JP2020513261A

JP2020513261A - 引出し

Info

Publication number: JP2020513261A
Application number: JP2019528116A
Authority: JP
Inventors: ゲリットシュタウフェンベルク，; ゼレンボイムラー，; シュテファンメルティンス，; ティモスズラプカ，
Original assignee: ポールヘティッヒゲーエムベーハーウントツェーオー．カーゲー
Priority date: 2016-11-25
Filing date: 2017-11-17
Publication date: 2020-05-14
Anticipated expiration: 2037-11-17
Also published as: CN109922695B; DE102017121597A1; CN109922695A; ES2832712T3; KR102433108B1; US10729242B2; KR20190088968A; EP3544467B1; EP3544467A1; JP7044779B2; US20190357678A1; WO2018095820A1

Abstract

本発明は、２つのサイドフレーム(１０)、底部(２)、後壁(３)及び前面パネルを有し、少なくとも１つのサイドフレーム(１０)は、内側コア(２０)によって支持された薄壁のケーシング(１１、１２)を有する引出し(１)に関する。内側コア(２０)は少なくとも２つの成形部品(２１、２４、３０)を有し、該成形部品は形状嵌合するように一緒に保持されている。このようにして、サイドフレーム(１０)は柔軟に生成されて、特にフィリグリーになる。【選択図】図２

Description

本発明は、２つのサイドフレーム、底部、後壁及び前面パネルを有する引出しに関し、少なくとも１つのサイドフレームは、内側コアによって支持された薄壁のケーシングを有する。

ドイツ公開公報102014000822号は、プラスチック材料が押出成形されて外形(profile)ストランドに切断され、次いでフィルムで覆われる引出しフレームの製造方法を開示している。外側フィルムを補強すべく、押出成形が用いられるが、このようにして製造されたサイドフレームを引出しの前面パネル又は後壁に固定することは困難である。更に、押出成形の形状は同じ断面でしか製造できないため、デザインの機能が制限される。

従って、本発明の目的は製造し易く、サイドフレームの柔軟な構成を可能にする引出しを生成することである。

この目的は、請求項１の特徴を備えた引出しによって解決される。

本発明に従った引出しにおいて、少なくとも1つのサイドフレーム、好ましくは両方のサイドフレームが内側コアによって支持される薄壁のケーシングを有し、内側コアは少なくとも２つの成形部品を有し、それらは形状嵌合式に一緒に保持されている。少なくとも２つの成形部品の使用は、押出しプロセスにおけるよりもコアの成形においてより大きい柔軟性を可能にし、それ故、前面パネル及び/又は後壁の接続を容易にする。サイドフレームの安定した構造は、少なくとも２つの成形部品の形状嵌合配置によって保証され得る。

好ましくは、内側コアは少なくとも３つの成形部品を有し、それらは形状嵌合式に一緒に保持されている。この場合にて、構成が同じではない少なくとも３つの異なる成形部品が付与される。
成形部品は、ケーシングが十分に支持されるようにケーシングの全長にわたって延びることが好ましい。

好ましい実施形態において、第１の成形部品には、前面パネルを固定するための締結手段が設けられている。例えば前面パネルは、ピンが挿入される開口部を有することができる。ねじ接続のような前面パネル用の他の締結手段も設けることができる。

第２の成形部品は、後壁用の締結手段を有するのが好ましい。第２の成形部品は、例えば角張った形状であり、後壁用にウェブとの接触面を形成する。次に、第１の成形部品と第２の成形部品との間に１つ以上の第３の成形部品を設けて、第１の成形部品を第２の成形部品に接続する。成形部品の数は、引出しの長さに応じて、自由に選択され得る。成形部品は射出成形された成形部品として費用効果的に製造することができ、それは例えばさね継ぎ接続を介して互いに差し込むことができる。

ケーシングの安定した固定のために、ケ−シングは成形部品に接着される。成形部品は大凡板状であり、底部の支持体として側方に突出するウェブを有する。ケーシングは閉鎖される必要はないが、縁部でケーシングに係合する底部のための開口部を有する。

