JP2001348232A - ガラス成形品、光学素子、複数の光学素子を同時に成形する成形方法、及び、成形用金型駒部材の位置出し方法、並びに、ガラスレンズの成形装置 - Google Patents

ガラス成形品、光学素子、複数の光学素子を同時に成形する成形方法、及び、成形用金型駒部材の位置出し方法、並びに、ガラスレンズの成形装置

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JP2001348232A
JP2001348232A JP2000167458A JP2000167458A JP2001348232A JP 2001348232 A JP2001348232 A JP 2001348232A JP 2000167458 A JP2000167458 A JP 2000167458A JP 2000167458 A JP2000167458 A JP 2000167458A JP 2001348232 A JP2001348232 A JP 2001348232A
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Hiroyuki Kubo
裕之 久保
Masayuki Tomita
昌之 冨田
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B2215/60Aligning press die axes
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/80Simultaneous pressing of multiple products; Multiple parallel moulds
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の被成形材料を同時に複数の成形用金型
ユニットで加熱加圧操作して成形加工する場合の被成形
品の光学的品質を保つこと。 【解決手段】 ガラス材料を加熱及び加圧操作して成形
用金型部材の転写面の形状に成形したガラス成形品であ
って、前記ガラス成形品は複数のガラス素材を同時に複
数の金型部材により個別に成形され、前記複数のガラス
素材を成形する前記複数の金型部材はそれぞれ各一対の
第一と第二の成形用金型駒部材から構成し、前記各第一
及び第二の成形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二のダ
イセット部材に保持され、前記複数のガラス素材は各成
形用金型駒部材内に挿入し、前記各金型駒部材内の前記
ガラス素材は前記第一と第二のダイセット部材上にて前
記一対の成形用金型駒部材の転写面の中心位置の位置出
しが決められるように成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス材料を成形用
金型部材により加圧して該成形用金型部材の転写面を成
形加工するガラス成形品に関する。
【0002】本発明は、前記成形用金型部材の転写面に
光学機能面に成した光学素子に関する。
【0003】さらに本発明は複数の成形品を同時に成形
する成形方法に関する。
【0004】更に、本発明は複数のガラス素材を同時に
成形する成形方法に関する。
【0005】また、本発明はガラス素材を成形する成形
装置に関する。
【0006】特に本発明は、複数のガラス素材を同時に
成形するための成形用金型駒部材の位置出し方法に関す
る。
【0007】更に、本発明はガラスレンズの成形方法及
びその成形装置に関する。
【0008】特に、本発明は、光学機能面が非球面形状
のガラスレンズに関する。
【0009】
【従来の技術】ガラス材料を成形用金型装置内に挿入し
て加熱、加圧操作してレンズなどの光学素子形状に成形
加工する装置/方法の問題として光学機能面としての、
光の入射面と出射面の夫々の面精度の保証と各面間の光
軸の合わせ精度がある。
【0010】面精度の保証上には、各面の表面粗さ精度
と、各面の傾き、倒れ、等の偏移精度がある。
【0011】前述の各面の形状の転写は一対の金型部材
の型閉じ操作で形成するキャビテイ形状により形成さ
れ、各転写面の芯出し操作は、たとえば、先行資料の、
特開昭62-227730号公報に教示されているように、上型
と下型とを案内型で規制することにより行う提案があ
る。
【0012】また、芯出し精度の保障のための提案とし
ての先行資料には、特開平4−154636号公報があ
る。
【0013】上記提案は、上下一対の型を用いるガラス
レンズの成形装置において、型の相対する端面の一方の
端面上の外周寄りに三箇所以上設けられ、外周側と端面
側を開放し、成形用の型の中心からほぼ放射方向に向か
う凹部と、同凹部にそれぞれ対応させて他方の端面上に
設けられた凸部とを有し、前記凹凸部は、少なくとも型
閉じ状態にあるとき、該凹凸部の側面が所定の嵌合精度
を有するように構成するものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置として
開示されている装置及び、本発明に係る装置はガラス材
料を形状変形可能な軟化点温度近辺まで加熱し、高い温
度環境下で、加圧して成形用金型部材の転写面に押し付
け操作して形状生成して光学機能面を成形し、その後、
成形した光学素子の取り出しのために、金型部材及び成
形品を冷却し、型から成形品の取り出し操作を行う。
【0015】成形用の一対の上下の金型部材は型閉じ、
型開き操作を繰り返す機械的運動と、また、温度上昇と
温度下降を繰り返す温度履歴の影響を受ける。
【0016】前述のガラス材料及び金型部材の加圧工程
においては、組となる一対の金型部材の位置合わせ精度
を保証する必要がある。
【0017】特に、本発明は非球面レンズを加工対象物
の1つとしており、非球面レンズの場合光学機能面の芯
出し精度は高い精度を保証する必要がある。
【0018】更に、ガラス材料を加圧して形状転写成形
するためには、ガラス材料及び成形用金型部材を高い温
度環境下で機械的運動を繰り返し操作して、成形装置を
構成している各部材の相互の位置関係の寸法精度を各操
作毎に、高い精度に保証する必要がある。
【0019】また、上記従来技術の項で開示した先行資
料は装置構成として成形品は1個のみを成形加工する装
