JP2021015504A - ケア情報送信システム、およびケア情報送信方法 - Google Patents

ケア情報送信システム、およびケア情報送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケア記録を容易にデータ化し、家族に送信する。【解決手段】ケア情報送信システム10は、第1種IDによるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種IDに関連付けられた関連情報を記憶する記憶部13と、第2種IDに関連付けられた第3種IDによるアクセスを受け付けた場合に、記憶部13から、第3種IDに関連付けられた第2種IDに関する関連情報を抽出する制御部11と、抽出した関連情報を、第3種IDによるアクセスへの応答として、送信する送信部122と、を備え、受付部121は、ケア対象者のケアに関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた読取画像データを取得し、制御部11は、受付部121が取得した読取画像データ、または読取画像データから得られたケアに関するケア情報を、第2種IDに関連付けることで、関連情報として、記憶部13に記憶させる。【選択図】図6

Description

本発明はケア情報送信システム、およびケア情報送信方法に関する。特に、本発明は、ケア対象者へのケアを行う施設で行われたケア対象者のケア記録を取り扱うケア情報送信システム、およびケア情報送信方法に関する。
被介護者へのケアを行う施設(以下、介護施設という)では、スタッフは、被介護者のケアを行うだけでなく、様々な雑務に追われる。この雑務としては、被介護者の家族からの電話による、被介護者の状況に関する問い合わせがある。このような問い合わせに対しては、本来の業務を中断して、回答に必要な情報を調べたり、本来の業務が中断できない場合には、業務が一時的に終了したところで、再度、電話を掛けたりしなければならない。このようなことから、スタッフは問い合わせへの対応により負担増が問題となる。その一方で、被介護者の家族側は、スタッフへの妨げとなることを避けるため、問い合わせの電話を掛けるのをためらい、必要な情報を得られないという問題が生じる。
近年、スマートフォン等の携帯端末を用いたチャットサービスが普及している。また、このチャットサービスでは、AIを用いた自動対話プログラムにより、自動応答するチャットボットシステムがある(例えば特許文献1)。
特許文献1に開示されたようなチャットボットシステムを、適用することで、被介護者の家族からの問い合わせに関する問題を解決することができる。
特開2009−3533号公報
しかしながら、介護施設では家族に提供するコンテンツとして、被介護者の介護記録を手入力でデータ化しており、その負担が大きいという問題がある。本願は、このような状況を鑑み、ケア記録を容易にデータ化し、家族に送信できるようにするケア情報送信システム、およびケア情報送信方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)ネットワークを介したアクセスを受け付ける受付部と、
前記受付部により、第1種の識別情報によるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種の識別情報に関連付けられた関連情報を記憶する記憶部と、
前記受付部により、前記第2種の識別情報に関連付けられた第3種の識別情報によるアクセスを受け付けた場合に、前記記憶部から、前記第3種の識別情報に関連付けられた前記第2種の識別情報に関する前記関連情報を抽出する制御部と、
抽出した前記関連情報を、前記第3種の識別情報によるアクセスへの応答として、送信する送信部と、を備え、
前記受付部は、前記ケア対象者のケアに関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた読取画像データを取得し、
前記制御部は、前記受付部が取得した前記読取画像データを、前記第2種の識別情報に関連付けて、前記関連情報として、前記記憶部に記憶させる、ケア情報送信システム。
(2)前記受付部は、前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、上記(1)に記載のケア情報送信システム。
(3)前記ケア記録シートには、特定の領域に、識別ラベルとして、バーコード、文字、または特定のマークが記載されており、
前記受付部は、前記識別ラベルを画像処理することで対応付けられた前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、上記(1)に記載のケア情報送信システム。
(4)前記制御部は、前記受付部が取得した前記読取画像データに対して、文字認識処理を行い、得られたテキストデータから前記第2種の識別情報を判定し、判定した前記第2種の識別情報を前記読取画像データに関連付けて、前記記憶部に記憶させる、上記(1)に記載のケア情報送信システム。
(5)前記制御部は、得られた前記テキストデータからケアに関するケア情報を検出し、検出した前記ケア情報を前記第2種の識別情報に関連付けて、前記関連情報として前記記憶部に記憶させる、上記(4)に記載のケア情報送信システム。
(6)前記第3種の識別情報には、識別情報毎に情報の公開範囲が設定されており、
