平面図である。 本発明の第3実施形態に係る操作パネルの拡大平面図である。 本発明の第3実施形態に係る操作パネルの要部を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る操作パネルの拡大平面図である。 本発明の第4実施形態に係る操作パネルの要部を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
≪第1実施形態に係る自動取引装置の構成≫
図1Aないし図1Cを参照して、第1実施形態に係る自動取引装置1の構成について説明する。自動取引装置1は、顧客に対して金融サービスを提供するアクセスポイントとしての役割を果たすものであり、現金自動預け払い機(ATM)を想定する。自動取引装置1は、例えば銀行の支店、コンビニなどに設置され、利用者との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。
自動取引装置1の説明における「上下」、「前後」、「左右」は、図1Aないし図1Cの矢印に従う。当該方向は、説明の便宜上定めるものであり、本発明を限定するものではない。なお、図1Aないし図1Cの前方向は、自動取引装置1の利用者(すなわち金融機関等の顧客)が位置する方向である。
自動取引装置1は、前面が開口した箱型の筺体2と、筺体2の前面下部に配設される前面扉3と、筺体2の前面上部に配設されており、顧客により操作される操作パネル10とを備えて構成されている。
筺体2は、内部に各種のユニット(例えば、紙幣ユニットや硬貨ユニットなど)を収納する。図1Bに示すように、筺体2の前面側上部は凹んだ形状を呈しており、筺体2の底面には複数本の脚部(図示せず)が設けられている。
前面扉3は、筺体2の前面下部を覆う部材である。筺体2の下部には、例えば電源、制御部、紙幣ユニット、硬貨ユニットなど(何れも図示せず)が収納されている。紙幣ユニットおよび硬貨ユニットは、前面扉3を開放した状態で着脱することができる。
操作パネル10は、筺体2の凹みに合わせて成形された側面視でL字形状を呈するフロントカバー10d(図1B参照)に、取引に必要な種々の構成要素が設けられたものである。操作パネル10の構成要素は、例えば各種のボタンや様々な投入口などであって、利用者によって操作される。構成要素(全てでなくてもよい)の近くには、当該構成要素に対応する点字が設けられている。詳細は後述する。操作パネル10は、略垂直面を形成する第一操作面10aと、略水平面を形成する第二操作面10bとを有する。なお、操作パネル10は、特許請求の範囲における「操作部構造」の一例である。また、操作パネル10が備える構成要素は、特許請求の範囲における「操作部」の一例である。
図1Aに示すように、操作パネル10の第一操作面10aには、帳票入出口11と、通帳入出口12と、カード入出口13とが設けられている。帳票入出口11は、帳票の挿入や排出を行う開口部である。通帳入出口12は、通帳の挿入や排出を行う開口部である。カード入出口13は、キャッシュカードや振込カード等のカード媒体の挿入や排出を行う開口部である。筺体2の上部には、例えば帳票ユニット、通帳ユニット、カードユニットなど(何れも図示せず)が収納されている。
図1Cに示すように、操作パネル10の第二操作面10bには、硬貨入出金口14と、紙幣入出金口15と、ハンドセット16と、生体認証装置17と、点字金額表示器18と、メイン入力部20と、サブ入力部30とが設けられている。硬貨入出金口14は、硬貨の投入や排出を行う開口部である(図1Cではシャッタが閉じられた状態を示している)。紙幣入出金口15は、紙幣の投入や排出を行う開口部である(図1Cではシャッタが閉じられた状態を示している)。ハンドセット16は、例えば視覚障害者用に設けられ、各種の案内情報を音声で顧客に通知する構成要素である。生体認証装置17は、利用者の手の指静脈情報を読み取る構成要素である。点字金額表示器18は、点字によって取扱金額などを表示する構成要素である。点字金額表示器18は、小さな突起が上方に突出するように構成されており、点字金額表示器18によって表される情報は変更可能である。
図1Cに示すように、メイン入力部20は、第一操作面10aの左右方向に対して中央に配置される。メイン入力部20は、主に、タッチパネル付きの液晶ディスプレイ21と、液晶ディスプレイ21の両側に配置される複数のファンクションキー22とを備える。液晶ディスプレイ21は、各種の画面を表示すると共に各種の指示や情報等の入力を受け付ける構成要素である。液晶ディスプレイ21には、例えばファンクションキー22に臨む位置にタッチ操作可能なボタン画像が表示される。ファンクションキー22は、液晶ディスプレイ21に表示されるボタン画像と関連しており、ボタン画像による入力に代えて同様の操作をファンクションキー22で行うことができる。以下では、液晶ディスプレイ21の左側に配置されるファンクションキー22を特に「ファンクションキー22L」と表し、また、右側に配置されるファンクションキー22を特に「ファンクションキー22R」と表す場合がある。