置構成の開示であるが、上に述べたように、ガラス材料
を加熱加圧操作して光学素子形状に加工する工程とし
て、装置各部の動作時間の他に、加熱のための温度上昇
時間、成形品取り出しのための温度冷却時間を要し、一
回の成形加工サイクルに、温度制御の時間を要する。
【0020】そのため、一回の成形サイクルで複数の成
形品を同時に加工する複数個(多数個)同時成形の装置
の提案がある。
【0021】この複数個同時成形装置は一対の成形用金
型部材を複数個同時に型閉じ/型開き操作し、複数のガ
ラス材料を個別の成形用金型部材内に挿入して加熱加圧
操作して成形加工するものである。
【0022】そして、上記の複数個同時成形加工におい
ては複数の成形用金型部材相互の位置関係の寸法精度に
高い精度が要求される。
【0023】特に、前述した複数個の成形用金型によっ
て同時に複数の光学素子の成形加工を行う場合には、夫
々の光学素子の光学機能面、特に、非球面の光学的な精
度を保証する成形方法及び装置が要求されている。
【0024】複数個、例えば、4個の非球面レンズを、4
個同時に、所定の光学的精度の保証された範囲に、連続
的に、製造する成形方法及び装置は、非球面レンズの多
様な分野への利用の広がる中での急務である。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは、上記課
題の解決のために、ガラス材料を加熱及び加圧操作して
成形用金型部材の転写面の形状に成形したガラス成形品
であって、前記ガラス成形品は複数のガラス素材を同時
に複数の金型部材により個別に成形され、前記複数のガ
ラス素材を成形する前記複数の金型部材はそれぞれ各一
対の第一と第二の成形用金型駒部材から構成し、前記各
第一及び第二の成形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二
のダイセット部材に保持され、前記複数のガラス素材は
各成形用金型駒部材内に挿入され、前記各金型駒部材内
の前記ガラス素材は前記第一と第二のダイセット部材上
にて前記一対の成形用金型駒部材の転写面の中心位置の
位置出しが決められるように成形されることを特徴とし
たガラス成形品の提案により課題の解決を図ることにあ
る。
【0026】更に、前記一対の成形用金型駒部材の一方
の駒部材の転写面は非球面形状に成されており、前記ガ
ラス成形品は前記転写面が光学機能面を有した光学素子
であることを特徴とした請求項1記載のガラス成形品の
態様を提案する。
【0027】又、発明の1つは、ガラス材料を加熱及び
加圧操作して成形用金型部材の転写面の形状に成形した
光学素子であって、前記光学素子は複数のガラス素材を
同時に複数の金型部材により個別に成形され、前記複数
のガラス素材を成形する前記複数の金型部材はそれぞれ
光学機能面となる転写面を有した各一対の第一と第二の
成形用金型駒部材から構成し、前記各第一及び第二の成
形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二のダイセット部材
に保持され、前記複数のガラス素材は各成形用金型駒部
材内に挿入され、前記各金型駒部材内の前記ガラス素材
は前記第一と第二のダイセット部材上にて前記一対の成
形用金型駒部材の転写面の中心位置の位置出しが決めら
れるように成形されることを特徴とした光学素子を提案
する。
【0028】更に本発明の1つは、複数のガラス素材を
加熱及び加圧操作して同時に成形して複数の光学素子を
同時に製造する成形方法であって、前記複数のガラス素
材を個別にかつ同時に加熱加圧する一対の複数の成形用
金型駒部材を一対の第一と第二のダイセット部材に固定
し、前記各成形用金型駒部材の中心位置の位置出しを前
記第一及び第二のダイセット部材に設けた位置出し手段
により行うようにしたことを特徴とした複数の光学素子
を同時に製造する成形方法により上記課題の解決を図
る。
【0029】又、本発明は、ガラス素材を挿入して加熱
及び加圧操作してレンズを成形するための一対の成形用
金型駒部材の位置出し方法であって前記一対の金型駒部
材は複数のガラス素材を個別に成形するために複数の第
一及び第二の一対の金型駒部材から構成し、前記各第一
の成形用金型駒部材は第一のダイセット部材に保持し前
記各第二の成形用金型駒部材は第二のダイセット部材に
保持し前記第一及び第二のダイセット上であって前記各
対の中心位置に前記ダイセットの位置出し手段を配置
し、前記ダイセット部材の位置出しによって前記各対の
成形用金型駒部材の位置出しを行うようにしたことを特
徴とした成形用金型駒部材の位置出し方法により上記課
題を解決する。
【0030】本発明の1つは、ガラス成形品の成形装置
の提案であって、前記ガラス成形品は複数のガラス素材
を同時に複数の金型部材により個別に成形する成形用金
型駒部材を有し、前記複数のガラス素材を成形する前記
複数の成形用金型駒部材はそれぞれ各一対の第一と第二
の成形用金型駒部材から構成し、前記各第一及び第二の
成形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二のダイセット部
材に保持され、前記複数のガラス素材は各対の成形用金
型駒部材内に挿入され、前記各金型駒部材内の前記ガラ
ス素材は前記第一と第二のダイセット部材上にて前記一
対の成形用金型駒部材の転写面の中心位置の位置出しを
行う位置出し手段により位置出しが決められるように構
成したことを特徴としたガラス成形品の成形装置により
上記課題の解決を図る。
【0031】前記位置出し手段は前記第一及び第二のダ
イセットに設けた凹凸部から構成されていることを特徴
とした請求項6記載のガラス成形品の成形装置の提案が
ある。
【0032】更に、前記ガラス成形品は光学レンズ形状
を成し、前記位置出し手段は前記第一のダイセット部材
に固定し、前記複数の成形用金型駒部材の中心位置に配
置したピン部材と、前記第二のダイセット部材に形成し
た前記ピン部材が嵌合する穴部から構成したことを特徴
とした請求項9記載のガラス成形品の成形装置。
【0033】前記第一及び第二のダイセット部材に前記
位置出し手段を補助する複数の補助用位置出し手段を設
けたことを特徴とした請求項10記載のガラス成形品の
成形装置を提案する。
【0034】前記各位置出し手段は前記ダイセット部材
上に直線上に配置されていることを特徴としたガラス成
形品の成形装置の体尾態様がある。
【0035】更に、前記補助用位置出し手段は前記第一
及び第二のダイセット部材に形成した凹凸部から構成し
たことを特徴とした請求項12記載のガラス成形品の成
形装置の態様を提案する。
【0036】更に、他の本発明は、ガラスレンズの成形
装置であって、前記ガラスレンズは偶数個のガラス素材
を同時に偶数の金型部材により個別に成形する成形用金
型駒部材を有し、前記偶数のガラス素材を成形する前記
偶数の成形用金型駒部材はそれぞれ各一対の第一と第二
の成形用金型駒部材から構成し、前記各第一及び第二の
成形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二のダイセット部
材に保持され、前記偶数のガラス素材は各対の成形用金
型駒部材内に挿入され、前記各金型駒部材内の前記ガラ
ス素材は前記第一と第二のダイセット部材上にて前記一
対の成形用金型駒部材の転写面の中心位置の位置出しを
行う第一の位置出し手段と、及び、前記第一の位置出し
手段と直線的に配置された第二の位置出し手段とにより
位置出しが決められるように構成したことを特徴とした
ガラスレンズの成形装置を提案する。
【0037】前記第二の位置出し手段は複数個設けられ
ていることを特徴とした請求項12記載のガラスレンズの
成形装置の態様がある。
【0038】前記各対の成形用金型駒部材は上下位置関
係に配置され、前記第一の位置出し手段は第一のダイセ
ット部材に植設したピン部材と前記第二のダイセット部
材に形成した長穴部とにより構成したことを特徴とした
請求項12記載のガラスレンズの成形装置を提案する。
【0039】更に、前記第二の位置出し手段は前記第一
ダイセット部材に植設したピン部材と前記第二のダイセ
ット部材に形成した長穴部とにより構成したことを特徴
とした請求項16記載のガラスレンズの成形装置を提案
する。
【0040】更に本発明の1つは、ガラスレンズの成形
装置であって、前記ガラスレンズは複数個のガラス素材
を同時に複数の金型部材により個別に成形する成形用金
型駒部材を有し、前記複数のガラス素材を成形する前記
複数の成形用金型駒部材はそれぞれ各一対の第一と第二
の成形用金型駒部材から構成し、前記各第一及び第二の
成形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二のダイセット部
材に保持され、前記偶数のガラス素材は各対の成形用金
型駒部材内に挿入され、前記各金型駒部材内の前記ガラ
ス素材は前記第一と第二のダイセット部材上にて前記一
対の成形用金型駒部材の転写面の中心位置の位置出しを
行う第一の位置出し手段と、及び、前記第一の位置出し
手段と直線的に配置された複数個の第二の位置出し手段
とを有し、前記第一及び複数の第二の位置出し手段の中
心点を結ぶ線が交差するように構成したことを特徴とし
たガラスレンズの成形装置を提案する。
【0041】
【発明の実施の形態】第一の実施例 図1ないし図3は本発明の第一の実施例を示す。
【0042】図において符号1は第一のダイセット部
材、2は第二のダイセット部材であり、該ダイセット
1,2は対抗面1a,2aにて互いに対抗するように配
置されている。
【0043】該各ダイセット部材1,2の前記対抗面に
は後述する4組の成形用金型ユニット4,6,8,10
が埋め込み保持されている。
【0044】12は第一ダイセット部材1に取り付けた
上軸部材であり、該上軸部材12は不図示の駆動手段の
シリンダーロッドに固定してある。
【0045】14は前記第二のダイセット部材2に取り
付けた下軸部材である。
【0046】下軸部材14は不図示の駆動手段のシリン
ダーロッドに固定してある。
【0047】前記第一及び第二のダイセット部材1,2
は駆動手段により矢印B,C方向への移動制御を受けるよ
うに構成する。
【0048】16,18は夫々前記上軸部材12及び下軸
部材14に埋設した冷却媒体流通用配管部材であり、前
記第一及び第二の各ダイセット部材1,2に形成した流
通穴12b,14bを介して前記成形用金型ユニットの
冷却作用を行う。
【0049】20は前記ダイセット部材1,2の近傍位
置に配置した加熱手段であり、該加熱手段はヒータなど
により熱を発して、前記ダイセット部材1,2を介して
前記各成形用金型ユニット及び、該各成形用金型内の被
成形材料を加熱する。
【0050】本実施例においての被成形材料はガラス材
料である。
【0051】前記各ダイセット部材には4組の成形用金
型4,6,8,10が組み込まれており、第一組の成形
用金型4は、上下の一対の成形用金型駒部材4A,4Bとか
ら構成し、前記第一ダイセット部材1に第一の成形用金
型駒部材4Aが固定され、第二のダイセット部材2に第
二の成形用金型駒部材4Bが固定されている。
【0052】前記第一組の各成形用金型駒部材4A,4Bは
前記第一、第二のダイセットの対抗面に、その成形用の
転写面4a,4bが対抗するように配置され、該転写面
で形成する空間部分が被成形品の形状転写部となる。
【0053】第二組の成形用金型6も一対の成形用金型
駒部材6A,6Bとで構成し、該駒部材の転写面で被成形品
の形状転写部を構成する。
【0054】第三、第四の成形用金型駒部材8,10も
同様に、一対の成形用金型駒部材から構成される。
【0055】上記のように、各ダイセット部材1,2に
固定された4組の成形用金型4,6,8,10の各一対
の成形用金型駒部材の、前記転写面により被成形材料が
加熱加圧操作により形状変形して最終的に図4に示すよ
うな光学素子のレンズ形状に成形されるわけであるが、
本発明の対象とする光学素子は光学レンズの中でも、光
学機能面が非球面形状の非球面レンズを加工対象とする
ことにより非球面レンズの生産性を高めるとともに、本
発明の産業利用性の価値を高めることができる。
【0056】その場合、非球面レンズの非球面形状を前
記成形用金型駒部材の一方または両方の転写面に形成
し、該非球面の転写面で非球面レンズ22を成形するの
であるが、図4に示すように、非球面レンズ22の光学
機能面22A、22Bの光軸O-Oは光学的には1本であり、
一対の成形用金型駒部材で非球面レンズ形状に成形する
とともに、第一の駒部材4Aの転写面4aで成形した面
の光軸と第二の駒部材4Bで成形した面の転写面4bの
