JP2021012308A - トナーを均す機能を有する画像形成システム及び光沢処理装置 - Google Patents

トナーを均す機能を有する画像形成システム及び光沢処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置にて作成された画像において、作成された画像に光沢を付与することが可能なシステムを提供する。【解決手段】媒体に画像が形成された後、画像面に対してクリアトナーを転写するトナー転写部80と、媒体の搬送方向においてトナー転写部80よりも下流に配置され、画像が形成された面上のクリアトナーの層を均す均し部90と、搬送方向において均し部90よりも下流に配置され、クリアトナーの層が均された後に、媒体に対して再溶融処理及び冷却処理を行う光沢付加部100と、を備える画像形成システム。【選択図】図2

Description

画像形成システムには、画像を光沢処理するものがある。このような画像形成システムでは、媒体に定着されたトナーを、加熱及び加圧することで再溶融させ、さらに、平滑なベルト面に密着した状態で冷却することで、トナー表面を平滑化する。
図1は、本明細書に開示された種々の例を実施するために使用することができる例示的な画像形成システムの概略図である。 図2は、例示的な光沢処理装置の模式図である。 図3は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図4は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図5は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図6は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図7は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図8は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図9は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図10は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図11は、掻き取りローラのバリエーションを示す図である。 図12は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図13は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図14は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図15は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図16は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図17は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図18は、例示的なクリアトナー均し部の模式図である。 図19は、クリアトナー均し部の機能を説明する図である。 図20は、クリアトナー均し部の機能を説明する図である。 図21は、変形例に係る画像形成システムの模式図である。 図22は、現像剤担持体表面にパターンが存在する例を示す図である。 図23は、像担持体表面にパターンが存在する例を示す図である。
以下、図面に基づいて説明するにあたり、同一の要素、又は同一の機能を有する類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、例示的な画像形成システムの概略構成を示す図である。図1に示す画像形成システム1は、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成システム1は、例えば、記録媒体である用紙Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナーを用紙Pに二次転写する転写装置30と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体40と、トナーを用紙Pに定着させる定着装置50と、用紙Pを排出する排出装置60と、光沢処理装置70と、を備える。
搬送装置10は、例えば、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送する。用紙Pは、例えば、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送される。搬送装置10は、例えば、用紙Pに転写されるトナーが転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に用紙Pを到達させる。
