JP3555985B2 - 電子部品供給装置および電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品供給装置および電子部品装着装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子部品、特にQFPの装着工程に用いられる電子部品供給装置および電子部品装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子部品実装分野の拡大とともに様々な電子部品が利用されている。その電子部品の中でQFP(Quad−Flat−Package )を電子部品装着装置に供給する電子部品供給装置の一例を図7,図8を参照しながら説明する。
【0003】
図7は、従来の電子部品装着装置における電子部品供給装置である。図7において、1は電子部品装着装置、2は電子部品であるQFP、3はQFP2を収納しておくトレイ、4は電子部品供給装置、5はQFP2を吸着可能なノズル、6は水平ロボット、7は水平ロボット6に取り付けてあり水平方向に移動可能でさらにノズル5に真空圧を供給可能で、かつ水平方向に回転可能な機構を持った装着ヘッド、8はプリント基板、9は認識装置である。ここでQFP2とトレイ3の関係を図8を参照して説明する。
【0004】
図8は、QFP2がトレイ3上に載せられて配送される際の拡大図である。図8において、10はQFP2が封入されるQFP封入穴、11はQFP2のがたつきを防止するがたつき防止ガイドである。
【0005】
以上の各構成要素から構成された電子部品装着装置における、QFP2の供給装着動作について説明する。
電子部品装着装置1において、まず、予め用意されたトレイ3に乗せられているだけのQFP2を電子部品供給装置4に人手でセットする。次に、電子部品供給装置4によってQFP2を供給し、装着ヘッド7をQFP2の上方まで移動させる。装着ヘッド7にセットされたノズル5が下降され、QFP2を吸着した状態で上昇させる。この後、QFP2を保持した装着ヘッド7を、認識装置9の上方まで移動させる。ここで、認識装置9にてQFP2を認識させ、装着ヘッド7でノズル5を回転させて姿勢補正をする。姿勢補正完了したQFP2は、装着ヘッド7によってプリント基板8の所定の装着位置の上方まで移動され、ノズル5を下降させた後、吸着動作を停止させて上昇させることで装着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の電子部品装着装置では、装着するQFP2を人手でセットした後に、QFP2の吸着、認識、装置の一連の動作を繰り返し行っている。すなわち従来の構成ではQFP2をトレイ3などの保持部材上に載せたままの状態では自動的に供給することはできなかった。
【0007】
このように、QFP2を人手を介して電子部品供給装置4にセットしていることから、QFP2を準備した場所から運搬する途中に人手によりQFP2のリードを誤って曲げてしまったり、セット時の衝突などによってQFP2のリードを曲げたりするなどの問題があった。
【0008】
本発明は上記問題を解決するもので、QFPをホルダーなどの保持部材上に載せたままの状態で所定箇所に自動的に供給することができる電子部品供給装置および電子部品装着装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本発明の電子部品供給装置としての第1の手段は、QFPを着脱自在に保持するフックを有したホルダーにQFPがセットされたホルダー付きQFPを、列状に並べた姿勢で案内するシュート部と、このシュート部の先端で並べられたホルダー付きQFPを一個ずつ分離するホルダー付きQFP分離手段と、このホルダー付きQFP分離手段により一個だけ分離供給されてきたホルダー付きQFPのホルダーに係合してこのホルダー付きQFPを所定位置に位置決めする位置決め手段と、QFPからホルダーのフックを離間させてホルダーとQFPとを分離可能な状態とする解除手段と、QFPを上方に突き上げてホルダーから分離するQFP分離手段とを備えたものである。
【0010】
さらに、上記構成に加えて、ホルダー付きQFP分離手段により一個だけ分離供給されてきたホルダー付きQFPのホルダーに係合して供給時の搬送ずれを修正して正規の所定位置に案内するガイドと、ホルダーに形成された凹部に係合してホルダーを所定位置に位置決めする位置決め手段としての位置決め用テーパピンと、この位置決め用テーパピンが係合されているホルダーのフックに当接することによりフックをQFPから離間させてホルダーとQFPとを分離可能な状態とする解除手段としてのフック解除用テーパピンと、QFPをホルダーから上方に突き上げて分離するQFP分離手段としての突き上げブロックと、これらの位置決め用テーパピン,フック解除用テーパピンおよび突き上げブロックを固定したプレートと、プレートを昇降させて位置決め用テーパピン,フック解除用テーパピンおよび突き上げブロックをホルダー付きQFPに対して接近離間させる昇降手段とを備えたものである。