前記送信部により送信する前記関連情報は、前記公開範囲に基づいて異なる内容に設定されている、上記(1)から上記(5)のいずれかに記載のケア情報送信システム。
(7)前記第1種の識別情報は、施設の識別情報であり、
前記第3種の識別情報は、前記ケア対象者の家族の識別情報である、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載のケア情報送信システム。
(8)ネットワークを介したアクセスを受け付ける受付部により、第3種の識別情報によるアクセスを受け付けるステップ(a)と、
第1種の識別情報によるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種の識別情報に関連付けられた関連情報を記憶する記憶部から、前記第3種の識別情報に関連付けられた前記第2種の識別情報に関する前記関連情報を抽出するステップ(b)と、
前記ステップ(b)で抽出した前記関連情報を、前記第3種の識別情報によるアクセスへの応答として、送信するステップ(c)と、を含み、
前記受付部は、前記ケア対象者のケアに関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた読取画像データを取得し、
前記記憶部には、前記受付部が取得した前記読取画像データが、前記第2種の識別情報に関連付けられて、前記関連情報として記憶されている、ケア情報送信方法。
(9)前記受付部は、前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、上記(8)に記載のケア情報送信方法。
(10)前記ケア記録シートには、特定の領域に、識別ラベルとして、バーコード、文字、または特定のマークが記載されており、
前記受付部は、前記識別ラベルを画像処理することで対応付けられた前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、上記(8)に記載のケア情報送信方法。
(11)さらに、前記受付部が取得した前記読取画像データに対して、文字認識処理を行い、得られたテキストデータから前記第2種の識別情報を判定し、判定した前記第2種の識別情報を前記読取画像データに関連付けて、前記記憶部に記憶するステップ(d)を含む、上記(8)に記載のケア情報送信方法。
(12)前記ステップ(d)では、得られた前記テキストデータからケアに関するケア情報を検出し、検出した前記ケア情報を前記第2種の識別情報に関連付けて、前記関連情報として前記記憶部に記憶する、上記(11)に記載のケア情報送信方法。
(13)前記第3種の識別情報には、識別情報毎に情報の公開範囲が設定されており、
前記ステップ(d)で送信する前記関連情報は、前記公開範囲に基づいて異なる内容に設定されている、上記(8)から上記(12)のいずれかに記載のケア情報送信方法。
(14)前記第1種の識別情報は、施設の識別情報であり、
前記第3種の識別情報は、前記ケア対象者の家族の識別情報である、上記(8)から上記(13)のいずれかに記載のケア情報送信方法。
本発明に係るケア情報送信システムは、ネットワークを介したアクセスを受け付ける受付部と、受付部により、第1種の識別情報によるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種の識別情報に関連付けられた関連情報を記憶する記憶部と、受付部により、第2種の識別情報に関連付けられた第3種の識別情報によるアクセスを受け付けた場合に、記憶部から、第3種の識別情報に関連付けられた第2種の識別情報に関する関連情報を抽出する制御部と、抽出した関連情報を、第3種の識別情報によるアクセスへの応答として、送信する送信部と、受付部は、ケア対象者の介護に関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた読取画像データを取得し、制御部は、受付部が取得した読取画像データ、または読取画像データから得られたケアに関するケア情報を、第2種の識別情報に関連付けることで、関連情報として、記憶部に記憶させる。これにより、ケア記録を容易にデータ化し、家族に送信できる。
本発明の実施形態に係るケア情報送信システムの概要を示す図である。 ケア情報送信システムの概略構成を示すブロック図である。 IDリストの例を示す図である。 IDリストの例を示す図である。 介護記録シートの例である。 第1の実施形態におけるケア情報送信処理を示す図である。 携帯端末に表示される表示画面の例である。 第2の実施形態におけるケア情報送信処理を示す図である。 識別ラベルが印刷された介護記録シートの例である。 第3の実施形態におけるケア情報送信処理を示す図である。 介護記録シートの例である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(全体構成)
図1は本実施形態に係るケア情報送信システム10の概要を示す図であり、図2はケア情報送信システム10の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るケア情報送信システム10は、ケア施設として、介護施設の被介護者のコンテンツを管理し、被介護者の家族に対する応答を行う場合を例にして説明する。しかしながら本実施形態の適用範囲は、介護施設に限られない。ケア施設には、介護施設以外にも、病院、および幼稚園もしくは保育園等の預かりサービスを行う施設が含まれる。また、ケア対象者には、被介護者、入院患者、および幼稚園児もしくは保育園児が含まれ、ケアには、介護ケア、看護ケア、乳幼児への世話が含まれる。また、コンテンツとしてのケア記録には、これらのケアを記録した対応記録(ケア記録シート)として、介護記録シート、看護記録シート(カルテ、生活記録)、および保育スタッフが記録した乳幼児の家族への連絡帳が含まれる。
