JP2021075380A - ヘアピン状熱交換チューブ移載機構 - Google Patents

ヘアピン状熱交換チューブ移載機構 Download PDF

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Abstract

【課題】保持体に吊り下げられたヘアピン状熱交換チューブが意図せず整列装置に供給されてしまうおそれがなく、ヘアピン状熱交換チューブ移載部により確実に整列装置にヘアピン状熱交換チューブを供給することが可能なヘアピン状熱交換チューブ移載機構を提供すること。
【解決手段】ヘアピン状熱交換チューブTを保持するストッカ10と、ヘアピン状熱交換チューブTを透孔52の位置で整列させる整列装置20との間で、チューブ係止体22でヘアピン状熱交換チューブTをストッカ10から整列装置20に移載するヘアピン状熱交換チューブ移載機構100であって、ストッカ10は、ヘアピン状熱交換チューブTの保持体12と保持体12を移動させる保持体移動機構14とを備え、保持体12は、水平に延びるバッファ部12Aとバッファ部12Aの終端部に連続する上り傾斜部12Bと下り傾斜部12Cとで形成されたストッパ部12Dとを有している。
【選択図】図1

Description

本発明はヘアピン状熱交換チューブ移載機構に関し、より詳細には、ベンダによりU字状に形成されたヘアピン状熱交換チューブを一時的に吊り下げ保持するストッカと、前記ヘアピン状熱交換チューブの挿入部として透孔が形成された放熱フィンの積層体に対して前記透孔の位置に合わせて前記ヘアピン状熱交換チューブを整列させるための整列装置との間において、ヘアピン状熱交換チューブ移載部により前記ヘアピン状熱交換チューブを前記ストッカから前記整列装置に移載するためのヘアピン状熱交換チューブ移載機構に関する。
エアコン等に用いられている熱交換器は、透孔を有する放熱フィンを板厚方向に複数積層させてなる積層体に冷媒の通路となるヘアピン状熱交換チューブを挿通させることにより形成されている。ヘアピン状熱交換チューブは一直線状のチューブをベンダにより長さ方向の中間部分を曲げてU字状に形成されている。ベンダによりU字状に形成されたヘアピン状熱交換チューブは、一旦ストッカに吊り下げ保持された後、必要に応じてストッカから整列装置に送り出され、整列装置において整列させた後に積層状態の放熱フィンの透孔に挿通される。このような熱交換器組立装置としては、例えば特許文献1(特許第3315151号公報)において開示されているような構成が知られている。
特許第3315151号公報(明細書段落0014−0015;図7,11等)
特許文献1には、ストッカにおいて水平方向に延びた保持体に複数のヘアピン状熱交換チューブを吊り下げ保持させた状態で、整列装置にヘアピン状熱交換チューブを適宜供給する構成が開示されている。このような特許文献1の構成においては、保持体が水平方向に延びているので保持体へのヘアピン状熱交換チューブの吊り下げ数が増えると、吊り下げ保持されていたヘアピン状熱交換チューブが意図せずして整列装置に供給されてしまうおそれがあるといった課題がある。このような課題に対して保持体を水平ではなく、ベンダ側端部よりも整列装置側端部が高くなるように上り傾斜に配置することが考えられる。しかしながらこのような配置にすると、ヘアピン状熱交換チューブを整列装置に供給するヘアピン状熱交換チューブ移載部によりヘアピン状熱交換チューブを送り出しする力が不足し、ヘアピン状熱交換チューブを整列装置に送り出すことができなくなってしまうといった課題がある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは以下のとおりである。すなわち、保持体へのヘアピン状熱交換チューブの吊り下げ保持数が増えてもヘアピン状熱交換チューブが意図せずして整列装置に供給されてしまうおそれがなく、ヘアピン状熱交換チューブ移載部により確実に整列装置にヘアピン状熱交換チューブを供給することが可能なヘアピン状熱交換チューブ移載機構を提供することにある。