【0011】
また、本発明の電子部品装着装置は、上記第1の手段である電子部品供給装置を搭載した電子部品装着装置であって、QFPを吸着するノズルを有し、このノズルに真空圧を供給するとともにノズルを移動させる機構を有する装着ヘッドと、この装着ヘッドを移動させるヘッド移動手段と、QFP分離手段によりQFPをホルダーの上方に突き上げる前に前記ノズルをQFPの上面に当接させるように制御する制御手段とを備えたものである。
【0012】
【作用】
上記第1の手段によって、ホルダー付きQFPを一個ずつ分離して所定位置に供給し、位置決め手段によりホルダー付きQFPを所定位置に位置決めし、解除手段によりホルダーとQFPとを分離可能な状態とし、QFP分離手段によりQFPを上方に突き上げてホルダーから分離することができ、QFPをホルダーなどに載せたままの状態で所定箇所に自動的に供給することができる。
【0013】
また、プレートを昇降させて位置決め用テーパピン,フック解除用テーパピンおよび突き上げブロックをホルダー付きQFPに対して接近離間させるだけで、QFPをホルダーから容易に分離することができる。
【0014】
また、本発明の電子部品装着装置によれば、装着ヘッドのノズルによりQFPを確実に吸着させることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例にかかる電子部品供給装置の斜視図、図2は本発明の実施例にかかる電子部品装着装置の電子部品供給装置近傍箇所の斜視図である。なお、従来と同機能のものには同符号を付してその説明は省略する。
【0016】
図1において、21はQFP2を保持するホルダーで、このホルダー21は略正方形状の枠内に、両側部内面中央より箇所から略斜め方向に延びてQFP2の角部に弾性的に係合してQFP2を着脱自在に保持する2対のフック22が一体的に設けられている。また、ホルダー21の外面側にはホルダー21を位置決めするための複数の半円形の凹部(この実施例においては3個)23が形成されている。QFP2はホルダー21にセットされた状態で搬送される(以降、ホルダー21にセットされたQFP2をホルダー付きQFP20という)。なお、24はQFP2をホルダー21から分離するQFP分離部で、このQFP分離部24の構造については後述する。
【0017】
図2に示すように、ホルダー付きQFP20はシュート25により1列に並べられた傾斜姿勢で案内され、シュート25の下部先端側には、ホルダー付きQFP20を運搬する搬送ブロック26が接近離間されるようになっている。
【0018】
図3に示すように、シュート25の先端部には、シュート25により並べられたホルダー付きQFP20を一個ずつ分離するホルダー付きQFP分離機構27が設けられている。
【0019】
このホルダー付きQFP分離機構27は、シュート25の通路25aにおける下端部に下方から突出する分離ストッパ28と、この分離ストッパ28と一体的に取付られ、シュート25の通路25aにおける分離ストッパ28よりも少し上流側の箇所に上方から突出する押えストッパ29と、これらの分離ストッパ28および押えストッパ29をシュート25の通路延設方向に対して直交するa方向に沿って一体的に昇降させる分離シリンダ30とから構成される。そして、分離シリンダ30により分離ストッパ28および押えストッパ29を上方側に移動させた際には、分離ストッパ28が通路25aに突出して最も下端位置のホルダー付きQFP20がシュート25より搬送ブロック26側に移動することを阻止している。一方、分離シリンダ30により分離ストッパ28および押えストッパ29を下方側に移動させた際には、下端より2番目の位置のホルダー付きQFP20が押えストッパ29により上方から抑えられた状態で、分離ストッパ28が通路25aから下方に退出して、最も下端位置のホルダー付きQFP20だけが搬送ブロック26側に滑りながら移動する。
【0020】
搬送ブロック26は、その一端側で、運搬シリンダ34により水平に移動されるブラケット35の先端部に連結ピン33を介して連結されている。また、搬送ブロック26の他端側にはガイドローラ31が回転自在に取り付けられ、搬送ブロック26はこのガイドローラ31を介して板カム32に沿って移動する。板カム32はそのシュート25側はシュート25と同様の角度で傾斜されているとともに、徐々に傾斜角度が緩められてQFP分離部24寄り箇所でほぼ水平に延長されている。そして、シュート25側からホルダー付きQFP20が滑りながら移動する際には、運搬シリンダ34によりブラケット35が図3に示す位置に移動されて、ガイドローラ31が板カム32の傾斜面に沿って移動して搬送ブロック26が傾斜姿勢でシュート25側に接続される。この後、ホルダー付きQFP20を載せた搬送ブロック26は運搬シリンダ34によりQFP分離部24側に向かってb方向に移動される。
【0021】
ここで、搬送ブロック26とブラケット35とを連結する連結ピン33には爪部材36も回動自在に連結され、この爪部材36は搬送ブロック26との間に介装されている圧縮スプリング37によりc方向に付勢されているている。爪部材36の先端には略上方に延びる先端ストッパ部36aが設けられている一方、爪部材36の後端にはストッパローラ38が取り付けられている。そして、搬送ブロック26がシュート25側に接続されている際には、圧縮スプリング37の付勢力により爪部材36の先端ストッパ部36aが搬送ブロック26上に突出してホルダー付きQFP20を受けるようになっている。
【0022】
また、ブラケット35には上方に延びるストッパ棒39が設けられている。搬送ブロック26には、このストッパ棒39を通過させる抜け孔40が形成され、搬送ブロック26がQFP分離部24側に移動されるにつれて抜け孔40を通してストッパ棒39が突出し、このストッパ棒39によりホルダー付きQFP20が当接されて搬送ブロック26とともに移動されるようになっている。
【0023】
さらに、QFP分離部24の近傍箇所にはガイドブロック41が設けられている。このガイドブロック41には、搬送ブロック26がQFP分離部24側に移動された際に、爪部材36に取り付けられたストッパローラ38が当接され、これにより爪部材36がd方向(図5参照)に回動されて、爪部材36の先端の先端ストッパ部36aがホルダー付きQFP20から離反するようになっている。
【0024】
図1に示すように、QFP分離部24は、搬送ブロック26にて搬送されてきたホルダー付きQFP20を保持する保持機構43と、この保持機構43により保持されたホルダー付きQFP20をホルダー21とQFP2とに分離するQFP分離機構50とからなる。
【0025】
保持機構43は、内側に凹溝44aが設けられ、所定間隔をあけて配置されている一対のガイド44と、各ガイド44内に縦軸45を介して揺動自在に支持され、ホルダー付きQFP20が搬送されてくる側の端部に内側に突出する規制部46aが形成されているガイドレバー46と、このガイドレバー46とガイド44との間に介装されてガイドレバー46の規制部46a側が互いに接近する方向に付勢する圧縮スプリング47からなる。そして、搬送ブロック26にて搬送されてきたホルダー付きQFP20はガイド44の凹溝44a間に挿入された後に、圧縮スプリング47の付勢力に抗して規制部46aを広げながらガイドレバー46間に挿入案内され、このガイドレバー46によりホルダー付きQFP20はがたつきが抑えられながら、ノズル吸着用のノズル5が下降される吸着位置にセットされる。
【0026】
QFP分離機構50は、ホルダー21に形成された凹部23に係合してホルダー21を吸着位置に位置決めする位置決め手段としての3本の位置決め用テーパピン51と、この位置決め用テーパピン51が係合されているホルダー21のフック22に当接することによりフック22をQFP2から離間させてホルダー21とQFP2とを分離可能な状態とする解除手段としての4本のフック解除用テーパピン52と、QFP2をホルダー21から上方に突き上げて分離するQFP分離手段としての突き上げブロック53と、これらの位置決め用テーパピン51,フック解除用テーパピン52および突き上げブロック53を固定した水平プレート54と、水平プレート54を昇降させて位置決め用テーパピン51,フック解除用テーパピン52および突き上げブロック53をホルダー付きQFP20に対して接近離間させる昇降手段としての昇降シリンダ55とからなる。水平プレート54に設けられているこれらの部材は、その高さが高いほうから位置決め用テーパピン51,フック解除用テーパピン52,突き上げブロック53の順序とされ、昇降シリンダ55により水平プレート54を上昇させた際にこの順序で順次当接するようになっている。
【0027】
また、装着ヘッド7のノズル5は図示しない制御部により、突き上げブロック53でQFP2をホルダー21から上方に突き上げる前に、ノズル5をQFP2の上面に当接させるように制御される。
【0028】
なお、水平プレート54のガイドブロック41近傍箇所には、ガイドブロック41と同じ高さのガイドブロック部54aが形成され、搬送ブロック26がQFP分離部24内に移動された際に、ストッパローラ38がガイドブロック41に引き続いてこの水平プレート54のガイドブロック部54aに当接して爪部材36の先端ストッパ部36aがホルダー付きQFP20から離反するようになっている。また、53aは、突き上げブロック53に形成された溝部で、爪部材36との干渉を避けるために設けられている。
【0029】
次に、上記構成における電子部品供給装置の一連の動作を説明する。
図3に示すように、まず、分離シリンダ30により分離ストッパ28が上昇されており、シュート25に並べられたホルダー付きQFP20が、この分離ストッパ28にて下方へ移動することが阻止されている。この状態から、分離シリンダ30により分離ストッパ28および押えストッパ29を下降させることにより、下端より2番目の位置のホルダー付きQFP20が押えストッパ29により抑えられ、最も下端位置のホルダー付きQFP20だけが搬送ブロック26側に滑りながら移動する。これにより、シュート25に複数並べられたホルダー付きQFP20の最も下端位置のものだけが一つに分離されて下流の搬送ブロック26側に送られる。
【0030】
この際、運搬シリンダ34は縮退され、搬送ブロック26がシュート25に接続されている。シュート25から搬送ブロック26側に送られてきたホルダー付きQFP20は、爪部材36の先端ストッパ部36aに当接するまで搬送ブロック26上を滑り落ちる。なお、この時には、搬送ブロック26がストッパ棒39の上方に位置して、ストッパ棒39は搬送ブロック26から突出していないため、ホルダー付きQFP20は支障無く先端ストッパ部36a側まで移動する。
【0031】
この後、図4に示すように、ホルダー付きQFP20を載せた搬送ブロック26が運搬シリンダ34によりQFP分離部24側に向かってb方向に移動され、搬送ブロック26は板カム32に沿ってほぼ水平姿勢となる。これにより、ストッパ棒39は搬送ブロック26から上方に突出し、このストッパ棒39により押されながらホルダー付きQFP20が搬送ブロック26とともに移動する。そして、図1,図5,図6に示すように、ホルダー付きQFP20は搬送ブロック26とともにQFP分離部24へ搬送され、ホルダー付きQFP20がガイド44の凹溝44aを介してガイドレバー46間に保持される。
【0032】
なお、この際に、搬送ブロック26はガイド44間に挿入される。また、水平プレート54は下降位置とされ、搬送ブロック26やブラケット35などは、位置決め用テーパピン51やフック解除用テーパピン52間に位置して、QFP分離部24の各構成部材に干渉することはない。
【0033】
また、搬送ブロック26が保持機構43の近傍箇所に移動してきた際に、爪部材36に取り付けられたストッパローラ38がガイドブロック41および水平プレート54のガイドブロック部54aに当接され、爪部材36の先端の先端ストッパ部36aがホルダー付きQFP20から離反する。そして、再度運搬シリンダ34が縮退された際には、搬送ブロック26および爪部材36がホルダー付きQFP20から離れた状態で移動され、次のホルダー付きQFP20の搬送に備える。
【0034】
図1に示すように、搬送ブロック26が保持機構43に保持されると、最初に、装着ヘッド7のノズル5が下降されてQFP2の上面に当接される。その後、下方位置に退避されていたQFP分離機構50の水平プレート54などが上昇される。この際、まず最も高い位置まで設けられている3本の位置決め用テーパピン51がホルダー21に形成された凹部23に係合してホルダー付きQFP20を吸着位置に確実に位置決めする。この時、ホルダー付きQFP20は、上方向に対してはガイド44により抑えられているとともに、横方向からは圧縮スプリング47にて付勢されたガイドレバー46により押圧されているため、位置決め動作がスムーズかつ正確に行われる。次に、4本のフック解除用テーパピン52がホルダー21の各フック22に当接し、フック解除用テーパピン52の傾斜面によりフック22はホルダー21の角部寄りへ徐々に押し広げられてQFP2から離間され、ホルダー21とQFP2とを分離可能な状態とする。そして最後に、最も低く形成されている突き上げブロック52がQFP2を下方から持ち上げる。この時、QFP2は、ノズル5と突き上げブロック53との間に挟まれることにより、フック22が開いてQFP2が自由になったときでもQFP2が飛び出したりすることが防止され、安定した姿勢でノズル5に吸着される。
【0035】
なお、この後、空になったホルダー21は順次搬送されてくるホルダー付きQFP20にて後工程側に押し出される。
