JPH0660658U - 建設機械における旋回速度調節装置 - Google Patents

建設機械における旋回速度調節装置

Info

Publication number
JPH0660658U
JPH0660658U JP215993U JP215993U JPH0660658U JP H0660658 U JPH0660658 U JP H0660658U JP 215993 U JP215993 U JP 215993U JP 215993 U JP215993 U JP 215993U JP H0660658 U JPH0660658 U JP H0660658U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
swivel base
construction machine
control valve
excavator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP215993U
Other languages
English (en)
Inventor
道也 田部
敏幸 江頭
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイレイ工業株式会社 filed Critical セイレイ工業株式会社
Priority to JP215993U priority Critical patent/JPH0660658U/ja
Publication of JPH0660658U publication Critical patent/JPH0660658U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械が傾斜地で作業を行う場合でも、旋
回台の旋回を一定速度で行うことにより、その作業性を
向上させることができる。 【構成】 クローラ走行装置(3) の上部に、旋回台(5)
を設けて、旋回モータ(15)を介して旋回自在とするとと
もに、同旋回台(15)の前部に、掘削装置(8) を具備し
て、油圧機構により作動可能としてなる建設機械におい
て、旋回台(5) に、建設機械の機体傾斜を検知する角度
検知体(18)を設けて、同角度検知体(18)を制御装置(20)
に接続するとともに、旋回モータ(5) への油路中に、供
給作動油の油圧調節を行う油圧調節弁(19)を取付け、角
度検知体(18)からの検出信号にもとづいて油圧調節弁(1
9)を作動させ、旋回モータ(15)の速度を調節自在に構成
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械における旋回速度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バックホー等の建設機械は、油圧機構を利用して旋回、掘削等の各作動 を行っており、旋回台に作動油を溜めるタンクと、作動油を強制的に送る油圧モ ータと、各作動部に作動油を選択的に供給するコントロールバルブとを設けてお り、同バルブからの作動油を旋回モータ、掘削作業装置の油圧シリンダ等に送っ て、各作動を行うようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の建設機械は、以下のような課題を有していた。即ち、傾斜地に おいて作業を行う際に、建設機械の機体が傾斜し、この状態において、旋回台を 旋回させると、掘削装置の重さによって、旋回台の旋回速度が速くなったりして 、その作業性を悪くしていた。
【0004】 また、建設機械は、掘削装置によって掘削作業を行っている場合等においても 、旋回台の旋回速度が異なり、旋回台を旋回させる際に、掘削装置に油圧の負荷 がかかっているので、旋回モータへの油圧が低下することとなり、同様の旋回を 行うことができないという不具合があった。
【0005】 本考案は、上記の課題を解決することができる建設機械を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、クローラ走行装置の上部に、旋回台を設けて、旋回モータを介し て旋回自在とするとともに、同旋回台の前部に、掘削装置を具備して、油圧機構 により作動可能としてなる建設機械において、旋回台に、建設機械の機体傾斜を 検知する角度検知体を設けて、同角度検知体を制御装置に接続するとともに、旋 回モータへの油路中に、供給作動油の油圧調節を行う油圧調節弁を取付け、角度 検知体からの検出信号にもとづいて油圧調節弁を作動させ、旋回モータの速度を 調節自在に構成したことを特徴とする建設機械における旋回速度調節装置。
【0007】 また、本考案は、掘削装置への油路中に、掘削装置の作動を検出する圧力検知 体を設けて、同検知体からの検出信号にもとづいて油圧調節弁を作動可能に構成 したことを特徴としている。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、図1の側面図において、1は本 考案に係る建設機械としてのバックホーを示し、同バックホー1は、左右一対の クローラ2を装備したクローラ走行装置3の略中央部に、旋回基台4を立設し、 さらに、同旋回基台4上に、略円形状の旋回台5を旋回自在に載置して、同旋回 台5上の左側部に、運転部を有する運転部6、その右側部に原動機等を収納した ボンネット7を配設している。
