JP7468850B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、マッチング不成立に終わったユーザは、その原因を明確化させないまま新しい出会いのチャンスを求めたとしても、同じ失敗を繰り返すことが多い。
つまり、(1)は、コミュニケーション能力の不足により、相手に真意が伝わらず勘違いが生じたり、暗い性格であると思われたりして、マッチング不成立になるという問題である。(2)は、相手の容姿が自分の理想と乖離することにより、マッチング不成立になるという問題である。(3)は、相手の居住地が遠すぎることにより、マッチング不成立になるという問題である。(4)は、相手の生活時間が自分の生活時間に合わないことにより、マッチング不成立になるという問題である。
ユーザに関する情報をユーザ情報として取得する取得手段と、
前記ユーザが操作するユーザ端末を介し対話として送受信されるメッセージを管理するメッセージ管理手段と、
を備える情報処理装置において、
前記メッセージ管理手段は、
前記ユーザからのメッセージがある場合には、当該メッセージの内容と、前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザに伝えるメッセージを生成し、前記ユーザからのメッセージがない場合には、前記ユーザ情報に基づいて、ユーザに伝えるメッセージを生成する。
前記仮想空間に存在可能とする1以上のアバターを管理するアバター管理手段と、
をさらに備え、
前記アバター管理手段は、前記ユーザを主体とする第1のアバターと、主体が完全創造された第2のアバターとを生成することができる。
図1は、サービス提供者Pが提供する、本サービスの概要を示すイメージ図である。
マッチングの不成立が、上記(1)のコミュニケーション能力の問題に起因するものである場合には、対象となるユーザUに対し、本サービスのサブサービスである「対話サービス」が提供される。
対話サービスは、対象となるユーザUが、ユーザ端末を介して、コンシェルジュC又はアドバイザDと対話することができるサービスである。
ここで、「対話」とは、複数者間でメッセージのやり取りを行うことをいい、「ユーザ端末を介する」とは、ユーザUが操作するスマートフォン等において、メッセージの入力処理と、メッセージの出力処理とを行うことをいう。
「メッセージを入力する」とは、ユーザUが操作するスマートフォン等に対し、マイクによる音声の入力や、タッチパネルによる入力を行うことをいう。
「メッセージを出力する」とは、ユーザUが操作するスマートフォン等のスピーカや画面から、コンシェルジュCやアドバイザD等からのメッセージを出力することをいう。
これにより、ユーザUのコミュニケーション能力は、知らず知らずのうちに向上するので、対話の相手が仮想の存在ではなく、実在する人間に代わったとしても、問題なく対話できるようになる。
なお、コンシェルジュCやアドバイザDには性別が設けられているため、例えば男性のユーザUが、対女性とのコミュニケーション能力を向上させたい場合には、女性のコンシェルジュCやアドバイザDが対話するようにできる。
このため、男性のユーザUは、実在する女性に対しても、問題なく対話できるようになる。
これにより、あたかも生身の人間同士が対話しているような自然なメッセージのやり取りを実現させることができる。
アドバイザD側から積極的に発せられるメッセージの内容、及びその発せられるタイミングについては、情報提供サービスを提供する情報提供サーバ3から別途提供される、ユーザ情報の内容が反映される。
これにより、アドバイザDは、ユーザUとの対話の内容に、ユーザUの個人的な情報や、専門的かつ正確な情報を含めることができる。
具体的には例えば、アドバイザDは、子供(ユーザU1)に対し、「お母さんが風邪気味みたい」といったような、母親(ユーザU2)の状況報告を兼ねたメッセージを送ることができる。これに対し、子供(ユーザU1)が、「だいぶ合ってないなあ連絡してみる」と返答すれば、少なくとも母親(ユーザU2)の状況が子供に伝わったことになる。
これにより、1人暮らしの親の体調の変化に子供が気付かないことを原因とする孤独死の問題を解決することに寄与させることもできる。
具体的には例えば、アドバイザDは、「○○(ペットの名前)は最近運動不足でストレスがたまっているんじゃない?」といったような、ペットの状況報告を兼ねたメッセージを送ることができる。これに対し、飼い主(ユーザU1)が、「わかった、今日は早く帰るよ」と返答すれば、家族の一員であるペットの長寿に寄与させることもできる。