ケーシングは、１枚以上の金属シートからなるのが好ましい。コアによる支持のために、金属シートの厚さは０.８ｍｍ未満、特に０.５ｍｍ未満であり得る。

成形部品は好ましくはプラスチック製であり、成形部品に又は成形部品内に固定された寸法安定性材料、特に金属又はプラスチックを補強のために設けている。フィリグリー構造の場合、サイドフレーム全体の厚さは１０ｍｍ未満、特に８ｍｍ未満であり得る。選択肢として、ケーシングは、視覚的に魅力的であるために、木材のような他の材料で作られた個々の要素を含むこともできる。

ケーシングは、特に曲げられた金属板を接着することによってのみ、溶接することなく設置することができる。ケーシングをコアで満たすことによって、サイドフレームは、中空の外形よりも小さい健全な本体を形成し、その結果、引き出しが動かされるときの騒音もまた減衰される。

内側コアが、サイドフレームの長手方向に対して垂直に整列して異なる高さの成形部品で形成されている場合、サイドフレームの機能性は好ましい実施形態に従って改善され得る。内側コア内の成形部品の異なる高さから生じる自由空間は、例えば、着色、透明もしくは半透明のガラス、木材もしくは天然の石のようなガラス又は他の視覚的に魅力的な材料からなる少なくとも１つの壁要素によって満たされ得る。選択肢として、サイドフレームの成形部品の上又は中に、光ガイド又は照明手段、好ましくはＬＥＤを設けることも可能である。

更なる実施形態において、少なくとも１つの成形部品は引出しの底部を受け入れる溝を有する。底部の安定した固定のために、底部を固定するための金属材料製の爪を有するホルダを溝に設けることができる。底部を溝に押し込むことによって底部を非積極的に固定することができ、ここで爪は底部の下側で底部に爪自体を食い込ませるのが好ましい。

更なる実施形態において、前面パネル又は後壁に隣接して配置された端部に配置された成形部品は、前面パネル又は後壁を固定するための締結要素が挿入される受け部を備える。締結要素は調整機構を介して成形部品に対してスライド可能又は旋回可能に取り付けられて、締結要素を調整することによって前面パネル又は後壁を整列させることができる。調整機構は、高さ又は横方向の調整だけでなく、深さ調整又は傾斜調整にも使用することができる。締結要素の挿入は設置状況に依存し得るので、締結要素の用途に応じて全く同一の成形部品で異なる機能性が得られる。

本発明は添付の図面を参照して、幾つかの実施形態を用いて、以下により詳細に説明される。
本発明に従った引出しの斜視図である。図１のサイドフレームの分解図である。図２のサイドフレームの前面図である。図２のサイドフレームの前面図である。図２のサイドフレームのコアを示す。本発明に従ったサイドフレームの第２の実施形態の分解斜視図である。図５のサイドフレームのコアを示す。本発明に従って、異なるケーシングを備えたサイドフレームの概略図である。本発明に従って、異なるケーシングを備えたサイドフレームの概略図である。本発明に従って、異なるケーシングを備えたサイドフレームの概略図である。本発明に従って、異なるケーシングを備えたサイドフレームの概略図である。本発明に従って、異なるケーシングを備えたサイドフレームの概略図である。本発明に従って、異なるケーシングを備えたサイドフレームの概略図である。サイドフレームの他の実施形態を示す図である。サイドフレームの他の実施形態を示す図である。サイドフレームの他の実施形態を示す図である。組立て時の図８のサイドフレームの図である。組立て時の図８のサイドフレームの図である。修正されたサイドフレームの他の実施形態の図である。修正されたサイドフレームの他の実施形態の図である。修正されたサイドフレームの図である。修正されたサイドフレームの図である。図１１Bのサイドフレームの詳細図である。図１１Bのサイドフレームの詳細図である。サイドフレームの修正された形状部分の図である。サイドフレームの修正された形状部分の図である。本発明に従った、引出しの修正されたサイドフレームの斜視図である。図１４のサイドフレームの分解図である。図１５のサイドフレームの分解斜視図であり、ケーシングが無い。前面パネルに隣接した形状部分の斜視図であり、締結要素を備えている。図１７の形状部分の斜視図であり、締結要素が無い。締結要素の斜視図である。修正された締結要素を備えた形状部分の斜視図である。２つの締結要素を備えた修正された形状部分の斜視図である。修正された締結要素を備えた図２１の形状部分の図である。修正された締結要素を備えた図２１の形状部分の斜視図である。