【0009】 また、旋回台5の前端部には、掘削装置8の基端部を上下回動自在に枢着して いる。かかる掘削装置8は、図1に示すように、旋回台5にブームブラケット9 を介してブーム10の基端部を上下回動自在に取付け、さらに、同ブーム10の先端 部に、アーム11を枢着するとともに、同アーム11の先端部にバケット12を取付け ている。そして、掘削装置8の各部に油圧シリンダ13を配設して、掘削作業を行 うようにしている。なお、14は走行フレーム3に設けた排土板を示す。
【0010】 上記の構成において、バックホー1には、旋回台5の旋回速度調節装置Aを設 けており、以下、その構成について詳説する。即ち、旋回台5には、図2及び図 3に示すように、旋回モータ15を配設し、その旋回駆動ギア15a を旋回基台4内 に設けた歯車に噛合して、同旋回駆動ギア15a の正逆回転により、同旋回台5を 左右方向に旋回させており、さらに、同旋回モータ15には、油圧モータ等の油圧 機構に連通したコントロールバルブ16を接続して、同バルブ16から各油圧供給パ イプ17a,17b,17c を介して油圧シリンダ13及び旋回モータ15を連通連結して、掘 削作業、旋回作業を行うようにしている。
【0011】 本考案では、図2に示すように、旋回台5に、機体の傾斜を検出する角度検知 体18を取付けるとともに、旋回モータ15の油圧供給パイプ17a,17b の中途部に、 バイバスパイプ17d を介して各パイプ17a,17b を接続し、同バイパスパイプ17d に、油圧調節弁19,19 をそれぞれ設け、角度検知体18からの検出信号にもとづい て各油圧調節弁19,19 を作動させるようにしている。
【0012】 本実施例では、角度検知体18に、油圧調節弁19,19 に作動信号を送信する制御 装置20が接続されており、同制御装置20において、角度検知体18からの検出信号 にもとづいて演算処理され、各油圧調節弁19,19 に作動信号を出力するようにし ている。
【0013】 そして、傾斜地等において作業する際に、バックホー1の傾斜を角度検知体18 が検出して、その検出信号を制御装置20に送り、同制御装置20で処理された作動 信号を各油圧調節弁19,19 に送って、各油圧調節弁19,19 を作動して、旋回モー タ15への作動油の油圧を低下させることにより、掘削装置8の重さにかかわらず 、旋回台5を一定速度で旋回することができる。
【0014】 また、本実施例では、図3に示すように、掘削装置8の油圧シリンダ13への油 圧供給パイプ17c において、同パイプ17c に圧力検知体21を取付けるとともに、 同検知体21に、各油圧調節弁19,19 を制御する制御装置20を接続して、掘削装置 8を作動した際において、各油圧調節弁19,19 を作動させて、旋回モータ15への 油圧調節を行い、掘削装置8の作動にかかわらず、旋回台5を一定速度で旋回す るようにしている。
【0015】 次いで、上記構成において、バックホー1の機体傾斜を検出する角度検知体18 は、図4に示すように、旋回台5の旋回中心部には、スイベルシャフト22設けて おり、同シャフト22の周りに、複数のケース23を配設するとともに、各ケース23 中に、通電性の液体24をそれぞれ収納し、さらに、同ケース23の外側上部にセン サ素子25を取付けている。
【0016】 かかるセンサ素子25の下部には、2本の端子26,27 をケース23中に突設してお り、ケース23が傾斜した際に、いずれか一方のセンサ素子25の各端子26,27 の両 方に液体24が接触して、センサ素子25が通電状態となり、バックホー1の傾斜状 態を検出するものである。さらに、センサ素子25からの信号を制御装置20に送り 、旋回モータ15への油圧を調節して、その旋回を一定速度で行うようにしている 。
【0017】
【考案の効果】
本考案では、傾斜地等において作業する際に、バックホーの機体傾斜を角度検 知体が検出して、その信号にもとづいて各油圧調節弁を作動させて、旋回モータ への油圧を調節を行うことにより、掘削装置の重さにかかわらず、旋回台を一定 速度で旋回することができ、その作業性を向上させることができるとともに、危 険防止が可能である。
【0018】 また、掘削装置の油圧シリンダへの油圧供給パイプにおいて、同パイプに圧力 検知体を取付けるとともに、同検知体に、各油圧調節弁を制御する制御装置を接 続して、掘削装置を作動した際において、各油圧調節弁を作動させて、旋回モー タへの油圧調節を行い、掘削装置の作動にかかわらず、旋回台を一定速度で旋回 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバックホーの全体側面図である。
【図2】旋回速度調節装置を示す模式図である。
【図3】旋回速度調節装置を示す模式図である。
【図4】バックホーに設けた角度検知体の構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 バックホー 2 クローラ 6 運転部 8 掘削装置 15 旋回モータ 18 角度検知体 19 油圧調節弁 20 制御装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行装置(3) の上部に、旋回台
    (5) を設けて、旋回モータ(15)を介して旋回自在とする
    とともに、同旋回台(5) の前部に、掘削装置(8) を具備
    して、油圧機構により作動可能としてなる建設機械にお
    いて、 旋回台(5) に、建設機械の機体傾斜を検知する角度検知
