以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態における情報システムのブロック図である。この情報システムは、情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。1以上の各端末装置2は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、情報処理装置1と通信可能に接続される。
情報処理装置1は、例えば、本情報システムを運営する企業や団体等の組織(例えば、デイケアセンタ)のサーバまたはPCであるが、クラウドサーバやASPサーバ等でもよく、そのタイプや所在は問わない。
端末装置2は、例えば、本情報システムを利用する介護施設や病院等の職員が携帯するカメラ付きの携帯端末である。カメラ付きの携帯端末とは、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、ノート型PC等であるが、その種類は問わない。または、端末装置2は、通信手段を有するカメラや、据え置き型のPCなどでもよく、そのタイプや所在も問わない。
ただし、情報処理装置1は、スタンドアロンでもよい。すなわち、本発明の情報処理方法は、例えば、一のPCでも実現可能であり、ハードウェア構成には依存しない。
情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、画像格納部111、介護者情報格納部112、被介護者情報格納部113、サービス情報格納部114、時間情報格納部115、ポイント情報格納部116、文格納部117、管理情報格納部118、およびドキュメント格納部119を備える。処理部13は、介護者識別子取得部131、被介護者識別子取得部132、サービス識別子取得部133、時間情報取得部134、属性値取得部135、構成部136、統計処理部137、および生成部138を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。端末処理部23は、撮影部231を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11は、各種の情報とは、例えば、画像、介護者情報、被介護者情報、サービス情報、時間情報、ポイント情報、文、管理情報、およびドキュメントなどである。なお、これらの情報については、以下で順次説明する。また、その他の情報については、適時説明する。
画像格納部111には、画像が格納される。格納される画像は、1または2以上のコードが配置された領域を撮影した画像である。コードとは、介護者識別子等の情報に対応する図柄である。図柄とは、例えば、点や線、円や矩形等の幾何学的な1または2以上の要素の、一次元的または二次元的な配列である。情報に対応する図柄とは、通常、当該情報それ自体とは無関係の、ユニークな図柄であるが、例えば、情報を表現する図柄であってもよいし、情報が埋め込まれた図柄といっても構わない。
領域に配置されるコードは、紙やラベル等に表出された図柄である。なお、表出とは、例えば、印刷であるが、手書きでも構わない。また、領域については後述する。
コードは、例えば、カラーコードである。カラーコードとは、介護者識別子等の情報に対応する色の配列(以下、色配列)である。色配列は、1または2以上の色の要素(以下、色要素)で構成され、当該1以上の色要素の各々が、予め決められた種類および数の色のうち一の色に着色される。予め決められた種類および数の色とは、例えば、赤、青、黄の3色であるが、これに緑を加えた4色でも、赤と青の2色でもよく、その種類も数も問わない。
色要素は、例えば、矩形であるが、円形や六角形等でもよく、その形状は問わない。また、色配列は、一次元の配列でも、二次元の配列でもよい。
なお、コードは、例えば、バーコードやQRコード(登録商標)など、カラーコード以外のコードでもよく、その表現形式は問わない。
また、コードは、各種の情報に対応付いている。各種の情報とは、例えば、サービス識別子、介護者識別子、被介護者識別子、時間情報、属性値などである。
サービス識別子とは、サービスを識別する情報である。サービスは、通常、介護に関するサービスである。介護に関するサービスは、例えば、音楽療法、クッキング、外出支援、医療などであるが、その種類は問わない。サービス識別子は、例えば、IDであるが、「音楽療法」等の名称でもよく、サービスを識別し得る情報であれば何でもよい。なお、IDは、例えば、1または2以上の文字の配列(以下、文字列)で構成される。文字列を構成する1以上の各文字は、例えば、数字またはアルファベットであるが、記号でもよく、その種類は問わない。
介護者識別子とは、介護者を識別する情報である。介護者とは、サービスを行う者である。介護者識別子は、例えば、IDであるが、メールアドレスや携帯電話番号等でもよく、介護者を識別し得る情報であれば何でもよい。
被介護者識別子とは、被介護者を識別する情報である。被介護者識別子は、例えば、IDであるが、介護保険の被護者番号などでもよく、被介護者を識別し得る情報であれば何でもよい。
時間情報とは、サービスが提供された時間に関する情報である。サービスが提供された時間とは、介護者がサービスを行った時間であり、被介護者がサービスを受けた時間でもある。時間情報は、例えば、時間帯を示す情報である。時間帯は、例えば、“11:00~12:00”といった、開始時刻および終了時刻の組で表現されるが、“11時から1時間”や“正午前の1時間”といった、開始時刻または終了時刻と時間の長さとで表現されてもよい。
または、時間情報は、例えば、“午前中”や“夜間”など、時刻や時間の長さを明示せずに時間帯を示す情報でもよいし、時間帯に対応付いたID(“時間帯1”,“第2時限”等)でも構わない。あるいは、時間情報は、例えば、“1時間”,“半日”等、時間の長さのみを示す情報でもよく、その表現形式は問わない。
属性値とは、属性に関する情報である。属性は、例えば、介護者または被介護者の属性であるが、サービスの属性でもよい。介護者の属性値は、例えば、“第一介護グループ”といった、介護者が属するグループのIDであるが、“介護士”や“ホームヘルパー”等の職種でもよく、その種類は問わない。被介護者の属性値は、例えば、“通所者”や“在宅者”といった、被介護者が属するグループのIDであるが、要介護度(例えば、1~5)や要支援度(例えば、1~2)でもよく、その種類は問わない。サービスの属性値は、例えば、“訪問介護”や“通所介護”といった、サービスの分類であるが、その種類は問わない。
なお、以下では、サービス識別子に対応するコードを「サービスコード」、介護者識別子に対応するコードを「介護者コード」、被介護者識別子に対応するコードを被介護者コード、時間情報に対応するコードを「時間コード」、属性値に対応するコードを「属性値コード」と呼ぶ場合がある。
ただし、コードが対応付いている情報の種類は問わない。また、コードの表現形式に関して先に述べた事項は、上記サービスコード等の各種のコードに当てはまる。さらに、各種のコードは、通常、同じ表現形式(例えば、どれもカラーコードの形式)を有しているが、異なる表現形式(例えば、一部がカラーコードの形式で、他の一部がバーコードの形式など)を有していても構わない。
格納部11には、コードと情報との対(以下、対情報と記す場合がある)の集合である対応情報が格納される。格納部11等の記録媒体に格納されるコードは、例えば、図柄の画像であるが、図柄の画像から取得される符号でもよいし、画像およびそこから取得される符号の両方でもよい。例えば、カラーコードの場合は、色配列の画像が格納されてもよいし、色配列から取得される1または2以上の色識別子の配列が格納されてもよいし、色配列の画像と色識別子の配列でも構わない。色識別子とは、色を識別する情報である。色識別子は、例えば、赤に対応する“R”、青に対応する“B”、黄に対応する“Y”等の文字であるが、色番号でもよく、色を識別し得る情報であれば何でもよい。コードと対なる情報は、例えば、介護者識別子やサービス識別子等の識別子であるが、時間情報等、何でもよい。