上記課題を解決するために発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち本発明は、ベンダによりU字状に形成されたヘアピン状熱交換チューブを一時的に吊り下げ保持するストッカと、前記ヘアピン状熱交換チューブの挿入部として透孔が形成された放熱フィンの積層体に対して前記透孔の位置に合わせて前記ヘアピン状熱交換チューブを整列させるための整列装置との間において、ヘアピン状熱交換チューブ移載部により前記ヘアピン状熱交換チューブを前記ストッカから前記整列装置に移載するためのヘアピン状熱交換チューブ移載機構であって、前記ストッカは、前記ヘアピン状熱交換チューブを吊り下げ保持する保持体と、前記保持体を移動させる保持体移動機構と、を具備し、前記保持体は、所要長さ範囲にわたって水平に延びるバッファ部と、前記バッファ部の終端部に連続する上り傾斜部と下り傾斜部とを有する山型形状のストッパ部とを備えていることを特徴とするヘアピン状熱交換チューブ移載機構である。
これにより、保持体にストッパ部が設けられたことになり、保持体へのヘアピン状熱交換チューブの吊り下げ保持数が増えても、ヘアピン状熱交換チューブが意図せずして整列装置に供給されてしまうことを確実に防止することができる。また、保持体から整列装置にヘアピン状熱交換チューブを供給する際には、ヘアピン状熱交換チューブがストッパ部を乗り越えることができればよいため、ヘアピン状熱交換チューブ移載部の出力を大幅に向上させなくても、保持体のヘアピン状熱交換チューブを確実に整列装置に供給することができる。
また、前記整列装置は、前記ストッカからの前記ヘアピン状熱交換チューブの受け取り部分が下り傾斜に配置されたスライダにより形成されていて、前記ストッパ部の前記下り傾斜部は、前記スライダの上端部に連なっていることが好ましい。
これにより、ストッカから整列装置へのヘアピン状熱交換チューブの受け渡しをスムーズに行うことができるため、ヘアピン状熱交換チューブに傷をつけることがない。また、ストッカの保持体と整列装置のスライダとの高さ方向における位置合わせを厳密に行う必要がなくなり、据付時における作業効率が向上する。
また、前記スライダは、前記ストッパ部の前記下り傾斜部の側における端部の所要長さ範囲が前記端部に向けて徐々に薄くなる先細り形状に形成されていることが好ましい。
これにより、ストッカの保持体と整列装置のスライダとの横方向における位置合わせを厳密に行う必要がなくなり、据付時における作業効率が向上する。
また、前記ストッカは、台車に搭載されていることが好ましい。
これにより、ストッカの移動が容易になる。
本発明におけるヘアピン状熱交換チューブ移載機構の構成を採用することにより、保持体にストッパ部が設けられたことになり、保持体へのヘアピン状熱交換チューブの吊り下げ保持数が増えても、ヘアピン状熱交換チューブが意図せずして整列装置に供給されてしまうことを確実に防止することができる。また、保持体から整列装置にヘアピン状熱交換チューブを供給する際には、ヘアピン状熱交換チューブがストッパ部を乗り越えさえすれば良いため、ヘアピン状熱交換チューブ移載部の出力を大幅に向上させることなく、保持体のヘアピン状熱交換チューブを確実に整列装置に供給することができる。
本実施形態におけるヘアピン状熱交換チューブ移載機構の概略構成を示す側面図である。 ストッカと昇降機構の概略構成を示す側面図である。 ストッカと昇降機構の概略構成を示す平面図である。 図1内の4部分の拡大図である。 スタック装置に積層された放熱フィンへ積層体にヘアピン状熱交換チューブを挿通させる際における概略状態を示す斜視図である。 整列装置に隣接させたストッカの保持体の当初状態を示す側面図である。 第1昇降部のみを作動させ、ストッパ部のみを上昇させ、スライダから離反させた状態を示す要部側面図である。 保持体を水平に調整した状態を示す要部側面図である。 ストッカから整列装置にヘアピン状熱交換チューブの送り出し状況を示す要部側面図である。
以下、本発明にかかるヘアピン状熱交換チューブ移載機構100の実施形態について、図面に基づいて具体的に説明する。図1に示すように、本実施形態におけるヘアピン状熱交換チューブ移載機構100は、U字状に形成されたヘアピン状熱交換チューブTを吊り下げ保持するストッカ10と、ヘアピン状熱交換チューブTを整列させるための整列装置20との間において、ヘアピン状熱交換チューブ移載部としてのチューブ係止体22によりヘアピン状熱交換チューブTをストッカ10から整列装置20に移載するためのものである。
