JP2021020445A - 記録装置、開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャナーユニットが閉じた状態から開く際、記録ユニットを持ち上げてしまう虞がある。【解決手段】記録装置は、記録ユニットと、原稿読み取りユニットとを備えている。記録ユニットは軸を備え、原稿読み取りユニットは、軸が挿入されるとともに原稿読み取りユニットの開閉に伴い軸に対し相対的に移動する溝が形成された溝形成部材を備える。溝には、溝の幅を軸の最大径より狭くするとともに溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部が設けられ、弾性変形部が軸に引っ掛かることで原稿読み取りユニットの開いた状態が保持される。軸は径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられ、原稿読み取りユニットが閉じた状態から開く過程において弾性変形部が軸を通過する際、溝の幅に対する軸の径方向寸法が最大寸法より小さい第1寸法以下となる様に軸の回転が規制される。【選択図】図9

Description

本発明は媒体に記録を行う記録ユニットの上部に、原稿を読み取る原稿読み取りユニットを備える記録装置に関する。また本発明は、装置本体と、装置本体に対して開閉可能な開閉体とを備える開閉装置に関する。
プリンターに代表される記録装置には、媒体に記録を行う記録部を備える装置本体の上部にスキャナーユニットが設けられ、媒体への記録機能と原稿を読み取る読取機能との双方を備える複合機として構成されるものがある。
特許文献1にはその様な構成の一例が記載されている。特許文献1記載の画像読取記録装置は、画像記録ユニットの上部に画像読取ユニットを備えている。画像読取ユニットは開閉機構を介して画像記録ユニットに対し回動可能に取り付けられる。
開閉機構は画像読取ユニットを開いた状態に保持する。開閉機構はカム面を有するステーと回転子とを備えており、回転子が回転することでカム面に引っ掛かり、画像読取ユニットの開いた状態が保持される。
特開2018−19341号公報
特許文献1記載の構成では回転子が回転してカム面に引っ掛かる構成であり、開いた状態の画像読取ユニットを閉じる際には、前記引っ掛かりを解除すべく一旦画像読取ユニットを少し持ち上げ、その後に閉じる必要があり、操作が直感的に判り難いとともに手間が掛かる。
この様な問題を回避する為の構成として、図21に示す様に、回転子に代えて単純な軸102を用い、カム面は単純な円弧形状にするとともにカム面に弾性変形部101bを設け、弾性変形部101bの弾性によって軸102に引っ掛かる構成とすることが考えられる。
符号101はステーであり、画像読取ユニットに取り付けられる。軸102は画像記録ユニットに取り付けられ、ステー101に形成されたカム溝101aに挿入されている。ステーの外周部にはギア部101cが形成されており、ギア部101cが歯車103と噛合している。歯車103の回転トルクは不図示のダンパー機構に伝達され、画像読取ユニットが閉じる際の速度が緩和される。
図21の上の図は、画像読取ユニットが閉じた状態を示しており、図21の下の図は、画像読取ユニットが閉じた状態を示しており、図21の中央の図は、画像読取ユニットが半開きの状態を示している。画像読取ユニットが閉じた状態を示す図21の上の図から、画像読取ユニットを開くと、ステー101が画像読取ユニットとともに回転し、軸102がカム溝101a内で相対的に移動する。
カム溝101aの幅は、弾性変形部101bの位置で狭くなっており、図21の中央の図から下の図に変化する際に、軸102が弾性変形部101bを変形させ、溝幅を拡げる。図21の下の図の状態では、弾性変形部101bが軸102に引っ掛かることで、画像読取ユニットの開いた状態が保持される。
図21に示す様な構成とすることで、特許文献1記載の画像読取記録装置のように、開いた状態の画像読取ユニットを閉じる際に一旦画像読取ユニットを少し持ち上げる必要がなく、操作が直感的に判り易くなるとともに操作も簡単となる。
しかしながら画像読取ユニットが閉じた状態から開く際、具体的には図21の中央の図から下の図への変化の過程で、弾性変形部101bの弾性変形が不足して軸102を持ち上げてしまい、つまり画像記録ユニットを持ち上げてしまい、画像読取ユニットが適切に開けない虞がある。このような問題は、特に画像記録ユニットが軽量化されている場合に生じ易い。
上記課題を解決する為の、本発明の記録装置は、媒体に記録を行う記録部を備える記録ユニットと、原稿を読み取る読み取り手段を備えるとともに前記記録ユニットの上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記記録ユニットの上部を開閉する原稿読み取りユニットと、前記原稿読み取りユニットが開いた状態を保持する保持手段と、を備え、前記保持手段は、前記記録ユニット及び前記原稿読み取りユニットの一方に設けられた軸、及び他方に設けられた溝形成部材を備え、前記溝形成部材には、前記軸が挿入される溝が形成され、前記原稿読み取りユニットの開閉に伴い前記軸が前記溝に対して相対的に移動し、前記溝には、前記溝の幅を前記軸の最大径より狭くするとともに前記溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部の弾性によって前記軸を保持することで前記原稿読み取りユニットが開いた状態を保持する保持部とが形成され、前記軸は、径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられ、前記原稿読み取りユニットが閉じた状態から開く過程において前記軸が前記弾性変形部を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備えることを特徴とする。
