JP2021062639A - 乗物用テーブル装置 - Google Patents

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聖也 西村
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博史 辻
Hiroshi Tsuji
博史 辻
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Abstract

【課題】小物置き以外の機能を合理的に付加することのできる乗物用テーブル装置を提供すること。【解決手段】テーブル装置1は、フロアF上に水平移動可能なように設けられるベース2と、ベース2上に取り付けられた2つ折り可能な2枚のテーブル天板3Aを備える板状のテーブル3と、ベース2のテーブル3より低い位置に取り付けられた板状の下段天板5と、2枚のテーブル天板3A及び下段天板5をベース2に対して動かす天板移動装置4と、を有する。天板移動装置4が、2枚のテーブル天板3Aを、互いに面一状に水平展開させるテーブル使用位置P1と、互いに2つ折り状に縦に折り畳むテーブル格納位置と、に切り換え可能、かつ、下段天板5をテーブル格納位置にある2枚のテーブル天板3Aと同一方向に向けた形に格納する下段格納位置と、テーブル使用位置P1よりも低い領域に水平展開させる下段使用位置P3と、に切り換え可能とされる。【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用テーブル装置に関する。詳しくは、乗物フロア上のベースに取り付けられるテーブルを備える乗物用テーブル装置に関する。
自動車のフロア上にテーブルが水平移動可能なように設けられた構成が知られている(特許文献1)。
特開2005−280417号公報
テーブルを高さ調整して利用することはできるものの、小物置き以外の用途に有効利用することができない。そこで、本発明は、小物置き以外の機能を合理的に付加することのできる乗物用テーブル装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブル装置は次の手段をとる。
すなわち、本発明の乗物用テーブル装置は、乗物用テーブル装置であって、乗物フロア上に水平移動可能なように設けられるベースと、ベース上に取り付けられた2つ折り可能な2枚のテーブル天板を備える板状のテーブルと、ベースのテーブルより低い位置に取り付けられた板状の下段天板と、2枚のテーブル天板及び下段天板をベースに対して動かす天板移動装置と、を有する。
天板移動装置が、2枚のテーブル天板を、互いに面一状に水平展開させるテーブル使用位置と、互いに2つ折り状に縦に折り畳むテーブル格納位置と、に切り換え可能、かつ、下段天板をテーブル格納位置にある2枚のテーブル天板と同一方向に向けた形に格納する下段格納位置と、テーブル使用位置よりも低い領域に水平展開させる下段使用位置と、に切り換え可能とされる。
上記構成によれば、乗物フロア上の様々な位置において、下段天板を2枚のテーブル天板の下段に収納台として展開させたり2枚のテーブル天板と共にコンパクトに格納したりすることができ、乗物用テーブル装置に小物置き以外の機能を合理的に付加することができる。
また、本発明の乗物用テーブル装置は、更に次のように構成されていても良い。下段天板の下段使用位置が、乗物用シートのシートクッションの天板部と同一もしくは天板部より低い位置とされて着座乗員の足載せ台とされる。
上記構成によれば、乗物フロア上の様々な位置において、下段天板を着座乗員の足載せ台として適した位置に展開することができる。
また、本発明の乗物用テーブル装置は、更に次のように構成されていても良い。下段天板の下段格納位置が、テーブル格納位置に折り畳まれる2枚のテーブル天板の間に挟まれる位置とされる。
上記構成によれば、下段天板を2枚のテーブル天板の間にコンパクトに格納することができる。
