JP2021031311A - SiC単結晶インゴットの製造方法 - Google Patents

SiC単結晶インゴットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SiC単結晶インゴットの自重によるSiC単結晶インゴットの剥がれが防止可能なSiC単結晶インゴットの製造方法を提供する。【解決手段】本発明のSiC単結晶インゴットの製造方法は、SiC原料の下部を支持する原料支持部2と、SiC原料GとSiC種結晶Tとの間に配置する遮断部材を支持する遮断部材支持部とを内部に備える坩堝を用いて、SiC単結晶を製造するSiC単結晶インゴットの製造方法であって、坩堝内の原料支持部に、少なくとも下部が焼結されたSiC原料を配置し、前記SiC原料の下方にSiC種結晶を配置し、前記SiC原料と前記SiC種結晶との間に、一部または全体が金属または金属炭化物からなる遮断部材を配置し、前記SiC原料を昇華させて、前記SiC種結晶上にSiC単結晶を成長させる。【選択図】図1

Description

本発明は、SiC単結晶インゴットの製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きい。また、炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有する。炭化珪素(SiC)は、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。
炭化珪素には、化学量論的には同じ組成でありながら、原子の積層の周期が(C軸方向にのみ)異なる多くの結晶多形(ポリタイプ)が存在する。代表的なポリタイプは、3C、4H、6Hなどであるが、特に4H−SiC単結晶はバンドギャップと飽和電子速度の特性が良いことなどから、光デバイスや電子デバイスの中心的な基板材料となっている。
SiC単結晶を製造する方法の一つとして、昇華法が広く知られている。昇華法は、坩堝内において、下部に配置したSiC原料を高温に加熱して昇華ガスを発生させ、上部に配置した、相対的に低温のSiC単結晶からなる種結晶上でその昇華ガスを再結晶化させてSiC単結晶を成長させる方法である。この昇華法を用いたSiC単結晶の製造においては、SiC単結晶(あるいは、SiC単結晶インゴット)の大口径・長尺成長が求められている。
SiC種結晶を台座(通常、黒鉛製台座)に取り付ける方法としては、SiC種結晶の外周部を黒鉛製のツメで固定する方法や、カーボン接着剤を用いてSiC種結晶を台座に貼り付ける方法などが知られている。
特開2009−23880号公報
SiC単結晶インゴットは大口径化・長尺化されるほど、インゴット自体が重くなる。そのため、ツメで固定する方法ではインゴットの重量増加に伴い、ツメで強く押さえることが必要になり、あるいは、ツメで押さえる面積が多く必要になる。ツメで強く押さえる場合、その分、結晶に応力がかかるため、クラックや品質が悪化するおそれがある。またツメで押さえる面積を大きくする場合、使える径の縮小や取れ数の減少、また黒鉛製のツメに多結晶SiCが析出しやすくなるためそれを取り込むことで品質の悪化や異種多形混入につながるおそれがある。
また、カーボン接着剤を用いてSiC種結晶を台座に貼り付ける方法では、SiC種結晶と台座の黒鉛との間を強く接着することが必要になり、SiC種結晶の品質劣化が懸念されるし、また、今後の大口径化、長尺化で固定がより高難度化するおそれがある。また、長尺化に伴う高温化、高過飽和度化、長時間化で接着面が劣化して剥がれるおそれも出てくる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、SiC単結晶インゴットの自重によるSiC単結晶インゴットの剥がれが防止可能なSiC単結晶インゴットの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明の一態様に係るSiC単結晶インゴットの製造方法は、SiC原料の下部を支持する原料支持部と、SiC原料と種結晶との間に配置する遮断部材を支持する遮断部材支持部とを内部に備える坩堝を用いて、SiC単結晶を製造するSiC単結晶インゴットの製造方法であって、坩堝内の原料支持部に、少なくとも下部が焼結されたSiC原料を配置し、前記SiC原料の下方にSiC種結晶を配置し、前記SiC原料と前記SiC種結晶との間に、一部または全体が金属または金属炭化物からなる遮断部材を配置し、前記SiC原料を昇華させて、前記SiC種結晶上にSiC単結晶を成長させる。