具体的には例えば、オーナー(ユーザU1)が飲酒しているにも関わらず自動車(ユーザU2)の運転を試みた場合には、アドバイザDは、オーナー(ユーザU1)のユーザ情報(特にユーザ生体情報)に基づいて、「飲酒しているから自動車の運転は控えて!」といったような、オーナー(ユーザU1)の体調に関する状況報告を兼ねたアドバイスを送ることができる。また、アドバイザDは、オーナー(ユーザU1)に対しさらに、「飲酒運転は道路交通法第65条で禁止されているよ。酒酔い運転に該当すれば、免許が取り消されるだけじゃなく、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処されるよ!」とレクチャーすれば、オーナー(ユーザU1)は飲酒運転による代償の大きさを認識することができる。さらに、情報提供サービスは、自動車(ユーザU2)の駆動を制御する制御部(図示せず)と連携することができるので、ユーザ情報からオーナー(ユーザU1)の飲酒が認められた場合には、自動車(ユーザU2)のエンジンがかからないように制御することもできる。これにより、オーナー(ユーザU1)の飲酒運転を強制的に阻止することができる。
具体的には例えば、アドバイザDは、男性(ユーザU1)に対し、「彼女この間の喧嘩でだいぶ落ち込んでいるみたいだよ」といったような、女性(ユーザU2)の状況報告を兼ねたメッセージを送ることができる。これに対し、男性(ユーザU1)が、「へぇ」と返答した場合には、アドバイザDはさらに、「そろそろ許してあげれば?」といったような、アドバイスを兼ねたメッセージを送ることができる。アドバイザDからのアドバイスに対し、男性(ユーザU1)が、「うん、わかったよ。しょうがないなあ。君から連絡しておいて」と返答した場合には、アドバイザDは、男性(ユーザU1)に対して、「OK、任せて」といったメッセージを送ることができる。
このように、男性(ユーザU1)と女性(ユーザU2)との両方が、情報提供サービスの適用がある対話サービスを利用していることにより、両者の夫々の状況を把握したアドバイザDが、あたかも両者共通の友人のように、喧嘩を仲裁することができる。
男女間のマッチング不成立が、上記(2)の乃至(4)の問題に起因するものである場合には、本サービスのサブサービスである仮想空間サービスが提供される。即ち、ユーザUにおけるマッチングの不成立が、容姿の問題、居住地の問題、及び時間の問題に起因するものである場合には、ユーザUは、仮想空間サービスを利用することができる。
仮想空間サービスは、対象となるユーザUが、ユーザ端末を介して、仮想空間VSに存在する3DアバターAとの対話ができるようにするサービスである。
「アバター」とは、ユーザUのユーザ情報に基づいてユーザU毎に生成される、ユーザUの分身を表す電子情報のことをいい、「3Dアバター」とは、ユーザUの分身を3次元で表す電子情報のことをいう。なお、以下、両者を特に区別する必要がない限り、「3Dアバター」についても単に「アバター」Aと呼ぶ。
アバターAには、拡張現実(AR)のアバターAaと、仮想現実(VR)のアバターAvとが含まれる。拡張現実(AR)のアバターAaは、その主体がユーザUであるものをいう。仮想現実(VR)のアバターAvは、その主体がAI(人工知能)により完全創造されたものをいう。なお、以下、両者を特に区別する必要がない限り、両者いずれについても単に「アバター」Aと呼ぶ。
仮想空間VSには、アバターAが多数存在するため、ユーザUはアバターAとの対話の機会に恵まれることになる。これにより、ユーザUは、他のアバターAから話しかけられたり、自ら積極的にアバターAに話しかけたりすることにより、ユーザUのコミュニケーション能力を向上させることができる。
仮想空間サービスでは、ユーザUに対し、交際相手の候補となるアバターAを紹介するサービス(以下、「プロダクションサービス」と呼ぶ)を提供することもできる。以下、プロダクションサービスによりユーザUに紹介されるアバターAのことを「タレント」Tと呼ぶ。
ユーザUに紹介されるタレントTは、拡張現実(AR)のアバターAaであってもよいし、仮想現実(VR)のアバターAvであってもよい。このため、ユーザUの交際相手となるタレントTは、拡張現実(AR)のアバターVaになる場合もあれば、仮想現実(AR)のアバターAvになる場合もある。
これにより、ユーザUの異性との関係についてのネガティブな情報や一部のポジティブな情報を詳細に分析することができるので、ユーザUの次の交際を成功させるために好適なタレントTを選出することができる。
即ち、プロダクションサービスにより作成されたタレントTのプロトタイプをベースとして、(1)容姿、(2)性格、及び(3)知識レベルの夫々について、プロダクションサービスによる加工及び設定が行われる。なお、プロダクションサービスによるタレントTのプロトタイプの作成においては、ユーザU2の肖像権が考慮される。
