JP2021039568A - 情報処理システム、プログラマブル表示器および情報処理装置 - Google Patents

情報処理システム、プログラマブル表示器および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】制御装置に接続されるユーザインターフェイスの画面について改善すべき事項を速やかに把握することが可能な情報処理システムを提供する。【解決手段】制御対象を制御する制御装置に接続される情報処理システムは、ユーザインターフェイスと、収集手段とを備える。ユーザインターフェイスは、制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、1以上の画面に対する操作を受ける。収集手段は、ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集する。【選択図】図1

Description

本技術は、情報処理システム、プログラマブル表示器および情報処理装置に関する。
特開2018−128969号公報(特許文献1)には、PLC(Programmable Logic Controller)などの制御装置と通信可能に構成されているHMI(Human Machine Interface)などのプログラマブル表示器が開示されている。プログラマブル表示器のユーザインターフェイスには、アイコン、ボタン、テキストなどの複数のオブジェクトが配置された画面が表示される。製造現場の作業者は、当該画面を操作することにより各種生産機器を操作する。
特開2018−128969号公報
ユーザインターフェイスに表示される画面は、開発者によって開発され、作業者にとって使用しづらいことがある。そのため、開発者は、適宜作業者とのヒアリングを行ない、その結果に応じて画面構成を更新する。しかしながら、ヒアリングの時間および内容に限界があるため、開発者が作業者の要望を的確に把握することが難しい。すなわち、ユーザインターフェイスに表示される画面について改善すべき事項を速やかに把握できない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御装置に接続されるユーザインターフェイスの画面について改善すべき事項を速やかに把握することが可能な情報処理システム、プログラマブル表示器および情報処理装置を提供することである。
本開示の一例によれば、制御対象を制御する制御装置に接続される情報処理システムは、ユーザインターフェイスと、収集手段とを備える。ユーザインターフェイスは、制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、1以上の画面に対する操作を受ける。収集手段は、ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集する。
この開示によれば、収集された統計情報は、ユーザインターフェイスの動作の傾向を示す。そのため、統計情報を確認することにより、例えば、ユーザインターフェイスの画面表示の傾向、画面に対する作業者の操作の傾向などを容易に確認できる。その結果、ユーザインターフェイスの画面について改善すべき事項を速やかに把握できる。
上述の開示において、情報処理システムは、統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成したグラフおよび図の少なくとも一方を表示するための分析手段をさらに備える。この開示によれば、グラフおよび図の少なくとも一方を確認することにより、ユーザインターフェイスの動作の傾向を把握しやすくなる。
上述の開示において、情報処理システムは、統計情報に基づいて、1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、改善情報を提示するための提示手段をさらに備える。この開示によれば、ユーザインターフェイスの動作の傾向に応じて、画面構成をどのように更新すべきかを把握できる。
上述の開示において、情報処理システムは、改善情報に従って1以上の画面の構成を更新するための更新手段をさらに備える。この開示によれば、画面構成に対する改善を速やかに実行することができる。
上述の開示において、ユーザインターフェイスは、1以上の画面へのタッチ操作を受け付け可能である。統計情報は、1以上の画面に配置された対象オブジェクトの周囲領域においてタッチ操作が行なわれた位置の分布を示す。この開示によれば、作業者の操作位置の傾向を把握できる。
上述の開示において、改善情報は、周囲領域に含まれる複数の区域のうちタッチ操作の行なわれた頻度が基準値を超える区域の方向に対象オブジェクトを拡大することを示す。この開示によれば、改善情報に従って画面構成を更新することにより、作業者の操作位置の傾向に応じて対象オブジェクトのサイズが変更され、作業者の操作効率が向上する。
上述の開示において、1以上の画面は複数の画面を含む。統計情報は、複数の画面の各々の表示頻度を示す。この開示によれば、作業者が確認している画面の傾向を把握できる。
上述の開示において、改善情報は、複数の画面のうち表示頻度が基準値を超える画面を呼び出すためのショートカットボタンを1以上の画面に追加することを示す。この開示によれば、改善情報に従って画面構成を更新することにより、作業者が頻繁に確認している画面を即座に呼び出すことができ、作業者の操作効率が向上する。
上述の開示において、1以上の画面は、第1画面、第2画面および第3画面を含む。統計情報は、第1画面、第2画面および第3画面の順に画面遷移するときの第2画面の表示時間の分布を示す。この開示によれば、画面遷移の傾向を把握できる。
上述の開示において、提示手段は、表示時間が所定時間未満である割合が基準値を超える場合に改善情報を生成する。改善情報は、第1画面に第3画面へ遷移するための遷移ボタンを配置することを示す。表示時間が所定時間未満である割合が基準値を超える場合、第2画面は、単に第3画面に遷移するために表示されているに過ぎないケースが多いことを意味する。上記の開示によれば、改善情報に従って画面構成を更新することにより、不要な第2画面への遷移を省略し、第1画面から第3画面に直接遷移できる。その結果、作業者の操作効率が向上する。
上述の開示において、統計情報は、1以上の画面のうちの1つの画面に配置された複数のオブジェクトの操作順序ごとの頻度を示す。この開示によれば、複数のオブジェクトの操作順序の傾向を把握できる。
上述の開示において、改善情報は、頻度が最も高い操作順序に従って複数のオブジェクトを並び替えることを示す。この開示によれば、改善情報に従って画面構成を更新することにより、複数のオブジェクトの配置順序が操作順序と一致し、作業者の操作効率が向上する。
上述の開示において、統計情報は、1以上の画面に配置された対象オブジェクトに対する操作頻度を示す。この開示によれば、作業者による対象オブジェクトの使用の傾向を把握できる。
上述の開示において、提示手段は、操作頻度が基準値未満である場合に改善情報を生成する。改善情報は、対象オブジェクトを削除することを示す。この開示によれば、改善情報に従って画面構成を更新することにより、使用していないオブジェクトが削除され、画面が見やすくなる。
本開示の一例によれば、制御対象を制御する制御装置に接続されるプログラマブル表示器は、制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイスと、ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段とを備える。
この開示によっても、制御装置に接続されるユーザインターフェイスの画面について改善すべき事項を速やかに把握できる。
上述の開示において、プログラマブル表示器は、統計情報に基づいて、1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、改善情報を提示するための提示手段と、改善情報に従って1以上の画面の構成を更新するための更新手段とをさらに備える。この開示によれば、プログラマブル表示器において、改善情報に従って画面構成を適宜更新することができる。
本開示の一例によれば、制御対象を制御する制御装置に接続されるプログラマブル表示器と通信可能な情報処理装置は、表示部と、統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成したグラフおよび図の少なくとも一方を表示部に表示するための分析手段とを備える。
この開示によっても、制御装置に接続されるユーザインターフェイスの画面について改善すべき事項を速やかに把握できる。
本開示によれば、制御装置に接続されるユーザインターフェイスの画面について改善すべき事項を速やかに把握できる。
実施の形態に係る情報処理システムを含む制御システムの全体構成を示す概略図である。 プロジェクトデータの従来の改善プロセスを示す図である。 HMIのハードウェア構成例を示す模式図である。 サポート装置のハードウェア構成の例を説明するための模式図である。 サポート装置の機能構成例を示す模式図である。 HMIの機能構成例を示す模式図である。 メインメモリに記録される操作ログ情報の一例を示す図である。 メインメモリに記録されるイベントログ情報の一例を示す図である。 情報処理システムにおける事前準備処理の流れを示す図である。 情報処理システムにおける統計情報の収集処理の流れを示す図である。 情報処理システムにおける統計情報の分析処理の流れを示す図である。 情報処理システムにおける改善情報の生成・提示処理の流れを示す図である。 改善テーブルの一例を示す図である。 改善ルール情報の一例を示す図である。 対象オブジェクトとその周囲を示す図である。 改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する統計情報の一例を示す図である。 改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。 改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の一例を示す図である。 改善項目「ショートカット追加」に対応する統計情報の一例を示す図である。 改善項目「ショートカット追加」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。 改善項目「ショートカット追加」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の一例を示す図である。 改善項目「画面遷移ボタン追加」に対応する統計情報の一例を示す図である。 改善項目「画面遷移ボタン追加」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。 対象画面のレイアウトの例を示す図である。 改善項目「画面レイアウト変更」に対応する統計情報の一例を示す図である。 改善項目「画面レイアウト変更」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。 改善項目「画面レイアウト変更」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の提示画面例を示す図である。 改善項目「オブジェクト削除」に対応する統計情報の一例を示す図である。 改善項目「ボタン削除」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の提示画面例を示す図である。 変形例に係るサポート装置の機能構成を示す模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
