JP2021007529A - 繰出容器 - Google Patents
繰出容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021007529A JP2021007529A JP2019122300A JP2019122300A JP2021007529A JP 2021007529 A JP2021007529 A JP 2021007529A JP 2019122300 A JP2019122300 A JP 2019122300A JP 2019122300 A JP2019122300 A JP 2019122300A JP 2021007529 A JP2021007529 A JP 2021007529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- rod
- outer cylinder
- cylinder
- rotating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
Description
以上より本発明によれば、繰出容器の操作性が改善される。
また、キャップを回転部材に係止した状態で繰出容器を使用するため、使用時にキャップを置く場所等に困らない。
また、回転部材の底板に被係止部が設けられるので、被係止部に対して、キャップの係止部を係止しやすい。
図1(a)、(b)に示すように、繰出容器10は、中心軸Oを有する外装筒1と、外装筒1内に配置される棒状内容物2と、棒状内容物2を保持する中皿部材3と、外装筒1内に配置され、中皿部材3と螺着される回転部材4と、外装筒1に取り外し可能に装着されるキャップ5と、カムリング6と、付勢部材7と、ノック機構8と、を備える。
外装筒1、棒状内容物2、中皿部材3、回転部材4、キャップ5、カムリング6および付勢部材7は、中心軸Oを共通軸として互いに同軸に配置されている。
上下方向から見た平面視で、中心軸Oに直交する方向を径方向と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Oに近づく方向を径方向内側と呼び、中心軸Oから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。
中心軸O回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。周方向のうち、中心軸O回りの所定の回転方向を周方向一方側と呼び、これとは反対の回転方向を周方向他方側と呼ぶ。本実施形態において、周方向一方側は、中心軸Oを上側から下側へ向けて見て、中心軸Oを中心とする反時計回りの方向である。周方向他方側は、中心軸Oを上側から下側へ向けて見て、中心軸Oを中心とする時計回りの方向である。
図2に示すように、本体筒部11は、上下方向に延びる円筒状である。本体筒部11の外径は、上下方向の全長にわたって一定である。本体筒部11は、上下方向の両端部の各内径に比べて、上下方向の両端部間に位置する中間部分の内径が小さい。本体筒部11の内周面のうち、上端部と中間部分との境界部分には、上側を向く第1境界面11gが形成される。第1境界面11gは、中心軸Oを中心とする円形リング状の平面である。本体筒部11の内周面のうち、中間部分と下端部との境界部分には、下側を向く第2境界面11hが形成される。第2境界面11hは、中心軸Oを中心とする円形リング状の平面である。
第1傾斜面11bは、一対の傾斜面11b1,11b2を有する。一対の傾斜面11b1,11b2のうち周方向他方側に位置する傾斜面11b1の下端(つまり周方向一方端)と、周方向一方側に位置する傾斜面11b2の上端(つまり周方向他方端)とは、垂壁11fを介して繋がる。垂壁11fは、上下方向に延び周方向他方側を向く。
図3に示すように、先端筒部12は、外フランジ12aと、内フランジ12bと、供回り規制突起12cと、カム位置合わせリブ12dと、第2傾斜面12eと、第3傾斜面12fと、を有する。
第2傾斜面12eと第3傾斜面12fとは、先端筒部12の下端面に、周方向に交互に配列される。第2傾斜面12eと第3傾斜面12fとにより、先端筒部12の下端面には、上側に窪む山型の凹部が形成される。
図7に示すように、棒状内容物2は、後述するノック機構8のノック操作により、先端筒部12の上端開口部から上側に突出する。つまり棒状内容物2は、外装筒1の上端開口部から上側に突出可能である。
中皿部材3は、保持部3aと、雌ネジ筒3bと、を有する。保持部3aと雌ネジ筒3bとは、単一の部材により一体に形成される。
供回り規制溝3dは、雌ネジ筒3bの外周面に配置される。供回り規制溝3dは、雌ネジ筒3bの外周面から径方向内側に窪み、上下方向に延びる。供回り規制溝3dは、雌ネジ筒3bの外周面に、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。
雄ネジ部4cは、雄ネジ軸4aの外周面に形成される。雄ネジ部4cは、雄ネジ軸4aの上下方向の下端部以外の部分に配置される。雄ネジ部4cは、中皿部材3の雌ネジ部3cと螺着する。
係止周溝4dは、雄ネジ軸4aの下端部に配置される。係止周溝4dは、雄ネジ軸4aの外周面から径方向内側に窪み周方向に延びる溝である。係止周溝4dは、中心軸Oを中心とする環状である。
被係止部4eは、凹部4fと、被係止突起4gと、を有する。
被係止突起4gは、凹部4fの径方向外側を向く内周部に設けられる。被係止突起4gは、凹部4fの内周部から径方向外側に突出し、周方向に延びるリブ状である。被係止突起4gは、凹部4fの内周部の下端部に配置される。