現像装置20は、例えば、色ごとに4個設けられる。各現像装置20は、例えば、トナーを像担持体40に担持させる現像剤担持体24を備える。現像装置20では、例えば、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、トナー及びキャリアを混合撹拌してトナーを均一に分散させる。これにより、最適な帯電量が付与された現像剤が調整される。この現像剤は、現像剤担持体24に担持される。現像剤担持体24は、回転することにより現像剤を像担持体40と対向する領域まで搬送する。そして、現像剤担持体24に担持された現像剤のうちのトナーが像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、例えば、現像装置20で形成されたトナーを用紙Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、例えば、像担持体40からトナーが一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34,35,36,37と、像担持体40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備える。
転写ベルト31は、例えば、懸架ローラ34,35,36,37により循環移動する無端状のベルトである。懸架ローラ34,35,36,37は、それぞれの軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、例えば、軸線周りに回転駆動する駆動ローラである。懸架ローラ34,35,36は、例えば、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、例えば、転写ベルト31の内周側から像担持体40を押圧するように設けられる。二次転写ローラ33は、例えば、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成する。
像担持体40は、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体40は、例えば、色ごとに4個設けられる。各像担持体40は、例えば、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられる。像担持体40の周上には、例えば、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニング装置43と、が設けられる。
帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、例えば、帯電ローラ41によって帯電した像担持体40の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、例えば、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって像担持体40に形成された静電潜像を現像し、トナーを生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーが充填される。クリーニング装置43は、例えば、像担持体40上に形成されたトナーが転写ベルト31に一次転写された後に像担持体40上に残存するトナーを回収する。
定着装置50は、例えば、加熱及び加圧する定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることで、転写ベルト31から用紙Pに二次転写されたトナーを用紙Pに付着させ、定着させる。定着装置50は、例えば、用紙Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備える。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は、例えば、円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備える。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部R3が設けられ、定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることにより、トナーを用紙Pに溶融定着させる。
排出装置60は、例えば、定着装置50によりトナーが定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備える。
続いて、画像形成システム1による印刷工程の一例について説明する。画像形成システム1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成システム1の制御部は、給紙ローラ11を回転させて、カセットKに積層された用紙Pをピックアップして搬送する。そして、帯電ローラ41により像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、受信した画像信号に基づいて、露光ユニット42により像担持体40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナーが形成される(現像工程)。こうして形成されたトナーは、像担持体40と転写ベルト31とが対向する領域において、像担持体40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の像担持体40上に形成されたトナーが順次積層されて、1つの積層トナーが形成される。そして、積層トナーは、懸架ローラ37と二次転写ローラ33とが対向する転写ニップ部R2において、搬送装置10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナーが二次転写された用紙Pは、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、用紙Pが定着ニップ部R3を通過する際に、用紙Pを加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナーを用紙Pへ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙Pは、排出ローラ62,64によって光沢処理装置70方向へ排出される。