特に家具又は家電製品のための引出し１は底部２を含み、該底部から後壁３が後側に突出し、これは両側で２つのサイドフレーム１０に接続される。サイドフレーム１０は、後壁３を引出し１の前面を覆う図示しないパネル状の前面パネルに連結する。前面パネルはサイドフレーム１０から突出するピン２３に固定されており、該ピン２３は前面パネルの対応する開口部に挿入され、任意に接着される。

サイドフレーム１０の構成は図２に詳細に示され、反対側のサイドフレーム１０は鏡面反転しており、同じ構造を有する。各サイドフレーム１０は、２枚の金属シート１１及び１２からなるケーシングを含み、該２枚の金属シートはコア２０によって充填される内部キャビティを囲む。コア２０は、形状に適合する方法で一緒に保持されているいくつかの成形部品２１、２４及び３０から形成されている。

第１の成形部品２１は、前面パネルを固定するためのものであり、一方の端面に２本の突出ピン２３を備えている。成形部品２１は、本質的に板状であり、底部２を支持するための内側に突出するウェブ２２を有する。ピン２３とは反対側には溝２７が形成されており、溝２７には隣接する成形部品２４のウェブ状のばね２６が係合する。成形部品２４はまた、底部２を支持するための内向きウェブ２５を有する。

別の形状の部品３０が後側に設けられ、これは角のある形状であり、後壁３の平面と平行に整列したウェブ３１を有する。ウェブ３１は後壁３を取り囲み、例えば、ねじを介して後壁３に接続され得る。成形部品３０は、隣接する部品２４と整列しているさらなる部分を有する。前側形状の部品２１と後側形状の部品３０との間には、サイドフレーム１０の長さに応じて、同じ形状を有する、例えば２つから８つの形状部品を有する複数の中間形状の部品２４がある。

図３Ａ及び図３Ｂにおいて、図２のサイドフレームが正面図で示される。ケーシングは、０．８ｍｍ未満、特に０．５ｍｍ未満、例えば０．３ｍｍと０．５ｍｍの間の厚さを有する第１の薄壁金属シート１１及び第２の薄壁金属シート１２を含む。金属シート１２は、Ｕ字形の上縁が曲げられるように下向きに傾斜したウェブ１７に接続された上縁１３を有する。低部領域では、その他の箇所では板状の金属シート１２は曲げ部１４を備えている。金属シート１１は大凡板状であり、上部に段部１６を含み、金属シート１１と平行に延びるウェブ１５が続く。

サイドフレーム１０は、最初にコア２０を組み立て、次に金属シート１２をコア２０に接着することによって組み立てることができる。さらに、金属シート１１がウェブ１７とコア２０の壁との間の空間に挿入され、金属シート１１もコア２０に接着される。このようにして形成されたユニットは、後壁３、前面パネル及び底部２と組み合わされて引出しを形成することができる。後壁を取り付けるために、開口部３２がウェブ３１に切欠き形成され、その中にねじをねじ込むことができる。

底部２の場合、溝状の受け部２８が成形部品２１、２４、３０上のウェブ２２に隣接して形成され、底部２の側縁を挿入することができるので、底部２の側縁も持ち上られないように固定される。図３Ｂに特に見られるように、金属シート１１及び１２を有するケーシングは、コア２０を完全には囲まないが、底部２のための部分領域及びウェブ２２の下の領域は、通常見えないので被覆されない。

図４は、成形部品２１、２４及び３０から成る複合コアを示す。成形部品２１、２４、３０は、その上端に凹部１９を形成し、その中に金属シート１１の段部１６を有する上部ウェブ１５を挿入することができ、それによって金属シート１１もコア２０に形状嵌合式に取り付けられる。