なお、m個の色要素からなり、各色要素の色の数がn色であるカラーコードの場合は、最大で、mのn乗通りの色配列が可能である。ただし、可能な色配列の数は、例えば、一次元か二次元か、上下左右を区別するかしないか等によって異なる。以下では、あるカラーコードにおいて、可能な各色配列を、そのカラーコードの値と呼ぶ場合がある。
対情報は、例えば、あるカラーコードの一つの値である第一の色配列と、介護者aaを識別する介護者識別子“aa”との対、当該カラーコードの他の一つの値である第二の色配列と、介護者bbを識別する介護者識別子“bb”との対、当該カラーコードのその他の一つの値である第三の色配列と、サービスxxを識別するサービス識別子“xx”との対、カラーコードのさらにその他の一つの値である第四の色配列と、時間情報“10:00~11:00”との対、などである。
ただし、対応情報を構成する対情報の数は問わないまた、対情報を構成するコードの種類や情報の内容も問わない。
対応情報を構成する1以上の各対情報には、例えば、当該対情報に含まれる情報の種類を示す種類情報が対応付いている。なお、種類情報が対応付いていることは、当該対情報に含まれる情報が種類情報を有する場合も含む。種類情報は、例えば、“介護者情報”や“サービス情報”等の情報名、“介護者識別子”や“サービス識別子”等の識別子名等であるが、情報名等に対応付いたIDでもよく、その表現形式は問わない。
サービスコード等の各種のコードは、例えば、マグネットに付加される。マグネットは、例えば、マグネットシートが好適である。コードは、例えば、ラベルや紙片などに印刷され、コードが印刷されたラベル等が、マグネットシートに貼り付けられる。
ただし、マグネットは、例えば、リング型やドーム型でもよく、その形状は問わない。また、コードが印刷された紙片等は、例えば、リング型マグネット付きのネームプレートに装着されてもよい。または、コードは、マグネットシートに直に印刷されても構わない。このように、コードをマグネットに付加する手法は問わない。
コードが付加されたマグネットは、例えば、ホワイトボードに付着される。ホワイトボードは、例えば、白色または深緑等に着色された鉄板、および鉄板の表面にコーティンディングされたアクリル等の樹脂膜で構成される。ユーザは、ホワイトボードに対し、コードが付加されたマグネットを付着させたり離脱させたりする。また、ユーザは、ホワイトボードに対し、専用のサインペンで文字を書いたり消したりすることもできる。または、コードが付加されたマグネットは、例えば、冷蔵庫等の家電製品やスチール製の扉などに付着することも可能であり、その付着先は問わない。
または、コードは、吸盤に付加されてもよい。吸盤に付加された介護者コードもまた、ホワイトボードに対して着脱可能である。また、吸盤に付加された介護者コードは、滑らかな表面を有するものであれば、例えば、窓や扉のガラス板等、何にでも付着可能である。
または、各種のコードは、紙片に印刷され、コードが印刷された紙片が、一のテーブルに配置されても構わない。
このように、各種のコードは、1または2以上のコードが配置され得る広さの領域を有する場所であれば、どこに配置されてもよい。そして、1または2以上のコードが配置された領域が、例えば、後述する端末装置2のカメラによって撮影される。
例えば、あるサービス(例えば、音楽療法)を行う1または2以上の各介護者の介護者コード(例えば、介護者識別子“aa”に対応する第一の色配列を有するマグネットシート、および介護者識別子“bb”に対応する第二の色配列を有するマグネットシート)と、そのサービスのサービスコード(例えば、サービス識別子“音楽療法”に対応する第三の色配列を有するマグネットシート)とが、管理者によって、一のホワイトボードに付着されてもよい。管理者とは、サービスに関する管理を行う者である。
なお、上記第一の色配列を有するマグネットシートは、例えば、介護者識別子“aa”に対応する介護者の名前等の文字列も有していてもよい。同様に、第二の色配列を有するマグネットシートは、介護者識別子“bb”に対応する名前等の文字列も有し、第三の色配列を有するマグネットシートは、サービス識別子“xx”に対応するサービス名等の文字列も有していてもよい。
または、サービス名等の文字列は、例えば、上記一のホワイトボードに手書きされていてもよい。また、上記一のホワイトボードには、上記サービスが提供される時間を示す文字列“10:00~11:00”等が手書きされていてもよい。
また、他のホワイトボードには、他のサービス(例えば、クッキング)を行う1以上の各介護者の介護者コード(例えば、介護者識別子“B”に対応する第二の色配列を有するマグネットシート、および介護者識別子“cc”に対応する第四の色配列を有するマグネットシート)と、サービスコード(例えば、サービス識別子“クッキング”に対応する第五の色配列を有するマグネットシート)と、時間コード(例えば、“11:00~12:00”に対応する第六の色配列を有するマグネットシート)とが付着されてもよい。
なお、その他のホワイトボードには、その他のサービス(例えば、外出支援)を行う1以上の各介護者の介護者コード(例えば、介護者識別子“dd”に対応する第七の色配列を有するマグネットシート)と、サービスコード(例えば、サービス識別子“外出支援”に対応する第八の色配列を有するマグネットシート)と、時間コード(例えば、“13:00~15:00”に対応する第九の色配列を有するマグネットシート)と、1または2以上の被介護者コード(例えば、被介護者識別子“pp”に対応する第十の色配列を有するマグネットシート、および介護者識別子“qq”に対応する第十一の色配列を有するマグネットシート)と、1または2以上の属性値コード(例えば、被介護者のグループID“第二非介護グループ”、および要介護度“2”)とが付着されてもよい。
ただし、ホワイトボードの枚数や、一のホワイトボードに付着されるコードの数や種類は問わない。
管理者は、1以上のホワイトボードごとに、当該ホワイトボードに付着している上記のような1以上のコードを含む領域を、例えば、端末装置2のカメラで撮影する。従って、例えば、上記一のホワイトボートに対しては、上記第一~第三の3つのコードを含む領域が撮影される。または、各ホワイトボードに対する撮影は、例えば、当該ワイトボードに付着している1以上の介護者コードのうち、一の介護者コードに対応する介護者が行ってもよく、撮影者は問わない。
端末装置2のカメラで撮影された1以上の画像は、例えば、端末装置2から情報処理装置1に送信され、情報処理装置1の画像格納部111に蓄積される。または、撮影された1以上の画像は、メモリカード等の携帯型記録媒体に記録され、情報処理装置1の受付部12によってメモリカードから読み出され、画像格納部111に蓄積されてもよい。あるいは、情報処理装置1内のカメラによって、1以上のホワイトボードに対する一連の撮影が行われ、撮影された1以上の画像が、画像格納部111に蓄積されても構わない。
これによって、画像格納部111に、1以上の画像が格納される結果となる。1以上の各画像は、各種のコードに対応する1以上の領域を含む。
具体的には、格納されている1以上の画像のうち1つは、例えば、上記一のホワイトボードに対する撮影により取得された画像である。この画像は、サービスコードの領域と、1以上の介護者コードの領域とを含む。なお、この画像には、サービス名や時間等を示す文字列の領域も含まれてもよい。
格納されている1以上の画像のうち他の1つは、例えば、上記他のホワイトボードに対する撮影により取得された画像である。この画像は、サービスコードの領域と、1以上の介護者コードの領域と、時間コードの領域と、属性値コードの領域とを含む。
