JP2011018085A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望のアイコンを探す時間を短縮して操作性を向上させることができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を表示するよう制御する表示制御手段と、ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、前記表示制御手段は、前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ノートパソコン(以下、ノートPCと称する)等の情報処理装置に関する。
近年、ノートPCは、多機能化が進んでいるが、多機能化により操作性が損なわれないように様々な操作性向上アイデアが提案されている。例えば、マイクロソフト社のオペレーティングシステム(OS)であるウインドウズ(マイクロソフト社の登録商標)には、タスクバー機能が搭載されている。タスクバーは、ノートPCの表示画面の隅に表示されたバー状の領域であり、その領域内に所定の機能をワンタッチで起動したり、所定のアプリケーションソフトウェアをワンタッチで起動したりするためのアイコンが表示されているものである。ユーザーは、タスクバー内のアイコンを選択することで、所望のアプリケーションソフトウェアを起動することができる。タスクバーには、ユーザーが任意にアイコンを登録することができるが、登録したいアイコンがタスクバーの領域に収まらない場合はタスクバーを複数段表示させることで、多数のアイコンを登録することができる。
しかし、上記のようなタスクバー方式のユーザーインターフェース(UI)では、タスクバーを複数段表示させると、ノートPCの表示画面におけるタスクバー以外の表示領域が圧迫されてしまう。
特許文献1は、タスクバーの表示領域を一段のままとし、複数のタスクバーの内容を回転表示する構成を開示している。
特開2002−259009号公報
しかしながら特許文献1が開示する構成では、登録アイコンの数が増えてタスクバーの数が増えると、所望のアイコンを探すためのタスクバーの回転操作の回数が増え、所望のアイコンを見つけるまでに時間がかかり、操作性が低下してしまうという問題があった。
本発明の目的は、所望のアイコンを探す時間を短縮して操作性を向上させることができる情報処理装置を提供することである。
本発明の情報処理装置は、所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を表示するよう制御する表示制御手段と、ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、前記表示制御手段は、前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御するものである。
本発明によれば、所望のアイコンを探す時間を短縮して操作性を向上させることができる。
本実施の形態にかかる情報処理装置の斜視図 情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図 第1の筐体およびその近傍の平面図 タスクバーの表示の遷移を示す模式図 タスクバーに表示されるウインドウの伸縮動作を説明するための模式図 タスクバーに複数のウインドウが表示された状態を示す模式図 タスクバーに複数のウインドウが表示された状態を示す模式図 タスクバーに表示されるウインドウの伸縮動作を説明するための模式図 タスクバーに表示されるアイコンの階層表示を示す模式図 タスクバーに表示されるアイコンのスクロール表示を示す模式図 タスクバーに状態表示を行った際の表示形態を示す模式図 メインディスプレイとサブディスプレイとの連動表示状態を示す模式図 メインディスプレイとサブディスプレイとの連動表示状態を示す模式図 アプリケーションソフトウェアに連動したタスクバーの表示形態を示す模式図 テレビ会議システムに連動したタスクバーの表示形態を示す模式図 テレビ会議システムに連動したタスクバーの表示形態を示す模式図 第1の筐体およびその近傍の平面図 メニューバーの表示の遷移を示す模式図 メニューバーの表示の階層を示す模式図 メニューバーの表示の遷移を示す模式図 第1の筐体およびその近傍の平面図 表示パネルにメニューバー(基本メニュー)を表示させている状態を示す平面図 表示パネルにメニューバー(応用メニュー)を表示させている状態を示す平面図 表示パネルにメニューバー(カスタマイズメニュー)を表示させている状態を示す平面図 表示パネルに場所種メニューを表示させている状態を示す平面図 場所種の選択操作に伴う制御フローを示すフローチャート 設定情報ウインドウを表示させている状態を示す平面図 設定情報ウインドウを表示させている状態を示す平面図 設定情報ウインドウを表示させている状態を示す平面図 設定情報ウインドウを表示させている状態を示す平面図 設定情報ウインドウを表示させている状態を示す平面図 詳細設定ウインドウを表示させている状態を示す平面図 実施の形態における情報処理装置の一例であるノートPCの外観を示す斜視図 ノートPCの平面図 ノートPCの内部構造を示すブロック図 ツールバーの表示の遷移を示す模式図 ツールバーに表示されるウインドウの伸縮動作を説明するための模式図 ツールバーに複数のウインドウが表示された状態を示す模式図 ツールバーに複数のウインドウが表示された状態を示す模式図 ツールバーに表示されるウインドウの伸縮動作を説明するための模式図 ツールバーに表示されるアイコンの階層表示を示す模式図 ツールバーに表示されるアイコンのスクロール表示を示す模式図 ツールバーに状態表示を行った際の表示形態を示す模式図 メインディスプレイとサブディスプレイとの連動表示状態を示す模式図 メインディスプレイとサブディスプレイとの連動表示状態を示す模式図 アプリケーションソフトウェアに連動したツールバーの表示形態を示す模式図 テレビ会議システムに連動したツールバーの表示形態を示す模式図 テレビ会議システムに連動したツールバーの表示形態を示す模式図 メニューバーの表示形態の遷移を示す模式図 メニューバーの表示形態の遷移を示す模式図 メニューバーの表示形態の遷移を示す模式図
本発明の情報処理装置は、所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を表示するよう制御する表示制御手段と、ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、前記表示制御手段は、前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御するものである。
本発明の情報処理装置は、上記構成を基本として、以下のような態様をとることができる。
本発明の情報処理装置は、前記表示手段を配した第2筐体と、前記第2筐体を回動自在に開閉する回動軸を介して第1筐体とを備え、前記操作手段は、前記第1筐体における前記回動軸近傍に配置される構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記操作手段は、前記アイコン表示領域が表示する前記複数のアイコンに対応する位置においてそれぞれの操作を受け付ける構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記操作手段は、前記複数のアイコンの配列方向における少なくともいずれか一方の端部に、前記アイコン表示領域を前記画面上に表示または非表示を指示する指示部を備える構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記グループ化された前記複数のアイコンの内1つのアイコンを選択した時、前記表示制御手段は、前記1つのアイコンに関連する複数の関連アイコンが、当該1つのアイコンに隣接して前記アイコン表示領域に伸長表示するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置は、前記グループ化された複数のアイコンを複数種類備え、前記表示制御手段は前記アイコン表示領域に表示するグループを選択表示する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記複数のアイコンは、前記ユーザーが前記操作手段を操作する操作環境を特定し、前記操作環境に応じたプロファイルを前記表示手段に表示するプロファイル切替手段である構成とすることができる。
本発明の情報処理装置は、視認信号を表示する表示装置を配した第2筐体と、前記表示装置に表示する信号を入力する信号入力部を配した第1筐体と、前記第2筐体を前記第1筐体に対し開閉自在に軸支する回動軸とをさらに備え、前記プロファイル切替手段は、前記複数のプロファイルに対応する複数のアイコンであり、前記表示装置における前記回動軸近傍に、前記複数のアイコンを一列に表示するアイコン表示領域と、前記アイコン表示領域に表示される複数のアイコンの位置に対応し、前記第2筐体における前記信号入力部と前記回動軸との間に配置される接触操作部とを備える構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、複数の前記アイコンは、階層構造を有する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、複数の前記アイコンが階層構造を有する場合、上層のアイコンに所定のマークを表示するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、複数の前記アイコンのうち一部のアイコンのみ表示可能な場合は、前記アイコン表示領域をスクロール表示可能とした構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記アイコン表示領域を短縮させた際、当該アイコン表示領域に表示されているアイコンの大きさを縮小するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記アイコンに可変可能な設定情報を表示するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記設定情報の設定内容を変更可能なアイコンを表示するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により任意のアイコンが操作された際、操作された前記アイコンに関連する他のアイコンを表示するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により任意のアプリケーションソフトウェアを起動するよう操作された際、前記アプリケーションソフトウェアに関連したアイコンを表示するよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記アイコン表示領域に表示されるアイコンは、任意に変更可能である構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により任意のアイコンが所定時間連続的に操作された時、前記任意のアイコンを他のアイコン上にドラッグ操作が可能な状態にするよう制御する構成とすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記表示手段に対して独立した第2の表示手段に前記アイコン表示領域が表示され、前記第2の表示手段は、前記操作手段に重畳配置される構成とすることができる。
(実施の形態1)
〔1.情報処理装置の構成〕
図1は、本実施の形態における情報処理装置の一例であるノートPCの外観を示す斜視図である。
図1において、ノートPCは、中央演算処理装置やハードディスクドライブなどを内蔵した第1の筐体1と、ディスプレイ4を備えた第2の筐体2とを備えている。第1の筐体1と第2の筐体2とは、互いにヒンジ部3によって矢印Zまたはその逆方向に回動可能に支持されている。ヒンジ部3は、第1の筐体1と第2の筐体2とを互いに回動可能に支持する回動軸を備えている。第1の筐体1の上面1aには、キーボード6、ポインティングデバイス7などの各種操作手段が配されている。第1の筐体1の上面1aには、操作領域50を有する。操作領域50は、第1の筐体1の上面1aの一部を指しており、当該領域と重なる第1の筐体1内にはタッチセンサー53(後述)を備えている。ユーザーが操作領域50を指等で触れることにより、タッチセンサー53(後述)が指等の接触状態を検出することができる。具体的には、タッチセンサー53(後述)は、格子状に配された複数のマトリクススイッチを備え、ユーザーが指等で触れた部分のみのマトリクススイッチがオンとなるように構成されている。
なお、本実施の形態における「操作領域」とは、第1の筐体1の表面の一部を指しているだけでなく、操作領域50に重なるように第1の筐体1に内蔵されているタッチセンサー53(後述)を含むものとする。したがって、「操作領域を操作」という記載は、ユーザーにより第1の筐体1における操作領域に相当する部分が押圧操作されたことと、その押圧操作によりタッチセンサー53が部分的にオンになり押圧操作を検出することを含んでいる。
また、操作領域50は、第1の筐体1の上面1aと面一である形状に限らず、例えば円弧状に上面1aから突出、または上面1aから陥没した形状であってもよい。操作領域50を上面1aから突出した形状とする場合は、操作領域50の突出量は、第2の筐体2を第1の筐体1に対して閉じた状態にした時に、操作領域50と第2の筐体2またはディスプレイ4に干渉しない程度とすることが好ましい。
図2は、本実施の形態のノートPCのハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態のノートPCのハードウェア構成は、中央演算処理装置(CPU)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、インターフェース15、操作部16、ネットワークインターフェース17、電源制御部18、音声出力制御部20、表示制御部41、および操作検出部54が、バス10によって互いに通信可能に構成されている。
CPU11は、ノートPC内の各部を制御する装置であり、具体的にはRAM12に一時的に格納されたデータを処理する装置である。ROM13は、BIOS(Basic Input Output System)の情報などが格納されている。なお、CPU11、RAM12、ROM13は、本発明の制御手段の一例である。
HDD14は、オペレーティングシステム(OS)に含まれる各種データや、ユーザーにより生成されたデータを、例えばファイル形式で保存している。なお、本実施の形態ではHDD14を備えているが、少なくともデータをファイル形式で保存することができれば、半導体メモリーなど他の形態の記録媒体で構成してもよい。
インターフェース15は、ノートPCと外部機器とを接続するために使用するものであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠したポートや、ヘッドホン端子などを備えている。
操作部16は、キーボード6、ポインティングデバイス7を備えている。キーボード6は、各種文字を入力可能な複数のキーで構成されている。ポインティングデバイス7は、図1に示すように例えば四角形の操作面を有し、操作面の下部には操作面が指などで操作されたことを検出可能なセンサーを備えている。ユーザーは、指などで操作面を押圧して、押圧した状態のまま指を操作面の面方向(任意の方向)へ移動させることで、表示パネル42に表示されるカーソルを任意の位置へ移動させる操作を行うことができる(以下、この操作をスライド操作と称する)。
ネットワークインターフェース17は、ノートPCをネットワークに接続することができる端子である。ネットワークインターフェース17は、例えばLAN(Local Area Network)に接続可能なLANポートや、外部ネットワークに直接接続可能なモデムポートを備えている。ネットワークインターフェース17は、LANケーブル等による有線接続に限らず、無線によりLANに接続可能な通信装置であってもよい。
電源制御部18は、バッテリー19から供給される電力をノートPC内の各部へ供給するものである。なお、本実施の形態のノートPCは、バッテリー19から供給される電力で駆動する構成に限らず、商用電源から供給される電力により駆動する構成を備えていてもよい。
音声出力制御部20は、例えばCPU11からの命令により、スピーカー21から音声を出力するよう制御する。音声出力制御部20が出力制御可能な音声は、例えば、OSにおいて設定されているアプリケーションプログラムの起動音、エラー発生時の警告音、音声ファイルや動画ファイルを実行した時に再生される音声などがある。音声出力制御部20は、所定の操作を行い、OSに含まれている音声設定画面をディスプレイ4に表示させ、音声設定画面において設定されている内容を変更することにより、スピーカー21から出力される音声のボリュームを調整したり、スピーカー21からの音声出力を中止したりすることができる。
スピーカー21は、ノートPCに内蔵されている。スピーカー21は、ノートPCに内蔵されているスピーカーに限らず、ノートPCに外部接続されたスピーカーであってもよい。
ディスプレイ4は、表示制御部41と表示パネル42とを備えている。
表示制御部41は、CPU11及びRAM12で処理されて生成された画像データを表示パネル42に表示可能な画像信号に変換し、変換した画像信号に基づく画像を表示パネル42に表示するよう制御する。表示制御部41は、表示パネル42における有効表示エリアの輝度やコントラスト等を調整することができる。有効表示エリアの輝度やコントラスト等は、OSに含まれている表示調整を行うためのソフトウェアを起動し、輝度等のパラメータを変更することにより調整することができる。表示制御部41は、例えば輝度のパラメータが変更されると、表示パネル42におけるバックライト(例えば表示パネル42が液晶ディスプレイパネルである場合)の輝度を調整するよう制御する。これにより、ユーザーは、表示調整ソフトウェアを起動してパラメータを変更することで、任意の表示内容に調整することができる。
表示パネル42は、例えば10〜14インチ程度の液晶ディスプレイパネルで構成されている。なお、表示パネル42は、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなどのように、少なくとも画像を表示可能な表示パネルであればよい。
タッチセンサー53は、第1の筐体1における操作領域50(図1参照)に配されている。タッチセンサー53は、第1の筐体1の上面1aにおける操作領域50(以下、操作面と称する)を指などで押圧操作することで、任意の操作を行うことができるように構成されている。具体的には、タッチセンサー53は、格子状に配された複数のマトリクススイッチを備え、操作面における任意の位置を指などで押圧することで、その位置のマトリクススイッチがオフからオンに切り替わるように構成されている(マトリクススイッチは、操作面が押圧されていない時は常時オフ状態)。オフからオンに切り替わったマトリクススイッチの位置情報(座標)を取り出すことで、タッチセンサー53における任意の位置が押圧操作されたことを検出することができる。なお、タッチセンサー53としては、抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式などがあるが、いずれを搭載してもよい。
操作検出部54は、タッチセンサー53におけるマトリクススイッチのオン/オフ状態に基づき、押圧操作された位置の情報(座標)を生成する。また、操作検出部54は、生成した位置情報をCPU11に送る。なお、タッチセンサー53及び操作検出部54は、本発明の領域選択手段の一例である。
以下、情報処理装置の基本動作について説明する。
ユーザーにより電源スイッチ(不図示)が操作されると、電源制御部18はバッテリー19から電力を引き込み、ノートPC内の各部へ供給する。次に、CPU11は、ROM13からBIOS情報を読み出し、次にHDD14に格納されているOSのファイルを読み出して、起動処理を行う。起動処理を行っている間、表示制御部41は、表示パネル42に起動画面を表示するよう制御する。ノートPCの起動処理が完了した状態では、表示パネル42には、各種アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンなどが表示されている。また、表示パネル52には、後述するタスクバーが表示されている。
ノートPCの起動後、ユーザーによりキーボード6が操作されると、CPU11は、キーボード6に配された複数のキーのうち操作されたキーを検出し、操作されたキーに対応した文字をディスプレイ4の表示パネル42に表示するよう表示制御部41に命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に文字を表示するよう制御する。また、ユーザーによりポインティングデバイス7が操作されると、ポインティングデバイス7は、操作面におけるユーザーにより押圧操作された位置の情報を出力する。CPU11は、ポインティングデバイス7から出力される位置情報に基づき、表示パネル42に表示されているカーソルを移動する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示されているカーソルを任意の位置に移動させるよう制御する。
一方、タッチセンサー53は、ユーザーの指等による押圧操作を受け付ける。操作検出部54は、タッチセンサー53の操作内容により、クリック操作、ダブルクリック操作、ドラッグ操作、ドロップ操作を検出することができる。クリック操作は、タッチセンサー53における任意の操作領域を短時間(例えば1秒以下)押圧する操作である。ダブルクリック操作は、クリック操作を断続的に2回行う操作である。ドラッグ操作は、タッチセンサー53における任意の操作領域を押圧操作し、操作領域を押圧したまま指をタッチセンサー53の操作面方向にスライドさせる操作である。ドロップ操作は、ドラッグ操作後に指をタッチセンサー53から離間する操作である。
〔2.タッチセンサーによるノートPCの操作〕
図3は、本実施の形態におけるノートPCの平面図であり、主に第1の筐体1の上面1aの構成を示している。
図3に示すように、操作領域50は、略長方形を成している。操作領域50は、長辺が短辺よりも大幅に長い形状である。操作領域50は、その長手方向が第1の筐体1における長辺に略平行となるように配されている。なお、操作領域50は、第1の筐体1の上面1aの一部を指しており、第1の筐体1の内側にタッチセンサー53(図2参照)が配されている領域を指している。すなわち、ユーザーが操作領域50内の少なくとも一部を押圧操作することにより、タッチセンサー53(図2参照)に含まれるマトリクススイッチがオフからオンに切り替わる。
操作領域50は、タッチセンサー53(図2参照)がユーザーによる押圧操作を検出可能な領域を指している。本実施の形態では、操作領域50の長手方向両端に円形マーク51a及び51bを備えたことにより、円形マーク51a及び51bの近傍の領域、および円形マーク51a及び51bに挟まれた領域が操作領域50であることを、ユーザーに知らしめることができる。
なお、操作領域50は、本実施の形態では第1の筐体1の外観に現れない領域としたが、図3に示す破線を実際に第1の筐体1に実線で記載したり、第1の筐体1の上面1aにおける操作領域50に相当する領域を着色したりする構成とすることができる。このような構成とすることにより、ユーザーが、操作領域50の位置を容易に把握することができ、操作性を向上することができる。
操作領域50は、第1の領域50a、第2の領域50b、第3の領域50cを含む。第1の領域50a、第2の領域50bにおける操作面には、それぞれ円形マーク51a,51bが記載されている。円形マーク51a及び51bは、ユーザーがメニューバー(後述)を表示させるための操作を行う際、第1の領域50aまたは第2の領域50bの位置をユーザーに知らしめるためのマークである。第3の領域50cにおける操作面には、本実施の形態ではマーク等は記載していないが、操作領域であることをユーザーに知らしめるためのマーク等を記載することが好ましい。
第1の領域50a及び第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、それぞれ同一機能が割り当てられている。具体的には、第1の領域50a及び第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、ディスプレイ4にメニューバー(後述)を表示する機能、およびメニューバーの表示を切り替える機能が割り当てられている。第1の領域50a及び第2の領域50bのマトリクススイッチにそれぞれ同一機能を割り当てることにより、ユーザーがメニューバーを表示させるための操作、およびメニューバーの表示を切り替える操作を行う際の操作性を向上することができる。例えば、ユーザーが第1の筐体1の左端(図3に示す第1の筐体1の図示向かって左端)を左手で把持している時、右手の指で第2の領域50bを押圧操作することができる。また、ユーザーが第1の筐体1の右端を右手で把持している時、左手の指で第1の領域50aを押圧操作することができる。よって、メニューバーを表示させる操作を行う際、指や手の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。さらには、ユーザーの利き手に関わらず、メニューバーを表示させる操作を行う際の指や手の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。
なお、第1の領域50aまたは第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、同一機能を割り当てることに限らず、異なる機能を割り当ててもよい。例えば、第1の領域50aを押圧操作することで、各種アプリケーションプログラムにおける命令の実行を指示可能とし、第2の領域50bを押圧操作することで、各種アプリケーションプログラムにおける実行のキャンセル指示やサブメニューの表示指示を可能としてもよい。
また、メニューバー(後述)を表示するための操作領域は、第1の領域50a及び第2の領域50bのうち、少なくともいずれか一方であればよい。また、マーク51a,51bの表記は、第1の領域50aまたは第2の領域50bを備えるのに合わせて、少なくともいずれか一方であればよい。
第3の領域50cは、ディスプレイ4にメニューバー(後述)が表示されている状態において、メニューバー内の各種操作を行うことができる領域である。具体的な操作方法については後述する。
〔3.メニューバーの表示動作〕
図1及び図2に示すように、操作領域50は、ノートPCの第1の筐体1において一次元方向に長手方向を有する帯状のタッチセンサーを備えている。
なお、本実施の形態では、操作領域50は、第1の筐体1上における第2の筐体2に近い位置に配されている。この位置に配置することで、操作領域50をディスプレイ4の近傍に配置することができ、ディスプレイ4に表示されたタスクバー200に対応したダイレクトな操作を実現することができる。
また、操作領域50は、キーボード6に対して第2の筐体2側の位置に配置したことにより、ユーザーが通常の姿勢でキーボード6やポインティングデバイス7を操作する際の手や腕の位置から操作領域50を離すことができるので、不意にユーザーの手や腕が操作領域50に触れにくく、操作領域50の誤操作を防止することができる。
また、操作領域50は、第1の筐体1においてキーボード6などが配された上面1aに配置したことにより、ディスプレイ4、操作領域50、およびキーボード6間の視線移動が少なくてすむため、表示内容を容易に視認することができる。また、操作領域50を操作する際に、キーボード6などからの指の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。
〔3−1.タスクバーの表示制御〕
図3に示すように、ディスプレイ4には、タスクバー200を表示することができる。タスクバー200は、ディスプレイ4における下辺(略四角形のディスプレイ4の4辺のうち第1の筐体1に最も近い辺)近傍に表示されている。タスクバー200は、ノートPCにおける各種機能を動作させたり、ノートPCにインストールされているアプリケーションソフトウェアを起動させたりするためのアイコンが表示される領域である。タスクバー200に表示されるアイコンは、予め、各種機能やアプリケーションソフトウェアなどの起動ファイルを起動できるコマンドと関連付けされている。ユーザーは、タスクバー200に表示されたアイコンを、操作領域50を操作して選択することで、所望の機能やアプリケーションソフトウェアなどを起動することができる。なお、本実施の形態におけるタスクバー200は、アイコンなどが表示された特定の領域を指す帯状の表示領域の一例であり、同様の機能を有するものであれば、呼称が異なっても本実施の形態の「タスクバー」の範囲に含むものとする。
図4は、ディスプレイ4に表示されるタスクバー200の表示内容を示す模式図である。本実施の形態では、4本のタスクバー201,202,203,204を切り換えて表示可能な構成とした。第1のタスクバー201は、キーボード6のファンクションキーに相当する機能が割り当てられている。第2のタスクバー202は、インターネットブラウザソフトなどの各種アプリケーションソフトウェアを起動可能なアイコンが割り当てられている。第3のタスクバー203は、ノートPCの各種設定などを行うことができる機能などが割り当てられている。第4のタスクバー204は、テレビ会議システムを実行可能である。
なお、図4に示す例では、4本のタスクバー201〜204を切り換えて表示することができる例を示しているが、タスクバーの本数は4本に限らない。勿論、1本のタスクバーであっても表示することができ、5本以上であっても表示することができるが、タスクバーの本数が多すぎると、ユーザーにおいて所望のアイコンを探すのに時間や手間を要するため、図4に示すように4本程度が操作性を低下せず好ましい。また、本実施の形態における各タスクバーに登録されている機能やアプリケーションソフトウェアは一例である。また、図中の矢印Cは、タスクバー201〜204の遷移方向を示しているが、矢印Cに示す方向の逆方向に表示を遷移する構成としてもよい。
タスクバー201〜204は、それぞれタスクバーマーク200aと機能アイコン表示部200bとを有する。タスクバーマーク200aは、各タスクバー201〜204の種類を表すマークである。タスクバーマーク200aに対応する操作領域50である第1の領域50a(図3参照)を操作することにより、タスクバーの表示を順次切り換える操作を行うことができる。例えば、現在、ディスプレイ4に第1のタスクバー201が表示されている状態において、ユーザーが第1の領域50aを1回クリック操作すると、ディスプレイ4におけるタスクバー200の表示が第1のタスクバー201から第2のタスクバー202に切り換えられる。以降、第1の領域50aを1回クリック操作する毎に、ディスプレイ4の表示が、第3のタスクバー203、第4のタスクバー204、第1のタスクバー201、第2のタスクバー202、・・・と順次切り換えて表示される。
なお、タスクバー200の表示の切り換えは、第1の領域50aを図3に示す矢印AまたはBに示す方向にスライド操作することでも、実行することができる。例えば、ディスプレイ4に第1のタスクバー201が表示されている状態において、第1の領域50aを矢印Aに示す方向へスライド操作すると、第1のタスクバー201から第2のタスクバー202に表示が切り換えられる。また、ディスプレイ4に第2のタスクバー202が表示されている状態において、第1の領域50aを矢印Bに示す方向へスライド操作すると、第2のタスクバー202から第1のタスクバー201に表示が切り換えられる。
また、タスクバー200は、現在選択されているタスクバーの内容を表す文字や図形を表示している。例えば、第1のタスクバー201が表示されている場合は、通常キーボード6に備わるファンクションキーに相当する機能が割り当てられているので、タスクバーマーク200aには「Fn」の文字が表示されている。
また、タスクバーマーク200aは、現在選択されているタスクバーの通し番号と、登録されているタスクバーの全本数とを表示する構成としてもよい。図4に示す例の場合、第1のタスクバー201が表示されている場合は、タスクバーマーク200aに分数「1/4」を表示し、第2のタスクバー202が表示されている場合は、タスクバーマーク200aに分数「2/4」を表示する。この表示形態は、分子がタスクバーのページ番号で、分母がタスクバーの全本数を表している。このような構成とすることで、タスクバーの起点を容易に把握することができる。また、タスクバーのページ番号の表示は数値表示に限らず、アイコンで表示してもよい。
また、機能アイコン表示部200bは、各タスクバーに登録されているアイコンを表示する領域である。例えば、第1のタスクバー201の場合は、通常キーボード6に搭載されているファンクションキーに相当する「F1」や「F2」などのアイコンが機能アイコン表示部200bに表示されている。前述のように、ユーザーが第1の領域50aを操作してタスクバー200の表示が切り替わると、機能アイコン表示部200bに表示されるアイコンも切り替わる。
ユーザーは、機能アイコン表示部200bに表示されているアイコンの中から所望のアイコンをクリック操作することで、クリック操作されたアイコンに関連付けされた機能を実行したり、アプリケーションソフトウェアを起動したりすることができる。アイコンが操作されて実行される機能やアプリケーションソフトウェアに関する表示は、ディスプレイ4において行われる。例えば、第2のタスクバー202におけるインターネットアイコン202aをクリック操作すると、CPU11は、HDD14からインターネットブラウザソフトウェアのファイルを読み出して実行する。次に、ディスプレイ4の表示制御部41は、表示パネル42にブラウザ画面を表示するよう制御する。
〔3−2.ウインドウの伸縮表示〕
前項では、タスクバー200の機能アイコン表示部200bに表示されているアイコンに対応する操作領域50がクリック操作されると、各種機能やアプリケーションソフトウェアが起動する構成について説明したが、アイコンが階層構造を有する場合は、タスクバー200内に下層のウインドウを表示する。なお、本実施の形態におけるウインドウは、タスクバー200内に表示され、アイコンなどが表示された特定の領域を指す窓状の表示領域の一例であり、同様の機能を有するものであれば、呼称が異なっても本実施の形態の「ウインドウ」の範囲に含むものとする。
図5(a)は、タスクバー200内にウインドウが表示された状態を示す。図5(a)は、例えば第4のタスクバー204(テレビ会議システムのタスクバー)のメンバーアイコン204a(図4参照)に対応する操作領域50をクリック操作した際に表示される状態を示す。図5(a)に示すように、メンバーアイコン204a(図4参照)に対応する操作領域50をクリック操作すると、第4のタスクバー204に表示されていたメンバーアイコン204aが消去され、ウインドウ211が表示される。ウインドウ211は、アイコン211aを含む。アイコン211aは、メンバーアイコン204aの下層の情報である。本実施の形態では、テレビ会議システムに接続中のメンバー、あるいはテレビ会議システムに接続可能な状態にあるメンバーの情報を、アイコン211aで表示する。アイコン211aに含まれるメンバーの情報は、本実施の形態ではメンバーの顔画像及び名前としたが、これは一例である。
なお、メンバーアイコン204aをクリック操作した時に最初に表示されるウインドウ211のサイズは任意であるが、図5(a)に示すように表示されたウインドウ211のサイズに対して、ウインドウ211内に表示すべきアイコンの数が多く、全てのアイコンを同時に表示することができない場合は、一部のアイコンのみを表示し、スクロールバー211cを同時に表示する構成とすることができる。
また、ウインドウ211に表示されるアイコンの順番は、所定の優先順位に基づいて配列されている。「所定の優先順位」は、例えば、図示のようにテレビ会議システムの場合は、システムに接続しているメンバーの名前を五十音順に並べた順番でもよいし、システムに接続した順番でもよい。また、アイコンの使用頻度を監視し、常に使用頻度が高い順番に並ぶように自動整列する表示としてもよく、このような表示とすることで使い勝手を向上させることができる。
また、ウインドウ211の長手方向端部には、ドラッグ領域211bを有する。ユーザーは、ドラッグ領域211bに対応する操作領域50を指などで押圧し、押圧したまま図3に示す矢印Dに示す方向へドラッグ操作を行うことで、図5(b)に示すようにウインドウ211を矢印Dに示す方向へ伸長することができる。
なお、ウインドウ211内のアイコン211aのサイズは、ウインドウ211の伸長前(図5(a))と伸長後(図5(b))とで変わらず、ウインドウ211内に表示されるアイコン211aの数が増える状態になる。また、第4のタスクバー204においてウインドウ211の隣に表示されている他のアイコン212は、ウインドウ211の矢印Dに示す方向への伸長に伴って、矢印Dに示す方向へ移動する。
また、ウインドウ211は、図5(b)に示す状態からドラッグ領域211bに対応する操作領域50が矢印Dに示す方向にドラッグ操作されることで、図5(c)に示すようにさらに矢印Dに示す方向へ伸長することができる。この時、第4のタスクバー204に表示されている他のアイコン212は、さらに矢印Dに示す方向へ移動する。図5(c)に示すように、ウインドウ211の伸長に伴って、アイコン212の一部が第4のタスクバー204に表示できなくなった場合は、アイコン212のうち表示可能なアイコンのみ表示し、第4のタスクバー204内にスクロールバー(不図示)を表示することで、表示できなくなったアイコン212を表示するように操作することができる。なお、ウインドウを伸長するなどしてタスクバー内に表示できなくなったアイコンは、タスクバーの端部(例えば右端)において、タスクバーの長手方向のサイズを圧縮して表示する構成としてもよい。このような表示とすることで、スクロールバーを表示及び操作しなくても、表示できなくなったアイコンの存在を把握することができる。
また、ドラッグ領域211bに対応する操作領域50を矢印Eに示す方向へドラッグ操作することで、ウインドウ211を短縮することもできる。つまり、ユーザーは、ドラッグ領域211bに対応する操作領域50をドラッグ操作して、ドラッグ領域211bを任意の位置へ移動させることにより、ウインドウ211を任意のサイズに調整することができる。
また、例えばドラッグ領域211bに対応する操作領域50をダブルクリック操作することで、ウインドウ211を図4に示すアイコン表示に戻すことができる。
図6は、2個のウインドウがタスクバー200に同時に表示されている状態を示す。図6に示すように、タスクバー200に表示することができるウインドウは1個に限らず、複数のウインドウを表示することもできる。図6に示す例は、図4における第4のタスクバー204内のメンバーアイコン204aに対応する操作領域50をクリックしてウインドウ211を開き、ファイルアイコン204bに対応する操作領域50をクリックしてウインドウ213を開いた状態を示す。ウインドウ213には、例えばテレビ会議システムに接続している他のメンバーに公開することが可能な文書やデータなどのファイルのアイコンが表示されている。
このような表示においても、ドラッグ領域211bに対応する操作領域50を矢印Dに示す方向または矢印Eに示す方向へドラッグ操作することで、ウインドウ211を任意のサイズに調整することができる。また、ドラッグ領域213bに対応する操作領域50を矢印Dに示す方向または矢印Eに示す方向へドラッグ操作することで、ウインドウ213を任意のサイズに調整することができる。
なお、タスクバー200に同時に表示可能なウインドウの数は、図5に示すような1個や図6に示すような2個に限らず、3個以上の同時表示も可能である。
図7は、タスクバー200に4個のウインドウ211,213,214,215を同時に表示させた状態を示す。図7において、ウインドウ214は、図4に示す時間アイコン204cに対応する操作領域50をクリック操作することで表示されたウインドウである。ウインドウ215は、図4に示すツールアイコン204dに対応する操作領域50をクリック操作することで表示されたウインドウである。ウインドウ214及び215は、他のウインドウと同様にウインドウサイズを可変可能なドラッグ領域214b及び215bを有する(ウインドウサイズ可変操作については説明を省略する)。また、ドラッグ領域214b及び215bに対応する操作領域50をダブルクリック操作することで、ウインドウ214を時間アイコン104cに戻すことができ、ウインドウ215をツールアイコン204dに戻すことができる。
なお、上記構成では、ドラッグ領域に対応する操作領域50がドラッグ操作された際のウインドウ内のアイコンのサイズは変更せず、ウインドウに表示しきれないアイコンは、スクロールバーに対応する操作領域50をドラッグ操作することで表示をスクロールさせた時のみ表示可能とする構成としたが、ウインドウのサイズ変更に伴ってウインドウ内のアイコンのサイズを自動調整する構成としてもよい。
図8(a)〜図8(c)は、ウインドウの短縮時の表示例を示す。
まず、図8(a)に示すように、タスクバー220内に表示されているウインドウ221に、通常のサイズの複数のアイコン221a(本例では6個のアイコン)が表示されている状態において、ドラッグ領域221bに対応する操作領域50(図3参照)を矢印Eに示す方向へドラッグ操作した場合、ウインドウ221が長手方向へ短縮される。この時、図8(a)に示す状態において表示されている全てのアイコン221aが表示されたまま、ウインドウ221内に表示されている全てのアイコン221aのサイズも幅方向(ウインドウの長手方向と同じ方向)へ縮小される。図8(b)は、ウインドウ221を短縮した状態を示す。図8(b)に示す状態では、幅方向のサイズが縮小された6個のアイコン221aが、ウインドウ221の長手方向に並んで表示されている。
また、図8(b)に示す状態からドラッグ領域221bに対応する操作領域50をさらに矢印Eに示す方向へドラッグ操作すると、さらにウインドウ221が長手方向へ短縮される。この時、図8(b)に示す状態において表示されている全てのアイコン221aを表示したまま、ウインドウ221内に表示されている全てのアイコン221aのサイズも幅方向(ウインドウの長手方向と同じ方向)へ縮小される。しかし、ウインドウ221の長手方向のサイズを小さくしすぎると、アイコン221aの幅方向のサイズが小さくなりすぎて、アイコン221aの文字やマークを視認することが困難になる。そこで本実施の形態では、ウインドウ221の長手方向の寸法またはアイコンの幅方向の寸法が所定のサイズ以下になれば、ウインドウ221内においてアイコンを複数段に並べて表示する。図8(c)は、6個のアイコン221aが3個ずつ2段に分けて表示された例である。このような表示とすることで、ウインドウ221が長手方向に短縮されたとしても、ウインドウ221に含まれるアイコンを全て表示することができる。また、アイコンは、縮小後の縦横比が縮小前の縦横比と同等であるため、幅方向にのみ縮小された場合に比べてアイコンの文字やマークの視認性が高い。なお、図8(c)に示す表示形態は一例であり、ウインドウのサイズやアイコンの個数に応じて、例えば3段表示にすることも可能である。
図8(c)に示す状態からドラッグ領域221bに対応する操作領域50を矢印Eの逆方向へドラッグ操作することで、図8(b)あるいは図8(a)に示す表示形態に移行させることができる。
〔3−3.階層表示〕
本実施の形態におけるタスクバー表示では、複数の階層を持たせることができる。
図9(a)〜図9(c)は、複数の階層を有するタスクバーの表示の遷移を示す。まず、図9(a)に示す通常の表示状態(ウインドウ231内に4個のアイコン232が表示されている状態)において、下層に他のアイコンを有するアイコンには階層マーク232aが表示される。下層を有するアイコンの一例としてアイコン232に対応する操作領域50がクリック操作されると、図9(b)に示すように、アイコン232とその隣のアイコンとの間にアイコン232の下層のアイコン群233が表示される。図示の例では、アイコン232の下層に3個のアイコンからなるアイコン群233が存在することを示している。
また、アイコン群233を表示すると、アイコン232における階層マーク232aは、右向き三角表示から左向き三角表示に切り替わる。右向き三角表示は、そのアイコンの下層に他のアイコンが存在することを意味しているため、下層のアイコンが表示されていない状態で表示される。一方、左向き三角表示は、下層のアイコンの表示を消去できることを意味しているため、下層のアイコンが表示されている状態で表示される。階層マーク232aが左向き三角表示の時にアイコン232に対応する操作領域50をクリック操作すると。その下層のアイコン群233の表示を消去し、図9(a)に示す表示に戻すことができる。以下、説明は省略するが、他のアイコンに表示されている階層アイコンについても同様である。
図9(b)に示すように、アイコン群233の中にさらに下層を有するアイコンが存在する場合は(アイコン234)、そのアイコン234に階層マーク234aが表示される。階層マーク234aが付与されたアイコン234に対応する操作領域50をクリック操作すると、図9(c)に示すように、アイコン234の隣にアイコン234の下層のアイコン群235が表示される。図示の例では、アイコン234の下層にさらに3個のアイコンからなるアイコン群235が存在することを示している。アイコン群235に含まれるアイコンの中でさらに下層に他のアイコンを有するアイコンが存在すれば、上記と同様に階層マークが表示される。
図9(c)に示す状態において、例えば、アイコン群235に対応する操作領域50をダブルクリック操作することで、アイコン群235の表示が消去され、図9(b)に示すようにアイコン群235の上層であるアイコン234の表示に戻る。また、図9(b)に示す状態において、例えば、アイコン群233に対応する操作領域50をダブルクリック操作することで、アイコン群233の表示が消去され、図9(a)に示すようにアイコン群233の上層であるアイコン232の表示に戻る。
〔3−4.スクロール表示〕
図9(b)及び図9(c)に示すように、アイコン群に含まれるアイコンの数が3個程度であれば、同図に図示のようにアイコン群に含まれる全てのアイコンを表示することができるが、アイコン群に含まれるアイコンが多い場合は全てのアイコンを同時に表示できない場合がある。
図10(a)〜図10(d)は、アイコン群に含まれるアイコンが多い場合の表示形態を示す。まず、図10(a)に示すように通常の表示状態(ウインドウ241内に4個のアイコン242が表示されている状態)において、下層に他のアイコンを有するアイコンには階層マーク242aが表示される。下層を有するアイコンの一例としてアイコン242に対応する操作領域50をクリック操作すると、図10(b)に示すように、アイコン242とその隣のアイコンとの間にアイコン242の下層のアイコン群243が表示される。図示の例では、アイコン242の下層に10個のアイコンからなるアイコン群243が存在するが、タスクバー240の表示領域の広さの関係で、アイコン群243において同時に表示できるアイコン244の数は4個とした。具体的には、アイコン群243に含まれる10個のアイコンを所定の順序で整列した際の最初の4個のアイコンを表示する。さらに、アイコン244の下方にスクロールバー245を表示する。
ユーザーにおいて、アイコン群243に含まれる全てのアイコン244を選択的に表示及び操作可能な状態するためには、スクロールバー245に対応する操作領域50を、図10(b)に示す位置から矢印Fに示す方向へドラッグ操作を行う。スクロールバー245に対応する操作領域50を矢印Fに示す方向へドラッグ操作すると、アイコン群243の表示領域に表示されているアイコン244が矢印Gに示す方向へ移動される。例えば、スクロールバー245を図10(c)に示す位置まで移動させると、3〜6個目のアイコン244が表示される状態になる。スクロールバー245に対応する操作領域50を図10(c)に示す位置からさらに矢印Fに示す方向へドラッグ操作すると、アイコン群243の表示領域に表示されているアイコン244が矢印Gに示す方向へ移動し、図10(d)に示す状態になる。図10(d)に示す状態では、7〜10個目のアイコン244が表示されている。
また、スクロールバー245が図10(d)に示す位置にある時に、スクロールバー245に対応する操作領域50を矢印Gに示す方向へドラッグ操作すると、アイコン群243に含まれるアイコン244が矢印Fに示す方向へ移動され、例えば図10(c)に示す状態へ移行される。同様に、図10(c)に示す状態からスクロールバー245に対応する操作領域50を矢印Fに示す方向へドラッグ操作することで、図10(b)に示す状態へ移行される。
このように、スクロールバー245に対応する操作領域50を矢印FまたはGに示す方向へドラッグ操作することで、アイコン群243に含まれるアイコン244が矢印GまたはFに示す方向へ移動して表示される。よって、アイコン群243に含まれる全てのアイコンを選択的に表示し、操作可能な状態にすることができる。
〔3−5.設定内容表示〕
上記説明では、タスクバーに表示されるアイコンは、所定の機能やアプリケーションソフトウェアなどを起動させるためのものであり、その機能やアプリケーションソフトウェアを指し示す名称やマークが表記されたものであった。本実施の形態におけるタスクバーにはこのような表示以外に、様々な情報を表示することができる。
図11(a)〜図11(c)は、本実施の形態のタスクバーにおけるアイコンの表示形態を示す。図11(a)に示すように、タスクバー250には、音量調整アイコン251、バックライト調整アイコン252、スリープアイコン253が表示されている。この時、音量調整アイコン251内には、現在の音量レベルの情報251aが表示されている。また、バックライト調整アイコン252内には、現在のディスプレイ4のバックライト(ディスプレイ4が液晶表示パネルを備えている場合)の輝度レベルの情報252aが表示さされている。また、スリープアイコン253は、ノートPCをスリープ状態へ移行させることができるアイコンである。このように、タスクバー250に表示するアイコンに、現在の各種設定状態を表示することで、ユーザーは現在の設定状態を表示する画面を開くことなく、現在の設定状態を即座に把握することができる。
図11(b)は、音量調整時の表示形態を示す。図11(a)に示す状態において、音量調整アイコン251に対応する操作領域50をクリック操作すると、音量調整アイコン251が図11(b)に示す表示形態に切り替えて表示される。図11(b)に示す表示形態では、音量調整を行うことができるプラスボタン251bとマイナスボタン251cとが表示されている。ユーザーがプラスボタン251bに対応する操作領域50をクリック操作する毎に、内蔵スピーカー(不図示)またはヘッドホン端子(図3のインターフェース15に含む)から出力される音声の音量が上昇し、マイナスボタン251cに対応する操作領域50をクリック操作する毎に音量が低下する。なお、プラスボタン251bまたはマイナスボタン251cに対応する操作領域50を操作することで、プラスボタン251bの近傍に表示されている音量インジケータ251dにおけるレベル表示が増減する。ユーザーは、音量インジケータ251dの表示を見て現在の音量設定を確認しながら、音量調整を行うことができる。
また、バックライトの輝度の調整を行う際は、ユーザーは図11(a)におけるバックライト調整アイコン252に対応する操作領域50をクリック操作する。ユーザーによりバックライト調整アイコン252に対応する操作領域50がクリック操作されると、バックライト調整アイコン252が図11(c)に示す表示形態に切り替えて表示される。図11(c)に示す表示形態では、バックライトの輝度調整を行うことができるプラスボタン252bとマイナスボタン252cとが表示されている。ユーザーによりプラスボタン252bに対応する操作領域50がクリック操作される毎に、ディスプレイ4におけるバックライトの輝度が上昇する。ユーザーによりマイナスボタン252cに対応する操作領域50がクリック操作される毎に、ディスプレイ4におけるバックライトの輝度が低下する。なお、プラスボタン252bまたはマイナスボタン252cに対応する操作領域50を操作することで、プラスボタン252bの近傍に表示されている輝度インジケータ252dにおけるレベル表示が増減する。ユーザーは、輝度インジケータ252dの表示を見て現在の輝度設定を確認しながら、輝度調整を行うことができる。
音量の調整方法は、図11(b)に示すプラスボタン251bまたはマイナスボタン251cに対応する操作領域50をクリック操作する方法以外に、操作領域50をドラッグ操作することにより調整する方法がある。図11(d)は、音量調整表示の別の例を示す。図11(a)に示す音量調整アイコン251は、それに対応する操作領域50がクリック操作されると、図11(d)に示す音量調整領域254に表示が切り替わる。図11(d)に示す音量調整領域254は、高さが異なる複数のバー254aを表示している。本実施の形態では、10本のバー254aを表示し、図示左端の低背のバーが最低音量(音量=0)を表し、図示右端の高背のバーが最大音量を表している。複数のバー254aのうち1本のバー254bは、他の9本のバーとは異なる色で表示されている。バー254bは、現在設定されている音量を表している。タスクバー200に図11(d)に示す音量調整領域254が表示されている状態において,バー254aに対応する操作領域50を矢印D(図3参照)に示す方向へドラッグ操作することにより、内蔵スピーカー(不図示)またはヘッドホン端子(図3のインターフェース15に含む)から出力される音声の音量が上昇する。これに伴い、ドラッグ操作前において異色表示されているバー254bの色が通常色に切り替わり、バー254bの図示向かって右隣のバーが通常色から異色表示に切り替わる。さらに、操作領域50が矢印Dに示す方向へドラッグ操作されると、音量の上昇に伴い、異色表示されるバーが図示右方向へ変移する。一方、タスクバー200に図11(d)に示す音量調整領域254が表示されている状態において,バー254aに対応する操作領域50を矢印E(図3参照)に示す方向へドラッグ操作することにより、内蔵スピーカー(不図示)またはヘッドホン端子(図3のインターフェース15に含む)から出力される音声の音量が低下する。これに伴い、ドラッグ操作前において異色表示されているバー254bの色が通常色に切り替わり、バー254bの図示向かって左隣のバーが通常色から異色表示に切り替わる。さらに、操作領域50が矢印Eに示す方向へドラッグ操作されると、音量の低下に伴い、異色表示されるバーが図示左方向へ変移する。
バックライトの輝度の調整方法は、図11(c)に示すプラスボタン251bまたはマイナスボタン252cに対応する操作領域50をクリック操作する方法以外に、操作領域50をドラッグ操作することにより調整する方法がある。図11(e)は、輝度調整表示の別の例を示す。図11(a)に示すバックライト調整アイコン252は、それに対応する操作領域50がクリック操作されると、図11(e)に示す輝度調整領域255に表示が切り替わる。図11(e)に示す音量調整領域255は、高さが異なる複数のバー255aを表示している。本実施の形態では、10本のバー255aを表示し、図示左端の低背のバーが最低輝度を表し、図示右端の高背のバーが最大輝度を表している。複数のバー255aのうち1本のバー255bは、他の9本のバーとは異なる色で表示されている。バー255bは、現在設定されている輝度を表している。タスクバー200に図11(e)に示す輝度調整領域255が表示されている状態において,バー255aに対応する操作領域50を矢印D(図3参照)に示す方向へドラッグ操作することにより、ディスプレイ4のバックライトの輝度が上昇する。これに伴い、ドラッグ操作前において異色表示されているバー255bの色が通常色に切り替わり、バー255bの図示向かって右隣のバーが通常色から異色表示に切り替わる。さらに、操作領域50が矢印Dに示す方向へドラッグ操作されると、輝度の上昇に伴い、異色表示されるバーが図示右方向へ変移する。一方、タスクバー200に図11(e)に示す輝度調整領域155が表示されている状態において,バー255aに対応する操作領域50を矢印E(図3参照)に示す方向へドラッグ操作することにより、ディスプレイ4のバックライトの輝度が低下する。これに伴い、ドラッグ操作前において異色表示されているバー255bの色が通常色に切り替わり、バー255bの図示向かって左隣のバーが通常色から異色表示に切り替わる。さらに、操作領域50が矢印Eに示す方向へドラッグ操作されると、輝度の低下に伴い、異色表示されるバーが図示左方向へ変移する。
なお、本実施の形態では、音量設定とバックライトの輝度設定について説明したが、これらは一例である。
〔3−6.タスクバーの拡張表示〕
次に、タスクバー200に対応する操作領域50を操作した際の、ディスプレイ4の他の表示例について説明する。
図12は、ディスプレイ4の他の表示例を示す。本実施の形態では、タスクバー200に画像ファイルの一覧を表示することを一例として説明する。
まず、画像表示アイコン272に対応する操作領域50d(操作領域50の一部)をクリック操作すると、画像表示アイコン272の隣の領域にアイコン群273が表示される。アイコン群273は、画像ファイルのサムネイル画像(縮小画像)を表すアイコンを含む。
次に、アイコン群273の中から所望の画像ファイルのアイコン(例えばアイコン273a)に対応する操作領域50(例えばアイコン273aに対応する操作領域50e)をクリック操作すると、アイコン273aに対応する画像ファイルに基づく画像がディスプレイ4に表示される。画像は、ディスプレイ4の全域に亘って表示してもよいし、図12に示すように縮小画像261を表示してもよい。縮小画像261は、少なくともタスクバー200に表示されているサムネイル画像よりも、大きなサイズであることが好ましい。縮小画像261は、アイコン273aの近傍に表示することで、アイコン273aとの関連性を明確に表示することができるため好ましい。縮小画像261は、四角形で表示してもよいが、図12に示すように吹き出し状に表示することで、よりアイコン273aとの関連性を明確に表示することができるため好ましい。
ディスプレイ4に縮小画像261を表示させる際の操作は、アイコン群273に表示されているアイコンに対応する操作領域50をクリック操作する方法に限らない。例えば、操作領域50において、縮小画像261として表示させたいアイコンに対応する操作領域50を、ディスプレイ4に向かってスライド操作(図3における矢印Aに示す方向へスライド操作)することで、そのアイコンに対応する画像ファイルに基づく縮小画像261をディスプレイ4に表示するよう制御する方法がある。
図12に示す状態から、アイコン群173内の他のアイコンに対応する操作領域50をクリック操作することで、現在表示されている縮小画像261に加えて、クリック操作により選択されたアイコンに対応する縮小画像を表示することができる。すなわち、ディスプレイ4に複数の縮小画像を同時に表示することができる。複数の縮小画像を同時に表示することで、複数の縮小画像をディスプレイ4上で対比することができる。なお、複数の縮小画像を同時に表示するのではなく、クリック操作により選択されたアイコンに対応する縮小画像のみをディスプレイ4に表示し、過去に表示されていた縮小画像は消去してもよい。
また、ディスプレイ4に表示された縮小画像を、拡大表示に切り換えることができる。具体的には、縮小画像261のアイコンに対応する操作領域50を再度クリック操作することで、縮小画像261をディスプレイ4の全域に亘って表示可能なように拡大処理する構成とすることができる。また、ポインティングデバイス7などを操作して、縮小画像261の縁部を画像拡大方向にドラッグ操作することで、縮小画像261を任意のサイズに調整することもできる。
また、縮小画像261のアイコンに対応する操作領域50をダブルクリック操作することで、縮小画像261の表示を消去することができる。また、ポインティングデバイス7などを操作して縮小画像261をクリック操作またはダブルクリック操作することで、縮小画像261を消去することもできる。
なお、本実施の形態では、タスクバー200に画像ファイルのサムネイル(アイコン)を表示し、そのサムネイルに対応した縮小画像あるいは拡大画像をディスプレイ4に表示する構成としたが、取り扱える情報は画像ファイルに限らない。例えば、テレビ会議システムにも用いることができる。
図13は、テレビ会議システムにおけるディスプレイ4の表示形態を示す。図13に示す例では、メンバーアイコン277に対応する操作領域50f(操作領域50の一部)をクリック操作すると、テレビ会議システムに接続しているメンバー、あるいは接続可能なメンバーに対応したアイコン群178が表示される。
次に、アイコン群278の中から、アクセスを行いたいメンバーを表すアイコン(例えば任意のアイコン278a)に対応する操作領域50g(操作領域50の一部)をクリック操作する。この操作を行うことで、アイコン278aに対応したメンバーのパソコンからネットワークを介して送られてくる画像データに基づく画像を、縮小画像262としてディスプレイ4に表示する。具体的には、アイコン278aに対応したメンバーのパソコンに接続されたカメラで撮影された当該メンバーの顔画像(静止画または動画)が、縮小画像262として表示される。なお、縮小画像262のサイズを変更するための操作方法や、縮小画像262の表示を消去する方法は、図12を参照して説明した例と同様であるため、説明は省略する。
〔3−7.アプリケーションソフトウェアとの連動表示〕
次に、ディスプレイ4にアプリケーションソフトウェアを起動している状態における操作領域50の表示形態について説明する。
図14(a)は、各種アプリケーションソフトウェアを実行可能なアイコンを含むタスクバーを示す。図14(a)に示すようにタスクバー280が表示されている状態において、実行したいアプリケーションソフトウェアのアイコンに対応した操作領域50をクリック操作することで、当該アプリケーションソフトウェアが実行する。本実施の形態では、表計算ソフトウェアを起動可能なアイコン281に対応した操作領域50がクリック操作されたものとして説明する。
アイコン281に対応する操作領域50をクリック操作すると、ノートPCにインストールされている表計算ソフトウェアが実行され、ディスプレイ4に表計算ソフトウェアの画面が表示される。この時、タスクバー280は、図14(a)に示す表示内容から図14(b)に示すタスクバー282の表示内容に切り替わる。タスクバー282には、表計算ソフトウェアにおいて実行可能な機能のアイコン282a〜282gが含まれている。具体的には、アイコン282aは、既に作成したファイルを開く命令を入力可能なアイコンである。アイコン282bは、作成した表を所定のファイル形式で保存する命令を入力可能なアイコンである。アイコン282cは、表において任意のデータの複製を作成する命令を入力可能なアイコンである。アイコン282dは、表において任意のデータを切り取る命令を入力可能なアイコンである。アイコン282eは、コピー処理あるいはカット処理したデータを表における任意の位置に貼り付ける命令を入力可能なアイコンである。アイコン282fは、作成した表を印刷する命令を入力可能なアイコンである。アイコン282gは、作成した表を印刷する前に印刷イメージをディスプレイ4上で確認する命令を入力可能なアイコンである。タスクバー282に表示されたアイコンの中から所望のアイコンに対応する操作領域50をクリック操作することで、そのアイコンに対応した機能を実行することができる。
また、図14(b)に示すタスクバー282は1種類でもよいが、アプリケーションソフトウェアが多機能で、タスクバーに登録されるアイコンの数が多い場合は、タスクバーを複数種類備えてもよい。その場合は、図14(b)に示す状態においてタスクバーマーク282hに対応する操作領域50をクリック操作またはドラッグ操作することで、図4に示す切り換え動作と同様にタスクバーの表示を切り換えることができる。
なお、図14(b)に示すタスクバー282は、表計算ソフトウェアを起動した際に最初に表示されるタスクバーであり、起動するアプリケーションソフトウェアによってタスクバーに含まれるアイコンの種類は異なる。
表計算ソフトウェアを終了すると、タスクバー282の表示内容からタスクバー280の表示内容に戻る。
〔3−8.具体実施例〕
次に、本実施の形態におけるタスクバーを用いた具体実施例について説明する。具体実施例として、テレビ会議システムを挙げて説明する。
図15(a)は、タスクバーの初期状態であり、図4におけるタスクバー204に相当する。まず、図15(a)に示すタスクバー204において、メンバーアイコン291aに対応する操作領域50をクリック操作すると、図15(b)に示すように、テレビ会議システムに接続しているメンバーまたは接続可能なメンバーのリストがアイコン群292として表示される。表示されたアイコン群292の中から、接続したいメンバーのアイコンに対応する操作領域50をクリック操作することで、そのメンバーのパソコンとの間で直接やりとりを行うことができる状態に移行することができる。
一方、図15(a)に示すタスクバー204において、ファイルアイコン291bに対応する操作領域50をクリック操作することで、図15(c)に示すようにファイルの一覧をアイコン群293として表示することができる。なお、アイコン群293において一覧表示されたファイルは、画像ファイルやプレゼンテーションを行うための資料ファイルなどがある。次に、図15(c)において、アイコン群293の中から所望のアイコン(例えばアイコン293a)に対応する操作領域50をクリック操作することで、図16に示すようにディスプレイ4に縮小画像262が表示されるとともに、タスクバー204にはサブメニュー294が表示される。
サブメニュー294は、拡大ボタン294aと公開ボタン294bが含まれている。拡大ボタン294aに対応する操作領域50h(操作領域50の一部)をクリック操作することで、アイコン293aに対応したファイルを開き、ディスプレイ4に拡大表示することができる。また、公開ボタン294bに対応する操作領域50i(操作領域50の一部)をクリック操作することで、アイコン293aに対応したファイルをテレビ会議システムに接続しているメンバーに公開することができる。
また、図16において、操作領域50に表示されている任意のアイコンに対応する操作領域50を所定時間(例えば約2秒)連続的に押圧操作していると、押圧操作されていた操作領域に対応するアイコンがドラッグ操作可能な状態になる。例えば、任意のファイルアイコンに対応する操作領域50を指で所定時間連続的に押圧操作すると、そのファイルアイコンがドラッグ操作可能な状態になる。任意のアイコンをドラッグ操作可能な状態にしてそのまま指を矢印DまたはEに示す方向スライドさせると、指の移動に連動してファイルアイコンが移動する(ドラッグ操作)。移動させたファイルアイコンを公開ボタン294bに重なる位置まで移動させ、指を操作領域50から離間させると(ドロップ操作)、ファイルアイコンに対応するファイルが、テレビ会議システムに接続している他のメンバーのパソコンに公開するよう制御される。また、ファイルアイコンをプリンターアイコン上に移動させる操作(ドラッグ及びドロップ操作)が行われると、そのファイルアイコンに関連付けされたデータを自身のパソコンに接続されたプリンターに送信する。プリンターは、パソコンから送信されるデータを印刷する。このように、操作領域50を操作して、任意のアイコン(ファイルアイコンなど)を他のアイコン(各種処理に関するアイコン)上に移動させることで、印刷等の任意の処理を実行することができ、操作性を向上することができる。
〔4.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、タスクバーに表示されるウインドウやアイコンを伸縮可能な構成としたことにより、1つのタスクバーで多くのアイコンを表示することができ、アイコンが増えることによる表示エリアの圧迫を低減することができる。すなわち、タスクバー以外の表示領域を多く確保することができ、多くの情報を表示することができる。
また、1つのタスクバーにおいてアイコンを階層表示する構成としたことにより、1つのタスクバーで多くのアイコンを表示することができ、アイコンが増えることによる表示エリアの圧迫を低減することができる。また、階層化されたアイコンに直接アクセスすることができるので、操作性を向上することができる。
また、1つのタスクバーにおいてアイコンを階層表示する構成とした際に、アイコンに階層が存在することを表すマークを表示することで、ユーザーは階層を有するアイコンを容易に把握することができる。
また、1つのタスクバーに含まれるアイコンの数が多く、同時に全てのアイコンを表示できない場合は、一部のアイコンのみを表示し、さらにタスクバーにスクロールバーを表示する。そして、スクロールバーを移動させることで、タスクバーをスクロールさせることができ、当初表示されていなかったアイコンを表示可能な状態へ移行させることができる。
また、ウインドウを長手方向に短縮表示させた際、そのウインドウに含まれるアイコンを縮小表示する構成とすることで、ウインドウを小さくしてもそのウインドウに含まれるアイコンを全て表示あるいは可能な限り多く表示することができる。
また、タスクバーに音量やディスプレイ4のバックライトの輝度などの現在の設定状態を表示する構成とすることで、わざわざ音量表示画面や輝度表示画面を開くことなく、容易に現在の音量や輝度の設定状態を確認することができる。また、設定状態が表示されているアイコンをクリック操作することで、設定を変更可能な画面を表示することができる。
また、アイコンをクリック操作した際に、クリック操作したアイコンに関連する別のアイコンを自動的に表示する構成としたことにより、操作性を向上させることができる。従来技術では、クリック操作したアイコンに関連する別のアイコンが他のウインドウや他のタスクバー内に存在する場合は、当該別のアイコンを探すのに時間がかかっていた。本実施の形態では、関連する別のアイコンを即座に表示することで、当該別のアイコンを探す手間が省け、操作性を向上させることができる。
また、起動したアプリケーションソフトウェアに関連するアイコンを表示する構成としたことにより、操作性を向上させることができる。すなわち、アプリケーションソフトウェアにおいて使用頻度が高い機能をタスクバーのアイコンで起動することができるので、少ない操作で使用頻度が高い機能を起動することができ、操作性を向上させることができる。少ない操作で機能を起動する方法として、キーボードの所定の複数のキーを同時に操作することで機能を起動する方法(いわゆるショートカットキー)があるが、このようなショートカットキーはOS毎やアプリケーションソフトウェア毎に異なることがあり、覚えるのに手間がかかってしまう。本実施の形態のように、使用頻度が高い機能を操作領域50のクリック操作でワンタッチで起動できる構成とすることで、ショートカットキーを覚える必要がなく、操作性を向上させることができる。
また、ディスプレイ4に対して独立した操作領域50を備えたことにより、ディスプレイ4にタッチパネルを備えた構成に比べてディスプレイ4の汚れを防止することができる。すなわち、本実施の形態では、ユーザーがディスプレイ4の表示面に触れることがないため、ディスプレイ4の汚れを防止することができる。
また、操作領域50は、第1の筐体1におけるディスプレイ4に近い位置に配置したことにより、ディスプレイ4との連動表示を行った際に、ディスプレイ4に表示された内容との一体感を高くすることができ、視認性を向上することができる。
また、操作領域50は、図3に示すようにキーボード6の上部(キーボード6と第2の筐体2との間)に配置したことにより、キーボード操作と同等の操作性を実現することができる。
なお、操作領域50の位置は、図1及び図3に示す位置に限らず、例えば図3におけるキーボード6の図示向かって左隣や右隣に、縦方向に長手方向を有する配置としてもよく、また、図3におけるポインティングデバイス7の図示向かって下隣に、横方向に長手方向を有する配置としてもよいが、図1及び図3に示す配置が最も好ましい。
また、操作領域50は、第1の筐体1に限らず第2の筐体2に配置してもよい。操作領域50を第2の筐体2に配置する場合は、第1の筐体1と第2の筐体2の回動軸の近傍等、タスクバー200に極力近い位置に配置することが好ましい。
また、本実施の形態では、図4に示すタスクバーの表示を切り換える操作は、タスクバーマーク200aに対応した操作領域50をクリック操作、あるいは矢印AまたはBに示す方向へドラッグ操作することによって行える構成としたが、このようなソフトキーによる構成以外に、ハードキーによる構成としてもよい。例えば、第1の筐体1にタスクバーの表示を切り換えるための専用の操作部(ボタン、ホイールなど)を備える構成、キーボード6のカーソルキーを使って操作できる構成、ポインティングデバイス7の操作面にタスクバー切り換え用の専用領域を設ける構成,インターフェース15におけるUSB端子に接続されたマウスに備えられたホイールの回転操作に連動してタスクバーの表示を切り換える構成、などが考えられる。
また、本実施の形態においてタスクバーに表示されるアイコンは、ユーザーにおいて任意に変更することができる構成としてもよい。変更内容としては、例えばデフォルト(ノートPCの工場出荷時)として登録されているアイコンの消去、他のアイコンの追加登録、登録済みのアイコンの位置の変更などを行うことができる。アイコンの変更方法は、ディスプレイ上にアイコン設定画面を表示し、そのアイコン設定画面においてアイコンの追加、消去、位置変更することができる方法がある。また、追加したいアイコンをドラッグ操作でタスクバー上の任意の位置へ移動しドロップ操作を行ってアイコンの追加を行ったり、既に登録されているアイコンをドラッグ操作及びドロップ操作でタスクバー外へ排除したり、既に登録されているアイコンをドラッグ操作及びドロップ操作で位置を変更する方法もある。アイコンをドラッグ操作及びドロップ操作で追加などを行う場合は、ポインティングデバイス7あるいはインターフェース15に接続されたマウス等により行うことができる。
また、図5(a)〜図5(c)に示すウインドウ211の伸縮動作について、本実施の形態では、タスクバー204の右端までウインドウ211を伸張できる構成としたが、アイコン212を全て表示可能な範囲でウインドウ211を伸張できる構成としてもよい。また、ウインドウ211をアイコンと同等の大きさまで短縮した際に、自動的にウインドウ211を閉じてアイコン表示に切り換える構成としてもよい。
また、図6及び図7に示す複数ウインドウが表示されている状態において、ウインドウの初期サイズは、タスクバーに全てのアイコンとウインドウが同時に表示可能な範囲で最大のサイズとしたが、タスクバーに全てのアイコンとウインドウが同時に表示可能か否かにかかわらず、ウインドウを固定サイズとしてもよい。この場合、タスクバーに表示できないアイコンやウインドウが生じる可能性があるが、タスクバーの下端にスクロールバーを表示してタスクバーをスクロールできるようにすれば、表示できないアイコンやウインドウをスクロール操作を行うことで表示することができる。
また、アイコンが階層を有する場合に表示される階層マークは、本実施の形態では階層数にかかわらず1種類としたが、階層数に応じて階層マークの形態を変える構成としてもよい。例えば、最上層のアイコンに表示される階層マークにおいて、その下層が1層である場合の階層マークと、下層が2層である場合の階層マークとを異ならせる。これにより、最上層のアイコンに表示されている階層マークを確認するだけで、階層の数を把握することができる。また、階層マークに、階層数を表す数字を表示することで、さらに階層数を把握しやすくなる。
また、本発明の情報処理装置は、本実施の形態のようにノートPCに限らず、少なくともタスクバーなどのGUI(Graphical User Interface)を搭載可能な機器であれば本発明は有用である。応用例としては、例えばデスクトップパソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話端末、ゲーム機、医療機器などがある。
特に、据置型DVDレコーダー(前面パネルに搭載される表示部)、電子フォトスタンド、カーナビゲーションシステム、クロックラジオなどのように、表示部の大きさが限られている機器に有用である。このような機器では、搭載される表示部が小型であるため表示することができる情報量は限られるが、本実施の形態のような表示形態とすることで、多くの情報を表示することができる。
また、本実施の形態におけるディスプレイ4は、本発明の第1の表示手段の一例である。本実施の形態における操作領域50およびタッチセンサー53は、本発明の操作手段の一例である。本実施の形態におけるCPU11、RAM12、表示制御部41など、ディスプレイ4あるいは表示パネル42に画像などを表示するよう制御する構成は、本発明の表示制御手段の一例である。また、本実施の形態におけるタスクバーは、本発明のアイコン表示領域の一例である。
本発明は、例えば、携帯型のノートPCに限らず、複数のシステム環境を切り替えて利用する情報処理装置に幅広く利用可能である。
本実施の形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1)
所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、
互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を前記画面上に表示するよう制御する表示制御手段と、
ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記画面上に表示されている前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御する、情報処理装置。
(付記2)
前記表示手段を配した第1筐体と、前記第1筐体を回動自在に開閉する回動軸を介して第2筐体とを備え、
前記操作手段は、前記第2筐体における前記回動軸近傍に配置される、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記操作手段は、前記アイコン表示領域が表示する前記複数のアイコンに対応する位置においてそれぞれの操作を受け付ける、付記1または2のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記4)
前記操作手段は、前記複数のアイコンの配列方向における少なくともいずれか一方の端部に、前記アイコン表示領域を前記画面上に表示・非表示を指示する指示部を備える、付記1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる情報処理装置は、オペレーティングシステムまたは各種アプリケーションシステムに応じた機能を動作させる操作手段を備える。
オペレーティングシステムまたはアプリケーションシステムに応じた機能を動作する操作手段としては、マウス操作や、キーボードにおける特定のキーを組み合わせた「ショートカットキー」と称される操作が知られている。ショートカットキーは、例えば、キーボード上のコントロールキーと「C」のキーとを同時に操作することにより、ファイルや文字などのコピー操作を実行できる操作がある。
マウス操作は、画面上の特定位置にポインタを移動した後にボタンを押下する操作であるため、視覚的にわかりやすい利点はあるものの、画面上に表示されている機能しか実行することができない。
一方ショートカットキー操作は、キーボード上の特定キーの組合せで操作するため、機能の高速実行が可能という利点がある。しかしながら、ショートカットキー操作は、機能に対応した複数のキーを同時に押下する必要上、ユーザーにおいて、複数のキーの組合せとそれに対応する機能とを覚えなければならないという煩雑さがある。そのため、ショートカットキーは、多種多様なキーの組み合わせが予め準備されているにも拘わらず、実際には煩雑であることを理由としてあまり普及していない。
特開2002−259009号公報は、上述のマウス操作とショートカットキー操作とがそれぞれ備える利点を開示している。特開2002−259009号公報が開示するコンピュータ装置は、ツールバーを表示するツールバー表示領域を有する表示装置を備えている。特開2002−259009号公報が開示するツールバー表示領域に表示される複数のツールバーは、マウス操作で回転移動させることができる。ツールバー表示領域の中央部には、別ウインドウが表示される。別ウインドウの一方には、ツールバー表示のメニュー画面や当該別ウインドウのタイトルが表示される領域を有する。別ウインドウの他方には、複数の操作釦のアイコンを備えた制御領域を有する。制御領域の操作釦をマウス操作で選択することで、別ウインドウに表示されるアイコンやツールバーが回転表示して別ウインドウに表示される。
このように特開2002−259009号公報には、別ウインドウに表示するアイコンを表示したツールバーを回転表示させることで、マウス操作における操作機能が少ないという最大の課題を解消しようとした提案であるが、例えばショートカットキー操作に見られるような多種多様な機能に対応させるためには、別ウインドウに表示するツールバーの回転操作が増加し、所望のアイコンまたはツールバーを見つけるまでに時間を要するという課題がある。また、制御領域に備えるアイコンの選択はマウス操作であるため、マウスの移動に際してユーザーは手をキーボードから離すことが必須となり、操作性が著しく低下する課題もある。
実施の形態2にかかる情報処理装置は、キー入力と同様な操作で多種多様な機能を選択及び実行できることを目的とする。
〔1.情報処理装置の構成〕
実施の形態2にかかる情報処理装置は、例えばノートPCで実現することができる。実施の形態2にかかる情報処理装置は、ハードウェア構成は図1及び図2に示す構成と同様である。
〔2.タッチセンサーによるノートPCの操作〕
図17は、本実施の形態におけるノートPCの平面図であり、主に第1の筐体1の上面1aの構成を示している。
図17に示すように、操作領域50は、略長方形を成している。操作領域50は、長辺が短辺よりも大幅に長い形状である。操作領域50は、その長手方向が第1の筐体1における長辺に略平行となるように配されている。なお、操作領域50は、第1の筐体1の上面1aの一部を指しており、第1の筐体1の内側にタッチセンサー53(図2参照)が配されている領域を指している。すなわち、ユーザーが操作領域50内の少なくとも一部を押圧操作することにより、タッチセンサー53(図2参照)に含まれるマトリクススイッチがオフからオンに切り替わる。
操作領域50は、タッチセンサー53(図2参照)がユーザーによる押圧操作を検出可能な領域を指している。本実施の形態では、操作領域50の長手方向両端に円形マーク51a及び51bを備えたことにより、円形マーク51a及び51bの近傍の領域、および円形マーク51a及び51bに挟まれた領域が操作領域50であることを、ユーザーに知らしめることができる。
なお、操作領域50は、本実施の形態では第1の筐体1の外観に現れない領域としたが、図3に示す破線を実際に第1の筐体1に実線で記載したり、第1の筐体1の上面1aにおける操作領域50に相当する領域を着色したりする構成とすることができる。このような構成とすることにより、ユーザーが、操作領域50の位置を容易に把握することができ、操作性を向上することができる。
操作領域50は、第1の領域50a、第2の領域50b、第3の領域50cを含む。第1の領域50a、第2の領域50bにおける操作面には、それぞれ円形マーク51a,51bが記載されている。円形マーク51a及び51bは、ユーザーがメニューバー(後述)を表示させるための操作を行う際、第1の領域50aまたは第2の領域50bの位置をユーザーに知らしめるためのマークである。第3の領域50cにおける操作面には、本実施の形態ではマーク等は記載していないが、操作領域であることをユーザーに知らしめるためのマーク等を記載することが好ましい。
第1の領域50a及び第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、それぞれ同一機能が割り当てられている。具体的には、第1の領域50a及び第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、ディスプレイ4にメニューバー(後述)を表示する機能、およびメニューバーの表示を切り替える機能が割り当てられている。第1の領域50a及び第2の領域50bのマトリクススイッチにそれぞれ同一機能を割り当てることにより、ユーザーがメニューバーを表示させるための操作、およびメニューバーの表示を切り替える操作を行う際の操作性を向上することができる。例えば、ユーザーが第1の筐体1の左端(図17に示す第1の筐体1の図示向かって左端)を左手で把持している時、右手の指で第2の領域50bを押圧操作することができる。また、ユーザーが第1の筐体1の右端を右手で把持している時、左手の指で第1の領域50aを押圧操作することができる。よって、メニューバーを表示させる操作を行う際、指や手の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。さらには、ユーザーの利き手に関わらず、メニューバーを表示させる操作を行う際の指や手の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。
なお、第1の領域50aまたは第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、同一機能を割り当てることに限らず、異なる機能を割り当ててもよい。例えば、第1の領域50aを押圧操作することで、各種アプリケーションプログラムにおける命令の実行を指示可能とし、第2の領域50bを押圧操作することで、各種アプリケーションプログラムにおける実行のキャンセル指示やサブメニューの表示指示を可能としてもよい。
また、メニューバー(後述)を表示するための操作領域は、第1の領域50a及び第2の領域50bのうち、少なくともいずれか一方であればよい。また、マーク51a,51bの表記は、第1の領域50aまたは第2の領域50bを備えるのに合わせて、少なくともいずれか一方であればよい。
第3の領域50cは、ディスプレイ4にメニューバー(後述)が表示されている状態において、メニューバー内の各種操作を行うことができる領域である。具体的な操作方法については後述する。
〔3.メニューバーの表示動作〕
図18は、メニューバーの表示内容を示す模式図である。図18に示すメニューバー301〜303は、ディスプレイ4の一部に表示することができる。メニューバー301〜303は、ディスプレイ4の下辺(略四角形のディスプレイ4の有効表示領域の4辺のうち、最も第1の筐体1に近い辺)近傍に表示される。
メニューバー300は、図18に示す第1のメニューバー301、第2のメニューバー302、および第3のメニューバー303のように3つの表示パターンを有し、選択的にいずれか一つがディスプレイ4に表示される。図18に示す3つの表示パターンは、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bを押圧操作することにより、表示を任意に切り替えることができる。なお、本実施の形態では、メニューバー300は3種類としたが、2種類以上のメニューバーを選択的に表示可能であればよい。
第1のメニューバー301は、基本メニューを表示している。基本メニューは、ファイル/編集モード、ウインドウモード、文字モード、ファンクションモードなどの各種モードへ移行させることが可能なサブメニューを含む。ファイル/編集モードは、ファイルのコピーやペーストなど、ファイルの各種操作を行うことができるモードである。ファイル/編集モードへは、アイコン301aを選択することにより移行することができる。ウインドウモードは、起動中のアプリケーションソフトウェアの切り換えや、表示パネル42に表示されているウインドウのサイズを最大化または最小化などのように、表示パネル42に表示されているウインドウに関する各種操作を行うことができるモードである。ウインドウモードへは、アイコン301bを選択することにより移行することができる。文字モードは、ユーザーによりキーボード6が操作された際に、表示パネル42に表示する文字の種類(平仮名、片仮名、英数字など)を選択可能なモードである。文字モードへは、アイコン301cを選択することにより移行することができる。ファンクションモードは、表示パネル42のバックライトの輝度調整や、スピーカー21の音量調整などを行うことができるモードである。ファンクションモードへは、アイコン301dを選択することにより移行することができる。
第2のメニューバー302は、応用メニューを表示している。応用メニューは、画像管理モード、ディスプレイヘルプモード、WEB会議モード、ファンクションモードなどの各種モードへ移行させることが可能なサブメニューを含む。画像管理モードは、HDD14やメモリーカード(不図示)などに保存された画像ファイルの管理を行うことができるアプリケーションプログラムを実行できるモードである。画像管理モードへは、アイコン302aを選択することにより移行することができる。ディスプレイヘルプモードは、外部モニターへの複数ウインドウ一括移動等、作業の効率化が実現できるモードである。ディスプレイヘルプモードへは、アイコン302bを選択することにより移行することができる。WEB会議モードは、ネットワークインターフェース17を介して、ノートPCをネットワーク会議システムに接続できるモードである。WEB会議モードへは、アイコン302cを選択することにより移行することができる。ファンクションモードは、表示パネル42のバックライトの輝度調整や、スピーカー21の音量調整などを行うことができるモードである。ファンクションモードへは、アイコン302dを選択することにより移行することができる。
第3のメニューバー303は、カスタマイズメニューを表示している。カスタマイズメニューは、ブラウザモード、文書作成モード、表計算モード、メールモード、ファンクションモードなどの各種モードへ移行させることが可能なサブメニューを含む。ブラウザモードは、ウェブページを表示可能なブラウザソフトウェアを起動可能なモードである。ブラウザモードへは、アイコン303aを選択することにより移行することができる。文書作成モードは、文書作成ソフトウェアを起動可能なモードである。文書作成モードへは、アイコン303bを選択することにより移行することができる。表計算モードは、スプレッドシートソフトウェアを起動可能なモードである。表計算モードへは、アイコン303cを選択することにより移行することができる。メールモードは、電子メールソフトウェアを起動可能なモードである。メールモードへは、アイコン303dを選択することにより移行することができる。ファンクションモードは、表示パネル42のバックライトの輝度調整や、スピーカー21の音量調整などを行うことができるモードである。ファンクションモードへは、アイコン303eを選択することにより移行することができる。
なお、メニューバー300の種類(基本メニュー、応用メニュー、カスタマイズメニュー)は、一例である。また、基本メニュー、応用メニュー、およびカスタマイズメニューに含まれるサブメニューの内容は、一例である。
以下、メニューバー300の表示方法について説明する。
メニューバー300は、OSの起動直後など、特定の操作を行っていない時は表示パネル42に表示されていない。このような構成とすることで、ノートPCにおいて文書作成などの作業を行う際、表示パネル42に表示する作業領域を広く確保することができるので、作業効率を向上することができる。なお、本実施の形態では、メニューバー300は、特定の操作を行っていない時は表示パネル42に表示しない構成としたが、常に表示パネル42に表示させてもよい。また、メニューバー300は、表示パネル42に表示されていない時は、アイコンとして表示パネル42に表示させておいてもよい。
ユーザーは、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bを押圧操作することにより、表示パネル42にメニューバー300を表示させることができる。具体的には、操作検出部54(図2参照)は、タッチセンサー53の操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bがユーザーにより押圧操作されたことを検出すると、検出信号をCPU11に送る。CPU11は、操作検出部54から検出信号が送られると、表示制御部41に対してメニューバー300を表示する命令を送る。表示制御部41は、CPU11から送られる命令に基づき、図18に示すメニューバー300を表示パネル42に表示するよう制御する。
なお、本実施の形態では、第1の領域50aまたは第2の領域50bがユーザーにより押圧操作された時、常に図18に示す基本メニューを表示する構成としたが、これには限らない。例えば、メニューバー300の表示を消去する時のメニューバー300の表示内容を記憶しておき、第1の領域50aまたは第2の領域50bがユーザーにより押圧操作された時に、記憶しておいた表示内容のメニューバー300を表示する構成としてもよい。すなわち、応用メニューを表示させた状態でメニューバー300の表示を消去した場合、次にメニューバー300を表示させた時に応用メニューを表示する構成としてもよい。このような構成とすることにより、迅速に前回の作業の続きを始めることができるので、操作性を向上することができる。
また、基本メニュー、応用メニュー、およびカスタマイズメニューのそれぞれの選択回数、または累計表示時間をカウントし、使用頻度が高いメニューを優先的に表示する構成としてもよい。すなわち、選択回数が最も多いメニュー、あるいは累計表示時間が最も長いメニューを優先的に表示する。このような構成とすることにより、ノートPCの起動時等において使用頻度が高いメニューを優先的に表示することができるため、操作性を向上することができる。
また、ユーザーにおいて、初期表示するメニューバー300の内容を任意に選択できる構成としてもよい。このような構成とすることにより、例えばユーザーにおいて使用頻度が高いメニューを初期表示するメニューバー300として設定することができる。なお、「初期表示」とは、ディスプレイ4にメニューバー300が表示されていない状態において、第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作された時に表示されるメニューバー300の表示内容を指す。また、「初期表示」は、ディスプレイ4に常時表示するよう設定されている場合、ノートPCの起動時に最初に表示されるメニューバー300の表示内容を含む。
メニューバー300に図18に示す基本メニュー301が表示されている状態において、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作されると、CPU11は、表示制御部41に対して、メニューバー300の表示を切り替える命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示させているメニューバー300を、矢印Cに示すように基本メニュー301から応用メニュー302に切り換えるよう制御する。
メニューバー300に応用メニュー302が表示されている状態において、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作されると、CPU11は、表示制御部41に対して、メニューバー300の表示を切り替える命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示させているメニューバー300を矢印Cに示すように応用メニュー302からカスタマイズメニュー303に切り換えるよう制御する。
メニューバー300にカスタマイズメニュー303が表示されている状態において、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作されると、CPU11は、表示制御部41に対して、メニューバー300の表示を切り替える命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示させているメニューバー300を矢印Cに示すようにカスタマイズメニュー303から基本メニュー301に切り換えるよう制御する。すなわち、メニューバー300は、第1の領域50aまたは第2の領域50bを押圧操作するごとに、矢印Cに示すように基本メニュー301、応用メニュー302、カスタマイズメニュー303、基本メニュー301、・・・の順番で、繰り返して表示を切り替えることができる。
なお、メニューバー300は、第1の領域50a及び第2の領域50bのいずれか一方を断続的に押圧操作すると表示内容を切り換えることができるとともに、第1の領域50a及び第2の領域50bを交互に押圧操作しても表示内容を切り換えることができる。
また、メニューバー300は、第1の領域50a及び第2の領域50bのいずれか一方を押圧操作することにより表示内容を切り替えることができる構成としたが、第1の領域50a及び第2の領域50bのいずれか一方を図17における矢印AまたはBに示す方向へスライド操作することにより、表示内容を切り替えることができる構成としてもよい。例えば、第1の領域50aが図17における矢印Aに示す方向へスライド操作された際に、メニューバー300の表示内容を、図18の矢印Cに示すように遷移させる構成とすることができる。また、第1の領域50aが図17における矢印Bに示す方向へスライド操作された際に、メニューバー300の表示内容を、図18の矢印Cの逆方向(カスタマイズメニュー303、応用メニュー302、基本メニュー301、カスタマイズメニュー301・・・の順序)へ遷移させる構成とすることができる。
メニューバー300の表示は、第1の領域50a及び第2の領域50bを所定の操作を行うことにより消去することができる。「所定の操作」とは、例えば、第1の領域50a及び第2の領域50bのうちいずれか一方を連続的に数秒(例えば2秒)押圧する操作、第1の領域50aと第2の領域50bとを同時に押圧する操作、などがある。
基本メニュー301、応用メニュー302、およびカスタマイズメニュー303のそれぞれに含まれるアイコンが選択された場合は、サブメニューの表示に切り替えたり、アプリケーションプログラムを実行したりする。例えば、カスタマイズメニュー303におけるブラウザアイコン303aが選択された場合は、ノートPCに予めインストールされているブラウザソフトウェアを実行し、ブラウザ画面をディスプレイ4に表示する。一方、基本メニュー301のファイル/編集アイコン301aが選択された場合は、ファイル/編集モードに関するサブメニューを表示する。以下、サブメニューについて説明する。
図19は、基本メニュー301に含まれるサブメニューの階層構造を示す。サブメニューは、従来のショートカットキーに相当する操作が可能なアイコンを含む。第1のサブメニュー310は、アイコン301aを選択することにより移行可能なサブメニューである。第1のサブメニュー310は、ファイルや文書の一部などを切り取ることが可能な切り取りアイコンや、ファイルや文書の一部などをコピー可能なコピーアイコンなどを含む。第1のサブメニュー310は、ファイル/編集アイコン301aを選択する操作を行うことにより、メニューバー300におけるファイル/編集アイコン301aが表示されていた位置から伸長可能なサブメニューである。第2のサブメニュー320は、ディスプレイ4に表示されている複数のウインドウの中から選択するウインドウを切り替える切り替えアイコンや、ウインドウの大きさを最小化する最小化アイコンなどを含む。第2のサブメニュー320は、ウインドウアイコン301bを選択する操作を行うことにより、メニューバー300におけるウインドウアイコン301bが表示されていた位置から伸長可能なサブメニューである。第3のサブメニュー330は、文字入力モードを平仮名入力モードへ移行可能な平仮名アイコンや、全角の片仮名を入力可能なモードへ移行可能な全角カナアイコンなどを含む。第3のサブメニュー330は、文字アイコン301cを選択する操作を行うことにより、メニューバー300における文字アイコン301cが表示されていた位置から伸長可能なサブメニューである。第4のサブメニュー340は、スピーカー21から出力される音声の音量を調整可能なスライドバーや、ディスプレイ4のバックライトの輝度を調整可能なスライドバーなどを含む。第4のサブメニュー340は、ファンクションアイコン301dを選択する操作を行うことにより、メニューバー300におけるファンクションアイコン301dが表示されていた位置から伸長可能なサブメニューである。
以下、基本メニュー301からサブメニューへの表示の切り替え動作について説明する。表示の切り替え動作の一例として、基本メニュー301におけるアイコン301aが選択する操作が行われた際の動作について説明する。
〔3−1.サブメニューの表示動作〕
図20は、メニューバー300の表示内容を示す。図20(a)は、メニューバー300に基本メニュー301が表示されている状態を示す。図20(b)〜(d)は、ファイル/編集アイコン301aのサブメニューが表示されている状態を示す。図20(a)に示す基本メニュー301において、ファイル/編集アイコン301aを選択する操作が行われると、図20(b)、図20(c)、図20(d)のいずれかの表示に切り替える。
まず、サブメニューに含まれているアイコンの数が少ない場合は、図20(b)に示すように表示する。具体的には、サブメニューに切り取りアイコン311、コピーアイコン312、および貼り付けアイコン313の3つのアイコンのみが含まれている場合は、図20(b)に示すようにファイル/編集アイコン301aとウインドウアイコン301bとの間に、切り取りアイコン311、コピーアイコン312、および貼り付けアイコン313を表示する。なお、ウインドウアイコン301b〜ファンクションアイコン301dは、それぞれ図示右方向へ変位して表示される。図20(b)に示す表示形態は、メニューバー300にアイコン301a〜301d、切り取りアイコン311、コピーアイコン312、および貼り付けアイコン313を、全て同時に表示可能な場合の表示形態である。図20に示す例では、メニューバー300に同時に表示可能なアイコンは7個である(各アイコンの幅寸法は一定値に固定)ため、4個のアイコンを含む基本メニュー301と、3個のアイコンを含むサブメニューとを同時に表示することができる。
一方、サブメニューに6個のアイコンが含まれている場合は、図20(c)に示すように表示する。すなわち、アイコン301aの図示右側に、切り取りアイコン311、コピーアイコン312、貼り付けアイコン313、取消しアイコン314、開くアイコン315、および連番保存アイコン316を並べて表示する。アイコン301b〜301dは、サブメニューに含まれるアイコン数が多いため、メニューバー300に表示されない。図20に示す例では、メニューバー300に同時に表示可能なアイコンは7個であるため、4個のアイコンを含む基本メニュー301と、6個のアイコンを含むサブメニューとを同時に表示することができない。したがって、基本メニュー301に含まれるアイコンを、削減して表示する。このような表示形態とすることにより、サブメニューに含まれるアイコンを全て同時に表示することができる。よって、ユーザーは、サブメニューに含まれるアイコンの中から、所望のアイコンを容易に選択することができる。
なお、サブメニューに6個以上のアイコンが含まれている場合は、図20(d)に示す表示形態とすることができる。図20(d)に示す表示形態は、サブメニューに含まれる6個のアイコンのうち一部(本例では3個)のアイコンと、アイコン301b〜301dとを表示する形態である。サブメニューに含まれる6個のアイコンのうち一部のアイコンは、アイコン301aとアイコン301bとの間に表示される。アイコン301aと切り取りアイコン311との間に図示左向きの三角マーク318aを表示し、貼り付けアイコン313とアイコン301bとの間に図示右向きの三角マーク318bを表示する。三角マーク318a及び318bは、同マークが指している方向へスクロール表示が可能であることを示している。サブメニューのアイコンをスクロール表示させる際は、サブメニューのアイコンに対応する操作領域50を、矢印DまたはEに示す方向(図17参照)へスライド操作する。スライド操作を行うことにより、図20(d)に示す表示において隠れているアイコンを表示させ、代わりに図20(d)に示す表示において表示されているアイコンを隠すことができる。このような表示形態とすることにより、基本メニュー301に含まれるアイコンは全て同時に表示しつつ、サブメニューに含まれるアイコンを選択的に表示することができる。
また、サブメニューに6個以上のアイコンが含まれている場合は、図20(e)に示すように表示することもできる。すなわち、図20(a)において基本メニュー301のタイトル301eが表示されていた位置に、アイコン301aを表示する。すなわち、タイトル301eの表示を消去し、アイコン301aを表示する。アイコン301aの図示右側に、切り取りアイコン311、コピーアイコン312、貼り付けアイコン313、取消しアイコン314、開くアイコン315、連番保存アイコン316、および上書き保存アイコン317等を並べて表示する。アイコン301aと切り取りアイコン311との間に、図示左向きの三角マーク318aを表示する。メニューバー300の右端に、図示右向き三角マーク318bを表示する。図20(e)に示すように、サブメニューに含まれるアイコンが7個以上の場合は、メニューバー300の表示領域が限られているため、サブメニューに含まれるアイコンを全て同時に表示することができない。このような場合は、サブメニューに含まれるアイコンの一部を表示させ、さらにサブメニューに含まれるアイコンをスクロール表示させることで、サブメニューに含まれるアイコンを選択的に表示させることができる。サブメニューのアイコンをスクロール表示させる際は、サブメニューのアイコンに対応する操作領域50を、矢印DまたはEに示す方向(図17参照)へスライド操作する。スライド操作を行うことにより、図20(e)に示す表示において隠れているアイコンを表示させ、代わりに図20(e)に示す表示において表示されているアイコンを隠すことができる。このような表示形態とすることにより、サブメニューに含まれるアイコンの数が多い場合でも、選択的に全てのアイコンを表示することができる。なお、図20(e)に示す表示形態では、タイトルアイコン301eは表示されていないが、ファイル/編集アイコン301aは、ユーザーにおいて基本メニュー301に含まれることを意識して選択されたアイコンであるため、ユーザーにおいて混乱を招くことはない。
以上のように、サブメニューに含まれるアイコンの数によって、サブメニューの表示形態を変えることができる。すなわち、メニューバー300において同時に表示可能なアイコンの数をM、基本メニュー301に含まれるアイコンの数をN(但しM>N)、サブメニューに含まれるアイコンの数をSとしたとき、アイコン数Sが、
S≦M−N
の場合は、図20(b)に示す表示形態で表示する。一方、アイコン数Sが、
S>M−N
の場合は、図20(c)または図20(d)に示す表示形態で表示する。また、アイコン数Sが、
S>M
の場合は、図20(e)に示す表示形態で表示する。
なお、基本メニュー301に含まれるアイコンの数が、メニューバー300に同時に表示可能なアイコンの数以上の場合(すなわちM≦N)であっても、上記と同様に表示形態を切り替えることができる。但し、基本メニュー301に含まれるアイコンの数が、メニューバー300に同時に表示可能なアイコンの数よりも多い場合(M<N)は、図20(a)に示すように基本メニュー301が表示されている状態において、既に基本メニューに含まれるアイコンの一部が表示されない状態となる。このような場合、アイコンをスクロール表示可能な表示形態とすることにより、選択的に全てのアイコンを表示することができるため、好ましい。また、基本メニュー301に含まれるアイコンの数が、メニューバー300に同時に表示可能なアイコンの数と同数の場合(M=N)の場合は、図20(a)に示すように基本メニュー301が表示されている状態では、基本メニュー300に含まれる全てのアイコンを表示可能であるが、少なくとも一つのアイコンを含むサブメニューを表示した段階で、基本メニュー301に含まれるアイコンの一部が表示されなくなってしまう。このような場合も、アイコンをスクロール表示可能な表示形態とすることにより、選択的に全てのアイコンを表示することができるため、好ましい。
〔4.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、ショートカットキーの機能を分類し、分類毎にサブメニューとして表示及び選択可能としたことにより、少ない操作手順でサブメニューに登録されているショートカットキーを選択することができる。したがって、操作性を向上することができる。
また、サブメニューは、第1の筐体1におけるキーボード6の近傍に配された操作領域50での操作を可能としたことにより、キーボード6と同様な操作でサブメニューの操作が可能となるため、操作性を向上することができる。また、サブメニューを操作するためにマウスの操作は不要であるため、キーボードから大きく手を離す必要がなく、操作性を向上することができる。
また、図20(e)に示すように、サブメニューのアイコン数が多い場合は、基本メニュー301等のタイトル301eを表示に代えて、基本メニュー301内のアイコンを表示することにより、メニューバー300内のアイコン表示領域を拡大することができ、極力多くのアイコンを表示することができる。
また、1つのメニューバーに含まれるアイコンの数が多く、同時に全てのアイコンを表示できない場合は、一部のアイコンのみを表示し、サブメニューをスクロール可能とする。このような構成とすることにより、当初表示されていなかったアイコンを表示可能な状態へ移行させることができる。
また、ディスプレイ4に対して独立した操作領域50を備えたことにより、ディスプレイ4にタッチパネルを備えた構成に比べてディスプレイ4の汚れを防止することができる。すなわち、本実施の形態では、ユーザーがディスプレイ4の表示面に触れることがないため、ディスプレイ4の汚れを防止することができる。
また、操作領域50は、第1の筐体1におけるディスプレイ4に近い位置に配置したことにより、ディスプレイ4との連動表示を行った際に、ディスプレイ4に表示された内容との一体感を高くすることができ、視認性を向上することができる。
また、操作領域50は、図17に示すようにキーボード6の上部(キーボード6と第2の筐体2との間)に配置したことにより、キーボード操作と同等の操作性を実現することができる。
なお、操作領域50は、図1及び図17に示す位置に限らず、例えば図17におけるキーボード6の図示向かって左隣や右隣に、縦方向に長手方向を有する配置としてもよい。また、操作領域50は、図17におけるポインティングデバイス7の図示向かって下隣に、横方向に長手方向を有する配置としてもよい。しかし、操作領域50は、図1及び図17に示す配置が最も好ましい。
また、操作領域50は、第1の筐体1に限らず第2の筐体2に配置してもよい。操作領域50を第2の筐体2に配置する場合は、第1の筐体1と第2の筐体2の回動軸の近傍等、メニューバー300に極力近い位置に配置することが好ましい。
また、本実施の形態では、図18に示すメニューバーの表示を切り換える操作は、メニューバーマーク100aに対応した操作領域50をクリック操作、あるいは矢印AまたはBに示す方向へドラッグ操作することによって行える構成としたが、このようなソフトキーによる構成以外に、ハードキーによる構成としてもよい。例えば、第1の筐体1にメニューバーの表示を切り換えるための専用の操作部(ボタン、ホイールなど)を備える構成、キーボード6のカーソルキーを使って操作できる構成、ポインティングデバイス7の操作面にメニューバー切り換え用の専用領域を設ける構成,インターフェース15におけるUSB端子に接続されたマウスに備えられたホイールの回転操作に連動してメニューバーの表示を切り換える構成、などが考えられる。
また、本実施の形態においてメニューバーに表示されるアイコンは、ユーザーにおいて任意に変更することができる構成としてもよい。変更内容としては、例えばデフォルト(ノートPCの工場出荷時)として登録されているアイコンの消去、他のアイコンの追加登録、登録済みのアイコンの位置の変更などを行うことができる。アイコンの変更方法は、ディスプレイ上にアイコン設定画面を表示し、そのアイコン設定画面においてアイコンの追加、消去、位置変更することができる方法がある。また、追加したいアイコンをドラッグ操作でメニューバー上の任意の位置へ移動しドロップ操作を行ってアイコンの追加を行ったり、既に登録されているアイコンをドラッグ操作及びドロップ操作でメニューバー外へ排除したり、既に登録されているアイコンをドラッグ操作及びドロップ操作で位置を変更する方法もある。アイコンをドラッグ操作及びドロップ操作で追加などを行う場合は、ポインティングデバイス7あるいはインターフェース15に接続されたマウス等により行うことができる。
また、基本メニュー301、応用メニュー302、およびカスタマイズメニュー303のそれぞれに含まれるアイコンは、アイコンの使用頻度に応じて配列順を変更可能とすることができる。例えば、基本メニュー301に含まれるアイコンのうちアイコン301cの使用頻度がアイコン301aの使用頻度よりも高い場合は、アイコン301cをメニューバー300の図示左端(タイトル301eの右隣)に表示し、その右隣にアイコン301aを表示するよう変更可能とすることができる。アイコンの配列順を使用頻度に応じて変更可能としたことにより、使用頻度が高いアイコンを極力近い位置に表示することができるので、操作領域50を操作してアイコンを選択する際のユーザーの指の移動量が少なくて済み、操作性を向上することができる。なお、サブメニューに含まれるアイコンについても同様に、使用頻度に応じて配列順を変更可能とすることができる。
また、基本メニュー301、応用メニュー302、およびカスタマイズメニュー303のそれぞれに含まれるアイコンは、その幅寸法を全て同一としたが、各アイコン内に表記される文字の数や図形の大きさに応じて、幅寸法を変更可能とすることができる。例えば、図18に示すアイコン301cの「文字」などは、アイコン301aの「ファイル/編集」などに比べて、アイコンに表記される文字数が少ないため、アイコン301cの幅寸法をアイコン301aの幅寸法よりも小さくすることが好ましい。このように、アイコンに表記される文字が少ない場合やアイコンに表記される図形が小さい場合は、アイコンの幅寸法を小さくすることにより、アイコンの幅寸法が全て同じ場合と比較して、メニューバー300に同時に表示可能なアイコンの数を増やすことができる。よって、操作性を向上することができる。なお、アイコンの幅寸法は、表記される文字数などに応じて装置側で自動的に変更する構成としてもよいし、ユーザーが任意に変更可能とする構成としてもよい。また、アイコンの幅寸法に限らず、高さ寸法を変更可能としてもよい。
また、本発明の情報処理装置は、本実施の形態のようにノートPCに限らず、少なくともメニューバーなどのGUI(Graphical User Interface)を搭載可能な機器であれば本発明は有用である。応用例としては、例えばデスクトップパソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話端末、ゲーム機、医療機器などがある。
特に、据置型DVDレコーダー(前面パネルに搭載される表示部)、電子フォトスタンド、カーナビゲーションシステム、クロックラジオなどのように、表示部の大きさが限られている機器に有用である。このような機器では、搭載される表示部が小型であるため表示することができる情報量は限られるが、本実施の形態のような表示形態とすることで、多くの情報を表示することができる。
また、本実施の形態におけるディスプレイ4は、本発明の第1の表示手段の一例である。本実施の形態における操作領域50およびタッチセンサー53は、本発明の操作手段の一例である。本実施の形態におけるCPU11、RAM12、表示制御部41など、ディスプレイ4あるいは表示パネル42に画像などを表示するよう制御する構成は、本発明の表示制御手段の一例である。本実施の形態におけるメニューバー300は、本発明のアイコン表示領域の一例である。本実施の形態における基本メニュー301、応用メニュー302、カスタマイズメニュー303は、本発明のグループの一例である。本実施の形態におけるアイコン301a〜301dは、本発明のグループ化されたアイコンの一例である。本実施の形態におけるアイコン311〜317は、本発明の関連アイコンの一例である。
本発明は、例えば、携帯型のノートPCに限らず、複数のシステム環境を切り替えて利用する情報処理装置に幅広く利用可能である。
本実施の形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1)
所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、
互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を前記画面上に表示するよう制御する表示制御手段と、
ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸長または短縮させる命令が入力された場合、前記画面上に表示されている前記アイコン表示領域を一次元方向に伸長または短縮させるよう制御する、情報処理装置。
(付記2)
前記グループ化された前記複数のアイコンの内1つのアイコンを選択した時、前記表示制御手段は、前記1つのアイコンに関連する複数の関連アイコンが、当該1つのアイコンに隣接して前記アイコン表示領域に伸長表示するよう制御する、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記グループ化された複数のアイコンを複数種類備え、前記表示制御手段は前記アイコン表示領域に表示するグループを選択表示する、付記1または2のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記4)
前記操作手段は、前記アイコン表示領域が表示する前記複数のアイコンに対応する位置においてそれぞれの操作を受け付ける、付記1から3のいずれかに記載の情報処理装置。
(実施の形態3)
特開2002−259009号公報が開示する構成では、登録アイコンの数が増えてタスクバーの数が増えると、所望のアイコンを探すためのタスクバーの回転操作の回数が増え、所望のアイコンを見つけるまでに時間がかかり、操作性が低下してしまうという問題があった。
また、情報処理装置は、操作者が操作する場所に応じて、表示装置の輝度変更、または表示内容の変更等のプロファイルを変更可能とする機能を有することが、市場から望まれている。特開2002−259009号公報が開示する構成において操作環境に応じたプロファイルを変更する場合は、表示装置の輝度やスピーカーの音量など、プロファイル毎に設定画面を表示させて、プロファイルを変更する操作が必要となる。したがって、プロファイルの変更が非常に煩雑である。
実施の形態3にかかる情報処理装置は、所望のアイコンを探す時間を短縮して操作性を向上させると共に、操作環境に応じたプロファイルを設定することができることを目的としている。
〔1.情報処理装置の構成〕
実施の形態3にかかる情報処理装置は、例えばノートPCで実現することができる。実施の形態3にかかる情報処理装置は、ハードウェア構成は図1及び図2に示す構成と同様である。
〔2.タッチセンサーによるノートPCの操作〕
図21は、本実施の形態におけるノートPCの平面図であり、主に第1の筐体1の上面1aの構成を示している。
図21に示すように、操作領域50は、略長方形を成している。操作領域50は、長辺が短辺よりも大幅に長い形状である。操作領域50は、その長手方向が第1の筐体1における長辺に略平行となるように配されている。なお、操作領域50は、第1の筐体1の上面1aの一部を指しており、第1の筐体1の内側にタッチセンサー53(図2参照)が配されている領域を指している。すなわち、ユーザーが操作領域50内の少なくとも一部を押圧操作することにより、タッチセンサー53(図2参照)に含まれるマトリクススイッチがオフからオンに切り替わる。
操作領域50は、タッチセンサー53(図2参照)がユーザーによる押圧操作を検出可能な領域を指している。本実施の形態では、操作領域50の長手方向両端に円形マーク51a及び51bを備えたことにより、円形マーク51a及び51bの近傍の領域、および円形マーク51a及び51bに挟まれた領域が操作領域50であることを、ユーザーに知らしめることができる。
なお、操作領域50は、本実施の形態では第1の筐体1の外観に現れない領域としたが、図21に示す破線を実際に第1の筐体1に実線で記載したり、第1の筐体1の上面1aにおける操作領域50に相当する領域を着色したりする構成とすることができる。このような構成とすることにより、ユーザーが、操作領域50の位置を容易に把握することができ、操作性を向上することができる。
操作領域50は、第1の領域50a、第2の領域50b、第3の領域50cを含む。第1の領域50a、第2の領域50bにおける操作面には、それぞれ円形マーク51a,51bが記載されている。円形マーク51a及び51bは、ユーザーがメニューバー(後述)を表示させるための操作を行う際、第1の領域50aまたは第2の領域50bの位置をユーザーに知らしめるためのマークである。第3の領域50cにおける操作面には、本実施の形態ではマーク等は記載していないが、操作領域であることをユーザーに知らしめるためのマーク等を記載することが好ましい。
第1の領域50a及び第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、それぞれ同一機能が割り当てられている。具体的には、第1の領域50a及び第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、ディスプレイ4にメニューバー(後述)を表示する機能、およびメニューバーの表示を切り替える機能が割り当てられている。第1の領域50a及び第2の領域50bのマトリクススイッチにそれぞれ同一機能を割り当てることにより、ユーザーがメニューバーを表示させるための操作、およびメニューバーの表示を切り替える操作を行う際の操作性を向上することができる。例えば、ユーザーが第1の筐体1の左端(図21に示す第1の筐体1の図示向かって左端)を左手で把持している時、右手の指で第2の領域50bを押圧操作することができる。また、ユーザーが第1の筐体1の右端を右手で把持している時、左手の指で第1の領域50aを押圧操作することができる。よって、メニューバーを表示させる操作を行う際、指や手の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。さらには、ユーザーの利き手に関わらず、メニューバーを表示させる操作を行う際の指や手の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。
なお、第1の領域50aまたは第2の領域50bにおけるマトリクススイッチには、同一機能を割り当てることに限らず、異なる機能を割り当ててもよい。例えば、第1の領域50aを押圧操作することで、各種アプリケーションプログラムにおける命令の実行を指示可能とし、第2の領域50bを押圧操作することで、各種アプリケーションプログラムにおける実行のキャンセル指示やサブメニューの表示指示を可能としてもよい。
また、メニューバー(後述)を表示するための操作領域は、第1の領域50a及び第2の領域50bのうち、少なくともいずれか一方であればよい。また、マーク51a,51bの表記は、第1の領域50aまたは第2の領域50bを備えるのに合わせて、少なくともいずれか一方であればよい。
第3の領域50cは、ディスプレイ4にメニューバー(後述)が表示されている状態において、メニューバー内の各種操作を行うことができる領域である。具体的な操作方法については後述する。
〔3.メニューバーの表示動作〕
図22A〜図22Cは、メニューバーの表示内容を示す模式図である。図22A〜図22Cは、第1の筐体1における操作領域50の近傍、およびディスプレイ4の第1の筐体1側の長辺近傍を図示している。図22A〜図22Cに示すように、本実施の形態のノートPCは、表示パネル42の一部にメニューバー500を表示することができる。
メニューバー500は、図22A〜図22Cに示す3つの表示パターンを有する。図22A〜図22Cに示す3つの表示パターンは、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bを押圧操作することにより、表示を任意に切り替えることができる。なお、本実施の形態では、メニューバー500は3種類としたが、2種類以上のメニューバーを選択的に表示可能であればよい。
図22Aに示すメニューバー500は、基本メニューを表示している。基本メニューは、場所モード、ファイル/編集モード、ウインドウモード、文字モード、ファンクションモードなどの各種モードへ移行させることが可能なサブメニューを含む。場所モードは、ネットワークの接続設定、スピーカー21の音量設定、表示パネル42の表示設定を変更可能なモードである。場所メニューの具体的な動作については後述する。ファイル/編集モードは、ファイルのコピーやペーストなど、ファイルの各種操作を行うことができるモードである。ウインドウモードは、起動中のアプリケーションソフトウェアの切り換えや、表示パネル42に表示されているウインドウのサイズを最大化または最小化などのように、表示パネル42に表示されているウインドウに関する各種操作を行うことができるモードである。文字モードは、ユーザーによりキーボード6が操作された際に、表示パネル42に表示する文字の種類(平仮名、片仮名、英数字など)を選択可能なモードである。ファンクションモードは、表示パネル42のバックライトの輝度調整や、スピーカー21の音量調整などを行うことができるモードである。
図22Bに示すメニューバー500は、応用メニューを表示している。応用メニューは、画像管理モード、ディスプレイヘルプモード、WEB会議モード、ファンクションモードなどの各種モードへ移行させることが可能なサブメニューを含む。画像管理モードは、HDD14やメモリーカード(不図示)などに保存された画像ファイルの管理を行うことができるアプリケーションプログラムを実行できるモードである。ディスプレイヘルプモードは、外部モニターへの複数ウインドウ一括移動等、作業の効率化が実現できるモードである。WEB会議モード、ネットワークインターフェース17を介して、ノートPCをネットワーク会議システムに接続できるモードである。ファンクションモードは、表示パネル42のバックライトの輝度調整や、スピーカー21の音量調整などを行うことができるモードである。
図22Cに示すメニューバー500は、カスタマイズメニューを表示している。カスタマイズメニューは、ブラウザモード、文書作成モード、表計算モード、メールモード、ファンクションモードなどの各種モードへ移行させることが可能なサブメニューを含む。ブラウザモードは、ウェブページを表示可能なブラウザソフトウェアを起動可能なモードである。文書作成モードは、文書作成ソフトウェアを起動可能なモードである。表計算モードは、スプレッドシートソフトウェアを起動可能なモードである。メールモードは、電子メールソフトウェアを起動可能なモードである。ファンクションモードは、表示パネル42のバックライトの輝度調整や、スピーカー21の音量調整などを行うことができるモードである。
なお、メニューバー500の種類(基本メニュー、応用メニュー、カスタマイズメニュー)は、一例である。また、基本メニュー、応用メニュー、およびカスタマイズメニューに含まれるサブメニューの内容は、一例である。
以下、メニューバー500の表示方法について説明する。
メニューバー500は、OSの起動直後など、特定の操作を行っていない時は表示パネル42に表示されていない。このような構成とすることで、ノートPCにおいて文書作成などの作業を行う際、表示パネル42に表示する作業領域を広く確保することができるので、作業効率を向上することができる。なお、本実施の形態では、メニューバー500は、特定の操作を行っていない時は表示パネル42に表示しない構成としたが、常に表示パネル42に表示させてもよい。また、メニューバー500は、表示パネル42に表示されていない時は、アイコンとして表示パネル42に表示させておいてもよい。
ユーザーは、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bを押圧操作することにより、表示パネル42にメニューバー500を表示させることができる。具体的には、操作検出部54(図2参照)は、タッチセンサー53の操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bがユーザーにより押圧操作されたことを検出すると、検出信号をCPU11に送る。CPU11は、操作検出部54から検出信号が送られると、表示制御部41に対してメニューバー500を表示する命令を送る。表示制御部41は、CPU11から送られる命令に基づき、図22Aに示すメニューバー500を表示パネル42に表示するよう制御する。
なお、本実施の形態では、第1の領域50aまたは第2の領域50bがユーザーにより押圧操作された時、常に図22Aに示す基本メニューを表示する構成としたが、これには限らない。例えば、メニューバー500の表示を消去する時のメニューバー500の表示内容を記憶しておき、第1の領域50aまたは第2の領域50bがユーザーにより押圧操作された時に、記憶しておいた表示内容のメニューバー500を表示する構成としてもよい。すなわち、応用メニューを表示させた状態でメニューバー500の表示を消去した場合、次にメニューバー500を表示させた時に応用メニューを表示する構成としてもよい。
また、ユーザーにおいて、初期表示するメニューバー500の内容を任意に選択できる構成としてもよい。このような構成とすることにより、例えばユーザーにおいて使用頻度が高いメニューを初期表示するメニューバー500として設定することができる。
図22Aに示すように基本メニューが表示されている状態において、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作されると、CPU11は、表示制御部41に対して、メニューバー500の表示を切り替える命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示させているメニューバー500を、基本メニューから応用メニュー(図22B参照)に切り換えるよう制御する。
図22Bに示すように応用メニューが表示されている状態において、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作されると、CPU11は、表示制御部41に対して、メニューバー500の表示を切り替える命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示させているメニューバー500を応用メニューからカスタマイズメニュー(図22C参照)に切り換えるよう制御する。
図22Cに示すようにカスタマイズメニューが表示されている状態において、操作領域50における第1の領域50aまたは第2の領域50bが押圧操作されると、CPU11は、表示制御部41に対して、メニューバー500の表示を切り替える命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示させているメニューバー500をカスタマイズメニューから基本メニュー(図22A参照)に切り換えるよう制御する。
すなわち、第1の領域50aまたは第2の領域50bを押圧操作するごとに、基本メニュー、応用メニュー、カスタマイズメニューの順番で、繰り返して表示を切り替えることができる。
なお、メニューバー500は、第1の領域50a及び第2の領域50bのいずれか一方を断続的に押圧操作すると表示内容を切り換えることができるとともに、第1の領域50a及び第2の領域50bを交互に押圧操作しても表示内容を切り換えることができる。
メニューバー500の表示は、第1の領域50a及び第2の領域50bを所定の操作を行うことにより消去することができる。所定の操作とは、例えば、第1の領域50a及び第2の領域50bのうちいずれか一方を連続的に数秒(例えば2秒)押圧する操作、第1の領域50aと第2の領域50bとを同時に押圧する操作、などがある。
〔4.場所モードの動作〕
以下、図22Aに示す基本メニュー内の場所ボタン500aが選択された際の動作について説明する。
図23は、表示パネル42に基本メニューが表示されている状態において、操作領域50における場所ボタン500aに対応する部位が押圧操作された際の、メニューバー500の表示内容を示す。すなわち、図23は、ノートPCが場所モードへ移行した際の、メニューバー50の表示内容を示す。
なお、場所モードとは、予め設定されている複数の場所種の中から一つを選択した時に、ノートPCにおけるネットワーク接続の状態、スピーカー21の音量、表示パネル42の輝度レベルが設定されるモードのことである。ネットワーク接続の状態は、オン/オフの2つの状態を有する。ネットワーク接続がオンの状態は、LAN接続/WAN接続の2つの状態を有する。スピーカー21の音量は、0〜10の範囲で数値化し、「0」は音声出力がオフの状態で、「10」は最大音量を表している。表示パネル42の輝度レベルは、1〜10の範囲で数値化し、「1」が最小輝度で、「10」が最大輝度を表している。
本実施の形態では、場所種は、「飛行機」、「カフェ」、「公園」、「オフィス」、「プレゼンテーション」の5種類とした。「飛行機」の設定内容は、飛行機の機内や電車の車内などのように、比較的狭い空間でかつ周囲に他人がいることが多い場所でノートPCを使用する場合に有効な設定内容である。「カフェ」の設定内容は、レストランやカフェの店内などのように、比較的広い空間でかつ周囲に他人がいることが多い場所でノートPCを使用する場合に有効な設定内容である。「公園」の設定内容は、屋外でノートPCを使用する場合に有効な設定内容である。「オフィス」の設定内容は、屋内のオフィスでノートPCを使用する場合に有効な設定内容である。「プレゼンテーション」は、ノートPC単体あるいはノートPCをプロジェクター装置に接続して、プレゼンテーションを行う際に有効な設定内容である。
操作領域50における場所ボタン500aに対応する部位が押圧操作された場合、操作検出部54(図2参照)は、検出信号をCPU11へ送る。CPU11(図2参照)は、操作検出部54から検出信号を受け取ると、表示制御部41(図2参照)に対して、場所種メニューを表示する命令を送る。表示制御部41は、CPU11から命令を受け取ると、図23に示すように場所ボタン500aの下層に場所種メニュー500bを表示パネル42に表示するよう制御する。場所種メニュー500bには、「飛行機」、「カフェ」、「公園」、「オフィス」、「プレゼンテーション」の各場所種を表すボタンが表示される。
図23に示す表示において、所望の場所種に対応した第3の領域50cを操作することにより、所望の場所種を選択することができる。例えば、第3の領域50cの一部である第4の領域50dを押圧操作することにより、場所種メニュー500bにおける「飛行機」を選択することができる。
図24は、場所モードにおける動作フローを示す。図25Aは、場所種メニュー500bにおける「飛行機」が選択された時の表示内容を示す。図25Bは、場所種メニュー500bにおける「カフェ」が選択された時の表示内容を示す。図25Cは、場所種メニュー500bにおける「公園」が選択された時の表示内容を示す。図25Dは、場所種メニュー500bにおける「オフィス」が選択された時の表示内容を示す。図25Eは、場所種メニュー500bにおける「プレゼンテーション」が選択された時の表示内容を示す。
〔4−1.「飛行機」が選択された場合〕
操作検出部54(図2参照)が図23に示す第4の領域50dが押圧操作されたことを検出すると(S1におけるYES判断)、CPU11はメニューバー500における「飛行機」が選択されたと判断し、HDD14に記憶されている第1の設定情報を読み出す(S11)。
第1の設定情報は、場所種「飛行機」に対応した設定情報であって、ネットワーク接続の設定が「オフ」、スピーカー21の音量が「0」、表示パネル42の輝度レベルが「1」に設定されている。すなわち、飛行機の機内等では、計器等に悪影響を与える可能性があるため、ネットワーク接続の設定をオフにすることが好ましい。なお、衛星を使った機内LAN等のように、機内でネットワークが許された環境では、ネットワークの接続設定をオフからオンに変更することにより、機内LANに接続することができる。ネットワーク接続設定を変更する方法については後述する。また、飛行機の機内等において、スピーカー21から音声が出力されたり、表示パネル42のバックライトが明るすぎたりすると、周囲の人間が迷惑を被る可能性があるため、スピーカー音量は0とするとともに表示パネル42の輝度レベルは低くすることが好ましい。
CPU11は、メニューバー500において「飛行機」が選択されたと判断すると、図25Aに示す設定情報ウインドウ601を表示する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に設定情報ウインドウ601を表示するよう制御する。設定情報ウインドウ601は、ネットワーク接続の設定情報601aと、スピーカー音量の設定情報601bと、表示パネル42の輝度レベルの設定情報601cとを表示している。各設定情報は、オン/オフ表示またはレベルメーターで表示するとともに、アイコンで表示している。
CPU11は、表示パネル42に設定情報ウインドウ601を表示する命令を出力するとともに、ネットワークインターフェース17をオフ状態になるよう制御し(S16)、音声出力制御部20に対してスピーカー21の音量を「0」にするよう命令し(S17)、表示制御部41に対して表示パネル42の輝度レベルを「1」にするよう命令する(S18)。ネットワークインターフェース17は、CPU11からの制御によりオフ状態となる。音声出力制御部20は、CPU11からの命令に基づき、スピーカー21から音声が出力されないよう制御する。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42のバックライトの明るさを、輝度レベル「1」に対応した明るさ(最小輝度)に調整する。
〔4−2.「カフェ」が選択された場合〕
操作検出部54(図2参照)が図5に示す第5の領域50eが押圧操作されたことを検出すると(S2におけるYES判断)、CPU11はメニューバー500における「カフェ」が選択されたと判断し、HDD14に記憶されている第2の設定情報を読み出す(S12)。
第2の設定情報は、場所種「カフェ」に対応した設定情報であって、ネットワーク接続の設定が「オン(ワイヤレスLAN)」、スピーカー21の音量が「0」、ディスプレイ4の輝度レベルが「4」に設定されている。すなわち、カフェの店内等には、ワイヤレスLANのアクセスポイントが設置されていることがあり、ネットワーク接続の設定をオンにしておくことで、無線通信によりLANに接続することができる。また、カフェの店内等において、スピーカー21から音声が出力されると、周囲の人間が迷惑を被る可能性があるため、スピーカー音量は0とすることが好ましい。また、カフェ等の店内は、昼間の屋外よりも環境照度が低い可能性が高いため、表示パネル42のバックライトの輝度は低めに設定する方がユーザーの目の疲労感が軽減されるため、好ましい。
CPU11は、メニューバー500において「カフェ」が選択されたと判断すると、図25Bに示す設定情報ウインドウ602を表示する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に設定情報ウインドウ602を表示するよう制御する。設定情報ウインドウ602は、ネットワーク接続の設定情報602aと、スピーカー音量の設定情報602bと、表示パネル42の輝度レベルの設定情報602cとを表示している。各設定情報は、オン/オフ表示またはレベルメーターで表示するとともに、アイコンで表示している。
CPU11は、表示パネル42に設定情報ウインドウ602を表示する命令を出力するとともに、ネットワークインターフェース17をオン状態(ワイヤレスLAN)になるよう制御し(S16)、音声出力制御部20に対してスピーカー21の音量を「0」にするよう命令し(S17)、表示制御部41に対して表示パネル42の輝度レベルを「4」にするよう命令する(S18)。ネットワークインターフェース17は、CPU11からの制御によりオン状態となり、無線通信によりLANに接続可能な状態となる。音声出力制御部20は、CPU11からの命令に基づき、スピーカー21から音声が出力されないよう制御する。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42のバックライトの明るさを、輝度レベル「4」に対応した明るさに調整する。
〔4−3.「公園」が選択された場合〕
操作検出部54(図2参照)が図5に示す第6の領域50fが押圧操作されたことを検出すると(S3におけるYES判断)、CPU11はメニューバー500における「公園」が選択されたと判断し、HDD14に記憶されている第3の設定情報を読み出す(S13)。第3の設定情報は、場所種「公園」に対応した設定情報であって、ネットワーク接続の設定が「オン(ワイヤレスWAN)」、スピーカー21の音量が「10」、表示パネル42の輝度レベルが「8」に設定されている。すなわち、公園等の屋外では、無線通信によりWANに接続可能な場合があり、ネットワーク接続の設定をオンにしておくことでWANに接続することができる。また、公園等の屋外では、周囲に他の人間がいることが少ないため、スピーカー21から音声を出力したとしても、周囲の他人が迷惑を被る可能性は低い。また、公園等の屋外では、周辺の環境音(自動車の走行音等)によりスピーカー21から出力される音声が聞き取りにくいことがあるため、スピーカー21の音量は最大に設定することが好ましい。また、公園等の屋外(昼間)では、周辺の環境照度が十分高いため、表示パネル42のバックライトの輝度レベルは高めに設定する方が表示パネル42の表示が見やすく、好ましい。
CPU11は、メニューバー500において「公園」が選択されたと判断すると、図25Cに示す設定情報ウインドウ603を表示する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に設定情報ウインドウ603を表示するよう制御する。設定情報ウインドウ603は、ネットワーク接続の設定情報603aと、スピーカー音量の設定情報603bと、表示パネル42の輝度レベルの設定情報603cとを表示している。各設定情報は、オン/オフ表示またはレベルメーターで表示するとともに、アイコンで表示している。
CPU11は、表示パネル42に設定情報ウインドウ603を表示する命令を出力するとともに、ネットワークインターフェース17をオン状態(ワイヤレスWAN)になるよう制御し(S16)、音声出力制御部20に対してスピーカー21の音量を「10」にするよう命令し(S17)、表示制御部41に対して表示パネル42の輝度レベルを「8」にするよう命令する(S18)。ネットワークインターフェース17は、CPU11からの制御によりオン状態となり、無線通信によりWANに接続可能な状態となる。音声出力制御部20は、CPU11からの命令に基づき、スピーカー21から出力される音声が音量「10」に対応した音量になるよう調整する。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42のバックライトの明るさを、輝度レベル「8」に対応した明るさに調整する。
〔4−4.「オフィス」が選択された場合〕
操作検出部54(図2参照)が図23に示す第7の領域50gが押圧操作されたことを検出すると(S4におけるYES判断)、CPU11はメニューバー500における「オフィス」が選択されたと判断し、HDD14に記憶されている第4の設定情報を読み出す(S13)。
第4の設定情報は、場所種「オフィス」に対応した設定情報であって、ネットワーク接続の設定が「オン(ワイヤレスLAN)」、スピーカー21の音量が「5」、表示パネル42の輝度レベルが「5」に設定されている。すなわち、オフィスでは、LANに接続可能なアクセスポイントが設置されている場合があり、ネットワーク接続の設定をオンにしておくことで、そのアクセスポイントを介してオフィス内のLANに接続することができる。また、屋内のオフィスでは、蛍光灯を用いた照明器具を点灯させて環境照度を確保していることが多く、表示パネル42の輝度レベルは中間程度とすることが好ましい。
CPU11は、メニューバー500において「オフィス」が選択されたと判断すると、図25Dに示す設定情報ウインドウ604を表示する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に設定情報ウインドウ604を表示するよう制御する。設定情報ウインドウ604は、ネットワーク接続の設定情報604aと、スピーカー音量の設定情報604bと、表示パネル42の輝度レベルの設定情報604cとを表示している。各設定情報は、オン/オフ表示またはレベルメーターで表示するとともに、アイコンで表示している。
CPU11は、表示パネル42に設定情報ウインドウ604を表示する命令を出力するとともに、ネットワークインターフェース17をオン状態(ワイヤレスLAN)になるよう制御し(S16)、音声出力制御部20に対してスピーカー21の音量を「5」にするよう命令し(S17)、表示制御部41に対して表示パネル42の輝度レベルを「5」にするよう命令する(S18)。ネットワークインターフェース17は、CPU11からの制御によりオン状態となり、無線通信によりLANに接続可能な状態となる。音声出力制御部20は、CPU11からの命令に基づき、スピーカー21から出力される音声が音量「5」に対応した音量になるよう調整する。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42のバックライトの明るさを、輝度レベル「5」に対応した明るさに調整する。
〔4−5.「プレゼンテーション」が選択された場合〕
操作検出部54(図2参照)が図23に示す第8の領域50hが押圧操作されたことを検出すると(S5におけるYES判断)、CPU11はメニューバー500における「プレゼンテーション」が選択されたと判断し、HDD14に記憶されている第5の設定情報を読み出す(S13)。
第5の設定情報は、場所種「プレゼンテーション」に対応した設定情報であって、ネットワーク接続の設定が「オン(ワイヤレスLAN)」、スピーカー21の音量が「2」、表示パネル42の輝度レベルが「8」に設定されている。すなわち、オフィス等において、ノートPCを用いてプレゼンテーションを行う際は、オフィス等におけるLANに接続可能な場合があり、ネットワーク接続の設定をオンにしておくことで、LANに接続することができる。また、プレゼンテーションを行っている時は、表示パネル42のバックライトの輝度は高めに設定する方が、表示パネル42の表示が見やすく、好ましい。
CPU11は、メニューバー500において「プレゼンテーション」が選択されたと判断すると、図25Eに示す設定情報ウインドウ605を表示する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に設定情報ウインドウ605を表示するよう制御する。設定情報ウインドウ605は、ネットワーク接続の設定情報605aと、スピーカー音量の設定情報605bと、表示パネル42の輝度レベルの設定情報605cとを表示している。各設定情報は、オン/オフ表示またはレベルメーターで表示するとともに、アイコンで表示している。
CPU11は、表示パネル42に設定情報ウインドウ605を表示する命令を出力するとともに、ネットワークインターフェース17をオン状態(ワイヤレスLAN)になるよう制御し(S16)、音声出力制御部20に対してスピーカー21の音量を「2」にするよう命令し(S17)、表示制御部41に対して表示パネル42の輝度レベルを「8」にするよう命令する(S18)。ネットワークインターフェース17は、CPU11からの制御によりオン状態となり、無線通信によりLANに接続可能な状態となる。音声出力制御部20は、CPU11からの命令に基づき、スピーカー21から出力される音声が音量「2」に対応した音量になるよう調整する。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42のバックライトの明るさを、輝度レベル「8」に対応した明るさに調整する。
〔4−6.場所モードの終了動作〕
場所モードを終了する場合は、場所ボタン500aに対応する領域50iを押圧操作する。図23等に示すように、場所種メニュー500bが表示されている状態において、操作検出部54(図2参照)は、領域50iが押圧操作されたことを検出すると、検出信号をCPU11へ送る。CPU11は、操作検出部54から検出信号を受け取ると、表示制御部41に対して、場所種メニュー500bの表示を消去する命令を送る。表示制御部41は、CPU11から送られる命令に基づき、場所種メニュー500bの表示を消去するよう表示パネル42を制御する。これにより、表示パネル42の表示は、図22Aに示す状態に戻る。
なお、場所モードの終了操作は、上記操作に限らない。例えば、場所種メニュー500b内に、「場所モードの終了」を表すボタンを表示し、そのボタンに対応する操作領域50の一部を押圧操作することにより、場所モードが終了するよう制御する構成としてもよい。また、場所モードへ移行後、予め設定されている時間(例えば10秒)が経過すると、自動的に場所モードが終了するよう制御する構成としてもよい。
〔4−7.設定情報の変更方法〕
第1〜第5の設定情報は、任意に変更可能とすることが好ましい。
図26は、詳細設定ウインドウ606の表示内容を示す。図26に示す詳細設定ウインドウ606は、図25A等に示すように設定情報ウインドウ601が表示されている時に、所定の操作を行うことにより表示することができる。所定の操作とは、例えば、詳細設定ウインドウを表示させたい場所種に対応する操作領域50をダブルクリックする操作のことである。すなわち、操作検出部54(図2参照)は、タッチセンサー53における特定の領域がダブルクリック操作されたことを検出すると、検出信号をCPU11へ送る。CPU11は、操作検出部54から検出信号を受け取ると、詳細設定ウインドウを表示する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11から送られる命令に基づき、表示パネル42に詳細設定ウインドウを表示するよう制御する。
例えば、図23に示すように表示パネル42に場所種メニュー500bが表示されている状態において、ユーザーにより第5の領域50eがダブルクリック操作されると、表示制御部42は、図26に示す場所種「カフェ」の詳細設定ウインドウ606を表示パネル42に表示するよう制御する。
図26に示すように、詳細設定ウインドウ606は、ネットワーク接続設定部606a、輝度調整部606b、スピーカー音量調整部606cを備えている。ネットワーク接続設定部606aは、ネットワークの接続可否やネットワークの接続先を設定可能である。輝度調整部606bは、表示パネル42のバックライトの輝度を任意の値に変更可能である。スピーカー音量調整部606cは、スピーカー21の音量を任意の値に変更可能である。なお、ネットワーク接続の設定を変更する場合は、ポインティングデバイス7や外部接続されたマウスを操作して、表示パネル42に表示されているカーソル606hをネットワーク接続設定部606aへ移動させ、クリック操作を行う。すると、プルダウンメニューが表示されるので、そのメニューの中から所望のネットワーク接続方法やネットワーク接続先を選択する。また、輝度調整及び音量調整を行う場合は、ポインティングデバイス7等を操作してカーソル606hを輝度調整部606bまたはスピーカー音量調整部606cへ移動させ、レベルメーターの指針を図示のプラス側またはマイナス側へドラッグ操作する。レベルメーターの指針を所望位置(レベル)まで移動させることにより、表示パネル42の輝度またはスピーカー音量を任意の値に設定することができる。
詳細設定ウインドウ606は、上記の設定項目以外に、電源管理の設定やスリープ動作の設定などを行うことができることが好ましい。図26に示す詳細設定ウインドウ606は、上記の設定項目以外に、さらに、電源管理設定部606d、スリープ設定部606e、閉蓋時の動作設定部606f、壁紙選択部606gを備えている。電源管理設定部606aは、ノートPCが一定時間操作されない場合に、表示パネル42やHDDへの給電をオフにする制御に関する設定を行うことができる。スリープ設定部606eは、ノートPCがスリープ状態へ移行するまでの時間を設定することができる。スリープとは、作業中のデータをHDDに一時的に保存し、ノートPCの電源をオフにする制御のことである。閉蓋時の動作設定部606fは、図1に示す第2の筐体2が閉蓋位置まで回動した時のノートPCの動作を設定することができる。設定内容としては、例えばノートPCの動作のロック、スリープ状態への移行などがある。なお、閉蓋位置とは、ディスプレイ4の表示面と第1の筐体1に配されているキーボードの操作面とが略平行になる姿勢にした時の、第1の筐体1に対する第2の筐体2の位置を示す。壁紙選択部606gは、表示パネル42に表示する壁紙を選択することができる。電源管理設定部606d、スリープ設定部606e、閉蓋時の動作設定部606f、壁紙選択部606gは、いずれもプルダウンメニュー方式となっており、前述したネットワーク接続設定部606aの設定方法と同様の設定方法により、設定内容を変更することができる。
なお、図26に示す詳細設定ウインドウ606に含まれている設定項目は一例である。
本実施の形態では、場所種に対応する操作領域50がダブルクリックされたことを検出すると、詳細設定ウインドウ606を表示するよう制御する構成としたが、設定情報ウインドウが表示されている状態において、場所種に対応する操作領域50がクリックされたことを検出すると、詳細設定ウインドウ606を表示するよう制御する構成としてもよい。例えば、図25Aに示すように、場所種「飛行機」の設定情報ウインドウ601が表示されている状態において、第4の領域50dがクリックされることにより、場所種「飛行機」の設定情報を変更可能な詳細設定ウインドウを表示するよう制御する。
〔5.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、場所モードを備え、複数の場所種の中から使用環境(使用場所)に適した場所種を選択することにより、表示パネル42の輝度やスピーカー21の音量などのプロファイルを簡単に変更することができるので、操作性を向上することができる。すなわち、従来では、ノートPCの使用環境(使用場所)に応じて、表示パネル42の輝度調整、スピーカー21の音量調整、ネットワークの接続設定をそれぞれ個別に行わなければならなかったが、本実施の形態によれば、場所種メニュー500bの中から一つの場所種を選択するだけで、表示パネル42の輝度調整、スピーカー21の音量調整、ネットワークの接続設定が実行される。
なお、本実施の形態では、場所種は、「飛行機」、「カフェ」、「公園」、「オフィス」、「プレゼンテーション」の5種類としたが、他の場所種に変更あるいは他の場所種を追加可能な構成としてもよい。上記場所種の他、例えば「自宅」や「会議室」なども考えられる。「自宅」は、例えば、商用電源に接続して使用することを想定し、電源設定などがパフォーマンス優先に設定された設定情報とすることができる。「会議室」は、例えば、ネットワーク接続がオン、スピーカー音量が「0」、表示パネルの輝度レベルが「1」に設定された設定情報とすることができる。
また、「日本」や「アメリカ」など、国毎の場所種を備えてもよい。この場所種は、国毎にネットワークの接続先が異なる場合に有効である。また、国毎の場所種を備える場合は、場所種の設定情報に時刻情報を含めることが好ましい。これにより、ノートPCを使用する国に対応した場所種を選択することにより、ノートPC内の内部時計の現在時刻を時差に基づいて補正し、使用国における現在時刻を表示することができる。
また、場所種の名称は、ユーザーが任意の名称に変更可能な構成とすることができる。変更方法は、例えば、図26に示す詳細設定ウインドウ606内に名称を変更できる文字入力エリアを設け、その文字入力エリアに新たな名称を入力することにより名称を変更できる方法がある。
また、本実施の形態では、メニューバー500に含まれる各ボタン、あるいは場所種メニューに含まれる場所種ボタンには、機能名やボタン名を文字で表示したが、図形で表示してもよい。すなわち、各ボタンを一般的に「アイコン」と呼ばれる形態にしてもよい。なお、本実施の形態における各ボタン(文字が表示されているボタン)は、「アイコン」の範囲に含むものとする。
また、第1の領域50a、第2の領域50b,第3の領域50cは、各々独立した領域を指している。また、領域50d,50e,50f,50g,50h,50iは、第3の領域50cの一部を指している。
また、本実施の形態におけるメニューバー500に含まれる各ボタンは、本発明のアイコンの一例である。なお、「アイコン」は、一般的にはコンピューターに与える指示や命令などを分かりやすく記号化した図形を指すが、本発明における「アイコン」は、前記図形は勿論、例えば図22Aに示すようなメニューバー500に含まれるボタンをも含むよう広義に解釈するものとする。また、本実施の形態における表示パネル42あるいはそれを含むディスプレイ4は、本発明の表示手段または表示装置の一例である。また、本実施の形態におけるメニューバー500は、本発明のアイコン表示領域の一例である。また、本実施の形態における表示制御手段41は、本発明の表示制御手段の一例である。また、本実施の形態における操作部16は、本発明の操作手段または信号入力部の一例である。また、本実施の形態における場所種は、本発明の操作環境の一例である。また、本実施の形態における設定情報は、本発明のプロファイルの一例である。また、本実施の形態における場所種ボタンは、本発明のプロファイル切替手段の一例である。また、本実施の形態における第2の筐体2は、本発明の第2筐体の一例である。また、本実施の形態における第1の筐体1は、本発明の第1筐体の一例である。また、本実施の形態におけるヒンジ部3に含まれる支軸は、本発明の回動軸の一例である。また、本実施の形態における操作領域50、タッチセンサー53は、本発明の接触操作部の一例である。また、本実施の形態における第1の領域50a、第2の領域50bは、本発明の指示部の一例である。
本発明は、例えば、携帯型のノートPCに限らず、複数のシステム環境を切り替えて利用する情報処理装置に幅広く利用可能である。
本実施の形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1)
所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、
互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を前記画面上に表示するよう制御する表示制御手段と、
ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記画面上に表示されている前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御する、情報処理装置。
(付記2)
前記表示手段を配した第2筐体と、前記第2筐体を回動自在に開閉する回動軸を介して第1筐体とを備え、
前記操作手段は、前記第1筐体における前記回動軸近傍に配置される、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記操作手段は、前記アイコン表示領域が表示する前記複数のアイコンに対応する位置においてそれぞれの操作を受け付ける、付記1または2のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記4)
前記操作手段は、前記複数のアイコンの配列方向における少なくともいずれか一方の端部に、前記アイコン表示領域を前記画面上に表示または非表示を指示する指示部を備える、付記1〜3のうちいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記複数のアイコンは、前記ユーザーが前記操作手段を操作する操作環境を特定し、前記操作環境に応じたプロファイルを前記表示手段に表示するプロファイル切替手段である、付記1記載の情報処理装置。
(付記6)
視認信号を表示する表示装置を配した第2筐体と、前記表示装置に表示する信号を入力する信号入力部を配した第1筐体と、前記第2筐体を前記第1筐体に対し開閉自在に軸支する回動軸とをさらに備え、
前記プロファイル切替手段は、前記複数のプロファイルに対応する複数のアイコンであり、前記表示装置における前記回動軸近傍に、前記複数のアイコンを一列に表示するアイコン表示領域と、
前記アイコン表示領域に表示される複数のアイコンの位置に対応し、前記第2筐体における前記信号入力部と前記回動軸との間に配置される接触操作部とを備える、付記1記載の情報処理装置。
(実施の形態4)
特開2002−259009号公報に開示された構成では、登録アイコンの数が増えてツールバーの数が増えると、所望のアイコンを探すためのツールバーの回転操作の回数が増え、所望のアイコンを見つけるまでに時間がかかり、操作性が低下してしまうという問題があった。
実施の形態4にかかる情報処理装置は、所望のアイコンを探す時間を短縮して操作性を向上させることを目的としている。
〔1.情報処理装置の構成〕
図27は、本実施の形態における情報処理装置の一例であるノートPCの外観を示す斜視図である。図28は、ノートPCの平面図であり、主に第1の筐体1側の平面図を示している。
図27及び図28において、ノートPCは、中央演算処理装置やハードディスクドライブなどを内蔵した第1の筐体1と、メインディスプレイ4を備えた第2の筐体2とを備えている。第1の筐体1と第2の筐体2とは、互いにヒンジ部3によって矢印Zまたはその逆方向に回動可能に支持されている。また、第1の筐体1の上面1aには、キーボード6、ポインティングデバイス7、電源スイッチ8などの各種操作手段が配されている。また、第1の筐体1の上面1aには、各種情報を表示可能なサブディスプレイ5が配されている。サブディスプレイ5は、タッチパネル式モニタで構成され、本実施の形態ではタッチパネル式液晶モニタで構成されている。
図29は、本実施の形態のノートPCのハードウェア構成を示すブロック図である。図29に示すように、本実施の形態のノートPCのハードウェア構成は、中央演算処理装置(CPU)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、インターフェース15、操作部16、ネットワークインターフェース17、電源制御部18、表示制御部41、表示制御部51、および操作検出部54が、バス10によって互いに通信可能に構成されている。
CPU11は、ノートPC内の各部を制御するものであり、具体的にはRAM12に一時的に格納されたデータを処理するものである。ROM13は、BIOS(Basic Input Output System)の情報などが格納されている。なお、CPU11、RAM12、ROM13は、本発明の制御手段の一例である。
HDD14は、OSを構成している各種データや、ユーザーにより生成されたデータをファイル形式で保存している。なお、本実施の形態ではHDD14を備えているが、少なくともデータをファイル形式で保存することができれば、半導体メモリーなど他の形態の記録媒体で構成してもよい。
インターフェース15は、ノートPCと外部機器とを接続するために使用するものであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠したポートや、ヘッドホン端子などを備えている。
操作部16は、キーボード6、ポインティングデバイス7、電源スイッチ8を備えている。キーボード6は、各種文字を入力可能な複数のキーで構成されている。ポインティングデバイス7は、図28に示すように例えば四角形の操作面を有し、操作面の下部には操作面が指などで操作されたことを検出可能なセンサーを備えている。ユーザーは、指などで操作面を押圧して、押圧した状態のまま指を操作面の面方向(任意の方向)へ移動させることで、表示パネル42に表示されるカーソルを任意の位置へ移動させる操作を行うことができる(以下、この操作をスライド操作を称する)。また、ポインティングデバイス7は、操作面の近傍に2個の押しボタン式スイッチを備えている。この2個のスイッチのうち第1のスイッチは、様々な状況において例えば「決定」や「選択」の命令を入力することができる。また、2個のスイッチのうち第2のスイッチは、例えば「キャンセル」の命令を入力することができる。
ネットワークインターフェース17は、ノートPCをネットワークに接続することができる端子であり、例えばLAN(Local Area Network)に接続可能なLANポートや、外部ネットワークに直接接続可能なモデムポートを備えている。
電源制御部18は、バッテリー19から供給される電力をノートPC内の各部へ供給するものである。なお、本実施の形態のノートPCは、バッテリー19から供給される電力で駆動する構成に限らず、商用電源から供給される電力により駆動する構成を備えていてもよい。
メインディスプレイ4は、表示制御部41と表示パネル42とを備えている。
表示制御部41は、CPU11及びRAM12で処理されて生成された画像データを表示パネル42に表示可能な画像信号に変換し、変換した画像信号に基づく画像を表示パネル42に表示するよう制御する。
表示パネル42は、例えば10〜14インチ程度の液晶ディスプレイパネルで構成され、一般的にユーザーがノートPCを用いて作業をする際に、その作業に関わる情報を表示する領域である。
サブディスプレイ5は、表示制御部51,表示パネル52,操作検出部54,およびタッチパネル55を備えている。
表示制御部51は、CPU11及びRAM12で処理されて生成された画像データを表示パネル52に表示可能な画像信号に変換し、変換した画像信号に基づく画像を表示パネル52に表示するよう制御する。
表示パネル52は、例えば縦寸法20mm、横寸法200mm程度の横長の液晶ディスプレイパネルで構成されている。表示パネル52は、ユーザーがノートPCを用いて作業をする際に、その作業に関わる情報を表示することができる。
タッチパネル55は、表示パネル52の表示面上に配され、表示パネル52の表示面に対向する面の裏面(以下、操作面と称する)を指などで押圧操作することで、任意の操作を行うことができるように構成されている。具体的には、タッチパネル55は、操作面側に格子状に配列されたマトリクススイッチを備え、操作面における任意の位置を指やスタイラスペンなどで押圧することで、その位置のマトリクススイッチがオフからオンに切り替わるように構成されている(マトリクススイッチは、操作面が押圧されていない時は常時オフ状態)。オンに切り替わったマトリクススイッチの位置情報(座標)を取り出すことで、タッチパネル55における任意の位置が押圧操作されたことを検出することができる。なお、タッチパネル55としては、抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式などがあるが、いずれを搭載してもよい。また、タッチパネル55は、表示パネル52に表示される画像を外部(タッチパネル55の操作面側)から目視可能なように、少なくとも表示パネル52の有効表示エリアを覆う部分は透明に構成されている。
操作検出部54は、タッチパネル55におけるマトリクススイッチのオン/オフ状態に基づき、押圧操作された位置の情報(座標)を生成する。また、操作検出部54は、生成した位置情報をCPU11に送る。なお、タッチパネル55及び操作検出部54は、本発明の領域選択手段の一例である。
以下、情報処理装置の基本動作について説明する。
図29に示すように、ユーザーにより電源スイッチ8が操作されると、電源制御部18はバッテリー19から電力を引き込み、ノートPC内の各部へ供給する。次に、CPU11は、ROM13からBIOS情報を読み出し、次にHDD14に格納されているOSのファイルを読み出して、起動処理を行う。起動処理を行っている間、表示制御部41は、表示パネル42に起動画面を表示するよう制御する。ノートPCの起動処理が完了した状態では、表示パネル42には、各種アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンなどが表示されている。また、表示パネル52には、後述するツールバーが表示されている。
ノートPCの起動後、ユーザーによりキーボード6が操作されると、CPU11は、キーボード6に配された複数のキーのうち操作されたキーを検出し、操作されたキーに対応した文字をメインディスプレイ4の表示パネル42に表示するよう表示制御部41に命令を送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に文字を表示する。また、ユーザーによりポインティングデバイス7が操作されると、ポインティングデバイス7は、操作面におけるユーザーにより押圧操作された位置の情報を出力する。CPU11は、ポインティングデバイス7から出力される位置情報に基づき、表示パネル42に表示されているカーソルを移動する命令を表示制御部41に送る。表示制御部41は、CPU11からの命令に基づき、表示パネル42に表示されているカーソルを任意の位置に移動させるよう制御する。
また、カーソルが任意の位置にある状態で、ユーザーにより第1のスイッチが1回押圧操作されると、CPU11はこの操作を検出して各部を制御する(以下、この操作をクリック操作と称する)。また、ユーザーにより第1のスイッチが2回続けて押圧操作されると、CPU11はこの操作を検出して各部を制御する(以下、この操作をダブルクリック操作と称する)。また、ユーザーにより第1のスイッチが連続的に押圧されている状態でポインティングデバイス7の操作面がスライド操作されると、例えば表示パネル42に表示されているアイコンを任意の位置へ移動させたり、表示パネル42に表示された画像における任意の領域を囲ったりすることができる(以下、この操作をドラッグ操作と称する)。また、ユーザーによりドラッグ操作が行われている状態から、第1のスイッチの連続的な押圧操作を解除することで、ドラッグ操作に基づき実行されていた動作を終了させることができる(以下、この操作をドロップ操作と称する)。これにより、ユーザーは、キーボード6やポインティングデバイス7を操作することで、様々な作業を実行することができる。
一方、サブディスプレイ5は、タッチパネル55を備えているため、ユーザーが指やスタイラスペンなどで直接表示エリアを押圧操作することで、クリック操作、ダブルクリック操作、ドラッグ操作、ドロップ操作を行うことができる。クリック操作は、サブディスプレイ5における任意の表示エリアを短時間(例えば1秒以下)押圧する操作である。また、ダブルクリック操作は、クリック操作を断続的に2回行う操作である。また、ドラッグ操作は、サブディスプレイ5における任意の表示エリアを押圧操作し、押圧したまま指をタッチパネル55上でスライドさせる操作である。ドロップ操作は、ドラッグ操作後に指をタッチパネル55から離間する操作であり、特にドラッグ操作によりサブディスプレイ5に表示されているアイコンなどをサブディスプレイ5の表示エリア内の他の位置へ移動させた後、アイコンの位置を確定することができる操作である。
〔2.サブディスプレイ5の表示動作〕
図27及び図28に示すように、サブディスプレイ5は、ノートPCの第1の筐体1において一次元方向に長手方向を有する帯状のディスプレイで構成されている。
なお、本実施の形態では、サブディスプレイ5は、第1の筐体1上における第2の筐体2に近い位置に配されている。この位置に配置することで、サブディスプレイ5をメインディスプレイ4の近傍に配置することができ、メインディスプレイ4における表示と連動した表示をサブディスプレイ5で実現することができる。
また、サブディスプレイ5は、キーボード6に対して第2の筐体2側の位置に配置したことにより、ユーザーが通常の姿勢でキーボード6やポインティングデバイス7を操作する際の手や腕の位置からサブディスプレイ5を離すことができるので、不意にユーザーの手や腕がサブディスプレイ5に触れにくく、サブディスプレイ5の誤操作を防止することができる。
また、サブディスプレイ5は、第1の筐体1においてキーボード6などが配された上面1aに配置したことにより、メインディスプレイ4、サブディスプレイ5、およびキーボード6間の視線移動が少なくてすむため、表示内容を容易に視認することができる。また、サブディスプレイ5のタッチパネル55を操作する際に、キーボード6などからの指の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。
以下、サブディスプレイ5の具体的な表示動作について説明する。
〔2−1.ツールバーの表示〕
サブディスプレイ5には、ツールバーを表示することができる。ツールバーは、ノートPCにおける各種機能を動作させたり、ノートPCにインストールされているアプリケーションソフトウェアを起動させたりするためのアイコンが表示される領域である。ツールバーに表示されるアイコンは、予め、各種機能やアプリケーションソフトウェアなどの起動ファイルを起動できるコマンドと関連付けされている。ユーザーは、ツールバーに表示されたアイコンを、タッチパネル55を操作して選択することで、所望の機能やアプリケーションソフトウェアなどを起動することができる。なお、本実施の形態におけるツールバーは、アイコンなどが表示された特定の領域を指す帯状の表示領域の一例であり、同様の機能を有するものであれば、呼称が異なっても本実施の形態の「ツールバー」の範囲に含むものとする。
図30は、サブディスプレイ5に表示されるツールバーの表示内容を示す模式図である。本実施の形態では、4本のツールバーを切り換えて表示可能な構成とした。また、本実施の形態で表示可能なツールバーは、第1のツールバー101、第2のツールバー102、第3のツールバー103、および第4のツールバー104を含む。第1のツールバー101は、キーボード6のファンクションキーに相当する機能が割り当てられている。第2のツールバー102は、インターネットブラウザソフトなどの各種アプリケーションソフトウェアを起動可能なアイコンが割り当てられている。第3のツールバー103は、ノートPCの各種設定などを行うことができる機能などが割り当てられている。第4のツールバー104は、テレビ会議システムを実行可能な機能が割り当てられている。
なお、図30に示す例では、4本のツールバー101〜104を切り換えて表示することができる例を示しているが、ツールバーの本数は4本に限らない。勿論、1本のツールバーであっても表示することができ、5本以上であっても表示することができるが、ツールバーの本数が多すぎると、ユーザーにおいて所望のアイコンを探すのに時間や手間を要するため、図30に示すように4本程度が操作性を低下せず好ましい。また、本実施の形態における各ツールバーに登録されている機能やアプリケーションソフトウェアは一例である。また、図30の矢印Cは、ツールバー101〜104の遷移方向を示しているが、矢印Cに示す方向の逆方向に表示を遷移する構成としてもよい。
ツールバー101〜104は、それぞれ選択操作部100aとアイコン表示部100bとを有する。選択操作部100aは、複数のツールバーを切り換えて表示可能な状態において、ユーザーによって複数のツールバーの表示を順次切り換える操作を行うことができるものである。例えば、現在、サブディスプレイ5に第1のツールバー101が表示されている状態において、ユーザーが選択操作部100aを1回クリック操作すると、サブディスプレイ5の表示が第1のツールバー101から第2のツールバー102に切り換えられる。以降、選択操作部100aを1回クリック操作する毎に、サブディスプレイ5の表示が、第3のツールバー103、第4のツールバー104、第1のツールバー101、第2のツールバー102、・・・と順次切り換えて表示される。
なお、サブディスプレイ5に表示されるツールバーの切り換えは、選択操作部100aを矢印AまたはBに示す方向にスライド操作することでも、実行することができる。例えば、現在サブディスプレイ5に第1のツールバー101が表示されている状態において、選択操作部100aを矢印Aに示す方向へスライド操作すると、サブディスプレイ5の表示が第1のツールバー101から第2のツールバー102に切り換えられる。また、サブディスプレイ5に第2のツールバー102が表示されている状態において、選択操作部100aを矢印Bに示す方向へスライド操作すると、サブディスプレイ5の表示が第2のツールバー102から第1のツールバー101に切り換えられる。
また、選択操作部100aは、現在選択されているツールバーの内容を表す文字や図形が表示されている。例えば、第1のツールバー101が表示されている場合は、通常キーボード6に備わるファンクションキーに相当する機能が割り当てられているので、選択操作部100aには「Fn」の文字が表示されている。
また、選択操作部100aは、現在選択されているツールバーの通し番号と、登録されているツールバーの全本数とを表示する構成としてもよい。図30に示す例の場合、第1のツールバー101が表示されている場合は、選択操作部100aに分数「1/4」を表示し、第2のツールバー102が表示されている場合は、選択操作部100aに分数「2/4」を表示する。この表示形態は、分子がツールバーのページ番号で、分母がツールバーの全本数を表している。このような構成とすることで、ツールバーの起点を容易に把握することができる。また、ツールバーのページ番号の表示は数値表示に限らず、アイコンで表示してもよい。
また、アイコン表示部100bは、各ツールバーに登録されているアイコンを表示する領域である。例えば、第1のツールバー101の場合は、通常キーボード6に搭載されているファンクションキーに相当する「F1」や「F2」などのアイコンがアイコン表示部100bに表示されている。前述のように、ユーザーが選択操作部100aを操作してツールバーの表示が切り替わると、アイコン表示部100bに表示されるアイコンも切り替わる。
ユーザーは、アイコン表示部100bに表示されているアイコンの中から所望のアイコンをクリック操作することで、クリック操作されたアイコンに関連付けされた機能を実行したり、アプリケーションソフトウェアを起動したりすることができる。アイコンが操作されて実行される機能やアプリケーションソフトウェアに関する表示は、メインディスプレイ4において行われる。例えば、第2のツールバー102におけるインターネットアイコン102aがクリック操作されると、CPU11はHDD14からインターネットブラウザソフトのファイルを読み出して起動する。次に、メインディスプレイ4の表示制御部41は、表示パネル42にブラウザ画面を表示するよう制御する。
〔2−2.ウインドウの伸縮表示〕
前項では、ツールバーのアイコン表示部100bに表示されているアイコンがクリック操作されると、各種機能やアプリケーションソフトウェアが起動する構成について説明したが、クリック操作されたアイコンが階層構造を有する場合は、サブディスプレイ5に下層のウインドウを表示する。なお、本実施の形態におけるウインドウは、ツールバー内に表示され、アイコンなどが表示された特定の領域を指す窓状の表示領域の一例であり、同様の機能を有するものであれば、呼称が異なっても本実施の形態の「ウインドウ」の範囲に含むものとする。
図31(a)は、ツールバー内にウインドウが表示された状態を示す。例えば、図30における第4のツールバー104(テレビ会議システムのツールバー)のメンバーアイコン104aをクリック操作した際に表示される状態を示す。図31(a)に示すように、メンバーアイコン104a(図30参照)をクリック操作すると、第4のツールバー104に表示されていたメンバーアイコン104aが消去され、ウインドウ111が表示される。ウインドウ111は、メンバーアイコン104aの下層の情報がアイコン111aで表示される。本実施の形態では、テレビ会議システムに接続中のメンバー、あるいはテレビ会議システムに接続可能な状態にあるメンバーの情報が、アイコン111aで表示されるように構成されている。アイコン111aに含まれるメンバーの情報は、本実施の形態ではメンバーの顔画像及び名前としたが、これは一例である。