(2)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材の一部または全体を構成する材料は、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択されたものであってもよい。
(3)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材は、黒鉛本体と、前記黒鉛本体の少なくとも前記SiC種結晶に対向する面がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆された被覆層とからなってもよい。
(4)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材は、内部に断熱材料を有してもよい。
(5)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材は、円板状、傘状、逆傘状または多角形状のいずれかであってもよい。
(6)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記原料支持部は前記坩堝の内壁に設けられており、表面の少なくとも一部がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されていてもよい。
(7)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材支持部は、表面の少なくとも一部がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されていてもよい。
(8)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記SiC種結晶の直径が150mm以上であってもよい。
(9)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材と前記SiC種結晶との距離が50mm以上、200mm以下であってもよい。
(10)上記態様のSiC単結晶インゴットの製造方法において、前記遮断部材から前記SiC種結晶に向かう方向へ平面視して、前記遮断部材の面積が前記種結晶の面積の80%以上、200%以下であってもよい。
本発明のSiC単結晶インゴットの製造方法によれば、SiC単結晶インゴットの自重によるSiC単結晶インゴットの剥がれが防止可能なSiC単結晶インゴットの製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係るSiC単結晶インゴットの製造方法で用いることができるSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図である。 内部に断熱材料を有する遮断部材の一例の断面模式図である。 遮断部材の一例の断面模式図、及び、平面模式図であり、(a)は円板状の例、(b)は傘状の例、(c)は逆傘状の例、(d)は多角形状の例である。 原料支持部の2つの例の断面模式図であり、(a)は、等間隔で3カ所に配置された例であり、(b)は、坩堝の内壁に連続したリング状の原料支持部を備えた例である。 坩堝内の原料ガスの流れを制御して、種結晶上に効率よく原料ガスを集めるためのガイド部材を備えたSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図である。 遮断部材の他の例を備えたSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図である。 ガイド部材を備えたSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図である。
以下、本発明について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、本発明の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(SiC単結晶インゴットの製造方法)
図1に、本発明の一実施形態に係るSiC単結晶インゴットの製造方法で用いることができるSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図を示す。
図1に示すSiC単結晶製造装置100は、坩堝10(坩堝本体10Aと坩堝蓋部10Bとから構成)と、坩堝10内にSiC原料Gの下部Gdを支持する原料支持部2と、SiC原料GとSiC種結晶Tとの間に配置する遮断部材20を支持する遮断部材支持部4と、を備える。また、SiC単結晶製造装置100は、坩堝本体10Aの外周に、加熱手段8と、加熱された坩堝10を保温する断熱材(不図示)とを有している。