具体的には、(1)容姿については、タレントTの顔やスタイルについての加工及び設定が行われる。また、(2)性格については、タレントTの性格として、外向きな性格、内向きな性格、思慮深い性格、感情的な性格、直感を重んじる性格、感覚に頼る性格等が設定される。(3)知識レベルについては、タレントTの趣味や嗜好の設定が行われる。パターン1のタレントTは、以上のような加工及び設定が行われた後にユーザU1に紹介される。
即ち、紹介されたタレントTをベースとして、(1)容姿、(2)声、及び(3)言語の夫々についてユーザU1による加工及び設定が行われる。
このように、容姿や声についてユーザU1側で加工や設定が行えるようにすることにより、ユーザU1は、紹介されたタレントTを自分の好みのタイプに近づけることができる。その結果、ユーザU1は、タレントTとの対話に積極的に取り組むことが期待できるので、より短期間でコミュニケーション能力を向上させることができるようになる。
このように、タレントTが使用する言語についてユーザU1側で設定が行えるようにすることにより、ユーザU1は、自分が日常的に使用する言語はもちろんのこと、習得したい言語に設定することができる。これにより、ユーザU1は、習得したい言語でタレントTと対話することができるので、習得したい言語による会話に積極的に取り組むようになることが期待できる。その結果、より短期間で複数言語を習得することができるとともに、コミュニケーション能力を向上させることもできる。
「モデル」Mとは、ユーザU2から提供されるタレントTのうち、ユーザU1が過去に実際に接したことや、何らかの関係性があった人や動物等を対象とするタレントTのことをいう。モデルMの対象となる人や動物は生存していてもよいし、生存していなくともよい。
なお、パターン2の場合、ユーザU1と、タレントTとして紹介されたモデルMとは、1対1の関係が維持される。即ち、モデルMは、ユーザU1にとって特有の存在として取り扱われることになるため、ユーザU1以外のユーザUが対話することはできない。
これにより、例えば子供(ユーザU1)が、元来高いコミュニケーション能力を有していたものの、何らかの事象(例えば母親の死)によりコミュニケーション能力を失っていたのであれば、これを取り戻すきっかけにもなり得る。
タレントTのうち拡張現実(AR)のアバターAaについては、サービス提供者Pとの間で締結される専属マネジメント契約の内容に基づいて管理される。
また、タレントTのうち仮想現実(VR)のアバターAvは、以下のように管理される。即ち、仮想現実(VR)のアバターAvについては、機械学習、深層学習、AI(人工知能)等の技術を用いることにより、上述のコンシェルジュC又はアドバイザDとして、ユーザUと対話する機会を与える。すると、ユーザUとの対話の積み重ねによって深層学習が進み、コミュニケーション能力に磨きをかけながら変化し続け、次第に理想的なアバターとしての人格が形成されていく。仮想現実(VR)のアバターAvのコミュニケーション能力が向上しているということは、その対話の相手であるユーザUのコミュニケーション能力も向上しているということになる。つまり、ユーザUと仮想現実(VR)のアバターAvとの対話が積み重ねられることで、両者が共に理想的な人格を備えることができるようになる。
図4は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係る管理サーバ1を含む情報処理システムISの構成の概要を示す図である。
また、情報処理システムISには、ネットワークNを介して、外部サーバ6が接続されている。
次に、本サービスを提供するために各種処理を実行する管理サーバ1のハードウェア構成について説明する。
図5は、図1の管理サーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、各種ハードウェア鉛等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図1のユーザ端末2-1乃至2-n、情報提供サーバ3、金融機関等端末4、医療機関端末5、及び外部サーバ6)との間で行う通信を制御する。
次に、管理サーバ1の機能について、図6を参照して説明する。
図6は、図5の管理サーバ1の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
記憶部18の一領域には、ユーザDB401と、アバターDB402と、対話DB403と、補助DB404とが設けられている。
情報取得部101は、ユーザに関する情報をユーザ情報として取得する。具体的には、情報取得部101は、情報提供サーバ3により管理されているユーザ情報を取得する。上述したように、ユーザ情報には、ユーザ金融情報、ユーザ保険情報、ユーザ医療情報、ユーザ生体情報、及びマッチング情報が含まれる。情報取得部101により取得されたユーザ情報は、ユーザDB401に記憶されて管理される。