第1実施形態に係るプリンターの外観斜視図。 スキャナーユニットが開いた状態のプリンターの外観斜視図。 プリンター内部の外観斜視図。 スキャナーユニットが開いた状態のプリンター内部の外観斜視図。 溝形成部材の周辺構成の斜視図。 溝形成部材の周辺構成の斜視図。 上の図は溝形成部材の正面図であり、下の図は溝形成部材及び軸の断面図。 上の図は溝形成部材の正面図であり、下の図は溝形成部材及び軸の断面図。 上の図は溝形成部材の正面図であり、下の図は溝形成部材及び軸の断面図。 上の図は溝形成部材の正面図であり、下の図は溝形成部材及び軸の断面図。 溝幅と軸の径の関係を示す図。 スキャナーユニットが開いた状態のプリンター内部の外観斜視図。 上の図はスキャナーユニットが閉じた状態の第2ヒンジ部周辺の断面図であり、下の図はスキャナーユニットが開いた状態の第2ヒンジ部周辺の断面図。 軸の他の実施形態を示す図。 第2実施形態に係るプリンターの外観斜視図。 スキャナーユニットが開いた状態のプリンターの外観斜視図。 溝形成部材の正面図。 回転規制部材が備える当接部、及び当接部の回転を規制する規制部の正面図。 回転規制部材が備える当接部、及び当接部の回転を規制する規制部の正面図。 第1の溝と第2の溝の形状を比較する図。 本発明の課題を説明する図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録部を備える記録ユニットと、原稿を読み取る読み取り手段を備えるとともに前記記録ユニットの上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記記録ユニットの上部を開閉する原稿読み取りユニットと、前記原稿読み取りユニットが開いた状態を保持する保持手段と、を備え、前記保持手段は、前記記録ユニット及び前記原稿読み取りユニットの一方に設けられた軸、及び他方に設けられた溝形成部材を備え、前記溝形成部材には、前記軸が挿入される溝が形成され、前記原稿読み取りユニットの開閉に伴い前記軸が前記溝に対して相対的に移動し、前記溝には、前記溝の幅を前記軸の最大径より狭くするとともに前記溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部の弾性によって前記軸を保持することで前記原稿読み取りユニットが開いた状態を保持する保持部とが形成され、前記軸は、径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられ、前記原稿読み取りユニットが閉じた状態から開く過程において前記軸が前記弾性変形部を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、溝形成部材に形成された弾性変形部の弾性によって軸が保持部に保持されることで原稿読み取りユニットの開いた状態が保持される構成において、原稿読み取りユニットが閉じた状態から開く過程において前記弾性変形部が前記軸を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備えるので、前記弾性変形部が前記軸を通過する際の負荷が小さくなり、或いは負荷が無くなって、前記原稿読み取りユニットを開く際に前記軸つまり前記記録ユニットを持ち上げてしまう虞が低減する。
第2の態様は、第1の態様において、前記回転規制手段は、前記軸に取り付けられた回転規制部材と、前記溝形成部材に設けられ、前記原稿読み取りユニットの回動に伴い前記回転規制部材に接する状態と、前記回転規制部材から離間する状態と、を切り換えるリブと、前記弾性変形部における前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が、前記第1寸法より大きくなる方向に前記回転規制部材に押圧力を付与するばねと、を備え、前記リブが前記回転規制部材に接することで、前記弾性変形部における前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が、前記ばねの押圧力に抗して前記第1寸法以下に維持され、前記リブが前記回転規制部材から離間することで、前記軸が前記ばねの押圧力により回転し、前記弾性変形部における前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記第1寸法より大きくなることを特徴とする。
本態様によれば、前記回転規制手段を、前記回転規制部材と、前記リブと、前記ばねとを備える構成とすることで、前記回転規制手段を低コストに構成できる。
第3の態様は、第2の態様において、前記リブは、前記軸が前記保持部に保持された状態から所定角度前記原稿読み取りユニットが閉じることで、前記回転規制部材に当接する、
ことを特徴とする。
本態様によれば、前記リブは、前記軸が前記保持部に保持された状態から所定角度前記原稿読み取りユニットが閉じることで、前記回転規制部材に当接するので、前記軸が前記保持部を抜けて直ちに前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が小さくならず、前記原稿読み取りユニットの開いた状態を確実に保持できる。
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記軸は、軸方向から見て円周の一部が切り欠かれた形状を成すことにより、径方向寸法が周方向に沿って変化することを特徴とする。
本態様によれば、前記軸は、軸方向から見て円周の一部が切り欠かれた形状を成すことにより、径方向寸法が周方向に沿って変化するので、径方向寸法が周方向に沿って変化する軸を簡易な構造で低コストに得ることができる。
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記原稿読み取りユニットは、回転軸線方向において前記原稿読み取りユニットの一方側端部に設けられた第1ヒンジ部及び他方側端部に設けられた第2ヒンジ部を介して前記記録ユニットに設けられ、前記回転軸線方向において前記第1ヒンジ部の側に、前記軸、前記溝形成部材、及び前記回転規制手段が設けられ、前記回転軸線方向において前記第2ヒンジ部の側に、前記原稿読み取りユニットが開いた状態において前記原稿読み取りユニットを支持する支持手段が設けられることを特徴とする。
前記回転軸線方向において前記第1ヒンジ部の側に、前記軸、前記溝形成部材、及び前記回転規制手段が設けられた構成では、前記第2ヒンジ部において前記原稿読み取りユニットが下方に沈み込む虞がある。本態様によれば、前記回転軸線方向において前記第2ヒンジ部の側に、前記原稿読み取りユニットが開いた状態において前記原稿読み取りユニットを支持する支持手段が設けられるので、前記第2ヒンジ部の側における前記原稿読み取りユニットの下方への沈み込みを抑制できる。
第6の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記原稿読み取りユニットは、回転軸線方向において前記原稿読み取りユニットの一方側端部に設けられた第1ヒンジ部及び他方側端部に設けられた第2ヒンジ部を介して前記記録ユニットに設けられ、前記第1ヒンジ部の側に、前記保持手段である第1保持手段が設けられ、前記第2ヒンジ部の側に、前記保持手段である第2保持手段が設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1ヒンジ部及び前記第2ヒンジ部のいずれに対しても前記保持手段が設けられているので、前記原稿読み取りユニットを開いた際の、前記第1ヒンジ部の側或いは前記第2ヒンジ部の側における前記原稿読み取りユニットの下方への沈み込みを抑制できる。
