JP2020193444A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安定した作業を実現することができる作業車両を提供する。【解決手段】作業操作制御部530、左走行動作制御部540L、右走行動作制御部540R及び制御部は、走行装置の直進方向に対して車体が所定角度(例えば、10度)以上旋回している状態を検出する旋回位置検出センサ582によって、走行装置の直進方向に対して車体が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、走行装置による走行を不能に制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、アームの先端に取り付けられたブレードやバケット等の作業アタッチメントを接地させながら前進させることで、土砂を整地したり、土砂を掬い取って他所へ運搬したりすることができる作業車両が知られている。
このような作業車両において、例えば、油圧により回転可能な油圧モータの駆動により旋回ベアリングで周回させることで、走行装置に対して車体を正逆方向に旋回自在とし、車体を旋回させると、作業アタッチメントが設けられた作業装置もこれに合わせて旋回する構成をなし、作業効率の向上が図られたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−275392号公報
特許文献1に記載の作業車両は、作業アタッチメントを作業車両の直進方向に対して略直行する方向に延在させながら接地させ、該作業車両を走行させることにより、整地ないしは掘削作業を行わせることを前提としている。そのため、例えば、作業アタッチメントが作業車両の直進方向とは異なる方向を向いたまま該作業車両が走行され、その状態で作業を遂行させようとすると、作業装置の正面とはずれた方向から受ける外圧や作業装置自体の慣性により旋回モータが力の加わる方向に回転しようとする。従来、旋回モータを回転させる油圧回路では、旋回モータを停止させる際の急停止によるショックを緩和させるため、リリーフ弁等を用いたブレーキ回路が設けられており、このブレーキ回路の作用により作業装置の向きのずれがさらに大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、より安定した作業を実現することができる作業車両を提供することを目的とするものである。
上記目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、
運転台を有する車体と、前記車体に装着された作業装置と、前記車体を支持する走行装置と、前記走行装置を制御する走行制御手段と、前記走行装置に対して前記車体を旋回させる旋回装置とを備えた作業車両であって、
前記走行装置の直進方向に対して前記車体が所定角度以上旋回している状態を検出する車体位置検出手段を備え、
前記走行制御手段は、前記車体位置検出手段によって、前記走行装置の直進方向に対して前記車体が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、該走行装置による走行を不能に制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、
オペレータによる走行操作が可能な走行操作手段を備え、
前記走行装置は、油圧により走行を実現させるための左右一対の走行モータを含み、
前記走行制御手段は、前記一対の走行モータのそれぞれに対応して設けられて前記走行操作手段による操作により油圧ルートを切り換えることによって前記走行装置の走行方向及び走行停止を切り換え可能な一対の走行方向切換弁と、前記走行操作手段による操作に拘わらず、前記一対の走行モータへの油圧の供給を遮断するための第一の油圧供給遮断切換弁とを有し、前記車体位置検出手段によって、前記走行装置の直進方向に対して前記車体が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、前記第一の油圧供給遮断切換弁が機能して該走行装置による走行を不能にすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の作業車両において、
前記作業装置は、前記車体に対して上下方向に揺動可能に支持されたアームと、前記アームの先端に軸支され、掬う方向とダンプする方向とに揺動可能なバケットとを有し、
前記バケットが接地した状態であること検出する接地検出手段と、
前記旋回装置を制御する旋回制御手段とを備え、
前記旋回制御手段は、前記接地検出手段によって、前記バケットが接地した状態であることを検出した場合に、前記旋回装置による前記車体の旋回を不能に制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の作業車両において、
オペレータによる旋回操作が可能な旋回操作手段を備え、
前記旋回装置は、油圧により前記車体の旋回を実現させるための旋回モータを含み、
前記旋回制御手段は、前記旋回モータに対応して設けられて前記旋回操作手段による操作により油圧ルートを切り換えることによって前記車体の正逆方向の旋回及び旋回停止を切り換え可能な旋回方向切換弁と、前記旋回操作手段による操作に拘わらず、前記旋回モータへの油圧の供給を遮断するための第二の油圧供給遮断切換弁とを有し、前記接地検出手段によって、前記バケットが接地した状態であることを検出した場合に、前記第二の油圧供給遮断切換弁が機能して前記車体の旋回を不能にすることを特徴とする。
本発明によれば、より安定した作業を実現することができる作業車両を提供することができる。
