JP4551507B2 - 入力操作装置及び入力操作方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は入力操作装置に関し、例えばタッチパネル機能付きの表示パネルから操作情報を入力する入力装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タッチパネル機能付きの表示パネルを有する入力装置においては、ユーザが、表示パネルに表示されている複数のアイコンのうち、所望のアイコンを選択して触れることにより、当該アイコンに割り当てられている機能を操作対象の装置に指示するようになされている。この入力装置では、ユーザの操作によって表示内容を変更し得るようにしたり、アイコンをグループ化してなるメニューを階層的に表示することにより、操作性を向上している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の入力装置においては、操作対象の装置が多機能化することに伴って、アイコンの数が増加したり、メニューの階層が深くなってきており、また装置本体の小型化が進められていることもあって、操作が複雑になっている。
【0004】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来に比して一段と使い勝手を向上し得る入力操作装置を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、表示画面上に複数の操作子を所定のサイズで表示し、所定の機器を操作させる機能を当該複数の操作子に対して表示させる表示手段と、ユーザが操作子を選択するごとに複数の操作子の中からユーザによって先に選択された操作子の機能と、次に選択された操作子の機能が組み合わされたときの回数によって操作子の頻度分布を算出し頻度記憶部に記憶する記憶手段と、次に選択し得る操作子数と、当該選択し得る操作子数から求められる確率及び操作子の頻度分布から求められる確率の重み付け係数Wc(ただし0<Wc<1)とを用いて所定の数式により次に選択される操作子の確率を算出し、算出された結果の確率に基づいて次に選択される操作子のサイズを決定する決定手段とを設けるようにした。
【0006】
この結果、本願発明の入力操作装置では、次に選択される可能性の高い操作子をユーザに選択し易いサイズで表示することができるので、表示された操作子を直接操作する上で使い勝手を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0008】
図1において、1は全体としてリモートコマンダ(遠隔操作装置)を示し、ユーザの操作に応じて、操作対象である図示しないビデオテープレコーダ(VTR:Video Tape Recorder )を動作させるようになされている。このリモートコマンダ1は、操作情報を入力する入力手段としてタッチパネル機能付きの表示パネル2を有している。表示パネル2は、図2に示すように、各種アイコン3を表示するようになされており、具体的にはVTRの電源のオン・オフ動作を指示するオン・オフアイコン3A、ビデオテープに映像の記録を指示する記録アイコン3B、VTRの動作の停止を指示する停止アイコン3C、ビデオテープの巻戻しを指示する巻戻しアイコン3D、ビデオテープの再生を指示する再生アイコン3E、ビデオテープの早送りを指示する早送りアイコン3Fを表示している。
【0009】
この状態において、ユーザが、表示パネル2に表示されている複数のアイコン3A〜3Fのうち所望のアイコン3を選択して触れると、表示パネル2は、選択されたアイコン3に応じた機能の機能選択信号S1を制御部5に送出する。制御部5は、リモートコマンダ1全体を制御するものであり、表示パネル2から供給された機能選択信号S1をIR(Infrared Radiation)発信部6に送出する。IR発信部6は、この機能選択信号S1に応じた赤外線信号IR1を生成し、これをVTR(図示せず)に向けて発信する。VTRは、この赤外線信号IR1を受光することにより、その受光結果に応じた動作を行うようになされている。
【0010】
ここで図3は、ユーザの操作によって複数のアイコン3A〜3Fのうち所望のアイコン3が順次選択されていく状態遷移図を示す。ユーザは、まずリモートコマンダ1のオン・オフアイコン3Aを選択してVTRの電源を投入する。この状態において、ユーザは、複数のアイコン3A〜3Fのうち、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、早送りアイコン3F、巻戻しアイコン3D、記録アイコン3Bを選択する可能性があるのに対して、停止アイコン3Cを選択する可能性はない。VTRの電源を投入しただけで、VTRが動作していないことから、この状態で停止アイコン3Cを選択する可能性はないからである。
