JP2021067630A - 慣性計測装置、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した検出特性を発揮することのできる慣性計測装置、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】慣性計測装置は、基板と、前記基板の第1面に配置されている慣性センサーと、前記慣性センサーを覆い、前記基板に接合されている蓋と、前記基板に配置され、実装対象物に接合される端子と、を有し、前記基板の厚さ方向からの平面視で、前記慣性センサーは、前記端子と前記基板との接続部分である端子接続部と重ならず、かつ、前記端子接続部よりも前記基板の中央側に位置している。【選択図】図1
Description
本発明は、慣性計測装置、電子機器および移動体に関するものである。
特許文献1には、基板と、基板の上面に設けられている慣性センサーと、慣性センサーを覆い、基板の上面に接合されている保護基板と、基板の下面に配置され、基板を貫通する貫通電極を介して慣性センサーと電気的に接続されている配線部と、配線部に設けられている端子としての電極部と、を有するセンサー装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されているセンサー装置では、電極部と慣性センサーとが平面視で重なっているため、すなわち、電極部の直上に慣性センサーが位置しているため、応力が電極部を介して慣性センサーに伝わり易い。そのため、当該応力によって慣性センサーの特性が悪化し易いといった問題がある。
本発明の一態様は、基板と、
前記基板の第1面に配置されている慣性センサーと、
前記慣性センサーを覆い、前記基板に接合されている蓋と、
前記基板に配置され、実装対象物に接合される端子と、を有し、
前記基板の厚さ方向からの平面視で、前記慣性センサーは、前記端子と前記基板との接続部分である端子接続部と重ならず、かつ、前記端子接続部よりも前記基板の中央側に位置していることを特徴とする慣性計測装置である。
前記基板の第1面に配置されている慣性センサーと、
前記慣性センサーを覆い、前記基板に接合されている蓋と、
前記基板に配置され、実装対象物に接合される端子と、を有し、
前記基板の厚さ方向からの平面視で、前記慣性センサーは、前記端子と前記基板との接続部分である端子接続部と重ならず、かつ、前記端子接続部よりも前記基板の中央側に位置していることを特徴とする慣性計測装置である。
本発明の一態様では、前記基板は、前記平面視で、前記慣性センサーと前記端子接続部との間に配置されている溝を有することが好ましい。
本発明の一態様では、前記溝は、前記平面視で、前記慣性センサーを囲む枠状であることが好ましい。
本発明の一態様では、前記溝は、前記第1面に開口していることが好ましい。
本発明の一態様では、前記端子は、前記第1面と反対側の第2面に配置され、
前記溝は、前記第2面に開口していることが好ましい。
前記溝は、前記第2面に開口していることが好ましい。
本発明の一態様では、前記端子は、前記第1面と反対側の第2面に配置され、
前記溝は、前記第1面に開口している第1溝と、前記第2面に開口している第2溝と、を有することが好ましい。
前記溝は、前記第1面に開口している第1溝と、前記第2面に開口している第2溝と、を有することが好ましい。
本発明の一態様では、前記基板と前記蓋との接合部分である蓋接合部は、前記平面視で、前記端子接続部と前記慣性センサーとの間に位置していることが好ましい。
本発明の一態様では、前記溝は、前記平面視で、前記蓋接合部よりも前記基板の中央側に位置していることが好ましい。
本発明の一態様では、前記基板は、前記平面視で、前記慣性センサーと前記端子接続部との間からずれて配置され、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔を有することが好ましい。
本発明の一態様では、前記蓋は、定電位であることが好ましい。
本発明の一態様では、前記端子は、前記基板から延出するリードであることが好ましい。
本発明の一態様は、上述の慣性計測装置と、
前記慣性計測装置の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
前記慣性計測装置の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
本発明の一態様は、上述の慣性計測装置と、
前記慣性計測装置の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする移動体である。
前記慣性計測装置の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする移動体である。
以下、本発明の一態様の慣性計測装置、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る慣性計測装置を示す平面図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示す慣性計測装置の変形例を示す平面図である。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。X軸と平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸と平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸と平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、Z軸方向プラス側を「上」とも言い、Z軸方向マイナス側を「下」とも言う。
図1は、第1実施形態に係る慣性計測装置を示す平面図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示す慣性計測装置の変形例を示す平面図である。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。X軸と平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸と平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸と平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、Z軸方向プラス側を「上」とも言い、Z軸方向マイナス側を「下」とも言う。
慣性計測装置1は、互いに表裏関係にある第1面としての上面21および第2面としての下面22を有する基板2と、基板2の上面21に配置されている4つの慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と、これらを覆い、基板2の上面21に接合されている蓋8と、基板2の下面22に配置され、基板2から延出している端子としての複数のリード9と、を有する。このような慣性計測装置1は、図2に示すように、複数のリード9を介して実装対象物Qに実装され、実装された状態では、基板2が実装対象物Qから浮遊している。つまり、実装対象物Qと基板2との間にはギャップG1が形成されている。これにより、実装対象物Qから基板2に応力が伝わり難くなり、慣性計測装置1の特性が安定する。
基板2は、Z軸方向からの平面視で、略正方形である。このような基板2は、慣性センサー3、4、5、6、回路素子7および複数のリード9を支持すると共に、慣性センサー3、4、5、6、回路素子7および複数のリード9を電気的に接続する。基板2は、プリント基板であり、例えば、エポキシ基板、ガラス基板、ガラスエポキシ基板、セラミックス基板等を用いることができる。基板2に形成されている配線は、図1および図2に示すように、下面22に配置され、リード9と電気的に接続されている端子23と、上面21に配置され、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と電気的に接続されている端子24と、これら端子23、24を電気的に接続する図示しない内部配線と、を有し、当該配線を介して、慣性センサー3、4、5、6、回路素子7および複数のリード9を電気的に接続している。
慣性センサー3、4、5、6のうち、慣性センサー3は、X軸まわりの角速度を検出するX軸角速度センサーであり、慣性センサー4は、Y軸まわりの角速度を検出するY軸角速度センサーであり、慣性センサー5は、Z軸まわりの角速度を検出するZ軸角速度センサーであり、慣性センサー6は、X軸方向の加速度、Y軸方向の加速度およびZ軸方向の加速度をそれぞれ独立して検出する3軸加速度センサーである。つまり、本実施形態の慣性計測装置1は、6軸複合センサーである。ただし、慣性計測装置1の構成としては、これに限定されず、慣性センサー3、4、5、6の少なくとも1つを省略してもよいし、別の電子部品を追加してもよい。
次に、慣性センサー3、4、5について説明する。慣性センサー3、4、5は、互いに同じ構成であり、その姿勢がそれぞれの検出軸に対応するように、互いに90°傾いて配置されている。
図1に示すように、慣性センサー3は、パッケージ31と、パッケージ31に収納されているセンサー素子34と、を有する。同様に、慣性センサー4は、パッケージ41と、パッケージ41に収納されているセンサー素子44と、を有し、慣性センサー5は、パッケージ51と、パッケージ51に収納されているセンサー素子54と、を有する。センサー素子34、44、54は、例えば、駆動腕と検出腕とを有する水晶振動素子である。駆動腕を駆動振動させている状態で角速度が加わると、コリオリの力によって検出腕に検出振動が励振され、この検出振動により検出腕に発生する電荷に基づいて角速度を求めることができる。このような慣性センサー3、4、5は、図示しない半田を介して基板2の上面21に接合されていると共に端子24と電気的に接続されている。
なお、慣性センサー3、4、5の構成は、その機能を発揮することができれば、特に限定されない。例えば、センサー素子34、44、54は、水晶振動素子に限定されず、例えば、シリコン構造体であり、静電容量の変化に基づいて角速度を検出する構成であってもよい。また、本実施形態では、慣性センサー3、4、5が互いに同じ構成であるが、これに限定されず、少なくとも1つが他と異なる構成であってもよい。また、慣性センサー3は、X軸まわりの角速度だけでなく、X軸に加え、Y軸およびZ軸等、他の軸まわりの角速度も検出できる構成であってもよい。例えば、慣性センサー3が、X軸およびY軸まわりの角速度を検出できる構成の場合は、慣性センサー4を省略することができ、慣性センサー3が、X軸、Y軸およびZ軸まわりの角速度を検出できる構成の場合は、慣性センサー4および慣性センサー5を省略することができる。