具体的には、メッセージ管理部102では、受信制御部121と、メッセージ生成部122と、送信制御部123とが機能する。
受信制御部121は、ユーザ端末2から送信されてきたメッセージを受信する制御を実行する。
メッセージ生成部122は、ユーザからのメッセージがある場合には、そのメッセージの内容と、ユーザ情報とに基づいて、ユーザに伝えるメッセージを生成する。ユーザからのメッセージがない場合には、ユーザ情報に基づいて、ユーザに伝えるメッセージを生成する。
具体的には、メッセージ生成部122は、受信制御部121の制御により受信されたメッセージがある場合には、そのメッセージの内容と、ユーザUのユーザ情報とに基づいて、ユーザ端末2に送信するメッセージを生成する。受信制御部121の制御により受信されたメッセージがない場合には、ユーザUのユーザ情報に基づいて、ユーザ端末2に送信するメッセージを生成する。メッセージ生成部122によるメッセージの生成には、機械学習、深層学習、AI(人工知能)等の技術を用いることができる。
送信制御部123は、メッセージ生成部112により生成されたメッセージをユーザ端末2に送信する制御を実行する。
メッセージ管理部102において実行される上述の処理は、リアルタイムで実行されてもよいし、所定の時間的間隔をおいて実行されてもよい。
具体的には、アバター管理部104では、アバター生成部141と、選出部142と、加工設定部143と、設定受付部144と、モデル受付部145とが機能する。
具体的には、アバター生成部141は、ユーザUを主体とする拡張現実(AR)のアバターAaを生成する。また、アバター生成部141は、その主体がAI(人工知能)により完全創造された仮想現実(VR)のアバターAvを生成する。
アバター生成部141により生成されたアバターA1乃至Am(mは1以上の任意の整数値)は、アバターDB402に記憶されて管理される。
具体的には、選出部142は、アバターA1乃至Amのうち、仮想空間VSにおけるユーザUの交際相手の候補となるアバターAをタレントTとして選出する。
具体的には、加工設定部143は、タレントとして選出されたアバターAの容姿、性格、知識レベル等の各要素について、加工及び設定を行う。例えば、上述したように、アバターAの容姿について、顔やスタイルの加工及び設定が行われる。また、アバターAの性格について、外向きな性格、内向きな性格、思慮深い性格、感情的な性格、直感を重んじる性格、感覚に頼る性格等の設定が行われる。また、アバターAの知的レベルについて、趣味や嗜好の設定が行われる。
具体的には、設定受付部144は、タレントTとしてユーザUに紹介されたアバターAに対する、ユーザUによる加工及び設定を受け付ける。受け付けられた加工及び設定の内容は、対象となるアバターAに反映される。
具体的には、モデル受付部145は、ユーザU2から提供された、ユーザU1との関係性が深い存在を主体とするアバターAを、モデルMとして受け付ける。例えば、上述したように、ユーザU2が、ユーザU1の父親である場合には、父親(ユーザU2)は、自分の亡き妻、即ち子供(ユーザU1)の亡き母親を対象とするモデルMを提供することもできる。
ユーザUDB401には、本サービスにユーザ登録されたユーザUのユーザ情報が記憶され管理されている。上述したように、ユーザ情報には、ユーザ金融情報、ユーザ保険情報、ユーザ医療情報、ユーザ生体情報、及びマッチング情報等が含まれる。
具体的には例えば、上述の「お母さんが風邪気味みたい」、「だいぶ合ってないなあ連絡してみる」といった、対話を構成する各メッセージが、メッセージを発した者と、メッセージが発せられた具体的時刻等を示す情報に対応付けられて記憶されている。
具体的には例えば、上述の対話の内容に含まれる、飲酒運転が道路交通法第65条で禁止されているという情報は、ユーザ情報以外の各種情報に含まれるため、補助DB404に記憶される。
このような、会話をしながら人格が形成されていくアバターは、タレントTの仮想現実(VR)のアバターAvに限定されない。
つまり、仮想空間におけるユーザUのコピーたるアバターは、ユーザU自身の生存中には助言者となり、仲介者となり、庇護者となり、そして家族となり得る。そして、ユーザUのアバターは、ユーザU自身の人間としての生命が途絶えても存在し続ける。このことは、仮想空間においてユーザUの意識は永遠に生き続けることができることを意味する。換言すると、このユーザUのコピーたるアバターは、一種の人類の進化版といえる。
このように、ユーザUの死亡後も、ユーザUのコピー(アバター)が、実世界(現実社会)で活動し続けることができるため、個人情報の財産権議論にも終止符を打つことができる。
