JP7281239B1 - ケア支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケア対象者の所定グループごとの実現度の統計情報を生成することができるケア支援システムを提供する。【解決手段】 ケア支援サーバ100は、一の加盟店、一の事業所又は一のケア実施者に対応するケア対象者の第1グループに属する各ケア対象者のケアに対する希望の自己実現率、及び、他の加盟店、他の事業所又は他のケア実施者に対応するケア対象者の第2グループに属する各ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する自己実現率を取得し、取得した自己実現率に基づいて、第1グループに属するケア対象者の自己実現率の統計情報、及び、第2グループに属するケア対象者の自己実現率の統計情報を生成する。【選択図】 図8

Description

本発明は、ケア実施者がケア対象者をケアするケアサービスの提供者を支援するケア支援システムに関する。
従来、ケアマネージャ等のケア実施者が高齢者等のケア対象者をケアすることを支援する技術としては、例えば、特許文献1の技術が知られている。
特許文献1記載の技術は、ケア対象者を識別するための識別情報、ケア対象者のケアに対する希望、希望を実現するための1又は複数の目標、目標を達成する上での希望を実現するための1又は複数の実施事項、目標の達成度及び希望の実現度等の情報を取得し、取得したこれらの情報に基づいて、ケア対象者ごとに、識別情報、希望、目標、実施事項、達成度及び実現度を提示するように構成されている。
特許第6716144号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術にあっては、ケア対象者ごとの希望の実現度を提示することは記載されているが、例えば、ケアサービスを提供する事業者ごと、各事業者が運営するケア施設ごと又は各ケア施設に所属するケア実施者ごと等の所定グループごとの実現度の統計情報を生成すること及び生成した統計情報を提示することについては記載されていない。すなわち、特許文献1には、ケア対象者の所定グループごとの希望の実現状況を把握且つ対比するための統計情報を生成することについては記載されていない。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、ケア対象者の所定グループ間での対比が可能な実現度の統計情報を生成することができるケア支援システムを提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1のケア支援システムは、第1グループに属するケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、第2グループに属するケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得する実現度情報取得手段と、前記実現度情報取得手段で取得した実現度情報に基づいて、前記第1グループに属するケア対象者の実現度の統計情報、及び、前記第2グループに属するケア対象者の実現度の統計情報を生成する統計情報生成手段と、を備える。
ここで、実現度情報取得手段は、入力手段を介して入力された実現度情報を取得したり、LANやWAN等のネットワークを介して外部装置に記憶された実現度情報を受動的又は能動的に取得したり、外部記録媒体から実現度情報を取得したりなどする。つまり、前記取得には、少なくとも入力、獲得、受信および読出が含まれる。このことは、他の取得手段についても同様である。
また、実現度は、希望が実現した度合いをいい、これには、例えば、希望が実現したか否か(実現の有無)を示すもの、希望の完全実現に対してどの程度まで実現したかの割合(例えばパーセンテージ)を示すもの、実現に近づくほど高い値を示すもの、実現に近づくほど低い値を示すものが含まれる。実現度は、例えば、数値、文字、記号、図形、画像その他の識別子で表すことができる。
また、実現度情報は、生の実現度の情報、生の実現度を丸めた情報(例えば、生の実現度が83.7%の場合、四捨五入して84%など)等を含む。
また、統計情報は、最小値、平均値、中央値、最頻値等の統計値の情報である。他の統計情報についても同様である。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。
〔発明2〕 また、発明2のケア支援システムは、発明1のケア支援システムにおいて、前記統計情報生成手段で生成した統計情報を出力する統計情報出力手段を備える。
ここで、出力は、システムの構成に応じて、例えば、CSVファイル等のファイルへの出力、画面表示による出力、送信出力、印刷出力、API(Application Programming Interface)連携によるデータ出力などが該当する。
〔発明3〕 また、発明3のケア支援システムは、発明1又は2のケア支援システムにおいて、前記第1グループは、第1事業者がケアサービスを提供するグループであり、
前記第2グループは、第2事業者がケアサービスを提供するグループである。
〔発明4〕 また、発明4のケア支援システムは、発明1又は2のケア支援システムにおいて、前記第1グループは、事業者がケアサービスを提供する第1施設を利用するグループであり、前記第2グループは、前記事業者がケアサービスを提供する第2施設を利用するグループである。
〔発明5〕 また、発明5のケア支援システムは、発明1又は2のケア支援システムにおいて、前記第1グループは、第1ケア実施者がケアを行うグループであり、前記第2グループは、第2ケア実施者がケアを行うグループである。
〔発明6〕 また、発明6のケア支援システムは、発明1又は2のケア支援システムにおいて、前記第1グループは、第1形態のケアサービスが提供されるグループであり、前記第2グループは、第2形態のケアサービスが提供されるグループである。
以上説明したように、発明1のケア支援システムによれば、第1グループ及び第2グループに属するケア対象者について、それぞれのグループのケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得し、取得した実現度情報に基づいてそれぞれのグループの統計情報を生成することができる。これにより、生成した統計情報から、グループごとの実現度の統計情報を把握することができるとともに、例えば対比表示等することでそれぞれのグループの統計情報を対比することができる。
また、発明2のケア支援システムによれば、生成したグループごとの統計情報を出力することができるので、グループごとの実現度の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を例えば対比表示等することでグループ間で対比することができる
また、発明3のケア支援システムによれば、第1事業者及び第2事業者がそれぞれケアサービスを提供する第1グループ及び第2グループについて、それぞれ実現度の統計情報を生成することができる。また、生成した統計情報を出力することができる。これにより、事業者ごとグループの実現度の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を例えば対比表示等することでそれぞれのグループの統計情報を対比することができる。
また、発明4のケア支援システムによれば、事業者がケアサービスを提供する第1施設及び第2施設をそれぞれ利用するケア対象者の第1グループ及び第2グループについて、それぞれ実現度の統計情報を生成することができる。また、生成した統計情報を出力することができる。これにより、施設ごとのグループの実現度の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を例えば対比表示等することでそれぞれのグループの統計情報を対比することができる。
また、発明5のケア支援システムによれば、第1ケア実施者及び第2ケア実施者がそれぞれケアサービスを行うケア対象者の第1グループ及び第2グループについて、それぞれ実現度の統計情報を生成することができる。また、生成した統計情報を出力することができる。これにより、ケア実施者ごとのグループの実現度の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を例えば対比表示等することでそれぞれのグループの統計情報を対比することができる。
また、発明6のケア支援システムによれば、第1形態及び第2形態のケアサービスがそれぞれ提供されるケア対象者の第1グループ及び第2グループについて、それぞれ実現度の統計情報を生成することができる。また、生成した統計情報を出力することができる。これにより、ケアサービスの形態ごとのグループの実現度の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を例えば対比表示等することでそれぞれのグループの統計情報を対比することができる。なお、ケアサービスの形態として、例えば、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、老人ホーム、グループホーム等の形態がある。
実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 ケア支援サーバ100のハードウェア構成を示す図である。 (a)~(e)は、事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420、ケアマネ管理テーブル430及びケア対象者管理テーブル440のデータ構造を示す図である。 各テーブル460~490のデータの結合関係を示す概念図である。 (a)及び(b)は、希望情報テーブル460及び目標情報テーブル470のデータ構造を示す図である。 課題情報テーブル480のデータ構造を示す図である。 実施事項情報テーブル490のデータ構造を示す図である。 統計情報計算処理を示すフローチャートである。 事務局用のログイン情報でログインした場合の支援情報表示処理を示すフローチャートである。 加盟店用のログイン情報及び事業所用のログイン情報でログインした場合の支援情報表示処理を示すフローチャートである。 加盟店一覧画面500の一例を示す図である。 加盟店詳細画面510の一例を示す図である。 ケアマネ一覧画面520の一例を示す図である。 加盟店別統計確認画面530の一例を示す図である。 事業所別統計確認画面540の一例を示す図である。 ケアマネ別統計確認画面550の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図16は、本実施の形態を示す図である。
〔構成〕
〔ネットワークシステムの構成〕
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、システム管理者の管理下にあるケア支援サーバ100と、システム利用者の管理下にある利用者端末200とが接続されている。
利用者端末200を利用してケア支援システムを利用する利用者は、例えば、システム管理会社(以下、「事務局」と称す)の従業員、システムに加盟している事業者の経営する企業(以下、「加盟店」と称す)の従業員、各事業者が運営するケア施設(以下、「事業所」と称す)の従業員などが該当し、それぞれ異なるアクセス権限が与えられるようになっている。
具体的に、本システムにおいては、事務局の従業員には事務局用のログイン情報(ログインID及びパスワード)が与えられ、かかるログイン情報でログインすることで、事務局従業員には、システムに加盟している全加盟店の全情報にアクセスする権限が与えられる。また、各加盟店の従業員には加盟店用のログイン情報が与えられ、かかるログイン情報でログインすることで、各加盟店の従業員には、自身の所属する加盟店及びこの加盟店に属する全事業所の全情報にアクセスする権限が与えられる。また、各事業所の従業員には事業所用のログイン情報が与えられ、かかるログイン情報でログインすることで、各事業所の従業員には、自身の所属する事業所の全情報にアクセスする権限が与えられる。
〔ケア支援サーバ100のハードウェア構成〕
図2は、ケア支援サーバ100のハードウェア構成を示す図である。
ケア支援サーバ100は、図1に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(InterFace)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、インターネット199に接続するための信号線とが接続されている。すなわち、この信号線には、インターネット199に無線又は有線で接続するためのネットワークカード等のハードウェアが接続されている。
〔利用者端末200のハードウェア構成〕
利用者端末200は、上記ケア支援サーバ100のような据え置き型を想定した端末、または、スマートフォン、タブレットなどの携帯型の端末から構成されている。後者の場合、そのハードウェア構成は、CPUと、アプリケーションソフトなどのプログラムやプログラムを実行するためのデータ等を格納しているROMと、ROM等から読み出したデータやCPUの演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAMと、付属の各種装置に対してデータの入出力を媒介するI/Fとで構成されている。これらは、データを転送するための信号線で相互に且つデータ授受可能に接続されている。各種装置としては、無線によりデータ通信を行うハードウェアが接続されている。