格納されている1以上の画像のうちその他の1つは、例えば、上記その他のホワイトボードに対する撮影により取得された画像である。この画像は、サービスコードの領域と、1以上の介護者コードの領域と、1以上の被介護者コードの領域と、時間コードの領域と、属性値コードの領域とを含む。
ただし、画像格納部111に格納される画像の数や内容は問わない。
介護者情報格納部112には、1または2以上の介護者情報が格納される。介護者情報とは、介護者に関する情報である。介護者情報は、例えば、介護者識別子、名前、グループID、属性値などであるが、介護者に関する情報であれば何でもよい。
被介護者情報格納部113には、1または2以上の被介護者情報が格納される。被介護者情報とは、被介護者に関する情報である。被介護者情報は、例えば、被介護者識別子、名前、グループID、属性値などであるが、被介護者に関する情報であれば、その種類は問わない。
サービス情報格納部114には、1または2以上のサービス情報が格納される。サービス情報とは、サービスに関する情報である。サービス情報は、例えば、サービス識別子、サービス名、属性値などであるが、サービスに関する情報であれば、その種類は問わない。
時間情報格納部115には、介護者識別子およびサービス識別子の組に対応付けて、1または2以上の時間情報が格納される。なお、時間情報については、前述したので繰り返さない。または、時間情報格納部115には、介護者識別子、被介護者識別子、およびサービス識別子の組に対応付けて、1以上の時間情報が格納されてもよい。または、時間情報格納部115には、被介護者識別子およびサービス識別子の組に対応付けて、1以上の時間情報が格納されてもよい。
ポイント情報格納部116には、介護者識別子に対応付けて、1または2以上のポイント情報が格納される。ポイント情報とは、介護ポイントに関する情報である。介護ポイントとは、介護者が行ったサービスに関し、その量または質のうち1以上を数値化した点数である。
なお、格納部11には、例えば、ポイント取得情報が格納されていてもよい。ポイント取得情報とは、介護ポイントの点数を取得するための情報である。ポイント取得情報は、例えば、サービス識別子と点数との対の集合で構成される。点数は、例えば、単位時間当たりの点数である。単位時間は、例えば、1時間であるが、30分や2時間等でもよい。サービス識別子と点数との対とは、例えば、サービス識別子“xx”と点数“1点”との対、サービス識別子“yy”と単位時間当たりの点数“0.5点/時間”との対などである。または、点数は、時間とは無関係の、1回当たりの点数でも構わない。
または、ポイント取得情報は、時間をパラメータとする増加関数であってもよい。ポイント取得情報は、例えば、異なる係数を有する2以上の増加関数、およびサービス識別子と係数との対の集合を含んでいてもよい。係数は、単位時間当たりの点数(例えば、“1点/時間”,“0.5点/時間”等)である。
ポイント情報格納部116には、例えば、介護者識別子に対応付けて、1または2以上のポイント情報が格納される。または、ポイント情報格納部116には、介護者識別子に対応付けて、サービス識別子とポイント情報との組(以下、組情報と記す場合がある)が1組以上、格納されてもよい。なお、一の介護者識別子に対応する組情報の数は、2以上の介護者間で同じでも、異なっていてもよい。
文格納部117には、ドキュメントを構成する1または2以上の文が格納される。ドキュメントとは、介護に関する文書である。ドキュメントは、例えば、1以上の介護者情報、サービス情報、1以上の被介護者情報、時間情報、ポイント情報、管理情報、および文のうち、1または2種類以上の情報で構成され得る。
格納される1以上のドキュメントのうち一つは、例えば、1以上の被介護者ごとのドキュメントであり、1以上の介護者情報、サービス情報、時間情報、および文で構成されるドキュメントであってもよい。この種のドキュメントを構成する文は、例えば、サービスを受ける際の被介護者の様子について、当該サービスを行った介護者が述べる文である。
そして、この種の文は、例えば、1または2以上のサービスごとの定型文であってもよい。定型文は、例えば、当該サービスが提供された時間に関する言及を含んでいてもよい。
すなわち、文格納部117には、例えば、サービス識別子に対応付けて、またはサービス識別子と時間情報とに対応付けて、1または2以上の定型文が格納されてもよい。具体的には、例えば、サービス識別子“音楽療法”に対応付けて、定型文「音楽療法に参加され、歌謡曲を歌唱したりピアノに耳を傾けたりして気分転換を図られています。」が格納される。また、例えば、時間情報“午後”とサービス識別子“クッキング”に対応付けて、定型文「午後からはクッキングに参加され、歌謡曲を歌唱したりピアノに耳を傾けたりして気分転換を図られています。」が格納される。ただし、定型文が存在するサービスの種類や、定型文の表現は問わない。
また、格納される1以上のドキュメントのうち他の一つは、例えば、後述する2以上の管理情報で構成されるドキュメントであってもよい。ただし、格納されるドキュメントの構成は問わない。
なお、格納部11には、例えば、上記のような各種のドキュメントに関する1または2以上のレイアウト情報が格納される。レイアウト情報とは、当該ドキュメントを構成する1または2以上の各情報の、当該ドキュメント内における配置を示す情報である。レイアウト情報は、例えば、“介護者情報”や“サービス情報”等の、情報の種類を示す種類情報と、座標(x,y)等の位置情報とを有する。
管理情報格納部118には、2以上の管理情報が格納される。管理情報とは、サービスの管理に関する情報である。管理情報は、例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子との対応に関する情報である。
または、管理情報は、1以上の被介護者識別子と他の情報との対応に関する情報でもよい。1以上の被介護者識別子と対になる他の情報は、例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子であるが、時間情報や属性値等でもよい。
または、管理情報は、時間情報と他の情報との対応に関する情報でもよい。時間情報と対になる他の情報は、例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子であるが、1以上の介護者識別子とサービス識別子と1以上の被介護者識別子であってもよい。
または、管理情報は、属性値と他の情報との対応に関する情報でもよい。属性値と対になる他の情報も、例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子であるが、1以上の介護者識別子とサービス識別子と1以上の被介護者識別子であってもよい。または、属性値と対になる他の情報は、1以上の介護者識別子とサービス識別子と時間情報でもよいし、1以上の介護者識別子とサービス識別子と1以上の被介護者識別子と時間情報でも構わない。
従って、管理情報とは、例えば、少なくとも1以上の介護者識別子とサービス識別子との対応に関する情報である、といってもよい。管理情報格納部118には、このような管理情報が2以上、格納される。
ドキュメント格納部119には、上述したような、1または2以上のドキュメントが格納される。
