JP6980347B2 - 口紅容器 - Google Patents
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Description
また、上記特許文献2記載の繰出容器では、当初の口紅の繰り出し量を化粧するには充分であるが、それ以上不必要に繰り出し過ぎないようにして、口紅折損等の事故を防止できるが、当初の口紅の繰り出し量を調節できないという問題があった。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、上下方向を「軸線方向」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
操作筒1は、内周の中ほどに形成された段部4と、段部4を境に下部に形成された下部内周面5と、段部4を境に上部に形成され、下部内周面5よりも拡径された上部内周面6とを有する。
さらに、図2に示すように、操作筒1の下端部内周には、抜け止めのために、摺動凸条7が形成され、内周の対向する2箇所には、規制突部8が形成され、内周の規制突部8が形成された箇所以外の箇所にクリック突部9が形成されている。
装着筒2の内側には、シール筒17を回動不能に取り付け、シール筒17は、弾性材料からなり、上端内周面が内筒体Dの外周面に気密で、かつ摺動可能に接触している。
図1および4に示すように、下部螺筒体C1は、外筒体Bの操作筒1の下部内周面5に、後述するように所定角度内で回動可能に嵌挿されているのに対し、上部螺筒体C2は、操作筒1の上部内周面6に回動不能に嵌挿されている。
図2に示すように、下部螺筒体C1は、本体部21の外周下部に形成され、操作筒1の摺動凸条7に摺接する摺動溝22と、操作筒1の下端部から露出するように、本体部21の下端部に形成された切替操作部としてのダイヤル部23と、本体部21の摺動溝22の上部に形成され、操作筒1のクリック突部9と対向するクリック受け部24と、同様に、規制突部8と当接する規制凹部25とを有し、ダイヤル部23を回動することにより、下部螺筒体C1を操作筒1に対して規制凹部25の範囲内で回動可能としている。
本実施例では、クリック突部9を操作筒1に形成し、これに対向するクリック受け部24を下部螺筒体C1に形成しているが、逆にクリック突部9を下部螺筒体C1に形成し、クリック受け部24を操作筒1に形成しても構わないし、同様に、規制突部8を下部螺筒体C1に形成し、これと当接する規制凹部25を操作筒1に形成しても構わない。
図1および4に示すように、上部螺筒体C2は、本体部27の外周に形成され、操作筒1の上部内周面6の回り止め凸部(図示せず)と係合する回り止め凹部28を有することにより、操作筒1に対して上部螺筒体C2を回動不能としている。
内筒体Dは、中間部の係止突部34より上部に位置する収納筒部31と、係止突部34より下部に位置するガイド筒部32とを備え、ガイド筒部32は、軸線方向に延び、対向する2本のスリット部33が形成されている。
まず、口紅kを使用する際には、図1に示すように、図示しないキャップを容器本体Aから外した後、内筒体Dの収納筒部31を手指で把持し、外筒体Bの操作筒1を内筒体Dに対して時計回りに回動すると、操作筒1と一体に嵌挿された螺筒体Cを構成する下部螺筒体C1と上部螺筒体C2とが一緒に回動する。
すると、中皿体Eは、下部螺筒体C1の螺旋溝26に係合する螺合ピン46を突設した案内ピン45が、ガイド筒部32のスリット部33に沿って上昇することにより、図4に示すように、口紅kの先端部は、内筒体Dの収納筒部31から突出し、使用することができる。
このように、下部螺筒体C1の軸線方向の長さを調整することにより、初期状態での口紅の最大上昇量を調節することができる。
また、本実施例では、螺筒体Cを下部螺筒体C1と上部螺筒体C2との2段に分割しているが、構造は複雑になるものの、螺筒体Cを3段以上に分割することも可能である。
すると、図6(b)に示すように、下部螺筒体C1のクリック受け部24は、操作筒1のクリック突部9を乗り越えるとともに、下部螺筒体C1の規制凹部25は、操作筒1の規制突部8に当接する。
これと同時に、図3(b)に示すように、下部螺筒体C1が上部螺筒体C2に対して回動し、下部螺筒体C1の螺旋溝26と上部螺筒体C2の螺旋溝29とは、接続部で整合することにより、中皿体Eの螺合ピン46は、図7に示すように、上部螺筒体C2の螺旋溝29に係合し、口紅kを収納する中皿体Eは、軸線方向に上昇することができる。
すると、中皿体Eは、上部螺筒体C2の螺旋溝29に係合する螺合ピン46が、ガイド筒部32のスリット部33に沿って下降することにより、口紅kを収納筒部31内に戻すことができる。
B 外筒体
C 螺筒体
C1 下部螺筒体
C2 上部螺筒体
D 内筒体
E 中皿体
k 口紅
m マーク
1 操作筒
2 装着筒
4 段部
5 下部内周面
6 上部内周面
7 摺動凸条
8 規制突部
9 クリック突部
11 差し込み筒
12 フランジ部
13 キャップ装着部
14 環状突条
17 シール筒
21、27 本体部
22 摺動溝
23 ダイヤル部(切替操作部)
24 クリック受け部
25 規制凹部
26、29 螺旋溝
28 回り止め凹部
31 収納筒部
32 ガイド筒部
33 スリット部
34 係止突部
41 皿側壁
42 皿底壁
43 収納リブ
44 案内筒壁
45 案内ピン
46 螺合ピン
Claims (3)
- 容器本体を回動操作することにより、口紅を繰り出す口紅容器であって、
容器本体は、口紅を収納し、螺合ピンが設けられた中皿体と、中皿体を回転不能かつ上下動可能に案内する内筒体と、中皿体の螺合ピンと係合する螺旋溝が形成され、内筒体の外周で回動することにより中皿体を上下動する螺筒体と、螺筒体の外周に嵌挿される外筒体とを備え、
螺筒体は、外筒体に対して回動調節可能な下部螺筒体と、外筒体に対して回動不能な上部螺筒体とに分割され、螺旋溝が整合しない状態と整合する状態とを切り替え可能とすることを特徴とする口紅容器。 - 下部螺筒体は、外筒体から露出する切替操作部を有することを特徴とする請求項1に記載の口紅容器。
- 切替操作部は、下部螺筒体の下端部に形成された回動可能なダイヤル部であることを特徴とする請求項2に記載の口紅容器。
Priority Applications (1)
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JP2017231069A JP6980347B2 (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 口紅容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017231069A JP6980347B2 (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 口紅容器 |
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JP2019097817A JP2019097817A (ja) | 2019-06-24 |
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Family Applications (1)
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2017
- 2017-11-30 JP JP2017231069A patent/JP6980347B2/ja active Active
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