図1に示すように、ケア情報送信システム10、および複数の端末装置30、40は、ネットワークを通じて相互に通信接続する。ネットワークは、公衆電話網またはデータ通信網等の通信回線である。一部のネットワークでは、有線LANや、無線LAN等(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN)を用いてもよい。
以下において、施設(介護施設)には第1種の識別ID(第1種の識別情報)が、この施設の入居者(被介護者)には第2種の識別ID(第2種の識別情報)が、この入居者の家族には第3種の識別ID(第3種の識別情報)が付与され、これらの第1種から第3種の識別IDは、ケア情報送信システム10により管理される。また、第1種〜第3種の識別IDは、以下のおいては単に、第1種ID〜第3種IDといい、また、第1種ID〜第3種IDは、それぞれ施設ID、被介護者ID、家族IDともいう。さらに、端末装置30は第1種ID(施設ID)を用い、端末装置40は第3種ID(家族ID)を用いて、ケア情報送信システム10のサービスにアクセスする。
端末装置301、302、…30n(以下、これらを総称して単に端末装置30ともいう。端末装置40も同様。)は、それぞれの介護施設用の端末装置であり、例えばPC(パーソナルコンピューター)であり、通常は介護施設の内部に設置されるが、これに限られず施設外部に設置された端末を施設が管理するIDを用いるようにしてもよい。また、端末装置30には、端末装置302のように、ネットワークに接続する複合機(MFP)であってもよい。この場合、端末装置30の機能は、複合機に組み込まれる。ここで被介護者とは、介護施設に入所している者であり、ケアスタッフ(以下、単にスタッフという)により日常的にケアが行われるものである。端末装置401、402は、この被介護者の家族が用いる端末であり、PC、またはスマートフォン等の携帯型の端末装置である。家族は、基本的には、被介護者、またはその家族からの申請により介護施設の管理業者により登録される。家族には、被介護者等によって事前に登録された親族またはその他の非血縁を含む関係者等が含まれてもよい。
ケア情報送信システム10は、介護施設のコンテンツの管理、およびメッセージを管理するサービス提供するロボットサーバー(以下、「BOTサーバー」ともいう)である。ケア情報送信システム10の詳細、およびケア情報送信システム10が管理する第1〜第3種IDについての詳細は後述する。
図2に示すように、ケア情報送信システム10は、制御部11、通信部12、第1記憶部13、および第2記憶部14を備える。第1記憶部13、および第2記憶部14は、いわゆるデータベースである。第1記憶部13、および第2記憶部14は、図2に示すようにケア情報送信システム10に組み込まれてもよく、あるいは、CPU、メモリ、通信部、等を備え、ケア情報送信システム10とは独立した構成としてもよい。また、ケア情報送信システム10全体がインターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであってもよい。
(第1記憶部13)
第1記憶部13では、介護施設に関するコンテンツの管理を行う。このコンテンツには、IDリスト、および介護記録が含まれる。
「IDリスト」には、第1〜第3種ID、およびこれらの相互の対応関係の情報が含まれる。図3、図4は、第1記憶部13に記憶しているIDリストの例である。図3を参照すると、テーブル61には、第1種ID(施設ID)と、施設名、および所在地との対応関係が記述されている。テーブル62には、第2種ID(被介護者ID)と、氏名、および部屋番号との対応関係が記述されている。テーブル63には、第3種ID(家族ID)と、氏名、連絡先、属性が記述されている。図4を参照すると、テーブル64には、第1種IDと第2種IDとの対応関係が記述されている。また、テーブル65には、第2種IDと第3種IDとの対応関係が記述されている。すなわち、第1記憶部13には、第1種ID〜第3種IDの相互の対応関係が記憶されている。なお、これらのテーブルの項目は、あくまでも例示であり、いずれかの項目を省略してもよく、他の項目を追加してもよい。
第1記憶部13には、関連情報が記憶されている。この関連情報には、ケア記録シートの例として、介護記録シートを読み取って得られた画像データ(以下、「読取画像データ」という)、介護情報(ケア情報)が含まれる。関連情報は、第1種ID(施設ID)によるアクセスにより受け付けた情報であり、第1種ID、および/または第2種IDと関連付けて記憶されている。介護情報は、後述するように介護記録シートの読取画像データを文字認識処理により得られたテキストデータから検出した介護に関する情報を含む。さらに、介護施設の被介護者へのケアを行うスタッフ、スタッフのリーダー、または施設管理者(以下、これらを単に「スタッフ等」という)により、端末装置30によりキー入力(手入力)された介護に関する情報を含んでもよい。