第7の態様は、第6の態様において、前記第1保持手段及び前記第2保持手段の少なくともいずれかに対し、前記原稿読み取りユニットが閉じる際の速度を減衰させるダンパーが設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1保持手段及び前記第2保持手段の少なくともいずれかに対し、前記原稿読み取りユニットが閉じる際の速度を減衰させるダンパーが設けられているので、前記原稿読み取りユニットを閉じる際にユーザーが手を離しても、勢い良く前記原稿読み取りユニットが閉じて大きな衝突音が生じたり破損したりする虞を抑制できる。
第8の態様は、第6のまたは第7の態様において、前記保持手段は、前記回転規制部材に設けられた当接部と、前記当接部が当接することで前記回転規制部材の回転を規制する規制部とを備え、前記軸が前記保持部に入り込んだ状態において、前記当接部が前記ばねの押圧力によって前記規制部に押し当たり、前記第1保持手段が備える前記溝形成部材には、前記溝としての第1の溝が形成され、前記第2保持手段が備える前記溝形成部材には、前記溝としての第2の溝が形成され、前記原稿読み取りユニットを開く際、前記第2の溝に形成された前記保持部に前記軸が入り込むタイミングが、前記第1の溝に形成された前記保持部に前記軸が入り込むタイミングより早く、前記第1保持手段及び前記第2保持手段のうち、前記第2保持手段が備える前記規制部のみ、前記当接部が当接する際の当接音を緩和する弾性材で形成されていることを特徴とする。
前記保持手段は、前記軸が前記保持部に入り込むと、前記回転規制部材に設けられた当接部が前記ばねの押圧力によって規制部に当接することで、前記回転規制部材の回転が止まる構成であることから、前記当接部が前記規制部に当接する際に当接音が生じ、そのためユーザーは前記当接音によって前記原稿読み取りユニットが開いた状態に保持されたと判断することができる。
ここで、前記原稿読み取りユニットを開く際、前記第1保持手段において前記当接音が発生するタイミングと前記第2保持手段において前記当接音が発生するタイミングとにずれが生じると、ユーザーは最初に当接音が生じるタイミングで前記原稿読み取りユニットを開く操作を止めてしまい、これにより前記第1保持手段及び前記第2保持手段のうち一方が保持状態に移行できない虞があり、この場合保持状態に移行しない側において前記原稿読み取りユニットの下方への沈み込みが生じる虞がある。尚、保持状態とは、前記保持部に前記軸が入り込んだ状態を指す。
しかしながら本態様では、前記原稿読み取りユニットを開く際、前記第2の溝に形成された前記保持部に前記軸が入り込むタイミングが、前記第1の溝に形成された前記保持部に前記軸が入り込むタイミングより早く、前記第1保持手段及び前記第2保持手段のうち、前記第2保持手段が備える前記規制部のみ、前記当接部が当接する際の当接音を緩和する弾性材で形成されているので、前記第1保持手段よりも先に前記第2保持手段が保持状態となり、しかもその際には前記当接音が発生し難いため、ユーザーが前記原稿読み取りユニットを開く操作を継続することが期待できる。そして前記第1保持手段が保持状態となる際には前記当接音が発生し易く、ユーザーが前記当接音によって前記原稿読み取りユニットを開く操作を止めた際には、前記第1保持手段と前記第2保持手段の双方が保持状態となっている。以上により、前記第1保持手段及び前記第2保持手段のうち一方が保持状態に移行しないままユーザーが前記原稿読み取りユニットを開く操作を止めてしまうことを抑制でき、ひいては前記第1保持手段及び前記第2保持手段の双方を適切に保持状態に移行させることができる。
第9の態様は、第8の態様において、前記原稿読み取りユニットは、回転軸線方向において前記第2ヒンジ部寄りに、操作パネルを備えることを特徴とする。
前記原稿読み取りユニットが、回転軸線方向において前記第2ヒンジ部寄りに操作パネルを備える構成では、前記原稿読み取りユニットを開く際に、前記操作パネルが設けられた側が重さによって下方に沈み込み、前記第2保持手段よりも先に前記第1保持手段が保持状態となり易く、これにより前記第2保持手段が保持状態に移行しないまま前記原稿読み取りユニットを開く操作を止められ易い。しかしながら上述した第8の態様の作用効果により、その様な不具合の発生を抑制できる。
第10の態様に係る開閉装置は、装置本体と、前記装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体の上部を開閉する開閉体と、前記開閉体が開いた状態を保持する保持手段と、を備え、前記保持手段は、前記装置本体及び前記開閉体の一方に設けられた軸、及び他方に設けられた溝形成部材を備え、前記溝形成部材には、前記軸が挿入される溝が形成され、前記開閉体の開閉に伴い前記軸が前記溝に対して相対的に移動し、前記溝には、前記溝の幅を前記軸の最大径より狭くするとともに前記溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部の弾性によって前記軸を保持することで前記開閉体が開いた状態を保持する保持部とが形成され、前記軸は、径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられ、前記開閉体が閉じた状態から開く過程において前記軸が前記弾性変形部を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、溝形成部材に形成された弾性変形部の弾性によって軸が保持部に保持されることで開閉体の開いた状態が保持される構成において、開閉体が閉じた状態から開く過程において前記弾性変形部が前記軸を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備えるので、前記弾性変形部が前記軸を通過する際の負荷が小さくなり、或いは負荷が無くなって、前記開閉体を開く際に前記軸つまり前記記録ユニットを持ち上げてしまう虞が低減する。
以下、本発明を具体的に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態では記録装置の一例としてインクジェットプリンター1を挙げる。インクジェットプリンター1は、以下では単にプリンター1と称する。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系はX軸方向が装置幅方向、Y軸方向が装置奥行き方向、Z軸方向が装置高さ方向を示している。また、+Y方向を装置背面から前面に向かう方向とし、−Y方向を装置前面から背面に向かう方向とする。また、装置前方から見て左を+X方向、右を−X方向とする。また、+Z方向を上方とし、−Z方向側を下方とする。