受付部12は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、画像、介護者情報、被介護者情報、サービス情報、時間情報、ポイント情報、文、管理情報、ドキュメントなどである。なお、各種の情報には、例えば、フローチャートで説明する各種の指示なども含まれる。また、受け付けとは、例えば、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付け、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスから入力された情報の受け付け、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報の受信などを含む概念である。
受付部12は、各種の情報を、例えば、端末装置2から受信するが、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けてもよいし、記録媒体から読み出しても構わない。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、介護者識別子取得部131、被介護者識別子取得部132、サービス識別子取得部133、時間情報取得部134、属性値取得部135、構成部136、統計処理部137、および生成部138などの処理である。
また、処理部13は、例えば、管理情報格納部118に格納されている2以上の管理情報に対して処理を行い、処理結果を取得する。2以上の管理情報に対する処理とは、例えば、統計処理であるが、ドキュメントを構成する処理でもよい。統計処理は、例えば、管理情報に含まれる介護ポイントや時間等の各種の数値に関して、その合計、平均、分散等を求める処理であるが、2以上の管理情報を用いて行える統計的な処理であれば、その種類は問わない。処理結果は、例えば、合計値、平均値、標準偏差などであるが、度数分布を示す表やグラフなどでもよく、その種類や表現形式は問わない。
介護者識別子取得部131は、画像の中の1以上の各介護者コードの領域から、介護者を識別する1以上の介護者識別子を取得する。
なお、介護者コード等のコードの領域は、画像に対し、例えば、二値化、および輪郭線検出等の処理を施すことによって検出できる。介護者識別子取得部131は、こうして検出した領域から、図柄の画像または符号を取得し、取得した画像または符号をキーとして、格納部11の対応情報を検索する。そして、介護者識別子取得部131は、取得した画像または符号に対応する情報が対応情報中に存在するか否かを判断し、対応する情報が存在する場合に、その情報を取得する。
従って、画像の中に、1以上の介護者コードの画像が含まれていれば、介護者識別子取得部131によって、それに対応する1以上の介護者識別子が取得される結果となる。
そして、上記のような動作は、被介護者識別子取得部132、サービス識別子取得部133、時間情報取得部134、および属性値取得部135にも共通する。また、画像から各種の情報を取得する処理は、端末装置2において行われ、取得された各種の情報が、端末装置2から情報処理装置1に送信されてもよい。
また、上記のような動作において、例えば、領域の検出、検出された領域からの画像等の取得、および取得された画像等に対応する情報が対応情報中に存在するか否かの判断は、例えば、処理部13によって行われてもよい。介護者識別子取得部131等は、対応する情報が存在する場合に、その情報を取得する動作のみを行い、結果として、介護者識別子等の情報を取得すればよい。ただし、処理部13と、介護者識別子取得部131等との間で、処理をどのように分担するかは問わない。
被介護者識別子取得部132は、画像の中の1以上の各被介護者コードの領域から、1または2以上の被介護者識別子を取得する。
サービス識別子取得部133は、画像の中のサービスコードの領域から、1または2以上のサービス識別子を取得する。なお、一の画像からは、通常、1つのサービス識別子のみが取得されるが、2以上のサービス識別子が取得されても構わない。
時間情報取得部134は、画像の中の時間コードの領域から、1または2以上の時間情報を取得する。なお、一の画像からは、通常、唯一のサービス識別子に対応する1つの時間情報のみが取得されるが、2以上のサービス識別子に対応する2以上の時間情報が取得されても構わない。
属性値取得部135は、画像の中の属性値コードの領域から、1または2以上の属性値を取得する。取得される属性値は、介護者に関する属性値でも、被介護者に関する属性値でもよいし、サービスに関する属性値でも構わない。属性値取得部135は、これら3種類の属性値を全て取得してもよいし、いずれか1種類または2種類を取得してもよい。
構成部136は、介護者識別子取得部131等によって取得された情報を用いて、管理情報を構成する。なお、構成部136は、取得された情報以外の情報をも用いて、管理情報を構成してもよい。取得された情報以外の情報とは、例えば、格納部11等に予め格納されている情報である。予め格納されている情報とは、例えば、介護者情報格納部112に格納されている介護者名、被介護者情報格納部113に格納されている被介護者名、サービス情報格納部114に格納されているサービス名等であるが、前述した種類情報でもよい。
詳しくは、構成部136は、例えば、介護者識別子取得部131が取得した1以上の介護者識別子と、サービス識別子取得部133が取得したサービス識別子との対応に関する管理情報を構成する。
または、構成部136は、1以上の被介護者識別子と他の情報(例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子)との対応に関する管理情報を構成してもよい。
または、構成部136は、時間情報と他の情報(例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子、または、1以上の介護者識別子とサービス識別子と1以上の被介護者識別子)の対応に関する管理情報を構成してもよい。
または、構成部136は、属性値と他の情報(例えば、1以上の介護者識別子とサービス識別子、または1以上の介護者識別子とサービス識別子と1以上の被介護者識別子、または、1以上の介護者識別子とサービス識別子と時間情報、または1以上の介護者識別子とサービス識別子と1以上の被介護者識別子と時間情報)との対応に関する管理情報を構成してもよい。
さらに、構成部136は、例えば、管理情報格納部118の2以上の管理情報と、介護者情報格納部112の2以上の介護者情報、およびサービス情報格納部114の1以上のサービス情報等とを用いて、出力用の管理情報を構成してもよい。なお、出力用の管理情報については、具体例で説明する。
統計処理部137は、2以上の管理情報に対して統計処理を行い、統計処理結果を取得する。
統計処理部137は、例えば、1以上の介護者ごとに、当該介護者の介護者識別子に対応するサービス識別子と対になる1以上の介護ポイントをポイント情報格納部116から取得し、取得した1以上の介護ポイントから、各介護者の総合的な介護ポイントを算出し、1以上の総合ポイント情報を取得する。
総合的な介護ポイントとは、その介護者が行った各種のサービスによる介護ポイントに関して、例えば、その全部を合計した合計値(以下、全合計値という)でもよいし、一定期間(例えば、1カ月、半年等)に渡って合計した合計値(期間合計値)でもよい。なお、統計処理部137は、こうした合計値を、2種類以上のサービスごとに取得してもよい。
総合ポイント情報とは、1以上の介護者一人一人の総合的な介護ポイントを示す情報であり、例えば、上記の合計値である。ただし、総合ポイント情報とは、例えば、1以上の介護者全員分の介護ポイントを合計した値(例えば、後述する総計値)でもよい。または、総合ポイント情報とは、1以上の被介護者各々の総合ポイントでも、全員分の総計ポイントでも構わない。または、総合ポイント情報とは、1以上の期間ごとの合計ポイントでもよいし、全期間分の総計ポイントでも構わない。
また、統計処理部137は、例えば、取得した1以上の総合ポイント情報を用いて、1以上の介護者全体の合計(総計値)、平均、分布等を計算し、総計値、平均値、標準偏差などを取得してもよい。さらに、統計処理部137は、例えば、取得した1以上の総合ポイント情報等を用いて、度数分布を示す表やグラフなどを取得してもよい。
