JP2021075317A - 衛生用紙収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム製で袋状の衛生用紙収納容器において、スペースを要することなく設置でき、且つ、未使用の衛生用紙が濡れないようにする。【解決手段】ポップアップ式に折り畳まれた多数の衛生用紙10を収納すると共に衛生用紙10を取り出すためのスリットを形成するミシン目18が加工され、可撓性フィルムで形成された袋状の衛生用紙収納容器1であって、ミシン目18が延在する方向の少なくとも一端部に、吊り下げ用孔部20が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ポップアップ式に折り畳まれた多数の衛生用紙を収納すると共に衛生用紙を取り出すためのスリットを形成するミシン目が加工され、可撓性フィルムで形成された袋状の衛生用紙収納容器に関するものである。
ペーパーハンドタオル等の衛生用紙をポップアップ式に折り畳んで多数の衛生用紙を重ねた状態で収納する衛生用紙収納容器が知られている。衛生用紙収納容器には、例えば特許文献1に開示されているように、紙製でカートン状のもの(以下、「カートン状収納容器」ともいう)と、例えば特許文献2に開示されているように、可撓性フィルムで形成された袋状のもの(以下、「袋状収納容器」ともいう)とがある。
前者のカートン状収納容器は、形状が安定し衛生用紙を取り出し易いため、主として家庭用に提供され、家庭内で使用される。後者の袋状収納容器には、携帯して使用するいわゆるポケットティシュ等の小型で薄型のものもあるが、カートン状収納容器と同程度のサイズの袋状収納容器は、カートン状収納容器に比べて製造効率や輸送効率が良く安価に提供できるため、主として法人用に提供され、オフィス内や工場内等で使用されている。
実用新案登録第3109997号公報 特開2008−183034号公報
ところで、フィルム製の袋状収納容器は、通常卓上など水平面上に載置して使用するが、例えば家庭で使用する場合、使用したい場所に適当な載置スペースがない場合がある。
また、ペーパーハンドタオルを収納する衛生用紙収納容器の場合、例えば衛生用紙収納容器の上方から濡れた手でペーパーハンドタオルを取り出すため、衛生用紙収納容器や内部の未使用のペーパーハンドタオルに水が滴下して濡れてしまうことがある。
本件は、このような課題に着目して創案されたもので、フィルム製で袋状の衛生用紙収納容器において、スペースを要することなく設置でき、且つ、未使用の衛生用紙が濡れないようにすることを目的としている。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
本発明の衛生用紙収納容器は、ポップアップ式に折り畳まれた多数の衛生用紙を収納すると共に前記衛生用紙を取り出すためのスリットを形成するミシン目が加工され、可撓性フィルムで形成された袋状の衛生用紙収納容器であって、前記ミシン目が延在する方向の少なくとも一端部に、吊り下げ用孔部が形成されたことを特徴としている。
前記吊り下げ用孔部は、前記一端部に、対をなして2個形成されていることが好ましい。
前記吊り下げ用孔部の内縁には、鋸刃状の凹凸が形成されていることが好ましい。
前記吊り下げ用孔部は、前記一端部と当該一端部と逆方向の他端部との双方にそれぞれ形成されていることが好ましい。
使用前の前記衛生用紙が満杯の状態では、ほぼ直方体の形状に形成され、長手方向の両端の2つの端面部と、前記2つの端面部の相互間の4つの矩形面部とを備え、前記吊り下げ用孔部は、前記2つの端面部の少なくとも一方の端面部に設けられた耳部に形成され、前記ミシン目は、前記4つの矩形面部の何れかに配置され、前記長手方向に沿って加工されていることが好ましい。
前記ミシン目は、前記長手方向の端部を除く中央部分に部分的に加工されていることが好ましい。
前記ミシン目は、前記包装袋の前記4つの矩形面部のうち、前記包装袋の吊り下げ時に正面を向く正面部において、前記長手方向と直交する幅方向の中央からずれた位置に配置されていることが好ましい。
前記ミシン目は、前記4つの矩形面部のうち、吊り下げ時に正面を向く正面部、及び、前記包装袋の吊り下げ時に側方を向く側面部の境界部の近傍に配置されていることが好ましい。
前記耳部は、前記可撓性フィルムが重合されていると共に補強構造が設けられていることが好ましい。
前記衛生用紙は、ペーパーハンドタオル,キッチンペーパー,ペーパーふきん及びワイパーの何れかであることが好ましい。
本件の発明によれば、通常、水平面上に載置して使用する衛生用紙収納容器を、壁面等の起立面のフックなどに掛けて吊り下げて使用することができる。これにより、衛生用紙収納容器を載置するスペースが十分にない場所でも使用することができ、且つ、未使用の衛生用紙が濡れないようにすることができる。