【0011】
このうち例えば再生アイコン3Eを選択すると、VTRは次の状態に遷移する。この状態において、ユーザは、複数のアイコン3A〜3Fのうち、オン・オフアイコン3A、停止アイコン3C、早送りアイコン3F、巻戻しアイコン3Dを選択する可能性があるのに対して、再生アイコン3E、記録アイコン3Bを選択する可能性はない。
【0012】
このようにリモートコマンダ1では、複数のアイコン3A〜3Fのうち所望のアイコン3が選択されている状態において、次に選択されるアイコン3の範囲を限定することができる。図4は、このようなアイコン3の選択範囲を示し、前回選択されたアイコン3から今回選択される可能性のあるアイコン3の範囲を表している。
【0013】
具体的には、ユーザは、前回オン・オフアイコン3Aを選択した場合には、今回は、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3F、巻戻しアイコン3Dを選択する可能性があるのに対して、停止アイコン3Cを選択する可能性はない。またユーザは、前回停止アイコン3Cを選択した場合には、今回は、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3F、巻戻しアイコン3Dを選択する可能性があるのに対して、停止アイコン3Cを選択する可能性はない。
【0014】
以下、同様にユーザは、前回再生アイコン3Eを選択した場合には、今回は、オン・オフアイコン3A、停止アイコン3C、早送りアイコン3F、巻戻しアイコン3Dを選択する可能性があり、前回記録アイコン3Bを選択した場合には、今回は、停止アイコン3Cを選択する可能性がある。
【0015】
またユーザは、前回早送りアイコン3Fを選択した場合には、今回は、オン・オフアイコン3A、停止アイコン3C、再生アイコン3E、巻戻しアイコン3Dを選択する可能性があり、前回巻戻しアイコン3Dを選択した場合には、今回は、オン・オフアイコン3A、停止アイコン3C、再生アイコン3E、早送りアイコン3Fを選択する可能性がある。
【0016】
このようなアイコン3の選択範囲を示す状態遷移データは、状態遷移記憶部7に予め記憶されており、必要に応じて当該状態遷移記憶部7から読み出されるようになされている。
【0017】
ところで制御部5は、表示パネル2から供給された機能選択信号S1を、IR発信部6に送出すると共に割り付け変更部8を介して頻度記憶部9に送出するようになされている。このようにして頻度記憶部9は、ユーザが所望のアイコン3を選択する毎に順次供給される機能選択信号S1に基づいて、前回選択されたアイコン3と今回選択されたアイコン3の組み合わせが、これまで何回行われたかを示す頻度分布(以下、これを機能頻度分布と呼ぶ)を作成して記憶すると共に、機能選択信号S1が供給される毎にこの機能頻度分布を更新する。
【0018】
これにより頻度記憶部9は、ユーザが使用開始時から所定の回数以上アイコン3を選択する動作を行うと、図5に示すような機能頻度分布を生成する。このユーザの場合、例えば前回停止アイコン3Cが選択され、次に再生アイコン3Eが選択された回数は4回であることを示している。また、このユーザはオン・オフアイコン3Aを選択して電源を切る前に、停止アイコン3Cを選択してVTR(図示せず)を停止させていることがわかり、このユーザがアイコン3を選択する際の選択順の特徴を把握することができる。
【0019】
ところで表示パネル2の表示画面は、図6に示すように、図中矢印X方向に6分割されると共に、矢印Y方向に4分割され、合計24分割されている。頻度記憶部9は、図7に示すように、ユーザが所望のアイコン3を選択する毎に順次供給される機能選択信号S1に基づいて、表示パネル2の表示画面のうち、どの位置が何回触れられたかを示す頻度分布(以下、これを位置頻度分布と呼ぶ)を生成する。このユーザは、これまでにXY座標(5、4)で示される位置を8回触れていることがわかり、XY座標が大きい位置に配置されているアイコン3を選択する可能性が高いことを示している。
【0020】
割り付け変更部8は、頻度記憶部9から機能頻度分布及び位置頻度分布を読み出し、当該機能頻度分布及び位置頻度分布に基づいて、表示する各アイコン3A〜3Fの面積及び位置をそれぞれ決定することにより割り付け変更信号S2を生成し、これを制御部5に与える。制御部5は、各アイコン3A〜3Fをそれぞれ割り付け変更信号S2に基づく面積及び位置によって表示パネル2に表示する。
【0021】