または、統計処理部137は、例えば、1以上の介護者ごとに、取得した1以上のポイント情報を用いて、例えば、直近の1カ月や半年といった、一定期間における介護報酬額を計算し、1以上の介護報酬情報を取得してもよい。介護報酬情報とは、一の介護者が一定期間に行ったサービスに対する介護報酬額を示す情報である。さらに、統計処理部137は、例えば、取得した1以上の介護報酬情報を用いて、1以上の介護者全体の介護酬額の合計(総報酬額)を計算し、その総報酬額を示す総報酬情報を取得してもよい。ただし、統計処理の種類や、統計処理結果の表現形式は問わない。
生成部138は、格納部11に格納されている各種の情報を用いて、各種のドキュメントを生成し得る。各種のドキュメントとは、例えば、2以上の介護者によって行われるサービスの管理に関するドキュメントである。この種のドキュメントは、例えば、介護記録、日報などであるが、その種類は問わない。
生成部138は、例えば、管理情報格納部118に格納されている2以上の管理情報を用いて、2以上の介護者によって行われたサービスの管理に関するドキュメントを生成する。この種のドキュメントは、例えば、介護者識別子に対応する介護者名、およびサービス識別子に対応するサービス名等を含む。そこで、生成部138は、格納されている2以上の管理情報ごとに、当該管理情報に含まれる介護者識別子に対応する介護者名の介護者情報格納部112からの取得、および当該管理情報に含まれるサービス識別子に対応するサービス名のサービス情報格納部114からの取得を行い、かかるドキュメントを生成してもよい。
また、この種のドキュメントは、文をも含んでいてもよい。そこで、生成部138は、格納されている2以上の管理情報のうち、1または2以上の各管理情報に対応する識別子と対になる文を文格納部117から取得し、取得した1または2以上の文をも含むドキュメントを生成してもよい。なお、管理情報に対応する識別子とは、例えば、サービス識別子であるが、介護者識別子や被介護者識別子等でもよい。
また、この種のドキュメントは、例えば、サービスが行われた時間を示す時間情報も含む。そこで、生成部138は、格納されている2以上の管理情報ごとに、当該管理情報に含まれるサービス識別子に対応する時間情報を時間情報格納部115から取得することで、かかるドキュメントを生成してもよい。
また、この種のドキュメントは、例えば、ポイント情報も含む。そこで、生成部138は、格納されている2以上の管理情報ごとに、当該管理情報に含まれる介護者識別子に対応するポイント情報をポイント情報格納部116から取得することで、かかるドキュメントを生成してもよい。
または、各種のドキュメントとは、例えば、2以上の各被介護者が受けたサービスに関するドキュメントであってもよい。この種のドキュメントは、例えば、介護者側から被介護者側に提供される、毎月のサービス明細書などである。なお、この種のドキュメントは、例えば、2以上のサービスごとの介護ポイントを含む。
生成部138は、例えば、1または2以上の各被管理者ごとに、管理情報格納部118に格納されている2以上の管理情報と、被介護者情報格納部113に格納されている当該被介護者の被介護者情報とを用いて、サービス明細等のドキュメントを生成してもよい。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、処理部13の処理結果であるが、格納部11に格納されている管理者情報等の情報でもよい。出力とは、例えば、ディスプレイへの表示、スピーカからの音出力、外部の装置への送信、プリンタでのプリントアウト、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
出力部14は、例えば、処理部13の処理結果を、格納部11等の記録媒体に蓄積する。また、出力部14は、例えば、処理部13の処理結果や、格納部11に格納されている管理情報等の情報を、ディスプレイに表示したり、端末装置2に送信したり、プリンタでプリントアウトしたりしてもよい。
端末装置2を構成する端末格納部21には、例えば、端末識別子が格納される。端末識別子とは、端末を識別する情報である。端末識別子は、例えば、MACアドレスやIPアドレスであるが、ユーザ識別子でもよい。ユーザ識別子とは、端末装置2のユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、メールアドレスや携帯電話番号であるが、介護者識別子でもよく、ユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。端末識別子もまた、端末装置2を識別し得る情報であれば何でもよい。
端末受付部22は、例えば、撮影の指示、管理情報の出力の指示等の各種の指示を受け付ける。
端末処理部23は、例えば、各種の指示が受け付けられたか否かの判別などを行う。
撮影部231は、撮影の指示に応じて、例えば、1以上の介護者コードとサービスコードとを含む2以上のコードが配置された領域を撮影し、情報処理装置1が具備する画像格納部111に格納される画像を取得する。ただし、撮影される領域に含まれるコードの数や種類は問わない。
端末送信部24は、例えば、端末受付部22が受け付けた各種の指示を、端末格納部21の端末識別子と対に、情報処理装置1に送信する。なお、端末装置2がただ1つしか存在しない場合は、端末識別子は送信されなくてもよい。
端末受信部25は、例えば、端末送信部24が管理情報の出力の指示を送信したことに応じて、情報処理装置1から管理情報を受信する。
端末出力部26は、撮影部231が取得した画像を出力する。端末出力部26は、取得された画像を、例えば、情報処理装置1に送信するが、メモリカード等の携帯型記録媒体に蓄積してもよい。取得された画像は、端末格納部21に蓄積されたり、ディスプレイに表示されたりしてもよい。
格納部11、画像格納部111、介護者情報格納部112、被介護者情報格納部113、サービス情報格納部114、時間情報格納部115、ポイント情報格納部116、文格納部117、管理情報格納部118、ドキュメント格納部119、および端末格納部21は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
受付部12、および端末受付部22は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部12等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
処理部13、介護者識別子取得部131、被介護者識別子取得部132、サービス識別子取得部133、時間情報取得部134、属性値取得部135、構成部136、統計処理部137、生成部138、端末処理部23、および撮影部231は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。なお、撮影部231は、カメラを含むと考えても、含まないと考えてもよい。
処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出力部14、および端末出力部26は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
端末送信部24は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、NIC(Network interface controller)やモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。なお、出力部14の送信機能も、同様に実現され得る。