また、本発明の乗物用テーブル装置は、更に次のように構成されていても良い。天板移動装置が、下段天板をベースに対して縦向きに格納する下段格納位置から面内方向に回転させてベースから縦向きのまま張り出させる第1の回転ヒンジと、第1の回転ヒンジにより張り出した下段天板を面外方向に回転させて水平展開させる第2の回転ヒンジと、を有する。
上記構成によれば、下段天板をベースに対して縦向きに格納した状態から、ベースとの重なり方向とは交差する方向に水平展開させることができる。
また、本発明の乗物用テーブル装置は、更に次のように構成されていても良い。下段天板が、第1の回転ヒンジ周りの回転によりベースの両サイドに一斉に張り出す形に展開されるひと繋がりの一対の天板面部から成る。
上記構成によれば、下段天板を2枚のテーブル天板の下段に一対で広く展開させることができる。なおかつ、一対の天板面部を2枚のテーブル天板と共にコンパクトに格納することができる。
また、本発明の乗物用テーブル装置は、更に次のように構成されていても良い。下段天板の下段格納位置が、ベース上から高さ方向に延びる支柱内に収められる位置とされる。
上記構成によれば、下段天板を支柱内に収めてコンパクトに格納することができる。
第1の実施形態に係る乗物用テーブル装置の概略構成を表した平面図である。 乗物用テーブル装置のフットレスト使用状態を表した平面図である。 乗物用テーブル装置のテーブル天板及び下段天板の格納状態を表した斜視図である。 図3の側面図である。 乗物用テーブル装置のテーブル天板及び下段天板を水平展開させた状態を表した斜視図である。 図5からテーブル天板を引き上げて下段天板をフットレスト使用状態に切り換えた状態を表した斜視図である。 第2の実施形態に係る乗物用テーブル装置のテーブル天板及び下段天板の格納状態を表した斜視図である。 下段天板の展開途中状態を表した斜視図である。 下段天板を水平展開させた状態を表した斜視図である。 乗物用テーブル装置のフットレスト使用状態を表した平面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(乗物用テーブル装置の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るテーブル装置(乗物用テーブル装置)1について、図1〜図6を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るテーブル装置1は、自動車のフロアF(乗物フロア)上に設けられている。詳しくは、上記テーブル装置1は、上記フロアF上の車幅方向の中央箇所において、不図示のテーブル移動装置により前後方向にスライド可能なように設けられている。それにより、テーブル装置1は、上記フロアF上に配置される左右の前列シートS1の間を通って前後方向に自由に移動することができる構成とされる。
上記不図示のテーブル移動装置によるテーブル装置1の前後方向の移動は、車両内に設けられた不図示のスイッチの操作による電動駆動によって行われるようになっている。なお、テーブル装置1の前後方向の移動は、スライドロックの解除操作に伴う手動操作によって行われるものであっても良い。
上記左右の前列シートS1の間には、その後方箇所に、後列シートS2が配置されている。したがって、同後列シートS2に対し、テーブル装置1を前方から近付けることで、後列シートS2の目の前の位置にテーブル装置1のテーブル3を展開することができる。
また、同図に示すように、左右の前列シートS1を後向きに旋回させて後列シートS2と車座状に対面させることで、上記テーブル装置1のテーブル3を左右の前列シートS1と後列シートS2とで取り囲んで使用することのできる状態とすることができる。上記テーブル装置1は、更に、図2に示すように、後列シートS2の着座乗員が足置きとして使用することのできるフットレストとしての機能も兼ね備える。ここで、後列シートS2が、本発明の「乗物用シート」に相当する。
以下、テーブル装置1の具体的な構成について、図3〜図6を用いて詳しく説明する。テーブル装置1は、自動車のフロアF上に前後方向に移動可能なように設けられたベース2と、ベース2に取り付けられた2つ折り可能な2枚のテーブル天板3Aを備える板状のテーブル3と、上記ベース2の後側のテーブル天板3Aより低い位置に取り付けられた板状の下段天板5と、2枚のテーブル天板3A及び下段天板5をベース2に対して動かす天板移動装置4と、を有する。