また、プリンター1において媒体が搬送されていく搬送方向を「下流」といい、これと反対の方向を「上流」という。
図1に示されるプリンター1は、媒体に記録を行う記録部8を内部に備える装置本体としての記録ユニット2と、記録ユニット2の上部に設けられ、原稿の画像を読み取る原稿読み取りユニットとしてのスキャナーユニット4とを備えている。即ちプリンター1は、記録機能に加えて画像読取機能を備える複合機として構成されている。媒体の一例としては、記録用紙が挙げられる。
プリンター1において、記録部8は、液体としてのインクを吐出する記録ヘッド9と、記録ヘッド9を支持するキャリッジ10とを備え、記録ヘッド9から媒体に向けてインクを吐出することで記録が行われる。キャリッジ10は、不図示のモーターの動力を受けて、X軸方向に往復動する。
記録ユニット2は外郭が筐体3により構成される。記録ユニット2の後方には給送口カバー12が開閉可能に設けられ、給送口カバー12を開くことで、不図示の媒体給送口が露呈する。
記録ユニット2の上部にはスキャナーユニット4が設けられている。スキャナーユニット4は、装置後方すなわち−Y方向に、回転する為の回転軸(不図示)を有し、装置前方、すなわち+Y方向を自由端として回転し、記録ユニット2の上部を開閉可能に構成されている。図1及び図2において直線Rはスキャナーユニット4の回転軸線を示している。直線RはX軸に平行な直線である。図1はスキャナーユニット4が記録ユニット2に対して閉じた閉状態を表し、図2はスキャナーユニット4が記録ユニット2に対して完全に開いた状態を示している。
スキャナーユニット4は、原稿を読み取る読み取り手段としての読み取りセンサー15を内部に備えるスキャナー本体13と、原稿を載置する原稿台14と、原稿台14を開閉可能な原稿台カバー5を備えている。読み取りセンサー15はY軸方向に延設されるとともに、不図示のモーターの動力を受けて、X軸方向に移動する。
次に、プリンター1の装置前方である+Y方向には、操作部6を備えるパネルユニット11が、スキャナーユニット4に設けられている。操作部6は、記録や画像読み取りのための各種設定操作や実行操作の他、設定内容や画像のプレビュー表示などを行うことができる。
記録ユニット2の前面の下部には、下部カバー7が設けられている。下部カバー7は開閉可能に設けられ、開くことにより、記録前の媒体を収容する媒体トレイ(不図示)と、記録後に排出される媒体を受ける排出トレイ(不図示)が露呈する。
以上がプリンター1の概略構成であり、以下、スキャナーユニット4の開状態を保持する保持手段23について図3以降を参照して説明する。
スキャナーユニット4は、回転軸線Rの軸線方向つまりX軸方向において+X方向に設けられた第1ヒンジ部21(図2、図3参照)及び−X方向に設けられた第2ヒンジ部22(図12参照)を介して記録ユニット2に設けられる。
第1ヒンジ部21の側には、図3〜図5に示す様にスキャナーユニット4の開状態を保持する保持手段23が設けられる。より詳しくは、図3に示す様にスキャナーユニット4には取り付け部24が設けられ、取り付け部24には図4に示す様に溝形成部材25が設けられている。溝形成部材25に対して+X方向には、後述する回転規制部材30をガイドするガイド部材32が設けられている。図5〜図11はガイド部材32を取り外した状態を示している。また図6、図11及び図7〜図10における下の図は、更に回転規制部材30を取り外した状態を示している。
図5及び図6において、溝形成部材25には溝25aが形成されている。溝25aは、回転軸線R(図1参照)を中心とした周方向に延びている。溝形成部材25はスキャナーユニット4とともに回転軸線Rを中心に回転する。
記録ユニット2には軸27が設けられており、軸27が溝25aに入り込んでいる。溝25aには溝25aの溝幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部25bと、弾性変形部25bの弾性によって軸27を保持することでスキャナーユニット4の開いた状態を保持する保持部25eとが設けられている。スキャナーユニット4が開いた状態では、図10に示す様に軸27が保持部25eに入り込むとともに、弾性変形部25bが軸27に引っ掛かることでスキャナーユニット4の開いた状態が保持される。
溝形成部材25及び軸27は、保持手段23を構成する。
図11において符号h1は、弾性変形部25bの位置における溝25aの最小幅であり、符号d1は軸27の最大径である。軸27の最大径d1は溝25aの最小幅h1より大きく、これによりスキャナーユニット4が開いた状態では、図10の下の図に示す様に弾性変形部25bが軸27に引っ掛かり、スキャナーユニット4の開いた状態が保持される。弾性変形部25bは軸25aの幅方向に弾性変形可能であり、図10の状態からスキャナーユニット4を閉じると、弾性変形部25bが弾性変形して溝25aの幅が拡がり、弾性変形部25bが図10から図9への変化に示す様に軸27の位置を通過することができる。スキャナーユニット4が開いた状態から閉じる場合、図10、図9、図8、図7、の順に状態が変化する。
溝形成部材25の外周部にはギア部25c(図7〜図10の下の図参照)が形成されており、ギア部25cが歯車35と噛合している。歯車35の回転トルクは歯車36、37を介してダンパー38に伝達され、ダンパー38によってスキャナーユニット4が閉じる際の速度が緩和される。
スキャナーユニット4が閉じた状態から開く場合、図7、図8、図9、図10の順に状態が変化する。ここで、図9から図10への変化の過程で、仮に軸27の最大径に対して弾性変形部25bが通過すると、弾性変形部25bの弾性変形が不足して軸27を持ち上げてしまい、つまり記録ユニット2を持ち上げてしまい、スキャナーユニット4が適切に開けない虞がある。このような問題は、特に記録ユニット2が軽量化されている場合に生じ易い。そこで本実施形態では、以下に示す構成が採用されている。
軸27はX軸方向に延びており、中心軸線はX軸方向に平行であって、中心軸線まわりに回転可能に設けられている。軸27は軸線方向の一部、具体的には溝25aを通過する部分が、図11に示す様に円周の一部が切り欠かれた形状を成しており、最大径d1よりも径が小さい径d2の部分が形成されている。