図6に示すように、キャップ5が上下反転したキャップ倒立姿勢で、係止部5aは、回転部材4の下端部に係止される。またキャップ5の周壁の下端部は、図7に示すように、キャップ倒立姿勢で、本体筒部11の下端部内つまり外装筒1内に、摺動自在に嵌合する。なお以下の説明では、「キャップ倒立姿勢」を単に「倒立姿勢」と省略する場合がある。
凸部5bは、キャップ5の周壁の下端部において下側に突出する凸状である。凸部5bの周方向の長さ(幅)は、下側へ向かうに従い小さくなる。図6に示すように、キャップ5が上下反転したキャップ倒立姿勢で、凸部5bは、凹部4fに挿入され、凹部4fに対して下側および周方向から係止される。
カムリング6は、周壁部6aと、底壁部6bと、カム部6cと、を有する。周壁部6a、底壁部6bおよびカム部6cは、単一の部材により一体に形成される。
図6に示すように、倒立姿勢とされたキャップ5の係止部5aが、回転部材4の下端部に係止されたときに、底壁部6bの下面は、係止部5aと接触する。
図1(a)および図8に示すように、カム部6cは、本体筒部11の縦溝11a内に配置され、後述するノック機構8のノック操作により、縦溝11a内から離脱可能である。
第4傾斜面6dは、カム部6cの上端面に配置される。第4傾斜面6dは、上側を向く。第4傾斜面6dは、周方向へ向かうに従い上下方向に向けて傾斜して延びる。具体的に、第4傾斜面6dは、周方向一方側へ向かうに従い上側へ延びる。
第4傾斜面6dと第5傾斜面6eとにより、カム部6cの上端面には、上側に突出する山型の凸部が形成される。この凸部は、上述した第2傾斜面12eと第3傾斜面12fとによって形成される山型の凹部と、係合可能である。
本実施形態では付勢部材7が、外装筒1に対して、カムリング6、回転部材4および中皿部材3を直接的又は間接的に下側へ付勢する。
具体的に本実施形態では、キャップ倒立姿勢とされたキャップ5の係止部5aを回転部材4の下端部に係止し、キャップ5を介して回転部材4、カムリング6および中皿部材3を上側に押し込むノック操作を行うことにより、ノック機構8は、回転部材4、カムリング6、中皿部材3および棒状内容物2を上下動させて、棒状内容物2が先端筒部12の上端開口部から上側に突出する使用位置、および、棒状内容物2が前記使用位置よりも下側に配置される待機位置のいずれかに保持する。
なお本実施形態では、図6および図10が「待機位置」を示し、図7および図9が「使用位置」を示す。
ノック機構8の作用(機能)等について説明する。
本実施形態では、棒状内容物2を下降させた後、または上昇させたままの姿勢において、下記のノック操作を行うことができる。
以上より本実施形態によれば、繰出容器10の操作性が改善される。
また、キャップ5を回転部材4に係止した状態で繰出容器10を使用するため、使用時にキャップ5を置く場所等に困らない。
この場合、係止部5aがキャップ5の周壁の下端部に設けられるので、例えば上記構成と異なり係止部5aがキャップ5の頂壁等に設けられる場合と比べて、係止部5aを目立ちにくくすることができる。このため、繰出容器10の外観を良好に維持できる。
この場合、外装筒1内に嵌合することによってキャップ5の姿勢が安定し、キャップ5のノック操作や回転操作が安定する。このため、繰出容器10の操作性が向上する。
また、回転部材4の底板4bに被係止部4eが設けられるので、被係止部4eに対して、キャップ5の係止部5aを係止しやすい。
リブ5dは、キャップ5の周壁の下端部において下側に突出し、周方向に円弧状に延びる。一対の係止面5eは、リブ5dの周方向の両端部に配置され、周方向かつ上側を向く傾斜面に形成される。
切り欠き部4hは、底板4bの外周部の一部を切り欠くように形成され、周方向に円弧状に延びる。一対の被係止面4iは、底板4bの外周部の周方向の両端部、すなわち切り欠き部4hの周方向の両端部に配置され、周方向かつ上側を向く傾斜面に形成される。
この変形例においても、前述の実施形態と同様の作用効果が得られる。
Claims (5)
- 上下方向に延びる外装筒と、
前記外装筒内に配置され、前記外装筒の上端開口部から上側に突出可能な棒状内容物と、
前記棒状内容物を保持し、前記外装筒と上下方向の相対移動が許容され、周方向への相対移動が規制された中皿部材と、
前記外装筒内に配置され、前記中皿部材と螺着される回転部材と、
前記外装筒に取り外し可能に装着され、前記外装筒の上端開口部を塞ぐキャップと、
前記回転部材および前記中皿部材を下側へ付勢する付勢部材と、
前記外装筒に対して前記回転部材および前記中皿部材を上側に押し込むノック操作により、前記回転部材、前記中皿部材および前記棒状内容物を上下動させて、前記棒状内容物が前記外装筒から上側に突出する使用位置、および、前記棒状内容物が前記使用位置よりも下側に配置される待機位置のいずれかに保持するノック機構と、を備え、
前記キャップは、前記回転部材の下端部に係止可能な係止部を有する、
繰出容器。 - 前記キャップは有頂筒状であり、
前記係止部は、前記キャップの周壁の下端部に設けられ、
前記キャップが上下反転したキャップ倒立姿勢で、前記係止部が、前記回転部材の下端部に係止される、
請求項1に記載の繰出容器。 - 前記キャップの周壁の下端部が、前記キャップ倒立姿勢で、前記外装筒内に摺動自在に嵌合する、
請求項2に記載の繰出容器。 - 前記中皿部材は、
前記棒状内容物を保持する保持部と、
前記保持部の下側に配置され、上下方向に延びる雌ネジ筒と、を有し、
前記回転部材は、
前記雌ネジ筒と螺着し上下方向に延びる雄ネジ軸と、
前記雄ネジ軸の下側に配置される底板と、を有し、
前記底板は、前記係止部に係止される被係止部を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の繰出容器。 - 前記底板は、前記雄ネジ軸よりも外径が大きく、
