JP2021036597A - 発光装置 - Google Patents

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JP2021036597A JP2020180069A JP2020180069A JP2021036597A JP 2021036597 A JP2021036597 A JP 2021036597A JP 2020180069 A JP2020180069 A JP 2020180069A JP 2020180069 A JP2020180069 A JP 2020180069A JP 2021036597 A JP2021036597 A JP 2021036597A
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Abstract

【課題】発光径が小さく、光束の高い発光装置を提供する。【解決手段】基板と、前記基板の表面に形成された導電部材と、前記導電部材の側面を被覆し、前記基板の表面に形成された白色レジスト層と、前記導電部材に接続された複数の発光素子とを備え、前記導電部材は、前記複数の発光素子に対応した複数のランドを有する発光装置。【選択図】図5

Description

本開示は、発光装置に関する。
従来、青色光を発光する発光素子と、青色光の一部を吸収することにより励起され、よ
り長波長の光を発する蛍光物質とを用いて白色発光するように構成された発光装置が知ら
れている。このような発光装置において、複数の発光素子を基板上に載置し、素子間をワ
イヤで結線し、その上を蛍光体入りの封止樹脂で被覆した発光装置が知られている(例え
ば特許文献1)。
特開2012−79855号公報
しかしながら、従来の発光装置(特許文献1)によると、発光径が大きいため、例えば
投光器などの狭角配光用途の照明等への適用が困難であった。発光径を小さくすると、発
光素子の数が少なくなり、必要な光度および光束に満たないという問題があった。
本開示は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、発光径が小さく、光束の高い発光
装置を提供することを特徴とする。
本開示の発光装置は、基板と、前記基板の表面に形成された導電部材と、前記導電部材
に接続された第1発光素子および第2発光素子と、を備え、前記導電部材は、前記第1発
光素子の一対の電極に対応した第1ランド及び第2ランドと、前記第2発光素子の一対の
電極に対応した第3ランド及び第4ランドと、前記第2ランドと前記第3ランドとを連結
する連結部と、を有し、前記第1ランドと前記第3ランド、前記第2ランドと前記第4ラ
ンドがそれぞれ隣接して配置されており、前記第1ランドの外縁は、前記第2ランド側に
位置する辺と、前記第3ランド側に位置する辺が交わる点よりも内側に位置し、前記第4
ランドの外縁は、前記第2ランド側に位置する辺と、前記第3ランド側に位置する辺が交
わる点よりも内側に位置することを特徴とする発光装置である。
また、本開示の基板は、表面に複数の発光素子を接続するための導電部材を備えた発光
装置用の基板であって、前記導電部材は、第1発光素子の一対の電極に対応した第1ラン
ド及び第2ランドと、第2発光素子の一対の電極に対応した第3ランド及び第4ランドと
、前記第2ランドと前記第3ランドとを連結する連結部と、を有し、前記第1ランドと前
記第3ランド、前記第2ランドと前記第4ランドがそれぞれ隣接して配置されており、前
記第1ランドの外縁は、前記第2ランド側に位置する辺と、前記第3ランド側に位置する
辺が交わる点よりも内側に位置し、前記第4ランドの外縁は、前記第2ランド側に位置す
る辺と、前記第3ランド側に位置する辺が交わる点よりも内側に位置することを特徴とす
る基板である。
本開示によれば、上記特徴を有することにより、発光径が小さく、光束の高い発光装置
および発光装置用の基板を実現することができる。
本開示の発光装置の一例を示す概略構造図 本開示の発光装置の一部を拡大した図 本開示の発光素子の一例を示す概略構造図 本開示の発光装置の一例を示す概略構造図および断面図 本開示の発光装置の一部を拡大した断面図
以下、本開示の実施の形態について適宜図面を参照して説明する。ただし、以下に説明
する発光装置は、本開示の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がな
い限り、本開示を以下のものに限定しない。また、一の実施の形態、実施例において説明
する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。
各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していること
がある。図中の「x」方向を「横」方向、「y」方向を「縦」方向、「z」方向を「上下
」方向または「高さ(厚さ)」方向ともよぶ。