ここで例えば前回オン・オフアイコン3Aが選択された場合に行われるアイコン3A〜3Fの面積の決定について説明する。この場合、図5に示すように、次に選択される可能性のあるアイコン3は、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3F、巻戻しアイコン3Dのいずれかであり、これまでに選択された回数はそれぞれ「1、1、0、0、4」である。
【0022】
割り付け変更部8は、これまでに選択された回数が多い順、すなわち巻戻しアイコン3D、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3Fの順にそれぞれ優先順位F1〜F4をつけると共に、それぞれの頻度f1 〜f5 を「4、1、1、0、0」とする。
【0023】
そこで割り付け変更部8は、巻戻しアイコン3D、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3Fそれぞれが次に選択される確率pi を、次式
【0024】
【数1】
Figure 0004551507
【0025】
によって求める。ここで、Cnは選択し得るアイコン数(この場合は5)である。またWcは、選択し得るアイコン数Cnから求められる確率と機能頻度分布から求められる確率との重み付けを行う係数(この場合は0.5 )であり、この重み付け係数Wcを大きくすると、機能頻度分布から求められる確率の影響が大きくなる一方、小さくすると、選択し得るアイコン数Cnから求められる確率の影響が大きくなる。因みに、重み付け係数Wcを1にすると、これまでに選択されなかったアイコン3は、次に選択され得る候補から削除される。
【0026】
そして割り付け変更部8は、巻戻しアイコン3D、オン・オフアイコン3A、再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3Fそれぞれに割り付ける割り付け面積Si を、次式
【0027】
【数2】
Figure 0004551507
【0028】
によって求める。ここでSall は、アイコン3に割り付けることが可能な総面積を示す。因みに、アイコン3は必ずしも表示画面全体に割り付ける必要はないので、総面積Sall としては、表示画面全体の面積24のうちの一部(例えば15)が設定される。
【0029】
次いでアイコン3A〜3Fの位置の決定について説明する。図7に示すように、最もユーザにとって触れ易い位置は、XY座標が(5、4)及び(6、4)付近であることがわかる。これにより割り付け変更部8は、最も高い優先順位F1の巻戻しアイコン3Dを、XY座標が(5、3)、(5、4)、(6、3)、(6、4)付近の位置に割り付けることを決定する。
【0030】
この後、割り付け変更部8は、2番目に高い優先順位F2のオン・オフアイコン3Aを、同じく2番目に触れ易い領域であるXY座標(3、2)、(3、3)、(4、2)、(4、3)付近の位置に割り付ける。その際、割り付け変更部8は、仮に割り付けられたオン・オフアイコン3Aが、既に割り付けられている巻戻しアイコン3Dに重なる場合には、まだ割り付けられていない位置の中から、オン・オフアイコン3Aを割り付ける位置を決定したり、その面積を小さく変更したりするなどして、オン・オフアイコン3Aの割り付ける位置を補正する。
【0031】
以下、同様にして割り付け変更部8は、優先順位Fの高いものから順に、残りの再生アイコン3E、記録アイコン3B、早送りアイコン3Fを割り付ける位置を順次決定していく。このようにして割り付け変更部8は、頻度記憶部9に記憶されている機能頻度分布及び位置頻度分布に応じて、表示するアイコン3の面積及び位置を順次決定していくことにより、図8に示すような画面の表示パネル2を生成する。これにより、次に選択される可能性が最も高い巻戻しアイコン3Dは、最も広い面積であって、かつ最も触れ易い位置に表示されていることがわかる。
【0032】
ここで割り付け変更部8によるアイコン3の割り付け変更手順について図9に示すフローチャートを用いて説明する。まずステップSP1から入ったステップSP2において、割り付け変更部8は、頻度記憶部9から前回選択されたアイコン3を読み出す。ステップSP3において、割り付け変更部8は、状態遷移記憶部7からアイコン3の選択範囲を示す状態遷移データを読み出し、当該状態遷移データから次に選択し得るアイコン3の候補を抽出する。
【0033】
ステップSP4において、割り付け変更部8は、ユーザが使用開始時から所定の回数以上アイコン3を選択する動作を行ったか否かを判定し、その結果、所定の回数以上アイコン3を選択する動作を行った場合にはステップSP5に移行し、所定の回数以上行っていない場合にはステップSP6に移って処理を終了する。
【0034】