慣性センサー6は、パッケージ61と、パッケージ61に収納されている3つのセンサー素子64、65、66と、を有する。センサー素子64は、X軸方向の加速度を検出する素子であり、センサー素子65は、Y軸方向の加速度を検出する素子であり、センサー素子66は、Z軸方向の加速度を検出する素子である。センサー素子64、65、66は、固定電極と、固定電極との間に静電容量を形成し、検出軸方向の加速度を受けると固定電極に対して変位する可動電極と、を有するシリコン構造体である。この場合、センサー素子64の静電容量の変化に基づいてX軸方向の加速度を検出することができ、センサー素子65の静電容量の変化に基づいてY軸方向の加速度を検出することができ、センサー素子66の静電容量の変化に基づいてZ軸方向の加速度を検出することができる。このような慣性センサー6は、図示しない半田を介して基板2の上面21に接合されていると共に端子24と電気的に接続されている。
なお、慣性センサー6の構成としては、その機能を発揮することができれば特に限定されない。例えば、センサー素子64、65、66は、シリコン構造体に限定されず、例えば、水晶振動素子であり、振動により生じる電荷に基づいて加速度を検出する構成であってもよい。また、センサー素子64、65、66をそれぞれ別のパッケージに分けて収納してもよい。
回路素子7は、慣性センサー3を駆動し、慣性センサー3に加わるX軸まわりの角速度を検出する駆動/検出回路と、慣性センサー4を駆動し、慣性センサー4に加わるY軸まわりの角速度を検出する駆動/検出回路と、慣性センサー5を駆動し、慣性センサー5に加わるZ軸まわりの角速度を検出する駆動/検出回路と、慣性センサー6を駆動し、慣性センサー6に加わるX軸、Y軸およびZ軸方向の加速度を検出する駆動/検出回路と、を有する。このような回路素子7は、図示しない半田を介して基板2の上面21に接合されていると共に端子24と電気的に接続されている。
次に、蓋8について説明する。図1および図2に示すように、蓋8は、下面に開口する凹部81を有し、この凹部81内に、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を収納した状態で、基板2の上面21に半田Hを介して接合されている。また、蓋8は、導電性を有しており、半田Hを介して端子24と電気的に接続されている。慣性計測装置1の駆動時、蓋8は、端子24を介して定電位、本実施形態ではグランドに接続される。これにより、蓋8が外乱を遮断するシールドとして機能し、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7の特性が安定する。なお、蓋8の構成材料としては、特に限定されず、各種金属材料を用いることができる。本実施形態では、蓋8は、SUS(ステンレス鋼)から構成されているが、アルミニウム、銅、その他の金属材料であってもよい。
図1に示すように、蓋8は、Z軸方向からの平面視で、基板2より若干小さい略正方形をなし、その各辺の長手方向中央部、すなわち、4つの側壁のそれぞれの下部が半田Hを介して基板2の上面21に接合されている。つまり、蓋8は、その下面の全周が基板2に接合されているのではなく、接合されていない部分を有する。この基板2と接合されていない部分、特に各角部、すなわち、隣接する側壁同士の交差部下端は、基板2の上面21から離間している。つまり、蓋8の下面の各角部では、蓋8と基板2との間に隙間が形成されている。これにより、蓋8内が密閉されることなくその内外が連通するため、蓋8内に熱がこもり難くなる。そのため、例えば、半田リフローによって慣性計測装置1を実装対象物Qに実装する際に生じる熱が慣性計測装置1内にこもり難くなり、慣性計測装置1の熱ダメージを低減することができる。
次に、複数のリード9について説明する。図1に示すように、複数のリード9は、それぞれ、基板2の下面22の外縁部に図示しない半田を介して接合されていると共に端子23と電気的に接続されている。また、複数のリード9は、基板2の外縁部の全周にわたって配置されている。つまり、複数のリード9は、基板2の第1外縁部2aの長手方向に沿って所定間隔で離間して配置されている複数のリード9aと、基板2の第2外縁部2bの長手方向に沿って所定間隔で離間して配置されている複数のリード9bと、基板2の第3外縁部2cの長手方向に沿って所定間隔で離間して配置されている複数のリード9cと、基板2の第4外縁部2dの長手方向に沿って所定間隔で離間して配置されている複数のリード9dと、を有する。ただし、リード9の配置としては、特に限定されない。
また、図2に示すように、複数のリード9は、それぞれ、基板2の外縁部から基板2の外側に向けて延出し、かつ、その途中で下側すなわちZ軸方向マイナス側に向けて屈曲している。リード9をこのような形状とすることにより、リード9を介して慣性計測装置1を実装対象物Qに実装した際に、基板2を実装対象物Qの上面から上方へ離間して設置することが容易となる。
