JP2020507331A5 - - Google Patents

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図1は、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞における組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)の生産を示す。HEK293細胞において、プラスミドによる3重トランスフェクション(pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)、pRC2−mi342(6234、Clontech社)及びpHelper(6234、Clontech社))を完遂した。CHOK1SV GS−KO(商標)において、ヘルパーウイルスとの同時感染(wt Ad5)による2重トランスフェクション(pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)及びpRC2−mi342(6234、Clontech社))を完遂した。図1Aは実験計画の概略図を示す。 図1は、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞における組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)の生産を示す。HEK293細胞において、プラスミドによる3重トランスフェクション(pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)、pRC2−mi342(6234、Clontech社)及びpHelper(6234、Clontech社))を完遂した。CHOK1SV GS−KO(商標)において、ヘルパーウイルスとの同時感染(wt Ad5)による2重トランスフェクション(pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)及びpRC2−mi342(6234、Clontech社))を完遂した。図1Bは、トランスフェクトしたCHOK1SV GS−KO(商標)細胞(左)、及びトランスフェクトしたCHOK1SV GS−KO(商標)細胞からのライセートを感染させたHEK293細胞(右)の、緑色蛍光タンパク質(GFP)シグナルの検出を示す。 図1は、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞における組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)の生産を示す。HEK293細胞において、プラスミドによる3重トランスフェクション(pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)、pRC2−mi342(6234、Clontech社)及びpHelper(6234、Clontech社))を完遂した。CHOK1SV GS−KO(商標)において、ヘルパーウイルスとの同時感染(wt Ad5)による2重トランスフェクション(pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)及びpRC2−mi342(6234、Clontech社))を完遂した。図1Cは、ウイルスゲノムDNAのqPCR解析による、CHOK1SV GS−KO(商標)及びHEK293(コントロール)細胞のrAAV力価の定量を示す。 図2はpMF30ベクターの図を示す。GS選択マーカーを担持するTET誘導可能なベクターにE1Aが存在する。 図3はpMF23ベクターの図を示す。PAC選択マーカーを担持する構成的ベクターにE1Bが存在する。 図4は、pXC17.4_17Ad5PerProKZベクターの図を示す。Qiao et al., J. Virol. 76:1904−13(2002)に記載のように、単一のプロモーターからE1A及びE1Bを発現させた(2つの遺伝子の間のウイルス制御領域、並びにE1A及びE1Bコーディング配列の間に位置するウイルスプロモーター領域(ヌクレオチド498〜3635)が保持されている)。アノテーションは、Qiao et al., J. Virol.76:1904−13(2002)に記載される座標と一致する。 図5は、ヘルパーウイルスなしに、野生型Ad5 E1A及びE1Bを発現してこれらの細胞におけるrAAV生産を可能にするCHOK1SV GS−KO(商標)プールの構築を示す。図5Aは実験計画の概略図である。 図5は、ヘルパーウイルスなしに、野生型Ad5 E1A及びE1Bを発現してこれらの細胞におけるrAAV生産を可能にするCHOK1SV GS−KO(商標)プールの構築を示す。図5Bは、HEK293F、HEK293L、CHOK1SV GS−KO(商標)及びCHOK1SV GS−KO(商標)MOCK及びCHOK1SV GS−KO(商標)(E1A_E1B)プールにおける、E1Aに関するゲノムPCR産物のアガロースゲル解析を示す。 図5は、ヘルパーウイルスなしに、野生型Ad5 E1A及びE1Bを発現してこれらの細胞におけるrAAV生産を可能にするCHOK1SV GS−KO(商標)プールの構築を示す。図5Cは、HEK293F、HEK293L、CHOK1SV GS−KO(商標)宿主及びCHOK1SV GS−KO(商標)MOCK及びCHOK1SV GS−KO(商標)E1A_E1Bプールにおける、E1Bに関するゲノムPCR産物のアガロースゲル解析を示す。 図5は、ヘルパーウイルスなしに、野生型Ad5 E1A及びE1Bを発現してこれらの細胞におけるrAAV生産を可能にするCHOK1SV GS−KO(商標)プールの構築を示す。図5Dは、ドキシサイクリンで処理したHEK293F、HEK293L、CHOK1SV GS−KO(商標)宿主及びCHOK1SV GS−KO(商標)MOCK及びCHOK1SV GS−KO(商標)E1A_E1Bプールにおける、E1Aに関するRT−PCR産物のアガロースゲル解析を示す。 図5は、ヘルパーウイルスなしに、野生型Ad5 E1A及びE1Bを発現してこれらの細胞におけるrAAV生産を可能にするCHOK1SV GS−KO(商標)プールの構築を示す。図5Eは、ドキシサイクリンで処理したHEK293F、HEK293L、CHOK1SV GS−KO(商標)及びCHOK1SV GS−KO(商標)MOCK及びCHOK1SV GS−KO(商標)E1A_E1Bプールにおける、E1Bに関するRT−PCR産物のアガロースゲル解析を示す。 図5は、ヘルパーウイルスなしに、野生型Ad5 E1A及びE1Bを発現してこれらの細胞におけるrAAV生産を可能にするCHOK1SV GS−KO(商標)プールの構築を示す。パネルFは、CHOK1SV GS−KO(商標)MOCK及びCHOK1SV GS−KO(商標)E1A_E1Bプールにおける、E1A及びβ−アクチンに関する、タンパク質ライセートのウエスタンブロット解析を示す。 図6は、pRC2−miRNA342(6234、Clontech社)(図6A)、pHelper(6234、Clontech社)(図6B)及びpAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)(図6C)のベクターの図を示す。 図7は、部位特異的組込み細胞株であるCHOK1SV GS−KO(商標)及びHEK293における、3つの独立して指定可能な部位特異的組込み部位(SSIS)の概略図を示す。図7Aは、1重又は2重機能レポート/マーカー遺伝子を含むランディングパッド1の配置を示す。レポーター遺伝子は、SV40Eプロモーターの制御下であり、SV40のポリA配列を有する。リコンビナーゼにより媒介されるカセット交換(RMCE)のため、不和合性のFrt部位が、SV40プロモーターとhpt−eGFP遺伝子との間(Frt−A)、及びSV40ポリA配列の5’側(Frt−B)に位置する。図7B及び図7Cは、ペイロード配列の独立したターゲッティングを可能にする、不和合性のFrt部位(C、D、E及びF)及び異なるレポーターを含む下に続くランディングパッドの配置を示す。この場合、Frt部位A〜Fは、表2に記載されるいずれかでありうる。 図8は、CHOK1SV GS−KO(商標)−AAVプロデューサー細胞の調製方法の体系的概略図を示す。SSISを用いてアデノウイルス(Ad)遺伝子(ヘルパー遺伝子)、AAV遺伝子(Rep/Cap)及びAAVベクターカセット(例えばITR−GOI−ITR)を導入し、CHOK1SV GS−KO(商標)には、更にAd遺伝子(E1A/E1B)を誘導性プロモーターと共に他の部位に導入する。この場合、Frt部位A〜Fは、表2に記載されるいずれかでありうる。図8Aは、CHOK1SV GS−KO(商標)及びHEK293宿主の単一部位の配置を示す。Adヘルパー遺伝子はSSISで組み込まれ、GOI/Rep/Cap遺伝子はプラスミドから一過性に発現される。図8Bは、CHOK1SV GS−KO(商標)及びHEK293宿主の2重部位の配置を示す。Adヘルパー及びRep/Cap遺伝子は2つの別々のSSISで組み込まれ、GOIはプラスミドから一過性に発現される。図8Cは、CHOK1SV GS−KO(商標)及びHEK293宿主の3重部位の配置を示す。ヘルパー、Rep/Cap及びGOI遺伝子は、3つの別々のSSISで組み込まれる。いくつかの場合、E1A及びE1B遺伝子はSSISにおいて組み込まれ、発現を強化する。 図9は、異なる部位におけるGOI及びRep/Cap遺伝子の部位特異的組込みを利用した、CHOK1SV GS−KO(商標)部位特異的組込み(SSI)宿主におけるrAAV生産の概略図を示す。rAAVを生産するため、CHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主に野生型Ad5を感染させ、rAAV複製のために必要とされるヘルパー遺伝子機能を提供した。 