§1 適用例
まず、図1を参照して、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、実施の形態に係る情報処理システムを含む制御システムの全体構成を示す概略図である。図1に例示される制御システムSYSは、1または複数のデバイス400と、デバイス400を制御する制御装置100と、制御装置100に接続される情報処理システム1とを備える。
デバイス400は、制御装置100の「制御対象」の一実施形態である。デバイス400は、例えば生産工程を自動化するための種々の産業用機器を含む。一例として、デバイス400は、アームロボットを制御するロボットコントローラ、サーボモータを制御するサーボドライバ、ワークを撮影するための視覚センサ、圧力センサ、温度センサ、および生産工程で利用されるその他の機器などを含む。
制御装置100は、ファクトリオートメーションにおけるネットワークシステムを構成するFA機器であり、例えばPLCなどのコンピュータである。制御装置100は、製造装置や製造設備などの各デバイス400を制御するための制御プログラム170を実行する。
制御プログラム170は、所謂シーケンスプログラムであり、実行ごとに全体がスキャンされて、実行ごとに1または複数の指令値が算出されるプログラムを包含する概念である。シーケンスプログラムは、たとえば国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission:IEC)によって規定された国際規格IEC61131−3に従って記述された1または複数の命令からなるプログラムを包含する。シーケンスプログラムには、シーケンス命令および/またはモーション命令を含み得る。なお、シーケンスプログラムとしては、国際規格IEC61131−3に従って記述された命令に限らず、PLCの製造メーカまたはベンダなどが独自に規定した命令を含むようにしてもよい。
情報処理システム1は、制御装置100に関する情報処理を実行する。制御装置100および情報処理システム1は、ネットワークを介して接続されている。このネットワークには、たとえば、データの到達時間が保証される、定周期通信を行なうフィールドネットワークを採用することが好ましい。このような定周期通信を行なうフィールドネットワークとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、CompoNet(登録商標)などが知られている。
図1に示されるように、情報処理システム1は、HMI200と、サポート装置300とを含む。
HMI200は、一種のコンピュータであり、制御装置100に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイスを備えたプログラマブル表示器である。なお、「HMI」という用語は、一般的には、人間と機械との間の伝達を行なう、機器やコンピュータプログラムなどといったインターフェイスの総称で用いられることが多いが、ここでは、このようなインターフェイスを備えた装置自体を「HMI」と称する。
HMI200は、プロジェクトデータ250に従って画面をユーザインターフェイスに表示する。プロジェクトデータ250は、プログラムの開発環境を提供するサポート装置300において、サポートプログラム370を用いてオブジェクト50が規定されることにより開発される。オブジェクト50は、画面上に配置される操作対象であり、例えばアイコン、ウィンドウ、ツールバー、ボタン、スライダー、テキストなどを含む。
サポート装置300は、たとえば汎用のコンピュータであり、制御システムSYSの各種プログラムを統合して開発する環境を提供する。サポート装置300には、開発環境を構築して提供するためのサポートプログラム370がインストールされる。
開発者は、サポート装置300においてサポートプログラム370を実行することで、HMI200に表示される画面を設計し、その設計内容に対してビルドを施すことでプロジェクトデータ250を作成する。作成されたプロジェクトデータ250は、HMI200に転送される。
図2は、プロジェクトデータの従来の改善プロセスを示す図である。開発者は、サポート装置を用いてプロジェクタデータを開発し、開発したプロジェクトデータを納品する(ステップS100)。次に、製造装置のメンテナンス等を担当する生産技術者は、プログラマブル表示器であるHMIに納品されたプロジェクトデータをインストールし、立ち上げ作業を行なう(ステップS101)。立ち上げ作業では、プロジェクトデータとPLCなどの制御装置との連係した動作が確認される。また、プロジェクトデータの開発者も、必要に応じて立ち上げ作業に参加する。立ち上げ作業の終了後に、HMIを含む制御システムが稼働する。製造現場の作業者は、プロジェクトデータに従った画面を操作することにより、制御システムを運用する(ステップS102)。
ステップS100〜S102のように、プロジェクトデータは、開発者によって開発され、作業者によって使用される。しかしながら、プロジェクトデータに従った画面は、作業者にとって使用しづらい可能性がある。そのため、開発者は、現場に立ち会い、HMIを使用している作業者とのヒアリングを行なう(ステップS103)。これにより、開発者は、作業者による改善要求を把握する。なお、ステップS103において、開発者の代わりに生産技術者が作業者とのヒアリングを行ない、生産技術者から開発者に改善要求が伝達されてもよい。
開発者は、改善要求に従って、画面構成の設計変更を行ない、プロジェクトデータを更新する(プロジェクトデータのバージョンアップを行なう)(ステップS104)。これにより、HMIに表示される画面は、作業者にとって使用しやすいように改善される。
ステップS103における現場立ち会いでは、作業者とのヒアリングの時間および内容に限界があるため、開発者は、作業者の改善要求を的確に把握し難い。そのため、ステップS101〜S104が定期的に繰り返して行なわれる。その結果、HMIに表示される画面の改善スピードは遅い。このような問題点に鑑みて、本実施の形態では、HMI200の画面に対する改善すべき事項を速やかに把握できるように、以下のような処理が実行される。
図1に示されるように、開発者は、サポート装置300を用いてプロジェクトデータ250を開発する際に、改善テーブル260を作成する。改善テーブル260は、HMI200の画面に対して実行可能な改善項目の一覧である。改善項目は、例えば、表示頻度の高い画面へのショートカットボタンの追加や、操作順序に応じた画面のレイアウト変更などである。改善テーブル260には、改善項目ごとに、当該改善項目に対応する統計情報の種別が登録される。作成された改善テーブル260は、プロジェクトデータ250とともに、HMI200に転送される。
統計情報は、HMI200が備えるユーザインターフェイスの動作の傾向を示す情報である。統計情報は、典型的には、ユーザインターフェイスの画面表示の頻度およびユーザインターフェイスに対する操作の頻度の少なくとも一方を示す。統計情報は、画面構成を更新すべきか否かを判定するために利用される。
HMI200は、改善テーブル260によって示される対象オブジェクトについて、改善テーブル260によって示される種別の統計情報を収集する。収集された統計情報は、ユーザインターフェイスの動作の傾向を示す。そのため、統計情報を確認することにより、例えば、ユーザインターフェイスの画面表示の傾向、画面に対する作業者の操作の傾向などを容易に確認できる。その結果、HMI200の画面について改善すべき事項を速やかに把握できる。
§2 具体例
次に、本実施の形態に係る情報処理システムの具体例について説明する。
<A.HMIのハードウェア構成例>
図3は、HMIのハードウェア構成例を示す模式図である。HMI200は、据え置き型でもよいし、制御装置100が配置される製造現場では可搬性に優れたノート型のパーソナルコンピュータの形態で提供されてもよい。
図3に示すように、HMI200は、CPU(Central Processing Unit)211と、ROM(Read Only Memory)212と、RAM(Random Access Memory)213と、各種のプログラムおよびデータを不揮発的に格納するためのフラッシュROM214と、ユーザの操作を受付けるための操作キー216と、データリーダ/ライタ217と、タッチスクリーン218と、通信インターフェイス219とを備える。これらの各部は、内部バスを介して互いに接続される。
CPU211は、フラッシュROM214に格納されたプログラムおよびデータを読出して、RAM213に展開して実行することで、各種処理を実現する。RAM213は、DRAMやSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。
フラッシュROM214は、たとえば、システムプログラム270と、1または複数のオブジェクト50を含むプロジェクトデータ250と、改善テーブル260と、改善ルール情報265とを格納する。改善ルール情報265は、各改善項目に対応する改善ルールを示す。改善テーブル260および改善ルール情報265の詳細については後述する。
プロジェクトデータ250は、HMI200で実行可能なコードからなる。プロジェクトデータ250が読み込まれることにより、オブジェクト50に対応する絵や文字列などを含む画面が表示される。画面は、制御装置100にて実行される制御プログラム170が用いる変数の値に基づく画像、当該変数に値を設定するユーザ操作受付などを含み得る。
タッチスクリーン218は、表示部として機能するディスプレイ281と、作業者の入力を受付けるためのタッチパネル282とを含む。通信インターフェイス219は、制御装置100およびサポート装置300を含む外部装置と通信する。
データリーダ/ライタ217は、CPU211と外部記憶媒体の一例であるメモリカード220との間のデータ伝送を仲介する。また、HMI200には、必要に応じてプリンタなどの他の出力装置が接続されてもよい。
<B.サポート装置のハードウェア構成例>
図4は、サポート装置のハードウェア構成の例を説明するための模式図である。サポート装置300は、据え置き型でもよいし、制御装置100が配置される製造現場では可搬性に優れたノート型のパーソナルコンピュータの形態で提供されてもよい。
図4に示すように、サポート装置300は、OS(Operating System)を含む各種プログラムを実行するCPU302と、BIOSや各種データを格納するROM304と、CPU302でのプログラムの実行に必要なデータを格納するための作業領域を提供するRAM306と、CPU302で実行されるサポートプログラム370などを含む各種プログラムを不揮発的に格納するHDD(ハードディスク)308とを備える。