    体(18)を設けて、同角度検知体(18)を制御装置(20)に接
    続するとともに、旋回モータ(15)への油路中に、供給作
    動油の油圧調節を行う油圧調節弁(19)を取付け、角度検
    知体(18)からの検出信号にもとづいて油圧調節弁(19)を
    作動させ、旋回モータ(15)の速度を調節自在に構成した
    ことを特徴とする建設機械における旋回速度調節装置。
  2. 【請求項2】 掘削装置(8) への油路中に、掘削装置
    (8) の作動を検出する圧力検知体(21)を設けて、同検知
    体(21)からの検出信号にもとづいて油圧調節弁(19)を作
    動可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の建設
    機械における旋回速度調節装置。
JP215993U 1993-01-29 1993-01-29 建設機械における旋回速度調節装置 Pending JPH0660658U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215993U JPH0660658U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 建設機械における旋回速度調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215993U JPH0660658U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 建設機械における旋回速度調節装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660658U true JPH0660658U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11521582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP215993U Pending JPH0660658U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 建設機械における旋回速度調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0660658U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015067993A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ダイキン工業株式会社 建設機械
JP2015067994A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ダイキン工業株式会社 建設機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015067993A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ダイキン工業株式会社 建設機械
JP2015067994A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ダイキン工業株式会社 建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7341949B2 (ja) ショベル及びショベル用の制御装置
US6609315B1 (en) Automatic backhoe tool orientation control
JP5020528B2 (ja) 建設機械の監視装置
JP3929039B2 (ja) スイング式油圧ショベルのスイング制御装置
WO2014112164A1 (ja) 油圧モータの制御装置
JPH0660658U (ja) 建設機械における旋回速度調節装置
JP3634601B2 (ja) 旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置
JP4484606B2 (ja) 油圧シリンダの圧力検出構造
JP4262643B2 (ja) 油圧シリンダの保持弁取付構造
KR102181127B1 (ko) 건설기계
EP3974585B1 (en) Construction machine
JPH05202532A (ja) 多関節建設機械の作業機操作装置
JPH10338945A (ja) 旋回角度自動検出機構付きスイベルジョイント装置
JP6722627B2 (ja) 油圧ショベル
JP6695288B2 (ja) 建設機械
JPH0699946B2 (ja) 建設機械の走行方向制御装置
JP2539471Y2 (ja) 油圧ショベルのフロント駆動回路
JP2020193444A (ja) 作業車両
JP2004262303A (ja) 作業車両
JPH0720206Y2 (ja) 昇降ラダー付き旋回式作業機
JP2021025324A (ja) 建設機械
KR20090070530A (ko) 백호 로더의 시트 연동형 유압 제어 시스템
JPS62206127A (ja) 土木建設機械の油圧制御装置
JP2000045336A (ja) 建設機械
JPH064972B2 (ja) 掘削機