図1Cに示すように、サブ入力部30は、第一操作面10aの左右方向に対して右側であって、生体認証装置17と点字金額表示器18との間に配置される。サブ入力部30は、主に、第一ボタン群31と、第二ボタン群32と、一対の覗き見防止壁33L,33R(まとめて「覗き見防止壁33」と表記する場合がある)とを備える。
第一ボタン群31は、「4行×3列」の合計で12個のボタンで構成されており、テンキー31c(図3A参照)を含む。第二ボタン群32は、左右方向に並んだ4個のボタンで構成されている。第一ボタン群31および第二ボタン群32は、例えば金額や暗証番号を入力するときに使用される。覗き見防止壁33は、第一ボタン群31の操作を周囲から隠すための構成要素である。
<第1実施形態での点字に関連する構成>
点字は、視覚障害者が触って読む文字であり、縦3列および横2列で構成される六つの点の有無の組合せによって、「かな」、「数字」、「アルファベット」、「各種の記号」などを表すものである。点字を構成する各点は、例えば半球凸形状を呈している。点字は、左から右に進む横書きとなっている。つまり、複数の文字を点字で表した場合、一番左側が一文字目であり、その右側が二文字目であり、以降は順番に進んでいって一番右側が最後の文字となる。
以降では、点字で表された一文字または複数の文字で構成される文字群を「点字表示部40(図2参照)」と呼ぶ場合がある。点字表示部40は、例えば、一つの構成要素の名称、説明文などを表す単語や文章である。点字表示部40は、構成要素の近くに配置される。ここでの「構成要素の近く」とは、構成要素と点字表示部40との関連を利用者が分かる程度の距離である。点字表示部40が配置される方向は特に決まっておらず、例えば構成要素の上下左右の何れかに配置される。なお、一つの構成要素に対して複数の点字表示部40を設けてもよい。
図2に点字表示部40の具体的な構成を示す。図2(a)は、点字表示部40が一文字で構成される場合を示しており、図2(b)は、点字表示部40が複数の文字で構成される場合を示している。図2(b)に示すように、点字表示部40が複数の文字で構成される場合において、利用者が最初の文字41sを読み取る位置を「読取開始位置(ホームポジション)」と呼び、また、利用者が最後の文字41eを読み取る位置を「読取完了位置(エンドポジション)」と呼ぶ。つまり、読取開始位置は、利用者が点字表示部40の読み取りを開始する位置であり、一方、読取完了位置は、利用者が点字表示部40の読み取りを終了する位置である。なお、点字表示部40が一文字で構成される場合(図2(a)参照)においては、「読取開始位置」と「読取完了位置」とは同じ位置になる。
図3Aおよび図3Bを参照して、サブ入力部30の点字に関連する構成について説明する。サブ入力部30は、点字表示部40a〜40fと、点字誤読防止部42とを備える。
点字表示部40aは、取消ボタン31aに対する点字である。点字表示部40bは、確認ボタン31bに対する点字である。点字表示部40cは、訂正ボタン32aに対する点字である。点字表示部40dは、「万」ボタン32bに対する点字である。点字表示部40eは、「千」ボタン32cに対する点字である。点字表示部40fは、「円」ボタン32dに対する点字である。
点字誤読防止部42は、点字表示部40(図2参照)の読み取り方向(ここでは左右方向)の延長線上であって、読取開始位置および読取完了位置の少なくとも何れか一方の近くに設けられる。ここでの「読取開始位置(または読取完了位置)の近く」とは、点字誤読防止部42によって点字表示部40の読取開始位置(または読取完了位置)を利用者が分かる程度の距離である。
本実施形態では、図3Bに示すように、点字誤読防止部42は、点字表示部40aの読取開始位置の近くに設けられている。本実施形態の点字誤読防止部42は、薄板状を呈しており、点字表示部40aと右側の第二ファンクションキー22Rbとを仕切るように配置されている。点字誤読防止部42が設けられていることによって、利用者が点字表示部40aを読み取った場合に、点字表示部40aが取消ボタン31aに対する点字であることが明確に分かるようになっている。つまり、仮に点字誤読防止部42が設けられていない場合を想定すると、点字表示部40aと右側の第二ファンクションキー22Rbとの距離が近いので、点字表示部40aが第二ファンクションキー22Rbに対する点字であると間違って認識される(誤読される)おそれがある。なお、取消ボタン31aは「第一操作部」の例示であり、第二ファンクションキー22Rbは「第二操作部」の例示である。