前記被係止部は、前記底板の外周部に配置される、
請求項4に記載の繰出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019122300A JP7246273B2 (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 繰出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019122300A JP7246273B2 (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 繰出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021007529A true JP2021007529A (ja) | 2021-01-28 |
JP7246273B2 JP7246273B2 (ja) | 2023-03-27 |
Family
ID=74198699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019122300A Active JP7246273B2 (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 繰出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7246273B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130615U (ja) * | 1982-02-27 | 1983-09-03 | 株式会社 葛飾プレス工業所 | 定寸押し出し機構のついた繰り出し化粧棒容器 |
JPS61122714U (ja) * | 1985-01-14 | 1986-08-02 | ||
JPS61151608U (ja) * | 1985-03-11 | 1986-09-19 | ||
JPS6331609A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | 株式会社 飛弾製作所 | 棒状化粧料容器 |
-
2019
- 2019-06-28 JP JP2019122300A patent/JP7246273B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130615U (ja) * | 1982-02-27 | 1983-09-03 | 株式会社 葛飾プレス工業所 | 定寸押し出し機構のついた繰り出し化粧棒容器 |
JPS61122714U (ja) * | 1985-01-14 | 1986-08-02 | ||
JPS61151608U (ja) * | 1985-03-11 | 1986-09-19 | ||
JPS6331609A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | 株式会社 飛弾製作所 | 棒状化粧料容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7246273B2 (ja) | 2023-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2019131821A1 (ja) | 口紅容器 | |
JP7206038B2 (ja) | 繰出容器 | |
KR101923187B1 (ko) | 높낮이 조절형 도포구를 갖는 화장품 용기 | |
JP2021007529A (ja) | 繰出容器 | |
JP7203601B2 (ja) | 繰出容器 | |
US7581896B2 (en) | Safety knock-type writing instrument | |
JP7450327B2 (ja) | 繰出容器 | |
JP2020118374A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6980347B2 (ja) | 口紅容器 | |
JP2007061393A (ja) | ノック式化粧容器 | |
JP2022119019A (ja) | 棒状化粧材繰出容器 | |
JP4427678B2 (ja) | 化粧品収納容器 | |
JP2557052Y2 (ja) | 口紅等の収納容器 | |
WO2021131838A1 (ja) | 化粧料繰出容器 | |
JP2024139625A (ja) | 繰出容器、及びレフィル容器 | |
JP2598285Y2 (ja) | 棒状化粧料繰り出し容器 | |
JPH0548814U (ja) | 口紅等の収納容器 | |
JPH08228835A (ja) | 棒状化粧品繰出し容器 | |
JP2023144260A (ja) | 繰出容器 | |
JPH0335745Y2 (ja) | ||
JP2021142105A (ja) | 棒状基材容器 | |
JP2021160790A (ja) | 繰出し容器 | |
JPH0436738Y2 (ja) | ||
JP2021159733A (ja) | 繰出容器 | |
TW200418651A (en) | Universal refill mechanism and method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7246273 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |