JP2010010523A - 発光装置 - Google Patents

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浩二 田角
Yoshinobu Suehiro
好伸 末広
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Abstract

【課題】十分な放熱性能を発揮させ、装置の小型化を図ることのできる発光装置を提供する。
【解決手段】セラミック基板にて各発光素子を一括して封止する直方体状のガラス封止部を有する光源部と、光源部の放熱パターンと接続される接続領域34を上面31aに有し側面31bから接続領域34の下方まで延びる穴35が形成される放熱部材3と、放熱部材3の上面31aに載置され光源部のガラス封止部の側方から出射された光を上方へ反射させる反射部41及び放熱部材3の側面に沿って下方へ延び当該側面と締結される被締結部42を有する反射部材4と、放熱部材3と反射部材4との間に接続領域34を避けて配置される実装基板5と、放熱部材3の穴35に挿入されるヒートパイプ6と、を備え、放熱効率が良好でコンパクトな発光装置を実現した。
【選択図】図3

Description

本発明は、セラミック基板の上面にて複数の発光素子を一括して封止する直方体状のガラス封止部を有する光源部を備えた発光装置に関する。
従来、液晶バックライトの光源として、複数個の発光ダイオードを実装した第1配線基板と第1ヒートパイプとを組み合わせた第1発光モジュール体と、複数個の発光ダイオードを実装した第2配線基板と第2ヒートパイプとを組み合わせた第2発光モジュール体とを、液晶パネルのサイズに応じて適宜に組み合わせて発光アレイを構成したものが知られている(特許文献1参照)。
第1発光モジュール体は、各発光ダイオードの発光バルブが樹脂ホルダによって保持され、樹脂ホルダから一対の端子が突出される。第1配線基板には、25個の発光ダイオードが、同一軸線上に位置して互いに等間隔を以って長さ方向に配列されて実装される。第1放熱プレートは、第1主面に第1配線基板を嵌合して取り付けるための基板嵌合凹部が形成され、嵌合された第1配線基板の底面と幅方向の両側縁部とを保持する。第1放熱プレートには、第1主面と対向する第2主面側に第1ヒートパイプが嵌合されるヒートパイプ嵌合凹部が形成されている。ヒートパイプ嵌合凹部は、幅方向の略中央部に位置して長さ方向の全域に亘って開口する断面が略アーチ型形状の凹溝からなる。
特開2006−53340号公報
しかしながら、特許文献1に記載された第1発光モジュール体では、放熱プレート及びヒートパイプと比べて熱伝導率が劣る配線基板を介してから、各発光ダイオードにて生じた熱が放熱プレート及びヒートパイプへ伝達されるため、十分な放熱性能を発揮させることができない。また、特許文献1の第1発光モジュール体は、複数の発光ダイオードを、別個に樹脂により封止するとともに、別個に配線基板に実装しているため装置が大型となる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、十分な放熱性能を発揮させ、装置の小型化を図ることのできる発光装置を提供することにある。
本発明によれば、複数の発光素子と、前記各発光素子を上面に搭載し下面に放熱パターンが形成されるセラミック基板と、前記セラミック基板の前記上面にて前記各発光素子を一括して封止するガラス封止部と、を有する光源部と、前記光源部の前記放熱パターンと接続される接続領域を上面に有し、側面から前記接続領域の下方まで延びる穴が形成される放熱部材と、前記放熱部材の前記上面に載置され前記光源部の前記ガラス封止部の側方から出射された光を上方へ反射させる反射部と、前記反射部から前記放熱部材の側面に沿って下方へ延び当該側面と締結される被締結部と、を有する反射部材と、前記放熱部材と前記反射部材との間に前記接続領域を避けて配置され、前記光源部と電気的に接続される実装基板と、前記放熱部材の前記穴に一端側が挿入され、他端側が前記放熱部材から突出するヒートパイプと、を備える発光装置が提供される。
上記発光装置において、前記放熱部材は、前記上面に形成され上方へ突出する突出部と、前記突出部に形成された係合孔と、を有し、前記反射部材は、前記反射部に形成され前記係合孔と係合する係合部を有することが好ましい。
上記発光装置において、前記実装基板は、前記係合孔を挿通して前記放熱部材及び前記反射部材から突出することが好ましい。
上記発光装置において、前記実装基板は、前記放熱部材の前記上面に形成された凹部に配置され、前記反射部材は、前記放熱部材の前記上面と面接触することが好ましい。
上記発光装置において、前記反射部材の前記反射部は、前記放熱部材の前記突出部と当接し、前記反射部材の前記被締結部は、前記反射部における前記突出部との当接部分と所定方向について反対側に形成されていることが好ましい。
上記発光装置において、前記ヒートパイプは、外周面に形成された雄ねじ部を有し、前記反射部材の前記被締結部に前記雄ねじ部と螺合する雌ねじが形成されることが好ましい。
本発明によれば、十分な放熱性能を発揮させ、装置の小型化を図ることができる。
図1から図11は本発明の一実施形態を示し、図1は発光装置の全体斜視図である。
図1に示すように、発光装置1は、LED装置2(図1中不図示)が搭載される放熱ブロック3と、放熱ブロック3の上面に載置される反射ブロック4と、放熱ブロック3及び反射ブロック4の間に配置されLED装置2と電気的に接続されるフレキシブル基板5と、放熱ブロック3に接続されるヒートパイプ6と、を備えている。ヒートパイプ6は、両端を閉塞した長尺な円筒状に形成され、放熱ブロック3から所定方向へ大きく突出している。
図2はヒートパイプの先端を切り欠いて図示した発光装置の一部斜視図である。