光沢処理装置70は、定着装置50によりトナーが定着された用紙Pを光沢処理する。なお、光沢処理装置70は、搬送方向において排出装置60の下流(外部)に配置されているとして説明するが、定着装置50と排出装置60との間に配置されていてもよいし、排出装置60に装着されていてもよい。画像形成システム1は、例えば、光沢印刷モードと通常印刷モードとを有する。光沢印刷モードは、定着装置50によりトナーが定着された用紙Pを光沢処理装置70に供給するモードである。通常印刷モードは、定着装置50によりトナーが定着された用紙Pを光沢処理装置70に供給せずに排出するモードである。光沢印刷モードと通常印刷モードとは、例えば、ユーザの設定により切り替えることができる。
光沢処理装置70は、図2に示すように、例えばクリアトナー転写部80(トナー転写部)と、均し部90と、光沢付加部100と、を備えている。
クリアトナー転写部80は、用紙Pにおける画像IM(CMYK画像)が形成された面である画像面に対してクリアトナーCTを転写する。クリアトナー転写部80は、現像装置81(現像機)と、像担持体82と、転写ローラ83と、を有する。現像装置81は、例えば、クリアトナーCTを像担持体82に担持させる現像剤担持体(不図示)を含んで構成されている。像担持体82は、例えば現像装置81の現像剤担持体(不図示)に担持された現像剤のうちのクリアトナーCTが、その周面上に形成された静電潜像に移動することにより、静電潜像が現像される。像担持体82の周上には、現像装置81の他に、帯電ローラ、露光ユニット、及びクリーニング装置(いずれも不図示)等が設けられていてもよい。転写ローラ83は、像担持体82に対向して設けられた軸線周りに回転するローラであり、像担持体82を押圧するように設けられている。このような構成によれば、像担持体82と転写ローラ83とが対向する領域において、用紙PにクリアトナーCTが転写される。
均し部90は、用紙Pの搬送方向(図2中の矢印で示す方向)においてクリアトナー転写部80よりも下流に配置されており、画像面上のクリアトナーCTの層を均す構成である。均し部90は、光沢付加部100が再溶融処理及び冷却処理(後述)を行う前に、クリアトナーCTの層における凸部から凹部にクリアトナーCTが移動するようにクリアトナーCTの層を均す。均し部90の詳細な構成については後述する。
光沢付加部100は、搬送方向(図2中の矢印で示す方向)において均し部90よりも下流に配置されており、均し部90によってクリアトナーCTの層が均された後に、用紙Pに対して再溶融処理、冷却処理、及び剥離処理を順次行う。光沢付加部100は、例えば、搬送ベルト101と、張架ローラ102と、加熱ローラ103と、加圧ローラ104と、冷却装置105とを有している。
搬送ベルト101は、用紙Pを搬送する無端ベルトである。張架ローラ102は、搬送ベルト101に係合されるローラである。張架ローラ102は、搬送方向において加熱ローラ103、加圧ローラ104、及び冷却装置105よりも下流に配置されている。張架ローラ102は、2つ以上であってもよい。加熱ローラ103は、搬送ベルト101に係合されると共に搬送ベルト101を加熱するローラである。加圧ローラ104は、搬送ベルト101に対して加熱ローラ103とは反対側に配置されており、加熱ローラ103に対して搬送ベルト101を押し付けるローラである。張架ローラ102、加熱ローラ103及び加圧ローラ104は、従動ローラであっても駆動ローラであってもよい。加熱ローラ103及び加圧ローラ104の間のニップ部を用紙Pが通過することにより、用紙Pに形成された画像IMに熱及び圧力が加わり、画像IMに係るトナーが再溶融する(再溶融処理)。再溶融処理によって、搬送ベルト101の表面とトナーとを接着させることができる。冷却装置105は、搬送方向において加熱ローラ103と張架ローラ102との間に配置されており、搬送ベルト101及び用紙Pを冷却することによって、加熱ローラ103等により再溶融されたトナーを冷却固化する(冷却処理)。冷却処理によって、搬送ベルト101の表面形状が画像IM面に転写され、画像IM面が平坦になる。冷却装置105は、例えば、ヒートシンク、冷却ファン、ヒートパイプ、ペルチェ素子である。光沢付加部100では、最後に、冷却された用紙Pが搬送ベルト101から分離する(剥離処理)。
続いて、均し部90の様々な構成例について、図3〜図18を参照して説明する。なお、図3〜図18においては、図2に示した画像IMの図示を省略する。