図1は、本実施形態の発光装置の一例を示す概略構造図であり、図2は説明を容易にす
るために、図1の発光装置から枠体130、封止部材132及び発光素子を非表示とした
ものである。
図1および図2に示すように、本実施形態の発光装置100は、基板102と、基板1
02の表面に形成された導電部材104と、導電部材104に接続された第1発光素子1
20および第2発光素子122を備える。
図3は、第1発光素子120と第2発光素子122の近傍を拡大した図である。
図3に示すように、導電部材104は、第1発光素子120の一対の電極に対応した第
1ランド11および第2ランド12と、第2発光素子122の一対の電極に対応した第3
ランド13および第4ランド14を有している。なお、図2において、第1発光素子12
0および第2発光素子122は、説明を容易にするためにその外縁のみを図示しており、
発光素子を透過してランド形状が見えるように示している。
第1発光素子120と第2発光素子122を電気的に接続するために、導電部材104
は、さらに第2ランド12と第3ランド13とを連結する連結部15を有している。
また、第1ランド11と第3ランド13、第2ランド12と第4ランド14は、それぞ
れ隣接して配置されており、第1ランド11と第4ランド14、第2ランド12と第3ラ
ンド13は、連結部15を挟んで対向するように配置されている。
図3に示すように、第1ランド11、第2ランド12、第3ランド13および第4ラン
ド14のそれぞれの外縁は、x方向およびy方向に延びる直線を有している。
また、連結部15はその外縁に、x方向およびy方向に対して斜めになるような辺Eお
よび辺Fを有する。辺Eと辺Fとは互いに略平行とされており、一定の幅で第2ランド1
2と第3ランド13の角部を連結している。
さらに、第1ランド11の外縁の全ては、第2ランド12側に位置する辺Aと、第3ラ
ンド13側に位置する辺Bが交わる点Cよりも、内側に位置する。なお、本実施形態にお
いて、辺Aおよび辺Bは直線である。別の観点から、第1ランド11は、その外縁が複数
の直線から形成されており、連結部15に近接する部分の角が面取りされたような形状と
されている。このように面取りされることでできる辺Dは、辺Aおよび辺Bに対して斜め
に形成されており、この辺Dは、辺Dに近接する連結部の辺Eおよび辺Fと略平行になる
ように配置されている。
同様に、第4ランド14の外縁の全ては、第2ランド12側に位置する辺と、第3ラン
ド13側に位置する辺が交わる点Iよりも、内側に位置する辺を有している。
発光径を小さくし、かつ、光束を高く維持するためには、所望の光束を得るために必要
な数の発光素子を高密度実装する必要がある。また、高い光束を得るために、より多くの
電流を流すことが可能な構造する必要がある。そのため、放熱性が高く、狭ピッチ実装が
可能なフリップチップ実装とすることが好ましい。
本実施形態では、第1発光素子120の正負一対の電極と、第1ランド11および第2
ランド12を、接合部材を介してフリップチップ実装することで電気的接続を取っている
。ここで、第1発光素子120の一対の電極の平面形状は、第1ランド11および第2ラ
ンド12の平面形状と略一致していることが好ましい。図4は本実施形態に使用可能な発
光素子を図示したものである。図4に示すように、発光素子の一対の電極形状は、ランド
の形状と略同一形状とされている。これにより、半田等を用いて発光素子をリフロー実装
する際に、セルフアライメント効果を用いてランドと電極の位置合わせが容易となる。位
置合わせ精度を向上することができるため、高密度実装が可能となる。
一方、フリップチップ実装とすると、発光素子間の電気的接続にワイヤを用いないため
、基板側の導電部材で発光素子間の電気的接続をとる必要がある。本実施形態では、図2
および図3に示すように、第2ランド12と第3ランド13とを連結部15で連結してい
る。本実施形態では、第1ランド11の外縁が、第2ランド12側に位置する辺Aと、第
3ランド13側に位置する辺Bが交わる点Cよりも、内側に位置するように辺Dを有して
いるため、連結部15の幅を狭くすることなく、第1発光素子と第2発光素子のランドを
狭ピッチで配置することができる。第4ランド14についても同様である。
連結部15の幅が狭くなると、高電流駆動をする際に溶断や配線の過剰発熱が生じるお
それがある。そのため、連結部15は流したい電流値に応じた幅を確保する必要がある。
連結部15の厚み(z方向の長さ)を増すことによって溶断が起こらないように対策をす
ることもできるが、めっき厚を厚くするよりも幅を広げるほうがより好ましい。また、基
板内部に金属部材を埋め込むこともできるが、基板作成の工程が増え、構造も複雑になる
ため好ましくない。本実施形態では、基板102として平板状の絶縁部材を用いた単層基
板を用いることができるため、基板のコストを抑えることができる。
例えば、発光径を小さくし、かつ光束を高くするため、隣接する発光素子の間隔は0.