図2に示すように、放熱ブロック3と反射ブロック4は、互いに密着して一体的に直方体形状をなしている。この直方体の寸法は、長手寸法(前後寸法)が23mm、幅寸法(左右寸法)が5mm、高さ寸法(上下寸法)が7mmである。側面視にて、放熱ブロック3は後端が上方へ突出したL字形状をなし、反射ブロック4は前端が下方へ突出した逆L字型形状をなしている。また、フレキシブル基板5は、放熱ブロック3及び反射ブロック4からヒートパイプ6と同方向へ突出する延出部51と、延出部51の先端に形成されたアノード電極52及びカソード電極53を有している。ヒートパイプ6は、熱伝導率が良好な金属からなる円筒部61と、円筒部61内に充填される冷媒62と、を有する。本実施形態においては、円筒部61は銅からなり、冷媒62は水である。ここで、ヒートパイプ6の外径寸法は3mmである。
図3は発光装置の分解斜視図である。
図3に示すように、放熱部材としての放熱ブロック3は、前後へ延びる直方体状のブロック本体31と、ブロック本体31の上面31aの後端から上方へ突出する突出部32と、を有している。放熱ブロック3は、熱伝導率が良好な金属からなり、本実施形態においては銅からなる。
ブロック本体31の上面31aには、フレキシブル基板5が配置される凹部33が形成される。また、ブロック本体31の上面31aには、LED装置2を搭載する接続領域34が形成される。本実施形態においては、接続領域34は、前後へ延び、凹部33により取り囲まれている。
また、ブロック本体31には、その背面31bから接続領域34の下方まで延び、ヒートパイプ6の前端側を受容する受容穴35が形成されている。受容穴35は、前後方向へ延び、背面視にて円形に形成される。
また、突出部32には、前後に貫通し反射ブロック4の係合部43と係合する係合孔36が形成されている。係合孔36は、凹部33と一体的に形成され、係合部43とともにフレキシブル基板5が挿通される。係合孔36は、正面視にて横長の矩形状に形成されている。
反射部材としての反射ブロック4は、放熱ブロック3のブロック本体31の上面31aに載置され直方体状の反射部41と、反射部41の前端からブロック本体31の前面31cに沿って下方へ延びる直方体状の被締結部42と、を有している。反射ブロック4は、反射率が良好な金属からなり、本実施形態においてはアルミニウムからなる。また、反射ブロック4の表面を、例えばアクリル等の透明樹脂によりコーティングすることが好ましい。
反射部41は、上下を開口した四角筒状に形成され、内面がLED装置2から出射した光の反射面44をなしている。反射部41は、下面にて放熱ブロック3のブロック本体31の上面31aと面接触している。反射部41の背面41aには、後方へ突出する係合部43が形成される。係合部43は、直方体状に形成され、放熱ブロック3の係合孔36に対して挿脱自在となっている。
実装基板としのてフレキシブル基板5は、放熱ブロック3と反射ブロック4との間に接続領域34を避けて配置されている。本実施形態においては、フレキシブル基板5は、接続領域34を挿通し前後へ延びる孔部54が形成され、孔部54に前後に隣接してアノード電極55及びカソード電極56が形成されている。フレキシブル基板5は、樹脂材をベースとした可撓性を有するフィルム状の基板であり、本実施形態においてはポリイミドをベースとしている。尚、実装基板として可撓性を有さない基板を用いることもできるし、実装基板を金属をベースとした基板としてもよい。
図4はヒートパイプの先端を切り欠いて図示した発光装置の一部断面図である。
図4に示すように、放熱ブロック3と反射ブロック4は、ねじ7により締結されている。放熱ブロック3の前面31cには、ねじ7と螺合し前後へ延びる雌ねじ穴37が形成され、反射ブロック4の被締結部42には、前後に貫通しねじ7を挿通するねじ孔44が形成されている。被締結部42は、反射部41における放熱ブロック3の突出部32との当接部分と前後方向について反対側に形成されている。
光源部としてのLED装置2は、前後へ延びる直方体状に形成される。LED装置2は、放熱ブロック3の接続領域34に搭載され、前後両端にてフレキシブル基板5と電気的に接続される。LED装置2は側方が反射ブロック4の反射面44に取り囲まれ、LED装置2から反射面44へ入射した光は上方へ反射する。
放熱ブロック3の受容穴35は、LED装置2の下方にてLED装置2と平行に延び、ヒートパイプ6を受容する。ヒートパイプ6は、受容穴35に一端側が挿入され、他端側が放熱ブロック3から突出し、図示しない接着剤により放熱ブロック3に固定されている。
図5は図4のA−A断面図である。
図5に示すように、反射面44は、ブロック本体31から上方へ向かって拡開し、LED装置2のガラス封止部23から側方へ出射した光を上方へ反射させる。本実施形態においては、反射面44は、傾斜角(LED装置2の光軸とのなす角)が比較的大きい断面直線状の第1傾斜区間44aと、第1傾斜区間の上側に連続的に形成され第1傾斜部44aよりも傾斜角が小さい第2傾斜区間44bと、を有している。
図6は発光装置におけるLED装置付近の模式拡大断面図である。尚、図6中では、説明のために、各LED素子のアノード電極及びカソード電極がLED装置の長手方向について対向配置される図としているが、実際には各LED素子のアノード電極及びカソード電極はLED装置の幅方向について対向配置されている。
図6に示すように、LED装置2は、フリップチップ型のGaN系半導体材料からなるLED素子22と、LED素子22を搭載するセラミック基板21と、セラミック基板21に形成されLED素子22へ電力へ供給するための回路パターン24と、LED素子22をセラミック基板21上にて封止するガラス封止部23と、を備えている。