図3に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Aとを有している。ガイド部材92Aは、用紙Pにおける画像面の反対側の面に当接するように設けられた、用紙Pの搬送をガイドする平板状の部材である。ブレード部材91Aは、用紙Pにおける画像面に向かって延びると共に、所定の厚さを超えるクリアトナーCTの層の一部を掻き取るブレード状の部材である。ブレード部材91Aは、例えば樹脂、金属、ゴム等により構成されている。ブレード部材91Aは、画像面に向かって、搬送方向の上流側から下流側に延びている。すなわち、ブレード部材91Aは、図3に示すように、画像面に完全に垂直な方向には延びておらず、画像面に垂直な方向に対して、その基端(画像面と反対側の端部)が搬送方向の上流側に傾斜するように設けられている。ブレード部材91Aは、その先端(画像面側の端部)において、所定の厚さを超えるクリアトナーCTの層の一部を掻き取る。すなわち、均し部90では、ブレード部材91Aの先端とガイド部材92Aにおける用紙Pをガイドする面との離間距離が適切に設定されることによって、所定の厚さを超えるクリアトナーCTの層がブレード部材91Aの先端に当たり、削られるように掻き取られる。ブレード部材91Aは、トナー回収部91xを有している。トナー回収部91xは、クリアトナーCTの現像装置81に向かって延びる部分であり、掻き取ったクリアトナーCTを現像装置81に戻す(図2参照)。すなわち、所定の厚さを超えるクリアトナーCTは、ブレード部材91Aの先端において掻き取られ、ブレード部材91Aのトナー回収部91xを経て現像装置81に戻される(回収される)。
図4に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Bとを有している。ガイド部材92Bは、用紙Pにおける画像面の反対側の面に当接するように設けられた、用紙Pの搬送をガイドするローラ部材である。ガイド部材92Bは、従動ローラであっても駆動ローラであってもよい。ガイド部材92Bは、回転することによって、用紙Pを搬送方向にガイドする。ガイド部材92Bがローラ部材とされることによって、用紙Pを円滑に搬送することができ、用紙Pを安定的にガイドすることができる。
図5に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Cとを有している。ガイド部材92Cは、用紙Pにおける画像面の反対側の面に当接するように設けられた、用紙Pの搬送をガイドするベルト状部材である。ガイド部材92Cは、搬送ベルト92xと、張架ローラ92y,92zと、平板状部材92vと、を有している。搬送ベルト92xは、用紙Pを搬送する無端ベルトである。張架ローラ92y,92zは、搬送ベルト92xに係合されるローラである。張架ローラ92y,92zは、従動ローラであっても駆動ローラであってもよい。平板状部材92vは、搬送方向において張架ローラ92y,92zの間に配置されており、搬送ベルト92xが適切に用紙Pに当接するように搬送ベルト92xの位置決めをする部材である。ガイド部材92Cがベルト状部材(搬送ベルト92xを含む部材)とされることによって、用紙Pを面で搬送することができ、用紙Pをより安定的にガイドすることができる。
図6に示す例では、均し部90におけるブレード部材91Aの配置角度が、図3〜図5に示す配置角度と異なっている。図6に示す例では、ブレード部材91Aは、画像面に向かって、搬送方向の下流側から上流側に延びている。すなわち、ブレード部材91Aは、図6に示すように、画像面に完全に垂直な方向には延びておらず、画像面に垂直な方向に対して、その基端(画像面と反対側の端部)が搬送方向の下流側に傾斜するように設けられている。図6に示すブレード部材91Aのように配置することによって、図3〜図5に示すブレード部材91Aのように配置する場合と比べて、ブレード部材91Aの先端がクリアトナーCTの層に与える摩擦力を大きくすることができる。
図7に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Bと、ガイド部材92Aとを有している。ブレード部材91Bは、柔軟性が高い素材により形成されており、具体的には、用紙Pの搬送力によって曲がる程度に柔軟性が高い素材により形成されている。図7(a)に示すように、ブレード部材91Bは、用紙Pが到達していない状態において、その先端がガイド部材92Aに押し当てられている。そして、図7(b)に示されるように、ブレード部材91Bは、搬送されてきた用紙Pに当たると、用紙Pの搬送力によって用紙Pに沿って曲がる。ブレード部材91Bは、用紙Pの搬送力によって曲がるため用紙Pの搬送を妨げないものの、曲がる前においてその先端がガイド部材92Aに当接する程度まで延びているため、クリアトナーCTを強い力で掻き取ることができる。なお、ブレード部材91Bのガイド部材92Aへの押し当て力は、用紙Pの厚みに応じて可変とされていてもよい。用紙Pの厚みは、予め設定された用紙情報より算出してもよいし、用紙厚みセンサにて検出してもよい。
図8に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Aと、電圧印加部93(印加部)とを有している。電圧印加部93は、クリアトナーCTが用紙Pの画像面に引き寄せられるようにガイド部材92Aに電圧をかける。電圧印加部93は、例えば、クリアトナーCTが主にマイナスに帯電している場合においては、ガイド部材92Aにプラスの電圧を印加し、マイナスに帯電しているクリアトナーCTをガイド部材92A側(すなわち、用紙P側)に引き寄せる。これにより、クリアトナーCTを適切に用紙Pの画像面に引き寄せた状態で、ブレード部材91Aによる余剰クリアトナーCTの掻き取りを行うことができる。