軸27は、軸方向から見て円周の一部が切り欠かれた形状を成すことにより、径方向寸法が周方向に沿って変化するので、径方向寸法が周方向に沿って変化する軸を簡易な構造で低コストに得ることができる。
尚、軸27は円周の一部が切り欠かれたことにより軸方向から見て”D”の形状を成しているが、これに限られず、例えば楕円形状や、トラック形状など、径方向寸法が周方向に沿って変化する形状であればどの様な形状であっても良い。
次に、軸27の先端には回転規制部材30が固定されている。回転規制部材30は第1被規制部30aを備えているとともに、図5に示すばね31により、図7〜図10の反時計回り方向に回転する様にばね力が付与されている。これにより、回転規制部材30にばね31以外の外力が作用していない状態、特に軸27が保持部25eに入り込んだ状態では、軸27は図10に示す状態、つまり溝25aの溝幅方向に対して最大径が臨む状態となり、弾性変形部25bが軸27に確実に引っ掛かる状態となる。
尚、回転規制部材30には図19に示す様に当接部30bが設けられており、この当接部30bが、ガイド部材32に設けられた規制部32bに当接することで、軸27が保持部25eに入り込んだ状態での、軸27の回転が止まる様に構成されている。
尚、回転規制部材30の+X方向の端部は、ガイド部材32(図3、図4参照)に形成された不図示の溝に入り込み、ガイド部材32によってガイドされる。前記不図示の溝は、溝25aと同様に、回転軸線R(図1参照)を中心とした周方向に延設される。
次に、溝形成部材25には、図5及び図6に示す様にリブ25dが溝25aに沿って形成されている。リブ25dは、溝25aと同様に、回転軸線R(図1参照)を中心とした周方向に延設される。リブ25d、回転規制部材30、ばね31は、回転規制手段29を構成する。
スキャナーユニット4が閉じた状態では、図7の上の図に示す様に回転規制部材30の第1被規制部30aがリブ25dに上から当接する。これによりばね31(図5参照)のばね力に抗して、軸27は図7の下の図に示す様に切り欠き部27aが溝25aの内周と対向した状態が維持される。この状態は、スキャナーユニット4の回転に伴いリブ25dが第1被規制部30aを抜けるまで維持される。
図7に示す状態から図8に示す状態を経て、スキャナーユニット4の回転に伴いリブ25dが図9に示す様に第1被規制部30aを抜けると、ばね31(図5参照)のばね力により回転規制部材30即ち軸27が図9において反時計回り方向に回転する。
ここで、図11において符号K1は弾性変形部25bの形成範囲であり、弾性変形部25bの形成範囲K1では、溝25aの幅が、軸27における切り欠き部27aの弦の長さより短い。そしてスキャナーユニット4の回転に伴いリブ25dが第1被規制部30aを抜けた際、軸27が弾性変形部25bの形成範囲K1に入り込んでいる。従ってスキャナーユニット4の回転に伴いリブ25dが第1被規制部30aを抜けても、軸27は切り欠き部27aが溝25aの内周に当たることで回転が規制され、図10に示す状態までは回転しない。リブ25dの形成範囲と弾性変形部25bの形成範囲は、上記が実現される様に設定されている。
換言すれば、弾性変形部25bが軸27に引っ掛かることでスキャナーユニット4の開状態が維持された状態(図10の状態)から所定角度スキャナーユニット4が閉じることで、リブ25dが回転規制部材30に当接する構成である。この様な構成により、弾性変形部25bによる軸27への引っ掛かりを確実に実現でき、スキャナーユニット4の開いた状態(図10の状態)を確実に保持できる。
そして回転規制手段29は、スキャナーユニット4が閉じた状態から開く過程において弾性変形部25bが軸27を通過する際に、溝25aの幅に対する軸27の径方向寸法が最大径より小さい第1寸法以下となる様に軸27の回転を規制する。第1寸法は、本実施形態では弾性変形部25bにおける溝25aの幅と同じであり、図11に示す径d2より大きい径となる。
これにより、弾性変形部25bが軸27を通過する際の負荷が小さくなりスキャナーユニット4を開く際に軸27つまり記録ユニット2を持ち上げてしまう虞が低減する。
また回転規制手段29は、軸27に取り付けられた回転規制部材30と、溝形成部材25に設けられ、スキャナーユニット4の回動に伴い回転規制部材30に接する状態と、回転規制部材30から離間する状態と、を切り換えるリブと25dと、弾性変形部25bにおける溝25aの幅に対する軸27の径方向寸法が、上記第1寸法より大きくなる方向に回転規制部材30に押圧力を付与するばね31と、を備えて成る。
リブ25dが回転規制部材30に接すると、弾性変形部25bにおける溝25aの幅に対する軸27の径方向寸法が、ばね31の押圧力に抗して前記第1寸法以下に維持される(図9の状態)。そしてリブ25dが回転規制部材30から離間すると、軸27がばね31の押圧力により回転し、弾性変形部25bにおける溝25aの幅に対する軸27の径方向寸法が、前記第1寸法より大きくなる(図10の状態)。
この様な構成により、回転規制手段29を低コストに構成できる。
尚、回転規制手段29は、軸27を回転させるモーターと、スキャナーユニット4の姿勢を検出する姿勢検出手段と、当該姿勢検出手段の検出情報に基づき前記モーターを制御する制御手段と、を備えた構成としても良い。即ち前記モーターの動力により、スキャナーユニット4を開く際に軸27が弾性変形部25bに引っ掛からない様に制御することで、スキャナーユニット4を開く際に軸27つまり記録ユニット2を持ち上げてしまう虞が低減する。
以上説明した軸27及び溝形成部材25は、X軸方向において第1ヒンジ部21(図2、図3参照)の側に設けられている。そして第2ヒンジ部22(図12参照)の側には、スキャナーユニット4が開いた状態においてスキャナーユニット4を支持する支持手段40が設けられている。支持手段40は、記録ユニット2に設けられた支持部42と、スキャナーユニット4に設けられた被支持部41とを備えて構成されている。
即ち、スキャナーユニット4の開状態を保持する構成が第1ヒンジ部21の側にのみ設けられた構成では、第2ヒンジ部22の側においてスキャナーユニット4が下方に沈み込む虞があるが、第2ヒンジ部22の側には支持手段40が設けられており、スキャナーユニット4が開いた状態で被支持部41が支持部42によって支持されるので、第2ヒンジ部22の側におけるスキャナーユニット4の下方への沈み込みを抑制できる。
尚、支持手段40に代えて、或いは支持手段40に加えて、スキャナーユニット4の開き角を保持するフリーストップヒンジを設けても良い。その場合、スキャナーユニット4を閉じる際にフリーストップヒンジにより生じる回転抵抗が、第1ヒンジ部21側のダンパー38(図5、図6参照)により生じる回転抵抗よりも小さいことが好ましい。