LED素子22は、GaNからなる成長基板の表面に、III族窒化物系半導体をエピタキシャル成長させることにより、n型層と、MQW層と、p型層とがこの順で形成されている。このLED素子22は、700℃以上でエピタキシャル成長され、その耐熱温度は600℃以上であり、低融点の熱融着ガラスを用いた封止加工における加工温度に対して安定である。また、LED素子22は、p型層の表面に設けられるp側電極22aを有するとともに、p型層からn型層にわたって一部をエッチングすることにより露出したn型層に形成されるn側電極22bを有する。p側電極22aとn側電極22bには、それぞれバンプが形成される。本実施形態においては、LED素子22は、厚さ250μmで346μm角に形成される。
セラミック基板21は、例えばアルミナ(Al)の多結晶焼結材料からなり、厚さ方向(上下方向)寸法が0.25mm、長手方向(前後方向)寸法が14.0mm、幅方向(左右方向)寸法が0.75mmに形成される。回路パターン24は、セラミック基板21の上面に形成されてLED素子22と電気的に接続される上面パターン24aと、セラミック基板21の下面に形成されてフレキシブル基板5と電気的に接続される電極パターン24bと、上面パターン24aと電極パターン24bを電気的に接続するビアパターン24cと、を有している。また、セラミック基板21の下面における各電極パターン24bの間には、放熱パターン26が形成される。上面パターン24a、電極パターン24b及び放熱パターン26は、セラミック基板21の表面に形成されるW層と、W層の表面を覆う薄膜状のNiメッキ層と、Niメッキ層の表面を覆う薄膜状のAgメッキ層と、を含んでいる。ビアパターン24cは、Wからなり、セラミック基板21を厚さ方向に貫通するビアホールに設けられる。電極パターン24bはセラミック基板21の長手方向両端に形成され、一方がアノード電極、他方がカソード電極をなす。
ガラス封止部23は、ZnO−B−SiO−Nb−NaO−LiO系の熱融着ガラスからなる。尚、ガラスの組成はこれに限定されるものではなく、例えば、熱融着ガラスは、LiOを含有していなくてもよいし、任意成分としてZrO、TiO等を含んでいてもよい。さらに、ガラス封止部23は、熱融着ガラスに限らず、金属アルコキシドを出発原料としたゾルゲルガラスであってもよい。図6に示すように、ガラス封止部23は、セラミック基板21上に直方体状に形成され、セラミック基板21の上面にて各LED素子22を一括して封止する。本実施形態においては、ガラス封止部23におけるセラミック基板21の上面からの高さは0.5mmとなっている。ガラス封止部23の側面は、ホットプレス加工によってセラミック基板21と接着された板ガラスが、セラミック基板21とともにダイサー(dicer)でカットされることにより形成される。また、ガラス封止部23の上面は、ホットプレス加工によってセラミック基板21と接着された板ガラスの一面である。この熱融着ガラスは、ガラス転移温度(Tg)が490℃、屈伏点(At)が520℃、100℃〜300℃における熱膨張率(α)が6×10−6/℃、屈折率が1.7となっている。
また、ガラス封止部23には蛍光体23aが分散されている。蛍光体23aは、MQW層から発せられる青色光により励起されると、黄色領域にピーク波長を有する黄色光を発する黄色蛍光体である。本実施形態においては、蛍光体23aとしてYAG(Yttrium Aluminum Garnet)蛍光体が用いられる。尚、蛍光体23aは、珪酸塩蛍光体や、YAGと珪酸塩蛍光体を所定の割合で混合したもの等であってもよい。
図7は、LED装置の模式断面図であり、図6と異なる方向の縦断面である。
封止材としてのガラス封止部23は、LED素子22から上面までの第1距離aが、LED素子22から最も近接する側面までの第2距離bよりも大きい直方体状をなしている。ガラス封止部23の上面からは黄色の割合が多い光が発せられ、ガラス封止部23の側面からは青色の割合が多い光が発せられる。封止材が直方体状に形成される場合、第1距離aと第2距離bとの関係が、
√2≦a/b
の関係を満たすと、LED素子22の発光時に、ガラス封止部23における上面と側面との色度や輝度の違いが明確に視認されるようになる。本実施形態においては、第1距離aが0.48mmであり、第2距離bが0.18mmであることから、上記式の関係を満たしている。尚、
2≦a/b
の関係を満たすと、上面と側面との輝度の違いが顕著となる。
フレキシブル基板5は、第1ポリイミド層57、回路パターン層58、第2ポリイミド層59を下側からこの順に有している。第1ポリイミド層57は、放熱ブロック3の凹部33の上面と接触する。回路パターン層58は、例えば銅からなり、LED装置2の電極パターン24bとはんだ材71を介して接続される。尚、LED装置2の放熱パターン26は、フレキシブル基板5の孔部54を通じて放熱ブロック3の接続領域34とはんだ材72を介して接続されている。第2ポリイミド層59は、回路パターン層58が露出する各電極52,53,55,56を除き、回路パターン層58を被覆する。
図8はLED装置のセラミック基板を示し、(a)は平面図、(b)は下面図である。
図8(a)に示すように、セラミック基板21は、上面パターン24aが複数のLED素子22を電気的に直列に接続するよう形成されている。本実施形態においては、計24のLED装置2が電気的に直列に実装されている。各LED素子22は、順方向電圧が4.0V、順方向電流が100mAの場合に、ピーク波長が460nmの光を発する。このように、計24個のLED素子22が直列に接続されていることから、家庭用のAC100Vの電源を利用すると、各LED素子22に約4.0Vの順方向電圧が印加され、各LED素子22が所期の動作をするようになっている。
本実施形態においては、上面パターン24aは、セラミック基板21の長手方向両端で、ビアパターン24cと接続される。上面パターン24aは、セラミック基板21の幅方向一方で所定のLED素子22のp側電極22aと接続され、セラミック基板21の幅方向他方で当該LED素子22と隣接するLED素子22のn側電極22bと接続される。従って、上面パターン24aは、各LED素子22間で、セラミック基板21の長手方向に対して幅方向に傾斜して斜めに形成されている。