本発明の一実施形態に係るSiC単結晶インゴットの製造方法では、坩堝10内の原料支持部2に、少なくとも下部Gdが焼結されたSiC原料Gを配置し、SiC原料Gの下方にSiC種結晶Tを配置し、SiC原料GとSiC種結晶Tとの間に、表面の一部または全体が金属または金属炭化物からなる遮断部材20を配置し、加熱手段8によってSiC原料Gを加熱して昇華させ、SiC種結晶T上にSiC単結晶Wを成長させて、SiC単結晶インゴットを製造する。
SiC単結晶インゴットがSiC種結晶上に重力の方向と反対方向に成長するので、SiC単結晶インゴットが自重で坩堝の内壁からはがれにくくなる。また、SiC単結晶インゴットが坩堝の内壁からはがれにくくなるので、SiC種結晶を坩堝の内壁に強固に固定しなくてもよい。また、坩堝の内壁から受ける応力の影響を減らすことができ、その結果、クラックが防止され、また、低基底面転位(BPD)密度のSiC単結晶インゴットが製造できる。
本発明のSiC単結晶インゴットの製造方法は、インゴットの自重が重くなるほど効果が高くなる。SiC種結晶の直径が150mm以上であることが好ましい。
<SiC原料>
SiC原料が坩堝の下部にあり、SiC種結晶が上部に配置する従来のSiC単結晶インゴットの製造方法では、成長開始前のSiC原料が粉体であっても構わない。
これに対して、本発明のSiC単結晶インゴットの製造方法では、SiC原料とSiC種結晶の上下方向の位置関係が従来の製造方法と逆であるため、SiC原料Gは、少なくとも下部Gdが焼結されている必要がある。
SiC原料(以下では、SiC原料部ということもある。)Gを作るには、SiC原料粉末の公知の焼結方法を用いることができる。SiC原料は主に3C、2H、4H、6H、15Rの多形を含み、粒径が1000μm以下の粉末SiCを用いることが好ましい。
具体的にSiC原料Gを作る方法を例示する。黒鉛容器に粉末SiC原料を充填し、取り外し可能な蓋をする。不活性ガス雰囲気下、圧力700torr以下、温度2200℃以上で1h以上加熱し、冷却後、蓋を取り外すと、SiC原料Gができる。
SiC種結晶の直径が6インチであれば、粉末SiC原料の充填量を3kg以上とし、また、SiC種結晶の直径が8インチであれば、粉末SiC原料の充填量を5kg以上とすることが好ましい。
下部Gdが焼結されたSiC原料Gを製造するには、黒鉛容器全体ではなく、蓋側、又は、黒鉛容器の底部側が高温になるように、また、加熱時間を調整すればよい。
SiC原料Gは、下部Gdに配置する粉末SiCの焼結体を配置し、その上に粉末SiCを配置する、二層構造としてもよい。この場合、下層の粉末SiCの焼結体の厚みは5mm以上SiC原料の厚さ以下であることが好ましい。
<遮断部材>
遮断部材20は、一部または全体が金属または金属炭化物から構成されている。「一部または全体」とは、表面の一部あるいはその全面、または、表面及び内部全体を意味する。
かかる金属または金属炭化物としては、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択されたものであることが好ましい。これらの材料は、高温に耐えることができると共に、原料ガスと不要な反応を生じることもないため、安定的に高品質なSiC単結晶成長を行うことができるからである。
遮断部材20は、黒鉛本体と、黒鉛本体の少なくともSiC種結晶に対向する面がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆された被覆層とからなるものであってもよい。黒鉛が露出する部分は昇華ガスにより劣化してカーボンインクルージョンの混入源になるためである。
遮断部材20がかかる構成である場合、内部の黒鉛本体は少なからず原料ガスと反応しやすいが、被覆層によってその反応を回避又は抑制することができる。長時間の成長においては、仮に反応しにくい黒鉛材を用いたとしても、黒鉛粉が舞う可能性があるため、結晶の大口径化、長尺化のためには、黒鉛本体の少なくともSiC種結晶に対向する面はかかる被覆層を備えたものを用いる。
遮断部材20は、原料Gの下面Gsから5mm以上、400mm以下の距離離間していることが好ましい。すなわち、遮断部材20の上面20aと原料Gの下面Gsとの距離は、5mm以上、400mm以下であることが好ましい。
原料面と遮断部材が5mm未満と近すぎると昇華ガスが出にくくなってしまい、成長効率が低下する一方、400mmを超えると、総坩堝長が長くなりすぎてしまい、部材コストが高くなると共に、加熱手段であるコイルの位置などによる温度分布調整が困難になる。
