JP2021058182A - 固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備えた釣り用リール - Google Patents

固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備えた釣り用リール Download PDF

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Abstract

【課題】固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備え、遠心力ブレーキ、マグネットブレーキ及び慣性力ブレーキが有する利点のみをすべて取り合わせて、ユーザーが自分の釣魚方式に応じて制動力を調整して使用できる釣り用リールを提供する。【解決手段】スプールの胴体部の外側に設けられたブレーキングマグネット;スプールと一緒に回転し、一側に突出した加圧部を有するスプールカム;前記ブレーキングマグネットの磁力が常時作用する固定パッドと、前後進可能に結合される移動パッドとで構成されたスプールプレート;及び前記加圧部に接触するように突出した被加圧部を有する移動カム;を含み、前記スプールが一定速度以上で回転するとき、前記移動パッドがブレーキングマグネットに向かって前進して追加制動力が発生することを特徴とする釣り用リール。【選択図】図2a

Description

本発明は、固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備えた釣り用リールに係る。より詳細には、パッドの摩耗防止、スプールの低速回転時のキャスト飛距離減少防止およびバックラッシュ防止、左手用または右手用ハンドルに合わせた互換使用など、従来の遠心力ブレーキ、マグネットブレーキ及び慣性力ブレーキが有する利点だけをすべて取り合わせて、ユーザーが自分の釣魚方式に応じて制動力を調整して使用することができる釣り用リールに関する。
一般に、釣り用リールをキャストするとき、釣り糸が繰り出されるスプールの回転速度がルアーの飛行速度よりもさらに速くなり、ルアーの飛距離が短くなったり釣り糸がもつれたりすることをバックラッシュ(backlash)現象という。
このようなバックラッシュを防止するために、釣り用リールは、大きく分けると、物理的な摩擦を利用する摩擦ブレーキと、磁石の磁力作用を利用するマグネットブレーキとを使用する。
従来の摩擦ブレーキには遠心力ブレーキがあるが、これは、キャスト初期に最大の回転力を有し、遠心力などによってブレーキシューがブレーキパッドに直接接触しながら摩擦が発生して次第に回転力が減少し、スプールの回転速度を減速させて摩擦ブレーキの回転制動力が減少(つまり、スプールの回転力と制動力とが比例する。)するようにするもので、マグネットブレーキよりも遠距離キャスティングには有利であるが、制動力の微調整が難しいだけでなく、ブレーキシューとブレーキパッドとの摩擦により摩耗が発生しやすく、騒音が大きくなるという問題点がある。
かかる問題点を解決するためのマグネットブレーキは、摩擦ブレーキとは異なる非接触式ブレーキであって、リール本体に備えられた複数のブレーキングマグネットの磁性を用いて、回転するスプールに磁力が作用してスプールの回転速度を減速させる。
従来のマグネットブレーキは、ブレーキングマグネットとブレーキパッドとが互いに接触しないので、摩擦ブレーキとは異なり、騒音及び部品の摩耗が発生せず、制動力の微調整が容易であるという利点がある一方で、制動力がスプールの回転速度に関係なく常に一定であるので、スプールの低速回転時にも制動力が発生し続けることにより、キャスト飛距離が減少するなどの問題点がある。
さらに、前記マグネットブレーキに移動式スプールプレートを組み合わせて、スプールの回転時にスプールプレートが慣性力によってブレーキングマグネットに接近してスプールの回転速度を減速させる慣性力ブレーキがあるが、
従来の慣性力ブレーキは、シャフトの軸に直角方向に組み立てられたピンにスプールプレートのテーパー面を接触させてスプールプレートの位置が可変であるので、右手用ハンドルと左手用ハンドルの場合、キャストの際にスプールの回転方向が互いに異なるため、慣性力ブレーキを右手用及び左手用に互いに互換して製作及び使用することができないという問題点がある。
また、慣性力ブレーキの場合、ピッチングのようにスプールの回転力(すなわち、速度)を非常に低くしてキャストすると、慣性力が発生しないため、慣性力ブレーキが作動せず制動力が発生しないので、バックラッシュ現象が発生するという問題点がある。
以上の点に関連した従来技術は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4などに開示されている。
韓国公開特許第10−2015−0006698号公報 韓国登録実用新案第20−0144801号公報 韓国公開特許第10−2012−0112132号公報 韓国公開特許第10−2012−0133584号公報
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、パッドの摩耗防止、スプールの低速回転時のキャスト飛距離減少防止およびバックラッシュ防止、左手用または右手用ハンドルに合わせた互換使用など、従来の遠心力ブレーキ、マグネットブレーキ及び慣性力ブレーキが有する利点のみをすべて取り合わせて、ユーザーが自分の釣魚方式に応じて制動力を調整して使用することができる固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備えた釣り用リールを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る釣り用リールは、
リール本体にシャフトで軸設されて回転し、外面に釣り糸が巻き取られ、両側面が開口した胴体部と、前記胴体部の内部に連結され、前記シャフトが貫通して結合する軸部とを備えたスプール;