図5は、ある施設で用いられる介護記録シートの例である。介護記録シートには、第2種IDの被介護者へ行われたケアの(介護)の種類、および手書きの介護に関する履歴情報が含まれる。このケアの種類には、例えば飲料、および食事介助、排泄介助、車椅子移乗、歩行介助、体位変換(褥瘡予防)、入浴介助がある。スタッフによる各ケアの対応に応じて食事摂取量、水分摂取量、排泄状況(有無、量、便状態)、等が記録される。図5の例では、ある被介護者(Aさん)に行われた介護記録が記録されている。図5の例では、スタッフ等により手書きで記入された箇所は斜体字で示している(以下の図9、図11でも同様)。
なお、図5の介護記録シートの項目は、あくまでも例示であり、項目には、バイタルデータ(体温、血圧、脈拍、動脈血酸素飽和度、等)、入浴介助、リハビリ、リネン交換(寝具のシーツ、カバー)、排泄介助の記録や、スタッフ間の連絡事項の記録が含まれてもよい。また、記入に際してスタッフの労力を少なくするために、予めひな形の定型フォーマットに、被介護者名、担当のスタッフ等を入力したものを印刷した介護記録シートを用いてもよい。これにより、スタッフは、項目に対応するケアを実行した場合に、そのことを記録するため、チェック(レ点)や数値入力の簡単な記入のみで済む。また、このような定型フォーマットを用いることで、後述する文字認識処理の精度の向上が見込める。また、図5の例では、介護記録シートは、被介護者毎に作成されたものであるが、スタッフが記入し易いように、スタッフが担当する被介護者の記録をまとめて1枚のシートに記録するようにしてもよい(例えば、後述の図11)。
(第2記憶部14)
第2記憶部14では、第3種ID(家族ID)等によるアクセスに関連するメッセージの管理を行う。この管理の対象には、メッセージ履歴が含まれる。メッセージ履歴は第3種ID毎に管理される。これらについては後述する。
(制御部11)
制御部11は、各種の演算処理を実行するプロセッサー(CPU(Central Processing Unit)、およびGPU(Graphics Processing Unit))、およびメモリにより構成される。制御部11は、メモリに記憶されている制御プログラムに基づいてケア情報送信システム10全体を制御する。制御部11を、文字認識処理部111、およびケア情報検出部112として機能させてもよい。文字認識処理部111は、介護記録シートの読取画像データに対して文字認識処理(OCR:Optical character recognition)により、テキストデータを抽出して、介護記録をテキストデータ化する。また、ケア情報検出部112は、文字認識処理部111により得られたテキストデータから、介護情報を検出する。この介護情報には、ケアの種類、介護記録、ケアの対象の被介護者名(第2種ID)、ケアを担当したスタッフ名、ケアの対応時刻等が含まれる。また、制御部11は、検出した介護情報のうち、第2種IDと、介護記録を関連付けて第1記憶部13に記憶させる。
制御部11は、メッセージ応答機能(チャット機能)を有し、端末装置40による第3種ID(家族ID)を用いたアクセスにおける対話型メッセージの送受信を行う。制御部11は、第3種IDの家族からの端末装置40によりキー入力されたメッセージ、または音声入力された音声データをテキスト変換したメッセージ内容を解析する。そして、制御部11は、そのメッセージ内容に対する回答、またはメッセージ内容に対応する、介護記録情報、介護記録シートの読取画像データ、等の第2種IDに関連するファイルデータ(関連情報)を、発信元の端末装置40に送信(提供)する。このファイルデータは、第1記憶部13に記憶されている介護記録シートの読取画像データ等のデータから生成され得る。
また、第3種ID毎に、ID毎に情報の公開範囲の設定を行い、これを第2記憶部14等に記憶するようにしてもよい。例えば、被介護者の家族の中で代表者(キーパーソン)を設定し、その代表者の第3種IDの公開範囲を、他の家族の第3種IDの公開範囲よりも広くする。代表者としては例えば、被介護者の配偶者、または被介護者の長男、もしくは長女である。例えば、被介護者の容体に関する情報は代表者にのみ公開し、他の家族には公開しないように設定する。なお、代表者の公開範囲の中であれば、その代表者が、他の家族の公開範囲を設定できるようにしてもよい。
このメッセージ応答機能は、予め質問文とそれに対する回答を準備したルールベースにより、実現してもよい。この場合、さらに、複数のメニューを表示する画面(例えば、後述の図7)を提示し、その中から選択した項目により、応答を行うようにしてもよい。また、メッセージ履歴を第3種ID毎に管理し、応答に反映させるようにしてもよい。あるいは、この応答機能の一部、または全部を、ニューラルネットワーク等の学習済みモデルを用いたAIにより実現してもよい。これらの機能の一部、または全部を、商用事業者が提供するBOTプラットフォームを利用することにより実現してもよい。
(通信部12)
通信部12は、ネットワークを介して、他の装置と通信する機能を有する。通信部12は、受付部121、および送信部122として機能する。受付部121は、ネットワークを介して、他の装置からのアクセスを受け付ける。制御部11は、受付部121と協働することで認証処理を行う。認証処理では、ユーザーが提供する、ID(第1種ID、および第3種ID、またはその他のユーザーID)、およびパスワード等のクレデンシャル情報を用いて、ケア情報送信システム10の提供サービスへのログイン(アクセス)を許可する。また送信部122は、アクセスへの応答として、後述する関連情報の送信を行う。
(ケア情報送信処理)
(第1の実施形態)