1μm〜0.3μmであることが好ましい。また、隣接する第1ランドと第3ランドの間
隔は400μm以下とすることが好ましい。
また、溶断対策の観点から、例えば、連結部15の幅は、搭載される発光素子の一辺の
長さの1/5以上とすることが好ましい。
以下、本実施の形態に係る発光装置100の好ましい形態について説明する。
(基板102)
基板102は、第1発光素子120、第2発光素子122を載置する台座となる部材で
ある。コストを抑える観点から、絶縁部材からなる平板状であることが好ましいが、発光
素子を載置する部分に凹部を有するものであってもよい。
基板102の材料としては、劣化の少ない材料である無機部材であることが好ましく、
特にセラミックスが好ましい。セラミックスの材料としては、例えば、アルミナ、ムライ
ト、フォルステライト、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、低温同時
焼成セラミックス(LTCC)等が挙げられる。なかでも、放熱性を高めるという観点か
ら窒化アルミニウムを用いることが好ましく、熱伝導率が160W/m・K以上の部材を
用いることが好ましい。
また、基板自体の反射率を高くしたい場合は、基板102は、アルミナ、イットリア、
ジルコニア、チタニア、ダイヤモンド、酸化カルシウム、および硫酸バリウムなど無機材
料の粒子が互いに一部分で一体化されることで多数の空隙を有する多孔質に形成されてい
てもよい。これにより、空気とこれらの材料間の屈折率差で反射率を向上させることがで
きる。例えば、波長450nmにおける反射率が80%以上のものが好ましく、85%以
上のものがより好ましい。
また、セラミックスの他、本実施形態に適用可能な材料として、樹脂を材料とすること
ができる。このような樹脂材料としては、脂肪族ポリアミド樹脂、半芳香族ポリアミド樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、液晶ポリマー、
ポリカーボネート樹脂、シンジオタクチックポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリア
リレート樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリビスマレイミドトリアジン樹脂、エポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ変性樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン
樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂から形成されてもよい。
本実施形態では、基板102は平面視で長方形の外形を有する例を説明したが、これに
限定されず、正方形や多角形であってもよい。一例として、外形を24mm×19mm、
厚みを1mmとする。
(導電部材104)
基板102の表面には、導電部材104が形成されている。導電部材104は、発光素
子に電力を供給するための導電性部材である。
図2に示すように、導電部材104は、接合部材を介して発光素子の電極と直接接合さ
れる第1ランド11、第2ランド12、第3ランド13、第4ランド14と、連結部15
を有する。また、基板の端部に外部電源を印加するためのパッド部110を有している。
このパッド部110にコネクタを接続して、コネクタを介して外部電源を供給してもよい
。さらに、パッド部110と各ランドを繋ぐ配線部112を有している。
導電部材104は光吸収を生じるため、必要な大きさを確保しつつ、なるべく小さく形
成されることが好ましい。そのため、配線部112のうち、電流容量が少なくてもよい部
分については、その他の部分よりも幅狭に形成することが好ましい。具体的には、図2に
示すように、配線部112が、幅広部106と、幅広部よりも幅の狭い幅狭部108とを
有するように形成する。これにより、配線部での光吸収を抑制することができる。なお、
幅広部106は、幅狭部108よりもパッド部110側に配置されている。
基板102としてセラミックスを用いる場合、導電部材104は金属層として形成され
る。例えば、基板102の表面に高融点金属からなるメタライズ層を形成して、コファイ
ア法により全体を焼成することで形成してもよいし、焼結した基板102上に、各種ペー
ストを塗布したり、スパッタで金属膜を積層したりするポストファイア法により形成して
もよい。また、金属層を基板の表面に形成した後、ドライフィルムレジストやエッチング
等により、パターンを形成してもよい。
セラミックスに形成する導電部材の材料としては、W、Mo、Ti、Ni、Au、Cu
、Ag、Pd、Rh、Pt、Sn等を主成分とする金属又は合金層を基板に配置すること