図５は図２に近似して構成されたサイドフレームの他の実施形態を示す。しかし、成形部品２１、２４及び３０は、補強要素４０及び４１のための１つ又は複数の通路を有する。例えば鋼板又は硬質プラスチックで作られた第１の帯状又はストリップ状の補強要素４０は、中央形状部品２４を貫通し、各端部に突起４２又はピン又はボルトが挿入された凹部を有する。突起４２又はピン又はボルトは、前側の成形部品２１の開口部４３及び後側の成形部品３０の開口部３３に挿入可能である。帯状の補強要素４０は、張力下でのコアの横方向安定性及び耐荷力を増大させるために使用され得る。さらに、棒状の補強要素４１が、例えば開口部２９内に接着されている下部領域内の成形部品２１、２４、及び３０内の開口部２９を通過する。補強要素４１用の他の機械的な固定具も付与される。

図６は、相互接続された成形部品２１、２４、３０の安定化に寄与する補強要素４０、４１を有する複合コア２０を示す。他の全ての点において、この実施形態は第１の実施形態と同じように構成されている。

図７Ａから図７Ｆは、コア２０のケーシングのための異なる変形例を示し、図２又は図５に示すように、概略的に示され構成されているに過ぎない。
図７Ａは、コア２０に接着された板状の金属シート１１’と、上部領域でＵ字形に曲げられ、さらにコア２０に接着された第２の金属シート１２'とを示す。金属シートについては段部１６を省略し、金属シートについては曲げ部１４を省略した。

図７Ｂに示す実施形態において、ケーシングは３つの部分、即ち２つの板状の金属シート５０及び５１からなり、その上部はＵ字形のプロフィール５２によって覆われており、プロフィール５２の２つの脚部は金属シート５０及び５０の外壁と重なっている。

図７Ｃは、底部２が通過するための凹部を除いて、コアに従って曲げられる一体的なケーシング５５によってコア２０が覆われる変形例を示す。
図７Ｄにおいて、ケーシングは、内側及び外側が板状で上部領域がＵ字形に曲げられた２つの金属シート６０及び６１によって形成されており、コア２０の溝状受け部が脚部の接続領域に係合している。これにより、特にコア２０に係合する脚部もまたコア２０に接着されている場合、ケーシングとコア２０からなるユニットの安定性を高めることができる。

図７Ｅに示す実施形態において、ケーシング７０もまた図７Ｃと同様に一体に形成されているが、引き出しの上方には底部２の上に載っている屈曲部７１があり、底部２の頂部とケーシングとの間に隙間は見えない。

図７Ｆは、コア２０を囲む傾斜した金属シートで作られた内壁８０及び外壁８１を有するケーシングの例を示す。内壁８０及び外壁８１をコア２０に固定するために、係止要素８３、特に係止ヘッドを有するピンを使用してコア２０の受け部に挿入することができる差込部８２が提供される。差込部８２は、内壁８２と外壁８１とを溶接により固定するために使用することができる。この目的のために、内壁８０及び外壁８１は、コア２０上の受け部内の端部と少なくとも部分的に係合し、差込部８２によって形状嵌合又は力固定方式で固定されてもよい。

示された実施例は必要に応じて組み合わせることができる。例えば、コア２０は、１つのみの補強要素４０又は４１、又は示された補強要素４０及び４１より多くの補強要素４０又は４１を有することができる。補強要素は成形部品を貫通して延びる必要はないが、例えば接着によって成形部品の表面に固定することもできる。

成形部品２１、２４、３０は、さね継ぎ結合(tongue-and groove connection)によって確実に一緒に保持されている。勿論、他の形状嵌合接続、例えば蟻継接続、フック接続又は他のプラグイン又はピボット接続を提供することも可能である。

成形部品２１、２４、３０は射出成形法によりプラスチックで作られる。サイドフレームの長さに応じて、より多い又はより少ない中サイズの成形部品２４を成形部品２１と後側の成形部品３０との間に挿入することができる。