また、図8(b)に示すように、電極パターン24bは、カソード電極とアノード電極とが左右方向に離隔して配置され、セラミック基板21の前後方向両側に左右方向へ延びるよう形成されている。本実施形態においては、電極パターン24b及び放熱パターン26は、平面視にて矩形状に形成される。各電極パターン24bは、セラミック基板21の長手方向に0.4mm、セラミック基板21の幅方向に0.65mmの寸法となるよう形成される。また、放熱パターン26は、セラミック基板21の長手方向に1.8mm、セラミック基板21の幅方向に0.65mmの寸法となるよう形成される。各電極パターン24bと放熱パターン26は、セラミック基板21の長手方向に0.2mm離れて形成されている。本実施形態においては、放熱パターン26は、平面視にて各LED素子22と重なるように、各LED素子22の真下に形成されている。
以上のように構成された発光装置1の製造方法を図9から図11を参照して説明する。図9は放熱ブロックにフレキシブル基板を取り付けた状態を示す説明図である。
図9に示すように、まず、各電極52,53,55,56及び孔部54が形成されたフレキシブル基板5を、放熱ブロック3の係合孔36に挿通させる。そして、孔部54に接続領域34を挿通させてフレキシブル基板5を放熱ブロック3に対して位置決めし、フレキシブル基板5を凹部33上に載置させる。本実施形態においては、フレキシブル基板5と放熱ブロック3とは接着されていないが、接着剤を用いて両者を固定してもよい。
図10は放熱ブロックに反射ブロックを取り付けた状態を示す説明図である。
次いで、図10に示すように、フレキシブル基板5が載置された放熱ブロック3に対して反射ブロック4を面接触させた状態で後方へ移動させて、係合部43を係合孔36に挿入させる。そして、反射部41の背面41aを突出部32と当接させ、ねじ7を用いて放熱ブロック3と反射ブロック4とを締結する。
図11は放熱ブロックにLED装置を取り付ける状態を示す説明図である。
次いで、図11に示すように、はんだ材71,72を用いて、LED装置2を放熱ブロック3及びフレキシブル基板5に実装する。このとき、フレキシブル基板5の各電極55,56と、放熱ブロック3の接続領域34とは、フレキシブル基板5の第2ポリイミド層59を介して形成されているので、はんだ溶融時に電極パターン24bと放熱パターン26とが短絡することはない。LED装置2を実装した後、ヒートパイプ6を受容穴35に挿入して発光装置1が完成する。尚、ヒートパイプ6と放熱ブロック3との間にもはんだ材を配置して、LED装置2の実装とヒートパイプ6の固定をリフローにより一括して行うようにしてもよい。リフローを用いる場合、反射ブロック4にアクリル等の透明樹脂によるコーティングが施されていると、透明樹脂を軟化させて反射ブロック4と放熱ブロック3との接着剤として機能させることができる。
以上のように構成された発光装置1によれば、セラミック基板21、LED素子22及びガラス封止部23が同等の熱膨張率であり、LED素子22を一列に複数配列しているので、LED装置2を幅方向に狭くしてLED装置2の小型化を図ることができる。これに加え、直径5mm以下の比較的細い径の目立たないヒートパイプ6を採用することにより、LED装置2の小型化を効果的に行うことができる。例えば、シリコン樹脂を封止部材とした場合には、セラミック基板21やLED素子22に対して封止部材の熱膨張率が10倍以上となるので、封止部材のセラミック基板21からの剥離が生じやすくなる。また、封止部材が軟らかく変形しやすいので保持用の枠等が必要となり、装置の幅がLED素子サイズのおよそ3倍以上となって小型化は困難である。そして、本実施形態のLED装置2を用いるとともに、LED装置2の放熱に必要な放熱ブロック3と、LED装置2の光学制御に必要な反射ブロック4とを一体的に形成したので、従来のものと比べて装置を格段に小型とすることができる。
これまで、樹脂封止の大光量のLED装置は、光源部については白熱電球及び蛍光体より小さくすることが可能であるが、放熱フィンなどの放熱部が大型となるのでデザイン性を損なっていた。このようなLED装置に対し、本実施形態のLED装置2は、ヒートパイプ6の先端を他の放熱部材に接続し、他の放熱部材を目立たない場所に設置することも可能となり、デザイン性を損なうことがない。特に、本実施形態のLED装置はガラス封止であるので、樹脂封止のLED装置よりも光源部自体を小型とし、放熱経路となるヒートパイプとして比較的細い径のものを選択することができる。また、比較的割れや欠けが生じやすいセラミック基板21を用い、比較的曲がりやすい細径のヒートパイプ6を用いているにも拘わらず、セラミック基板21とヒートパイプ6の間に放熱ブロック3が介在しているので、セラミック基板21の破損を防ぐことができる。
本実施形態の発光装置1では、フレキシブル基板5の各電極52,53を通じてLED装置2に電圧を印加すると、LED装置2から青色及び黄色の混合光が発せられる。LED装置2は、LED素子22がガラスにより封止されることから、従来の樹脂封止のように封止材の劣化を考慮することなく、LED素子22の発光量を大きくすることができる。一方、LED素子22の発光量が大きくなれば、LED素子22の発熱量も大きくなるので、放熱に関して新たな課題が生じ、LED装置2にて生じた熱を的確に放熱させる必要がある。特に、本実施形態では、LED装置2には複数のLED素子22が一括して搭載されているので、従来と比較して、LED装置2の大きさの割に発熱量が大きい。