図10は、GOIベクターの概略図及びCHOK1SV GS−KO(商標)宿主の部位特異的組込みのためのRep/Cap遺伝子の4つのデザインを示す。全てのベクターには2つのFrt部位が側面に隣接し、それによりCHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主細胞へのSSIの導入が可能となる。図10Aは、ベクターpLMC31の構成(AAVカセットの両末端にITRが隣接するeGFPレポーター遺伝子を有するrAAVベクターをコード)を図式的に示す。本ベクターの選択マーカーはネオマイシンホスホトランスフェラーゼI遺伝子であり、Frt部位はNL1のターゲッティングのために配置される。図10Bは、ベクターpLMC32(AAV2 Rep/Cap遺伝子をコード)の構成を図式的に示す。このベクターは、Repの5’側に、2つのエンハンサーエレメントを含む、Rep発現を減少させrAAV生産を抑制するための、最小p5プロモーター(白い正方形)を含み、またCapの3’側に、Capの発現を強化する完全p5プロモーター(白黒の正方形)を含む。図10Cは、ベクターpLMC33(AAV2 Rep/Cap遺伝子をコード)の構成を図式的に示す。このベクターは、Repの5’側に最小p5プロモーター(白い正方形)を含み、またCapの3’側に、TATAボックスをGGGGGGGに変異させてプロモーター活性を減少させたp5mutプロモーター(黒及び灰色の正方形)を含む。図10Dは、ここでもAAV2 Rep/Cap遺伝子をコードするベクターpLMC34の構成を図式的に示す。ベクターは、Repの5’側に野生型p5プロモーター(白及び黒の正方形)を含み、またCapの3’側に変異p5プロモーター(黒及び灰色の正方形)を含む。図10Eは、ここでもAAV2 Rep/Cap遺伝子をコードするベクターpLMC35の構成を図式的に示す。このベクターは、Repの5’側及びCapの3’側に変異p5プロモーター(黒及び灰色の正方形)を含む。pLMC32からpLMC35の選択マーカーはGS cDNAであり、Frt部位はFer1L4へのターゲッティングのために配置される。 図11は、ウエスタンブロット解析によるHEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞におけるE1A、Rep及びCapのタンパク質発現を示す。HEK293細胞を、pHelper(6234、Clontech社)、GOI(pLMC31)及び1つのRep−Capベクター(pLMC32〜35)でトランスフェクション、又はpHelper(6234、Clontech社)、pRC2−mi342(6234、Clontech社)及びpAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)で3重トランスフェクトした。CHOK1SV GS−KO(商標)細胞に野生型Ad5を感染させ、GOI(pLMC31)及び1つのRep−Capベクター(pLMC32〜35)をトランスフェクト、又は野生型Ad5を感染させ、pRC2−mi342(6234、Clontech社)及びpAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)をトランスフェクトした。トランスフェクションの3日後、タンパク質ライセートをウエスタンブロッティングで解析した。図11Aは、E1A 289R、E1A 243R及びE1A 171Rの、3つのE1Aアイソフォームのレベルを示す(Radko et al.(2015) PLoS One. 10:e0140124)。E1Aタンパク質レベルは、マウス抗E1A抗体(Abcam、ab33183)を1:1000に希釈したものを使用して検出した。E1A、Rep及びCapタンパク質アイソフォームの分子量を括弧内に示す。異なるベクターによりトランスフェクトしたHEK293又はCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において、E1Aタンパク質レベルに変化がなかったが、各E1Aアイソフォームのタンパク質レベルは、HEK293とCHOK1SV GS−KO(商標)細胞との間で異なった。図11Bは、Rep78及びRep52タンパク質のレベルを示す。マウス抗Rep抗体(ARP、03−61069)を1:1000に希釈したものを使用して、Repタンパク質レベルを検出した。分子量を括弧内に示す。異なるベクターによりトランスフェクトしたHEK293又はCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において、Rep52タンパク質レベルに変化がなかったが、pLMC34及びpLMC35によりトランスフェクトした細胞では、Rep78タンパク質レベルは高かった。図11Cは、マウス抗Cap抗体(ARP、03−61058)を1:1000で希釈したものを用いた、VP1、VP2及びVP3の3つのCapアイソフォームのレベルを示す。分子量を括弧内に示す。異なるベクターによりトランスフェクトしたHEK293細胞において、VP3タンパク質レベルに変化がなく、VP1及びVP2はHEK293細胞において検出できなかった。VP1、VP2及びVP3は、CHOK1SV GS−KO(商標)細胞において検出できなかった。図11Dは、マウス抗β−アクチン抗体(TFS、MA5−1573)を1:1000で希釈したものを用いた、β−アクチンローディングコントロールを示す。 図12は、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞により生産されるrAAVの感染性を示す。HEK293細胞を、Rep/Cap、GOI及びpHelper(6234、Clontech社)によって3重トランスフェクトした。CHOK1SV GS−KO(商標)細胞に、Rep/Cap及びGOIをトランスフェクトし、野生型Ad5を感染させた。トランスフェクションの3日後、回収した粗製のrAAVを等量用い、HEK293細胞に感染させた。トランスダクションの2日後、緑色蛍光及び明視野イメージを得た。緑色蛍光は、GOIパッケージングされたrAAVにより発せられる。図中のスケールバーは50μmを表す。3重トランスフェクトしたHEK293細胞(pHelper(6234、Clontech社)、pRC2−mi342(6234、Clontech社)、pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社))(上パネル)により生産されるrAAVの感染性は、トランスフェクトしたCHOK1SV GS−KO(商標)細胞(第3パネル)により生産されるrAAVより高かった。特に、pLMC32〜35によりトランスフェクトしたHEK293細胞により生産されるrAAVの感染性は、pRC2−mi342(6234、Clontech社)(上パネル)によりトランスフェクトしたHEK293細胞より高かった。 図13は、GOIのSSI及び4つのRep−Capの構成のうちの1つを有する、CHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主由来のプールの構築物を示す。プールは、2つの段階で生成した。段階1のパート1において、CHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主を、FLPリコンビナーゼベクター(pMF4)及び1Rep−Capベクター(pLMC32〜35)によりトランスフェクトし、次にグルタミンフリーの培地において選択した。段階1のパート2において、CHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主を、FLPリコンビナーゼベクター(pMF4)、1つのRep−Capベクター(pLMC32〜35)及びGOIベクター(pLMC31)によりトランスフェクトし、次にジェネテシン(500μg/mL又は750μg/mL)を含むグルタミンフリーの培地において選択した。これらを「A」プールとした。段階2において、「A」プールの4〜7を、FLPリコンビナーゼ(pMF4)及びGOIベクター(pLMC31)によりトランスフェクトし、次にジェネテシン(400μg/mL)を含む培地において選択した。これらを「B」プールとした。 図14は、標的とされるSSI及び残りの(交換されない)ランディングパッドの検出のためのプライマー部位の概略図を示す。Fer1L4遺伝子に位置するランディングパッドへの特異的なRep/Cap組込みを検出するため、プライマーセットP5を設計した。予想される生成物のサイズは1524bpである。残りのランディングパッドを検出するため、プライマーセットP6を設計した。予想される生成物のサイズは487bpである。NL1座位に位置するランディングパッドへの特異的なGOI組込みを検出するため、プライマーセットP7を設計した。予想される生成物のサイズは1446bpである。残りのNL1ランディングパッドを検出するため、プライマーセットP8を設計した。予想される生成物のサイズは809bpである。 図15は、Fer1L4ランディングパッドへのRep/Cap組込みについての、ゲノムDNA PCR産物のアガロースゲル解析を示す。ゲノムDNAを、「A」プール、「B」プール、CHOK1SV GS−KO(商標)及びCHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主から回収し、次にPCRによってプライマーセット5又は6を使用して増幅した。PCR産物をアガロースゲル電気泳動により分離させた。図15Aは、Fer1L4遺伝子に位置するランディングパッドへの特異的なRep/Cap組込みについての、プライマーセットP5を用いたゲノムDNA PCR産物のアガロースゲル解析を示す。予想される生成物のサイズは1524bpである。結果は、「A」プールの4、5、6、7、9、11、17、18、19、21及び解析した「B」プールの全てにおいて、Fer1L4遺伝子に位置するランディングパッドへの特異的なRep/Cap組込みを示す。予想されるように、特異的なRep/Capの組込みは、CHOK1SV GS−KO(商標)及びCHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主において検出されなかった。図15Bは、Fer1L4遺伝子の残りのランディングパッドについての、プライマーセットP6を用いた、ゲノムDNA PCR産物のアガロースゲル解析を示す。予想される生成物のサイズは487bpである。結果は、18を除く「A」プールの全て、及び全ての「B」プールにおいて、いくつかの残りのランディングパッド、及びFer1L4遺伝子に位置するランディングパッドへの不完全なRep/Cap組込みを示す。より小型のPCR産物が「A」プールの19に存在し、すなわち配列の一部の損失を示す。予想されるように、Fer1L4のランディングパッドは、CHOK1SV GS−KO(商標)細胞において増幅されたが、CHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主においては検出されなかった。 図16は、NL1ランディングパッドへのGOI組込みについての、ゲノムDNA PCR産物のアガロースゲル解析を示す。ゲノムDNAを、「A」プール、「B」プール、CHOK1SV GS−KO(商標)及びCHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主から回収し、次にPCRによってプライマーセット7又は8を使用して増幅した。PCR産物をアガロースゲル電気泳動により分離させた。図16Aは、NL1ランディングパッドへのGOI組込みについての、プライマーセットP7を用いた、ゲノムDNA PCR産物のアガロースゲル解析を示す。予想される生成物のサイズは1446bpである。結果は、「A」プールでなく、「B」プールの全てのNL1座位に位置するランディングパッドへの特異的なGOI組込みを示す。予想されるように、特異的なGOI組込みは、CHOK1SV GS−KO(商標)及びCHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主において検出されなかった。図16Bは、残りのNL1ランディングパッドについての、P8プライマーセットを用いたゲノムDNA産物のアガロースゲル解析を示す。予想される生成物のサイズは809bpである。結果は、11を除く「A」プールの全て、及び全ての「B」プールにおいて、いくつかの残りのランディングパッド、及びNL1遺伝子に位置するランディングパッドへの不完全なGOI組込みを示す。結果によれば、NL1ランディングパッドは、「A」プール11において完全でなく、GOIはランディングパッドに組み込まれなかった。予想されるように、NL1のランディングパッドは、CHOK1SV GS−KO(商標)細胞において増幅されたが、CHOK1SV GS−KO(商標)SSI宿主においては検出されなかった。 図17は、ウエスタンブロット解析による、野生型Ad5を感染させたCHOK1SV GS−KO(商標)細胞におけるE1A、Rep及びCapのタンパク質発現を示す。「A」プール及び「B」プールに3日間野生型Ad5を感染させ、次にE1A、Rep、Cap及びβ−アクチンタンパク質発現解析のために回収した。図17Aは、E1A 289R、E1A 243R及びE1A 171Rの、3つのアイソフォームのレベルを示す。E1Aタンパク質レベルは、マウス抗E1A抗体(Abcam、ab33183)を1:1000に希釈したものを使用して検出した。E1A、Rep及びCapタンパク質アイソフォームの分子量を括弧内に示す。3つ全てのE1Aアイソフォームのレベルは、すべてのプールで同等であり、CHOK1SV GS−KO(商標)細胞においてわずかに高かった。図17Bは、Rep78及びRep52タンパク質のレベルを示す。マウス抗Rep抗体(ARP、03−61069)を1:1000に希釈したものを使用して、Repタンパク質レベルを検出した。分子量を括弧内に示す。Rep78は検出できなかった。Rep52は「A」プール13及び「B」プール6、7、8及び10において検出された(で示す)。図11Cは、マウス抗Cap抗体(ARP、03−61058)を1:1000で希釈したものを用いた、VP1、VP2及びVP3の3つのCapアイソフォームのレベルを示す。分子量を括弧内に示す。VP1、Vp2及びVP3は検出されなかった。図17Dは、マウス抗β−アクチン抗体(TFS、MA5−1573)を1:1000で希釈したものを用いた、β−アクチンローディングコントロールを示す。 