サポート装置300は、さらに、開発者の操作を受付けるキーボード310およびマウス312を含む入力部311と、情報を開発者に提示するためのディスプレイ314とを含む。サポート装置300は、制御装置100およびHMI200を含む外部装置と通信するための通信インターフェイス318を備える。入力部311は、ディスプレイ314と一体的に構成されるタッチパネルとして提供されてもよい。サポート装置300の各部は内部バス320により相互に通信する。
サポート装置300は、記録媒体322が脱着自在に装着されて、装着された記録媒体322からそこに格納されているサポートプログラム370を読み取るための記録媒体読取装置317を含む。読み取られたサポートプログラム370は、HDD308に格納される。
サポートプログラム370は、実行されることにより、サポート装置300におけるプロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265の開発環境を実現する。記録媒体322は、サポート装置300で実行されるサポートプログラム370などが格納された状態で流通し得る。なお、記録媒体322は、SD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイスや、フレキシブルディスク(Flexible Disk)などの磁気記憶媒体や、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体などからなる。
<C.サポート装置の機能構成例>
図5は、サポート装置の機能構成例を示す模式図である。図5に示す例では、サポート装置300は、記憶部31と、ユーザインターフェイス(UI)32と、開発支援モジュール33と、コンパイラ34と、分析モジュール35とを含む。記憶部31は、図4に示すROM304、RAM306およびHDD308によって構成される。ユーザインターフェイス32は、図4に示す入力部311およびディスプレイ314によって構成される。開発支援モジュール33、コンパイラ34および分析モジュール35は、図4に示すCPU302がサポートプログラム370を実行することにより実現される。
記憶部31は、プロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265を記憶する。さらに、記憶部31は、統計情報280を記憶してもよい。
プロジェクトデータ250は、画面データ251と変数データ252とを含む。画面データ251は、1以上の画面の各々についてオブジェクト50の種類、位置、サイズなどを示す。変数データ252は、オブジェクト50への変数の割り当てを示す。
変数とは、データそのもの、および当該データが格納される入れ物や記憶領域などである。たとえば、デバイス400(図1参照)の状態を表すデータそのもの、および当該データが格納される入れ物や記憶領域などである。典型的には、変数は、デバイス400を制御するために制御装置100の制御プログラム170によって利用されるデータであり、一つの値を表すデータだけでなく、構造体として表されるデータや、配列として表されるデータなども含む。
開発支援モジュール33は、プロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265の開発を支援する。開発支援モジュール33は、画面作成ツール36とコードエディタ37とを含む。
画面作成ツール36は、HMI200に表示される1以上の画面の各々の構成を編集するためのツールである。さらに、画面作成ツール36は、作成した画面に対して実行可能な改善項目に関連する情報を設定する。コードエディタ37は、ソースコードを編集する。
開発支援モジュール33は、HMI200に表示される1以上の画面を定義するソースコード340と、改善項目設定データ350とを生成する。ソースコード340は、例えばXML(Extensible Markup Language)を用いて記述される。
コンパイラ34は、ソースコード340をコンパイルすることにより、プロジェクトデータ250を生成する。生成されたプロジェクトデータ250は、記憶部31に格納される。
さらに、コンパイラ34は、改善項目設定データ350に基づいて、改善テーブル260および改善ルール情報265を生成する。生成された改善テーブル260および改善ルール情報265は、記憶部31に格納される。
記憶部31に格納されたプロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265は、開発者からの指示に応じて、HMI200に転送される。
分析モジュール35は、記憶部31に格納された統計情報280を分析することにより、予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成したグラフおよび図の少なくとも一方を含む分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示する。
<D.HMIの機能構成例>
図6は、HMIの機能構成例を示す模式図である。図6に示す例では、HMI200は、記憶部21と、ユーザインターフェイス23と、制御部24と、演算モジュール27とを含む。記憶部21は、図3に示すROM212、RAM213およびフラッシュROM214によって構成される。ユーザインターフェイス23は、図3に示すディスプレイ281およびタッチパネル282によって構成される。ユーザインターフェイス23は、マウス、キーボードを含んでもよい。制御部24および演算モジュール27は、図3に示すCPU211がシステムプログラム270を含む各種プログラムを実行することにより実現される。
記憶部21は、メインメモリ22を含むとともに、プロジェクトデータ250、改善テーブル260、改善ルール情報265および統計情報280を記憶する。
メインメモリ22には、例えば、ユーザインターフェイス23への操作に関する情報(以下、「操作ログ情報90」と称する。)が記録される。
図7は、メインメモリに記録される操作ログ情報の一例を示す図である。図7に示す例の操作ログ情報90は、操作ごとのログ要素91を含む。各ログ要素91は、操作を受け付けた時刻(以下、「操作時刻」と称する。)と、操作を受け付けた画面を識別する画面識別情報と、操作された画面上の位置(以下、「操作位置」と称する。)とを示す。一定期間経過したログ要素91は、操作ログ情報90から消去される。
メインメモリ22には、さらにイベントログ情報92も記録される。イベントログ情報92は、予め登録されたイベントの発生状況を示す。「イベント」は、指定された変数が予め定められた条件を満たしている事象である。
図8は、メインメモリに記録されるイベントログ情報の一例を示す図である。図8に示す例のイベントログ情報92は、イベント発生ごとのログ要素93を含む。各ログ要素93は、イベントの発生時刻と、イベントを識別するイベント識別情報とを示す。
図6に戻って、制御部24は、HMI200の動作を制御する。制御部24は、OS25と、ランタイムモジュール26とを含む。OS25は、HMI200の基本的な機能を実行する。ランタイムモジュール26は、画面マネージャ26aと、変数マネージャ26bと、統計マネージャ26cと、編集マネージャ26dとを含む。
画面マネージャ26aは、プロジェクトデータ250を構成する画面データ251(図5参照)に基づいて画面を作成し、作成した画面をユーザインターフェイス23に表示させる。例えば、画面マネージャ26aは、操作ログ情報90(図7参照)の最新のログ要素91で示される操作位置に対応するオブジェクトが画面遷移させるボタンである場合、プロジェクトデータ250に基づいて遷移先の画面を作成する。そして、画面マネージャ26aは、作成した画面をユーザインターフェイス23に表示させる。
あるいは、画面マネージャ26aは、画面遷移の必要なイベントが発生したときに、プロジェクトデータ250に基づいて遷移先の画面を作成してもよい。例えば、画面マネージャ26aは、エラー数を表す変数が1以上を満たすイベントが発生した場合に、エラー対処画面を作成する。
変数マネージャ26bは、オブジェクト50に割り当てられた変数を制御装置100から取得する。画面マネージャ26aは、プロジェクトデータ250の変数データ252に基づいて、変数マネージャ26bが取得した変数をオブジェクト50に割当てる。また、変数マネージャ26bは、予め登録されたイベントに対応する変数が当該イベントに対応する条件を満たす場合にログ要素93を作成し、作成したログ要素93をイベントログ情報92に追加する。
統計マネージャ26cは、統計情報280を管理する。統計マネージャ26cは、記憶部21に新たな改善テーブル260が格納されると、当該改善テーブル260で示される各改善項目に対応する統計情報280の作成指示を演算モジュール27に出力する。
さらに、統計マネージャ26cは、操作ログ情報90またはイベントログ情報92に基づいて、演算モジュール27に対して統計情報280の更新指示を出力する。
編集マネージャ26dは、統計情報280に含まれる要素数が規定値に到達したか否かを判定する。規定値は、ユーザインターフェイス23の動作の傾向を把握するのに十分な値に予め設定される。編集マネージャ26dは、統計情報280に含まれる要素数が規定値に到達すると、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する。編集マネージャ26dは、当該生成指示に応じて生成された改善情報をメインメモリ22から読み出し、読み出した改善情報をユーザインターフェイス23に表示する。さらに、編集マネージャ26dは、改善情報に従って画面構成を更新するか否かの指示を受け付けるためのウィンドウをユーザインターフェイス23に表示する。改善情報に従って画面構成を更新する旨の指示を受けると、編集マネージャ26dは、改善情報に従ってプロジェクトデータ250を更新する。
さらに、編集マネージャ26dは、統計情報280に含まれる要素数が規定値に到達すると、統計情報280をサポート装置300に転送してもよい。転送された統計情報280は、サポート装置300の記憶部31に格納され、分析モジュール35によって分析される。
演算モジュール27は、各種の演算処理を実行する。演算モジュール27は、統計処理部28と、改善情報生成部29とを含む。
統計処理部28は、新たな統計情報280の作成指示を受けると、記憶部21から改善テーブル260を読み出す。統計処理部28は、改善テーブル260に基づいて、各改善項目に対応する統計情報280を作成する。すなわち、統計処理部28は、各改善項目について、改善テーブル260で示される種別の統計情報280を作成し、作成した統計情報280を記憶部21に格納する。なお、新たに作成された統計情報280はnullを示している。
さらに、統計処理部28は、統計情報280の更新指示を受けると、メインメモリ22に記憶された操作ログ情報90またはイベントログ情報92に従って統計情報280を更新する。
改善情報生成部29は、改善情報の生成指示を受けると、改善ルール情報265および統計情報280に基づいて改善情報を生成する。
<E.事前準備処理の流れ>
図9は、情報処理システムにおける事前準備処理の流れを示す図である。図9に示されるように、サポート装置300のユーザインターフェイス32は、開発者から、HMI200に表示する画面の開発および改善項目設定のための操作を受け付ける(ステップS1)。開発支援モジュール33は、ユーザインターフェイス32が受け付けた操作に従って、画面を定義するソースコード340および改善項目設定データ350を生成する(ステップS2)。
次に、コンパイラ34は、ソースコード340をコンパイルすることにより、プロジェクトデータ250を生成し、生成したプロジェクトデータ250を記憶部31に格納する(ステップS3)。また、ステップS3において、コンパイラ34は、改善項目設定データ350に基づいて改善テーブル260および改善ルール情報265を生成し、生成した改善テーブル260および改善ルール情報265を記憶部31に格納する。
記憶部31に格納されたプロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265は、サポート装置300からHMI200に転送される(ステップS4)。転送されたプロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265は、HMI200の記憶部21に格納される。
次に、HMI200の制御部24は、プロジェクトデータ250、改善テーブル260および改善ルール情報265の転送完了を確認する(ステップS5)。制御部24の統計マネージャ26cは、新たに格納された改善テーブル260で示される各改善項目に対応する統計情報280の作成指示を演算モジュール27に出力する(ステップS6)。
演算モジュール27の統計処理部28は、記憶部21から改善テーブル260を読み出す(ステップS7)。統計処理部28は、改善項目ごとに、改善テーブル260で示される種別の統計情報280を作成し、作成した統計情報280を記憶部21に格納する(ステップS8)。ただし、この段階では、作成された統計情報280はnullを示している。
<F.統計情報の収集処理の流れ>
図10は、情報処理システムにおける統計情報の収集処理の流れを示す図である。図10に示す例において、統計情報の収集処理は、S11、S12、S13、S14、S15の順に行なわれる第1の処理ルートと、S11’、S13、S14、S15の順に行なわれる第2の処理ルートとを含む。
第1の処理ルートでは、HMI200のユーザインターフェイス23は、作業者から、画面に対する操作を受け付ける(ステップS11)。ユーザインターフェイス23が操作を受け付けると、当該操作に対応するログ要素91(図7参照)が操作ログ情報90に追加される(ステップS12)。操作ログ情報90へのログ要素91の追加は、OS25によって実行される。
次に、制御部24は、操作ログ情報90の最新のログ要素91を読み出す(ステップS13)。読み出したログ要素91が改善項目ごとに定義される更新条件を満たす場合に、制御部24の統計マネージャ26cは、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する(ステップS14)。更新条件は、後述するように、改善テーブル260において定義される。
演算モジュール27の統計処理部28は、更新指示に従って統計情報280を更新する(ステップS15)。
一方、第2の処理ルートでは、ステップS11およびS12の代わりにステップS11’が行なわれる。ステップS11’では、変数マネージャ26bは、予め登録されたイベントに対応する変数が当該イベントに対応する条件を満たす場合にログ要素93を作成し、作成したログ要素93をイベントログ情報92に追加する。
次に、制御部24は、イベントログ情報92の最新のログ要素93を読み出す(ステップS13)。読み出したログ要素93が改善項目ごとに定義される更新条件を満たす場合に、制御部24の統計マネージャ26cは、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する(ステップS14)。そして、演算モジュール27の統計処理部28は、更新指示に従って統計情報280を更新する(ステップS15)。
<G.統計情報の分析処理の流れ>
図11は、情報処理システムにおける統計情報の分析処理の流れを示す図である。編集マネージャ26dは、統計情報280に含まれる要素数が規定値に到達すると、HMI200からサポート装置300に統計情報280を転送する(ステップS21)。もしくは、サポート装置300は、開発者の指示に応じて、HMI200から統計情報280を取得してもよい。
サポート装置300の分析モジュール35は、改善項目ごとに規定された分析手法に従って統計情報280を分析する(ステップS22)。分析手法は、後述するように、改善テーブル260において規定されている。分析モジュール35は、分析結果を示す画面(以下、「分析結果画面」と称する。)をユーザインターフェイス32に表示する(ステップS23)。開発者は、分析結果画面を確認することにより、HMI200における作業者の操作の傾向を容易に把握できる。開発者は、開発支援モジュール33を用いて、作業者の操作の傾向に応じた画面構成に更新できる。
<H.改善情報の生成・提示処理の流れ>
図12は、情報処理システムにおける改善情報の生成・提示処理の流れを示す図である。図12に示されるように、HMI200の編集マネージャ26dは、統計情報280に含まれる要素数が規定値に到達したか否かを判定する(ステップS31)。統計情報280に含まれる要素数が規定値に到達している場合、編集マネージャ26dは、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する(ステップS32)。
演算モジュール27の改善情報生成部29は、記憶部21から改善ルール情報265および統計情報280を読み出す(ステップS33)。改善情報生成部29は、読み出した改善ルール情報265および統計情報280に基づいて改善情報を生成し、生成した改善情報をメインメモリ22に書き込む(ステップS34)。
編集マネージャ26dは、メインメモリ22に書き込まれた改善情報を読み出し(ステップS35)、読み出した改善情報をユーザインターフェイス23に表示させる(ステップS36)。これにより、改善情報が作業者に提示される。
ユーザインターフェイス23は、作業者から、改善情報に従った画面構成の更新指示を受け付けることができる(ステップS37)。画面構成の更新指示を受け付けると、編集マネージャ26dは、改善情報に従ってプロジェクトデータ250を編集する(ステップS38)。これにより、改善情報に従って画面構成が更新される。
<I.改善テーブルの具体例>
図13は、改善テーブルの一例を示す図である。上述したように、改善テーブル260は、サポート装置300においてユーザインターフェイス32への操作に従って作成される。図13に示されるように、改善テーブル260は、1または複数の改善項目の各々に対応するレコード261を含む。各レコード261は、6つのフィールド262a〜262fを有する。各レコード261において、フィールド262a〜262fに入力された情報は互いに対応付けられる。
フィールド262aには、改善項目の有効/無効フラグが入力される。有効/無効フラグは、改善項目に従って画面構成の改善を行なうか否かを切り替えるためのフラグである。有効/無効フラグは、サポート装置300を用いて開発者によって一旦設定された後、HMI200において作業者によって変更されてもよい。HMI200の統計マネージャ26cは、有効/無効フラグが「有効」を示す改善項目について統計情報を収集するように演算モジュール27を制御する。
フィールド262bには、改善項目の種別が入力される。図12に示す例では、改善項目の種別として、「ボタンサイズ変更」、「ショートカット追加」、「画面遷移ボタン追加」、「画面レイアウト変更」、「オブジェクト削除」が入力されている。「ボタンサイズ変更」は、作業者が操作しやすいサイズにボタンを変更する改善項目である。「ショートカット追加」は、作業者が頻繁に確認する画面へのショートカットボタンを追加する改善項目である。「画面遷移ボタン追加」は、不要な画面を迂回して所望の画面にすぐに遷移するためのボタンを追加する改善項目である。「画面レイアウト変更」は、作業者の操作順序に従って、対象画面上のオブジェクトの配置を変更する改善項目である。「オブジェクト削除」は、不要なオブジェクトを削除する改善項目である。
フィールド262cには、統計情報280を更新する条件(更新条件)が入力される。HMI200の統計マネージャ26cは、操作ログ情報90またはイベントログ情報92の最新のログ要素が更新条件を満たす場合に、当該更新条件に対応する統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
フィールド262dには、対象オブジェクトに対する操作の統計情報の種別が入力される。HMI200の統計処理部28は、統計情報の作成指示を受けると、フィールド262dに登録された種別の統計情報280を作成し、作成した統計情報280を記憶部21に格納する。
フィールド262eには、統計情報に対する分析手法が入力される。サポート装置300の分析モジュール35は、フィールド262eに登録された分析手法に従って、統計情報280を分析する。図13に示す例では、分析手法は、グラフまたは図の形式を示す。そのため、分析モジュール35は、統計情報を分析することによりフィールド262eに登録された形式のグラフまたは図を作成する。
フィールド262fには、分析結果の表示方法が入力される。サポート装置300の分析モジュール35は、フィールド262fに登録された表示手法に従って、分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示する。
<J.改善ルール情報の具体例>
図14は、改善ルール情報の一例を示す図である。図14に示す例の改善ルール情報265は、図13に示す例の改善テーブル260に対応している。すなわち、改善ルール情報265は、5つの改善項目「ボタンサイズ変更」、「ショートカット追加」、「画面遷移ボタン追加」、「画面レイアウト変更」、「ボタン削除」の各々の改善ルールを含む。
図14に示されるように、改善ルールは、画面構成を更新すべきか否かを判定するための基準を示す更新条件と、画面構成の更新方法とを規定する。HMI200の編集マネージャ26dは、統計情報280が更新条件を満たす場合に、改善情報の作成指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の改善情報生成部29は、改善ルール情報265で規定されている更新方法に従って、改善情報を生成する。
<K.情報処理システムにおける情報処理の具体例>
次に、図13に示す改善テーブル260および図14に示す改善ルール情報265が生成されたときの情報処理の具体例について説明する。
(K−1.改善項目「ボタンサイズ変更」)
図13に示す改善テーブル260において、改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する有効/無効フラグが「有効」に設定された場合、例えば以下のような処理が実行される。
ユーザインターフェイス23はタッチパネル282を有する。タッチパネル282は、画面への作業者のタッチ操作を受け付ける。作業者は、オブジェクト50に対してタッチ操作しているつもりであっても、オブジェクト50の周囲領域にタッチ操作していることがある。このような場合、オブジェクト50のサイズが作業者にとって小さすぎると考えられる。そのため、作業者による操作位置の傾向を示す統計情報280が収集される。
図15は、改善項目「ボタンサイズ変更」の対象となるオブジェクト(対象オブジェクト)とその周囲を示す図である。図15に示されるように、対象オブジェクトであるボタン50aの周囲領域70は、複数の区域に区分けされる。複数の区域は、ボタン50aの上区域71と、ボタン50aの下区域72と、ボタン50aの左区域73と、ボタン50aの右区域74とを含む。なお、上区域71の左側の端部は左区域73と重複し、上区域71の右側の端部は右区域74と重複している。同様に、下区域72の左側の端部は左区域73と重複し、下区域72の右側の端部は右区域74と重複している。
統計処理部28は、ボタン50aおよびその周囲領域70においてタッチ操作が行なわれた位置の分布を示す統計情報280を作成する。
図16は、改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する統計情報の一例を示す図である。図16に示す例の統計情報280は、対象オブジェクトであるボタン50aと、上区域71、下区域72、左区域73および右区域74の各々についてタッチ操作された回数(操作回数)と操作位置とを示す。
統計マネージャ26cは、操作ログ情報90の最新のログ要素91で示される操作位置がボタン50aまたは周囲領域70と重なるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、操作位置がボタン50aまたは周囲領域70と重なる場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の統計処理部28は、操作位置と重なる区域の操作回数を1だけ加算するとともに操作位置を追記することにより、統計情報280を更新する。
図17は、改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。分析モジュール35は、図16に示す統計情報280を分析することにより図17に示すような分析結果画面を生成し、生成した分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示させる。図17に示す例の分析結果画面は、対象オブジェクトであるボタン50aおよびその周囲の上区域71、下区域72、左区域73および右区域74と、操作位置を示すプロット75とを含む。さらに、分析結果画面は、上区域71、下区域72、左区域73および右区域74の各々の操作回数を示すテキストを含む。これにより、開発者は、ボタン50aに対する作業者の操作位置の傾向を容易に把握することができる。その結果、開発者は、作業者が操作しやすいように、ボタン50aのサイズおよび形状の変更を行なうことができる。
編集マネージャ26dは、統計情報280の要素数(ボタン50aおよびその周囲領域70への操作回数の合計値)が規定値(例えば100)に到達した場合、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の改善情報生成部29は、統計情報280が改善ルール情報265で規定される更新条件を満たすか否かを判定する。改善情報生成部29は、統計情報280が更新条件を満たす場合に、改善ルール情報265で規定される更新方法に従って改善情報を生成する。
例えば、改善情報生成部29は、図14に示す改善ルール情報265に従って、タッチ操作の行なわれた頻度が基準値を超える区域の方向にボタン50aを拡大することを示す改善情報を生成する。ある区域に対するタッチ操作の頻度は、例えば、ボタン50aおよび周囲領域70への全操作回数に対する当該区域に対する操作回数の割合で示される。基準値は例えば5%である。
図18は、改善項目「ボタンサイズ変更」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の一例を示す図である。下区域72でタッチ操作された頻度が基準値を超えるため、改善情報生成部29は、ボタン50aを下区域72の方向に拡大することを示す改善情報を生成する。
(K−2.改善項目「ショートカット追加」)
図13に示す改善テーブル260において、改善項目「ショートカット追加」に対応する有効/無効フラグが「有効」に設定された場合、例えば以下のような処理が実行される。
複数の画面のうち作業者が頻繁に確認する画面を呼び出すためのショートカットボタンが常時表示されることにより、作業者の操作効率が向上する。そのため、作業者が確認する画面の傾向を示す統計情報280が収集される。
図19は、改善項目「ショートカット追加」に対応する統計情報の一例を示す図である。図19に示す例の統計情報280は、HMI200に表示される複数の画面の各々の表示の頻度を示す。具体的には、統計情報280は、各画面の表示回数および表示累計時間を示す。
統計マネージャ26cは、画面マネージャ26aによって画面遷移が実行されるたびに統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
具体的には、統計マネージャ26cは、操作ログ情報90に新たなログ要素91が追加された場合、最新のログ要素91で示される操作位置が画面遷移ボタンと重なるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、操作位置が画面遷移ボタンと重なる場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
さらに、統計マネージャ26cは、イベントログ情報92に新たなログ要素93が追加された場合、最新のログ要素93で示されるイベントが画面遷移の必要なイベントであるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、最新のログ要素93で示されるイベントが画面遷移の必要なイベントである場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
演算モジュール27の統計処理部28は、遷移先画面に対応する表示回数を1だけ加算するとともに、当該遷移先画面に対応する表示累計時間のカウントを開始する。さらに、統計処理部28は、遷移前画面に対応する表示累計時間のカウントを終了する。このようにして統計情報280が更新される。
図20は、改善項目「ショートカット追加」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。分析モジュール35は、図19に示す統計情報280を分析することにより図20に示すような分析結果画面を生成し、生成した分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示させる。図20に示す例の分析結果画面は、複数の画面それぞれの表示回数および表示累計事件を示す棒グラフを含む。これにより、開発者は、作業者が確認する画面の傾向を容易に把握することができる。その結果、開発者は、作業者が確認する頻度の高い画面を呼び出すためのショートカットボタンの追加を行なうことができる。
編集マネージャ26dは、統計情報280の要素数(例えば表示回数の合計値)が規定値(例えば500)に到達した場合、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の改善情報生成部29は、統計情報280が改善ルール情報265で規定される更新条件を満たすか否かを判定する。改善情報生成部29は、統計情報280が更新条件を満たす場合に、改善ルール情報265で規定される更新方法に従って改善情報を生成する。
例えば、改善情報生成部29は、図14に示す改善ルール情報265に従って、表示回数が第1基準値を超え、かつ、表示累計時間が第2基準値を超える画面を呼び出すためのショートカットボタンを追加することを示す改善情報を生成する。
図21は、改善項目「ショートカット追加」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の一例を示す図である。図21に示す例では、「画面b」および「画面z」の表示回数が第1基準値を超え、かつ、「画面b」および「画面z」の表示累計時間が第2基準値を超える。そのため、改善情報生成部29は、「画面b」を呼び出すショートカットボタン51bと、「画面z」を呼び出すショートカットボタン51zとを追加することを示す改善情報を生成する。
なお、上記の説明では、各画面の表示回数および表示累計時間を示す統計情報280が収集されるものとした。しかしながら、各画面について、表示回数および表示累計時間のいずれかを示す統計情報280が収集されてもよい。
(K−3.改善項目「画面遷移ボタン追加」)
図13に示す改善テーブル260において、改善項目「画面遷移ボタン追加」に対応する有効/無効フラグが「有効」に設定された場合、例えば以下のような処理が実行される。
例えば、「画面a」または「画面b」から「画面c」に遷移した後に「画面c」から「画面d」に遷移するケースにおいて「画面c」の表示時間が短い場合、「画面c」は、「画面d」への遷移のために表示されているに過ぎない。この場合、「画面c」の表示を省略し、「画面a」または「画面b」に「画面d」を遷移先とする新たな画面遷移ボタンを追加することにより、作業者の操作効率が向上する。そのため、「画面a」または「画面b」、「画面c」および「画面d」の順に画面遷移するときの「画面c」の表示時間の分布を示す統計情報280が収集される。以下では、説明を簡略化するため、「画面c」への遷移前画面が「画面a」および「画面b」のみであり、「画面c」の遷移先の画面が「画面d」のみである例についてて説明する。
図22は、改善項目「画面遷移ボタン追加」に対応する統計情報の一例を示す図である。図22に示す例の統計情報280は、「画面c」への遷移前画面となり得る「画面a」および「画面b」の各々について、「画面c」に遷移した回数および割合と、「画面c」の表示時間の分布とを示す。
統計マネージャ26cは、画面マネージャ26aによって「画面c」への遷移が実行されるたびに統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
具体的には、統計マネージャ26cは、操作ログ情報90に新たなログ要素91が追加された場合、最新のログ要素91で示される操作位置が「画面a」または「画面b」における「画面c」への遷移ボタン(以下、「第1遷移ボタン」と称する。)と重なるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、操作位置が第1遷移ボタンと重なる場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
さらに、統計マネージャ26cは、イベントログ情報92に新たなログ要素93が追加された場合、最新のログ要素93で示されるイベントが「画面c」への遷移の必要なイベントであるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、最新のログ要素93で示されるイベントが「画面c」への遷移の必要なイベントである場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
演算モジュール27の統計処理部28は、遷移前画面を記憶するとともに、「画面c」の表示時間のカウントを開始する。その後、統計処理部28は、「画面c」における「画面d」への遷移ボタン(以下、「第2遷移ボタン」と称する。)と重なる操作位置を示すログ要素91が操作ログ情報90に追記されるまで、「画面c」の表示時間のカウントを継続する。あるいは、統計処理部28は、「画面c」から「画面d」への遷移の必要なイベントに対応するログ要素93がイベントログ情報92に追記されるまで、「画面c」の表示時間のカウントを継続する。統計処理部28は、「画面c」の表示時間のカウントを終了すると、カウントした表示時間が3秒未満であるか否かを判定する。そして、統計処理部28は、記憶しておいた遷移前画面に対応する回数および割合を更新するとともに、判定結果に基づいて表示時間の分布を更新する。このようにして統計情報280が更新される。
図23は、改善項目「画面遷移ボタン追加」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。分析モジュール35は、図22に示す統計情報280を分析することにより図23に示すような分析結果画面を生成し、生成した分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示させる。図23に示す例の分析結果画面は、「画面a」、「画面b」、「画面c」および「画面d」間の遷移状態を示す図を含む。これにより、開発者は、画面遷移の状態を容易に把握することができる。さらに、分析結果画面は、「画面c」の表示時間の分布を示すテキストが表示される。これにより、開発者は、「画面b」から「画面c」を経由して「画面d」に遷移するときに、「画面c」の表示時間が短い傾向があることを容易に把握できる。その結果、開発者は、「画面d」へ直接遷移するための新たな画面遷移ボタンを「画面b」に追加することにより、作業者の操作効率を向上させることができる。
編集マネージャ26dは、統計情報280の要素数(「画面a」および「画面b」から「画面c」に遷移した回数の合計値)が規定値(例えば200)に到達した場合、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の改善情報生成部29は、統計情報280が改善ルール情報265で規定される更新条件を満たすか否かを判定する。改善情報生成部29は、統計情報280が更新条件を満たす場合に、改善ルール情報265で規定される更新方法に従って改善情報を生成する。
例えば、改善情報生成部29は、「画面c」の表示時間が所定時間(例えば3秒)未満である割合が基準値を超える遷移前画面(例えば「画面b」)に、「画面d」へ遷移するための画面遷移ボタンを追加することを示す改善情報を生成する。
(K−4.改善項目「画面レイアウト変更」)
図13に示す改善テーブル260において、改善項目「画面レイアウト変更」に対応する有効/無効フラグが「有効」に設定された場合、例えば以下のような処理が実行される。
図13に示されるように、改善項目「画面レイアウト変更」に対応する対象オブジェクトとして、対象画面内に配置された複数のオブジェクトが登録される。対象画面内の複数のオブジェクトを操作順序に従って配列することにより、作業者の操作効率が向上する。そこで、複数のオブジェクトに対する作業者の操作順序の傾向を示す統計情報280が収集される。
図24は、対象画面のレイアウトの例を示す図である。図23に示されるように、対象画面は、オブジェクト50b〜50fと、対象画面から別の画面へ遷移するための画面遷移ボタン50gとを含む。オブジェクト50b〜50fは対象オブジェクトである。
図25は、改善項目「画面レイアウト変更」に対応する統計情報の一例を示す図である。図25に示す例の統計情報280は、オブジェクト50b〜50fの操作順序ごとの頻度を示す。頻度は回数で表される。ただし、各操作順序の頻度は、全回数に対する当該操作順序で操作された回数の割合で表されてもよい。
統計マネージャ26cは、画面マネージャ26aによって対象画面から別の画面への遷移が実行されるたびに統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
具体的には、統計マネージャ26cは、操作ログ情報90に新たなログ要素91が追加された場合、最新のログ要素91で示される操作位置が画面遷移ボタン50gと重なるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、操作位置が画面遷移ボタン50gと重なる場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
さらに、統計マネージャ26cは、対象画面の表示中にイベントログ情報92に新たなログ要素93が追加された場合、最新のログ要素93で示されるイベントが画面遷移の必要なイベントであるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、最新のログ要素93で示されるイベントが画面遷移の必要なイベントである場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。
演算モジュール27の統計処理部28は、操作ログ情報90から、対象画面を示すログ要素を抽出し、抽出されたログ要素で示される操作位置および操作時刻に基づいて、オブジェクト50b〜50fの操作順序を特定する。統計処理部28は、特定した操作順序に対応する回数を1だけ加算することにより、統計情報280を更新する。
図26は、改善項目「画面レイアウト変更」に対応する統計情報の分析結果画面の一例を示す図である。分析モジュール35は、図25に示す統計情報280を分析することにより図26に示すような分析結果画面を生成し、生成した分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示させる。図26に示す例の分析結果画面は、オブジェクト50b〜50fを最も頻度の高い操作順序に並べた図を示している。これにより、開発者は、オブジェクト50b〜50fに対する作業者の操作順序の傾向を容易に把握することができる。その結果、開発者は、作業者の操作順序を考慮して、対象画面のレイアウトを変更できる。
編集マネージャ26dは、統計情報280の要素数(例えば全操作順序の回数の合計値)が規定値(例えば100)に到達した場合、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の改善情報生成部29は、統計情報280が改善ルール情報265で規定される更新条件を満たすか否かを判定する。改善情報生成部29は、統計情報280が更新条件を満たす場合に、改善ルール情報265で規定される更新方法に従って改善情報を生成する。
例えば、改善情報生成部29は、最も頻度の高い操作順序とオブジェクト50b〜50fの配置順序とが一致しない場合に、最も頻度の高い操作順序にオブジェクト50b〜50fを並べ替えることを示す改善情報を生成する。
図27は、改善項目「画面レイアウト変更」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の提示画面例を示す図である。図27に示されるように、最も頻度の高い操作順序に従って、オブジェクト50d〜50fを破線部の位置に移動させることを示す改善情報が生成される。
編集マネージャ26dは、改善情報をユーザインターフェイス23に表示させる際に、改善情報に従って画面構成を更新する指示を受け付けるためのウィンドウ60を表示させる。ウィンドウ60は、改善情報に従って画面構成の更新を指示するためのボタン61と、画面構成の更新を行なわない旨を指示するためのボタン62とを含む。ボタン61が押下されると、編集マネージャ26dは、改善情報に従ってプロジェクトデータ250を編集する。これにより、最の頻度の高い操作順序に従ってオブジェクト50b〜50fが配置され、作業者の操作効率が向上する。
(K−5.改善項目「オブジェクト削除」)
図13に示す改善テーブル260において、改善項目「オブジェクト削除」に対応する有効/無効フラグが「有効」に設定された場合、例えば以下のような処理が実行される。
作業者にとって不要なオブジェクトが画面上に配置されていると、画面が見づらくなり、操作効率が低下する。そこで、改善項目「オブジェクト削除」に対応する対象オブジェクトとして、不要であれば削除可能なオブジェクトが登録される。そして、各オブジェクトへの操作頻度を示す統計情報280が収集される。
図28は、改善項目「オブジェクト削除」に対応する統計情報の一例を示す図である。図28には、対象オブジェクトとしてオブジェクト50h〜50oが登録されたときの統計情報280が示される。統計情報280は、対象オブジェクトの各々に対する操作回数を示す。なお、操作回数の代わりに、全操作回数に対する対象オブジェクトに対する操作回数の割合を用いてもよい。
統計マネージャ26cは、操作ログ情報90の最新のログ要素91で示される操作位置が対象オブジェクトと重なるか否かを判定する。統計マネージャ26cは、操作位置が対象オブジェクトと重なる場合に、統計情報280の更新指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の統計処理部28は、操作位置と重なる対象オブジェクトの操作回数を1だけ加算することにより、統計情報280を更新する。
分析モジュール35は、図28に示す統計情報280を分析することにより、例えば対象オブジェクトごとの操作回数を示す棒グラフを含む分析結果画面を生成し、生成した分析結果画面をユーザインターフェイス32に表示させる。これにより、開発者は、対象オブジェクトに対する作業者の操作の傾向を容易に把握することができる。その結果、開発者は、作業者にとって不要なオブジェクトを削除できる。
編集マネージャ26dは、統計情報280の要素数(例えば全操作回数の合計値)が規定値(例えば1000)に到達した場合、改善情報の生成指示を演算モジュール27に出力する。演算モジュール27の改善情報生成部29は、統計情報280が改善ルール情報265で規定される更新条件を満たすか否かを判定する。改善情報生成部29は、統計情報280が更新条件を満たす場合に、改善ルール情報265で規定される更新方法に従って改善情報を生成する。
例えば、改善情報生成部29は、図14に示す改善ルール情報265に従って、操作回数が基準値(例えば1回)未満の対象オブジェクトを削除することを示す改善情報を生成する。
図29は、改善項目「ボタン削除」に対応する統計情報に基づいて生成された改善情報の提示画面例を示す図である。図29に示す例では、操作回数が基準値未満であるオブジェクト50jを削除することを示す改善情報が生成される。編集マネージャ26dは、改善情報に従って画面構成を更新する指示を受け付けるためのウィンドウ63を表示させる。ウィンドウ63は、改善情報に従った画面構成の更新を指示するためのボタン64と、画面構成の更新を行なわない旨を指示するためのボタン65とを含む。ボタン64が押下されると、編集マネージャ26dは、改善情報に従ってプロジェクトデータ250を編集する。これにより、作業者にとって不要なオブジェクト50jが削除され、画面が見やすくなる。
<L.変形例>
図30は、変形例に係るサポート装置の機能構成を示す模式図である。図30に示されるように、サポート装置300は、改善情報生成部39を含んでもよい。改善情報生成部39は、CPU302がサポートプログラム370を実行することにより実現される。
改善情報生成部39は、図6に示すHMI200の改善情報生成部29と同様の処理を行なう。すなわち、改善情報生成部39は、開発者からの指示に従って、改善ルール情報265および統計情報280に基づいて改善情報を生成し、生成した改善情報をユーザインターフェイス32に表示する。これにより、開発者は、作業者の操作の傾向に応じた画面の変更方法を確認することができる。開発支援モジュール33は、開発者からの指示に応じて、改善情報に従って画面構成を更新してもよい。
<M.作用・効果>
以上のように、制御対象を制御する制御装置100に接続される情報処理システム1は、ユーザインターフェイス23と、統計マネージャ26cおよび統計処理部28とを備える。ユーザインターフェイス23は、制御装置100に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、当該1以上の画面に対する操作を受ける。統計マネージャ26cおよび統計処理部28は、ユーザインターフェイス23の動作に関する統計情報を収集するための収集手段として動作する。
上記の構成によれば、収集された統計情報は、ユーザインターフェイス23の動作の傾向を示す。そのため、統計情報を確認することにより、例えば、ユーザインターフェイス23の画面表示の傾向、画面に対する作業者の操作の傾向など作業者の操作の傾向を容易に確認できる。その結果、1以上の画面について改善すべき事項を速やかに把握できる。
情報処理システム1は、統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成したグラフおよび図の少なくとも一方を表示するための分析モジュール35をさらに備える。
上記の構成によれば、グラフおよび図の少なくとも一方を確認することにより、ユーザインターフェイス23の動作の傾向を把握しやすくなる。
情報処理システム1は、編集マネージャ26dおよび改善情報生成部29を備える。編集マネージャ26dおよび改善情報生成部29は、統計情報に基づいて、1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、改善情報を提示するための提示手段として動作する。
上記の構成によれば、ユーザインターフェイス23の動作の傾向に応じて、画面構成をどのように変更すべきかを把握できる。
編集マネージャ26dは、改善情報に従って1以上の画面の構成を更新するための更新手段として動作してもよい。これにより、画面構成に対する改善を速やかに実行することができる。
ユーザインターフェイス23は、1以上の画面へのタッチ操作を受け付け可能である。統計情報は、例えば、1以上の画面に配置された対象オブジェクトの周囲領域においてタッチ操作が行なわれた位置の分布を示す。これにより、作業者の操作位置の傾向を把握できる。この場合、改善情報は、例えば、周囲領域に含まれる複数の区域のうちタッチ操作の行なわれた頻度が基準値を超える区域の方向に対象オブジェクトを拡大することを示す。改善情報に従って画面構成を更新することにより、作業者の操作位置の傾向に応じて対象オブジェクトのサイズが変更され、作業者の操作効率が向上する。
あるいは、統計情報は、例えば、複数の画面の各々の表示頻度を示してもよい。これにより、作業者が確認している画面の傾向を把握できる。この場合、改善情報は、複数の画面のうち表示頻度が基準値を超える画面を呼び出すためのショートカットボタンを1以上の画面に追加することを示す。改善情報に従って画面構成を更新することにより、作業者が頻繁に確認している画面を即座に呼び出すことができ、作業者の操作効率が向上する。
あるいは、1以上の画面は、第1画面(画面a、画面b)、第2画面(画面c)および第3画面(画面d)を含んでもよい。統計情報は、第1画面、第2画面および第3画面の順に画面遷移するときの第2画面の表示時間の分布を示す。これにより、画面遷移の傾向を把握できる。
編集マネージャ26dおよび改善情報生成部29は、表示時間が所定時間(例えば3秒)未満である割合が基準値を超える場合に改善情報を生成すればよい。改善情報は、第1画面に第3画面へ遷移するための遷移ボタンを配置することを示す。表示時間が所定時間(例えば3秒)未満である割合が基準値を超える場合、第2画面は、単に第3画面に遷移するために表示されているに過ぎないケースが多いことを意味する。そのため、改善情報に従って画面構成を更新することにより、不要な第2画面への遷移を省略し、第1画面から第3画面に直接遷移できる。その結果、作業者の操作効率が向上する。
あるいは、統計情報は、1つの対象画面に配置された複数のオブジェクトの操作順序ごとの頻度を示してもよい。これにより、複数のオブジェクトの操作順序の傾向を把握できる。この場合、改善情報は、頻度が最も高い操作順序に従って複数のオブジェクトを並び替えることを示す。改善情報に従って画面構成を更新することにより、複数のオブジェクトの配置順序が操作順序と一致し、作業者の操作効率が向上する。
あるいは、統計情報は、1以上の画面に配置された対象オブジェクトに対する操作頻度を示してもよい。これにより、作業者による対象オブジェクトの使用の傾向を把握できる。この場合、編集マネージャ26dおよび改善情報生成部29は、操作頻度が基準値未満である場合に改善情報を生成すればよい。改善情報は、対象オブジェクトを削除することを示す。改善情報に従って画面構成を更新することにより、使用していないオブジェクトが削除され、画面が見やすくなる。
上記のユーザインターフェイス23、統計マネージャ26cおよび統計処理部28は、プログラマブル表示器であるHMI200に備えられる。これにより、HMI200において、作業者の操作の傾向を把握することができる。さらに、編集マネージャ26dおよび改善情報生成部29もHMI200に備えられてもよい。これにより、HMI200において、改善情報に従って画面構成を適宜更新することができる。
また、分析モジュール35は、HMI200と通信可能な情報処理装置であるサポート装置300に備えられてもよい。これにより、開発者は、サポート装置300を用いて、作業者の操作の傾向を容易に把握することができる。サポート装置300は、改善情報生成部39を備えていてもよい。これにより、開発者は、作業者の操作の傾向に応じて画面構成の更新すべき内容を把握できる。
<N.付記>
以上のように、本実施の形態および変形例は以下のような開示を含む。
(構成1)
制御対象を制御する制御装置(100)に接続される情報処理システム(1)であって、
前記制御装置(100)に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、前記1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイス(23)と、
前記ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段(26c,28,211)とを備える、情報処理システム(1)。
(構成2)
前記統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成した前記グラフおよび図の少なくとも一方を表示するための分析手段(35)をさらに備える、構成1に記載の情報処理システム(1)。
(構成3)
前記統計情報に基づいて、前記1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、前記改善情報を提示するための提示手段(26d、29,39,211,302)をさらに備える、構成1または2に記載の情報処理システム(1)。
(構成4)
前記改善情報に従って前記1以上の画面の構成を更新するための更新手段(26d,33,211,302)をさらに備える、構成3に記載の情報処理システム(1)。
(構成5)
前記ユーザインターフェイス(23)は、前記1以上の画面へのタッチ操作を受け付け可能であり、
前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトの周囲領域において前記タッチ操作が行なわれた位置の分布を示す、構成1または2に記載の情報処理システム(1)。
(構成6)
前記ユーザインターフェイス(23)は、前記1以上の画面へのタッチ操作を受け付け可能であり、
前記統計情報は、前記対象オブジェクトの周囲領域において前記タッチ操作が行なわれた位置の分布を示し、
前記改善情報は、前記周囲領域に含まれる複数の区域のうち前記タッチ操作の行なわれた頻度が基準値を超える区域の方向に前記対象オブジェクトを拡大することを示す、構成3または4に記載の情報処理システム(1)。
(構成7)
前記1以上の画面は複数の画面を含み、
前記統計情報は、前記複数の画面の各々の表示頻度を示す、構成1または2に記載の情報処理システム(1)。
(構成8)
前記1以上の画面は複数の画面を含み、
前記統計情報は、前記複数の画面の各々の表示頻度を示し、
前記改善情報は、前記複数の画面のうち前記表示頻度が基準値を超える画面を呼び出すためのショートカットボタンを前記1以上の画面に追加することを示す、構成3または4に記載の情報処理システム(1)。
(構成9)
前記1以上の画面は、第1画面、第2画面および第3画面を含み、
前記統計情報は、前記第1画面、前記第2画面および前記第3画面の順に画面遷移するときの前記第2画面の表示時間の分布を示す、構成1または2に記載の情報処理システム(1)。
(構成10)
前記1以上の画面は、第1画面、第2画面および第3画面を含み、
前記統計情報は、前記第1画面、前記第2画面および前記第3画面の順に画面遷移するときの前記第2画面の表示時間の分布を示し、
前記提示手段は、前記表示時間が所定時間未満である割合が基準値を超える場合に前記改善情報を生成し、
前記改善情報は、前記第1画面に前記第3画面へ遷移するための遷移ボタンを配置することを示す、構成3または4に記載の情報処理システム(1)。
(構成11)
前記統計情報は、前記1以上の画面のうちの1つの画面に配置された複数のオブジェクトの操作順序ごとの頻度を示す、構成1または2に記載の情報処理システム(1)。
(構成12)
前記統計情報は、前記1以上の画面のうちの1つの画面に配置された複数のオブジェクトの操作順序ごとの頻度を示し、
前記改善情報は、前記頻度が最も高い操作順序に従って前記複数のオブジェクトを並び替えることを示す、構成3または4に記載の情報処理システム(1)。
(構成13)