また、本実施形態の発光装置1では、各LED素子22のp側電極22a及びn側電極22bが幅方向に並べられ、セラミック基板21に対して幅方向の2点で接触するようにしたので、長手方向の2点で接触する場合に比べて、各LED素子22からセラミック基板21へ効率良く熱を伝達することができる。また、LED装置2の各LED素子22は、放熱パターン26の形成部位の真上に位置するとともに、熱抵抗が大きなフレキシブル基板5を介さず放熱ブロック3と接合されているので、各LED素子22にて生じた熱は的確に放熱パターン26から放熱ブロック3へ伝達される。また、熱によるフレキシブル基板5の劣化を抑制することができる。放熱ブロック3へ伝達された熱は、ヒートパイプ6へ伝達され、円柱部61の表面から空気中に放散されるとともに、気化する冷媒62により吸収される。ここで、ヒートパイプ6は、放熱パターン26の真下に形成されているので、放熱パターン26からヒートパイプ6へ熱を的確に伝達することができる。本実施形態においては、ヒートパイプ6が放熱ブロック3から突出しているので、ヒートパイプ6の表面積を大きくするとともに、冷媒62の容量を大きくして、ヒートパイプ6における放熱性能を向上させることができ、実用に際して極めて有利である。
ここで、本実施形態の発光装置1では、ガラス封止部23の側方から出射された光を上方へ反射させる反射ブロック4を設けたので、ガラス封止部23が直方体形状であるにもかかわらず、LED装置2から発せられた光を上方向へ光学制御することができる。すなわち、本実施形態の発光装置1は、ガラス封止部23を直方体形状としホットプレス加工及びダイシングにより歩留まりよく製造されるLED装置2の課題を解決したものである。
また、反射ブロック4に係合部43を形成し、放熱ブロック3の係合孔36と係合するようにしたので、放熱ブロック3と反射ブロック4の位置決めを的確に行うことができる。さらに、反射ブロック4の反射部41から被締結部42を下方へ延びるよう形成し、放熱ブロック3の前面31cと締結したので、反射部41を利用して放熱ブロック3と締結する場合と比べ、ねじ孔44の形成領域の確保が容易であるし、反射ブロック4のねじ孔44の深さを短くして装置をコンパクトにすることができる。さらにまた、係合部43と係合孔36との係脱方向と、ねじ7の螺合方向とを一致させたので、放熱ブロック3と反射ブロック4の締結時に係合部43に剪断方向の力が加わることはない。
また、ねじ7用の雌ねじ穴37と、ヒートパイプ6用の受容穴35を、放熱ブロック3の反対側に配置したので、ねじ7及びヒートパイプ6が互いに干渉することはない。本実施形態においては、雌ねじ穴37を前面31cに前後へ延びるよう形成し、受容穴35を背面31bに前後へ延びるよう形成したので、前後へ長尺な放熱ブロック3を有効に利用することができる。
また、本実施形態の発光装置1によれば、LED装置2に電圧を印加すると、LED装置2から青色及び黄色の混合光が発せられる。このとき、LED素子22から出射した光のうち、ガラス封止部23の表面に対して垂直な成分を除いては、ガラス封止部23の表面と空気との界面で屈折する。本実施形態のLED装置2では、ガラス封止部23が直方体状に形成されていることから、LED素子22から出射した光の殆どがガラス封止部23の表面にて屈折することとなる。
LED素子22から側方へ放射される光は、第2距離bが第1距離aよりも小さく、さらに散乱距離が短く光の散乱度も大きくならないことから、セラミック基板21及び回路パターン24へは殆ど入射せず、高い確率でガラス封止部23の側面に直接的に達する。これにより、光の吸収要因となるセラミック基板21及び回路パターン24へ入射する光が減じられ、LED装置2から放射される光量が格段に向上する。
一方、第1距離aが第2距離bよりも大きいため、ガラス封止部23の側面から出射する光は蛍光体23aによる波長変換割合が低く青みがかり、ガラス封止部23の上面から出射する光は波長変換割合が高く黄みがかる。また、ガラス封止部23の側面から出射する光は輝度が比較的小さく、ガラス封止部23の上面から出射する光は単位面積あたりの輝度が比較的大きくなる。光エネルギーとしては側面から出射する光の方が大きいが、上面から出射する光の方が蛍光体により青色から黄色に変換される割合が高く、視感度がより大きくなるためである。従って、LED装置2から光接続部材4へ放射される光は、放射角度によって色度及び輝度にムラが生じる。
しかしながら、平面視にてLED装置2側を見ると、LED装置2の実光源とともに、反射面44に映り込んだLED装置2の鏡映光源が存在している。これにより、LED装置2の実光源では光軸側(本実施形態では上側)で黄色光の成分が多く光軸に垂直な側(本実施形態では左右側)で青色成分が多くなっているが、反射面44に映り込んだ鏡映光源では、逆に、光軸側で青色光の成分が多く光軸に垂直な側で黄色光の成分が多くなる。
尚、光軸とは、図7中のLED装置2の中心軸を指している。また、ここでいう光軸側とは光軸に対するなす角が0°〜45°の範囲を指し、光軸に垂直な側とは光軸に対するなす角が45°〜90°の範囲を指す。厳密には、光軸に垂直な方向はLED素子22からの放射配光が小さいのに対し、蛍光体23aによる散乱光の割合が大きいため、光軸に垂直な側にて青色成分が多くなる角度が限られる場合がある。本実施形態においては、光軸に垂直な側で実際に青色成分が多くなるのは、光軸に対し45°〜75°の方向である。そして、発光装置1から出射する光は、実光源と、反射面44によって光軸側へ反射する鏡映光源と、の重ね合わせとなることから、ガラス封止部23の上面から出射される光の配光特性と、ガラス封止部23の側面から出射される光の配光特性が重ね合わせられ、両者の光がよく混合された状態となる。