〔各種テーブルについて〕
次に、記憶装置42のデータ構造を説明する。
図3(a)~(e)は、事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420、ケアマネ管理テーブル430及びケア対象者管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図3(a)~(e)に示す事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420、ケアマネ管理テーブル430及びケア対象者管理テーブル440を記憶している。
事務局管理テーブル400には、図3(a)に示すように、個人IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、事務局ID、事務局名、加盟店ID、加盟店数、住所(本社)、代表者氏名、電話番号、代表メールアドレス、事務局ログイン情報、作成日、更新日、その他の情報からなる主要情報が登録されている。
ここで、事務局IDは、システム管理会社(事務局)を識別するためのIDであり、事務局名は、事務局IDに対応する事務局の名称を示す情報であり、加盟店IDは、加盟登録された各加盟店(加盟企業)を識別するためのIDであり、加盟店数は、加盟登録された加盟店の総数の情報である。すなわち、加盟店IDには、各加盟店を識別するための加盟店IDの情報が含まれている。また、事務局ログイン情報は、事務局IDに対応する事務局用のログインID及びパスワードの情報である。
加盟店管理テーブル410には、図3(b)に示すように、加盟店IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、加盟店ID、加盟店名、運営事業所ID、住所(本社)、代表者氏名、電話番号、代表メールアドレス、加盟店ログイン情報、加盟店別目標達成数、加盟店別未達成数、加盟店別達成率統計値、加盟店別実現率統計値、クレジットカード情報、作成日、更新日、その他の情報からなる主要情報が登録されている。
ここで、加盟店名は、加盟店IDに対応する加盟店の名称を示す情報であり、運営事業所IDは、例えば加盟店IDに対応する加盟店を経営する事業者が運営する各事業所を識別するためのIDの情報である。すなわち、運営事業所IDには、加盟店を経営する事業者の運営する各事業所を識別するための事業所IDの情報が含まれている。また、加盟店ログイン情報は、加盟店IDに対応する加盟店用のログインID及びパスワードの情報である。
また、加盟店別目標達成数は、加盟店IDに対応する加盟店に属する各事業所を利用するケア対象者にそれぞれ設定された目標のうち達成された目標の総数である。ここで、達成された目標とは、完全達成(目標達成率=100%)された目標である。なお、この構成に限らず、例えば目標達成率が所定%以上(例えば、85%以上)の目標を、達成した目標とする構成としてもよい。このことは他の目標達成数についても同様である。
また、加盟店別未達成数は、加盟店IDに対応する加盟店に属する各事業所を利用するケア対象者にそれぞれ設定された目標のうち未達成の目標の総数である。ここで、未達成の目標とは、目標達成率が100%未満の目標である。なお、この構成に限らず、例えば目標達成率が100%よりも低い所定%以上の目標を「達成した目標」とした場合などは、達成率が所定%未満の目標を「未達成の目標」とする構成としてもよい。このことは他の未達成数についても同様である。
また、加盟店別達成率統計値は、加盟店IDに対応する加盟店に属する各事業所を利用するケア対象者にそれぞれ設定された目標の総数に対する加盟店別目標達成数の割合を示す数値(パーセンテージ)である。例えば、加盟店に属する事業所全体のケア対象者に対して目標が100個設定されており、このうち80個の目標が完全達成しており、残り20個の目標が未達成である場合、加盟店別達成率統計値は、「80/100×100=80%」となる。
また、加盟店別自己実現率統計値(以下、「加盟店別実現率統計値」と称す)は、加盟店IDに対応する加盟店に属する各事業所を利用するケア対象者の事業所全体の自己実現率の統計値(例えば、平均値(パーセンテージ))である。例えば、統計値が平均値である場合で且つ加盟店に属する事業所全体でケア対象者が80人いた場合、これらケア対象者の自己実現率を足し合わせて80で割ったものが加盟店別実現率統計値となる。但し、ケア対象者1人につき1つの希望が設定されている場合は人数(80)で割るが、2つ以上の希望が設定されているケア対象者がいる場合は、希望の増加分だけ分母の数を増加させて計算する。例えば、80人のうち2人のケア対象者についてそれぞれ2つの希望が設定されている場合は、これらケア対象者の82の希望の自己実現率を足し合わせて「82」で割ったものが加盟店別実現率統計値となる。他の実現率統計値についても同様である。
事業所管理テーブル420には、図3(c)に示すように、事業所IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、事業所ID、加盟店ID、事業所名、サービス形態、住所、代表者氏名、電話番号、代表メールアドレス、事業所ログイン情報、所属ケアマネID、所属ケアマネ数、ケア対象者ID、ケア対象者数、事業所別目標達成数、事業所別未達成数、事業所別達成率統計値、事業所別実現率統計値、作成日、更新日、その他の情報からなる主要情報が登録されている。
ここで、事業所IDは、事業所を識別するためのIDであり、事業所名は、事業所IDに対応する事業所の名称を示す情報であり、所属ケアマネIDは、事業所IDに対応する事業所に所属する各ケアマネージャ(以下、「ケアマネ」と略記する)を識別するためのIDであり、所属ケアマネ数は、事業所IDに対応する事業所に所属するケアマネの総数の情報である。所属ケアマネIDには、所属している各ケアマネを識別するためのケアマネIDの情報が含まれている。ケア対象者IDは、事業所IDに対応する事業所を利用する各ケア対象者を識別するためのIDであり、各ケア対象者を識別するためのケア対象者IDの情報が含まれている。ケア対象者数は、事業所IDに対応する事業所を利用するケア対象者の総数を示す情報である。また、事業所ログイン情報は、事業所IDに対応する事業所用のログインID及びパスワードの情報である。
また、事業所別目標達成数は、事業所IDに対応する事業所を利用するケア対象者にそれぞれ設定された目標のうち達成された目標の総数である。事業所別未達成数は、事業所IDに対応する事業所を利用するケア対象者にそれぞれ設定された目標のうち未達成の目標の総数である。事業所別達成率統計値は、事業所IDに対応する事業所を利用するケア対象者にそれぞれ設定された目標の総数に対する事業所別目標達成数の割合を示す数値(パーセンテージ)である。例えば、事業所を利用するケア対象者全体に対して目標が50個設定されており、このうち25個の目標が完全達成しており、残り25個の目標が未達成である場合、事業所別達成率統計値は、「25/50×100=50%」となる。
また、事業所別自己実現率統計値(以下、「事業所別実現率統計値」と称す)は、事業所IDに対応する事業所を利用するケア対象者全体の自己実現率の統計値(例えば、平均値(パーセンテージ))である。例えば、統計値が平均値である場合で且つ事業所を利用するケア対象者が20人いた場合、これらケア対象者の自己実現率を足し合わせて20で割ったものが事業所別実現率統計値となる。
ケアマネ管理テーブル430には、図3(d)に示すように、ケアマネIDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ケアマネID、所属事業所ID、氏名、担当ケア対象者ID、担当ケア対象者数、ケアマネ属性情報、ケアマネ別目標達成数、ケアマネ別未達成数、ケアマネ別達成率統計値、ケアマネ別実現率統計値、作成日、更新日、その他の情報からなる主要情報が登録されている。
ここで、所属事業所IDは、ケアマネIDに対応するケアマネが所属する事業所の事業所IDである。担当ケア対象者IDは、ケアマネIDに対応するケアマネがケアを担当する各ケア対象者のケア対象者IDである。また、担当ケア対象者数は、ケアマネIDに対応するケアマネがケアを担当しているケア対象者の総数の情報である。また、ケアマネ属性情報は、例えば、ケアマネの性別、年齢、ケア経験年数、取得しているケアに係る資格等の情報である。ここで、ケア経験年数については、ケアの仕事に携わってきた年数、ケア内容ごとの経験年数等の属性情報を含む。
また、ケアマネ別目標達成数は、ケアマネIDに対応するケアマネが担当するケア対象者にそれぞれ設定された目標のうち達成された目標の総数である。ケアマネ別未達成数は、ケアマネIDに対応するケアマネが担当するケア対象者にそれぞれ設定された目標のうち未達成の目標の総数である。ケアマネ別達成率統計値は、ケアマネIDに対応するケアマネが担当するケア対象者にそれぞれ設定された目標の総数に対するケアマネ別目標達成数の割合を示す数値(パーセンテージ)である。例えば、3人のケア対象者に対して目標が10個設定されており、このうち8個の目標が完全達成しており、残り2個の目標が未達成である場合、ケアマネ別達成率統計値は、「8/10×100=80%」となる。
また、ケアマネ別自己実現率統計値(以下、「ケアマネ別実現率統計値」と称す)は、ケアマネIDに対応するケアマネが担当するケア対象者の自己実現率の統計値(例えば、平均値(パーセンテージ))である。例えば、統計値が平均値である場合で且つケア対象者が3人いた場合、これらケア対象者の自己実現率を足し合わせて3で割ったものがケアマネ別実現率統計値となる。
ケア対象者管理テーブル440は、図3(e)に示すように、ケア対象者IDごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ケア対象者ID、事業所ID、担当ケアマネID、希望、目標、課題、実施事項、経過情報、目標達成数、未達成数、目標達成率、自己実現率、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報、作成日、更新日、その他の情報からなる主要情報が登録されている。
ここで、事業所IDは、ケア対象者IDに対応するケア対象者が利用している事業所の事業所IDである。担当ケアマネIDは、ケア対象者IDに対応するケア対象者のケアを担当するケアマネのケアマネIDである。希望はケアについてのケア対象者本人又は家族の希望の設定情報であり、目標は設定された希望を実現するための1又は複数の目標の設定情報であり、課題は設定した1又は複数の目標を達成する上での希望を実現するための1又は複数の課題の設定情報であり、実施事項は設定した目標を達成するために必要な1又は複数の実施事項の設定情報であり、経過情報は、設定した1又は複数の実施事項を実施した場合の経過(自己実現率、目標達成率等を含む)を示す情報である。
また、対象者属性情報は、ケア対象者の性別、年齢、要介護度、居住環境、病名、認知機能の程度、認知機能に係る症状の詳細、身体レベル、排泄の状況、食事の状況、経済レベル及び薬剤の使用状況の属性情報を含む。具体例を挙げると、病名であれば、例えば、主病名について、「認知症」、「脳疾患」、「心疾患」などが該当する。また、認知機能の程度(レベル)であれば、認知症の度合いについて、「特になし」、「軽度」、「中度」、「中重度」、「重度」などが該当する。また、身体レベルであれば、例えば、移動について、「独歩」、「杖」、「手引き歩行」、「歩行器」、「車椅子」などが該当する。また、排泄の状況であれば、例えば、排泄方法について、「トイレ」、「リハビリパンツ」、「パット」、「オムツ」、「尿瓶」などが該当する。また、食事の状況であれば、例えば、食形態について、「常食」、「一口大」、「キザミ」、「軟飯」、「ペースト」などが該当する。また、経済レベルであれば、例えば、金銭管理について、「自己管理」、「家族管理」、「安心センター」、「成年後見」、「管理者なし」などが該当する。また、薬剤の使用状態であれば、例えば、1日の服薬数について、「0~4個」、「5~9個」、「10~14個」、「15~19個」、「20個以上」などが該当する。
また、目標達成数は、設定された1又は複数の目標に対するケア対象者が達成した(例えば目標達成率100%の)目標の数であり、未達成数は、設定された1又は複数の目標に対するケア対象者が達成していない(例えば目標達成率100%未満の)目標の数である。目標達成率は、設定された各目標の完全達成に対してどの程度まで達成したかの割合を示す数値(パーセンテージ)である。また、自己実現率は、ケア対象者の希望の完全実現に対してどの程度まで実現したかの割合を示す数値(パーセンテージ)である。なお、自己実現率は、例えば、ケア対象者又は家族からの回答に基づいて生成してもよいし、目標との関連性から目標達成率に基づいて生成してもよい。
図4は、各テーブル460~490のデータの結合関係を示す概念図である。