点字誤読防止部42の形状やサイズなどは、点字表示部40の誤読を適切に防止できるように設定されればよい。点字誤読防止部42の高さは、例えば点字表示部40を構成する点よりも高くなっているのがよい。点字誤読防止部42の高さは、例えば5mm以上であるのがよい。また、点字誤読防止部42の奥行方向(前後方向)の寸法は、点字表示部40の奥行方向(前後方向)の寸法以上になっているのがよい。本実施形態では、図3Bに示すように、点字誤読防止部42の奥行方向(前後方向)の寸法は、点字表示部40aの奥行方向(前後方向)の寸法よりも大きくなっている。
また、点字誤読防止部42は、点字表示部40の読み取りを妨げないように設けられているのがよい。例えば、図3Bに示す点字表示部40aと点字誤読防止部42との距離が近すぎると、利用者が点字表示部40aの読み取りを行うときに点字誤読防止部42が邪魔をして読み取りづらくなるので望ましくない。そのため、点字表示部40aと点字誤読防止部42との距離は、例えば点字表示部40aの読取開始位置に指を自然におけるような距離になっているのがよい。点字表示部40aと点字誤読防止部42との距離は、例えば5〜10mmの範囲内になっているのがよい。
なお、本実施形態では、点字表示部40b〜40fに関しては誤読するおそれがある構成要素が近くにないので、点字表示部40b〜40fには点字誤読防止部42を設けていない。しかしながら、誤読するおそれがある場合には、点字表示部40b〜40fに対して点字誤読防止部42を設けてもよい。また、ここではサブ入力部30について説明しているが、メイン入力部20についても同様に点字誤読防止部42を設けることができる。
以上のように、第1実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によれば、点字表示部40aの読取開始位置の近くに点字誤読防止部42が設けられている。そのため、正しくない他の構成要素との対応関係を間違える点字表示部40の誤読を抑制できる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、点字誤読防止部42が板状を呈しており、点字表示部40aと右側の第二ファンクションキー22Rbとを仕切るように配置されていた。第2実施形態では、点字誤読防止部42に誤読を防止する機能に加えて点字表示部40の読取開始位置を利用者に知らせる機能を備えるようにしたものである。
<第2実施形態での点字に関連する構成>
図4を参照して、第2実施形態に係るサブ入力部130の点字に関連する構成について説明する。サブ入力部130は、点字表示部40a〜40fと、点字誤読防止部142とを備える。点字表示部40a〜40fの構成は、第1実施形態と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る点字誤読防止部142は、第1実施形態と同様に点字表示部40aの読取開始位置の近くに設けられている。点字誤読防止部142は、薄板状を呈しており、点字表示部40aと第二ファンクションキー22Rbとを仕切るように配置されている。点字誤読防止部142が設けられていることによって、利用者が点字表示部40aを読み取った場合に、点字表示部40aが取消ボタン31aに対する点字であることが明確に分かるようになっている。
点字誤読防止部142の奥行方向(前後方向)の寸法は、点字表示部40aの奥行方向の寸法相当になっている。つまり、点字誤読防止部142の前端は、点字表示部40aの前部に対して前後方向の位置が同じになっている(多少のずれを許容する意図である)。また、点字誤読防止部142の後端は、点字表示部40aの後部に対して前後方向の位置が同じになっている(多少のずれを許容する意図である)。
以上説明した第2実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によっても、第1実施形態と略同等の効果を奏することができる。
また、第2実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によれば、点字誤読防止部142の前端および後端が点字表示部40に対して奥行方向(前後方向)に延伸していないので、点字誤読防止部142の右側には常に点字表示部40が位置する。そのため、点字表示部40の読取開始位置が明確である。
[第3実施形態]
第3実施形態では、第2実施形態と同様に、点字誤読防止部42に誤読を防止する機能に加えて点字表示部40の読取開始位置を利用者に知らせる機能を備えるようにしたものである。
<第3実施形態での点字に関連する構成>
図5Aおよび図5Bを参照して、第3実施形態に係るサブ入力部230の点字に関連する構成について説明する。サブ入力部230は、点字表示部40a〜40fと、点字誤読防止部242とを備える。点字表示部40a〜40fの構成は、第1実施形態と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