図9に示す例では、均し部90は、図8に示す例と同様に、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Aと、電圧印加部93(印加部)とを有している。図9に示す例では、図8に示す例と異なり、電圧印加部93は、クリアトナーCTが用紙Pの画像面に引き寄せられるようにブレード部材91Aに電圧をかける。電圧印加部93は、例えば、クリアトナーCTが主にマイナスに帯電している場合においては、ブレード部材91Aにマイナスの電圧を印加し、マイナスに帯電しているクリアトナーCTをブレード部材91Aから離れる方向(すなわち、用紙P側)に引き寄せる。これにより、クリアトナーCTを適切に用紙Pの画像面に引き寄せた状態で、ブレード部材91Aによる余剰クリアトナーCTの掻き取りを行うことができる。また、トナー回収部91xを介して現像装置81方向にクリアトナーCTを適切に搬送する観点からも、ブレード部材91Aに対して、クリアトナーCTがブレード部材91Aから離れる方向に遷移する電圧を印加することは好ましい。
図10に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Cと、ガイド部材92Aとを有している。ブレード部材91Cは、トナー回収部91xと、掻き取りローラ91y(回転部)とを有している。ブレード部材91Cは、画像面に向かって、搬送方向の上流側から下流側に延びている。掻き取りローラ91yは、ブレード部材91Cの先端に設けられており、回転しながらクリアトナーCTの層の一部を掻き取り、トナー回収部91xに掻き取ったクリアトナーCTを送り込むローラである。掻き取りローラ91yは、用紙Pの搬送方向と逆向きに回転する。図11(a)〜図11(d)は、掻き取りローラ91yのバリエーションを示す図である。掻き取りローラ91yの表面(周面)は、図11(a)に示されるように平滑であってもよいし、図11(b)〜(d)に示されるように凸凹状に形成されていてもよい。図11(b)に示す例では、掻き取りローラ91yの表面は荒らした形状とされている。図11(c)に示す例では、掻き取りローラ91yの表面は周方向に溝を有した形状とされている。図11(d)に示す例では、掻き取りローラ91yの表面は周方向に対して斜めの溝を有した形状とされている。
図12に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Dと、ガイド部材92Aとを有している。ブレード部材91Dは、トナー回収部91xと、掻き取りベルト91zとを有している。掻き取りベルト91zの構成は、搬送ベルトと、張架ローラと、平板状部材とを有する点において、図5に示すベルト状のガイド部材92Cと同様である。掻き取りベルト91zは、ブレード部材91Dの先端に設けられており、クリアトナーCTの層と面で接触しながら、回転してクリアトナーCTの層の一部を掻き取り、トナー回収部91xに掻き取ったクリアトナーCTを送り込む。掻き取りベルト91zは、用紙Pの搬送方向と逆向きに回転する。
図13に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Cと、ガイド部材92Cと、電圧印加部93とを有している。ブレード部材91Cは、画像面に向かって、搬送方向の下流側から上流側に延びている。図13に示す例では、ブレード部材91Cの掻き取りローラ91yは、用紙Pの搬送を助ける向き(搬送方向と同じ向き)に回転する。掻き取りローラ91yの回転速度は、用紙Pの搬送速度に応じてクリアトナーCTを回収(掻き取り)可能な速度とされている。掻き取りローラ91yの回転速度は、用紙Pの搬送速度と異なっており、具体的には用紙Pを搬送するガイド部材92Cの搬送ベルト92xの回転速度よりも速い。例えば掻き取りローラ91yの回転速度が用紙Pの搬送速度と同じに設定された場合には、掻き取りローラ91yによるクリアトナーCTの掻き取りが困難となるところ、掻き取りローラ91yの回転速度が用紙Pの搬送速度と異なるように制御されることによって、掻き取りローラ91yによるクリアトナーCTの掻き取りを確実に行うことができる。電圧印加部93は、クリアトナーCTが用紙Pの画像面に引き寄せられるように、ガイド部材92Cの搬送ベルト92xに電圧をかける。電圧印加部93は、例えば、クリアトナーCTが主にマイナスに帯電している場合においては、搬送ベルト92xにプラスの電圧を印加し、マイナスに帯電しているクリアトナーCTを搬送ベルト92x側(すなわち、用紙P側)に引き寄せる。
図14に示す例では、均し部90は、図10に示す各構成に加えて電圧印加部93を有している。電圧印加部93は、クリアトナーCTが用紙Pの画像面に引き寄せられるようにブレード部材91Cの掻き取りローラ91yに電圧をかける。電圧印加部93は、例えば、クリアトナーCTが主にマイナスに帯電している場合においては、掻き取りローラ91yにマイナスの電圧を印加し、マイナスに帯電しているクリアトナーCTを掻き取りローラ91yから離れる方向(すなわち、用紙P側)に引き寄せる。