端末受信部25は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。なお、受付部12等の受信機能も、同様に実現され得る。
次に、情報システムの動作について、図2および図3のフローチャートを用いて説明する。図2は、情報処理装置1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS201)処理部13は、受付部12が画像を受け付けたか否かを判別する。なお、このフローチャートにおいて、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信であるが、例えば、メモリカード等の携帯型記録媒体からの読み出してもよいし、情報処理装置1内のカメラによる撮影でも構わない。受付部12が画像を受け付けた場合はステップS202に進み、受け付けていない場合はステップS203に進む。
(ステップS202)処理部13は、受付部12が受け付けた画像を画像格納部111に蓄積する。その後、ステップS201に戻る。
(ステップS203)処理部13は、管理情報の構成を行うか否かを判断する。例えば、受付部12が、管理情報の出力を行う旨の指示を受け付けた場合に、処理部13は、管理情報の構成を行うと判断する。または、ステップS202で画像が蓄積されたことに応じて、処理部13は、管理情報の構成を行うと判断してもよい。管理情報の構成を行う場合はステップS204に進み、行わない場合はステップS205に進む。
(ステップS204)処理部13等は、画像格納部111に格納されている1以上の各画像から各種の情報を取得し、管理情報を構成する。
(ステップS205)処理部13は、ステップS204で構成された1以上の管理情報を、管理情報格納部118に蓄積する。
(ステップS206)処理部13は、受付部12が各種の情報の出力の指示を受け付けたか否かを判別する。受付部12が各種の情報の出力の指示を受け付けた場合はステップS207に進み、受け付けていない場合はステップS201に戻る。
(ステップS207)処理部13等は、ステップS205で受け付けられた指示に対応する情報を取得する。例えば、処理部13は、管理情報の出力の指示に応じて、格納部11から管理情報等の情報を取得してもよい。または、処理部13は、統計処理結果を出力する旨の指示に応じて、統計処理を行い、統計処理結果を取得してもよい。または、生成部138は、ドキュメントを出力する旨の指示に応じて、ドキュメントの生成を行い、ドキュメントを取得してもよい。
(ステップS208)出力部14は、ステップS207で取得された管理情報等の情報を出力する。なお、このフローチャートにおいて、出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、例えば、情報処理装置1内のディスプレイへの表示でもよいし、プリンタによるプリントアウトでも構わない。その後、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、情報処理装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図3は、端末装置2の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS301)端末処理部23は、端末受付部22が撮影の指示を受け付けたか否かを判別する。なお、このフローチャートにおいて、受け付けとは、通常、端末装置2内のタッチパネルやシャッタボタン等の入力デバイスを介した受け付けである。端末受付部22が撮影の指示を受け付けた場合はステップS302に進み、受け付けていない場合はステップS304に進む。
(ステップS302)撮影部231は、1または2以上のコードを含む領域を撮影し、画像を取得する。
(ステップS303)端末送信部24は、ステップS302で取得された画像を、端末格納部21の端末識別子と対に、情報処理装置1に送信する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS304)端末処理部23は、端末受付部22が各種の情報の出力の指示を受け付けたか否かを判別する。端末受付部22が各種の情報の出力の指示を受け付けた場合はステップS305に進み、受け付けていない場合はステップS306に進む。
(ステップS305)端末送信部24は、ステップS304で受け付けられた指示を、端末格納部21の端末識別子と対に、情報処理装置1に送信する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS306)端末処理部23は、端末受信部25が管理情報等の情報を受信したか否かを判別する。端末受信部25が管理情報等の情報を受信した場合はステップS307に進み、受信していない場合はステップS301に戻る。
(ステップS307)端末出力部26は、ステップS306で受信された管理情報等の情報を出力する。なお、このフローチャートにおいて、出力とは、通常、端末装置2内のディスプレイへの表示であるが、例えば、プリンタによるプリントアウトや、端末格納部21等の記録媒体への蓄積でも構わない。その後、ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、端末装置2の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における情報システムの具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本例において、情報処理装置1は、あるデイケアセンタのサーバであり、1以上の端末装置2のうち一つは、そのデイケアセンタに属する管理者の携帯端末である。
いま、デイサービスセンターにおいて、二人の介護者が、数人の被介護者に対し、あるサービスを行っている。その部屋の入口には、ホワイトボードがあり、そのホワイトボードには、現在、3枚のマグネットシートM1~M3が貼られている。マグネットシートM1の表面には、第一の色配列“RBY・・・”で構成されたカラーコード(以下、第一コードと記す場合がある)と、文字列「音楽療法」とが印刷されている。マグネットシートM2の表面には、第二の色配列“RYB・・・”で構成されたカラーコード(第二コード)と、文字列「田中」とが印刷されている。マグネットシートM3の表面には、第三の色配列“YRB・・・”で構成されたカラーコード(第三コード)と、文字列「山本」とが印刷されている。
文字列「音楽療法」は、いま行われているサービスのサービス名である。文字列「田中」は、当該サービスを行う二人の介護者のうち、一方の名前であり、文字列「山本」は、他方の名前である。管理者は、端末装置2のカメラをホワイトボードに向け、タッチパネルを介して撮影の指示を行う。
端末装置2において、端末受付部22が撮影の指示を受け付け、撮影部231は、3枚のマグネットシートM1~M3を含む領域を撮影し、例えば、図4に示すような画像I1を取得する。画像I1は、第一~第三の3コードに対応する3つの領域を含む。端末送信部24は、取得された画像I1を情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1において、受付部12が画像I1を受信し、処理部13は、受信された画像I1を画像格納部111に蓄積する。
音楽療法が終わると、次のサービスが行われる。管理者は、ホワイトボードから2枚のマグネットシートM1およびM3を剥がし、別の3枚のマグネットシートM4~M6をホワイトボードに貼り付ける。