図2および図3に示すように、ストッカ10は、ベンダBDにより直線状のチューブの長さ方向の中間部分を折り返すように曲げ加工してU字状に形成したヘアピン状熱交換チューブTを逆U字状にして吊り下げ保持するものである。本実施形態におけるストッカ10は、ヘアピン状熱交換チューブTを一時的に吊り下げ保持する保持体12と、保持体12を移動させる保持体移動機構14と、これらを搭載する台車16を具備している。
本実施形態における保持体12はヘアピン状熱交換チューブTの内幅寸法よりも薄く形成された板体により形成されている。保持体12は所要長さ範囲にわたって水平に延びるバッファ部12Aとバッファ部12Aの終端部に連続する上り傾斜部12Bとこれに連続する下り傾斜部12Cとを有する山型形状のストッパ部12Dとを備えている。本実施形態におけるストッパ部12Dの頂部高さはバッファ部12Aの上端縁高さ位置よりもヘアピン状熱交換チューブTの外径寸法の半分程度高い位置になっている。このように水平面部分であるバッファ部12Aを有する保持体12とすることで、ヘアピン状熱交換チューブTの保持部全体が傾斜面である従来技術の保持体12に比較して、保持体12に保持させたヘアピン状熱交換チューブTを移動させる際に必要な力を大幅に削減させることができる。本実施形態におけるストッパ部12は上り傾斜部12Bの頂部と下り傾斜部12Cの頂部が連続しているが、上り傾斜部12Bと下り傾斜部12Cとの間に図示しない平坦部を配設するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、図4に示すようにストッパ部12Dの上り傾斜部12Bの傾斜角度は下り傾斜部12Cの傾斜角度よりも緩やかになるよう形成されている。このように上り傾斜部12Bの傾斜角度を緩くすることにより、後述する整列装置20のチューブ係止体22(ヘアピン状熱交換チューブ移載部)の駆動モータ22B(図9参照)の出力を大幅に向上させなくても、保持体12に吊り下げ保持させたヘアピン状熱交換チューブTがストッパ部12Dを乗り越えることができ、ストッカ10から整列装置20へのヘアピン状熱交換チューブTの送り出しを確実に行うことができる。
また、本実施形態における保持体移動機構14は、図2および図3に示すように、保持体12を水平方向に移動させる水平方向移動機構14Aが台車16の載置部16Bに取り付けられている。このような水平方向移動機構14Aとしては、いわゆるリニアガイドを好適に用いることができる。このような水平方向移動機構14Aにより、ヘアピン状熱交換チューブTの必要本数に応じて、水平方向移動機構14Aで保持部12を横方向に移動させる。横方向に移動させた後の位置決めは位置決めピンにて手動で行うことができる。このように保持体12を横方向に移動させることで、ヘアピン状熱交換チューブTの引き込み装置は空振りし、保持部12からヘアピン状熱交換チューブTの供給を停止させることができる。また、ストッカ10の設置先の位置(地表面)には保持体12を高さ方向に移動させる昇降機構30が保持体移動機構14の一部として配設されている。このように本実施形態における保持体移動機構14は、保持体12を水平方向および高さ方向の3次元方向に移動させることが可能になっている。
さらに本実施形態における昇降機構30は、図3に示すように、台車16の自在キャスタ16Aの内側範囲に設けられているので、台車16は昇降機構30の上を通過することができる。また、昇降機構30は保持体12のストッパ部12Dの側の端部を昇降させる第1昇降部32と、保持体12のバッファ部12Aの始端部の側(ストッパ部12Dとは反対側)を昇降させる第2昇降部34とが取り付けられたベース36を地表面にアンカーAKを用いて固定されている。第1昇降部32と第2昇降部34は流体シリンダを好適に用いることができる。また、ベース36の上面には台車16(ガイド片16Z)を誘導するためのガイド体37と台車16の整列装置20への衝突を防ぐ台車ストッパ38と、台車16の有無を確認するためのセンサ39が取り付けられている。