図15に示す例では、均し部90は、図10に示す各構成に加えて、2つの電圧印加部93a,93bを含む電圧印加部93を有している。電圧印加部93aは、クリアトナーCTが用紙Pの画像面に引き寄せられるようにブレード部材91Cの掻き取りローラ91yに電圧をかける。電圧印加部93bは、掻き取りローラ91yによって掻き取られたクリアトナーCTがトナー回収部91xによって効果的に回収されるようにブレード部材91Cのトナー回収部91xに電圧をかける。すなわち、例えば、クリアトナーCTが主にマイナスに帯電している場合においては、電圧印加部93aは掻き取りローラ91yにマイナスの電圧を印加し、トナー回収部91xにプラスの電圧を印加する。
図16に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aとガイド部材92Aとを有しており、さらに、ブレード部材91Aとガイド部材92Aとの間隔を用紙Pの厚さに応じて変更する。均し部90は、図示しない調整機構を有しており、該調整機構によって、ブレード部材91Aとガイド部材92Aとの間隔を調整する。用紙Pの厚みは、予め設定された用紙情報より算出してもよいし、用紙厚みセンサにて検出してもよい。
図17に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Dとを有している。ガイド部材92Dは、図5に示すガイド部材92Cと同様の構成を有したベルト状部材であり、搬送ベルト92x(ベルト)と、搬送ベルト92xを回転させる張架ローラ92y,92z(ベルト回転ローラ)と、平板状部材92vと、を有している。図17に示すように、ガイド部材92Dの張架ローラ92zは、クリアトナー転写部80における転写ローラ83としても機能する。すなわち、張架ローラ92zは、ガイド部材92Dにおけるベルト回転ローラと、クリアトナー転写部80における転写ローラ83とを兼務している。
図18に示す例では、均し部90は、ブレード部材91Aと、ガイド部材92Eとを有している。ガイド部材92Eは、図5に示すガイド部材92Cと同様の構成を有したベルト状部材であり、搬送ベルト92x(ベルト)と、搬送ベルト92xを回転させる張架ローラ92y(ベルト回転ローラ),92zと、平板状部材92vと、を有している。図18に示すように、ガイド部材92Eの張架ローラ92yは、光沢付加部100における再溶融処理に係る加圧ローラ104としても機能する。すなわち、張架ローラ92yは、ガイド部材92Eにおけるベルト回転ローラと、光沢付加部100における加圧ローラ104とを兼務している。
続いて、本実施形態に係る光沢処理装置70の作用効果について説明する。
本実施形態に係る光沢処理装置70は、図2に示すように、用紙Pにおける画像が形成された画像面に対してクリアトナーCTを転写するクリアトナー転写部80と、用紙Pの搬送方向においてクリアトナー転写部80よりも下流に配置されており、画像面上のクリアトナーCTの層を均す均し部90と、搬送方向において均し部90よりも下流に配置されており、クリアトナーCTの層が均された後に、用紙Pに対して再溶融処理及び冷却処理を行う光沢付加部100と、を備える。
このような光沢処理装置70では、光沢付加部100によって再溶融処理及び冷却処理が行われる前に、均し部90によって、画像面上のクリアトナーCTの層が均される。このことで、クリアトナーCTの転写後において図19(a)に示す凸凹であったクリアトナーCTの表面が、図19(b)に示すように平らな面となる。クリアトナーCTの表面を平滑にすることによって、少ない量のクリアトナーCTでも所望の光沢と良質な画質を得ることが可能となる。図20(a)はクリアトナーCTの量に応じた画質のスコアの実験結果を示すグラフであり、図20(b)はクリアトナーCTの量に応じた画像グロスのスコアの実験結果を示すグラフである。図20(a)及び図20(b)において、黒い丸で示す結果は均し部90によるクリアトナーCT均しを行った場合の結果であり、×印で示す結果はクリアトナーCT均しを行わなかった場合の結果である。図20(a)に示すように、均し部90によってクリアトナーCT均しを行うことにより、画質を向上させることができている。また、図20(b)に示すように、均し部90によってクリアトナーCT均しを行うことにより、画像グロスを向上させることができている。
均し部90は、光沢付加部100が再溶融処理及び冷却処理を行う前に、クリアトナーCTの層における凸部から凹部にクリアトナーCTが移動するようにクリアトナーCTの層を均してもよい。これにより、クリアトナーCTの層における凹凸を少なくして、クリアトナーCTの層を適切に均すことができる。
均し部90は、画像が形成された面に向かって延びると共に所定の厚さを超えるクリアトナーCTの層の一部を掻き取るブレード部材91A(例えば図3参照)を有していてもよい。これにより、クリアトナーCTが厚くなった部分からクリアトナーCTを除去して、クリアトナーCTの層を適切に均すことができる。
図3に示すように、ブレード部材91Aは、画像が形成された面に向かって、搬送方向の上流側から下流側に延びていてもよい。このような構成によれば、ブレード部材01Aが用紙Pの搬送を妨げにくいため、ブレード部材91Aによって用紙Pの円滑な搬送が妨げられることを抑制できる。
図6に示すように、ブレード部材91Aは、画像が形成された面に向かって、搬送方向の下流側から上流側に延びていてもよい。このような構成によれば、ブレード部材91Aの先端がクリアトナーCTの層に与える摩擦力の大きさ(掻き取る力)を大きくすることができる。