マグネットシートM4の表面には、第四の色配列“RBY・・・”で構成されたカラーコード(第四コード)と、文字列「近藤」とが印刷されている。マグネットシートM5の表面には、第五の色配列“RYB・・・”で構成されたカラーコード(第五コード)と、文字列「クッキング」とが印刷されている。マグネットシートM6の表面には、第六の色配列“YRB・・・”で構成されたカラーコード(第六コード)と、文字列「11:00~12:00」とが印刷されている。
文字列「クッキング」は、次のサービスのサービス名であり、文字列「11:00~12:00」は、当該次のサービスが行われる時間を示す時間情報である。当該次のサービスもまた、二人の介護者によって行われ、そのうち一方は、前のサービスを行った山本さんである。文字列「近藤」は、他方の介護者の名前である。管理者は、クッキングが始まると、端末装置2のカメラをホワイトボードに向け、タッチパネルを介して撮影の指示を行う。
端末装置2において、端末受付部22が撮影の指示を受け付け、撮影部231は、4枚のマグネットシートM2,およびM4~M6を含む領域を撮影し、例えば、図5に示すような画像I2を取得する。画像I2は、第二および第四~第六の4コードに対応する4つの領域を含む。端末送信部24は、取得された画像I2を情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1において、受付部12が画像I2を受信し、処理部13は、受信された画像I2を画像格納部111に蓄積する。これにより、画像格納部111には、2つの画像I1およびI2が格納される結果となる。
他方、介護者情報格納部112には、例えば、図6に示すような2以上の介護者情報が予め格納されている。介護者情報は、介護者識別子、および名前などの情報を有する。格納されている2以上の各介護者情報には、ID(例えば、“1”,“2”等)が対応付いている。ID“1”に対応する介護者情報(以下、介護者情報1と記す場合がある)は、介護者識別子“aa”、および名前“田中”などの情報を有する。同様に、ID“2”に対応する介護者情報2は、介護者識別子“B”、および名前“山本”などの情報を有する。また、介護者情報3は、介護者識別子“cc”、および名前“近藤”などの情報を有する。
また、サービス情報格納部114には、例えば、図7に示すような2以上のサービス情報が予め格納されている。サービス情報は、サービス識別子、およびサービス名などの情報を有する。格納されている2以上の各サービス情報にも、IDが対応付いている。ID“1”に対応するサービス情報1は、サービス識別子“xx”、およびサービス名“音楽療法”などの情報を有する。同様に、サービス情報2は、サービス識別子“yy”、およびサービス名“クッキング”などの情報を有する。
さらに、格納部11には、例えば、図8に示すような2以上の対応情報が予め格納されている。対応情報は、対情報、および種類情報を有する。対情報は、コードと情報との対で構成される。格納されている2以上の各対応情報にも、IDが対応付いている。ID“1”に対応する対応情報1は、対情報“RBY・・・,aa”、および種類情報“介護者識別子”などの情報を有する。同様に、対応情報2は、対情報“RYB・・・,bb”、および種類情報“介護者識別子”などの情報を有する。
また、対応情報3は、対情報“YRB・・・,xx”、および種類情報“サービス識別子”などの情報を有する。対応情報4は、対情報“BRY・・・,cc”、および種類情報“介護者識別子”などの情報を有する。対応情報5は、対情報“BYR・・・,yy”、および種類情報“サービス識別子”などの情報を有する。対応情報6は、対情報“YBR・・・,11:00~12:00”、および種類情報“時間情報”などの情報を有する。
その後、管理者は、端末装置2のタッチパネルを介して、管理情報の出力の指示を入力したとする。端末装置2において、端末受付部22が、かかる指示を受け付け、端末送信部24は、受け付けられた指示を情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1において、受付部12が上記指示を受信し、構成部136は、画像格納部111に格納されている2つ画像I1およびI2のうち、まず、1つ目の画像I1から第一~第三の3コードを取得する。次に、構成部136は、取得した第一~第三の3コードと、格納部11の3つの対応情報1~3とを用いて、管理情報1を構成し、管理情報格納部118に蓄積する。
次に、構成部136は、2つ目の画像I2から、第二および第四~第六の4コードを取得する。そして、構成部136は、取得した第二および第四~第六の4コードと、格納部11の4つの対応情報2および4~6とを用いて、管理情報2を構成し、管理情報格納部118に蓄積する。これにより、管理情報格納部118には、図9に示すような2つの管理情報1および2が格納される結果となる。
さらに、構成部136は、管理情報格納部118の2つの管理情報1および2に含まれる3つの介護者識別子“aa,bb,cc”および2つサービス識別子“xx,yy”を、介護者情報格納部112の3つの介護者情報1~3およびサービス情報格納部114の2つのサービス情報1~2を用いて、3つの介護者名“田中,矢誠,近藤”および2つのサービス名“音楽療法,クッキング”に置き換え、出力用の管理情報を構成する。出力部14は、こうして構成された管理情報を端末装置2に送信する。
端末装置2において、端末受信部25が上記管理情報を受信し、端末出力部26は、受信された管理情報をディスプレイに出力する。これにより、端末装置2のディスプレイには、例えば、図10に示すような2つの管理情報が表示される。表示される管理情報は、サービス名と、2以上の介護者名との対で構成される。これにより、管理者は、各サービスを行った介護者が一目で分かる。
なお、例えば、ドキュメントの出力の指示が受け付けられた場合は、統計処理部137が、管理情報格納部118の2つの管理情報1および2と、格納部11のポイント取得情報(前述)とを用いて、3つの介護者識別子ごとのポイント情報を取得し、生成部138は、取得された3つのポイント情報を含むドキュメントを生成してもよい。出力部14は、生成されたドキュメントを端末装置2に送信する。
端末装置2において、端末受信部25が上記ドキュメントを受信し、端末出力部26は、受信されたドキュメントをディスプレイに出力する。これにより、ディスプレイには、例えば、図11に示すようなドキュメントが表示される。このドキュメントは、表形式を有し、表の横方向に、2つのサービス名「音楽療法」および「クッキング」と、合計ポイントに対応する文字列「合計」とが配置される。また、表の縦方向には、3つの介護者名「田中」、「山本」、および「近藤」が配置されている。
そして、「音楽療法」と「田中」とに対応する欄には、介護ポイント“1”が配置され、「音楽療法」と「山本」とに対応する欄には、介護ポイント“1”が配置され、「音楽療法」と「近藤」とに対応する欄には、介護ポイント“0”が配置されている。
また、「クッキング」と「田中」とに対応する欄には、介護ポイント“0”が配置され、「クッキング」と「山本」とに対応する欄には、介護ポイント“1”が配置され、「クッキング」と「近藤」とに対応する欄には、介護ポイント“1”が配置されている。
さらに、「合計」と「田中」とに対応する欄には、合計ポイント“1”が配置され、「合計」と「山本」とに対応する欄には、合計ポイント“2”が配置され、「合計」と「近藤」とに対応する欄には、合計ポイント“1”が配置されている。
これにより、管理者は、各介護者の、サービスごとの介護ポイントおよび合計ポイントが一目で分かる。
以上、本実施の形態によれば、画像格納部111には、介護者に対応する1以上の介護者コードと介護に関するサービスに対応するサービスコードとが配置された領域を撮影した画像が格納され、情報処理装置1は、画像の中の1以上の各介護者コードの領域から、介護者を識別する1以上の介護者識別子を取得し、画像の中のサービスコードの領域から、サービスを識別する1以上のサービス識別子を取得し、1以上の介護者識別子とサービス識別子との対応に関する管理情報を構成し、管理情報を出力することにより、1以上の介護者が行ったサービスに関する情報(例えば、どの介護者が、どのようなサービスを行ったか)の管理を容易に行うことができる。