ステップSP5において、割り付け変更部8は、頻度記憶部9に記憶されている機能頻度分布に基づいて、次に選択される可能性のあるアイコン3に優先順位Fをつける。ステップSP7において、割り付け変更部8は、次に選択される可能性のあるアイコン3の候補の中から、優先順位の高いものを順に選択する。
【0035】
ステップSP9において、割り付け変更部8は、アイコン3の候補が残っているか否か判定し、その結果、アイコン3の候補が残っている場合にはステップSP9に移行し、残っていない場合にはステップSP6に移って処理を終了する。
ステップSP8において、割り付け変更部8は、選択されたアイコン3の面積及び位置を決定し、決定後は、ステップSP7に移行する。
【0036】
続いてアイコン3の面積及び位置を決定する決定手順(ステップSP9)について図10に示すフローチャートを用いて説明する。ステップSP10から入ったステップSP11において、割り付け変更部8は、機能頻度分布に基づいてアイコン3を表示パネル2に表示する際の面積を決定する。ステップSP12において、割り付け変更部8は、位置頻度分布に基づいてアイコン3を表示パネル2に表示する際の位置を決定する。
【0037】
ステップSP13において、割り付け変更部8は、アイコン3が既に割り付けられているアイコン3に重なるか否か判定する。その結果、重なる場合にはステップSP14に移行し、重ならない場合にはステップSP15に移行する。ステップSP14において、割り付け変更部8は、アイコン3の割り付ける位置を補正した後、再度ステップSP13に戻って動作を繰り返す。ステップSP15において、割り付け変更部8は、決定された面積及び位置に応じてアイコン3を表示する。
【0038】
この状態において、ユーザが、表示パネル2に表示されているアイコン3のうち所望のものを選択すると、割り付け変更部8は、ステップSP16において、選択したアイコン3の頻度に1を加えて機能頻度分布を更新すると共に、ステップSP17において、触れた位置の座標の頻度に1を加えて位置頻度分布を更新する。次にステップSP18に移って処理を終了する。
【0039】
以上の構成において、リモートコマンダ1は、ユーザによって所望のアイコン3が選択されると、次に選択し得るアイコン3のうち、選択される可能性の高いアイコン3から順に、ユーザにとって触れ易くかつ大きい面積で表示パネル3に順次割り付けて表示していくことにより、次に選択される可能性の高いアイコン3をユーザにとって選択し易い状態で表示することができる。
【0040】
以上の構成によれば、ユーザによって選択されたアイコン3に応じて各アイコン3の表示パネル2に対する割り付けを変更することにより、表示パネル2に表示される各アイコン3をユーザにとって操作し易い状態で表示することができ、かくして従来に比して一段と使い勝手を向上し得る。
【0041】
なお上述の実施の形態においては、本発明をVTRのリモートコマンダ1に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばテレビジョン(TV)受像機のリモートコマンダ(以下、これをTVリモートコマンダと呼ぶ)のような他の種々のリモートコマンダに本発明を広く適用し得る。
【0042】
例えば図11に示すように、TVリモートコマンダは、表示パネル20に、円形状の1チャンネルアイコン21A、3チャンネルアイコン21B、4チャンネルアイコン21C、6チャンネルアイコン21D、8チャンネルアイコン21E、10チャンネルアイコン21F、12チャンネルアイコン21Gをそれぞれ同一面積で等間隔に表示している。
【0043】
この状態において、ユーザがチャンネルを所定回数(例えば100回)選局すると、TVリモートコマンダは、図12に示すように、どのチャンネルが何回選局されたかを示す頻度分布(以下、これをチャンネル頻度分布と呼ぶ)を生成する。この場合、1チャンネルアイコン21A、3チャンネルアイコン21B、4チャンネルアイコン21C、6チャンネルアイコン21D、8チャンネルアイコン21E、10チャンネルアイコン21F、12チャンネルアイコン21Gがそれぞれ選局された回数は、「10、4、14、15、28、18、11」である。
【0044】
そしてTVリモートコマンダは、これまでに選択された回数の多い順に優先順位をつけ、当該優先順位の順に各アイコン21の面積及び位置を決定する。すなわち、TV受像機のリモートコマンダは、優先順位の高いアイコン21から順に大きい面積を各アイコン21に割り付けると共に、図13に示すように、アイコン21を表示する領域うち、ユーザによって触れられた位置が、当該アイコン21の中心P1からどれだけずれているかを示すずれベクトルを決定し、このずれベクトルが示す位置P2にアイコン21の中心を移動させることにより、アイコン21全体の位置を補正するようになされている。そしてTVリモートコマンダは、このような処理を各アイコン21に順次施すことにより、図14に示すような表示画面を生成する。