図2に示すように、ブレード部材91Aは、クリアトナーCTの現像装置81に向かって延び、該現像装置81内に掻き取ったクリアトナーCTを戻すトナー回収部91xを有していてもよい。これにより、クリアトナーCTを適切に再利用して、クリアトナーCTの消費量を抑えることができる。
図10に示すように、ブレード部材91Cは、回転しながらクリアトナーCTの層の一部を掻き取りトナー回収部91xに掻き取ったクリアトナーCTを送り込む掻き取りローラ91yを有していてもよい。このような構成によれば、回転する掻き取りローラ91yによって、掻き取られたクリアトナーCTが適切にトナー回収部91xに送り込まれるため、ブレード部材91Cの先端に掻き取ったクリアトナーCTが溜まることを抑制できる。
例えば図13に示す例において、掻き取りローラ91yの回転速度は、用紙Pの搬送速度に応じてクリアトナーCTを回収(掻き取り)可能な速度とされている。例えば掻き取りローラ91yの回転速度が用紙Pの搬送速度と同じに設定された場合には、掻き取りローラ91yによるクリアトナーCTの掻き取りが困難となるところ、掻き取りローラ91yの回転速度が用紙Pの搬送速度と異なるように制御されることによって、掻き取りローラ91yによるクリアトナーCTの掻き取りを確実に行うことができる。
上述したような掻き取りローラ91yの表面は凹凸状に形成されていてもよい。これにより、表面が平滑な場合と比べてクリアトナーCTを掻き取る力を大きくすることができる。
図3に示すように、均し部90は、用紙Pにおける画像が形成された面の反対側の面に当接するように設けられた、用紙Pの搬送をガイドするガイド部材92Aを有していてもよい。これにより、用紙Pを適切に搬送して、ブレード部材91AによるクリアトナーCTの掻き取りを適切に行うことができる。
図7に示すように、ブレード部材91Bは、ガイド部材92Aに押し当てられるように延びており、用紙Pの搬送力によって曲がるように構成されていてもよい。ブレード部材91Bは、用紙Pの搬送力によって曲がるため用紙Pの搬送を妨げないものの、曲がる前においてその先端がガイド部材92Aに当接する程度まで延びているため、クリアトナーCTを強い力で掻き取ることができる。
図8及び図9に示すように、均し部90は、クリアトナーCTが、画像が形成された面側に引き寄せられるように、ガイド部材92A及びブレード部材91Aの少なくともいずれか一方に電圧をかける電圧印加部93を有していてもよい。これにより、クリアトナーCTを適切に用紙Pの画像面に引き寄せた状態で、ブレード部材91Aによる余剰クリアトナーCTの掻き取りを行うことができ、クリアトナーCTの表面をより平滑にすることができる。
図16に示すように、ブレード部材91Aとガイド部材92Aとの間隔は、用紙Pの厚さに応じて可変とされていてもよい。これにより、用紙Pの厚さによらずに、クリアトナーCTの表面を適切に平滑にすることができる。
図17に示すように、ガイド部材92Dの張架ローラ92zは、クリアトナー転写部80における転写ローラ83として機能してもよい。これにより、構成を簡易化及び小型化を実現することができる。
図18に示すように、ガイド部材92Eの張架ローラ92yは、光沢付加部100における再溶融処理に係る加圧ローラ104として機能してもよい。これにより、構成を簡易化及び小型化を実現することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、画像形成システムは、図21に示す光沢処理装置470を有していてもよい。なお、図21においては均し部を図示していないが、光沢処理装置470は均し部を有していてもよい。図21に示すように、光沢処理装置470は、クリアトナー転写部480と、光沢付加部500とを備えている。
クリアトナー転写部480は、用紙における画像(CMYK画像)が形成された面である画像面に対してクリアトナーを転写する。クリアトナー転写部480は、図21に示すように、例えば、現像装置481と、像担持体482(感光体)と、転写ローラ483と、帯電ローラ484と、露光ユニット485とを有している。なお、後述する理由により、クリアトナー転写部480は露光ユニット485を有していなくてもよい。現像装置481は、例えば像担持体482にクリアトナーを担持させる現像剤担持体481a(現像スリーブ)を有している。光沢付加部500は、例えば、搬送ベルト501と、張架ローラ502と、再溶融処理に係る加熱ローラ503及び加圧ローラ504と、冷却処理に係る冷却装置505とを有している。
ここで、クリアトナーを用紙の画像面に一様に転写した場合には、気泡が発生することがある。このような気泡は、用紙とクリアトナーとの間に存在する空隙によって発生すると考えられている。例えば、光沢付加部500における制御温度が高いと、上述した空隙が膨張し、溶融したクリアトナー層内に気泡として留まる。気泡は白濁しているため、多数存在すると画像が白っぽく見えてしまい、画像の透明度・光沢が低下して画質が低くなるおそれがある。