経験豊富なケアマネを中心にケアマネは、(1)ケア対象者の希望、(2)希望を実現するための目標の候補、(3)目標を達成する上での課題(問題点や改善すべき点)の候補、(4)目標を達成するために必要な実施事項(ケア実施者がケア対象者に対し実施する事項)の候補を予めリストアップする。
1つの希望に対しては、図4に示すように、これを実現するための1又は複数の目標を設定することができる。図4の例では、希望1に対し目標1-1、目標1-2その他の目標が設定され、希望2に対し目標2-1、目標2-2その他の目標が設定されている。希望ごとに設定すべき目標が対応するので、目標1-1、1-2、2-1、2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
次に、1つの目標に対しては、これを達成する上での1又は複数の課題を設定することができる。図4の例では、目標1-1に対し課題1-1-1、課題1-1-2その他の課題が設定され、目標1-2に対し課題1-2-1、課題1-2-2その他の課題が設定され、目標2-1に対し課題2-1-1、課題2-1-2その他の課題が設定され、目標2-2に対し課題2-2-1、課題2-2-2その他の課題が設定されている。目標ごとに設定すべき課題が対応するので、課題1-1-1、1-1-2、1-2-1、1-2-2、2-1-1、2-1-2、2-2-1、2-2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
次に、1つの課題に対しては、これを解決するために必要な1又は複数の実施事項を設定することができる。図4の例では、課題1-1-1に対し実施事項1-1-1-1、実施事項1-1-1-2その他の実施事項が設定され、課題1-1-2に対し実施事項1-1-2-1、実施事項1-1-2-2その他の実施事項が設定され、課題1-2-1に対し実施事項1-2-1-1、実施事項1-2-1-2その他の実施事項が設定され、課題1-2-2に対し実施事項1-2-2-1、実施事項1-2-2-2その他の実施事項が設定されている。また、課題2-1-1に対し実施事項2-1-1-1、実施事項2-1-1-2その他の実施事項が設定され、課題2-1-2に対し実施事項2-1-2-1、実施事項2-1-2-2その他の実施事項が設定され、課題2-2-1に対し実施事項2-2-1-1、実施事項2-2-1-2その他の実施事項が設定され、課題2-2-2に対し実施事項2-2-2-1、実施事項2-2-2-2その他の実施事項が設定されている。課題ごとに設定すべき実施事項が対応するので、実施事項1-1-1-1、1-1-1-2、1-1-2-1、1-1-2-2、1-2-1-1、1-2-1-2、1-2-2-1、1-2-2-2、2-1-1-1、2-1-1-2、2-1-2-1、2-1-2-2、2-2-1-1、2-2-1-2、2-2-2-1、2-2-2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
このデータ構造は、希望情報テーブル460、目標情報テーブル470、課題情報テーブル480及び実施事項情報テーブル490で実現している。
図5は、希望情報テーブル460及び目標情報テーブル470のデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図5(a)及び(b)に示すように、希望情報テーブル460及び目標情報テーブル470を記憶している。
希望情報テーブル460には、図5(a)に示すように、希望ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、希望を識別するための希望IDを登録するフィールド462と、希望(テキスト)を登録するフィールド464とを含んで構成されている。図5(a)の例では、第1行目のレコードには、希望IDとして「001」が、希望として「家に帰りたい」がそれぞれ登録されている。これは、希望ID「001」により識別される希望が「家に帰りたい」であることを示している。
目標情報テーブル470には、図5(b)に示すように、目標ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、目標を識別するための目標IDを登録するフィールド472と、その目標の達成で実現しようとする希望の希望IDを登録するフィールド474と、目標(テキスト)を登録するフィールド476とを含んで構成されている。図5(b)の例では、第1行目のレコードには、目標IDとして「001」が、希望IDとして「001」が、目標として「生活リハビリをする」がそれぞれ登録されている。これは、目標ID「001」により識別される目標が「生活リハビリをする」であり、希望ID「001」の希望「家に帰りたい」を実現するための目標として設定されていることを示している。
図6は、課題情報テーブル480のデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図6に示すように、課題情報テーブル480を記憶している。
課題情報テーブル480には、課題ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、課題を識別するための課題IDを登録するフィールド482と、その課題の解決で達成しようとする目標の目標IDを登録するフィールド484と、課題(テキスト)を登録するフィールド486とを含んで構成されている。図6の例では、第1行目のレコードには、課題IDとして「001」が、目標IDとして「001」が、課題として「水分量が足りない」がそれぞれ登録されている。これは、課題ID「001」により識別される課題が「水分量が足りない」であり、目標ID「001」の目標「生活リハビリをする」を達成する上での課題として設定されていることを示している。
図7は、実施事項情報テーブル490のデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図7に示すように、実施事項情報テーブル490を記憶している。
実施事項情報テーブル490には、実施事項ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、実施事項を識別するための実施事項IDを登録するフィールド492と、その実施事項で解決しようとする課題の課題IDを登録するフィールド494と、実施事項(テキスト)を登録するフィールド496とを含んで構成されている。図7の例では、第1行目のレコードには、実施事項IDとして「001」が、課題IDとして「001」が、実施事項として「定期的な受診」がそれぞれ登録されている。これは、実施事項ID「001」により識別される実施事項が「定期的な受診」であり、課題ID「001」の課題「水分量が足りない」を解決するために必要な実施事項として設定されていることを示している。なお、課題は目標と対応づけられているので、実施事項は、目標又は希望とも間接的に対応づけられている。
〔動作〕
次に、本実施の形態の動作を説明する。
〔統計情報計算処理〕
CPU30は、MPU(Micro-Processing Unit)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図8のフローチャートに示す統計情報計算処理を実行する。
図8は、統計情報計算処理を示すフローチャートである。
統計情報計算処理は、予め設定された計算タイミングになるごとに繰り返し実行される処理であって、CPU30において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、計算タイミングになったか否かを判定し、計算タイミングになったと判定した場合(Yes)は、ステップS102に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、計算タイミングになるまで判定処理を繰り返す。
ここで、計算タイミングは、例えば、設定時間(例えば、30分、1日、1週間、1ヵ月等)が経過するごとのタイミング、設定時刻になったタイミング、自己実現率又は目標達成数が変化したことを検出したタイミングなどが設定される。
ステップS102に移行した場合は、ケア対象者管理テーブル440から、加盟店ごとに各加盟店に属する各事業所を利用するケア対象者の自己実現率を取得して、ステップS104に移行する。このとき、加盟店別、ケアマネ別及び事業所別が識別できるように自己実現率を取得する。
ステップS104では、ケア対象者管理テーブル440から、加盟店ごとに各加盟店に属する各事業所を利用するケア対象者の目標達成数及び未達成数を取得して、ステップS108に移行する。このとき、加盟店別、ケアマネ別及び事業所別が識別できるように目標達成数及び未達成数を取得する。
ステップS106では、ステップS102で取得した自己実現率に基づいて、加盟店ごと、事業所ごと及びケアマネごとに、自己実現率の統計値である実現率統計値を算出して、ステップS108に移行する。
具体的に、加盟店別実現率統計値、事業所別実現率統計値及びケアマネ別実現率統計値を算出する。例えば、ケアマネ別実現率統計値であれば、例えば加盟店Aの事業所Xに所属するケアマネ(山田花子)の担当する2人のケア対象者について、それぞれ自己実現率80%及び70%を取得した場合、山田花子のケアマネ別実現率統計値として、例えば、これらの平均値((80+70)/2=75%)を算出する。同様に、事業所別であれば、事業所を利用する全ケア対象者について、加盟店別であれば、加盟店に属する事業所全体のケア対象者について同様の計算を行う。
ステップS108では、ステップS104で取得した目標達成数及び未達成数に基づいて、加盟店ごと、事業所ごと及びケアマネごとに、目標達成数の総和、未達成数の総和及び目標達成率の統計値である達成率統計値を算出して、ステップS110に移行する。
具体的に、加盟店別目標達成数、加盟店別未達成数及び加盟店別達成率統計値、事業所別目標達成数、事業所別未達成数及び事業所別達成率統計値、並びにケアマネ別目標達成数、ケアマネ別未達成数及びケアマネ別達成率統計値を算出する。
ここで、例えば、ケアマネ別達成率統計値であれば、各ケアマネの担当する各ケア対象者に設定された目標の総数に対する目標達成数の総和の割合として計算する。
例えば、加盟店Aの事業所Xに所属するケアマネ(山田花子)の担当する2人のケア対象者について、それぞれ目標達成数4及び未達成数1並びに目標達成数3及び未達成数2を取得した場合、ケアマネ別目標達成数が7(4+3)、ケアマネ別未達成数が3(1+2)となる。さらに、目標総数が10(7+3)となるので、ケアマネ別達成率統計値は、「7/10×100=70[%]」として計算される。同様に、事業所別であれば、事業所を利用する全ケア対象者について、加盟店別であれば、加盟店に属する事業所全体のケア対象者について同様の計算を行う。
ステップS110では、ステップS106及びS108で計算したケアマネ別実現率統計値、ケアマネ別目標達成数、ケアマネ別未達成数及びケアマネ別達成率統計値、事業所別実現率統計値、事業所別目標達成数、事業所別未達成数及び事業所別達成率統計値、並びに加盟店別実現率統計値、加盟店別目標達成数、加盟店別未達成数及び加盟店別達成率統計値を、ケアマネ管理テーブル430、事業所管理テーブル420、加盟店管理テーブル410にそれぞれ登録して、一連の処理を終了する。
〔支援情報表示処理(事務局用)〕
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図9のフローチャートに示す支援情報表示処理を実行する。
図9は、事務局用のログイン情報でログインした場合の支援情報表示処理を示すフローチャートである。
支援情報表示処理は、ログイン画面(不図示)にて事務局用のログイン情報でログインした場合に実行される処理であって、CPU30において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、事務局用のホーム画面(不図示)を表示して、ステップS202に移行する。
ここで、事務局用のホーム画面は、例えば、画面左上に「ホーム」、「加盟店一覧」、「統計確認」、「お知らせ設定」、「担当者管理」、「目標管理」及び「通知確認」の各メニュー項目が縦に並べて表示されたメニュー一覧と、メニュー一覧の右側に、メニュー一覧の各項目に対応する四角いボタンが横に並べて表示されたメニューボタン群とを含む画面となる。
ステップS202では、メニュー一覧又はメニューボタン群から「加盟店一覧」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS204に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS210に移行する。
ここで、利用者端末200の表示装置の種類や機能に応じて、表示されたホーム画面のメニュー一覧の「加盟店一覧」の項目又はメニューボタン群の「加盟店一覧」に対応するメニューボタンを指でタッチ又はマウス等の入力デバイスでクリックすることで「加盟店一覧」が選択される。他のメニュー項目の「選択」についても同様である。事務局従業員の利用する利用者端末200側にて「加盟店一覧」が選択されると、加盟店一覧画面の表示要求がケア支援サーバ100に送信される。