各テーブル天板3Aは、それぞれ、左右方向に長尺な横長状の天板形状とされる。また、下段天板5も、後側のテーブル天板3Aと略同じ大きさ(僅かに小さい大きさ)及び形状を持つ左右方向に長尺な横長状の天板形状から成る。
天板移動装置4は、ベース2上から高さ方向に延びる立板形状の支柱10と、支柱10に対して各テーブル天板3Aの上縁部を起倒回転可能なように連結する上端側ヒンジ3Uと、支柱10に対して下段天板5の上縁部を起倒回転可能なように連結する上端側ヒンジ5Aと、を有する。支柱10は、ベース2上に立設された固定部11と、固定部11に対して高さ方向に摺動可能なように組み付けられた可動部12と、を有する。上記支柱10は、その前後厚が左右幅よりも薄い立板形状とされる。
上記可動部12の固定部11に対する高さ方向の移動は、車両内に設けられた不図示のスイッチの操作による電動駆動によって行われるようになっている。なお、可動部12の高さ方向の移動は、スライドロックの解除操作に伴う手動操作によって行われるものであっても良い。
各テーブル天板3Aを支柱10に連結する上端側ヒンジ3Uは、それぞれ、各テーブル天板3Aの上端部を支柱10の可動部12の上端部に対して、左右方向に延びる軸周りに起倒回転可能なように連結している。上記連結により、各テーブル天板3Aは、上記支柱10の可動部12に対して、互いに2つ折り状に下方に折り畳んだテーブル格納位置P2(図3〜図4参照)と、各テーブル天板3Aを互いに面一状に水平展開させるテーブル使用位置P1(図5参照)と、の間で起倒回転することのできる構成とされる。
下段天板5を支柱10に連結する上端側ヒンジ5Aは、下段天板5を支柱10の固定部11における高さ方向の中間部に対して、左右方向に延びる軸周りに起倒回転可能なように連結している。上記連結により、下段天板5は、上記支柱10の固定部11に対して、下方に折り畳まれた下段格納位置P4(図3〜図4参照)と、後方向きに水平展開された下段使用位置P3(図5参照)と、の間で起倒回転することのできる構成とされる。
各テーブル天板3Aは、支柱10の可動部12に対して、起倒回転の途中で付勢方向が切り替わる不図示のターンオーバ式のバネの付勢力により、起倒回転したそれぞれの位置で弾性的に位置保持されるようになっている。また、下段天板5も同様に、支柱10の固定部11に対して、起倒回転の途中で付勢方向が切り替わる不図示のターンオーバ式のバネの付勢力により、起倒回転したそれぞれの位置で弾性的に位置保持されるようになっている。なお、各テーブル天板3Aや下段天板5を水平展開させた位置に保持する構成は、これらと支柱10の可動部12や固定部11との間に設けた不図示のロックピンを相手側に入り込ませてロックする構成であっても良い。
図5に示すように、各テーブル天板3Aは、それぞれ、上記支柱10に対して上端側ヒンジ3Uの周りに互いに面一状を成す形(テーブル使用位置P1)に水平展開されることにより、小物置きとして使用することのできる状態となる。また、図3〜図4に示すように、各テーブル天板3Aは、それぞれ、上記支柱10に対して上端側ヒンジ3Uの周りに互いに下方に向けて2つ折り状を成す形(テーブル格納位置P2)に折り畳まれることにより、薄板状の支柱10と同一方向に面を向けたコンパクトな形に折り畳まれた状態となる。
詳しくは、各テーブル天板3Aは、その折り畳み時に図3〜図4に示すように支柱10の可動部12を押し下げて下段天板5と重なる位置で下段天板5と共に下方へと折り畳まれることにより、それらの間に下段天板5を挟み込んだコンパクトな形に折り畳まれるようになっている。
下段天板5は、図3〜図4に示すように上記各テーブル天板3Aの間に挟まれた下段格納位置P4から、上端側ヒンジ5Aの周りに各テーブル天板3Aと共に水平展開されることにより、後側のテーブル天板3Aの下側に水平展開された状態となる(下段使用位置P3:図5参照)。それにより、下段天板5は、その後側のテーブル天板3Aとの間に形成される隙間内に雑誌等の薄手の小物を差し込んで小物置きとして使用することのできる状態となる。