によって形成される。具体的には、蒸着、スパッタ、印刷法等により、さらに、その上に
めっき等により形成することができる。劣化が少なく、接合部材との密着性の観点から、
Auを主成分とする金属を導電部材104の最表面に用いることが好ましい。
さらに、放熱性を高めるために熱伝導率の高いCuを他の金属よりも厚く形成してもよ
い。例えば、25μm以上のCuを含有する層を形成することが好ましい。
また、基板102の材料として樹脂を用いる場合は、樹脂を半硬化したプリプレグに金
属板を張り付けて熱硬化させ、その後フォトリソグラフィー法等を用いて金属板を所望の
形状にパターニングすることで導電部材を形成することができる。この場合も、さらに表
面をめっきしてもよい。
なお、導電部材を形成する際に、合わせて位置決め用のマークや、極性を示すマーク、
温度測定用のパターンを同時に形成してもよい。本実施形態では図1に示すように、アノ
ードマークAM、温度測定用パターンTP、位置決め用マーク134が形成されている。
(発光素子)
発光素子(第1発光素子120、第2発光素子122)は、基板102上に配置される
。発光素子は、接合部材を介して基板102に接合されて導電部材104と電気的に接続
される。発光素子としては、例えばLED素子等の半導体発光素子を用いることができる
。発光素子は通常、透光性基板と、透光性基板の上に積層された半導体層と、半導体層に
設けられた正負一対の電極とを含む。
正負一対の電極は、半導体積層体の同一面側(透光性基板が存在する場合にはその反対
側の面)に形成されている。これにより、基板102の正負のランドと発光素子の正負の
電極を対向させて接合するフリップチップ実装を行うことができる。本実施形態では、図
4に示すように、発光素子120の同一面上に、略同一形状の正負一対の電極140を有
している。この電極140の形状は、第1ランド11および第2ランド12の形状と略一
致している。
発光素子の正負の電極は、例えば、Au、Pt、Pd、Rh、Ni、W、Mo、Cr、
Ti等又はこれらの合金の単層膜又は積層膜によって形成することができる。具体的には
、半導体層側からTi/Rh/Au、W/Pt/Au、Rh/Pt/Au、W/Pt/A
u、Ni/Pt/Au、Ti/Rh等のように積層された積層膜が挙げられる。膜厚は、
当該分野で用いられる膜の膜厚のいずれでもよい。
発光素子は、窒化物半導体積層体の正負電極の配置面側に、補強層が配置されていても
よい。ここでの補強層とは、窒化物半導体積層体に対して、その強度を補強し得る層であ
れば、絶縁体、半導体及び導電体のいずれの材料から形成されていてもよい。補強層は、
全体として単層又は積層層、複数個所に配置される単層又は積層層等のいずれでもよい。
また、補強層は、その一部が発光素子の機能に必須となる絶縁性及び導電性等を確保する
層であってもよい。特に、発光素子を構成するために用いる膜の一部を厚膜化してもよい
。具体的には、電極等として機能する導電性の層をメッキ、スパッタ法等の公知の方法で
厚膜化してもよい。これらの間に配置される層間絶縁膜、表面保護膜等を厚膜化してもよ
い。これにより、適度な強度を確保しながら、付加的な層を配置せずに、発光装置の大型
化を招くことを防止できる。
発光素子は、紫外光または可視光を出射するものであってよい。白色光を発生させる発
光装置において用いる場合、発光素子は、発光波長が好ましくは400nm以上530n
m以下、より好ましくは420nm以上490nm以下である青色発光素子であることが
好ましい。青色発光素子を、後述の波長変換部材としての黄色蛍光体と組み合わせて用い
ることにより、白色発光装置を得ることができる。青色発光素子としては、蛍光体を効率
良く励起可能な窒化物半導体(InAlGa1−x−yN、0≦x、0≦y、x+y
≦1)系の発光素子が特に好ましい。1つの発光装置100に実装される発光素子は、2
個以上である。なお、発光素子の他に、保護素子等を備えていてもよい。保護素子はワイ
ヤで接続してもよいし、フリップチップ実装してもよい。
(接合部材)
接合部材は、発光素子を基板102の導電部材104に固定する部材である。
この場合、通常、接合部材によって、発光素子の正負一対の電極が上述したランドと接
合されている。このような接合部材は、当該分野で公知の材料のいずれをも用いることが
でき、導電性の接合部材が挙げられる。具体的には、例えば、錫-ビスマス系、錫-銅系、
錫-銀系、金-錫系などの半田(具体的には、AgとCuとSnとを主成分とする合金、C
uとSnとを主成分とする合金、BiとSnとを主成分とする合金等)、共晶合金(Au
とSnとを主成分とする合金、AuとSiとを主成分とする合金、AuとGeとを主成分
とする合金等)銀、金、パラジウムなどの導電性ペースト、バンプ、異方性導電材、低融
点金属などのろう材等が挙げられる。なかでも、半田を用いることにより、上述したラン