遮断部材は、内部に断熱材料を有していてもよい。遮断部材の断熱性能を高めることにより、高温に加熱されたSiC原料の熱を断熱し、種結晶あるいは成長結晶の表面温度の上昇を抑えることができる。
ここで、4H−SiC単結晶インゴットのさらなる大口径化、長尺化には成長速度の向上が必須であるが、SiC原料部からの原料の蒸発速度を向上させるためにSiC原料部の温度を上昇すると、種結晶あるいは成長結晶の表面温度も上昇して6H−SiCが混入しやすくなるという問題がある。一方、6H−SiCの成長を抑制するために原料部の温度を低下させると、さらなる大口径化、長尺化に際して成長時間の長時間化を伴い、原料面で析出が起こることが問題になってくる。そのため、4H−SiC単結晶インゴットのさらなる大口径化、長尺化には、種結晶あるいは成長結晶の表面温度の上昇を抑えることができることが望ましい。内部に断熱材料を有する遮断部材を備えることにより、原料が均熱化され、また、原料と種結晶の温度差を付けやすくなり成長効率が向上する。
断熱材料の例としては、黒鉛より熱伝導率が低い低熱伝導率カーボン材が挙げられる。かかる低熱伝導率カーボン材としては、カーボンフェルトのような炭素繊維材、膨張黒鉛、熱異方性黒鉛材などの多孔質(ポーラス状)のカーボンが挙げられる。熱異方性黒鉛材とは例えば、膨張黒鉛を押し固めシート状にするなどして、厚み方向とそれに直交する方向とで熱伝導率に異方性を持たせた黒鉛材である(例えば、特開平1−14139号公報参照)。熱異方性黒鉛材としては、グラフォイル(登録商標)などの黒鉛シートを例示できる。黒鉛の熱伝導率は80〜130W/m・K程度であり(例えば、特開2000−351670号公報)、また、TaCの熱伝導率は90W/m・K程度であり(例えば、再表2010−125800号公報)、また、SiCの熱伝導率は200W/m・K程度である(例えば、特開2016−092122号公報)。
図2は、内部に断熱材料を有する遮断部材の一例の断面模式図である。
図2に示す遮断部材20Aは、断熱材料22を、金属または金属炭化物からなる遮蔽材料部21で包んだ構成である。
原料昇華ガスは主にSi、SiC、SiCであるため、黒鉛材料のCと反応が起こる。特に、炭素繊維材のような多孔性黒鉛材料は比表面積が大きく、通常の黒鉛よりも反応が起こりやすい。反応が起こることで、黒鉛材料はさらに疎な状態に変化し、黒鉛粉がルツボ内に舞いやすくなる。この黒鉛粉がカーボンインクルージョンとしてSiC単結晶中に取り込まれ、マイクロパイプ等の結晶欠陥を誘発させる。そのため、多孔性黒鉛材料はむき出しの状態よりも、図2に示すように、金属または金属炭化物からなる遮蔽材料部21によって断熱材料22を包み込むことが望ましい。
遮断部材からSiC種結晶に向かう方向(z軸方向)へ平面視して、遮断部材20の面積は、SiC種結晶Tの面積の80%以上、200%以下であることが好ましい。80%未満の場合、落下物の遮蔽効果が十分に得られず、200%を超えると昇華ガスの回り込みが大きくなり、途中でデポしやすくなるからである。
遮断部材20の厚さは、1mm以上、100mm以下であることが好ましい。1mm未満であると結晶成長中に破損するリスクが高くなり、また、100mmを超えるとコストが高くなる。
遮断部材20の形状としては、特に制限はなく、例えば、円板状、傘状、逆傘状または多角形状とすることができる。
図3に、遮断部材の一例の断面模式図、及び、平面模式図を示す。
図3(a)は円板状の例、(b)は傘状の例、(c)は逆傘状の例、(d)は多角形状の例である。遮断部材の上面には原料や黒鉛ルツボ壁からSiCまたは黒鉛の粒子が落ちることがあり、これらを起点として遮断部材上に多結晶SiCの成長が促進されることがある。図3(b)のような傘状の遮断部材を用いた場合、前述のSiCまたは黒鉛の粒子が遮断部材上に乗りにくくなるため、遮断部材上への多結晶SiCの析出を抑制することができる。遮断部材は断熱効果を有するため下面は温度が低くなり昇華ガス流れが集まりやすくなり、多結晶が成長してしまうことがある。図3(c)のような逆傘状の遮断部材を用いた場合、昇華ガスの流れが下方に促進されるので遮断部材下面への多結晶析出を抑制できる。
<坩堝>
坩堝10は、昇華法によってSiC単結晶を製造するための坩堝であれば、公知のものを用いることができる。例えば、黒鉛、炭化タンタル等を用いることができる。坩堝10は、成長時に高温となる。そのため、高温に耐えることのできる材料によって形成されている必要がある。例えば、黒鉛は昇華温度が3550℃と極めて高く、成長時の高温にも耐えることができる。