[第2実施形態]
以下、図15〜図20を参照して第2実施形態について説明する。尚、図15〜図20において、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付しており、以下では重複する説明は避けるものとする。
図15及び図16において、第2実施形態に係るプリンター1Aは、原稿読み取りユニットとしてのスキャナーユニット4Aを備えている。スキャナーユニット4Aは、回転軸線方向即ちX軸方向において、−X方向寄りに、パネルユニット11を備えている。パネルユニット11は操作部6により構成される。これによりスキャナーユニット4Aは、開く際、パネルユニット11が設けられた−X方向側が下方に沈み込み易い構成となっている。
プリンター1Aにおいては、第1ヒンジ部21の側に保持手段23を備えており、また第2ヒンジ部22の側に、保持手段23Aを備えている。以下では保持手段23を第1保持手段23と称し、保持手段23Aを第2保持手段23Aと称する。第1保持手段23は、上述した第1実施形態に係る保持手段23と同一構成であり、第2保持手段23Aは、第1保持手段23との対比において、ダンパー38を備えていない点、軸27が入り込む溝の形状が僅かに異なる点、及びスキャナーユニット4Aの開き状態が保持される際の当接音(後述)を抑制する手段が設けられている点において異なる。これら相違点については後に更に説明する。
プリンター1Aでは、第1ヒンジ部21及び第2ヒンジ部22のいずれに対しても保持手段が設けられているので、スキャナーユニット4Aを開いた際の、第1ヒンジ部21の側或いは第2ヒンジ部22の側におけるスキャナーユニット4Aの沈み込みを抑制できる。
尚、各保持手段での保持力は、図10に示す様に軸27が保持部25eに入り込んだ状態での弾性変形部25bの弾性の大きさにより決まるが、この保持力は、第1保持手段23及び第2保持手段23Aにおいて同じに設定しても良いし、異なる様に設定しても良い。
またプリンター1Aにおいても、上述した第1実施形態と同様に、ダンパー38が設けられているので、スキャナーユニット4Aを閉じる際にユーザーが手を離しても、勢い良くスキャナーユニット4Aが閉じて大きな衝突音が生じたり破損したりする虞を抑制できる。尚、本実施形態では第1ヒンジ部21側の第1保持手段23に対しダンパー38を設けているが、第2ヒンジ部22側の第2保持手段23Aに対しダンパー38を設けても良いし、或いは第1保持手段23及び第2保持手段23Aの双方に対しダンパー38を設けても良い。第1保持手段23及び第2保持手段23Aの双方に対しダンパー38を設けることで、スキャナーユニット4Aが閉じる際に、スキャナーユニット4Aが水平姿勢を維持できる。
続いて回転規制部材30には図18及び図19に示す様に当接部30bが設けられており、この当接部30bが、ガイド部材32に設けられた規制部32b(図19参照)、規制部32c(図18参照)に当接することで、図10に示す様に軸27が保持部25eに入り込んだ状態での、軸27の回転が止まる様に構成されている。
ここで、図18は第2保持手段23Aでの当接部30bと規制部32cの状態を示しており、図19は第1保持手段23での当接部30bと規制部32bの状態を示している。図19に示す構成は、上述した第1実施形態でも採用されている。
図18において、第2保持手段23Aでの規制部32cは、第1保持手段23での規制部32bとは異なり、弾性材により形成されている。規制部32cを形成する弾性材は、ゴム、スポンジなどの弾性材料である。即ち、スキャナーユニット4Aを開く過程において、軸27が保持部25eに入り込むと、ばね31(図5参照)のばね力によって軸27即ち回転規制部材30が回転し、第1保持手段23では回転規制部材30の当接部30bが規制部32bに当接して当接音を発する。尚、規制部32bは、ガイド部材32と一体的に形成されており、本実施形態では樹脂材料で形成されている。
これに対し第2保持手段23Aでは、前記当接音を抑制する様に、規制部32cが弾性材で形成されている。この理由については、後に説明する。
続いて図17に示す様に、第2保持手段23Aは、溝形成部材25Aを備えており、この溝形成部材25Aに、溝25gが形成されている。溝25gの形状は、第1保持手段23における溝25a(図7〜図11参照)と僅かに形状が異なる。以下、その理由について説明する。尚、以下では溝25aを第1の溝25aと称し、溝25gを第2の溝25gと称する。
上述のように軸27が保持部25eに入り込むと、第1保持手段23では回転規制部材30に設けられた当接部30bが規制部32bに当接することで、当接音が生じ、そのためユーザーは前記当接音によってスキャナーユニット4Aが開いた状態に保持されたと判断することができる。
ここで仮に、第2保持手段23Aにおいても上記当接音が生じる構成であると、スキャナーユニット4Aを開く際、第1保持手段23において前記当接音が発生するタイミングと第2保持手段23Aにおいて前記当接音が発生するタイミングとにずれが生じる場合がある。この場合、ユーザーは最初に当接音が生じるタイミングでスキャナーユニット4Aを開く操作を止めてしまい、これにより第1保持手段23及び第2保持手段23Aのうち一方が保持状態に移行できない虞があり、この場合保持状態に移行しない側においてスキャナーユニット4Aの下方への沈み込みが生じる虞がある。尚、保持状態とは、保持部25eに軸27が入り込んだ状態を指す。
この様な問題を抑制するため、図20に示す様に第2の溝25gは、第1の溝25aよりも、保持部25eの位置が図20において僅かに右側に、距離Gaだけずれる様に設定されている。これによりスキャナーユニット4Aが開く際に軸27が保持部25eに入り込むタイミングが、図20に示す様に第2の溝25gのほうが、第1の溝25aに比べて早くなる。つまり、第2保持手段23Aが、第1保持手段23よりも保持状態に移行するタイミングが早くなる。尚、図20では説明の便宜上、溝25a及び溝25bの姿勢を変化させて描いている。
そして図18を参照して説明した様に、第1保持手段23及び第2保持手段23Aのうち第2保持手段23Aが備える規制部32cが、前記当接音を抑制する様に弾性材で形成されている。従って第1保持手段23よりも先に第2保持手段23Aが保持状態となった際、前記当接音が発生し難いため、ユーザーがスキャナーユニット4Aを開く操作を継続することが期待できる。そして第1保持手段23が保持状態となる際には前記当接音が発生し易く、ユーザーが前記当接音によってスキャナーユニット4Aを開く操作を止めた際には、第1保持手段23と第2保持手段23Aの双方が保持状態となっている。以上により、第1保持手段23及び第2保持手段23Aのうち一方が保持状態に移行しないままユーザーがスキャナーユニット4Aを開く操作を止めることを抑制でき、ひいては第1保持手段23及び第2保持手段23Aの双方が適切に保持状態に移行できる。