図８Ａ乃至図８Ｃは、前側の成形部品９０、中間の成形部品９１、及び後側の成形部品９２を有するサイドフレーム１０'の他の実施形態を示す。中間の成形部品９１は、成形部品９０、９２よりもサイドフレームの上下方向の高さが低い。ガラス又は他の光学的に目立つ材料で作られた壁要素は、中間の成形部品上に置かれそして外側から見えるように留まる。この目的から、内側ケーシングは、前部ウェブ９３と後部ウェブ９５とを含むサイドフレームの内側に設けられ、両ウェブの間にガラス壁要素が見えるようになっている凹部９４が形成されている。前側の成形部品９０と後側の成形部品９２とは、引出し用の底部を収容するための溝を有する中間の成形部品９１によって接続されている。ウェブ９３は前側の成形部品９０を覆い、その上からフレームの長手方向に突出して、ガラス壁要素は、ウェブ９３及び後部ウェブ９５によって部分的に覆われており、したがって壁要素１１２は、サイドフレームの長手方向に対して垂直方向に保持されている。同様に、外側ケーシング１００が２つのウェブ１０３、１０４を備えてフレームの外側に設けられており、これら２つのウェブ１０３、１０４も任意選択的にウェブ９３、９５に接続され、Ｕ字形の縁部１０１は成形部品９０の上側に係合する前面ウェブ１０３に一体形成されている。更に、壁要素１１２の端部は、壁要素９１がケーシングによって保持されるように重ね合わされる。前側の成形部品９０及び後側の成形部品９２は、ガラス壁要素と同一平面内に配置されており、内側及び外側ケーシングの方向にほぼ平坦な接触面を形成している。

成形部品９０、９２上にて、溝９６が上側に形成され、該溝は例えばカバ―ストリップ又は頂部フレームである更なる要素の組み立てに用いられる。しかしながら、図８及び図９の実施形態では、溝９６は塞がれていない。

図９Ａ及び図９Ｂに示すように、成形部品９０は、内側ケーシングがウェブ９３と嵌合し、外側ケーシング１００がＵ字形の縁部１０１と嵌合する前に組み立てるために設けられる。段状縁部９８がウェブ９３上に形成され、これは成形部品９０上の対応する受け部９７に係合し、それによりウェブ９３を有する内側ケーシングが成形部品９０上に形状嵌合式に保持される。段状縁部９８は、次いで、外側ケーシング１００のＵ字形の縁部１０１によって覆われ、ケーシングは任意選択的に互いに接着されることができる。

図１０Ａ及び図１０Ｂは、サイドフレームの修正された実施形態を示し、上記で説明した如く、内側ケーシング９３'は凹部９４を有さず、幾つかの成形部品９０が内部に設けられている。外側にて、外側ケーシング１００が設けられており、この外側ケーシング１００はＵ字形の縁部１０１にて、上側で成形部品９０の周りに係合している。成形部品９０にて、光ガイド１０５が挿入される溝９６がある。例えばサイドフレーム、後壁又は前面パネルに配置されたＬＥＤを介して、光が光ガイド１０５内に放射される。Ｕ字形の縁部１０１にて、幾つかの開口部１０２は凹んでいるので、光は開口部１０２を通って光ガイド１０５を介して放射されることができ、光学的に魅力的な効果をもたらす。

図１１Ａ及び図１１Ｂは、図１０から修正された実施形態を示し、プラグイン部１１０が嵌合具９０の溝９６に挿入され、その上側に光ガイド１０５が配置されている。棒状の光ガイド１０５は、設置後に外側から見えるまま残り、光ガイド１０５の一端に放射される光を分配するために使用することができる。内側ケーシング９３'は光ガイド１０５の真下まで延びており、外側ケーシングも光ガイド１０５を覆っていない。

図１２Ａ及び図１２Ｂに示すように、内側ケーシング９３'は頂部に湾曲した縁部９８'を有し、外側ケーシングは成形部品の頂部とプラグイン部１１０の厚い頭部との間に挿入された湾曲した縁部１０１を有することができる。ケーシング９３'及び１００'は、プラグイン部１１０によって定位置に保持され得る。プラグイン部１１０は厚くなった足部１１１を有し、これは対応する溝９６の拡大部に挿入される。光ガイド１０５は、プラグイン部１１０の上側に固定されており、特に接着又はクランプされている。

図１３Ａ及び図１３Ｂは、サイドフレーム用の修正されたプラスチック製の成形部品を示し、金属製のケーシングが除去されている。サイドフレームは、引出しの底部を収容する溝１２１を備えた少なくとも１つの成形部品１２０を備えている。成形部品１２０はサイドフレームの全長に亘って延びているのが好ましい。サイドフレームの長手方向の一方の端面に溝１２３を有する壁要素１２２が溝の上方に設けられ、該溝に隣接する成形部品１２０の突出した舌状部１２４が挿入され得る。これは、幾つかの成形部品１２０をサイドフレームの全長にわたって互いに挿入することができることを意味する。

