JP2021011402A5 - - Google Patents
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Description
本発明によるガラスレンズ成形型の一形態として、胴型と、胴型に対して型移動方向に移動可能な下型及び上型とを備え、下型は、胴型の内部に型移動方向に移動可能に支持される台座部と、台座部に対して位置決め面を介して保持されるコマ部とを備え、台座部を保持部とする。
この形態では、台座部の上面側に開口する凹部であるコマ収容部を有し、位置決め面は、コマ収容部の内面を構成し、型移動方向に向く中心軸を中心とする円錐面の一部であって下方に進むにつれて径を小さくする面、又は中心軸を中心とする円筒面とする。また、コマ収容部のうち位置決め面よりも下方に、吸引源からの吸引力が作用する吸引用空間を有する。
型移動方向へのコマ部の肉厚は、型移動方向への下型全体の大きさの半分以下であり、コマ部の最大外径は、下型全体の外径の半分以下であることが好ましい。
この形態では、台座部の上面側に開口する凹部であるコマ収容部を有し、位置決め面は、コマ収容部の内面を構成し、型移動方向に向く中心軸を中心とする円錐面の一部であって下方に進むにつれて径を小さくする面、又は中心軸を中心とする円筒面とする。また、コマ収容部のうち位置決め面よりも下方に、吸引源からの吸引力が作用する吸引用空間を有する。
型移動方向へのコマ部の肉厚は、型移動方向への下型全体の大きさの半分以下であり、コマ部の最大外径は、下型全体の外径の半分以下であることが好ましい。
本発明によるガラスレンズ成形型の別の形態として、胴型と、胴型に対して型移動方向に移動可能な下型及び上型とを備え、上型は、胴型の内部に型移動方向に移動可能に支持されるコマ部と、コマ部の上方に位置してコマ部に下方への押圧力を伝達する押圧部とを備え、胴型を保持部として、胴型に対して位置決め面を介してコマ部が保持される。
この形態では、胴型は型移動方向へ貫通する内部空間を有し、位置決め面は、胴型の内部に形成され、型移動方向に向く中心軸を中心とする円錐面の一部であって下方に進むにつれて径を小さくする面、又は中心軸を中心とする円筒面とする。
胴型の内部に、中心軸を中心とする円筒面である上型案内面を有し、位置決め面は上型案内面の下方に位置する円筒面であり、位置決め面の内径は上型案内面の内径よりも小さい構成とする。コマ部は、外径側に突出して上型案内面と位置決め面の間の段差部の上方に位置するフランジを有する。
この形態では、胴型は型移動方向へ貫通する内部空間を有し、位置決め面は、胴型の内部に形成され、型移動方向に向く中心軸を中心とする円錐面の一部であって下方に進むにつれて径を小さくする面、又は中心軸を中心とする円筒面とする。
胴型の内部に、中心軸を中心とする円筒面である上型案内面を有し、位置決め面は上型案内面の下方に位置する円筒面であり、位置決め面の内径は上型案内面の内径よりも小さい構成とする。コマ部は、外径側に突出して上型案内面と位置決め面の間の段差部の上方に位置するフランジを有する。
<実施例>
ガラスレンズ製造装置において、ガラスレンズ成形型を構成する下型と上型の各成形面の間に、被成形ガラス材であるガラスプリフォームを配置し、ヒーターにより成形温度まで加熱して、下型と上型を接近移動させてガラスプリフォームを所定の圧力でプレスしてガラスレンズを成形した結果を、図5に実施例として示す。この実施例では、台座部とコマ部の材質を、候補材質A~Eから選択し、コマ部の最大外径(DM)、位置決め面の嵌合長(L)、位置決め面のテーパ角(θ)の値を適宜設定している。材質A~Eはいずれも、条件(3)及び条件(4)を満たすものである。コマ部の平均熱膨張係数(α1)と保持部の平均熱膨張係数(α2)の関係(α1/α2)は、選択した候補材質に基づいて算出される。
ガラスレンズ製造装置において、ガラスレンズ成形型を構成する下型と上型の各成形面の間に、被成形ガラス材であるガラスプリフォームを配置し、ヒーターにより成形温度まで加熱して、下型と上型を接近移動させてガラスプリフォームを所定の圧力でプレスしてガラスレンズを成形した結果を、図5に実施例として示す。この実施例では、台座部とコマ部の材質を、候補材質A~Eから選択し、コマ部の最大外径(DM)、位置決め面の嵌合長(L)、位置決め面のテーパ角(θ)の値を適宜設定している。材質A~Eはいずれも、条件(3)及び条件(4)を満たすものである。コマ部の平均熱膨張係数(α1)と保持部の平均熱膨張係数(α2)の関係(α1/α2)は、選択した候補材質に基づいて算出される。