ステップS204に移行した場合は、利用者端末200からの表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に加盟店一覧画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS206に移行する。
ここで、図11は、加盟店一覧画面500の一例を示す図である。
具体的に、ケア支援サーバ100は、事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420等の各種テーブルから加盟店一覧画面500の生成に必要な情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、加盟店一覧画面500の表示用画像データを生成し、生成した表示用画像データを要求元の利用者端末200に送信する処理を実行する。これにより、要求元の利用者端末200の表示装置に、例えば図11に示す加盟店一覧画面500が表示される。
加盟店一覧画面500には、図11に示すように、システムに加盟している全加盟店の簡易情報が加盟店ごとに一覧表として表示される。また、画面左上には常にメニュー一覧300が表示される。加盟店ごとの簡易情報としては、具体的に、加盟店の名称、自己実現率、事業所数、ケアマネ数、利用者数などの情報が含まれており、これらの情報の一覧表(以下、「加盟店簡易情報一覧」と称す)が加盟店ごとに縦に並べて表示されている。
なお、加盟店簡易情報一覧中の自己実現率は、加盟店別実現率統計値であり、各加盟店に属する事業所全体の自己実現率の統計値(図11の例では平均値)である。加盟店別実現率統計値は、加盟店管理テーブル410から取得する。
また、ケアマネ数は、各加盟店に所属する事業所全体のケアマネの総数である。同様に、利用者数は、各加盟店に所属する事業所全体のケア対象者(顧客)の総数である。
図9に戻って、ステップS206では、加盟店簡易情報一覧中の右上の「詳細」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS208に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS212に移行する。
ここで、各加盟店の加盟店簡易情報一覧中の右上の「詳細」の文字には、各加盟店の加盟店詳細画面へのリンクが張られている。そのため、利用者端末200側にて「詳細」が選択されると、加盟店詳細画面の表示要求がケア支援サーバ100に送信される。
ステップS208に移行した場合は、利用者端末200からの表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、選択された「詳細」に対応する加盟店の加盟店詳細画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS210に移行する。
ここで、図12は、加盟店詳細画面510の一例を示す図である。
具体的に、ケア支援サーバ100は、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420、ケアマネ管理テーブル430等の各種テーブルから加盟店詳細画面510の生成に必要な情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、加盟店詳細画面510の表示用画像データを生成し、生成した表示用画像データを要求元の利用者端末200に送信する処理を実行する。これにより、要求元の利用者端末200の表示装置に、例えば図12に示す加盟店詳細画面510が表示される。
加盟店詳細画面510には、図12に示すように、画面上部に表示された選択した加盟店の加盟店詳細情報511と、加盟店詳細情報511の下側に表示された選択した加盟店に所属する各事業所の簡易情報一覧512(以下、「事業所簡易情報一覧512」と称す)とが含まれる。
加盟店詳細情報511には、選択した加盟店の名称、担当者、電話番号、ログイン情報、住所、利用しているプランの情報などが含まれている。また、事業所簡易情報一覧512の各簡易情報には、事業所の名称、ログイン情報、ケアマネ数、利用者数、目標達成状況、自己実現率などの情報が含まれており、各事業所の簡易情報が縦に並べて表示されている。
なお、ケアマネ数は、各事業所に所属するケアマネの総数であり、利用者数は、各事業所を利用するケア対象者の総数である。また、目標達成状況は、各事業所の事業所別目標達成数及び事業所別未達成数である。事業所別目標達成数及び事業所別未達成数は、事業所管理テーブル420から取得する。
また、事業所簡易情報一覧中の自己実現率は、事業所別実現率統計値であり、各事業所のケア対象者全体の自己実現率の統計値(図12の例では平均値)である。事業所別実現率統計値は、事業所管理テーブル420から取得する。
図9に戻って、ステップS210では、事業所簡易情報一覧512中の「ケアマネ数」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS212に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS208に移行する。
ここで、各事業所の事業所簡易情報一覧512中の「ケアマネ数」の文字には、各事業所のケアマネ一覧画面へのリンクが張られている。また、利用者端末200側にて「ケアマネ数」が選択されると、ケアマネ一覧画面の表示要求がケア支援サーバ100に送信される。
ステップS212に移行した場合は、利用者端末200からの表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、選択された「ケアマネ数」に対応する事業所のケアマネ一覧画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS214に移行する。
ここで、図13は、ケアマネ一覧画面520の一例を示す図である。
具体的に、ケア支援サーバ100は、事業所管理テーブル420、ケアマネ管理テーブル430等の各種テーブルからケアマネ一覧画面520の生成に必要な情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、ケアマネ一覧画面520の表示用画像データを生成し、生成した表示用画像データを要求元の利用者端末200に送信する処理を実行する。これにより、要求元の利用者端末200の表示装置に、例えば図13に示すケアマネ一覧画面520が表示される。
ケアマネ一覧画面520には、図13に示すように、画面上部に表示された表示絞込欄と、表示絞込欄の下側に表示された選択したケアマネ数に対応する事業所に所属するケアマネごとの簡易情報一覧(以下、「ケアマネ簡易情報一覧」と称す)とが含まれる。
ケアマネ簡易情報一覧の各簡易情報としては、具体的に、ケアマネの名称、所属事務所、担当顧客数、目標達成状況、自己実現率などの情報が含まれており、各ケアマネのケアマネ簡易情報が縦に並べて表示されている。
なお、ケアマネ簡易情報一覧中の目標達成状況は、各ケアマネの担当するケア対象者のケアマネ別目標達成数及びケアマネ別未達成数である。これらケアマネ別目標達成数及びケアマネ別未達成数は、例えば、ケアマネ管理テーブル430から取得する。
また、ケアマネ簡易情報一覧中の自己実現率は、ケアマネ別実現率統計値であり、各ケアマネの担当するケア対象者全体の自己実現率の統計値(図13の例では平均値)である。ケアマネ別実現率統計値は、ケアマネ管理テーブル430から取得する。
図9に戻って、ステップS214では、利用者端末200からのログアウト要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(Yes)は、ログアウト処理を実行して一連の処理を終了し元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS202に移行する。
また、ステップS202において、加盟店一覧が選択されずにステップS216に移行した場合は、メニュー一覧又はメニューボタン群から「統計確認」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS218に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS232に移行する。
ステップS218に移行した場合は、「加盟店別選択ボタン351(図14を参照)」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS220に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS224に移行する。
ステップS220では、利用者端末200からの表示要求に応じて又は初期画面として、要求元の利用者端末200の表示装置に、加盟店別統計確認画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS222に移行する。
ここで、図14は、加盟店別統計確認画面530の一例を示す図である。
具体的に、ケア支援サーバ100は、事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420等の各種テーブルから加盟店別統計確認画面530の生成に必要な情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、加盟店別統計確認画面530の表示用画像データを生成し、生成した表示用画像データを要求元の利用者端末200に送信する処理を実行する。これにより、要求元の利用者端末200の表示装置に、例えば図14に示す加盟店別統計確認画面530が表示される。
加盟店別統計確認画面530には、図14に示すように、加盟店別選択ボタン531、事業所別選択ボタン532及びケアマネ別選択ボタン533が表示されている。ここでは、加盟店別選択ボタン531が選択された状態(網掛けされた状態)となっている。
ここで、例えば「加盟店一覧」等の別の画面から「統計確認」を選択した場合に、初期画面として加盟店別統計確認画面530が表示されるようになっている。一方、利用者端末200側にて加盟店別選択ボタン531が選択されると、加盟店別統計確認画面530の表示要求がケア支援サーバ100に送信される。
さらに、加盟店別統計確認画面530には、図14に示すように、システムに加盟している全加盟店の加盟店ごとの統計確認情報の一覧表534(以下、「加盟店別統計情報一覧534」と称す)が含まれる。
具体的に、加盟店別統計情報一覧534には、加盟店ごとに加盟店の名称、事業所数、利用者数、目標達成状況及び自己実現率の情報が含まれている。
ここで、加盟店別統計情報一覧534中の目標達成状況は、各加盟店の加盟店別目標達成数(図14中の「達成」)、加盟店別未達成数(図14中の「未達」)及び加盟店別達成率統計値(図14中の「達成率」)から構成されている。
加盟店別統計情報一覧534中の「達成(加盟店別目標達成数)」は、加盟店管理テーブル410から、該当する加盟店に対応する加盟店別目標達成数を取得することで得られる。また、加盟店別統計情報一覧534中の「未達(加盟店別未達成数)」は、加盟店管理テーブル410から、該当する加盟店に対応する加盟店別未達成数を取得することで得られる。また、加盟店別統計情報一覧534中の「達成率(加盟店別未達率統計値)」は、加盟店管理テーブル410から、該当する加盟店に対応する加盟店別達成率統計値(ここでは平均値)を取得することで得られる。
また、加盟店別統計情報一覧534中の「自己実現率」は、加盟店一覧画面500の各加盟店の加盟店別実現率統計値と同じものであるので説明を省略する。
図9に戻って、ステップS222では、利用者端末200からのログアウト要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(Yes)は、ログアウト処理を実行して一連の処理を終了し元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS216に移行する。
また、ステップS218において、「加盟店別」が選択されずに「事業所別」が選択されてステップS224に移行した場合は、「事業所別選択ボタン352(図14を参照)」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS226に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS228に移行する。
ここで、利用者端末200側にて事業所別選択ボタン532が選択されると、事業所別統計確認画面の表示要求がケア支援サーバ100に送信される。
ステップS226では、利用者端末200からの表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、事業所別統計確認画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS222に移行する。
ここで、図15は、事業所別統計確認画面540の一例を示す図である。
具体的に、ケア支援サーバ100は、事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420等の各種テーブルから事業所別統計確認画面540の生成に必要な情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、事業所別統計確認画面540の表示用画像データを生成し、生成した表示用画像データを要求元の利用者端末200に送信する処理を実行する。これにより、要求元の利用者端末200の表示装置に、例えば図15に示す事業所別統計確認画面540が表示される。
事業所別統計確認画面540中には、図15に示すように、加盟店別選択ボタン531、事業所別選択ボタン532及びケアマネ別選択ボタン533が表示されている。ここでは、事業所別選択ボタン532が選択された状態(網掛けされた状態)となっている。
さらに、事業所別統計確認画面540には、図15に示すように、システムに加盟している加盟店の各事業所のサービス形態ごとの目標達成率の統計値及び自己実現率の統計値の情報の一覧541(以下、「形態別統計値一覧541」と称す)が表示されている。なおさらに、各加盟店の事業所ごとの統計確認情報の一覧表542(以下、「事業所別統計情報一覧542」と称す)が表示されている。
形態別統計値一覧541中には、図15に示すように、「小規模多機能(小規模多機能型居宅介護)」、「看護小規模多機能(看護小規模多機能型居宅介護)」、「有料老人ホーム」及び「グループホーム」の4種類のサービス形態の各サービス形態別の目標達成率の統計値及び自己実現率の統計値(図15の例ではいずれも平均値)の情報が表示されている。
すなわち、サービス形態別の目標達成率の統計値であれば、事業所管理テーブル420から、各加盟店に所属する各事業所のうち同じサービス形態の事業所の事業所別達成率統計値を取得し、これらの総和を同じサービス形態の事業所の総数で除算することで得られる。同様に、サービス形態別の自己実現率の統計値であれば、事業所管理テーブル420から、各加盟店に所属する各事業所のうち同じサービス形態の事業所の事業所別実現率統計値を取得し、これらの総和を同じサービス形態の事業所の総数で除算することで得られる。
また、事業所別統計情報一覧542中には、図15に示すように、事業所ごとに、所属する加盟店の名称、事業所の名称、所在地の都道府県、サービス形態、利用者数、目標達成状況及び自己実現率の情報が表示されている。
ここで、事業所別統計情報一覧542中の目標達成状況は、各事業所の事業所別目標達成数(図15中の「達成」)、事業所別未達成数(図15中の「未達」)及び事業所別達成率統計値(図15中の「達成率」)から構成されている。
事業所別統計情報一覧542中の「達成(事業所別目標達成数)」は、事業所管理テーブル420から、該当する事業所に対応する事業所別目標達成数を取得することで得られる。また、事業所別統計情報一覧542中の「未達(事業所別未達成数)」は、事業所管理テーブル420から、該当する事業所に対応する事業所別未達成数を取得することで得られる。また、事業所別統計情報一覧542中の「達成率(事業所別達成率統計値)」は、事業所管理テーブル420から、該当する事業所に対応する事業所別達成率統計値(ここでは平均値)を取得することで得られる。
また、事業所別統計情報一覧542中の「自己実現率」は、加盟店詳細画面510の各事業所の事業所別実現率統計値と同じものであるので説明を省略する。
図9に戻って、ステップS224において、事業所別選択ボタン532が選択されずに、ステップS228に移行した場合は、「ケアマネ別選択ボタン533(図15を参照)」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS230に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS216に移行する。
ここで、利用者端末200側にてケアマネ別選択ボタン533が選択されると、ケアマネ別統計確認画面550の表示要求がケア支援サーバ100に送信される。
ステップS230では、利用者端末200からの要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、ケアマネ別統計確認画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS222に移行する。
ここで、図16は、ケアマネ別統計確認画面550の一例を示す図である。
具体的に、ケア支援サーバ100は、事務局管理テーブル400、加盟店管理テーブル410、事業所管理テーブル420、ケアマネ管理テーブル430等の各種テーブルからケアマネ別統計確認画面550の生成に必要な情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、ケアマネ別統計確認画面550の表示用画像データを生成し、生成した表示用画像データを要求元の利用者端末200に送信する処理を実行する。これにより、要求元の利用者端末200の表示装置に、例えば図16に示すケアマネ別統計確認画面550が表示される。
ケアマネ別統計確認画面550には、図16に示すように、加盟店別選択ボタン531、事業所別選択ボタン532及びケアマネ別選択ボタン533が表示されている。ここでは、ケアマネ別選択ボタン533が選択された状態(網掛けされた状態)となっている。
さらに、ケアマネ別統計確認画面550には、図16に示すように、システムに加盟している各加盟店の各事業所のケア実施者ごとの統計確認情報の一覧表551(以下、「ケアマネ別統計情報一覧551」と称す)が表示されている。
具体的に、ケアマネ別統計情報一覧551には、ケア実施者ごとに、ケアマネの名前、所属する事業所の名称、所属事業所の所在地の都道府県、サービス形態、利用者数、目標達成状況及び自己実現率の情報が含まれている。
ここで、ケアマネ別統計情報一覧551中の目標達成状況は、各ケア実施者のケアマネ別目標達成数(図16中の「達成」)、ケアマネ別未達成数(図16中の「未達」)及びケアマネ別達成率統計値(図16中の「達成率」)から構成されている。
ケアマネ別統計情報一覧551中の「達成(ケアマネ別目標達成数)」は、例えば、ケアマネ管理テーブル430から、該当するケアマネのケアマネ別目標達成数を取得することで得られる。
また、事業所別統計情報一覧542中の「未達(ケアマネ別未達成数)」は、例えば、ケアマネ管理テーブル430から、該当するケアマネのケアマネ別未達成数を取得することで得られる。
また、事業所別統計情報一覧542中の「達成率(ケアマネ別達成率統計値)」は、ケアマネ管理テーブル430から、該当するケアマネのケアマネ別達成率統計値(ここでは平均値)を取得することで得られる。
また、ケアマネ別統計情報一覧551中の「自己実現率」は、ケアマネ一覧画面520の各ケア実施者のケアマネ別実現率統計値と同じものであるので説明を省略する。
図9に戻って、ステップS216において、統計確認が選択されずにステップS232に移行した場合は、他のメニューが選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS234に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS202に移行する。
ステップS234に移行した場合は、利用者端末200からの選択された他のメニューに対する表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、選択された他のメニューに対応する画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS236に移行する。
これにより、メニュー一覧300中の「お知らせ設定」、「担当者管理」、「目標管理」、「通知確認」等の他のメニューに対応する画面が要求元の利用者端末200の表示装置に表示される。
ステップS236では、利用者端末200からのログアウト要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(Yes)は、ログアウト処理を実行して一連の処理を終了し元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS232に移行する。
〔支援情報表示処理(加盟店及び事業所用)〕
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図10のフローチャートに示す支援情報表示処理を実行する。
図10は、加盟店用又は事業所用のログイン情報でログインした場合の支援情報表示処理を示すフローチャートである。
支援情報表示処理は、CPU30において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、加盟店用IDでログインされたか否かを判定し、加盟店用IDでログインされたと判定した場合(Yes)は、ステップS302に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS318に移行する。
ステップS302に移行した場合は、ログインした加盟店従業員の利用する利用者端末200に、加盟店用のホーム画面を表示して、ステップS304に移行する。
ここで、加盟店用のホーム画面は、図示省略するが事務局用のホーム画面とは異なり、例えば、画面左上に「利用者一覧」、「ケアマネ一覧」、「お知らせ」、「事業所管理」、「加盟店情報」及び「お知らせ」の各メニュー項目が縦に並べて表示された加盟店用メニュー一覧と、加盟店用メニュー一覧の右側に、加盟店用メニュー一覧の各項目に対応する四角いボタンが横に並べて表示された加盟店用メニューボタン群とを含む画面となる。
なお、図10のフローチャートにおいては、「ケアマネ一覧」、「事業所管理」及び「加盟店情報」の各項目に対応した処理以外の処理は省略している。
また、「利用者一覧」のメニュー項目を選択することで、利用者端末200の表示装置には利用者一覧画面(不図示)が表示される。利用者一覧画面ではケア対象者の簡易情報一覧が表示され、そこから利用者の追加や、各利用者に対して希望、目標等の介護情報の入力、目標達成率の入力、自己実現率の入力等を行える画面に移行できるようになっている。
ステップS304では、加盟店用メニュー一覧又は加盟店用メニューボタン群から「ケアマネ一覧」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS306に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS310に移行する。
ステップS306に移行した場合は、利用者端末200からのケアマネ一覧画面の表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、該当する加盟店用のケアマネ一覧画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS308に移行する。
加盟店用のケアマネ一覧画面は、図示省略するが、事務局用IDでログインした場合のケアマネ一覧画面520を所属事業所全体のケアマネに拡大するとともに、目標達成状況の欄にケアマネ別達成率統計値の情報を加えたものとなる。このケアマネ別達成率統計値は、ケアマネ別統計情報一覧551中の「達成率」と同様のものとなる。
ステップS308では、利用者端末200からのログアウト要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(Yes)は、ログアウト処理を実行して一連の処理を終了し元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS304に移行する。
一方、ステップS304において、「ケアマネ一覧」が選択されずにステップS310に移行した場合は、「事業所管理」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS312に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS314に移行する。
ステップS312に移行した場合は、利用者端末200からの事業所一覧画面の表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、該当する加盟店用の事業所一覧画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS308に移行する。
加盟店用の事業所一覧画面は、図示省略するが、事務局用IDでログインした場合の加盟店詳細画面510における事業所簡易情報一覧512に、事業所別達成率統計値を追加したものとなる。この事業所別達成率統計値は、事業所別統計情報一覧542中の「達成率」と同様のものとなる。
また、ステップS310において、「事業所管理」が選択されずにステップS314に移行した場合は、「加盟店情報」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS316に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS304に移行する。
ステップS316に移行した場合は、利用者端末200からの加盟店詳細画面の表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、該当する加盟店用の加盟店詳細画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS308に移行する。
加盟店用の加盟店詳細画面は、図示省略するが、事務局用IDでログインした場合の加盟店詳細画面510における加盟店詳細情報511に、加盟店別目標達成数、加盟店別未達成数、加盟店別達成率統計値及び加盟店別実現率統計値を追加したものとなる。これら加盟店別目標達成数、加盟店別未達成数及び加盟店別達成率統計値は、事務局用IDでログインした場合の「加盟店別統計情報一覧534」中の「達成」、「未達」及び「達成率」と同様のものとなる。また、加盟店別実現率統計値は、「加盟店別統計情報一覧534」中の「自己実現率」と同様のものとなる。
また、ステップS300において、加盟店用IDでログインされずにステップS318に移行した場合は、事業所用IDでログインされたか否かを判定し、事業所用IDでログインされたと判定した場合(Yes)は、ステップS320に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS320に移行した場合は、ログインした事業所従業員の利用する利用者端末200に、事業所用のホーム画面を表示して、ステップS322に移行する。
ここで、事業所用のホーム画面は、図示省略するが加盟店用のホーム画面から「加盟店情報」の項目及びこの項目に対応するメニューボタンを除外した構成となる。
なお、図10のフローチャートにおいては、「ケアマネ一覧」及び「事業所管理」の各項目に対応した処理以外の処理は省略している。
ステップS322では、事業所用メニュー一覧又は事業所用メニューボタン群から「ケアマネ一覧」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS324に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS328に移行する。
ステップS324に移行した場合は、利用者端末200からのケアマネ一覧画面の表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、該当する事業所用のケアマネ一覧画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS326に移行する。
事業所用のケアマネ一覧画面は、図示省略するが、加盟店用のケアマネ一覧画面を該当する事業所に所属するケアマネの一覧に縮小したものとなる。
ステップS326では、利用者端末200からのログアウト要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(Yes)は、ログアウト処理を実行して一連の処理を終了し元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS322に移行する。
また、ステップS322において、「ケアマネ一覧」が選択されずにステップS328に移行した場合は、「事業所管理」が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS330に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS322に移行する。
ステップS330に移行した場合は、利用者端末200からの事業所一覧画面の表示要求に応じて、要求元の利用者端末200の表示装置に、該当する事業所用の所属する加盟店に属する事業所の事業所一覧画面を表示する処理を実行する。その後、ステップS326に移行する。
事業所用の事業所一覧画面は、図示省略するが、加盟店用の事業所一覧画面と同様のものとなる。すなわち、ログインした事業所従業員の所属する事業所が所属する加盟店の加盟店用の事業所一覧画面となる。
〔実施の形態の効果〕
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、システムに加盟している各加盟店(各事業者)について、加盟店ごとに各事業者が運営する各事業所がケアサービスを提供するケア対象者のグループに属する各ケア対象者の自己実現率を取得し、取得した自己実現率に基づいて、加盟店別の自己実現率の統計情報(例えば、平均値)である加盟店別実現率統計値を生成する。加えて、生成した加盟店別実現率統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、加盟店ごとのケア対象者のグループの自己実現率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を加盟店(事業者)間で対比することができる。
さらに、本実施の形態では、システムに加盟している各事業者が運営する各事業所(ケア施設)について、事業所ごとに各事業所を利用するケア対象者のグループに属する各ケア対象者の自己実現率を取得し、取得した自己実現率に基づいて、事業所別の自己実現率の統計情報(例えば、平均値)である事業所別実現率統計値を生成する。加えて、生成した事業所別実現率統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、事業所(ケア施設)ごとのケア対象者のグループの自己実現率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を事業所間で対比することができる。
さらに、本実施の形態では、システムに加盟している各事業者が運営する各事業所(ケア施設)に所属する各ケアマネについて、ケアマネごとに各ケアマネがケアを行うケア対象者のグループに属する各ケア対象者の自己実現率を取得し、取得した自己実現率に基づいて、ケアマネ別の自己実現率の統計情報(例えば、平均値)であるケアマネ別実現率統計値を生成する。加えて、生成したケアマネ別実現率統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、ケアマネごとのケア対象者のグループの自己実現率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報をケアマネ間で対比することができる。
さらに、本実施の形態では、システムに加盟している各事業者が運営する各事業所の提供するケアサービスの形態ごとに、各ケアサービスの提供を受けるケア対象者のグループに属する各ケア対象者の自己実現率を取得し、取得した自己実現率に基づいて、サービス形態別の自己実現率の統計値(例えば、平均値)を生成する。加えて、生成した統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、サービス形態ごとのケア対象者のグループの自己実現率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報をサービス形態間で対比することができる。
さらに、本実施の形態では、システムに加盟している各加盟店(各事業者)について、加盟店ごとに各事業者が運営する各事業所がケアサービスを提供するケア対象者のグループに属する各ケア対象者の目標達成数及び未達成数を取得し、取得した目標達成数及び未達成数に基づいて加盟店別の目標達成率の統計情報(例えば、平均値)である加盟店別達成率統計値を生成する。加えて、生成した加盟店別達成率統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、加盟店(事業者)ごとのケア対象者のグループの目標達成率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を加盟店(事業者)間で対比することができる。
さらに、本実施の形態では、システムに加盟している各事業者が運営する各事業所について、事業所ごとに各事業所がケアサービスを提供するケア対象者のグループに属する各ケア対象者の目標達成数及び未達成数を取得し、取得した目標達成数及び未達成数に基づいて事業所別の目標達成率の統計情報(例えば、平均値)である事業所別達成率統計値を生成する。加えて、生成した事業所別達成率統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、事業所(ケア施設)ごとのケア対象者のグループの目標達成率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報を事業所間で対比することができる。
さらに、本実施の形態では、システムに加盟している各事業者が運営する各事業所(ケア施設)に所属する各ケアマネについて、ケアマネごとに各ケアマネがケアを行うケア対象者のグループに属する各ケア対象者の目標達成数及び未達成数を取得し、取得した目標達成数及び未達成数に基づいてケアマネ別の目標達成率の統計情報(例えば、平均値)であるケアマネ別達成率統計値を生成する。加えて、生成したケアマネ別達成率統計値を出力(画面表示等)する。
このような構成であれば、ケアマネごとの目標達成率の統計情報を把握することができるとともに、これらの統計情報をケアマネ間で対比することができる。
〔対応関係〕
本実施の形態において、ステップS102は、発明1の実現度情報取得手段に対応し、S106は、発明1の統計情報生成手段に対応し、ステップS204、S208、S212、S220、S226、S230、S306、S312、S316、S324およびS330は、発明2の統計情報出力手段に対応している。
また、本実施の形態において、一の加盟店の運営する各事業所が提供するケアサービスを受けているケア対象者のグループは、発明1及び3の第1グループに対応し、他の加盟店の運営する各事業所が提供するケアサービスを受けているケア対象のグループは、発明1及び3の第2グループに対応している。例えば、図11に示す株式会社Aのケア対象者のグループを第1グループとした場合は、株式会社A以外の会社のケア対象者のグループが第2グループに該当する。
また、本実施の形態において、一の加盟店の経営する一の事業所を利用するケア対象者のグループは、発明1及び4の第1グループに対応し、一の加盟店の経営する他の事業所を利用するケア対象者のグループは、発明1及び4の第2グループに対応している。
また、本実施の形態において、一のケア実施者がケアを行うケア対象者のグループは、発明1及び5の第1グループに対応し、他のケア実施者がケアを行うケア対象者のグループは、発明1及び5の第2グループに対応している。
また、本実施の形態において、一のサービス形態(例えば、小規模多機能)のケアサービスが提供されるケア対象者のグループは、発明1及び6の第1グループに対応し、他のサービス形態(例えば、看護小規模多機能)のケアサービスが提供されるケア対象者のグループは、発明1及び6の第2グループに対応している。
〔変形例〕
なお、上記実施の形態においては、加盟店ごと、事業所ごと及びケアマネごとにケア対象者の第1グループ及び第2グループについてそれぞれ自己実現率の統計情報を生成する構成としたが、この構成に限らない。
例えば、以下の構成の第1グループ及び第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成とすることができる。
〔構成1〕
構成1は、希望Aに対して目標Aが設定されたケア対象者の第1グループと、希望Aに対して目標Bが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ希望に対して目標Aを設定した場合と目標Bを設定した場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの目標が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成2〕
構成2は、希望Aに対して課題Aが設定されたケア対象者の第1グループと、希望Aに対して課題Bが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ希望に対して課題Aを設定した場合と課題Bを設定した場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの課題が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成3〕
構成3は、希望Aに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第1グループと、希望Aに対して実施事項Bが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ希望に対して実施事項Aを設定した場合と実施事項Bを設定した場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの実施事項が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成4〕
構成4は、目標Aに対して課題Aが設定されたケア対象者の第1グループと、目標Aに対して課題Bが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ目標に対して課題Aを設定した場合と課題Bを設定した場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの課題が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成5〕
構成5は、目標Aに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第1グループと、目標Aに対して実施事項Bが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ目標に対して実施事項Aを設定した場合と実施事項Bを設定した場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの実施事項が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成6〕
構成6は、課題Aに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第1グループと、課題Aに対して実施事項Bが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ課題に対して実施事項Aを設定した場合と実施事項Bを設定した場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの実施事項が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成7〕
構成7は、目標Aに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第1グループと、目標Bに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ実施事項に対して目標Aが設定されている場合と目標Bが設定されている場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの課題が設定されている方が実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成8〕
構成8は、希望Aに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第1グループと、希望Bに対して実施事項Aが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ実施事項に対して希望Aが設定されている場合と希望Bが設定されている場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの希望に対して実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成9〕
構成9は、目標Aに対して課題Aが設定されたケア対象者の第1グループと、目標Bに対して課題Aが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ課題に対して目標Aが設定されている場合と目標Bが設定されている場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの目標に対して実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成10〕
構成10は、希望Aに対して課題Aが設定されたケア対象者の第1グループと、希望Bに対して課題Aが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ課題に対して希望Aが設定されている場合と希望Bが設定されている場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの希望に対して実現度が高くなるか等を把握することができる。
〔構成11〕
構成11は、希望Aに対して目標Aが設定されたケア対象者の第1グループと、希望Bに対して目標Aが設定されたケア対象者の第2グループについて自己実現率の統計情報を生成する構成である。同じ目標に対して希望Aが設定されている場合と希望Bが設定されている場合の実現度の統計情報を対比することができ、例えば、どちらの希望に対して実現度が高くなるか等を把握することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、生成した第1グループ及び第2グループに対する実現度(自己実現率)の統計情報を出力する構成(実施形態では画面出力する構成)としたが、この構成に限らない。例えば、生成した統計情報に基づいて、各グループの評価に関する評価情報を生成する構成としてもよい。例えば、上記実施の形態及びその変形例(上記構成1~11)で生成した統計情報に基づいて、第1グループよりも第2グループの方がよい旨の評価情報、実現度が高い要素として目標の要素が大きい旨の評価情報、実現度が高い要素として課題の要素が大きい旨の評価情報、実現度が高い要素として実施事項の要素が大きい旨の評価情報、目標を変更、追加又は削除すべき旨の評価情報、課題を変更、追加又は削除すべき旨の評価情報、実施事項を変更、追加又は削除すべき旨の評価情報、ケア実施者を変更、追加又は削除すべき旨の評価情報等を生成する。
また、評価情報の生成に限らず、例えば、生成した統計情報に基づいて、実現度に影響を与える事項を変更する構成としてもよい。例えば、実現度が高くなるよう目標を変更、追加又は削除する構成、実現度が高くなるよう課題を変更、追加又は削除する構成、実現度が高くなるよう実施事項を変更、追加又は削除する構成、実現度が高くなるようケア実施者を変更、追加又は削除する構成、実現度が高くなるよう達成期間を変更、追加又は削除する構成とする。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、AI(Artificial Intelligence)により希望の実現度に関する出力情報の推奨を行うように構成することもできる。AIを用いた構成として、例えば、次の構成を採用することができる。
〔構成1〕
ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報及び当該ケア対象者の属性に関する属性情報を含む入力情報から、当該ケア対象者と同一の属性又は所定関係を有する属性のケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する出力情報を推定するケア支援システムであって、
前記入力情報を取得する取得手段と、
ケア対象者の属性に関する属性情報及び当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、前記取得手段で取得した入力情報から前記出力情報を推定する推定手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
このような構成であれば、入力情報に対応するケア対象者の属性と同一又は所定関係を有する属性のケア対象者の希望の実現度に関する出力情報(例えば、実現度を高めるのに適した実施事項の情報等)を推定することができる。
〔構成2〕
ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報及び当該ケア対象者が属するグループに関するグループ情報を含む入力情報から、当該グループと同一の又は所定関係を有するグループに属するケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する出力情報を推定するケア支援システムであって、
前記入力情報を取得する取得手段と、
ケア対象者が属するグループに関するグループ情報及び当該グループに属するケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、前記取得手段で取得した入力情報から前記出力情報を推定する推定手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
このような構成であれば、例えば、同じケア施設を利用するケア対象者のグループ等の同じグループに属するケア対象者の希望の実現度に関する出力情報を推定することができる。
〔構成3〕
ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報及び当該ケア対象者が属するグループの属性に関する属性情報を含む入力情報から、当該グループと同一の属性又は所定関係を有する属性のグループに属するケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する出力情報を推定するケア支援システムであって、
前記入力情報を取得する取得手段と、
ケア対象者が属するグループの属性に関する属性情報及び当該グループに属するケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、前記取得手段で取得した入力情報から前記出力情報を推定する推定手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
このような構成であれば、ケア対象者の属するグループの属性と同一の属性又は所定関係を有する属性のグループに属するケア対象者の希望の実現度に関する出力情報を推定することができる。グループの属性情報は、例えば、希望及び目標の組合せ内容で分けられたグループの希望及び目標、ケア対象者の移動手段で分けられたグループの移動手段(例えば杖、歩行器、車椅子等)、ケア対象者の患っている病気の病名で分けられたグループの病名(認知症、ガン、心臓病等)などを含む。また、グループ属性情報については、例えば、グループID、グループ属性等の情報を登録したグループ管理テーブルを構成するとともに、ケア対象者管理テーブル440に、ケア対象者の属するグループIDを登録する。グループ分けの種類によっては、同じケア対象者が複数のグループに属する場合がある。
〔構成4〕
ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報及び当該ケア対象者のケアを行ったケア実施者の属性に関する属性情報を含む入力情報から、当該ケア実施者と同一の属性又は所定関係を有する属性のケア実施者がケアを行ったケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する出力情報を推定するケア支援システムであって、
前記入力情報を取得する取得手段と、
ケア実施者の属性に関する属性情報及び当該ケア実施者がケアを行ったケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報に基づいて学習を行った学習済みモデルを用いて、前記取得手段で取得した入力情報から前記出力情報を推定する推定手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
このような構成であれば、入力情報に対応するケア対象者のケアを行ったケア実施者の属性と同一又は所定関係を有する属性のケア実施者がケアを行ったケア対象者の希望の実現度に関する出力情報を推定することができる。ここで、ケア実施者の属性情報は、例えば、ケア経験年数、有しているケア資格の情報などを含む。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、希望、目標、課題及び実施事項の4つの項目の情報を選択的に入力するように構成したが、これに限らず、これら項目のうち希望を含む1又は複数の項目の情報を選択的に入力するように構成することもできる。
例えば、1つの希望に対しては、これを実現するための1又は複数の目標を設定することができる。例えば、希望1に対し目標1-1、目標1-2その他の目標が設定され、希望2に対し目標2-1、目標2-2その他の目標を設定することができる。この場合、希望ごとに設定すべき目標が対応するので、目標1-1、1-2、2-1、2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
次に、1つの目標に対しては、これを達成するために必要な1又は複数の実施事項を設定することができる。例えば、目標1-1に対し実施事項1-1-1、実施事項1-1-2その他の実施事項を設定し、目標1-2に対し実施事項1-2-1、実施事項1-2-2その他の実施事項を設定し、目標2-1に対し実施事項2-1-1、実施事項2-1-2その他の実施事項を設定し、目標2-2に対し実施事項2-2-1、実施事項2-2-2その他の実施事項を設定することができる。この場合、目標ごとに設定すべき実施事項が対応するので、実施事項1-1-1、1-1-2、1-2-1、1-2-2、2-1-1、2-1-2、2-2-1、2-2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
このデータ構造は、希望情報テーブル460、目標情報テーブル470及び実施事項情報テーブル490で実現している。実施事項情報テーブル490では、実施事項ID及び目標IDと対応づけて実施事項を登録する。また、課題情報テーブル480は不要である。
経験豊富なケア実施者を中心にケア実施者は、(1)ケア対象者の希望の候補、(2)希望を実現するための目標を達成する上での課題の候補、(3)課題を解決するために必要な実施事項の候補を予めリストアップする。
1つの希望に対しては、これを実現するための目標を達成する上での1又は複数の課題を設定することができる。例えば、希望1に対し課題1-1、課題1-2その他の課題を設定し、希望2に対し課題2-1、課題2-2その他の課題を設定することができる。希望ごとに設定すべき課題が対応するので、課題1-1、1-2、2-1、2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
次に、1つの課題に対しては、これを解決するために必要な1又は複数の実施事項を設定することができる。例えば、課題1-1に対し実施事項1-1-1、実施事項1-1-2その他の実施事項を設定し、課題1-2に対し実施事項1-2-1、実施事項1-2-2その他の実施事項を設定し、課題2-1に対し実施事項2-1-1、実施事項2-1-2その他の実施事項を設定し、課題2-2に対し実施事項2-2-1、実施事項2-2-2その他の実施事項を設定することができる。課題ごとに設定すべき実施事項が対応するので、実施事項1-1-1、1-1-2、1-2-1、1-2-2、2-1-1、2-1-2、2-2-1、2-2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
このデータ構造は、希望情報テーブル460、課題情報テーブル480及び実施事項情報テーブル490で実現している。課題情報テーブル480では、課題ID及び希望IDと対応づけて課題を登録する。また、目標情報テーブル470は不要である。
経験豊富なケア実施者を中心にケア実施者は、(1)ケア対象者の希望の候補、(2)希望を実現するための目標の候補、(3)目標を達成する上での課題の候補を予めリストアップする。
1つの希望に対しては、これを実現するための1又は複数の目標を設定することができる。例えば、希望1に対し目標1-1、目標1-2その他の目標を設定し、希望2に対し目標2-1、目標2-2その他の目標を設定することができる。希望ごとに設定すべき目標が対応するので、目標1-1、1-2、2-1、2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
次に、1つの目標に対しては、これを達成する上での1又は複数の課題を設定することができる。例えば、目標1-1に対し課題1-1-1、課題1-1-2その他の課題を設定し、目標1-2に対し課題1-2-1、課題1-2-2その他の課題を設定し、目標2-1に対し課題2-1-1、課題2-1-2その他の課題を設定し、目標2-2に対し課題2-2-1、課題2-2-2その他の課題を設定することができる。目標ごとに設定すべき課題が対応するので、課題1-1-1、1-1-2、1-2-1、1-2-2、2-1-1、2-1-2、2-2-1、2-2-2は傾向や内容が共通又は類似する場合はあり得るが基本的にはそれぞれ独立のものである。
このデータ構造は、希望情報テーブル460、目標情報テーブル470及び課題情報テーブル480で実現している。実施事項情報テーブル490は不要である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、1つの希望に対し、1又は複数の目標を対応づけて目標情報テーブル470に登録したが、これに限らず、複数の希望に対し、1又は複数の目標を対応づけて登録することもできる。すなわち、対応関係はn対m(n、mは1以上の整数)でよい。目標と課題の対応関係、課題と実施事項の対応関係及び目標と実施事項の対応関係についても同様である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、「目標」及び「課題」と定義したが、これに限らず、「目標」を「長期目標」、「課題」を「短期目標」と定義しても同義である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、「実施事項」と定義したが、これに限らず、「実施事項」を「施策」「サービス」「サービスメニュー」「サービス項目」「サービス内容」等と定義しても同義である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ネットワークシステムとして実現したが、これに限らず、単一の装置又はアプリケーションとして実現することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、任意の通信方式のネットワークに適用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ケア支援サーバ100が備える記憶装置42を利用するように構成したが、これに限らず、データベースサーバ等の外部の記憶装置を利用するように構成することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、図8、9及び10のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROM32に予め格納されているプログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、本発明は、上記実施の形態及びその変形例に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。例えば、介護に限らず、医療(リハビリや治療等)又は福祉(身体、知的、精神等)の分野において、ケア実施者がケア対象者をケア(世話、保護、介護、看護等)することを支援する場合について本発明を適用することができる。この場合、当該分野の項目に対してデータベースを構築すれば、共通のフォーマットに連動することができる。
100…ケア支援サーバ、 200…利用者端末、 30…CPU、 32…ROM、 34…RAM、 38…I/F、 40…入力装置、 42…記憶装置、 44…表示装置、 400…事務局管理テーブル、 410…加盟店管理テーブル、 420…事業所管理テーブル、 430…ケアマネ管理テーブル、 440…ケア対象者管理テーブル、 460…希望情報テーブル、 470…目標情報テーブル、 480…課題情報テーブル、 490…実施事項情報テーブル、 462、464、472~476、482~486、492~496…フィールド、 500…加盟店一覧画面、 510…加盟店詳細画面、 511…加盟店詳細情報、 512…事業所簡易情報一覧、 520…ケアマネ一覧画面、 530…加盟店別統計確認画面、 531…加盟店別選択ボタン、 532…事業所別選択ボタン、 533…ケアマネ別選択ボタン、 534…加盟店別統計情報一覧、 540…事業所別統計確認画面、 541…形態別統計値一覧、 542…事業所別統計情報一覧、 550…ケアマネ別統計確認画面、 551…ケアマネ別統計情報一覧

Claims (6)

  1. 第1事業者がケアサービスを提供するケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、第2事業者がケアサービスを提供するケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得する実現度情報取得手段と、
    前記実現度情報取得手段で取得した実現度情報に基づいて、前記第1グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第1統計情報、及び、前記第2グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第2統計情報を生成する統計情報生成手段と、
    前記統計情報生成手段で生成した第1統計情報及び第2統計情報を対比可能な表示形態で出力する統計情報出力手段と、を備えることを特徴とするケア支援システム。
  2. 事業者がケアサービスを提供する第1施設を利用するケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、前記事業者がケアサービスを提供する第2施設を利用するケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得する実現度情報取得手段と、
    前記実現度情報取得手段で取得した実現度情報に基づいて、前記第1グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第1統計情報、及び、前記第2グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第2統計情報を生成する統計情報生成手段と、
    前記統計情報生成手段で生成した第1統計情報及び第2統計情報を対比可能な表示形態で出力する統計情報出力手段と、を備えることを特徴とするケア支援システム。
  3. 第1ケア実施者がケアを行うケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、第2ケア実施者がケアを行うケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得する実現度情報取得手段と、
    前記実現度情報取得手段で取得した実現度情報に基づいて、前記第1グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第1統計情報、及び、前記第2グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第2統計情報を生成する統計情報生成手段と、
    前記統計情報生成手段で生成した第1統計情報及び第2統計情報を対比可能な表示形態で出力する統計情報出力手段と、を備えることを特徴とするケア支援システム。
  4. 第1形態のケアサービスが提供されるケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、第2形態のケアサービスが提供されるケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得する実現度情報取得手段と、
    前記実現度情報取得手段で取得した実現度情報に基づいて、前記第1グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第1統計情報、及び、前記第2グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第2統計情報を生成する統計情報生成手段と、
    前記統計情報生成手段で生成した第1統計情報及び第2統計情報を対比可能な表示形態で出力する統計情報出力手段と、を備えることを特徴とするケア支援システム。
  5. 請求項1において、
    (1)事業者がケアサービスを提供する第1施設を利用するケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、前記事業者がケアサービスを提供する第2施設を利用するケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、(2)第1ケア実施者がケアを行うケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、第2ケア実施者がケアを行うケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、又は、(3)第1形態のケアサービスが提供されるケア対象者の属する第1グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報、及び、第2形態のケアサービスが提供されるケア対象者の属する第2グループについて当該ケア対象者のケアに対する希望の実現度に関する実現度情報を取得する第2実現度情報取得手段を備え、
    前記統計情報生成手段は、さらに、前記第2実現度情報取得手段で取得した実現度情報に基づいて、(1)、(2)又は(3)に係る前記第1グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第1統計情報、及び、(1)、(2)又は(3)に係る前記第2グループに属するケア対象者の実現度の統計情報である第2統計情報を生成することを特徴とするケア支援システム。
  6. 請求項5において、
    前記事業者、前記施設、前記ケア実施者又は前記ケアサービスの項目のいずれかを選択する選択手段を備え、
    前記統計情報出力手段は、前記選択手段で選択した項目に係る前記第1統計情報及び前記第2統計情報を対比可能な表示形態で出力することを特徴とするケア支援システム。
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