本実施形態に係るローダ作業機の側面図である。 本実施形態に係るローダ作業機の油圧回路図である。 本実施形態に係るローダ作業機の機能ブロック図である。 アームが上昇する態様について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る作業車両としてのローダ作業機について、図面を参照しながら説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係るローダ作業機について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るローダ作業機1の側面図である。図2は、本実施形態に係るローダ作業機の主として油圧制御に係る油圧回路図である。図3は、本実施形態に係るローダ作業機の主として電気的制御に係る機能ブロック図である。図4は、アームが上昇する態様について説明する図である。以下の説明において、上下、左右及び前後とは、ローダ作業機1に乗って運転する運転者から見た状態を基準とした上下、左右及び前後を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るローダ作業機1は、例えば、一対の走行装置100L,100Rと、車体200と、作業装置300と、旋回装置400とを備えて構成されている。
走行装置100L,100Rは、トラックフレーム101の左右両側にそれぞれ1つずつ設けられている。なお、左右一対の走行装置100L,100Rはそれぞれ左右対称で同様の構造をなしているので、特に断りのない限り、左右の走行装置100L,100Rをまとめて走行装置100と表すこととし、また、特に断りのない限り、ローダ作業機1の左側に配置された走行装置100Lを図示して説明し、ローダ作業機1の右側に配置された走行装置100Rについては、説明を省略する。
走行装置100は、例えば、スプロケット102と、フロントアイドラ103と、4つのトラックローラ104と、1つのアッパーローラ105と、ラバートラック106とを備えて構成されており、前後方向に走行可能とされている。
なお、本実施形態では、ローダ作業機1を走行させる手段としてクローラ型の走行装置を適用したが、四輪で走行するホイール型の走行装置を適用することも可能である。
車体200は、ベース201と、作業者WKが着座可能な運転シート203と、作業者WKが操作可能な操作ユニット204とを備えている。
ベース201は、前端部分がやや後方に向けて立上げ形成された取付部201aを有している。取付部201aには、後述するアーム301L,301R(以下、特に断りのない限り、アーム301と称する。)及びアーム301を揺動するためのリフトシリンダ302L,302R(以下、特に断りのない限り、リフトシリンダ302と称する。)が取り付けられている。
操作ユニット204は、走行装置100L,100Rをそれぞれ前進・後退操作するための走行レバー205,206と、アーム301を上下に揺動させるためのアーム操作レバー207と、後述するバケット303を掬う方向とダンプする方向とに揺動させるためのバケット操作レバー208とを備えている。また、運転シート203の左側には、後述する旋回装置400により車体200を正逆方向に旋回させるための旋回操作レバー209が配置されている。
作業装置300は、ベース201の取付部201aの左右両端を挟むようにして回動軸201bを支軸として揺動可能に取り付けられた一対のアーム301L,301Rと、アーム301L,301Rを揺動させるための一対のリフトシリンダ302L,302Rと、一対のアーム301L,301Rの先端で挟持されるようにしてバケット回動軸301dを支軸として掬い上げる方向とダンプする方向とに揺動可能なバケット303と、バケット303を揺動させるためのバケットシリンダ304と、バケット303が接地していることを検出するバケット接地検出センサ305とを備えて構成されている。
アーム301は、へ字状に屈曲形成されている。アーム301は、アーム301L及びアーム301Rとに架設されたブリッジ301eを有しており、アーム301L及びアーム301Rとを接続している。ブリッジ301eは、アーム301L及びアーム301Rにおける屈曲部分のやや前方となる位置に一体的に設けられている。
リフトシリンダ302は、ベース201の側方の取付部201cに設けられたリフトシリンダ基端回動部201dにシリンダの基端部が回動可能に取り付けられる一方、ロッドの先端がアーム301の屈曲部分のやや前方に設けられたリフトシリンダロッド取付部301aに対して回動可能に取り付けられている。そのため、作動油がリフトシリンダ302のヘッド側室に送り込まれるとロッドが前進して、アーム301が回動軸201bを支軸として上方に揺動し、作動油がリフトシリンダ302のロッド側室に送り込まれるとロッドが後退して、アーム301が回動軸201bを支軸として下方に揺動する。すなわち、本実施形態では、アーム301がX1で示される位置とX2に示される位置の間で変位することができる。なお、リフトシリンダ302は、アームシリンダと呼称される場合もある。
バケット303は、先端に図示しない複数の掘削爪が水平方向に並設されており、バケット303を接地させながらローダ作業機1を前進させることで、土砂を掘削しながらバケット303内に収容し、掬い取ることができるようになっている。
アーム301におけるブリッジ301eの略中央に取付部301bが上方に向けて突設されており、取付部301bに設けられたバケットシリンダ基端回動部301cにバケットシリンダ304の基端部が回動可能に取り付けられている。また、バケットシリンダ304のロッドの先端は、バケット303の中央上端後部に設けられたバケットシリンダロッド取付部303aに対して回動可能に取り付けられている。そのため、作動油がバケットシリンダ304のヘッド側室に送り込まれるとロッドが前進して、バケット303がバケット回動軸301dを支軸としてダンプする方向に揺動し、作動油がバケットシリンダ304のロッド側室に送り込まれるとロッドが後退して、バケット303がバケット回動軸301dを支軸として掬う方向に揺動する。すなわち、本実施形態では、バケット303がY1で示す範囲で揺動可能とされ、バケット303によって掬われた土砂等の被運搬物を積み下ろす(ダンプする)ことができる。