また、画像は、被介護者に対応する1以上の被介護者コードの領域を含み、情報処理装置1は、画像の中の1以上の各被介護者コードの領域から、被介護者を識別する1以上の被介護者識別子を取得し、1以上の被介護者識別子と他の情報との対応に関する管理情報を構成することにより、1以上の被介護者に関する情報(例えば、どの被会議者が、どの介護者から、どのようなサービスを受けたか)の管理を容易に行うことができる。
また、画像は、サービスの時間に対する時間コードの領域を含み、情報処理装置1は、画像の中の時間コードの領域から、サービスの時間に関する時間情報を取得し、時間情報と他の情報の対応に関する情報である管理情報を構成することにより、サービスの時間に関する情報(いつ、どの介護者が、どのようなサービスを行ったか、または、いつ、どの介護者が、どのようなサービスを、どの被介護者に行ったか等)を容易に管理できる。
また、画像は、属性値に対する属性値コードの領域を含み、情報処理装置1は、画像の中の属性値コードの領域から、属性値を取得し、属性値と他の情報との対応に関する管理情報を構成することにより、属性値に関する情報(例えば、どのグループの介護者が、どのようなサービスを、どの要介護度の被介護者に行ったか等)を容易に管理できる。
また、情報処理装置1は、管理情報格納部118には、少なくとも1以上の介護者識別子とサービス識別子との対応に関する情報である2以上の管理情報が格納され、2以上の管理情報に対して処理を行い、処理結果を取得し、処理結果を出力することにより、ユーザの作業を軽減できる。
また、情報処理装置1は、2以上の管理情報に対して統計処理を行い、統計処理結果を取得することにより、統計を取る作業を軽減できる。
また、ポイント情報格納部116には、1以上の各サービス識別子に対応付けて、介護ポイントに関するポイント情報が格納され、情報処理装置1は、1以上の介護者ごとに、介護者の介護者識別子に対応するサービス識別子と対になる1以上の介護ポイントをポイント情報格納部116から取得し、1以上の介護ポイントから、各介護者の総合的な介護ポイントを算出し、統計処理結果を取得することにより、各介護者の介護ポイントを計算する作業を軽減できる。
また、情報処理装置1は、2以上の管理情報を用いて、介護者識別子に対応する介護者名、サービス識別子に対応するサービス名を含むドキュメントを生成することにより、ドキュメントの作成作業(例えば、介護者名やサービス名を記入する作業。文を記述する作業も含んでよい)を軽減できる。
また、情報処理装置1は、文格納部117には、識別子に対応付けて、ドキュメントを構成する文が格納されており、管理情報に対応する識別子と対になる文を文格納部117から取得し、文をも有するキュメントを生成することにより、ドキュメントの文を記述する作業を軽減できる。
また、介護者コードは、マグネットに付加されていることにより、ユーザは、サービスコードが付加されたマグネットと、介護者コードが付加された1以上のマグネットとを、例えば、ホワイトボードに貼り付け、当該2以上のマグネットを含む領域を撮影するだけで、情報処理装置1は、1以上の介護者が行ったサービスに関する情報の管理を容易に行うことができる。
また、端末装置2は、介護者に対応する1以上の介護者コードと介護に関するサービスに対応するサービスコードとが配置された領域を撮影し、撮影した画像であり、情報処理装置1が具備する画像格納部111に格納される画像を出力する。従って、ユーザは、1以上の介護者コードとサービスコードとが配置された領域を端末装置2で撮影し、撮影した画像を、例えば、情報処理装置1に送信したり、メモリカード等の記録媒体に蓄積したりするだけで、情報処理装置1において、当該画像から、1以上の介護者識別子とサービス識別子とが取得され、1以上の介護者識別子とサービス識別子との対応に関する管理情報が出力されるので、介護に関するサービスの管理を容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。
なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、例えば、次のようなプログラムである。つまり、情報処理装置1のコンピュータがアクセス可能な記録媒体は、介護者に対応する1以上の介護者コードと介護に関するサービスに対応するサービスコードとが配置された領域を撮影した画像が格納される画像格納部111を具備し、このプログラムは、前記コンピュータを、前記画像の中の1以上の各介護者コードの領域から、介護者を識別する1以上の介護者識別子を取得する介護者識別子取得部131と、前記画像の中のサービスコードの領域から、サービスを識別する1以上のサービス識別子を取得するサービス識別子取得部133と、前記1以上の介護者識別子と前記サービス識別子との対応に関する管理情報を構成する構成部136と、前記管理情報を出力する出力部14として機能させるためのプログラムである。
また、端末装置2を実現するソフトウェアは、例えば、次のようなプログラムである。つまり、端末装置2のコンピュータを、介護者に対応する1以上の介護者コードと介護に関するサービスに対応するサービスコードとが配置された領域を撮影する撮影部231と、前記撮影部231が撮影した画像であり、請求項14記載の画像格納部111に格納される画像を出力する端末出力部26として機能させるためのプログラムである。
図12は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、情報処理装置1等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図12において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904と、カメラ917とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904やカメラ917をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図13は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図13において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、カメラ917とを備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD-ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、端末装置2は、例えば、ノート型PCやタブレット端末やスマートフォンといった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられることが望ましい。ただし、以上は例示であり、情報処理装置1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、一のコンピュータが集中処理を行ってもよく、あるいは複数のコンピュータが分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(端末受信部25、端末送信部24など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(端末情報送信部、端末情報受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。