また、上記状態から、下段天板5は、図6に示すように、支柱10の可動部12を引き上げて各テーブル天板3Aを机としての使用に適した位置へと展開させることにより、後側のテーブル天板3Aとの間が空けられて、着座乗員の足置きや小物置きとして使用することのできる状態となる。上記下段天板5の下段使用位置P3は、図2で前述した後列シートS2のシートクッションの天板部S2Aよりも低い位置とされている。
そのような低位置となっていることで、着座乗員が下段天板5上に簡便に足を載せて安楽姿勢をとれるようになっている。なお、上記下段使用位置P3とされた下段天板5は、着座乗員の踵を載せる足載せ台として使用されるものであっても良いが、着座乗員が胡坐をかいた足を載せる足載せ台として使用されるものであっても良い。
また、図3〜図4に示すように、上記下段天板5は、上記支柱10に対して上端側ヒンジ5Aの周りに下方に垂下する下段格納位置P4へと折り畳まれることにより、薄板状の支柱10と同一方向に面を向けたコンパクトな折り畳み形状の状態となる。また、上記下段天板5の折り畳み状態で、可動部12を下方に押し下げて各テーブル天板3Aを下段天板5と同じ高さ位置で2つ折り状に折り畳むことにより、各テーブル天板3Aの間に下段天板5を挟み込む形でこれらをコンパクトに折り畳むことができる。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るテーブル装置1は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、乗物用テーブル装置(1)は、乗物フロア(F)上に水平移動可能なように設けられるベース(2)と、ベース(2)上に取り付けられた2つ折り可能な2枚のテーブル天板(3A)を備える板状のテーブル(3)と、ベース(2)のテーブル(3)より低い位置に取り付けられた板状の下段天板(5)と、2枚のテーブル天板(3A)及び下段天板(5)をベース(2)に対して動かす天板移動装置(4)と、を有する。
天板移動装置(4)が、2枚のテーブル天板(3A)を、互いに面一状に水平展開させるテーブル使用位置(P1)と、互いに2つ折り状に縦に折り畳むテーブル格納位置(P2)と、に切り換え可能、かつ、下段天板(5)をテーブル格納位置(P2)にある2枚のテーブル天板(3A)と同一方向に向けた形に格納する下段格納位置(P4)と、テーブル使用位置(P1)よりも低い領域に水平展開させる下段使用位置(P3)と、に切り換え可能とされる。
上記構成によれば、乗物フロア(F)上の様々な位置において、下段天板(5)を2枚のテーブル天板(3A)の下段に収納台として展開させたり2枚のテーブル天板(3A)と共にコンパクトに格納したりすることができ、乗物用テーブル装置(1)に小物置き以外の機能を合理的に付加することができる。
また、下段天板(5)の下段使用位置(P3)が、乗物用シート(S1)のシートクッションの天板部(S1A)より低い位置とされて着座乗員の足載せ台とされる。上記構成によれば、乗物フロア(F)上の様々な位置において、下段天板(5)を着座乗員の足載せ台として適した位置に展開することができる。
また、下段天板(5)の下段格納位置(P4)が、テーブル格納位置(P2)に折り畳まれる2枚のテーブル天板(3A)の間に挟まれる位置とされる。上記構成によれば、下段天板(5)を2枚のテーブル天板(3A)の間にコンパクトに格納することができる。
《第2の実施形態》
続いて、本発明の第2の実施形態に係るテーブル装置(乗物用テーブル装置)1の構成について、図7〜図10を用いて説明する。本実施形態では、ベース2上から高さ方向に延びる支柱10が伸縮動作できない構成(ベース2と一体を成す不動の構成)とされ、代わりに、小物置きやフットレストとして使用される下段天板6が、支柱10内に収納することのできる構成とされる。