前記胴体部の一側の開口部の外側に所定の間隔で離隔して設けられたブレーキングマグネット;
前記軸部に嵌められてスプールと一緒に回転し、円周方向に最低点と最高点とが傾いて連結されるように一側に突出した加圧部を有するスプールカム;
前記胴体部の一側の開口部に結合され、中央に所定の大きさの露出孔を有し、前記ブレーキングマグネットの磁力が常時作用する固定パッドと、前記シャフトの一側端に嵌められて前記露出孔に向かってシャフトの長さ方向に前後進可能に結合され、前後進距離に応じて前記ブレーキングマグネットの磁力が作用する大きさが変わる移動パッドとで構成されたスプールプレート;及び
前記移動パッドの他側面に結合され、前記加圧部に接触するように他側に突出した被加圧部を有する移動カム;を含み、
前記スプールが一定速度以下で回転するとき、慣性力が作用しないので前記移動パッドが前記ブレーキングマグネットに向かって前進していない状態でも前記固定パッドに作用する磁力によってスプールの回転に対する基本制動力が発生し、
前記スプールが一定速度以上で回転するとき、慣性力の作用で前記加圧部の最低点に位置した被加圧部が加圧部の最高点に向かって加圧部に乗って上昇するにつれて、前記移動パッドがブレーキングマグネットに向かって前進して距離が近くなり、前記スプールの回転に対する追加制動力が発生及び増加することを特徴とする。
また、本発明に係る釣り用リールは、
前記移動パッドを前記ブレーキングマグネットから遠ざかる他側方向に後進するように弾性支持する弾性体;をさらに含み、
前記スプールが一定速度以下に減速して回転すると、前記弾性体の弾性力が慣性力を上回って前記被加圧部が加圧部の最低点に向かって加圧部に乗って下降するにつれて、前記移動パッドが他側方向に後進して距離が遠くなり、前記スプールの回転に対する追加制動力が減少及び消滅することを特徴とする。
また、本発明に係る釣り用リールにおいて、
前記胴体部は、一側の開口部に設けられた雌ねじ部または雄ねじ部を含み、
前記固定パッドは、前記雌ねじ部または雄ねじ部に螺合されて前記固定パッドの着脱が可能であり、前記胴体部に螺合される部位に取り付けられるOリングをさらに含むことにより、前記Oリングによって前記固定パッドの緩みを防止しつつ、固定パッドのねじ締め程度に応じて前記Oリングの圧縮程度が変わることにより、固定パッドの位置が変更されて基本制動力の微調整が可能であることを特徴とする。
また、本発明に係る釣り用リールにおいて、
前記胴体部の一側の開口部に設けられた係合溝をさらに含み、
前記固定パッドは、前記係合溝に係合される係止部と、前記係止部を係合溝に固定させるリテーナをさらに含むことにより、固定パッドの着脱が可能であることを特徴とする。
本発明に係る釣り用リールは、
従来の摩擦ブレーキ、マグネットブレーキ及び慣性力ブレーキが有する利点のみを取り合わせて、使用中に騒音及び部品の摩耗が発生しないのはもとより、スプールの回転速度に応じて制動力が自動的に加減されてバックラッシュ現象の発生を防止するとともにキャスト飛距離を増大させることができ、ユーザーに応じて、自分に合う制動力を精密に制御して使用することができ、
スプールの回転速度が一定以下、すなわち慣性力の発生が一定以下の状況でも、固定パッドにブレーキングマグネットの磁力が作用することにより、常時制動力が発生してバックラッシュ現象が発生せず、
釣り用リールの左手用、右手用ハンドルに関係なく、すべて互換して使用することができるという利点があり、
場合に応じて、左手用ハンドルまたは右手用ハンドル専用でスプールカムの作動を制限して使用することができるという効果がある。
本発明の第1実施形態を示す要部の結合斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1の縦断面図である。 第1実施形態における移動パッドの前後進作動を説明するための要部の正面図である。 第1実施形態における移動パッドの前後進作動を説明するための要部の正面図である。 図3の変形例を示す縦断面図である。 図3の変形例を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示す結合斜視図である。 図7の分解斜視図である。 図7の分解斜視図である。 図7の縦断面図である。 第2実施形態における移動パッドの前後進作動を説明するための要部の正面図である。 第2実施形態における移動パッドの前後進作動を説明するための要部の正面図である。 第2実施形態における移動パッドの前後進作動を説明するための要部の正面図である。 第2実施形態における移動パッドの前後進作動を説明するための要部の正面図である。
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な形態を持つことができるもので、その具現例(態様、aspect)(または実施形態)をここに詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物または代替物を含むものと理解されるべきである。
各図面において、同一の参照符号、特に十の桁及び一の桁、または十の桁、一の桁及びアルファベットが同じ参照符号は、同一または類似の機能を持つ部材を示し、特に記載がない場合、図面の各参照符号が指す部材はこのような基準に準ずる部材と把握すればよい。
また、各図面において、構成要素は、理解の便宜などのために、大きさや厚さを誇張して大きく(または厚く)或いは小さく(または薄く)表現しているか単純化して表現しているが、これによって本発明の保護範囲が制限的に解釈されてはならない。
本明細書で使用する用語は、特定の具現例(または実施形態)を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようとするものではない。単数の表現は文脈上特に明記しない限り、複数の表現を含む。
本出願において、「含む」または「からなる」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