ドの形状と相まって、高精度のセルフアライメント効果を発揮させることができる。よっ
て、発光素子を適所に実装することが容易となり、量産性を向上させ、より小型の発光装
置を製造することができる。
(白色レジスト)
基板102が光を吸収、透過等する部材の場合、基板の表面を白色レジストで被覆する
ことが好ましい。
図5は、図1に示す発光素子の実装された基板102の断面を示す図である。本実施形
態では、導電部材104aの側面を被覆するように、基板10の表面に白色レジストが形
成されている。このような白色レジストは、例えば、導電部材104aが配された基板1
02の上に、導電部材104aを覆うように白色レジスト層を形成した後、導電部材10
4aの表面が露出するまで白色レジスト142を研磨する。これにより、白色レジスト1
42の上面と導電部材104の上面が一致し、導電部材と導電部材の隙間が白色レジスト
142で埋められた基板を得ることができる。さらに、導電部材104aの表面をめっき
することにより導電部材の上面を白色レジスト142の表面よりも高くすることができる
。ランドの上面を白色レジスト142よりも高い位置とすることで、発光素子の実装が容
易となる。このめっき層104bの厚みは、例えば0.2μm〜10μm程度であってよ
く、好ましくは1μm〜5μmである。
白色レジストの材料としては、例えば、TiO等の反射性粒子と有機物ないし無機物
のバインダーとを混錬したものである。いわゆる白色レジストや白色インク、セラミック
スインク等が該当する。
有機物のバインダーとしては、耐熱性・耐光性に優れたシリコーン樹脂を用いることが
特に好ましい。これにより、基板表面で光を反射して、光取り出し効率の高い発光装置と
することができる。
白色レジストに含有される反射性粒子は、発光素子からの光を吸収しにくく、かつ母体
となる樹脂に対する屈折率差の大きい反射部材(例えばTiO,SiO,Al
,ZrO,KTi,Al(OH),MgO等の無機材料)等の粉末を分散する
ことで、効率よく光を反射させることができる。
白色レジストの厚みは、例えば20μm〜60μmであり、好ましくは30μm〜40
μmである。なお、白色レジストは2層以上の積層により形成されていてもよい。
白色レジストは、例えば、以下のようにして基板上に形成することができる。まず、A
lN等の基板の表面にTi、Ni等からなるシード層をスパッタで形成した後、レジスト
を貼りつけ、フォトリソで不要部分を被覆して所望の形状とする。その上に放熱性の高い
材料からなる金属層(例えばCu)を電解めっきで30〜40μm程度形成した後にレジ
ストを剥離して不要部のシード層をエッチングし、これらの金属層を覆うように白色レジ
ストを印刷する。
その後、白色レジストの表面を研磨して金属層を表面に露出させる。その後、無電解め
っきにより、Ni/Pd/Auを形成する。これにより、ランドの上面を白色レジストよ
りも高くすることができる。このようにして形成した導電部(シード層、金属層、めっき
層)が導電部材104とされる。
加熱により白色レジストからシロキサン等のアウトガスを生じる場合は、表面研磨の後
でベーキングを行うことで、後の工程でアウトガスが発生しにくいようにすることが好ま
しい。
(枠体)
枠体130は、図1に示すように、基板102上において複数の発光素子の周囲を囲う
ように枠状に形成される。この枠体に囲まれた領域に、後述する封止部材を充填すること
により、発光素子を封止部材で被覆する。
枠体は光反射性を有することが好ましい。枠体は、例えば、絶縁性の樹脂に光反射部材
を含有させたものを用いることが好ましい。また、ある程度の強度を確保するために、例
えば熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等を用いることができる。より具体的には、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、BTレジンや、PPAやシリコーン樹脂などが挙げられる。保護素
子等の非発光デバイスを基板に実装する場合には、光吸収の原因となるため、光反射性を
有する枠体内に埋設することが好ましい。このような枠体は、ディスペンサで樹脂を吐出
しながら描画する方法や、樹脂印刷法、トランスファー成形、圧縮成形などで形成するこ
とができる。
枠体の光反射率が、配線部の光反射率よりも高い場合、配線部を覆うように枠体を形成
することが好ましい。
(封止部材132)
封止部材132は、電気的絶縁性を有し、発光素子から出射される光を透過可能であり
、かつ固化前は流動性を有する材料であることが好ましい。封止部材の光透過率は、好ま
しくは70%以上である。光透過性樹脂としては、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン
変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、TP
X樹脂、ポリノルボルネン樹脂、またはこれらの樹脂を1種以上含むハイブリッド樹脂等
が挙げられる。中でも、シリコーン樹脂は、耐熱性や耐光性に優れ、固化後の体積収縮が
少ないので好ましい。
(波長変換部材)
封止部材132は、発光素子が発する光の少なくとも一部により励起されて発光素子の
発光波長とは異なる波長の光を発する波長変換部材を含んでもよい。
代表的な波長変換部材としては蛍光体や量子ドットが挙げられる。
(蛍光体)
波長変換部材として用いられる蛍光体は、1種類の蛍光体を用いてもよいし、2種類以
上の蛍光体を用いてもよい。LED用の蛍光体として公知の蛍光体のいずれを用いてもよ
い。例えば、粒径及び発光色の異なる第1の蛍光体及び第2の蛍光体の2種類の蛍光体を
用いてもよい。このように、発光色の異なる蛍光体を複数種類用いることで、色再現性や
演色性を向上させることができる。
蛍光体としては、例えば黄色〜緑色蛍光体としては、例えば、イットリウム・アルミニ
ウム・ガーネット系蛍光体(YAG系蛍光体)およびルテチウム・アルミニウム・ガーネ
ット系蛍光体(LAG系蛍光体)を用いることができる。緑色蛍光体としては、例えばク
ロロシリケート蛍光体およびβサイアロン蛍光体を用いることができる。赤色蛍光体とし
ては、例えば(Sr,Ca)AlSiN:Eu等のSCASN系蛍光体、CaAlSi
:Eu等のCASN系蛍光体、SrAlSiN:Eu蛍光体、およびKSiF
:Mn等のKSF系蛍光体等を用いることができるが、これに限られない。
蛍光体の粒径としては特に限定されないが、2μm〜50μm程度が好ましく、さらに
好ましくは5μm〜20μmである。なお、蛍光体の粒径が大きいほど発光装置の光取り
出し効率は高くなる傾向があるが、色むらは大きくなる傾向にある。
封止部材132は、上述の波長変換部材に加えて、フィラー、拡散材等の添加剤を更に
含んでよい。例えば、拡散材としては、SiO、TiO等を用いてもよい。
本発明の発光装置は、液晶ディスプレイのバックライト光源、各種照明器具、大型ディ
スプレイ、広告、行き先案内等の各種表示装置、さらには、デジタルビデオカメラ、ファ
クシミリ、コピー機、スキャナ等における画像読取装置、プロジェクタ装置などに利用す
ることができる。
100 発光装置
102 基板
104、104a 導電部材
104b めっき層
11 第1ランド
12 第2ランド
13 第3ランド
14 第4ランド
15 連結部
106 幅広部
108 幅狭部
110 パッド部
112 配線部
120 第1発光素子
122 第2発光素子
130 枠体
132 封止部材
134 位置決め用マーク
140 電極
142 白色レジスト
AM アノードマーク
TP 温度測定用パターン

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に形成された導電部材と、
    前記導電部材の側面を被覆し、前記基板の表面に形成された白色レジスト層と、
    前記導電部材に接続された複数の発光素子とを備え、
    前記導電部材は、前記複数の発光素子に対応した複数のランドを有する発光装置。
  2. 前記白色レジスト層の上面と前記導電部材の上面が一致している請求項1に記載の発光
    装置。
  3. 前記導電部材に研磨痕を有する請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記導電部材の上面が前記白色レジスト層よりも高い請求項1に記載の発光装置。
  5. 前記導電部材の上面にシールド層、金属層、めっき層のいずれかを有する請求項4に記
    載の発光装置。
  6. 前記基板上において複数の発光素子の周囲を囲う枠状に形成された枠体を有する請求項
    1から5のいずれか1つに記載の発光装置。
  7. 前記導電部材は、前記発光素子の一対の電極に対応した第1ランド及び第2ランドと、
    別の前記発光素子の一対の電極に対応した第3ランド及び第4ランドと、前記第2ランド
    と前記第3ランドとを連結する連結部とを有し、
    前記第1ランドと前記第3ランド、前記第2ランドと前記第4ランドがそれぞれ隣接し
    て配置されており、
    前記第1ランドの外縁は、前記第2ランド側に位置する辺と、前記第3ランド側に位置
    する辺が交わる点よりも、前記第1ランドの内側に位置し、
    前記第4ランドの外縁は、前記第2ランド側に位置する辺と、前記第3ランド側に位置
    する辺が交わる点よりも、前記第4ランドの内側に位置する請求項1から6のいずれか1
    つに記載の発光装置。
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