本発明の第1実施形態に係る衛生用紙収納容器を示す図であり、(a)は水平面上に載置した状態の斜視図であり、(b)は正面図である。 本発明の第1実施形態に係る衛生用紙収納容器の使用状態を示す図であり、(a)は容器の長手方向を鉛直方向に向けて吊り下げた状態の斜視図であり、(b)は容器の長手方向を水平方向に向けて吊り下げた状態の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る衛生用紙収納容器を示す図であり、(a)は容器の長手方向を鉛直方向に向けた状態の正面図であり、(b)は容器の長手方向を鉛直方向に向けて吊り下げた状態の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る衛生用紙収納容器を示す図であり、(a)は容器の長手方向を水平方向に向けた状態の正面図であり、(b)は容器の長手方向を水平方向に向けて吊り下げた状態の斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る衛生用紙収納容器を示す図であり、(a)は容器の長手方向を鉛直方向に向けた状態の部分正面図であり、(b)は吊り下げ用孔部を拡大して示す正面図であり、(c)はフックに係止した吊り下げ用孔部を拡大して示す正面図である。
以下、実施形態としての衛生用紙収納容器を説明する。
衛生用紙収納容器には、ポップアップ式に折り畳まれた多数のシート状の衛生用紙が収納されている。衛生用紙としては、例えば、ペーパーハンドタオル,キッチンペーパー,ペーパーふきん及びワイパーなど、いわゆるティシュペーパーよりも紙厚があり、1枚でも多量の水分を吸収できるペーパーを挙げることができる。ここでは、衛生用紙としてペーパーハンドタオル(単に、「ペーパータオル」又は「シート」ともいう)を収納した衛生用紙収納容器(単に、「収納容器」ともいう)を説明する。
なお、「ポップアップ式に折り畳まれた」とは、矩形に形成されたそれぞれのシートが2つに折り畳まれ、2つに折り畳まれたシート片の相互間に、下方に積層されたシートのシート片と上方に積層されたシートのシート片とが内挿された状態で、多数のシートが積層された状態である。これにより、1枚(又は1組)のシートを収納容器のスリット状の開口(スリット)から取り出すと、下方に積層されたシートのシート片の一部が開口から突出して順次ポップアップ方式で取り出される。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態を説明する。
図1(a),(b)に示すように、可撓性フィルムで形成された袋状の収納容器1は、少なくとも衛生用紙10を所定枚数(例えば200枚)だけ満杯に収納している状態では、ほぼ直方体に形成されている。収納容器1を水平に置いたときの上下方向(高さ方向ともいう)をH、水平方向のうちの短辺方向(幅方向ともいう)をW、水平方向のうちの長辺方向(長手方向ともいう)をLとする。
収納容器1の幅方向Wの大きさ(長さ)は、2つに折り畳まれた衛生用紙10の短辺の長さよりも僅かに大きく、収納容器1の長手方向Lの大きさ(長さ)は、2つに折り畳まれた衛生用紙10の長辺の長さよりも僅かに大きくなっている。また、収納容器1の高さ方向Hの大きさ(高さ)は、衛生用紙10の満杯時の積層高さとほぼ等しいか僅かに大きくなっている。
また、収納容器1を水平に置いた状態で、上向きの面を上面部11、下向きの面を下面部12とし、上面部11と下面部12との間に起立した4つの立面部のうち長手方向Lに延びる2つの面を側面部13,14とし、4つの立面部のうち幅方向Wに延びる2つの面を端面部15,16とする。換言すれば、収納容器1は、長手方向Lの両端の2つの端面部15,16と、これら2つの端面部15,16の相互間の4つの矩形面部(上面部11,下面部12,側面部13,14)とを備えている。上面部11には、衛生用紙を取り出すためのスリット17を形成するためのミシン目18が長手方向Lに沿って加工されている。
収納容器1を構成する可撓性フィルムとしては、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン類等を用いることができるが、その他、ポリエチレンテレフタレートなど、この種の収納容器に用いられる一般的なものを使用することができる。また、可撓性フィルムは、いくつかのフィルムを積層したラミネートフィルムであってもよい。ただし、内部のシートの残量を確認する残量視認部を設けるために、透明、または半透明の材料により形成することが好ましい。なお、残量視認部以外は、印刷等が施されていてもよい。