坩堝10は、内壁(内側壁)10aに原料支持部2を備える。
原料支持部2は、表面の少なくとも一部(例えば、黒鉛材料の表面の一部)がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、原料支持部全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されていることが好ましい。これらの材料は、高温に耐えることができると共に、原料ガスと不要な反応を生じることもないため、安定的に高品質なSiC単結晶成長を行うことができるからである。
図4は、原料支持部の2つの例の断面模式図である。
図4(a)は、坩堝10の内壁10aに等間隔で3カ所に原料支持部2A,2B,2Cを備えた例である。図4(a)に示した原料支持部は内壁に離間して複数配置する構成の一例であり、3カ所以上であることが好ましい。
図4(b)は、坩堝10の内壁10aに連続したリング状の原料支持部12を備えた例である。
図4(a)の構成とすると、最も昇華しやすい再外周の中に支持部で覆われない領域を設けることができるため、原料の使用効率を向上させることができる。図4(b)の構成とすると、原料を広範囲に支えることができ、原料の重みによる支持部の破損を抑えることができる。
坩堝10は、内壁10aの原料支持部2より下方に遮断部材支持部4を備える。
遮断部材支持部4も、図4(a)に示した原料支持部と同様に、坩堝10の内壁10aに等間隔で3か所に備えることができる。また、3カ所以上に備えることもできる。
遮断部材支持部4は、表面の少なくとも一部がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、遮断部材支持部全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されていることが好ましい。これらの材料は、高温に耐えることができると共に、原料ガスと不要な反応を生じることもないため、安定的に高品質なSiC単結晶成長を行うことができるからである。
図5に、遮断部材支持部の他の例を備えたSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図を示す。図5において、符号が図1と同じものは図5においても同様なものとして説明を省略する。
図5に示すSiC単結晶製造装置101は、坩堝11(坩堝本体11Aと坩堝蓋部11Bとから構成)と、坩堝11内にSiC原料Gの下部Gdを支持する原料支持部2と、SiC原料GとSiC種結晶Tとの間に配置する遮断部材20を支持する遮断部材支持部24と、を備える。遮断部材支持部24は坩堝本体11Aの底面11Aaに設置されている。
遮断部材支持部24は、表面の少なくとも一部(例えば、黒鉛材料の表面の一部)がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、遮断部材支持部全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されていることが好ましい。これらの材料は、高温に耐えることができると共に、原料ガスと不要な反応を生じることもないため、安定的に高品質なSiC単結晶成長を行うことができるからである。
遮断部材支持部24は等価な3個以上の部材からなり、坩堝本体11Aの底面11Aaに等間隔で3カ所以上の複数箇所に備えるものであってもよい。
<種結晶の設置方法>
SiC種結晶Tは、図1や図5に示すように、坩堝10(あるいは11)内の底面10Aa(あるいは11Aa)に直接接するように配置してもよい。
また、SiC種結晶Tは、カーボン接着剤によって坩堝10(あるいは11)内の底面10Aa(あるいは11Aa)と接着しても良い。この場合、例えばカーボン接着剤を黒鉛部に塗布し、その上にSiC種結晶Tを配置し、次いで、黒鉛やSUS等で構成された錘を載せ、5g/cm以上の圧力で押さえ、その状態で、200℃以上で30min以上加熱し、接着剤を硬化させることができる。
遮断部材20の下面とSiC種結晶Tの上面との距離は、50mm以上、200mm以下であることが好ましい。当該距離が50mm未満になると、SiC単結晶インゴットとの距離が近すぎるため、成長面形状に悪影響を及ぼすおそれがある。また、当該距離が200mmを超えると原料からの落下物が遮断部材20を通過後に回り込んで結晶に取り込まれるリスクが高くなる。
図6に、遮断部材の他の例を備えたSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図を示す。図6において、符号が図1又は図5と同じものは図6においても同様なものとして説明を省略する。