具体的には、図7に示すように、各テーブル天板3Aは、上記伸縮動作しない支柱10の上端部に対して、それぞれ、左右方向に軸が延びる上端側ヒンジ3Uによりテーブル使用位置P1(実施形態1:図6参照)とテーブル格納位置P2との間で起倒回転可能なように連結された構成とされる。各テーブル天板3Aは、上記支柱10の上端部に対して、起倒回転の途中で付勢方向が切り替わる不図示のターンオーバ式のバネの付勢力により、起倒回転したそれぞれの位置で弾性的に位置保持されるようになっている。なお、各テーブル天板3Aを水平展開させた位置に保持する構成は、これらと支柱10との間に設けた不図示のロックピンを相手側に入り込ませてロックする構成であっても良い。
下段天板6は、支柱10の高さ方向の中間部に対して、前後方向に軸が延びる第1の回転ヒンジ6Bにより回転可能なように連結された構成とされる。同連結により、下段天板6は、支柱10に形成された左右方向(板幅方向)に貫通する開口5B内に縦向きに収められた下段格納位置P5(図7参照)と、同位置から横回転して支柱10の左右両サイドに一斉に張り出す下段張出位置P6(図8)と、に回転による切り換えが行える構成とされる。
そして、上記下段天板6は、図8に示す下段張出位置P6において、支柱10に対する左右方向への張り出し長さを更に延ばす形に引き出せるようになっている。そして、上記下段天板6は、上記張り出し長さの延ばされた下段張出位置P6において、それらの前後方向に向ける各面を図9に示すように水平向きにして着座乗員の足置きや小物置きとして使用できる状態となる下段使用位置P7へと切り換えられるようになっている。
具体的には、下段天板6は、上記第1の回転ヒンジ6Bから直交方向に貫通して延びる第2の回転ヒンジ6Cの各側の端部に連結された一対の天板面部6Aから成る。各天板面部6Aは、上記第2の回転ヒンジ6Cの各側の端部に対して、軸方向にスライド可能かつ軸周りに回転可能なように連結されている。
それにより、各天板面部6Aは、図8に示す下段張出位置P6において、第2の回転ヒンジ6Cに沿って左右方向への張り出し長さを更に延ばす形にスライドさせたり、第2の回転ヒンジ6C周りの回転により、それらの天板面を図9に示すように水平向きに切り換えたりすることができるようになっている。上記各天板面部6Aは、図8に示す下段張出位置P6において、第2の回転ヒンジ6Cに沿って左右方向への張り出し長さを延ばす形にスライドさせることにより、支柱10の開口5B内から左右方向に外し出されて、支柱10と干渉することなく第2の回転ヒンジ6Cの周りに水平向きに回転できる状態となる。
上記下段天板6は、上記のように各天板面部6Aが支柱10の左右両サイドに水平展開される構成となっていることから、図10に示すように、左右の前列シートS1に座る各着座乗員が各天板面部6A上に簡便に足を載せて安楽姿勢をとれるようになっている。なお、上記下段使用位置P7とされた下段天板6の各天板面部6Aは、各着座乗員の踵を載せる足載せ台として使用されるものであっても良いが、踵以外の足部位を載せる足載せ台として使用されるものであっても良い。
上記下段天板6の下段使用位置P7は、左右の前列シートS1のシートクッションの天板部S1Aよりも低い位置とされている。ここで、左右の前列シートS1が、それぞれ、本発明の「乗物用シート」に相当する。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るテーブル装置1は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、乗物用テーブル装置(1)は、乗物フロア(F)上に水平移動可能なように設けられるベース(2)と、ベース(2)に取り付けられた2つ折り可能な2枚のテーブル天板(3A)を備える板状のテーブル(3)と、ベース(2)のテーブル(3)より低い位置に取り付けられた板状の下段天板(6)と、2枚のテーブル天板(3A)及び下段天板(6)をベース(2)に対して動かす天板移動装置(4)と、を有する。