特に本実施形態では、スキャナーユニット4Aは、回転軸線方向において第2ヒンジ部22寄りに、操作パネルとしてのパネルユニット11を備えている。その為、スキャナーユニット4Aを開く際に、パネルユニット11が設けられた側が重さによって下方に沈み込み、第2保持手段23Aよりも先に第1保持手段23が保持状態となり易く、これにより第2保持手段23Aが保持状態に移行しないままスキャナーユニット4Aを開く操作を止められ易い。しかしながら上述の通り、第2保持手段23Aが先に保持状態となり、しかもその際には上記当接音が生じ難いので、第2保持手段23Aが保持状態に移行しないままスキャナーユニット4Aを開く操作を止められてしまうことを抑制できる。
尚、回転軸線方向においてパネルユニット11が設けられた側とは反対側に重りを設け、回転軸線方向において重さのバランスを取る様に構成しても良い。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態ではスキャナーユニット4に溝形成部材25を設け、記録ユニット2に軸27を設けたが、その逆に、スキャナーユニット4に軸27を設け、記録ユニット2に溝形成部材25を設けても良い。即ち、軸27が溝25a内で相対的に移動する構成であれば良い。これは、第1実施形態に限らず第2実施形態でも同様である。
また各実施形態において、溝形成部材25の弾性変形部25bは、溝形成部材25それ自体の弾性によって弾性変形する構成であるが、これに代えて圧縮ばねや板ばねなどの弾性変形する部材を用いても良い。また、軸27は金属軸であるが、樹脂軸であっても良い。
また、上記各実施形態では軸27が回転することで径方向寸法が変化する構成としたが、図14に示す様に、軸線方向に移動することで溝25aに対して径が変化する構成としても良い。図14にいて符号28は、他の実施形態に係る軸であり、記録ユニット2に設けられている。軸28は、溝25aに入り込んでいるとともに、図14の上下方向即ちX軸方向にスライド可能に設けられている。軸28の先端は、ガイド部材34に接しており、また、不図示のばねによって軸28はガイド部材34に向けて押されている。ガイド部材34は、図3に示したガイド部材32の変形例である。
ガイド部材34には、カム面34a、34b、34cが形成されており、スキャナーユニット4の開閉に伴い、軸28の先端がカム面34aからカム面34cに向けて移動し、或いはカム面34cからカム面34aに向けて移動する。
軸28には大径部28aと小径部28bとが形成されており、図14の上の図では、軸28の先端がカム面34aに接しており、大径部28aが溝25aに臨んでいる。この状態は、図10に示した状態に対応する。
また図14の下の図は、軸28の先端がカム面34cに接しており、小径部28bが溝25aに臨んでいる。この状態は、図7、図8、図9に示した状態に対応する。
この様な構成によっても、上述した実施形態と同様な作用効果が得られる。
また、上記各実施形態では開閉に係る構造を開閉体の一例であるスキャナーユニット4に適用したが、例えばスキャナー本体と、原稿をスキャナーに搬送する原稿搬送装置とを備えた画像読取装置において、原稿搬送装置を開閉体とし、原稿搬送装置をスキャナー本体に対して開閉させる構成に適用することもできる。
また或いは装置本体と、開閉体とを備えた開閉装置に適用することもできる。具体的には、開閉装置は装置本体と、前記装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体の上部を開閉する開閉体と、を備えている。前記装置本体には、軸が設けられ、前記開閉体には、前記軸が挿入されるとともに前記開閉体の開閉に伴い前記軸に対し相対的に移動する溝が形成された溝形成部材が設けられ、前記溝には、前記溝の幅を前記軸の最大径より狭くするとともに前記溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部が設けられ、前記弾性変形部が前記軸に引っ掛かることで前記開閉体の開いた状態が保持される。前記軸は径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられる。そして開閉装置は、前記開閉体が閉じた状態から開く過程において前記弾性変形部が前記軸を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が最大寸法より小さい第1寸法となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備える。これにより、前記開閉体を開く際に、前記弾性変形部が前記軸を通過する際の負荷が小さくなり、或いは負荷が無くなって、前記開閉体を開く際に前記軸つまり前記装置本体を持ち上げてしまう虞が低減する。
1…インクジェットプリンター、2…記録ユニット、3…筐体、4、4A…スキャナーユニット、5…原稿台カバー、6…操作部、7…下部カバー、8…記録部、9…記録ヘッド、10…キャリッジ、11…パネルユニット、12…給送口カバー、13…スキャナー本体、14…原稿台、15…読み取りセンサー、21…第1ヒンジ部、22…第2ヒンジ部、23…保持手段(第1保持手段)、23A…第2保持手段、24…取り付け部、25、25A…溝形成部材、25a…溝(第1の溝)、25b…弾性変形部、25c…ギア部、25d…リブ、25e…保持部、25g…溝(第2の溝)、27…軸、27a…切り欠き部、29…回転規制手段、30…回転規制部材、30a…第1被規制部、30b…当接部、31…ばね、32…ガイド部材、32b…規制部、32c…規制部、33…弾性材、34…ガイド部材、34a、34b、34c…カム面、35、36、37…歯車、38…ダンパー、40…支持手段、41…被支持部、42…支持部

Claims (10)

  1. 媒体に記録を行う記録部を備える記録ユニットと、
    原稿を読み取る読み取り手段を備えるとともに前記記録ユニットの上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記記録ユニットの上部を開閉する原稿読み取りユニットと、
    前記原稿読み取りユニットが開いた状態を保持する保持手段と、を備え、