第3実施形態に係る点字誤読防止部242は、第1実施形態と同様に点字表示部40aの読取開始位置の近くに設けられている。点字誤読防止部242は、湾曲した薄板として構成されており、平面視で弓形状を呈している。点字誤読防止部242は、点字表示部40aと第二ファンクションキー22Rbとを仕切るように配置されている。点字誤読防止部242が設けられていることによって、利用者が点字表示部40aを読み取った場合に、点字表示部40aが取消ボタン31aに対する点字であることが明確に分かるようになっている。
点字誤読防止部242において点字表示部40aに臨む面を「表面」と呼び、表面の反対側の面を「裏面」と呼ぶことにする。図5Bに示すように、点字誤読防止部242の表面242aは、前部および後部が点字表示部40aに近接するような曲面であり、表面242aで最も深い最下点(頂点242p)は、点字表示部40aを構成する縦2列目の点に対して、前後方向の位置が同じになっている(多少のずれを許容する意図である)。本実施形態では、図5Bに示すように、点字誤読防止部242の奥行方向(前後方向)の寸法M1は、点字表示部40aの奥行方向(前後方向)の寸法Nよりも大きくなっている。
以上説明した第3実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によっても、第1実施形態と略同等の効果を奏することができる。
また、第3実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によれば、弓形状の点字誤読防止部242の頂点242pの右側には常に点字表示部40が位置する。そのため、点字誤読防止部242の表面242aに触れることによって、点字表示部40の読取開始位置が明確になる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、第2,3実施形態と同様に、点字誤読防止部42に誤読を防止する機能に加えて点字表示部40の読取開始位置を利用者に知らせる機能を備えるようにしたものである。また、第4実施形態では、点字誤読防止部42の周辺に配置される構成要素の操作性を向上させる。
<第4実施形態での点字に関連する構成>
図6Aおよび図6Bを参照して、第4実施形態に係るサブ入力部330の点字に関連する構成について説明する。サブ入力部330は、点字表示部40a〜40fと、点字誤読防止部342とを備える。点字表示部40a〜40fの構成は、第1実施形態と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
第4実施形態に係る点字誤読防止部342は、第1実施形態と同様に点字表示部40aの読取開始位置の近くに設けられている。点字誤読防止部342は、湾曲した薄板として構成されており、平面視で弓形状を呈している。点字誤読防止部342は、点字表示部40aと第二ファンクションキー22Rbとを仕切るように配置されている。点字誤読防止部342が設けられていることによって、利用者が点字表示部40aを読み取った場合に、点字表示部40aが取消ボタン31aに対する点字であることが明確に分かるようになっている。
点字誤読防止部342の奥行方向(前後方向)の寸法M2は、点字表示部40aの奥行方向の寸法N相当になっている。つまり、点字誤読防止部342の前端は、点字表示部40aの前部に対して前後方向の位置が同じになっている(多少のずれを許容する意図である)。また、点字誤読防止部342の後端は、点字表示部40aの後部に対して前後方向の位置が同じになっている(多少のずれを許容する意図である)。
また、点字誤読防止部342において点字表示部40aに臨む面を「表面」と呼び、表面の反対側の面を「裏面」と呼ぶことにする。図6Bに示すように、点字誤読防止部342の表面342aは、前部および後部が点字表示部40aに近接するような曲面であり、表面342aで最も深い最下点(頂点342p)は、点字表示部40aを構成する縦2列目の点に対して、前後方向の位置が同じになっている(多少のずれを許容する意図である)。
また、図6Bに示すように、点字誤読防止部342の裏面342bの曲率は、第3実施形態に比べて大きくなっている(つまり、曲がり具合がきつくなっている)。裏面342bの曲率は、利用者が操作する指の腹の円弧の曲率以下であることが望ましい(つまり、指のカーブよりも緩やかであることが望ましい)。利用者として想定する者は特に限定されず、例えば装置を設置する環境や種類などによって決定する。また、裏面342bの曲率は、例えば統計的手法を用いて算出してもよい。例えば、成人男性の指の形状の95パーセント値を用いて裏面342bの曲率を算出してもよい。これにより、図6Bに示すように、点字誤読防止部342と第二ファンクションキー22Rbとの間の距離Lが他の実施形態に比べて大きくなる。