従来のローダ作業機では、バケットシリンダのロッドをリンク機構を介してバケットに接続する構成とされていたので、アームの可動範囲に限界がある(例えば、アームを90度程度の範囲内でしか揺動させることができない)という問題があり、また、一対のアームの間に複雑なリンク機構を配する構成とされていたので、構造が複雑であるとともに部材の配置スペースに制約があり、設計の自由度が奪われてしまうという問題があった。これに対し、本実施形態では、従来のローダ作業機のように、リンク機構を用いてバケットを揺動させる構成とせず、バケットシリンダ304によって直接バケット303を揺動させる構成としたので、簡素な構造で実現できるとともにスペースの制約が低減されるので設計の自由度が増し、また、アーム301の揚送範囲を従来のローダ作業機よりも拡大させることができるようになる。
バケット接地検出センサ305は、例えば、リミットスイッチによって構成されており、バケットが接地したことを検出し、後述する制御部600(図3参照)に信号出力する。なお、本実施形態では、バケット303が接地したことをバケット接地検出センサ305による直接的な検出により実現したが、例えば、リフトシリンダ302とバケットシリンダ304のそれぞれに位置検出センサを設け、各シリンダの位置関係からバケット303が接地していることを検出するようにしてもよいし、バケット303に対する負荷を検出するセンサを設け、該センサによりバケット303が接地していることを検出するようにしてもよい。また、例えば、撮像装置を設け、画像分析によりバケット303が接地していることを検出するようにしてもよい。このように、バケット303が接地していることを検出することができる手段であれば、あらゆるものが適用可能である。なお、バケット303が完全に接地した状態を検出するものに限らず、例えば、バケット303と地面とが一定程度近接した状態となったことを検出するものを適用してもよい。
旋回装置400は、旋回ベアリング412を備えており、後述する旋回モータ410(図2参照)の駆動力が減速機411(図2参照)を介して旋回ベアリング412を周回させることにより、車体200を走行装置100に対し、軸Rを回転軸として正逆方向に旋回させることができる。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るローダ作業機1の油圧回路500について説明する。
図2に示すように、油圧ポンプユニット510は、第1油圧ポンプ512と、第2油圧ポンプ513とを備え、エンジンEGの駆動力により各ポンプが駆動し、油圧タンクTKに貯留された作動油を油圧回路500に送出する。
また、油圧回路500には、油圧ポンプユニット510の他、パイロット制御部520、作業操作制御部530、左走行動作制御部540L、右走行動作制御部540R、旋回操作制御部560、シリンダ動作制御部570、旋回動作制御部580とを備えて構成されている。
パイロット制御部520は、旋回ブレーキ制御弁521と、高低速切換制御弁523と、パイロット制御部520内における設定圧力を維持するためのリリーフ弁RF1とを備えて構成されている。
旋回ブレーキ制御弁521は、ソレノイドによって構成される旋回ブレーキ解除動作部522の駆動により切換可能な3ポート2位置切換弁である。旋回ブレーキ制御弁521は、ニュートラルではポンプライン(P)がブロックされるとともに、後述するブレーキシリンダ581のロッド側室がタンクライン(T)に接続される。また、旋回ブレーキ制御弁521が作動すると、ポンプライン(P)がブレーキシリンダ581のロッド側室に接続されて作動油が送出されるとともに、タンクライン(T)がブロックされる。
高低速切換制御弁523は、ソレノイドによって構成される高低速切換動作部524の駆動により切換可能な3ポート2位置切換弁である。高低速切換制御弁523は、ニュートラルではポンプライン(P)がブロックされるとともに、後述する高低速切換弁544,549のパイロット弁がタンクライン(T)に接続されて大気圧となる。また、高低速切換制御弁523が作動すると、ポンプライン(P)が高低速切換弁544,549のパイロット弁に接続されて作動油がパイロット油として送出されるとともに、タンクライン(T)がブロックされる。高低速切換制御弁523は、例えば、図示しない高低速切換スイッチを作業者WKが操作することにより高低速切換動作部524がON/OFF動作し、位置を切り換えることができる。
作業操作制御部530は、左クローラ用方向切換弁531と、右クローラ用方向切換弁532と、バケット用方向切換弁533と、アーム用方向切換弁534と、左クローラ用カットオフ弁535と、右クローラ用カットオフ弁536と、逆止弁CK2〜CK5と、作業操作制御部530内における設定圧力を維持するためのリリーフ弁RF2,RF3とを備えて構成されている。
左クローラ用方向切換弁531は、走行レバー(左)205の操作に応じて位置が切り換わるスプリングセンタ形6ポート3位置切換弁であり、走行レバー(左)205の操作方向に応じてポンプライン(P)及びタンクライン(T)とA2ポート及びB2ポートとの接続を切り換えることで、走行モータ110Lを正逆方向に回転させることができる。
右クローラ用方向切換弁532は、走行レバー(右)206の操作に応じて位置が切り換わるスプリングセンタ形6ポート3位置切換弁であり、走行レバー(右)206の操作方向に応じてポンプライン(P)及びタンクライン(T)とA3ポート及びB3ポートとの接続を切り換えることで、走行モータ110Rを正逆方向に回転させることができる。