金属ブラケット１２７を固定するために、溝１２１の底部に開口１２５が付与されている。金属ブラケット１２７は、開口部１２５内の取付け位置に配置された取付け穴１２９を有する垂直脚部１２８を含む。溝１２１の下側水平脚部１３１には、金属ブラケット１２７の第２脚部１３０が挿入される受け部が形成されている。第２の脚部１３０には、上方に突出する歯を有する爪１３３があり、該爪１３３は取付け開口部１３４を有する２つのウェブによって囲まれている。引出しの底部を固定すべく、端部において底部は溝内に押され、力をロックする方法で固定され、爪１３３は、底部の下側で爪自体を底部に埋め込む。爪１３３上の締め付け力は、水平脚部１３１上に分配され、水平脚部１３１は両端で下方に突出するウェブ１２６によって支持され得る。第２の脚部１３０の上面と水平脚部１３１の上面とは、床を支持するように大凡同一平面上に位置合わせされる。

図１４及び図１５は、引出し１用の修正されたサイドフレーム１０’を示す。サイドフレーム１０'は、２つの曲がった金属シート１１'及び１２'から作られ、１以上の中間の成形部品２０１を備える内側コアを囲むケーシングと、前面パネルに対向する端部における成形部品２０２、後壁に対向する端部における成形部品２２０を備える。中間の成形部品２０１は、射出成形プロセスによってプラスチックから製造することができ、成形部品２０１の体積に関してほとんど材料が必要とされないように格子構造を有する。引出しの底部の縁部を挿入するための溝２０９が成形部品２０１、２０２及び２２０上の金属シート１２'の下に形成されている。成形部品２０１、２０２、２２０の上には、一方の上面には、ケーシングの２枚の金属シート１１'及び１２'を取り付けることができる多数の上向きに突出するウェブ２１９があり、取付け具の種類は、先の実施形態の１つに従って構成され得る。

前面パネルに対向した成形部品２０２は凹部又は受け部を備え、該凹部又は受け部内に締結要素２０３が挿入される。締結要素２０３は、少なくとも３つの側面、好ましくは少なくとも４つの側面で成形部品２０２によって囲まれている。締結要素２０３は、締結要素２０３に対して調整可能な調整要素２０４を備える。前面パネルを固定するために締結手段２０５が調整要素２０４に設けられており、図示の実施形態の締結手段２０５は、前面パネルの対応する穴又は開口部に挿入されるピンとして構成されている。

更に、高さ調整部が成形部品２０２に設けられており、取付け部品２０７は成形部品２０２の下方領域に固定され、取付け部品上に湾曲ガイドが形成され、それはレバー２０６と協働し、レバー２０６は回転運動中に底部に対する前面パネルの位置を調整し得る。

前面パネルに隣接して配置された成形部品２０２は、後壁に対向する反対側のサイドフレームに配置された成形部品と同じ構成を有する。同じサイドフレーム上の後壁に対向する成形部品２２０は、サイドフレームの長手方向に対して垂直な中心面に対して対称に鏡映されている。修正された締結要素２２１が成形部品２２０の凹部に挿入され、締結要素は成形部品２２０上に形状嵌合式に保持され、サイドフレームを後壁に固定するのに役立つ。

図１７は、締結要素２０３を有する前面パネルに隣接する成形部品２０２を詳細に示す。
締結要素２０３上には回転可能な偏心器２１０があり、これは成形部品２０２の壁部の開口部２１４に回転可能に取り付けられている（図１８）。調整要素２０４の高さは、偏心器２１０を使用して締結要素２０３に対して調整することができる。この目的のために、調節要素２０４は締結要素２０３内に垂直方向の遊びをもって収容されている。１つ以上のウェブ２１２が案内のために締結要素２０３上に形成され、対応する凹部２１３又は案内受け部に係合する。

調整要素２０４上に配置されている締結要素２０３上には、横方向調整部２１１も設けられている。横方向調整部２１１は、調整要素２０４の位置を水平な一方向にかつサイドフレームの長手方向に対して垂直な一方向に変更するために使用され得る。引出しの底部の縁を収容するために、成形部品２０２には溝２０９もあり、底部の位置は高さ調整によって変えることができる。レバー２０６による高さ調整は、眼部２０８に回転可能に取り付けられている。

図１８は、締結要素２０３のない成形部品２０２を示しており、成形部品２０２はＵ字型に包囲されており、少なくとも部分的に第４の側の壁部に接している。
図１９は締結要素２０３を示し、偏心器２１０を見ることができ、それによって調整要素２０４を締結要素２０３に対して高さを調整することができる。更に、横方向調整部２１１を見ることができ、これにより調整要素２０４をサイドフレームの平面に垂直な方向に位置決めすることが可能になる。調整要素２０４には、前面パネルを固定するための固定手段２０５として２つのピンが形成されている。

図２０は、後側の成形部品２２０を示し、上端部にウェブ２１９を有し、前側の成形部品２０２と同様に設計されて後方にのみ開口している受け部又は凹部を有する。締結要素２２１が成形部品として受け部に挿入され、成形部品は形状嵌合する方法でかつ不動に成形部品２２０に保持される。２つのピン２２２が締結要素２２１上に一体的に形成され、それは後壁を固定するのに役立つ。成形部品２２０はまた、床の縁部を収容するための溝と、高さ調整を取り付けるための眼部２０８とを含む。

図２１は、上述の成形部品２０２及び２２０よりも高さが高く設計されている修正された成形部品２３０を示す。成形部品２３０には２つの受け部又は凹部が形成されており、その各々に締結要素２０３が挿入されている。２つの締結要素２０３は上下に配置されて、成形部品２３０を高いサイドフレームに使用することができる。更に調整要素２０４を内部に調整可能に保持した締結要素２０３の構成は、以前の実施形態の例と同じである。成形部品２３０の下部には、取付部２０７とレバー２０６とを備えた高さ調整部が示されており、高さ調整部は成形部品２３０に対して底部を調整することができる。

図２２では、成形部品２３０は、締結要素２０３では充填されず、成形部品２３０に形状嵌合するように固定されている修正された締結要素２２１で充填されている。この場合、２つの締結要素２２１が互いの上に設けられ、その上に傾斜ウェブ２２４が保持され、傾斜ウェブ２２４は後壁を取り付けるのに役立つ。

図２３は、２つの修正された締結要素２２１’を有する成形部品２３０を示し、そこでは後壁を固定するために係止要素２２２'がピン２０５又は傾斜ウェブ２２４の代わりに設けられる。係止要素２２２'は、例えば、後壁を所定の位置に係止するために後壁の開口部に挿入することができる。
図２１乃至図２３に示されるように、異なる締結手段２０３、２２１又は２２１'を使用することによって、同一の成形部品２３０を使用して異なる後部パネルを取り付けることができる。前面パネルを固定するために前面側にも同様の変形例が可能であることは明らかである。

１引出し
２底部
３後壁
１０、１０’ サイドフレーム
１１、１１’ 金属シート
１２、１２’ 金属シート
１３縁部
１４曲げ部
１５ウェブ
１６段部
１７ウェブ
１９凹部
２０コア
２１成形部品
２２ウェブ
２３ピン
２４成形部品
２５ウェブ
２６ばね
２７溝
２８受け部
２９開口部
３０成形部品
３１ウェブ
３２開口部
３３開口部
４０補強要素
４１補強要素
４２突起
４３開口部
５０金属シート
５１金属シート
５２プロフィール
５５ケーシング
６０金属シート
６１金属シート
７０ケーシング
７１曲げ部
８０内壁
８１外壁
８２プラグイン部
８３係止要素
９０成形部品
９１成形部品
９２成形部品
９３ケーシング
９４凹部
９５ケーシング
９６溝
９７受け部
９８、９８’ 縁部
９９ウェブ
１００ケーシング
１０１縁部
１０２開口部
１０３ウェブ
１０４ウェブ
１０５光ガイド
１１０プラグイン部
１１１足部
１１２壁要素
１２０成形部品
１２１溝
１２２壁要素
１２３溝
１２４ばね
１２５開口部
１２６ウェブ
１２７金属ブラケット
１２８垂直脚部
１２９取付け穴
１３０ウェブ
１３１水平脚部
１３３爪
２０１成形部品
２０２成形部品
２０３締結要素
２０４調整要素
２０５締結手段
２０６レバー
２０７取付け部
２０８眼部
２０９溝
２１０偏心器
２１１側方調整具
２１２ウェブ
２１３凹部
２１４開口部
２１９ウェブ
２２０成形部品
２２１、２２１’ 締結要素
２２２ピン
２２２’ 係止要素
２２４ウェブ
２３０成形部品