光沢処理装置470では、上述した気泡を抑制するために、クリアトナー層に気泡を逃がす領域を生成する。光沢処理装置470は、図22に示すように、例えば事前に設定したパターンで現像されるように、現像剤担持体481aの表面の溝をパターン化してもよい。現像剤担持体のパターンは溝の高さが異なって形成されるパターン以外に、像担持体表面が2種以上の異なる摩擦力を有する表面によって形成されるパターン、像担持体表面が磁性、非磁性の2種の表面によって形成されるパターンでもよい。また現像剤の高さを調整するドクターブレードの長手方向高さ(現像剤担持体との距離)を交互に異ならせることによってパターンを形成してもよい。或いは、光沢処理装置470は、図23に示すように、例えば事前に設定したパターンで現像されるように像担持体482の感光層表面をパターン化してもよい。感光体表面のパターンは、導電性の基層に対して感光層を有する箇所と感光層を有さない箇所とが交互に存在して形成されるものや、感光層表面に導電材料を形成することにより形成されるもの、或いは、感光層を含まず像担持体表面に導電部と非導電部とが交互に存在することにより形成されるもの等がある。現像剤担持体及び感光体の表面はそれぞれのパターンによって、感光体表面に形成されるトナー像の幅が100〜300μm、トナー像とトナー像の間隔が50〜150μm、トナー像の幅がトナー像間の幅よりも広くなるようにパターン化されている。図22及び図23に示す例では、クリアトナー層における気泡を逃がす領域が用紙の長手方向に対して斜めに形成される。斜めに形成されることにより、例えば長手方向に形成される場合と比べて、気泡を逃がす距離が短い部分を設けることができる。図22及び図23に示す方法によれば、例えば気泡対策としてクリアトナーをラインパターンで作像する(感光体上に静電潜像を形成するために露光手段による書き込みを行う)ためのレーザやLED等の書き込み手段及び制御部を設ける必要がないため、光沢処理装置470の装置構成を簡易化し小型化及び低コスト化することができる。

Claims (15)

  1. 媒体における画像が形成された面に対してクリアトナーを転写するトナー転写部と、
    前記媒体の搬送方向において前記トナー転写部よりも下流に配置されており、前記画像が形成された面上の前記クリアトナーの層を均す均し部と、
    前記搬送方向において前記均し部よりも下流に配置されており、前記クリアトナーの層が均された後に、前記媒体に対して再溶融処理及び冷却処理を行う光沢付加部と、を備える画像形成システム。
  2. 前記均し部は、前記光沢付加部が前記再溶融処理及び前記冷却処理を行う前に、前記クリアトナーの層における凸部から凹部に前記クリアトナーが移動するように前記クリアトナーの層を均す、請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記均し部は、前記画像が形成された面に向かって延びると共に所定の厚さを超える前記クリアトナーの層の一部を掻き取るブレード部材を有する、請求項1記載の画像形成システム。
  4. 前記ブレード部材は、前記画像が形成された面に向かって、前記搬送方向の上流側から下流側に延びている、請求項3記載の画像形成システム。
  5. 前記ブレード部材は、前記画像が形成された面に向かって、前記搬送方向の下流側から上流側に延びている、請求項3記載の画像形成システム。
  6. 前記ブレード部材は、前記クリアトナーの現像機に向かって延び、該現像機内に掻き取った前記クリアトナーを戻すトナー回収部を有する、請求項3記載の画像形成システム。
  7. 前記ブレード部材は、回転しながら前記クリアトナーの層の一部を掻き取り前記トナー回収部に掻き取った前記クリアトナーを送り込む回転部を有する、請求項6記載の画像形成システム。
  8. 前記回転部の回転速度は、媒体の搬送速度に応じて前記クリアトナーを回収可能な速度に設定されている、請求項7記載の画像形成システム。
  9. 前記回転部の表面は凹凸状に形成されている、請求項7記載の画像形成システム。
  10. 前記均し部は、前記媒体における前記画像が形成された面の反対側の面に当接するように設けられた、前記媒体の搬送をガイドするガイド部材を有する、請求項3記載の画像形成システム。
  11. 前記ブレード部材は、前記ガイド部材に押し当てられるように延びており、前記媒体の搬送力によって曲がるように構成されている、請求項10記載の画像形成システム。
  12. 前記均し部は、前記クリアトナーが前記画像が形成された面側に引き寄せられるように、前記ガイド部材及び前記ブレード部材の少なくともいずれか一方に電圧をかける印加部を有する、請求項10記載の画像形成システム。
  13. 前記ブレード部材と前記ガイド部材との間隔は、前記媒体の厚さに応じて可変とされている、請求項10記載の画像形成システム。
  14. 前記ガイド部材は、前記媒体を搬送するベルトと、該ベルトを回転させるベルト回転ローラとを有し、
    前記ベルト回転ローラは、前記トナー転写部における転写ローラとしても機能する、請求項10記載の画像形成システム。
  15. 媒体における画像が形成された面に対してクリアトナーを転写するトナー転写部と、
    前記媒体の搬送方向において前記トナー転写部よりも下流に配置されており、前記画像が形成された面上の前記クリアトナーの層を均す均し部と、
    前記搬送方向において前記均し部よりも下流に配置されており、前記クリアトナーの層が均された後に、前記媒体に対して再溶融処理及び冷却処理を行う光沢付加部と、を備える光沢処理装置。
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