    前記保持手段は、前記記録ユニット及び前記原稿読み取りユニットの一方に設けられた軸、及び他方に設けられた溝形成部材を備え、
    前記溝形成部材には、前記軸が挿入される溝が形成され、前記原稿読み取りユニットの開閉に伴い前記軸が前記溝に対して相対的に移動し、
    前記溝には、前記溝の幅を前記軸の最大径より狭くするとともに前記溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部の弾性によって前記軸を保持することで前記原稿読み取りユニットが開いた状態を保持する保持部とが形成され、
    前記軸は、径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられ、
    前記原稿読み取りユニットが閉じた状態から開く過程において前記軸が前記弾性変形部を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記回転規制手段は、前記軸に取り付けられた回転規制部材と、
    前記溝形成部材に設けられ、前記原稿読み取りユニットの回動に伴い前記回転規制部材に接する状態と、前記回転規制部材から離間する状態と、を切り換えるリブと、
    前記弾性変形部における前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が、前記第1寸法より大きくなる方向に前記回転規制部材に押圧力を付与するばねと、を備え、
    前記リブが前記回転規制部材に接することで、前記弾性変形部における前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が、前記ばねの押圧力に抗して前記第1寸法以下に維持され、
    前記リブが前記回転規制部材から離間することで、前記軸が前記ばねの押圧力により回転し、前記弾性変形部における前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記第1寸法より大きくなる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記リブは、前記軸が前記保持部に保持された状態から所定角度前記原稿読み取りユニットが閉じることで、前記回転規制部材に当接する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記軸は、軸方向から見て円周の一部が切り欠かれた形状を成すことにより、径方向寸法が周方向に沿って変化する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記原稿読み取りユニットは、回転軸線方向において前記原稿読み取りユニットの一方側端部に設けられた第1ヒンジ部及び他方側端部に設けられた第2ヒンジ部を介して前記記録ユニットに設けられ、
    前記回転軸線方向において前記第1ヒンジ部の側に、前記軸、前記溝形成部材、及び前記回転規制手段が設けられ、
    前記回転軸線方向において前記第2ヒンジ部の側に、前記原稿読み取りユニットが開いた状態において前記原稿読み取りユニットを支持する支持手段が設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記原稿読み取りユニットは、回転軸線方向において前記原稿読み取りユニットの一方側端部に設けられた第1ヒンジ部及び他方側端部に設けられた第2ヒンジ部を介して前記記録ユニットに設けられ、
    前記第1ヒンジ部の側に、前記保持手段である第1保持手段が設けられ、
    前記第2ヒンジ部の側に、前記保持手段である第2保持手段が設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6に記載の記録装置において、前記第1保持手段及び前記第2保持手段の少なくともいずれかに対し、前記原稿読み取りユニットが閉じる際の速度を減衰させるダンパーが設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の記録装置において、前記保持手段は、前記回転規制部材に設けられた当接部と、前記当接部が当接することで前記回転規制部材の回転を規制する規制部とを備え、前記軸が前記保持部に入り込んだ状態において、前記当接部が前記ばねの押圧力によって前記規制部に押し当たり、
    前記第1保持手段が備える前記溝形成部材には、前記溝としての第1の溝が形成され、
    前記第2保持手段が備える前記溝形成部材には、前記溝としての第2の溝が形成され、
    前記原稿読み取りユニットを開く際、前記第2の溝に形成された前記保持部に前記軸が入り込むタイミングが、前記第1の溝に形成された前記保持部に前記軸が入り込むタイミングより早く、
    前記第1保持手段及び前記第2保持手段のうち、前記第2保持手段が備える前記規制部のみ、前記当接部が当接する際の当接音を緩和する弾性材で形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、前記原稿読み取りユニットは、回転軸線方向において前記第2ヒンジ部寄りに、操作パネルを備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 装置本体と、
    前記装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体の上部を開閉する開閉体と、
    前記開閉体が開いた状態を保持する保持手段と、を備え、
    前記保持手段は、前記装置本体及び前記開閉体の一方に設けられた軸、及び他方に設けられた溝形成部材を備え、
    前記溝形成部材には、前記軸が挿入される溝が形成され、前記開閉体の開閉に伴い前記軸が前記溝に対して相対的に移動し、
    前記溝には、前記溝の幅を前記軸の最大径より狭くするとともに前記溝の幅を拡げる方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部の弾性によって前記軸を保持することで前記開閉体が開いた状態を保持する保持部とが形成され、
    前記軸は、径方向寸法が周方向に沿って変化する形状を成すとともに回転可能に設けられ、
    前記開閉体が閉じた状態から開く過程において前記軸が前記弾性変形部を通過する際に、前記溝の幅に対する前記軸の径方向寸法が前記最大径より小さい第1寸法以下となる様に前記軸の回転を規制する回転規制手段を備える、
    ことを特徴とする開閉装置。
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