バケット用方向切換弁533は、バケット操作レバー208の操作に応じて位置が切り換わるスプリングセンタ形6ポート3位置切換弁であり、バケット操作レバー208の操作方向に応じてポンプライン(P)及びタンクライン(T)とA1ポート及びB1ポートとの接続を切り換えることで、バケットシリンダ304のロッドを進退させ、バケット303を揺動させることができる。
アーム用方向切換弁534は、アーム操作レバー207の操作に応じて位置が切り換わるスプリングセンタ形6ポート3位置切換弁であり、アーム操作レバー207の操作方向に応じてポンプライン(P)及びタンクライン(T)とA4ポート及びB4ポートとの接続を切り換えることで、リフトシリンダ302L,302Rのロッドを進退させ、アーム301を揺動させることができる。また、本実施形態では、詳しくは後述するが、アーム用方向切換弁534が操作されると、リフトシリンダ302L,302Rとともにバケットシリンダ304も連動して動作するように回路設計がなされている。
本実施形態では、第一の油圧供給遮断切換弁としての左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536が設けられている。左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536は、それぞれソレノイドによって構成される走行モータカットオフ動作部537,538の駆動により切換可能な4ポート2位置切換弁であり、ニュートラルではポンプライン(P)及びタンクライン(T)がA2ポート(A3ポート)及びB2ポート(B3ポート)と接続可能な状態となり、左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536が作動すると、左クローラ用方向切換弁531及び右クローラ用方向切換弁532の位置に拘わらず、ポンプライン(P)及びタンクライン(T)がA2ポート(A3ポート)及びB2ポート(B3ポート)との接続を遮断し、走行装置100による走行が不能な状態となる。なお、左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536が作動した場合に、ポンプライン(P)とタンクライン(T)が接続(PT接続)されるように左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536が構成されてもよい。
左走行動作制御部540Lは、走行モータ(左)110Lと、減速機(左)111Lと、カウンターバランス弁541と、ブレーキ装置542と、シャトル弁543と、高低速切換弁544と、高速モード又は低速モードに切り換える高低速切換シリンダ545と、逆止弁CK6,CK7とを備えて構成されている。
右走行動作制御部540Rは、走行モータ(右)110Rと、減速機(右)111Rと、カウンターバランス弁546と、ブレーキ装置547と、シャトル弁548と、高低速切換弁549と、高低速切換シリンダ550と、逆止弁CK8,CK9とを備えて構成されている。なお、右走行動作制御部540Rの構成は、左走行動作制御部540Lと同様であり、走行モータ(右)110R及び減速機(右)111Rは、それぞれ走行モータ(左)110L及び減速機(左)111Lに対応し、カウンターバランス弁546と、ブレーキ装置547と、シャトル弁548と、高低速切換弁549と、高低速切換シリンダ550と及び逆止弁CK8,CK9は、それぞれ、カウンターバランス弁541と、ブレーキ装置542と、シャトル弁543と、高低速切換弁544と、高低速切換シリンダ545と、逆止弁CK6,CK7に対応している。
旋回操作制御部560は、旋回モータ用方向切換弁561と、旋回モータ用カットオフ弁562と、逆止弁CK10と、旋回操作制御部560内における設定圧力を維持するためのリリーフ弁RF6とを備えて構成されている。
旋回モータ用方向切換弁561は、左右それぞれに設けられたパイロット弁への圧油に応じて位置が切り換わるスプリングセンタ形6ポート3位置切換弁であり、旋回操作レバー209の操作に応じて、パイロット油を送出するパイロット弁を選択できるようになっている。センタ位置では、第2油圧ポンプ513からのポンプライン(P)がタンクライン(T)に接続され、パイロット制御部520に作動油が送出される。このとき、旋回モータ410に接続されるAポート及びBポートはブロックされる。また、旋回操作レバー209の操作方向に応じてポンプライン(P)及びタンクライン(T)とAポート及びBポートとの接続を切り換えることで、旋回モータ410を正逆方向に回転させることができる。なお、旋回動作制御部580から戻された作動油は、タンクライン(T)を介してパイロット制御部520に送出される。
また、本実施形態では、旋回モータ用カットオフ弁562が設けられている。旋回モータ用カットオフ弁562は、ソレノイドによって構成される旋回モータカットオフ動作部563の駆動により切換可能な4ポート2位置切換弁であり、ニュートラルでは旋回操作レバー209からのパイロット油が旋回モータ用方向切換弁561の左右のパイロット弁と接続可能な状態となり、旋回モータ用カットオフ弁562が作動すると、旋回操作レバー209の操作に拘わらず、旋回操作レバー209からのパイロット油の旋回モータ用方向切換弁561のパイロット弁への送出が遮断され、旋回モータ410の回転が不能な状態となる。すなわち、走行装置100に対する車体200の旋回が不可能な状態となる。なお、旋回モータ用カットオフ弁を、旋回モータ410に接続されるAポート及びBポートの前段に設け、旋回モータ410への作動油の送出を遮断可能に構成されたものであってもよい。
シリンダ動作制御部570は、シリンダ動作制御部570内における設定圧力を維持するためのリリーフ弁RF4,RF5とを備えて構成されている。
本実施形態におけるシリンダ動作制御部570では、D0ポートが作業操作制御部530のA1ポートと接続されており、C0ポートが作業操作制御部530のB1ポートと接続されている。すなわち、C0ポート及びD0ポートは、バケット用方向切換弁533からのポンプライン(P)及びタンクライン(T)に接続されている。D0ポートは、バケットシリンダ304のヘッド側室、リフトシリンダ(左)302Lのロッド側室及びリフトシリンダ(右)のロッド側室に接続されている。また、C0ポートは、バケットシリンダ304のロッド側室に接続されている。
また、本実施形態におけるシリンダ動作制御部570では、B0ポートが作業操作制御部530のA4ポートと接続されており、A0ポートが作業操作制御部530のB4ポートと接続されている。すなわち、A0ポート及びB0ポートは、アーム用方向切換弁534からのポンプライン(P)及びタンクライン(T)に接続されている。B0ポートは、リフトシリンダ(左)302Lのヘッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのヘッド側室に接続されているが、リフトシリンダ(左)302Lのロッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室が直接タンクライン(T)に接続されておらず、詳しくは後述するが、リフトシリンダ(左)302Lのロッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室から排出された作動油がバケットシリンダ304のヘッド側室に送り込まれる構成とされている。また、A0ポートは、バケットシリンダ304のロッド側室に接続しているが、リフトシリンダ(左)302L及びリフトシリンダ(右)302Rには直接接続されておらず、詳しくは後述するが、バケットシリンダ304のヘッド側室から排出された作動油がリフトシリンダ(左)302L及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室に送り込まれる構成とされている。すなわち、本実施形態では、リフトシリンダ302とバケットシリンダ304とが直列に接続されているということができる。
本実施形態では上述したように構成されているので、アーム操作レバー207がアーム301を揚送する方向に操作されると、ポンプライン(P)がシリンダ動作制御部570のB0ポートに接続され、タンクライン(T)がA0ポートに接続される。このとき、バケット用方向切換弁533がニュートラルとされていてC0ポート及びD0ポートはブロックされている。その結果、シリンダ動作制御部570のB0ポートに送り込まれた作動油は、最初に、リフトシリンダ(左)302Lのヘッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのヘッド側室に送り込まれる。その一方で、リフトシリンダ(左)302Lのロッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室から作動油が排出される。排出される作動油の流量は、リフトシリンダ(左)302L及びリフトシリンダ(右)302Rのピストンのロッド側の有効断面積に依存するため、リフトシリンダ(左)302Lのヘッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのヘッド側室に送り込まれる作動油の流量に対して所定割合に絞られた流量の作動油がリフトシリンダ(左)302Lのロッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室から排出される。このとき、バケット用方向切換弁533がニュートラルとされていてD0ポートはブロックされているため、リフトシリンダ(左)302Lのロッド側室及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室から排出された流量の作動油がバケットシリンダ304のヘッド側室に送り込まれることとなる。すると、リフトシリンダ(左)302L及びリフトシリンダ(右)302Rに送り込まれた作動油の流量に応じてロッドが前進してアーム301が上昇するとともに、アーム301の上昇に応じた量だけバケット303がダンプする方向に揺動する。すなわち、図4のα1〜α5に示すように、バケット303を掬う位置にしてアーム301を上昇させると、バケット303もこれに応じて揺動し、その結果、アーム301のある一定の移動範囲においてバケット303が略同じ姿勢(すなわち、地面に対して略水平となる姿勢)で維持される。そのため、アーム301を上昇させる際にバケット303の揺動操作を行うことなく、バケット303に掬われた土砂を安定して高所まで揚送することができ、作業効率を向上させることができるようになる。
反対に、アーム操作レバー207がアーム301を下降する方向に操作されると、ポンプライン(P)がシリンダ動作制御部570のA0に接続され、タンクライン(T)がB0ポートに接続される。このとき、バケット用方向切換弁533がニュートラルとされていてC0ポート及びD0ポートはブロックされている。その結果、シリンダ動作制御部570のA0ポートに送り込まれた作動油は、最初に、バケットシリンダ304のロッド側室に送り込まれ、その一方で、バケットシリンダ304のヘッド側室から作動油が排出され、バケットシリンダ304から排出された流量の作動油がリフトシリンダ(左)302L及びリフトシリンダ(右)302Rのロッド側室に送り込まれる。すると、バケット303が掬う方向に揺動しながらアーム301が下降する。
なお、リフトシリンダ302及びバケットシリンダ304の仕様に応じて、バケットシリンダ304のヘッド側室の前段に可変絞り弁やチョーク等の絞り部を設けるようにして、リフトシリンダ302から排出されてバケットシリンダ304に送り込まれる作動油の流量を調整可能に構成してもよい。この場合において、アーム301の上昇操作時にのみ可変絞り弁等が作動するように構成されてもよい。