図6に示すSiC単結晶製造装置102は、坩堝13(坩堝本体13Aと坩堝蓋部13Bとから構成)と、坩堝13内にSiC原料Gの下部Gdを支持する原料支持部2と、SiC原料GとSiC種結晶Tとの間に配置する遮断部材21を支持する遮断部材支持部4と、を備える。遮断部材21は、中央部21aがSiC種結晶Tに対向する側に突き出て、かつ、SiC原料Gに対向する側は凹んだ傘状の形状を有する。このため、遮断部材21に落ちてきた落下物はSiC種結晶T上に落ちにくい。
図7に、坩堝内の原料ガスの流れを制御して、種結晶上に効率よく原料ガスを集めるためのガイド部材を備えたSiC単結晶製造装置の一例の縦断面模式図を示す。図7において、符号が図1又は図5と同じものは図7においても同様なものとして説明を省略する。
図7に示すSiC単結晶製造装置103は、坩堝14(坩堝本体14Aと坩堝蓋部14Bとから構成)と、坩堝14内にSiC原料Gの下部Gdを支持する原料支持部2と、SiC原料GとSiC種結晶Tとの間に配置する遮断部材20を支持する遮断部材支持部4と、を備え、さらにガイド部材30を備える。
<ガイド部材>
ガイド部材30は、表面の少なくとも一部(例えば、黒鉛材料の表面の一部)がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、ガイド部材30全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されていることが好ましい。これらの材料は、高温に耐えることができると共に、原料ガスと不要な反応を生じることもないため、安定的に高品質なSiC単結晶成長を行うことができるからである。
ガイド部材30は、筒状部30Aと、支持部30Bとを有する。筒状部30Aは、SiC種結晶T近傍から坩堝本体14Aの内壁(内側壁)14aの方に延在している。
坩堝14の底部14AAの直径は、SiC種結晶Tの直径より大きい。そのため筒状部30Aは、SiC種結晶T近傍から坩堝本体14Aの内壁(内側壁)14aへ向かって拡がって形成されていることが好ましい。筒状部30Aは、SiC種結晶Tの全周に渡って形成されていることが好ましい。筒状部30Aを全周に渡って設けることで、坩堝14内の底面14Aaに設置された種結晶Tから結晶成長するSiC単結晶Wが、いずれの周方向でも口径拡大することができる。筒状部30Aが傾斜した(拡がった)構成の場合、傾斜角は筒状部30Aを種結晶Tの表面に対して垂直ないずれの面で切断した場合においても同一であることが好ましい。傾斜角が同一であれば、SiC単結晶Wの口径拡大率を一定にすることができる。
支持部30Bの構成は、坩堝14の底部14AAと遮断部材支持部4との間に筒状部30Aを支持することができれば、特に問わない。棒状の部材でも板状の部材でもよく、筒状部30Aの端部全面に接続された管状の部材でもよい。
ガイド部材30は、坩堝14の底部14AAと遮断部材支持部4との間で、原料昇華ガス(Si、SiC、SiC等)の流れを制御する。そのため、SiC単結晶Wは、筒状部30Aに沿って結晶成長する。
2、12 原料支持部
4 遮断部材支持部
10、11、13、14 坩堝
10A、11A、13A、14A 坩堝本体
10B、11B、13B、14B 坩堝蓋部
20、20A、21 遮断部材
30 ガイド部材
W SiC単結晶
T SiC種結晶
G SiC原料
100、101、102、103 SiC単結晶製造装置
SiC原料Gは、下部Gdに粉末SiCの焼結体を配置し、その上に粉末SiCを配置する、二層構造としてもよい。この場合、下層の粉末SiCの焼結体の厚みは5mm以上SiC原料の厚さ以下であることが好ましい。
遮断部材は、内部に断熱材料を有していてもよい。遮断部材の断熱性能を高めることにより、高温に加熱されたSiC原料の熱を断熱し、種結晶あるいは成長結晶の表面温度の上昇を抑えることができる。
ここで、4H−SiC単結晶インゴットのさらなる大口径化、長尺化には成長速度の向上が必須であるが、SiC原料部からの原料の蒸発速度を向上させるためにSiC原料部の温度を上昇すると、種結晶あるいは成長結晶の表面温度も上昇して6H−SiCが混入しやすくなるという問題がある。一方、6H−SiCの成長を抑制するために原料部の温度を低下させると、さらなる大口径化、長尺化に際して成長時間の長時間化を伴い、原料面で析出が起こることが問題になってくる。そのため、4H−SiC単結晶インゴットのさらなる大口径化、長尺化には、種結晶あるいは成長結晶の表面温度の上昇を抑えることができることが望ましい。内部に断熱材料を有する遮断部材を備えることにより、原料が均熱化され、また、原料と種結晶の温度差を付けやすくなり成長効率が向上する。