収納容器1は、例えば、このような可撓性フィルムを筒状に成形し、その中に、所定枚数だけ積層された衛生用紙10の束100を挿入した後、両端を接合することで形成される。つまり、筒状の可撓性フィルムに衛生用紙10の束100を挿入したら、各側面部13,14の長手方向Lの余剰の端部(束100の端部よりも長手方向Lに突出した部分)を折り畳んで、これらと上面部11の長手方向Lの余剰の端部と下面部12の長手方向Lの余剰の端部とを重合させて、これらを熱融着等によって接合して偏平に仕上げている。これによって、端面部15,16も形成される。
したがって、端面部15,16には、この偏平に仕上げられた部分(以下、耳部ともいう)19が突出形成される。耳部19は、収納容器1の幅方向Wへ帯状に延在するが、帯状の幅(収納容器1の長手方向Lの長さ)は一定以上の大きさに形成されている。また、上面部11,下面部12,側面部13,14のそれぞれの余剰の端縁が集合して形成される耳部19は、一定以上の剛性を有している。
この耳部19には、収納容器1を壁面等の起立面のフックなどに吊り下げて使用するための吊り下げ用孔部20が形成されている。本実施形態では、収納容器1の両端の耳部19に、それぞれ2つの吊り下げ用孔部20が、幅方向Wの中心である中心線CLに対して対称に配置されてそれぞれ2個形成されている。吊り下げ用孔部20の内径は、壁面に設けられるフックの外径以上に設定されている。耳部19の幅について一定以上の大きさとしているが、これは、この吊り下げ用孔部20を形成するに十分な大きさとすることを意味している。
なお、ミシン目18は、筒状の可撓性フィルムの所要箇所に予め成形される。本実施形態では、上面部11の中心線CL上にミシン目18が配置されている。このミシン目18は、上面部11の長手方向L全体にわたって形成されるのではなく、長手方向Lの中央部分に部分的に形成されている。したがって、ミシン目18を裂いて形成されるスリット17は、上面部11の長手方向Lの中央部分のみに形成され両端部には形成されない。
本実施形態にかかる収納容器1は上記のように構成されているので、図2(a)に示すように,長手方向Lを鉛直方向に向けて縦型に吊り下げて使用することも、図2(b)に示すように,長手方向Lを水平方向に向けて横型に吊り下げて使用することもできる。
何れの場合も、ミシン目18がある上面部11を正面に向けて(即ち、正面部として)使用する。
縦型に吊り下げる場合、一方の端面部15(又は16)に形成された2つの吊り下げ用孔部20を壁面に設けられた2つのフック30,30に掛けて吊り下げて使用する。横型に吊り下げる場合、両端面部15,16の一方側にそれぞれ形成された2つの吊り下げ用孔部20を壁面に設けられた2つのフック30,30に掛けて吊り下げて使用する。
このように、壁面等に設けられたフック30に掛けて吊り下げて使用することができるので、スペースを要することなく設置できる。また、収納容器1をテーブルの上などに置いた場合、濡れた手で上方からペーパータオル10を取り出そうとすると、未使用のペーパータオル10に水滴が滴下して濡れてしまうことがあるが、壁面等に吊り下げて使用する場合、側方からペーパータオル10を取り出すため未使用のペーパータオル10が濡れてしまう虞を軽減できる。
また、2つのフック30,30に吊り下げて使用することで、収納容器1の荷重が2点に分散するため、吊り下げた状態でも収納容器1の形状を保持し易く、ペーパータオル10を取り出し易くなり、収納容器1の破損も回避又は抑制される。
特に、横型に吊り下げて使用する場合、両端面部15,16の一方側にそれぞれ形成された2つの吊り下げ用孔部20を壁面に設けられた2つのフック30,30に掛けて吊り下げて使用すると、収納容器1をより安定した状態で吊り下げることができ、吊り下げた状態でも収納容器1の形状を保持し易く、収納容器1の中身(ペーパータオル10)が減っても、ペーパータオル10を取り出し易い。
また、耳部19は、一定以上の剛性を有しているので、フック30に掛けて吊り下げて使用する場合も耳部19の形状が崩れにくく、特に、使用していくと収納容器1内のペーパータオル10が減って収納容器1が形状を保持しにくくなるが、耳部19の剛性が確保されることで、収納容器1の変形が抑制され、使い易さが確保される。
さらに、ミシン目18は、上面部11の長手方向Lの中央部分に部分的に形成されているので、ミシン目18を裂いて形成されるスリット17は、上面部11の長手方向Lの両端部には形成されない。このため、収納容器1の剛性が確保され、この点からも収納容器1の変形が抑制され、ペーパータオル10を取り出し易くなるなど、使い易さが確保される。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態を説明する。