光軸を所定の数値範囲内に規定する必要がある。
【0057】たとえば、図4において、非球面レンズ2
2の光の入射面22Aの光軸O1と光の出射面22Bの光軸
O2のずれの公差の範囲Β(ベータ)は約10μmmに規
定する必要がある。
【0058】更に、各光学機能面22A、22Bの倒れ
(傾き)の公差の範囲γ(ガンマ)も数十秒から2分以
内に入るように規定する必要がある。図5参照
【0059】上記のような光学的数値範囲規制の条件が
ある中で、更に、本例のように、4組の成形用金型で、4
個取り成形する成形方法及び装置においては上下のダイ
セット部材1,2により固定された4組一対の成形用金
型駒部材間相互の位置合わせ調整も高い精度上で行う必
要がある。
【0060】特に、ダイセット部材1,2に固定され
て、ダイセット部材の上下運動により転写面4a,4b
の開閉操作が行われ、それにより被成形品の転写形状空
間(キャビテイ空間)が定まる。
【0061】その上に、加熱手段20によるダイセット
部材、成形用金型駒部材の加熱操作による温度上昇、及
び、成形品の取り出しのための冷却操作による温度下降
が繰り返される。
【0062】このような、条件下にあって、複数個の非
球面レンズ4個全部を所定の前記数値基準内に収めるよ
うに成形するためには、各組の成形用金型駒部材及び、
ダイセット部材1,2の位置合わせのための位置合わせ
手段が必要である。
【0063】図1乃至図3に戻って、符号24,26,
28は本例における第一、第二、第三の位置合わせ手段
である。
【0064】符号24Aは前記第一のダイセット部材1
に固定した突起部で、本例ではピン形状を成す。
【0065】24Bは前記突起部(ピン)24Aが嵌合す
る凹み部で、前記第二のダイセット部材に形成した凹部
である。
【0066】該ピン部材24Aと凹部24Bとで第一の位
置合わせ手段24を構成している。
【0067】該ガイド部材30によるダイセット部材
1,2の摺動方向の軸倒れ規制と、前記位置合わせ手段
24により各組一対の成形用金型駒部材の正確な位置合
わせが実行される。
【0068】前記位置合わせ手段24のピン部材24A
は前記第一ダイセット部材1に形成した貫通穴1dに貫
通し、その一端側はダイセット部材1の前記軸部材12
の取り付け面側に形成した埋め込み穴部1c内に埋め込
む。
【0069】貫通したピン部材24Aの他端側は第一ダ
イセット部材1の対抗面から突出させて、第二のダイセ
ット部材2の対抗面側に形成した凹部24B内に挿入す
るように構成する。
【0070】第二及び第三の位置合わせ手段26,28
もピン部材26A、28A、凹部26B,28Bにより同様に
構成する。
【0071】本例において、各ピン部材24A,26A,28
Aの軸形状は直径8.0mmの丸軸形状であり、丸軸の
真円度は1μm以内に規定する。
【0072】前記第一のダイセット部材からの突出長さ
寸法は15,0mm。
【0073】第二ダイセット部材に形成した前記凹部2
4Bは短径8.0mm、長径9.0mmの長穴形状、深
さ17mmに規定した。
【0074】ピン部材24Aと凹部24Bの寸法公差は片
側2.5μm、径方向5.0μmに設定した。
【0075】第二、第三の位置合わせ手段各部の寸法数
値も第一手段と同様に設定した。
【0076】各成形用金型4,6,8,10各組夫々の
一対の成形用金型駒部材は前記各ダイセット部材1,2
に形成した埋め込み用の貫通穴部1E、2Eに埋め込み固
定されている。
【0077】前記ダイセット部材の材質は超硬合金製で
あり、成形用金型駒部材の材質は超硬合金製である。
【0078】各成形用金型駒部材の形状は円筒形状であ
り、埋め込み側の一端部に鍔部4A−aを形成し、該鍔
部4A-aはダイセット部材1の貫通穴1Eに形成した座
ぐり部1E-aに嵌め合うように構成する。
【0079】本例において、成形用金型駒部材4Aの直
径寸法は25.0mm、貫通穴1Eの内径寸法は25.
0mm,公差は2.0μmに設定した。
【0080】上記のように、成形用金型駒部材4Aを前
記嵌め込み用貫通穴1E内にはめ込んだ状態での金型駒
部材4Aと貫通穴1E相互の軸の芯ずれをクリアランス径
方向で2.5μmに設定する。
【0081】上記の金型駒部材4Aと同様に、他の成形
用金型駒部材を各ダイセット部材に埋め込み固定する。
【0082】位置合わせ手段の配置について。
【0083】図2は図1のA-A方向の切断面を示し、前
記3つの位置合わせ手段24,26,28の配置関係を
示す。
【0084】本発明の特徴の1つは該位置合わせ手段の
配置関係にあり、これにより、複数個の加熱加圧操作に
よる多数個成形を可能にすることができた。
【0085】第一の位置合わせ手段24は複数の前記成
形用金型ユニット4,6,8,10の略中心位置に配置
する。
【0086】即ち、第一組の成形用金型4と第三の成形
用金型10を結ぶ線上、又、第二組の成形用金型8と第
三組の成形用金型6を結ぶ線上の交点の平面上の点対象
位置に配置する。
【0087】即ち、複数対の成形用金型の点対象平面の
中心位置に第一の位置合わせ手段24を配置する。
【0088】更に、第二及び第三の位置合わせ手段2
6,28は第一の位置合わせ手段とともに、直線上に配
置し、第一組と第三組の成形用金型4、6とを結ぶ線
と、第二組と第四組の成形用金型8,10を結ぶ線との
並行線上の中間位置に直線的に配置する。
【0089】位置合わせ手段のクリアランスの説明 図3は前記各位置合わせ手段の各部寸法のクリアランス
を示す。
【0090】図3において、C0は第一位置合わせ手段2
4のピン部材24Aと凹部24Bとのクリアランスを示
し、C1は第二、第三位置合わせ手段26,28のピン部
材と嵌合長穴の短径方向のクリアランス、C2は長径方向
のクリアランスを夫々示す。
【0091】又、L、Lは第一位置合わせ手段24と第
二、第三の位置合わせ手段26,28の各ピン部材間の
ピッチを示す。
【0092】Rは第一位置合わせ手段のピン部材24Aの
中心位置から前記第三組の成形用金型6の金型駒部材6
Aの中心位置までの距離を表す。
【0093】αは第三組の成形用金型6の一対の上下の
成形用金型駒部材6,6Bの中心位置X1,X2の偏移量を示
し、この偏移量は被成形材料を成形用金型駒部材内に挿
入し、形状変形の加熱加圧操作状態で、一対の成形用金
型駒部材6A,6B間に所定の温度差(ΔT)を設けた場合