<坩堝>
坩堝10の材料として、例えば、黒鉛、炭化タンタル等を用いることができる。坩堝10は、成長時に高温となる。そのため、高温に耐えることのできる材料によって形成されている必要がある。例えば、黒鉛は昇華温度が3550℃と極めて高く、成長時の高温にも耐えることができる。
<種結晶の設置方法>
SiC種結晶Tは、図1や図5に示すように、坩堝10(あるいは11)内の底面10Aa(あるいは11Aa)に直接接するように配置してもよい。
また、SiC種結晶Tは、カーボン接着剤によって坩堝10(あるいは11)内の底面10Aa(あるいは11Aa)と接着しても良い。この場合、例えばカーボン接着剤を底面10Aa(あるいは11Aa)に塗布し、その上にSiC種結晶Tを配置し、次いで、黒鉛やSUS等で構成された錘を載せ、5g/cm以上の圧力で押さえ、その状態で、200℃以上で30min以上加熱し、接着剤を硬化させることができる。
支持部30Bの構成は、坩堝14の底部14AAと遮断部材支持部4との間に筒状部30Aを支持することができれば、特に問わない。棒状の部材でも板状の部材でもよく、筒状部30Aの端部全面に接続された円環(リング)状の部材でもよい。

Claims (10)

  1. SiC原料の下部を支持する原料支持部と、SiC原料とSiC種結晶との間に配置する遮断部材を支持する遮断部材支持部とを内部に備える坩堝を用いて、SiC単結晶を製造するSiC単結晶インゴットの製造方法であって、
    坩堝内の原料支持部に、少なくとも下部が焼結されたSiC原料を配置し、
    前記SiC原料の下方にSiC種結晶を配置し、
    前記SiC原料と前記SiC種結晶との間に、一部または全体が金属または金属炭化物からなる遮断部材を配置し、
    前記SiC原料を昇華させて、前記SiC種結晶上にSiC単結晶を成長させるSiC単結晶インゴットの製造方法。
  2. 前記遮断部材の一部または全体を構成する材料は、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択されたものである、請求項1に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  3. 前記遮断部材は、黒鉛本体と、前記黒鉛本体の少なくとも前記SiC種結晶に対向する面がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆された被覆層とからなる、請求項1に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  4. 前記遮断部材は、内部に断熱材料を有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  5. 前記遮断部材は、円板状、傘状、逆傘状または多角形状のいずれかである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  6. 前記原料支持部は前記坩堝の内壁に設けられており、表面の少なくとも一部がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  7. 前記遮断部材支持部は、表面の少なくとも一部がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で被覆されているか、又は、全体がニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及び、これらの金属の炭化物からなる群から選択された材料で構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  8. 前記SiC種結晶の直径が150mm以上である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  9. 前記遮断部材と前記SiC種結晶との距離が50mm以上、200mm以下である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
  10. 前記遮断部材から前記SiC種結晶に向かう方向へ平面視して、前記遮断部材の面積が前記種結晶の面積の80%以上、200%以下である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
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