なお、メンバーアイコン104aをクリック操作した時に最初に表示されるウインドウ111のサイズは任意であるが、図31(a)に示すように表示されたウインドウ111のサイズに対して、ウインドウ111内に表示すべきアイコンの数が多く、全てのアイコンを同時に表示することができない場合は、一部のアイコンのみを表示し、スクロールバー111cを同時に表示する構成とすることができる。
また、ウインドウ111に表示されるアイコンの順番は、所定の優先順位に基づいて配列されている。例えば、図31に示すようにテレビ会議システムの場合は、システムに接続しているメンバーの名前を五十音順に並べた順番でもよいし、システムに接続した順番でもよい。また、アイコンの使用頻度を監視し、常に使用頻度が高い順番に並ぶように自動整列する表示としてもよく、このような表示とすることで使い勝手を向上させることができる。
また、ウインドウ111の長手方向端部にはドラッグ領域111bを有する。ユーザーは、タッチパネル55におけるドラッグ領域111b上を指などで押圧し、そのまま矢印Dに示す方向へドラッグ操作を行うことで、図31(b)に示すようにウインドウ111の長手方向のサイズを拡大することができる。
なお、ウインドウ111内のアイコン111aのサイズは、ウインドウ111の拡大前(図31(a))と拡大後(図31(b))とで変わらず、ウインドウ111内に表示されるアイコン111aの数が増える状態になる。また、第4のツールバー104においてウインドウ111の隣に表示されている他のアイコン112は、ウインドウ111の矢印Dに示す方向へのサイズ拡大に伴って、矢印Dに示す方向へ移動する。
また、ウインドウ111は、図31(b)に示す状態からドラッグ領域111bが矢印Dに示す方向にドラッグ操作されることで、図31(c)に示すようにさらにサイズを拡大することができる。この時、第4のツールバー104に表示されている他のアイコン112は、さらに矢印Dに示す方向へ移動する。図31(c)に示すように、ウインドウ111のサイズ拡大に伴って、アイコン112の一部が第4のツールバー104に表示できなくなった場合は、アイコン112のうち表示可能なアイコンのみ表示し、第4のツールバー104内にスクロールバー(不図示)を表示することで、表示できなくなったアイコン112を表示するように操作することができる。なお、ウインドウのサイズを拡大するなどしてツールバー内に表示できなくなったアイコンは、ツールバーの端部(例えば右端)において、ツールバーの長手方向のサイズを圧縮して表示する構成としてもよい。このような表示とすることで、スクロールバーを表示及び操作しなくても、表示できなくなったアイコンの存在を把握することができる。
また、ドラッグ領域111bを矢印Dに示す方向の逆方向へドラッグ操作することで、ウインドウ111のサイズを縮小することもできる。つまり、ユーザーは、ドラッグ領域111bをドラッグ操作して任意の位置へ移動させることにより、ウインドウ111を任意のサイズに調整することができる。
また、例えばドラッグ領域111bをダブルクリック操作することで、ウインドウ111を図30に示すアイコン表示に戻すことができる。
図32は、2個のウインドウがサブディスプレイ5に同時に表示されている状態を示す。図32に示すように、ツールバーに表示することができるウインドウは1個に限らず、複数のウインドウを表示することもできる。図32に示す例は、図30における第4のツールバー104内のメンバーアイコン104aをクリックしてウインドウ111を開き、ファイルアイコン104bをクリックしてウインドウ113を開いた状態を示す。ウインドウ113には、例えばテレビ会議システムに接続している他のメンバーに公開することが可能な文書やデータなどのファイルのアイコンが表示されている。
このような表示においても、ドラッグ領域111bを矢印Dに示す方向またはその逆方向へドラッグ操作することで、ウインドウ111を任意のサイズに調整することができる。また、ドラッグ領域113bを矢印Dに示す方向またはその逆方向へドラッグ操作することで、ウインドウ113を任意のサイズに調整することができる。
なお、サブディスプレイ5に同時に表示可能なウインドウの数は、図31に示すような1個や図6に示すような2個に限らず、3個以上の同時表示も可能である。図33は、4個のウインドウ111,113,114,115を同時に表示させた状態を示す。図33において、ウインドウ114は、図30に示す第4のツールバー104における時間アイコン104cをクリック操作することで表示されたウインドウである。ウインドウ115は、図30に示す第4のツールバー104におけるツールアイコン104dをクリック操作することで表示されたウインドウである。ウインドウ114及び115は、他のウインドウと同様にウインドウサイズを可変可能なドラッグ領域114b及び115bを有する(ウインドウサイズ可変操作については説明を省略する)。また、ドラッグ領域114b及び115bをダブルクリック操作することで、ウインドウ114を時間アイコン104cに戻すことができ、ウインドウ115をツールアイコン104dに戻すことができる。
なお、上記構成では、ドラッグ領域がドラッグ操作された際のウインドウ内のアイコンのサイズは変更せず、ウインドウに表示しきれないアイコンは、スクロールバーをドラッグ操作することで表示をスクロールさせた時のみ表示可能とする構成としたが、ウインドウのサイズ変更に伴ってウインドウ内のアイコンのサイズを自動調整する構成としてもよい。図34(a)〜図34(c)は、ウインドウのサイズ縮小時の表示例を示す。
まず、図34(a)に示すように、ツールバー120内に表示されているウインドウ121に、通常のサイズの複数のアイコン121a(本例では6個のアイコン)が表示されている状態において、ドラッグ領域121bを矢印Eに示す方向へドラッグ操作した場合、ウインドウ121の長手方向へのサイズが縮小される。この時、図34(a)に示す状態において表示されている全てのアイコン121aが表示されたまま、ウインドウ121内に表示されている全てのアイコン121aのサイズも幅方向(ウインドウの長手方向と同じ方向)へ縮小される。図34(b)は、ウインドウ121のサイズを縮小した状態を示す。図34(b)に示す状態では、幅方向のサイズが縮小された6個のアイコン121aが、ウインドウ121の長手方向に並んで表示されている。
また、図34(b)に示す状態からドラッグ領域121bをさらに矢印Eに示す方向へドラッグ操作すると、さらにウインドウ121の長手方向のサイズが縮小される。この時、図34(b)に示す状態において表示されている全てのアイコン121aを表示したまま、ウインドウ121内に表示されている全てのアイコン121aのサイズも幅方向(ウインドウの長手方向と同じ方向)へ縮小される。しかし、ウインドウ121の長手方向のサイズを小さくしすぎると、アイコン121aの幅方向のサイズが小さくなりすぎて、アイコン121aの文字やマークを視認することが困難になる。そこで本実施の形態では、ウインドウ121の長手方向の寸法またはアイコンの幅方向の寸法が所定のサイズ以下になれば、ウインドウ121内においてアイコンを複数段に並べて表示する。図34(c)は、6個のアイコン121aが3個ずつ2段に分けて表示された例である。このような表示とすることで、ウインドウ121のサイズが長手方向に縮小されたとしても、ウインドウ121に含まれるアイコンを全て表示することができる。また、アイコンは、縮小後の縦横比が縮小前の縦横比と同等であるため、幅方向にのみ縮小された場合に比べてアイコンの文字やマークの視認性が高い。なお、図34(c)に示す表示形態は一例であり、ウインドウのサイズやアイコンの個数に応じて、例えば3段表示にすることも可能である。
図34(c)に示す状態からドラッグ領域121bを矢印Eの逆方向へドラッグ操作することで、図34(b)あるいは図34(a)に示す表示形態に移行させることができる。
〔2−3.階層表示〕
本実施の形態におけるツールバー表示では、複数の階層を持たせることができる。
図35(a)〜図35(c)は、複数の階層を有するツールバーの表示の遷移を示す。まず、図35(a)に示す通常の表示状態(ウインドウ131内に4個のアイコン132が表示されている状態)において、下層に他のアイコンを有するアイコンには階層マーク132aが表示される。下層を有するアイコンの一例としてアイコン132がクリック操作されると、図35(b)に示すように、アイコン132とその隣のアイコンとの間にアイコン132の下層のアイコン群133が表示される。図示の例では、アイコン132の下層に3個のアイコンからなるアイコン群133が存在することを示している。
また、アイコン群133を表示すると、アイコン132における階層マーク132aは、右向き三角表示から左向き三角表示に切り替わる。右向き三角表示は、そのアイコンの下層に他のアイコンが存在することを意味しているため、下層のアイコンが表示されていない状態で表示される。一方、左向き三角表示は、下層のアイコンの表示を消去できることを意味しているため、下層のアイコンが表示されている状態で表示される。階層マーク132aが左向き三角表示の時にアイコン132をクリック操作すると。その下層のアイコン群133の表示を消去し、図35(a)に示す表示に戻すことができる。以下、説明は省略するが、他のアイコンに表示されている階層アイコンについても同様である。
図35(b)に示すように、アイコン群133の中にさらに下層を有するアイコンが存在する場合は(アイコン134)、そのアイコン134に階層マーク134aが表示される。階層マーク134aが付与されたアイコン134をクリック操作すると、図35(c)に示すように、アイコン134の隣にアイコン134の下層のアイコン群135が表示される。図示の例では、アイコン134の下層にさらに3個のアイコンからなるアイコン群135が存在することを示している。アイコン群135に含まれるアイコンの中でさらに下層に他のアイコンを有するアイコンが存在すれば、上記と同様に階層マークが表示される。
図35(c)に示す状態において、例えば、アイコン群135の領域をダブルクリック操作することで、アイコン群135の表示が消去され、図35(b)に示すようにアイコン群135の上層であるアイコン134の表示に戻る。また、図35(b)に示す状態において、例えば、アイコン群133の領域をダブルクリック操作することで、アイコン群133の表示が消去され、図35(a)に示すようにアイコン群133の上層であるアイコン132の表示に戻る。
〔2−4.スクロール表示〕
図35(b)及び図35(c)に示すように、アイコン群に含まれるアイコンの数が3個程度であれば、同図に図示のようにアイコン群に含まれる全てのアイコンを表示することができるが、アイコン群に含まれるアイコンが多い場合は全てのアイコンを同時に表示できない場合がある。
図36(a)〜図36(d)は、アイコン群に含まれるアイコンが多い場合の表示形態を示す。まず、図36(a)に示すように通常の表示状態(ウインドウ141内に4個のアイコン142が表示されている状態)において、下層に他のアイコンを有するアイコンには階層マーク142aが表示される。下層を有するアイコンの一例としてアイコン142をクリック操作すると、図36(b)に示すように、アイコン142とその隣のアイコンとの間にアイコン142の下層のアイコン群143が表示される。図36に示す例では、アイコン142の下層に10個のアイコンからなるアイコン群143が存在するが、ツールバー140の表示領域の広さの関係で、アイコン群143において同時に表示できるアイコン144の数は4個とした。具体的には、アイコン群143に含まれる10個のアイコンを所定の順序で整列した際の最初の4個のアイコンを表示する。さらに、アイコン144の下方にスクロールバー145を表示する。
ユーザーにおいて、アイコン群143に含まれる全てのアイコン144を選択的に表示及び操作可能な状態するためには、スクロールバー145を図36(b)に示す位置から矢印Fに示す方向へドラッグ操作を行う。スクロールバー145を矢印Fに示す方向へドラッグ操作すると、アイコン群143の表示領域に表示されているアイコン144が矢印Gに示す方向へ移動される。例えば、スクロールバー145を図36(c)に示す位置まで移動させると、3〜6個目のアイコン144が表示される状態になる。スクロールバー145を図36(c)に示す位置からさらに矢印Fに示す方向へドラッグ操作すると、アイコン群143の表示領域に表示されているアイコン144が矢印Gに示す方向へ移動し、図36(d)に示す状態になる。図36(d)に示す状態では、7〜10個目のアイコン144が表示されている。
また、スクロールバー145が図36(d)に示す位置にある時に、スクロールバー145を矢印Gに示す方向へドラッグ操作すると、アイコン群143に含まれるアイコン144が矢印Fに示す方向へ移動され、例えば図36(c)に示す状態へ移行される。同様に、図36(c)に示す状態からスクロールバー145を矢印Fに示す方向へドラッグ操作することで、図36(b)に示す状態へ移行される。
このように、スクロールバー145を矢印FまたはGに示す方向へドラッグ操作することで、アイコン群143に含まれるアイコン144が矢印GまたはFに示す方向へ移動して表示される。よって、アイコン群143に含まれる全てのアイコンを選択的に表示し、操作可能な状態にすることができる。
〔2−5.設定内容表示〕
上記説明では、ツールバーに表示されるアイコンは、所定の機能やアプリケーションソフトウェアなどを起動させるためのものであり、その機能やアプリケーションソフトウェアを指し示す名称やマークが表記されたものであった。本実施の形態におけるツールバーにはこのような表示以外に、様々な情報を表示することができる。
図37(a)〜図37(c)は、本実施の形態のツールバーにおけるアイコンの表示形態を示す。図37(a)に示すように、ツールバー150には、音量調整アイコン151、バックライト調整アイコン152、スリープアイコン153が表示されている。この時、音量調整アイコン151内には、現在の音量レベルの情報151aが表示されている。また、バックライト調整アイコン152内には、現在のメインディスプレイ4のバックライト(メインディスプレイ4が液晶表示パネルを備えている場合)の輝度レベルの情報152aが表示さされている。また、スリープアイコン153は、ノートPCをスリープ状態へ移行させることができるアイコンである。このように、ツールバー150に表示するアイコンに、現在の各種設定状態を表示することで、ユーザーは現在の設定状態を表示する画面を開くことなく、現在の設定状態を即座に把握することができる。
図37(b)は、音量調整時の表示形態を示す。図37(a)に示す状態において、音量調整アイコン151をクリック操作すると、音量調整アイコン151が図37(b)に示す表示形態に切り替えて表示される。図37(b)に示す表示形態では、音量調整を行うことができるプラスボタン151bとマイナスボタン151cとが表示されている。ユーザーがプラスボタン151bをクリック操作する毎に、内蔵スピーカー(不図示)またはヘッドホン端子(図29のインターフェース15に含む)から出力される音声の音量が上昇し、マイナスボタン151cをクリック操作する毎に音量が低下する。なお、プラスボタン151bまたはマイナスボタン151cを操作することで、プラスボタン151bの近傍に表示されている音量インジケータ151dにおけるレベル表示が増減する。ユーザーは、音量インジケータ151dの表示を見て現在の音量設定を確認しながら、音量調整を行うことができる。
また、バックライトの輝度の調整を行う際は、ユーザーは図37(a)におけるバックライト調整アイコン152をクリック操作する。ユーザーによりバックライト調整アイコン152がクリック操作されると、バックライト調整アイコン152が図37(c)に示す表示形態に切り替えて表示される。図37(c)に示す表示形態では、バックライトの輝度調整を行うことができるプラスボタン152bとマイナスボタン152cとが表示されている。ユーザーによりプラスボタン152bがクリック操作される毎に、メインディスプレイ4におけるバックライトの輝度が上昇し、マイナスボタン152cがクリック操作される毎に、メインディスプレイ4におけるバックライトの輝度が低下する。なお、プラスボタン152bまたはマイナスボタン152cを操作することで、プラスボタン152bの近傍に表示されている輝度インジケータ152dにおけるレベル表示が増減する。ユーザーは、輝度インジケータ152dの表示を見て現在の輝度設定を確認しながら、輝度調整を行うことができる。
なお、本実施の形態では、音量設定とバックライトの輝度設定について説明したが、これらは一例である。
〔2−6.メインディスプレイとサブディスプレイとの連動表示〕
次に、サブディスプレイ5に表示されたツールバーを操作した際の、メインディスプレイ4の表示動作について説明する。
図38は、メインディスプレイ4とサブディスプレイ5との連動表示状態を示す。本実施の形態では、サブディスプレイ5に画像ファイルの一覧を表示することを一例として説明する。
まず、サブディスプレイ5において、画像表示アイコン172の階層マーク172aをクリック操作すると、画像表示アイコン172の隣の領域にアイコン群173が表示される。アイコン群173に含まれる各アイコンには、画像ファイルのサムネイル画像(縮小画像)が表示されている。
次に、アイコン群173の中から所望の画像ファイルのアイコン(例えばアイコン173a)をクリック操作すると、クリック操作したアイコン173aに対応する画像ファイルに基づく画像がメインディスプレイ4に表示される。メインディスプレイ4に表示される画像は、メインディスプレイ4の全域に亘って表示してもよいし、図38に示すように縮小画像161を表示してもよい。縮小画像161は、少なくともサブディスプレイ5に表示されているサムネイル画像よりも、大きなサイズを有する。また、縮小画像161は、サブディスプレイ5においてクリック操作されたアイコン173aの近傍に表示することで、アイコン173aとの関連性を明確に表示することができる。また、縮小画像161は、四角形で表示してもよいが、図38に示すように吹き出し状に表示することで、よりアイコン173aとの関連性を明確に表示することができる。また、メインディスプレイ4に縮小画像161を表示させる際の操作は、サブディスプレイ5に表示されているアイコンをクリック操作する方法に限らない。例えば、サブディスプレイ5において、縮小画像161として表示させたいアイコンをメインディスプレイ4に向かってスライド操作することで、そのアイコンに対応する画像ファイルに基づく縮小画像161をメインディスプレイ4に表示するよう制御する構成であってもよい。
図38に示す状態から、アイコン群173内の他のアイコンをクリック操作することで、現在表示されている縮小画像161に加えて、クリック操作したアイコンに対応する縮小画像を表示することができる。すなわち、メインディスプレイ4に複数の縮小画像を同時に表示することができる。複数の縮小画像を同時に表示することで、複数の縮小画像をメインディスプレイ4上で対比することができる。なお、複数の縮小画像を同時に表示するのではなく、クリック操作したアイコンに対応する縮小画像のみをメインディスプレイ4に表示し、過去に表示されていた縮小画像は消去する構成としてもよい。
また、メインディスプレイ4に表示された縮小画像を拡大表示する際は、縮小画像161に対応するサブディスプレイ5に表示されているアイコンを再度クリック操作することで、縮小画像161をメインディスプレイ4の全域に亘って表示可能なように拡大処理される。また、ポインティングデバイス7などを操作して縮小画像161の縁部を画像拡大方向にドラッグ操作することで、画像を拡大表示することもできる。
また、メインディスプレイ4に表示された縮小画像を消去する際は、縮小画像161に対応するサブディスプレイ5に表示されているアイコンをダブルクリック操作することで、縮小画像161の表示を消去することができる。また、ポインティングデバイス7などを操作して縮小画像161をクリック操作またはダブルクリック操作することで、縮小画像161を消去することもできる。
なお、本実施の形態では、サブディスプレイ5に画像ファイルのサムネイル(アイコン)を表示し、そのサムネイルに対応した縮小画像あるいは拡大画像をメインディスプレイ4に表示する構成としたが、取り扱える情報は画像ファイルに限らない。例えば、テレビ会議システムにも用いることができる。
図39は、テレビ会議システムにおけるメインディスプレイ4とサブディスプレイ5との連動表示の形態を示す。図39に示す例では、サブディスプレイ5において、メンバーアイコン177に表示されている階層マーク177aをクリック操作すると、テレビ会議システムに接続しているメンバー、あるいは接続可能なメンバーに対応したアイコン群178が表示される。
次に、アクセスを行いたいメンバーに対応したアイコン(例えば任意の178aのアイコン)をクリック操作することで、アイコン178aに対応したメンバーのパソコンからネットワークを介して送られてくる画像データに基づく画像を、縮小画像162としてメインディスプレイ4に表示する。具体的には、アイコン178aに対応したメンバーのパソコンに接続されたカメラで撮影された当該メンバーの顔画像(静止画または動画)が縮小画像162として表示される。なお、縮小画像162の拡大方法や表示消去方法は、図12を参照して説明した例と同様であるため、説明は省略する。
〔2−7.アプリケーションソフトウェアとの連動表示〕
次に、メインディスプレイ4にアプリケーションソフトウェアを起動している状態におけるサブディスプレイ5の表示形態について説明する。
図40(a)は、各種アプリケーションソフトウェアを起動可能なアイコンを含むツールバーを示す。図40(a)に示すツールバー180において、起動したいアプリケーションソフトウェアの対応したアイコンをクリック操作することで、当該アプリケーションソフトウェアが起動する。本実施の形態では、表計算ソフトウェアを起動可能なアイコン181がクリック操作されたものとして説明する。
アイコン181をクリック操作すると、ノートPCにインストールされている表計算ソフトウェアが起動し、メインディスプレイ4に表計算ソフトウェアの画面が表示される。この時、サブディスプレイ5は、ツールバー180から図40(b)に示すツールバー182に表示が切り替わる。ツールバー182には、表計算ソフトウェアにおいて実行可能な機能のアイコンが含まれている。具体的には、既に作成したファイルを開くことができる開くアイコン182a、作成した表を所定のファイル形式で保存することができる保存アイコン182b、表において任意のデータの複製を作成することができるコピーアイコン182c、表において任意のデータを切り取ることができるカットアイコン182d、コピー処理あるいはカット処理したデータを表における任意の位置に貼り付けるペーストアイコン182e、作成した表を印刷することができる印刷アイコン182f、作成した表を印刷する前に印刷イメージをメインディスプレイ4上で確認することができるプレビューアイコン182gなどが含まれている。ツールバー182に表示されたアイコンの中から所望のアイコンをクリック操作することで、そのアイコンに対応した機能を実行することができる。
また、図40(b)に示すツールバー182は1種類でもよいが、アプリケーションソフトウェアが多機能で、ツールバーに登録されるアイコンの数が多い場合は、ツールバーを複数種類備えてもよい。その場合は、図40(b)に示す状態において選択操作部182hをクリック操作またはドラッグ操作することで、図30に示す切り換え動作と同様にツールバーの表示を切り換えることができる。
なお、図40(b)に示すツールバー182は、表計算ソフトウェアを起動した際に最初に表示されるツールバーであり、起動するアプリケーションソフトウェアによってツールバーに含まれるアイコンの種類は異なる。
表計算ソフトウェアを終了すると、サブディスプレイ5に表示されるツールバーも、図40(a)に示す表示形態に戻る。
〔2−8.具体実施例〕
次に、本実施の形態におけるサブディスプレイ5に表示されるツールバーを用いた具体実施例について説明する。具体実施例として、テレビ会議システムを挙げて説明する。
図41(a)は、サブディスプレイ5に表示されるツールバーの初期状態であり、図30におけるツールバー104に相当する。まず、図41(a)に示すツールバーにおいて、メンバーアイコン191aをクリック操作する。すると、図41(b)に示すように、テレビ会議システムに接続しているメンバーまたは接続可能なメンバーのリストがアイコン群192として表示される。表示されたアイコン群192の中から、接続したいメンバーに対応したアイコンをクリック操作することで、そのメンバーのPCとの間で直接やりとりを行うことができる状態に移行することができる。
一方、図41(a)に示すツールバーにおいて、ファイルアイコン191bをクリック操作することで、図41(c)に示すようにファイルの一覧をアイコン群193として表示することができる。なお、アイコン群193において一覧表示されたファイルは、画像ファイルやプレゼンテーションを行うための資料ファイルなどがある。次に、図41(c)において、アイコン群193の中から所望のアイコン(例えばアイコン193a)をクリック操作することで、図42に示すようにメインディスプレイ4に縮小画像162が表示されるとともに、サブディスプレイ5のツールバーにはサブメニュー194が表示される。
サブメニュー194は、拡大ボタン194aと公開ボタン194bが含まれている。拡大ボタン194aをクリック操作することで、アイコン193aに対応したファイルを開き、メインディスプレイ4に拡大表示することができる。また、公開ボタン194bをクリック操作することで、アイコン193aに対応したファイルをテレビ会議システムに接続しているメンバーに公開することができる。
また、図42において、サブディスプレイ5に表示されている任意のアイコンを所定時間(例えば約2秒)連続的にタッチ操作していると、タッチ操作されていたアイコンがドラッグ操作可能な状態になる。例えば、サブディスプレイ5に表示されている任意のファイルアイコンを指で所定時間連続的にタッチ操作すると、そのファイルアイコンがドラッグ操作可能な状態になる。そのまま指をスライドさせると、指の移動に連動してファイルアイコンが移動する(ドラッグ操作)。移動させたファイルアイコンを公開ボタン194bに重なる位置まで移動させ、指をサブディスプレイ5から離間させると(ドロップ操作)、ファイルアイコンがテレビ会議システムに接続している他のメンバーのPCに公開するよう制御される。また、ドラッグ操作したファイルアイコンを、プリンターアイコン上にドロップ操作すると、そのファイルアイコンに関連付けされたデータを本PCに接続されたプリンターに送信する。プリンターは、本PCから送信されるデータを印刷する。このように、任意のアイコン(ファイルアイコンなど)を他のアイコン(各種処理に関するアイコン)上にドラッグ及びドロップ操作することで、ファイルに関する処理を実行することができ、操作性を向上することができる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、ツールバーに表示されるウインドウやアイコンを伸縮可能な構成としたことにより、1つのツールバーで多くのアイコンを表示することができ、アイコンが増えることによる表示エリアの圧迫を低減することができる。すなわち、ツールバー以外の表示領域を多く確保することができ、多くの情報を表示することができる。
また、1つのツールバーにおいてアイコンを階層表示する構成としたことにより、1つのツールバーで多くのアイコンを表示することができ、アイコンが増えることによる表示エリアの圧迫を低減することができる。また、階層化されたアイコンに直接アクセスすることができるので、操作性を向上することができる。
また、1つのツールバーにおいてアイコンを階層表示する構成とした際に、アイコンに階層が存在することを表すマークを表示することで、ユーザーは階層を有するアイコンを容易に把握することができる。
また、1つのツールバーに含まれるアイコンの数が多く、同時に全てのアイコンを表示できない場合は、一部のアイコンのみを表示し、さらにツールバーにスクロールバーを表示する。そして、スクロールバーを移動させることで、ツールバーをスクロールさせることができ、当初表示されていなかったアイコンを表示可能な状態へ移行させることができる。
また、ウインドウを長手方向に短縮表示させた際、そのウインドウに含まれるアイコンを縮小表示する構成とすることで、ウインドウを小さくしてもそのウインドウに含まれるアイコンを全て表示あるいは可能な限り多く表示することができる。
また、アイコンに音量やメインディスプレイ4のバックライトの輝度などの現在の設定状態を表示する構成とすることで、わざわざ音量表示画面や輝度表示画面を開くことなく、容易に現在の音量や輝度の設定状態を確認することができる。また、設定状態が表示されているアイコンをクリック操作することで、設定を変更可能な画面を表示することができる。
また、アイコンをクリック操作した際に、クリック操作したアイコンに関連する別のアイコンを自動的に表示する構成としたことにより、操作性を向上させることができる。従来技術では、クリック操作したアイコンに関連する別のアイコンが他のウインドウや他のツールバー内に存在する場合は、当該別のアイコンを探すのに時間がかかっていた。本実施の形態では、関連する別のアイコンを即座に表示することで、当該別のアイコンを探す手間が省け、操作性を向上させることができる。
また、起動したアプリケーションソフトウェアに関連するアイコンを表示する構成としたことにより、操作性を向上させることができる。すなわち、アプリケーションソフトウェアにおいて使用頻度が高い機能をツールバーのアイコンで起動することができるので、少ない操作で使用頻度が高い機能を起動することができ、操作性を向上させることができる。少ない操作で機能を起動する方法として、キーボードの所定の複数のキーを同時に操作することで機能を起動する方法(いわゆるショートカットキー)があるが、このようなショートカットキーはOS毎やアプリケーションソフトウェア毎に異なることがあり、覚えるのに手間がかかってしまう。本実施の形態のように、使用頻度が高い機能をサブディスプレイ5のクリック操作でワンタッチで起動できる構成とすることで、ショートカットキーを覚える必要がなく、操作性を向上させることができる。