以上説明した第4実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によっても、第1実施形態と略同等の効果を奏することができる。
また、第4実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によれば、弓形状の点字誤読防止部342の頂点342pの右側には常に点字表示部40が位置する。そのため、点字誤読防止部342の表面342aに触れることによって、点字表示部40の読取開始位置が明確になる。
また、第4実施形態に係る操作パネル10(操作部構造)および自動取引装置1によれば、利用者の読取操作を妨げない範囲で点字誤読防止部342の曲率を大きくしている(つまり、曲がり具合がきつくなっている)。そのため、点字誤読防止部342の裏面342bと第二ファンクションキー22Rbとの間に隙間が発生し、第二ファンクションキー22Rbの操作がよりし易くなっている。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例は、例えば以下に示す通りである。
各実施形態に係る点字誤読防止部42,142,242,342は、板状を呈していた。しかしながら、点字誤読防止部42,142,242,342の形状は実施形態で示したものに限定されず、例えば柱状や錘状を呈するものであってもよい。
また、各実施形態では、点字誤読防止部42,142,242,342を点字表示部40の読取開始位置側に配置していた。しかしながら、点字誤読防止部42,142,242,342を点字表示部40の読取完了位置側に配置してもよいし、読取開始位置側および読取完了位置側の両側に配置してもよい。
また、各実施形態では、点字誤読防止部42,142,242,342を設ける装置として現金自動預け払い機や券売機などの自動取引装置を想定していた。しかしながら、点字誤読防止部42,142,242,342を設ける装置は自動取引装置に限定されず、様々な装置に適用することができる。つまり、点字誤読防止部42,142,242,342を設ける対象の装置の種類は限定されない。
また、各実施形態に記載の各構成要素の一部を組合せ/省略しても良い。
1 自動取引装置(装置)
10 操作パネル(操作部構造)
31a 取消ボタン(第一操作部)
22Rb 第二ファンクションキー(第二操作部)
40,40a〜40f 点字表示部
42,142,242,342 点字誤読防止部

Claims (8)

  1. 利用者が操作する第一操作部と、
    前記第一操作部の近くに設けられ、当該第一操作部に関連する情報を点字で表示した点字表示部と、
    前記点字表示部の読み取り方向の延長線上であって、前記点字表示部の近くに設けられた点字誤読防止部と、を備える、
    ことを特徴とする操作部構造。
  2. 前記点字誤読防止部は、前記点字表示部の読取りを開始する読取開始位置および読取りを完了する読取完了位置の少なくとも何れか一方の近くに設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作部構造。
  3. 前記点字誤読防止部は、平板状を呈しており、前記延長線上に配置される第二操作部と前記点字表示部とを仕切るように延設されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作部構造。
  4. 前記点字誤読防止部が延設されている方向の寸法は、前記点字表示部に対応した値になっている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の操作部構造。
  5. 前記点字誤読防止部は、湾曲した板状を呈しており、前記延長線上に配置される第二操作部と前記点字表示部とを仕切るように延設されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作部構造。
  6. 前記点字誤読防止部が延設されている方向の寸法は、前記点字表示部に対応した値になっている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作部構造。
  7. 前記点字誤読防止部は、操作する指に対応した形状を呈している、ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の操作部構造。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載の操作部構造を備える装置。
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