の設定値である。
【0094】前記所定の温度差とは加熱加圧工程後の成
形品の取り出し工程において型開き操作時に、成形品が
上型側に付着しないようにするための温度差であり、本
例では0〜20度の間である。
【0095】 本例の数値条件 C0=2.5 μm C1=2.5 μm C2=20.0 μm L=40.0mm R=35.0mm ΔT= 0℃ の場合 α = 4.3 μm ΔT=10℃ の場合 α= 5.1 μm ΔT=20℃ の場合 α= 6.3 μm に設定する。 ダイセット部材の熱膨張係数 6.0〜6.5 10-6mm/℃ 成形用金型駒部材の熱膨張係数 (同上 ピン部材の熱膨張係数 (同上) 被成形材料のガラス材料の種類 重クラウンガラス (屈折率1.58、アッペ数59.4、転移点温度506℃ ) 前記被成形ガラスは成形すべきガラスレンズへの形状変
形を促進させるために最終形状の形に近似したブランク
ガラスを用いる。
【0096】そのブランクガラス形状は外径寸法が10
mm、肉厚寸法が3.5mmの予備形状に加工してある。
【0097】最終成形レンズ形状寸法は、凸側光学面の
半径寸法を40.0mmとなし、成形面は前記成形用金
型駒部材の下側(第二の駒部材側4B,6B,8B,1
0B)の転写面側である。
【0098】反対側の光学面(第一の駒部材側4A,6
A,8A.10A )は非球面側と成し、近似半径寸法
は29mmである。
【0099】レンズ外径12.0mm,レンズの中心肉厚寸
法は2.5mmである。
【0100】成形方法の説明 以下に図を参照して本実施例の成形装置の作動及び、成
形方法について説明する。
【0101】上記説明のように構成された成形装置の前
記図1に示したダイセット部材1,2及び該ダイセット
に固定される前記成形用金型ユニット、及び該ダイセッ
ト部材のガイド部材は不図示の成形装置のケーシング内
に収容されており、該ケーシング内は大気と不活性ガス
(例えば、窒素ガス)との置換が可能に構成する。
【0102】又、成形する状況(ガラス材料の種類、成
形用金型駒部材の材質など)によっては前記ケーシング
内を真空状態にして成形操作する。
【0103】まず、上軸部材12を駆動手段によって矢
印Bの上方向に移動させて、第一のダイセット部材1を
引き上げ操作する。
【0104】これにより第一の成形用金型駒部材4A,
6A,8、10Aが第二の成形用金型駒部材4B,6
B,8B,10Bから離れて、型開きする。
【0105】その後、型開きした各第二の成形用金型駒
部材の転写面上に前記のガラスブランクを載置する。
【0106】尚、該ガラスブランクは前工程で予備的に
ある温度状態に加熱しておくことも良い結果を期待でき
る。
【0107】ガラスブランクの載置後、第一のダイセッ
ト部材1を下降させる。
【0108】この下降位置は、第一成形用金型駒部材の
転写面が、第二の成形用金型部材上に載置したガラスブ
ランクに接触する手前の位置にする。
【0109】この状態で、前記加熱手段のヒータにより
加熱操作を行い、成形用金型駒部材の近辺位置に配置し
た不図示の温度計測手段による計測値が580度に達す
るまで加熱する。
【0110】温度計測値が上記温度に達した時点で、第
一のダイセット部材1を10.0mm/secの速度で
下降させて上下の成形用金型駒部材の間隔を狭める。
【0111】前記第一ダイセット部材を介して個々のガ
ラスブランクには2900N(ニュートン)の荷重を作用さ
せる。
【0112】第一ダイセット部材の下降動作は前記金型
駒部材の転写面にガラスブランクを押し付けて、形状転
写の変化を及ぼしながら、第二ダイセット部材との当接
面に突き当たって約40秒間プレス動作する。
【0113】この40秒の時間に、ガラスブランクは金
型駒部材の閉成した転写面空間の形状に形状変形してレ
ンズ形状が成形される。
【0114】これにより成形用金型駒部材4B,6B,
8B,10bの転写面の非球面を備えた非球面レンズが
成形される。
【0115】その後、ダイセット部材の突き当て状態及
び、前記圧力を維持して冷却工程に移行する。
【0116】冷却工程は前記加熱手段のヒータを切り、
前記冷却媒体導入通路16,18から冷却ガスを導入
し、該冷却ガスを導入路から流通路12b,14bを介
して各成形用金型駒部材の温度を低下させていく。
【0117】前記の温度計測手段による計測値が490
度に達した時点で前記圧力の解除を行う。
【0118】更に、冷却ガスによる冷却作用を続行さ
せ、上部側の成形用金型駒部材の温度計測値が470度
に達した時点で第一のダイセット部材1を上昇作動させ
て、ダイセットの分離を行う。
【0119】尚、下部側の成形用金型駒部材の温度は4
90度を保持するように冷却ガスの流通路14bへの流
入量の調整を行い、上下の成形用金型駒部材の温度差を
前記のΔTを20℃差に保つ。
【0120】第一ダイセット部材1の上昇動作により成
形用金型駒部材の分離が進み、又、金型駒部材内の成形
品のレンズは前記の上下の金型駒部材の温度差調整によ
り上側の成形用金型駒部材の転写面に付着せずに、下側
の成形用金型駒部材の転写面上に残る。
【0121】その後、成形されたレンズを取り出す。
【0122】前記の成形終了後のレンズの取り出し後
に、次の成形工程の実行を行うが、前記ダイセット部材
1,2及び、各成形用金型駒部材は温度を低下させず
に、前記470度及び490度の付近温度を維持させて
あるが、この温度条件で、再び、ダイセット部材1の下
降動作によるピン部材24A,26A、28Aの凹部2
4B,26,28Bへの挿入動作への悪影響は生じるこ
とが無く、該位置合わせ手段24,26,28による各
成形用金型駒部材の位置合わせ動作が正確に実行でき
る。
【0123】上記の成形装置で、上記の各部クリアラン
ス条件及び、前記成形温度条件で、各組の成形用金型ユ
ニットに夫々ガラスブランクを挿入してガラスレンズの
成形操作を100ショット行った。
【0124】その結果は、非球面レンズの非球面側(上
面側)光軸と、球面側(下面側)光軸との軸のずれ量
(平行偏芯精度)は100ショットの非球面レンズにお
いて、最大値のレンズで、25秒、最小値のレンズで5
秒であり、すべてのレンズが上記の範囲内であった。
【0125】因みに、本出願人の製造販売に係るカメラ
に組み込むレンズにおける光学設計上の要求範囲は5.