図18は、AAV2 Rep及びCap mRNAの検出のためのプライマー部位の概略図を示す。プライマーセットP1はRep78及びRep68用である。プライマーセットP2はRep78、Rep68、Rep52及びRep40用である。プライマーセットP3はRep78及びRep52用である。プライマーセットP4は、全Rep及びCap用である。は、VP3を生産するために用いた代替ACGコドンを示す。AAV2ゲノム構造は、Samulski and Muzyczka., Annu. Rev. Virol. 1:427−451(2014)を参考に調整した。 図19は、トランスフェクトしたHEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞からの、Rep−Cap遺伝子及びAd5ヘルパー遺伝子についてのmRNA発現解析を示す。HEK293細胞は、pRC2−mi342(6234、Clontech社)、pAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)ベクター)により3重トランスフェクトした(黒いバー)。CHOK1SV GS−KO(商標)細胞は、pRC2−mi342及びpAAV−GFPをトランスフェクトし、野生型Ad5を感染させた(白いバー)。コントロールには、pRC2−mi342によりトランスフェクトしたHEK293又はCHOK1SV GS−KO(商標)細胞を含めた(左上のバー)。cDNAを調製し、Rep/Cap及びAdヘルパー遺伝子についてのRT−qPCR解析に供した。発現データをβ−アクチンにより内部正規化し、次にHEK293コントロールサンプルと比較した。プライマー配列を図21に示す。図19Aは、Rep78及びRep68のmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において、(それぞれ)〜6倍及び〜5倍の誘導が観察された。図19Bは、Rep78、Rep68、Rep52及びRep40のmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において、(それぞれ)〜11倍及び〜5倍の誘導が観察された。図19Cは、Rep78及びRep52のmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において、(それぞれ)〜17倍及び〜4倍の誘導が観察された。図19Dは、全Rep及びCapのmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において、(それぞれ)〜20倍及び〜7倍の誘導が観察された。図19Eは、E1AのmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293において、〜1倍の誘導が観察された。E1AのmRNAは、コントロールCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において検出されず、トランスフェクション及び野生型Ad5による感染の後、検出された。図19Fは、E1B−19KのmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293において、〜1倍の誘導が観察された。E1B−19KのmRNAは、コントロールCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において検出されず、トランスフェクション及び野生型Ad5による感染の後、検出された。図19Gは、E1B−55KのmRNAレベルを示す。3重トランスフェクション後、HEK293において、〜1倍の誘導が観察された。E1B−55KのmRNAは、コントロールCHOK1SV GS−KO(商標)細胞において検出されず、トランスフェクション及び野生型Ad5による感染の後、検出された。図19Hは、E2AのmRNAレベルを示す。E2AのmRNAは、コントロールサンプルにおいては検出できず、3重トランスフェクションの後に存在した。図19Iは、E4のmRNAレベルを示す。E4のmRNAは、コントロールサンプルにおいては検出できず、3重トランスフェクションの後に存在した。図19Jは、VAIのmRNAレベルを示す。VAIのmRNAは、コントロールサンプルにおいては検出できず、3重トランスフェクションの後に存在した。図19Kは、VAIIのmRNAレベルを示す。VAIIのmRNAは、コントロールサンプルにおいては検出できず、3重トランスフェクションの後に存在した。観察された全てのmRNAレベルは、E4を除き、HEK293細胞と比較し、CHOK1SV GS−KO(商標)において低かった(図19A〜K)。これらのデータは、Rep−CapのmRNA誘導及び発現が、HEK293細胞と比較し、CHOK1SV GS−KO(商標)細胞において低かったことを示す。 図20は、3重トランスフェクトしたHEK293及びCHOK1SV GS−KO(商標)細胞からのrAAVの力価を示す。HEK293細胞に、pHelper(6234、Clontech社)、及びpLMC32〜35又はpRC−mi342(6234、Clontech社)の1つ、及びpLMC31又はpAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)ベクターをトランスフェクトした。CHOK1SV GS−KO(商標)細胞に、野生型Ad5、pLMC32〜35又はpRC−mi342(6234、Clontech社)の1つ、及びpLMC31又はpAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)ベクターを感染させた。トランスフェクションの3日後にDNAを抽出し、AAV発現についてのTaqMan−qPCR解析に供した。CHOK1SV GS−KO(商標)細胞により生産されるAAVの力価は、HEK293細胞におけるよりも低く、pHelper(6234、Clontech社)、pLMC31及びpLMC32〜35を使用して3重トランスフェクトしたHEK293細胞により生産される力価は、Clontechベクター(pHelper(6234、Clontech社))、pRC2−mi342(6234、Clontech社)及びpAAV−GFP(AAV−400、Cell Biolabs社)を使用して3重トランスフェクトしたHEK293細胞において顕著に高かった。 図21は、TaqMan−qPCR及びゲノムDNA PCR分析に使用したプライマー配列(それぞれ表示順に配列番号43〜74)を示す。
Figure 2020507331

Claims (23)

  1. (i)少なくとも4つの別個の組換え標的部位(RTS)と、(ii)E1A、E1B又はそれらの組み合わせを含むアデノウイルス(Ad)遺伝子と、(iii)前記Ad遺伝子に作動可能に連結されるプロモーターとを含み、前記RTS、前記Ad遺伝子及び前記プロモーターが染色体に組み込まれている哺乳動物細胞。
  2. マウス細胞、ヒト細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、CHO−K1細胞、CHO−DXB11細胞、CHO−DG44細胞、すべてのバリアントを含むCHOK1SV(商標)細胞、すべてのバリアントを含むCHOK1SV GS−KO(商標)(グルタミン合成酵素ノックアウト)細胞、付着適応及び懸濁適応バリアントを含むHEK293細胞、ヒーラ細胞又はHT1080細胞である、請求項1に記載の細胞。
  3. 4つのRTSを含む、請求項1又は2に記載の細胞。
  4. 6つのRTSを含む、請求項1又は2に記載の細胞。
  5. 少なくとも1つのRTSが、配列番号1〜30からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の細胞。
  6. 少なくとも1つのRTS、前記Ad遺伝子及び前記プロモーターが、単一の染色体座位に組み込まれている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の細胞。
  7. 前記染色体座位が、Fer1L4、ROSA26、HGPRT、DHFR、COSMC、LDHa、MGAT1、GRIK1、NL1、NL2、X染色体上のMID1の第1イントロン、又は発現増強及び安定性領域である、請求項6に記載の細胞。
  8. 部位特異的リコンビナーゼ遺伝子を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の細胞。
  9. 前記部位特異的リコンビナーゼ遺伝子が、染色体に組み込まれている、請求項8に記載の細胞。
  10. 第2のAd遺伝子を更に含み、前記第2のAd遺伝子が染色体に組み込まれている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の細胞。
  11. 前記第2のAd遺伝子が、E1A、E1B、E2A、E4、VA、MIR342又はそれらの組み合わせを含む、請求項10に記載の細胞。
  12. 前記第2のAd遺伝子が、2つの前記RTSの間に位置する、請求項10又は11に記載の細胞。
  13. アデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子を更に含み、前記AAV遺伝子が染色体に組み込まれている、請求項1〜1のいずれか一項に記載の細胞。
  14. 前記AAV遺伝子が、2つの前記RTSの間に位置する、請求項13に記載の細胞。
  15. AAVベクターカセットを更に含み、前記AAVベクターカセットが染色体に組み込まれている、請求項1〜1のいずれか一項に記載の細胞。
  16. 前記AAVベクターカセットが、レポーター遺伝子、選択遺伝子、治療目的遺伝子又はそれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の細胞。