また、本実施形態では上述したように構成されているので、バケット操作レバー208が操作されてバケットシリンダ304に作動油が送り込まれる場合には、アーム用方向切換弁534がニュートラルになっていることからシリンダ動作制御部570のB0ポート及びA0ポートはブロックされており、その結果、リフトシリンダ302には作動油が送り込まれず、バケットシリンダ304にのみ作動油が送り込まれ、バケット303のみ揺動させることができる。
旋回動作制御部580は、旋回モータ410と、減速機411と、ブレーキシリンダ581と、旋回モータ410の位置を検出する旋回位置検出センサ582と、逆止弁CK11,CK12と、リリーフ弁RF7,RF8とを備えて構成されている。
旋回モータ410は、旋回操作制御部560からの圧油により正逆方向に回転することができる。より具体的には、旋回モータ用方向切換弁561が切り換えられると、旋回操作制御部560から作動油が送出され、旋回モータ410が回転する。旋回モータ用方向切換弁561がセンター位置となって旋回モータ410への圧油の供給が停止されると、旋回モータ410の慣性により供給側の油圧ラインが背圧となる一方、旋回モータ410の排出側の油圧ラインの油圧が高圧力(サージ圧力)となる。そのため、逆止弁CK11,CK12及びリリーフ弁RF7,RF8がブレーキ装置として機能し、排出側の作動油がリリーフ弁RF7,RF8により供給側に供給されるとともに、油圧タンクTKからの作動油が逆止弁CK11,CK12を通って供給側に供給されることにより、旋回動作制御部580内の油圧が安定し、旋回モータ410への負荷を軽減しつつ旋回モータ410を安定して停止させることができるようになっている。
旋回位置検出センサ582は、旋回モータ410の位置を検出することにより、走行装置100の直進方向に対して車体200が所定角度(例えば、10度)以上旋回している状態であるか否かを検出することができる。旋回位置検出センサ582は、例えば、旋回モータ410の回転量を検出するエンコーダを適用してもよいし、車体200が走行装置に対して所定角度以上旋回した場合に信号を出力することができるリミットスイッチやフォトセンサや磁気センサ等のあらゆる検出器を適用してもよい。なお、旋回位置検出センサ582による検出角度は、本発明の目的を達成できる範囲で適宜設定することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るローダ作業機1の電気制御系機能ブロック図について説明する。
ローダ作業機1は、制御部600を備えている。制御部600は、図示しないCPU、ROM及びRAMを備えており、ROMに記録されたプログラムやデータに基づいて、電気的制御を行う。本実施形態では、特に、旋回位置検出センサ582やバケット接地検出センサ305からの検出信号を入力し、走行モータカットオフ動作部537,538、旋回モータカットオフ動作部563、旋回ブレーキ解除動作部522、高低速切換動作部524に作動信号を出力する。
より具体的には、制御部600は、旋回位置検出センサ582からの検出信号に基づいて、走行装置100に対する車体200の旋回角度が所定範囲(例えば、正面に対して左右10度以内)であるか否かを判定する。制御部600は、走行装置100に対する車体200の旋回角度が所定範囲を超えていると判定した場合には、走行モータカットオフ動作部537,538に作動信号を出力し、左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536を作動させ、走行装置100による走行を不能な状態にする。
また、制御部600は、バケット接地検出センサ305からの検出信号に基づいて、バケット303が接地している状態であるか否かを判定する。制御部600は、バケット303が接地している状態であると判定した場合には、旋回モータ用カットオフ動作部563に作動信号を出力し、旋回モータ用カットオフ弁562を作動させ、旋回装置400による車体200の旋回動作を不能な状態にする。
以上説明したように、本実施形態のローダ作業機1は、運転シート203を有する車体200と、車体200に装着された作業装置300と、車体200を支持する走行装置100と、走行装置100を制御する作業操作制御部530、左走行動作制御部540L、右走行動作制御部540R及び制御部600と、走行装置100に対して車体200を旋回させる旋回装置400とを備えている。また、旋回位置検出センサ582は、走行装置100の直進方向に対して車体200が所定角度(例えば、10度)以上旋回している状態を検出する。また、作業操作制御部530、左走行動作制御部540L、右走行動作制御部540R及び制御部600は、旋回位置検出センサ582によって、走行装置100の直進方向に対して車体200が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、走行装置100による走行を不能に制御する。その結果、例えば、地面の掘削や整地作業時に車体が旋回している状態で前進させたり、あるいは、走行装置に対して車体が旋回した状態で走行させようとした場合に、走行不能に制御されるので、車体が不安定な状態となることが抑制され、より安定した作業を実現することができる。
また、本実施形態によれば、走行レバー205,206は、作業者WKによる走行操作が可能である。走行装置100は、油圧により走行を実現させるための左右一対の走行モータ110L,110Rを含んでいる。左クローラ用方向切換弁531及び右クローラ用方向切換弁532は、一対の走行モータ110L,110Rのそれぞれに対応して設けられて走行レバー205,206による操作により油圧ルートを切り換えることによって走行装置100の走行方向及び走行停止を切り換え可能である。左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ用カットオフ弁536は、走行レバー205,206による操作に拘わらず、一対の走行モータ110L,110Rへの油圧の供給を遮断する。作業操作制御部530、左走行動作制御部540L、右走行動作制御部540R及び制御部600は、旋回位置検出センサ582によって走行装置100の直進方向に対して車体200が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、左クローラ用カットオフ弁535及び右クローラ―用カットオフ弁536が機能して走行装置100による走行を不能にする。その結果、誤操作による走行を防止することができ、安全性がより高まる。
また、本実施形態によれば、アーム301は、車体200に対して上下方向に揺動可能に支持される。バケット303は、アーム301の先端に対して掬う方向とダンプする方向とに揺動可能に支持される。バケット接地検出センサ305は、バケットが接地した状態であることを検出する。旋回操作制御部560は、旋回装置400を制御する。旋回操作制御部560は、バケット接地検出センサ305によって、バケット303が接地した状態であることを検出した場合に、旋回装置400による車体200の旋回を不能に制御する。その結果、作業中に車体が旋回されることが抑制されるので、作業安定性をより高めることができるようになる。
また、本実施形態によれば、旋回レバー209は、作業者WKによる旋回操作が可能である。旋回モータ410は、油圧により車体200の旋回を実現させる。旋回モータ用方向切換弁561は、旋回モータ410に対応して設けられて旋回レバー209による操作により油圧ルートを切り換えることによって車体200の正逆方向の旋回及び旋回停止を切り換え可能である。旋回モータ用カットオフ弁562は、旋回レバー209による操作に拘わらず、旋回モータ410への油圧の供給を遮断することが可能である。旋回操作制御部560は、バケット接地検出センサ305によって、バケット303が接地した状態であることを検出した場合に、旋回モータ用カットオフ弁562が機能して車体200の旋回を不能にする。その結果、バケットによる掘削時に旋回させようとしても、旋回が不能とされるので、作業中の誤操作による車体の旋回を防止でき、安全性がより高まる。
また、本実施形態のローダ作業機1は、車体200と、アーム301と、アームシリンダ302と、バケット303と、バケットシリンダ304と、アーム操作レバー207と、アーム用方向切換弁534とを備えている。アーム301は、基端部が車体200に対して上下方向に揺動可能に支軸されている。アームシリンダ302は、基端部が車体200に対して回動可能に支軸されるとともに、先端部がアーム301に対して回動可能に取り付けられて、アーム301を揺動させることができる。バケット303は、アーム301の先端部に対して掬う方向とダンプする方向とに揺動可能に支軸されている。バケットシリンダ304は、基端部がアーム301に対して回動可能に支軸されるとともに、先端部がバケット303に対して回動可能に取り付けられて、バケット303を揺動させることができる。アーム操作レバー207は、作業者WKによるアーム301の揺動操作が可能である。アーム用方向切換弁534は、アーム操作レバー207の操作により第1油圧ポンプ512からの作動油を供給するルートを切り換え可能である。アーム用方向切換弁534がアーム301を上昇させる方向に切り換えられた場合には、作動油がアームシリンダ302とともにバケットシリンダ304にも供給されることで、アーム301の上昇に連動してバケット303が揺動するように構成されている。その結果、複雑なリンク機構を必要とせずに簡素な構造で実現できてスペースの制約も低減され、また、リンク機構が不要となったことからアームの揚送範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態では、アームシリンダ302に供給される作動油の流量に対する所定割合の作動油がバケットシリンダ304に供給されるようにしたので、バケットの動作を容易に制御できる。
また、本実施形態では、アームシリンダ302のヘッド側室に作動油が供給されることによりアームシリンダ302のロッド側室から排出される作動油がバケットシリンダ304のヘッド側室に供給されることで、アームシリンダ302に供給される作動油の流量に対する所定割合の作動油がバケットシリンダ304に供給される。その結果、アームシリンダに供給する作動油の一定割合に絞られた流量の作動油をバケットシリンダに供給することができるので、簡素な構造で実現することができる。
また、本実施形態では、バケット操作レバー208は、作業者WKによるバケット303の揺動操作が可能である。バケット用方向切換弁533は、バケット操作レバー208の操作により第1油圧ポンプ512からの作動油を供給するルートを切り換え可能である。バケット用方向切換弁533がバケット303を揺動する位置に切り換えられた場合には、作動油がバケットシリンダ304にのみ供給され、アームシリンダ302には供給されないようにした。その結果、バケットの揺動動作のみをアームとは独立して行うことができるので、操作性に優れたローダ作業機を提供できるようになる。
また、本実施形態では、バケット用方向切換弁533がバケットを揺動する位置に切り換えられた場合には、第1油圧ポンプからの作動油がバケットシリンダ304に供給されるとともに、バケットシリンダ304の作動油の排出側が大気圧とされる一方、アームシリンダ302へ作動油を供給するルートがブロックされることで、作動油がバケットシリンダ304にのみ供給され、アームシリンダ302には供給されないようにしたので、バケットの揺動動作中におけるアームの誤動作を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 ローダ作業機
100 走行装置
110L,110R 走行モータ
200 車体
205,206 走行レバー(走行操作手段)
203 運転シート(運転台)
207 アーム操作レバー(アーム操作手段)