0〜20.0μm(10μm±5μm)である。
【0126】第二の実施例の説明上記の第一実施例の場
合、成形用金型ユニットは4組構成であった。
【0127】ガラスプレス成形により光学素子を得る手
段としては多数個同時成形による方法は成形時間サイク
ルを考慮すると、コスト面での優位性がある。
【0128】その反面、短時間に多量のレンズを要しな
い場合には、前記4個成形の装置は装置が大型の構成に
なり、温度制御のための消費エネルギ等で、少数成形に
適しない場合もある。
【0129】そのため、2個同時成形装置があれば好都
合であり、本例は2個同時成形の例を示す。
【0130】以下に図を参照して説明する。
【0131】図5は成形装置の要部を示し、図6のC-
C方向の断面図である。
【0132】図6は図5のB-B方向平面図である。
【0133】図において、符号40,42は第一及び第
二のダイセット部材であり、図示上のB-B線上が対抗
位置を示す。本例の第一のダイセット部材40はその対
抗面40aからその一部分が突出した突出部40A,4
0Bを形成してある。
【0134】又、前記突出部40A、40Bの配置位置
は図5に示すように、後述する2組の成形用金型ユニッ
ト44,46の中心点を結んだ線O1-O2と約45度傾斜
した線上に配置してある。
【0135】第二のダイセット部材42には前記第一の
ダイセット部材上の前記突出部40A.40Bに対応し
た位置に、該突出部40A,40Bが嵌まり込む凹部4
2A,42Bを形成する。
【0136】48は第一ダイセット部材40に固定した
上軸部材、50は第二のダイセット部材42に固定した
下軸部材であり、不図示の駆動手段に連結している。
【0137】前記各軸部材48,50には前記第一の実
施例に述べたと同様の冷却媒体流通配管が設けられてお
り成形用金型の冷却作用を行うように構成してある。
【0138】又、加熱手段としてのヒータも不図示であ
るが配置してある。
【0139】符号52は本例の第一の位置合わせ手段で
ある。
【0140】第一位置合わせ手段52は前記第一ダイセ
ット部材40に形成した貫通穴40Bに嵌合させたピン
部材40Cと、該ピン部材40Cの先端部40c1が挿入
する、前記第二のダイセット部材42に形成した凹部4
2Bから構成する。
【0141】前記ピン部材40Bの一端側には鍔部を設
け、該鍔部が前記貫通穴40Bの開口部に形成した座ぐ
りに勘合する。
【0142】成形用金型ユニット44,46は夫々一対
の上下の成形用金型駒部材44A、44B,、46A,46Bか
ら構成する。
【0143】図6に示すように、前記2組の金型ユニッ
ト44、46の配置と、3つの前記位置合わせ手段40
A/42A,40B/42B,52との配置関係は、金型ユ
ニット44,46を結ぶ線O1-O2と、3つの位置合わせ
手段を結ぶ線P1-P2が約45度で交差するように配置す
る。
【0144】各金型ユニットの第一の成形用金型駒部材
44A,46Aは第一のダイセット部材40に形成した貫通
穴40D、40Eに勘合し、第二の成形用金型駒部材44
B.46Bは第二のダイセット部材42に形成した貫通穴4
2D,46E(不図示)に勘合する。
【0145】一対の成形用金型44,46を構成する夫
々の金型駒部材44A,44B,46A,46Bはその対抗面に被成
形品を形状転写する転写部が形成されており、各金型駒
部材の閉成状態にて成形用のキャビテイ空間を形成す
る。
【0146】上部の成形用金型駒部材44A,46A側の転
写面に非球面形状を形成してある。
【0147】図6において、C4は前記第二、第三の位置
合わせ手段のクリアランスを示し、第二、第三の位置合
わせ手段を構成する第一ダイセット部材側の凸部40A,
40Bは前記P1-P2線方向に長手状に構成し、第二ダイセッ
ト部材側の凹部42A,42Bは該凸部40A,40BよりもC5の
クリアランスを持って形成する。
【0148】符号Rは第一の位置合わせ手段52の凹部
の中心位置と各成形用金型の中心位置の間の距離寸法を
示す。
【0149】L0は第一の位置合わせ手段の中心位置か
ら、第二位置合わせ手段の勘合凸部40Bの長手方向の
先端位置までの距離寸法を示す。
【0150】C4は第二、第三の位置合わせ手段の凸部
と凹部の間のクリアランスを示す。
【0151】C5は第二、第三の位置合わせ手段の凸部と
凹部の長手方向のクリアランスを示す。
【0152】本例における各部の数値条件 C3=4.0μm C4=4.0μm C5=30.0μm L0=60mm R=45mm 本例の前記の成形装置を構成する各部部材の材質は超硬
合金材料を用いている。熱膨張係数は前記第一実施例と
同じである。
【0153】更に、1組の成形用金型ユニット44の上
部金型駒部材44Aの転写面の平面の中心軸の位置をX3
とし、下部金型駒部材44Bの転写面の平面の中心の位
置をX4とし、上下の金型駒部材に、先の第一実施例にて
説明した駒部材間の温度差を設定した場合の上下の駒部
材44A,44Bの転写面の平面上での中心位置のずれ量Β
を算出する。 ΔT= 0℃の場合 Β=5.5μm ΔT=10℃の場合 Β=6.4μm ΔT=20℃の場合 Β=7.6μm
【0154】本例においても、前記第一実施例と同様
に、被成形材料は重クラウンガラスであり、外径寸法20
mm,肉厚5.5mmの両凸形状に予備成形したガラスブラ
ンクを使用する。
【0155】成形すべき最終形状は非球面レンズであ
り、凸面側曲率半径R1は70.0mm、非球面側は凹形状の
近似曲率半径R2で30.0mm、外径寸法は28.0mm、中心
肉厚寸法は1.5mmである。
【0156】成形方法の説明 以下に図を参照して本実施例の成形装置の作動及び、成
形方法について説明する。
【0157】上記説明のように構成された成形装置の前
記図5に示したダイセット部材40,42及び該ダイセ
ットに固定される前記成形用金型ユニット、及び該ダイ
セット部材のガイド部材は不図示の成形装置のケーシン
グ内に収容されており、該ケーシング内は大気と不活性
ガス(例えば、窒素ガス)との置換が可能に構成する。
【0158】又、成形する状況(ガラス材料の種類、成
形用金型駒部材の材質など)によっては前記ケーシング
内を真空状態にして成形操作する。
【0159】まず、上軸部材48を駆動手段によって上
方向に移動させて、第一のダイセット部材40を引き上
げ操作する。
【0160】これにより第一の成形用金型駒部材44
A,46Aが第二の成形用金型駒部材44B,46Bか
ら離れて、型開きする。
【0161】その後、型開きした各第二の成形用金型駒
部材の転写面上に前記のガラスブランクを載置する。
【0162】尚、該ガラスブランクは前工程で予備的に
ある温度状態に加熱しておくことも良い結果を期待でき
る。
【0163】ガラスブランクの載置後、第一のダイセッ
ト部材40を下降させる。
【0164】この下降位置は、第一成形用金型駒部材の
転写面が、第二の成形用金型部材上に載置したガラスブ
ランクに接触する手前の位置にする。
【0165】この状態で、前記加熱手段のヒータにより
加熱操作を行い、成形用金型駒部材の近辺位置に配置し
た不図示の温度計測手段による計測値が580度に達す
るまで加熱する。
【0166】温度計測値が上記温度に達した時点で、第
一のダイセット部材40を下降させて上下の成形用金型
駒部材の間隔を狭める。
【0167】前記第一ダイセット部材を介して個々のガ
ラスブランクには2900N(ニュートン)の荷重を作用さ
せる。
【0168】第一ダイセット部材の下降動作は前記金型
駒部材の転写面にガラスブランクを押し付けて、形状転
写の変化を及ぼしながら、第二ダイセット部材との当接
面に突き当たって約40秒間プレス動作する。
【0169】この40秒の時間に、ガラスブランクは金
型駒部材の閉成した転写面空間の形状に形状変形してレ
ンズ形状が成形される。
【0170】これにより成形用金型駒部材44B,46
B,の転写面の非球面を備えた非球面レンズが成形され
る。
【0171】その後、ダイセット部材の突き当て状態及
び、前記圧力を維持して冷却工程に移行する。
【0172】冷却工程は前記加熱手段のヒータを切り、
不図示の冷却媒体導入通路から冷却ガスを導入し、該冷
却ガスを導入路から不図示の流通路を介して各成形用金
型駒部材の温度を低下させていく。
【0173】前記の温度計測手段による計測値が490
度に達した時点で前記圧力の解除を行う。
【0174】更に、冷却ガスによる冷却作用を続行さ
せ、上部側の成形用金型駒部材の温度計測値が470度
(10 ポアズ相当)に達した時点で第一のダイセット
部材40を上昇作動させて、ダイセットの分離を行う。
【0175】尚、下部側の成形用金型駒部材の温度は4
90度を保持するように冷却ガスの流通路への流入量の
調整を行い、上下の成形用金型駒部材の温度差を前記の
ΔTを20℃差に保つ。
【0176】第一ダイセット部材1の上昇動作により成
形用金型駒部材の分離が進み、又、金型駒部材内の成形
品のレンズは前記の上下の金型駒部材の温度差調整によ
り上側の成形用金型駒部材の転写面に付着せずに、下側
の成形用金型駒部材の転写面上に残る。
【0177】その後、成形されたレンズを取り出す。
【0178】前記の成形終了後のレンズの取り出し後
に、次の成形工程の実行を行うが、前記ダイセット部材
40,42及び、各成形用金型駒部材は温度を低下させ
ずに、前記470度及び490度の付近温度を維持させ
てあるが、この温度条件で、再び、ダイセット部材1の
下降動作による各位置合わせ手段への挿入動作への悪影
響は生じることが無く、該位置合わせ手段による各成形
用金型駒部材の位置合わせ動作が正確に実行できる。
【0179】上記の成形装置で、上記の各部クリアラン
ス条件及び、前記成形温度条件で、各組の成形用金型ユ
ニットに夫々ガラスブランクを挿入してガラスレンズの
成形操作を200ショット行った。
【0180】その結果は、非球面レンズの非球面側(上
面側)光軸と、球面側(下面側)光軸との軸のずれ量
(平行偏芯精度)は200ショットの非球面レンズにお
いて、最大値のレンズで、30秒、最小値のレンズで1
0秒であり、すべてのレンズが上記の範囲内であった。
【0181】本実施例によれば、高温度での熱間成形時
の上下のダイセット間の加熱、冷却の熱膨張差に伴う位
置合わせ部材の放射方向の位置のずれを吸収することが
でき、これによりダイセットの昇降による成形用金型駒
部材の開閉操作の転写面の位置ずれを最小限に規定する
ことができた。
【0182】
【発明の効果】本発明は複数の成形品を同時に成形する
複数の成形金型ユニットの位置合わせを材料の形状変形
のためのかなり高い温度条件での成形を正確に行うこと
のできた成形品を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示し、成形装置の要部の
構成の説明図。
【図2】本発明の第一実施例を示し、図1のA−A方向の
平面図。
【図3】本発明の第一実施例を示し、各部のクリアラン
スの説明図。
【図4】本発明の第一実施例を示し、成形品のレンズの
説明図。
【図5】本発明の第一実施例を示し、成形品のレンズの
説明図。
【図6】第二実施例を示し、成形装置の要部の構成の説
明図。
【図7】第二実施例を示し、各部のクリアランスの説明
図。
【符号の説明】
1、40 第一ダイセット部材 2、42 第二ダイセット部材 12,48 上軸部材 14,50 下軸部材 4,6,8,10、44,46 成形用金型ユニット 4A、6A,8A,10A,44A,46A 上部(第
一)成形用金型駒部材 4B,6B,8B,10A,44B,46B 下部(第
二)成形用金型駒部材 24、52 第一位置合わせ手段 26,28 第二、第三位置合わせ手段 40A42A,40B,42B 第二、第三位置合わせ
手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス材料を加熱及び加圧操作して成形
    用金型部材の転写面の形状に成形したガラス成形品であ
    って、前記ガラス成形品は複数のガラス素材を同時に複
    数の金型部材により個別に成形され、前記複数のガラス
    素材を成形する前記複数の金型部材はそれぞれ各一対の
    第一と第二の成形用金型駒部材から構成し、前記各第一
    及び第二の成形用金型駒部材はそれぞれ第一、第二のダ
    イセット部材に保持され、前記複数のガラス素材は各成
    形用金型駒部材内に挿入し、前記各金型駒部材内の前記
    ガラス素材は前記第一と第二のダイセット部材上にて前
    記一対の成形用金型駒部材の転写面の中心位置の位置出
    しが決められるように成形されることを特徴としたガラ
    ス成形品。
  2. 【請求項2】 前記一対の成形用金型駒部材の一方の駒
    部材の転写面は非球面形状に成されており、前記ガラス
    成形品は前記転写面が光学機能面を有した光学素子であ
    ることを特徴とした請求項1記載のガラス成形品。
  3. 【請求項3】 ガラス材料を加熱及び加圧操作して成形
    用金型部材の転写面の形状に成形した光学素子であっ
    て、前記光学素子は複数のガラス素材を同時に複数の金
    型部材により個別に成形され、前記複数のガラス素材を
    成形する前記複数の金型部材はそれぞれ光学機能面とな
    る転写面を有した各一対の第一と第二の成形用金型駒部
    材から構成し、前記各第一及び第二の成形用金型駒部材
    はそれぞれ第一、第二のダイセット部材に保持され、前
    記複数のガラス素材は各成形用金型駒部材内に挿入さ
    れ、前記各金型駒部材内の前記ガラス素材は前記第一と
    第二のダイセット部材上にて前記一対の成形用金型駒部
    材の転写面の中心位置の位置出しが決められるように成
    形されたことを特徴とした光学素子。
  4. 【請求項4】 複数個の成形用金型ユニットで同時に該
    成形用金型ユニットに対応した数に成形された光学素子
    であって、該複数の同時成形の光学素子は前記複数の成
    形用金型ユニットの中の対応する成形用金型ユニットを
    結ぶ線上と平行な線上に配置された少なくとも3箇所の
    位置合わせによってすべての光学素子相互間の位置合わ
    せが行われるように成形されたことを特徴とした光学素
    子。