また、トレイに乗せるQFPの従来の供給形態に代わって、QFP2を着脱するフック22を装備した1個のホルダー21にて1個のQFP2をセットして保持するように構成し、ホルダー21でQFP2の四方を囲むようにしたので、ホルダー付きQFP20の実装時に軽い衝撃を受けたり、また人の手で触れることがあってもQFP2のリード曲げは発生することはない。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、QFPを着脱自在に保持するフックを有したホルダーにQFPがセットされたホルダー付きQFPを、列状に並べた姿勢で案内するシュート部と、このシュート部の先端で並べられたホルダー付きQFPを一個ずつ分離するホルダー付きQFP分離手段と、このホルダー付きQFP分離手段により一個だけ分離供給されてきたホルダー付きQFPのホルダーに係合してこのホルダー付きQFPを所定位置に位置決めする位置決め手段と、QFPからホルダーのフックを離間させてホルダーとQFPとを分離可能な状態とする解除手段と、QFPを上方に突き上げてホルダーから分離するQFP分離手段とを備えることにより、QFPをホルダーに載せたままの状態で吸着位置などの所定箇所に自動的に供給することができる。
【0037】
また、プレートを昇降させて位置決め用テーパピン,フック解除用テーパピンおよび突き上げブロックを設けてこれらの部材をホルダー付きQFPに対して接近離間させるだけで、QFPをホルダーから容易に分離することができる。
【0038】
また、このような電子部品供給装置を備えた電子部品装着装置によれば、装着ヘッドのノズルによりQFPを確実に吸着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電子部品供給装置のQFP分離部の斜視図
【図2】同電子部品供給装置の斜視図
【図3】同電子部品供給装置のホルダー付きQFPを運搬する機構を説明するための一部縦断側面図
【図4】同電子部品供給装置のホルダー付きQFPを運搬する動作を説明するための一部縦断側面図
【図5】同電子部品供給装置のホルダー付きQFPを運搬する動作を説明するための一部縦断側面図
【図6】図5のX−X線から見た矢視図
【図7】従来の電子部品装着装置の斜視図
【図8】従来のQFPの荷姿の斜視図
【符号の説明】
2 QFP
5 ノズル
20 ホルダー付きQFP
21 ホルダー
22 フック
23 凹部
25 シュート
26 搬送ブロック
27 ホルダー付きQFP分離機構
28 分離ストッパ
29 押えストッパ
30 分離シリンダ
31 ガイドローラ
32 板カム
33 連結ピン
34 運搬シリンダ
35 ブラケット
36 爪部材
36a 先端ストッパ部
37 圧縮スプリング
38 ストッパローラ
39 ストッパ棒
40 抜け孔
41 ガイドブロック
43 保持機構
44 ガイド
44a 凹溝
46 ガイドレバー
50 QFP分離機構
51 位置決め用テーパピン(位置決め手段)
52 フック解除用テーパピン(解除手段)
53 突き上げブロック(QFP分離手段)
54 水平プレート
55 昇降シリンダ

Claims (2)

  1. 電子部品であるQFPを着脱自在に保持するフックを有したホルダーにQFPがセットされたホルダー付きQFPを、列状に並べた姿勢で案内するシュート部と、このシュート部の先端で並べられたホルダー付きQFPを一個ずつ分離するホルダー付きQFP分離手段と、このホルダー付きQFP分離手段により一個だけ分離供給されてきたホルダー付きQFPのホルダーに係合してこのホルダー付きQFPを所定位置に位置決めする位置決め手段と、QFPからホルダーのフックを離間させてホルダーとQFPとを分離可能な状態とする解除手段と、QFPを上方に突き上げてホルダーから分離するQFP分離手段とを備え
    ホルダー付きQFP分離手段により一個だけ分離供給されてきたホルダー付きQFPのホルダーに係合して供給時の搬送ずれを修正して正規の所定位置に案内するガイドと、ホルダーに形成された凹部に係合してホルダーを所定位置に位置決めする位置決め手段としての位置決め用テーパピンと、この位置決め用テーパピンが係合されているホルダーのフックに当接することによりフックをQFPから離間させてホルダーとQFPとを分離可能な状態とする解除手段としてのフック解除用テーパピンと、QFPをホルダーから上方に突き上げて分離するQFP分離手段としての突き上げブロックと、これらの位置決め用テーパピン,フック解除用テーパピンおよび突き上げブロックを固定したプレートと、プレートを昇降させて位置決め用テーパピン,フック解除用テーパピンおよび突き上げブロックをホルダー付きQFPに対して接近離間させる昇降手段とを備えた電子部品供給装置。
  2. 請求項1に記載の電子部品供給装置を搭載した電子部品装着装置であって、QFPを吸着するノズルを有し、このノズルに真空圧を供給するとともにノズルを移動させる機構を有する装着ヘッドと、この装着ヘッドを移動させるヘッド移動手段と、QFP分離手段によりQFPをホルダーの上方に突き上げる前に前記ノズルをQFPの上面に当接させるように制御する制御手段とを備えた電子部品装着装置。
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