ガイド体37は整列装置20に台車16を接近させる側の端部が幅広に開口し、整列装置20に接近すると共に徐々に開口幅が狭くなる誘導部37Aとガイド片16Zの幅寸法よりも所定寸法幅広に形成された直進部37Bを有している。台車16に設けられたガイド片16Zをガイド体37に沿わせるようにしてストッパ片16Yが台車ストッパ38に当接する位置まで台車16を図2内の矢印Aの方向に移動させることで、整列装置20に対する台車16のおおよその位置決めを行うことができる。また、図示しない昇降機構操作盤は、センサ39からの台車16の検出信号を受信したときのみ第1昇降部32および第2昇降部34の昇降操作が可能になるように設定されている。
台車16は、底面に自在キャスタ16Aとストッパ片16Yおよびガイド片16Zが取り付けられた載置部16Bと、載置部16Bに取り付けられた把持部16Cを有する公知の構成を採用することができる。自在キャスタ16Aには図示しないストッパが取り付けられていて、載置部16Bの上面には、水平方向移動機構14Aが公知の方法により搭載されていて、水平方向移動機構14Aには複数の保持体12をまとめて保持する保持体用ベース13が装着されている。保持体用ベース13は水平方向移動機構14Aに着脱可能であることが好ましい。
整列装置20は、整列装置20の下流側に配設されたスタック装置40において、図5に示すように透孔52を有し板厚方向に複数積層された放熱フィン50の積層体に対して透孔52の位置に合わせて、ストッカ10にストックされているヘアピン状熱交換チューブTを整列させるものである。なお透孔52は、ヘアピン状熱交換チューブTの挿入部である。本実施形態における整列装置20は、ストッカ10からヘアピン状熱交換チューブTを取り込むためのチューブ係止体22と、ヘアピン状熱交換チューブTの受け取り部として下り傾斜に配置されたスライダ24と、スライダ24に接続し、ヘアピン状熱交換チューブTを整列させる整列部26と、を具備している(図1,図9参照)。
図9に示すように、チューブ係止体22は、ストッカ10の保持体12に吊り下げ保持されているヘアピン状熱交換チューブTをヘアピン状熱交換チューブTの上側から係止する係止爪22Aと係止爪22Aを整列装置20の側に接離動させる駆動モータ22Bとガイドレール22Cを有している。ストッカ10の保持体12に吊り下げ保持されている単数または複数のヘアピン状熱交換チューブTは、チューブ係止体22によりストッパ部12Dを乗り越えると、下り傾斜部12Cが連なっているスライダ24の上端部24Aからスライダ24に沿って整列装置20に供給される。このとき、下り傾斜部12Cの下端部とスライダ24の上端部24Aとの間に多少の段差を許容すれば、ストッカ10の保持体12と整列装置20のスライダ24との高さ位置合わせ作業を簡略化することができる。
スライダ24の下り傾斜はストッカ10の保持体12に設けられたストッパ部12Dの下り傾斜部12Cの傾斜と同一傾斜に形成されていることが好ましい。また、下り傾斜部12Cとスライダ24の上端部24Aとが同一平面上配置(段差がない状態)または、ストッパ部12Dの下り傾斜部12Cがスライダ24の上端部24Aより高い位置になっていることが好ましい。本実施形態のように、ストッパ部12Dの下り傾斜部12Cとスライダ24の上端部24Aとが同一平面状配置または、ストッパ部12Dの下り傾斜部12Cがスライダ24の上端部24Aより高い位置にしたことにより、ストッカ10から整列装置20へのヘアピン状熱交換チューブTの供給時にヘアピン状熱交換チューブTへの傷付きや騒音の発生を防止することができる。
また、本実施形態におけるスライダ24のように、ストッパ部12Dの下り傾斜部12Cに連続させるように配置された上端部24Aの所要長さ範囲が上端部24Aに接近するに伴って徐々に薄くなる先細り形状に形成されていることが好ましい(図4参照)。このようなスライダ24の構成を採用することにより、ストッカ10の下り傾斜部12Cと整列装置20のスライダ24との水平方向における位置合わせ作業を簡略化することができる点において好都合である。
スライダ24の下流位置には、スタック装置40にスタックされた放熱フィン50の透孔52の位置に位置合わせした状態でヘアピン状熱交換チューブTを整列保持する整列部26が取り付けられている。整列部26に保持されたヘアピン状熱交換チューブTは、図示しないマニピュレータ等によって整列部26から取り出され、放熱フィン50の積層体における透孔52の位置に挿通され、放熱フィン50の積層体とヘアピン状熱交換チューブTが一体化され、熱交換器60が形成されることになる。整列部26から放熱フィン50の積層体における透孔52へのヘアピン状熱交換チューブTの挿入方法については、ここでの詳細な説明を省略する。