また、本実施形態に発光装置1によれば、第2距離bが第1距離aよりも小さいことから、発光装置1を左右方向に小さくすることができる。つまり、光源に対し集光光学系を備える場合、集光光学系は光源とのサイズの比が一定であるときに同一の放射特性を得ることができ、本実施形態においては、光源であるLED装置2のサイズを小さくできた分だけ、反射面44のサイズを小さくすることができる。ここで、第1距離aを第2距離bよりも大きくすることで、LED装置2は、光軸方向と光軸に垂直な方向との色度が異なるという問題点を生じるが、外部放射効率が高く、かつ、光軸に垂直な方向の寸法が小さくなっている。従って、小型化により色度差が生じるという問題点を克服した高効率で小型の発光装置1とすることができる。
また、封止材として熱膨張率がLED素子22の2倍以内の無機材料(本実施形態ではガラス)を用い、さらに、基板として熱膨張率がLED素子22の2倍以内の多結晶材を用いたことから、封止材として熱膨張率がLED素子22の10倍以上の樹脂材料を用いた場合のように、封止材と基板の間で熱膨張率差に起因する剥離、クラック等が生じることはない。また、基板における多結晶の粒界の凹凸に封止材が入り込み、アンカー効果をもって、封止材と基板は強固に接合される。本実施形態においては、封止材として熱融着ガラスを用いているので、セラミック基板21との化学結合力も生じ、さらに結合力が高くなっている。これにより、第2距離bを0.3mm以下としても、熱ストレスによって、LED素子22とガラス封止部23、あるいは、ガラス封止部23とセラミック基板21との接合面の剥離が生じない高信頼性パッケージが実現されている。
尚、本実施形態で例示した無機封止材料やセラミック基板に限らず、熱膨張率がLED素子22の7×10−6/℃に対して、ガラス封止部23に熱膨張率が12×10−6/℃のリン酸系ガラスを用いたり、セラミック基板21に熱膨張率が13×10−6/℃のガラス含有アルミナを用いたりしてもよい。このとき、封止材の熱膨張率がLED素子22の2倍を超えると、封止材の剥離、クラック等が生じやすくなるため、LED素子22と封止材との熱膨張率の差は2倍以内とすることが望ましい。
また、前記実施形態においては、ガラス封止LED2としてガラス封止部23の内部に蛍光体23aが分散されたものを示したが、例えば図12に示すように、ガラス封止部23の内部に蛍光体23aを分散させず、ガラス封止部23の上面に蛍光体23aが分散された樹脂、ガラス等の透明材からなる蛍光層25を形成してもよい。この蛍光層25は、アルコキシドを出発原料とするゾルゲルガラスに蛍光体23aを分散させたものであり、熱を利用してガラス封止部23の上面に焼き付けることにより作製される。このとき、例えば、蛍光体23aをホットプレスのガラス封止にて生じる熱を利用して焼き付けたものであってもよい。これにより、作業性が向上することは勿論、プレスにより蛍光体23aの粒子がガラス封止部23に半ば埋まった状態となり、蛍光体23aとガラス封止部23との接合を強固にすることができる。
さらには、ガラス封止部23の内部に蛍光体を分散させるとともに、ガラス封止部23の上面に蛍光体と異なる発光波長の蛍光体が分散された透明材からなる蛍光層を形成してもよい。この場合、LED素子22の発光波長を紫外領域とし、ガラス封止部23の内部の蛍光体を紫外光により励起される青色蛍光体及び赤色蛍光体とし、蛍光層の蛍光体を紫外光により励起される緑色蛍光体とすることができる。
尚、発光装置1は、導光板を取り付けられたものであってもよい。この場合、導光板へ入射した光は、導光板内で多重反射することから、ガラス封止部23の上面から出射した光と側面から出射した光の混合が促進される。ここで、ガラス封止部23の側面から出射される光についても、セラミック基板21に近い下側では青色成分が多くなり、セラミック基板21から遠くガラス封止部23の上面に近い上側では黄色成分が多くなる。これについても、導光板内で多重反射することから、青色成分が多い光と黄色成分が多い光の混合が促進される。従って、導光板の発光面においては色度及び輝度にムラが生じず、均一な色度及び輝度による面発光が実現される。
尚、前記実施形態においては、ねじ7により放熱ブロック3と反射ブロック4を締結するものを示したが、例えば図13の発光装置101のように、ブロック本体31の前面31cに被締結部42のかしめ孔144を挿通するかしめ部107を設けることにより放熱ブロック3と反射ブロック4を締結してもよく、放熱ブロック3と反射ブロック4の締結機構は任意に変更することができる。
また、例えば図14の発光装置301のように、ヒートパイプ6の外周面に雄ねじ部363を形成し、ヒートパイプ6により放熱ブロック3と反射ブロック4を締結するようにしてもよい。この発光装置301では、受容穴335がブロック本体31を前後に貫通し、受容穴335の内周面に雄ねじ部363と螺合可能な雌ねじが形成されている。また、被締結部42には、ヒートパイプ6の雄ねじ部363と螺合する雌ねじ穴344が形成されている。
また、前記実施形態においては、反射面44が断面直線状を呈するものを示したが、例えば図15に示すように、反射面244が断面曲線状を呈するものであってもよい。図15の発光装置201では、反射面244は、LED装置2を頂点とした放物線形状を呈している。
また、前記実施形態においては、ヒートパイプ6が接着剤により放熱ブロック3に固定するものを示したが、例えば図16に示すように、固定ねじ407を用いてヒートパイプ6を放熱ブロック3に固定するようにしてもよい。図16の発光装置401では、ブロック本体31に下面と受容穴35とを連通する連通孔438を形成し、この連通孔438に固定ねじ407を螺合させている。固定ねじ407を締め付けるとヒートパイプ6が放熱ブロック3に対して拘束され、固定ねじ407を緩めるとヒートパイプ6が放熱ブロック3に対して挿抜自在な状態となる。