  17. ヘルパーウイルスを実質的に含まない、請求項1〜16のいずれか一項に記載の細胞。
  18. (i)少なくとも4つの別個の組換え標的部位(RTS)と、(ii)アデノウイルス(Ad)遺伝子E2A、E4、VA、MIR342又はそれらの組み合わせと、(iii)前記Ad遺伝子に作動可能に連結されるプロモーターとを含み、前記RTS、前記Ad遺伝子及び前記プロモーターが染色体に組み込まれている哺乳動物細胞。
  19. (i)少なくとも4つの別個の組換え標的部位(RTS)と、(ii)Rep、Cap又はそれらの組み合わせを含むアデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子とを含み、前記RTS及び前記AAV遺伝子が染色体に組み込まれている哺乳動物細胞。
  20. a.6つの別個の組換え標的部位(RTS)と、
    b.E1A及びE1Bを含むアデノウイルス(Ad)遺伝子と、
    c.前記Ad遺伝子に作動可能に連結されるプロモーターであって、前記RTS、前記Ad遺伝子及び前記プロモーターが染色体に組み込まれている、前記プロモーターと、
    d.E2A、E4、VA及びMIR342を含む第2のAd遺伝子であって、2つの前記RTSの間に位置する、前記第2のAd遺伝子と、
    e.Rep及びCapを含むアデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子であって、2つの前記RTSの間に位置する、前記AAV遺伝子と、
    f.レポーター遺伝子、選択遺伝子又は治療目的遺伝子を含み、2つの前記RTSの間に位置する、AAVベクターカセットと
    を含む、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞。
  21. E1A及びE1Bを含むアデノウイルス(Ad)遺伝子及び前記Ad遺伝子に作動可能に連結されるプロモーターと、E2A、E4、VA及びMIR342を含む第2のAd遺伝子と、Rep及びCapを含むアデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子と、レポーター遺伝子、選択遺伝子、治療目的遺伝子又はそれらの組み合わせを含むAAVベクターカセットとを含むチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞。
  22. 組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)プロデューサー細胞を生産する方法であって、
    a.少なくとも4つの別個の組換え標的部位(RTS)と、E1A、E1B又はそれらの組み合わせを含むアデノウイルス(Ad)遺伝子と、前記Ad遺伝子に作動可能に連結されるプロモーターとを含み、前記RTS、前記Ad遺伝子及び前記プロモーターが染色体に組み込まれている細胞を用意するステップと、
    b.(a)で用意された前記細胞に、アデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子、第2のAd遺伝子、AAVベクターカセット又はそれらの組み合わせをコードする交換可能なカセットを含むベクターをトランスフェクトするステップと、
    c.染色体に前記交換可能なカセットを組み込むステップと、
    d.前記染色体に組み込まれた前記交換可能なカセットを有するrAAVプロデューサー細胞を選択するステップと
    を含む方法。
  23. 組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)を生産する方法であって、(i)宿主細胞にrAAVを感染させるステップと、(ii)AAVベクターカセットでパッケージングされたrAAVを生産するステップと、(iii)前記パッケージングされたrAAVを精製するステップとを含み、前記宿主細胞が、
    a.少なくとも4つの別個の組換え標的部位(RTS)と、
    b.E1A、E1B又はそれらの組み合わせを含むアデノウイルス(Ad)遺伝子と、
    c.前記Ad遺伝子に作動可能に連結されるプロモーターであって、前記RTS、前記Ad遺伝子及び前記プロモーターが染色体に組み込まれている、前記プロモーターと、
    d.E1A、E1B、E2A、E4、VA、MIR342又はそれらの組み合わせを含む第2のAd遺伝子と、
    e.Rep、Cap又はそれらの組み合わせを含むアデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子と、
    f.レポーター遺伝子、選択遺伝子、治療目的遺伝子又はそれらの組み合わせを含むAAVベクターカセットと
    を含む、方法。
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