つづいて本実施形態におけるヘアピン状熱交換チューブ移載機構100の使い方について説明する。図示しないオペレータは、台車16の自在キャスタ16Aのストッパを解除してヘアピン状熱交換チューブTを満載したストッカ10を整列装置20に対してガイド片16Zおよびガイド体37を用いながらストッパ片16Yが台車ストッパ38に接触するまで移動させる。これにより台車16の有無を確認するためのセンサ39を感知させた状態で整列装置20に対する所定位置にストッカ10を設置することができる。
オペレータは、引き続き昇降機構操作盤を操作して、第1昇降部32および第2昇降部34を動作させる。昇降機構操作盤は第1昇降部32の上昇動作に対して第2昇降34の上昇動作が遅くなるように第1昇降部32および第2昇降部34の動作を制御している。これにより台車16は、図7に示すようにスライダ24からストッパ部12Dを離反させながら上昇を開始することになる。このように台車16を上昇させることでストッパ部12Dとスライダ24との干渉を防止することができる。第1昇降部32および第2昇降部34の上昇端は、図8に示すように、バッファ部12Aの上端縁が水平になるようにあらかじめ調整されている。
なお、第1昇降部32および第2昇降部34の先端には台車16の位置を決める位置決め部(図示せず)が設けられており、この位置決め部により第1昇降部32および第2昇降部34の上昇端における整列装置20に対する台車16の位置決めを行うことができる。また、高さ方向の位置合わせにおいては、第1昇降部32および第2昇降部34の上昇端にてバッファ部12Aの上端縁が水平になるように昇降機構にあるレベル調整機構(図示せず)を用いることにより調整可能である。さらに、ストッパ部12Dの下り傾斜部12Cとスライダ24の上端部24Aとが同一平面上配置または、ストッパ部12Dの下り傾斜部12Cがスライダ24の上端部24Aより高い位置になるように昇降機構にあるレベル調整機構(図示せず)にて据付時に調整することができる。
次にオペレータは、ストッカ10における複数の保持体12をまとめて保持する保持体用ベース13の位置決めピン(図示せず)を解除する。続けてオペレータは、ヘアピン状熱交換チューブTの必要本数に応じて、水平方向移動機構14Aとしてのリニアガイドに沿って保持体用ベース13をスライド移動させてストッカ10における保持体12位置と整列装置20のスライダ24の位置との水平方向の位置を合わせる。オペレータは、これらの位置合わせが完了した後に、保持体用ベース13の位置決めピンにて位置決めを行う。据付時の水平方向詳細位置合わせにおいては、スライダ24の上端部24Aが所要範囲にわたって先細り形状に形成されているので、オペレータはそれほど厳密に行う必要がない点において好都合である。
以上のようにしてオペレータにより整列装置20にストッカ10を配設した後、オペレータが図示しない動作開始スイッチを操作する。すると整列装置20のチューブ係止体22が、図9に示すようにストッカ10の保持体12に吊り下げ保持されているヘアピン状熱交換チューブTを保持体12の上端縁に沿って図9中の矢印Aの方向にスライド移動させる。保持体12の上端縁に沿ってスライド移動してきたヘアピン状熱交換チューブTがストッパ部12Dを乗り越えると、整列装置20のスライダ24に沿って落下し、スライダ24に連なる整列部26にヘアピン状熱交換チューブTが供給されることになる。
このようにして整列保持されたヘアピン状熱交換チューブTは、透孔52の位置に位置合わせされた状態になっている。整列保持されたヘアピン状熱交換チューブTは、図示しないマニピュレータ等により整列部26から取り出され、それぞれの先端部が透孔52の位置から放熱フィン50の積層体に挿通され熱交換器60が形成されるのである(図5参照)。
なお、以上に説明した実施形態においては、ストッカ10の保持体12(保持体用ベース13)を高さ方向に移動させる際には流体シリンダを採用しているがこの形態に限定されるものではない。例えば、ラックアンドピニオン機構やボールねじを用いた公知の機構により保持体12(保持体用ベース13)を高さ方向に移動させる構成を採用することもできる。