特に他に定義しない限り、技術用語や科学用語を含めて、ここで使われるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味を持っている。一般的に使われる辞典に定義されている用語は、関連技術の文脈上で持つ意味と一致する意味を持つと解釈されるべきであり、本明細書で明らかに定義しない限り、理想的な意味または過度に形式的な意味で解釈されない。
本明細書において記載した「第1」、「第2」などは、互いに異なる構成要素を区分するためのものに過ぎず、製造された順序に拘らないものであり、発明の詳細な説明と請求の範囲においてその名称が一致しないこともある。
本発明に係る釣り用リールの説明において、便宜上、厳密ではない概略の方向基準を図3及び図6を参照して特定すれば、重力が作用する方向を下方にして見える方向そのままの状態で上下左右を定め、他の図面に関連した発明の詳細な説明及び請求の範囲においても他の特別な言及がない限り、この基準に基づいて方向を特定して記述する。
以下、本発明に係る釣り用リールを、添付図面を参照して説明する。
本発明は、固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備えた釣り用リールに関するもので、
本発明の基本的な実施形態(第1実施形態)を示した図1ないし図6、本発明の変形実施形態(第2実施形態)を示した図7ないし図10d(図8a及び図8bでは磁力発生部が省略された。)に示すように、大きく、釣り糸が巻き取られるスプール10、制動力を発生させるブレーキングマグネット22、スプールカム30、固定パッド41及び移動パッド42からなるスプールプレート40、移動カム50、ロックレバー60、並びに弾性体70が含まれる。
前記スプール10は、公知のリール本体(図示せず)にシャフト11で軸設されて回転するもので、シャフト11の両側端がリール本体の両側フレーム(またはサイドカバー)に軸結合されてスプール10とシャフト11とが一緒に回転する。
このようなスプール10は、糸巻き型ドラム構造であって、外面に釣り糸が巻き取られ、両側面が開口した胴体部12と、前記胴体部12の内部に連結され、前記シャフト11が貫通して結合される軸部13とを有する。
前記軸部13は、胴体部12の両側内部空間を遮蔽する隔壁部14に、シャフト11の長さ方向にパイプ状に突出して連結される。
また、前記胴体部12は、一側の開口部12Sの縁に沿って一側に突出して連結されるか、或いは一側の開口部12Sの縁の内側から所定の間隔で離隔した位置に一側に突出して連結された結合部12A、12Bを含み、
前記結合部12A、12Bに雌ねじ部12aまたは雄ねじ部12bが備えられ、図面には、第1結合部12Aの内周面に形成された雌ねじ部12a、及び第2結合部12Bの外周面に形成された雄ねじ部12bが代表的に示されている。
或いは、前記胴体部12は、一側の開口部12Sの縁に沿って一側に突出して連結され、一側面が開口して形成された係合溝12cを有する第3結合部12Cをさらに含むことができる。
前記雄ねじ部12b、雌ねじ部12a及び係合溝12cは、それぞれ前記固定パッド41の装着に使用されるもので、詳細な説明は後述する。
次いで、前記ブレーキングマグネット22は、前記胴体部12の一側の開口部12Sの外側に所定の間隔で離隔して設けられる。
具体的には、前記ブレーキングマグネット22は、リング状のマグネットプレート21に放射状に複数個が装着されて磁力発生部20を形成し、このような磁力発生部20は、リール本体の一側の内側面に固定、装着される。
この時、磁力発生部20は、リール本体(またはパーム側サイドカバー)の外部に露出されたブレーキングダイヤル(図示せず)によってシャフト11の長さ方向に前後進するように備えられ、ユーザーがブレーキングダイヤルを介してブレーキングマグネット22の位置(マキシマム制動力が発生する位置)を調整することができる。
これにより、ユーザーは、スプールプレート40の固定パッド41及び移動パッド42に作用する磁力の大きさを変更させてマキシマム制動力を自分に合うように調整することができる。
つまり、ブレーキングマグネット22がスプールプレート40に近接した位置にあるほど、移動パッド42及び固定パッド41に作用する磁力の大きさが大きくなって制動力が増大し、
逆に、ブレーキングマグネット22がスプールプレート40から遠い位置にあるほど、移動パッド42及び固定パッド41に作用する磁力の大きさが小さくなって制動力が減少する。
次に、前記スプールカム30は、前記軸部13に嵌められてスプール10と一緒に回転し、円周方向に最低点31L、32L、33L、34Lと最高点31H、32H、33H、34Hとが傾いて連結されるように一側に突出した加圧部を有する。
このようなスプールカム30は、前記軸部13の一側端に外挿されるが、この時、スプールカム30が前記隔壁部14に突起によって結合され、スプール10、シャフト11及びスプールカム30が一緒に回転する。
前記スプールカム30の加圧部は、高さ差を持つように連結されたカム形状であって、第1、第2実施形態によって具体的な構成および構造が異なるが、スプール10の加速回転時に高さ差を利用してスプールプレート40を前後進させるという点で、第1、第2実施形態の基本的な概念は差がなく、ただし、ロックレバー60の有無による第1、第2実施形態の構造上の違いがあるだけであり、これについては後述する。
前記スプールプレート40は、
前記胴体部12の一側の開口部12Sに結合され、中央に所定の大きさの露出孔41Sを有し、前記ブレーキングマグネット22の磁力が常時作用する固定パッド41と、前記シャフト11の一側端に嵌められて前記露出孔41Sに向かってシャフト11の長さ方向に前後進可能に結合され、前後進距離に応じて前記ブレーキングマグネット22の磁力が作用する大きさが変わる移動パッド42とで構成される。