Claims (9)
- ガラスレンズのレンズ面を形成する成形面を有するコマ部と、前記コマ部を位置決めして保持する保持部とを備え、被成形ガラス材を型移動方向に押圧して前記ガラスレンズを成形するガラスレンズ成形型において、
前記保持部と前記コマ部は、前記ガラスレンズの素材である被成形ガラス材の成形温度で嵌合して前記保持部に対する前記コマ部の位置を定める位置決め面を有し、
前記コマ部と前記保持部の中心を通り前記型移動方向に向く中心軸を含む平面内での、前記型移動方向と垂直な方向に対する前記位置決め面の傾き角をθ、前記位置決め面が接する嵌合長をL、前記コマ部の最大外径をDMとしたとき、下記条件(1)及び(2)を満たすことを特徴とするガラスレンズ成形型。
(1)60°≦θ≦90°
(2)L≧DM(90-θ/180) 但し、L>0 - ガラスレンズのレンズ面を形成する成形面を有するコマ部と、前記コマ部を位置決めして保持する保持部とを備え、被成形ガラス材を型移動方向に押圧して前記ガラスレンズを成形するガラスレンズ成形型において、
前記保持部と前記コマ部は、前記ガラスレンズの素材である被成形ガラス材の成形温度で嵌合して前記保持部に対する前記コマ部の位置を定める位置決め面を有し、
前記型移動方向と垂直な方向に対する前記位置決め面の傾き角をθ、前記コマ部の材質の100℃~300℃での平均熱膨張係数をα1、前記保持部の材質の100℃~300℃での平均熱膨張係数をα2としたとき、下記条件(1)、(3)及び(4)の全てと、下記条件(5)又は(6)とを満たすことを特徴とするガラスレンズ成形型。
(1)60°≦θ≦90°
(3)α1=15×10-7/℃~100×10-7/℃
(4)α2=15×10-7/℃~100×10-7/℃
(5)θ=90°でのα1/α2=1.0~2.0
(6)60°≦θ<90°でのα1/α2=0.3~2.0 - 前記コマ部の材質のヤング率が85GPa以上である、請求項1又は2に記載のガラスレンズ成形型。
- 胴型と、前記胴型に対して前記型移動方向に移動可能な下型及び上型とを備え、
前記下型は、前記胴型の内部に前記型移動方向に移動可能に支持される台座部と、前記台座部に対して前記位置決め面を介して保持される前記コマ部とを備え、
前記台座部が前記保持部である請求項1から3のいずれか1項に記載のガラスレンズ成形型。 - 前記台座部の上面側に開口する凹部であるコマ収容部を有し、前記位置決め面は前記コマ収容部の内面を構成し、
前記位置決め面は、前記型移動方向に向く中心軸を中心とする円錐面の一部であって下方に進むにつれて径を小さくする面、又は前記中心軸を中心とする円筒面であり、
前記コマ収容部のうち前記位置決め面よりも下方に、吸引源からの吸引力が作用する吸引用空間を有する請求項4に記載のガラスレンズ成形型。 - 前記型移動方向への前記コマ部の肉厚は、前記型移動方向への前記下型全体の大きさの半分以下であり、
前記コマ部の最大外径は、前記下型全体の外径の半分以下である請求項4に記載のガラスレンズ成形型。 - 胴型と、前記胴型に対して前記型移動方向に移動可能な下型及び上型とを備え、
前記上型は、前記胴型の内部に前記型移動方向に移動可能に支持される前記コマ部と、前記コマ部の上方に位置して前記コマ部に下方への押圧力を伝達する押圧部とを備え、
前記胴型が前記保持部であり、前記胴型に対して前記位置決め面を介して前記コマ部が保持される請求項1から3のいずれか1項に記載のガラスレンズ成形型。 - 前記胴型は前記型移動方向へ貫通する内部空間を有し、前記位置決め面は前記胴型の内部に形成され、
前記位置決め面は、前記型移動方向に向く中心軸を中心とする円錐面の一部であって下方に進むにつれて径を小さくする面、又は前記中心軸を中心とする円筒面である請求項7に記載のガラスレンズ成形型。 - 前記胴型の内部に、前記中心軸を中心とする円筒面である上型案内面を有し、
前記位置決め面は前記上型案内面の下方に位置する円筒面であり、前記位置決め面の内径は前記上型案内面の内径よりも小さく、
前記コマ部は、外径側に突出して前記上型案内面と前記位置決め面の間の段差部の上方に位置するフランジを有する請求項8に記載のガラスレンズ成形型。
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