次に、図6、図7を参照し、第1の実施形態に係るケア情報送信システム10により行われるケア情報送信処理について説明する。図6は、ケア情報送信システム10のBOT機能によるケア情報送信処理を示す図である。
(ステップS1)
スタッフ等は、コンテンツの入力を行う。例えば、スタッフ等はスキャナー機能を有する複合機(MFP)や、スキャナーを操作することで、介護記録シートの読み取りを行わせ、読取画像データを生成する。この介護記録シートは、図5のように、予め印刷した定型フォーマットに対して、担当のスタッフが介護に関する情報を手書きで入力したものである。なお、コンテンツとしては、この介護記録シートの読取画像データに限られない。例えば被介護者の状況を撮影した写真(画像データ)が含まれてもよい。このステップS1の処理は、例えば、日毎のように所定期間毎に行われる。例えば、図5のような介護記録シートであれば、前日までの介護記録に、6月2日分の介護記録が追記された後、その日に介護記録シートに対するステップS1の処理を行う。
(ステップS2)
読取画像データ(例えばJPEG形式、PDF形式)は、介護施設の端末装置30の第1種ID(施設ID)を用いたアクセスにより、ケア情報送信システム10に送信される。このとき、端末装置30を操作するスタッフ等は、介護記録シートに記載されている被介護者の第2種IDを、読取画像データに付与して、ケア情報送信システム10に送信する。これにより、ケア情報送信システム10の受付部121は、第2種IDが付与された読取画像データを取得し、この読取画像データを、第2種ID、および送信元の端末装置30の第1種IDに関連付けて登録する。登録された介護記録シートの読取画像データは、関連情報としてコンテンツ管理用の第1記憶部13に記憶される。
(ステップS3、S4)
ケア情報送信システム10は、家族が使用する端末装置402から、第3種IDによりコンテンツのリクエストを受け付ける(ステップS3)。図7は、端末装置402に表示した操作画面の例である。端末装置402では、チャットアプリ(メッセージアプリ)が動作する。端末装置402を使用する家族は、操作画面上の領域a1内の各メニューを操作することで、(1)今日の様子、(2)写真送付、(3)お知らせ、(4)訪問調整、(5)施設情報、(6)連絡の各メニューを選択できる。例えば、(1)今日の様子メニューを選択することで、上部の領域a2には、被介護者(Aさん)の家族(Xさん)が閲覧できるように、被介護者の写真や、食事摂取量等の関連情報の一部の情報が表示される。また、この領域a2に、要求に応じて読取画像データの全部、または一部を表示するようにしてもよい。また(2)写真送付メニューを選択することで、家族は、端末装置402等で撮影した写真の画像データを、介護施設に送信できる。(3)お知らせメニューは、例えば介護施設からのひな祭り等のイベントのお知らせである。(4)訪問調整メニューにより、訪問がフリー(オープン)ではなく予約制の施設の場合に、そのスケジュールを予約できる。(5)施設情報メニューにより面会可能時間、住所、アクセス方法等の施設の情報を確認できる。(6)連絡メニューを選択することで、家族と介護施設との間の相互の連絡事項のやりとりができる。
ここで、ケア情報送信システム10は、テーブル64、65(図4)を参照することで、ケア情報送信システム10が提供するサービスにログイン(アクセス)した第3種IDに関連する第2種IDを抽出する。この抽出は、テーブル65を用いて行える。そして、この第2種IDに関するコンテンツ(関連情報)を、第1記憶部13から抽出する。このコンテンツとしては、関連情報として、ステップS2で、第2種IDが付与されて送信された、介護記録シートの読取画像データが含まれる。また、ケア情報送信システム10は、第2種IDの関連情報を配信する場合には、第3種IDに対応付けられた権限に応じた、公開範囲に含まれる開示可能なコンテンツの中から、ステップS3の要求に応じたコンテンツを、要求元の端末装置402に配信(送信、または提供ともいう)する(ステップS4)。
なお、このコンテンツの要求、および応答は、図7に示すような家族による操作画面上のメニューへの操作により行ってもよく、上述したような自動応答によるメッセージの対話を通じて行うようにしてもよい。
このように、第1の実施形態に係るケア情報送信システムは、ネットワークを介したアクセスを受け付ける受付部と、受付部により、第1種の識別情報によるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種の識別情報に関連付けられた関連情報を記憶する記憶部と、受付部により、第2種の識別情報に関連付けられた第3種の識別情報によるアクセスを受け付けた場合に、記憶部から、第3種の識別情報に関連付けられた第2種の識別情報に関する関連情報を抽出する制御部と、抽出した関連情報を、第3種の識別情報によるアクセスへの応答として送信する送信部と、受付部は、ケア対象者のケアに関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた画像データを取得し、制御部は、受付部が取得した画像データ、または画像データから得られたケアに関するケア情報を、第2種の識別情報に関連付けることで、関連情報として、記憶部に記憶させる。