固定式マグネットブレーキといえる固定パッド41、及び移動式マグネットブレーキといえる移動パッド42はいずれも、ブレーキングマグネット22の磁力によって引き寄せられる力が作用する金属材質であって、スプール10の回転時にブレーキングマグネット22による制動力が発生するようにする。
また、前記固定パッド41は、前記胴体部12の雌ねじ部12aまたは雄ねじ部12bに螺合されることにより、着脱が可能である。
つまり、前記固定パッド41は、ねじ締め程度に応じてブレーキングマグネット22との距離が変わるだけでなく、厚さまたは高さの異なる固定パッド41で交換してブレーキングマグネット22との距離を異にすることができ、このような距離調節によって、ユーザーが固定パッド41に常時作用する磁力の大きさを任意に調節することができるようにする。
ただし、前記固定パッド41の距離調節幅は、固定パッド41とブレーキングマグネット22とが最大限近接して互いに接触する程度から、固定パッド41がブレーキングマグネット22から最大限遠くなったときもブレーキングマグネット22の磁力に影響を受ける限度で行われる。
図3では、固定パッド41の縁に沿って他側に突出して前記第1結合部12Aに内挿されるように連結された第1側壁部41Aの外周面にねじ山41aが形成され、第1側壁部41Aが前記第1結合部12Aの雌ねじ部12aに螺合されることにより、固定パッド41の装着位置の調整及び着脱が可能な実施形態を確認することができる。
図5では、固定パッド41の縁の内側に所定の間隔で離隔した位置から他側に突出して前記第2結合部12Bに外挿されるように連結された第2側壁部41Bの内周面にねじ山41bが形成され、第2側壁部41Bが前記第2結合部12Bの雄ねじ部12bに螺合されることにより、固定パッド41の装着位置の調整及び着脱が可能な実施形態を確認することができる。
さらに、前記固定パッド41は、胴体部12に螺合される部位に取り付けられるOリング44をさらに含むことにより、前記Oリング44によって前記固定パッド41の緩みを防止しつつ、固定パッド41のねじ締めの程度に応じて前記Oリング44の圧縮の程度が変わり、固定パッド41の位置が変更されることにより基本制動力の微調整が可能であることを特徴とする。
図3の実施形態を代表して具体的に説明すると、第1側壁部41Aと第1結合部12Aには、それぞれ螺合されない外側端にOリング44が挿入される結着溝12d、41dが備えられている。
各結着溝12d、41dは、第1側壁部41Aの内周面及び第1結合部12Aの外周面に周方向に凹設され、結着溝12d、41dの間にOリング44が取り付けられる。
このようなOリング44は、固定パッド41の螺合の際に、ねじ山41aがOリング44を圧縮して通過しながら雌ねじ部12aに螺合され、固定パッド41の螺合が完了すると、Oリング44が結着溝12d、41dの間に挿入されて掛かり、スプール10の回転振動などによって固定パッド41が意図せずに緩んで胴体部12から分離、離脱することを防止する。
また、ユーザーが固定パッド41を掴んで強い力で意図的に緩めると、ねじ山41aがOリング44を圧縮させながら雌ねじ部12aから緩むことにより、固定パッド41がブレーキングマグネット22に向かって移動して近くなる。よって、ユーザーは、固定パッド41の螺合完了後にねじ締め付け程度を意図的に変更することにより、固定パッド41とブレーキングマグネット22との距離が微細に変わり、距離の変更により磁力の大きさが変わるので、固定パッド41に作用する基本制動力を任意に微調整して使用することができる。
一方、前記固定パッド41は、前記係合溝12cに係合される係止部41cと、前記係止部41cを係合溝12cに固定させるリテーナ43とをさらに含むことにより、固定パッド41の着脱を可能にすることができる。
つまり、前記固定パッド41は、リテーナ43を用いて厚さまたは高さの異なる固定パッド41で交換すればブレーキングマグネット22との距離を異にすることができ、このような距離調節によって、ユーザーが固定パッド41に常時作用する磁力の大きさを任意に調節することができる。
図6では、固定パッド41の縁に沿って他側に突出するように連結された第3側壁部41Cの端部に外側に折曲連結された係止部41cが備えられ、前記係止部41cが前記係合溝12cに係合された状態でリング状のリテーナ43が係止部41cを覆いながら係合溝12cに装着されることにより、固定パッド41の着脱が可能な実施形態を確認することができる。
このような固定パッド41は、ブレーキングマグネット22との距離に関係なく常に磁力が作用してスプール10の回転速度を問わずにスプール10に常に制動力を発生させ、スプール10が低速で回転して移動パッド42に慣性力が発生しなくても、固定パッド41に作用する磁力によりバックラッシュ現象が発生することを防止することができる。
前記移動パッド42は、前記軸部13の外側でシャフト11の一側の連結部11aに外挿され、このとき、移動パッド42が前記連結部11aで空回転可能な構造で結合される。
具体的には、前記移動パッド42は、前記移動カム50の一側面から突出した段差部が嵌め込まれる嵌合孔42aを備えることにより、移動カム50とボルトで結合される。
この時、前記移動パッド42は、前記露出孔41Sに相応する大きさと形状を有するように構成されるか、
或いは、前記露出孔41Sに相応する大きさと形状を有するパッド部42Aと、前記パッド部42Aの外側に延長連結されて固定パッド41の他側面に面接するフランジ部42Bとで構成できる。
前記移動カム50は、前記移動パッド42の他側(図面上の右側)面に結合され、前記加圧部に接触するように他側に突出した被加圧部を有する。
前記移動カム50は、他側面に前記被加圧部が突出して設けられ、一側面の中央にはシャフト11の連結部11aが挿入される支持管55が突出しており、支持管55の周囲に沿って支持溝56が凹設される。