天板移動装置(4)が、2枚のテーブル天板(3A)を、互いに面一状に水平展開させるテーブル使用位置(P1)と、互いに2つ折り状に縦に折り畳むテーブル格納位置(P2)と、に切り換え可能、かつ、下段天板(6)をテーブル格納位置(P2)にある2枚のテーブル天板(3A)と同一方向に向けた形に格納する下段格納位置(P5)と、テーブル使用位置(P1)よりも低い領域に水平展開させる下段使用位置(P7)と、に切り換え可能とされる。
上記構成によれば、乗物フロア(F)上の様々な位置において、下段天板(6)を2枚のテーブル天板(3A)の下段に収納台として展開させたり2枚のテーブル天板(3A)と共にコンパクトに格納したりすることができ、乗物用テーブル装置(1)に小物置き以外の機能を合理的に付加することができる。
また、下段天板(6)の下段使用位置(P7)が、乗物用シート(S1)のシートクッションの天板部(S1A)より低い位置とされて着座乗員の足載せ台とされる。上記構成によれば、乗物フロア(F)上の様々な位置において、下段天板(6)を着座乗員の足載せ台として適した位置に展開することができる。
また、下段天板(6)の下段格納位置(P5)が、テーブル格納位置(P2)に折り畳まれる2枚のテーブル天板(3A)の間に挟まれる位置とされる。上記構成によれば、下段天板(6)を2枚のテーブル天板(3A)の間にコンパクトに格納することができる。
また、天板移動装置(4)が、下段天板(6)をベース(2)に対して縦向きに格納する下段格納位置(P5)から面内方向に回転させてベース(2)から縦向きのまま張り出させる第1の回転ヒンジ(6B)と、第1の回転ヒンジ(6B)により張り出した下段天板(6)を面外方向に回転させて水平展開させる第2の回転ヒンジ(6C)と、を有する。上記構成によれば、下段天板(6)をベース(2)に対して縦向きに格納した状態から、ベース(2)との重なり方向とは交差する方向に水平展開させることができる。
また、下段天板(6)が、第1の回転ヒンジ(6B)周りの回転によりベース(2)の両サイドに一斉に張り出す形に展開されるひと繋がりの一対の天板面部(6A)から成る。上記構成によれば、下段天板(6)を2枚のテーブル天板(3A)の下段に一対で広く展開させることができる。なおかつ、一対の天板面部(6A)を2枚のテーブル天板(3A)と共にコンパクトに格納することができる。
また、下段天板(6)の下段格納位置(P5)が、ベース(2)上から高さ方向に延びる支柱(10)内に収められる位置とされる。上記構成によれば、下段天板(6)を支柱(10)内に収めてコンパクトに格納することができる。なお、上記以外の構成については、第1の実施形態で示した構成と同一となっているため、対応する構成に同一の符号を付して説明を省略することとする。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を2つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の乗物用テーブル装置は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物に対して適用することができるものである。また、下段天板は、小物置き等のフットレスト以外の用途に使われるものであっても良い。
2.天板移動装置は、2枚のテーブル天板及び下段天板を電動で動かすものであっても良い。また、天板移動装置は、手動・電動に関わらず、2枚のテーブル天板及び下段天板を個別に動かすものでなく、互いに連動させるものであっても良い。
また、天板移動装置は、各テーブル天板と下段天板とをそれぞれベースに対して個別に高さ方向にスライド可能かつ展開格納可能にする構成であっても良い。すなわち、第1の実施形態では、各テーブル天板が支柱の可動部に取り付けられて固定部に対して高さ方向に移動可能に構成されたものを示した。しかし、可動天板も更に、可動部とは別に固定部に対して高さ方向に移動可能とされる別の可動部に取り付けられることで、各テーブル天板とは別個に固定部に対して高さ方向に移動可能に構成されるものであっても良い。