また、メインディスプレイ4に対して独立したサブディスプレイ5を備え、サブディスプレイ5に各種機能やアプリケーションソフトウェアなどを起動可能なアイコンを含むツールバーを表示する構成としたことにより、メインディスプレイ4の表示領域を圧迫させずに操作性を向上することができる。
また、サブディスプレイ5はタッチパネル55を備え、ユーザーによるタッチ操作で各種操作を行うことができる構成としたことにより、操作用の専用ディスプレイを設ける構成であるため、メインディスプレイ4にタッチパネルを備えた構成に比べてメインディスプレイ4の汚れを防止することができる。
また、サブディスプレイ5は、第1の筐体1におけるメインディスプレイ4に近い位置に配置したことにより、メインディスプレイ4との連動表示を行った際に、メインディスプレイ4に表示された内容との一体感を高くすることができ、視認性を向上することができる。
また、サブディスプレイ5は、図28に示すようにキーボード6の上部に配置したことにより、キーボード操作と同等の操作性を実現することができる。
また、サブディスプレイ5をタッチパネル式ディスプレイで構成したことにより、直感的な操作を実現することができ、操作性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、メインディスプレイ4とサブディスプレイ5とを備える構成としたが、従来から存在するノートPCのようにメインディスプレイのみを備えた情報処理装置であっても、本発明の構成は有効である。すなわち、本実施の形態におけるサブディスプレイ5に表示すべきツールバーを、メインディスプレイの一部に表示させることで、本発明と同様の構成及び効果を得ることができる。本実施の形態のツールバーをメインディスプレイに表示する際は、ツールバーをメインディスプレイの縁部近傍に配置することで、メインディスプレイの主要表示を妨げない。
さらに、サブディスプレイ5を、表示機能を有さないタッチパネル機能で構成した場合でも、本実施の形態におけるサブディスプレイ5に表示すべきツールバーを、メインディスプレイの一部に表示させることで、本発明と同様の構成および効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、サブディスプレイ5をタッチパネル式ディスプレイで構成し、操作性を向上させたが、必ずしもタッチパネル式ディスプレイで構成する必要はない。サブディスプレイ5を表示機能のみを備えたディスプレイで構成した場合は、キーボード6やポインティングデバイス7でサブディスプレイ5の操作を行うように構成することもできる。
また、メインディスプレイ4もタッチパネル式ディスプレイで構成してもよい。このような構成とすることで、さらにダイレクトな操作性を実現できる。
また、サブディスプレイ5の位置は、図1及び図2に示す位置に限らず、例えば図2におけるキーボード6の図示向かって左隣や右隣に、縦方向に長手方向を有する配置としてもよく、また、図2におけるポインティングデバイス7の図示向かって下隣に、横方向に長手方向を有する配置としてもよいが、図1及び図2に示す配置が最も好ましい。
また、サブディスプレイ5は、第1の筐体1に限らず第2の筐体2に配置してもよい。
また、本実施の形態では、図4に示すツールバーの表示を切り換える操作は、選択操作部100aのクリック操作あるいは矢印AまたはBに示す方向へのドラッグ操作によって行える構成としたが、このようなソフトキーによる構成以外に、ハードキーによる構成としてもよい。例えば、第1の筐体1にツールバーの表示を切り換えるための専用の操作部(ボタン、ホイールなど)を備える構成、キーボード6のカーソルキーを使って操作できる構成、ポインティングデバイス7の操作面にツールバー切り換え用の専用領域を設ける構成,インターフェース15におけるUSB端子に接続されたマウスに備えられたホイールの回転操作に連動してツールバーの表示を切り換える構成、などが考えられる。
また、本実施の形態においてツールバーに表示されるアイコンは、ユーザーにおいて任意に変更することができる構成としてもよい。変更内容としては、例えばデフォルト(ノートPCの工場出荷時)として登録されているアイコンの消去、他のアイコンの追加登録、登録済みのアイコンの位置の変更などを行うことができる。アイコンの変更方法は、メインディスプレイ上にアイコン設定画面を表示し、そのアイコン設定画面においてアイコンの追加、消去、位置変更することができる方法がある。また、追加したいアイコンをドラッグ操作でツールバー上の任意の位置へ移動しドロップ操作を行ってアイコンの追加を行ったり、既に登録されているアイコンをドラッグ操作及びドロップ操作でツールバー外へ排除したり、既に登録されているアイコンをドラッグ操作及びドロップ操作で位置を変更する方法もある。アイコンをドラッグ操作及びドロップ操作で追加などを行う場合は、ポインティングデバイス7あるいはインターフェース15に接続されたマウス等により行うことができる。
また、図31(a)〜図31(c)に示すウインドウ111の伸縮動作について、本実施の形態では、ツールバー104の右端までウインドウ111を伸張できる構成としたが、アイコン112を全て表示可能な範囲でウインドウ111を伸張できる構成としてもよい。また、ウインドウ111をアイコンと同等の大きさまで短縮した際に、自動的にウインドウ111を閉じてアイコン表示に切り換える構成としてもよい。
また、図32及び図33に示す複数ウインドウが表示されている状態において、ウインドウの初期サイズは、ツールバーに全てのアイコンとウインドウが同時に表示可能な範囲で最大のサイズとしたが、ツールバーに全てのアイコンとウインドウが同時に表示可能か否かにかかわらず、ウインドウを固定サイズとしてもよい。この場合、ツールバーに表示できないアイコンやウインドウが生じる可能性があるが、ツールバーの下端にスクロールバーを表示してツールバーをスクロールできるようにすれば、表示できないアイコンやウインドウをスクロール操作を行うことで表示することができる。
また、アイコンが階層を有する場合に表示される階層マークは、本実施の形態では階層数にかかわらず1種類としたが、階層数に応じて階層マークの形態を変える構成としてもよい。例えば、最上層のアイコンに表示される階層マークにおいて、その下層が1層である場合の階層マークと、下層が2層である場合の階層マークとを異ならせる。これにより、最上層のアイコンに表示されている階層マークを確認するだけで、階層の数を把握することができる。また、階層マークに、階層数を表す数字を表示することで、さらに階層数を把握しやすくなる。
また、本発明の情報処理装置は、本実施の形態のようにノートPCに限らず、少なくともツールバーなどのGUI(Graphical User Interface)を搭載可能な機器であれば本発明は有用である。応用例としては、例えばデスクトップPC、PDA(Personal Digital Assistance)、ゲーム機、医療機器などがある。
特に、据置型DVDレコーダー(前面パネルに搭載される表示部)、電子フォトスタンド、カーナビゲーションシステム、クロックラジオなどのように、表示部の大きさが限られている機器に有用である。このような機器では、搭載される表示部が小型であるため表示することができる情報量は限られるが、本実施の形態のような表示形態とすることで、多くの情報を表示することができる。
また、本実施の形態におけるメインディスプレイ4は、本発明の第1の表示手段の一例である。また、本実施の形態におけるサブディスプレイ5は、本発明の第2の表示手段の一例である。また、本実施の形態におけるキーボード6、ポインティングデバイス7、電源ボタン8、タッチパネル55、インターフェース15に接続可能なマウスなどの各種操作手段は、本発明の操作手段の一例である。また、本実施の形態におけるCPU11、RAM12、表示制御部41及び51など、表示パネル42及び52に画像などを表示するよう制御する構成は、本発明の表示制御手段の一例である。また、本実施の形態におけるウインドウ及びツールバーは、本発明のアイコン表示領域の一例である。
本発明は、例えば、携帯型のノートPCに限らず、複数のシステム環境を切り替えて利用する情報処理装置に幅広く利用可能である。
本実施の形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1)
本発明の情報処理装置の第1の構成は、所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を前記画面上に表示するよう制御する表示制御手段と、ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、前記表示制御手段は、前記操作手段により前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記画面上に表示されている前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御するものである。
このような構成とすることで、1つのアイコン表示領域に多くのアイコンを表示することができ、アイコンが増えることによる第1の表示手段の表示エリアの圧迫を低減することができる。すなわち、第1の表示手段にアイコン表示領域以外の表示領域を多く確保することができ、多くの情報を表示することができる。
(付記2)
本発明の情報処理装置の第2の構成は、各種情報を表示する第1の表示手段を備えた情報処理装置であって、前記第1の表示手段に対して独立した帯状の第2の表示手段と、互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を前記第2の表示領域の画面上に表示するよう制御する表示制御手段と、ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、前記表示制御手段は、前記操作手段により前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記第2の表示手段の画面上に表示されている前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御するものである。
このような構成とすることで、第1の表示手段の表示領域を圧迫させずに操作性を向上することができる。また、2次元方向以上の表示が可能な表示手段に比べて小型であるため、情報処理装置を大幅に大型化せずに済む。
(付記3)
本発明の情報処理装置において、複数の前記アイコンは、階層構造を有する構成とすることができる。
このような構成とすることで、1つのアイコン表示領域に多くのアイコンを表示することができ、アイコンが増えることによる表示エリアの圧迫を低減することができる。また、階層化されたアイコンに直接アクセスすることができるので、操作性を向上することができる。
(付記4)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、複数の前記アイコンが階層構造を有する場合、上層のアイコンに所定のマークを表示するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることで、ユーザーは階層を有するアイコンを容易に把握することができる。
(付記5)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、複数の前記アイコンを全て表示できない場合は、複数の前記アイコンのうち一部のアイコンのみを表示するとともに、前記アイコン表示領域をスクロール表示可能とした構成とすることができる。
このような構成とすることで、当初表示されていなかったアイコンを表示可能な状態へ移行させることができる。
(付記6)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記アイコン表示領域を短縮させた際、当該領域に表示されているアイコンの大きさを縮小するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることで、アイコン表示領域を小さくしてもそのアイコン表示領域に含まれるアイコンを全て表示あるいは可能な限り多く表示することができる。
(付記7)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記アイコンに可変可能な設定情報を表示するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることで、わざわざ音量表示画面や輝度表示画面を開くことなく、容易に現在の音量や輝度の設定状態を確認することができる。また、設定状態が表示されているアイコンをクリック操作することで、設定を変更可能な画面を表示することができる。
(付記8)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記設定情報の設定内容を変更可能なアイコンを表示するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることで、わざわざ音量変更画面や輝度変更画面を開くことなく、容易に音量や輝度の設定内容を変更することができる。
(付記9)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により任意のアイコンが操作された際、操作された前記アイコンに関連する他のアイコンを表示するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることで、関連する別のアイコンを即座に表示することで、当該別のアイコンを探す手間が省け、操作性を向上させることができる。
(付記10)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により任意のアプリケーションソフトウェアを起動するよう操作された際、前記アプリケーションソフトウェアに関連したアイコンを表示するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることで、アプリケーションソフトウェアにおいて使用頻度が高い機能をアイコン表示領域のアイコンで起動することができるので、少ない操作で使用頻度が高い機能を起動することができ、操作性を向上させることができる。
(付記11)
本発明の情報処理装置において、前記アイコン表示領域に表示されるアイコンは、任意に変更可能である構成とすることができる。
(付記12)
本発明の情報処理装置において、前記第2の表示手段は、前記第1の表示手段の近傍に配置されている構成とすることができる。
このような構成とすることで、第1の表示手段と第2の表示手段との連動表示を行った際に、両方の表示手段に表示された内容の一体感を高くすることができ、視認性を向上することができる。
(付記13)
本発明の情報処理装置において、前記第2の表示手段は、その表示画面上に配置され、当該表示画面に対して操作された位置の座標を出力する透過型のタッチパネルを備えている構成とすることができる。
このような構成とすることにより、直感的な操作を実現することができ、操作性を向上することができる。
(付記14)
本発明の情報処理装置において、前記第2の表示手段は、当該情報処理装置の筐体における前記操作手段が配されている面と同一面に配されている構成とすることができる。
このような構成とすることにより、第1の表示手段、第2の表示手段、および操作手段間の視線移動が少なくてすむため、第2の表示手段の表示内容を容易に視認することができる。また、タッチパネルを備えた第2の操作手段の場合、操作手段からの指の移動量を少なくすることができるので、操作性を向上することができる。
(付記15)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記第2の表示手段に、複数のアイコン表示領域を選択的に表示するよう制御する構成とすることができる。
このような構成とすることにより、一次元方向に表示が可能な小型の第2の表示手段で、多くの情報を表示することができる。
(付記16)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記タッチパネルにおける所定の位置が操作されることで、複数の前記アイコン表示領域を切り換えて表示するよう制御する構成とすることができる。
(付記17)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段において所定の操作が行われることで、複数の前記アイコン表示領域を切り換えて表示するよう制御する構成とすることができる。
(付記18)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により任意のアイコンが所定時間連続的に操作された時、前記任意のアイコンを他のアイコン上にドラッグ操作が可能な状態にするよう制御する構成とすることができる。
(付記19)
本発明の情報処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作手段により、データに関連付けされたアイコンが前記第2の表示手段から前記第1の表示手段へ移動された時、前記アイコンに関連したデータに基づく画像を前記第1の表示手段に表示するよう制御する構成とすることができる。
(実施の形態5)
図43は、メニューバー300の表示形態の遷移を示す模式図である。図43に示す表示形態の遷移は、基本メニュー(表示形態300a)から応用メニュー(表示形態300d)へ表示が切り替わる流れを示している。なお、図43に示すメニューバー300の表示形態は、図18に示すメニューバー300の表示形態と同様である。
まず、メニューバー300に基本メニューが表示されている状態(表示形態300a)において、操作領域50の第1の領域50a(図3参照)がユーザーによって矢印A(図3参照)に示す方向へスライド操作されると、基本メニューの表示内容が矢印Cに示す方向へスライドする。具体的には、メニューバー300の表示は、表示形態300aから、表示形態300b,表示形態300cの順序で表示が遷移し、表示形態300dに至る。
図示は省略するが、応用メニューからカスタマイズメニューへの表示形態の遷移、カスタマイズメニューから基本メニューへの表示形態の遷移についても、図43と同様に表示形態が遷移する。
また、本実施の形態では、矢印Cに示す方向へ表示形態が遷移する構成について説明したが、操作領域50の第1の領域50a(図3参照)がユーザーによって矢印B(図3参照)に示す方向へスライド操作された際は、矢印Cの逆方向へスライド表示する構成とすることができる。
本実施の形態によれば、メニューバー300の表示を切り替える際、メニューバー300に表示されるメニューをスライド表示することにより、基本メニュー、応用メニュー、カスタマイズメニューをディスプレイ4における狭い表示領域内で切り替えることができる。したがって、メニューバー300の表示によってディスプレイ4における作業領域(メニューバー300以外の表示領域)が狭くなってしまうことを、低減することができる。
また、操作領域50のスライド操作方向とメニューの表示形態の遷移方向とを一致させることにより、ダイレクトな操作感を得ることができる。
なお、本実施の形態にかかるメニューバー300の表示形態は、実施の形態1〜4に示すメニューバーまたはタスクバーの表示に適用可能である。
また、メニューバー300に基本メニュー、応用メニュー、カスタマイズメニューのうちどのメニューが表示されているかを容易に把握するために、メニューバー300にインジケーターを表示する構成とすることができる。図44は、メニューバー300の端部にインジケーター300eを表示した状態を示す。インジケーター300eは、メニューバー300に表示可能なメニューの数のマーク300f〜300hを含む。図44(a)に示すように、メニューバー300に基本メニュー301が表示されている時は、マーク300fが他のマークとは異なる色で表示される。図44(b)に示すように、メニューバー300に応用メニュー302が表示されている時は、マーク300gが他のマークとは異なる色で表示される。図44(c)に示すように、メニューバー300にカスタマイズメニュー303が表示されている時は、マーク300hが他のマークとは異なる色で表示される。このようなインジケーター300eを表示することにより、メニューバー300に表示可能なメニューの数及び表示順を把握することができる。
(実施の形態6)
本発明の情報処理装置は、ユーザーに対して選択を促す表示を行うことができる。
図45は、ユーザーに対して選択を促す表示を行うまでのメニューバー300の表示形態の遷移を示す。図45に示すメニューバー300は、一例として応用メニュー302(図18等に示す応用メニューと同様)を表示している。
まず、図45(a)に示すように、メニューバー300に応用メニュー302が表示されている状態において、ユーザーによって、例えば画像管理アイコン302aを選択する操作が行われると、図45(b)に示すようにサブメニュー302eを表示する。サブメニュー302eは、画像管理アイコン302aの図示右隣に表示される。サブメニュー302eは、例えばHDD14(図2参照)に保存されている画像ファイルの管理や編集等を指示することができるアイコンを含む。サブメニュー302eは、画像のサイズを変更可能なサイズ変更アイコン302f、画像ファイルのファイル名を変更可能な名前変更アイコンなどを含む。
次に、図45(b)に示すように、メニューバー300にサブメニュー302eが表示されている状態において、ユーザーによって、例えばサイズ変更アイコン302fを選択する操作が行われると、図45(c)に示すようにサブメニュー302gを表示する。サブメニュー302gは、サイズ変更アイコン302fの図示右隣に表示される。サブメニュー302gは、例えばHDD14に保存されている画像ファイルの画像のサイズを変更する指示を行うことができるアイコンを含む。本実施の形態のサブメニュー302gは、画像を報告書に添付または挿入するのに適したサイズに変更する指示が可能な報告書アイコン302h、ユーザーが任意に画像のサイズを指定可能なオリジナルアイコン、画像を電子メールに添付するのみ適した画像サイズに変更する指示が可能なメールアイコンなどを含む。
次に、図45(c)に示すように、メニューバー300にサブメニュー302gが表示されている状態において、ユーザーによって、例えば報告書アイコン302hを選択する操作が行われると、図45(d)に示すようにサブメニュー302g内に「報告書サイズに縮小します」というメッセージと、OKアイコン302iと、キャンセルアイコン302jとを表示する。図45(d)に示すサブメニュー302gの表示内容は、ユーザーに対して、画像を報告書サイズに変更するか否かを選択するよう促している表示である。図45(d)において、ユーザーによりOKアイコンを選択する操作が行われると、画像のサイズを縮小する処理が実行される。図45(d)において、ユーザーによりキャンセルアイコンを選択する操作が行われると、画像のサイズを縮小する処理は実行されず、サブメニュー302gが図45(c)に示す表示に戻る。
本実施の形態によれば、図45(d)に示すようにユーザーに対して選択を促す表示(サブメニュー302g)をメニューバー300内に表示することにより、ディスプレイ4における作業領域(メニューバー300以外の表示領域)が狭くなってしまうことを低減することができる。すなわち、図45(d)に示すサブメニュー302gをメニューバー300以外の表示領域に表示すると、ユーザーによりOKアイコン302iまたはキャンセルアイコン302jが選択操作されるまでサブメニュー302gに相当する表示がディスプレイ4における作業領域が狭くなってしまうことがある。本実施の形態では、ユーザーに対して選択を促す表示をメニューバー300内に表示することにより、ディスプレイ4における作業領域が狭くなってしまうことを低減することができる。
また、図45(d)に示すサブメニュー302gをメニューバー300以外の表示領域に表示する構成では、ディスプレイ4に作業中の文書データ等が表示されている場合、ユーザーに対して選択を促す表示が作業中の文書データ等に重畳してしまうことがある。よって、作業中の文書データ等が視認しにくくなり、作業に支障が生じてしまう。本実施の形態では、ユーザーに対して選択を促す表示をメニューバー300内に表示する構成としたことにより、ディスプレイ4に作業中の文書データ等が表示されていたとしても、ユーザーに対して選択を促す表示が作業中の文書データ等に重畳することがなく、作業に支障が生じることを防止することができる。
本発明は、例えば、携帯型のノートPCに限らず、複数のシステム環境を切り替えて利用する情報処理装置に幅広く利用可能である。
1 第1の筐体
2 第2の筐体
50 操作領域
53 タッチセンサー
54 操作検出部
200 タスクバー
300、500 メニューバー

Claims (19)

  1. 所定の処理の実行を指示するときに選択されるアイコンを表示手段の画面上に表示する情報処理装置であって、
    互いに関連する複数の前記アイコンがグループ化されたアイコン表示領域を表示するよう制御する表示制御手段と、
    ユーザーによる各種操作を受け付ける操作手段とを備え、
    前記表示制御手段は、
    前記操作手段により前記アイコン表示領域における前記複数のアイコンの配列方向と同一の一次元方向に伸張または短縮させる命令が入力された場合、前記アイコン表示領域を一次元方向に伸張または短縮させるよう制御する、情報処理装置。
  2. 前記表示手段を配した第2筐体と、前記第2筐体を回動自在に開閉する回動軸を介して第1筐体とを備え、
    前記操作手段は、前記第1筐体における前記回動軸近傍に配置される、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記操作手段は、前記アイコン表示領域が表示する前記複数のアイコンに対応する位置においてそれぞれの操作を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記操作手段は、前記複数のアイコンの配列方向における少なくともいずれか一方の端部に、前記アイコン表示領域を前記画面上に表示または非表示を指示する指示部を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記グループ化された前記複数のアイコンの内1つのアイコンを選択した時、前記表示制御手段は、前記1つのアイコンに関連する複数の関連アイコンが、当該1つのアイコンに隣接して前記アイコン表示領域に伸長表示するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記グループ化された複数のアイコンを複数種類備え、前記表示制御手段は前記アイコン表示領域に表示するグループを選択表示する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数のアイコンは、前記ユーザーが前記操作手段を操作する操作環境を特定し、前記操作環境に応じたプロファイルを前記表示手段に表示するプロファイル切替手段である、請求項1記載の情報処理装置。
  8. 視認信号を表示する表示装置を配した第2筐体と、前記表示装置に表示する信号を入力する信号入力部を配した第1筐体と、前記第2筐体を前記第1筐体に対し開閉自在に軸支する回動軸とをさらに備え、
    前記プロファイル切替手段は、前記複数のプロファイルに対応する複数のアイコンであり、前記表示装置における前記回動軸近傍に、前記複数のアイコンを一列に表示するアイコン表示領域と、
    前記アイコン表示領域に表示される複数のアイコンの位置に対応し、前記第2筐体における前記信号入力部と前記回動軸との間に配置される接触操作部とを備える、請求項1記載の情報処理装置。
  9. 複数の前記アイコンは、階層構造を有する、請求項1記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、
    複数の前記アイコンが階層構造を有する場合、上層のアイコンに所定のマークを表示するよう制御する、請求項9記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、
    複数の前記アイコンのうち一部のアイコンのみ表示可能な場合は、前記アイコン表示領域をスクロール表示可能とした、請求項1記載の情報処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、
    前記アイコン表示領域を短縮させた際、当該アイコン表示領域に表示されているアイコンの大きさを縮小するよう制御する、請求項1記載の情報処理装置。
  13. 前記表示制御手段は、
    前記アイコンに可変可能な設定情報を表示するよう制御する、請求項1記載の情報処理装置。
  14. 前記表示制御手段は、
    前記設定情報の設定内容を変更可能なアイコンを表示するよう制御する、請求項13記載の情報処理装置。
  15. 前記表示制御手段は、
    前記操作手段により任意のアイコンが操作された際、操作された前記アイコンに関連する他のアイコンを表示するよう制御する、請求項1記載の情報処理装置。
  16. 前記表示制御手段は、
    前記操作手段により任意のアプリケーションソフトウェアを起動するよう操作された際、前記アプリケーションソフトウェアに関連したアイコンを表示するよう制御する、請求項1記載の情報処理装置。
  17. 前記アイコン表示領域に表示されるアイコンは、任意に変更可能である、請求項1記載の情報処理装置。
  18. 前記表示制御手段は、
    前記操作手段により任意のアイコンが所定時間連続的に操作された時、前記任意のアイコンを他のアイコン上にドラッグ操作が可能な状態にするよう制御する、請求項1記載の情報処理装置。
  19. 前記表示手段に対して独立した第2の表示手段に前記アイコン表示領域が表示され、
    前記第2の表示手段は、前記操作手段に重畳配置される、請求項2記載の情報処理装置。
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