208 バケット操作レバー(バケット操作手段)
209 旋回操作レバー(旋回操作手段)
300 作業装置
301 アーム
302 リフトシリンダ(アームシリンダ)
303 バケット
304 バケットシリンダ
305 バケット接地検出センサ(接地検出手段)
400 旋回装置
410 旋回モータ
500 油圧回路
530 作業操作制御部(走行制御手段)
531 左クローラ用方向切換弁(走行方向切換弁)
532 右クローラ用方向切換弁(走行方向切換弁)
533 バケット用方向切換弁(バケット方向切換弁)
534 アーム用方向切換弁(アーム方向切換弁)
537 左クローラ用カットオフ弁(第一の油圧供給遮断切換弁)
538 右クローラ用カットオフ弁(第一の油圧供給遮断切換弁)
540L 左走行動作制御部(走行制御手段)
540R 右走行動作制御部(走行制御手段)
560 旋回操作制御部(旋回制御手段)
561 旋回モータ用方向切換弁(旋回方向切換弁)
563 旋回モータ用カットオフ弁(第二の油圧供給遮断切換弁)
582 旋回位置検出センサ(車体位置検出手段)
600 制御部(走行制御手段)
上記目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、
運転台を有する車体と、前記車体に装着された作業装置と、前記車体を支持する走行装置と、前記走行装置を制御する走行制御手段と、前記走行装置に対して前記車体を旋回させる旋回装置とを備えた作業車両であって、
前記走行装置の直進方向に対する前記車体の旋回位置を検出する車体位置検出手段を備え、
前記走行制御手段は、前記車体位置検出手段の検出結果に基づいて前記走行装置の直進方向に対して前記車体が直進方向に向いていないと判断した場合に該走行装置による走行を不能に制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、
オペレータによる走行操作が可能な走行操作手段を備え、
前記走行装置は、油圧により走行を実現させるための左右一対の走行モータを含み、
前記走行制御手段は、前記一対の走行モータのそれぞれに対応して設けられて前記走行操作手段による操作により油圧ルートを切り換えることによって前記走行装置の走行方向及び走行停止を切り換え可能な一対の走行方向切換弁と、前記走行操作手段による操作に拘わらず、前記一対の走行モータへの油圧の供給を遮断するための第一の油圧供給遮断切換弁とを有し、前記車体位置検出手段の検出結果に基づいて前記走行装置の直進方向に対して前記車体が直進方向に向いていないと判断した場合に、前記第一の油圧供給遮断切換弁が機能して該走行装置による走行を不能にすることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 運転台を有する車体と、前記車体に装着された作業装置と、前記車体を支持する走行装置と、前記走行装置を制御する走行制御手段と、前記走行装置に対して前記車体を旋回させる旋回装置とを備えた作業車両であって、
    前記走行装置の直進方向に対して前記車体が所定角度以上旋回している状態を検出する車体位置検出手段を備え、
    前記走行制御手段は、前記車体位置検出手段によって、前記走行装置の直進方向に対して前記車体が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、該走行装置による走行を不能に制御することを特徴とする作業車両。
  2. オペレータによる走行操作が可能な走行操作手段を備え、
    前記走行装置は、油圧により走行を実現させるための左右一対の走行モータを含み、
    前記走行制御手段は、前記一対の走行モータのそれぞれに対応して設けられて前記走行操作手段による操作により油圧ルートを切り換えることによって前記走行装置の走行方向及び走行停止を切り換え可能な一対の走行方向切換弁と、前記走行操作手段による操作に拘わらず、前記一対の走行モータへの油圧の供給を遮断するための第一の油圧供給遮断切換弁とを有し、前記車体位置検出手段によって、前記走行装置の直進方向に対して前記車体が所定角度以上旋回している状態であることを検出した場合に、前記第一の油圧供給遮断切換弁が機能して該走行装置による走行を不能にすることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記作業装置は、前記車体に対して上下方向に揺動可能に支持されたアームと、前記アームの先端に軸支され、掬う方向とダンプする方向とに揺動可能なバケットとを有し、
    前記バケットが接地した状態であること検出する接地検出手段と、
    前記旋回装置を制御する旋回制御手段とを備え、
    前記旋回制御手段は、前記接地検出手段によって、前記バケットが接地した状態であることを検出した場合に、前記旋回装置による前記車体の旋回を不能に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両。
  4. オペレータによる旋回操作が可能な旋回操作手段を備え、
    前記旋回装置は、油圧により前記車体の旋回を実現させるための旋回モータを含み、
    前記旋回制御手段は、前記旋回モータに対応して設けられて前記旋回操作手段による操作により油圧ルートを切り換えることによって前記車体の正逆方向の旋回及び旋回停止を切り換え可能な旋回方向切換弁と、前記旋回操作手段による操作に拘わらず、前記旋回モータへの油圧の供給を遮断するための第二の油圧供給遮断切換弁とを有し、前記接地検出手段によって、前記バケットが接地した状態であることを検出した場合に、前記第二の油圧供給遮断切換弁が機能して前記車体の旋回を不能にすることを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
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