このような移動パッド42及び移動カム50も、前記スプールカム30と同様に、第1、第2実施形態によって移動パッド42及び移動カム50の具体的な構成及び構造が異なるが、スプール10の加速回転時に慣性力の作用で前記スプールカム30から外側に前進圧力を受け、スプール10の減速回転時に前記弾性体70から内側に後進圧力を受けるという点で、第1、第2実施形態の基本的な概念は差がなく、ただ、ロックレバー60の有無により第1、第2実施形態に構造上の違いがあるだけであり、これについては後述する。
次いで、前記弾性体70は、前記移動パッド42を前記ブレーキングマグネット22から遠ざかる他側方向に弾性支持するもので、前記シャフト11の一側端に外挿され、圧縮の反対方向に弾性力が発揮される圧縮ばね71で構成される。
前記圧縮ばね71は、一端がシャフト11の一側端の所定の位置にリテーナ72で固定されたワッシャー73に支持され、他端が前記移動パッド42(より厳密には、移動カム50)の支持溝56に支持されることにより、移動パッド42、すなわちスプールプレート40が、ブレーキングマグネット22の反対側であるスプールカム30の方向に後進するように強制する。
このような本発明は、前記スプール10の回転が一定速度以下になると、慣性力が作用しないため、前記移動パッド42が前記ブレーキングマグネット22に向かって前進していない状態でも、前記固定パッド41に作用する磁力によってスプール10の回転に対する基本制動力が発生し、
前記スプール10が一定速度以上で回転するとき、慣性力の作用で前記加圧部の最低点31L、32L、33L、34Lに位置した被加圧部が加圧部の最高点31H、32H、33H、34Hに向かって加圧部に乗って上昇するにつれて、前記移動パッド42がブレーキングマグネット22に向かって前進して距離が近くなり、前記スプール10の回転に対する追加制動力が発生及び増加し、
前記スプール10の回転が一定速度以下に減速すると、前記弾性体70の弾性力が慣性力を上回って前記被加圧部が加圧部の最低点31L、32L、33L、34Lに向かって加圧部に乗って下降するにつれて、前記移動パッド42が他側方向に後進して距離が遠くなり、前記スプール10の回転に対する追加制動力が減少及び消滅する。
つまり、キャストを行うと、スプール10が瞬間的に回転し始めながら、加圧部が被加圧部をスプール10の正回転方向に押し、加圧部の傾斜構造により、移動カム50はシャフト11の一側の長さ方向に押される力を受けながら一緒に回転する。
この時、スプール10が一定速度以下で回転するときには、スプールカム30の慣性力が弾性体70の弾性力よりも小さいか発生せず、よって、移動パッド42が慣性によってブレーキングマグネット22の方向に押されないため、スプール10は、固定パッド41に作用する磁力にのみの影響を受けて所定の制動力が常時発生し、ピッチングのようにスプールの回転力が弱い場合にバックラッシュ現象が発生することを防止し、
スプール10が一定速度以上の速度で加速して回転するとき、スプールカム30の慣性力が弾性体70の弾性力を上回ってシャフト11の一側の長さ方向に作用する。よって、移動パッド42が慣性によってブレーキングマグネット22の方向に押されてブレーキングマグネット22に近接するにつれて、スプールプレート40に作用する磁力が大きくなり、スプール10に対する制動力を発生させ、スプール10の過速によるバックラッシュ現象が発生することを防止する。
また、キャスト中にブレーキングマグネット22によってスプール10が一定速度以下に減速すると、移動パッド42をブレーキングマグネット22の方向に加圧していた慣性力が弱くなることにより、弾性体70の弾性力がスプールカム30の慣性力を上回ってシャフト11の他側の長さ方向に作用する。よって、移動パッド42が弾性体70によってブレーキングマグネット22の反対方向に復帰してブレーキングマグネット22から遠くなることにより、移動パッド42に作用する磁力が小さくなってスプール10に対する追加制動力が減少した後に消滅するため、スプール10の回転が高速から低速へ減速したときに飛距離が減少することを防止する。
次に、前述した構成を持つ第1、第2実施形態の具体的な構成及び作動、効果をより詳細に説明する。
まず、本発明の第1実施形態として、図1ないし図4bに示すように、
前記加圧部は、一側の最低点31Lから最低点31Lと対向する他側に位置した最高点31Hに向かって両方向に上方傾斜するように連結された第1カム部31と、前記第1カム部31とは異なる直径で同心配列されるが、前記第1カム部31と対称になるように他側の最低点32Lから最低点32Lと対向する一側に位置した最高点32Hに向かって両方向に上方傾斜するように連結された第2カム部32とで構成されたデュアルカムであり、
前記被加圧部は、前記第1カム部31と対応する形状に第1カム部31の先端部に面接するように形成された第3カム部51と、前記第2カム部32と対応する形状に第2カム部32の先端部に面接するように形成された第4カム部52とで構成されたデュアルカムであることを特徴とする。
前記第1ないし第4カム部31、32、51、52は、一側の外周面が切開された形態の円錐形状であって、最低点31L、32L、51L、52Lの両側に、傾斜案内面31a、32a、51a、52aが半円形に形成されて最高点31H、32H、51H、52Hに連結される。
そして、第1カム部31と第3カム部51、第2カム部32と第4カム部52がそれぞれ互いに同じ直径を有し、この時、第1、第3カム部31、51と第2、第4カム部32、52は、それぞれの最低点と最高点が互いに反対方向に位置するように交差配列される。
スプール10の停止状態で前記弾性体70によって移動パッド42がスプールカム30の方向に後進したとき、第3カム部51の最低点51Lと最高点51Hがそれぞれ第1カム部31の最高点31Hと最低点31Lに、第4カム部52の最低点52Lと最高点52Hがそれぞれ第2カム部32の最高点32Hと最低点32Lに位置しながら、スプールカム30と移動カム50とが互いに完全に噛合される形で、移動カム50の傾斜案内面51a、52aがスプールカム30の傾斜案内面31a、32aにそれぞれ互いに面接するようになる。