  5. 【請求項5】 前記光学素子は前記成形用金型ユニット
    を構成する成形用金型駒部材の転写面に非球面転写部を
    形成し、該非球面転写部は上部の位置に配置されている
    ことを特徴とした前記請求項4記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 複数のガラス素材を加熱及び加圧操作し
    て同時に成形して複数の光学素子を同時に製造する成形
    方法であって、前記複数のガラス素材を個別にかつ同時
    に加熱加圧する一対の複数の成形用金型駒部材を一対の
    第一と第二のダイセット部材に固定し、前記各成形用金
    型駒部材の中心位置の位置出しを前記第一及び第二のダ
    イセット部材に設けた位置出し手段により行うようにし
    たことを特徴とした複数の光学素子を同時に製造する成
    形方法。
  7. 【請求項7】 ガラス素材を挿入して加熱及び加圧操作
    してレンズを成形するための一対の成形用金型駒部材の
    位置出し方法であって前記一対の金型駒部材は複数のガ
    ラス素材を個別に成形するために複数の第一及び第二の
    一対の金型駒部材から構成し、前記各第一の成形用金型
    駒部材は第一のダイセット部材に保持し前記各第二の成
    形用金型駒部材は第二のダイセット部材に保持し前記第
    一及び第二のダイセット上であって前記各対の中心位置
    に前記ダイセットの位置出し手段を配置し、前記ダイセ
    ット部材の位置出しによって前記各対の成形用金型駒部
    材の位置出しを行うようにしたことを特徴とした成形用
    金型駒部材の位置出し方法。
  8. 【請求項8】 ガラス成形品の成形装置であって、前記
    ガラス成形品は複数のガラス素材を同時に複数の金型部
    材により個別に成形する成形用金型駒部材を有し、前記
    複数のガラス素材を成形する前記複数の成形用金型駒部
    材はそれぞれ各一対の第一と第二の成形用金型駒部材か
    ら構成し、前記各第一及び第二の成形用金型駒部材はそ
    れぞれ第一、第二のダイセット部材に保持され、前記複
    数のガラス素材は各対の成形用金型駒部材内に挿入さ
    れ、前記各金型駒部材内の前記ガラス素材は前記第一と
    第二のダイセット部材上にて前記一対の成形用金型駒部
    材の転写面の中心位置の位置出しを行う位置出し手段に
    より位置出しが決められるように構成したことを特徴と
    したガラス成形品の成形装置。
  9. 【請求項9】 前記位置出し手段は前記第一及び第二の
    ダイセットに設けた凹凸部から構成されていることを特
    徴とした請求項8記載のガラス成形品の成形装置。
  10. 【請求項10】 前記ガラス成形品は光学レンズ形状を
    成し、前記位置出し手段は前記第一のダイセット部材に
    固定し、前記複数の成形用金型駒部材の中心位置に配置
    したピン部材と、前記第二のダイセット部材に形成した
    前記ピン部材が嵌合する穴部から構成したことを特徴と
    した請求項9記載のガラス成形品の成形装置。
  11. 【請求項11】 前記第一及び第二のダイセット部材に
    前記位置出し手段を補助する複数の補助用位置出し手段
    を設けたことを特徴とした請求項10記載のガラス成形
    品の成形装置。
  12. 【請求項12】 前記各位置出し手段は前記ダイセット
    部材上に直線上に配置されていることを特徴とした請求
    項11記載のガラス成形品の成形装置。
  13. 【請求項13】 前記補助用位置出し手段は前記第一及
    び第二のダイセット部材に形成した凹凸部から構成した
    ことを特徴とした請求項12記載のガラス成形品の成形
    装置。
  14. 【請求項14】 ガラスレンズの成形装置であって、前
    記ガラスレンズは偶数個のガラス素材を同時に偶数の金
    型部材により個別に成形する成形用金型駒部材を有し、
    前記偶数のガラス素材を成形する前記偶数の成形用金型
    駒部材はそれぞれ各一対の第一と第二の成形用金型駒部
    材から構成し、前記各第一及び第二の成形用金型駒部材
    はそれぞれ第一、第二のダイセット部材に保持され、前
    記偶数のガラス素材は各対の成形用金型駒部材内に挿入
    され、前記各金型駒部材内の前記ガラス素材は前記第一
    と第二のダイセット部材上にて前記一対の成形用金型駒
    部材の転写面の中心位置の位置出しを行う第一の位置出
    し手段と、及び、前記第一の位置出し手段と直線的に配
    置された第二の位置出し手段とにより位置出しが決めら
    れるように構成したことを特徴としたガラスレンズの成
    形装置。
  15. 【請求項15】 前記第二の位置出し手段は複数個設け
    られていることを特徴とした請求項14記載のガラスレ
    ンズの成形装置。
  16. 【請求項16】 前記各対の成形用金型駒部材は上下位
    置関係に配置され、前記第一の位置出し手段は第一のダ
    イセット部材に植設したピン部材と前記第二のダイセッ
    ト部材に形成した長穴部とにより構成したことを特徴と
    した請求項14記載のガラスレンズの成形装置。
  17. 【請求項17】 前記第二の位置出し手段は前記第一ダ
    イセット部材に植設したピン部材と前記第二のダイセッ
    ト部材に形成した長穴部とにより構成したことを特徴と
    した請求項16記載のガラスレンズの成形装置。
  18. 【請求項18】 ガラスレンズの成形装置であって、前
    記ガラスレンズは複数個のガラス素材を同時に複数の金
    型部材により個別に成形する成形用金型駒部材を有し、
    前記複数のガラス素材を成形する前記複数の成形用金型
    駒部材はそれぞれ各一対の第一と第二の成形用金型駒部
    材から構成し、前記各第一及び第二の成形用金型駒部材
    はそれぞれ第一、第二のダイセット部材に保持され、前
    記偶数のガラス素材は各対の成形用金型駒部材内に挿入
    され、前記各金型駒部材内の前記ガラス素材は前記第一
    と第二のダイセット部材上にて前記一対の成形用金型駒
    部材の転写面の中心位置の位置出しを行う第一の位置出
    し手段と、及び、前記第一の位置出し手段と直線的に配
    置された複数個の第二の位置出し手段とを有し、前記第
    一及び複数の第二の位置出し手段の中心点を結ぶ線が交
    差するように構成したことを特徴としたガラスレンズの
    成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018145062A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 富士フイルム株式会社 光学素子製造装置
JP7407528B2 (ja) 2019-07-05 2024-01-04 Hoya株式会社 ガラスレンズ成形型

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