3.2枚のテーブル天板のテーブル格納位置は、ベースに対して2つ折り状に下方に折り畳まれるものの他、ベースに対して2つ折り状に上方に折り畳まれるものであっても良い。また、下段天板の下段使用位置は、乗物用シートのシートクッションの天板部と略同一の高さ位置に設定されていても良い。
4.第1の実施形態では、下段天板が支柱に対して片側にのみ張り出すように展開されるものを示したが、両側に張り出すように一対で設けられる構成であっても良い。また、下段天板の下段格納位置は、支柱に対して上方に折り畳まれる位置であっても良い。また、第2の実施形態では、下段天板が支柱に対して両サイドに一対で張り出すように展開されるものを示したが、片側にのみ張り出すように設けられる構成であっても良い。
5.ベースは、乗物フロアに対して、前後方向の他、左右方向に移動可能なように設けられるものであっても良い。また、ベースは、乗物フロア上の固定位置に設けられるものであっても良い。
1 テーブル装置(乗物用テーブル装置)
2 ベース
3 テーブル
3A テーブル天板
3U 上端側ヒンジ
4 天板移動装置
5 下段天板
5A 上端側ヒンジ
5B 開口
6 下段天板
6A 天板面部
6B 第1の回転ヒンジ
6C 第2の回転ヒンジ
10 支柱
11 固定部
12 可動部
P1 テーブル使用位置
P2 テーブル格納位置
P3 下段使用位置
P4 下段格納位置
P5 下段格納位置
P6 下段張出位置
P7 下段使用位置
S1 前列シート(乗物用シート)
S1A 天板部
S2 後列シート(乗物用シート)
S2A 天板部
F フロア(乗物フロア)

Claims (6)

  1. 乗物用テーブル装置であって、
    乗物フロア上に水平移動可能なように設けられるベースと、
    該ベース上に取り付けられた2つ折り可能な2枚のテーブル天板を備える板状のテーブルと、
    前記ベースの前記テーブルより低い位置に取り付けられた板状の下段天板と、
    2枚の前記テーブル天板及び前記下段天板を前記ベースに対して動かす天板移動装置と、を有し、
    前記天板移動装置が、2枚の前記テーブル天板を、互いに面一状に水平展開させるテーブル使用位置と、互いに2つ折り状に縦に折り畳むテーブル格納位置と、に切り換え可能、かつ、前記下段天板を前記テーブル格納位置にある2枚の前記テーブル天板と同一方向に向けた形に格納する下段格納位置と、前記テーブル使用位置よりも低い領域に水平展開させる下段使用位置と、に切り換え可能とされる乗物用テーブル装置。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記下段天板の前記下段使用位置が、乗物用シートのシートクッションの天板部と同一もしくは該天板部より低い位置とされて着座乗員の足載せ台とされる乗物用テーブル装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記下段天板の前記下段格納位置が、前記テーブル格納位置に折り畳まれる2枚の前記テーブル天板の間に挟まれる位置とされる乗物用テーブル装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記天板移動装置が、前記下段天板を前記ベースに対して縦向きに格納する前記下段格納位置から面内方向に回転させて前記ベースから縦向きのまま張り出させる第1の回転ヒンジと、該第1の回転ヒンジにより張り出した前記下段天板を面外方向に回転させて水平展開させる第2の回転ヒンジと、を有する乗物用テーブル装置。
  5. 請求項4に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記下段天板が、前記第1の回転ヒンジ周りの回転により前記ベースの両サイドに一斉に張り出す形に展開されるひと繋がりの一対の天板面部から成る乗物用テーブル装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記下段天板の前記下段格納位置が、前記ベース上から高さ方向に延びる支柱内に収められる位置とされる乗物用テーブル装置。
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