このようにキャストの前、スプール10の停止状態では、圧縮ばね71によって移動カム50がスプールカム30と面接するように後進するため、ブレーキングマグネット22と移動パッド42との距離が最大値で遠くなるので、固定パッド41による制動力のみが発生するだけであり、移動パッド42による追加制動力が発生しない。
この状態でキャストを行うと、先に説明したように、釣り糸が繰り出されながらスプール10が回転し、この時、スプール10の回転力が弱ければ、移動パッド42に慣性力が発生しないため、固定パッド41のみがブレーキングマグネット22の磁力に影響を受けて所定の制動力が常時発生して、スプール10の低速回転時に発生しうるバックラッシュ現象を防止し、
スプール10の回転が一定以上に加速をして回転力が強ければ、前記スプールカム30の加圧によって移動カム50に慣性力が作用して、第3、第4カム部51、52の最低点51L、52Lが第1、第2カム部31、32の最高点31H、32Hに向かって傾斜案内面31a、32aに乗って上がりながら、移動パッド42がブレーキングマグネット22の方向に前進して磁力による追加制動力が発生し、移動パッド42がブレーキングマグネット22に近づくほど追加制動力が次第に強くなり、圧縮ばね71が完全圧縮されたとき、すなわち、移動パッド42がブレーキングマグネット22に最大値で近接したときにマキシマム制動力が発生する。
スプールカム30の第1、第2カム部31、32が、移動カム50の第3、第4カム部51、52を押して移動カム50を一緒に回転させる。
また、キャスト中にスプール10の回転速度が減少するにつれて、移動パッド42に加わる慣性力が減少するので圧縮ばね71の弾性力が慣性力を上回るようになり、移動パッド42をスプールカム30の方向に加圧し、このため、第3、第4カム部51、52が第1、第2カム部31、32の傾斜案内面31a、32aに乗って下りながら移動カム50が逆回転(ここで、逆回転とは、スプールカム30と移動カム50が同時にスプール10と同じ方向に正回転する状態でシャフト11との空回転構造により移動カム50だけがスプールカム30よりも低速で回転して後進復帰することを意味するもので、スプールカム30に対する相対的な回転方向と解釈されるべきである。)して後進することによりスプールカム30に合致し、このように移動パッド42がスプールカム30の方向に後進しながらブレーキングマグネット22から再び遠くなるにつれて、移動パッド42の前進により発生した追加制動力が次第に減少した後に消滅する。
この時、本発明の第1実施形態は、第1、第3カム部31、51の傾斜案内面31a、51aと、第2、第4カム部32、52の傾斜案内面32a、52aとが互いに反対方向に上方傾斜するように形成されているので、キャストの際にスプール10が一方向(正方向、例えば時計回り)または他方向(逆方向、反時計回り)のうちのいずれかの方向に回転しても、移動カム50がスプールカム30によってブレーキングマグネット22の方向に前進圧力を受けるため、釣り用リールのハンドルが左手用か右手用かに関係なく(つまり、釣り糸が繰り出されるスプールの回転方向を問わず)、本発明の移動式マグネットブレーキを共用に使用することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態として、図7ないし図10dに示すように、
前記加圧部は、一側の最低点33Lから他側の最高点33Hに向かって一方向に上方傾斜するように連結されるが、円周方向に所定の間隔で離隔して配列された二つ以上の第5カム部33と、前記第5カム部33とは異なる直径で同心状に配列され、一側の最低点34Lから他側の最高点34Hに向かって他方向に上方傾斜するように連結されるが、円周方向に所定の間隔で離隔して配列された二つ以上の第6カム部34とで構成されたデュアルカムであり、
前記被加圧部は、前記第5カム部33と対応する形状に第5カム部33のそれぞれの先端部に面接するように形成された二つ以上の第7カム部53と、前記第6カム部34と対応する形状に第6カム部34のそれぞれの先端部に面接するように形成された第8カム部54とで構成されたデュアルカムであり、
前記移動カム50は、隣接した第7カム部53同士の間及び隣接した第8カム部54同士の間に円弧方向に形成された第1ガイド溝53cと第2ガイド溝54cを含み、
前記移動パッド42と移動カム50との間に介在して円周方向に両方向に回転可能に結合され、他側面から突出して各ガイド溝53c、54cを貫通して第5カム部33同士の間及び第6カム部34同士の間に挟まれる第1ストッパ61と第2ストッパ62とを備えたロックレバー60をさらに含むことにより、
前記ロックレバー60をいずれか一方向に回転させたとき、ストッパ61、62のいずれかが第5カム部33の一側端または第6カム部34の他側端にかかって前記スプールカム30の回転方向を一方向(つまり、ロックレバー60と同じ回転方向)に制限することができることを特徴とする。
第2実施形態の加圧部及び被加圧部は、第1実施形態と同じデュアルカム構造であるが、第1実施形態の第1ないし第4カム部31、32、51、52がそれぞれ円形に一体に連結された形態であるのに対し、第2実施形態の第5ないし第8カム部33、34、53、54は、同一円上に配列された各カム部が一定の間隔で離隔して分離された形態でありながら、内外側に同心状に配列された第5、第7カム部33、53の案内傾斜面33a、53aと第6、第8カム部34、54の案内傾斜面34a、54aが上方傾斜する方向が互いに反対方向に形成されるという点で、第1実施形態とは異なる。
具体的には、前記第5カム部33は、最低点33Lと最高点33Hが放射状に所定の間隔で離隔して順次配列され、各最低点33Lから最高点33Hまでを連結する傾斜案内面33aが一方向に上方傾斜するように形成される。
前記第5カム部33とは直径が異なるように形成された第6カム部34は、最低点34Lから最高点34Hまでが第5カム部33と同じ位置に備えられるが、各最低点34Lから最高点34Hまでを連結する傾斜案内面34aが第5カム部33と反対の方向である他方向に上方傾斜するように形成される。