図3(a),(b)に示すように、本実施形態の収納容器1Aは耳部19に形成された吊り下げ用孔部20が一方の端面部16のみに3個形成されている点が第1実施形態と相違しており、これ以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
本実施形態の収納容器1Aによれば、3個の全ての吊り下げ用孔部20を利用して、収納容器1Aを3つのフック30,30,30に掛けて吊り下げて使用することができ、収納容器1Aの形状や姿勢より安定させて使用することができ、使い易さが向上する。
もちろん、左右の2個の吊り下げ用孔部20を利用して、収納容器1Aを2つのフック30,30に掛けて吊り下げて使用することや、中央の吊り下げ用孔部20のみを利用して、収納容器1Aを1つのフック30に掛けて吊り下げて使用するもできる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態を説明する。
図4(a),(b)に示すように、本実施形態の収納容器1Bは耳部19に形成された吊り下げ用孔部20が両方の端面部15,16にそれぞれ3個形成されている点と、ミシン目18が上面部11の中心線CLからずれた位置に偏倚して配置されている点とが、第1実施形態と相違しており、これ以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
本実施形態の収納容器1Aによれば、第2実施形態と同様に3個の吊り下げ用孔部20を適宜利用して様々な態様で収納容器1Bを吊り下げることができる。
また、ミシン目18が上面部11の中心線CLからずれた位置に偏倚しているので、ペーパータオル10を特定方向(上面部11の中心線CLからずれた方向)から取り出す場合に使い易い。特に、図4(b)に示すように、収納容器1Bを横向きに吊り下げてペーパータオル10を斜め上方から取り出す場合に使い易い。
また、ミシン目18を上面部11の中心線CLから僅かに(例えば数ミリメートル)ずれた位置に偏倚させれば、ミシン目18を上面部11の中心線CL上に設けた場合と使い勝手はほとんど変わらないが、中心線CL上に設ける場合よりも、ミシン目18の端(スリット17の端)が裂け難くなり、収納容器1の剛性が確保され易くなる。これにより、収納容器1B内のペーパータオル10が減少しても、ペーパータオル10を取り出し易くなる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態を説明する。
第1〜3実施形態にかかる吊り下げ用孔部20の形状が円形であるのに対して、図5(a),(b)に示すように、本実施形態の収納容器1Cは耳部19に形成された吊り下げ用孔部21は、その内縁に鋸刃状の凹凸(凹部21a及び凸部21b)が形成されており、星形の形状に形成されている。この点が、第1実施形態と相違しており、これ以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
なお、吊り下げ用孔部21の最大内径(凹部21aが位置する内径)d1は、フック30の係止部の外径d3よりも大きく設定され、吊り下げ用孔部21の最小内径(凸部21bが位置する内径)d2は、フック30の係止部の外径d3よりも小さく設定されている。
本実施形態の収納容器1Cによれば、図5(c)に示すように、フック30に掛けた際に(フック30の軸部分の断面はハッチングを付して示す)、吊り下げ用孔部21の内縁とフック30との係合面積が増大するため、吊り下げられた収納容器1Cが安定し易くなる。これにより、収納容器1C内のペーパータオル10が減少しても、ペーパータオル10を取り出し易くなる。
また、鋸刃状の凹凸の凸部21bを拡径させるように、吊り下げ用孔部21の内縁を圧接変形させながらフック30に掛けるため、変形した凸部21bの剛性もフック30への係合力として作用する。この点からも収納容器1Cを安定して係止させることができる。また、吊り下げ用孔部21の内縁で荷重が分散するため、収納容器1Cの耳部19の破損が回避又は抑制される。
〔その他〕
以上、各実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態を適宜変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、耳部19に2個又は3個の吊り下げ用孔部20,21を形成した例を説明したが、吊り下げ用孔部の数は限定されず、1個であってもよい。
また、収納容器1,1A〜1Cは、可撓性フィルムを筒状に成形し、その中に、所定枚数だけ積層された衛生用紙10の束100を挿入した後、両端を接合することで形成される例を説明したが、収納容器1,1A〜1Cの製造方法はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、耳部19は、上面部11,下面部12,側面部13,14の長手方向Lの余剰の端縁をそれぞれ重合し接合して偏平に仕上げて補強構造としており、これによって剛性を確保しているが、別途、補強用シートを追加して重合して補強してもよい。
また、図4(b)に二点鎖線で示すように、ミシン目18aを側面部に形成してもよい。特に、収納容器1Bを横向きに吊り下げてペーパータオル10を斜め上方又は下方から取り出す場合に、上面部(正面部)と取り出し側の側面部13,14との境界の角部Cの近傍にミシン目を設けると、収納容器の形状が安定し、収納容器内の衛生用紙が減少しても、衛生用紙を取り出し易くなる。
1,1A,1B,1C 衛生用紙収納容器(収納容器)
10 衛生用紙としてペーパーハンドタオル(ペーパータオル,シート)
11 収納容器1の上面部(正面部,矩形面部)
12 収納容器1の下面部(矩形面部)
13,14 収納容器1の側面部(矩形面部)
11a,12a,13a,14a 端縁
15,16 収納容器1の端面部
17 スリット
18,18a ミシン目
19 耳部
20,21 吊り下げ用孔部
21a 凹部
21b 凸部
30 フック
100 衛生用紙10の束
H 収納容器1の上下方向(高さ方向)
W 収納容器1の短辺方向(幅方向)
L 収納容器1の長辺方向(長手方向)

Claims (10)

  1. ポップアップ式に折り畳まれた多数の衛生用紙を収納すると共に前記衛生用紙を取り出すためのスリットを形成するミシン目が加工され、可撓性フィルムで形成された袋状の衛生用紙収納容器であって、
    前記ミシン目が延在する方向の少なくとも一端部に、吊り下げ用孔部が形成された
    ことを特徴とする衛生用紙収納容器。
  2. 前記吊り下げ用孔部は、前記一端部に、対をなして2個形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載された衛生用紙収納容器。
  3. 前記吊り下げ用孔部の内縁には、鋸刃状の凹凸が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載された衛生用紙収納容器。
  4. 前記吊り下げ用孔部は、前記一端部と当該一端部と逆方向の他端部との双方にそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載された衛生用紙収納容器。
  5. 使用前の前記衛生用紙が満杯の状態では、ほぼ直方体の形状に形成され、長手方向の両端の2つの端面部と、前記2つの端面部の相互間の4つの矩形面部とを備え、
    前記吊り下げ用孔部は、前記2つの端面部の少なくとも一方の端面部に設けられた耳部に形成され、
    前記ミシン目は、前記4つの矩形面部の何れかに配置され、前記長手方向に沿って加工されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載された衛生用紙収納容器。
  6. 前記ミシン目は、前記長手方向の端部を除く中央部分に部分的に加工されている
    ことを特徴とする請求項5に記載された衛生用紙収納容器。
  7. 前記ミシン目は、前記包装袋の前記4つの矩形面部のうち、前記包装袋の吊り下げ時に正面を向く正面部において、前記長手方向と直交する幅方向の中央からずれた位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載された衛生用紙収納容器。
  8. 前記ミシン目は、前記4つの矩形面部のうち、吊り下げ時に正面を向く正面部、及び、前記包装袋の吊り下げ時に側方を向く側面部の境界部の近傍に配置されている
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載された衛生用紙収納容器。
  9. 前記耳部は、前記可撓性フィルムが重合されていると共に補強構造が設けられている
    ことを特徴とする請求項5〜8の何れか1項に記載された衛生用紙収納容器。
  10. 前記衛生用紙は、ペーパーハンドタオル,キッチンペーパー,ペーパーふきん及びワイパーの何れかである
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載された衛生用紙収納容器。
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