このような構成とすることで、ケア記録を容易にデータ化し、ケア対象者の家族(第3種ID)に送信できるようになる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態におけるケア情報送信処理を示す図である。同図に示す構成以外は、第1の実施形態と同様であり説明を省略する。上述の第1の実施形態では、端末装置30を用いて、介護施設のスタッフ等が手動で、介護記録シートの読取画像データと、第2種ID(被介護者ID)との対応付けを行い、これをケア情報送信システム10に送信していた。以下に説明する第2の実施形態では、この読取画像データと、第2種IDとの対応付けを、介護記録シートの特定の領域に記載された識別ラベルを用いて自動的に行うものである。
(ステップS10)
スタッフ等は、介護記録シートのスキャナー等で読み取らせることで読取画像データを生成させる。この処理は、図6のステップS1と同様の処理であるが、このときに読み取られる介護記録シートには、図9に示すように識別ラベルが印字されている。
(ステップS20)
図9の例では、識別ラベルは、1次元のバーコードであり、第2種ID(Aさん)に対応している。識別ラベルの印刷領域(特定領域)、および識別ラベルと第2種IDとの対応関係情報は予め、端末装置30側で把握しており、この情報は、例えば、端末装置30の記憶部に記憶されている。
端末装置30は、図9の介護記録シートの読取画像データの特定領域を画像処理することにより、バーコードの内容を解析することで、第2種IDを判定する。図9の例では、被介護者Aさん(第2種ID:b001)の介護記録シートであると判定する。
なお、識別ラベルとしては、図9のような1次元バーコードに限られず、2次元バーコード、第2種IDに対応する文字、または第2種IDに対応する特定のマークとし、これらの識別ラベルを画像処理により認識するようにしてもよい。また、識別ラベルは、予め印刷したものだけではなく、スタッフ等により、印刷された定型フォーマットに対して後から手書きで記入されたものであってもよい。また、被介護者毎に記録領域が分離されていれば、1枚の介護記録シートに複数の被介護者への介護記録を記入するようにしてもよい。例えば、1枚の介護記録シートの記録領域を、二人の被介護者に対応させて2等分し、それぞれの記録領域に第2種IDに対応する識別ラベルを印刷しておく。
ステップS20では、上述のステップ2と同様の処理により、読取画像データは、介護施設の端末装置30の第1種ID(施設ID)を用いたアクセスにより、ケア情報送信システム10に送信される。このとき、端末装置30は、画像処理により判定した識別ラベルに対応する第2種IDを、自動的に読取画像データに付与して、ケア情報送信システム10に送信する。これにより、ケア情報送信システム10の受付部121は、第2種IDが付与された読取画像データを取得し、この読取画像データを、第2種ID、および送信元の端末装置30の第1種IDに関連付けて、第1記憶部13に登録する。
(ステップS30、S40)
ここでは、ケア情報送信システム10は、家族が使用する端末装置402から、第3種IDによりコンテンツの要求を受け付け、要求に応じたコンテンツを、要求元の端末装置402に提供する。ここでの処理は、図6のステップS3、S4と同様の処理であり、具体的な説明は省略する。
このように、第2の実施形態に係るケア情報送信システム10は、受付部121が、ケア記録シートの特定領域に記載された識別ラベルを画像処理することで対応付けられた第2種IDが付与された読取画像データを取得する。そしてこの読取画像データを関連情報として第1記憶部13に記憶する。
これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、ケア記録シートの読取画像データ(関連情報)への第2種IDの付与を自動的に行えるので、ケア記録のデータ化をより容易に行える。
(変形例1)
なお、図8の例においては、端末装置30側で、識別ラベルへの画像処理を行うことで、第2種IDの判定を行っていたが、この処理をケア情報送信システム10側で行うようにしてもよい。この場合、識別ラベルの印刷領域(特定領域)、および識別ラベルと第2種IDとの対応関係を予め、第1記憶部13に記憶し、ケア情報送信システム10側で把握するようにする。このようにしても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態におけるケア情報送信処理を示す図である。同図に示す構成以外は、第1の実施形態と同様であり説明を省略する。上述の第1、第2の実施形態では、読取画像データへの第2種IDの付与を介護施設の端末装置30側で行っていた。これに対し、第3の実施形態では、第2種IDの付与をケア情報送信システム10側で行う。
(ステップS15)
スタッフ等は、介護記録シートのスキャン機能のある端末装置302(複合機(MFP))で読み取らせることで読取画像データを生成させる。この処理は、図6のステップS1と同様の処理である。
(ステップS25)
端末装置302は、ステップS15で生成された読取画像データを、送信先であるケア情報送信システム10に送信する。例えば、端末装置302の送信先を、ケア情報送信システム10にしておき、スタッフ等は、介護記録シートを原稿台に載せて、ボタン操作をするだけで、自動的にスキャン処理、および読取画像データの送信を行う。ケア情報送信システム10の受付部121は、この第1種IDによる端末装置302のアクセスにより受け付けた読取画像データを第1記憶部13に記憶させる。
(ステップS26)
(文字認識処理)
制御部11は、文字認識処理部111により、ステップS25で受け付けた、読取画像データに対して文字認識処理により、テキストデータを抽出して、抽出したテキストデータを第1記憶部13に記憶する。
この文字認識処理に際して、第1記憶部13に記憶しているIDリスト(テーブル61〜65)を用いるようにしてもよい。例えば、読取画像データを送信した施設の第1種IDに関連する情報を、文字認識処理に利用する。例えば、第1種IDにより、その施設に居る被介護者の第2種ID、およびこれに関連する被介護者氏名等の情報が分かる。また、第1種ID毎に、その施設で用いる介護記録シートの定型フォーマットを予め、ケア情報送信システム10側で取得しておき、その定型フォーマットの画像データと、読取画像データの差分データから手書き等で、追記された情報を抽出するようにしてもよい。
(ステップS27)
(介護情報の検出処理)
ステップS26での文字認識処理により抽出したテキストデータから、ケア情報検出部112は、被介護者に対する介護情報を検出する。介護情報は、食事介助、排泄介助、車椅子移乗、歩行介助、体位変換(褥瘡予防)、入浴介助、等のケアに関する情報である。例えば、介護情報には、各ケアの対応に応じて食事摂取量、水分摂取量、排泄状況、バイタル等のデータが含まれる。また、介護情報には、対象者名(第2種ID)、対応時刻、対応スタッフの情報も含まれる。制御部11は、ケア情報検出部112が、検出した介護情報を、第2種IDに関連付けて、関連情報として第1記憶部13に記憶させる。また、介護記録シートが、図5等に示したように、第2種ID毎に作成されたものであれば、介護記録シートの読取画像データを第2種IDに関連付けて、関連情報として第1記憶部13に記憶してもよい。
図11は、別の介護記録シートの例である。上述の図5の介護記録シートは、被介護者毎(第2種ID毎)に作成されたものであるが、図11のように、スタッフが記入し易いように、スタッフが担当する被介護者の記録をまとめて1枚のシートに記録するようにしてもよい。同図では、ユニットと呼ばれるスタッフグループ毎に、ユニットが担当する複数人の被介護者の介護記録を、共有するシートに記入するようにしている。第3の実施形態においては、このような、複数人の被介護者への介護記録が記入された介護記録シートを用いても、文字認識処理により被介護者毎の介護情報(関連情報)として、分離して記録することができ、被介護者IDの関連情報毎に、この情報を被介護者の家族に送信できる。
(ステップS35、S45)
ここでは、図6のステップS3、S4と同様の処理を行う。具体的には、ケア情報送信システム10は、家族が使用する端末装置402から、第3種IDによりコンテンツの要求を受け付け、要求に応じたコンテンツ(関連情報)を、要求元の端末装置402に提供する。このコンテンツには、第3種IDに関連付けられた第2種IDに関する介護記録を示す読取画像データ、またはステップS26で検出した、この読取画像データから得られた介護情報が含まれる。
このように、第3の実施形態に係るケア情報送信システム10は、読取画像データに対して、文字認識処理、および検出処理を行うことにより介護情報を取得する。そしてこれを第2種IDに関連付けて関連情報として第1記憶部13に記憶させる。
これにより、第1、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、文字認識処理により、読取画像データ内の記入内容をテキストデータとして、被介護者毎に分けて記録できるので、被介護者毎に介護記録シートを分ける必要はなく、使用できる介護シートのフォーマットの自由度が高い。
以上に説明したケア情報送信システム10の構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、第1の実施形態においては、図2に示した構成の一部を省略してもよい。例えば、文字認識処理部111、またはケア情報検出部112を省略してもよい。また、一般的なケア情報送信システム10が備える構成を排除するものではない。
(変形例2)
第1〜第3の実施形態は、それぞれ独立に実施する必要はなく、これらを組み合わせて行ってもよい。例えば、介護施設毎に第1、第2、第3の実施形態における処理をそれぞれ行うようにしてもよい。
(変形例3)
上述の実施形態においては、図3、図4に示したような第1種ID〜第3種IDのIDリスト、およびこれらのIDの相互の対応関係を記述したIDリストがケア情報送信システム10の第1記憶部13に記憶され、ケア情報送信システム10で管理していた。しかしながらこれに限られず、第1種IDのみを、ケア情報送信システム10の第1記憶部13に記憶するようにし、他のIDを、介護施設側の装置で、記録し、管理するようにしてもよい。この場合、ケア情報送信システム10は、処理を行う都度、端末装置側から、IDリストを一時的に取得し、記憶する。
また、上述した実施形態に係るケア情報送信システム10における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能として装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
10 ケア情報送信システム
30、301、302、30n 端末装置(施設用)
40、401、402 端末装置(家族用)
11 制御部
111 文字認識処理部
112 ケア情報検出部
12 通信部
121 受付部
122 送信部
13 第1記憶部(コンテンツ管理用)
14 第2記憶部(メッセージ管理用)