また、前記実施形態においては、放熱ブロック3と反射ブロック4が一体的に直方体形状を呈するものを示したが、例えば図17に示すように、放熱ブロック3及び反射ブロック4の下側の角部を面取りしてもよい。図17の発光装置501では、ブロック本体31の左右下側に面取り部539を形成するとともに、被締結部42の左右下側に面取り部549を形成している。
また、前記実施形態においては、ねじ7を前方に配置してヒートパイプ6を後方に配置したものを示したが、例えば図18に示すように、ねじ7を前方に配置してヒートパイプ6を左右側方のいずれかに配置するようにしてもよく、ヒートパイプ6が放熱ブロック603から突出していればヒートパイプ6の配置状態は任意である。図19に示すように、この発光装置601では、放熱ブロック603におけるブロック本体631の受容穴635は左面631dから接続領域634の下方まで形成される。このように、ヒートパイプ6を受容する受容穴635は、放熱ブロック603の側面である前面(図19中不図示)、左面631d、右面(図19中不図示)、背面631bのいずれかから、接続領域の下方まで延びていればよい。尚、ヒートパイプ6は、必ずしも直線状である必要はないし、内部に冷媒62が収容されていなくともよいことは勿論である。
また、前記実施形態においては、フレキシブル基板5が放熱ブロック3の係合孔36を挿通するものを示したが、例えば図18に示すように、フレキシブル基板605を係合孔636と別個の部位から外部へ引き回すようにしてもよい。この発光装置601では、ねじ7により被締結部642が放熱ブロック3に固定され、係合孔636には反射ブロック604の反射部641の背面641aに突出形成された係合部643が係合している。また、フレキシブル基板605は、放熱ブロック603からヒートパイプ6と同方向へ延びる2つ延出部651と、一方の延出部651の先端に形成されたアノード電極652と、他方の延出部651の先端に形成されたカソード電極653と、を有している。図19に示すように、ブロック本体631の上面631aには、フレキシブル基板605の形状に対応する凹部633が形成される。発光装置601は、LED装置602が前記実施形態のLED装置2よりも幅方向に大きく、ブロック本体631の接続領域634も幅方向に大きく形成されている。これに伴い、フレキシブル基板605の孔部654も大きく形成され、この孔部654に隣接してアノード電極655及びカソード電極656が配置されている。
また、前記実施形態においては、LED装置2に計24のLED素子22を搭載したものを示したが、LED素子22の搭載数は任意である。図19に示す発光装置601のLED装置602は、前後に24列、左右に2列で計48のLED素子22を搭載している。図20(a)に示すように、このLED装置602は、電気的に直列に接続される計24のLED素子22の組を2組有している。図20(b)に示すように、セラミック基板621の下面には、LED素子22の各組ごとに電極パターン24bが形成されており、家庭用のAC100Vの電源を利用すると、各LED素子22に約4.0Vの順方向電圧が印加され、各LED素子22が所期の動作をするようになっている。また、図21(a)に示すように、セラミック基板721の上面にて計12のLED素子22を2組電気的に直列に接続し、図21(b)に示すように、セラミック基板721の下面にて各組の電極パターン24bを共通としても、AC100Vの電源で各LED素子22に約4.0Vの順方向電圧を印加することができる。
また、前記実施形態においては、LED装置2のセラミック基板21の下面が平坦に形成されたものを示したが、例えば、図22に示すように、セラミック基板21の下面の外縁が他部分より窪むよう形成し、この窪み部分21aに各電極パターン24bを形成し、他部分に放熱パターン26を形成したものであってもよい。図22のLED装置2は、多層構造のセラミック基板21の外縁側と中央側とを段状に形成し、放熱パターン26と各電極パターン24bとに段差がついている。これにより、LED装置2の放熱ブロック3への搭載等に放熱パターン26と各電極パターン24bが短絡することを的確に防止することができる。また、放熱パターン26が各電極パターン24bより下方へ突出するため、放熱パターン26のはんだ材72を薄くすることができ、放熱パターン26から放熱ブロック3への熱伝達効率を向上させることができる。
また、前記実施形態においては、LED装置2としてガラス封止部23の内部に蛍光体23aが分散されたものを示したが、ガラス封止部23の内部に蛍光体23aを分散させず、ガラス封止部23の上面に蛍光体23aが分散された樹脂、ガラス等の透明材からなる蛍光層を形成してもよい。また、波長変換を行う蛍光体23aを使用せずに、LED素子22の発光色で発光するLED装置としてもよい。前記実施形態では、青色で発光するLED素子22を例示しているが、紫色、緑色、赤色等で発光するLED素子を用いてもよいことは勿論である。
また、前記実施形態においては、ポリイミドをベースとしたフレキシブル基板5を示したが、例えば液晶ポリマーをベースとしたフレキシブル基板を用いてもよい。ここで、耐熱性だけであれば、ポリイミドで対応することができるが、高温高湿度での安定性は液晶ポリマーの方が優れている。また、放熱ブロック3として銅を用い、反射ブロック4としてアルミニウムを用いたものを示したが、例えば、放熱ブロックをアルミニウム等の他の金属としたり、反射ブロックをセラミックとしてもよい。
また、前記実施形態においては、前後、左右及び上下の方向を定めて説明しているが、発光装置1は任意の姿勢で使用することができ、例えば下方向、水平方向等に光を出射する姿勢としてもよいことは勿論である。また、放熱ブロック3と反射ブロック4の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