このような第5カム部33と第6カム部34は、それぞれが同一円上に所定の間隔で離隔配列されてカム部同士の間に傾斜度なしに最低点33L、34Lの高さで水平に連結された水平案内面33b、34bが備えられる。
この時、第1実施形態とは異なり、第2実施形態のスプールカム30は、内側のカム部(図面上の第6カム部34)の間(すなわち、水平案内面34b)が空き空間として形成されており、軸部13に完全に面接して結合されないので、安全な結合のために、第2実施形態のスプールカム30は、内側の第6カム部34の内周面に最高点34Hに向かって一側方向に突出して延長連結された管体部35が備えられる。
前記第5カム部33及び第6カム部34にそれぞれ対応して、第7カム部53及び第8カム部54は、最低点53L、54Lが第5、第6カム部33、34の最高点33H、34Hの位置に、最高点53H、54Hが第5、第6カム部33、34の最低点33L、34Lの位置に放射状に備えられており、
各最低点53L、54Lから最高点53H、54Hまでを連結する傾斜案内面53a、54aが第5カム部33及び第6カム部34の傾斜案内面33a、34aと同じ方向に上方傾斜するように連結され、第7カム部53と第8カム部54がそれぞれ同一円上で所定の間隔で離隔配列されてカム部同士の間に水平案内面53b、54bが備えられる。
この時、第7カム部53同士の間、及び第8カム部54同士の間には、水平方向の案内面53b、54bの一部が円弧状に両面を貫通して形成された第1、第2ガイド溝53c、54cが備えられる。
また、第2実施形態の移動カム50は、前記支持管55の周囲に沿って側壁で区画化された収容溝57が凹設され、前記ロックレバー60が前記収容溝57に挿入される。前記収容溝57の内周面には、一つ以上の係止突起57aが内方に突出して備えられる。
次に、前記ロックレバー60は、前記収容溝57に挿入されて移動カム50の側壁を軸として左右両方向に回転するリング状の部材であって、他側面に前記移動カム50の第1、第2ガイド溝53c、54cにそれぞれ挿入されてスライド結合される第1、第2ストッパ61、62が突出している。
また、前記ロックレバー60は、一側面に一つ以上の作動突起63が突出して設けられ、
前記移動パッド42には、前記作動突起63に対応して両面を貫通して円弧状に形成された案内溝42bが備えられる。
これにより、前記作動突起63が前記案内溝42bに挿入されてスライド結合され、作動突起63を介してロックレバー60を両方向に回転させることができる。
また、前記ロックレバー60は、外周面に前記係止突起57aが係止される一対の係止溝64が備えられ、係止溝64は、ガイド溝53c、54cと同じ間隔で離隔している。
このような第2実施形態は、前記第1実施形態と同様に、スプール10が停止した状態で圧縮ばね71によって移動カム50がスプールカム30の方向に後進して、第7カム部53の最低点53Lと最高点53Hが第5カム部33の最高点33Hと最低点33Lに、第8カム部54の最低点54Lと最高点54Hが第6カム部34の最高点34Hと最低点34Lに位置しながら、移動カム50の傾斜案内面53a、54aがスプールカム30の傾斜案内面33a、34aにそれぞれ互いに面接する。
この状態では、第1実施形態と同様に、ブレーキングマグネット22の磁力が移動パッド42に作用しないため、追加制動力が発生しない。
この時、図10aに示すように、前記ロックレバー60を一方向(時計回り)に回転させると、第1ストッパ61は、第1ガイド溝53cの一側端に移動して第5カム部33の最高点33Hの側面に接触するようにかかり、第2ストッパ62は、第2ガイド溝54cの他側端に移動して第6カム部34の最高点34Hで一側方向に離隔し、この状態ではスプールカム30が第1ストッパ61によって一方向にのみ回転可能である。
したがって、本発明の第2実施形態は、スプール10が一方向に回転する左手用(または右手用)釣り用リールに装着されている場合、前記ロックレバー60でスプールカム30の回転方向をスプール10と同じ方向に合わせられるようにセットした後、キャストを行うと、釣り糸が繰り出されながらスプール10が一定速度以上で加速回転するとき、図10bに示すように、移動カム50の第7カム部53がスプールカム30の第5カム部33に乗って外側に前進して追加制動力が発生し、スプール10の回転速度が一定速度以下に減速するとき、圧縮ばね71によって移動カム50がスプールカム30の方向に原状復帰して追加制動力が消滅する。
逆に、図10cに示すように、前記ロックレバー60を他方向(反時計回り)に回転させると、第1ストッパ61は、第1ガイド溝53cの他側端に移動して第5カム部33の最高点33Hで他側方向に離隔し、第2ストッパ62は、第2ガイド溝54cの他側端に移動して第6カム部34の最高点34Hの側面に接触するようにかかり、この状態ではスプールカム30が第2ストッパ62によって他方向にのみ回転可能である。
したがって、本発明の第2実施形態は、スプール10が他方向に回転する右手用(または左手用)釣り用リールに装着されている場合、前記ロックレバー60でスプールカム30の回転方向をスプール10と同じ方向に合わせられるようにセットした後、キャストを行うと、釣り糸が繰り出されながらスプール10の回転が一定速度以上に加速するとき、図10dに示すように、移動カム50の第8カム部54がスプールカム30の第6カム部34に乗って外側に前進して追加制動力が発生し、スプール10の回転速度が一定速度以下に減速するとき、圧縮ばね71によって移動カム50がスプールカム30の方向に原状復帰して追加制動力が消滅する。
この時、前記ロックレバー60を両方向に回転させたとき、係止突起57aが係止溝64のうちのいずれかに係止されてロックレバー60の回転を防止するので、作動突起63を用いてロックレバー60の方向を任意に変更しない以上、ロックレバー60は最初のセッティング状態のまま継続的に維持される。