また、以上の実施形態においては、ストッカ10の保持体12(保持体用ベース13)を水平方向に移動させる際には、リニアガイドを用いた構成例について説明しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、ラックアンドピニオン機構やボールねじを用いた公知の機構により保持体12(保持体用ベース13)を水平方向に移動させる構成を採用することもできる。
また、以上の実施形態においては、水平方向移動機構14Aは台車16に配設され、昇降機構30が整列装置20にストッカ10をセットする位置の地表面に直接配置した形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。例えば、台車16の載置部16Bに昇降機構30を直接配設した形態にすることもできる。
また、本実施形態においては昇降機構30として、保持体12のストッパ部12Dの側を昇降させる第1昇降部32と、保持体12のバッファ部12Aの側を昇降させる第2昇降部34を具備した構成について説明しているが、この形態に限定されるものではない。昇降機構30は保持体(保持体用ベース13)全体を単純に昇降させる構成であってもよい。
また、以上に説明した実施形態における各種変形例どうしを適宜組み合わせた構成を採用することも可能である。
10 ストッカ,
12 保持体,
12A バッファ部,12B 上り傾斜部,12C 下り傾斜部,12D ストッパ部,
13 保持体用ベース,
14 保持体移動機構,14A 水平方向移動機構,
16 台車,
16A 自在キャスタ,16B 載置部,16C 把持部,16Y ストッパ片,
16Z ガイド片,
20 整列装置,
22 チューブ係止体,
22A 係止爪,22B 駆動モータ,22C ガイドレール,
24 スライダ,24A 上端部,
26 整列部,
30 昇降機構,
32 第1昇降部,34 第2昇降部,36 ベース,
37 ガイド体,37A 誘導部,37B 直進部,
38 台車ストッパ,39 センサ,
40 スタック装置,
50 放熱フィン,52 透孔,
60 熱交換器,
100 ヘアピン状熱交換チューブ移載機構,
AK アンカー,
BD ベンダ,
T ヘアピン状熱交換チューブ

Claims (4)

  1. ベンダによりU字状に形成されたヘアピン状熱交換チューブを一時的に吊り下げ保持するストッカと、前記ヘアピン状熱交換チューブの挿入部として透孔が形成された放熱フィンの積層体に挿入するための前記ヘアピン状熱交換チューブを前記透孔の位置に合わせて整列させるための整列装置との間において、ヘアピン状熱交換チューブ移載部により前記ヘアピン状熱交換チューブを前記ストッカから前記整列装置に移載するためのヘアピン状熱交換チューブ移載機構であって、
    前記ストッカは、
    前記ベンダから供給された前記ヘアピン状熱交換チューブを吊り下げ保持する保持体と、
    前記保持体を移動させる保持体移動機構と、を具備し、
    前記保持体は、所要長さ範囲にわたって水平に延びるバッファ部と、前記バッファ部の終端部に連続する上り傾斜部と下り傾斜部とを有する山型形状のストッパ部とを備えていることを特徴とするヘアピン状熱交換チューブ移載機構。
  2. 前記整列装置は、前記ストッカからの前記ヘアピン状熱交換チューブの受け取り部分が下り傾斜に配置されたスライダにより形成されていて、
    前記ストッパ部の前記下り傾斜部は、前記スライダの上端部に連なっていることを特徴とする請求項1記載のヘアピン状熱交換チューブ移載機構。
  3. 前記スライダは、前記ストッパ部の前記下り傾斜部の側における端部の所要長さ範囲が端部に向けて徐々に薄くなる先細り形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のヘアピン状熱交換チューブ移載機構。
  4. 前記ストッカは、台車に装着されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のヘアピン状熱交換チューブ移載機構。
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