前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトに対する操作頻度を示す、構成1または2に記載の情報処理システム(1)。
(構成14)
前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトに対する操作頻度を示し、
前記提示手段は、前記操作頻度が基準値未満である場合に前記改善情報を生成し、
前記改善情報は、前記対象オブジェクトを削除することを示す、構成3または4に記載の情報処理システム(1)。
(構成15)
制御対象を制御する制御装置(100)に接続されるプログラマブル表示器(200)であって、
前記制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、前記1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイス(23)と、
前記ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段(26c,28,211)とを備える、プログラマブル表示器(200)。
(構成16)
前記統計情報に基づいて、前記1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、前記改善情報を提示するための提示手段(26d、29,211)と、
前記改善情報に従って前記1以上の画面の構成を更新するための更新手段(26d,211)とをさらに備える、構成15に記載のプログラマブル表示器(200)。
(構成17)
制御対象を制御する制御装置(100)に接続されるプログラマブル表示器(200)と通信可能な情報処理装置(300)であって、
前記プログラマブル表示器(200)は、
前記制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、前記1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイス(23)と、
前記ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段(26c,28,211)とを備え、
前記情報処理装置(300)は、
表示部(32,314)と、
前記統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成した前記グラフおよび図の少なくとも一方を前記表示部(32,314)に表示するための分析手段(35)とを備える、情報処理装置(300)。
本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報処理システム、21,31 記憶部、22 メインメモリ、23,32 ユーザインターフェイス、24 制御部、26 ランタイムモジュール、26a 画面マネージャ、26b 変数マネージャ、26c 統計マネージャ、26d 編集マネージャ、27 演算モジュール、28 統計処理部、29,39 改善情報生成部、33 開発支援モジュール、34 コンパイラ、35 分析モジュール、36 画面作成ツール、37 コードエディタ、50,50b〜50f,50h〜50o オブジェクト、50a,61,62,64,65 ボタン、50g 画面遷移ボタン、51b,51z ショートカットボタン、60,63 ウィンドウ、70 周囲領域、71 上区域、72 下区域、73 左区域、74 右区域、75 プロット、90 操作ログ情報、91,93 ログ要素、92 イベントログ情報、100 制御装置、170 制御プログラム、211,302 CPU、212,304 ROM、213,306 RAM、214 フラッシュROM、216 操作キー、217 データリーダ/ライタ、218 タッチスクリーン、219 通信インターフェイス、220 メモリカード、250 プロジェクトデータ、251 画面データ、252 変数データ、260 改善テーブル、261 レコード、262a〜262g フィールド、265 改善ルール情報、270 システムプログラム、280 統計情報、281,314 ディスプレイ、282 タッチパネル、300 サポート装置、308 HDD、310 キーボード、311 入力部、312 マウス、317 記録媒体読取装置、318 通信インターフェイス、320 内部バス、322 記録媒体、340 ソースコード、350 改善項目設定データ、370 サポートプログラム、400 デバイス、SYS 制御システム。

Claims (17)

  1. 制御対象を制御する制御装置に接続される情報処理システムであって、
    前記制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、前記1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイスと、
    前記ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段とを備える、情報処理システム。
  2. 前記統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成した前記グラフおよび図の少なくとも一方を表示するための分析手段をさらに備える、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記統計情報に基づいて、前記1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、前記改善情報を提示するための提示手段をさらに備える、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記改善情報に従って前記1以上の画面の構成を更新するための更新手段をさらに備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記ユーザインターフェイスは、前記1以上の画面へのタッチ操作を受け付け可能であり、
    前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトの周囲領域において前記タッチ操作が行なわれた位置の分布を示す、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  6. 前記ユーザインターフェイスは、前記1以上の画面へのタッチ操作を受け付け可能であり、
    前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトの周囲領域において前記タッチ操作が行なわれた位置の分布を示し、
    前記改善情報は、前記周囲領域に含まれる複数の区域のうち前記タッチ操作の行なわれた頻度が基準値を超える区域の方向に前記対象オブジェクトを拡大することを示す、請求項3または4に記載の情報処理システム。
  7. 前記1以上の画面は複数の画面を含み、
    前記統計情報は、前記複数の画面の各々の表示頻度を示す、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  8. 前記1以上の画面は複数の画面を含み、
    前記統計情報は、前記複数の画面の各々の表示頻度を示し、
    前記改善情報は、前記複数の画面のうち前記表示頻度が基準値を超える画面を呼び出すためのショートカットボタンを前記1以上の画面に追加することを示す、請求項3または4に記載の情報処理システム。
  9. 前記1以上の画面は、第1画面、第2画面および第3画面を含み、
    前記統計情報は、前記第1画面、前記第2画面および前記第3画面の順に画面遷移するときの前記第2画面の表示時間の分布を示す、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  10. 前記1以上の画面は、第1画面、第2画面および第3画面を含み、
    前記統計情報は、前記第1画面、前記第2画面および前記第3画面の順に画面遷移するときの前記第2画面の表示時間の分布を示し、
    前記提示手段は、前記表示時間が所定時間未満である割合が基準値を超える場合に前記改善情報を生成し、
    前記改善情報は、前記第1画面に前記第3画面へ遷移するための遷移ボタンを配置することを示す、請求項3または4に記載の情報処理システム。
  11. 前記統計情報は、前記1以上の画面のうちの1つの画面に配置された複数のオブジェクトの操作順序ごとの頻度を示す、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  12. 前記統計情報は、前記1以上の画面のうちの1つの画面に配置された複数のオブジェクトの操作順序ごとの頻度を示し、
    前記改善情報は、前記頻度が最も高い操作順序に従って前記複数のオブジェクトを並び替えることを示す、請求項3または4に記載の情報処理システム。
  13. 前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトに対する操作頻度を示す、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  14. 前記統計情報は、前記1以上の画面に配置された対象オブジェクトに対する操作頻度を示し、
    前記提示手段は、前記操作頻度が基準値未満である場合に前記改善情報を生成し、
    前記改善情報は、前記対象オブジェクトを削除することを示す、請求項3または4に記載の情報処理システム。
  15. 制御対象を制御する制御装置に接続されるプログラマブル表示器であって、
    前記制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、前記1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイスと、
    前記ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段とを備える、プログラマブル表示器。
  16. 前記統計情報に基づいて、前記1以上の画面の構成に対する改善情報を生成し、前記改善情報を提示するための提示手段と、
    前記改善情報に従って前記1以上の画面の構成を更新するための更新手段とをさらに備える、請求項15に記載のプログラマブル表示器。
  17. 制御対象を制御する制御装置に接続されるプログラマブル表示器と通信可能な情報処理装置であって、
    前記プログラマブル表示器は、
    前記制御装置に関連する情報を含む1以上の画面を表示し、前記1以上の画面に対する操作を受けるユーザインターフェイスと、
    前記ユーザインターフェイスの動作に関する統計情報を収集するための収集手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    表示部と、
    前記統計情報を分析することにより予め定められた形式のグラフおよび図の少なくとも一方を作成し、作成した前記グラフおよび図の少なくとも一方を前記表示部に表示するための分析手段とを備える、情報処理装置。
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