このような第2実施形態のように、前記ロックレバー60を用いてスプールカム30の回転可能方向を変更することができれば、左手用釣り用リールか右手用釣り用リールかを問わず、本発明を左手専用または右手専用に区分して統合生産及び使用が可能であるという利点がある。
このような第1、第2実施形態を有する本発明は、スプール10の回転速度に関係なく、固定パッド41による基本制動力が常時発生するとともに、スプール10の回転速度の増減に合わせて変化する慣性力によってブレーキングマグネット22と移動パッド42との距離が自動的に調節されることにより、バックラッシュ現象の発生を防止するのはもとより、スプール10の回転速度による制動力の加減が自動的に調節されることにより、過度な制動力による飛距離の減少の発生を防止することができる。
それだけでなく、本発明は、固定パッド41及び移動パッド42はブレーキングマグネット22に接触しないので、摩擦による騒音及び部品の摩耗などが発生せず、キャスト中に別途の調整がなくてもスプール10のリアルタイム回転速度に応じた最適の制動力を提供することができる。
また、前記圧縮ばね71を交換して弾性力を調節するか、或いは固定パッド41および/または移動パッド42の厚さまたは材質を交換して変更することにより、ユーザーごとに制動力のカスタムセッティングが可能となる。
つまり、圧縮ばね71の弾性力を弱くすると、その分だけ相対的に強い制動力をさらに長く得ることができ、逆に、圧縮ばね71の弾性力を強くすると、相対的に高い制動力は短い時間に、相対的に低い制動力は長い時間に得ることができる。
そして、固定パッド41および/または移動パッド42の厚さを厚くするか、或いは磁力の作用がさらに強い材質で交換すると、その分だけ相対的に高い制動力を得ることができ、逆に固定パッド41および/または移動パッド42の厚さを薄くするか、或いは磁力の作用がより弱い材質で交換すると、その分だけ相対的に低い制動力を得ることができる。
さらにまた、圧縮ばね71を支持するワッシャー73を交換して厚さを異にすることにより、前述したブレーキングマグネット22の位置調節による制動力の調整と同様の効果を期待することができ、
このような様々な方式の制動力調節によって、マキシマム制動力が発生するタイミング、制動力の発生時間などをユーザーの利便性に応じて変更してセッティングすることができる。
以上で本発明を説明するにあたり、添付図面を参照して、固定式常時ブレーキと移動式慣性力ブレーキを備えた釣り用リールを中心に説明したが、本発明は、当業者によって様々な修正、変更および置換が可能であり、それらの修正、変更および置換も本発明の保護範囲に属するものと解釈されるべきである。
10 スプール
20 磁力発生部
30 スプールカム
40 スプールプレート
50 移動カム
60 ロックレバー
70 弾性体

Claims (4)

  1. リール本体にシャフトで軸設されて回転し、外面に釣り糸が巻き取られ、両側面が開口した胴体部と、前記胴体部の内部に連結され、前記シャフトが貫通して結合する軸部とを備えたスプール;
    前記胴体部の一側の開口部の外側に所定の間隔で離隔して設けられたブレーキングマグネット;
    前記軸部に嵌められてスプールと一緒に回転し、円周方向に最低点と最高点とが傾いて連結されるように一側に突出した加圧部を有するスプールカム;
    前記胴体部の一側の開口部に結合され、中央に所定の大きさの露出孔を有し、前記ブレーキングマグネットの磁力が常時作用する固定パッドと、前記シャフトの一側端に嵌められて前記露出孔に向かってシャフトの長さ方向に前後進可能に結合され、前後進距離に応じて前記ブレーキングマグネットの磁力が作用する大きさが変わる移動パッドとで構成されたスプールプレート;及び
    前記移動パッドの他側面に結合され、前記加圧部に接触するように他側に突出した被加圧部を有する移動カム;を含み、
    前記スプールが一定速度以下で回転するとき、慣性力が作用せず前記移動パッドが前記ブレーキングマグネットに向かって前進していない状態でも前記固定パッドに作用する磁力によってスプールの回転に対する基本制動力が発生し、
    前記スプールが一定速度以上で回転するとき、慣性力の作用で前記加圧部の最低点に位置した被加圧部が加圧部の最高点に向かって加圧部に乗って上昇するにつれて、前記移動パッドがブレーキングマグネットに向かって前進して距離が近くなり、前記スプールの回転に対する追加制動力が発生及び増加することを特徴とする、釣り用リール。
  2. 前記移動パッドを前記ブレーキングマグネットから遠ざかる他側方向に後進するように弾性支持する弾性体;をさらに含み、
    前記スプールの回転が一定速度以下に減速すると、前記弾性体の弾性力が慣性力を上回って前記被加圧部が加圧部の最低点に向かって加圧部に乗って下降するにつれて、前記移動パッドが他側方向に後進して距離が遠くなり、前記スプールの回転に対する追加制動力が減少及び消滅することを特徴とする、請求項1に記載の釣り用リール。
  3. 前記胴体部は、一側の開口部に設けられた雌ねじ部または雄ねじ部を含み、
    前記固定パッドは、前記雌ねじ部または雄ねじ部に螺合されて前記固定パッドの着脱が可能であり、前記胴体部に螺合される部位に取り付けられるOリングをさらに含むことにより、前記Oリングによって前記固定パッドの緩みを防止しつつ、固定パッドのねじ締め程度に応じて前記Oリングの圧縮程度が変わることにより固定パッドの位置が変更されて基本制動力の微調整が可能であることを特徴とする、請求項2に記載の釣り用リール。
  4. 前記胴体部の一側の開口部に設けられた係合溝を含み、
    前記固定パッドは、前記係合溝に係合される係止部と、前記係止部を係合溝に固定させるリテーナをさらに含むことにより、固定パッドの着脱が可能であることを特徴とする、請求項2に記載の釣り用リール。
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