Claims

２つのサイドフレーム(１０)、底部(２)、後壁(３)及び前面パネルを有し、少なくとも１つのサイドフレーム(１０)は、内側コア(２０)によって支持された薄壁のケーシング(１１、１２)を有する引出し(１)において、
内側コア(２０)は少なくとも２つの成形部品(２１、２４、３０、９０、９１、９２、１２０、２０２、２２０、２３０)を有し、該成形部品は形状嵌合する方法で一緒に保持されている、引出し。
内側コア(２０)は少なくとも３つの成形部品を有し、それらは形状嵌合するように一緒に保持されている、請求項１に記載の引出し。
成形部品(２１、２４、３０、２０２、２２０、２３０)は、ケーシング(１１、１２)の全長にわたって延びる、請求項１又は２に記載の引出し。
第１の成形部品(２１)には、前面パネルを固定するための締結手段(２３)が設けられている、請求項１乃至３の何れかに記載の引出し。
締結手段(２３)は１以上の突出ピンを有する、請求項４に記載の引出し。
第２の成形部品(３０)は、後壁用の締結手段(３１)を備える、請求項２又は４又は５に記載の引出し。
成形部品(２１、２４、３０)は射出成形部品として生成される、請求項１乃至６の何れかに記載の引出し。
成形部品(２１、２４、３０)は、さね継ぎ結合(２６、２７)によって互いに押し込まれる、請求項１乃至７の何れかに記載の引出し。
ケーシング(１１、１２)は、成形部品(２１、２４、３０)が接着される、請求項１乃至８の何れかに記載の引出し。
成形部品(２１、２４、３０)は板状に形成されて、底部(２)の支持として側方に突出するウェブ(２２、２５)を有する、請求項１乃至９の何れかに記載の引出し。
ケーシング(１１、１２)は１以上の金属シート、特に鋼シートから形成される、請求項１乃至１０の何れかに記載の引出し
金属シートは、０.８ｍｍ未満、特に０.５ｍｍ未満の厚みを有する、請求項１１に記載の引出し。
寸法的に安定した材料、特に金属又はプラスチックで作られた補強要素(４０、４１)が、成形部品(２１、２４、３０)内又は成形部品(２１、２４、３０)上に設けられている、請求項１乃至１２の何れかに記載の引出し。
サイドフレーム(１０)は１０ｍｍ未満、特に８ｍｍ未満の厚さを有する、請求項１乃至１３の何れかに記載の引出し。
ケーシング(１１、１２)は、木製の装飾要素を少なくとも部分的に備える、請求項１乃至１４の何れかに記載の引出し。
内側コアは、サイドフレームの長手方向に対して垂直な方向に異なる高さを有する少なくとも２つの成形部品(９０、９１)を有する、請求項１乃至１５の何れかに記載の引出し。
光ガイド又は照光手段(１０５)がサイドフレームの成形部品上又は成形部品内に配備されている、請求項１乃至１６の何れかに記載の引出し。
少なくとも１つの成形部品(１２０)上に、引出しの底部を受け入れる溝(１２１)が形成された、請求項１乃至１７に記載の引出し。
底部を固定する金属材料の爪(１３３)を備えた受け部が溝内に配備された、請求項１８に記載の引出し。
前面パネル又は後壁(３)に隣接した端部に配置された成形部品(２０２、２２０、２３０)は、前面パネル又は後壁(３)を端部にて成形部品(２０２、２２０、２３０)に固定する締結要素(２０３、２２１、２２１’)が挿入される受け部を有する、請求項１乃至１９の何れかに記載の引出し。
締結要素(２０３、２２１、２２１’)は、調整機構(２０６、２１０、２２１)を介して成形部品(２０２、２２０、２３０)に対して変位可能又は旋回可能に取り付けられた、請求項２０に記載の引出し。