以上、慣性計測装置1の基本構成について簡単に説明した。以下、各部の配置について詳細に説明する。図1に示すように、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7は、Z軸方向からの平面視で、リード9と基板2との接続部分である端子接続部90と重ならず、かつ、端子接続部90よりも基板2の中央側に位置している。このような配置とすることにより、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を端子接続部90から離間させることができるため、例えば、実装対象物Qからリード9を介して基板2に伝わる外乱が、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に到達するまでに十分に減衰され、当該外乱が慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に伝わり難くなる。そのため、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7の特性が安定し、優れた検出精度を発揮することができる。また、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を端子接続部90よりも基板2の中央側すなわち内側に配置することにより、慣性計測装置1の小型化を図ることもできる。なお、前記「外乱」には、例えば、振動、熱、基板2と実装対象物Qとの線膨張係数差に起因して生じる応力等が含まれる。
なお、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と端子接続部90との離間距離としては、特に限定されないが、例えば、1μm以上、5μm以下程度であることが好ましい。これにより、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を端子接続部90から十分に離間させることができるため、外乱減衰効果が顕著となる。そのため、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に外乱がより伝わり難くなり、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7の特性をより安定させることができる。また、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と端子接続部90との離間距離が過度に大きくなるのを抑制でき、慣性計測装置1の大型化を効果的に抑制することができる。
また、図1および図2に示すように、基板2は、Z軸方向からの平面視で、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と端子接続部90との間に配置されている溝29を有する。溝29は、実装対象物Qからリード9を介して基板2に伝わる外乱を、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に伝わる前に減衰させる機能を有する。このように、溝29を配置することにより、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に外乱がより伝わり難くなり、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7の特性がより安定し、より優れた検出精度を発揮することができる。
溝29は、上面21に開口する有底の凹部で構成されている。つまり、溝29は、下面22に開口していない。このように、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7が配置されている面と同じ面である上面21に溝29を開口させることにより、溝29による外乱減衰効果がより顕著となる。また、溝29を貫通孔ではなく、有底の凹部とすることにより、溝29の底面と下面22との間に前記内部配線を引き回すことができ、内部配線、特に一端が端子24と接続する配線の引き回し自由度が増す。また、基板2の機械的強度の低下を抑制することもできる。
図2に示すように、溝29の深さDとしては、特に限定されないが、基板2の厚さTの1/4以上、3/4以下程度であること好ましい。つまり、T/4≦D≦3T/4であることが好ましい。これにより、溝29が十分に深くなり、外乱減衰効果をより確実にかつ効果的に発揮することができる。また、溝29が深くなり過ぎて基板2の機械的強度が低下したり、内部配線の引き回し自由度が低下したりするのを抑制することができる。また、溝29の幅Wとしては、特に限定されないが、例えば、0.5μm以上、2μm以下程度とすることが好ましい。これにより、溝29の幅Wが十分に広くなり、外乱減衰効果をより確実にかつ効果的に発揮することができる。また、溝29の幅Wが広くなり過ぎて、基板2が大型化してしまうのを抑制することができる。
図1に示すように、溝29は、Z軸方向からの平面視で、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を囲む枠状、特に、連続した環状である。このような枠状の溝29で慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を囲むことにより、より確実にかつ効果的に、リード9を介して基板2に伝わる外乱を、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に伝わる前に減衰させることができる。なお、本実施形態では、溝29は、1重の環状であるが、2重以上の環状であってもよい。
溝29の構成は、慣性センサー3、4、5、6の少なくとも1つのリード9との間に配置されていれば、特に限定されない。例えば、図3に示す変形例の溝29は、リード9aと慣性センサー3、4、5、6との間に位置し、Y軸方向に沿って延在する第1部分29aと、リード9bと慣性センサー3、4、5、6との間に位置し、X軸方向に沿って延在する第2部分29bと、リード9cと慣性センサー3、4、5、6との間に位置し、Y軸方向に沿って延在する第3部分29cと、リード9dと慣性センサー3、4、5、6との間に位置し、X軸方向に沿って延在する第4部分29dと、を有し、第1部分29a〜第4部分29dが互いに離間して形成されている。また、例えば、図3に示す変形例から第1部分29a〜第4部分29dの1つ、2つまたは3つを省略してもよい。
また、図1に示すように、半田Hを介して基板2と蓋8とが接合されている部分である蓋接合部80は、Z軸方向からの平面視で、端子接続部90と慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置している。このように、端子接続部90と慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に蓋接合部80を配置することにより、リード9を介して基板2に伝わる外乱を、慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に伝わる前に、蓋接合部80を介して蓋8に逃がすことができる。そのため、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に外乱がより伝わり難くなる。
なお、溝29は、Z軸方向の平面視で、蓋接合部80よりも基板2の中央側に位置している。基板2の蓋接合部80よりも内側の部分は、蓋8によって補強されているため、当該部分に溝29を形成することにより、基板2の機械的強度の低下を小さく抑えることができる。ただし、これに限定されず、溝29は、Z軸方向の平面視で、蓋接合部80よりも基板2の外縁側に位置していてもよい。
以上、慣性計測装置1について説明した。このような慣性計測装置1は、前述したように、基板2と、基板2の第1面である上面21に配置されている慣性センサー3、4、5、6と、慣性センサー3、4、5、6を覆い、基板2に接合されている蓋8と、基板2に配置され、実装対象物Qに接合される端子としてのリード9と、を有し、基板2の厚さ方向すなわちZ軸方向からの平面視で、慣性センサー3、4、5、6は、リード9と基板2との接続部分である端子接続部90と重ならず、かつ、端子接続部90よりも基板2の中央側に位置している。このような構成によれば、実装対象物Qからリード9を介して基板2に伝わる外乱が、各慣性センサー3、4、5、6に到達するまでに十分に減衰され、当該外乱が各慣性センサー3、4、5、6に伝わり難くなる。そのため、各慣性センサー3、4、5、6の特性が安定し、優れた検出精度を発揮することができる。また、各慣性センサー3、4、5、6を端子接続部90よりも基板2の中央側すなわち内側に配置することにより、慣性計測装置1の小型化を図ることもできる。
また、前述したように、基板2は、Z軸方向からの平面視で、慣性センサー3、4、5、6と端子接続部90との間に配置されている溝29を有する。溝29は、リード9を介して基板2に伝わる外乱を、各慣性センサー3、4、5、6に伝わる前に減衰させる機能を有する。そのため、各慣性センサー3、4、5、6に外乱がより伝わり難くなり、各慣性センサー3、4、5、6の特性がより安定する。
また、前述したように、溝29は、Z軸方向の平面視で、慣性センサー3、4、5、6を囲む枠状である。枠状の溝29で各慣性センサー3、4、5、6を囲むことにより、より確実にかつ効果的に、リード9を介して基板2に伝わる外乱を、各慣性センサー3、4、5、6に伝わる前に減衰させることができる。
また、前述したように、溝29は、上面21に開口している。このように、慣性センサー3、4、5、6が配置されている面と同じ面である上面21に溝29を開口させることにより、溝29による外乱減衰効果をより顕著に発揮することができる。
また、前述したように、基板2と蓋8との接合部分である蓋接合部80は、Z軸方向からの平面視で、端子接続部90と慣性センサー3、4、5、6との間に位置している。これにより、リード9を介して基板2に伝わる外乱を、各慣性センサー3、4、5、6に伝わる前に、蓋接合部80を介して蓋8に逃がすことができる。そのため、各慣性センサー3、4、5、6に外乱がより伝わり難くなる。
また、前述したように、溝29は、Z軸方向からの平面視で、蓋接合部80よりも基板2の中央側に位置している。基板2の蓋接合部80よりも内側の部分は、蓋8によって補強されているため、当該部分に溝29を形成することにより、基板2の機械的強度の低下を小さく抑えることができる。
また、前述したように、蓋8は、定電位である。特に、本実施形態では、蓋8は、グランドに接続されている。これにより、蓋8が外乱を遮断するシールドとして機能し、慣性センサー3、4、5、6の特性が安定する。
また、前述したように、端子は、基板2から延出するリード9である。これにより、基板2を実装対象物Qから浮遊させて支持することが容易となる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態に係る慣性計測装置を示す断面図である。
図4は、第2実施形態に係る慣性計測装置を示す断面図である。
本実施形態は、溝29の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図4において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図4に示す慣性計測装置1では、溝29は、下面22に開口する有底の凹部で構成されている。つまり、前述した第1実施形態とは溝29の開口が反対側に位置する。このように、リード9が接合されている面と同じ面である下面22に溝29を開口させることにより、実装対象物Qからリード9を介して伝わった外乱を溝29で効果的に減衰させることができる。溝29の深さDおよび幅W等の寸法や、配置パターンについては、第1実施形態で述べたものと同様のものが可能である。
以上のように、本実施形態の慣性計測装置1では、端子としてのリード9は、基板2の第1面である上面21と反対側の第2面である下面22に配置され、溝29は、下面22に開口している。これにより、リード9を介して伝わった外乱を溝29で効果的に減衰させることができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態に係る慣性計測装置を示す平面図である。図6は、図5中のB−B線断面図である。
図5は、第3実施形態に係る慣性計測装置を示す平面図である。図6は、図5中のB−B線断面図である。
本実施形態は、溝29の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1、第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図5および図6において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図5および図6に示す慣性計測装置1では、溝29は、上面21に開口する有底の凹部で構成されている第1溝291と、下面22に開口する有底の凹部で構成されている第2溝292と、を有する。また、Z軸方向からの平面視で、第1溝291および第2溝292は、それぞれ、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7を囲む枠状をなしている。また、Z軸方向からの平面視で、第1溝291および第2溝292は、互いに重なっておらず、本実施形態では、第1溝291が第2溝292の内側に位置している。すなわち、Z軸方向からの平面視で、枠状の第1溝291と、それを囲む枠状の第2溝292と、を有する2重構造となっている。
このように、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7が配置されている面と同じ面である上面21に開口する第1溝291と、リード9が接合されている面と同じ面である下面22に開口する第2溝292と、を形成することにより、実装対象物Qからリード9を介して伝わった外乱を溝29で効果的に減衰させることができる。なお、第1溝291と第2溝292との配置は、これに限定されず、第1溝291が第2溝292の外側に位置していてもよい。また、第1、第2溝291、292の少なくとも一方が、図3に示すパターンであってもよい。
特に、本実施形態では、図6に示すように、第1溝291の深さD1と第2溝292の深さD2との合計が基板2の厚さTよりも大きく、すなわち、D1+D2>Tの関係を満たし、側面視で、第1溝291と第2溝292とが重なっている部分Fを有する。これにより、当該外乱を溝29で効果的に減衰させることができる。ただし、これに限定されず、少なくとも一部が、D1+D2≦Tであってもよい。
以上のように、本実施形態の慣性計測装置1では、端子としてのリード9は、第1面である上面21と反対側の第2面である下面22に配置され、溝29は、上面21に開口している第1溝291と、下面22に開口している第2溝292と、を有する。このように、各慣性センサー3、4、5、6が配置されている面と同じ面である上面21に開口する第1溝291と、リード9が接合されている面と同じ面である下面22に開口する第2溝292と、を形成することにより、実装対象物Qからリード9を介して伝わった外乱を溝29で効果的に減衰させることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、上記と異なり、第1溝291と第2溝292とが、Z軸方向からの平面視で、一部または全部が重なっていてもよい。この場合、第1溝291と第2溝292とは連通しない。
<第4実施形態>
図7は、第4実施形態に係る慣性計測装置を示す平面図である。
図7は、第4実施形態に係る慣性計測装置を示す平面図である。
本実施形態は、基板2およびリード9の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図7において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図7に示す慣性計測装置1では、複数のリード9は、基板2の第1外縁部2aに沿って配置されている複数のリード9aと、基板2の第3外縁部2cに沿って配置されている複数のリード9cと、を有する。すなわち、前述した第1実施形態の構成から、基板2の第2外縁部2bに沿って配置されている複数のリード9bと、基板2の第4外縁部2dに沿って配置されている複数のリード9dと、が省略されている。
また、溝29は、各リード9aと各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置し、Y軸方向に沿って延在する第1部分29aと、各リード9cと各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置し、Y軸方向に沿って延在する第3部分29cと、を有する。すなわち、前述した図3に示す変形例から第2部分29bと、第4部分29dと、が省略されている。
また、基板2は、基板2の第2外縁部2bと各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置し、X軸方向に沿って延在する貫通孔281と、基板2の第4外縁部2dと各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置し、X軸方向に沿って延在する貫通孔282と、を有する。貫通孔281、282は、それぞれ、基板2の厚さ方向に貫通し、上面21および下面22に開口している。このような貫通孔281、282は、溝29と同様に、実装対象物Qからリード9を介して伝わった外乱を、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に到達する前に減衰させる機能を有する。有底の凹部で構成される溝29よりも、貫通孔281、282の方が外乱減衰効果に優れている。そのため、実装対象物Qからリード9を介して伝わった外乱を、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7に到達する前により効果的に減衰させることができる。
特に、本実施形態では、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と端子接続部90との間に位置する領域には溝29を形成し、各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7と端子接続部90との間からずれた領域に貫通孔281、282を形成している。言い換えると、端子接続部90が設けられた基板2の第1外縁部2aおよび第3外縁部2cと各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置する領域には溝29を形成し、端子接続部90が設けられていない基板2の第2外縁部2bおよび第4外縁部2dと各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7との間に位置する領域には貫通孔281、282を形成している。これにより、基板2内での配線、特に端子24と各慣性センサー3、4、5、6および回路素子7とを接続する配線の引き回し自由度を高く維持しつつ、上述のような優れた外乱減衰効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、貫通孔281、282は、溝29と離間して形成されているが、これに限定されず、例えば、貫通孔281、282のX軸方向プラス側の端部が第1部分29aに接続されていてもよいし、X軸方向マイナス側に端部が第3部分29cに接続されていてもよい。つまり、溝29と貫通孔281、282とが枠状に接続されていてもよい。
以上のように、本実施形態の慣性計測装置1では、基板2は、Z軸方向からの平面視で、慣性センサー3、4、5、6と端子接続部90との間からずれて配置され、基板2を厚さ方向に貫通する貫通孔281、282を有する。これにより、基板2内での配線の引き回し自由度を高く維持しつつ、優れた外乱減衰効果を発揮することができる。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
図8は、第5実施形態に係るスマートフォンを示す斜視図である。
図8は、第5実施形態に係るスマートフォンを示す斜視図である。
図8に示す電子機器としてのスマートフォン1200は、慣性計測装置1と、慣性計測装置1から出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路1210と、が内蔵されている。慣性計測装置1によって検出された検出データは、制御回路1210に送信され、制御回路1210は、受信した検出データからスマートフォン1200の姿勢や挙動を認識して、表示部1208に表示されている画像を変化させたり、警告音や効果音を鳴らしたり、振動モーターを駆動して本体を振動させることができる。
このような電子機器としてのスマートフォン1200は、慣性計測装置1と、慣性計測装置1から出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路1210と、を有する。そのため、前述した慣性計測装置1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、電子機器は、前述したスマートフォン1200の他にも、例えば、パーソナルコンピューター、デジタルスチールカメラ、タブレット端末、スマートウォッチを含む時計、インクジェット式吐出装置、例えばインクジェットプリンター、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、スマートグラス等のウェアラブル端末、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電子辞書、電子翻訳機、電卓、電子ゲーム機器、トレーニング機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡のような医療機器、魚群探知機、各種測定機器、車両、航空機、船舶に搭載される計器類、携帯端末用の基地局、フライトシミュレーター等に適用することができる。
<第6実施形態>
図9は、第6実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図9は、第6実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図9に示す移動体としての自動車1500は、エンジンシステム、ブレーキシステムおよびキーレスエントリーシステムの少なくとも何れかのシステム1510と、慣性計測装置1と、制御回路1502と、が内蔵されており、慣性計測装置1によって車体の姿勢を検出することができる。慣性計測装置1の検出信号は、制御回路1502に供給され、制御回路1502は、その信号に基づいてシステム1510を制御することができる。
このように、移動体としての自動車1500は、慣性計測装置1と、慣性計測装置1から出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路1502と、を有する。そのため、自動車1500は、前述した慣性計測装置1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、慣性計測装置1を備える移動体は、自動車1500の他、例えば、ロボット、ドローン、電動車いす、二輪車、航空機、ヘリコプター、船舶、電車、モノレール、貨物運搬用カーゴ、ロケット、宇宙船等であってもよい。
以上、本発明の慣性計測装置、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…慣性計測装置、2…基板、2a…第1外縁部、2b…第2外縁部、2c…第3外縁部、2d…第4外縁部、21…上面、22…下面、23、24…端子、281、282…貫通孔、29…溝、29a…第1部分、29b…第2部分、29c…第3部分、29d…第4部分、291…第1溝、292…第2溝、3…慣性センサー、31…パッケージ、34…センサー素子、4…慣性センサー、41…パッケージ、44…センサー素子、5…慣性センサー、51…パッケージ、54…センサー素子、6…慣性センサー、61…パッケージ、64、65、66…センサー素子、7…回路素子、8…蓋、80…蓋接合部、81…凹部、9、9a、9b、9c、9d…リード、90…端子接続部、1200…スマートフォン、1208…表示部、1210…制御回路、1500…自動車、1502…制御回路、1510…システム、D、D1、D2…深さ、F…部分、G1…ギャップ、H…半田、T…厚さ、Q…実装対象物、W…幅
Claims (13)
- 基板と、
前記基板の第1面に配置されている慣性センサーと、
前記慣性センサーを覆い、前記基板に接合されている蓋と、
前記基板に配置され、実装対象物に接合される端子と、を有し、
前記基板の厚さ方向からの平面視で、前記慣性センサーは、前記端子と前記基板との接続部分である端子接続部と重ならず、かつ、前記端子接続部よりも前記基板の中央側に位置していることを特徴とする慣性計測装置。 - 前記基板は、前記平面視で、前記慣性センサーと前記端子接続部との間に配置されている溝を有する請求項1に記載の慣性計測装置。
- 前記溝は、前記平面視で、前記慣性センサーを囲む枠状である請求項2に記載の慣性計測装置。
- 前記溝は、前記第1面に開口している請求項2または3に記載の慣性計測装置。
- 前記端子は、前記第1面と反対側の第2面に配置され、
前記溝は、前記第2面に開口している請求項2または3に記載の慣性計測装置。 - 前記端子は、前記第1面と反対側の第2面に配置され、
前記溝は、前記第1面に開口している第1溝と、前記第2面に開口している第2溝と、を有する請求項2または3に記載の慣性計測装置。 - 前記基板と前記蓋との接合部分である蓋接合部は、前記平面視で、前記端子接続部と前記慣性センサーとの間に位置している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の慣性計測装置。
- 前記溝は、前記平面視で、前記蓋接合部よりも前記基板の中央側に位置している請求項7に記載の慣性計測装置。
- 前記基板は、前記平面視で、前記慣性センサーと前記端子接続部との間からずれて配置され、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の慣性計測装置。
- 前記蓋は、定電位である請求項1ないし9のいずれか1項に記載の慣性計測装置。
- 前記端子は、前記基板から延出するリードである請求項1ないし10のいずれか1項に記載の慣性計測装置。
- 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の慣性計測装置と、
前記慣性計測装置の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の慣性計測装置と、
前記慣性計測装置の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする移動体。
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