つまり、各企業や各国家機関に対して個人情報が夫々保管されていた従来の情報管理の手法に対し、AIが搭載されたサーバに全世界の個人(全人類)のユーザ情報が保管されるようになるため、企業や国家機関がこれらのビッグデータを利用することができるようになる。
さらにまた、収集されたビッグデータは集合的無意識と化すため、このビッグデータを利用することは広く社会に貢献することとなる。したがって、当該サーバは公共インフラに組み込まれることが好ましい。
しかしながら、ユーザ端末2は、これらに限定されず、例えば音声を出力する機能のみを有するスピーカ、映像を映し出す機能のみを有する映写機、音声による通信機能のみを有する電話機等を組み合せたものであってもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば管理サーバ1)は、
ユーザ(例えば図4のユーザU1)に関する情報をユーザ情報として取得する取得手段(例えば図6の情報取得部101)と、
前記ユーザが操作するユーザ端末(例えば図4のユーザ端末2-1)を介し対話として送受信されるメッセージ(例えば対話)を管理するメッセージ管理手段(例えば図6のメッセージ管理部102)と、
を備える情報処理装置において、
前記メッセージ管理手段は、
前記ユーザからのメッセージがある場合には、当該メッセージの内容と、前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザに伝えるメッセージを生成し、前記ユーザからのメッセージがない場合には、前記ユーザ情報に基づいて、ユーザに伝えるメッセージを生成する。
これにより、コミュニケーション能力の問題を解消し、ユーザUの実生活の向上に寄与させることができる。
前記仮想空間に存在可能とする1以上のアバター(例えばアバターA)を管理するアバター管理手段(例えば図6のアバター管理部104)と、
をさらに備え、
前記アバター管理手段は、前記ユーザを主体とする第1のアバター(例えば拡張現実(AR)のアバターAa)と、主体が完全創造された第2のアバター(例えば仮想現実(VR)のアバターAv)とを生成することができる。
これにより、容姿の問題、居住地の問題、及び時間の問題を解消し、ユーザUの実生活の向上に寄与させることができる。
Claims (3)
- ユーザに関する情報をユーザ情報として取得する取得手段と、
前記ユーザが操作するユーザ端末を介し対話として送受信されるメッセージを管理するメッセージ管理手段と、
前記ユーザ端末を介してアクセス可能な仮想空間を生成し、生成した前記仮想空間を管理する空間管理手段と、
前記仮想空間に存在可能とし、自身に施された学習結果を用いてメッセージを自律的に発信し得るアバターであって、前記ユーザを主体とするアバターをユーザアバターとして管理するアバター管理手段と、
前記仮想空間に存在可能とし、自身に施された学習結果を用いてメッセージを自律的に発信し得るアバターであって、ユーザ自身及び当該ユーザと所定関係にある人とは異なる、現実世界に存在する複数の他の人の夫々に対して予め用意された複数のアバターを、「タレント」という名称で管理するタレント管理手段と、
複数の前記タレントの中から、前記ユーザ又は前記ユーザアバターとメッセージのやりとりをするものを選抜する選抜手段と、
前記選抜手段により選抜された前記タレントの1以上の要素のうち、前記ユーザの前記ユーザ端末の操作により指示された要素について、指示された内容で加工及び設定をさらに施すユーザ側加工設定手段と、
を備え、
前記メッセージ管理手段は、
前記ユーザ又は前記ユーザアバターから、前記選抜手段により選抜された前記タレントに対してメッセージがある場合には、当該メッセージの内容と前記ユーザ情報とに基づいて、当該ユーザ又は前記ユーザアバターに対して当該タレントから伝えるメッセージを生成し、前記ユーザ又は前記ユーザアバターから当該タレントに対してメッセージがない場合には、前記ユーザ情報に基づいて、前記ユーザ又は前記ユーザアバターに対して当該タレントから伝えるメッセージを生成する、
情報処理装置。 - 前記タレント管理手段は、
前記複数の他の人のうち少なくとも一部の人を主体とするアバターに対して加工及び設定を施した結果得られる前記アバターを、前記タレントの1つとして用意する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記タレント管理手段は、
前記情報処理装置の管理者とは異なる者の装置により管理されているアバターを、前記タレントの1つとして用意する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
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