【0045】
ここでアイコン21の面積及び位置を決定する決定手順について図15に示すフローチャートを用いて説明する。まずステップSP30から入ったステップSP31において、TVリモートコマンダは、これまでに選局された頻度からアイコン21の面積を決定する。ステップSP32において、TVリモートコマンダは、算出されたずれベクトルからアイコン21の位置を決定する。
【0046】
ステップSP33において、TVリモートコマンダは、面積及び位置を決定したアイコン21が、既に割り付けられているアイコン21と重なるか否か判定する。その結果、ステップSP34において、既に割り付けられているアイコン21と重なる場合にはステップSP35に移行する一方、重ならない場合にはステップSP36に移って処理を終了する。ステップSP35において、TVリモートコマンダは、アイコン21の面積及び位置を補正した後、ステップSP33に移って上述の動作を繰り返す。
【0047】
また上述の実施例においては、本発明をタッチパネル機能付きの表示パネル2に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図1との対応部分に同一符号を付して示す図16に示すように、操作表示部31に表示手段を有する操作ボタン32A〜32Fを形成し、次に選択し得る操作ボタン32のみを点灯すると共に、残りの操作ボタン32は無効にしても上述と同様の効果を得ることができる。
【0048】
また上述の実施の形態においては、予め決められた状態遷移データを状態遷移記憶部7に記憶した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定回数アイコン3を選択する動作を行った後、頻度機能分布に基づいて状態遷移データの内容を必要に応じて変更するようにしても良い。
【0049】
また上述の実施の形態においては、前回選択されたアイコン3に応じてアイコン3の割り付けを変更した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば前回及び2回前に選択されたアイコン3に応じてアイコン3の割り付けを変更しても良く、要は、これまでのアイコン3の操作履歴からアイコン3の割り付けを変更すれば良い。
【0050】
また上述の実施の形態においては、アイコン3を所定回数選択することによって機能頻度分布を生成した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザによって予め決められた一定の機能頻度分布を作成しておき、これを頻度記憶部9に記憶しても良い。
【0051】
また上述の実施の形態においては、各アイコン3がそれぞれ次に選択される確率Pi を上述の(1)式によって求めた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば各アイコン3がそれぞれ次に選択される確率pi を、次式
【0052】
【数3】
Figure 0004551507
【0053】
によって求めても良い。ここでCfi は、予め設定されている定数であり、リモートコマンダ1を使用する頻度が増加することに連動して、確率pi に影響を与える度合いが小さくなる。
【0054】
また上述の実施の形態においては、リモートコマンダ1によってVTRを操作した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば表示パネル2に表示画面を切り換える切換アイコンを設けることによって複数の機器を操作しても良い。
【0055】
また上述の実施の形態においては、1人のユーザによってリモートコマンダ1を操作する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば表示パネル2に表示画面を切り換える切換アイコンを設けることによって、リモートコマンダを複数のユーザが使用しても良い。
【0056】
さらに上述の実施の形態においては、本発明をリモートコマンダ1に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、複数の操作子の中から所望のものを選択するような入力操作装置に本発明を広く適用し得る。