Claims (14)

  1. ネットワークを介したアクセスを受け付ける受付部と、
    前記受付部により、第1種の識別情報によるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種の識別情報に関連付けられた関連情報を記憶する記憶部と、
    前記受付部により、前記第2種の識別情報に関連付けられた第3種の識別情報によるアクセスを受け付けた場合に、前記記憶部から、前記第3種の識別情報に関連付けられた前記第2種の識別情報に関する前記関連情報を抽出する制御部と、
    抽出した前記関連情報を、前記第3種の識別情報によるアクセスへの応答として、送信する送信部と、を備え、
    前記受付部は、前記ケア対象者のケアに関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた読取画像データを取得し、
    前記制御部は、前記受付部が取得した前記読取画像データを、前記第2種の識別情報に関連付けて、前記関連情報として、前記記憶部に記憶させる、ケア情報送信システム。
  2. 前記受付部は、前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、請求項1に記載のケア情報送信システム。
  3. 前記ケア記録シートには、特定の領域に、識別ラベルとして、バーコード、文字、または特定のマークが記載されており、
    前記受付部は、前記識別ラベルを画像処理することで対応付けられた前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、請求項1に記載のケア情報送信システム。
  4. 前記制御部は、前記受付部が取得した前記読取画像データに対して、文字認識処理を行い、得られたテキストデータから前記第2種の識別情報を判定し、判定した前記第2種の識別情報を前記読取画像データに関連付けて、前記記憶部に記憶させる、請求項1に記載のケア情報送信システム。
  5. 前記制御部は、得られた前記テキストデータからケアに関するケア情報を検出し、検出した前記ケア情報を前記第2種の識別情報に関連付けて、前記関連情報として前記記憶部に記憶させる、請求項4に記載のケア情報送信システム。
  6. 前記第3種の識別情報には、識別情報毎に情報の公開範囲が設定されており、
    前記送信部により送信する前記関連情報は、前記公開範囲に基づいて異なる内容に設定されている、請求項1から請求項5のいずれかに記載のケア情報送信システム。
  7. 前記第1種の識別情報は、施設の識別情報であり、
    前記第3種の識別情報は、前記ケア対象者の家族の識別情報である、請求項1から請求項6のいずれかに記載のケア情報送信システム。
  8. ネットワークを介したアクセスを受け付ける受付部により、第3種の識別情報によるアクセスを受け付けるステップ(a)と、
    第1種の識別情報によるアクセスにより受け付けた情報であって、ケア対象者の第2種の識別情報に関連付けられた関連情報を記憶する記憶部から、前記第3種の識別情報に関連付けられた前記第2種の識別情報に関する前記関連情報を抽出するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)で抽出した前記関連情報を、前記第3種の識別情報によるアクセスへの応答として、送信するステップ(c)と、を含み、
    前記受付部は、前記ケア対象者のケアに関する履歴情報が記載されたケア記録シートを読み取って得られた読取画像データを取得し、
    前記記憶部には、前記受付部が取得した前記読取画像データが、前記第2種の識別情報に関連付けられて、前記関連情報として記憶されている、ケア情報送信方法。
  9. 前記受付部は、前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、請求項8に記載のケア情報送信方法。
  10. 前記ケア記録シートには、特定の領域に、識別ラベルとして、バーコード、文字、または特定のマークが記載されており、
    前記受付部は、前記識別ラベルを画像処理することで対応付けられた前記第2種の識別情報が付与された前記読取画像データを取得する、請求項8に記載のケア情報送信方法。
  11. さらに、前記受付部が取得した前記読取画像データに対して、文字認識処理を行い、得られたテキストデータから前記第2種の識別情報を判定し、判定した前記第2種の識別情報を前記読取画像データに関連付けて、前記記憶部に記憶するステップ(d)を含む、請求項8に記載のケア情報送信方法。
  12. 前記ステップ(d)では、得られた前記テキストデータからケアに関するケア情報を検出し、検出した前記ケア情報を前記第2種の識別情報に関連付けて、前記関連情報として前記記憶部に記憶する、請求項11に記載のケア情報送信方法。
  13. 前記第3種の識別情報には、識別情報毎に情報の公開範囲が設定されており、
    前記ステップ(d)で送信する前記関連情報は、前記公開範囲に基づいて異なる内容に設定されている、請求項8から請求項12のいずれかに記載のケア情報送信方法。
  14. 前記第1種の識別情報は、施設の識別情報であり、
    前記第3種の識別情報は、前記ケア対象者の家族の識別情報である、請求項8から請求項13のいずれかに記載のケア情報送信方法。
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