図1は本発明の一実施形態を示す発光装置の全体斜視図である。 図2はヒートパイプの先端を切り欠いて図示した発光装置の一部斜視図である。 図3は発光装置の分解斜視図である。 図4はヒートパイプの先端を切り欠いて図示した発光装置の一部断面図である。 図5は図4のA−A断面図である。 図6は発光装置におけるLED装置付近の模式拡大断面図である。 図7はLED装置の模式断面図である。 図8はLED装置のセラミック基板を示し、(a)は平面図、(b)は下面図である。 図9は放熱ブロックにフレキシブル基板を取り付けた状態を示す説明図である。 図10は放熱ブロックに反射ブロックを取り付けた状態を示す説明図である。 図11は放熱ブロックにLED装置を取り付ける状態を示す説明図である。 図12は変形例を示すLED装置の模式断面図である。 図13は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図14は変形例を示す発光装置の断面図である。 図15は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図16は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図17は変形例を示す発光装置の一部斜視図である。 図18は変形例を示す発光装置の一部斜視図である。 図19は変形例を示す発光装置の分解斜視図である。 図20は、変形例を示すものであって、LED装置のセラミック基板を示し、(a)は平面図、(b)は下面図である。 図21は、変形例を示すものであって、LED装置のセラミック基板を示し、(a)は平面図、(b)は下面図である。 図22は、変形例を示すものであって、発光装置におけるLED装置付近の模式拡大断面図である。
符号の説明
1…発光装置、2…LED装置、3…放熱ブロック、4…反射ブロック、5…フレキシブル基板、6…ヒートパイプ、21…セラミック基板、21a…窪み部分、22…LED素子、22a…p側電極、22b…n側電極、23…ガラス封止部、23a…蛍光体、24…回路パターン、24a…上面パターン、24b…電極パターン、24c…ビアパターン、26…放熱パターン、31…ブロック本体、31a…上面、31b…背面、31c…前面、32…突出部、33…凹部、34…接続領域、35…受容穴、36…係合孔、37…雌ねじ穴、41…反射部、41a…背面、42…被締結部、43…係合部、44…反射面、44a…第1傾斜区間、44b…第2傾斜区間、51…延出部、52…アノード電極、53…カソード電極、54…孔部、55…アノード電極、56…カソード電極、57…第1ポリイミド層、58…回路パターン層、59…第2ポリイミド層、61…円筒部、62…冷媒、71…はんだ材、72…はんだ材、101…発光装置、107…かしめ部、144…かしめ孔、201…発光装置、244…反射面、301…発光装置、335…受容穴、344…雌ねじ穴、363…雄ねじ部、401…発光装置、407…固定ねじ、438…連通孔、501…発光装置、539…面取り部、549…面取り部、601…発光装置、602…LED装置、603…放熱ブロック、604…反射ブロック、605…フレキシブル基板、621…セラミック基板、631…ブロック本体、631a…上面、631b…背面、631d…左面、632…突出部、633…凹部、634…接続領域、635…受容穴、636…係合孔、641…反射部、641a…背面、642…被締結部、643…係合部、651…延出部、652…アノード電極、653…カソード電極、654…孔部、655…アノード電極、656…カソード電極、721…セラミック基板。

Claims (6)

  1. 複数の発光素子と、前記各発光素子を上面に搭載し下面に放熱パターンが形成されるセラミック基板と、前記セラミック基板の前記上面にて前記各発光素子を一括して封止するガラス封止部と、を有する光源部と、
    前記光源部の前記放熱パターンと接続される接続領域を上面に有し、側面から前記接続領域の下方まで延びる穴が形成される放熱部材と、
    前記放熱部材の前記上面に載置され前記光源部の前記ガラス封止部の側方から出射された光を上方へ反射させる反射部と、前記反射部から前記放熱部材の側面に沿って下方へ延び当該側面と締結される被締結部と、を有する反射部材と、
    前記放熱部材と前記反射部材との間に前記接続領域を避けて配置され、前記光源部と電気的に接続される実装基板と、
    前記放熱部材の前記穴に一端側が挿入され、他端側が前記放熱部材から突出するヒートパイプと、を備える発光装置。
  2. 前記放熱部材は、前記上面に形成され上方へ突出する突出部と、前記突出部に形成された係合孔と、を有し、
    前記反射部材は、前記反射部に形成され前記係合孔と係合する係合部を有する請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記実装基板は、前記係合孔を挿通して前記放熱部材及び前記反射部材から突出する請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記実装基板は、前記放熱部材の前記上面に形成された凹部に配置され、
    前記反射部材は、前記放熱部材の前記上面と面接触する請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記反射部材の前記反射部は、前記放熱部材の前記突出部と当接し、
    前記反射部材の前記被締結部は、前記反射部における前記突出部との当接部分と所定方向について反対側に形成されている請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記ヒートパイプは、外周面に形成された雄ねじ部を有し、
    前記反射部材の前記被締結部に前記雄ねじ部と螺合する雌ねじが形成される請求項5に記載の発光装置。
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