【0057】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、表示画面上に複数の操作子を所定のサイズで表示し、所定の機器を操作させる機能を当該複数の操作子に対して表示させ、ユーザが操作子を選択するごとに複数の操作子の中からユーザによって先に選択された操作子の機能と、次に選択された操作子の機能が組み合わされたときの回数によって操作子の頻度分布を算出し、次に選択し得る操作子数と、当該選択し得る操作子数から求められる確率及び操作子の頻度分布から求められる確率の重み付け係数Wc(ただし0<Wc<1)とを用いて所定の数式により次に選択される操作子の確率を算出し、算出された結果の確率に基づいて次に選択される操作子のサイズを決定するようにしたことにより、次に選択される可能性の高い操作子をユーザに選択し易いサイズで表示することができるので、表示された操作子を直接操作する上で使い勝手を向上することができ、かくして使い勝手の良い入力操作装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリモートコマンダの一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】表示パネルの初期画面を示す略線図である。
【図3】リモートコマンダの操作による状態遷移図を示す略線図である。
【図4】アイコンの選択範囲を示す図表である。
【図5】選択された機能の頻度分布を示す図表である。
【図6】表示パネルのXY座標を示す略線図である。
【図7】選択された位置の頻度分布を示す図表である。
【図8】表示パネルの変更画面を示す略線図である。
【図9】割り付け変更手順を示すフローチャートである。
【図10】アイコンの面積及び位置の決定手順を示すフローチャートである。
【図11】他の実施の形態による表示パネルの初期画面を示す略線図である。
【図12】選択されたチャンネルの頻度分布を示す図表である。
【図13】ずれベクトルの決定を示す略線図である。
【図14】他の実施の形態による表示パネルの変更画面を示す略線図である。
【図15】他の実施の形態によるアイコンの面積及び位置の決定手順を示すフローチャートである。
【図16】他の実施の形態によるリモートコマンダの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……リモートコマンダ、2……表示パネル、3……アイコン、5……制御部、6……IR発信部、7……状態遷移記憶部、8……割り付け変更部、9……頻度記憶部。

Claims (5)

  1. 表示画面上に複数の操作子を所定のサイズで表示し、所定の機器を操作させる機能を当該複数の操作子に対して表示させる表示手段と、
    ユーザが操作子を選択するごとに上記複数の操作子の中からユーザによって先に選択された上記操作子の機能と、次に選択された上記操作子の機能が組み合わされたときの回数によって上記操作子の頻度分布を算出し頻度記憶部に記憶する記憶手段と、
    次に選択し得る操作子数と、当該選択し得る操作子数から求められる確率及び上記操作子の頻度分布から求められる確率の重み付け係数Wc(ただし0<Wc<1)とを用いて所定の数式により次に選択される操作子の確率を算出し、算出された結果の上記確率に基づいて次に選択される操作子の上記サイズを決定する決定手段と
    を具えることを特徴とする入力操作装置。
  2. 上記決定手段によって決定されたサイズごとの上記操作子の表示態様上記頻度分布に応じて変更する変更手段と
    を具えることを特徴とする請求項1に記載の入力操作装置。
  3. 上記変更手段は、次に選択し得る操作子数から求められる確率に基づいて上記操作子の表示態様を変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の入力操作装置。
  4. 上記操作子の表示態様は、サイズ及び位置でなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の入力操作装置。
  5. 表示画面上に複数の操作子を所定のサイズで表示し、所定の機器を操作させる機能を当該複数の操作子に対して表示させる表示ステップと、
    ユーザが操作子を選択するごとに上記複数の操作子の中からユーザによって先に選択された上記操作子の機能と、次に選択された上記操作子の機能が組み合わされたときの回数によって上記操作子の頻度分布を算出し頻度記憶部に記憶する記憶ステップと、
    次に選択し得る操作子数と、当該選択し得る操作子数から求められる確率及び上記操作子の頻度分布から求められる確率の重み付け係数Wc(ただし0<Wc<1)とを用いて所定の数式により次に選択される操作子の確率を算出し、算出された結果の上記確率に基づいて次に選択される操作子の上記サイズを決定する決定ステップと
    を具えることを特徴とする入力操作方法。
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